JP2020500615A - 内視鏡カフ - Google Patents

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Abstract

カフが狭い組織位置にアクセスすることを可能にするように構成された外面を有する内視鏡カフである。前記内視鏡カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有する。前記拡張形態は、少なくとも1つの長手方向ボアを通って、1つまたは複数の内視鏡付属装置の通過を可能にするように構成されている。【選択図】図4B

Description

本開示は、概して、内視鏡検査の分野に関し、より詳細には、潅注、医療デバイスの導入、および/または組織摘出のための作業チャネルを提供するように構成された内視鏡カフに関する。
内視鏡は、現在、スクリーニング、診断、および治療目的のために使用されている。
内視鏡には多くの異なる用途があり、異なるモデルの一般的な設計は類似しているが、意図された目的のため内視鏡の性能を最適化するために、いくつかの変形が存在する。
内視鏡は1つまたは複数の診断デバイスまたは治療デバイスを含むことができ、かつ/または、それらの通過を可能にすることができる。
図1に例示的に示す内視鏡のような従来の内視鏡は、その近位端でハンドル(図示せず)に接続された内視鏡プローブ100を有する。プローブ100は選択された治療、診断、および/またはスクリーニング手順を実行するために、患者の体腔に挿入されるように適合される。プローブ100は、典型的にはプローブの長さに沿って延びる光ファイバ等を有する撮像システム110と、光ガイド120と、空気/水噴霧ノズル130と、作業チャネル140とを含む。
内視鏡を設計する際の限定的な制約は、内視鏡の直径が、内視鏡が通過しなければならない体腔の直径よりも小さくなければならないことである。内部空洞はスコープよりもはるかに大きくてもよいが、スコープは特定の開口部を通過しなければならず、その直径はスコープの直径を制限する要因となり得る。同様に、内視鏡への患者の忍耐力は、その直径に関連する。
結果として、内視鏡を使用して実行され得る医療処置は、一般に、作業チャネルの数および直径によって、または内視鏡の先端に取り付けられるデバイスに制限される。例えば、単一チャネル内視鏡を使用する場合、オペレータは1つのスルー・ザ・スコープ器具のみを使用することができ、そのような器具が作業チャネル内に配置される場合、作業チャネルを介して潅注する能力が制限される可能性がある。さらに、内容物(例えば、組織および異物などであるが、これらに限定されない)を抽出する必要がある場合、作業チャネルの直径はスコープを通しての抽出を可能にするのに十分でなくてもよく、所望の内容物を(例えば、ネットによって)把持しながらスコープ全体を抽出することが必要とされる。
スコープを通して抜き取ることができる内容物のサイズを制限することに加えて、作業チャネルの直径はまた、それを通して挿入することができる器具の直径を制限する。
付加的な付属装置を導入する能力を有するデュアルチャネル内視鏡が開発されている。しかし、それらの外径は、標準的なスコープモデルよりも大きく、体腔内に導入することを困難にしたり、不快感を生じさせたりし得る。
したがって、従来の内視鏡に作業チャネルを追加するための低コストで使い捨ての手段であって、内視鏡を挿入する際の外径への影響を最小限にしつつ、より大きな直径を有する手段が、依然として必要とされている。
本開示は、内視鏡プローブ上にドレープされるように構成された内視鏡カフに関する。カフは、器官の管腔、器官壁内、および/または内視鏡が導入および/または前進された器官の外側の処置のために、追加のより大きな内視鏡付属装置、医療器具、撮像プローブ、治療剤、およびより大きな内容物の抽出の導入を可能にする作業チャネルを含む。いくつかの実施形態によれば、内視鏡は食道胃十二指腸鏡検査、腸鏡検査、結腸鏡検査、S状結腸鏡検査、肛門鏡検査、総胆管切除術など(ただし、これらに限定されない)の胃腸(GI)使用に適合される。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、内視鏡は、これらに限定されないが、鼻腔内視鏡検査、鼻腔鏡検査、喉頭鏡検査、気管支鏡検査、耳鏡検査、膀胱鏡検査、膣鏡検査および吸湿鏡検査、腹腔鏡検査、関節鏡検査、胸腔鏡検査、縦隔鏡検査などの非GI使用に適合される。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、内視鏡は前方視内視鏡であるが、側面視鏡(例えば、内視鏡逆行性胆管膵管造影(ERCP)に使用されるもの)、広角スコープ、前方斜視鏡、および内視鏡超音波(E−US)スコープを含む他の形態の内視鏡などの、前方視鏡ではない内視鏡にも適合させることができる。
有利には、体腔内への導入の間、プローブ上に掛けられたカフの作業チャネルは挿入の間折り畳まれ、その結果、全体の外径の増加は最小限ですむ。一旦、その標的領域に到達すると、作業チャネルは例えば、器具、空気/気体/液体送気または潅注によって拡張されることによって利用され得る。そして、内視鏡付属装置、医療器具、画像化プローブ、潅注、内容物抽出などのアクセスを可能にする、さらなる作業チャネルを提供する。
いくつかの実施形態によれば、カフは一回使用の使い捨てであってもよく、追加の作業チャネルが必要/所望されるかどうかについての先行知識なしに、各使用の前にプローブの周りに巻き付けられてもよく、それによって、処置中の意思決定を可能にする。これは、内視鏡が診断目的のために使用される場合、必要であると判明した際に、内視鏡プローブのスコープ取り出しおよび再挿入を必要とせずに、作業チャネルを直ちに提供することができるという点で、特に有利である。内視鏡プローブのスコープ取り出しおよび再挿入は、処置や麻酔の時間を延長する可能性があり、不快感や合併症につながり得るからである。
さらなる利点として、カフは、単一のワンピース材料から形成されてもよい。これは、例えば、単一の鋳型を用いる成形および3D印刷によって、製造コストの低減を可能にする。いくつかの実施形態によれば、1つ以上の長手方向ボアを形成するカフの部分は、単一のワンピース材料から作製される。
さらに、単一のワンピース材料から形成されるため、材料またはシースを接合する必要がなくなる。これは以下の点において最も重要である。すなわち、内視鏡カフおよび2つ以上の接合された材料で作られたシースの弱点(アキレス踵)は接合部であり、一方では緩んで交換を必要とすることがあり、他方では繊細な内部組織を傷つけ得る不均一性を生じ得るからである。
さらなる利点として、内容物抽出(ポリープ、組織生検および異物を含むが、これらに限定されない)のために、カフの外部チャネルを通る通過を容易にするように設計された、拡張可能なネットおよび膨張可能なバルーンの組み合わせを使用する、内容物回収のための特殊なネットが開発されている。カフは、その近位端に、抽出された物質がカフから出ることを可能にするような形状およびサイズの大きな開口部を、さらに含み得る。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡アクセスシステムが提供される。内視鏡アクセスシステムは、カフが組織位置を密閉するためにアクセスすることを可能にするように構成された外面を有するカフと、内視鏡プローブを完全にまたは部分的に円周方向に包み込む、係合する、封入する、またはシースするように構成された内面と、内面と外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、内視鏡プローブの遠位先端に係合し、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止する取り付けアセンブリとを有する。
いくつかの実施形態によれば、カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有する。その折り畳み形態において、内視鏡プローブと係合するカフの外径は、13mm未満、12mm未満、または11mm未満である。拡張形態は、少なくとも1つの長手方向ボアを通る1つ以上の内視鏡付属装置の通過を可能にするように構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフは、ワンピース材料から形成されてもよく、それによって、材料を接合する必要がなくなる。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフは、内視鏡プローブを部分的にまたは完全に取り囲むように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフは、内視鏡プローブの一部を完全に取り囲む一方で、他の部分は部分的に取り囲むように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、1つ以上の内視鏡付属装置が少なくとも1つの長手方向ボアを通過するときに、その拡張形態をとることができる。
いくつかの実施形態によれば、カフは、ガイドが少なくとも1つの長手方向ボアを通って器具を前進させるために使用される場合、その拡張形態をとり得る。これはまた、器具を、チャネルを通して直接案内する。これにより、器具がループを形成してチャネルの側壁に押し付けられるのを防止する働きをすることができる。
いくつかの実施形態によれば、カフは、1つまたは複数の内視鏡付属装置がその端部に配置されたキャップを有する少なくとも1つの長手方向ボアを通過するときに、その拡張形態をとることができる。これは、器具がループしたり、チャンネルの側壁に押し付けられたりするのを防止しながら、チャンネルを通して器具を直接案内するのに役立つ。
いくつかの実施形態によれば、カフは、1つ以上の内視鏡付属装置が少なくとも1つの長手方向ボアから引き出されると、その折り畳み形態に戻ることができる。いくつかの実施形態によれば、各長手方向ボアは、例えば、長手方向ボアを通って器具を通過させた結果として、折り畳み形態/拡張形態に別々に戻ることができる。いくつかの実施形態によれば、全ての長手方向ボアは調整された様式で(例えば、同時に、または連続して)折り畳み形態/拡張形態に戻り得る。
