JP2020508158A - 灌流システム、および灌流システムとともに使用するための流れセンサ - Google Patents

灌流システム、および灌流システムとともに使用するための流れセンサ Download PDF

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Abstract

流れ検知デバイスが、導管内を流れる流体の流量を検知するために使用され得る。システムが、治療学的医療用流体の注入流量の閉ループ制御のために流れ検知デバイスを使用して治療学的医療用流体を患者に制御可能に注入するために使用され得る。処置中、測定プロセスの少なくとも1回の較正、および、少なくとも1つの較正値の記憶が行われる。制御ユニットが、測定デバイスによって行われた少なくとも1つの測定を利用しかつ少なくとも1つの較正値を考慮に入れながら、制御弁またはシリンジポンプを所望の流量に向けて調整する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2017年2月23日に出願した米国仮出願第62/462,426号の利益を主張するものである。先行出願の開示は、本出願の開示の一部と見なされる(また、参照により本出願の開示に組み込まれる)。
本開示は、導管内を流れる流体の流量を検知するために使用される流れ検知デバイスに関する。本開示はまた、治療学的医療用流体の注入流量の閉ループ制御のために流れ検知デバイスを使用して治療学的医療用流体を患者に制御可能に注入するためのシステムに関する。
従来の灌流デバイスでは、灌流液体を保持する容器が、点滴容器の隣に位置決めされ、点滴容器には、灌流導管、特に灌流チューブが接続される。灌流導管の自由端には、灌流を受ける患者の血管に挿入される灌流針がある。灌流導管は、灌流チューブを通過する灌流液体量の流速、したがって時間単位当たりに患者に投与される灌流液体の量を制御することができる、手動で動作される制御弁を取り付けられる。
そのような灌流デバイスの使用中、時間単位当たりに患者に供給される灌流液体の量は、灌流導管内の制御弁によって調整され、その目的は、患者の生理的要求を満たすことである。しかし、この処置は、流速の測定を達成しないし、灌流の経過も監視されない。この灌流の投与の変形形態では、灌流容器および点滴容器の代わりにシリンジポンプが使用される。この場合でも、流速は測定されないし、灌流の経過も監視されない。
本開示は、導管内を流れる流体の流量を検知するために使用される流れ検知デバイスについて説明する。本開示はまた、治療学的医療用流体の注入流量の閉ループ制御のために流れ検知デバイスを使用して治療学的医療用流体を患者に制御可能に注入するためのシステムについて説明する。
時間単位当たりに患者に投与される灌流液体の量を測定することを可能にし、それにより、流速が制御されること、および、灌流導管を通る灌流液体の流れにおけるいかなる変化(例えば、灌流チューブの閉塞による変化)も検出されることを可能にするために、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の速度を測定するために灌流導管に沿って位置決めされる(例えば、灌流導管に当接するが固着されない)測定デバイスの使用について説明する。測定された灌流液体の流量は、表示器上に示され得る。本開示はまた、制御ユニットについて説明し、この制御ユニットには、測定デバイスから読取り値が送信され、また、この制御ユニットにより、時間単位当たりに患者に供給される灌流液体の量を調整するために制御/調整弁が動作される。
1つの態様では、本開示は、リザーバから治療学的医療用流体を分注するためのシリンジポンプデバイスに関連する。そのようなシリンジポンプデバイスは、(i)ハウジングと、(ii)ハウジングに結合され、かつ、リザーバと流体連通している注入チューブに医療用流体が押し込まれるようにリザーバ内の医療用流体を加圧するように構成された、駆動組立体と、(iii)ハウジングに結合され、かつ、駆動組立体と電気通信している制御装置と、(iv)制御装置と電気通信しており、かつ、注入チューブの外径に分離可能に当接するように構成された流量センサであって、加熱器および単一の温度センサを備える流量センサと、を含む。
別の態様では、本開示は、シリンジポンプから医療用流体を制御可能に分注するための方法に関連する。方法は、(1)デバイスの制御装置において、医療用流体の目標流量に対応する流量入力信号を受信するステップと、(2)制御装置により、流量入力信号に基づく駆動信号をデバイスの駆動システムに送信するステップと、(3)制御装置において、単一の温度センサを含む流量センサから、医療用流体の検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップと、(4)制御装置により、目標流量を検出された流量と比較するステップと、(5)制御装置により、流量測定信号に応答して駆動信号を調節するステップと、を含む。
別の態様では、本開示は、シリンジから医療用流体を分注するためのデバイスを対象とする。そのようなデバイスは、(a)シリンジをハウジングに解放可能に結合するための構造を含むハウジングと、(b)ハウジングに結合され、かつ、シリンジからシリンジに結合された注入チューブ内への医療用流体の分注を推進するように構成された駆動組立体と、(c)ハウジングに結合され、かつ、駆動組立体と電気通信している制御装置と、(d)制御装置と電気通信している少なくとも1つの温度センサを含み、かつ、シリンジがハウジングに結合されているときに注入チューブの外径に当接するように構成された流量センサであって、注入チューブに固定されない流量センサと、を含む。
シリンジから医療用流体を分注するためのそのようなデバイスは、場合により以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。少なくとも1つの温度センサは、唯一の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、2つ以上の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、3つ以上の温度センサであり得る。
別の態様では、本開示は、シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するための方法を対象とする。そのような方法は、(i)シリンジと解放可能に結合されるように構成されたシリンジポンプハウジングに結合された制御装置において、医療用流体の目標流量に対応する流量入力信号を受信するステップと、(ii)制御装置により、流量入力信号に基づく駆動信号をシリンジポンプの駆動システムに送信するステップであって、駆動システムが、医療用流体がシリンジから注入チューブ内に流れるようにシリンジ内のプランジャの移動を推進するように構成されている、ステップと、(iii)制御装置において、少なくとも1つの温度センサを含む流量センサから、注入チューブ内の医療用流体の検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップであって、流量センサが、注入チューブの外径に当接しているが注入チューブに取り付けられていない、ステップと、(iv)制御装置により、目標流量を検出された流量と比較するステップと、(v)制御装置により、流量測定信号に応答して駆動信号を調節するステップと、を含む。
シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するためのそのような方法は、場合により、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。少なくとも1つの温度センサは、唯一の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、2つ以上の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、3つ以上の温度センサであり得る。場合によっては、検出される流量は、シリンジポンプの高さ変化に応答して変化し、駆動信号を調節するステップは、高さ変化を補償して流量を目標流量に合致させることを含む。
別の態様では、本開示は、シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するための方法を対象とする。そのような方法は、(a)シリンジと解放可能に結合するように構成されたシリンジポンプハウジングに結合された制御装置により、第1の駆動信号をシリンジポンプの駆動システムに送信するステップであって、第1の駆動信号が、駆動システムの第1の速度に対応する、ステップと、(b)制御装置において、少なくとも1つの温度センサを含む流量センサから、注入チューブ内の医療用流体の最初に検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップであって、流量センサが、注入チューブの外径に当接しているが注入チューブに取り付けられていない、ステップと、(c)流量測定信号の受信に応答して、制御装置により、第2の駆動信号を駆動システムに送信するステップであって、第2の駆動信号が、駆動システムの第2の速度に対応する、ステップと、を含む。第1の速度は、第2の速度を上回る。
シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するためのそのような方法は、場合により、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。少なくとも1つの温度センサは、唯一の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、2つ以上の温度センサであり得る。少なくとも1つの温度センサは、3つ以上の温度センサであり得る。
別の態様では、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスを対象とする。制御デバイスは、(1)灌流導管に当接するように構成された流量センサであって、灌流導管に固定されない、流量センサと、(2)灌流導管を流れる灌流液体の流量を調整するために灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、(3)流量センサおよび調整弁と通信している制御ユニットであって、加熱要素に供給される電圧が温度センサをわたる電圧降下と平衡している間に加熱要素をわたる電圧降下を検出することに基づいて灌流液体の流量を判定するように構成され、かつ、灌流液体の判定された流量に基づいて調整弁を調節するように構成された、制御ユニットと、を含む。流量センサは、灌流液体の温度を検出する単一の温度センサ、および、温度センサから離間された加熱要素を含む。
別の態様では、本開示は、(1)加熱要素と、(2)加熱要素の第1の側に配置された第1の温度センサと、(3)加熱要素の第2の側に配置された第2の温度センサであって、加熱要素の第2の側が、加熱要素の第1の側の反対側である、第2の温度センサと、(4)加熱要素の第2の側に配置された第3の温度センサと、を含む、多モード流量センサを対象とする。多モード流量センサは、(i)第1の流量検知モード、および、(ii)第1の流量検知モードとは異なる第2の流量検知モードで動作可能である。第3の温度センサは、第1の流量検知モードには使用されない。第1および第2の温度センサは、第2の流量検知モードには使用されない。
別の態様では、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスを対象とする。制御デバイスは、(a)灌流導管に当接するように構成された流量センサ(流量センサは、灌流導管に固定されない)と、(b)灌流導管を流れる灌流液体の流量を調整するために灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、(c)流量センサおよび調整弁と通信している制御ユニットと、を含む。制御ユニットは、第1および第2の温度センサによって検出される温度の差を使用して第1の流量検知モードにおいて灌流液体の流量を判定するように構成される。制御ユニットは、加熱要素に供給される電圧が第3の温度センサをわたる電圧降下と平衡している間に検出された加熱要素をわたる電圧降下に基づいて第2の流量検知モードにおいて灌流液体の流量を判定するように構成される。制御ユニットは、灌流液体の判定された流量に基づいて調整弁を調節するように構成される。流量センサは、単一の温度センサ(温度センサは、灌流液体の温度を検出する)、および、温度センサから離間された加熱要素を含む。
別の態様では、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の流量を判定するためのデバイスに関連する。デバイスは、灌流導管に当接するように構成された流量センサ(流量センサは、灌流導管に固定されない)、および、流量センサと通信している制御ユニットを含む。制御ユニットは、加熱要素に電圧が加えられたときの第1の時刻と加熱要素に加えられた電圧に対応する温度センサの抵抗の変化が検出されたときの第2の時刻との間の時間差に基づいて灌流液体の流量を判定するように構成される。流量センサは、単一の温度センサ、および、温度センサから離間された加熱要素を含む。
別の態様では、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスを対象とする。制御デバイスは、(i)灌流導管に当接するように構成された流量センサ(流量センサは、灌流導管に固定されない)と、(ii)灌流導管を流れる灌流液体の流量を調整するために灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、(iii)流量センサおよび調整弁と通信している制御ユニットと、を含む。制御ユニットは、加熱要素に電圧が加えられたときの第1の時刻と加熱要素に加えられた電圧に対応する温度センサの抵抗の変化が検出されたときの第2の時刻との間の時間差に基づいて灌流液体の流量を判定するように構成される。制御ユニットは、灌流液体の判定された流量に基づいて調整弁を調節するように構成される。流量センサは、単一の温度センサ、および、温度センサから離間された加熱要素を含む。
別の態様では、本開示は、灌流導管を流れる灌流液体の流量を判定するためのデバイスを対象とする。デバイスは、(a)灌流導管に当接するように構成された2つの流量センサ(流量センサは、灌流導管に固定されない)と、(b)流量センサと通信している制御ユニットと、を含む。制御ユニットは、第1の温度センサおよび第2の温度センサの検出された温度上昇間の時間差を利用して灌流液体の流量を判定するように構成される。流量センサのそれぞれは、第1の温度センサ、第2の温度センサ、および、第1の温度センサと第2の温度センサとの間の加熱要素を含む。
時間単位当たりに灌流導管を流れる灌流液体の量の正確な測定を行うには、測定プロセスを較正すること、すなわち、灌流導管を流れる灌流液体の量の観点から測定プロセスを決定するパラメータを検出すること、および、それらのパラメータを記憶することが必須である。この目的のために、全ての灌流導管、特に全ての灌流チューブは、理想的には、特定の灌流導管が使用されているときに流速の正確な測定を促進するのに較正データが利用可能であるように、その特定の灌流チューブに対する較正データが保存される記憶デバイスを備えるべきである。しかし、灌流導管、特に灌流チューブは、灌流のために1回だけ使用されて処分されるので、これは、耐え難い高コストをもたらすであろう。
したがって、本明細書において説明されるシステムおよび方法は、的確な量の灌流液体が時間単位当たりに患者に投与されることを可能にする灌流デバイスを動作させるための経済的可能性のある手順を作り出すという目的を有する。以下でさらに説明されるように、これは、測定プロセス(例えば、液滴検出器またはシリンジポンプ)の較正を少なくとも1回行うことにより、また、意図された流量のための少なくとも1つの較正値を考慮に入れながら時間単位当たりに灌流導管を流れる灌流液体の少なくとも1回の量を測定する(制御弁またはシリンジポンプは、測定デバイスによって得られた少なくとも1つの測定値を使用することにより灌流中に調整される)ことにより、達成される。
較正値を保存しながら数回の較正を連続的に行うことが望ましい。その際、少なくとも1回の較正が、灌流が始まる前または灌流が始まるときに行われ得る。さらに、較正は、灌流を調整するために較正値のうちの少なくともいくつかを使用しながら、灌流中、または灌流の継続時間全体を通して行われてもよい。
本明細書において説明される測定デバイスは極めて感度が高いので、そのような測定デバイスはまた、時間単位当たりに注入導管を流れる灌流液体の少なくとも1回の量を測定するための液滴検出器として有利に使用され得る。
灌流中に誤動作が生じた場合、誤動作は、有利には、本明細書において説明されるシステムおよび方法を使用して検出されて、調整ユニットによって表示され得る。さらに、灌流は、必要であれば調整ユニットによって停止され得る。
特段の定めのない限り、本明細書において使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明に関係する当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において説明される方法および材料に類似したまたは同等の方法および材料が、本発明を実践するために使用され得るが、適切な方法および材料が、本明細書において説明される。本明細書において言及される全ての公刊物、特許出願、特許、および他の参考文献は、参照によりその全体が組み込まれる。矛盾がある場合、定義を含む本明細書が管理する。さらに、材料、方法、および例は、単に例示的なものであり、限定的なものとして意図されていない。
本発明の1つまたは複数の実施形態の詳細が、添付の図面および本明細書における説明に記載される。本発明の他の特徴、目的、および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
