JP2020507130A - 放射線ベースイメージングの垂直分解能向上のための物品 - Google Patents

放射線ベースイメージングの垂直分解能向上のための物品 Download PDF

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Abstract

放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための物品(100)が提示される。この物品は、複数の段(106〜110)を持つ段差付きの厚さプロファイルを有する。隣り合う段は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置される。こうして、各イメージングの状況において、放射線ベースイメージングに関連するイメージング面にどの段が垂直方向で一番近いかを特定することが可能になる。このようして、段のうちの一番近い段に関連する所定の垂直位置の値を、該イメージングの状況において得られる放射線ベースイメージングの結果に関連する垂直位置の値として使用することができる。

Description

本開示は、例えば顕微鏡検査などの、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための物品に関する。更に、本開示は、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための方法に関する。更に、本開示は、放射線ベースイメージングのためのシステムに関する。
顕微鏡によるイメージング及びそれに相当するその他の放射線ベースイメージングでは、倍率、視野「FOV(Field Of View)」、横方向分解能、垂直分解能、感度、及び垂直方向の被写界深度「DOF(Depth Of View)」が、重要な測定基準に含まれる。垂直方向は、放射線ベースイメージングで使用する放射線の主要な伝搬方向と実質的に平行であるのに対し、横方向は、垂直方向に対して直角である。横方向分解能は、放射線ベースイメージングに関係する開口数「NA(Numerical Aperture)」に依存し、そのため横方向で分解することができる一番微細な細部の大きさはλ/2NAに比例し、ここでのλは放射線の中心波長である。NAはn×sinθであって、ここでのnは対物レンズが機能している媒体の屈折率であり、θは対物レンズに入るかそれから出て行くことができる光錐の最大半角である。垂直解像度は、上述のNAに依存し、それゆえ垂直方向で分解することができる一番微細な細部の大きさはλ/NAに比例する。
顕微鏡によるイメージング及びそれに相当するその他の放射線ベースイメージングでは、光線は単一の理想的な焦点を通して導かれるのではなく、光線の分布が砂時計の形状となって、焦点面に有限のくびれ部を有する。垂直方向の位置の関数としての光線分布の横方向の幅は、通常、くびれ関数(waist function)と呼ばれる。くびれ関数の非理想性は、顕微鏡によるイメージング及び/又はそれに相当するその他の放射線ベースイメージングで達成可能な分解能を制限する。殊に垂直方向の分解能は、くびれ関数の非理想性のために制限される。
発明のいろいろな実施形態のうちのいくつかの態様の基本的な理解に資するための簡易化した概要を、以下に提示する。この概要は、本発明の広範囲にわたる概観ではない。それは、本発明の主要な又は重要な構成要素を特定することを意図しておらず、本願発明の範囲を線引きすることを意図してもいない。以下の概要は、本発明の例示の限定しない実施形態のより詳しい説明の前置きとして、簡易化した形でもって本発明のいくつかの考え方を単に提示するものである。
本発明によれば、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための新しい物品が提供される。放射線ベースイメージングは、顕微鏡によるイメージング又はそれに相当するその他の放射線ベースイメージングであることができる。本書において、「垂直分解能」という用語は幅広い意味に理解すべきであり、それゆえ垂直分解能は、単一の形体の垂直方向の位置、及び/又は2以上の垂直に隣接する形体を見分ける能力、及び/又は垂直方向のプロファイリングの正確さを決定することができる精度を、考察中の状況に応じて決定する。
本発明による物品は、複数の段を持つ段差付きの厚さプロファイルを有する。隣り合った段は、放射線ベースイメージングに使用される放射線と別々に相互作用するように配置され、そのために各段は、その各段に隣接する段とは異なるように放射線と相互作用するように配置される。したがって、各イメージングの状況において、放射線ベースイメージングに関係するイメージング面に垂直方向においてどの段が一番近いかを特定することが可能である。こうして、段のうちの一番近い段に関連する所定の垂直方向の位置の値を、考察中のイメージングの状況で得られる放射線ベースイメージングの結果に関連する垂直方向の位置の値として使用することができる。
しかるべき垂直方向の位置の値を、イメージング面の種々の垂直方向の位置に関して得られる放射線ベースイメージングの結果と関連づけることが可能であるので、例えば、二次元の「2D」イメージングのために設計される普通の顕微鏡を、三次元の「3D」イメージングのために使用することが可能である。それゆえに、2Dイメージは、本発明による物品をベースとしたしかるべき垂直方向の位置の値に関連づけされる。