いくつかの実施形態によれば、カフの直径は、1つ以上の内視鏡付属装置の通過中にセグメント的に拡大されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、形状記憶合金または形状記憶ポリマーから作製されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、取り付けアセンブリは遠位先端の円周が内視鏡プローブの遠位端の円周よりも小さくなるように、カフの遠位先端にテーパ部分を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、取り付けアセンブリは、内視鏡プローブの遠位端を把持または取り付けるように構成された取り付け要素を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、折り畳み形態にあるとき、内視鏡プローブを包み込む/係合するカフの外径は、15mm未満、14mm未満、13mm未満、12mm未満、11mm未満、または10mm未満であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアは、内視鏡付属装置の本質的に円滑な通過を可能にするように構成された平滑化層を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、カフは少なくとも1つの長手方向ボアに開口する複数の孔を含むことができ、複数の孔は、平滑化流体を含む。
いくつかの実施形態によれば、孔の直径はカフがその拡張位置をとるときに増大することができ、それによって、平滑化流体を少なくとも1つの長手方向ボアの壁上に拡散させる。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアは、内視鏡プローブの引き抜きを必要とせずに、大きな組織標本、腸内容物、および/またはそこを通る異物の引き抜きを可能にするようなサイズおよび形状であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアは、ポリープ回収装置を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置はポリープ、組織、腸内容物、またはそれを通る異物を回収する前に、少なくとも1つの長手方向ボアを拡大するように構成された膨張可能なバルーンを含み得る。
いくつかの実施形態によれば、システムはその近位端に、ポリープ、組織、腸内容物、および/または少なくとも1つの長手方向ボアを通して収集された異物の引き抜きを可能にするように構成された、大きなチャンバおよび/または開口部をさらに含み得る。
いくつかの実施形態によれば、カフはその近位端に、その直径が内視鏡プローブの作業チャネルよりも大きい器具およびデバイスの挿入および使用を可能にするように構成された大きな開口部をさらに含み得る。
いくつかの実施形態によれば、大きな開口部は、大きなチャンバおよび/または開口部を覆うように構成されたフードを含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、大きな開口部は、内視鏡機器を取り付けて挿入するように構成された足場(scaffold)を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、カフは少なくとも1つのアクセスポートを有するハンドルアンカーをさらに含むことができ、少なくとも1つのアクセスポートは、少なくとも1つの長手方向ボアへの1つまたは複数の内視鏡付属装置のアクセスを提供するように構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフの拡張は、カフの内径に本質的に影響を及ぼさずにカフの外径を増大させ、それによって、少なくとも1つの長手方向ボアの直径を増大させる。
いくつかの実施形態によれば、カフはその遠位端に位置決め要素をさらに含むことができ、位置決め要素は、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされることを確実にするように構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフは、少なくとも2つの長手方向ボアを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、少なくとも2つの長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの長手方向ボアの他の部分よりも大きくてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフが組織位置を密閉するためにアクセスすることを可能にするように構成された外面と、内視鏡プローブを円周方向に包み込む、係合する、封入する、またはシースするように構成された内面と、内視鏡プローブの内面と外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、内視鏡プローブの遠位先端と係合し、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、少なくとも1つの長手方向ボアを通して挿入するように構成されたポリープ回収装置とを含む内視鏡カフが提供される。前記ポリープ回収装置は、ポリープ、組織、および/または異物をそれを通じて回収する前に、前記少なくとも1つの長手方向ボアを拡張し、および/または、開口部を狭めるように構成された、膨張可能なバルーンを含む。
いくつかの実施形態によれば、カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有する。
いくつかの実施形態によれば、その折り畳み形態において、内視鏡プローブを包み込む/係合するカフの外径は、15mm未満、14mm未満、13mm未満、12mm未満、11mm未満、または10mm未満である。
いくつかの実施形態によれば、カフはその遠位端に位置決め要素をさらに含むことができ、位置決め要素は、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされることを確実にするように構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフはその近位端に大きな開口部をさらに含んでもよく、この大きな開口部はポリープ、組織、および/または少なくとも1つの長手方向ボアを通して収集された異物の引き抜きを可能にするように構成される。いくつかの実施形態によれば、大開口部は、大開口部を覆うように構成されたフードを備える。
いくつかの実施形態によれば、カフは、少なくとも2つの長手方向ボアを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、少なくとも2つの長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの長手方向ボアの他の部分よりも大きい。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡プローブとカフとを含む内視鏡アセンブリが提供され、カフはカフの組織位置を密閉するためのアクセスを可能にするように構成された外面と、内視鏡プローブを円周方向に収容、係合、またはシースするように構成された内面と、内視鏡プローブの内面と外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、内視鏡プローブの遠位先端と係合し、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、少なくとも1つの長手方向ボアを通して挿入するように構成されたポリープ回収装置とを含む。ポリープ回収装置は、ポリープを回収する前に、少なくとも1つの長手方向ボアを拡大するように構成された膨張可能バルーンを備える。
いくつかの実施形態によれば、カフは第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有し、その折り畳み形態において、内視鏡プローブを包み込む/係合するカフの外径は、15mm未満、14mm未満、13mm未満、12mm未満、11mm未満、または10mm未満である。
いくつかの実施形態によれば、アセンブリは、組織を把持するように構成された少なくとも2つの把持器を備える内視鏡クリッピングデバイスと、少なくとも1つのクリップを備えるクリップ格納/カートリッジ/マガジンと、作動時にクリップをクリップ格納/カートリッジ/マガジンから放出するように構成されたクリップ放出機構とをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフの長手方向ボアを拡大するように構成されたガイドプローブが提供され、ガイドプローブの遠位端は鈍く、膨張可能/偏向可能なバルーンを備える。いくつかの実施形態によれば、ガイドプローブは、挿入時の潤滑を容易にするように構成された複数の孔をさらに含むことができる。いくつかの実施形態によれば、ガイドプローブは器具がループを形成してチャネルの側壁に押し付けられるのを防止するように、チャネルを通して器具を直接ガイドする働きをすることができる。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡プローブおよびカフを備える内視鏡アセンブリが提供される。カフは、カフの組織位置へのアクセスを可能にするように構成された外面と、内視鏡プローブを円周方向に収容/封入/シースするように構成された内面と、内視鏡プローブの内面と外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、内視鏡プローブの遠位先端と係合し、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、組織を把持するように構成された少なくとも2つの把持器を含む内視鏡クリッピングデバイスと、少なくとも1つのクリップを備えるクリップ格納/カートリッジ/マガジンと、作動時にクリップ格納部からクリップを放出するように構成されたクリップ放出機構とを含む。いくつかの実施形態によれば、クリップ格納/カートリッジ/マガジンは、少なくとも2つのクリップを含む。