導管に当接された(しかし、導管に固着されない)例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 図1の流れ検知デバイスを動作させるために使用され得る例示的な概略回路図である。 図1の流れ検知デバイスの出力信号を示すグラフである。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 図4の流れ検知デバイスを動作させるために使用され得る例示的な概略回路図である。 図4の流れ検知デバイスの出力信号を示すグラフである。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 熱パルスを出力している図7の流れ検知デバイスおよび熱バルスの検出を示す、時間ベースのプロットである。 図7の構成の別の図である。 一連の熱パルスを出力している図9の流れ検知デバイスおよび一連の熱パルスの検出を示す、時間ベースのプロットである。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 熱パルスを出力している図11の流れ検知デバイスおよび熱パルスの検出を示す、時間ベースのプロットである。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 熱パルスを出力している図13の流れ検知デバイスおよび熱パルスの検出を示す、時間ベースのプロットである。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 導管に当接された(しかし、導管に固着されていない)別の例示的な流れ検知デバイスを有する灌流導管の断面の斜視図である。 図16の流れ検知デバイスを動作させるために使用され得る例示的な概略回路図である。 図16の流れ検知デバイスの出力信号を示すグラフである。 いくつかの実施形態による例示的なシリンジポンプシステムの斜視図である。 図19の例示的なシリンジポンプシステムの概略図である。 図19の例示的なシリンジポンプシステムの一部分の概略図である。 図19の例示的なシリンジポンプシステムの固有のシステムコンプライアンスによる注入流体の時間遅延を示す、時間ベースのプロットである。 (図22に示されたような)注入流体の時間遅延が、本明細書において提供される概念に従って減少され得ることを示す、時間ベースのプロットである。 図19の例示的なシリンジポンプシステムから注入を受けている患者の斜視図である。 図19のシリンジポンプシステムの高さの変化に関連するボーラスが、本明細書において提供される概念に従って軽減され得ることを示す、時間ベースのプロットである。 図19のシリンジポンプシステムの高さの変化に関連するボーラスが、本明細書において提供される概念に従って軽減され得ることを示す、時間ベースのプロットである。 例示的な注入システムの斜視図である。 調整弁および流れ検知デバイスを含む例示的な注入制御システムの図である。 調整弁および流れ検知デバイスを含む例示的な注入制御システムの図である。 調整弁および流れ検知デバイスを含む例示的な注入制御システムの図である。 調整弁および流れ検知デバイスを含む例示的な注入制御システムの図である。
全体を通して、同様の参照番号は、対応する部品を表す。
本開示は、導管内を流れる流体の流量を検知するために使用される流れ検知デバイスについて説明する。本開示はまた、治療学的医療用流体の注入流量の閉ループ制御のために流れ検知デバイスを使用して治療学的医療用流体を患者に制御可能に注入するためのシステムについて説明する。
図1〜図3を参照すると、本開示は、特に、チュービングに押し付けられる(当接される)が固着されない(すなわち、そこから容易に分離可能である)流量センサを使用してチュービング(例えば、プラスチックチューブ)内の流体の流量を測定および/または制御するための装置の説明を含む。いくつかの実施形態では、調整弁および制御装置が、流量センサとともにシステム内に含まれて、流量センサによって提供される流量測定値に基づいて流体流量を調節することを容易にする。本明細書において説明される発明概念は、典型的には、注入療法のための注入セットとともに使用されるように意図されているが、他の様々な実施も想定され、かつ、本開示の範囲に含まれる。
灌流導管内の治療学的医療用流体(例えば、薬物、薬剤、生理食塩水、等)の流れを測定しかつ制御する、本明細書において説明されるいくつかの実施の場合、図1に示されるように、単に灌流導管100の外側に当接する流れセンサ120が提供される。つまり、流れセンサ120は、灌流導管100に固着されない。
示された実施形態では、流れセンサ120は、加熱要素122、および、加熱要素122から距離を置いて位置決めされた温度センサ124を含む。流れセンサ120は、灌流導管100内の流体の温度を測定するように位置決めされる。加熱器122は、灌流導管100内の流体よりも高い一定温度に維持されるように、回路内で配線される。
次に図2も参照すると、流れセンサ120を動作させるための1つの可能な回路140が示されている。回路140では、加熱要素122の供給電圧Uは、温度センサ124を超える電圧降下の水準に維持される。この方法では、媒体内での温度変化があった場合に、流れセンサ120は、それらにあまり左右されない。
灌流液体の流れは、加熱器122の温度変化を生じさせ、流れが速いほど、加熱器122はより冷却される。したがって、加熱器122をわたる電圧降下Uは、チュービング100内の流量を測定するために使用され得る。そのような応答曲線が、異なる流量(X軸)における流れセンサ120をわたる電圧降下(Y軸)を示す図3に示されている。
場合によっては、流れセンサ120によって出力される信号は、制御弁を使用して灌流導管内の流れを調整するための閉ループ制御システムにおいて使用される。いくつかの実施形態では、そのような制御弁は、チュービングを調節可能に押しつぶすかまたは挟んで導管の断面形状/断面積を修正し、それにより制御弁によって生じる圧力降下(および、結果として生じるチュービング内の流体の流れ)を調節するように、設計される。チュービング内の(例えば、重力または機械的な駆動機構によって推進されている)優勢な流れにおいて、制御ユニットが、流れセンサ120からの信号を受信して、それに応じて(例えば、設定値流量にするように)弁を制御する。
いくつかの実施形態では、システムは、治療学的医療用流体流量を制御してシステムのユーザによって入力された設定値にするために使用され得る。例えば、システムは、灌流導管を通って患者へ向かう薬物の流れを調整するために、また、流量が目標流量とは異なる場合に流量を修正するために、使用され得る。
いくつかの実施形態では、システムはまた、注入療法での不具合を早急に検出するために使用され得る。それらの不具合は、例えば、閉塞をもたらして薬物が所望の流量で患者に到達するのを完全にまたは部分的に妨げる、チュービングのねじれであり得る。別の不具合は、同じく薬物が所望の流量で患者に到達するのを完全にまたは部分的に妨げる、患者の血管内での閉塞であり得る。
場合によっては、(加熱器122および単一の温度センサ124を使用する)流量センサ120からの信号は、注入チュービング100内の流量に加えて、1つまたは複数の他のパラメータに影響される。そのようなパラメータは、例えば、チュービング100の肉厚、チュービング100内を流れる媒体、等を含み得る。場合によっては、そのような影響を補償するために、1つまたは複数の他の流量測定デバイスが使用されて、流れセンサ120からの流れ信号を較正する。1つのそのような例では、流れセンサ120を較正するために、液滴検出器が使用される。つまり、注入チュービング100に流体的に結合された点滴チャンバ内の液滴の落下を検出および計数するために、液滴検出器(既知の滴径の液滴を計数することに基づいて流量を測定する)が使用される。
いくつかの実施形態では、図1〜図3を参照して上記でなされた記述に基づき、灌流導管100を流れる灌流液体の流量を制御するための発明性のある制御デバイス/システムが、本明細書において説明される。制御デバイスは、灌流導管100に当接するように構成された流量センサ120(流量センサ120は、灌流導管に固定されない)、灌流導管100を流れる灌流液体の流量を調整するために灌流導管100を調節可能に圧迫するように構成された調整弁、ならびに流量センサ120および調整弁と通信する制御ユニットを含む。流量センサ120は、単一の温度センサ124(唯一の温度センサ124)を含む。温度センサは、灌流液体の温度を検出する。流量センサ120はまた、単一の温度センサ124から離間された加熱要素122を含む。制御ユニットは、加熱要素122に供給される電圧が温度センサ124をわたる電圧降下と平衡している間に加熱要素122をわたる電圧降下を検出することに基づいて灌流液体の流量を判定するように構成される。制御ユニットはまた、判定された灌流液体の流量に基づいて調整弁を調節するように構成される。
図4〜図6を参照すると、本開示はまた、単一の流れセンサデバイス内で2つの測定原理を組み合わせることにより広範囲の流量にわたって灌流チューブなどの導管内の流量を測定する流れセンサについて説明する。
図4に示されるように、流れセンサ220が、優勢な流れ様式(すなわち、治療学的医療用流体などの液体の流れ)が内部に存在する灌流導管200に当接するが固着されないように設計される。流れセンサ220は、温度センサ222と温度センサ226との間に配置された加熱要素224、および、加熱要素224の下流に配置された第3の温度センサ224を備える。
