JP2020506168A - 新規JAKキナーゼ阻害剤としての5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸誘導体 - Google Patents

新規JAKキナーゼ阻害剤としての5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I)の化合物であって、式中、XはNHもしくはOを表し、nは1〜3から選択される整数であり、Yは、結合、−C(O)O−*、−C(O)OR3−*、もしくは−C(O)NHR3−*を表し、Wは、フェニル、ピリジル、(C3〜C7)シクロアルキル、及び4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される上記化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物に関する。本発明は、治療における使用のための上記化合物、上記化合物を含む医薬組成物、上記化合物を用いた疾患の治療方法、及び医薬の製造における上記化合物の使用に更に関する。

Description

本発明は、ヤヌスキナーゼなどのプロテインチロシンキナーゼの阻害剤である化合物、治療における使用のための上記化合物、上記化合物を含む医薬組成物、及び上記化合物を用いた疾患の治療方法に関する。
本発明は、ヤヌスキナーゼ、JAK1、JAK2、JAK3、及びTYK2などのプロテインチロシンキナーゼの阻害剤である新規化合物に関する。プロテインチロシンキナーゼは、タンパク質基質中のチロシン残基へのアデノシン三リン酸の末端リン酸の転移を触媒する酵素のファミリーである。タンパク質基質上のチロシン残基のリン酸化によって、細胞増殖分化ならびに活性化、代謝、造血、宿主防御、及び免疫調節などの多種多様な過程を調節する細胞内シグナルの伝達が生じる。多くの炎症性疾病及び他の免疫系の障害(例えば自己免疫疾患)における分子機序の解明によって、これらの細胞内シグナル経路の重要な役割が脚光を浴びたことから、プロテインチロシンキナーゼの活性の調節が炎症性疾患の治療への魅力的な道であると思われる。受容体型プロテインチロシンキナーゼ、例えばインスリン受容体、または非受容体型プロテインチロシンキナーゼである可能性がある、多数のプロテインチロシンキナーゼが同定されている。
プロテインチロシンキナーゼJAK1、JAK2、JAK3、及びTYK2は、種々のサイトカイン受容体鎖の細胞質ドメインと選択的に会合し、組織恒常性のサイトカイン依存性の調節、自然免疫の開始、適応免疫応答の形成、及び炎症過程において本質的な役割を有する。上記プロテインチロシンキナーゼは、サイトカイン受容体の刺激によるチロシンのリン酸化を介した該プロテインチロシンキナーゼの活性化に応答するシグナル伝達において重要である。(1) Schindler C. et al. JAK−STAT signaling: from interferons to cytokines. J. Biol. Chem 2007;282(28):20059;(2) O’Shea J.J. Targeting the Jak/STAT pathway for immunosuppression;Ann. Rheum. Dis. 2004;63 Suppl 2:ii67;(3) Schindler C. Series introduction. JAK−STAT signaling in human disease;J. Clin. Invest. 2002;109(9):1133);(4) O’Shea et. Al. Cell, Vol. 109, S121−S131, 2002;(5) Schwartz D.M. et al. Nat. Rev. Rheumatol., 2016;12(1): 25−36;(6) O’Shea et al. New. Eng. J. Med. 2013;368(2): 161−170。
JAK1、JAK2、及びTYK2は偏在的に発現されるが、JAK3は圧倒的に造血細胞において発現される。
JAK1は生物学的応答の媒介において重要な役割を果たし、JAK1は広く発現され、いくつかの主要なサイトカイン受容体ファミリーと会合している。JAK1は、IL−2受容体γサブユニットファミリー(IL−2、IL−4、IL−7R、IL−9R、IL−15R、及びIL−21R)、IL−4受容体ファミリー(IL−4R、IL−13R)、gp130受容体ファミリー、ならびにIL−10受容体ファミリー及びI型及びII型IFN受容体ファミリーの両方を含む、クラスIIサイトカイン受容体のメンバーによるシグナル伝達に関与する。
JAK2は、いくつかの単鎖受容体(Epo−R、GHR、PRL−Rを含む)、IL−3受容体ファミリー、gp130受容体ファミリー、IL−12受容体ファミリー(IL−12及びIL−23)、ならびにいくつかのクラスII受容体サイトカインファミリーによるシグナル伝達に関与する。したがって、JAK2は、Epo、IL−3、GM−CSF、IL−5、及びIFNγのシグナル伝達に重要な役割を果たす。JAK2ノックアウトマウスは胚致死性表現型を示す。
JAK3は、IL−2受容体ファミリーとしても知られるI型サイトカイン受容体ファミリー(例えば、IL−2、IL−4、IL−7、IL−9、IL−15、及びIL−21)の共通ガンマ鎖を用いる受容体によるシグナル伝達に関与する。XSCID患者集団は、JAK3タンパク質のレベルが低いまたは共通ガンマ鎖に遺伝的欠陥があることが特定されており、このことは、免疫抑制がJAK3経路によるシグナル伝達の遮断に起因するはずであることを示唆している。動物実験により、JAK3はBリンパ球及びTリンパ球の成熟において重要な役割を果たすのみならず、JAK3はT細胞機能を維持するために構成的に必要とされることが示唆されている。この新規な機序による免疫活性の調節は、免疫系疾患、特に自己免疫疾患などのT細胞増殖性障害の治療に有用であることが証明可能である。
TYK2は、I型インターフェロン、IL−6、IL−10、IL−12、及びIL−23シグナル伝達に関与する。TYK2欠損症のヒト患者が報告されており、この患者には、ウイルス、細菌、及び真菌による多くの日和見感染症を伴う、高IgE様症候群を特徴とする原発性免疫不全障害があった。IL−23は多くの慢性炎症疾病において重要な役割を果たすことが判っていることから、TYK2阻害剤はおそらく、IL−23によって影響を受ける疾患の治療に非常に有効である可能性がある。
ヤヌスキナーゼの阻害剤は、これらのキナーゼが関与する炎症性且つ非感染性の自己免疫疾患の治療において有用性を示すことが期待される。最近、汎JAK阻害剤であるトファシチニブ及びルキソリチニブが、それぞれ関節リウマチ及び骨髄線維症の治療用に発売された。
したがって、JAK阻害剤は更に、例えば、増殖性及び炎症性皮膚疾患である、乾癬、アトピー性皮膚炎、強皮症、酒さ、皮膚癌、皮膚炎、疱疹状皮膚炎、膚筋炎、白斑症、円形脱毛症、接触性皮膚炎、湿疹、乾燥症、じんましん、及び慢性特発性そう痒などの皮膚疾患;喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、嚢胞性線維症、鼻炎、細気管支炎、ビシノーシス、じん肺、気管支拡張症、過敏性肺炎、肺癌、中皮腫、及びサルコイドーシスなどの呼吸器疾患;炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、後腹膜線維症、セリアック病、及び癌などの胃腸疾患;重症筋無力症、シェーグレン症候群、結膜炎、強膜炎、ブドウ膜炎、ドライアイ症候群、角膜炎、虹彩炎などの眼疾患;狼瘡、多発性硬化症、関節リウマチ、I型糖尿病及び糖尿病による合併症、がん、強直性脊椎炎、及び乾癬性関節炎などの全身性適応症、ならびに免疫抑制が望ましい他の自己免疫疾患及び適応症、例えば臓器移植を含む、ヤヌスキナーゼの活性に関連する疾患の治療にも有用である可能性がある。
WO2011/003418は、JAK受容体及びプロテインチロシンキナーゼ阻害剤としての複素環式化合物を開示する。
WO2012/093169は、プロテインキナーゼ阻害剤としての新規スルファミドピペラジン誘導体及びそれらの医薬としての使用を開示する。
本発明者らの研究室において、上記で引用した先行技術文献に開示される4−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタ−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン骨格のJAKキナーゼ阻害剤のキャラクタリゼーションを行ったところ、これらの化合物のいくつかは、イン・ビボ及びイン・ビトロでの投与に際して、様々な程度で主要な代謝産物である4−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタ−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(A)へと分解することが明らかになった。上記代謝産物(A)のキャラクタリゼーションを更に行ったところ、この代謝産物は遺伝毒性を示すことを発見した。この発見は、上記化合物を臨床面で更に開発することに対する妨げとなった。
したがって、本発明の目的は、ヤヌスキナーゼ受容体JAK1、JAK2、JAK3、及びTYK2の1種または複数種に対して高い阻害活性を示し、且つイン・ビボまたはイン・ビトロでの投与に際して、遺伝毒性のある代謝産物4−(4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタ−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(A)を形成し得ない新規化合物を提供することにある。
本発明の化合物は、ヤヌスキナーゼ受容体JAK1、JAK2、JAK3、及びTYK2の1種または複数種に対して高い阻害活性を示し、更に上記化合物は、8位の窒素の炭素による置換、及び8位の炭素−炭素結合の存在に起因して代謝産物(A)を形成し得ない、5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸骨格(B)を有する。
本発明の化合物は更に、改善された代謝安定性及び代謝排出特性、経皮安定性及び送達特性、局所送達後の全身暴露特性などの有利な性質を有することができ、これらの特性の全てにより、本化合物は、局所用薬物製剤における活性医薬成分として用いるのに特に適するものとなり得る。
いくつかの本発明の化合物の特定の利点は、本化合物がケラチン生成細胞において安定性を示す一方、ヒト肝ミクロソーム及び/またはヒト肝細胞において高いクリアランスを示し、したがって皮膚における本化合物の安定性及び本化合物の高い全身におけるクリアランスを共に示し、これにより、局所投与に際しての有害な副作用の危険性が低いことを示しつつ、皮膚における有効性を保持することである。
本発明の化合物は好ましい溶解特性を更に有することができる。
本発明の化合物は、他のキナーゼに対するのと比較して高度に選択的なJAK阻害活性及び/または有利な細胞毒性、光毒性、及び遺伝毒性などの有利な安全に関する特性を更に有することができる。
従って、本発明は、一般式I
の化合物であって、
式中、
XはNHまたはOを表し、
及びRはそれぞれ独立に、水素、重水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、(C〜C)アルキル、及びヒドロキシル(C〜C)アルキルからなる群より選択され、
nは1〜3から選択される整数であり、
Yは、結合、−C(O)O−*、−C(O)OR−*、または−C(O)NHR−*を表し、但し、*はWとの結合点を表し、Rは(C〜C)アルキレンを表し、
Wは、フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、上記フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、及び−SONHから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい
上記化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物に関する。
更なる態様において、本発明は、医薬としての使用のための上記一般式Iの化合物に関する。
別の態様において、本発明は、自己免疫疾患などの免疫系の疾患、もしくは免疫系の調節解除に関連する疾患の予防及び/または治療における使用のための、上記一般式Iの化合物に関する。
更に別の態様において、本発明は、上記一般式Iの化合物を、薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体(複数可)と共に含む医薬組成物に関する。
用語の定義
用語「(C〜C)アルキル」は、分枝鎖状または直鎖状炭化水素から1の水素原子が除去されたときに得られる基を示すことが意図される。上記(C〜C)アルキルは、1〜6、好ましくは1〜4、例えば1〜3、例えば2〜3、または例えば1〜2の炭素原子を含む。この用語は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、及びイソヘキシルなどの、サブクラスであるノルマルアルキル(n−アルキル)、第二級アルキル、及び第三級アルキルを包含する。「(C〜C)アルキル」中の炭素原子の数は接頭辞「(C〜C)」によって示され、但し、aは当該炭化水素基中の炭素の最小の数であり、bは最大の数である。したがって、例えば、(C〜C)アルキルは、1〜4の炭素原子を含むアルキル基を示すことが意図される。
用語「(C〜C)アルキレン」は、直鎖状または分枝鎖状の、好ましくは1〜4、より好ましくは1〜3の炭素原子、例えば1〜2の炭素原子または例えば1の炭素原子を有する2価の飽和脂肪族ヒドロカルビル基を示すことが意図される。この用語は、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、n−プロピレン(−CHCHCH−)、イソプロピレン(−CHCH(CH)−)、または(−CH(CH)CH−)などの基によって例示される。
用語「(C〜C)アルキルオキシ」及び「(C〜C)アルコキシ」は、式−OR’(式中、R’は本明細書に示される(C〜C)アルキルであり、上記(C〜C)アルキル基は酸素原子を介して親分子の部分に付加している)の基、例えば、メトキシ(−OCH)、エトキシ(−OCHCH)、n−プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシなどを示すことが意図される。
用語「シアノ」は、−CN基であって、当該炭素原子を介して親分子の部分に結合した上記基を示すことが意図される。
用語「シアノ(C〜C)アルキル」は、シアノメチルまたはシアノエチルなどの、1または複数の本明細書で定義されるシアノ原子で置換された、本明細書で定義される(C〜C)アルキル基を示すことが意図される。
用語「(C〜C)シクロアルキル」は、(C〜C)炭素原子、例えば3〜7の炭素原子、好ましくは3〜6の炭素原子、例えば3〜5の炭素原子または例えば3〜4の炭素原子を含む飽和シクロアルカン炭化水素基、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはシクロヘプチルを示すことが意図される。
用語「ハロ(C〜C)アルキル」は1もしくは複数の、本明細書で定義されるハロゲン原子、例えばフルオロまたはクロロで置換された、本明細書で定義される(C〜C)アルキル基、例えばジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルを示すことが意図される。
用語「ハロ(C〜C)アルキルオキシ」及び「ハロ(C〜C)アルコキシ」は、酸素原子を介して親分子の部分に付加した、本明細書で定義されるハロ(C〜C)アルキル基、例えばジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを示すことが意図される。
用語「ハロゲン」は、周期表の第7主族由来の置換基、例えばフルオロ、クロロ、及びブロモを示すことが意図される。
用語「O、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキル」は、1または2の炭素原子が1または2個のヘテロ原子で置換された、したがって、2、3、4、または5の炭素原子を含み、O、N、またはSから選択される1または2個のヘテロ原子を更に含む、例えば3、4、または5の炭素原子を含み、更にO、N、またはSから選択される1のヘテロ原子を含む、本明細書に記載の(C〜C)シクロアルカン基を示すことが意図される。上記ヘテロシクロアルキル基は、当該ヘテロシクロアルキル基内の何処かに含まれる炭素原子または窒素原子を介して親分子の部分に結合していてもよい。上記ヘテロシクロアルキル基の代表的な例としては、ピペラジニル、モルホリニル、オキセタニル、チエタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、またはピペリジニルが挙げられるが、これらに限定はされない。
炭化水素基(例えば、アルキル、シクロアルキル)中の炭素原子の数は接頭辞「(C〜C)」によって示され、但し、aは当該炭化水素基中の炭素の最小の数であり、bは最大の数である。したがって、例えば、(C〜C)アルキルは、1〜4の炭素原子を含むアルキル基を示すことが意図され、(C〜C)シクロアルキルは、3〜5の炭素環原子を含むシクロアルキル基を示すことが意図される。
用語「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」は−OH基を示すことが意図される。
用語「ヒドロキシ(C〜C)アルキル」または「ヒドロキシル(C〜C)アルキル」は、1または複数のヒドロキシで置換された、上記に定義された(C〜C)アルキル基、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルを示すことが意図される。
用語「オキソ」は、二重結合を介して親分子の部分に結合した酸素原子(=O)を示すことが意図される。
基C(O)はカルボニル基(C=O)を表すことが意図される。
基S(O)はスルホキシド基(S=O)を表すことが意図される。
基S(O)またはSOはスルホン基(O=S=O)を表すことが意図される。
複数の置換基が群から独立に選択されると記載される場合には、それぞれの置換基は他の置換基から独立に選択される。したがって、それぞれの置換基は他の置換基(複数可)と同一であってもよく、または他の置換基(複数可)と異なっていてもよい。
用語「置換されていてもよい」とは「非置換であるかまたは置換された」を意味し、したがって、本明細書に記載の一般式は、上記指定された任意選択の置換基(複数可)を含む化合物、ならびに上記任意選択の置換基(複数可)を含まない化合物を包含する。
用語「薬学的に許容される塩」は、塩基性部分を含む式Iの化合物を、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、2,2−ジクロロ酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、ガラクタル酸、乳酸、マレイン酸、L−リンゴ酸、フタル酸、クエン酸、プロピオン酸、安息香酸、グルタル酸、グルコン酸、D−グルクロン酸、メタンスルホン酸、サリチル酸、コハク酸、マロン酸、酒石酸、ベンゼンスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルファミン酸、もしくはフマル酸などの、適宜の無機または有機酸と反応させることによって調製される塩を示すことが意図される。酸性部分を含む式Iの化合物の薬学的に許容される塩もまた、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化銀、アンモニアなど、または適宜の無毒性アミン、例えば、低級アルキルアミン、ヒドロキシ−低級アルキルアミン、シクロアルキルアミン、もしくはベンジルアミン、もしくはL−アルギニン、もしくはL−リシンなどの適宜の塩基との反応によって調製することができる。薬学的に許容される塩の更なる例は、Berge, S.M.;J. Pharm. Sci.;(1977), 66(1), 1−19に記載され、該文献は参照により本明細書に援用される。
用語「溶媒和物」とは、化合物、例えば式Iの化合物と溶媒、例えばアルコール、グリセリン、または水との間の相互作用によって形成される種であって、結晶形である上記種を示すことが意図される。水が上記溶媒である場合、上記種は水和物と呼ばれる。
本明細書では、用語「治療」とは、疾患、障害、または疾病と戦うことを目的とした患者の管理及び保護を意味する。この用語は、上記疾患、障害、もしくは疾病の進行の遅延、症状及び合併症の改善、軽減、もしくは除去、ならびに/あるいは上記疾患、障害、もしくは疾病の治癒または除去を包含することが意図される。この用語は上記疾病の予防を包含し、ここで予防とは、上記疾患、疾病、または障害と戦うことを目的とした患者の管理及び保護として理解されるべきであり、症状または合併症の発症を防ぐための本活性化合物の投与を含む。それにもかかわらず、予防的(prophylactic)(予防的(preventive))処置と治療的(治癒的)処置とは2つの異なる態様である。
刊行物、特許出願、及び特許を含む本明細書に引用される全ての参考文献は、本明細書の他所においていずれかの特定の文献の援用が個別に記載されているか否かにかかわらず、本記載をもって、それらの全体が且つ各文献が個別に且つ具体的に参照により本明細書に援用されることが示されているのと同様の程度に、参照により本明細書に援用される。
本発明の実施形態
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、XがNHを表す上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、XがOを表す上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、nが1である上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、nが2である上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、Yが結合を表す上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、Yが、−C(O)O−*、−C(O)OR−*、または−C(O)NHR−*を表し、但し、*がWとの結合点を表し、Rがメチレンを表す上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、R及びRがそれぞれ独立に、水素、ヒドロキシル、メチル、及びヒドロキシメチルからなる群より選択される上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、Wが、(C〜C)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、及びチエタニルからなる群より選択され、但し、上記(C〜C)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、及びチエタニルは、フルオロ、シアノ、−SONH、ヒドロキシル、オキソ、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、シアノメチル、及びメトキシから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、