本発明の例示の限定しない実施形態による物品は、所定の厚さを有する複数の層を含む。これらの層は、垂直方向に沿って互いに積み重ねられる。これらの層は、上述の段差付きの厚さプロファイルを形成するように、部分的に重なり合うようにして互いに積み重ねられる。
上述の層のうちの1つ以上は、例えばラングミュア−ブロジェット膜「LBF(Langmuir−Blodgett Film)」でよいが、必ずしもそうでなくてもよい。LBFは、既知の方法で、例えば2.5nmの、一定の厚さを有するように製造することができる。そのため、物品の厚さプロファイルは、互いに積み重ねるLBFの数を調節することによって、約2.5nmの段差で制御することができる。物品のいろいろな部分にいろいろな数の積み重ねたLBFを配置することによって、段差をつけた厚さプロファイルを実現することができる。物品は更に、おのおのが高配向性熱分解グラファイト「HOPG(Highly Ordered Pyrolytic Graphite)」で製作されてLBFよりも大きい厚さを有する1以上の層によって作られた段を含んでもよい。各HOPG層の厚さは、例えば約2μmでよい。各HOPG層の厚さは、約0.3nmの段差で制御することができる。1以上のHOPG層を用いることによって、より少数のLBFで十分な厚さの物品を得ることができる。段差付きの厚さプロファイルを得るために、物品の異なる部分に異なる数のHOPG層があってもよい。多くの場合には、物品から放射線が出て行く部分である物品の外表面の少なくとも一部を構成する各層は、LBFであることが有利である。その理由は、例えばHOPGと比べて、LBFの光学的特性は多くの生体サンプルの光学的特性に近いからである。
上述の種類の物品は、例えば次の方法で製造することができる。最初に、HOPGの基材を用意し、所望の厚さとするため十分な数のHOPG層を既知の方法で剥がす。電子線リソグラフィーを使用してHOPG材料を取り除くことにより、より管理された厚さとすることができる。次に、単層安定化対イオン、例えば酢酸ウラニル又はCdClを含有している副相上にある単層を通して、HOPG基材を既知の方法で浸漬させることにより、HOPG基材の上に脂質膜、例えばステアリン酸又はホスファチジルコリンのLBFを堆積させる。その後、作製されるLBF層のために、製作する校正物品を、副相中にそれほど深くなく浸漬させることにより、段差付きの厚さプロファイルを得ることができる。
例えば、隣り合う段のために異なるLBF膜材料及び/又はドープをした異なるLBF膜材料を使用することによって、隣り合う段の表面に異なるパターン及び/又は表面構造を例えば電子線リソグラフィーを使用して作ることによって、及び/又はその他のしかるべき方法によって、物品の隣り合う段を、異なるようにイメージング用放射線と相互作用をするようにすることができる。
ラングミュア−ブロジェット「LB」デポジションにより物品を作製するために考えられる材料は、脂肪酸、脂肪アルコール、脂肪族アミン、リン脂質、ステロール、及びこれらの任意の両親媒性誘導体である。その理由は、これらを使用して、2〜4nmの正確な厚さの単一層さえも形成することができるからである。ラングミュア−ブロジェット技術によりこれらの平坦な単一層を繰り返し複数回堆積させることによって、好適な段の高さを作ることができる。
上述の層は、必ずしもLBFを含むとは限らず、層を構成する膜は、金型成形、スピニング、パンチング、又は注型によっても作ることができる。膜は、スライドガラス上に、又は他の任意の基材上に作ることができよう。場合によっては、基材は放射線に対して透明であることが有利である。基材上に最初にベース層を作ることができ、次いで段差付きの厚さプロファイルを構成する層をベース層の上に作ることができる。
本発明の例示の限定しない別の実施形態による物品は、最初に十分厚い層を基材上に製作し、次いで、この層を段差付きの厚さプロファイルを有するように成形するため、例えば金属製で、段差付きの形状プロファイルを有する型を上記の層に押し付けるように製造される。
注目すべきなのは、上述の材料と製造方法は限定しない例であるということ、そして本発明のいろいろな実施形態による物品は、いろいろな方法でもって、イメージングに使用する放射線との好適な相互作用特性を有しかつ適切な段差付き厚さプロファイルを作るのに好適であるいろいろな材料で、製作することができるということである。
本発明によれば、サンプルの放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための新しい方法も提供される。本発明による方法は、次のことを含む:
・放射線ベースイメージングの間、サンプルと本発明による物品を共に視野「FOV」内に入れること、
・物品の段のうちの1つが、垂直方向において、放射線ベースイメージングに関連するイメージング面に、物品のその他のいずれの段よりも近くなったときに、放射線ベースイメージングの結果を生成すること、及び
・段のうちの上記の1つに関連する所定の垂直位置の値を、放射線ベースイメージングの結果と関連づけること。