この流れセンサ220は、2つの異なる流れ方向モードで動作され得る。第1の動作モードでは、灌流導管に当接するように位置決めされた加熱要素224が、灌流導管200内の流体を加熱する。灌流導管200内の優勢な流れ様式により、熱が下流へ運ばれ、したがって、上流の温度センサ222と下流の温度センサ226との間に温度差が生じる。この温度差は、灌流導管200内の液体の流量を測定するために使用され得る。
第2の動作モードでは、第3の温度センサ228は、灌流チュービング200内の液体の温度を測定する。次いで、加熱器224は、灌流チュービング200内を流れる液体の温度よりも高い一定温度で動作される。チュービング200内の優勢な流れ様式により、加熱器224が冷却される。この冷却は、加熱器224の抵抗、および、灌流チュービング200内の流量を測定するために使用される加熱器224をわたる電圧降下に影響を及ぼす。
2つの温度センサ222と226との間の温度差は正または負のどちらかであり得るので、第1の測定原理は、流体の流れ方向を判定することを可能にする。また、第1の測定原理は、低流量において良好な信号対雑音比を有する。不利な面では、第1の測定原理は、2つの温度センサ222と226との間の温度差が低流量に対して増大する転換点を有する。特定の閾値を超えた後、2の温度センサ222と226との間の温度差は、流量が増大するのとともに再度減少する。このことが、第1の測定原理をより高い流量にあまり適さないものにする。
第2の測定原理は、流れ様式の方向を判定することができず、かつ、低流量において第1の測定原理より劣る信号対雑音比を有する。有利な面では、第2の測定原理は、より高い流量においてより良好な信号対雑音比を有し、かつ、信号の転換点挙動を有さない。
流れセンサデバイス220は、注入チュービング200内の流量をより広範囲の流量にわたって測定しかつチュービング200内の流れ方向を判定するために、1つの流れセンサチップ上で第1および第2の測定原理の両方を使用して、2つの流れ測定原理を組み合わせる。測定原理の電子回路の1つの可能な実施形態が、図5に示されている。そのような実施形態は、4つの抵抗器を有するブリッジ回路を含むことができ、2つの抵抗器は、加熱器として使用され、1つの抵抗器は、加熱器の下流の温度センサとして使用され、1つの抵抗器は、加熱器の上流の温度センサとして使用される。ブリッジ回路の電圧供給は、別の温度検知抵抗器の電圧降下の水準に維持される。ブリッジ回路は、加熱要素224の上流の温度センサ222と下流の温度センサ226との間の温度差を判定するために使用される。ブリッジ回路への供給電圧は、第3の温度センサ228をわたる電圧降下と同じ水準に維持され、かつ、第2の測定原理を使用して流量を判定するために測定される。
同一の回路内で両方の測定信号を用いて測定することは、非常に高度な複雑性を回路上に含むことなしに両方の原理の利点を有し、この利点は、低流量および高流量の両方において良好な信号対雑音比を有し、反転点の問題を克服し、双方向的であり、かつ、媒体の温度変化にあまり左右されない。図6は、異なる流量における両方の測定原理のサンプル測定値を示す。
この流れセンサ220を、灌流導管を押しつぶすことにより弁をわたる圧力降下を修正し、したがってチュービング内の流量を修正するように設計された調整弁、および、流量センサから流量に対応する信号を受信しかつ弁を制御する制御ユニットと組み合わせることにより、閉ループ制御を使用して灌流導管内の流量を制御することができる。
場合によっては、流れセンサ220の出力信号は、制御弁を使用して灌流導管内の流れを調整するために、閉ループ制御システムにおいて使用される。いくつかの実施形態では、そのような制御弁は、チュービングを調節可能に押しつぶすか挟んで導管の断面形状/断面積を修正することにより制御弁によって生じる圧力降下(および、結果として生じるチュービング内の流体の流れ)を調節するように設計される。チュービング内の(例えば、重力または機械的な駆動機構によって推進される)優勢な流れにおいて、制御ユニットが、流れセンサ220から信号を受信し、それに応じて弁を(例えば、設定値流量にするように)制御する。
流れセンサ220は、流量センサ220と流れセンサ220が当接される(しかし固着されない)チュービングを調節可能に押しつぶすまたは挟むように設計された流れ調整弁と通信する制御ユニットを含むシステム内で使用され得る。制御ユニットは、第1の温度センサ222および第2の温度センサ226によって検出された温度の差を使用して第1の流量検知モードにおいて灌流液体の流量を判定するように構成され得る。制御ユニットは、加熱要素224に供給される電圧が第3の温度センサ228をわたる電圧降下と平衡している間に検出された加熱要素224をわたる電圧降下に基づいて第2の流量検知モードにおいて灌流液体の流量を判定するようにさらに構成され得る。制御ユニットはまた、判定された灌流液体の流量に基づいて調整弁を調節するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、システムは、治療学的医療用流体の流量を制御してシステムのユーザによって入力された設定値にするために使用され得る。例えば、システムは、灌流導管を通って患者へ向かう薬物の流れを調整するために、また、流量が目標流量とは異なる場合に流量を修正するために、使用され得る。
多モード流量センサ220は、加熱要素224、加熱要素224の第1の側に配置された第1の温度センサ222、加熱要素224の第2の側に配置された第2の温度センサ226(加熱要素の第2の側は、加熱要素224の第1の側の反対側である)、および、加熱要素224の第2の側に配置された第3の温度センサ228を含む。上記のように、多モード流量センサ220は、(i)第1の流量検知モード、および、(ii)第1の流量検知モードとは異なる第2の流量検知モードにおいて動作可能である。第3の温度センサ228は、第1の流量検知モードには使用されない。第1の温度センサ222および第2の温度センサ226は、第2の流量検知モードには使用されない。
図7〜図15を参照すると、本開示はまた、プラスチックチューブと、加熱器と、少なくとも1つの温度センサと、加熱器に送信された信号および温度センサから受信した信号を使用して流量を判定するように構成された制御ユニットとを備えるシステム内で流量を測定するための手順を説明する。いくつかの実施形態では、加熱器および温度センサは、導管に当接するが固着されない流量センサに組み合わせられる。
加熱器は、特定の量の熱を導管内の流体に提供して、流体の局所的な部分(すなわち、基本的に、加熱器に隣接する流体)の温度を上昇させる。チュービング内部の優勢な流体の流れにより、流体のこの加熱された部分は、下流へ移動される。加熱された流体が温度センサに達すると、センサにおける温度が上昇して、加熱された流体の到達が記録される。加熱器パルスと温度センサにおける温度上昇との間の時間差は、チュービング内の流体速度および流体流量に関連している。加熱器と温度センサとの間の距離、およびチュービングの断面積が分かっている場合、これらのパラメータを使用して、優勢な体積流量を算出することができる。この原理は、図7および図8に示されている(加熱器は「H」であり、温度センサは「T」である)。図8は、加熱器Hにより流体に熱パルスが送達される時刻と加熱された流体が温度センサTに到達する時刻との間の時間差Δtを示す。
さらに、図9および図10に示されるように、単一のパルスを使用する代わりに、加熱器Hにより流体に送達される複数の熱パルスが存在してもよい。いくつかの実施形態では、ランダム化された熱パルスの連なりが、加熱器Hによって送達され得る。そのようなランダム化された連なりは、温度センサTにおいて特定の応答をもたらす。流れ様式はチュービングの断面にわたって一定ではなく放物線状であるので、また、流体を通じた熱伝導に起因して、温度センサTにおける信号が明瞭でない場合がある。時間差を判定するための1つの可能な数学的演算は、2つの信号の相互相関であり得る。得られる相互相関が最大限である時間的推移は、加熱された流体の流下時間である。この加熱器信号の「足跡」は、図10に示されている。
また、単一の温度センサを使用する代わりに、加熱器の下流に2つ以上の温度センサが存在してもよい(この場合、加熱器および温度センサは、流れセンサデバイス内に含まれる)。熱パルス(入力)と(単一の温度センサの)温度センサ応答との間の時間差を測定する代わりに、2つの温度センサ応答間の時間差が測定されてもよい。この原理の例示が、図11および図12に示されている。図12は、加熱された流体が第1の温度センサTによって検出された時刻と加熱された流体が第2の温度センサTによって検出された時刻との間の時間差Δt12を示す。この場合も同様に、温度センサTとTとの間の流下時間を検出するために、ランダム化されたパルスが、応答の相互相関と一緒に使用され得る。
