JP2020504246A - スプライスされたロープシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1のロープセクション(14、24)と、第2のロープセクション(16、26)と、スプライス構造(12、22)と、を含むロープシステム(10、20)であって、第1のロープセクション及び第2のロープセクションはそれぞれ、少なくとも3本のロープストランドを含み、前記スプライス構造(12、22)は、第1のロープセクション(14、24)と第2のロープセクション(16、26)との間にあり、前記第1のロープセクションを前記第2のロープセクションに接続し、ロープシステムは、第1のロープセクション内からスプライス構造を通って第2のロープセクションに延びる少なくとも1つの伝導要素(18、28)を更に含み、伝導要素の少なくとも一部分は第1のロープセクション及び第2のロープセクションの両方の内部で固定される、ロープシステム(10、20)に関する。【選択図】なし
Description
本発明は、ロープシステムに関し、より具体的には、スプライスを含むロープに関する。ロープスプライシングとは、ロープのストランドを部分的に分解し、これらを織り合わせることで編み直すことによって、2本のロープ間又は同一ロープの2つの部分間に接合部を形成することを意味する。
多くのスプライス技術が文献に記載されており、その中には、元のロープの強度を非常に高比率で保持することができるスプライス、又は更には、国際公開第2016059261号パンフレットに開示されているもののような、ロープ自体の強度よりも優れた強度を持つスプライスがある。しかし、特に滑車上での繰り返しの曲げなどの動的用途に曝されると、スプライスによって接続されたロープは位置がずれ、スリップを開始する場合があり、ロープシステムの延長及びスプライスの短縮が生じることで、スプライス強度の低減を招き、最終的にスプライス全体の破損に至る。現在、スプライスには、例えばマーカの使用による定期的な監視が行われており、これによりある一定の保証を提供する。それでも、未だ視認できていない位置のずれが点検間隔の間に破損に発展する可能性があるため、特に動的用途においては、定期点検が不十分であると判明する可能性があると考えられる。
安全関連用途では、現在の検出システムはリスク軽減のためには不適切であり、満足のいくツールではない。したがって、スプライスされたロープのスプライスの状態の監視を向上させることに対する需要がある。
したがって、本発明の目的は、上記欠点を示さないスプライス構造を含むロープシステムを提供することである。特に、ロープシステムは、頻繁な点検の必要のない、救助用途を可能にするスプライス構造を含む。したがって、本発明は、本明細書中で信頼性の高いスプライスと呼ばれる特定の形態のロープスプライシングに関する。信頼性の高いスプライスによって、静的のみならず動的ロープ用途におけるスプライスの安全使用に必要な点検数が最小限になる。
驚くべきことに、本発明の目的は、第1のロープセクションと、第2のロープセクションと、スプライス構造と、を含むロープシステムであって、第1のロープセクション及び第2のロープセクションはそれぞれ、少なくとも3本のロープストランドを含み、前記スプライス構造は、第1のロープセクションと第2のロープセクションとの間にあり、前記第1のロープセクションを前記第2のロープセクションに接続し、ロープシステムは、第1のロープセクション内からスプライス構造を通って第2のロープセクションに延びる少なくとも1つの伝導要素を更に含み、伝導要素の少なくとも一部分は第1のロープセクション及び第2のロープセクションの両方の内部で固定されるロープシステムによって達成される。
このようなロープシステムは、荷重下で使用される際に、スプライスされたロープの安全性の大幅な向上をもたらすことが本発明者によって認められている。通常、損傷したロープは廃棄されてきたが、本発明によるロープシステムは損傷した安全関連のロープのスプライシング用に用いることができることが更に認められている。