本発明によれば、サンプルの放射線ベースイメージングのための新しいシステムも提供される。本発明によるシステムは、次のものを含む:
・本発明による物品、及び
・イメージングの結果を生成するためのイメージング装置であって、サンプルと物品が共にイメージング装置の視野内にあるときに、サンプルからやってくる第1の波動と物品からやってくる第2の波動とをベースとしてイメージングの結果を生成するためのイメージング装置。
イメージング装置は、放射線ベースイメージングに関係するイメージング面を垂直方向に移動させるための移動機構を含む。
本発明の例示の限定しないいくつかの実施形態が、特許請求の範囲に記載されている。
構成に関すると共に操作の方法にも関する本発明の例示の限定しない実施形態も、更にその目的及び利点も、添付の図面との関連において具体的に例示する以下の実施形態の説明を読めば、最もよく理解される。
本書において、「含む」という語は、記載していない構成要件の存在を除外もせず必要ともしないオープンの限定として使用される。従属請求項に記載された構成要件は、特段の明示記載がなければ、相互に自由に組み合わせることができる。更に、本書の全体を通して、特段の記載がない限り、名詞は単数に限定されず、複数であることを除外しないことを理解すべきである。
添付の図面を参照して、本発明の例示の限定しない実施形態及びそれらの利点を以下で一層詳しく説明する。
本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品を説明する図である。 放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための本発明の例示の限定しない実施形態による方法のフローチャートである。 放射線ベースイメージングのための本発明の例示の限定しない実施形態によるシステムを説明する図である。 放射線ベースイメージングのための本発明の例示の限定しない実施形態によるシステムの一部を説明する図である。 放射線ベースイメージングのための本発明の例示の限定しない実施形態によるシステムの一部を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。 本発明の例示の限定しない実施形態による物品の例証となる使用法を説明する図である。
下記の説明で提供する具体的な例は、特許請求の範囲の請求項の範囲及び/又は利用可能性を制限するものと解釈すべきでない。下記の説明において提供する例のリストとグループは、特段の記載がなければ、全てを網羅しているものではない。
図1a及び1bは、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための、本発明の例示の限定しない実施形態による物品100を図解している。放射線ベースイメージングの垂直方向は、座標系199のz軸と平行であると仮定する。図1aは、図1bに示したA−A線に沿って切り取った断面図を示しており、それに対して図1bは、物品100の模式上面図を示している。図1aにおいて、切断面は座標系199のx−z面と平行である。この例示ケースでは、物品100は、基材116と、基材の上面上の層101、102、103、104、105を含んでいる。層101〜105は、部分的に重なるようにして互いに積み重ねられ、それにより段106、107、108、109、110を有する段差付きの厚さプロファイルを形成している。その段差付き厚さプロファイルは図1aに示されている。層101〜105は、物品100のしかるべき材料特性が調査しようとする生体サンプル又は合成有機サンプルのしかるべき材料特性に十分近くなる状況を実現するために、有機材料を含むことができる。現代化学においては、有機材料は、本来は生物に由来するが、現在は実験室で合成されたものも含む炭素ベースの化合物であると定義されている。層101〜105は、例えばラングミュア−ブロジェット膜「LBF」又は適切なポリマーフィルムでよいが、必ずしもそれらであるとは限らない。基材102は、例えば、高配向性熱分解グラファイト「HOPG」、SiO、金属、金属酸化物又はケイ素で製作することができる。
物品100の段差付き厚さプロファイルの隣り合う段は、放射線ベースイメージングで使用される放射線と異なるように相互作用するように配置される。したがって、各イメージングの状況において、段106〜110のうちのいずれのものが、放射線ベースイメージングに関連するイメージング面に垂直方向で一番近いかを特定することが可能である。したがって、段106〜110のうちの一番近い段に関連する所定の垂直方向の位置の値を、考察中のイメージングの状況において得られるイメージングの結果に関連する垂直方向の位置の値として使用することができる。