(8S)−N−[(2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−(2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−テトラヒドロピラン−4−イルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
(8S)−N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(4−シアノ−3−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−2−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(4−シアノ−2−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−[(4−スルファモイルフェニル)メチル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(2,4−ジフロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(4−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−[(3−スルファモイルフェニル)メチル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(3−シアノシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[1−(4−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−(p−トリル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−1−(4−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(3−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(4−シアノ−2−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(p−トリル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(5−シアノ−2−ピリジル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル、
N−[(3−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−(シクロペンチルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[[(1S,3S)−3−シアノシクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−(4−ピリジルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−1−(3−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチルメチル、
N−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−エチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロプロピルメチル、
(8S)−N−[(4−シアノ−3−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−ベンジル−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチル、
(8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
N−[(1S)−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−[4−フルオロ−2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[[(1R,2R)−2−シアノシクロプロピル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(3,4−ジフロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−フェネチル−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
N−(シクロブチルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル、
N−[(1R)−1−(3−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−1−フェニルエチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(3−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−エチルフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(3−シアノ−4−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−(3−ピリジルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−3−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(2R)−3−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(2S)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル、
N−[(1R)−1−(3−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1S)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8R)−N−[(2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
N−[(1R)−1−(5−メトキシ−3−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8R)−N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R,2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1R)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(3,4−ジフロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(3−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(3−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
(8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
(8R)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3−(ヒドロキシメチル)−1,1−ジオキソチエタン−3−イル]メチル、
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル、及び
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル
からなる一覧より選択される一般式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその薬学的に許容される塩から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその薬学的に許容される塩から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルまたはその薬学的に許容される塩から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその水和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその水和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルまたはその水和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドまたはその溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルまたはその溶媒和物から選択される一般式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、nが2であり、RまたはRの少なくとも一方が独立に、ヒドロキシル、メチル、及びヒドロキシメチルからなる群より選択される上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、式中、nが1であり、RまたはRの少なくとも一方が独立に、ヒドロキシル、メチル、及びヒドロキシメチルからなる群より選択される上記化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式I及びIa
の化合物であって、
式中、
及びRはそれぞれ独立に、水素、重水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、(C〜C)アルキル、及びヒドロキシル(C〜C)アルキルからなる群より選択され、
nは1〜3から選択される整数であり、
Yは、結合、−C(O)O−*、−C(O)OR−*、または−C(O)NHR−*を表し、但し、*はWとの結合点を表し、Rは(C〜C)アルキレンを表し、
Wは、フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、上記フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、及び−SONHから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい
上記化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、水和物、または溶媒和物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式I及びIb
の化合物であって、
式中、
’及びR’はそれぞれ独立に、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、(C〜C)アルキル、及びヒドロキシル(C〜C)アルキルからなる群より選択され、
Wは、フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、上記フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、及び−SONHから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい
上記化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、水和物、または溶媒和物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、
式中、
XがOを表し、
及びRがそれぞれ独立に、水素、重水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、(C〜C)アルキル、及びヒドロキシル(C〜C)アルキルからなる群より選択され、
nが1であり、
Yが結合を表し
Wが、(C〜C)シクロアルキル及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、上記(C〜C)シクロアルキル及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、及び−SONHから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい
上記化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、水和物、または溶媒和物を提供する。
一実施形態において、本発明は、一般式Iの化合物であって、
式中、
XがOを表し、
及びRが水素を表し、
nが1であり、
Yが結合を表し
Wが、(C〜C)シクロアルキル及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、上記(C〜C)シクロアルキル及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、から独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい
上記化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、水和物、または溶媒和物を提供する。
本明細書に記載の2以上の実施形態の任意の組み合わせは、本発明の範囲内にあると見なされる。
本発明は、n、R、R、R、R、R、及びRが、本明細書の何処かに記載される任意の組み合わせで組み合わされた全ての実施形態を包含する。
式Iの化合物は、有機溶媒から濃縮することにより直接、あるいは有機溶媒もしくは上記溶媒と有機もしくは水などの無機であってもよい共溶媒との混合物から、結晶化または再結晶化することによってのいずれかで、結晶形態で得てもよい。上記結晶は、本質的に溶媒を含まない形態で、または水和物などの溶媒和物として単離されてもよい。本発明は、多形体及び偽多形体、ならびにそれらの混合物などの、全ての結晶形を包含する。
式Iの化合物は、異性体、例えば鏡像異性体及び場合によってはジアステレオマーの存在を誘起する、非対称に置換された(キラル)炭素原子を含む。本発明は、光学的に純粋な形態、またはそれらの混合物(例えば、ラセミ体及びラセミ混合物または部分的に精製された光学的混合物)としてのいずれかの、全てのかかる異性体に関する。本発明の化合物及び中間体の純粋な立体異性体は、当技術分野において公知の手順を適用することによって得ることができる。種々の異性体は、選択的結晶化及びクロマトグラフィー技法、例えばキラル固定相を用いる高速液体クロマトグラフィーなどの物理的分離方法によって分離することができる。鏡像異性体は、光学活性アミンまたは光学活性酸を用いて形成される場合がある上記鏡像異性体のジアステレオマー塩の選択的結晶化によって互いに分離することができる。続いて、上記精製されたジアステレオマーの塩から光学的に精製された化合物を遊離させることができる。ジアステレオマー誘導体の形成によって鏡像異性体を分割してもよい。あるいは、キラル固定相を用いたクロマトグラフィー技法によって鏡像異性体を分離してもよい。純粋な立体異性体はまた、当該の反応が立体選択的または立体特異的に起こるならば、適当な出発物質の対応する純粋な立体異性体から誘導してもよい。特定の立体異性体が所望の場合、上記化合物は、立体選択的または立体特異的調製方法によって合成されることとなることが好ましい。これらの方法では、キラルで純粋な出発物質を有利に用いることとなる。
更に、分子内に二重結合または完全もしくは部分飽和環系が存在する場合、幾何異性体が形成される場合がある。分離された、純粋なもしくは部分的に精製された幾何異性体またはそれらの混合物としての任意の幾何異性体が本発明の範囲内に含まれることが意図される。ラセミ混合物の相対的立体化学を、本発明の関連化合物の命名において*で示す。
一般式Iの化合物において、当該の原子はそれらの天然の同位体存在量を示してもよく、または1もしくは複数の当該原子が、同一の原子番号を有するが、天然に存在する原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する、特定の同位体が人工的に富化されていてもよい。本発明は、一般式Iの化合物の全ての適当な同位体変種を包含することを意図する。例えば、異なる水素の同位体としてはH、H、及びHが挙げられ、異なる炭素同位体としては、12C、13C、及び14Cが挙げられる。一般式Iの範囲内の同位体富化化合物は、適宜の同位体富化反応剤及び/または中間体を用いた、当業者に周知の従来の技法によって、または本明細書の概括的方法に記載の方法と類似の方法によって調製することができる。
本発明の1または複数の実施形態において、上記で定義された式Iの化合物は、治療に有用であり、特に、例えば、増殖性及び炎症性皮膚疾患である、乾癬、アトピー性皮膚炎、強皮症、酒さ、皮膚癌、皮膚炎、疱疹状皮膚炎、膚筋炎、白斑症、円形脱毛症、接触性皮膚炎、湿疹、乾燥症、魚鱗癬、じんましん、及び慢性特発性そう痒などの皮膚疾患;喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、嚢胞性線維症、鼻炎、細気管支炎、ビシノーシス、じん肺、気管支拡張症、過敏性肺炎、肺癌、中皮腫、及びサルコイドーシスなどの呼吸器疾患;炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、後腹膜線維症、セリアック病、及び癌などの胃腸疾患;重症筋無力症、シェーグレン症候群、結膜炎、強膜炎、ブドウ膜炎、ドライアイ症候群、角膜炎、虹彩炎などの眼疾患;狼瘡、多発性硬化症、関節リウマチ、I型糖尿病及び糖尿病による合併症、がん、強直性脊椎炎、及び乾癬性関節炎などの全身性適応症、ならびに免疫抑制が望ましい他の自己免疫疾患及び適応症、例えば臓器移植の治療に有用である。
一実施形態において、本発明は、乾癬もしくはアトピー性皮膚炎の予防及び/または治療における使用のための、上記で定義された式Iの化合物を提供する。
一実施形態において、本発明は、自己免疫疾患などの免疫系の疾患の予防、治療、または改善方法であって、上記疾患の少なくとも1種に罹患している人に、有効量の1種または複数種の上記式Iの化合物を、任意選択で薬学的に許容される担体または1種もしくは複数種の賦形剤と共に、任意選択で他の治療上活性な化合物との併用で、投与することを含む上記方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、乾癬もしくはアトピー性皮膚炎の予防、治療、または改善方法であって、上記疾患の少なくとも1種に罹患している人に、有効量の1種または複数種の上記式Iの化合物を、任意選択で薬学的に許容される担体または1種もしくは複数種の賦形剤と共に、任意選択で他の治療上活性な化合物との併用で、投与することを含む上記方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、自己免疫疾患、例えば乾癬もしくはアトピー性皮膚炎などの免疫系の疾患の予防及び/または治療用の医薬の製造における使用のための式Iの化合物を提供する。
本発明の1または複数の実施形態において、上記で定義された式Iの化合物は、JAK1、JAK2、JAK3、またはTYK2プロテインチロシンキナーゼなどのJAKファミリーのプロテインチロシンキナーゼのプロテインチロシンキナーゼの活性を調節することができる抗炎症剤として有用である。
本発明の化合物は、ヒトの治療に有用であることに加えて、ウマ、ウシ、ヒツジ、ブタ、イヌ、及びネコなどの哺乳動物を含む動物の獣医学的治療にも有用である場合がある。
本発明の医薬組成物
治療に用いるための本発明の化合物は一般的に医薬組成物の形態にある。したがって本発明は、式Iの化合物を、任意選択で1種または複数種の他の治療上活性な化合物と共に、薬学的に許容される賦形剤、ビヒクル、または担体(複数可)と共に含む医薬組成物に関する。上記賦形剤は、当該組成物の他の成分に適合性であり、且つ該賦形剤を摂取する者に対して有害ではないという意味で「許容される」ものである必要がある。
本活性成分は当該製剤の0.0001〜99.9重量%を構成することが好都合である。
本化合物は、単位剤形中で、1日に1回または適宜の間隔で複数回、但し常に患者の状態に応じて、且つ医師による処方に従って投与されてもよい。単位剤形には、0.001mg〜1000mg、好ましくは0.1mg〜300mg、例えば50〜200mgの式Iの化合物が含まれることが好都合である。
本発明の化合物の適切な投与量は、とりわけ、当該の患者の年齢及び状態、治療を受ける疾患の重篤度、ならびに医師に周知である他の因子に依存することとなる。本化合物は、経口投与、非経口投与、局所投与、経皮投与、もしくは皮内投与するか、または異なる投与計画に従って、例えば、毎日、毎週、もしくは1月の間隔で、他の経路により投与するかのいずれかであってよい。一般に、単回用量は、0.001〜400mg/kg−体重の範囲となる。本化合物は、急速静注として投与する(すなわち、日用量全体を一度に投与する)か、または1日に2回以上に分割して投与してもよい。
局所治療に関しては、「使用単位」に言及することがより適切である場合があり、「使用単位」とは、患者に投与することができ、容易に取り扱う及び包装することができ、当該活性物質それ自体として、またはその、固体、半固体、もしくは液体の医薬希釈剤または担体との混合物のいずれかからなる、物理的及び化学的に安定な単位用量の状態を維持する単回用量を意味する。
局所使用における用語「使用単位」とは、平方センチメートルの治療面積当たり0.001マイクログラム〜1mg、好ましくは0.05マイクログラム〜0.5mgの対象となる活性成分の塗布量で患者に局所投与することができる単位用量、すなわち単回用量を意味する。
