JP7068216B2 - 基地局装置、ユーザ装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、移動通信ネットワークのユーザ装置に対するグループページング技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において、マシン型通信(MTC)が定義されている。MTC用のユーザ装置(UE)は、機器の遠隔制御や、機器が検知するデータの収集のために当該機器に取り付けられ、人の操作を介することなく、その目的に応じた通信を行う。将来的には、多数のMTC用のユーザ装置(UE)(以下、単に、UEと表記する。)が移動通信ネットワーク内に配備されることが予想されている。ここで、多数のUEが配備されると、UEが開始するランダムアクセス手順(以下、RA手順)において、UEが同時に同じランダムアクセスプリアンブル(以下、RAP)を選択する確率、つまり、RA手順の衝突確率が高くなる。
このため、3GPPは、移動通信ネットワークがRA手順を制御する"プル型"のアプローチを定義している。プル型のアプローチにおいて、移動通信ネットワークは、RA手順を開始させるUEに対してページングメッセージを送信する。ページングメッセージを受信したUEは、RA手順を開始する。さらに、UEをグループ化し、ページングメッセージにおいて個々のUEではなくグループを指定することで、指定したグループ内の総てのUEにRA手順を開始させるグループページング技術も提案されている。しかしながら、グループページングにおいては、グループ内のUEが同時にRA手順を開始するため、グループ内のUE数が増加するとRA手順の衝突確率が増加する。
このため、非特許文献1は、グループページングにおいて、バックオフ期間を設けることを提案している。具体的には、自装置が属するグループが指定されたページングメッセージを受信したUEは、ランダムなバックオフ期間だけ待機した後にRA手順を開始する。また、非特許文献2は、グループを指定してRA手順を開始させる場合において、移動通信ネットワークが、UEに閾値を通知することで、RA手順の衝突確率を低くする構成を開示している。具体的には、自装置が属するグループが指定されたページングメッセージを受信したUEは、ランダム値を生成し、生成したランダム値が閾値以下であると、RA手順を開始する。
C.H.Wei,et al.,"Performance Analysis of Group Paging for Machine-Type Communications in LTE Networks",in IEEE Transactions on Vehicular Technology,vol.62,no.7,pp.3371-3382,2013年9月 R.Harwahyu,et al.,"Analysis of group paging with pre-backoff",EURASIP Journal on Wireless Communications and Networking,vol.2015,no.1,p.34,2015年
非特許文献1及び非特許文献2の構成によりRA手順の衝突確率を低くすることができるが、RA手順の衝突は、依然、生じ得る。
本発明は、グループページングにおいてランダムアクセス手順の衝突を抑えることができる技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、基地局装置は、コアネットワークより複数のユーザ装置が含まれるグループを指定した第1ページングメッセージを受信する受信手段と、前記受信手段が前記第1ページングメッセージを受信したことに応答して、前記グループに割当てることができるランダムアクセスプリアンブルの割当可能数を決定する決定手段と、前記グループを前記割当可能数以下の複数のサブグループに分割するサブグループ化手段と、前記複数のサブグループそれぞれに前記ランダムアクセスプリアンブルを割り当てる割当手段と、前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置を特定する情報と、前記複数のサブグループそれぞれに割り当てた前記ランダムアクセスプリアンブルを示す情報と、を含む第2ページングメッセージを無線により送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、グループページングにおいてランダムアクセス手順の衝突を抑えることができる。