図1a及び図1bに図解した例示の物品100において、段106〜110の実質的に水平な面111、112、113、114、115は、放射線ベースイメージングで使用する放射線に対して異なる反射特性及び/又は散乱特性を有するようにされている。本書において、「反射特性」とは、面がどの程度、やってくる放射線を、面に垂直のベクトルに対する反射角が上述の面に垂直のベクトルに対する入射角と実質的に同じになるようにして、反射するかを説明する特性である。本書において、「散乱特性」とは、面がどの程度多くの方向に、やってくる放射線を散乱させるかを説明する特性である。層101〜105は、例えば、放射線ベースイメージングで使用する放射線と波長に依存して相互作用する特性を有する物質を含むことができ、それにより隣り合う段の相互作用特性は異なる波長依存性を有する。放射線が多色の可視光である場合には、上述の物質は、段106〜110のうちの隣り合った段が異なる色を有するように、着色顔料であることができる。着色顔料は、層101〜105の基礎材料に混ぜ入れることができ、あるいは着色顔料は、層101〜105の最上面を構成してもよい。図1bでは、間隔の異なる水平ハッチングが、放射線に対して波長に依存する異なる相互作用特性、例えば異なる色及び/又は異なる干渉縞を表現している。場合によっては、波長に依存する相互作用特性は、視角にも依存することができる。
本発明の例示の限定しない実施形態による物品において、層101〜105は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と相互作用する粒子を含み、それにより隣り合った段は放射線との異なる相互作用特性を有する。物品の隣り合った段は、層101〜105のうちの異なる層において異なる粒子を用いることによって、互いに異なるように作製することができる。単位体積当たりの粒子の量を、層101〜105の異なる層で差をつけることも可能である。更に、粒子を層101〜105に不均一に分布させて、それにより粒子が、層101〜105の異なる層において異なる幾何学パターンを構成するようにすることも可能である。
図2は、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための、本発明の例示の限定しない実施形態による物品200の側面図を示している。放射線ベースイメージングの垂直方向は、座標系299のz軸と平行であると仮定する。物品200は、基材216と、基材の上面上の層201、202、203、204、205とを含む。層201〜205は、部分的に重なるようにして互いに積み重ねられ、それにより段206、207、208、209、210を有する段差付きの厚さプロファイルを形成している。物品200の段206〜210のうちの隣り合う段は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置されている。この例示ケースでは、段206〜210のうちの隣り合った段は、座標系299の正のz方向に沿って物品200を通過する放射線に対して異なる放射線透過特性を有する。図2には、正のz方向に物品200を通り抜ける放射線が、破線の矢印で表されている。例えば、適切なコーティングを備えた実質的に水平な面211、212、213、214、215を提供することによって、及び/又は面211〜215の粗さ及び/又は他の特性が互いに異なるようにすることによって、段206〜210の異なる放射線透過特性を実現することができる。物品の異なる層で異なる材料を使用することによって、及び/又は異なる層の基礎材料で異なる配合成分を使用することによって、及び/又は異なる層の基礎材料に異なる粒子を混ぜ合わせることによって、及び/又は異なる層の基礎材料に粒子を異なるように混ぜ合わせて、例えば単位体積当たりの配合粒子の量が層ごとに異なるようにすることによって、異なる放射線透過特性を実現することも可能である。このように、段206〜210の異なる放射線透過特性を実現するのにはたくさんの方法がある。
図3は、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための、本発明の例示の限定しない実施形態による物品300の側面図を示している。放射線ベースイメージングの垂直方向は、座標系399のz軸と平行であると仮定する。物品300は、基材316と、基材の上面上の層301、302、303、304、305とを含む。層301〜305は、部分的に重なるようにして互いに積み重ねられ、それにより段306、307、308、309、310を有する段差付きの厚さプロファイルを形成している。物品300の隣り合う段は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置されている。この例示ケースでは、隣り合った段の面が放射線ベースイメージングで使用する放射線に対して異なる散乱特性を有する異なる表面構造を有するように、段306〜310の面311、312、313、314、315は表面構造を有している。面313及び314の異なる表面構造を、図3に示した部分拡大図340及び341により図解している。
