JP2020505130A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 液体薬物を注射する巻き上げ式注射デバイス（１）のためのドライブトレイン（Ｔ）であって、
   回転可能な要素（６）によって負荷が印加または除去されるように適用されたねじれエネルギー貯蔵部（９）と、
   回転可能な使用者用ハンドル（８）と、
   液体薬物を排出するように適用された回転駆動可能な排出機構（５）と、
   回転可能な要素（６）を介してねじれエネルギー貯蔵部（９）に連結されており、該ねじれエネルギー貯蔵部（９）のトルクに逆らって、複数の個別の角度位置のうちの１つで回転可能な要素（６）を維持するラチェット（１２．４）を含むクラッチ要素（１２）とを含み、
   ここで、該クラッチ要素（１２）は、使用者用ハンドル（８）から回転可能な要素（６）を介してねじれエネルギー貯蔵部（９）へ、あるいは該ねじれエネルギー貯蔵部（９）から回転可能な要素（６）を介して排出機構（５）へ、トルクを伝送するように適用され、
   ラチェット（１２．４）は、使用者用ハンドル（８）からねじれエネルギー貯蔵部（９）へ伝送されるトルクによって、１つの位置から隣接する位置へ切換可能であり、
   ドライブトレイン（Ｔ）は、トルクピークを粘弾性および／または粘性摩擦により減衰させるように適用されることを特徴とする前記ドライブトレイン。
2. ドライブトレイン（Ｔ）は、トルクを弾性的に伝送するように適用された粘弾性減衰要素（１２．８、１２．１０）を含むことを特徴とする、
   請求項１に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
3. ドライブトレイン（Ｔ）は、摩擦により回転に耐えるように適用された粘性摩擦減衰要素（１６、１１６、２１６、３１６、４１６、８．２、８．５ａ、８．５ｂ）を含むことを特徴とする、
   請求項１または２に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
4. 互いに対して回転可能であるドライブトレイン（Ｔ）の２つの要素間に、粘性摩擦減衰
   要素（１６、１１６、２１６、３１６、４１６、８．２、８．５ａ、８．５ｂ）が配置されることを特徴とする、
   請求項３に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
5. 粘性摩擦減衰要素（１６、１１６、２１６、３１６、４１６、８．２、８．５ａ、８．５ｂ）は、ドライブトレイン（Ｔ）の要素に対して回転させられたとき、該要素の接触面に沿って摺動するように適用された弾性ゴムの少なくとも１つの表面を含むことを特徴とする、
   請求項４に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
6. 使用者用ハンドル（８）とラチェット（１２．４）との間に、粘弾性減衰要素（１２．８、１２．１０）が配置されることを特徴とする、
   請求項２に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
7. ねじれエネルギー貯蔵部は、長手方向軸（Ａ）が近位端から遠位端の方へ延びるハウジング（２）と、ねじれ駆動ばね（９）とを含み、該ねじれ駆動ばねの遠位ばね端（９．１）は、ハウジング（２）に非回転可能に係合され、近位ばね端（９．２）は、長手方向軸（Ａ）の周りでハウジング（２）に対してねじりにより伸張可能であることを特徴とし、
   排出機構は、ハウジング（２）内に配置され、長手方向軸（Ａ）の周りを回転可能な駆動スリーブ（５）を含み、ハウジング（２）に対する回転により、ピストンロッド（４）がハウジング（２）に対して並進運動することをさらに特徴とし、
   クラッチ要素（１２）は、円筒形クラッチセクション（１２．１）を含み、駆動ばね（９）の近位ばね端（９．２）を駆動スリーブ（５）に解放可能非回転可能に連結するように適用されることをさらに特徴とする、
   請求項１または３〜５のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
8. クラッチ要素（１２）は、円周方向に弾性の粘弾性減衰要素（１２．８、１２．１０）によって回転可能な要素（６）に連結され、回転可能な要素（６）は、クラッチ要素（１２）を少なくとも部分的に受け入れるように適用された管状数字スリーブ（６）として形成され、粘弾性減衰要素（１２．８、１２．１０）は、クラッチ要素（１２）から径方向に突出し、その径方向外方端で、長手方向軸（Ａ）と同軸に管状数字スリーブ（６）の内面に配置された軸方向スロット（６．１）内に円周方向にスリップ不能に受け入れられることを特徴とする、
   請求項６に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
9. 使用者用ハンドル（８）は、少なくとも１つのポケット（８．１）を提供し、少なくとも１つの駆動クリップ（７．５）を提供するボタン（７）によって、回転可能な要素（６）に解放可能非回転可能に連結され、駆動クリップ（７．５）は、対応するポケット（８．１）内で長手方向軸（Ａ）に沿って軸方向に変位可能にされ、ポケット（８．１）に対して近位方向に付勢されると非回転可能にくさび固定されることを特徴とする、
   請求項１に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
10. 使用者用ハンドル（８）は、少なくとも１つのポケット（８．１）を提供し、少なくとも１つの駆動クリップ（７．５）を提供するボタン（７）によって、回転可能な要素（６）に解放可能非回転可能に連結され、駆動クリップ（７．５）は、長手方向軸（Ａ）に沿って軸方向に変位可能にされ、対応するポケット（８．１）内に回転的な遊びを有し、駆動クリップ（７．５）は、円周方向中心位置へ弾性的に押し込まれることを特徴とする、請求項１〜９のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
11. 使用者用ハンドル（８）は、ボタン（７）によって回転可能な要素（６）に解放可能非
    回転可能に連結され、ボタン（７）は、使用者用ハンドル（８）に対して回転的な遊びを提供し、粘性摩擦減衰要素（４１６）は、使用者用ハンドル（８）に対するボタン（７）の回転に摩擦により耐えるように配置されることを特徴とする、
    請求項１〜１０のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
12. 粘性摩擦減衰要素（８．２）は、トルクに耐えるように使用者用ハンドル（８）に連結されたブッシングとして形成され、該ブッシングは、使用者用ハンドル（８）およびハウジング（２）に長手方向に連結され、ハウジング（２）の外面に少なくとも部分的に粘性摩擦係合することを特徴とする、
    請求項３〜５のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
13. 粘性摩擦減衰要素（１６）は、使用者用ハンドル（８）とハウジング（２）との間に配置されることを特徴とする、
    請求項３〜５のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
14. 粘性摩擦減衰要素（８．５ａ、８．５ｂ）は、トルクに耐えるように使用者用ハンドル（８）に連結され、所定の数の角度ロック位置のうちの１つで、使用者用ハンドル（８）をハウジング（２）に対して粘弾性により回転不能にロックするように適用され、角度ロック位置はそれぞれ、回転可能な要素（６）がラチェット（１２．４）によってねじれエネルギー貯蔵部（９）のトルクに逆らって維持される個別の角度位置のうちの１つに一致することを特徴とする、
    請求項３〜５のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）。
15. 巻き上げ式注射デバイス（１）であって、請求項１〜１４のいずれか１項に記載のドライブトレイン（Ｔ）を含む前記巻き上げ式注射デバイス。