単一の流れセンサチップ(加熱器および温度センサの両方を含む)を使用する代わりに、流れを測定するために使用される加熱器および温度センサは、(例えば、別々の流れセンサデバイスにおいて)別々のセンサチップ上に存在してもよい。1つの可能な実施が、図13に示されている。図13のシステムは、2つのセンサチップ520および520を含む。センサ520は、2つの温度センサT1AとT2Aとの間に配置された加熱要素Hを含む。センサ520は、2つの温度センサT1BとT2Bとの間に配置された加熱要素Hを含む。2つのセンサチップ520および520は、どちらも(注入チュービング500に固着されることなく)注入チュービング500に当接するように設計されて、隣り合って設置される。図示された実施形態では、第1のセンサチップ520は、加熱器として使用され、すなわち、中央の加熱器Hは、熱パルスを生成する。注入チュービング500に当接する第2のセンサチップ520上では、第1の温度センサT1Bおよび第2の温度センサT2Bがそれぞれ、流体の温度の上昇を検出する。図14に示されるように、2つの温度センサT1BおよびT2Bにおいて検出される流体温度上昇間の時間差Δt1B2Bは、チューブ500の断面直径(面積)が分かっているときに流体流量を算出するために使用され得る流下時間に等しい。この場合も同様に、ランダム化された熱パルス、および相互相関が、流下時間を判定するために使用され得る。2つの温度センサT1BとT2Bとの間の距離、および、チュービング500の断面積は、流下時間と流体の体積流量との間の相関関係を決定する。
これらの流下時間測定概念はまた、1つまたは複数の他の流れ測定法、例えば図15に示されるような熱量測定の流れセンサとの組み合わせで使用され得る。図示された実施形態では、熱量測定センサ(calorimetric sensor)C(加熱器H、ならびに温度センサT1CおよびT2Cを備える)は、流下時間測定に使用される2つのセンサチップAおよびBと同じタイプの流れセンサチップである。3つの流れセンサA、B、およびCのそれぞれは、加熱要素、および2つの温度センサ(加熱要素の上流の1つの温度センサ、および加熱要素の下流の1つの温度センサ)を備える。
2つの温度センサT1CとT2Cとの間の温度差は、灌流チュービング600内の流体の流量を測定するために使用される。この流れセンサCは、チューブ600の肉厚、流体の媒体、等のような多くの変数に依存する、高速な実時間信号を提供する。流下時間測定(この例では流れセンサAおよびBを使用する)は、より低速であるがより非依存的な信号を提供する。したがって、流下時間測定は、より高速な熱量測定信号を較正して高速な実時間の非依存的信号を提供するために使用され得る。熱量測定原理の代わりに、第1のセンサチップCはまた、風速計の原理または定温風速計の原理を使用してもよい。
別の実施形態では、流れセンサCは、加熱要素Hおよび単一の温度センサTを備える。温度センサTは、灌流導管内の流体の温度を測定する。加熱要素Hの冷却、すなわち、加熱器Hをわたる電圧降下は、灌流導管内の流量を測定するために使用される。別の実施形態では、加熱要素および3つの温度センサを備えて2つの流量検知モードで動作する、多モード流れセンサが使用される。
図19および図20を参照すると、本開示はまた、シリンジポンプを使用して治療学的医療用流体を送達するための革新的なデバイスおよびシステムを説明する。以下でさらに説明されるように、本明細書において説明されるデバイスおよびシステムは、システムにおけるコンプライアンスなどの、一部の従来のシリンジポンプデバイスのいくつかの欠点を軽減する。そのようなシステムのコンプライアンスは、注入を制御することの精度の低下をもたらし得る。
例示的なシリンジポンプシステム800は、シリンジ筒1、シリンジプランジャ2、プランジャ駆動伝達部材3、プランジャ軸4、駆動モータ組立体5、および電池10を含む。さらに、シリンジポンプシステム800は、シリンジハウジングに接続された注入チュービング6、および、患者との接続のためのカニューレ針7を含む。典型的には、シリンジポンプシステム800は、シリンジ筒1に薬液を入れ、充填されたシリンジをポンプデバイスに挿入することにより、薬物を患者内へ灌流させることができる。注入チュービング6は、シリンジ出口11においてシリンジに接続される。シリンジプランジャ2をシリンジ出口11に向かって押すことにより、注入チュービング6が薬物で満たされ、それにより注入チュービング6から空気が排除される。注入チュービング6が完全に満たされると(「プライミング」とも呼ばれる)、カニューレ針7を(通常、カニューレ針7を患者の血管に挿入して患者の血液循環への接続を確立することにより)患者に接続することができる。
患者がシリンジポンプシステム800に接続されると、デバイス上のボタン8を使用することにより、灌流を開始することができる。表示器9は、選択された流量およびシリンジポンプシステム800の状態に関する情報を提供する。注入が開始されると、駆動モータ組立体5は、プランジャ駆動伝達部材3を駆動してシリンジプランジャ2を押すように動作する。したがって、シリンジプランジャ2は、薬物をシリンジ筒1から追い出して注入チュービング6内に追いやる。薬物は、チュービング6を介して、また最終的にはカニューレ針7を介して、患者の血流内へ灌流される。
非常に低い流量(そのような非常に低い流量は、シリンジポンプデバイスが使用される用途では典型的である)を送達するためにシリンジポンプシステム800が使用される場合、ボタン8を使用して注入を開始するための命令を入力することと薬物が患者の血流に到達することとの間の始動遅れは、かなりのものになり得る(例えば、30分間から最大で数時間まで)。この始動遅れの1つの理由は、従来のシリンジポンプシステムのコンプライアンス(すなわち、機械的な不正確さ、システムヒステリシス、材料のたわみ、等)に起因する。そのようなコンプライアンスは、図20に概略的に示されている。
第1のコンプライアンスは、システム内の駆動モータ組立体5の歯車間の公差(例えば、歯車バックラッシ)によってもたらされる(図20のセクションI参照)。いったん駆動モータが歯車を駆動すると、シリンジプランジャを押すための工夫を含む軸に歯車が圧力ばめして最終的にその軸を駆動するために、それぞれ角度の特定の距離が克服されなければならない。
第2のコンプライアンスは、プランジャ2およびシリンジ筒1の材料の機械的なたわみによってもたらされる(図20のセクションII参照)。シリンジプランジャ2を押すためのプランジャ駆動伝達部材3の移動は、圧力上昇を生じさせ、この圧力上昇が、最終的に薬物の灌流を引き起こす。薬物が灌流される前の中期では、シリンジ筒1は、膨張される可能性があり、シリンジプランジャ2は、圧迫される可能性がある。これらの影響は、見方によっては小さく思われ得るが、非常に低い流量のシリンジポンプデバイスの場合には、これらの影響は、非常に不都合な薬物灌流の遅延を引き起こす可能性がある。
第3のコンプライアンスは、プランジャ駆動伝達部材3とプランジャ軸4との間の接合部分に関連する機械的な寸法公差によってもたらされる(図21のセクションIII参照)。この接合部分は、プランジャ軸4およびプランジャ2の並進を生じさせる力を伝達する。灌流システムが始動されるときにプランジャ駆動伝達部材3とプランジャ軸4との直接接触は必ずしも確立されないので、薬物送達が実際に始まるまでに、時間遅延が存在し得る。さらに、シリンジポンプが患者よりも上側にある場合、プランジャ2は、シリンジポンプと患者との間の高さの差に関連する、結果として生じる圧力差により、患者に向かって引っ張られる場合がある。したがって、プランジャ駆動伝達部材3は、シリンジ出口11の方向へのプランジャ2の移動とそれに続く患者内へのシリンジの制御されていない排出とを防止するラッチを有して設計され得る。ラッチを特徴とするプランジャ駆動伝達部材3が、端位置にあるプランジャとともに、図21に示されている。多くのシリンジポンプの設計では、ラッチの設計に公差が存在し、この公差は、プランジャ駆動伝達部材3とラッチ自体との間に隙間をもたらす。この隙間は、シリンジポンプシステム800のためのコンプライアンスの別の原因である。
第4のコンプライアンスは、注入チュービング6の材料の膨張に起因する(図20のセクションIV参照)。圧力上昇が、薬物灌流に先立つチュービング6の膨張を引き起こして、患者への薬物送達の遅延を生じさせ得る。この第4のコンプライアンスは、4つの弾性のうちの最下位のものである。
上記の4つのコンプライアンスを補償するかまたはそれらの影響を軽減するために、本明細書において説明された流れセンサのいずれかなどの流れセンサ12が、シリンジポンプシステム800に含まれ得る。注入チュービング内の低流量を検出および定量化することができる流れセンサ12を含むこと、および、シリンジハウジングの後の流れの測定値を提供することにより、シリンジハウジングの後の流れに関する情報を使用して、始動遅れの時間を減少させ、患者に薬物を送達する速度を速めることができる。
1つの実施形態では、流れセンサ12は、上記のような加熱要素および単一の温度センサを備える。流れセンサ12は、灌流チュービングに当接するが灌流チュービングから分離可能である(チュービングに固着されない)ように構成される。温度センサは、灌流導管内の流体の温度を測定するように位置決めされる。加熱器は、流体温度を超える一定水準を保つように配線され、加熱器をわたる電圧降下は、灌流導管内の流量を測定するために使用される。
別の実施形態では、流れセンサ12は、上記のように、加熱要素と、加熱要素の上流および下流の2つの温度センサとを備える。2つの温度センサ間の温度差は、灌流導管内の流量を測定するために使用される。流れセンサ12は、灌流チュービングに当接するが灌流チュービングから分離可能である(チュービングに固着されない)ように構成される。
さらに別の実施形態では、流れセンサ12は、上記のように加熱要素および3つの温度センサを備えて2つの流量検知モードで動作する多モード流れセンサである。流れセンサ12は、灌流チュービングに当接するが灌流チュービングから分離可能である(チュービングに固着されない)ように構成される。