図4a及び4bは、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための、本発明の例示の限定しない実施形態による物品400を例示している。放射線ベースイメージングの垂直方向は、座標系499のz軸と平行であると仮定する。図4aは、物品400の模式上面図を示しているのに対し、図4bは、図4aに示したA−A線に沿って切り取った断面図を示している。図4bにおいて、切断面は座標系499のx−z面と平行である。物品400は、部分的に重なり合うようにして互いに積み重ねられ、それにより段406、407、408、409、410を有する段差付きの厚さプロファイルを形成している層401、402、403、404、405を含んでいる。物品400の隣り合った段は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置されている。この例示ケースでは、段406〜410の面411、412、413、414、415は、隣り合った段が異なる幾何学パターンを有するように、放射線ベースイメージングで使用する放射線との異なる相互作用特性を有する幾何学パターンの領域を有している。図4aにクロスハッチング付きで示した領域は、放射線との第1の相互作用特性を有し、図4aにクロスハッチングなしで示した領域は、放射線との第2の相互作用特性を有しており、ここで第2の相互作用特性は第1の相互作用特性とは異なっている。放射線が多色の可視光である場合、クロスハッチング付きで表した領域は第1の色を有することができ、クロスハッチングなしで表した領域は第1の色と異なる第2の色を有することができる。クロスハッチング付きで示した領域は、第1の相互作用パターンを生じさせることができ、クロスハッチングなしで示した領域は、第1の相互作用パターンとは異なる第2の相互作用パターンを生じさせることができる、ということも可能である。場合によっては、相互作用特性は視角にも依存することができる。
図5a及び5bは、放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための、本発明の例示の限定しない実施形態による物品500を例示している。放射線ベースイメージングの垂直方向は、座標系599のz軸と平行であると仮定する。図5aは、物品500の模式上面図を示しており、図5bは、図5aに示したA−A線に沿って切り取った断面図を示している。図5bにおいて、切断面は座標系599のx−z面と平行である。物品500は、段506、507、508、509、510を有する段差付き厚さプロファイルを形成するように付形されている層501を含んでいる。物品500の隣り合った段は、放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置されている。この例示ケースでは、段506〜510の面511、512、513、514、515は、放射線ベースイメージングで使用する放射線との異なる相互作用特性を有する幾何学パターンの領域を、それらの段が類似した幾何学パターンを有するように有している。図5aに図解した例示ケースでは、面511〜515のおのおのが、図5aで垂直ハッチングにより表した第1の領域によって、及び図5aで水平ハッチングにより表した第2の領域によって構成された、斜めの幾何学パターンを有している。面511〜515は、面511〜515のうちの異なる面の第2の領域が放射線ベースイメージングで使用する放射線との異なる相互作用特性を有するように、互いに差別化されている。図5aでは、相互作用特性の違いは、水平ハッチングの間隔で表されている。
図6は、サンプルの放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための本発明の限定しない例示の実施形態による方法のフローチャートを示している。この方法は、以下の作業を含んでいる:
・作業601: 放射線ベースイメージングの間、サンプル及び本発明の実施形態による物品を共に視野「FOV」内に配置し、物品の段差付き厚さプロファイルの隣り合った段を放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用させること、
・作業602: 物品の段のうちの1つが、垂直方向において物品のその他のいずれの段よりも放射線ベースイメージングに関連するイメージング面に近くなったときに、放射線ベースイメージングの結果を生成すること、及び
・作業603: 物品の段のうちの上記の1つに関連する所定の垂直位置の値を、放射線ベースイメージングの結果と関連づけること。
上述の物品は、例えば、図1a及び1bに例示した物品100、又は図2に例示した物品200、又は図3に例示した物品300、又は図4a及び4bに例示した物品400、又は図5a及び5bに例示した物品500と同様の物品でよいが、必ずしもそれらに限定されない。
本発明の限定しない例示実施形態による方法は、イメージングの結果を得る前に、イメージング面の垂直方向の位置を調整して、それにより物品の段のうちの1つが物品の他のいずれの段よりも垂直方向においてイメージング面に近くなるようにすることを含む。
本発明の限定しない例示実施形態による方法では、放射線ベースイメージングは顕微鏡による検査であり、イメージング面は放射線ベースイメージングのために使用する顕微鏡の焦点面である。
図7は、サンプル724の放射線ベースイメージングのための、本発明の限定しない例示実施形態のシステムの模式図を示している。このシステムは、例えば図1a及び1bに例示した物品100、又は図3に例示した物品300、又は図4a及び4bに例示した物品400、又は図5a及び5bに例示した物品500と同様であるが必ずしもそれに限定されないものであってよい物品700を含んでいる。物品700は、隣り合った段が放射線ベースイメージングで使用する電磁放射線と異なるように相互作用するように配置された段差付きの厚さプロファイルを有する。図7に示した例示ケースでは、物品700は、垂直方向の位置の値z1、z2、z3、z4、z5、z6で表される垂直方向の位置に6つの段を有している。これらの垂直方向の位置は、しかるべき基準面からの垂直方向の距離として定義することができる。図7に示した例示ケースでは、垂直方向の距離は座標系799のz方向に沿って測定される。