いくつかの実施形態によれば、内視鏡アセンブリは、少なくとも1つの長手方向ボア内で内視鏡プローブ、ポリープ回収装置、把持器、または他の内視鏡付属装置を案内するように構成されたガイドワイヤをさらに備えてもよい。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも2つの把持器と、少なくとも2つのクリップと、作動時にクリップをクリップ格納/カートリッジ/マガジンから放出するように構成されたクリップ放出機構とを備えるクリッピングデバイスが提供される。いくつかの実施形態によれば、クリップ放出機構は少なくとも2つのクリップの遠位端を下にあるカバーの上に押すように構成されたガイドを含み、それによって、遠位クリップをクリップ格納/カートリッジ/マガジンから放出する。
本開示の特定の実施形態は、上記の利点の一部あるいは全部を含んでもよいし、または、いずれも含まなくてもよい。1つまたは複数の技術的利点は、本明細書に含まれる図面、説明、および特許請求の範囲から当業者には容易に明らかであろう。さらに、特定の利点が上記で列挙されているが、様々な実施形態は列挙された利点のすべてあるいはいくつかを含んでもよいし、または、いずれも含まなくてもよい。
以下、添付の図面を参照して実施形態の例示を説明する。図において、複数の図に現れる同一の構造、要素、または部品は、それらが現れるすべての図において、概して同一の数字でラベル付けされる。あるいは、2つ以上の図に現れる要素または部分は、それらが現れる異なる図において異なる数字でラベル付けされてもよい。図面に示される構成要素および特徴の寸法は一般に、提示の便宜および明確さのために選択され、必ずしも縮尺で示されていない。図を以下に列挙する。
図1は、従来の内視鏡プローブの遠位端を示す;
図2Aは、いくつかの実施形態による、折り畳み形態で内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフの正面図を示す;
図2Bは、いくつかの実施形態による、完全に拡張した構成で内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフを示す;
図2Cは、いくつかの実施形態による、拡張形態の単一の長手方向ボアを有する内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフを示す;
図3Aは、いくつかの実施形態による、折り畳み形態において、異なるサイズの穴を有する、内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフの正面図を示す;
図3Bはいくつかの実施形態による、拡張形態の内視鏡プローブの周りに、異なるサイズのボアを有する、ドレープされた内視鏡カフを示す;
図4Aは、いくつかの実施形態による、折り畳み形態の単一のボアを有する内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフの正面図を示す;
図4Bは、いくつかの実施形態による、拡張した構成の単一のボアを有する内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフを示す;
図5は、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブの周りに掛けられた内視鏡カフの側面図を示す;
図6は、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブのハンドルの周りに掛けられた内視鏡カフの固定要素の近位端の側面図を示す;
図7は、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブのハンドルの周りに掛けられた、入口チャネルおよび大きな開口部を含む内視鏡カフの近位端の側面図を示す;
図8は、いくつかの実施形態による、ポリープ回収装置を含む内視鏡カフの遠位端を示す;
図9は、いくつかの実施形態による、膨張可能なバルーンを有するポリープ回収装置を含む内視鏡カフの遠位端を示す;
図10A〜10Gは、いくつかの実施形態による、内視鏡カフと共に使用するように構成された内視鏡クリッピングデバイスを示す。
以下の説明では、本開示の様々な態様が説明される。説明の目的のために、本開示の異なる態様の完全な理解を提供するために、特定の構成および詳細が記載される。しかし、本明細書に特定の詳細を提示することなく本開示を実施できることも当業者には明らかであろう。さらに、本開示を不明瞭にしないために、周知の特徴は省略または簡略化されてもよい。さらに、開示された実施形態のうちの任意の1つまたは複数の任意の組合せが適用可能であり、本開示の範囲内であることを明確に理解されたい。
本明細書で使用される用語は特定の実施形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」および「the」は文脈が明確にそわないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。さらに、「comprises」または「comprising」という用語は本明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、またはそれらの群の存在または追加を排除または除外しないことを理解されたい。
本開示は概して、内視鏡検査の分野に関し、より詳細には、医療デバイス、撮像プローブ、治療薬、および内容物回収器の導入のための作業チャネルを提供するよう構成された、内視鏡カフに関する。
いくつかの実施形態によれば、カフは様々なサイズの内視鏡プローブ、例えば、結腸鏡、胃鏡、側面視鏡、内視鏡超音波スコープ、成人および小児、剛性および可撓性スコープ、単一および多チャンネルスコープと共に使用され得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態によれば、カフは、非GIスコーピング器具と共に使用するために適合し、および/または、適切であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアを形成する外面を含む内視鏡カフが提供される。いくつかの実施形態によれば、カフは内面をさらに含むことができ、この場合、長手方向ボアは、内面と外面との間に形成することができる。
本明細書で使用される場合、用語「カフ」、「シース」および「オーバーチューブ」は、交換可能に使用され得、そして内視鏡プローブを覆うか、またはその上に覆われるように構成された材料のシース様層を指す。内視鏡プローブは、外部カフによって完全にまたは部分的にシールされてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「ボア」および「チャネル」は交換可能に使用され得る。これらの用語は、カフの長さに沿って(その長手方向軸に沿って)形成され、そして拡張された場合、作業チャネル、潅注、および/または、内視鏡付属装置、医療器具、撮像プローブ、および/または治療薬の経路として機能するために好適な、中空区画を意味し得る。いくつかの実施形態によれば、ボアは、ボアが形成される(単一の)材料内のチャネルとして形成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、カフを形成する材料は、可撓性であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、作業チャネルは、内視鏡プローブの全長に沿って延びることができる。いくつかの実施形態によれば、作業チャネルは、内視鏡プローブの長さの一部に沿って延在してもよい。いくつかの実施形態によれば、作業チャネルは、内視鏡プローブの作業チャネルと本質的に平行であってもよい。いくつかの実施形態によれば、作業チャネルは、少なくともその長さの一部に沿って、内視鏡プローブに対して角度が付けられてもよい。非限定的な例として、作業チャネルは上向きの角度で出ることができ、それによって、より良好な後退を可能にする。
本明細書で使用される場合、用語「患者」および「対象」は、交換可能に使用されてもよく、内視鏡処置を受ける任意の対象を指してもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上の長手方向ボアなど、2つ以上の長手方向ボアを含むことができる。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、カフは、複数の長手方向ボアを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、カフは、単一の長手方向ボアを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、カフは、少なくとも2つの長手方向ボアを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、少なくとも2つのボアは、同じサイズおよび/または形状を有する可能性がある。いくつかの実施形態によれば、少なくとも2つのボアは、異なるサイズおよび/または形状を有する可能性がある。
いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアの各々は内視鏡プローブの周りに円周方向に間隔を置いて配置されてもよく、それによって、内視鏡付属装置の組み合わせが、医療処置を実行するために互いに協働して使用されることを可能にする。これは限定するものではないが、内視鏡粘膜下切開(ESD)などの複雑な処置を行う場合に特に重要であり得る。
いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのすべてまたはいくつかは、遠位端開口部で終端してもよい。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、遠位端開口部で終端してもよい。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのすべてまたはいくつかは限定はしないが、カフの遠位端から1〜10cmなど、遠位端の近位に配置された1つまたは複数のアパーチャ/開口を含むことができ、1つまたは複数のアパーチャ/開口は、付属装置、医療器具、撮像プローブ治療剤がそこを通って出る/引き込まれることを可能にするように構成される。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、その遠位端の近位に配置された1つまたは複数のアパーチャ/開口を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのすべてまたはいくつかは、密封された遠位端を有する可能性がある。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、密封された遠位端を有する可能性がある。
いくつかの実施形態によれば、外面は、隙間のない組織位置へのカフの本質的に円滑なアクセスを可能にするように構成される。すなわち、いくつかの実施形態によれば、カフの外面は滑らかな通過を可能にするように構成された潤滑性材料、例えば、カフによって覆われた内視鏡プローブが所望の組織位置、すなわち、対象の直腸に本質的に滑り込むことを可能にする材料から作製されてもよい。加えて、または代替的に、外面は、カフによって覆われた内視鏡プローブの円滑なアクセスを可能にするように構成された追加の潤滑層によって覆われてもよい。いくつかの実施形態によれば、追加の層はカフの一体部分であってもよく、カフと共に提供されてもよく、または使用前(例えば、プローブ上に塗布された後であるが、挿入よりも前)にカフ上に塗布されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフの内面は、内視鏡プローブを円周方向に包囲(encase)/係合(engage)/包囲(enclose)/シース(sheath)するように構成される。いくつかの実施形態によれば、カフの内面は、カフがプローブ上に容易に適用されることを可能にするように構成された材料から作製されてもよい。さらに、または代替的に、内面は、カフがプローブ上に容易に適用されることを可能にするように構成された追加の層によって覆われてもよい。いくつかの実施形態によれば、追加の層は、カフの一体部分であってもよく、カフと共に提供されてもよく、または使用前にカフに適用されてもよい。各可能性は、別個の実施形態である。
いくつかの実施形態によれば、カフの内面はカフのプローブへの摩擦圧縮嵌合を確実にするように、すなわち、カフがプローブに適用されるとプローブに対して移動するのを防止するように構成された材料から作製されてもよい。加えて、または代替的に、内面は、プローブに対するカフの摩擦圧縮嵌合を確実にするように構成された追加の層によって覆われてもよい。いくつかの実施形態によれば、追加の層は、カフの一体部分であってもよく、カフと共に提供されてもよく、または使用前にカフに適用されてもよい。各可能性は、別個の実施形態である。
いくつかの実施形態によれば、カフは、一旦カフが内視鏡プローブ上に適用されると、カフが内視鏡プローブに対して移動するのを防止するようなサイズおよび形状であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは内視鏡プローブの遠位先端に係合するように構成された取り付けアセンブリを含むことができ、それによって、プローブがカフの遠位端を通過することを防止し、および/または、プローブの体腔内への前方移動/挿入中にカフが後退/巻き戻ることを防止する。いくつかの実施形態によれば、取り付けアセンブリは、カフの形状であってもよい。例えば、カフは、カフの遠位端における円周がプローブの遠位端の円周よりも若干小さくなるように、円周が先細になっていてもよい。いくつかの実施形態によれば、取り付けアセンブリは、クリップ、フック、ボタン、または内視鏡プローブの遠位端に固定されるか、またはそれと共に形成され、プローブがカフの遠位端を通過することを防止するように、および/または、プローブの体腔内への前方移動/挿入中にカフが後退/巻き戻ることを防止するように構成された任意の他の適切な要素などであってもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされることを確実にするように構成された位置決め要素を含むことができる。これは、カフの長手方向ボアを通過した付属装置が、正しい位置で、すなわち内視鏡プローブの撮像システムによって視覚化された位置で、カフを出ることを確実にするために重要である。たとえわずかなずれであっても、周囲の組織の穿孔を引き起こし、ひいては、重大な害を引き起こす可能性がある。いくつかの実施形態によれば、位置決め要素は小さいバルーン、タブ、または撮像システムによって視覚化されるが、関心のある手順を実行するために必要とされる撮像を妨害しない他の同様の要素であってもよい。加えて、または代替として、カフおよび/またはその遠位アセンブリは、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされると、信号を提供するように構成された位置決めセンサを含み得る。いくつかの実施形態によれば、カフの長手方向ボアのうちの少なくとも1つは、撮像手段の通過のために構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフは、第1の折り畳み形態を有する。いくつかの実施形態によれば、その折り畳み形態において、内視鏡プローブを包囲/係合するカフの外径は、15mm未満、14mm未満、13mm未満、12.5mm未満、12mm未満、11.5mm未満、11mm未満、10.5mm未満、または10mm未満である。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、折り畳み形態のカフを有する内視鏡プローブの外径は、内視鏡プローブおよび/またはシャフト自体の外径と比較して、2%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、25%未満、または30%未満だけ増大される。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、カフの周囲は、様々なサイズおよび/または形状の内視鏡プローブに適合するように調節されてもよい。例えば、カフの中には、成人に使用される内視鏡に適合するように構成された外周を備えているものもあれば、小児に適合するように作られているものもある。
いくつかの実施形態によれば、拡張形態では、1つまたは複数の内視鏡付属装置を長手方向穴に通すことが可能である。
いくつかの実施形態によれば、カフは自己拡張可能であってもよい。いくつかの実施形態によれば、カフは例えば、標的位置で優勢な温度および/または湿度に起因して、プローブがその標的位置に到達すると、(自動的に)拡張するように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、カフは、形状記憶合金または形状記憶ポリマーなどの形状記憶材料から作製されてもよく、または形状記憶材料を含んでもよい。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、記憶形状材料は、一旦標的位置に到達すると、カフの拡張を引き起こすように構成されてもよい。
加えて、または代替として、カフは「オン・ザ・フライ(on−the fly)」で、すなわち、ガイド、内視鏡付属装置、医療器具、撮像プローブ、および/または治療薬を長手方向穴に通すことによって/通すときに、拡張されてもよい。
加えて、または代替として、カフは、拡張機構を作動させることによって拡張されてもよい。いくつかの実施形態によれば、拡張機構は、膨張によってカフを拡張させるポンプであってもよい。いくつかの実施形態によれば、拡張機構は膨張可能なバルーンまたは他の器具を有するか、または挿入中に折り畳まれるが、必要に応じて拡張され得る、特殊なネットであり得る。
いくつかの実施形態によれば、1つ以上の長手方向ボアの各々は例えば、内視鏡付属装置が特定のボアを通って導入される場合にのみ、別々に拡張されてもよい。いくつかの実施形態によれば、全てのボアは例えば、拡張機構の作動の結果として、一緒に拡張されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフの拡張は、カフの内径を本質的に変えずにカフの外径を増大させ、それによって、少なくとも1つの長手方向ボアの直径を増大させる。非限定的な例として、穴を通る付属装置の通過は、穴の屋根を持ち上げ/伸張させ、それによってその直径を増大させることができる。非限定的な例として、ボアの拡張は、ボアを拡張する目的専用の膨張可能なバルーンを挿入し、膨張させることによって達成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、折り畳まれたボアと拡張されたボアとの間の移行は、部分的、セグメント的、および任意選択で可逆的であってもよい。いくつかの実施形態によれば、ボアは、その長さの一部に沿ってのみ拡張されてもよい。延長部分は内視鏡シャフトに沿って、時間とともに、異なるセグメントで変化してもよい。例えば、大きなポリープを抽出する場合、ボアの短いセグメント(ポリープの位置と一致する)は、同じボアの他の部分よりも広くてもよい。さらに、直径は、ポリープの摘出に伴って変化し得る。
いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアは、カフの内面と外面との間で、内面よりも外面に近い位置に配置される。その結果、ボアを取り囲む外面は拡張中に容易に伸張され、一方、内面は本質的に影響を受けないままである。
