本願は、2017年1月7日に中国特許庁に出願された、「データ伝送方法および機器」と題する中国特許出願第201710014619.1号に対する優先権を主張する、2017年3月21日に中国特許庁に出願された、「データ伝送方法および機器」と題する中国特許出願第201710170033.4号に対する優先権を主張し、その両方とも、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、モバイル通信の分野に関連し、特に、データ伝送方法および機器に関連する。
LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムにおいて、ダウンリンクおよびアップリンクはそれぞれ、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access、直交周波数分割多元接続)およびSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiplexing Access、シングルキャリア周波数分割多元接続)に基づく。時間周波数リソースは、時間領域におけるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)シンボルまたはSC−FDMAシンボル(OFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルは代替的に、時間領域シンボルと称される)と、周波数領域におけるサブキャリアとに分割される。時間周波数リソースが分割される最小リソース粒度は、RE(Resource Element、リソース要素)と称され、すなわち、時間領域における1つの時間領域シンボルと、周波数領域における1つのサブキャリアとを含む時間周波数格子点である。LTEシステムにおける典型的な時間周波数リソースの基本構造は、15kHzのサブキャリア間隔、約70μsの時間領域シンボル時間長、および、4μs〜6μsの巡回プレフィックス時間長である。
LTEシステムにおいて、サービス伝送は、基地局のスケジューリングに基づく。上位層データパケットが物理層においてスケジューリングされるとき、上位層データパケットは、トランスポートブロック(Transport Block、TB)の形態で、小さいデータパケットに分割される。スケジューリングの基本時間単位は一般に、1つのサブフレームである。1つのサブフレームの時間長は、1msであり、1つのサブフレームは一般に、2つのスロットを含み、1つのスロットは一般に、7つの時間領域シンボルを含む。LTE拡張型システムにおいて、より短いスケジューリング時間単位が更に導入され得る。例えば、1つのスロットまたは更にはいくつかの時間領域シンボルが単位として使用されるスケジューリング方式が導入され得る。一般に、具体的なスケジューリングプロセスは、以下の段階、すなわち、基地局が、制御チャネル、例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)を伝送する段階と、UEが、サブフレームにおいて制御チャネルを検出し、検出された制御チャネル上で搬送されたスケジューリング情報に基づいて、ダウンリンクデータチャネル上でトランスポートブロックを受信する、または、アップリンクデータチャネル上でトランスポートブロックを送信する段階とを含む。制御チャネルは、ダウンリンクデータチャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル、Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)、または、アップリンクデータチャネル(例えば、物理アップリンク共有チャネル、Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)のスケジューリング情報を搬送し得る。スケジューリング情報は、リソース割り当て情報、変調および符号化方式、ならびに、HARQなどの制御情報を含む。
LTEシステムは、2つの複信モード、すなわち、FDD(Frequency Duplexing Division、周波数分割複信)およびTDD(Time Duplexing Division、時間分割複信)をサポートする。FDDシステムについては、ダウンリンク伝送およびアップリンク伝送は、異なるサブキャリア上で実行される。TDDシステムについては、アップリンク伝送およびダウンリンク伝送は、異なる時間において同一のサブキャリア上で実行される。具体的には、1つのサブキャリアは、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、および、特殊なサブフレームに対応する。特殊なサブフレームは、3つの部分、すなわち、DwPTS(Downlink Pilot Timeslot、ダウンリンクパイロットタイムスロット)、GP(Guard Period、ガード期間)、および、UpPTS(Uplink Pilot Timeslot、アップリンクパイロットタイムスロット)を含む。GPは主に、ダウンリンクからアップリンクへのコンポーネントの転換時間および伝播遅延の補償に使用される。LTEシステムは現在、7つの異なるTDDアップリンクおよびダウンリンク構成をサポートしており、異なるアップリンクおよびダウンリンク構成については、アップリンクサブフレームの数とダウンリンクサブフレームの数との比は通常異なる。
LTEにおいて、HARQ機構が使用され、LTEシステムにおけるACKまたはNACKフィードバックおよびHARQ再伝送は、トランスポートブロックに基づいて実行される。ダウンリンクを例として使用すると、PDSCH上で搬送されるトランスポートブロックを受信後、UEがトランスポートブロックを正確に受信した場合、UEは、アップリンク上でACKをフィードバックする、または、UEがトランスポートブロックを不正確に受信した場合、UEは、アップリンク上でNACKをフィードバックする。基地局が、UEによってフィードバックされたNACKを受信した場合、基地局は次に、以前のPDSCH伝送において搬送されたトランスポートブロックをUEへ再送信し、UEは、再度受信されたPDSCH上のトランスポートブロックの受信情報、および、以前に不正確に受信されたトランスポートブロックの受信情報に対してHARQの組み合わせを実行し得て、それにより、受信性能を改善する。
現在、5G(Fifth Generation、第5世代)技術についての議論が開始されている。5Gは、互換性の観点から、2つの系統に分かれ得る。一方の系統は、LTE4G(Fourth Generation、第4世代)と互換性のある連続的な進化であり、他方の系統は、LTEと互換性が無い新無線NRである。2つの系統については、5Gは、2つの重要な技術的要件、すなわち、モバイルブロードバンドの連続的に強化されたeMBB(Enhanced Mobile BroadBand、エンハンスドモバイルブロードバンド)および超高信頼性低遅延通信URLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communications、超高信頼性低遅延通信)を含む。eMBBについては、5Gは、4Gより高いデータレートに到達する必要がある。したがって、より大きいトランスポートブロックが導入され得る。より高い程度の並行性を有するLDPC(Low−Density Parity−Check Code、低密度パリティ検査符号)が導入され得ることを考慮して、5Gにおける1つのTBは、4Gと比較して、より多くのCB(Code Block、コードブロック)に分割される。URLLCについては、そのレイテンシおよび信頼性の要件を満たすために、URLLCのバースト伝送の優先度は、eMBBより高い必要がある。したがって、URLLCでは、伝送されているeMBBトランスポートブロックに対して短時間のパンクチャリングが実行され得て、その結果、eMBB TBにおける少数のCBは、URLLCのパンクチャリングに起因して、eMBB UEによって正確に受信されることができない。
したがって、5Gシステム設計において、1つのTBは、より多くのCBに分割され得て、バーストURLLC緊急サービスでは、伝送されているeMBBサービスに対してパンクチャリングが実行され得る。従来のTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送機構においては、データ伝送効率が低下し、システム伝送効率が影響を受ける。
本願は、より効率的なデータ伝送処理方法を提供するべく、データ伝送方法および機器を開示する。
一態様によれば、本発明の実施形態は、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信する段階であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、段階と、無線アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信する段階であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、段階とを備える。
任意選択的に、当該方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信する段階であって、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む、段階と、無線アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信する段階であって、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、段階とを更に備える。
任意選択的に、当該方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信する段階であって、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される、段階を更に備える。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、方法は更に、無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信する段階であって、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階、または、無線アクセスネットワークデバイスが、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信する段階であって、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階を備える。
任意選択的に、方法は更に、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信する段階であって、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む、段階を備える。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、当該方法は更に、第1フィードバック情報が更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含むこと、および/または、第2フィードバック情報が更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含むことを備える。
別の態様によれば、本発明の実施形態は、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信する段階であって、第1トランスポートブロックは、少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、段階と、端末デバイスが、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する段階であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、段階とを備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信する段階であって、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む、段階と、端末デバイスが、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する段階であって、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、段階とを更に備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信する段階であって、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される、段階と、端末デバイスが、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する段階とを更に備える。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、方法は更に、端末デバイスが、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信する段階であって、第1スケジューリング情報は、分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階、または、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信する段階であって、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階を備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信する段階であって、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む、段階を更に備える。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
別の態様によれば、本発明の実施形態は、無線アクセスネットワークデバイスを提供し、当該無線アクセスネットワークデバイスは、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成される処理ユニットであって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、処理ユニットと、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニットと、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信ユニットとを備える。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信ユニットは更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信ユニットは更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
更に別の態様によれば、本発明の実施形態は端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信ユニットであって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信ユニットと、第1フィードバック情報を生成するよう構成される処理ユニットであって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、処理ユニットと、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニットとを備える。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、少なくとも2つの第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信ユニットは更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信ユニットは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
なお更に別の態様によれば、本発明の実施形態は通信システムを提供する。システムは、上記の態様における無線アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスを備える。
更なる態様によれば、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは上記の態様における方法を実行する。
なお更なる態様によれば、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上記の態様における方法を実行する。
本発明において提供される解決法によれば、トランスポートブロックは少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割されるので、端末デバイスは、少なくとも2つの異なるコードブロックセットの受信ステータスをそれぞれフィードバックし、無線アクセスネットワークデバイスは、正確に受信されないコードブロックセットのみを再伝送し得て、その結果、いくつかのコードブロックセットが不正確に受信されることが原因で生じる、トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善する。
本発明に係る可能な適用シナリオの概略図である。
トランスポートブロックが複数のコードブロックを含むことを示す概略図である。
トランスポートブロックが複数のコードブロックを含むことを示す概略図である。
本発明に係るデータ伝送方法の実施形態の概略フローチャートである。
本発明の実施形態に係る、時間次元に従う第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、周波数次元に従う第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、等しくない時間長に基づく時間分割方式を使用することによる第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、異なるコードブロックグループが部分的に重複することを示す概略図である。
本発明の実施形態に係る、異なるコードブロックグループのフィードバック情報が異なる時点においてフィードバックされることを示す概略図である。
本発明に係る、無線アクセスネットワークデバイスの実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、無線アクセスネットワークデバイスの別の実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、端末デバイスの実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、端末デバイスの別の実施形態の概略構造図である。
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を説明する。
図1は、本発明の実施形態が適用される通信システム100を示す。通信システム100は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークデバイス110、および、無線アクセスネットワークデバイス110のカバレッジ内に位置する複数の端末デバイス120を備え得る。図1は、1つの無線アクセスネットワークデバイスと、2つの端末デバイスとを示し、これらは例として使用される。任意選択的に、通信システム100は、複数の無線アクセスネットワークデバイスを備え得て、各無線アクセスネットワークデバイスのカバレッジは、別の数の端末デバイスを含み得る。このことは、本発明の実施形態において限定されない。
任意選択的に、無線通信システム100は更に、ネットワークコントローラまたはモビリティ管理エンティティなどの別のネットワークエンティティを備え得る。このことは、本発明の実施形態において限定されない。
本発明の実施形態が適用される通信システムは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時間分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、または、直交周波数分割多重(OFDM)技術が適用される別の無線通信システムなどであり得る。本発明の実施形態において説明されるシステムアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明することを目的とするが、本発明の実施形態において提供される技術的解決法を限定することを意図するものではない。当業者であれば、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスシナリオの出現に伴い、本発明の実施形態において提供される技術的解決法が、同様の技術的問題に更に適用可能であることを認識し得る。
本発明の実施形態における無線アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスのために無線通信機能を提供するよう構成され得る。無線アクセスネットワークデバイスは、様々な形態のマクロ基地局、ミクロ基地局(スモールセルとも称される)、中継局、または、アクセスポイントなどを含み得る。無線アクセスネットワークデバイスは、GSM(登録商標)またはCDMAにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)であり得る、または、WCDMA(登録商標)におけるノードB(NodeB、NB)であり得る、または、LTEにおける拡張型ノードB(evolved NodeB、eNBまたはe−NodeB)であり得る、または、5Gネットワークにおける対応するデバイスgNBであり得る。説明を容易にするべく、本発明のすべての実施形態において、端末デバイスのために無線通信機能を提供する上記の機器はすべて、無線アクセスネットワークデバイスとまとめて称される。
本発明の実施形態において、端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、または、モバイル端末(Mobile Terminal)などとも称され得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を通して1または複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、端末デバイスは携帯電話(または「セルラ」電話と称される)、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。例えば、端末デバイスは、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または、車載モバイル機器であり得て、無線アクセスネットワークとの間で言葉および/またはデータを交換する。これは、本発明の実施形態において具体的に限定されるものではない。
LTEシステムにおいて、ACKまたはNACKフィードバックおよびHARQ再伝送は、トランスポートブロックに基づいて実行される。符号化および復号の複雑性、ならびに、高速符号化および復号の利点を考慮して、チャネルの符号化および復号を別個に行うために、1つのトランスポートブロックTBは複数のコードブロックCBに分割され得る。例えば、ターボ符号については、最大のCBにおけるビットの数は一般に6144である。1つのTBにおけるビットの数が6144を超える場合、符号化および復号を別個に行うために、TBを複数のCBに分割する必要がある。LDPC(Low−Density Parity−Check、低密度パリティチェック)については、最大のCBにおけるビットの数は、約2000である。符号化および復号を並行して行うために、1つのTBは、より多くのCBに分割され得る。一般に、各CBは、独立のチェック機能を有する。ターボ符号を例として使用する。CB CRC(cyclic redundancy check、巡回冗長検査)が、符号化の前に各CBに追加される。このように、UEが各CBを復号した後に、CRCチェックを通じて、現在のCBが正確に復号されたかどうかが判定され得る。LDPCについては、CB CRCがまた各CBに追加され得る、または、LDPCの符号化マトリクスはチェック機能を有する、すなわち、LDPCの各CBはチェック機能を有する。したがって、TBにおける一部のCBが正確に受信されない場合、UEは、NACKを基地局へフィードバックし、次に、基地局は全TB(TBにおけるすべてのCBを含む)に対してHARQ再伝送を実行する。
LTEの絶えず発展するシステム、または、NRシステムにおいて、1つのTBは、より多くのCBに分割され得る。TBにおける少数のCBが正確に受信されないが、他のCBがすべて正確に受信された場合、従来のTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送の効率が低下し、システム伝送効率が影響を受ける。
加えて、バーストURLLC緊急サービスでは、伝送されているeMBBサービスに対してパンクチャリングが実行され得る。他のCBと比較して、パンクチャリングされたCBにおいて、受信エラーが容易に生じる。HARQフィードバックおよび再伝送がまだTBに基づいて実行される場合、例えば、TBにおけるすべてのCBが再伝送される場合、システム伝送効率が影響を受ける。