本発明は、スプライスを2つのロープセクションの端部間接続として形成する状況で特に意義がある。しかしながら、本発明は、アイスプライス、又は円形グロメット若しくはラウンドスリングを形成するためのスプライス等の、端部間スプライス以外のスプライスの用途も含む。本発明のロープ構造は、被覆されたスプライスの場合など、スプライスの監視が困難な用途、若しくは安全性の理由から望ましい場合など、重要な用途に特に適切であり得る。
本発明の一実施形態において、第1のロープセクション及び第2のロープセクションは単一ロープのセクションであり、ロープシステムはアイスプライス又はラウンドスリングである。本発明の別の実施形態において、第1のロープセクション及び第2のロープセクションは異なるロープのセクションであり、ロープシステムはスプライスされたロープである。
図面の図1(a)に、本発明による例示的なロープシステム10が示される。ロープシステム10は、第1のロープセクション14と第2のロープセクション16とを繋ぐスプライス構造12と、伝導要素18と、を含む。
図面の図1(b)に、第1のロープセクション24を第2のロープセクション26と連結するスプライス構造22を含む、本発明の別の実施形態による例示的なロープシステム20が示される。例示的なスプライス構造は、第1のロープセクションからスプライスを通って第2のロープセクションに延びる伝導要素28を更に含む。
本発明によるロープシステムは、少なくとも第1のロープを含む。アイスプライスの場合、ロープシステムは、1つのロープを含み、前記ロープは第1のロープセクション及び第2のロープセクションを含み、第1のロープセクションと第2のロープセクションはスプライスによって接合され、前記ロープにアイを形成する。好ましくは、第1のロープセクションはロープの一端に近いセクションであり、第2のロープセクションは前記端部からより離れており、ロープの前記端部は第2のロープセクションにスプライスされる。端部間スプライスの場合、第1のロープセクション及び第2のロープセクションは、1本のロープの2つの端部に類似してもよく、スプライスはループをもたらす、又は第1のロープセクション及び第2のロープセクションは、2本の異なるロープの端部に類似してもよく、スプライスは前記2本のロープ間の接続をもたらす。
本発明のロープシステムのロープは様々な構造を有してもよく、その中に、レイド又は編組ロープ構造がある。様々な構造、特に編組又はレイドロープは、主要ストランド(本明細書中ではロープストランドとも呼ばれる)を含んでもよく、主要ストランドは更には、平行糸又は合撚糸、典型的にはマルチフィラメント糸の束のサブストランドを含んでもよい。ロープの性質は、ロープの特性及び使用に実質的に依存する。高荷重用途では、堅牢性が増したロープ構造を提供する編組ロープが好適である。
本発明に用いてもよいスプライス構造は、当業者には周知であり、とりわけ、例えば、Handbook of fibre rope technology(eds McKenna,Hearle and O’Hear,Woodhead Publishing Ltd,ISBN 1 85573 606 3)の第7章、又は国際公開第16059261号パンフレットから知られている。スプライスの長さは、スプライス構造のタイプ及びロープシステムの最終用途に強く依存し得る。当業者であれば、ロープシステムにスプライスを導入することにより、スプライスの信頼性とスプライスの長さとの間の釣り合いをとろうとする。経済的理由だけでなく製造的理由から、スプライスはできる限り短くすべきであるが、スプライスのすべりを回避するほど十分に長くすべきである。したがって、本発明は、スプライスの付加的な安全率を与え、できる限り短いスプライスを構築することを可能にする一方で、本発明によるスリップ検知によって安全を保証する。典型的には、スプライスの長さは、ロープの直径の多くとも100倍、ロープの直径の好ましくは多くとも80倍、より好ましくは多くとも50倍である。
本発明の好適な実施形態では、ロープシステムは1本又は2本のレイドロープを含み、好ましくは、前記レイドロープは、3本、4本、6本、又は6+1本の主要ストランドを含み、スプライス構造は、ロープの端部間のタック式スプライス(tucked splice)である。この利点は、スプライスされた接続部のスリップが非常に少ないことである。