特定の治療レジメンにおいて、より長い間隔、例えば隔日、毎週、または更に長い間隔での投与であっても有益である場合も想定される。
当該の治療が別の治療上活性な化合物の投与を含む場合、該化合物の有用な投与量については、Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics, 9th Ed., J.G. Hardman and L.E. Limbird (Eds.), McGraw−Hill 1995を調べることが推奨される。
本発明の化合物を1種または複数種の他の活性化合物と共に投与する場合、その投与は同時投与または逐次投与のいずれであってもよい。
上記製剤としては、例えば、経口投与(持続放出または徐放を含む)、経直腸投与、非経口投与(皮下、腹腔内、筋肉内、関節内、及び静脈内投与を含む)、経皮投与、皮内投与、眼科投与、局所投与、経鼻投与、舌下投与、または口腔内投与に適した形態の製剤が挙げられる。
上記製剤は利便性のよい単位剤形で提供されてもよく、例えば、Remington, The Science and Practice of Pharmacy, 21ed ed., 2005に開示される、但しこれらに限定されない、薬学の分野で周知の任意の方法によって調製されてもよい。全ての方法は、本活性成分を1種または複数種の副成分を構成する担体と組み合わせるステップを含む。一般に、上記製剤は、本活性成分を液体担体、半固体担体、もしくは微粉固体担体、またはこれらの組み合わせと均一かつ密接に組み合わせ、次いで必要に応じて、その生成物を所望の製剤に成形することにより調製される。
経口投与及び口腔内投与に適した本発明の製剤は、それぞれが所定量の本活性成分を含有する、カプセル剤、サシェ剤、錠剤、チューインガム剤、またはロゼンジ剤としての個別の単位の形態;散剤、顆粒剤、またはペレット剤の形態;水性液体またはエタノールもしくはグリセリンなどの非水性液体中の溶液剤または懸濁液剤の形態;あるいは、ゲル剤、ナノもしくはマイクロエマルション剤、水中油型乳化液剤、油中水型乳化液剤、または他の分配系の形態であってよい。上記の油は、例えば綿実油、ゴマ油、ヤシ油、または落花生油などの、但しこれらに限定されない食用油であってよい。水性懸濁液剤に適した分散剤または懸濁剤としては、合成または天然の界面活性剤及び増粘剤が挙げられる。本活性成分はまた、急速静注剤、舐剤、またはペースト剤の形態で投与されてもよい。
錠剤は、本活性成分を、任意選択で1種または複数種の副成分と共に圧縮、成型、または凍結乾燥することによって製造してもよい。圧縮錠剤は、粉末または顆粒などの自由流動形態の本活性成分(複数可)を、任意選択で結合剤及び/または充填剤、滑沢剤、崩壊剤、または分散剤と混合し、適宜の機械で圧縮することによって製剤化してもよい。成形錠剤は、粉末状の本活性成分と不活性液体希釈剤で湿らせた適宜の担体との混合物を、適宜の機械で成形することによって製造してもよい。凍結乾燥錠剤は、原薬の溶液から凍結乾燥機中で形成させてもよい。適宜の充填剤が含まれていてもよい。
経直腸投与用製剤は、本発明の化合物が低融点の水溶性または水不溶性の固体と混合された坐剤の形態であってよく、一方、エリキシル剤はパルミチン酸ミリスチルを用いて製剤化してもよい。
非経口投与に適した製剤は、利便性のよい、無菌の本活性成分の油性または水性製剤からなり、該製剤は好ましくは被投与者の血液と等張である、等張生理学的食塩水、等張グルコース溶液、または緩衝液である。更に、上記製剤は、共溶媒、可溶化剤、及び/または錯化剤を含有していてもよい。上記製剤は、例えば、細菌保持フィルタによるろ過、当該製剤への滅菌剤の添加、当該製剤への放射線照射、または当該製剤の加熱によって利便性よく滅菌してもよい。例えば、Encyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol.9, 1994に開示されるリポソーム製剤もまた、非経口投与に好適である。
あるいは、式Iの化合物は、使用直前に無菌溶媒に容易に溶解する無菌固形製剤、例えば凍結乾燥粉末として提供されてもよい。
経皮投与用製剤は、プラスター剤、貼付剤、マイクロニードル剤、リポソームもしくはナノ粒子送達系、または皮膚に塗布する他の皮膚用製剤の形態であってよい。
眼科投与に適した製剤は、本活性成分の無菌水性製剤の形態であってよく、該製剤は、微結晶形態、例えば、水性微結晶懸濁液剤の形態であってよい。例えば、Encyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol.2, 1989に開示されるリポソーム製剤または生分解性ポリマー系も、眼科投与用の本活性成分を提供するために用いてもよい。
経皮投与、皮内投与、または眼科投与などの局所投与に適した製剤としては、リニメント剤、ローション剤、ゲル剤、塗布剤、噴霧剤、フォーム剤、フィルム形成剤、マイクロニードル剤、マイクロまたはナノエマルション剤、クリーム剤、軟膏剤、またはペースト剤などの水中油型もしくは油中水型乳化液剤;あるいは滴剤などの溶液剤または懸濁液剤が挙げられる。
局所投与に関しては、式Iの化合物は、一般的には、上記組成物の0.001〜20重量%、例えば0.01%〜約10%、例えば0.1〜5%の量で存在してもよいが、該組成物の約100%までの量で存在してもよい。
経鼻投与または口腔内投与に適した製剤としては、散剤、エアロゾル及び霧吹き器などの自己噴射型製剤ならびに噴霧製剤が挙げられる。かかる製剤は、例えば、Modern Pharmaceutics, 2nd ed., G.S. Banker and C.T. Rhodes (Eds.), page 427−432, Marcel Dekker, New York;Modern Pharmaceutics, 3th ed., G.S. Banker and C.T. Rhodes (Eds.), page 618−619 and 718−721, Marcel Dekker, New York;及びEncyclopedia of Pharmaceutical Technology, vol. 10, J. Swarbrick and J.C. Boylan (Eds), page 191−221, Marcel Dekker, New Yorkに更に詳細に開示される。
上記式Iの化合物の製剤は、上述の成分に加えて、希釈剤、緩衝剤、香味料、着色料、界面活性剤、増粘剤、浸透促進剤、溶解促進剤、防腐剤、例えばヒドロキシ安息香酸メチル(酸化防止剤を含む)、乳化剤などの、1種または複数種の更なる成分を含んでいてもよい。
本活性成分が薬学的に許容される無毒性の酸または塩基との塩の形態で投与される場合、好ましい塩は、例えば、特定の且つ適当な吸収速度を得るために、水に対して易溶性であるかまたは水にわずかに可溶性である。
調製方法
本発明の化合物は、合成分野の当業者に周知の多くの方法で調製することができる。式Iの化合物は、例えば、有機合成化学の分野で公知の方法、または当業者に理解されるそれらの変化形と共に、以下に概説する反応及び技法を用いて調製してもよい。好ましい方法としては以下に記載されるものが挙げられるが、これらに限定はされない。これらの反応は、用いる反応剤及び材料に対して適当であり、且つ実施する変換に適した溶媒中で行われる。また、下記の合成方法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験時間、及び後処理手順を含む全ての提案された反応条件は、当該の反応の標準条件となるように選択されていることを理解されたく、このことは、有機合成の当業者であれば容易に認識するべきものである。所与の部類に分類される全ての化合物が、記載される方法のいくつかにおいて必要とされるいくつかの反応条件に適合するとは限らない。上記反応条件に適合する置換基に対するかかる制限は、当業者には容易に明らかであろうし、且つ代替の方法を用いることができる。
出発物質は、公知の化合物もしくは市販の化合物のいずれかであるか、または当業者に周知の慣用的な合成方法によって調製することができる。
概括的操作及び調製
H核磁気共鳴(NMR)スペクトルは300MHzまたは600MHzで記録した。化学シフト値(δ、ppmで表示)は、指定した溶媒中での、内部テトラメチルシラン(δ=0.00)またはクロロホルム(δ=7.26)に対する値で示す。多重腺の値は、区別した場合(二重線(d)、二重線−二重線(dd)、三重線(t)、四重線(q))または区別していない場合(m)のいずれにおいても、範囲を示していない限り、おおよその中心点の値で示す。(br)はブロードピークを表す。使用する有機溶媒は通常無水であった。クロマトグラフィーはMerckのシリカゲル60(0.040〜0.063mm)上で実施した。示した溶媒比は別段の特記のない限りv:vを指す。
全体を通して以下の略語を用いている。
分取HPLC−MS
分取HPLC−MSは、2台のShimadzu PP150分取用ポンプ及びThermo MSQ Plus質量分析計を備えるDionex APSシステム上で実施した。カラム:Waters XTerra C−18、150mm×19mm、5μm;溶媒系:A=水(0.1%のギ酸)及びB=アセトニトリル(0.1%のギ酸);流速=18mL/分;方法(10分):10%のBから100%のBまでの6分間で進行する直線的勾配、及び更に2分間100%のBで維持。画分は、関連するイオンのイオントレース及びPDAシグナル(240〜400nm)に基づいて採取した。
UPLC−MS
カラム:Waters Aquity UPLC HSS T3 1.8μm、2.1×50mm
カラム温度:60℃
UV:PDA 210〜400nm
注入容量:2μl
溶離液: A:0.1% HCOOHを添加した10mM 酢酸アンモニウム水溶液
B:0.1% HCOOHを添加した100%アセトニトリル

MS:陽イオン化と陰イオン化との間でエレクトロスプレーの切り替え
装置:Waters Aquity UPLC/Waters SQD
UPLC−MS方法7
カラム: Acquity UPLC HSS T3 1.8μm;2.1×50mm
流速: 0.7ml/分
カラム温度: 30℃
移動相: A:10mM 酢酸アンモニウム水溶液+0.1% HCOOH
B:CHCN+0.1% HCOOH
UV: 240〜400nm
注入容量: 2μl

UPLC(注入法): XE Metode 7 CM
MS 方法: PosNeg_50_1000
装置: Waters Aquity UPLC
Waters LCT Premier XE
キラルSFC分離
カラム/寸法: Chiral pak AD−H(250×30)mm
CO濃度: 75.0%
共溶媒濃度: 15.0%(MeOH)
全流速: 90.0g/分
背圧: 100バール
UV: 285nm
スタック時間: 5.8分
投入量/注入: 26mg
溶媒: エタノール
投入可能量/注入: 80.0mg/注入、注入の全回数900回
装置の詳細: 製造/型式:Thar SFC 200 new
絶対配置
中間体(S)−SEM−酸または中間体(S)−酸のいずれかから誘導された最終的な被検化合物(表1参照)は、中間体ラセミ酸、中間体(R)−SEM−酸、または中間体(R)−酸のいずれかから誘導された類似化合物よりもより強力なJAK阻害剤を与えた(実施例154(ラセミ)対実施例155(中間体(S)−SEM−酸から誘導)対実施例156((R)−SEM−酸から誘導)を参照のこと)。
実施例41及び実施例163の絶対配置をX線結晶解析を用いて決定したところ、ピペリジン環のC4位において(S)であることが明らかになった。これら2種の実施例は中間体(S)−SEM−酸を用いて調製され、したがって中間体(S)−SEM−酸から誘導された他の全ての実施例も同一の絶対配置を有することとなる。同様に、反対の鏡像異性体、すなわち中間体(R)−SEM−酸から誘導された実施例は、反対の絶対配置、すなわち(R)となる。
実施例41及び実施例163の両方をJAK2触媒ドメインと共結晶化し、これらのリガンド−タンパク質複合体のX線構造を解明した。上記リガンドの絶対配置をこれらの結晶構造に基づいて帰属し、且つそのようにして、実施例41及び163を調製するのに用いた中間体SEM−酸及び中間体酸の絶対配置も同様に帰属することができた。
概括的な調製手順
本発明の化合物(I)は、例えば、スキーム1に概説する概括的な方法によって調製することができ、該スキームにおいて、R、R、R、Y、W、X、及びnは本明細書に記載の通りに定義される。
Rは−HまたはPGのいずれかであり、但しPGは、Bz、BOC、SEM、及びTsなどの、但しこれらに限定されない適宜の保護基を表す(例えば、“Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis”, 5th ed., Wuts P.G.M., John Wiley & Sons Inc.を参照のこと)。
LGは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メトキシ、N−イミダゾリル−、−OMs、または−OTsなどの、但しこれらに限定されない適宜の脱離基を表す。
一般式Iの化合物(式中、XはNH)は、DMFまたはDCMのような溶媒中、DIPEAのようなアルキルアミン塩基を用い、カップリング剤として例えばHATUまたはEDCIを用いたアミド結合形成条件下で、一般式IIの化合物を一般式IV−Nのアミンとカップリングさせることによって調製することができる。IIが保護されている場合(R=PG)、当該の保護基を選択的に除去するとIが得られる。
一般式Iの化合物(式中、XはO)は、DMFもしくはDCMなどの溶媒中、DMAPを用い、カップリング剤として例えばEDCIを用いたエステル形成条件下で、一般式IIの化合物を一般式IV−Oのアルコールとカップリングさせることによって調製することができる。IIが保護されている(R=PG)場合、当該の保護基を選択的に除去するとIが得られる。
あるいは、一般式Iの化合物は、例えば、DMF、MeCN、または水のような溶媒及びDIPEAまたはKCOのような塩基を用い、従来の加熱またはマイクロ波誘導加熱による室温〜200℃などの適当な温度でのSAr条件下で、一般式IIIの化合物を一般式Vの化合物とカップリングさせることによって調製することができる。Vが保護されている(R=PG)場合、当該の保護基を選択的に除去するとIが得られる。
あるいは、IIIとVとの間のIを形成する上記反応は、適当な溶媒中、適当な配位子及び適当な塩基を伴う遷移金属系触媒の存在下、従来の加熱またはマイクロ波誘導加熱により室温〜200℃などの適当な温度で実施することができる。一般的な遷移金属としてはPd及びCuが挙げられ、適当な配位子としては、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル及び4,5−ビス−ジフェニルホスファニル−9,9−ジメチル−9H−キサンテンのようなP系配位子、ならびにN,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンのようなN系配位子が挙げられ、適当な塩基としては、CsCO、ナトリウムtert−ブトキシド、及びKPOが挙げられ、適当な溶媒としては、ジオキサン及びトルエンが挙げられる。Vが保護されている(R=PG)場合、当該の保護基を選択的に除去するとIが得られる。
一般式IV−N及びIV−Oの化合物のいくつかは、市販されているか、または市販されている分子から、有機合成の分野における当業者である化学者に公知の標準的な手順による合成的変換により調製されるかのいずれかである。
一般式IV−N及びIV−Oの他の化合物は市販されておらず、「中間体」の実験の節に記載される特別な合成的変換を必要とする。
一般式Vの化合物は、市販されているか、または市販されている分子から、有機合成の分野における当業者である化学者に公知の標準的な手順による合成的変換により調製されるかのいずれかである。
一般式IIの化合物は、例えば、スキーム2に概説するようにして調製することができる。
市販されているVIIを、そのヒドロキシ基をハロゲンまたはTsのような脱離基に変換することによって活性化することができ、次いでこれを市販のIXと更に反応させてXを得ることができる。次いで化合物X中のシアノ基を対応するカルボン酸に加水分解し、続いてエステル化により化合物XIを得ることができ、XIにおいてQはEtのような単純なアルキルである。XI中のヒドロキシ基をハロゲンまたはTsへ変換し、続いて塩基性条件下で分子内閉環及び脱保護を行うことによりラセミのVIが得られる。
化合物VIを、例えば、DMF、MeCN、または水のような溶媒及びDIPEAまたはKCOのような塩基を用い、従来の加熱またはマイクロ波誘導加熱による室温〜200℃などの適当な温度でのSAr条件下で、一般式Vの化合物とカップリングさせることができる。このカルボン酸エステルを加水分解することによりIIが得られる。
あるいは、VIとVとの間の上記反応は、適当な溶媒中、適当な配位子及び適当な塩基を伴う遷移金属系触媒の存在下、従来の加熱またはマイクロ波誘導加熱により室温〜200℃などの適当な温度で実施することができる。一般的な遷移金属としてはPd及びCuが挙げられ、適当な配位子としては、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル及び4,5−ビス−ジフェニルホスファニル−9,9−ジメチル−9H−キサンテンのようなP系配位子、ならびにN,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンのようなN系配位子が挙げられ、適当な塩基としては、CsCO、ナトリウムtert−ブトキシド、及びKPOが挙げられ、適当な溶媒としては、ジオキサン及びトルエンが挙げられる。このカルボン酸エステルを加水分解することによりIIが得られる。
化合物VIを、スキーム3に概説するように、有機合成の分野における当業者である化学者に公知の標準的な手順による合成的変換により修飾して、次に一般式Vの化合物とカップリングさせることができる一般式IIIの化合物を得ることもできる。
あるいは、一般式VIの化合物は、スキーム4に概説するようにして調製することができる。
市販のXII(PG=BOCまたはBz)を、ホーナー・ワズワース・エモンズ型条件下で、例えば(メトキシメチル)ホスホン酸ジエチルエステルと反応させることによってXIIIへと変換し、次いでエーテル開裂、酸化、及びエステル化によりVIを得ることができる。
あるいは、市販のXII(PG=BOCまたはBz)を、トシルメチルイソシアニド(Tosmic)を用いたVan Leusen反応においてXIVへと変換することができる。そのニトリル基を加水分解及びエステル化することによりVIが得られる。
あるいは、一般式VIの化合物は、スキーム5に概説するようにして調製することができる。
市販のXVを、ホーナー・ワズワース・エモンズ型条件下で、例えば市販のクロロエチルホスホン酸ジエチルエステルと反応させることによってXVIへと変換し、次いでニトリルの還元、分子内環化、及びアルケンの還元によりVI(Q=Et)を得ることができる。
あるいは、市販のXVを、例えばテッベまたはウィッティヒのメチレン化条件下でXVIIに変換し、次いでそのニトリルの還元、適宜のN保護、及びN−アリル化により、一般式XIXの化合物を得ることができる。閉環メタセシス及びそれに続くアルケンの水素化により、一般式XIXの化合物を一般式VI(Q=Et)の化合物に転化することができる。
中間体
中間体1
4−メチルベンゼンスルホン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル
5℃で、2−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]アセトニトリル(150.0mmol、16.67g)及びDABCO(187.5mmol、21.03g)のDCM(200mL)溶液に、p−TsCl(165.0mmol、31.46g)のDCM(60mL)溶液をゆっくりと添加した。数分後に白色沈殿物が形成された。室温で30分間撹拌し、EtO(150mL)で希釈した。白色固形物(DABCO−HCl)をろ去し、エーテルで洗浄した。1つにまとめた有機層を0.5% HCl(100mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去した。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。中間体1(36.67g)を粘稠な透明油状物として、収率92%で単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 7.88 − 7.71 (m, 2H), 7.45 − 7.29 (m, 2H), 3.93 (s, 2H), 2.48 (d, J = 10.0 Hz, 5H), 0.78 − 0.63 (m, 4H)。
中間体2
2−[1−[[ベンジル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル]シクロプロピル]アセトニトリル
70℃で、脱水DMSO(100mL)中のN−ベンジルエタノールアミン(211mmol、31.9g)、無水炭酸カリウム(106mmol、14.6g)、及びNaI(10.6mmol、1.58g)の混合物に、中間体1(106mmol、28.0g)の脱水THF(20mL)溶液を(約45分かけて)滴加した。この混合物をアルゴン下、74℃で終夜撹拌した。冷却し、水(400mL)中に注ぎ込み、EtO(4×150mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去した。この粗生成物を、溶離液としてヘプタン:EtOAcを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。中間体2(12.65g)を淡黄色油状物として収率49%で単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 7.40 − 7.19 (m, 5H), 3.72−3.64 (m, 4H), 2.67 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.52 (s, 2H), 2.48 (s, 2H), 2.18 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 0.66 − 0.56 (m, 2H), 0.56 − 0.47 (m, 2H)。
中間体3
2−[1−[[ベンジル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル]シクロプロピル]酢酸エチル