更に、パンクチャリングされたCBの再伝送については、UEは、以前の伝送中にどのCBがURLLCでパンクチャリングされたかを認識できないので、UEは、HARQ組み合わせ方式でTBを正確に受信できない。したがって、UEがNACKをフィードバックするとき、UEのHARQバッファは、UEのCBではなく、URLLCサービスを記憶し得る。その結果、再伝送CBとのHARQの組み合わせが実行されるとき、HARQの組み合わせの利益を得ることができず、更には、CBを正確に受信できない。最終的に、RLC層再伝送がトリガされ得て、結果的に、システム効率が大幅に低下する。
上記の問題を解決するべく、基地局は、UEのためにTBの分割方式を構成し、TBを送信する。具体的には、TBをN個のCBグループ(CBG)に分割する方式は、例えば、分割されたグループの数に基づく分割方式、次元(時間領域および/または周波数領域、または、別の次元)に従う分割方式、または、均等グループ分割方式、もしくは、不均等グループ分割方式であり得る。基地局は、TBまたはCBGを再伝送する。UEは、TBの上記の分割方式に基づいて、CBGベースのHARQ‐ACKフィードバックを実行する。
以下の実施形態は、基本スケジューリング時間単位が1つのサブフレームである例(例えば、時間長は1msであり、ここでは、これに限定されない)を使用することによって説明される。別の時間領域スケジューリング粒度は、本発明において除外されない。例えば、スロットベースまたはミニスロットベースのスケジューリング、すなわち、1msより小さい、または、遥かに小さい特定の時間長を有するスケジューリング粒度が導入される。
ダウンリンクを例として使用すると、ダウンリンクトランスポートブロックの一般的なベースバンド送信プロセスは、以下の段階を含む。
(1)TBの元のペイロード情報をセグメント化する、すなわち、予め定められた規則(例えば、ビット数が特定の値を超える場合、TBは複数のCBに分割され、そうでない場合、TBを分割する必要は無い)に従って、TBを複数のCBに分割する。
(2)各CBに対応するCRCビット、すなわち、CB CRCをCBのペイロードに追加し、CRC、すなわち、TB CRCを、すべてのCBを含むペイロードに追加する。
(3)CRCが追加された各CBに対して、チャネル符号化、例えば、ターボ符号またはLDPCを別々に実行し、コードワードを形成する。非MIMOモードにおいて、UEは一般に、1つのコードワードを生成する。MIMOモードにおいて、UEは、2つのコードワードを生成し得て、すなわち、2つのコードワードにおける元のペイロード情報は互いに独立している。本発明において別段の定めが特に無い限り、UEは、1つのコードワードを生成すると仮定し、解決法は、UEが2つのコードワードを生成するケースに直接拡張され得る。
(4)コードワードに対してスクランブルおよびコンスタレーション変調を実行し、変調シンボルを形成する。スクランブルは、セル識別子および/またはUE識別子の初期化状態、ならびに、ランダムもしくは疑似ランダム関数に基づき得る。コンスタレーション変調は一般に、QPSK、16QAM、64QAMおよび256QAMなどを含む。
(5)変調シンボルを時間、周波数および空間物理のリソース上にマッピングする。具体的には、高速符号化および復号を実装するべく、ダウンリンクを例として使用すると、物理リソースへの符号化変調シンボルのマッピングは、最初に周波数領域において、次に、時間領域において実行され、CB間インターリーブ処理は、CBが独立に符号化された後に取得された情報に対して実行されない、すなわち、マッピングは、CBの順番で実行される。そのような方式の利点は、以下の通りである。UEがCBをバッファリングするとき、UEは、復号を開始し得て、データチャネル上のCBがすべてバッファリングされるまで待つ必要が無い。
(6)最後に、時間領域へのIDFTまたはIFFT変換を実行し、次に、送信を実行する。
従来のLTEシステムにおけるHARQフィードバックおよび再伝送は、TBに特有である。具体的には、UEがTBにおけるすべてのCBを正確に受信する(本発明における正確に受信するとは、一般的表現であり、元のペイロード情報の復号に成功したことを意味する)ときだけ、UEは、1つのACKビットをフィードバックする、または、1つのCBが正確に受信されない場合でも、UEは、1つのNACKビットをTBにフィードバックする。基地局がNACKフィードバックを受信した後に、基地局はどのCBがUEによって正確に受信されたか、および、どのCBがUEによって不正確に受信されたかを認識していないので、UEが大部分のCBを正確に受信した場合でも、基地局は次に、TBにおけるすべてのCBに対してHARQ再伝送を実行し得る。
従来のLTEシステムにおけるTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送の効率は高くない。説明は、図2aおよび図2bを参照して提供され、詳細は以下の通りである。
(1)時間周波数リソースの様々な領域のチャネルおよび/または干渉ステータスは、非相関であり得る、または、ほとんど相関が無いことがあり得る。
チャネルの観点からは、一般に、無線通信のシステム帯域幅は、ますます高くなっており(現在、LTEキャリアの最大帯域幅は20MHzであり、より高い帯域幅を有するキャリアが将来導入され得る)、そこで、周波数領域において互いに遠く離れた隣接するリソース上のチャネルは非相関である、すなわち、リソースは、チャネルの関連する帯域幅のカバレッジ外である。よって、複数の周波数帯におけるチャネルの周波数領域選択性フェージングは独立している。例えば、図2aに示されるように、CB1/5/9などの周波数帯のチャネルフェージングステータスは、CB2/6/10などの周波数帯のチャネルフェージングステータスから独立している。したがって、2つのグループのCBがUEによって正確に受信されることができるかどうかについて、2つのグループのCBは、互いに独立している。同様のケースが時間領域にも拡張され得る。例えば、図2bにおいて、CB1/5/9などの時間のチャネル時間領域フェージングステータスは、CB13/17/21などの時間のチャネル時間領域フェージングステータスから独立し得る(高速シナリオであると仮定する)。
干渉の観点から、隣接セルは、現在のセルの異なる周波数帯域および/または時間に対して、異なる干渉を生じさせ得て、同様に、CB間の受信相関性は異なる。
(2)CB間の受信相関性がチャネルおよび干渉の観点から分析されることに加えて、URLLCバースト伝送によって生じる、eMBBデータ伝送に対する影響が更に考慮される必要がある。例えば、現在のセルのURLLCデータについて、eMBBデータに対してパンクチャリングが実行される、または、隣接セルの短時間のURLLC送信は、現在のセルに対する短時間のバースト干渉を生じさせる。これらはすべて、CB間の受信相関性に影響を与える。
パンクチャリングとは、URLLCデータ伝送が時間周波数リソースにマッピングされるとき、伝送されているeMBBデータチャネルの一部のリソースが、URLLCデータ伝送によって占有されることを意味する。このように、URLLCサービスの短い遅延要件が保証されるが、現在のeMBB伝送の性能損失が生じる、すなわち、パンクチャリングによって影響を受けるCBは、UEによって正確に受信されないことがあり得る。パンクチャリングに加えて、URLLCデータ伝送がeMBBデータ伝送をオーバーライトしない別の方式がある。代わりに、基地局は、URLLCデータ伝送およびeMBBデータ伝送の両方を実行する。このように、URLLCでは、URLLCの性能は、パンクチャリングを通じて実現されるものより低い。しかしながら、eMBBでは、eMBBデータが伝送されるので、ステータスは、パンクチャリングによって影響を受けるものより良好である。しかしながら、eMBBデータ伝送は、URLLCデータ伝送から干渉を受け得て、このケースでは、影響を受けたeMBB CBをUEが正確に受信できない確率が、依然として比較的高い。
LTEシステムにおけるTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送機構において、CBの受信性能が非相関であるとき、システム伝送効率が低下する(特に、5GシステムにおけるTBが、4Gの場合より多くのCBに分割されるとき)という問題を考慮して、本願において、CBG(Code Block Group、コードブロックグループ)ベースの分割、ならびに、対応するHARQフィードバックおよび再伝送機構が導入される。
図3を参照すると、本発明は、以下の段階を備える、データ伝送方法の実施形態を提供する。
S301.無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信し、第1トランスポートブロックは、少なくとも2つのコードブロックを含む。
少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む。
任意選択的に、アクセスネットワークデバイスは、第1スケジューリング情報と、第1スケジューリング情報を使用することによってスケジューリングされる第1トランスポートブロックとを端末デバイスへ送信する。具体的には、第1スケジューリング情報は、制御チャネル上で搬送され得る。第1スケジューリング情報を使用することによってスケジューリングされるトランスポートブロックTBは、HARQ初回伝送において送信され得る、または、HARQ再伝送において送信され得る(このケースでは、全TBが再伝送される)。本発明は、TBがHARQ初回伝送において送信される例を使用して説明される。加えて、TBは、少なくとも2つのコードブロックCBを含む。例えば、図2に示されるTBは、48個のCBを含む。
S302.端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信する。
任意選択的に、端末デバイスは、第1スケジューリング情報に基づいて、第1トランスポートブロックを受信する。具体的には、第1スケジューリング情報は、変調および符号化方式、時間周波数リソース割り当て、ならびに、HARQプロセス番号など、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも1つの制御情報を含み得る。
任意選択的に、端末デバイスは、第1トランスポートブロックの分割方式を取得する。例えば、分割方式は、第1トランスポートブロックが分割されて生じたCBGの数、および、各CBGに含まれるCBを含む。具体的には、分割方式は、規格において予め定められ得る、または、端末デバイスによって、シグナリング構成をアクセスネットワークデバイスから受信することによって取得され得る。代替的に、分割方式は、CBの論理シーケンス番号に基づく分割方式であり得る。例えば、CB1からCB12はCBG1を形成し、CB13からCB24はCBG2を形成し、CB25からCB36はCBG3を形成し、CB37からCB48はCBG4を形成する。代替的に、分割方式は、第1トランスポートブロックにおけるCBによって占有される時間周波数リソースに基づく分割方式、例えば、時間領域分割方式または周波数領域分割方式であり得る。
S303.端末デバイスは、第1フィードバック情報を生成し、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信し、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される。
端末デバイスは個々に、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを取得し、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する。端末デバイスは個々に、各コードブロックセットのフィードバック情報を取得する必要がある。コードブロックセットが正確に受信されるとき、コードブロックセットのフィードバック情報は、確認応答情報(ACK)である、または、コードブロックセットが正確に受信されないとき、コードブロックセットのフィードバック情報は、否定応答情報(NACK)である。第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのフィードバック情報を含む。
任意選択的に、第1フィードバック情報を送信する前に、端末デバイスは、上記の分割方式に基づいて、第1フィードバック情報を生成する必要がある。CBの論理的シーケンス番号に基づく分割方式を例として使用する。端末デバイスは、CBG1、2、3および4の各々のために、ACKまたはNACKフィードバック情報を生成する必要がある。例えば、CBGにおけるすべてのCBが正確に復号される場合、CBGに対応するフィードバック情報はACKである、または、CBGにおける少なくとも1つのCBが正確に復号されない場合、CBGに対応するフィードバック情報はNACKである。
S304.アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信する。
本実施形態において、トランスポートブロックは少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割されるので、端末デバイスは、少なくとも2つの異なるコードブロックセットの受信ステータスを別々にフィードバックし、無線アクセスネットワークデバイスは、正確に受信されないコードブロックセットのみを再伝送し得て、その結果、いくつかのコードブロックセットが不正確に受信されることが原因で生じる、トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善する。
任意選択的に、本実施形態における方法は、以下の段階を更に備え得る。
S305.無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロック、および、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し、再伝送コードブロックは、少なくとも2つの第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む。
第1フィードバック情報が少なくとも1つの第1コードブロックセットの否定応答情報を含む場合、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信し、再伝送コードブロックは、第1コードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む。
S306.端末デバイスは再伝送コードブロックを受信する。
具体的には、本発明において別段の定めが無い限り、受信は一般的表現である。受信とは、特定の情報が受信されることを意味し得る、または、情報が受信され、受信された情報に対して復号または復調などが行われることを意味し得る。例えば、ダウンリンクデータが正確に受信された場合、ACKがフィードバックされる。ここでは、受信は実際に、ダウンリンクデータが受信され、受信されたダウンリンクデータが正確に復号されることを含む。
任意選択的に、アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは第2スケジューリング情報を受信し、第2スケジューリング情報は、再伝送コードブロックの変調および符号化方式、ならびに、リソース割り当て情報などを更に含む。端末デバイスは、第2スケジューリング情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
S308.端末デバイスは、第2フィードバック情報を生成し、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックの受信ステータスを示すフィードバック情報を含む。
端末デバイスは、再伝送コードブロックの受信ステータスに基づいて、第2フィードバック情報を生成する。端末デバイスは、再伝送コードブロックの受信ステータスを取得し、受信ステータスに基づいて、第2フィードバック情報をフィードバックする、すなわち、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックの復号ステータスに対応する。具体的には、再伝送コードブロックにおけるすべてのコードブロックが正確に復号された場合、ACKがフィードバックされる、または、再伝送コードブロックにおける少なくとも1つのコードブロックが正確に復号されない場合、NACKがフィードバックされる。
S309.端末デバイスは第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する。
無線アクセスネットワークデバイスは、第2フィードバック情報を受信した後に、第2フィードバック情報が否定応答情報を含むかどうかに基づいて、再伝送コードブロックが再伝送される必要があるかどうかを判定する。受信された第1フィードバック情報および第2フィードバック情報における異なるステータスに基づいて、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送を実行し得る、または、第1トランスポートブロックが端末デバイスによって正確に受信されるまで、複数回にわたって再伝送を実行し得る。
任意選択的に、本実施形態における方法は、以下の段階を更に備え得る。
S307.無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは再伝送インジケーション情報を受信する。再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
端末デバイスが再伝送インジケーション情報を受信した後に、段階S306において、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信および復号する。
無線アクセスネットワークデバイスは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し得て、再伝送インジケーション情報は、再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを判定するために、端末デバイスによって使用される。
再伝送インジケーション情報は、複数の情報を示すために使用され得る。例えば、再伝送インジケーション情報は、第1インジケーション情報、第2インジケーション情報、第3インジケーション情報または第4インジケーション情報のうち少なくとも1つを含み得る。再伝送コードブロックを示すことができるいかなる識別情報も、再伝送インジケーション情報を形成し得ることに留意されたい。
1.第1インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットを示すために使用される。
具体的には、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、第1フィードバック情報は別々に、分割されたコードブロックセットに対応する、すなわち、端末デバイスは、各CBGまたは各コードブロックセットの粒度についての第1フィードバック情報をフィードバックすると考える。したがって、再伝送コードブロックが示されるとき、アクセスネットワークデバイスによって送信される再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応する1つの特定のCBGもしくはコードブロックセットまたはいくつかの特定のCBGもしくはコードブロックセットを示すために使用され得て、示されたCBGまたはコードブロックセットに対応するフィードバック情報はNACKである。
任意選択的に、第1インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースを示すために使用される。具体的には、端末デバイスは、第1インジケーション情報に基づいて、第1トランスポートブロックによって占有されるトランスポートブロック時間周波数リソースにおける時間周波数リソースの部分を判定し、時間周波数リソースの部分は、1つの特定のCBGまたはコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースである。別の観点から、このケースでは、これは、第1トランスポートブロックによって占有されるトランスポートブロック時間周波数リソースを複数のサブ時間周波数リソースに分割することに等しく、各サブ時間周波数リソースは、各CBGまたはコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースである。
2.第2インジケーション情報は、第1トランスポートブロックにおける、再伝送コードブロックの識別子、位置、または、シーケンス番号を示すために使用される。
具体的には、第2インジケーション情報は、第1トランスポートブロックにおいて、1つの特定のコードブロック、または、いくつかの特定のコードブロックを再伝送コードブロックとして示し、例えば、第1トランスポートブロックにおける、再伝送コードブロックのシーケンス番号、位置、または、識別子を示す。
3.第3インジケーション情報は、再伝送コードブロックが、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックの全部または一部を含むことを示すために使用される。
具体的には、これは、第3インジケーション情報が、再伝送モードセットにおいて、一部のコードブロックが再伝送されるモードを示すために使用されることに等しく、再伝送モードセットは、すべてのコードブロックが再伝送されるモード、および、一部のコードブロックが再伝送されるモードを含む。全部のコードブロックが再伝送されるモードが示される場合、これは、第1トランスポートブロックの全体が再伝送されることに等しい。このケースでは、一部のコードブロックが再伝送されるモードが示される場合、これは、第1トランスポートブロックにおける一部のコードブロックが再伝送されることに等しい。次に、端末デバイスは、このケースにおいて、どのCBGまたはコードブロックセットが再伝送されたかを判定する必要がある。再伝送CBGまたはコードブロックセットは、具体的には、第1フィードバック情報におけるNACK情報に対応するCBGまたはコードブロックセットであり得る。
4.第4インジケーション情報は、少なくとも2つの異なるコードブロックセットにおけるコードブロックセットの全部または一部に対応するHARQ再伝送を示すために使用される。
具体的には、これは、第4インジケーション情報がHARQ伝送モードセットにおけるHARQ再伝送モードを示すために使用されることに等しく、HARQ伝送モードセットはHARQ初回伝送モードおよびHARQ再伝送モードを含む。任意選択的に、スケジューリング情報における新規データインジケータNDI(New Data Indication)、または、NDIおよびHARQプロセス番号が、インジケーションのために使用され得る。NDIのステータスが以前のNDIに比べて変化する(0から1に変化する)場合、このケースでは、HARQ初回伝送モードが示され、このケースでは、これは、以前のトランスポートブロックが正確に受信されることに等しい。代替的に、NDIのステータスが、以前のNDIに比べて変化していない(例えば、以前のNDIのステータスは0であり、NDIの現在のステータスも0である)場合、HARQ再伝送モードが示される。次に、端末デバイスは、どのCBGまたはコードブロックセットがこのケースで再伝送されたかを引き続き判定する必要がある。再伝送CBGまたはコードブロックセットは、具体的には、第1フィードバック情報におけるNACK情報に対応するCBGまたはコードブロックセットであり得る。
加えて、段階306は、以下の具体的段階を含む。再伝送コードブロックを受信または復号する前に、端末デバイスはまず、再伝送コードブロックが位置するCBGまたはコードブロックセットを判定する必要があり、具体的には、上記の分割方式に基づいて、再伝送コードブロックを判定する必要があり(すなわち、異なる分割方式では、再伝送コードブロックの解析は異なる)、更に、再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを判定する必要がある。詳細については、以下の複数のインジケーション情報の説明を参照されたい。
再伝送インジケーション情報が異なる情報を含むとき、端末デバイスは、異なる方式で、再伝送コードブロックを受信する。
再伝送インジケーション情報が第1インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットにおける第1コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第1コードブロックセットに属し、第1コードブロックセットの受信ステータスに対応する、第1フィードバック情報におけるフィードバック情報は、否定応答情報である。具体的には、再伝送インジケーション情報は、第1コードブロックセットのシーケンス番号を示し得る、または、第1コードブロックセットによって占有される時間周波数リソースを示し得る。
再伝送インジケーション情報が第2インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、第1トランスポートブロックにおいて、特定のコードブロックまたは一部の特定のコードブロックを判定し、判定された特定のコードブロックまたは判定された複数の特定のコードブロックを再伝送コードブロックとして使用する。例えば、第1トランスポートブロックにおける再伝送コードブロックのシーケンス番号、位置または識別子が具体的に示される。
再伝送インジケーション情報が第3インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送モードセットから、一部のコードブロックが再伝送されるモードを判定し、再伝送モードセットは、一部のコードブロックが再伝送されるモードと、全部のコードブロックが再伝送されるモードとを含む。端末デバイスは、分割方式に基づいて、受信ステータスが第1フィードバック情報における否定応答情報のフィードバック情報に対応する第2コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第2コードブロックセットに属する。