本発明の別の好適な実施形態では、ロープシステムは1本又は2本の編組ロープを含み、好ましくは、前記編組ロープは、6本、8本、又は12本の主要ストランドを含む。好ましくは、スプライス構造は、ロープの端部間のタック式スプライス又はインサートスプライス(埋込みスプライスとも呼ばれる)を含む。そのような編組ロープスプライスの利点は、堅牢且つ安定な接続である。
各第1のロープセクション及び/又は第2のロープセクションは、それぞれ少なくとも4本のロープストランドから、より好ましくはそれぞれ少なくとも6本のロープストランドから、最も好ましくはそれぞれ少なくとも8本のロープストランドから編まれる及び/又は撚られる、本発明によるロープシステム。
本発明のロープシステムのロープのストランドは、少なくとも1.0N/Texの強度を持つ高分子長尺状要素を好ましくは含む。これは、ポリエステル、ポリアミド、芳香族ポリアミド(アラミド)、ポリ(p−フェニレン−2,6−ベンゾビスオキサゾール)、又はポリエチレン糸等の任意の高性能繊維材料の長尺状要素、好ましくは糸であり得る。好ましくは、長尺状要素は、UHMWPE糸とも呼ばれる高弾性ポリエチレン(HMPE)糸である。HMPE糸は、高分子量線状ポリエチレンの高延伸繊維を含む。高分子量(又はモル質量)とは、ここでは、少なくとも400,000g/molの重量平均分子量を意味する。線状ポリエチレンとは、ここでは、100個の炭素原子当たりに1本未満の側鎖、好ましくは300個の炭素原子当たりに1本未満の側鎖を有し、側鎖又は分枝は一般に10個を超える炭素原子を含むポリエチレンを意味する。ポリエチレンは、また、これと共重合可能な、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、又は1−オクテンなどの1つ以上の他のアルケンを5mol%以下含んでもよい。
更に好適な実施形態では、ロープの長尺状要素用に選択する高分子材料は、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)である。本発明の文脈においては、UHMWPEは、好ましくは3〜40dl/g、より好ましくは8〜30dl/gの固有粘度(IV)を有する。UHMWPE糸は、例えば、国際公開第2005066401号パンフレット及び国際公開第2012139934号パンフレットを含む多くの刊行物に記載されているようなゲル紡糸法に従って好ましくは製造される。この紡糸法は、高固有粘度を持つポリエチレンの溶液を調製し、この溶液を、溶解温度を超える温度で溶液フィラメントに紡糸し、この溶液フィラメントをゲル化温度未満まで冷却し、溶媒含有ゲルフィラメントを形成し、このフィラメントを、溶媒を少なくとも一部除去する前、最中、又は後に延伸することを本質的に含む。
HMPE糸を含むロープ構造の利点としては、高い耐摩耗性、曲げ荷重下での良好な耐疲労性、低い伸びによるより簡単な位置決め、優れた耐化学薬品性及び耐UV性、並びに高い耐切傷性が挙げられる。
長尺状要素は、好ましくは、繊維、糸、及び特にマルチフィラメント糸である。繊維とは、本明細書では、その長さ寸法が幅及び厚さの横断寸法よりもかなり大きい長尺体と理解される。したがって、繊維という用語は、規則的又は不規則な断面を有するフィラメント、リボン、ストリップ、バンド、テープ等を含む。繊維は、当該技術分野でフィラメントとして知られる連続長、又は当該技術分野でステープル繊維として知られる不連続長を有してもよい。ステープル繊維は、一般に、フィラメントの切断又はけん切により得られる。本発明の目的の糸は、多くの繊維を含む長尺状要素である。本発明の目的のマルチフィラメント糸は、多くのフィラメントを含む長尺状要素である。
ロープの長尺状要素、好ましくは、糸は、高弾性と呼ばれることもある高強度のものである。本発明の文脈においては、長尺状要素は、少なくとも1.0N/Tex、好ましくは少なくとも1.2N/Tex、より好ましくは少なくとも1.5N/Tex、更により好ましくは少なくとも2.0N/Tex、更により好ましくは少なくとも2.2N/Tex、最も好ましくは少なくとも2.5N/texの強度を有する。高分子長尺状要素がUHMWPE糸である場合、前記UHMWPE糸は、好ましくは少なくとも1.8N/Tex、より好ましくは少なくとも2.5N/Tex、最も好ましくは少なくとも3.5N/Texの強度を有する。好ましくは、高分子長尺状要素は、少なくとも30N/Tex、より好ましくは少なくとも50N/Tex、最も好ましくは少なくとも60N/Texの弾性率を有する。好ましくは、UHMWPE糸は、少なくとも50N/Tex、より好ましくは少なくとも80N/Tex、最も好ましくは少なくとも100N/Texの引張弾性率を有する。