一実施形態による移動通信ネットワークの構成図。 一実施形態によるコアネットワークが管理するグループ情報を示す図。 一実施形態によるグループページングのシーケンス図。 一実施形態によるサブグループ化の説明図。 グループページングメッセージとRA機会との関係を示す図。 一実施形態によるサブグループ化の説明図。 一実施形態によるサブグループ化の説明図。 一実施形態による基地局装置の構成図。 一実施形態によるユーザ装置の構成図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。さらに、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による移動通信ネットワークの構成図である。移動通信ネットワークのコアネットワーク2は、基地局装置(以下、単に基地局と表記する)1と接続する。基地局1は、セル4を提供する。セル4内には、複数のUE3が配置される。なお、UE3は、MTC用のユーザ装置である。本実施形態において、UE3は、セル4内に配置(設置)された際、基地局1を介して、コアネットワーク2内の図示しない管理装置に登録要求メッセージを送信する。管理装置は、UE3から登録要求メッセージを受信すると、当該UE3が属するグループと、当該グループにおける当該UE3のデバイス識別子(DID)を決定し、当該グループのグループ識別子(GID)と、当該UE3のDIDを、当該UE3に通知する。なお、DIDは、グループ内において連番とし、管理装置は、当該UE3が属すると決定したグループ内のDIDの最大値に1を加えた値を、当該UE3のDIDとする。また、当該UE3が属する新たなグループを作成する場合、管理装置は、作成したグループのGIDを割り当てて、当該UE3のDIDを#1とする。
図2は、管理装置が保持するグループ情報の一例を示している。グループ情報は、GIDと、当該GIDに対応するグループに属するUE3のDIDと、を示す情報である。なお、グループ情報は、基地局それぞれに対応して作成される。図2によると、GID#1で特定されるグループには、DID#1~DID#100の計100個のUE3が属している。また、図2よると、GID#2で特定されるグループには、DID#1~DID#112の計112個のUE3が属している。なお、どの様にグループを作成するかについては任意である。例えば、管理装置は、UE3の属性に応じてグループ化することができる。例えば、管理装置は、電力用のスマートメータに使用されるUEを同じグループにし、水道用のスマートメータに使用されるUE3を同じグループにすることができる。また、管理装置は、UEの所有者(契約者)に応じてUE3をグループ化することができる。いずれにしても、登録処理により、UE3は、自装置が属するグループのGIDと、自装置のDIDを取得する。
図3は、本実施形態によるグループページングのシーケンス図である。S1において、コアネットワーク2は、基地局1にページングメッセージを送信する。当該ページングメッセージには、RA手順を開始させるグループのGIDと、当該グループのDIDの最大値が含められる。例えば、S1で基地局1に送信されるページングメッセージは、図2のGID#1で特定されるグループを指定するものであるため、当該ページメッセージには、GID#1と、GID#1で特定されるグループ内のDIDの最大値である100が、当該ページンメッセージに含められる。
基地局1は、ページングメッセージを受信すると、S2で、ページングメッセージで指定されたグループをサブグループ化し、かつ、各サブグループへのランダムアクセスプリアンブル(RAP)の割り当てを行う。なお、S2の処理において、基地局1は、当該基地局が使用するRAPの内、当該グループに割り当てることができるRAPの最大数(以下、割当可能数)を決定し、割当可能数に基づきサブグループ化を行う。例えば、S2において、割当可能数を16とする。この場合、基地局1は、GID#1のDIDの最大値100を割当可能数16で割った値の小数点以下を切り上げた値を求め、この値をサブグループ内のUEの最大数とする。本例においては、100/16=6.25であるため、小数点以下を切り上げた値は7となる。したがって、基地局1は、各サブグループのUEの数を7以下にする。なお、基地局1は、同じサブグループ内のUEのDIDが連続する様にサブグループ化する。
図4は、サブグループ化の一例を示している。図4において、基地局1は、DID#(7×(x-1)+1)~DID#(7×(x-1)+7)を、サブグループ#xのUEとする様にサブグループ化を行っている。図4に示す様に、本例では、15個のサブグループにサブグループ化され、サブグループ#1~#14は、それぞれ、DIDが連続する7個のUE3を含み、最後のサブグループ#15は、DIDが連続する2つのUE3を含んでいる。
サブグループ化の後、基地局1は、各サブグループそれぞれに1つのRAPを割り当てる。図4の例において、サブグループ#k(kは1から15までの整数)には、RAP#kを割り当てている。なお、本例では、GID#1のグループに割当てできるRAPの最大数(割当可能数)を16としたが、サブグループ数が15となったため、GID#1のグループに割当てたRAPの合計数は15になっている。