再伝送インジケーション情報が第4インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、再伝送インジケーション情報に基づいて、HARQ伝送モードセットからHARQ再伝送モードを判定し、HARQ伝送モードセットは、HARQ再伝送モードおよびHARQ初回伝送モードを含む。端末デバイスは、分割方式に基づいて、受信ステータスが第1フィードバック情報における否定応答情報のフィードバック情報に対応する第3コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第3コードブロックセットに属する。
本実施形態において、TBが多数のCBを含むとき、無線アクセスネットワークデバイスは、CBGベースのHARQフィードバックおよび再伝送に従って、正確に受信されていないコードブロックセットのみを端末デバイスへ再伝送し得て、その結果、少数のCBが不正確に受信されることが原因で生じる、TB全体におけるすべてのCBのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善され、システム伝送効率が改善される。
以下では、上記の実施形態における第1トランスポートブロックの分割方式を説明する。
第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、複数の方式で分割され得る。1.1つの方式において、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、CBの論理シーケンス番号に基づいて、論理的に分割され得る。2.別の方式において、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、CBによって占有される時間周波数リソースに基づいて分割され得る。
CBによって占有されるリソースに基づく分割方式は、複数の方式を更に含み得る。任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、候補となるいくつかの具体的な分割方式が提供される。図4および図5に示されるように、第1時間周波数リソースはそれぞれ、時間次元および周波数次元に従って分割される。
図4を参照すると、少なくとも2つのリソース領域は異なる時間領域に位置する。一実装において、例えば、第1TBは、1から48まで付番された48個のCBを含む。48個のCBによって占有される時間周波数リソースは、時間次元に従って、4つのCBGによって占有されるリソース、すなわち、CB1からCB12によって占有されるリソース、CB13からCB24によって占有されるリソース、CB25からCB36によって占有されるリソース、および、CB37からCB48によって占有されるリソースに分割される。図5を参照すると、少なくとも2つのリソース領域は、異なる周波数領域に位置する。別の実装において、例えば、第1TBは、1から48まで付番された48個のCBを含む。48個のCBによって占有される時間周波数リソースは、周波数次元に従って、4つのCBG、すなわち、CB{1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45}によって占有されるリソース、CB{2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46}によって占有されるリソース、CB{3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47}によって占有されるリソース、および、CB{4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48}によって占有されるリソースに分割される。加えて、時間領域および周波数領域の両方に基づく分割方式は、それらの分割方式と同様である、すなわち、時間領域についての実施形態、および、周波数領域についての実施形態の組み合わせである。
加えて、eMBBおよびURLLCリソースを再使用するシナリオでは、別の分割方式が本発明において更に導入され得る。特定のコードブロックセット、および、少なくとも2つのコードブロックセットにおける、特定のコードブロックセット以外の他のコードブロックセットに対応して、別の実装において、特定のCBGは、URLLCについてパンクチャリングされた、または、URLLCによって干渉されたCBを含む。例えば、CB17から20の時間領域シンボルは、URLLCについてパンクチャリングされる。次に、パンクチャリングされたCBは、CB13からCB24を含むCBGまたはコードブロックセットに属し、特定のコードブロックセット以外の他のコードブロックセットは、他の3つのCBGまたはコードブロックセットである。
時間次元に従う分割方式では、フィードバック遅延を低減するべく、等しくない時間長に基づく時間分割方式が使用され得て、より早い時間に送信されるCBによって占有される時間リソースは、より遅い時間に送信されるCBによって占有される時間リソースより順番が上であり得る。図6を参照すると、一実装において、第1TBは、3つのCBGまたはコードブロックセット、すなわち、{CB1からCB20、CB21からCB36、CB37からCB48}、または、{CB1からCB20によって占有されるリソース、CB21からCB36によって占有されるリソース、CB37からCB48によって占有されるリソース}に分割される。更に、パンクチャリングによって生じる、eMBBに対する影響を低減するべく、CB間インターリーブが各要素に導入され得て、例えば、インターリーブは、CB1からCB20によって占有される5つの時間領域シンボルにおいてCB1からCB20に対して実行される。このように、パンクチャリングによって生じる影響を、20個のCBの間で分担することができる。
パンクチャリングの影響を低減することに加えて、等しくない時間長に基づく分割方式、および、CB間インターリーブを要素に導入する方式を組み合わせる利点は、最初に送信され、比較的長い時間を占有するCBが最初にバッファリングされてから、最初に復号され得ること、および、後に送信された、比較的短い時間を占有するCBが後にバッファリングされてから、後に復号されることを更に含み得る。比較的長い復号処理時間が、長い時間を占有するCBのために予約されており、比較的短い復号処理時間が、短い時間を占有するCBのために予約されているので、HARQフィードバック遅延を低減でき、システム伝送効率を改善できる。
上記の分割方式において、マッピングが複数のCBについて、最初に周波数によって、次に時間によって実行されることを考慮すると、1つのCBによって占有されるリソースが、異なる時間領域シンボルに跨り、場合によっては、更に複数の要素間リソースに跨るケースがあり得る。図7を参照すると、第1TBは、12個の時間領域シンボルにそれぞれ対応する、12個のCBGまたはコードブロックセットに分割されると仮定する。そうすると、CB4が第1CBGおよび第2CBGの両方に属すること、すなわち、CB4が、CBG{CB1、2、3、4}およびCBG{CB4、5、6、7}の間で共通のCBであることが分かる。共通のCBの解決法は、別の分割方式にも適用可能である。
任意選択的に、アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、本実施形態における方法は更に、アクセスネットワークデバイスが分割インジケーションを端末デバイスへ送信する段階であって、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階と、端末デバイスが、分割インジケーションを受信し、分割インジケーションに対応する分割方式を取得する段階とを備え得る。
1つの方式において、分割インジケーションは、第1スケジューリング情報で搬送され得る。別の方式において、分割インジケーションは、上位層シグナリングで搬送され得る。
アクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することによって、現在の特定の分割方式を端末デバイスに通知し得る。
任意選択的に、アクセスネットワークデバイスは、物理層シグナリングを使用することによって、例えば、PDCCHを使用することによって、現在の特定の分割方式を端末デバイスに通知し得る、または、分割シグナリングは、第1スケジューリング情報で直接搬送される。更に、端末デバイスは、分割シグナリングに基づいて、現在の特定の分割方式を直接判定し得る、または、端末デバイスは、分割シグナリング、および、予め設定された規則に基づいて、現在の特定の分割方式を判定し得る。例えば、分割シグナリングは、現在のTBにおけるビットの数、または、現在のTBにおける全部のCBによって占有される時間周波数リソースの数に基づいて解析される。具体的な解析方法は以下の通りであり得る。例えば、TBにおけるビットが比較的少数である、または、占有されたリソースが比較的少数であるとき、分割シグナリングのインジケーション粒度は比較的小さい。または、TBにおけるビットが比較的多数である、または、占有されたリソースが比較的多数であるとき、分割シグナリングのインジケーション粒度は比較的大きい。
任意選択的に、アクセスネットワークデバイスは、物理層シグナリングおよびRRCシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、現在の特定の分割方式を通知し得る。具体的には、まず、RRCシグナリングを使用することによって、一定数の分割方式が端末デバイスに設定され、次に、PDCCHを使用することによって、一定数の分割方式のうちの1つの分割方式が、現在の分割方式として判定される。
任意選択的に、上記の実施形態において、再伝送インジケーション情報は、第2スケジューリング情報で搬送され得る。換言すれば、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報が、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送されるとき、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、少なくとも1つの同一のフィールドを含む。一般に、初回伝送および再伝送をスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御情報DCI(Downlink Control Information)のフォーマットは同一であり、例えば、フォーマット1のDCIである。ここでのフォーマットは、PDCCHの複数のDCIフォーマットのうちの1つであり、異なるDCIフォーマットを使用することによってスケジューリングされるデータチャネルの伝送モードは異なり得る。例えば、異なるDCIフォーマットは通常、シングルアンテナデータチャネルおよびマルチアンテナデータチャネルをスケジューリングするために使用されるが、具体的に使用されるDCIフォーマットは、本発明において限定されない。第1TBをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報は第1フィールドを含み、第1フィールドは分割方式を示す。このケースでは、第1スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含まないことがあり得る。再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報は、第2フィールドを含み、第2フィールドは再伝送インジケーション情報として使用される。このケースでは、第2スケジューリング情報は、分割方式を示さないことがあり得る。したがって、好ましくは、第1フィールドおよび第2フィールドは、DCIフォーマットの同一のフィールド、例えば、2ビットフィールドを使用し得る。当然ながら、第1フィールドおよび第2フィールドは、互いを含む関係にあり得る、すなわち、第1フィールドおよび第2フィールドは同一のフィールドを含む。例えば、第1フィールドは2ビットを含み、第2フィールドは3ビットを含む。このケースでは、第2フィールドは、第1フィールドを含む。代替的に、第1フィールドおよび第2フィールドは部分的に重複し得る。例えば、第1フィールドおよび第2フィールドは各々、3ビットを含み、第1フィールドにおける2ビットは、第2フィールドにおける2ビットと重複し、第1フィールドおよび第2フィールドは各々、1つの異なるビットを含む。
第1フィールドおよび第2フィールドのインジケーション方式については、実施形態において、アクセスネットワークデバイスがHARQ初回伝送においてトランスポートブロックを端末デバイスへ送信するとき、最初に伝送されるトランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第1スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 1の制御シグナリング)における特定の第1フィールド(例えば、2つの特定のインジケーションビット)が、トランスポートブロックの分割インジケーションとして使用される。アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するとき、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第2スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング、または、別のフォーマット、例えば、DCI format 1Aの制御シグナリング)における第2フィールド(例えば、上記の2つの特定のインジケーションビット)は、再伝送インジケーション情報として使用される。例えば、初回伝送中、第1フィールドにおける2つのインジケーションビットは、4つの分割方式(例えば、第1粒度に基づく時間分割方式、第2粒度に基づく時間分割方式、第3粒度に基づく周波数分割方式、第4粒度に基づく周波数分割方式を含む)から1つの分割方式を示すために使用される。再伝送コードブロックの再伝送中、上記の選択された分割方式に基づいて、初回伝送中の第1フィールドにおける2ビットフィールドは、第2フィールドにおける2つのインジケーションビットとして再使用され得て、それにより、この分割方式において、どのコードブロックが、現在再伝送されているコードブロックであるかを更に示す。
別の実施形態において、アクセスネットワークデバイスがHARQ初回伝送においてトランスポートブロックを端末デバイスへ送信するとき、最初に伝送されるトランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第1スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング)における特定の第1フィールド(例えば、2つの特定のインジケーションビット)が、トランスポートブロックの分割インジケーションとして使用される。アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するとき、再伝送コードブロック、および、いくつかの追加ビット(例えば、1つの追加の特定のインジケーションビット)をスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第2スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング、または、別のフォーマット、例えば、DCI format 1Aの制御シグナリング)における第2フィールド(例えば、第1フィールドにおける上記の2つのインジケーションビット)は、再伝送インジケーション情報として使用される。具体的には、再伝送インジケーション情報の3ビットの第2フィールドは、第1フィールドにおける2ビットを含む。第1フィールドおよび第2フィールドが同一であるケースと比較して、以下のような利点がある。再伝送コードブロックのインジケーション粒度を細かくできる、または、再伝送コードブロックのインジケーションのケースがいくつか追加される。
好ましくは、第2フィールドは、MCSフィールドによって表されるステータスの全部または一部を含み得る。一部の再伝送インジケーション情報の設計については、第2スケジューリング情報におけるMCSフィールドが再使用され得る。表1は、現在のMCSフィールドの解析規則を示す。現在のMCSフィールドが5ビットを含み、32個のステータスを表すことが分かる。ステータスインデックス0〜28は、29個のMCSレベルをそれぞれ表し、ペイロードインデックスの照会に使用される。MCSインデックス29〜31によって表される3つのステータスは主に、再伝送スケジューリング中に変調次数を変更することに使用される。加えて、初回伝送スケジューリングについては、MCSインデックス0〜28、および、制御情報における時間周波数リソース割り当てフィールドは、トランスポートブロックまたはコードブロックのペイロードサイズを判定するために共に使用される。再伝送スケジューリングについては、コードブロックのペイロードは、対応する初回伝送中のものと一致している必要があるので、現在のHARQ再伝送によって占有される時間周波数リソースは、制御情報における専用フィールドを使用することによって示され、再伝送スケジューリングについては、少なくともMCSインデックス0〜28は冗長であり、MCSインデックス29〜31は、再伝送中に変調次数を変更するためにのみ使用される。しかしながら、再伝送中に変調次数を変更することの大きな必要性が無く、したがって、MCSインデックス29〜31は、冗長と見なされ得る。
[表1 MCS解析規則]
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。例えば、第2フィールドまたは追加フィールドは、HARQの組み合わせを実行するかどうかを更に示すために使用され、その結果、eMBBがURLLCに関してパンクチャリングされる、または、URLLCに関して干渉されるシナリオにおいて、HARQバッファの汚染問題を回避できる。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は、一部のコードブロックが再伝送されるモード、または、全部のコードブロックが再伝送されるモードを示すために更に使用される。この解決法において、トランスポートブロック全体の再伝送と、トランスポートブロックにおける一部のコードブロックの再伝送との間に、動的切り替えを実行でき、多数のコードブロックが不正確に受信されないとき、トランスポートブロック全体の再伝送が示され得る。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
従来のLTEシステムにおいて、TBにおける複数のCBが別々に符号化される前に、CRCを追加する必要がある。具体的には、まず、TB CRCビット(一般に、24個のTB CRCビット)をTBの元の情報ビットに追加する必要があり、次に、TBが複数のCBにセグメント化され、次に、CB CRCを各CBに追加する必要がある(一般に、24個のCB CRCビットを各CBに追加する必要がある)。2つのレベルのCRC追加処理は、すべてのCBの復号がCB CRCチェックに合格したが、実際には、一部のCBの復号は不正確である、すなわち、一部のCBの復号において誤警報が生じるというケースを防止することを意図しており、誤警報の確率は、TBから分割されたCBの数が増加するにつれて増加する。したがって、CB CRCに加えて、TB CRC全体が、追加の保護層として使用される。このように、すべてのCB CRCチェックが成功した場合でも、一部のCBにおいて誤警報が生じるとき、最後のTB CRCチェックは不合格となる。
同様の考え方は、一部のCBについてフィードバックが実行され、かつ、一部のCBが再伝送されるケースにも適用可能である。具体的には以下の通りである。
任意選択的に、端末デバイスは更に、第1フィードバック情報において、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要があり、すなわち、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。第1フィードバック情報については、最初に伝送されたトランスポートブロックの分割方式に基づいて、分割を通じて取得されたCBGについて、フィードバックが実行される。例えば、TBは4つのCBを含み、4つのCBは2つのCBGに分割され、CB1およびCB2はCBG1を形成し、CB3およびCB4はCBG2を形成すると仮定する。端末デバイスは、各CBに対して、復号およびCB CRCチェックを別々に実行し、次に、CB1およびCB2の復号およびCRCチェックステータスについてCBG1のフィードバック情報を生成する。例えば、CB1およびCB2がCB CRCチェックに合格した場合、ACKがフィードバックされる、または、CB1もしくはCB2のいずれかがCB CRCチェックにおいて不合格となった場合、NACKがフィードバックされる。同様に、CBG2について処理が実行される。CBまたはCBGの誤警報の問題を回避するべく、端末デバイスは更に、TB CRCを通してTB全体の復号ステータスをチェックして、CB CRC全体に対応する1つの追加フィードバック情報を生成する。例えば、CBG1およびCBG2の両方がすべてのCB CRCチェックに合格した場合でも、TB CRCが不合格であるとき、端末デバイスは、TB CRCに対応するフィードバック情報についてのNACKを生成し、NACKをアクセスネットワークデバイスへ送信する。このケースでは、アクセスネットワークデバイスは、TB全体が正確に伝送されていないと見なすので、ACKまたはNACKのどちらがCBG1およびCBG2の2つのフィードバックビットにおいてフィードバックされるかは重要でない。このケースでは、アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスは、どのCB CRCが誤警報を有するか、または、どの複数のCB CRCが誤警報を有するかを認識できない。
具体的には、上記のケースの最適なフィードバック状態は以下の通りである。{CBG1、CBG2、TB}に対応するフィードバック状態はそれぞれ、{ACK、ACK、ACK}、{ACK、NACK、NACK}、{NACK、ACK、NACK}、{NACK、NACK、NACK}、および、{ACK、ACK、NACK}である。最後の状態において、各CBに対応するフィードバック情報はACKであり、TBのみがNACKに対応し、CB CRCが誤警報を有することを示す。このケースでは、一般に、アクセスネットワークデバイスは、特定のCBが正確に受信されていないと仮定できない。仮定の方式は、アクセスネットワークデバイスの内部実装アルゴリズムに依存する。この特殊な状態は、CB CRCが誤警報を有することをアクセスネットワークデバイスに通知するために使用される。他のフィードバック状態については、アクセスネットワークデバイスは、ACKに対応するCBGが正確に受信されたと仮定できる。
任意選択的に、第1トランスポートブロックのフィードバック情報のフィードバックについては、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報を含まない、すなわち、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含まないことがあり得る。別の実施形態において、UEは、TBベースのACK/NACKをフィードバックすること以外の規則を制定し得る。規則は、TB CRCが不合格になったことをUEが検出した場合、TBを分割することによって取得された複数のCBGの受信ステータスに関わらず、UEが、すべてのCBGにNACKをフィードバックすることを含み得る。すなわち、上記の例では、UEは、CBG1およびCBG2の各々について、それぞれ1ビットをフィードバックする、すなわち、合計2ビットをフィードバックし、TB CRCに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要が無い。TB CRCが不合格である場合、UEは、CBG1およびCBG2の受信ステータスに関わらず、{NACK、NACK}をフィードバックする。代替的には、すべてのCBGに含まれるすべてのCBに対応する受信ステータスが「正確に受信された」であり、すなわち、CBまたはCBGの復号ステータスがチェックに合格する、例えば、CB CRCまたはCBG CRCに合格する、または、チェックマトリクスのチェック(具体的な方式は限定されない)に合格するが、TB全体の復号ステータスが、このケースにおいてチェックに不合格となり、例えば、TB CRCチェックまたはTBチェックマトリクスのチェック(具体的な方式は限定されない)において不合格となると端末デバイスが判定した場合、端末デバイスは、すべてのCBGに対応する復号ステータスをNACKに設定し、NACKを報告する。例えば、1つのTBは2つのCBGに分割される。端末デバイスがCB CRCまたはCBG CRCを通じて、各CBGがチェックに合格したと判定した、すなわち、このケースでは、端末デバイスが2つのACKをフィードバックできる場合、しかし、TB CRCが不合格となる場合、端末デバイスは、2つのNACKを報告する必要があり、何らかの他の情報をTBに報告する必要が無い。このケースでは、少なくとも1つのCBGにおいて誤警報があるはずである、すなわち、CBGは実際には正確に復号されていないがチェックに合格したことが分かる。しかし、端末デバイスも、基地局も、どのCBまたはCBGが誤警報を有するかを判定できない。したがって、端末デバイスが、各CBGにNACKを報告する、すなわち、全NACKを報告することは意味がある。基地局については、基地局は、報告された全NACKを受信し、以下の2つのステータスを区別する必要が無い。第1ステータスにおいて、CBGはすべてチェックに合格するが、TBはチェックにおいて不合格となる。第2ステータスにおいて、すべてのCBGが復号において不合格となる。このケースでは、基地局については、好ましい操作は、すべてのCBGに対してHARQ再伝送を実行することである。