本発明の好適な実施形態は、第1のロープセクション及び/又は第2のロープセクションが、長尺状要素、好ましくは合成糸、より好ましくは高弾性合成糸、最も好ましくは高弾性超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)糸、最も好ましくは少なくとも1.8N/Texの強度を持つUHMWPE糸を含むロープシステムである。
好ましくは、本発明によるロープシステムのロープは、熱硬化性又は熱可塑性ポリマーで少なくとも一部被覆された高分子長尺状要素を含む。長尺状要素と適切な複合材を形成することができる任意の熱硬化性又は熱可塑性ポリマーを使用してもよく、シリコーン樹脂及びプラストマーがそれぞれ、好ましい熱硬化性ポリマー又は熱可塑性ポリマーである。この実施形態によるロープシステムは、スプライスを伸張させたときに変形する程度がより少ないスプライスを形成してもよい。これは、特にロープシステムが荷重下にあるとき、例えばフックなどの物体がアイを貫通する場合に有利である。コーティングはまた、例えば動的荷重条件時における破損の発生に対する更なる保護を提供し、長期使用中の性質の劣化を制限する。本発明の好適な実施形態では、少なくとも第1のロープセクション又は第2のロープセクションは、熱硬化性又は熱可塑性コーティングを含み、好ましくは、ロープは、熱硬化性又は熱可塑性コーティングを含む。
本発明のロープシステムは、第1のロープセクションからスプライス構造を通って第2のロープセクションに延びる少なくとも1つの伝導要素を含む。これにより、第1のロープセクション、第2のロープセクション、及びスプライス構造内にかなりの長さの伝導要素が存在することを意味する。ロープシステムは、伝導要素の少なくとも一部分は第1のロープセクション及び第2のロープセクションの両方の内部で固定されるように構築され、ロープシステムに張力をかける際、伝導要素の少なくとも前記部分はロープ構造の軸方向に沿って移動しない。そのような構造は、伝導要素の長さを、ロープから伝導要素に張力を伝達するために十分に長くなるように選択することにより得られてもよい。任意選択的に、摩擦改質添加剤を伝導要素に適用してもよく、又は締結手段を用いてもよい。本発明の構造において、スプライス構造がすべると、第1のロープセクションと第2のロープセクションとは互いに引き離され、これらの間の距離は増加する。各第1のロープセクション及び第2のロープセクション内で固定された伝導要素は引張力にさらされることになる。スプライス構造がある程度すべると、ゆえに、第1のロープセクションと第2のロープセクションとが互いからある程度変位すると、伝導要素は分割する。伝導要素の分割は、例えば、分離による2つの個々の伝導サブ要素の破断又は断線による伝導要素の切断によって起こり得る。本発明の好適な実施形態では、スプライス構造内に含まれる伝導要素は、スプライス構造の長さがスプライス構造の本来の長さの50%未満、好ましくはスプライス構造の本来の長さの75%未満、最も好ましくはスプライス構造の本来の長さの90%未満に減少したときに伝導要素が分割するように配置されている。本明細書では、スプライス構造の長さは、第1のロープセクション及び第2のロープセクションの両方が存在するロープ構造の長手方向の距離である。すべると、各々のロープセクションは互いに離れ、重なり合った部分、すなわちスプライスの長さは減少する。