1つの実施形態では、流れセンサ12は、注入チュービングの外側から注入チュービングに当接するように設計される。別の実施形態では、流れセンサ12は、薄膜によって覆われる流れチャネルを備える、注入チュービングの特別な接合セクションに当接するように設計される。さらに別の実施形態では、流れセンサ12は、シリンジの出口においてシリンジに当接するように設計される。1つの実施形態では、シリンジの出口は、薄膜によって覆われる流れチャネルを備えるように設計される。
以下の灌流の流量の制御に対して、絶対単位(例えば、ml/h)での流れセンサ12からの較正信号(例えば、注入チュービング6のプライミング中に行われる)、または例えばセンサ電圧での未較正信号の両方が使用され得る。システムの停止時には、センサにおける流量はゼロであり、センサ信号は、相応の値である。注入を開始するための命令がボタン8において入力された後、機関は歯車を駆動し始め、それによりプランジャ駆動伝達部材3が駆動されてシリンジプランジャ2を押し、それによりシリンジ筒1が膨張させられ、最終的に薬物が流れセンサ12を通過させられる。この流量の変化は、較正されたまたは未較正のセンサ信号が使用されるかどうかに関わらず、流れセンサ12の信号の変化によって検出される。このセンサ信号の変化は、チュービング6内への薬物送達の開始を意味し、したがって、患者の血流内への薬物送達の開始をおおよそ意味する。駆動モータ組立体5の制御に対するセンサ12の信号からのフィードバックを生成することにより、シリンジポンプの始動遅れを著しく減少させることができる。センサ12の信号を利用する薬物送達手順が、以下の段落で説明される。
シリンジ筒1の直径は既知のパラメータであるので、駆動モータ組立体5の回転速度は、駆動モータ組立体5の運動からプランジャ2の移動への変換と同様に、薬物送達速度を制御するために使用される。例えば、10mmの直径を有するシリンジのプランジャ2が1mmだけ移動された場合、おおよそ78.5マイクロリットルが灌流される。例えば駆動モータ組立体5の1回の完全回転がプランジャ駆動伝達部材3の1mmの移動に変わってシリンジプランジャ2を押す場合、1分間当たりの駆動モータ組立体5の回転は、1分間当たり78.5マイクロリットルに等しく、これは、1時間当たり4,712マイクロリットル、または4.7ml/hに等しい。ユーザがこの流量を入力した場合、通常、駆動モータ組立体5は、その速度で回転し始める。
シリンジ出口11に隣接した位置において流量を測定する場合、デバイスは、シリンジポンプシステム800の初期コンプライアンスを克服することができる。つまり、注入を開始するときに、駆動モータ組立体5は、より高速で回転し始め、それにより、システムのコンプライアンスが、より急速に取り除かれる。流れセンサ12の信号の変化が(例えば、流量の予め定められた閾値を超えた場合に)検出されると、駆動モータ組立体5の速度は、1分間当たり1回転まで、またはどのような流量が選択されていても、減少される。流量の変化は、患者への薬物送達の始動遅れを著しく減少させることを可能にする、コンプライアンスの克服を示す。流れセンサ12の操作性は、注入チュービングのプライミング中に検証され得る。
この関係は、図22と比較して図23に示されている。図22は、シリンジポンプデバイスの従来の始動中の流量を示す。段階I中のコンプライアンスは、流量の始動遅れをもたらす。駆動モータ組立体5の回転速度は、手順全体にわたって一定である。図23では、駆動モータ組立体5は、始動の段階I中により高速で駆動されて、流れセンサ12の信号が流れセンサ12において流量が増大したことを示すと、速度を下げられる。したがって、上記のようにデバイスのコンプライアンスによって生じるシリンジポンプシステム800の始動遅れは、著しく減少される。
流れセンサ12は、注入チュービング6に当接する(しかし、注入チューブ6に固着されない)ように設計されるか、または、特別に設計された接合部分(例えば、薄膜接合部分を含む)に当接するように設計され得る。センサ12はまた、流れチャネルの内側にあってもよく、または、流れチャネルに固定されてもよい。センサ12は、例えば流れチャネルへのセンサ要素の熱的結合を介してシリンジ筒1の出口11における流れ信号の測定を可能にする、任意の方法で組み入れられ得る。
図24〜図26も参照すると、シリンジポンプデバイスの高さが変更された場合に(例えば、いくつかの注入ポンプを収容するポンプラックの異なるスロットにシリンジポンプが入れられたときに)、シリンジポンプシステム800におけるコンプライアンスの別の影響が起こる。図24に示されるように、シリンジポンプデバイスと患者との間には、高低差(h引くh)が存在する。この高低差は、たとえそれが負であっても、治療学的医療用流体内にいくらかの圧力差を生じさせる。高さが変更されると、ポンプと患者との間の圧力差も変更される。シリンジポンプシステム800のコンプライアンスにより、この圧力変化は、システムにおける圧力平衡の変化をもたらす。例えば、ポンプ高さが増大されると、ポンプと患者との間の圧力差は増大される。この場合、薬物は、シリンジから引き出されて、図25に示されるように、患者へのボーラス送達を引き起こす。このボーラス送達は、重大な意味を持ち得る。ポンプが下げられた場合に同様の影響が起こり得るが、この場合、送達される薬剤が減少するか、患者から血液が引き出されることすらある。
本発明では、シリンジ筒1の出口11に位置する流れセンサ12が、薬物流れを測定することができる。やはり、この測定は、較正されても較正されなくてもよい。流れセンサ12の信号は、駆動モータ組立体5の回転を制御する制御ユニットにフィードバックされる。流れセンサ12が流量の増大を検出した場合(例えば、信号が上側閾値を超えた場合)、制御ユニットは、それに応じて駆動モータ組立体5の回転を調整して、流量を一定の水準に保つ。ボーラス送達が通常発生する継続時間中、駆動モータ組立体5は、通常よりも遅い速度で回転する。ボーラス送達が通常発生する継続時間の後、駆動モータ組立体5の速度は、通常の水準に戻る。これは、図26に示されており、この図では、「F」は、センサ12によって測定された流量を表し、「V」は、駆動モータ組立体5の速度を表す。
同じ原理が、シリンジポンプの高さを下げることに関連する高さの変化に適用され得る。流量の減少は、流れセンサ12によって検出され、駆動モータ組立体5をより高速度で回転させて、患者への灌流量の減少を防ぐ。
始動遅れ補償および高さ変化ボーラス補償(height−change bolus compensation)の両方は、駆動モータ組立体5の速度を制御して過度のモータ速度またはシリンジポンプシステム800の行過ぎを防ぐことによって相殺され得る。
駆動モータ組立体5の速度を制御するために使用される流れセンサ12からの信号は、注入チュービングのプライミングにおいて行われた測定を含む、信号の完全な履歴であってもよい。流れセンサ12からの信号はまた、限られた数の最近の測定が制御のために使用される「移動窓(moving window)」であってもよい。流れセンサ12からの信号はまた、シリンジポンプの動作中に行われた任意の測定(例えば、プライミング中の測定、および限られた数の最近の測定)の組合せであってもよい。
流れセンサ12の信号の絶対的な/相対的な値に加えて、閾値が定められてもよい。信号がこの閾値を超えた場合、行動が誘発される。この閾値は、上側もしくは下側の閾値、または上側および下側の閾値の両方の組合せであってもよい。信号、または信号の閾値に加えて、信号の第1の導関数、すなわち信号の傾きが、駆動モータ組立体5の制御動作を誘発するために使用されてもよい。
図27および図28を参照すると、例示的な注入システム900が、ボトルラック910(または類似の構造支持体)、治療学的医療用流体リザーバ920(例えば、袋、瓶、等)、点滴チャンバ930、液滴計数器940、注入制御システム950、および注入チューブセット980を含む。図示された構成では、注入制御システム950は、ボトルラック910のポールに解放可能に取り付けられている。治療学的医療用流体は、リザーバ920から点滴チャンバ930(治療学的医療用流体が1滴ずつ流れる)へ、そして注入制御システム950に解放可能に結合されている注入チューブセット980のチューブ982内へと流れる。
注入制御システム950は、治療学的医療用流体の流量を制御して注入システム900のユーザによって確立された設定値にするために使用され得る。設定値は、注入制御システム950のユーザインタフェース954を介して注入制御システム950に入力され得る。その後、注入制御システム950の制御弁が、注入チューブセット980のチューブ982を調節可能に挟んで、治療学的医療用流体の流量を設定値に調節し得る。
(チューブ982に当接するが固着されない、本明細書において説明された流れセンサデバイスのいずれかなどの)流れセンサデバイスが、注入制御システム950に含まれ得る。流れセンサデバイスは、治療学的医療用流体の実際の流量の正確な指示を提供して、流量の閉ループ制御を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、点滴チャンバ930および液滴計数器940は、流れセンサデバイスを較正するために使用され得る。