水(100mL)中の中間体2(26.5mmol、6.48g)及びKOH(424mmol、23.8g)の混合物を2日間還流し、当該のカルボン酸カリウムの透明な淡黄色溶液を得た。pHが約3〜4となるまで濃HClを添加し、得られた混合物を蒸発乾固させた。この固形物はカルボン酸とKClからなる。凍結乾燥器上で乾燥している間に、塩化アセチル(13mL、183mmol)の無水EtOH(400mL)溶液を調製した。このHCl溶液を上記固形物に添加し、この混合物を3時間還流した。全ての揮発分を留去し、残渣をpHが約9〜10になるまで0.5M NaOH水溶液で処理した。EtOAc(3×100mL)で抽出し、続いて脱水し(NaSO)、ろ過し、真空中で濃縮して、中間体3(7.65g)を橙色油状物として99%の収率で得、これを更に精製することなく次のステップに直接用いた。
UPLC−MS: t = 0.45 (M+H) = 292.3。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 7.37 − 7.18 (m, 5H), 4.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.66 (s, 2H), 3.60 − 3.52 (m, 2H), 2.61 − 2.53 (m, 2H), 2.47 (s, 2H), 2.40 (s, 2H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 0.59 − 0.38 (m, 4H)。
中間体4
5−ベンジル−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸エチル
中間体3(26.3mmol、7.65g)のDCM(80mL)溶液に、塩化チオニル(52.6mmol、6.26g、3.84mL)をゆっくりと添加し、室温で2時間撹拌した。全ての揮発分を留去し、2−[1−[[ベンジル(2−クロロエチル)アミノ]メチル]シクロプロピル]酢酸エチル塩酸塩(9.11g)を淡黄色固体として収率100%で単離し、更に精製することなく次のステップに直接用いた。UPLC−MS: t = 0.99 (M+H) = 310.2。
2−[1−[[ベンジル(2−クロロエチル)アミノ]メチル]シクロプロピル]酢酸エチル塩酸塩(26.3mmol、9.11g)を脱水DMSO(50mL)に溶解し、アルゴン下、室温で、カリウムtert−ブトキシド(65.8mmol、7.38g)の脱水THF(250mL)溶液に素早く添加した。この暗褐色溶液を室温で1時間撹拌し、水(300mL)に注ぎ込み、EtO(3×100mL)で抽出した。エーテル層を飽和食塩水(2×50mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、短いシリカ充填層を通してろ過し、留去して、中間体4(5.87g)を橙色油状物として81%の収率で得た。
UPLC−MS: t = 0.53 (M+H) = 274.2。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 7.39 − 7.16 (m, 5H), 4.11 (qd, J = 7.1, 1.5 Hz, 2H), 3.56 − 3.41 (m, 2H), 2.64 − 2.47 (m, 2H), 2.35 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.16 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 2.00 (dtt, J = 17.1, 13.1, 6.4 Hz, 3H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 0.65 − 0.54 (m, 1H), 0.47 − 0.30 (m, 3H)。
中間体5
5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸エチル
中間体4(6.80mmol、1.86g)をMeOH(60mL)に溶解し、Parr振とう器を用い、10% Pd/C(0.50g)上、4バールのH(気体)で3時間水素化した。ろ過及び留去して、中間体5(1.10g)を淡黄色油状物として88%の収率で得、これを更に精製することなく用いた。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 4.13 (qd, J = 7.1, 1.8 Hz, 2H), 2.36 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 2.25 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 1.94 (dtd, J = 13.5, 5.9, 3.5 Hz, 1H), 1.80 (dddd, J = 13.5, 8.8, 4.8, 4.0 Hz, 1H), 1.26 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 0.66 − 0.56 (m, 1H), 0.46 − 0.34 (m, 3H)。
中間体ラセミ−SEM−酸
5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(ラセミ−SEM−酸)
Ar反応:
脱水MeCN(500mL)中の中間体5(60g、330.5mmol)、2−[(4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)メトキシ]エチルトリメチルシラン(85g、330.5mmol)、及びDIPEA(108mL、625mmol)の混合物を16時間還流した。全ての揮発分を留去し、得られた残渣を水で処理し、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、NaSO上で脱水し、濃縮し、溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸エチル(ラセミ−SEM−エチルエステル)を淡褐色油状物(63g)として49%の収率で単離し、次のステップに直接用いた。
エステル加水分解:
上記由来のラセミ−SEM−エチルエステル(63g、146.5mmol)のTHF(630mL)溶液に、LiOH・HO(61.4g、1465mmol)及びHO(190mL)を添加し、72時間還流した。完了したところで揮発分を真空下で留去し、得られた反応混合物をEtOAcで洗浄した。分離した水層を6M HClで酸性化し(pH約4)、得られた固体をろ過し、真空中で乾燥して、5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(中間体ラセミ−SEM−酸)を白色固体(33g)として56%の収率で得た。
UPLC−MS: t = 0.76 (M+H) = 403.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 12.27 (s br, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.34 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 5.50 (s, 2H), 4.19 (dt, J = 13.4, 4.9 Hz, 1H), 3.82 − 3.67 (m, 3H), 3.49 (dd, J = 8.5, 7.5 Hz, 2H), 2.29 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 1.95 (m, 2H), 0.80 (dd, J = 8.5, 7.4 Hz, 2H), 0.55 (ddd, J = 18.1, 9.6, 4.7 Hz, 2H), 0.41 (ddd, J = 23.2, 9.4, 4.8 Hz, 2H), −0.10 (s, 9H)。
中間体ラセミ−SEM−酸の鏡像異性体の分離を、キラルSCF(超臨界流体)クロマトグラフィーを用いて実施し、純粋な鏡像異性体を得た。
中間体(S)−SEM−酸
最初に溶離した鏡像異性体、t=2.74分、化学純度99%、ee=99%。
H NMRは中間体ラセミ−SEM−酸と同一。
中間体(R)−SEM−酸
最初に溶離した鏡像異性体、t=3.37分、化学純度99%、ee=99%。
H NMRは中間体ラセミ−SEM−酸と同一。
中間体(S)−酸
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸
中間体(S)−SEM−酸(3.0mmol、1.20g)のMeCN(5mL)溶液にTFA(35.89mmol、2.75mL)を添加し、室温で18時間撹拌した。LCMSにより、ホルムアルデヒド付加物(N−CHOH)へと完全に転化したことが示された。全ての揮発分を留去し、残渣をMeCN(4mL)に溶解し、1,2−ジアミノエタン(30mmol、2.00mL)を添加した。この混合物を室温で2時間、及び50℃で20分間撹拌してスラリーを得た。全ての揮発分を留去し、残渣を水(10mL)中で撹拌し、1M KHSO水溶液でpH=3に酸性化した。中間体(S)−酸(2.39mmol、収率80%、652mg)を白色固体として単離した。
UPLC−MS: t = 0.37 (M+H) = 273.3。
HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ 11.65 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.21 − 7.08 (m, 1H), 6.54 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 4.19 (dt, J = 13.4, 5.0 Hz, 1H), 3.85 − 3.64 (m, 3H), 2.29 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 2.07−1.85 (m, 2H), 0.62−0.34 (m, 4H, シクロプロパン)。
中間体(R)−酸
(8R)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸
上記化合物を、中間体(R)−SEM−酸から出発したこと以外は中間体(S)−酸について記載したものと同様の方法で調製した。
H NMRは中間体(S)−酸と同一。
UPLC−MS方法7: t = 1.63 (M+H) = 273.13。
中間体ラセミ−酸
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸
上記化合物を、中間体ラセミ−SEM−酸から出発したこと以外は中間体(S)−酸について記載したものと同様の方法で調製した。
H NMRは中間体(S)−酸と同一。
UPLC−MS方法7: t = 1.63 (M+H) = 273.13。
中間体6
N−[(1S)−2−シクロペンチル−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル
アルゴン下、−50℃で、N−[(1S)−2−[メトキシ(メチル)アミノ]−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル(20.5mmol、4.77g)の脱水THF(100mL)溶液に、シクロペンチルマグネシウムクロリド(2M EtO溶液、61.6mmol、30.8mL)を添加した。この混合物を−50℃で20分間撹拌し、冷浴を取り外し、該混合物を室温に加温した。室温で更に2時間撹拌した。TLCはもはや出発物質が存在しないことを示した。10% NHCl水溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×50mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去した。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上で真空フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。中間体6(15.4mmol、3.71g)を白色固体として75%の収率で単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 5.31 (s br, 1H), 4.42 (t br, J = 7.3 Hz, 1H), 3.11 − 2.94 (m, 1H), 2.06 − 1.52 (m, 8H), 1.44 (s, 9H), 1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3H)。
中間体7
N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]カルバミン酸tert−ブチル
アルゴン下、−60℃で、中間体6(14.4mmol、3.47g)の脱水THF(100mL)溶液に、水素化リチウムトリ−tert−ブトキシアルミニウムのTHF溶液(14.4mmol、14.4mL)を添加した。この温度で30分間撹拌し、冷浴を取り外し、室温に加温した。3%クエン酸水溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×50mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去した。78%の(S,S)及び22%の(R,S)を含有する透明油状物を単離した。溶離液としてEtOAc:ヘプタン(0→40%)を用い、シリカ上で2回クロマトグラフィーにより精製した。TLC(EtOAc:ヘプタン、1:1 v/v):R(S,S)≒0.70及びR(R,S)≒0.63。中間体7(2.28g)を透明油状物として64%の収率で単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d): δ 4.75 (s br, 1H), 3.74 (t, br, 1H), 3.22 (s, br, 1H), 1.95 (m, 2H), 1.79 (m, 2H), 1.70 − 1.50 (m, 2H), 1.44 (s, 9H), 1.39 − 1.22 (m, 3H), 1.19 (dd, J = 6.9, 0.9 Hz, 3H), 0.99 − 0.80 (m, 1H)。
中間体8
[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アンモニウムクロリド
中間体7(13.2mmol、3.21g)を1M HClのEtOH溶液(40mL)に溶解し、50℃で2時間(TLCがもはや出発物質が存在しないことを示すまで)撹拌した。蒸発乾固させ、中間体8(13.2mmol、収率100%、2.37g)を白色結晶性固体として単離した。これをそのまま直接用いた。
HNMR (300 MHz, DMSO−d): δ 7.90 (s, 3H, −NH ), 3.31 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.00 (m, J = 6.0 Hz, 1H), 1.97 (dt, J = 13.5, 7.9 Hz, 1H), 1.73 − 1.26 (m, 8H), 1.19 (d, J = 6.7 Hz, 3H)。
中間体9
N−[(1S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル
アルゴン下、0℃で、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(60.0mmol、10.6g)の脱水THF(50mL)溶液に、イソプロピルマグネシウムクロリド−塩化リチウム錯体(1.3M THF溶液、65mmol、50.0mL)を添加した。この混合物を氷浴上で20分間、次いで室温で2時間撹拌して、コーヒー色の溶液を得た。
その間に、アルゴン下、−20℃で、N−[(1S)−2−[メトキシ(メチル)アミノ]−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル(50.0mmol、11.6g)の脱水THF(250mL)中の懸濁液に、3M MeMgBrのEtO溶液(16mL、48mmol)をゆっくりと添加し、一Mg塩の透明な溶液を得た(プロトン化前プロトコル)。
上記グリニャール溶液を上記NH脱プロトン化ワインレブ溶液中にカニューラを通して添加した。0℃で30分間、及び室温で1時間撹拌した。LCMSにより、完全に生成物へ転化したことが示された。10% NHCl水溶液(100mL)でクエンチした。THF層を脱水し(NaSO)、留去した。中間体9(13.45g)を褐色油状物として定量的収率で単離し、更に精製することなく次のステップに直接用いた。
UPLC−MS: t = 0.72 (M+H) = 213.1(イソブテンが脱離)。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 8.53 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.13 (dd, J = 8.7, 4.6 Hz, 1H), 7.53 (td, J = 8.3, 2.8 Hz, 1H), 5.65 (d ブロード, J = 8.1 Hz, 1H), 5.38 (s, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.43 (d, J = 6.5 Hz, 3H)。
中間体10
(1R,2S)−2−アミノ−1−(5−フルオロ−2−ピリジル)プロパン−1−オール
還元:
0〜5℃で、中間体9(50.1mmol、13.45g)の96% EtOH(200mL)溶液にNaBH(20.0mmol、0.76g)を添加し、室温で終夜撹拌した。LCMSにより、(S,S)異性体が約80%の主成分であり、所望の(R,S)が約20%であるジアステレオマー混合物であることが明らかになった。反応混合物を10% NHCl水溶液(100mL)でクエンチした。EtOHの大部分を留去し、水層をEtO(2×100mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去して、褐色シロップ状物を得た。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]カルバミン酸tert−ブチルを橙色油状物(2.15g)として収率15%で単離した。
TLC (EtOAc:ヘプタン, 1:1 v/v): R (S,S)≒0.53及びR (R,S)≒0.48。
UPLC−MS: t = 0.60 (M+H) = 215.2(イソブテンが脱離)。
BOC脱保護及び遊離塩基化:
N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]カルバミン酸tert−ブチル(2.15g)を2M HClのMeOH溶液(25mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。全ての揮発分を留去し4M NaOH水溶液(10mL)を添加した。DCM(4×40mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去した。中間体10を橙色油状物(1.16g)として収率86%で単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 8.41 (dd, J = 2.1, 1.0 Hz, 1H), 7.45 − 7.35 (m, 2H), 4.42 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 3.20 (qd, J = 6.6, 4.5 Hz, 1H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H)。
アミノアルコール (1R,2S)−2−アミノ−1−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)プロパン−1−オールを、2−ブロモ−5−フルオロ−4−メチルピリジンから出発し、上記に従って合成した。
中間体11
(4S)−4−(4−フルオロベンゾイル)−2,2ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
アルゴン下、0〜5℃で、(4S)−4−[メトキシ(メチル)カルバモイル]−2,2−ジメチルオキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(23.8mmol、6.85g、Tetrahedron Letters (2014), 6903−6906)の脱水THF(80mL)の溶液に、2M 4−フルオロフェニルマグネシウムブロミドのEtO溶液(26.1mmol、13.1mL)をゆっくりと添加した。氷浴を取り外し、上記混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。LCMSにより、完全に転化したことが示された。10% NHCl水溶液(50mL)でクエンチし、EtO(2×50mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去して橙色油状物を得た。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。中間体11(3.10g)を白色結晶として収率40%で単離した。H NMRにより、4:5の比のBOC回転異性体であることが明らかになった。
UPLC−MS: t = 0.84 (M+H) = 224.2 (BOCが脱離)。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 8.00 − 7.92 (m, 2H), 7.22 − 7.10 (m, 2H), 5.42 (dd, J = 7.4, 3.0 Hz, 0.44H, α−H), 5.36 − 5.30 (m, 0.56H, α−H), 4.30 (td, J = 8.5, 3.9 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 8.9, 5.4, 3.3 Hz, 1H), 1.74 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 1.59 (d, J = 11.1 Hz, 2H), 1.50 (s, 4H, BOC), 1.28 (s, 5H, BOC)。
中間体12