伝導要素とは、本明細書では、電子、イオン、電磁波、音波、又はこれらの組み合わせをその長手方向に沿って伝達する能力を有する長尺状要素と理解される。したがって、好適な実施形態では、本発明の伝導要素は、光学伝導要素及び/又は音響伝導要素及び/又は電気伝導要素である。伝導要素は当業者には周知である。光学伝導要素は、例えば、グラスファイバー、若しくは選択される信号の十分な透過性を有する任意の他の材料によるファイバー等の光ファイバーを含んでもよい、又はこのような光ファイバーであってもよい。電気伝導要素は、例えば、金属ワイヤ、炭素繊維、若しくは電気伝導材料で被覆された繊維、若しくはそれらのアセンブリを含んでもよい、又はこのようなものであってもよい。本発明の好適な実施形態では、伝導要素は、光ファイバー、金属ワイヤ若しくは金属ケーブル、炭素糸若しくは炭素繊維、又は伝導層で被覆された合成糸若しくは合成繊維であり、好ましくは、合成糸は、UHMWPE若しくはLCP糸、又は伝導層で被覆されたUHMWPE若しくはLCP繊維である。
ロープのひずみを監視するための伝導要素は、例えば、米国特許出願公開第2005/0226584号明細書に記載されている。同明細書では、ロープの、0〜15パーセントのオーダーの大きなひずみの現場での直接測定が報告されており、プラスチック光ファイバーを光飛行時間測定と組み合わせて使用し、局部ひずみの同定を可能にする。
その動作モードにおいて、伝導要素は、第1のロープセクション及び第2のロープセクションを過ぎた位置でロープ構造から隔離される。伝導要素の端部は、直接、又は更なる伝導要素によって機器に接続されてもよい。一例として、伝導要素は一端において信号送信機に接続され、伝導要素は他端において信号受信機に接続される。送信機の信号は信号受信機によって測定され、伝導要素の無傷性は測定された信号又は不存在信号に基づいて評価される。欧州特許第0731209号明細書は、電気信号による伝導要素の監視の例を示す。したがって、本発明の好適な実施形態は、伝導要素を通じて信号を放出及び受信するのに適したデバイスを含むロープシステムである。
本発明のロープ構造内に存在する伝導要素の長さは広く異なってもよく、ロープ構造、及び測定デバイスの位置に実質的に依存する。一実施形態では、伝導要素は、ロープ構造の全長と実質的に同じ長さ、すなわち、数メートルから数千メートルまでのものであってもよく、伝導要素の端部はロープ構造からその端部の近くで隔離される。例えば、伝導要素は、スプライス構造の長さに近い長さを有してもよい。そのような構造は、既存のロープがスプライス構造の監視による修正を必要とし、ロープの分解が困難である場合に選択される。スプライシング作業中、伝導要素は本発明のロープ構造に埋設され、便利な位置でロープ構造から外に案内される。ロープ操作の観点からスプライスの近くでの監視が実用的でない場合、実際のスプライスから離れた場所での信号の測定が必要な別の構造が適切であり得る。そのような場合、伝導要素は、ロープ製造プロセス中にロープ構造内に元から含めることができ、作成されるスプライス構造の位置において、個々のロープセクションからの伝導要素を組み合わせて、本発明による伝導要素を形成することができる。したがって、本発明の好適な実施形態では、ロープシステムは、1つの一体要素である伝導要素を含む。別の実施形態では、伝導要素は、互いに接続されて伝導要素を形成する2つ以上の伝導サブ要素から組み立てられる。言及したように、少なくとも2つのサブ要素から組み立てられるそのような伝導要素は、ロープ長さの損失ができる限り少ない状態で、伝導要素を含むロープをスプライスによって補修することができ、スプライスの状態の永久監視を可能にするという利点を有する。伝導要素が少なくとも2つの伝導サブ要素から組み立てられる場合、前記サブ要素は、1つのサブ要素から他方のサブ要素への信号の伝達を可能にする状態で互いに接続される。好ましくは、2つ以上の伝導要素は、捻回、圧縮ラッピング、スプライシング、ノッティング、クランピング、スティッチング、接着、又はこれらの組み合わせによって互いに接続される。
本発明の好適な実施形態では、ロープシステムは少なくとも1つの更なる伝導要素を含む。そのような更なる伝導要素には複数の利点があり、その中には、冗長性による安全率の更なる増大だけでなく、異なるレベルのスプライス延長の間を区別するための更なる自由がある。後の構造は、2つのスプライスされたロープセクションの変位が異なると信号が障害されるように、異なるレベルのスラグ(slag)を有するスプライス構造内に2つ以上の伝導要素を設ける。例えば、非常に早期の警告では、例えば最大5%のスプライス長減少でスプライスの設定を示すことができ、その一方で、重大なスプライススリップ信号の障害は、例えば10又は20%のスプライス長減少で起こる。