いくつかの実施形態によれば、「内視鏡付属装置」という用語は、これらには限定されないが、ガイドワイヤ、チューブ、ステント、クリップ、スネア、生検鉗子、グラバー(grabber)、スニッパ(snippers)、ポリープ回収装置、針、把持器、ネット、ステープラ、バンド結紮器具、切断、凝固、高周波切除器具、撮像プローブ、潅注ツール、または任意の他のチューブ、内視鏡デバイス、医療器具、または、長手方向ボアを通して導入可能な異物を含む、長手方向ボアを介して通過させることに適した任意の医療器具を指す。各可能性は、別個の実施形態である。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボアは、カフがその上を覆う内視鏡装置に加えて、内視鏡装置の通過を可能にするように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、1つ以上の内視鏡付属装置が長手方向ボアから引き出されると、その折り畳み形態に戻る。いくつかの実施形態によれば、カフはプローブの後方移動の結果として、すなわち、その回収の結果として、折り畳み形態に戻り得る。いくつかの実施形態によれば、カフは内視鏡付属装置の後方移動の結果として、すなわち、カフの引き抜きの結果として、折り畳み形態に戻ることができる。いくつかの実施形態によれば、カフは拡張機構の非活性化により、および/または、折り畳み機構の活性化、例えば、カフの収縮または内部構造の折り畳みにより、その折り畳み形態に戻ってもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、半弾性または弾性材料から作製されてもよい。いくつかの実施形態によれば、半弾性/弾性材料は、内視鏡付属装置がボアを通過するときにカフ材料を伸張させ、それによってボアの直径を拡張させる。いくつかの実施形態によれば、半弾性/弾性材料は、ボアがその中の作業に適した、および/または必要とされる直径をとることを可能にすることができる。例えば、いくつかの実施形態によれば、大きなポリープがそこを通って回収される場合、ボア直径はさらに拡張され得る。いくつかの実施形態によれば、拡張はポリープの位置で回収経路に沿って拡大された直径が達成されるように、局所的であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、医療処置が1つ以上の長手方向ボア内で行われることを容易にするように構成される。いくつかの実施形態によれば、カフは医療処置が標的器官の管腔/体腔内、標的器官/体腔の壁内、または管腔/体腔の外側の標的領域(内視鏡およびカフが通過する、腹膜腔、胸膜腔、縦隔、中咽頭、および後腹膜などであるが、これらに限定されない)内で行われることを容易にするように構成される。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアは内視鏡付属装置の本質的な摩擦のない、および/または滑らかな通過を可能にするように構成された平滑化層を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、追加の層は、カフの一体部分であってもよく、カフと共に提供されてもよく、または使用前にカフに適用されてもよい。各可能性は、別個の実施形態である。
いくつかの実施形態によれば、カフは、少なくとも1つの長手方向ボアに開口する複数の孔を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、複数の孔は、平滑化流体を含有/保持する。ボアの直径はカフがその折り畳み形態にあるときに、平滑化流体がボア内に閉じ込められるようなものであってもよい。いくつかの実施形態によれば、カフがその拡張形態をとる場合、カフ材料の延伸のために、孔の直径が増大する。いくつかの実施形態では、ボアがベースラインで開いている。このような孔は流体潅注、腸洗浄剤、薬物(例えば、痙攣防止剤、潤滑剤、および染料が挙げられるが、これらに限定されない)を含むが、これらに限定されない、手順の間の材料の適用のために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、カフは、非外傷性遠位端を有する可能性がある。いくつかの実施形態によれば、カフは組織壁の穿孔/傷害を回避しながら、カフによって覆われた内視鏡プローブの隙間の狭い組織位置への円滑なアクセスを可能にするように構成された非外傷性案内先端/キャップを含むことができる。いくつかの任意の実施形態によれば、案内先端部/キャップは、カフの一体部分であってもよい。いくつかの任意選択の実施形態によれば、案内先端/キャップは挿入中にカフの遠位端を覆うことができ、標的位置に到達した後に除去するように構成することができる。
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの長手方向ボアは、内視鏡プローブの引き抜きを必要とせずに、大きな組織標本の引き抜きを可能にするようなサイズおよび形状であってもよい。大きな組織標本とは、大きなポリープ、組織切除、およびそこを通る異物などであるが、それらに限定されない。現在では、ポリープ切除後の大きなポリープの回収は内視鏡プローブの引き抜き、プローブからの包まれたポリープの分離、およびさらなる検査/処置のためのプローブの再挿入を必要とする。したがって、カフによって提供される追加の作業チャネルを介したポリープの回収は、内視鏡プローブが定位置に留まっている間のポリープの安全な回収を可能にし、それによって、より迅速な処置を可能にし、患者の不快感を軽減し、合併症のリスクが低減される。
いくつかの実施形態によれば、カフは例えば、先験的に、長手方向ボアの少なくとも1つにポリープ回収装置を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置は、ポリープを回収する前にボアを拡大するように構成された膨張可能なバルーンを含むことができる。これは、ポリープが穴を通って入り込み、通過するのを容易にし、ポリープがプロセス中に引き裂かれるのを防止することができる。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置はカフの一体的特徴(例えば、カフに摺動可能に取り付けられる)であってもよい。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置には、カフを別個の要素として供給することができる。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置は、カフと共に使用されるようなサイズおよび形状の独立型要素であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、内視鏡プローブの近位端に取り付けられるか、覆われるか、または他の方法で固定されるように構成されたハンドルを含み得る。いくつかの実施形態によれば、内視鏡プローブは、カフハンドルをそれにまたはその上に固定するように構成された機構を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、カフハンドルは、当該カフハンドルを、内視鏡プローブ自体のハンドルなど、従来の内視鏡プローブ上に存在する既存の要素に固定するように構成された特徴を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、カフハンドルは、少なくとも1つのアクセスポート(本明細書では入口チャネルとも呼ばれる)を含むことができ、少なくとも1つのアクセスポートは、カフの長手方向ボアへの1つまたは複数の内視鏡付属装置のアクセスを提供するように構成される。
いくつかの実施形態によれば、カフハンドルは、ポリープ、組織生検、および異物などであるがこれらに限定されない大きな内容物の回収のためにサイズ決めされ、成形された長手方向ボアと同一の広がりを有する、大きな開口部を含んでもよい。このように、大きな開口部は、専用の長手方向ボアを通って収集された大きな内容物の引き抜きを可能にするように構成される。いくつかの実施形態によれば、大きな開口部はまた、アクセスポートを通して挿入されるには大きすぎる付属機器の挿入を可能にするように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、大きな開口部はまた、潅注管などの管の挿入を可能にするように構成されてもよく、実施される医療処置を妨げることなく、適切かつ快適な潅注を可能にする。いくつかの実施形態では、潅注が追加のチューブ挿入なしに、カフのチャネルを通して直接行われてもよい。いくつかの実施形態によれば、大きな開口部は例えば、処置中の流体、気体、臭気および/または腸内容物の排出を防止することによって、清潔な環境を確保するように構成されたフードによって有利に覆われてもよい。本明細書で使用するとき、「フード」および「カバー」という用語は交換可能に使用することができ、大きな開口部を可逆的に覆うように構成された蓋または他の要素を指すことができる。いくつかの実施形態によれば、付属装置はフードが取り外されるときに流体、内容物、および気体の漏れを防止するように、特殊化された互換性のあるマウントを使用して、フードのフレームワーク上に取り付けられてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、その全長に沿って内視鏡プローブを円周方向に覆うように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、カフは、内視鏡プローブを部分的に覆うように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、カフはその長さの一部に沿って内視鏡プローブを円周方向に覆い、他の部分は部分的に覆われるように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフはその全長に沿って内視鏡プローブを円周方向に覆うように構成されてもよく、その一方で、その作業チャネルの入口を含むその近位部分は内視鏡ハンドルから分離して保持され、2人のオペレータが同時に作業することを可能にする。いくつかの実施形態によれば、カフは2人のオペレータによる同時使用を可能にするために、別個のハンドルに固定されるように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、カフは、内視鏡プローブの近位端に取り付けるように構成された固定部分と、下にある内視鏡の操作性を可能にするように構成された回転可能部分とを含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、追加の作業チャネルの開口部は、チャネルの開口部のそれぞれの位置に基づいてマーク付けおよび/または番号付けされる。