(1S,2S)−2−アミノ−1−(4−フロオロフェニル)プロパン−1,3−ジオール塩酸塩及び(1R,2S)−2−アミノ−1−(4−フロオロフェニル)プロパン−1,3−ジオール塩酸塩
還元:
0〜5℃で、中間体11(9.37mmol、3030mg)の96% EtOH(120mL)溶液にNaBH(14.1mmol、532mg)を添加した。室温で2時間撹拌した。全ての揮発分を留去し、10% NHCl水溶液(40mL)を加えた。EtOAc(2×50mL)で抽出し、脱水し(NaSO)、留去した。混合物(2.68g、合計収率87%)を透明油状物として単離し、次のステップに直接用いた。
アセトニド脱保護:
上記アルコール混合物をMeOH(15mL)に溶解し、p−TsOH(130mg)を添加し、LCMSにより脱保護が完全に進行したことが示されるまで撹拌した(室温で約2時間)。上記酸を中和するためにKCO(100mg)を添加し、この混合物をろ過した。留去し、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。中間体12の2種のジアステレオマーはTLC上で分離することができなかった(いくつかの溶離液系において、R=0.15(EtOAc:ヘプタン1:1))。混合物を透明油状物として単離した(約1.20g)。
UPLC−MS: t = 0.56 (R,S)−異性体及びt = 0.57 (S,S)−異性体。
BOC脱保護:
上記ジアステレオマー混合物を2M HClのMeOH溶液(10mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。蒸発乾固させた(0.90g)。得られた状態のまま直接用いた。
中間体13
N−[(1S)−2−(4−シアノフェニル)−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル
溶液1:アルゴン下、−20℃で、4−ブロモベンゾニトリル(20.0mmol、3.64g)の脱水THF(25mL)溶液に、イソプロピルマグネシウムクロリド−塩化リチウム錯体(1.3M THF溶液、20.0mmol、15mL)を添加した。得られた黄橙色溶液を−20℃で3時間撹拌した。
その間に、脱プロトン化ワインレブアミドの溶液を調製した。すなわち、
溶液2:アルゴン下、−15℃で、N−[(1S)−2−[メトキシ(メチル)アミノ]−1−メチル−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル(15.00mmol、3.48g)の脱水THF(50mL)中の懸濁液に、シクロペンチルマグネシウムクロリド(2M エーテル溶液、15.0mmol、7.50mL)をゆっくりと添加し、5分間撹拌して、透明な溶液が得られた。
グリニャール溶液である溶液1を、カニューラを通して溶液2に添加し、−10℃で2時間撹拌し、冷浴を取り外し、ゆっくりと室温に加温し、更に2時間室温で静置した。この反応混合物をEtO(50mL)で希釈し、5%クエン酸水溶液(50mL)を加えることによってクエンチした。有機層を分離し、脱水し(NaSO)、留去した。橙色油状物を単離し、これを静置すると固化した。ヘプタンで粉体化し、ろ過して中間体13(12.4mmol、収率62.0%、3.40g)を灰白色固体として得た。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 8.08 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.40 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 5.26 (p, J = 7.3 Hz, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.39 (d, J = 7.2 Hz, 3H)。
中間体14
N−[(1S,2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]カルバミン酸tert−ブチル及び
中間体15
N−[(1S,2R)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]カルバミン酸tert−ブチル
室温で、中間体13(1.27mmol、348mg)の脱水THF(20mL)溶液にNaBH(1.90mmol、72.0mg)を添加した。室温で終夜撹拌した。過剰のNaBHをクエンチするためにAcOH(0.25mL)を添加した。留去し、EtOAc(20mL)に再溶解し、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去した。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。
中間体14(0.160mmol、収率12.6%、44.1mg)を透明油状物として単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 7.67 − 7.55 (m, 2H), 7.49 − 7.43 (m, 2H), 4.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 4.66 (t, J = 4.4 Hz, 1H), 3.90 − 3.79 (m, 1H), 1.36 (s, 9H, Boc), 1.13 (d, J = 6.7 Hz, 3H)。
中間体15(0.637mmol、収率50.2%、176.1mg)を白色固体として単離した。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 7.69 − 7.59 (m, 2H), 7.51 − 7.40 (m, 2H), 4.97 − 4.86 (m, 1H), 4.59 − 4.52 (m, 1H), 4.01 (br s, 1H), 3.65 (s, 1H), 1.46 (s, 9H), 0.99 (d, J = 7.0 Hz, 3H)。
中間体16
N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル及び
中間体17
N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル
アルゴン下、0℃で、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(1.20mmol、210mg)の脱水THF(3mL)溶液に、イソプロピルマグネシウムクロリド−塩化リチウム錯体(1.3M THF溶液、1.20mmol、0.92mL)を添加した。この混合物を氷上で20分間、及び室温で約2時間撹拌した(コーヒー色の溶液)。
アルゴン下、0℃で、(S)−ガーナーアルデヒド(1.00mmol、230mg)の脱水トルエン(4mL)溶液に上記グリニャール溶液を添加した。室温で終夜撹拌した。飽和NHCl水溶液(4mL)でクエンチした。有機層を脱水し(NaSO)、留去した。ジアステレオマーの混合物(110mg、34%)を単離した。
アセトニド脱保護:上記粗混合物をMeOH(2mL)に溶解し、p−TsOH(20mg)を添加した。室温で18時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液(5mL)を添加し、EtOAc(2×5mL)で抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、留去した。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。
中間体16(収率43%、42mg)を透明油状物として単離した。
HNMR (600 MHz,クロロホルム−d) δ 8.39 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 8.8, 4.4 Hz, 1H), 7.47 (td, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.15 − 5.09 (m, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.05 − 4.00 (m, 1H), 3.92 (dd, J = 11.6, 2.9 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 11.6, 4.5 Hz, 1H), 1.39 (s, 9H)。
中間体17(収率6%、6mg)を透明油状物として単離した。
HNMR (600 MHz,クロロホルム−d) δ 8.38 (s br, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 5.17 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 4.81 (s br, 1H), 4.01 (dq, J = 8.8, 4.2 Hz, 1H), 3.91 (dd, J = 11.3, 4.0 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 11.3, 5.0 Hz, 1H), 1.30 (s, 9H)。
中間体18
(1R,2S)−2−アミノ−1−(5−フルオロ−2−ピリジル)プロパン−1,3−ジオール
中間体16(42mg、0.146mmol)を4M HClのジオキサン溶液(1mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。溶媒を留去して、上記生成物を定量的収率で得た。中間体18(27mg、82%)を更に精製することなく用いた。
HNMR (300 MHz, CDOD) δ8.51 (s br, 1H), 7.81 − 7.56 (m, 2H), 5.04 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 3.74 − 3.67 (m, 2H), 3.60 − 3.52 (m, 1H)。
中間体19
(1S,2S)−2−アミノ−1−(5−フルオロ−2−ピリジル)プロパン−1,3−ジオール
中間体17(6mg、0.146mmol)を4M HClのジオキサン溶液(1mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。溶媒を留去して、上記生成物を定量的収率で得た。中間体19(4mg、定量的)を更に精製することなく用いた。
HNMR (300 MHz, CDOD) δ 8.70 (s br, 1H), 8.05 (td, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 7.92 (dd, J = 8.9, 4.6 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 3.81−3.72 (m, 1H)。
中間体20
ラセミ6−(2−アミノ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−カルボニトリル
アルゴン下、0℃で、6−(2−ブロモアセチル)ピリジン−3−カルボニトリルのMeOH(20mL)溶液に、NaBH(0.227g、7.33mmol)を添加した。更に30分間撹拌した。留去し、濃NH水(27%、20mL)を添加した。この混合物を室温で終夜撹拌した。全ての揮発分を留去した。更に精製することなく用いた。
中間体21
N−[2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル
アルゴン下、0℃で、2−ブロモ−5−フルオロ−4−メチルピリジン(3.12g、16.4mmol)の脱水THF(16mL)溶液に、イソプロピルマグネシウムクロリド−塩化リチウム錯体(1.3M THF溶液、16.4mmol、13.0mL)を添加した。この混合物を氷上で20分間及び室温で約2時間撹拌した(コーヒー色の溶液)。
室温で、上記グリニャール溶液を、カニューラを通してN−[2−[メトキシ(メチル)アミノ]−2−オキソエチル]カルバミン酸tert−ブチル(1.75g、8.0mmol)の脱水THF(20mL)溶液に添加し、1時間撹拌した。10% NHCl水溶液(20mL)でクエンチした。THF層を脱水し(NaSO)、留去した。ヘプタンから再結晶して、中間体21(1.42g、66%)を白色固体として得た。
UPLC−MS: t = 0.74 (M+H) = 213.1(イソブテンが脱離)。
HNMR (300 MHz,クロロホルム−d) δ 8.38 (s, 1H), 7.95 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 5.33 (s br, 1H), 4.82 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 2.37 (d, J = 1.8Hz, 3H), 1.48 (s, 9H)。
中間体22
2−アミノ−1−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)エタノール塩酸塩
0〜5℃で、中間体21(1.42g、5.26mmol)の96% EtOH(40mL)溶液にNaBH(99mg、2.63mmol)を添加した。この淡黄色溶液を30分間撹拌した。過剰のNaBHを分解するためにAcOH(0.25mL)を添加した。全ての揮発分を留去し、残渣をEtOAc(50mL):飽和NaHCO水溶液(40mL)間で分配させた。EtOAc層を脱水し(NaSO)、留去した。このBOC保護アミノアルコール(1.40g、98.6%)を1M HClのMeOH溶液(30mL)に再溶解し、50℃で1時間撹拌した。全ての揮発分を留去して、中間体22(1.10g、92%)を淡黄色固体として得た。更に精製することなく次のステップに直接用いた。
UPLC−MS: t = 0.28 (M+H) = 171.2。
HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ 8.46 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.22 (s, 3H), 7.59 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 4.91 (dd, J = 8.9, 3.5 Hz, 1H), 3.28 − 3.15 (m, 1H), 3.01−2.87 (m, 1H), 2.33 (d, J = 1.7Hz, 3H)。
中間体23
(2R)−2−ヒドロキシ−3−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロピオン酸
DMF(1mL)中の、中間体(S)−酸(0.367mmol、100mg)、(2R)−3−アミノ−2−ヒドロキシプロパン酸メチル塩酸塩(76mg、0.44mmol)、HOBt(50mg、0.367mmol)、及びDIPEA(0.367mmol、65μL)の混合物を5分間撹拌した。EDCI(78mg、0.404mmol)を添加し、この混合物を室温で18時間撹拌した。HPLC精製した。純粋な画分を留去し、THF(5mL)に再溶解し、1M NaOH水溶液(1mL)を添加した。室温で3時間撹拌し、留去し、pH≒3〜4になるまで1M HClで酸性化した。沈殿をろ過し、真空中で乾燥した。中間体23を白色固体として単離した。
UPLC−MS: t = 0.29 (M+H) = 360.3。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 12.53 (s, 1H), 11.63 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.52 (s, 1H), 4.23 − 3.79 (m, 4H), 3.58 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.34 (s, 1H), 1.92 (s, 1H), 1.81 (s, 1H), 0.71 − 0.30 (m, 4H)。
中間体24
(2R)−2−アミノ−3−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシプロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル
ステップ1:脱水DCM(10mL)中のN−Cbz−O−TBDMS−D−セリン(200mg、0.45mmol)、1,1−ジ(ヒドロキシメチル)シクロプロパン(116mg、1.13mmol)、及びDMAP(55mg、0.45mmol)の混合物にEDCI(104mg、0.54mmol)を添加し、室温で6時間撹拌した。留去し、溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。Cbz−エステルを透明油状物として単離した(140mg、70%)。
1HNMR (600 MHz,クロロホルム−d) δ 7.41 − 7.30 (m, 6H), 5.63 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.18 − 5.09 (m, 2H), 4.43 (dt, J = 8.6, 2.9 Hz, 1H), 4.19 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.87 (dd, J = 10.2, 3.1 Hz, 1H), 3.47 − 3.39 (m, 2H), 0.85 (s, 9H), 0.61 − 0.50 (m, 4H), 0.03 (s, 3H), 0.02 (s, 3H)。
ステップ2:Cbz−エステル(140mg、0.32mmol)をEtOAc(10mL)中、10% Pd/C(20mg)上で、H風船を用いて水素化した。この混合物をろ過し、留去した。得られた物質(98mg、100%)をそのまま直接用いた。
中間体25
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロピオン酸
脱水DMF(3mL)中の中間体(S)−酸(250mg、0.92mmol)、D−セリンメチルエステル塩酸塩(171mg、1.10mmol)、及びDIPEA(0.62mL、3.67mmol)の混合物にHATU(419mg、1.10mmol)を添加し、室温で2時間撹拌した。HPLCにより精製した。メチルエステルを白色固体として単離した(290mg、84%)。
UPLC−MS: t = 0.35 (M+H) = 374.3。
エステル加水分解:上記エステル(290mg、0.777mmol)をNaOH(62mg、2当量)のTHF/水(各5mL)溶液で加水分解した。室温で2時間撹拌した。全ての揮発分を留去し、残渣をHPLCにより精製した。中間体25(200mg、71%)を白色固体として単離した。
UPLC−MS: t = 0.29 (M+H) = 360.2。
HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ 12.53 (s br, 1H), 11.61 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.90 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 3.6, 2.1 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 3.7, 1.6 Hz, 1H), 4.28 (dt, J = 8.1, 4.9 Hz, 1H), 4.14 (ddd, J = 11.8, 7.5, 3.6 Hz, 1H), 4.02 − 3.82 (m, 2H), 3.74 − 3.53 (m, 3H), 2.50 − 2.43 (m, 1H), 2.02 − 1.75 (m, 2H), 0.63 − 0.52 (m, 1H), 0.49 − 0.34 (m, 3H)。
中間体26
ラセミトランス−2−(アミノメチル)シクロプロパンカルボニトリル
2〜6℃で、ラセミトランス−2−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボニトリル(100mg、1.03mmol)及びDABCO(144mg、1.28mmol)のDCM(1.25mL)の溶液に、p−TsCl(215mg、1.13mmol)を添加した。氷浴を取り外し、白色の懸濁液を室温に加温し、更に30分間撹拌した。0.1M HCl(10mL)に注ぎ込み、MBTE(2×10mL)で抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、留去した。粗トシル酸エステル(206mg、78%)を淡黄色油状物として単離し、次のステップに直接用いた。
アルゴン下、室温で、脱水DMF(1.8mL)中のトシル酸エステル(202mg、0.78mmol)及びアジ化ナトリウム(77mg、1.18mmol)の混合物を終夜撹拌した。水(16mL)を加え、EtO(2×10mL)で抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、留去した。粗アジドを無色液体として単離し(154mg、96%)、更に精製することなく次のステップに用いた。
上記粗アジド(145mg、0.71mmol)をEtOAc(3mL)に溶解し、10% Pd/C(10mg)上で、H風船を用いて水素化した。この混合物をろ過し、1M HClのMeOH溶液(1mL)を添加し、次いで全ての揮発分を留去した。中間体26(98mg、98%)をHCl塩として単離した。
HNMR (300 MHz, DMSO−d6) δ 8.16 (s br, 3H, −NH ), 2.90 (dt, J = 12.1, 5.8 Hz, 1H), 2.65 (ddd, J = 13.3, 8.0, 5.2 Hz, 1H), 1.86 − 1.58 (m, 2H), 1.31 (dt, J = 8.9, 5.2 Hz, 1H), 1.10 (ddd, J = 8.8, 6.2, 5.0 Hz, 1H)。
中間体27
シス/トランス−3−(アミノメチル)シクロブタンカルボニトリル
上記シクロブタン類似体を、中間体26について記載したものと同様の方法を用いて調製した。
HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ 7.99 (s, 3H), 3.29 − 3.17 (m, 1H), 2.86 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 2.63 − 2.53 (m, 1H), 2.47 − 2.34 (m, 2H), 2.19 − 2.04 (m, 2H)。
実施例