ロープ構造の伝導要素は、ロープ構造の任意の断面位置に配置されてもよい。例えば、伝導要素は、ロープ周縁部にあっても、ロープの軸方向中心にあっても、個々のロープストランドに沿ってもよく、又はロープ構造のロープを形成するストランドのうちの1つの内部に埋設されてもよい。好ましくは、伝導要素は、個々のロープストランド内に含まれてもよい。そのような構造の利点は、伝導要素が劣化条件から実質的に保護され、ロープの軸方向中心における配置とは対照的に、ロープの残部に似た伸び挙動を有することである。少なくとも1つの更なる伝導要素がロープ構造内に存在する場合、伝導要素は異なるロープストランド内に埋設されることが好ましい。更に別の好適な実施形態において、2つの伝導要素がロープ構造内に存在する状況では、前記2つの伝導要素は、反対の撚りを有する2つの異なるロープストランド内に含まれることが好ましい。
本発明の一実施形態では、少なくとも1つの伝導要素は、ロープ構造を通ってループを形成し、第1のロープセクションからスプライス構造を通って第2のロープセクションに送られ、スプライス構造を通って第1のロープセクションに戻る。換言すると、伝導要素は「U」の形状を有し、Uの各端部が第1のロープセクションから来て、Uの両脚がロープ構造のスプライスされた領域を通過し、2つの脚が第2のロープセクション内で連結される。このような構成は、信号エミッタ及び受信機を、スプライス構造の一方の側に、好ましくはロープ構造の一端に、一緒に配置することができるという利点を有する。好ましくは、前記U字形の伝導要素構成は、第2のロープセクション内に、伝導要素の位置のずれを回避するほど十分な長さの伝導要素を提供し、スプライス構造のスリップ時に破損することはない。言及したように、これは、第2のロープセクション内の伝導要素の長さが十分に長いことにより、あるいは、伝導要素を第2のロープセクションに接続手段によって固定することにより実現することができ、好ましくは、接続手段は、結び目、編組、又はプラグである。
[測定方法]
・UHMWPEの固有粘度(IV)は、ASTM−D1601/2004に従い135℃のデカリン中で、溶解時間を16時間、DBPCを酸化防止剤として2g/l溶液の量で添加し、ゼロ濃度までの異なる濃度において測定される粘度を外挿することにより決定される。
・引張特性、すなわち繊維の強度及び弾性率は、ASTM D885Mに示すように、マルチフィラメント糸について、500mmの糸公称ゲージ長、クロスヘッド速度50%/分及び型式Fibre Grip D5618Cのインストロン(Instron)2714クランプを使用して決定した。強度を算出するために、測定された張力を、10メートルの繊維を量ることにより決定した力価によって除すことができる。のGPaの値は、ポリマー、例えば、UHMWPEの自然密度が0.97g/cm3であると想定して算出される。
・UHMWPEの固有粘度(IV)は、ASTM−D1601/2004に従い135℃のデカリン中で、溶解時間を16時間、DBPCを酸化防止剤として2g/l溶液の量で添加し、ゼロ濃度までの異なる濃度において測定される粘度を外挿することにより決定される。
・引張特性、すなわち繊維の強度及び弾性率は、ASTM D885Mに示すように、マルチフィラメント糸について、500mmの糸公称ゲージ長、クロスヘッド速度50%/分及び型式Fibre Grip D5618Cのインストロン(Instron)2714クランプを使用して決定した。強度を算出するために、測定された張力を、10メートルの繊維を量ることにより決定した力価によって除すことができる。のGPaの値は、ポリマー、例えば、UHMWPEの自然密度が0.97g/cm3であると想定して算出される。
Claims (15)
- 第1のロープセクション(14、24)と、第2のロープセクション(16、26)と、スプライス構造(12、22)と、を含む、ロープシステム(10、20)であって、前記第1のロープセクション及び前記第2のロープセクションはそれぞれ、少なくとも3本のロープストランドを含み、前記スプライス構造(12、22)は、前記第1のロープセクション(14、24)と前記第2のロープセクション(16、26)との間にあり、前記第1のロープセクションを前記第2のロープセクションに接続し、前記ロープシステムは、前記第1のロープセクション内から前記スプライス構造を通って前記第2のロープセクションに延びる少なくとも1つの伝導要素(18、28)を更に含み、前記伝導要素の少なくとも一部分は前記第1のロープセクション及び前記第2のロープセクションの両方の内部で固定される、