図29および図30も参照すると、注入チューブセット980のチューブ982は、注入制御システム950に解放可能に結合され得る。例えば、図示された実施形態では、注入制御システム950は、チューブ982と解放可能に結合する引出し組立体956を含む。引出し組立体956は、チューブ982が注入制御システム950との間で便利よく結合または分離され得るように、横方向外方に(図27および図28に示されるように)並進され得る。注入制御システム950の通常動作モードでは、引出し組立体956(それに結合されたチューブ982を含む)は、(図27および図28に示されるように)注入制御システム950のハウジング内に位置決めされる。
図示された実施形態では、引出し組立体956は、チューブ係合部材958およびチューブ保持扉960を含む。チューブ係合部材958は、チューブ982を解放可能に受け入れるチャネルを画定する。
チューブ保持扉960は、チューブ係合部材958に枢動可能に取り付けられる。チューブ982を引出し組立体956に入れて係合させるときに、チューブ保持扉960は、チューブ982がチューブ係合部材958によって画定されたチャネルの全長の範囲内で位置決めされ得るように、図30に示されるように開かれる。その後、チューブ保持扉960は、チューブ係合部材958に対して枢動され、閉じられて、係止され得る。チューブ保持扉960が閉じられてチューブ982を拘束するときに、チューブ保持扉960は、チューブ982を注入制御システム950内の流れセンサに押し付ける。
図31を参照すると、図示された実施形態では、注入制御システム950は、注入制御システム950をボトルラック910に解放可能に結合させることができる摺動クランプ機構952を含む。いくつかの実施形態では、摺動クランプ機構952は、クランプ力を提供してボトルラック910を図示のような構成において締め付けるように、ばね付勢される。
本明細書は多くの特定の実施の詳細を含むが、それらは、任意の発明または特許請求され得るものの範囲への制限と解釈されるべきではなく、むしろ特定の発明の特定の実施形態に固有のものであり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態との関連で本明細書において説明されるいくつかの特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実施され得る。反対に、単一の実施形態との関連で説明された種々の特徴もまた、別々にまたは任意の適切な部分的組合せで、複数の実施形態において実施され得る。さらに、特徴は、特定の組合せで作用するものとして本明細書において説明され、また最初にそのように特許請求される場合すらあるが、場合によっては、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴が、その組合せから摘出されてもよく、また、特許請求される組合せは、部分的組合せまたは部分的組合せのバリエーションを対象とし得る。
本明細書において説明された特定のデバイス、システム、または方法からの1つもしくは複数の特徴は、本明細書において説明された1つもしくは複数の他のデバイス、システム、または方法からの1つもしくは複数の特徴と組み合わせられ得ることを理解することが、非常に重要である。さらに、限定されることなしに、全てのそのような組合せおよび置換は、本開示の範囲に含まれる。
同様に、動作が特定の順序で図に示されているが、これは、望ましい結果を得るために、示された特定の順序でまたは逐次的な順序でそのような動作が行われることまたは全ての示された動作が行われることを必要とすると理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスキングおよび並列処理が好都合であり得る。さらに、本明細書において説明された実施形態における様々なシステムモジュールおよび構成要素の分離は、全ての実施形態においてそのような分離を必要とすると理解されるべきではなく、また、説明されたプログラム構成要素およびシステムは一般に、単一の製品に一緒に組み入れられるかまたは複数の製品にパッケージ化され得ることが、理解されるべきである。
主題の特定の実施形態を説明してきた。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲に記載の範囲に含まれる。例えば、特許請求の範囲に記載された行動は、異なる順序で行われてなおも望ましい結果を達成し得る。1つの例として、添付の図面に示されたプロセスは、望ましい結果を得るために、示された特定の順序または逐次的な順序を必ずしも必要としない。いくつかの実施では、マルチタスキングおよび並列処理が好都合であり得る。
1 シリンジ筒
2 シリンジプランジャ
3 プランジャ駆動伝達部材
4 プランジャ軸
5 駆動モータ組立体
6 注入チュービング、注入チューブ
7 カニューレ針
8 ボタン
9 表示器
11 シリンジ出口
12 流れセンサ
100 灌流導管、チュービング、注入チュービング
120 流れセンサ、流量センサ
122 加熱要素、加熱器
124 温度センサ
140 回路
200 灌流導管、灌流チュービング、チュービング、注入チュービング
220 流れセンサ、流れセンサデバイス、多モード流量センサ
222 温度センサ、第1の温度センサ
224 加熱要素、加熱器
226 温度センサ、第2の温度センサ
228 第3の温度センサ
500 注入チュービング、チューブ、チュービング
520 センサチップ、センサ
520 センサチップ、センサ
600 灌流チュービング、チューブ
800 シリンジポンプデバイス、シリンジポンプシステム
900 注入システム
910 ボトルラック
920 治療学的医療用流体リザーバ
930 点滴チャンバ
940 液滴計数器
950 注入制御システム
952 摺動クランプ機構
954 ユーザインタフェース
956 引出し組立体
958 チューブ係合部材
960 チューブ保持扉
980 注入チューブセット
982 チューブ
A センサチップ、流れセンサ
B センサチップ、流れセンサ
C 熱量測定センサ、流れセンサ、第1のセンサチップ
加熱要素
加熱要素
加熱器、加熱要素
温度センサ
1A 温度センサ
1B 温度センサ
1C 温度センサ
温度センサ
2A 温度センサ
2B 温度センサ
2C 温度センサ
温度センサ
供給電圧、電圧降下

Claims (21)

  1. リザーバから治療学的医療用流体を分注するためのシリンジポンプデバイスであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに結合され、かつ、前記リザーバと流体連通している注入チューブに前記医療用流体が押し込まれるように前記リザーバ内の前記医療用流体を加圧するように構成された、駆動組立体と、
    前記ハウジングに結合され、かつ、前記駆動組立体と電気通信している制御装置と、
    前記制御装置と電気通信しており、かつ、前記注入チューブの外径に分離可能に当接するように構成された流量センサであって、加熱器および単一の温度センサを含む流量センサと、
    を備える、デバイス。
  2. シリンジポンプから医療用流体を制御可能に分注するための方法であって、
    デバイスの制御装置において、前記医療用流体の目標流量に対応する流量入力信号を受信するステップと、
    前記制御装置により、前記流量入力信号に基づく駆動信号を前記デバイスの駆動システムに送信するステップと、
    前記制御装置において、単一の温度センサを含む流量センサから、前記医療用流体の検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップと、
    前記制御装置により、前記目標流量を前記検出された流量と比較するステップと、
    前記制御装置により、前記流量測定信号に応答して前記駆動信号を調節するステップと、
    を含む、方法。
  3. シリンジから医療用流体を分注するためのデバイスであって、
    前記シリンジをハウジングに解放可能に結合するための構造を含むハウジングと、
    前記ハウジングに結合され、かつ、前記シリンジから前記シリンジに結合された注入チューブ内への前記医療用流体の分注を推進するように構成された駆動組立体と、
    前記ハウジングに結合され、かつ、前記駆動組立体と電気通信している制御装置と、
    前記制御装置と電気通信している少なくとも1つの温度センサを含み、かつ、前記シリンジが前記ハウジングに結合されているときに前記注入チューブの外径に当接するように構成された流量センサであって、前記注入チューブに固定されない流量センサと、
    を備える、デバイス。
  4. 前記少なくとも1つの温度センサが、唯一の温度センサである、請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記少なくとも1つの温度センサが、2つ以上の温度センサである、請求項3に記載のデバイス。
  6. 前記少なくとも1つの温度センサが、3つ以上の温度センサである、請求項3に記載のデバイス。
  7. シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するための方法であって、