SEM保護酸を用いたアミド形成の概括的手順:
DCM(1mL)中の中間体(S)−SEM−酸(0.10mmol、40.2mg)、アミン(0.15mmol)、HOBt(0.10mmol、14mg)、及びDIPEA(0.20mmol、35μL)の混合物を5分間撹拌した。EDCI(0.11mmol、21mg)を添加し、この混合物を室温で18時間撹拌した。DCM(3mL)で希釈し、0.1M KHSO水溶液(2mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去した。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製して、SEM保護アミド中間体を得た。
アミドのSEM脱保護の概括的手順:
室温で、上記由来のSEM保護アミド中間体(1.0当量)のDCM溶液にTFA(4当量)を添加した。LCMSにより完全に転化したことが示されるまで(一般的には3〜6時間)室温で撹拌した。留去し、MeCNに再溶解し、1,2−ジアミノエタン(6当量)を添加し、室温で2時間、または特記した場合にはそれ以上撹拌した。留去し、HPLCにより精製するか、または水で粉体化し、ろ過し、真空中で乾燥した。
実施例5
(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
SEM−アミド形成:
DCM(30mL)中の中間体8(13.2mmol、2.37g)、中間体(S)−SEM−酸(9.0mmol、3.6g)、HOBt(9.0mmol、1.4g)、及びDIPEA(27mmol、3.5g、4.7mL)の混合物にEDCI(11mmol、2.2g)を添加し、室温で1時間、及び50℃で1時間撹拌した。LCMSにより完全に転化したことが示された。DCM(100mL)で希釈し、水、2%クエン酸水溶液で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去した。SEM保護アミド(4.79g)を白色固体として100%の収率で単離し、次のステップに直接用いた。
UPLC−MS: t = 0.88 (M+H) = 528.5。
SEM脱保護
上記SEM保護アミド(9.08mmol、4.79g)のDCM(35mL)溶液にTFA(182mmol、20.7g、13.9mL)をゆっくりと添加し、室温で約3時間(LCMSにより完全に脱保護されたことが示されるまで)撹拌した。揮発分を留去し、続いてMeCN(20mL)中に再溶解し、この混合物を氷上で冷却し、1,2−ジアミノエタン(90.8mmol、5.45g、6.07mL)をゆっくりと添加して、黄色溶液を得た。LCMSにより、約30分後に完全に脱保護されたことが示された。揮発分を留去して白色スラリーを得た。水(40mL)で希釈し、AcOHでpHを5〜6に調整した。室温で30分間撹拌し、沈殿をろ過し、水洗し、真空中で乾燥した。沸騰している96% EtOH(約35〜40mL)に溶解し、次いで熱水(70℃)(35mL)をゆっくりと加えることによって再結晶した。静置してゆっくり結晶化させた。沈殿をろ過し、真空中で乾燥した。(8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(2.25g)を白色固体として62.4%の収率で単離した。
UPLC−MS: t = 0.51 (M+H) = 398.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d): δ 11.63 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.29 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 3.6, 2.3 Hz, 1H), 6.52 (dd, J = 3.7, 1.8 Hz, 1H), 4.64 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.19 (ddd, J = 13.0, 7.6, 3.6 Hz, 1H), 3.92 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.90 − 3.83 (m, 2H), 3.59 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.09 (ddd, J = 8.4, 5.5, 2.5 Hz, 1H), 2.37 (dd, J = 6.9, 4.8 Hz, 1H), 1.92 (dtd, J = 13.1, 7.4, 3.6 Hz, 1H), 1.86 − 1.76 (m, 2H), 1.75 − 1.68 (m, 1H), 1.63 − 1.37 (m, 3H), 1.32 (dq, J = 12.3, 8.2 Hz, 1H), 1.12 − 1.06 (m, 1H), 1.04 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.59 (ddd, J = 9.3, 5.3, 3.7 Hz, 1H), 0.44 (dddd, J = 26.8, 9.0, 5.4, 3.7 Hz, 2H), 0.37 (ddd, J = 8.6, 5.2, 3.9 Hz, 1H)。
実施例41
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
SEM−アミド形成:
DCM(30mL)中の中間体(S)−SEM−酸(10.00mmol、4.026g)、中間体10(12.7mmol、2.16g)、HOBt(11.00mmol、1.486g)、及びDIPEA(20.00mmol、2.585g、3.48mL)の混合物を5分間撹拌し、次いでEDCI(12.50mmol、2.396g)を添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。DCM(30mL)で希釈し、0.5M KHSO水溶液(30mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去して、橙色シロップ状物を得た。溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。SEM−アミド(5.01g)を透明シロップ状物として収率90%で単離した。
UPLC−MS: t = 0.80 (M+H) = 555.5。
SEM脱保護:
室温で、上記由来のSEM保護アミド(9.03mmol、5.01g)のDCM(25mL)溶液にTFA(261.2mmol、20.00mL)を添加した。室温で約3時間(LCMSにより完全に転化したことが示されるまで)撹拌した。留去し、MeCN(25mL)に再溶解し、1,2−ジアミノエタン(150mmol、10.0mL)を添加し、室温で2時間撹拌して白色懸濁液を得た。留去し、水(50mL)で粉体化し、AcOHで中和した。生じた固体をろ過し、水洗した。真空中で乾燥した。(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン)−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(3.20g)を白色固体として83.5%の収率で単離した。
UPLC−MS: t = 0.43 (M+H) = 425.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.71 (s, 1H), 8.48 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.71 (td, J = 8.8, 2.9 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 8.7, 4.6 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 3.7, 2.2 Hz, 1H), 6.52 (dd, J = 3.7, 1.6 Hz, 1H), 5.75 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.30 − 4.19 (m, 1H), 4.02 (ddd, J = 13.1, 8.0, 3.6 Hz, 1H), 3.86 (ddd, J = 13.0, 7.4, 3.9 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.51 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.23 (dd, J = 6.5, 4.9 Hz, 1H), 1.86 (dtd, J = 13.6, 6.9, 3.6 Hz, 1H), 1.74 (ddt, J = 12.9, 8.6, 4.3 Hz, 1H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.43 − 0.27 (m, 3H), 0.19 − 0.07 (m, 1H)。
実施例40及び実施例152を、中間体(S)−SEM−酸と、中間体10に代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発して同様に調製した。
実施例6、15、23、45、73、74、及び107を、(S)−SEM−酸に代えて中間体(S)−酸(それによりSEM脱保護ステップを回避)と、中間体10に代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発して同様に調製した。
実施例2、10、11、及び25を、中間体(S)−SEM−酸と、(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノールに代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発して、実施例154と同様に調製した。
実施例9
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド及び
実施例50
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
DCM(25mL)中のジアステレオマー混合物中間体12(0.90g、4.0mmol)、中間体(S)−SEM−酸(2.0mmol、800mg)、HOBt(2.2mmol、330mg)、及びDIPEA(7.9mmol、1.4mL)の混合物にEDCI(3.0mmol、570mg)を添加した。室温で終夜撹拌した。LCMSにより、ジアステレオマーアミド混合物へと完全に転化したことが示された。DCM(100mL)で希釈し、水、5%クエン酸水溶液(20mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去して、褐色シロップ状物(1.20g、定量的)を得た。
TLC(EtOAc)において1スポットのみが観測される(R=0.22)。
UPLC−MS: t = 0.74 (R,S,S)−異性体(約35%)及びt = 0.76 (S,S,S)−異性体(約65%)。
上記粗SEM保護アミド混合物を分取HPLCにより分離した。3mLのMeOHに溶解し、10回注入した(300μL、1回の注入当り120mg)。
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドを、99%純度の白色固体(0.55g、49%)として単離した。
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミドを、99%純度の白色固体(0.235g、21%)として単離した。
SEM脱保護(S,S,S)−異性体:
室温で、(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(0.97mmol、0.55g)のDCM(10mL)溶液にTFA(19mmol、1.5mL)を添加した。室温で約3時間(LCMSにより完全に転化したことが示されるまで)撹拌した。留去し、MeCN(10mL)に再溶解し、1,2−ジアミノエタン(14mmol、0.97mL)を添加し、室温で2時間撹拌して、白色懸濁液を得た。留去し、水(10mL)で粉体化し、AcOHで中和した。得られた固体をろ過し、水洗した。真空中で乾燥した。(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(0.32g)を白色固体として75%の収率(99%純度)で単離した。
UPLC−MS: t = 0.42 (M+H) = 440.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.73 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.37 (dd, J = 8.5, 5.6 Hz, 2H), 7.29 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.18 − 7.07 (m, 3H), 6.53 (dd, J = 3.5, 1.7 Hz, 1H), 5.55 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.97 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 2H), 3.89 (ddd, J = 13.2, 7.1, 4.0 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.55 − 3.47 (m, 2H), 2.28 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 1.86 (dtd, J = 13.3, 6.7, 3.6 Hz, 1H), 1.75 (ddt, J = 13.0, 8.5, 4.3 Hz, 1H), 0.40 − 0.24 (m, 3H), 0.12 − 0.04 (m, 1H)。
SEM脱保護(S,S,R)−異性体:
室温で、(8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−[7−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(0.412mmol、0.235g)のDCM(5mL)溶液にTFA(8.25mmol、0.62mL)を添加した。室温で約3時間(LCMSにより完全に転化したことが示されるまで)撹拌した。留去し、MeCN(5mL)に再溶解し、1,2−ジアミノエタン(6.19mmol、0.414mL)を添加し、室温で2時間撹拌して、白色懸濁液を得た。留去し、水(6mL)で粉体化し、AcOHで中和した。得られた固体をろ過し、水洗した。真空中で乾燥した。(8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド(0.109g)を白色固体として60%の収率(99%純度)で単離した。
UPLC−MS: t = 0.40 (M+H) = 440.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.61 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.45 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.39 − 7.31 (m, 2H), 7.16 − 7.06 (m, 3H), 6.48 (dd, J = 3.6, 1.7 Hz, 1H), 5.43 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.60 − 4.52 (m, 2H), 4.34 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 4.09 − 4.00 (m, 1H), 3.95 (tq, J = 8.9, 5.6, 4.6 Hz, 1H), 3.86 − 3.79 (m, 1H), 3.71 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.63 (dt, J = 10.9, 5.5 Hz, 1H), 3.52 − 3.40 (m, 1H), 2.16 (dd, J = 6.8, 4.8 Hz, 1H), 1.86 (ddq, J = 13.3, 7.1, 3.6 Hz, 1H), 1.74 (ddt, J = 12.5, 8.3, 4.2 Hz, 1H), 0.32 − 0.22 (m, 2H), 0.18 (ddd, J = 8.9, 5.6, 3.8 Hz, 1H), −0.05 (dt, J = 9.2, 4.4 Hz, 1H)。
実施例44
(8S)−N−[(2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド及び
実施例110
(8S)−N−[(2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
中間体(S)−SEM−酸(500mg、1.20mmol)、中間体22(360mg、1.20mmol)、HOBt(250mg、1.90mmol)、及びDIPEA(0.43mL、2.50mmol)のDCM(50mL)溶液にEDCI(360mg、1.90mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。水(40mL)、飽和NaHCO水溶液(40mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、留去した。粗生成物を、溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。ジアステレオマー混合物(380mg、55%)を白色固体として単離した。この2種のジアステレオマー(380mg)を、キラルSFCによって99%deを超える純度で分離した。両方の異性体を、上記概括的手順に記載のようにしてSEM脱保護した。
実施例44
最初に溶離した異性体:白色固体(63mg、22%)、UPLC−MS: t = 0.44 (M+H) = 425.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.63 (s br, 1H), 8.36 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.76 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 4.63 (dd, J = 6.8, 5.0 Hz, 1H), 4.08 (ddd, J = 13.1, 7.8, 3.6 Hz, 1H), 3.90−3.82 (m, 2H), 3.56 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.41 (dt, J = 13.3, 5.3 Hz, 1H), 3.36 − 3.28 (m, 1H), 2.28 (s, 4H), 1.93 − 1.84 (m, 2H), 1.82 − 1.74 (m, 1H), 0.50 − 0.43 (m, 1H), 0.42 − 0.34 (m, 2H), 0.29 − 0.24 (m, 1H)。
実施例110
2番目に溶離した異性体:白色固体(70mg、24%)、UPLC−MS: t = 0.44 (M+H) = 425.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.64 (s br, 1H), 8.36 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.82 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 3.6, 1.5 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 5.68 (s, 1H), 4.61 (dd, J = 7.3, 4.8 Hz, 1H), 4.10 (ddd, J = 13.1, 7.6, 3.6 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.85 (ddd, J = 13.1, 7.7, 3.6 Hz, 1H), 3.61 − 3.51 (m, 2H), 3.17 (ddd, J = 13.0, 7.3, 5.3 Hz, 1H), 2.33 − 2.27 (m, 4H), 1.88 (dtd, J = 13.1, 7.4, 3.6 Hz, 1H), 1.82 − 1.74 (m, 1H), 0.53 − 0.47 (m, 1H), 0.44 − 0.37 (m, 2H), 0.33 − 0.28 (m, 1H)。
実施例12、38、及び46を、ラセミの2−アミノ−1−(5−フルオロ−2−ピリジル)エタノールを用いて、実施例44及び110に関して記載したものと同様の方法で合成した。
実施例38を単離し、キラルSFC分離ステップを割愛した。したがって実施例12及び46の1:1混合物であった。
実施例12を、SFC分離によって単離した、最初に溶離した異性体をSEM脱保護することによって調製した。
実施例46を、SFC分離によって単離した、2番目に溶離した異性体をSEM脱保護することによって調製した。
実施例75
(8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド及び
実施例133
(8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
実施例75及び133を、実施例5に関して記載したものと同様の方法で合成した。アミノアルコール (1R,2S)−2−アミノ−1−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)プロパン−1−オールを、中間体9及び10に関して記載したものと同様の方法で合成した。
実施例75:
UPLC−MS: t = 0.47 (M+H) = 439.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.46 − 7.40 (m, 2H), 7.14 (dd, J = 3.6, 2.1 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 3.7, 1.6 Hz, 1H), 5.77 (br s, 1H), 4.56 (br s, 1H), 4.26 − 4.18 (m, 1H), 4.03−3.97 (ddd, J = 13.1, 7.7, 3.6 Hz, 1H), 3.84−3.78 (ddd, J = 13.0, 7.6, 3.8 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.51 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.27 (br s, 2H), 1.89 − 1.82 (m, 1H), 1.75−1.68 (m, 1H), 1.06 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 0.37 − 0.26 (m, 3H), 0.18 − 0.11 (m, 1H)。
実施例133:
UPLC−MS: t = 0.48 (M+H) = 439.4。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.67 (s, 1H), 8.38 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 5.68 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.51 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 4.27 − 4.16 (m, 2H), 3.88 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.77 (ddd, J = 12.6, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.53 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.32 (dd, J = 7.5, 4.7 Hz, 1H), 2.29 (s, 3H), 1.92 − 1.85 (m, 1H), 1.80 − 1.73 (m, 1H), 0.90 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.44 − 0.34 (m, 2H), 0.30 (ddd, J = 9.0, 5.6, 3.7 Hz, 1H), 0.19 (dt, J = 9.2, 4.1 Hz, 1H)。
実施例130
(8S)−N−[(2R)−3−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]−オクタン−8−カルボキサミド
脱水DMF(600μL)中の中間体23(10mg、0.0278mmol)、(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩(6.6mg、0.0417mmol)、HOBt(3.8mg、0.0278mmol)、及びDIPEA(6μL、0.0278mmol)の混合物にEDCI(6.4mg、0.0334mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。HPLCにより精製した。上記化合物を白色固体として単離した。
UPLC−MS: t = 0.43 (M+H+) = 463.3。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.64 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.06 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.79 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.77 (s, 1H), 4.15 (ddd, J = 13.0, 7.6, 3.5 Hz, 1H), 3.97 − 3.92 (m, 2H), 3.87 (ddd, J = 13.1, 7.7, 3.7 Hz, 1H), 3.59 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.38 − 3.33 (m, 1H), 3.25 − 3.13 (m, 3H), 2.56 (m, 2H), 2.38 − 2.21 (m, 4H), 1.97−1.89 (m, 1H), 1.87 − 1.76 (m, 1H), 0.58 − 0.53 (m, 1H), 0.47 − 0.33 (m, 3H)。
実施例129
(8S)−N−[(2R)−3−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
この化合物を、[1−(アミノメチル)−3,3−ジフルオロシクロブチル]メタノールを用い、実施例130と同様の方法で調製した。
実施例116
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル
ステップ1:脱水DCM(2mL)中の中間体(S)−SEM−酸(50mg、0.12mmol)、中間体24(42mg、0.14mmol)、及びDIPEA(65μL、0.37mmol)の混合物にHATU(56mg、0.15mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。留去し、溶離液としてEtOAc:ヘプタンを用い、シリカ上でクロマトグラフィーにより精製した。SEM保護アミドを淡黄色油状物として単離した(64mg、75%)。
UPLC−MS: t = 1.03 (M+H+) = 688.4。
ステップ2及び3:SEM基を上記概括的手順に記載のようにして除去した。
UPLC−MS: t = 0.39 (M+H+) = 444.3。
HNMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.67 (s, 1H), 8.13 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.15 (dd, J = 3.7, 1.6 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 5.07 (s br, 1H), 4.62 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.36−4.31 (m, 1H), 4.13 (ddd, J = 13.1, 7.7, 3.5 Hz, 1H), 4.03 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.99 − 3.88 (m, 3H), 3.73 − 3.58 (m, 3H), 3.34 − 3.24 (m, 2H), 2.48 − 2.42 (m, 1H), 1.97−1.89 (m, 1H), 1.88−1.80 (m, 1H), 0.60 − 0.51 (m, 1H), 0.49 − 0.32 (m, 7H)。
実施例1、3、4、7〜8、13〜14、16〜18、20、22、24、27、29〜32、34、36〜37、43、48、51、54、62、64、67、71、84、93、97、101、104〜105、122、126、132、135、146、及び149〜151の化合物を、中間体(S)−SEM−酸と、中間体24に代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発し、且つステップ1においてDCMをDMFに置き換えて同様に調製した。
実施例42、91、及び98の化合物を、中間体(S)−SEM−酸と、中間体24に代えて、但し中間体24と同様に調製した、対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発し、且つステップ1においてDCMをDMFに置き換えて同様に調製した。
実施例142及び実施例145の化合物を、中間体(R)−SEM−酸と、対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発し、且つステップ1においてDCMをDMFに置き換えて同様に調製した。
実施例80
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル
脱水DMF(0.300mL)に溶解した中間体(S)−酸(10mg、0.0367mmol)、L−セリンベンジルエステル・HCl(10.2169mg、0.0441mmol)、及びDIPEA(18.9858mg、0.1469mmol、0.025mL)の混合物にHATU(16.7681mg、0.0441mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をHPLC上で精製した(収率54%)。
UPLC−MS: t = 0.505 (M+H) = 450.46。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 11.62 (s, 1H), 8.12 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.52 − 7.23 (m, 5H), 7.14 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.22 − 4.93 (m, 3H), 4.40 (dt, J = 5.0, 7.6 Hz, 1H), 4.18 − 4.02 (m, 1H), 3.95 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.91 − 3.81 (m, 1H), 3.70 (qd, J = 5.1, 11.0 Hz, 2H), 3.60 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.44 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 2.02 − 1.70 (m, 2H), 0.69 − 0.27 (m, 4H)。
実施例28、47、49、52、57、68、77、78、100、106、108、109、120、121、147、及び148の化合物を、中間体(S)−酸と、L−セリンベンジルエステル・HClに代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発して同様に調製した。
実施例19、21、26、33、35、39、53、55、56、58、59、61、63、66、69、70、76、79、81、82、83、85、86、88、90、94、95、99、102、103、111、112、113、114、115、117、118、119、123、124、127、128、131、134、136、137、139、141、143、及び144の化合物を、中間体ラセミ−酸と、L−セリンベンジルエステル・HClに代えて対象となる実施例にふさわしい特定のアミンとのカップリングから出発して同様に調製した。
実施例138
(2S)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル
脱水DMF(0.300mL)に溶解した中間体(S)−酸(10mg、0.0367mmol)、L−セリンベンジルエステル・HCl(10.2169mg、0.0441mmol)、及びDIPEA(18.9858mg、0.1469mmol、0.025mL)の混合物にHATU(16.7681mg、0.0441mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をHPLC上で精製した(収率54%)。
UPLC−MS: t = 0.49 (M+H) = 450.48。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 11.62 (s, 1H), 8.14 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.48 − 7.24 (m, 5H), 7.14 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.13 (s, 2H), 5.07 (s, 1H), 4.40 (dt, J = 4.9, 7.7 Hz, 1H), 4.21 (ddd, J = 3.7, 6.9, 11.1 Hz, 1H), 3.93 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.87 − 3.61 (m, 3H), 3.56 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.51 (s, 1H), 2.04 − 1.71 (m, 2H), 0.65 − 0.45 (m, 2H), 0.45 − 0.29 (m, 2H)。
実施例87
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチルメチル
中間体25のMeエステル(13mg、0.0348mmol)、DMSO(0.3mL)、及びDBU(0.1mL)の混合物にシクロペンチルメタノール(0.3ml)を添加した。この反応混合物を65℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。反応混合物をHPLC上で精製した(収率8.6%)。
UPLC−MS: t = 0.57 (M+H) = 442.47。
実施例96
(2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチル
中間体25のMeエステル(13mg、0.0348mmol)、DMSO(0.3ml)、及びDBU(0.1mL)の混合物にシクロペンタノール(0.5ml)を添加した。この反応混合物を65℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。反応混合物を分取HPLC上で精製した(収率4.1%)。
UPLC−MS: t = 0.51 (M+H) = 428.47。
実施例153
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル
中間体ラセミ−酸(9.8mg)を(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノール(8.8mg)と共に脱水DMF(0.5mL)に溶解し、続いてDMAP(11mg)及びEDCI(14mg)を添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、次いで分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 2.1 (M+H) = 377.17。
実施例154
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル
エステル形成:
中間体(S)−SEM−酸(680mg、1.7mmol)を(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノール(410mg、3.4mmol)及びDMAP(210mg、1.7mmol)と共に脱水DCM(35mL)に溶解した。次いでEDCI(490mg、2.5mmol)を添加し、この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を0.1M KHSO水溶液(20mL)で洗浄し、NaSO上で脱水し、蒸発乾固させて、透明油状物を得て、これを次のステップに直接用いた。
SEM脱保護:
上記由来の透明油状物をDCM(25mL)に溶解し、続いてTFA(1.56mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。全ての揮発分を留去し、残渣をMeCN(10mL)中にすくい入れ、1,2−ジアミノエタン(306mg、5.1mmol)を添加した。この混合物を室温で終夜撹拌した。全ての揮発分を留去し、白色固体を2% AcOH(水溶液、20mL)で粉体化し、この固体をろ過して所望の生成物を得た(540mg、収率85%)。
UPLC−MS方法7: t = 2.1 (M+H) = 377.17。
H NMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.54 (m, 1H), 4.28−4.22 (m, 1H), 4.19−4.10 (m, 2H), 3.79−3.66 (m, 3H), 2.71−2.62 (m, 2H), 2.50−2.36 (m, 4H), 2.05−1.90 (m, 2H), 0.63−0.59 (m, 1H), 0.56−0.45 (m, 2H), 0.41−0.36 (m, 1H)。
実施例155
(8R)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル
実施例155を、(R)−SEM−酸から出発した以外は実施例154に関して記載の通りに合成した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 2.1 (M+H) = 377.17。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 11.63 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.53 (m, 1H), 4.31−4.06 (m, 3H), 3.80−3.63 (m, 3H), 2.77−2.57 (m, 2H), 2.50−2.29 (m, 4H), 2.09−1.88 (m, 2H), 0.66−0.33 (m, 4H)。
実施例156
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル
中間体(S)−SEM−酸(700mg、1.74mmol)及び[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メタノール(1.78g、17.4mmol)から出発して、実施例154に関して記載の通りに調製した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.79 (M+H) = 357.18。
H NMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.54 (m, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.22−4.14 (m, 1H), 4.04−3.97 (m, 4H), 3.80−3.71 (m, 3H), 3.31−3.29 (br m, 2H), 2.45−2.40 (m, 1H), 2.05−1.90 (br m, 2H), 0.61−0.38 (br m, 8H)。
実施例157
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル
中間体(S)−SEM−酸(600mg、1.49mmol)及び[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メタノール(519mg、4.47mmol)から出発して、実施例154に関して記載の通りに調製した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.88 (M+H) = 371.20。
H NMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.54 (m, 1H), 4.70 (t, 1H), 4.09−4.01 (m, 2H), 3.80−3.66 (m, 3H), 3.42 (m, 2H), 3.30 (s, 1H), 2.39 (m, 1H), 2.06−1.91 (br m, 2H), 1.86−1.71 (br m, 6H), 0.63−0.59 (m, 1H), 0.56−0.51 (m, 1H), 0.49−0.45 (m, 1H), 0.41−0.37 (m, 1H)。
実施例159
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル
中間体(S)−SEM−酸(600mg、1.49mmol)及び[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メタノール(485mg、3.73mmol)から出発して、実施例154に関して記載の通りに調製した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.96 (M+H) = 385.22。
H NMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.52 (m, 1H), 4.68 (t, 1H), 4.29−4.23 (br m, 1H), 3.96−3.90 (m, 2H), 3.79−3.63 (br m, 3H), 3.27 (m, 2H), 2.36 (m, 1H), 2.05−1.90 (br m, 2H), 1.586−1.52 (br m, 4H), 1.47−1.41 (br, 2H), 1.37−1.29 (br, 2H), 0.63−0.59 (m, 1H), 0.55−0.50 (m, 1H), 0.49−0.45 (m, 1H), 0.41−0.36 (m, 1H)。
実施例160
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル
中間体(S)−SEM−酸(600mg、1.49mmol)及び[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メタノール(453mg、2.98mmol)から出発して、実施例154に関して記載の通りに調製した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.92 (M+H) = 407.18。
H NMR (600 MHz, DMSO−d) δ 11.69 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.55 (m, 1H), 5.10 (t, 1H), 4.31 (br m, 1H), 4.12 (m, 2H), 3.79 (m, 1H), 3.70−3.59 (br m, 2H), 3.46 (m, 2H), 2.48−2.36 (br, 4H), 2.06−2.01 (br m, 1H), 1.98−1.91 (br, 1H), 0.65−0.60 (m, 1H), 0.56−0.51 (m, 1H), 0.48−0.44 (m, 1H), 0.40−0.35 (m, 1H)。