任意選択的に、第1フィードバック情報は、各CBGに対応するCBGフィードバック情報、および、TBに対応するTBフィードバック情報を含み、フィードバック情報の送信は、チャネル選択を通じて実装され得る。具体的には、すべてのCBGが正確に復号される、もしくは、復号に失敗する、または、すべてのCBGがチェックに合格するが、TB CRCチェックが不合格である場合、端末デバイスは、フィードバック情報、例えば、TBに対応するACKまたはNACKを第1フィードバックチャネルリソース上で送信するが、CBGに対応するフィードバック情報を第2フィードバックチャネルリソース上で送信しない。一部のCBGが正確に復号されるが、他のCBGが復号に失敗する場合、端末デバイスは、各CBGに対応するフィードバック情報を第2フィードバックチャネルリソース上で送信するが、TBに対応するフィードバック情報を第1フィードバックチャネルリソースまたは第2フィードバックチャネルリソース上で送信しない。更に、任意選択的に、第1フィードバックチャネルリソースの判定規則は、第2フィードバックチャネルリソースの判定規則とは異なる。例えば、第1フィードバックチャネルリソースは、黙示的規則を使用することによって判定され、第2フィードバックチャネルリソースは、明示的な規則を使用することによって判定される。黙示的規則は、TBまたはCBGをスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルのリソースを使用することによって、対応する第1フィードバックチャネルリソースを黙示的に示すことを含み、明示的規則は、上位層シグナリングおよび/または物理層シグナリングを使用することによって、第2フィードバックチャネルリソースを明示的に示すことを含む。それに応じて、基地局は、端末デバイス側によってTBおよびCBGに対して実行される復号の具体的なステータスを認識しないので、基地局側は、第1フィードバックチャネルリソースおよび第2フィードバックチャネルリソースに対してブラインド検出を実行する必要が無い。同様に、上記の解決法は、第2フィードバック情報を送信するための方法に拡張され得る。
第2フィードバック情報は、一部のCBが再伝送されるケースに対応する。任意選択的に、端末デバイスは更に、第2フィードバック情報において、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要があり、すなわち、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。加えて、本実施形態は、第1フィードバック情報についての2つの実施形態と組み合わされ得て、すなわち、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックのフィードバック情報を含む、または、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックのフィードバック情報を含まない。いずれの実施形態が本実施形態と組み合わされるかに関わらず、任意選択的に、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズ以下であり得る。ここでは、コードブックのサイズは、符号化前の、第1トランスポートブロック、または、第1トランスポートブロックにおける再伝送コードブロックについてのフィードバック情報におけるACK/NACKにおけるビットの数と等しい。
例えば、TBが6つのCBを含み、CBが3つのCBG、すなわち、{CB1およびCB2}、{CB3およびCB4}、{CB5およびCB6}に分割されると仮定する。端末デバイスが第1フィードバック情報をフィードバックするとき、誤警報が生じないと仮定する。例えば、端末デバイスによる状態フィードバックは、{NACK、NACK、ACK、NACK}であり、アクセスネットワークデバイスは、CBG3が正確に受信され、CBG1およびCBG2が正確に受信されていないと仮定する。次に、アクセスネットワークデバイスは、CBG1およびCBG2においてCBを端末デバイスへ再伝送し、アクセスネットワークデバイスは、再伝送CBを符号化するとき、TB CRCをCB1からCB4に追加せず、端末デバイスは、CBG1、CBG2、および、TBにフィードバック情報を別々にフィードバックする。例えば、上記の例において、再伝送CBG1およびCBG2を受信した後に、CBG1およびCBG2についてのフィードバック情報に加えて、端末デバイスは更に、CBG1、CBG2およびCBG3に対してTB CRCチェックを実行し、第1TB全体に対応するACK/NACKをフィードバックし得る。
第2フィードバック情報は、第1TBに対応するフィードバック情報を含む必要があり、第1フィードバック情報のような予め定められた規則を使用できないことに留意されたい。具体的には、第2フィードバック情報が、第1TBに対応するフィードバック情報を含まないが、第1フィードバック情報のような予め定められた規則の解決法が使用される場合、すなわち、再伝送コードブロックが復号された後に、TB CRCが不合格になったと判定された場合、再伝送コードブロックの各々について、NACKがフィードバックされるが、第1TBに対応するフィードバック情報はフィードバックされない。アクセスネットワークデバイスは、すべての再伝送コードブロックの受信ステータスがNACKであるかどうか(このケースでは、アクセスネットワークデバイスは次に、再伝送コードブロックのみを伝送する必要がある)、および、すべての再伝送コードブロックの受信ステータスがACKであるが、TB CRCが不合格であるかどうかを区別できない。後者のケースにおいて、アクセスネットワークデバイスは次に、誤警報の問題に起因して、第1TBにおけるすべてのコードブロックを再伝送する必要がある。
第2フィードバック情報の別の実施形態において、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズに等しい。すべてのCBGがチェックに合格するが、TBがチェックにおいて不合格となるときに全NACKが報告されるという方法も、本実施形態に適用可能である。例えば、1つのTBは2つのCBGに分割される。初回伝送についての第1フィードバック情報は、CBG1に対応するACKと、CBG2に対応するNACKとを含む。次に、基地局は、CBG2を再伝送する。CBG2に対して端末デバイスによって実行される復号がチェックに合格するが、CBG1およびCBG2を含むTBの復号がチェックにおいて不合格となる場合、端末デバイスがCBGの再伝送についてのHARQフィードバックを実行するとき、コードブックのサイズは依然として2ビットである。具体的には、上記の実施形態において、2つのNACK、すなわち、全NACKがフィードバックされる。
フィードバック情報のコードブックのサイズについての別の実施形態において、第1フィードバック情報のACK/NACKコードブックのサイズは、第2フィードバック情報のACK/NACKコードブックのサイズ以上である。具体的には、TBにおいて、CB1およびCB2はCBG1を形成し、CB3およびCB4はCBG2を形成し、CB5およびCB6はCBG3を形成し、CB7およびCB8はCBG4を形成することが使用され、TBベースのACK/NACKはフィードバックされないこと、ならびに、ACK/NACKコードブックのサイズは4であり、例えば、4つのCBGにそれぞれ対応して、{ACK、ACK、ACK、NACK}であることを仮定する。次に、CBG4におけるCBの再伝送について、フィードバックが実行されるとき、4ビットがフィードバックされ、このケースでは、{ACK、DTX、DTX、DTX}または{DTX、DTX、DTX、ACK}であり得る。DTXは、いずれのCBGにも対応しない、占有されたビットとして理解され得る。当然ながら、第2フィードバック情報については、ACK/NACKコードブックにおけるすべてのCBGについてのビット位置を予約する必要が無いことがあり得る。このケースでは、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズより小さいことがあり得る。
任意選択的に、第1フィードバック情報のコードブックのサイズが第2フィードバック情報のコードブックのサイズに等しいとき、第2フィードバック情報は更に、第2TBに対応するフィードバック情報、および/または、第2TBにおけるCBに対応するフィードバック情報を含む。
フィードバック情報のコードブックのサイズについての別の実施形態において、同一サイズのACK/NACKコードブックが使用される場合、一部のCBが再伝送されるとき、別のTBが伝送され得る。別のTBはTB2または第2TBであり、TB2は2つのCBGを含むと仮定する。TB1におけるCBG4についてフィードバックが実行されるとき、TB2における2つのCBGに対応する2ビットが共にフィードバックされる。すなわち、フィードバックされる3ビットは、{ACK、DTX、ACK、NACK}であり、フィードバック位置はそれぞれ、TB1におけるCBG4、占有されたビット、TB2におけるCBG1、および、TB2におけるCBG2に対応する。TB2における2つのCBGに対応するフィードバックビットは、ACK/NACKコードブックの末尾部分に位置することが分かる。このように、TB1におけるCBGのACK/NACK位置は影響を受けないことがあり得て、ACK/NACKコードブックにおけるビットの理解における、基地局とUEとの間の不一致の問題が回避される。異なるTBに対応するフィードバック位置が互いに依存していない限り、TB2に対応するACK/NACKを配置するための別の方法は、除外されない。例えば、{ACK、DTX、NACK、ACK}はそれぞれ、TB1におけるCBG4、占有されたビット、TB2におけるCBG2、および、TB2におけるCBG1に対応する。
任意選択的に、第1フィードバック情報における特定のフィードバック情報がACKであるとき、特定のフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットにおける特定のコードブロックセットに対応し、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットは、特定のコードブロックセットを含まず、端末デバイスが第2フィードバック情報をフィードバックするとき、端末デバイスは、第2フィードバック情報のコードブックにおける特定のコードブロックセットに対応するビット位置をNACKで充填する。具体的には、初回伝送についてACK/NACKがフィードバックされるときにACKがフィードバックされるCBGについては、一部のCBの再伝送および第2TBのフィードバック情報について合同でフィードバックが実行されるので、第2TBまたは第2TBにおけるCBについて、不正確なフィードバックが実行されることを考慮して、CBの再伝送中に、以前のACKに対応するCBGについて、NACK充填が実行される。例えば、アクセスネットワークデバイスが第2TBをスケジューリングするが、端末デバイスが、第2TBをスケジューリングするために使用される制御情報を失った場合、特定のコードブロックセットの位置が依然として、以前にフィードバックされたACKのようなACKで充填されている場合、アクセスネットワークデバイスは、当該ACKを、第2TBに対応するACKと誤解する。このように、アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスは、フィードバック情報の理解において、互いに不一致であり得て、第2TBの物理層パケット喪失イベントが生じる。
任意選択的に、第1フィードバック情報における少なくとも2つのコードブロックセットに対応するフィードバック情報は、異なる時点においてフィードバックされる、または、第2フィードバック情報における再伝送コードブロックに対応するフィードバック情報は、異なる時点においてフィードバックされる。
例として第1フィードバック情報を使用する説明を提供し、第2フィードバック情報の解決法において、同様の処理が使用される。具体的には、図8に示されるように、3つの時間領域シンボルを粒度として使用する時間分割方式が使用され、第1TBは、時間分割を通じて4つのCBGに分割されると仮定する。CBのリソースマッピング規則は、第1に周波数で、第2に時間でマッピングすることであるので、異なる要素は、すべてのCBがバッファリングされるまで合同処理を待つことなく、バッファリング時間の順番に従って、順番に復号され得る。次に、最初にマッピングおよび送信された要素に対応するCBについて、端末デバイスは、当該CBを最初に復号し得る。後にマッピングおよび送信された要素に対応するCBについて、端末デバイスは、当該CBを後に復号し得る。このように、最初に復号されたCBについて、端末デバイスは、フィードバック情報を最初に生成および送信し得る。同様に、後に復号されたCBについて、端末デバイスは、フィードバック情報を後に生成および送信し得る。例えば、端末デバイスは、異なる時点において、または、異なる伝送時間間隔TTIで、フィードバック情報を送信し得る。それに応じて、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたフィードバック情報を、異なる時点において、または、異なるTTIで順番に受信し得て、これにより、アクセスネットワークデバイス側の後のパイプライン処理手順を迅速化する。
上記の方法に対応して、本発明は、端末デバイスおよび無線アクセスネットワークデバイスの実施形態を提供する。端末デバイスおよび無線アクセスネットワークデバイスは、上記の方法の実施形態における段階をそれぞれ実行し得る。
図9を参照すると、本発明は、無線アクセスネットワークデバイスの実施形態を提供し、当該実施形態は、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成される処理ユニット901であって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、処理ユニット901と、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニット902と、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信ユニット903であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信ユニット903とを備える。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信ユニットは更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信ユニットは更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図10を参照すると、無線アクセスネットワークデバイスのハードウェア要素は、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成されるプロセッサ1001であって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、プロセッサ1001と、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信機1002と、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信機1003であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信機1003とを備える。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信機は更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信機は更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信機は更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図11を参照すると、本発明は、端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信ユニット1101であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信ユニット1101と、第1フィードバック情報を生成するよう構成される処理ユニット1102であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、処理ユニット1102と、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニット1103とを備える。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、少なくとも2つの第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信ユニットは更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信ユニットは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図12を参照すると、端末デバイスのハードウェア要素は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信機1201であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信機1201と、第1フィードバック情報を生成するよう構成されるプロセッサ1202であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、プロセッサ1202と、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信機1203とを備える。
任意選択的に、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、少なくとも2つの第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信機は更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信機は、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信機は更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信機は更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
本願において提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、機器、および方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された機器の実施形態は、一例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際に実装する際には、他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントが別のシステムに組み合わされ、もしくは統合されてよく、または、いくつかの特徴が無視され、もしくは行なわれなくてよい。加えて、表示または議論されている相互結合もしくは直接的結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装され得る。機器間またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実装されてよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよい。また、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一か所に位置していてよく、または、複数のネットワークユニットにおいて分散されていてよい。実施形態の解決法の目的を実現するべく、実際の要件に基づいてユニットの一部または全部が選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットへ統合され得るか、または、ユニットの各々は、物理的に単独で存在し得るか、もしくは、2つまたはそれより多くのユニットが、1つのユニットへ統合される。例えば、上記の明細書における受信機および送信機は、1つのモジュール、例えば、送受信機またはアンテナに物理的に統合され得る。
上記の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本発明の実施形態に係る手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または、他のプログラマブル機器であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る、または、一方のコンピュータ可読記憶媒体から他方のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送され得る。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターへ、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、または、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、または、マイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータからアクセス可能である任意の利用可能な媒体、または、1または複数の利用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスであり得る。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または、磁気テープ)、光媒体(例えばDVD)、半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(Solid State Disk (SSD))などであり得る。
本願は、2017年1月7日に中国国家知識産権局に出願された、「データ伝送方法および機器」と題する中国特許出願第201710014619.1号に対する優先権を主張する、2017年3月21日に中国国家知識産権局に出願された、「データ伝送方法および機器」と題する中国特許出願第201710170033.4号に対する優先権を主張するものである。上述の特許出願はすべて、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、モバイル通信の分野に関連し、特に、データ伝送方法および機器に関連する。
LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムにおいて、ダウンリンクおよびアップリンクはそれぞれ、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)およびSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access、シングルキャリア周波数分割多元接続)に基づく。時間周波数リソースは、時間領域におけるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)シンボルまたはSC−FDMAシンボル(OFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルは代替的に、時間領域シンボルと称される)と、周波数領域におけるサブキャリアとに分割される。時間周波数リソースが分割される最小リソース粒度は、RE(Resource Element、リソース要素)と称され、すなわち、時間領域における1つの時間領域シンボルと、周波数領域における1つのサブキャリアとを含む時間周波数格子点である。LTEシステムにおける典型的な時間周波数リソースの基本構造は、15kHzのサブキャリア間隔、約70μsの時間領域シンボル時間長、および、4μs〜6μsの巡回プレフィックス時間長である。
LTEシステムにおいて、サービス伝送は、基地局のスケジューリングに基づく。上位層データパケットが物理層においてスケジューリングされるとき、上位層データパケットは、トランスポートブロック(Transport Block、TB)の形態で、小さいデータパケットに分割される。スケジューリングの基本時間単位は一般に、1つのサブフレームである。1つのサブフレームの時間長は、1msであり、1つのサブフレームは一般に、2つのスロットを含み、1つのスロットは一般に、7つの時間領域シンボルを含む。LTE拡張型システムにおいて、より短いスケジューリング時間単位が更に導入され得る。例えば、1つのスロットまたは更にはいくつかの時間領域シンボルが単位として使用されるスケジューリング方式が導入され得る。一般に、具体的なスケジューリングプロセスは、以下の段階、すなわち、基地局が、制御チャネル、例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)を伝送する段階と、UEが、サブフレームにおいて制御チャネルを検出し、検出された制御チャネル上で搬送されたスケジューリング情報に基づいて、ダウンリンクデータチャネル上でトランスポートブロックを受信する、または、アップリンクデータチャネル上でトランスポートブロックを送信する段階とを含む。制御チャネルは、ダウンリンクデータチャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル、Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)、または、アップリンクデータチャネル(例えば、物理アップリンク共有チャネル、Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)のスケジューリング情報を搬送し得る。スケジューリング情報は、リソース割り当て情報、変調および符号化方式、ならびに、HARQなどの制御情報を含む。