サブグループ化及びRAPの割り当てが完了すると、基地局1は、S3で、ページングメッセージを無線によりブロードキャストする。このページングメッセージには、RA手順を開始させるグループのGID、本例ではGID#1と、割当テーブルを含める。割当テーブルとは、図4のDIDとプリアンブルシーケンスの部分である。つまり、割当テーブルは、1つのサブグループに含まれるUE3のDIDを示す情報と、当該サブグループに割り当てたRAPを示す情報と、を含む情報である。同じサブグループに属するUE3のDIDは連続しているため、1つのサブグループに含まれるUE3のDIDについては、その範囲により指定することができる。例えば、図4のサブグループ#1については、DID#1及びDID#7を示す情報により、DID#1~DID#7の7個のUE3が同じサブグループであることを示すことができる。
セル4内のUE3は、S3で送信されたページングメッセージを受信すると、当該ページングメッセージに含まれるGIDが、自装置が属するグループのものであるかを判定する。そして、受信したページングメッセージに含まれるGIDが、自装置が属するグループのものではないと、UE3は、受信したページングメッセージを無視する。一方、受信したページングメッセージに含まれるGIDが、自装置が属するグループのものであると、UE3は、図3のS4及びS5の処理を実行する。つまり、図3の例においては、登録処理においてGID#1が通知されたUE3のみがS4及びS5の処理を実行する。
まず、GID#1のグループに属するUE3は、S4において、受信したページングメッセージに含まれる割当テーブルに基づき自装置が使用するRAPと、自装置が属するサブグループ内のUE3の数(順序決定値)を判定する。例えば、DID#1~#7が割り当てられたUE3は、図4より、RAP#1を使用すると判定し、かつ、順序決定値を7と判定する。サブグループ#2~サブグループ#14についても同様である。一方、DID#99及びDID#100が割り当てられたUE3は、図4より、RAP#15を使用すると判定し、かつ、順序決定値を2と判定する。
UE3は、自装置のDIDを順序決定値で割った余りに基づきRAを行うタイミングを決定する。具体的には、UE3は、自装置のDIDを順序決定値で割った余りに1を加えた値を順序値として求める。例えば、サブグループ#1に属するDID#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7が割り当てられたUE3は、それぞれ、順序値として2、3、4、5、6、7、1を得る。この順序値は、ページングメッセージを受信した後の最初のRA機会からの順番を示している。例えば、図5に示す様に、タイミング90で、ページングメッセージを受信したものとする。この場合、RA機会91は、最初のRA機会であり、RA機会92は、2番目のRA機会であり、RA機会93は、3番目のRA機会であり、RA機会97は、7番目のRA機会である。DID#1が割り当てられたUE3の順序値は2であるため、DID#1が割り当てられたUE3は、2番目のRA機会92において、RA手順を開始する。また、サブグループ#15に属するDID#99及び#100が割り当てられたUE3は、それぞれ、順序値として2及び1を得る。したがって、DID#99が割り当てられたUE3は、2番目のRA機会92において、RA手順を開始し、DID#100が割り当てられたUE3は、最初のRA機会91において、RA手順を開始する。各UE3は、S5において、自装置のRAタイミングになると、自装置が属するサブグループに割当てられたRAPを使用してRA手順を開始する。例えば、サブグループ#1に属するUE3は、RAP#1を使用してRAを行う。
以上、基地局1は、グループページングを行う際、当該グループに属するUE3に割り当てられたDIDの最大値と、当該グループに割当て可能なRAPの数に基づき当該グループをサブグループに分割する。なお、その際、同じサブグループに属するUE3のDIDは連番となる様にする。そして、サブグループに対して1つのRAPを割り当てる。サブグループ内のUE3は、そのDIDに基づき複数のRAタイミング(RA機会)から、自装置がRA手順を開始するRAタイミングを判定する。本実施形態において、同じサブグループに属するUEのDIDは連番であり、かつ、RAタイミングは、サブグループに属するUE数の剰余演算で決定されるため、同じサブグループに属するUE3は、それぞれ、異なるタイミングでRA手順を開始する。なお、異なるサブグループに属するUE3は、同じRAタイミングでRA手順を開始するが、異なるサブグループに属するUE3が使用するRAPは異なるため、RA手順の衝突は生じない。
なお、例えば、基地局1が提供するセル4内に設置されたUE3が、他の基地局のセルに移設されたものとする。この場合、当該UE3は、他の基地局のセル内に設置された際に、登録処理を行って、当該他の基地局におけるグループに加えられる。しかしながら、本実施形態においては、元の基地局1のグループ情報を直ちに変更しない。例えば、図2のGID#1のDID#2のUE3が他の基地局に移設されたとする。この場合、GID#1の実際のUE数は99になり、かつ、DID#2のUE3はセル4内に存在しないことになる。しかしながら、本実施形態では、GID#1のグループ情報からDID#2を直ちに削除しない。これは、DID#2を削除すると、サブグループ化においてサブグループ内のDIDを連番することができなくなるからである。