上記のシステムは、イメージング装置720を含んでおり、この装置は、サンプルと物品が共にイメージング装置720の視野「FOV」722内にあるときに、サンプル724からやってくる第1の波動と物品700からやってくる第2の波動とをベースとしてイメージングの結果を生成するためのものである。図7に図示した例示システムにおいて、イメージング装置720は、放射線源733と、放射線をサンプル724及び物品700へ向けるためのダイクロイックミラー732とを含んでいる。このイメージング装置720は、例えば電荷結合素子「CCD」センサーであることができる画像センサー727を含んでいる。更に、イメージング装置720は、所望の方法で放射線の焦点を合わせるため及びそれをコリメートするためのレンズを含んでいる。イメージング装置720は、放射線ベースイメージングに関係するイメージング面723を垂直に移動させるための移動機構721を含んでいる。図7に示した例示の状況では、イメージング面723の垂直方向の位置は、イメージング面723が物品700の段709と実質的に一致するような位置である。したがって、図7に示した例示の状況で得られるイメージングの結果は、垂直方向の位置z5と関連づけることができる。
図8は、サンプル824の放射線ベースイメージングのための、本発明の限定しない例示実施形態によるシステムの一部を図示している。このシステムは、放射線ベースイメージングに関係する視野「FOV」822内にサンプル824と共に位置する物品800を含んでいる。この例示ケースでは、放射線はサンプル824及び物品800を、座標系899の正のz方向に通り抜ける。物品800は、例えば図2に例示した物品200と同様のものでよいが、必ずしもそれに限定されない。
図9は、サンプル924の放射線ベースイメージングのための、本発明の限定しない例示実施形態によるシステムの一部を図示している。このシステムは、放射線ベースイメージングに関係する視野「FOV」922内にサンプル924と共に位置する物品900を含んでいる。この例示ケースでは、放射線は上方から斜めに到来し、そしてサンプル924及び物品900から散乱及び反射される。物品900は、例えば図1a及び1bに例示した物品100、又は図3に例示した物品300、又は図4a及び4bに例示した物品400、又は図5a及び5bに例示した物品500と同様でよいが、必ずしもそれに限定されない。
図10a〜10fは、本発明の限定しない例示実施形態による物品1000の使用法を説明するものである。例示する状況においては、物品1000と塩の結晶が光学顕微鏡の同じ視野「FOV」内にある。物品1000には5つの段があって、座標系1099のz方向において、第1段は図10aに0μmの表示のある基準面より2μm上にあり、第2段は基準面より4μm上にあり、第3段は基準面より6μm上にあり、第4段は基準面より10μm上にあり、第5段は基準面より13μm上にあるようになっている。図10aは、光学顕微鏡の焦点面が基準面と一致している状況を示し、図10bは、焦点面が2μmの第1段と一致している状況を示し、図10cは、焦点面が4μmの第2段と一致している状況を示し、図10dは、焦点面が6μmの第3段と一致している状況を示し、図10eは、焦点面が10μmの第4段と一致している状況を示し、図10fは、焦点面が13μmの第5段と一致している状況を示している。
本書で提供する上述の限定しない具体的な例は、特許請求の範囲の請求項の範囲及び/又は利用可能性を制限するものと解釈すべきでない。更に、本書で提供する例のいかなるリスト又はグループも、特段の記載がなければ、全てを網羅しているものではない。

Claims (19)

  1. 放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための物品であり、複数の段(106〜110、206〜210、306〜310、406〜410、506〜510)を持つ段差付きの厚さプロファイルを有する、物品(100、200、300、400、500)であって、前記段のうちの隣り合う段が、前記放射線ベースイメージングで使用する放射線と異なるように相互作用するように配置されており、それにより各段が、その各段と隣り合う段とが異なるように前記放射線と相互作用するようにされていることを特徴とする、物品(100、200、300、400、500)。
  2. 前記段(106〜110)のうちの前記隣り合う段の面(111〜115)が、異なる反射特性を有する、請求項1に記載の物品。
  3. 前記段(206〜210)のうちの前記隣り合う段が、異なる放射線透過特性を有する、請求項1又は2に記載の物品。
  4. 前記段(306〜310)のうちの前記隣り合う段の面(311〜315)が、異なる散乱特性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品。