LTEシステムは、2つの複信モード、すなわち、FDD(Frequency Division Duplex、周波数分割複信)およびTDD(Time Division Duplex、時間分割複信)をサポートする。FDDシステムについては、ダウンリンク伝送およびアップリンク伝送は、異なるサブキャリア上で実行される。TDDシステムについては、アップリンク伝送およびダウンリンク伝送は、異なる時間において同一のサブキャリア上で実行される。具体的には、1つのサブキャリアは、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、および、特殊なサブフレームに対応する。特殊なサブフレームは、3つの部分、すなわち、DwPTS(Downlink Pilot Timeslot、ダウンリンクパイロットタイムスロット)、GP(Guard Period、ガード期間)、および、UpPTS(Uplink Pilot Timeslot、アップリンクパイロットタイムスロット)を含む。GPは主に、ダウンリンクからアップリンクへのコンポーネントの転換時間および伝播遅延の補償に使用される。LTEシステムは現在、7つの異なるTDDアップリンクおよびダウンリンク構成をサポートしており、異なるアップリンクおよびダウンリンク構成については、アップリンクサブフレームの数とダウンリンクサブフレームの数との比は通常異なる。
LTEにおいて、HARQ機構が使用され、LTEシステムにおけるACKまたはNACKフィードバックおよびHARQ再伝送は、トランスポートブロックに基づいて実行される。ダウンリンクを例として使用すると、PDSCH上で搬送されるトランスポートブロックを受信後、UEがトランスポートブロックを正確に受信した場合、UEは、アップリンク上でACKをフィードバックする、または、UEがトランスポートブロックを不正確に受信した場合、UEは、アップリンク上でNACKをフィードバックする。基地局が、UEによってフィードバックされたNACKを受信した場合、基地局は次に、以前のPDSCH伝送において搬送されたトランスポートブロックをUEへ再送信し、UEは、再度受信されたPDSCH上のトランスポートブロックの受信情報、および、以前に不正確に受信されたトランスポートブロックの受信情報に対してHARQの組み合わせを実行し得て、それにより、受信性能を改善する。
現在、5G(Fifth Generation、第5世代)技術についての議論が開始されている。5Gは、互換性の観点から、2つの系統に分かれ得る。一方の系統は、LTE4G(Fourth Generation、第4世代)と互換性のある連続的な進化であり、他方の系統は、LTEと互換性が無い新無線NRである。2つの系統については、5Gは、2つの重要な技術的要件、すなわち、モバイルブロードバンドの連続的に強化されたeMBB(Enhanced Mobile BroadBand、エンハンスドモバイルブロードバンド)および超高信頼性低遅延通信URLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communications、超高信頼性低遅延通信)を含む。eMBBについては、5Gは、4Gより高いデータレートに到達する必要がある。したがって、より大きいトランスポートブロックが導入され得る。より高い程度の並行性を有するLDPC(Low−Density Parity−Check Code、低密度パリティ検査符号)が導入され得ることを考慮して、5Gにおける1つのTBは、4Gと比較して、より多くのCB(Code Block、コードブロック)に分割される。URLLCについては、そのレイテンシおよび信頼性の要件を満たすために、URLLCのバースト伝送の優先度は、eMBBより高い必要がある。したがって、URLLCでは、伝送されているeMBBトランスポートブロックに対して短時間のパンクチャリングが実行され得て、その結果、eMBB TBにおける少数のCBは、URLLCのパンクチャリングに起因して、eMBB UEによって正確に受信されることができない。
したがって、5Gシステム設計において、1つのTBは、より多くのCBに分割され得て、バーストURLLC緊急サービスでは、伝送されているeMBBサービスに対してパンクチャリングが実行され得る。従来のTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送機構においては、データ伝送効率が低下し、システム伝送効率が影響を受ける。
本願は、より効率的なデータ伝送処理方法を提供するべく、データ伝送方法および機器を開示する。
一態様によれば、本発明の実施形態は、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信する段階であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、段階と、無線アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信する段階であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、段階とを備える。
任意選択的に、当該方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信する段階であって、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む、段階と、無線アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信する段階であって、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、段階とを更に備える。
任意選択的に、当該方法は、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信する段階であって、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される、段階を更に備える。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、方法は更に、無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信する段階であって、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階、または、無線アクセスネットワークデバイスが、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信する段階であって、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階を備える。
任意選択的に、方法は更に、無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信する段階であって、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む、段階を備える。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、当該方法は更に、第1フィードバック情報が更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含むこと、および/または、第2フィードバック情報が更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含むことを備える。
別の態様によれば、本発明の実施形態は、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信する段階であって、第1トランスポートブロックは、少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、段階と、端末デバイスが、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する段階であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、段階とを備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信する段階であって、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む、段階と、端末デバイスが、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する段階であって、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、段階とを更に備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信する段階であって、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される、段階と、端末デバイスが、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する段階とを更に備える。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、方法は更に、端末デバイスが、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信する段階であって、第1スケジューリング情報は、分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階、または、端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信する段階であって、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階を備える。
任意選択的に、当該方法は、端末デバイスが、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信する段階であって、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む、段階を更に備える。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
別の態様によれば、本発明の実施形態は、無線アクセスネットワークデバイスを提供し、当該無線アクセスネットワークデバイスは、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成される処理ユニットであって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、処理ユニットと、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニットと、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信ユニットとを備える。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信ユニットは更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信ユニットは更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
更に別の態様によれば、本発明の実施形態は端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信ユニットであって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信ユニットと、第1フィードバック情報を生成するよう構成される処理ユニットであって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、処理ユニットと、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニットとを備える。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信ユニットは更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信ユニットは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置するとき、より早い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数は、より遅い時間におけるリソース領域によって占有される時間領域リソースの数より多い。
任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックセットは、第1タイプのコードブロックセット、および、第2タイプのコードブロックセットを含み、第1タイプのコードブロックセットおよび第2タイプのコードブロックセットは、少なくとも1つの同一のコードブロックを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
なお更に別の態様によれば、本発明の実施形態は通信システムを提供する。システムは、上記の態様における無線アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスを備える。
更なる態様によれば、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは上記の態様における方法を実行する。
なお更なる態様によれば、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上記の態様における方法を実行する。
本発明において提供される解決法によれば、トランスポートブロックは少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割されるので、端末デバイスは、少なくとも2つの異なるコードブロックセットの受信ステータスをそれぞれフィードバックし、無線アクセスネットワークデバイスは、正確に受信されないコードブロックセットのみを再伝送し得て、その結果、いくつかのコードブロックセットが不正確に受信されることが原因で生じる、トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善する。
本発明に係る可能な適用シナリオの概略図である。
トランスポートブロックが複数のコードブロックを含むことを示す概略図である。
トランスポートブロックが複数のコードブロックを含むことを示す概略図である。
本発明に係るデータ伝送方法の実施形態の概略フローチャートである。
本発明の実施形態に係る、時間次元に従う第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、周波数次元に従う第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、等しくない時間長に基づく時間分割方式を使用することによる第1時間周波数リソースの分割の概略図である。
本発明の実施形態に係る、異なるコードブロックグループが部分的に重複することを示す概略図である。
本発明の実施形態に係る、異なるコードブロックグループのフィードバック情報が異なる時点においてフィードバックされることを示す概略図である。
本発明に係る、無線アクセスネットワークデバイスの実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、無線アクセスネットワークデバイスの別の実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、端末デバイスの実施形態の概略構造図である。
本発明に係る、端末デバイスの別の実施形態の概略構造図である。
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を説明する。
図1は、本発明の実施形態が適用される通信システム100を示す。通信システム100は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークデバイス110、および、無線アクセスネットワークデバイス110のカバレッジ内に位置する複数の端末デバイス120を備え得る。図1は、1つの無線アクセスネットワークデバイスと、2つの端末デバイスとを示し、これらは例として使用される。任意選択的に、通信システム100は、複数の無線アクセスネットワークデバイスを備え得て、各無線アクセスネットワークデバイスのカバレッジは、別の数の端末デバイスを含み得る。このことは、本発明の実施形態において限定されない。
任意選択的に、無線通信システム100は更に、ネットワークコントローラまたはモビリティ管理エンティティなどの別のネットワークエンティティを備え得る。このことは、本発明の実施形態において限定されない。
本発明の実施形態が適用される通信システムは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時間分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、または、直交周波数分割多重(OFDM)技術が適用される別の無線通信システムなどであり得る。本発明の実施形態において説明されるシステムアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明することを目的とするが、本発明の実施形態において提供される技術的解決法を限定することを意図するものではない。当業者であれば、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスシナリオの出現に伴い、本発明の実施形態において提供される技術的解決法が、同様の技術的問題に更に適用可能であることを認識し得る。
本発明の実施形態における無線アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスのために無線通信機能を提供するよう構成され得る。無線アクセスネットワークデバイスは、様々な形態のマクロ基地局、ミクロ基地局(スモールセルとも称される)、中継局、または、アクセスポイントなどを含み得る。無線アクセスネットワークデバイスは、GSM(登録商標)またはCDMAにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)であり得る、または、WCDMA(登録商標)におけるノードB(NodeB、NB)であり得る、または、LTEにおける拡張型ノードB(evolved NodeB、eNBまたはe−NodeB)であり得る、または、5Gネットワークにおける対応するデバイスgNBであり得る。説明を容易にするべく、本発明のすべての実施形態において、端末デバイスのために無線通信機能を提供する上記の機器はすべて、無線アクセスネットワークデバイスとまとめて称される。
本発明の実施形態において、端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、または、モバイル端末(Mobile Terminal)などとも称され得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を通して1または複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、端末デバイスは携帯電話(または「セルラ」電話と称される)、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。例えば、端末デバイスは、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または、車載モバイル機器であり得て、無線アクセスネットワークとの間で言葉および/またはデータを交換する。これは、本発明の実施形態において具体的に限定されるものではない。
LTEシステムにおいて、ACKまたはNACKフィードバックおよびHARQ再伝送は、トランスポートブロックに基づいて実行される。符号化および復号の複雑性、ならびに、高速符号化および復号の利点を考慮して、チャネルの符号化および復号を別個に行うために、1つのトランスポートブロックTBは複数のコードブロックCBに分割され得る。例えば、ターボ符号については、最大のCBにおけるビットの数は一般に6144である。1つのTBにおけるビットの数が6144を超える場合、符号化および復号を別個に行うために、TBを複数のCBに分割する必要がある。LDPC(Low−Density Parity−Check、低密度パリティチェック)については、最大のCBにおけるビットの数は、約2000である。符号化および復号を並行して行うために、1つのTBは、より多くのCBに分割され得る。一般に、各CBは、独立のチェック機能を有する。ターボ符号を例として使用する。CB CRC(cyclic redundancy check、巡回冗長検査)が、符号化の前に各CBに追加される。このように、UEが各CBを復号した後に、CRCチェックを通じて、現在のCBが正確に復号されたかどうかが判定され得る。LDPCについては、CB CRCがまた各CBに追加され得る、または、LDPCの符号化マトリクスはチェック機能を有する、すなわち、LDPCの各CBはチェック機能を有する。したがって、TBにおける一部のCBが正確に受信されない場合、UEは、NACKを基地局へフィードバックし、次に、基地局は全TB(TBにおけるすべてのCBを含む)に対してHARQ再伝送を実行する。
LTEの絶えず発展するシステム、または、NRシステムにおいて、1つのTBは、より多くのCBに分割され得る。TBにおける少数のCBが正確に受信されないが、他のCBがすべて正確に受信された場合、従来のTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送の効率が低下し、システム伝送効率が影響を受ける。
加えて、バーストURLLC緊急サービスでは、伝送されているeMBBサービスに対してパンクチャリングが実行され得る。他のCBと比較して、パンクチャリングされたCBにおいて、受信エラーが容易に生じる。HARQフィードバックおよび再伝送がまだTBに基づいて実行される場合、例えば、TBにおけるすべてのCBが再伝送される場合、システム伝送効率が影響を受ける。
更に、パンクチャリングされたCBの再伝送については、UEは、以前の伝送中にどのCBがURLLCでパンクチャリングされたかを認識できないので、UEは、HARQ組み合わせ方式でTBを正確に受信できない。したがって、UEがNACKをフィードバックするとき、UEのHARQバッファは、UEのCBではなく、URLLCサービスを記憶し得る。その結果、再伝送CBとのHARQの組み合わせが実行されるとき、HARQの組み合わせの利益を得ることができず、更には、CBを正確に受信できない。最終的に、RLC層再伝送がトリガされ得て、結果的に、システム効率が大幅に低下する。
上記の問題を解決するべく、基地局は、UEのためにTBの分割方式を構成し、TBを送信する。具体的には、TBをN個のCBグループ(CBG)に分割する方式は、例えば、分割されたグループの数に基づく分割方式、次元(時間領域および/または周波数領域、または、別の次元)に従う分割方式、または、均等グループ分割方式、もしくは、不均等グループ分割方式であり得る。基地局は、TBまたはCBGを再伝送する。UEは、TBの上記の分割方式に基づいて、CBGベースのHARQ‐ACKフィードバックを実行する。
以下の実施形態は、基本スケジューリング時間単位が1つのサブフレームである例(例えば、時間長は1msであり、ここでは、これに限定されない)を使用することによって説明される。別の時間領域スケジューリング粒度は、本発明において除外されない。例えば、スロットベースまたはミニスロットベースのスケジューリング、すなわち、1msより小さい、または、遥かに小さい特定の時間長を有するスケジューリング粒度が導入される。
ダウンリンクを例として使用すると、ダウンリンクトランスポートブロックの一般的なベースバンド送信プロセスは、以下の段階を含む。
(1)TBの元のペイロード情報をセグメント化する、すなわち、予め定められた規則(例えば、ビット数が特定の値を超える場合、TBは複数のCBに分割され、そうでない場合、TBを分割する必要は無い)に従って、TBを複数のCBに分割する。
(2)各CBに対応するCRCビット、すなわち、CB CRCをCBのペイロードに追加し、すべてのCBに対応するCRCビット、すなわち、TB CRCを、すべてのCBを含むペイロードに追加する。
(3)CRCが追加された各CBに対して、チャネル符号化、例えば、ターボ符号化またはLDPC符号化を別々に実行し、コードワードを形成する。非MIMOモードにおいて、UEは一般に、1つのコードワードを生成する。MIMOモードにおいて、UEは、2つのコードワードを生成し得て、すなわち、2つのコードワードにおける元のペイロード情報は互いに独立している。本発明において別段の定めが特に無い限り、UEは、1つのコードワードを生成すると仮定し、解決法は、UEが2つのコードワードを生成するケースに直接拡張され得る。