ここで、図2Aを参照すると、図2Aは、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ250の周囲にその折り畳み形態で掛けられた内視鏡カフ210を含む内視鏡アセンブリ200の遠位端の正面図を示す。内視鏡カフ210は、複数の長手方向ボア(ここでは4つの長手方向ボア220a〜220dとして示される)を含む。折り畳み形態では、長手方向ボア220a〜220dは、内視鏡カフ210によって覆われる内視鏡プローブ250の直径が、内視鏡プローブ250の直径に対してわずかに増加するように折り畳まれる。これによって、患者の体腔(図示せず)内へ、内視鏡アセンブリ200を比較的容易に進入させることができる。有利には、内視鏡カフ210は、単一のワンピース材料から作製され得る。これによって、材料のシースを接合する必要がなくなる。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ210は、その外面上に潤滑性材料を含み得る。この潤滑性材料は、患者の体腔内への内視鏡アセンブリ200の本質的に円滑な挿入を提供するように構成される。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ210は、その遠位端で内視鏡カフ210の円周が内視鏡プローブ250の遠位端の円周よりも小さくなるように、先細に形成されてもよい。加えて、または代替として、内視鏡カフ210は内視鏡プローブ250の遠位端を把持し、それによって、挿入の間、内視鏡プローブ250に対する内視鏡カフ210の後退/折り返しを防止するように構成された取り付け機構を含み得る。
ここで、図2Bを参照する。図2Bは、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ250の周りにその拡張形態でドレープされた内視鏡カフ210を含む内視鏡アセンブリ200の遠位端の正面図を示す。拡張形態では、本質的に本明細書に記載されるように、長手方向ボア220a〜220dが、内視鏡付属装置の通過を可能にする作業チャネルを提供するように拡張される。長手方向ボア220a〜220dは、ここでは本質的に同一のサイズおよび形状を有するように示されている。しかし、1つ(または複数)の長手方向ボア220a〜220dが異なるサイズおよび/または形状を有する代替構成も、本開示の範囲内であることが想定される。有利なことに、長手方向ボア220a〜220dは、患者の体腔内への内視鏡アセンブリ200の導入を妨害しないように、内視鏡アセンブリ200がその標的位置に到達したときにのみ拡張されてもよい。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボア220a〜220dの拡張は、内視鏡付属装置(またはそれを含む挿入カテーテル)の挿入および通過の結果として得られてもよく、付属装置の引き抜きに伴って潰れてもよい。加えて、または代替として、長手方向ボア220a〜220dの拡張は、本明細書に本質的に記載されるように、拡張機構を作動させること(例えば、ボア内でバルーンを膨張させること)によるものであってもよい。
ここで図2Cを参照する。図2Cは、一部の実施形態による、部分的に拡張した構成で内視鏡プローブ250の周りに掛けられた内視鏡カフ210を含む内視鏡アセンブリ200の遠位端の正面図を示す。この構成では、長手方向ボア220dのみが拡張され(例えば、内視鏡付属装置の通過により)、長手方向ボア220a〜220cは折り畳まれたままである。有利には長手方向ボアのサブセクション(例えば、4つのうちの2つ、3つのうちの1つなど)の選択的拡張は、医療処置を実行するために必要とされる作業チャネルの数と一致して、可能な限り最小の直径を有する内視鏡プローブアセンブリでの作業を可能にする。
ここで図3Aを参照する。図3Aは、いくつかの実施形態による、折り畳み形態で内視鏡プローブ350の周りに掛けられた内視鏡カフ310を含む、別の例示的な内視鏡アセンブリ300の遠位端の正面図を示す。内視鏡カフ310は、複数の長手方向ボア(ここでは3つの長手方向ボア320a〜320cとして示される)を含み、折り畳み形態では、長手方向ボア320a〜320cが内視鏡カフ310によって覆われる内視鏡プローブ350の直径が内視鏡プローブ350の直径に対してわずかに増加するだけであるように折り畳まれる。それによって、患者の体腔(図示せず)内へ、内視鏡アセンブリ300の比較的容易に進入させることができる。内視鏡カフ310の長手方向ボア320a〜320cは、ここでは異なるサイズおよび形状のものとして描かれている。長手方向ボア310cは、長手方向ボア320aおよび320bよりも幅広であり、それによって、以下でさらに詳述されるように、その拡張形態にあるときに、より大きな作業チャネルを提供する。有利には、内視鏡カフ310は、単一のワンピース材料から作製され得る。それによって、材料のシースを接合する必要性を不要にする。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ310は、その外面上に潤滑性材料を含み得る。この潤滑性材料は患者の体腔内への内視鏡アセンブリ300の本質的に円滑な挿入を提供するように構成される。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ310は、その遠位端で内視鏡カフ310の円周が内視鏡プローブ350の遠位端の円周よりも小さくなるように、先細に形成されてもよい。加えて、または代替として、内視鏡カフ310は、内視鏡プローブ350の遠位端を把持するように構成された取り付け機構(図示せず)を含み得る。それによって、挿入の間、内視鏡プローブ310に対する内視鏡カフ310の後退/折り返しを防止する。
次に、いくつかの実施形態によれば、内視鏡プローブ350の周りに覆われた内視鏡カフ310を含む内視鏡アセンブリ300の遠位端の正面図を示す図3Bを参照する。拡張形態では、長手方向ボア320a〜320cは、本質的に本明細書に記載されるように、内視鏡付属装置の通過を可能にする作業チャネルを提供するように拡張される。長手方向ボア320a〜320cは、長手方向ボア320cが長手方向ボア320aおよび320bよりも大きく幅が広いという点で、サイズおよび形状が異なる。長手方向ボア320cの拡大されたサイズおよび形状は、ポリープ、組織生検、およびそれを通る異物などであるがそれらに限定されない大量の内容物の抽出を可能にするのに特に適している。有利なことに、長手方向ボア320a〜320cは、内視鏡アセンブリ300の患者の体腔内への導入を妨げないように、内視鏡アセンブリ300がその標的位置に到達したときにのみ拡張され得る。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボア320a〜320cの拡張は、内視鏡付属装置(またはそれを含む挿入カテーテル)の挿入および通過の結果として得られてもよく、付属装置の引き抜きに伴って潰れてもよい。加えて、または代替として、長手方向ボア320a〜320cの拡張は、本明細書に本質的に記載されるように、拡張機構を作動させる(例えば、ボア内でバルーンを膨張させる)ことによって得られてもよい。
ここで、図4Aを参照する。図4Aは、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ450の周囲にその折り畳み形態で掛けられた内視鏡カフ410を含む内視鏡アセンブリ400の遠位端の正面図を示す。内視鏡カフ410は、単一の長手方向ボア420を含む。折り畳み形態では、内視鏡カフ410によって覆われた内視鏡プローブ450の直径が内視鏡プローブ450の直径に対してわずかに増加するだけであるように、長手方向ボア420が折り畳まれる。それによって、内視鏡アセンブリ400が患者の体腔(図示せず)内に比較的容易に入ることを確実にする。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ410は、単一のワンピース材料から作製され得る。それにより、材料のシースを接合する必要性がなくなる。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ410は、その外面上に潤滑性材料を含むことができ、潤滑性材料は、患者の体腔内への内視鏡アセンブリ400の本質的に円滑な挿入を提供するように構成される。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ410は、遠位端において内視鏡カフ410の円周が内視鏡プローブ450の遠位端の円周よりも小さくなるように、先細に形成されてもよい。加えて、または代替として、内視鏡カフ410は、内視鏡プローブ450の遠位端を把持するように構成された取り付け機構(図示せず)を含み得る。それによって、挿入の間、内視鏡プローブ450に対する内視鏡カフ410の後退/折り返しを防止する。
次に、いくつかの実施形態によれば、内視鏡プローブ450の周囲に覆われた内視鏡カフ410を含む内視鏡アセンブリ400の遠位端の正面図を示す図4Bを参照する。拡張形態では、長手方向ボア420が、内視鏡付属装置の通過、ならびに本明細書に本質的に記載されるようなポリープ、組織生検および異物(これらに限定されない)などの大量の内容物の抽出を可能にするようなサイズおよび形状の作業チャネルを提供するように拡張される。有利には、長手方向ボア420は、患者の体腔内への内視鏡アセンブリ400の導入を妨害しないように、内視鏡アセンブリ400がその標的位置に到達したときにのみ拡張され得る。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボア420の拡張は、付属装置(またはそれを含む挿入カテーテル)の挿入および通過の結果として生じてもよく、付属装置の引き抜きとともに潰れてもよい。加えて、または代替として、長手方向ボア420の拡張は、本明細書で本質的に説明されるように、拡張機構を作動させる(例えば、ボア内でバルーンを膨張させる)ことによって達成されてもよい。