しかしながら、UE3の配置変更が頻繁に行われると、実際にRA手順が開始されないRA機会が多くなる。例えば、図2のGID#1のDID#2のUE3が他の基地局に移設されたものとする。ここで、図4に示す様にサブグループ化が行われた場合、DID#2のUE3が存在しないため、図5のRA機会93においてRA手順を開始するUE3は、サブグループ#1には存在しない。このため、図示しない管理装置は、例えば、グループ内の所定数のUE3が他の基地局に移設されると、DIDを変更することができる。具体的には、グループ内のUE3のうち、セル4内に存在しなくなったUE3が所定数に達すると、グループ内の残りのUE3のDIDが連続する番号となる様にDIDの変更を行い、制御信号により変更後のUE3のDIDを、各UE3に通知する。なお、1つのUE3が他の基地局に移設される度に、DIDの変更を行う構成とすることもできる。この場合、グループのサブグループへの分割を、当該グループに属するUEの数と、当該グループに割当て可能なRAPの数とに基づき行うことができる。
なお、図4に示すGID#1のグループのサブグループへの分割は一例であり、基地局1は、サブグループ内のDIDが連続し、かつ、サブグループ数が割当可能数以下との条件の下、任意の方法でサブグループ化を行うことができる。図6は、GID#1のグループのサブグループ化の他の例を示している。図6によると、GID#1のグループは、割当可能数と同じ16のサブグループに分割されている。ここで、サブグループ#1~#4のUE3の数は7であり、サブグループ#5~16のUE3の数は6である。
また、本実施形態では、UE3は、自装置が属するサブグループ内のUE3の数を順序決定値としていた。例えば、図4のサブグループ化の場合、サブグループ#1~#14のUE3の順序決定値は7であり、サブグループ#15のUE3の順序決定値は2であった。同様に、図6のサブグループ化の場合、サブグループ#1~#4のUE3の順序決定値は7であり、サブグループ#5~#16のUE3の順序決定値は6である。しかしながら、各サブグループのUE3の数の最大値を順序決定値とすることができる。この場合、図4及び図5のサブグループ化の両方において、総てのUE3の順序決定値は7となる。さらに、UE3が順序決定値を判定するのではなく、基地局1が、各サブグループのUE3が使用する順序決定値をページングメッセージに含めてUE3に通知する構成とすることができる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態においては、グループ内のDIDを連続させ、かつ、サブグループ化においてもサブグループ内のDIDを連番としていた。本実施形態では、グループ内のDIDを連続させるとの制限と、サブグループ内のDIDを連続させるとの制限を廃止させる。なお、本実施形態では、UE3が他のセルに移設されると、コアネットワーク2の図示しない管理装置は、直ちに、グループ情報から移設されたUE3に割り当てていたDIDを削除することができる。
例えば、図2のグループの状態のときに、GID#1を指定したページングメッセージを受信すると、基地局1は、第一実施形態と同様に、割当可能数を決定し、割当可能数に基づきサブグループ内のUEの最大数を求める。なお、本実施形態では、グループ内のUE3のDIDの最大値ではなく、グループ内のUE3の実際の数を割当可能数で除することでサブグループ内のUEの最大数を求める。本例でも第一実施形態と同様に、割当可能数を16とし、よって、基地局1は、第一実施形態と同様にサブグループのUE3の最大数を7とする。基地局1は、サブグループ内のUE3の最大数が7との条件内でサブグループ化を行う。なお、サブグループの数については、第一実施形態と同様に割当可能数以下とする。
例えば、図7に示す様に、サブグループ#1に属するUE3が、DID#1、DID#8、DID#20、DID#16、DID#30、DID#99、DID#9の7個であったものとする。この場合、第一実施形態と同様に順序値を決定すると、DID#1、DID#8及びDID#99の順序値は共に2となり、RA手順の衝突が生じる。しかしながら、本実施形態においてUE3は、所定の規則に従い順序値を判定する。なお、図7の様にサブグループ化した場合、基地局1は、UE3にサブグループを通知するために、同じサブグループに属するUE3のDIDの範囲(最小値及び最大値)をページングメッセージに含めるのではなく、同じサブグループに属するDIDを列挙した情報をページングメッセージに含める。したがって、各UE3は、同じサブグループに属するUE3のDIDを判定することができる。