実施例161
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]メチル
中間体(S)−酸(27mg、0.099mmol)、[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]メタノール(28.6mg、0.198mmol)、DMAP(12.1mg、0.099mmol)をDMSO(1mL)及びDMF(1mL)に溶解し、続いてEDCI(19mg、0.099mmol)を添加した。この混合物を室温で終夜撹拌し、次いで分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 2.05 (M+H) = 398.23。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 11.64 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.14 (m, 1H), 6.55 (m, 1H), 4.53−4.47 (br, 1H), 4.31−4.21 (br , 1H), 3.96−3.92 (m, 2H), 3.82−3.62 (br m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.06−1.91 (br m, 2H), 1.46−1.31 (br m, 12H), 0.65−0.36 (m, 4H)。
実施例162
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3−(ヒドロキシメチル)−1,1−ジオキソチエタン−3−イル]メチル
中間体(S)−SEM−酸(30mg、0.075mmol)及び[3−(ヒドロキシメチル)−1,1−ジオキソチエタン−3−イル]メタノール(61.9mg、0.373mmol)]から出発して、実施例154に関して記載の通りに調製した。分取HPLCによって精製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.71 (M+H) = 421.15。
実施例163
(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル
[3−(ヒドロキシメチル)−1,1−ジオキソチエタン−3−イル]メタノールに代えて2−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]アセトニトリルを用い、実施例162に関して記載の通りに調製した。
UPLC−MS方法7: t = 1.96 (M+H) = 366.19。
実施例164
5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル
(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノールに代えて2−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]アセトニトリルを用い、実施例153に関して記載の通りに調製した。
UPLC−MS method 7: t = 1.95 (M+H) = 366.19。
JAKキナーゼアッセイ:
ヒトバキュロウイルス発現JAK1、2、3、及びTYK2をCarna Biosciences, Inc.から購入した。4種全ての精製酵素は触媒ドメインのみを含む。JAK1(アミノ酸850〜1154)及びTYK2(アミノ酸871〜1187)は、N末端融合GSTタグ付きで発現され、JAK2及びJAK3は、N末端融合Hisタグ付きで発現される。合成ペプチドのリン酸化の阻害を、Cisbio HTRFKinEASE TKキットのTK基質−ビオチンを用いたHTRFに基づくアッセイで測定した。まず、2μlのTK溶液(キナーゼ緩衝液中のTK基質−ビオチン[HTRFKinEASE TKキットの1×酵素緩衝液、1mM DTT])を、1μlの希釈済み化合物が入ったプレートに添加する(最終アッセイDMSO濃度:0.75%)。次いで、5μlのキナーゼ−ATP混合物(キナーゼ緩衝液中で調製)を上記ウェルに添加し、これらのプレートを室温で20〜30分間インキュベートする。4種全てのキナーゼについて、ATPのKmに対応するATPの濃度を用いた。緩衝液、基質、キナーゼ、及びATPの最終濃度は、JAK1:50mM Hepes緩衝液 pH7.0、0.01% BSA、10mM MgCl、1mM DTT、7μM ATP、50nM SEB、1μM TK基質−ビオチン、及び5ng JAKl;JAK2:50mM Hepes緩衝液 pH7.0、0.01% BSA、5mM MgCl、1mM DTT、4μM ATP、1μM TK基質−ビオチン、及び0.1ng JAK2;JAK3:50mM Hepes緩衝液 pH7.0、0.01% BSA、5mM MgCl、1mM DTT、2μM ATP、1μM TK基質−ビオチン、及び0.3ng JAK3;TYK2:50mM Hepes緩衝液 pH7.0、0.01% BSA、5mM MgCl、1mM DTT、13μM ATP、50nM SEB、1μM TK基質−ビオチン、及び0.8ng TYK2であった。その後、4μlの検出混合物(最終濃度:50mM Hepes緩衝液 pH7.0、0.01% BSA、0.8M KF、20mM EDTA、42nM ストレプトアビジン−XL665、及び1:400 STK Ab Cryptate)を添加することによってキナーゼ反応を停止させ、これらのプレートを暗所で終夜インキュベートする。Envisionプレートリーダーを用いてHTRFシグナルを読み取る。
表1に、選択されたJAKキナーゼ阻害活性を、分析したt及び観測したM+Hデータ(UPLC−MS方法7)と共に記載する。
イン・ビトロ代謝安定性を評価するために、液体取り扱いロボット(Hamilton Microlab Star)を用いて、96ウェルプレート中、リン酸緩衝液及びNADPH中で、上記化合物(0.5μM)をヒト肝ミクロソーム(0.5mg/mL)と共に40分間(37℃)、同一実験を2回繰り返しでインキュベートした。試料アリコートを0、5、10、20及び40分の時点で採取し、反応を停止させるために冷アセトニトリル中に投入した。上記プレートを30分間遠心分離した後、飛行時間型質量分析計(AB Sciex API5600)に連結した液体クロマトグラフィーを用いて試料を分析した。経時的な化合物の減少を用いて消失速度定数を見積もり、これから見掛けの固有クリアランス、Clappを計算し、その値を表2に記載する。

Claims (18)

  1. 一般式I
    [式中、
    XはNHまたはOを表し、
    及びRはそれぞれ独立に、水素、重水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、(C〜C)アルキル、及びヒドロキシル(C〜C)アルキルからなる群より選択され、
    nは1〜3から選択される整数であり、
    Yは、結合、−C(O)O−*、−C(O)OR−*、または−C(O)NHR−*を表し、ここで、*はWとの結合点を表し、Rは(C〜C)アルキレンを表し、
    Wは、フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され、前記フェニル、ピリジル、(C〜C)シクロアルキル、及びO、S、もしくはNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロシクロアルキルは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、シアノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、及び−SONHから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい]
    で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物。
  2. XがNHを表す、請求項1に記載の化合物。
  3. XがOを表す、請求項1に記載の化合物。
  4. nが1である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. nが2である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Yが結合を表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. Yが、−C(O)O−*、−C(O)OR−*、または−C(O)NHR−*を表し、ここで、*はWとの結合点を表し、Rはメチレンを表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 及びRがそれぞれ独立に、水素、ヒドロキシル、メチル、及びヒドロキシメチルからなる群より選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. Wが、(C〜C)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、及びチエタニルからなる群より選択され、ここで、前記(C〜C)シクロアルキル、フェニル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、及びチエタニルは、フルオロ、シアノ、−SONH、ヒドロキシル、オキソ、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、シアノメチル、及びメトキシから独立に選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. (8S)−N−[(2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−(2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−テトラヒドロピラン−4−イルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
    (8S)−N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(4−シアノ−3−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−2−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(4−シアノ−2−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−[(4−スルファモイルフェニル)メチル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(2,4−ジフロオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(4−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−[(3−スルファモイルフェニル)メチル]−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(3−シアノシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[1−(4−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−(p−トリル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−1−(4−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロブチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(3−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(4−シアノ−2−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(p−トリル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(5−シアノ−2−ピリジル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル、
    N−[(3−フロオロフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−(シクロペンチルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[[(1S,3S)−3−シアノシクロペンチル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−(4−ピリジルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−1−(3−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチルメチル、
    N−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−エチルフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロプロピルメチル、
    (8S)−N−[(4−シアノ−3−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−1−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−ベンジル−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸シクロペンチル、
    (8S)−N−[(1S)−1−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
    N−[(1S)−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−[4−フルオロ−2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[[(1R,2R)−2−シアノシクロプロピル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(3−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−(5−シアノ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(4−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(3,4−ジフロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−フェネチル−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド
    N−(シクロブチルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2R)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル、
    N−[(1R)−1−(3−シアノフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−1−フェニルエチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(3−メトキシフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−(4−シアノ−2−エチルフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(3−シアノ−4−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2R)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−(3−ピリジルメチル)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−3−[[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(2R)−3−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシ−3−オキソプロピル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(5−フルオロ−4−メチル−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(3−フロオロフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−(2−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (2S)−3−ヒドロキシ−2−[[(8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボニル]アミノ]プロパン酸ベンジル、
    N−[(1R)−1−(3−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1S)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8R)−N−[(2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    N−[(1R)−1−(5−メトキシ−3−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8R)−N−[(4−シアノフェニル)メチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R,2S)−2−(4−シアノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1R)−1−シクロブチル−2−ヒドロキシエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(3,4−ジフロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−(3−フロオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(3−ピリジル)エチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    (8S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、
    5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
    (8R)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3,3−ジフルオロ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[3−(ヒドロキシメチル)−1,1−ジオキソチエタン−3−イル]メチル、
    (8S)−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル、及び
    5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボン酸[1−(シアノメチル)シクロプロピル]メチル
    からなる一覧より選択される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物。
  11. (8S)−N−[(1S,2R)−2−(5−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−5−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−5−アザスピロ[2.5]オクタン−8−カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物から選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 医薬としての使用のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 自己免疫疾患などの免疫系の疾患、もしくは免疫系の調節解除に関連する疾患の予防及び/または治療における使用のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
  14. 乾癬及びアトピー性皮膚炎から選択される疾患の予防及び/または治療における使用のための、請求項13に記載の化合物。
  15. JAK1、JAK2、JAK3、またはTYK2プロテインチロシンキナ−ゼなどの、JAKファミリーのプロテインチロシンキナ−ゼのプロテインチロシンキナ−ゼの阻害に応答性である疾患の治療における使用のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
  16. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を、薬学的に許容されるビヒクルもしくは賦形剤または薬学的に許容される担体(複数可)と共に含む医薬組成物。
  17. 1種以上の他の治療上活性な化合物を更に含む、請求項16に記載の医薬組成物。
  18. 自己免疫疾患などの免疫系の疾患、もしくは免疫系の調節解除に関連する疾患の予防、治療、または改善方法であって、前記疾患の少なくとも1種に罹患している人に、有効量の1種以上の請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を、薬学的に許容される担体または1種以上の賦形剤と共にであってもよく、他の治療上活性な化合物との併用であってもよく、投与することを含む前記方法。
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