ロープシステム(10、20)。 - 前記伝導要素は、光学伝導要素及び/又は音響伝導要素及び/又は電気伝導要素である、請求項1に記載のロープシステム。
- 前記伝導要素を通じて信号を放出及び受信するのに適したデバイスを更に含む、請求項1又は2に記載のロープシステム。
- 前記伝導要素は1つの一体要素である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記伝導要素は、前記伝導要素を形成するために捻回、圧縮、ラッピング、スプライシング、ノッティング、クランピング、スティッチング若しくは接着、又はこれらの組み合わせによって互いに接続される2つ以上の伝導サブ要素から組み立てられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載ロープシステム。
- 前記第1のロープセクション及び前記第2のロープセクションは単一ロープのセクションであり、前記ロープシステムはアイスプライス又はラウンドスリングである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記第1のロープセクション及び前記第2のロープセクションは異なるロープのセクションであり、前記ロープシステムはスプライスされたロープである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記スプライス構造内に含まれる前記伝導要素は、スリップして前記スプライス構造の長さが前記スプライス構造の本来の長さの50%未満に減少したときに前記伝導要素が分割するように配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 少なくとも1つの更なる伝導要素を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記少なくとも1つの伝導要素は、前記ロープ構造を通ってループを形成し、前記第1のロープセクション内から前記スプライス構造を通って前記第2のロープセクションに送られ、前記スプライス構造を通って前記第1のロープセクションに戻る、請求項1〜9のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記伝導要素の前記ループは接続手段によって前記第2のロープセクションに固定され、好ましくは、前記接続手段は、結び目、編組、又はプラグである、請求項10に記載のロープシステム。
- 前記伝導要素は、光ファイバー、金属ワイヤ若しくは金属ケーブル、炭素糸若しくは炭素繊維、又は伝導層で被覆された合成糸若しくは合成繊維である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記第1のロープセクション及び/又は前記第2のロープセクションは、合成糸、好ましくは高弾性合成糸、より好ましくは高弾性超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)糸、最も好ましくは少なくとも1.8N/texの強度を持つUHMWPE糸を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 前記第1のロープセクション及び/又は前記第2のロープセクションのそれぞれは、少なくとも4本のロープストランドから編まれる及び/又は撚られる、請求項1〜13のいずれか一項に記載のロープシステム。
- 少なくとも前記第1のロープセクション又は前記第2のロープセクションは摩擦低減剤を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のロープシステム。
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