  5. 前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線との、波長に依存する相互作用特性を有する物質を含み、それにより前記段のうちの前記隣り合う段の相互作用特性が、異なる波長依存性を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品。
  6. 前記段の面(411〜415)が、前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線との異なる相互作用特性を有する幾何学パターンの領域を有し、それによって前記段のうちの前記隣り合う段が、異なる幾何学パターンを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の物品。
  7. 前記段の面(511〜515)が、前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線との異なる相互作用特性を有する幾何学パターンの領域を有しており、それによって前記段のうちの前記隣り合う段が、類似した幾何学パターンを有し、また前記類似した幾何学パターンのうちの第1の幾何学パターンの領域のうちの少なくとも1つの領域の相互作用特性が、前記類似した幾何学パターンのうちの第2の幾何学パターンの領域のうちの対応する1つの領域の相互作用特性と異なる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の物品。
  8. 前記段の面(311〜315)が、前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線との異なる相互作用特性を有する表面構造を有しており、それによって前記段のうちの隣り合う段が、異なる表面構造を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の物品。
  9. 前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線と相互作用する粒子を含んでおり、それによって前記段のうちの隣り合う段が、前記放射線ベースイメージングにおいて使用する放射線との異なる相互作用特性を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の物品。
  10. 前記段のうちの隣り合う段の前記粒子が互いに異なる、請求項9に記載の物品。
  11. 前記段のうちの隣り合う段の前記粒子が、異なる幾何学パターンを構成するように取り合わされている、請求項9又は10に記載の物品。
  12. 当該物品が基材(116)を含み、かつ前記段差付きの厚さプロファイルを構成している材料が、前記基材の上面上にある、請求項1〜11のいずれか一項に記載の物品。
  13. 前記基材が高配向性熱分解グラファイト基材で製作されている、請求項12に記載の物品。
  14. 所定の厚さを有しかつ垂直方向で部分的に重なり合うようにして互いに積み重ねられている層(101〜105、201〜205、301〜305、401〜405)を含んでおり、それによって前記段差付きの厚さプロファイルを形成している、請求項1〜13のいずれか一項に記載の物品(100、200、300、400)。
  15. 前記層のうちの少なくとも1つが、ポリマーフィルムを含む、請求項14に記載の物品。
  16. 前記層のうちの少なくとも1つが、ラングミュア−ブロジェット膜を含む、請求項14に記載の物品。
  17. 次のことを含む、サンプルの放射線ベースイメージングの垂直分解能を向上させるための方法:
    ・放射線ベースイメージングの間、前記サンプルと請求項1〜16のいずれか一項に記載の物品とを共に、視野内に配置すること(601)、
    ・前記物品の前記段差付きの厚さプロファイルの段のうちの1つが、垂直方向において、前記段のうちの他のいずれの段よりも、前記放射線ベースイメージングに関連するイメージング面に近くなったときに、放射線ベースイメージングの結果を生成すること(602)、及び
    ・前記段のうちの前記1つに関連する所定の垂直位置の値を、放射線ベースの前記イメージングの結果と関連づけること(603)。
  18. 前記放射線ベースイメージングが、顕微鏡法であり、かつ前記イメージング面が、前記放射線ベースイメージングのために使用される顕微鏡の焦点面である、請求項17に記載の方法。
  19. サンプルの放射線ベースイメージングのためのシステムであって、
    ・請求項1〜16のいずれか一項に記載の物品(700)、及び
    ・イメージングの結果を生成するためのイメージング装置であって、前記サンプルと前記物品が共に当該イメージング装置の視野内にあるときに、前記サンプルからやってくる第1の波動と前記物品からやってくる第2の波動とをベースとして前記イメージングの結果を生成するためのイメージング装置(720)、
    を含み、
    前記イメージング装置が、放射線ベースの前記イメージングに関連するイメージング面を垂直に移動させるための移動機構(721)を含む、
    サンプルの放射線ベースイメージングのためのシステム。
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