(4)コードワードに対してスクランブルおよびコンスタレーション変調を実行し、変調シンボルを形成する。スクランブルは、セル識別子および/またはUE識別子の初期化状態、ならびに、ランダムもしくは疑似ランダム関数に基づき得る。コンスタレーション変調は一般に、QPSK、16QAM、64QAMおよび256QAMなどを含む。
(5)変調シンボルを時間、周波数および空間物理のリソース上にマッピングする。具体的には、高速符号化および復号を実装するべく、ダウンリンクを例として使用すると、物理リソースへの符号化変調シンボルのマッピングは、最初に周波数領域において、次に、時間領域において実行され、CB間インターリーブ処理は、CBが独立に符号化された後に取得された情報に対して実行されない、すなわち、マッピングは、CBの順番で実行される。そのような方式の利点は、以下の通りである。UEがCBをバッファリングするとき、UEは、復号を開始し得て、データチャネル上のCBがすべてバッファリングされるまで待つ必要が無い。
(6)最後に、時間領域へのIDFTまたはIFFT変換を実行し、次に、送信を実行する。
従来のLTEシステムにおけるHARQフィードバックおよび再伝送は、TBに特有である。具体的には、UEがTBにおけるすべてのCBを正確に受信する(本発明における正確に受信するとは、一般的表現であり、元のペイロード情報の復号に成功したことを意味する)ときだけ、UEは、1つのACKビットをフィードバックする、または、1つのCBが正確に受信されない場合でも、UEは、1つのNACKビットをTBにフィードバックする。基地局がNACKフィードバックを受信した後に、基地局はどのCBがUEによって正確に受信されたか、および、どのCBがUEによって不正確に受信されたかを認識していないので、UEが大部分のCBを正確に受信した場合でも、基地局は次に、TBにおけるすべてのCBに対してHARQ再伝送を実行し得る。
従来のLTEシステムにおけるTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送の効率は高くない。説明は、図2aおよび図2bを参照して提供され、詳細は以下の通りである。
(1)時間周波数リソースの様々な領域のチャネルおよび/または干渉ステータスは、非相関であり得る、または、ほとんど相関が無いことがあり得る。
チャネルの観点からは、一般に、無線通信のシステム帯域幅は、ますます高くなっており(現在、LTEキャリアの最大帯域幅は20MHzであり、より高い帯域幅を有するキャリアが将来導入され得る)、そこで、周波数領域において互いに遠く離れた隣接するリソース上のチャネルは非相関である、すなわち、リソースは、チャネルの関連する帯域幅のカバレッジ外である。よって、複数の周波数帯におけるチャネルの周波数領域選択性フェージングは独立している。例えば、図2aに示されるように、CB1/5/9などの周波数帯のチャネルフェージングステータスは、CB2/6/10などの周波数帯のチャネルフェージングステータスから独立している。したがって、2つのグループのCBがUEによって正確に受信されることができるかどうかについて、2つのグループのCBは、互いに独立している。同様のケースが時間領域にも拡張され得る。例えば、図2bにおいて、CB1/5/9などの時間のチャネル時間領域フェージングステータスは、CB13/17/21などの時間のチャネル時間領域フェージングステータスから独立し得る(高速シナリオであると仮定する)。
干渉の観点から、隣接セルは、現在のセルの異なる周波数帯域および/または時間に対して、異なる干渉を生じさせ得て、同様に、CB間の受信相関性は異なる。
(2)CB間の受信相関性がチャネルおよび干渉の観点から分析されることに加えて、URLLCバースト伝送によって生じる、eMBBデータ伝送に対する影響が更に考慮される必要がある。例えば、現在のセルのURLLCデータについて、eMBBデータに対してパンクチャリングが実行される、または、隣接セルの短時間のURLLC送信は、現在のセルに対する短時間のバースト干渉を生じさせる。これらはすべて、CB間の受信相関性に影響を与える。
パンクチャリングとは、URLLCデータ伝送が時間周波数リソースにマッピングされるとき、伝送されているeMBBデータチャネルの一部のリソースが、URLLCデータ伝送によって占有されることを意味する。このように、URLLCサービスの短い遅延要件が保証されるが、現在のeMBB伝送の性能損失が生じる、すなわち、パンクチャリングによって影響を受けるCBは、UEによって正確に受信されないことがあり得る。パンクチャリングに加えて、URLLCデータ伝送がeMBBデータ伝送をオーバーライトしない別の方式がある。代わりに、基地局は、URLLCデータ伝送およびeMBBデータ伝送の両方を実行する。このように、URLLCでは、URLLCの性能は、パンクチャリングを通じて実現されるものより低い。しかしながら、eMBBでは、eMBBデータが伝送されるので、ステータスは、パンクチャリングによって影響を受けるものより良好である。しかしながら、eMBBデータ伝送は、URLLCデータ伝送から干渉を受け得て、このケースでは、影響を受けたeMBB CBをUEが正確に受信できない確率が、依然として比較的高い。
LTEシステムにおけるTBベースのHARQフィードバックおよび再伝送機構において、CBの受信性能が非相関であるとき、システム伝送効率が低下する(特に、5GシステムにおけるTBが、4Gの場合より多くのCBに分割されるとき)という問題を考慮して、本願において、CBG(Code Block Group、コードブロックグループ)ベースの分割、ならびに、対応するHARQフィードバックおよび再伝送機構が導入される。
図3を参照すると、本発明は、以下の段階を備える、データ伝送方法の実施形態を提供する。
S301.無線アクセスネットワークデバイスが、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信し、第1トランスポートブロックは、少なくとも2つのコードブロックを含む。
少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスは、第1スケジューリング情報と、第1スケジューリング情報を使用することによってスケジューリングされる第1トランスポートブロックとを端末デバイスへ送信する。具体的には、第1スケジューリング情報は、制御チャネル上で搬送され得る。第1スケジューリング情報を使用することによってスケジューリングされるトランスポートブロックTBは、HARQ初回伝送において送信され得る、または、HARQ再伝送において送信され得る(このケースでは、全TBが再伝送される)。本発明は、TBがHARQ初回伝送において送信される例を使用して説明される。加えて、TBは、少なくとも2つのコードブロックCBを含む。例えば、図2aおよび図2bに示されるTBは、48個のCBを含む。
S302.端末デバイスが、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信する。
任意選択的に、端末デバイスは、第1スケジューリング情報に基づいて、第1トランスポートブロックを受信する。具体的には、第1スケジューリング情報は、変調および符号化方式、時間周波数リソース割り当て、ならびに、HARQプロセス番号など、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも1つの制御情報を含み得る。
任意選択的に、端末デバイスは、第1トランスポートブロックの分割方式を取得する。例えば、分割方式は、第1トランスポートブロックが分割されて生じたCBGの数、および、各CBGに含まれるCBを含む。具体的には、分割方式は、規格において予め定められ得る、または、端末デバイスによって、シグナリング構成を無線アクセスネットワークデバイスから受信することによって取得され得る。代替的に、分割方式は、CBの論理シーケンス番号に基づく分割方式であり得る。例えば、CB1からCB12はCBG1を形成し、CB13からCB24はCBG2を形成し、CB25からCB36はCBG3を形成し、CB37からCB48はCBG4を形成する。代替的に、分割方式は、第1トランスポートブロックにおけるCBによって占有される時間周波数リソースに基づく分割方式、例えば、時間領域分割方式または周波数領域分割方式であり得る。
S303.端末デバイスは、第1フィードバック情報を生成し、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信し、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される。
端末デバイスは個々に、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを取得し、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する。端末デバイスは個々に、各コードブロックセットのフィードバック情報を取得する必要がある。コードブロックセットが正確に受信されるとき、コードブロックセットのフィードバック情報は、確認応答情報(ACK)である、または、コードブロックセットが正確に受信されないとき、コードブロックセットのフィードバック情報は、否定応答情報(NACK)である。第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのフィードバック情報を含む。
任意選択的に、第1フィードバック情報を送信する前に、端末デバイスは、上記の分割方式に基づいて、第1フィードバック情報を生成する必要がある。CBの論理的シーケンス番号に基づく分割方式を例として使用する。端末デバイスは、CBG1、2、3および4の各々のために、ACKまたはNACKフィードバック情報を生成する必要がある。例えば、CBGにおけるすべてのCBが正確に復号される場合、CBGに対応するフィードバック情報はACKである、または、CBGにおける少なくとも1つのCBが正確に復号されない場合、CBGに対応するフィードバック情報はNACKである。
S304.無線アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信する。
本実施形態において、トランスポートブロックは少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割されるので、端末デバイスは、少なくとも2つの異なるコードブロックセットの受信ステータスを別々にフィードバックし、無線アクセスネットワークデバイスは、正確に受信されないコードブロックセットのみを再伝送し得て、その結果、いくつかのコードブロックセットが不正確に受信されることが原因で生じる、トランスポートブロックにおけるすべてのコードブロックセットのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善する。
任意選択的に、本実施形態における方法は、以下の段階を更に備え得る。
S305.無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロック、および、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む。
第1フィードバック情報が少なくとも1つの第1コードブロックセットの否定応答情報を含む場合、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信し、再伝送コードブロックは、第1コードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含む。
S306.端末デバイスは再伝送コードブロックを受信する。
具体的には、本発明において別段の定めが無い限り、受信は一般的表現である。受信とは、特定の情報が受信されることを意味し得る、または、情報が受信され、受信された情報に対して復号または復調などが行われることを意味し得る。例えば、ダウンリンクデータが正確に受信された場合、ACKがフィードバックされる。ここでは、受信は実際に、ダウンリンクデータが受信され、受信されたダウンリンクデータが正確に復号されることを含む。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは第2スケジューリング情報を受信し、第2スケジューリング情報は、再伝送コードブロックの変調および符号化方式、ならびに、リソース割り当て情報などを更に含む。端末デバイスは、第2スケジューリング情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
S308.端末デバイスは、第2フィードバック情報を生成し、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックの受信ステータスを示すフィードバック情報を含む。
端末デバイスは、再伝送コードブロックの受信ステータスに基づいて、第2フィードバック情報を生成する。端末デバイスは、再伝送コードブロックの受信ステータスを取得し、受信ステータスに基づいて、第2フィードバック情報をフィードバックする、すなわち、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックの復号ステータスに対応する。具体的には、再伝送コードブロックにおけるすべてのコードブロックが正確に復号された場合、ACKがフィードバックされる、または、再伝送コードブロックにおける少なくとも1つのコードブロックが正確に復号されない場合、NACKがフィードバックされる。
S309.端末デバイスは第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信する。
無線アクセスネットワークデバイスは、第2フィードバック情報を受信した後に、第2フィードバック情報が否定応答情報を含むかどうかに基づいて、再伝送コードブロックが再伝送される必要があるかどうかを判定する。受信された第1フィードバック情報および第2フィードバック情報における異なるステータスに基づいて、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送を実行し得る、または、第1トランスポートブロックが端末デバイスによって正確に受信されるまで、複数回にわたって再伝送を実行し得る。
任意選択的に、本実施形態における方法は、以下の段階を更に備え得る。
S307.無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは再伝送インジケーション情報を受信する。再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
端末デバイスが再伝送インジケーション情報を受信した後に、段階S306において、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信および復号する。
無線アクセスネットワークデバイスは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信し得て、再伝送インジケーション情報は、再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを判定するために、端末デバイスによって使用される。
再伝送インジケーション情報は、複数の情報を示すために使用され得る。例えば、再伝送インジケーション情報は、第1インジケーション情報、第2インジケーション情報、第3インジケーション情報または第4インジケーション情報のうち少なくとも1つを含み得る。再伝送コードブロックを示すことができるいかなる識別情報も、再伝送インジケーション情報を形成し得ることに留意されたい。
1.第1インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットを示すために使用される。
具体的には、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、第1フィードバック情報は別々に、分割されたコードブロックセットに対応する、すなわち、端末デバイスは、各CBGまたは各コードブロックセットについての第1フィードバック情報をフィードバックすると考える。したがって、再伝送コードブロックが示されるとき、無線アクセスネットワークデバイスによって送信される再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応する1つの特定のCBGもしくはコードブロックセットまたはいくつかの特定のCBGもしくはコードブロックセットを示すために使用され得て、示されたCBGまたはコードブロックセットに対応するフィードバック情報はNACKである。
任意選択的に、第1インジケーション情報は、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースを示すために使用される。具体的には、端末デバイスは、第1インジケーション情報に基づいて、第1トランスポートブロックによって占有されるトランスポートブロック時間周波数リソースにおける時間周波数リソースの部分を判定し、時間周波数リソースの部分は、1つの特定のCBGまたはコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースである。別の観点から、このケースでは、これは、第1トランスポートブロックによって占有されるトランスポートブロック時間周波数リソースを複数のサブ時間周波数リソースに分割することに等しく、各サブ時間周波数リソースは、各CBGまたはコードブロックセットによって占有される時間周波数リソースである。
2.第2インジケーション情報は、第1トランスポートブロックにおける、再伝送コードブロックの識別子、位置、または、シーケンス番号を示すために使用される。
具体的には、第2インジケーション情報は、第1トランスポートブロックにおいて、1つの特定のコードブロック、または、いくつかの特定のコードブロックを再伝送コードブロックとして示し、例えば、第1トランスポートブロックにおける、再伝送コードブロックのシーケンス番号、位置、または、識別子を示す。
3.第3インジケーション情報は、再伝送コードブロックが、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックの全部または一部を含むことを示すために使用される。
具体的には、これは、第3インジケーション情報が、再伝送モードセットにおいて、一部のコードブロックが再伝送されるモードを示すために使用されることに等しく、再伝送モードセットは、すべてのコードブロックが再伝送されるモード、および、一部のコードブロックが再伝送されるモードを含む。全部のコードブロックが再伝送されるモードが示される場合、これは、第1トランスポートブロックの全体が再伝送されることに等しい。このケースでは、一部のコードブロックが再伝送されるモードが示される場合、これは、第1トランスポートブロックにおける一部のコードブロックが再伝送されることに等しい。次に、端末デバイスは、このケースにおいて、どのCBGまたはコードブロックセットが再伝送されたかを判定する必要がある。再伝送CBGまたはコードブロックセットは、具体的には、第1フィードバック情報におけるNACK情報に対応するCBGまたはコードブロックセットであり得る。
4.第4インジケーション情報は、少なくとも2つの異なるコードブロックセットにおけるコードブロックセットの全部または一部に対応するHARQ再伝送を示すために使用される。
具体的には、これは、第4インジケーション情報がHARQ伝送モードセットにおけるHARQ再伝送モードを示すために使用されることに等しく、HARQ伝送モードセットはHARQ初回伝送モードおよびHARQ再伝送モードを含む。任意選択的に、スケジューリング情報における新規データインジケータNDI(New Data Indicator)、または、NDIおよびHARQプロセス番号が、インジケーションのために使用され得る。NDIのステータスが以前のNDIに比べて変化する(0から1に変化する)場合、このケースでは、HARQ初回伝送モードが示され、このケースでは、これは、以前のトランスポートブロックが正確に受信されることに等しい。代替的に、NDIのステータスが、以前のNDIに比べて変化していない(例えば、以前のNDIのステータスは0であり、NDIの現在のステータスも0である)場合、HARQ再伝送モードが示される。次に、端末デバイスは、どのCBGまたはコードブロックセットがこのケースで再伝送されたかを引き続き判定する必要がある。再伝送CBGまたはコードブロックセットは、具体的には、第1フィードバック情報におけるNACK情報に対応するCBGまたはコードブロックセットであり得る。
加えて、段階306は、以下の具体的段階を含む。再伝送コードブロックを受信または復号する前に、端末デバイスはまず、再伝送コードブロックが位置するCBGまたはコードブロックセットを判定する必要があり、具体的には、上記の分割方式に基づいて、再伝送コードブロックを判定する必要があり(すなわち、異なる分割方式では、再伝送コードブロックの解析は異なる)、更に、再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを判定する必要がある。詳細については、以下の複数のインジケーション情報の説明を参照されたい。
再伝送インジケーション情報が異なる情報を含むとき、端末デバイスは、異なる方式で、再伝送コードブロックを受信する。
再伝送インジケーション情報が第1インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットにおける第1コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第1コードブロックセットに属し、第1コードブロックセットの受信ステータスに対応する、第1フィードバック情報におけるフィードバック情報は、否定応答情報である。具体的には、再伝送インジケーション情報は、第1コードブロックセットのシーケンス番号を示し得る、または、第1コードブロックセットによって占有される時間周波数リソースを示し得る。
再伝送インジケーション情報が第2インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、第1トランスポートブロックにおいて、特定のコードブロックまたは一部の特定のコードブロックを判定し、判定された特定のコードブロックまたは判定された複数の特定のコードブロックを再伝送コードブロックとして使用する。例えば、第1トランスポートブロックにおける再伝送コードブロックのシーケンス番号、位置または識別子が具体的に示される。
再伝送インジケーション情報が第3インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送モードセットから、一部のコードブロックが再伝送されるモードを判定し、再伝送モードセットは、一部のコードブロックが再伝送されるモードと、全部のコードブロックが再伝送されるモードとを含む。端末デバイスは、分割方式に基づいて、受信ステータスが第1フィードバック情報における否定応答情報のフィードバック情報に対応する第2コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第2コードブロックセットに属する。
再伝送インジケーション情報が第4インジケーション情報を含むとき、端末デバイスは、再伝送インジケーション情報に基づいて、HARQ伝送モードセットからHARQ再伝送モードを判定し、HARQ伝送モードセットは、HARQ再伝送モードおよびHARQ初回伝送モードを含む。端末デバイスは、分割方式に基づいて、受信ステータスが第1フィードバック情報における否定応答情報のフィードバック情報に対応する第3コードブロックセットを判定し、再伝送コードブロックは、第3コードブロックセットに属する。
本実施形態において、TBが多数のCBを含むとき、無線アクセスネットワークデバイスは、CBGベースのHARQフィードバックおよび再伝送に従って、正確に受信されていないコードブロックセットのみを端末デバイスへ再伝送し得て、その結果、少数のCBが不正確に受信されることが原因で生じる、TB全体におけるすべてのCBのHARQ再伝送が回避され、データ伝送効率が改善され、システム伝送効率が改善される。
以下では、上記の実施形態における第1トランスポートブロックの分割方式を説明する。
第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、複数の方式で分割され得る。1.1つの方式において、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、CBの論理シーケンス番号に基づいて、論理的に分割され得る。2.別の方式において、第1トランスポートブロックにおけるコードブロックは、CBによって占有される時間周波数リソースに基づいて分割され得る。
CBによって占有されるリソースに基づく分割方式は、複数の方式を更に含み得る。任意選択的に、少なくとも2つのコードブロックは、第1時間周波数リソースを占有し、第1時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソース領域を含み、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも2つのコードブロックセットに対応し、各コードブロックセットに含まれるコードブロックは、コードブロックのコードブロックセットに対応するリソース領域を占有し、分割方式は、以下の複数の分割方式、すなわち、少なくとも2つのリソース領域が異なる時間領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域が異なる周波数領域に位置すること、少なくとも2つのリソース領域によって占有される時間領域および/または周波数領域リソースは、完全に同一ではないこと、ならびに、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応し、第2タイプの領域は、特定のコードブロックセットに対応せず、特定のコードブロックセットは少なくとも2つのコードブロックセットに属すること、または、少なくとも2つのリソース領域は、少なくとも1つの第1タイプの領域、および、少なくとも1つの第2タイプの領域を含み、第1タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートし、第2タイプの領域は、第1タイプのサービスの伝送をサポートしないことのうちの1つである。