次に、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ550の周りに覆われた内視鏡カフ510を含む内視鏡アセンブリ500の側面図を示す図5を参照する。図示のように、内視鏡カフ510は、内視鏡プローブ550を本質的にその全長に沿って、すなわち内視鏡ハンドル560から内視鏡アセンブリ500の遠位端590まで覆うことができる。しかしながら、内視鏡カフ510がその長さの一部分のみに沿って内視鏡プローブ550を覆う他の構成も考えられ、それも本開示の範囲内である。内視鏡アセンブリ500の近位端595は、内視鏡アセンブリ500をメインプロセッサに接続するように構成されたコネクタ(図示せず)を含み得る。いくつかの実施形態によれば、カフ510は、スコープのシャフトに取り付けられたままで、異なるハンドルへの取り付けを可能にするように構成されてもよい。これにより、第2のオペレータも処置を行うことができる。
いくつかの実施形態では追加の作業チャネルのいくつかは、主内視鏡ハンドルに機能的に取り付けられ、いくつかは別個のハンドルに機能的に取り付けられる。大きな開口部のフードは、いくつかの実施形態では主内視鏡ハンドルに固定され、他の実施形態では別個のハンドルに固定される。
いくつかの実施形態では、カフが内視鏡シャフトの全周囲を包含し、他の実施形態ではカフが周囲の一部を包含する。いくつかの実施形態によれば、カフは、内視鏡プローブを部分的に覆うように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、カフはその長さの一部に沿って内視鏡プローブを円周方向に覆い、他の部分は部分的に覆われるように構成されてもよい。
ここで図6を参照すると、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ650のハンドル660の周りに掛けられた内視鏡カフ610を含む(内視鏡アセンブリ500などの)内視鏡アセンブリの近位端601の側面図が示されている。内視鏡カフ610は、内視鏡カフ610を内視鏡プローブ650に固定するように構成された近位取り付け要素、ここでは開口618、を含む。ここでは、開口618を通して内視鏡プローブ650のかさ高部分668をバイパスする。しかし、本明細書に本質的に記載されるように、他の近位取り付け機構および/または要素を想定することもでき、これらは本開示の範囲内である。
ここで、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ(図示せず)の周りに掛けられた内視鏡カフ710の近位端701の側面図を示す図7を参照する。内視鏡カフ710は、内視鏡カフ710を内視鏡プローブに固定するように構成された近位取り付け要素、ここでは開口718、を含む。ここでは開口718を通して内視鏡プローブのかさ高部分768をバイパスする。しかし、本明細書に本質的に記載されるように、他の近位取り付け機構および/または要素を想定することもでき、これらも本開示の範囲内である。内視鏡カフ710の近位端701は、複数の入口チャネル(ここでは5つの入口チャネル722a〜722eとして示される)を含む。入口チャネル722a〜722eはそれぞれ、内視鏡付属装置がそれぞれの長手方向ボア(図示せず、例えば、長手方向ボア320a〜320dと同様)にアクセスすることを可能にするように構成される。内視鏡カフ710の近位端701は、ポリープ、組織生検、および専用の長手方向ボア(図示せず、例えば長手方向ボア320cと同様の長手方向ボア)を通して収集された異物などの大きな内容物の引き抜きを可能にするように構成された大開口部724(好ましくはフードによって覆われる)をさらに含む。大開口部724は、入口チャネル722a〜722eを通して挿入するには大きすぎる付属装置の取り付けおよび挿入を可能にし得る。大開口部724は、例えば、オペレータに潅注液がかかることを防止することによって有利には清潔な環境を確保するために、カバーで覆われてもよい。いくつかの実施形態では、内視鏡シャフトの近位部分(ハンドルの遠位)を覆うカフが回転を可能にするために可撓性であり得る(スコープ剛性の調節を可能にするために、特定の内視鏡モデルにおいて必要とされる)。
ここで、いくつかの実施形態による、ポリープ回収装置880を含む内視鏡カフ810の遠位端を示す図8を参照する。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置880は内視鏡カフ810の一体部分であってもよく、すなわち、カフ810の長手方向ボア820の少なくとも1つに事前に挿入されてもよい。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置880には、内視鏡カフ810を別個の要素として供給することができる。いくつかの実施形態によれば、ポリープ回収装置880は、内視鏡カフ810と共に使用されるようなサイズおよび形状の独立型要素であってもよい。いくつかの実施形態によれば、長手方向ボア820は内視鏡カフ810が覆われる内視鏡プローブの引き抜きを必要とせずに、ポリープ切除後に大きなポリープがそこを通って引き抜かれることを可能にするようなサイズおよび形状であってもよい。今日、ポリープ切除後の大きなポリープの回収は、内視鏡プローブの引き抜き、プローブからの包まれたポリープの分離、およびさらなる検査/処置のためのプローブの再挿入を必要とする。一方、長手方向ボア820を通るポリープの回収は、内視鏡プローブ全体の引き抜きを必要とせずにポリープの安全な回収を可能にし、それによって、より迅速な処置を可能にし、患者の不快感を低減し、合併症のリスクを減少させる。
ここで図9を参照すると、図9はいくつかの実施形態による、ポリープ回収装置980を含む内視鏡プローブ(図1に示される内視鏡プローブ100などであるが、これに限定されない)の周りに掛けられるように構成された内視鏡カフ910の遠位端を示す。ポリープ回収装置980は、内視鏡カフ910の長手方向ボア920に挿入されるか、または挿入するように構成される。いくつかの実施形態によれば、内視鏡カフ910は、内視鏡カフ910が覆われている内視鏡プローブの引き抜きを必要とせずに、ポリープ切除後に大きなポリープ(例えば、長手方向ボア920)をそこから回収することを可能にするような大きさおよび形状の、少なくとも1つの長手方向ボア920を含む。加えて、ポリープ回収装置980は、ポリープ回収装置980に近接して配置され、ポリープをそこを通して引き抜く前に長手方向ボア920を拡大するように構成された、膨張可能なバルーン985を含む。これは、ポリープが穴を通って、通常は狭い開口部(例えば肛門)を通って入り、通過するのを容易にし、ポリープがその過程で引き裂かれるのを防ぐことができる。いくつかの実施形態では、バルーンは、ネットおよびそのガイドに対して様々な位置に配置することができる。
ここで、いくつかの実施形態による、内視鏡プローブ1050上にドレープされた内視鏡カフ1010と共に使用するように構成された内視鏡クリッピングデバイス1000を示す図10Aから図10Gを参照する。図10Aは、内視鏡カフ1010の長手方向ボア1020を通して挿入された内視鏡クリッピング装置1000を概略的に示す。内視鏡クリッピングデバイス1000は、図10Bおよび図10Cに示されるように、外科的創傷の両側などであるがこれらに限定されない組織1003を把持するように構成された、把持器1002を含む。内視鏡クリッピングデバイス1000は、好ましくは複数のクリップ(例えば、少なくとも2、3、4、5、6またはそれ以上のクリップ)を含むクリップ格納/カートリッジ/マガジン1004をさらに含み、これらのクリップは、把持器の上に重なる、下側カバー1006によって開いて保持される。図10Dに示すように、組織1003の両側が把持され、互いに接近されると、例えばガイド1005によるクリップ格納/カートリッジ/マガジンの前方への移動により、作動機構が作動され得る。これは、図10Eに示すように、最も遠位のクリップを下側カバー1006の上に押し、それにより、クリップをクリップ格納/カートリッジ/マガジン1004から放出し、図10Fに示すように、組織1003の両側を一緒にクリップ留めする。処置が完了すると、内視鏡クリッピング装置1000は、図10Gに示されるように、内視鏡カフ1010の長手方向ボア1020から引き抜かれ得る。
多くの例示的な態様および実施形態が上記で議論されたが、当業者は特定の修正、追加、およびそれらのサブコンビネーションを認識するであろう。したがって、以下の添付の特許請求の範囲および以下に導入される特許請求の範囲は、それらの真の精神および範囲内にあるすべてのそのような修正、追加、およびサブコンビネーションを含むものと解釈されることが意図される。

Claims (41)

  1. 内視鏡カフであって、
    前記カフが狭い組織位置にアクセスできるように構成された外面と、
    内視鏡プローブを完全にまたは部分的に円周方向に包むように構成された内面と、
    前記内面と前記外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、
    前記内視鏡プローブの遠位先端と係合するように構成され、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止する取り付けアセンブリとを備え、
    前記カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有し、
    前記折り畳み形態では、内視鏡プローブと係合するカフの外径は15mm未満であり、
    前記拡張形態は、少なくとも1つの長手方向ボアを通る1つ以上の内視鏡付属装置の通過を可能にするように構成され、
    前記カフは、ワンピース材料から形成されることにより材料の接続が不要である、内視鏡カフ。