    前記シリンジと解放可能に結合されるように構成されたシリンジポンプハウジングに結合された制御装置において、前記医療用流体の目標流量に対応する流量入力信号を受信するステップと、
    前記制御装置により、前記流量入力信号に基づく駆動信号を前記シリンジポンプの駆動システムに送信するステップであって、前記駆動システムが、前記医療用流体が前記シリンジから注入チューブ内に流れるように前記シリンジ内のプランジャの移動を推進するように構成されている、ステップと、
    前記制御装置において、少なくとも1つの温度センサを含む流量センサから、前記注入チューブ内の前記医療用流体の検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップであって、前記流量センサが、前記注入チューブの外径に当接しているが前記注入チューブに取り付けられていない、ステップと、
    前記制御装置により、前記目標流量を前記検出された流量と比較するステップと、
    前記制御装置により、前記流量測定信号に応答して前記駆動信号を調節するステップと、
    を含む、方法。
  8. 前記少なくとも1つの温度センサが、唯一の温度センサである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの温度センサが、2つ以上の温度センサである、請求項7に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの温度センサが、3つ以上の温度センサである、請求項7に記載の方法。
  11. 前記検出される流量が、前記シリンジポンプの高さ変化に応答して変化し、前記駆動信号を調節するステップが、前記高さ変化を補償して前記流量を前記目標流量に合致させることを含む、請求項7に記載の方法。
  12. シリンジポンプを動作させてシリンジから医療用流体を制御可能に分注するための方法であって、
    前記シリンジと解放可能に結合するように構成されたシリンジポンプハウジングに結合された制御装置により、第1の駆動信号を前記シリンジポンプの駆動システムに送信するステップであって、前記第1の駆動信号が、前記駆動システムの第1の速度に対応する、ステップと、
    前記制御装置において、少なくとも1つの温度センサを含む流量センサから、前記注入チューブ内の前記医療用流体の最初に検出された流量に対応する流量測定信号を受信するステップであって、前記流量センサが、前記注入チューブの外径に当接しているが前記注入チューブに取り付けられていない、ステップと、
    前記流量測定信号の受信に応答して、前記制御装置により、第2の駆動信号を前記駆動システムに送信するステップであって、前記第2の駆動信号が、前記駆動システムの第2の速度に対応する、ステップと、
    を含み、
    前記第1の速度が、前記第2の速度を上回る、方法。
  13. 前記少なくとも1つの温度センサが、唯一の温度センサである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つの温度センサが、2つ以上の温度センサである、請求項12に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの温度センサが、3つ以上の温度センサである、請求項12に記載の方法。
  16. 灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスであって、
    前記灌流導管に当接するように構成された流量センサであって、前記灌流導管に固定されず、かつ、
    前記灌流導管の温度を検出する単一の温度センサ、および、
    前記温度センサから離間された加熱要素
    を含む、流量センサと、
    前記灌流導管を流れる前記灌流液体の前記流量を調整するために前記灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、
    前記流量センサおよび前記調整弁と通信している制御ユニットであって、前記加熱要素に供給される電圧が前記温度センサをわたる電圧降下と平衡している間に前記加熱要素をわたる電圧降下を検出することに基づいて前記灌流液体の前記流量を判定するように構成され、かつ、前記灌流液体の前記判定された流量に基づいて前記調整弁を調節するように構成された、制御ユニットと、
    を備える、制御デバイス。
  17. 多モード流量センサであって、
    加熱要素と、
    前記加熱要素の第1の側に配置された第1の温度センサと、
    前記加熱要素の第2の側に配置された第2の温度センサであって、前記加熱要素の前記第2の側が、前記加熱要素の前記第1の側の反対側である、第2の温度センサと、
    前記加熱要素の前記第2の側に配置された第3の温度センサと、
    を備え、
    (i)第1の流量検知モード、および、(ii)前記第1の流量検知モードとは異なる第2の流量検知モードで動作可能であり、
    前記第3の温度センサが、第1の流量検知モードには使用されず、前記第1および第2の温度センサが、前記第2の流量検知モードでは使用されない、多モード流量センサ。
  18. 灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスであって、
    前記灌流導管に当接するように構成された流量センサであって、前記灌流導管に固定されず、かつ、
    第1の温度センサ、
    第2の温度センサ、
    第3の温度センサであって、前記第2の温度センサが、前記第1の温度センサと前記第3の温度センサとの間に配置される、第3の温度センサ、および、
    前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとの間に配置された加熱要素
    を含む、流量センサと、
    前記灌流導管を流れる前記灌流液体の前記流量を調整するために前記灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、
    前記流量センサおよび前記調整弁と通信している制御ユニットであって、前記第1および第2の温度センサによって検出される温度の差を使用して第1の流量検知モードにおいて前記灌流液体の前記流量を判定するように構成され、かつ、前記加熱要素に供給される電圧が前記第3の温度センサをわたる電圧降下と平衡している間に検出された前記加熱要素にわたる電圧降下に基づいて第2の流量検知モードにおいて前記灌流液体の前記流量を判定するように構成された、制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットが、前記灌流液体の前記判定された流量に基づいて前記調整弁を調節するように構成される、制御デバイス。
  19. 灌流導管を流れる灌流液体の流量を判定するためのデバイスであって、
    前記灌流導管に当接するように構成された流量センサであって、前記灌流導管に固定されず、かつ、
    単一の温度センサ、および、
    前記温度センサから離間された加熱要素
    を含む、流量センサと、
    前記流量センサと通信している制御ユニットであって、前記加熱要素に電圧が加えられたときの第1の時刻と前記加熱要素に加えられた前記電圧に対応する前記温度センサの抵抗の変化が検出されたときの第2の時刻との間の時間差に基づいて前記灌流液体の前記流量を判定するように構成された、制御ユニットと、
    を備える、デバイス。
  20. 灌流導管を流れる灌流液体の流量を制御するための制御デバイスであって、
    前記灌流導管に当接するように構成された流量センサであって、前記灌流導管に固定されず、かつ、
    単一の温度センサ、および、
    前記温度センサから離間された加熱要素
    を含む、流量センサと、
    前記灌流導管を流れる前記灌流液体の前記流量を調整するために前記灌流導管を調節可能に圧迫するように構成された調整弁と、
    前記流量センサおよび前記調整弁と通信している制御ユニットであって、前記加熱要素に電圧が加えられたときの第1の時刻と前記加熱要素に加えられた前記電圧に対応する前記温度センサの抵抗の変化が検出されたときの第2の時刻との間の時間差に基づいて前記灌流液体の前記流量を判定するように構成され、かつ、前記灌流液体の前記判定された流量に基づいて前記調整弁を調節するように構成された、制御ユニットと、
    を備える、制御デバイス。
  21. 灌流導管を流れる灌流液体の流量を判定するためのデバイスであって、
    前記灌流導管に当接するように構成された2つの流量センサであって、前記灌流導管に固定されず、前記流量センサのそれぞれが、
    第1の温度センサ、
    第2の温度センサ、および、
    前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとの間の加熱要素
    を含む、2つの流量センサと、
    前記流量センサと通信している制御ユニットであって、前記第1の温度センサおよび前記第2の温度センサの検出された温度上昇間の時間差を利用して前記灌流液体の前記流量を判定するように構成された制御ユニットと、
    を備える、デバイス。
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