任意選択的に、候補となるいくつかの具体的な分割方式が提供される。図4および図5に示されるように、第1時間周波数リソースはそれぞれ、時間次元および周波数次元に従って分割される。
図4を参照すると、少なくとも2つのリソース領域は異なる時間領域に位置する。一実装において、例えば、第1TBは、1から48まで付番された48個のCBを含む。48個のCBによって占有される時間周波数リソースは、時間次元に従って、4つのCBGによって占有されるリソース、すなわち、CB1からCB12によって占有されるリソース、CB13からCB24によって占有されるリソース、CB25からCB36によって占有されるリソース、および、CB37からCB48によって占有されるリソースに分割される。図5を参照すると、少なくとも2つのリソース領域は、異なる周波数領域に位置する。別の実装において、例えば、第1TBは、1から48まで付番された48個のCBを含む。48個のCBによって占有される時間周波数リソースは、周波数次元に従って、4つのCBGによって占有されるリソース、すなわち、CB{1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45}によって占有されるリソース、CB{2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46}によって占有されるリソース、CB{3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47}によって占有されるリソース、および、CB{4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48}によって占有されるリソースに分割される。加えて、時間次元および周波数次元の両方に従う分割方式は、それらの分割方式と同様である、すなわち、時間次元に従う分割方式についての実施形態、および、周波数次元に従う分割方式についての実施形態の組み合わせである。
加えて、eMBBおよびURLLCリソースを再使用するシナリオでは、別の分割方式が本発明において更に導入され得る。特定のコードブロックセット、および、少なくとも2つのコードブロックセットにおける、特定のコードブロックセット以外の他のコードブロックセットに対応して、別の実装において、特定のCBGは、URLLCについてパンクチャリングされた、または、URLLCによって干渉されたCBを含む。例えば、CB17から20は、URLLCについてパンクチャリングされる。次に、パンクチャリングされたCBは、CB13からCB24を含むCBGまたはコードブロックセットに属し、特定のコードブロックセット以外の他のコードブロックセットは、他の3つのCBGまたはコードブロックセットである。
時間次元に従う分割方式では、フィードバック遅延を低減するべく、等しくない時間長に基づく時間分割方式が使用され得て、より早い時間に送信されるCBによって占有される時間リソースは、より遅い時間に送信されるCBによって占有される時間リソースより順番が上であり得る。図6を参照すると、一実装において、第1TBは、3つのCBGまたはコードブロックセット、すなわち、{CB1からCB20、CB21からCB36、CB37からCB48}、または、{CB1からCB20によって占有されるリソース、CB21からCB36によって占有されるリソース、CB37からCB48によって占有されるリソース}に分割される。更に、パンクチャリングによって生じる、eMBBに対する影響を低減するべく、CB間インターリーブが各要素に導入され得て、例えば、インターリーブは、CB1からCB20によって占有される5つの時間領域シンボルにおいてCB1からCB20に対して実行される。このように、パンクチャリングによって生じる影響を、20個のCBの間で分担することができる。
パンクチャリングの影響を低減することに加えて、等しくない時間長に基づく分割方式、および、CB間インターリーブを要素に導入する方式を組み合わせる利点は、最初に送信され、比較的長い時間を占有するCBが最初にバッファリングされてから、最初に復号され得ること、および、後に送信された、比較的短い時間を占有するCBが後にバッファリングされてから、後に復号されることを更に含み得る。比較的長い復号処理時間が、長い時間を占有するCBのために予約されており、比較的短い復号処理時間が、短い時間を占有するCBのために予約されているので、HARQフィードバック遅延を低減でき、システム伝送効率を改善できる。
上記の分割方式において、マッピングが複数のCBについて、最初に周波数によって、次に時間によって実行されることを考慮すると、1つのCBによって占有されるリソースが、異なる時間領域シンボルに跨り、場合によっては、更に複数の要素間リソースに跨るケースがあり得る。図7を参照すると、第1TBは、12個の時間領域シンボルにそれぞれ対応する、12個のCBGまたはコードブロックセットに分割されると仮定する。そうすると、CB4が第1CBGおよび第2CBGの両方に属すること、すなわち、CB4が、CBG{CB1、2、3、4}およびCBG{CB4、5、6、7}の間で共通のCBであることが分かる。共通のCBの解決法は、別の分割方式にも適用可能である。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、本実施形態における方法は更に、無線アクセスネットワークデバイスが分割インジケーションを端末デバイスへ送信する段階であって、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、段階と、端末デバイスが、分割インジケーションを受信し、分割インジケーションに対応する分割方式を取得する段階とを備え得る。
1つの方式において、分割インジケーションは、第1スケジューリング情報で搬送され得る。別の方式において、分割インジケーションは、上位層シグナリングで搬送され得る。
無線アクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することによって、現在の特定の分割方式を端末デバイスに通知し得る。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスは、物理層シグナリングを使用することによって、例えば、PDCCHを使用することによって、現在の特定の分割方式を端末デバイスに通知し得る、または、分割インジケーションは、第1スケジューリング情報で直接搬送される。更に、端末デバイスは、分割インジケーションに基づいて、現在の特定の分割方式を直接判定し得る、または、端末デバイスは、分割インジケーション、および、予め設定された規則に基づいて、現在の特定の分割方式を判定し得る。例えば、分割インジケーションは、現在のTBにおけるビットの数、または、現在のTBにおける全部のCBによって占有される時間周波数リソースの数に基づいて解析される。具体的な解析方法は以下の通りであり得る。例えば、TBにおけるビットが比較的少数である、または、占有されたリソースが比較的少数であるとき、分割インジケーションのインジケーション粒度は比較的小さい。または、TBにおけるビットが比較的多数である、または、占有されたリソースが比較的多数であるとき、分割インジケーションのインジケーション粒度は比較的大きい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスは、物理層シグナリングおよびRRCシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、現在の特定の分割方式を通知し得る。具体的には、まず、RRCシグナリングを使用することによって、一定数の分割方式が端末デバイスに設定され、次に、PDCCHを使用することによって、一定数の分割方式のうちの1つの分割方式が、現在の分割方式として判定される。
任意選択的に、上記の実施形態において、再伝送インジケーション情報は、第2スケジューリング情報で搬送され得る。換言すれば、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報が、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送されるとき、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、少なくとも1つの同一のフィールドを含む。一般に、初回伝送および再伝送をスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御情報DCI(Downlink Control Information)のフォーマットは同一であり、例えば、フォーマット1のDCIである。ここでのフォーマットは、PDCCHの複数のDCIフォーマットのうちの1つであり、異なるDCIフォーマットを使用することによってスケジューリングされるデータチャネルの伝送モードは異なり得る。例えば、異なるDCIフォーマットは通常、シングルアンテナデータチャネルおよびマルチアンテナデータチャネルをスケジューリングするために使用されるが、具体的に使用されるDCIフォーマットは、本発明において限定されない。第1TBをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報は第1フィールドを含み、第1フィールドは分割方式を示す。このケースでは、第1スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含まないことがあり得る。再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報は、第2フィールドを含み、第2フィールドは再伝送インジケーション情報として使用される。このケースでは、第2スケジューリング情報は、分割方式を示さないことがあり得る。したがって、好ましくは、第1フィールドおよび第2フィールドは、DCIフォーマットの同一のフィールド、例えば、2ビットフィールドを使用し得る。当然ながら、第1フィールドおよび第2フィールドは、互いを含む関係にあり得る、すなわち、第1フィールドおよび第2フィールドは同一のフィールドを含む。例えば、第1フィールドは2ビットを含み、第2フィールドは3ビットを含む。このケースでは、第2フィールドは、第1フィールドを含む。代替的に、第1フィールドおよび第2フィールドは部分的に重複し得る。例えば、第1フィールドおよび第2フィールドは各々、3ビットを含み、第1フィールドにおける2ビットは、第2フィールドにおける2ビットと重複し、第1フィールドおよび第2フィールドは各々、1つの異なるビットを含む。
第1フィールドおよび第2フィールドのインジケーション方式については、実施形態において、無線アクセスネットワークデバイスがHARQ初回伝送においてトランスポートブロックを端末デバイスへ送信するとき、最初に伝送されるトランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第1スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御情報フォーマットDCI format 1の制御シグナリング)における特定の第1フィールド(例えば、2つの特定のインジケーションビット)が、トランスポートブロックの分割インジケーションとして使用される。無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するとき、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第2スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング、または、別のフォーマット、例えば、DCI format 1Aの制御シグナリング)における第2フィールド(例えば、上記の2つの特定のインジケーションビット)は、再伝送インジケーション情報として使用される。例えば、初回伝送中、第1フィールドにおける2つのインジケーションビットは、4つの分割方式(例えば、第1粒度に基づく時間分割方式、第2粒度に基づく時間分割方式、第3粒度に基づく周波数分割方式、第4粒度に基づく周波数分割方式を含む)から1つの分割方式を示すために使用される。再伝送コードブロックの再伝送中、上記の選択された分割方式に基づいて、初回伝送中の第1フィールドにおける2ビットフィールドは、第2フィールドにおける2つのインジケーションビットとして再使用され得て、それにより、この分割方式において、どのコードブロックが、現在再伝送されているコードブロックであるかを更に示す。
別の実施形態において、無線アクセスネットワークデバイスがHARQ初回伝送においてトランスポートブロックを端末デバイスへ送信するとき、最初に伝送されるトランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第1スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング)における特定の第1フィールド(例えば、2つの特定のインジケーションビット)が、トランスポートブロックの分割インジケーションとして使用される。無線アクセスネットワークデバイスが、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するとき、再伝送コードブロック、および、いくつかの追加ビット(例えば、1つの追加の特定のインジケーションビット)をスケジューリングするために使用される制御チャネル上で搬送される第2スケジューリング情報(例えば、ダウンリンク制御フォーマットDCI format 1の制御シグナリング、または、別のフォーマット、例えば、DCI format 1Aの制御シグナリング)における第2フィールド(例えば、第1フィールドにおける上記の2つのインジケーションビット)は、再伝送インジケーション情報として使用される。具体的には、再伝送インジケーション情報の3ビットの第2フィールドは、第1フィールドにおける2ビットを含む。第1フィールドおよび第2フィールドが同一であるケースと比較して、以下のような利点がある。再伝送コードブロックのインジケーション粒度を細かくできる、または、再伝送コードブロックのインジケーションのケースがいくつか追加される。
好ましくは、第2フィールドは、MCSフィールドによって表されるステータスの全部または一部を含み得る。一部の再伝送インジケーション情報の設計については、第2スケジューリング情報におけるMCSフィールドが再使用され得る。表1は、現在のMCSフィールドの解析規則を示す。現在のMCSフィールドが5ビットを含み、32個のステータスを表すことが分かる。ステータスインデックス0〜28は、29個のMCSレベルをそれぞれ表し、ペイロードインデックスの照会に使用される。MCSインデックス29〜31によって表される3つのステータスは主に、再伝送スケジューリング中に変調次数を変更することに使用される。加えて、初回伝送スケジューリングについては、MCSインデックス0〜28、および、制御情報における時間周波数リソース割り当てフィールドは、トランスポートブロックまたはコードブロックのペイロードサイズを判定するために共に使用される。再伝送スケジューリングについては、コードブロックのペイロードは、対応する初回伝送中のものと一致している必要があるので、現在のHARQ再伝送によって占有される時間周波数リソースは、制御情報における専用フィールドを使用することによって示され、再伝送スケジューリングについては、少なくともMCSインデックス0〜28は冗長であり、MCSインデックス29〜31は、再伝送中に変調次数を変更するためにのみ使用される。しかしながら、再伝送中に変調次数を変更することの大きな必要性が無く、したがって、MCSインデックス29〜31は、冗長と見なされ得る。
[表1 MCS解析規則]
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。例えば、第2フィールドまたは追加フィールドは、HARQの組み合わせを実行するかどうかを更に示すために使用され、その結果、eMBBがURLLCに関してパンクチャリングされる、または、URLLCに関して干渉されるシナリオにおいて、HARQバッファの汚染問題を回避できる。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は、一部のコードブロックが再伝送されるモード、または、全部のコードブロックが再伝送されるモードを示すために更に使用される。この解決法において、トランスポートブロック全体の再伝送と、トランスポートブロックにおける一部のコードブロックの再伝送との間に、動的切り替えを実行でき、多数のコードブロックが不正確に受信されないとき、トランスポートブロック全体の再伝送が示され得る。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
従来のLTEシステムにおいて、TBにおける複数のCBが別々に符号化される前に、CRCを追加する必要がある。具体的には、まず、TB CRCビット(一般に、24個のTB CRCビット)をTBの元の情報ビットに追加する必要があり、次に、TBが複数のCBにセグメント化され、次に、CB CRCを各CBに追加する必要がある(一般に、24個のCB CRCビットを各CBに追加する必要がある)。2つのレベルのCRC追加処理は、すべてのCBの復号がCB CRCチェックに合格したが、実際には、一部のCBの復号は不正確である、すなわち、一部のCBの復号において誤警報が生じるというケースを防止することを意図しており、誤警報の確率は、TBから分割されたCBの数が増加するにつれて増加する。したがって、CB CRCに加えて、TB CRC全体が、追加の保護層として使用される。このように、すべてのCB CRCチェックが成功した場合でも、一部のCBにおいて誤警報が生じるとき、最後のTB CRCチェックは不合格となる。
同様の考え方は、一部のCBについてフィードバックが実行され、かつ、一部のCBが再伝送されるケースにも適用可能である。具体的には以下の通りである。
任意選択的に、端末デバイスは更に、第1フィードバック情報において、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要があり、すなわち、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。第1フィードバック情報については、最初に伝送されたトランスポートブロックの分割方式に基づいて、分割を通じて取得されたCBGについて、フィードバックが実行される。例えば、TBは4つのCBを含み、4つのCBは2つのCBGに分割され、CB1およびCB2はCBG1を形成し、CB3およびCB4はCBG2を形成すると仮定する。端末デバイスは、各CBに対して、復号およびCB CRCチェックを別々に実行し、次に、CB1およびCB2の復号およびCRCチェックステータスについてCBG1のフィードバック情報を生成する。例えば、CB1およびCB2がCB CRCチェックに合格した場合、ACKがフィードバックされる、または、CB1もしくはCB2のいずれかがCB CRCチェックにおいて不合格となった場合、NACKがフィードバックされる。同様に、CBG2について処理が実行される。CBまたはCBGの誤警報の問題を回避するべく、端末デバイスは更に、TB CRCを通してTB全体の復号ステータスをチェックして、CB CRC全体に対応する1つの追加フィードバック情報を生成する。例えば、CBG1およびCBG2の両方がすべてのCB CRCチェックに合格した場合でも、TB CRCが不合格であるとき、端末デバイスは、TB CRCに対応するフィードバック情報についてのNACKを生成し、NACKを無線アクセスネットワークデバイスへ送信する。このケースでは、無線アクセスネットワークデバイスは、TB全体が正確に伝送されていないと見なすので、ACKまたはNACKのどちらがCBG1およびCBG2の2つのフィードバックビットにおいてフィードバックされるかは重要でない。このケースでは、無線アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスは、どのCB CRCが誤警報を有するか、または、どの複数のCB CRCが誤警報を有するかを認識できない。
具体的には、上記のケースの最適なフィードバック状態は以下の通りである。{CBG1、CBG2、TB}に対応するフィードバック状態はそれぞれ、{ACK、ACK、ACK}、{ACK、NACK、NACK}、{NACK、ACK、NACK}、{NACK、NACK、NACK}、および、{ACK、ACK、NACK}である。最後の状態において、各CBに対応するフィードバック情報はACKであり、TBのみがNACKに対応し、CB CRCが誤警報を有することを示す。このケースでは、一般に、無線アクセスネットワークデバイスは、特定のCBが正確に受信されていないと仮定できない。仮定の方式は、無線アクセスネットワークデバイスの内部実装アルゴリズムに依存する。この特殊な状態は、CB CRCが誤警報を有することを無線アクセスネットワークデバイスに通知するために使用される。他のフィードバック状態については、無線アクセスネットワークデバイスは、ACKに対応するCBGが正確に受信されたと仮定できる。
任意選択的に、第1トランスポートブロックのフィードバック情報のフィードバックについては、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報を含まない、すなわち、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含まないことがあり得る。別の実施形態において、UEは、TBベースのACK/NACKをフィードバックすること以外の規則を制定し得る。規則は、TB CRCが不合格になったことをUEが検出した場合、TBを分割することによって取得された複数のCBGの受信ステータスに関わらず、UEが、すべてのCBGにNACKをフィードバックすることを含み得る。すなわち、上記の例では、UEは、CBG1およびCBG2の各々について、それぞれ1ビットをフィードバックする、すなわち、合計2ビットをフィードバックし、TB CRCに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要が無い。TB CRCが不合格である場合、UEは、CBG1およびCBG2の受信ステータスに関わらず、{NACK、NACK}をフィードバックする。代替的には、すべてのCBGに含まれるすべてのCBに対応する受信ステータスが「正確に受信された」であり、すなわち、CBまたはCBGの復号ステータスがチェックに合格する、例えば、CB CRCまたはCBG CRCに合格する、または、チェックマトリクスのチェック(具体的な方式は限定されない)に合格するが、TB全体の復号ステータスが、このケースにおいてチェックに不合格となり、例えば、TB CRCチェックまたはTBチェックマトリクスのチェック(具体的な方式は限定されない)において不合格となると端末デバイスが判定した場合、端末デバイスは、すべてのCBGに対応する復号ステータスをNACKに設定し、NACKを報告する。例えば、1つのTBは2つのCBGに分割される。端末デバイスがCB CRCまたはCBG CRCを通じて、各CBGがチェックに合格したと判定した、すなわち、このケースでは、端末デバイスが2つのACKをフィードバックできる場合、しかし、TB CRCが不合格となる場合、端末デバイスは、2つのNACKを報告する必要があり、何らかの他の情報をTBに報告する必要が無い。このケースでは、少なくとも1つのCBGにおいて誤警報があるはずである、すなわち、CBGは実際には正確に復号されていないがチェックに合格したことが分かる。しかし、端末デバイスも、基地局も、どのCBまたはCBGが誤警報を有するかを判定できない。したがって、端末デバイスが、各CBGにNACKを報告する、すなわち、全NACKを報告することは意味がある。基地局については、基地局は、報告された全NACKを受信し、以下の2つのステータスを区別する必要が無い。第1ステータスにおいて、CBGはすべてチェックに合格するが、TBはチェックにおいて不合格となる。第2ステータスにおいて、すべてのCBGが復号において不合格となる。このケースでは、基地局については、好ましい操作は、すべてのCBGに対してHARQ再伝送を実行することである。