例えば、所定の規則をDIDの昇順とすることができる。この場合、サブグループ#1の内の最もDIDが小さいDID#1のUE3は、順序値が1であると判定し、最もDIDが大きいDID#99のUE3は、順序値が7であると判定する。また、所定の規則をDIDの降順とすることができる。この場合、サブグループ#1の内の最もDIDが大きいDID#99のUE3は、順序値が1であると判定し、最もDIDが小さいDID#1のUE3は、順序値が7であると判定する。さらに、所定の規則をページングメッセージにおける列挙の順番とすることができる。例えば、図7に示す順でDIDが列挙されたものとすると、最初に示されたDID#1のUE3は順序値が1であると判定し、最後に示されたDID#9のUE3は順序値が7であると判定する。
以上、本実施形態では、ページングメッセージにおいてDIDを列挙する必要があるが、任意のDIDが割り当てられたUE3を同じサブグループにすることができる。したがって、グループ内のUE3のDIDを連続させる必要はない。よって、UE3の他のセルへの移設によりUE3のDIDを変更する必要もない。
<第三実施形態>
なお、第一実施形態の様に、グループのDIDを連続させ、かつ、サブグループのDIDを連続させたうえで、順序値については第二実施形態の様に、剰余演算を行うことなく判定する構成とすることができる。この場合、ページングメッセージにおいてDIDを列挙する必要はなくなる。また、第一実施形態では、サブグループのDIDを連続させるとしたが、順序決定値に基づく剰余演算の結果がサブグループ内の総てのUE3で異なるのであれば、サブグループ内のDIDは連続していなくとも良い。しかしながら、この場合、ページングメッセージにおいてDIDを列挙する必要がある。
<基地局1の構成>
図8は、上記各実施形態の基地局1の構成図である。通信部10は、コアネットワーク2と通信する。例えば、通信部10は、コアネットワーク2からグループを指定した第1ページングメッセージを受信する。RAP数決定部11は、通信部10が第1ページングメッセージを受信したことに応答して、第1ページングメッセージで指定されたグループに割当てることができるRAP数、つまり、割当可能数を決定する。分割部12は、上記各実施形態で説明した様に、第1ページングメッセージで指定されたグループを、割当可能数以下の複数のサブグループに分割する。割当部13は、複数のサブグループそれぞれにRAPを割り当てる。そして、無線通信部14は、複数のサブグループそれぞれに含まれるUEを特定するDIDと、複数のサブグループそれぞれに割り当てたRAPを示す情報と、を含む第2ページングメッセージを無線により送信する。
<UE3の構成>
図8は、上記各実施形態のUE3の構成図である。保持部30は、UE3が属するグループのGID及びUE3に割り当てられた当該グループにおけるDIDを保持する。なお、UE3は、コアネットワーク2の管理装置に対して登録処理を行うことで、GID及びDIDを取得する。無線通信部33は、基地局1と無線通信を行う。例えば、無線通信部33は、基地局1から、複数のサブグループそれぞれに属するUE3をDIDで示し、かつ、複数のサブグループそれぞれに割り当てられたRAPを示すページングメッセージを受信する。判定部31は、保持部30が保持するDIDと、無線通信部33が受信したページングメッセージと、に基づき、各実施形態で説明した様に、自装置が属するサブグループにおいてランダアクセス手順を開始する順番、つまり、順序値を判定する。RA実行部32は、判定部31が判定した順番に従い、自装置が属するサブグループに割り当てられたRAPを使用してRA手順を実行する。
なお、基地局1は、基地局の1つ以上のプロセッサで実行されると、実施形態で説明した様に当該基地局を機能・動作させるプログラムにより実現することができる。同様に、UE3は、UEの1つ以上のプロセッサで実行されると、実施形態で説明した様に当該UEを機能・動作させるプログラムにより実現することができる。これらコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
10:通信部、11:RAP数決定部、12:分割部、13:割当部、14:無線通信部

Claims (9)

  1. コアネットワークより複数のユーザ装置が含まれるグループを指定した第1ページングメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記第1ページングメッセージを受信したことに応答して、前記グループに割当てることができるランダムアクセスプリアンブルの割当可能数を決定する決定手段と、
    前記グループを前記割当可能数以下の複数のサブグループに分割するサブグループ化手段と、
    前記複数のサブグループそれぞれに前記ランダムアクセスプリアンブルを割り当てる割当手段と、