任意選択的に、第1フィードバック情報は、各CBGに対応するCBGフィードバック情報、および、TBに対応するTBフィードバック情報を含み、フィードバック情報の送信は、チャネル選択を通じて実装され得る。具体的には、すべてのCBGが正確に復号される、もしくは、復号に失敗する、または、すべてのCBGがチェックに合格するが、TB CRCチェックが不合格である場合、端末デバイスは、フィードバック情報、例えば、TBに対応するACKまたはNACKを第1フィードバックチャネルリソース上で送信するが、CBGに対応するフィードバック情報を第2フィードバックチャネルリソース上で送信しない。一部のCBGが正確に復号されるが、他のCBGが復号に失敗する場合、端末デバイスは、各CBGに対応するフィードバック情報を第2フィードバックチャネルリソース上で送信するが、TBに対応するフィードバック情報を第1フィードバックチャネルリソースまたは第2フィードバックチャネルリソース上で送信しない。更に、任意選択的に、第1フィードバックチャネルリソースの判定規則は、第2フィードバックチャネルリソースの判定規則とは異なる。例えば、第1フィードバックチャネルリソースは、黙示的規則を使用することによって判定され、第2フィードバックチャネルリソースは、明示的な規則を使用することによって判定される。黙示的規則は、TBまたはCBGをスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルのリソースを使用することによって、対応する第1フィードバックチャネルリソースを黙示的に示すことを含み、明示的規則は、上位層シグナリングおよび/または物理層シグナリングを使用することによって、第2フィードバックチャネルリソースを明示的に示すことを含む。それに応じて、基地局は、端末デバイス側によってTBおよびCBGに対して実行される復号の具体的なステータスを認識しないので、基地局側は、第1フィードバックチャネルリソースおよび第2フィードバックチャネルリソースに対してブラインド検出を実行する必要が無い。同様に、上記の解決法は、第2フィードバック情報を送信するための方法に拡張され得る。
第2フィードバック情報は、一部のCBが再伝送されるケースに対応する。任意選択的に、端末デバイスは更に、第2フィードバック情報において、第1トランスポートブロックに対応するフィードバック情報をフィードバックする必要があり、すなわち、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。加えて、本実施形態は、第1フィードバック情報についての2つの実施形態と組み合わされ得て、すなわち、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックのフィードバック情報を含む、または、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックのフィードバック情報を含まない。いずれの実施形態が本実施形態と組み合わされるかに関わらず、任意選択的に、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズ以下であり得る。ここでは、コードブックのサイズは、符号化前の、第1トランスポートブロック、または、第1トランスポートブロックにおける再伝送コードブロックについてのフィードバック情報におけるACK/NACKにおけるビットの数と等しい。
例えば、TBが6つのCBを含み、CBが3つのCBG、すなわち、{CB1およびCB2}、{CB3およびCB4}、{CB5およびCB6}に分割されると仮定する。端末デバイスが第1フィードバック情報をフィードバックするとき、誤警報が生じないと仮定する。例えば、端末デバイスによる状態フィードバックは、{NACK、NACK、ACK、NACK}であり、無線アクセスネットワークデバイスは、CBG3が正確に受信され、CBG1およびCBG2が正確に受信されていないと仮定する。次に、無線アクセスネットワークデバイスは、CBG1およびCBG2においてCBを端末デバイスへ再伝送し、無線アクセスネットワークデバイスは、再伝送CBを符号化するとき、TB CRCをCB1からCB4に追加せず、端末デバイスは、CBG1、CBG2、および、TBにフィードバック情報を別々にフィードバックする。例えば、上記の例において、再伝送CBG1およびCBG2を受信した後に、CBG1およびCBG2についてのフィードバック情報に加えて、端末デバイスは更に、CBG1、CBG2およびCBG3に対してTB CRCチェックを実行し、第1TB全体に対応するACK/NACKをフィードバックし得る。
第2フィードバック情報は、第1TBに対応するフィードバック情報を含む必要があり、第1フィードバック情報のような予め定められた規則を使用できないことに留意されたい。具体的には、第2フィードバック情報が、第1TBに対応するフィードバック情報を含まないが、第1フィードバック情報のような予め定められた規則の解決法が使用される場合、すなわち、再伝送コードブロックが復号された後に、TB CRCが不合格になったと判定された場合、再伝送コードブロックの各々について、NACKがフィードバックされるが、第1TBに対応するフィードバック情報はフィードバックされない。無線アクセスネットワークデバイスは、すべての再伝送コードブロックの受信ステータスがNACKであるかどうか(このケースでは、無線アクセスネットワークデバイスは次に、再伝送コードブロックのみを伝送する必要がある)、および、すべての再伝送コードブロックの受信ステータスがACKであるが、TB CRCが不合格であるかどうかを区別できない。後者のケースにおいて、無線アクセスネットワークデバイスは次に、誤警報の問題に起因して、第1TBにおけるすべてのコードブロックを再伝送する必要がある。
第2フィードバック情報の別の実施形態において、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズに等しい。すべてのCBGがチェックに合格するが、TBがチェックにおいて不合格となるときに全NACKが報告されるという方法も、本実施形態に適用可能である。例えば、1つのTBは2つのCBGに分割される。初回伝送についての第1フィードバック情報は、CBG1に対応するACKと、CBG2に対応するNACKとを含む。次に、基地局は、CBG2を再伝送する。CBG2に対して端末デバイスによって実行される復号がチェックに合格するが、CBG1およびCBG2を含むTBの復号がチェックにおいて不合格となる場合、端末デバイスがCBGの再伝送についてのHARQフィードバックを実行するとき、コードブックのサイズは依然として2ビットである。具体的には、上記の実施形態において、2つのNACK、すなわち、全NACKがフィードバックされる。
フィードバック情報のコードブックのサイズについての別の実施形態において、第1フィードバック情報のACK/NACKコードブックのサイズは、第2フィードバック情報のACK/NACKコードブックのサイズ以上である。具体的には、TBにおいて、CB1およびCB2はCBG1を形成し、CB3およびCB4はCBG2を形成し、CB5およびCB6はCBG3を形成し、CB7およびCB8はCBG4を形成し、TBベースのACK/NACKはフィードバックされないこと、ならびに、ACK/NACKコードブックのサイズは4であり、例えば、4つのCBGにそれぞれ対応して、{ACK、ACK、ACK、NACK}であることを仮定する。次に、CBG4におけるCBの再伝送について、フィードバックが実行されるとき、4ビットがフィードバックされ、このケースでは、{ACK、DTX、DTX、DTX}または{DTX、DTX、DTX、ACK}であり得る。DTXは、いずれのCBGにも対応しない、占有されたビットとして理解され得る。当然ながら、第2フィードバック情報については、ACK/NACKコードブックにおけるすべてのCBGについてのビット位置を予約する必要が無いことがあり得る。このケースでは、第2フィードバック情報のコードブックのサイズは、第1フィードバック情報のコードブックのサイズより小さいことがあり得る。
任意選択的に、第1フィードバック情報のコードブックのサイズが第2フィードバック情報のコードブックのサイズに等しいとき、第2フィードバック情報は更に、第2TBに対応するフィードバック情報、および/または、第2TBにおけるCBに対応するフィードバック情報を含む。
フィードバック情報のコードブックのサイズについての別の実施形態において、同一サイズのACK/NACKコードブックが使用される場合、一部のCBが再伝送されるとき、別のTBが伝送され得る。別のTBはTB2または第2TBであり、TB2は2つのCBGを含むと仮定する。TB1におけるCBG4についてフィードバックが実行されるとき、TB2における2つのCBGに対応する2ビットが共にフィードバックされる。すなわち、フィードバックされる3ビットは、{ACK、DTX、ACK、NACK}であり、フィードバック位置はそれぞれ、TB1におけるCBG4、占有されたビット、TB2におけるCBG1、および、TB2におけるCBG2に対応する。TB2における2つのCBGに対応するフィードバックビットは、ACK/NACKコードブックの末尾部分に位置することが分かる。このように、TB1におけるCBGのACK/NACK位置は影響を受けないことがあり得て、ACK/NACKコードブックにおけるビットの理解における、基地局とUEとの間の不一致の問題が回避される。異なるTBに対応するフィードバック位置が互いに依存していない限り、TB2に対応するACK/NACKを配置するための別の方法は、除外されない。例えば、{ACK、DTX、NACK、ACK}はそれぞれ、TB1におけるCBG4、占有されたビット、TB2におけるCBG2、および、TB2におけるCBG1に対応する。
任意選択的に、第1フィードバック情報における特定のフィードバック情報がACKであるとき、特定のフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットにおける特定のコードブロックセットに対応し、再伝送コードブロックに対応するコードブロックセットは、特定のコードブロックセットを含まず、端末デバイスが第2フィードバック情報をフィードバックするとき、端末デバイスは、第2フィードバック情報のコードブックにおける特定のコードブロックセットに対応するビット位置をNACKで充填する。具体的には、初回伝送についてACK/NACKがフィードバックされるときにACKがフィードバックされるCBGについては、一部のCBの再伝送および第2TBのフィードバック情報について合同でフィードバックが実行されるので、第2TBまたは第2TBにおけるCBについて、不正確なフィードバックが実行されることを考慮して、CBの再伝送中に、以前のACKに対応するCBGについて、NACK充填が実行される。例えば、無線アクセスネットワークデバイスが第2TBをスケジューリングするが、端末デバイスが、第2TBをスケジューリングするために使用される制御情報を失った場合、特定のコードブロックセットの位置が依然として、以前にフィードバックされたACKのようなACKで充填されている場合、無線アクセスネットワークデバイスは、当該ACKを、第2TBに対応するACKと誤解する。このように、無線アクセスネットワークデバイスおよび端末デバイスは、フィードバック情報の理解において、互いに不一致であり得て、第2TBの物理層パケット喪失イベントが生じる。
任意選択的に、第1フィードバック情報における少なくとも2つのコードブロックセットに対応するフィードバック情報は、異なる時点においてフィードバックされる、または、第2フィードバック情報における再伝送コードブロックに対応するフィードバック情報は、異なる時点においてフィードバックされる。
例として第1フィードバック情報を使用する説明を提供し、第2フィードバック情報の解決法において、同様の処理が使用される。具体的には、図8に示されるように、3つの時間領域シンボルを粒度として使用する時間分割方式が使用され、第1TBは、時間分割を通じて4つのCBGに分割されると仮定する。CBのリソースマッピング規則は、第1に周波数で、第2に時間でマッピングすることであるので、異なる要素は、すべてのCBがバッファリングされるまで合同処理を待つことなく、バッファリング時間の順番に従って、順番に復号され得る。次に、最初にマッピングおよび送信された要素に対応するCBについて、端末デバイスは、当該CBを最初に復号し得る。後にマッピングおよび送信された要素に対応するCBについて、端末デバイスは、当該CBを後に復号し得る。このように、最初に復号されたCBについて、端末デバイスは、フィードバック情報を最初に生成および送信し得る。同様に、後に復号されたCBについて、端末デバイスは、フィードバック情報を後に生成および送信し得る。例えば、端末デバイスは、異なる時点において、または、異なる伝送時間間隔TTIで、フィードバック情報を送信し得る。それに応じて、無線アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたフィードバック情報を、異なる時点において、または、異なるTTIで順番に受信し得て、これにより、無線アクセスネットワークデバイス側の後のパイプライン処理手順を迅速化する。
上記の方法に対応して、本発明は、端末デバイスおよび無線アクセスネットワークデバイスの実施形態を提供する。端末デバイスおよび無線アクセスネットワークデバイスは、上記の方法の実施形態における段階をそれぞれ実行し得る。
図9を参照すると、本発明は、無線アクセスネットワークデバイスの実施形態を提供し、当該実施形態は、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成される処理ユニット901であって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、処理ユニット901と、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニット902と、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信ユニット903であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信ユニット903とを備える。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信ユニットは更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信ユニットは更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図10を参照すると、無線アクセスネットワークデバイスのハードウェア要素は、第1トランスポートブロックに含まれる少なくとも2つのコードブロックを、分割方式に基づいて少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割するよう構成されるプロセッサ1001であって、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、プロセッサ1001と、第1トランスポートブロックを端末デバイスへ送信するよう構成される送信機1002と、端末デバイスによって送信された第1フィードバック情報を受信するよう構成される受信機1003であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、受信機1003とを備える。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送コードブロックを端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、受信機は更に、端末デバイスによって送信された第2フィードバック情報を受信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送インジケーション情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用される。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、送信機は更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される第1スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、送信機は更に、上位層シグナリングを端末デバイスへ送信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、送信機は更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される第2スケジューリング情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、第2スケジューリング情報は再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図11を参照すると、本発明は、端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信ユニット1101であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信ユニット1101と、第1フィードバック情報を生成するよう構成される処理ユニット1102であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、処理ユニット1102と、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニット1103とを備える。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信ユニットは更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信ユニットは、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信ユニットは更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信ユニットは更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信ユニットは更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
図12を参照すると、端末デバイスのハードウェア要素は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1トランスポートブロックを受信するよう構成される受信機1201であって、第1トランスポートブロックは少なくとも2つのコードブロックを含み、少なくとも2つのコードブロックは、分割方式に基づいて、少なくとも2つの異なるコードブロックセットに分割され、各コードブロックセットは、少なくとも2つのコードブロックのうち少なくとも1つを含む、受信機1201と、第1フィードバック情報を生成するよう構成されるプロセッサ1202であって、第1フィードバック情報は、第1トランスポートブロックに対応する少なくとも2つのフィードバック情報を含み、少なくとも2つのフィードバック情報は、少なくとも2つのコードブロックセットの受信ステータスを示すためにそれぞれ使用される、プロセッサ1202と、第1フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信機1203とを備える。
任意選択的に、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送コードブロックを受信するよう構成され、再伝送コードブロックは、第1フィードバック情報における否定応答情報に対応するコードブロックセットに含まれるコードブロックの一部または全部を含み、送信機は更に、第2フィードバック情報を無線アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2フィードバック情報は、再伝送コードブロックに対応する、受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
任意選択的に、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された再伝送インジケーション情報を受信するよう構成され、再伝送インジケーション情報は、再伝送コードブロックを判定するために使用され、受信機は、分割方式および再伝送インジケーション情報に基づいて、再伝送コードブロックを受信する。
本実施形態における、第1トランスポートブロック、コードブロックセット、分割方式、再伝送コードブロックの詳細な説明については、上記の方法の実施形態を参照されたい。
任意選択的に、無線アクセスネットワークデバイスが複数の分割方式をサポートするとき、受信機は更に、第1トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第1スケジューリング情報を受信するよう構成され、第1スケジューリング情報は分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される、または、受信機は更に、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを受信するよう構成され、上位層シグナリングは分割インジケーションを含み、分割インジケーションは、複数の分割方式のうちの1つを示すために使用される。
任意選択的に、受信機は更に、再伝送コードブロックをスケジューリングするために使用される、無線アクセスネットワークデバイスによって送信された第2スケジューリング情報を受信するよう構成され、第2スケジューリング情報は、再伝送インジケーション情報を含む。
任意選択的に、第1スケジューリング情報および第2スケジューリング情報は、同一のダウンリンク制御情報フォーマットの制御チャネル上で搬送され、分割インジケーションによって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第1フィールドと、再伝送インジケーション情報によって使用される、ダウンリンク制御情報フォーマットにおける第2フィールドとは、同一のフィールドを含む。
任意選択的に、再伝送インジケーション情報は更に、再伝送コードブロックにおけるコードブロックの全部または一部に対してHARQの組み合わせを実行できるかどうかを示すために使用される。
任意選択的に、第1フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含み、および/または、第2フィードバック情報は更に、第1トランスポートブロックの受信ステータスを示すために使用されるフィードバック情報を含む。
本実施形態における第1フィードバック情報、再伝送インジケーション情報、第1スケジューリング情報、および、第2スケジューリング情報の定義および具体的実装については、上記の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。
本願において提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、機器、および方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された機器の実施形態は、一例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際に実装する際には、他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントが別のシステムに組み合わされ、もしくは統合されてよく、または、いくつかの特徴が無視され、もしくは行なわれなくてよい。加えて、表示または議論されている相互結合もしくは直接的結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装され得る。機器間またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実装されてよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよい。また、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一か所に位置していてよく、または、複数のネットワークユニットにおいて分散されていてよい。実施形態の解決法の目的を実現するべく、実際の要件に基づいてユニットの一部または全部が選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットへ統合され得るか、または、ユニットの各々は、物理的に単独で存在し得るか、もしくは、2つまたはそれより多くのユニットが、1つのユニットへ統合される。例えば、上記の明細書における受信機および送信機は、1つのモジュール、例えば、送受信機またはアンテナに物理的に統合され得る。
上記の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本発明の実施形態に係る手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または、他のプログラマブル機器であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る、または、一方のコンピュータ可読記憶媒体から他方のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送され得る。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターへ、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、または、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、または、マイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータからアクセス可能である任意の利用可能な媒体、または、1または複数の利用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスであり得る。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または、磁気テープ)、光媒体(例えばDVD)、半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(Solid State Disk (SSD))などであり得る。