    前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置を特定する情報と、前記複数のサブグループそれぞれに割り当てた前記ランダムアクセスプリアンブルを示す情報と、を含む第2ページングメッセージを無線により送信する送信手段と、
    を備えていることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記サブグループ化手段は、前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置の数を第1数以下とし、前記第1数は、前記グループに含まれる前記複数のユーザ装置の数を、前記割当可能数で除した値の小数点以下を切り上げた数であることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記グループに含まれる前記複数のユーザ装置には連番の識別子が割り当てられており、
    前記サブグループ化手段は、前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置の識別子が連続する様に、前記グループを前記複数のサブグループに分割することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記グループに含まれる前記複数のユーザ装置には連番の識別子が割り当てられており、
    前記サブグループ化手段は、前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置の数を第1数以下とし、前記第1数は、前記グループに含まれる前記複数のユーザ装置に割り当てられている識別子の最大値を、前記割当可能数で除した値の小数点以下を切り上げた数であることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 前記サブグループ化手段は、前記複数のサブグループそれぞれに含まれるユーザ装置の識別子が連続する様に、前記グループを前記複数のサブグループに分割することを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
  6. 基地局装置の1つ以上のプロセッサで実行されると、前記基地局装置を請求項1から5のいずれか1項に記載の基地局装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 識別子を保持する保持手段と、
    基地局装置より、複数のサブグループそれぞれに属するユーザ装置を識別子で示し、かつ、前記複数のサブグループそれぞれに割り当てられたランダムアクセスプリアンブルを示すページングメッセージを受信する受信手段と、
    前記保持手段が保持する前記識別子と、前記受信手段が受信したページングメッセージと、に基づき、自装置が属するサブグループにおいてランダアクセス手順を開始する順番を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した順番に従い、自装置が属するサブグループに割り当てられたランダムアクセスプリアンブルを使用してランダムアクセス手順を実行する実行手段と、
    を備え
    前記判定手段は、自装置が属するサブグループに含まれるユーザ装置の識別子の前記ペ ージングメッセージにおける格納順序に基づき、当該サブグループにおいてランダムアク セス手順を開始する順番を判定することを特徴とするユーザ装置。
  8. 識別子を保持する保持手段と、
    基地局装置より、複数のサブグループそれぞれに属するユーザ装置を識別子で示し、か つ、前記複数のサブグループそれぞれに割り当てられたランダムアクセスプリアンブルを 示すページングメッセージを受信する受信手段と、
    前記保持手段が保持する前記識別子と、前記受信手段が受信したページングメッセージ と、に基づき、自装置が属するサブグループにおいてランダムアクセス手順を開始する順 番を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した順番に従い、自装置が属するサブグループに割り当てられたラ ンダムアクセスプリアンブルを使用してランダムアクセス手順を実行する実行手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記保持手段が保持する識別子と、前記ページングメッセージに含まれる順序決定値との剰余算により、当該サブグループにおいてランダアクセス手順を開始する順番を判定することを特徴とするユーザ装置。
  9. ユーザ装置の1つ以上のプロセッサで実行されると、前記ユーザ装置を請求項7又は8に記載のユーザ装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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