  2. 前記内視鏡カフが、前記内視鏡プローブを部分的にまたは完全に取り囲むように構成される、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  3. 前記カフは、1つ以上の内視鏡付属装置が前記少なくとも1つの長手方向ボアを通過するときに、その拡張形態をとる、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  4. 前記カフが、前記1つ以上の内視鏡付属装置が前記少なくとも1つの長手方向ボアから引き出されると、その折り畳み形態に戻る、請求項3に記載の内視鏡カフ。
  5. 前記カフの直径は、前記1つ以上の内視鏡付属装置の通過中にセグメント的に拡大されるように構成される、請求項1に記載の内視鏡プローブ。
  6. 前記カフが、形状記憶合金または形状記憶ポリマーで形成される、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  7. 前記取り付けアセンブリが前記カフの遠位先端にテーパ部分を含み、前記遠位先端の円周が前記内視鏡プローブの遠位端の円周よりも小さい、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  8. 前記取り付けアセンブリは、前記内視鏡プローブの遠位端を把持または取り付けるように構成された取り付け要素を備える、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  9. 前記折り畳み形態において、前記内視鏡プローブに係合する前記カフの外径が13mm未満である、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  10. 前記折り畳み形態において、前記内視鏡プローブに係合する前記カフの外径が12mm未満である、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  11. 前記折り畳み形態において、前記内視鏡プローブに係合する前記カフの外径が11mm未満である、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  12. 前記少なくとも1つの長手方向ボアが、内視鏡付属装置の本質的に円滑な通過を可能にするように構成された平滑化層を備える、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  13. 前記少なくとも1つの長手方向ボアは、前記内視鏡プローブに対して、その長さの少なくとも一部に沿って角度が付けられている、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  14. 前記カフが前記少なくとも1つの長手方向ボアに開口する複数の孔を含み、前記複数の孔が平滑化流体を含む、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  15. 前記孔の直径は、前記カフがその拡張位置をとるときに増大するように構成され、それによって前記平滑化流体を前記少なくとも1つの長手方向ボアの壁上に広げる、請求項14に記載の内視鏡カフ。
  16. 前記少なくとも1つの長手方向ボアは、前記内視鏡プローブの引き抜きを必要とせずに、大きな組織標本、腸内容物、および/または異物の引き抜きを可能にするようなサイズおよび形状である、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  17. 前記少なくとも1つの長手方向ボアは、ポリープ回収装置を含む、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  18. 前記ポリープ回収装置は、ポリープ、組織、腸内容物または異物を回収する前に、少なくとも1つの長手方向ボアを拡大するように構成された膨張可能バルーンを備える、請求項17に記載の内視鏡カフ。
  19. 前記近位端に大開口部をさらに含み、前記大開口部は、前記少なくとも1つの長手方向ボアを通して収集されたポリープ、組織、腸内容物、および/または異物の引き抜きを可能にするように構成されている、請求項17に記載の内視鏡カフ。
  20. 前記大開口部は、前記内視鏡プローブの作業チャネルよりも大きい直径を有する器具および装置の挿入および使用を可能にするように構成されている、請求項19に記載の内視鏡カフ。
  21. 前記大開口部は、前記大開口部を覆うように構成されたフードを含む、請求項19に記載の内視鏡カフ。
  22. 前記大開口部は、内視鏡装置を取り付け、挿入するように構成された足場を含む、請求項21に記載の内視鏡カフ。
  23. 少なくとも1つのアクセスポートを有するハンドルアンカーをさらに含み、
    少なくとも1つのアクセスポートは、少なくとも1つの長手方向ボアへの1つ以上の内視鏡付属装置のアクセスを提供するように構成される、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  24. 前記カフの拡張は、前記カフの内径を本質的に変化させずに前記カフの外径を増大させることにより、前記少なくとも1つの長手方向ボアの直径を増大させる、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  25. 遠位端に位置決め要素をさらに含み、該位置決め要素は、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされることを確実にするように構成されている、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  26. 少なくとも2つの長手方向ボアを含む、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  27. 前記少なくとも2つの長手方向ボアの少なくとも1つは、前記少なくとも2つの長手方向ボアのうち他のボアよりも大きい、請求項26に記載の内視鏡カフ。
  28. 挿入中にカフの遠位端を覆うように構成された非外傷性エンドキャップをさらに含む、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  29. 前記第2の拡張形態は、部分的/区分的および/または可逆的であり得る、請求項1に記載の内視鏡カフ。
  30. 内視鏡カフであって、
    前記カフが狭い組織位置にアクセスできるように構成された外面と、
    内視鏡プローブを円周方向に包囲するように構成された内面と、
    前記内面と前記外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、
    内視鏡プローブの遠位先端に係合するように構成され、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方への移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、
    少なくとも1つの長手方向ボアを通して挿入するように構成されたポリープ回収装置であって、ポリープ、組織、および/または異物を回収する前に、少なくとも1つの長手方向ボアおよび/または狭いオリフィスを拡大するように構成された膨張可能なバルーンを備えるポリープ回収装置とを備え、
    前記カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有する、内視鏡カフ。
  31. 前記折り畳み形態において、前記内視鏡プローブに係合する前記カフの外径は、13mm未満である、請求項30に記載の内視鏡カフ。
  32. 遠位端に位置決め要素をさらに含み、該位置決め要素は、カフが内視鏡プローブ上に正確に位置決めされることを確実にするように構成されている、請求項30に記載の内視鏡カフ。
  33. 前記近位端に、前記ポリープ、前記組織、および/または前記少なくとも1つの長手方向ボアを通して収集された異物の引き抜きを可能にするように構成された大開口部をさらに備える、請求項30に記載の内視鏡カフ。
  34. 前記大開口部は、前記大開口部を覆うように構成されたフードを含む、請求項33に記載の内視鏡カフ。
  35. 少なくとも2つの長手方向ボアを含む、請求項30に記載の内視鏡カフ。
  36. 前記少なくとも2つの長手方向ボアの少なくとも1つは、前記少なくとも2つの長手方向ボアのうち他のボアよりも大きい、請求項35に記載の内視鏡カフ。
  37. 内視鏡プローブおよびカフを含む内視鏡アセンブリであって、
    前記カフは、
    当該カフが狭い組織位置にアクセスできるように構成された外面と、
    内視鏡プローブを円周方向に包むように構成された内面と、
    前記内面と前記外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、
    内視鏡プローブの遠位先端に係合することによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、
    少なくとも1つの長手方向ボアを通して挿入するように構成されたポリープ回収装置であって、ポリープを回収する前に少なくとも1つの長手方向ボアを拡大するように構成された膨張可能バルーンを備える、ポリープ回収装置と、を含み、
    前記カフは、第1の折り畳み形態および第2の拡張形態を有し、折り畳み形態では、内視鏡プローブと係合するカフの外径が15mm未満である、内視鏡アセンブリ。
  38. 内視鏡クリッピング装置をさらに含み、前記内視鏡クリッピング装置は、組織を把持するように構成された少なくとも2つの把持器と、少なくとも1つのクリップを含むクリップ格納部と、作動時にクリップ格納部からクリップを放出するように構成されたクリップ放出機構とを含む、請求項37に記載の内視鏡アセンブリ。
  39. 内視鏡プローブおよびカフを含む内視鏡アセンブリであって、
    前記カフは、
    当該カフが狭い組織位置にアクセスできるように構成された外面と、
    内視鏡プローブを円周方向に包むように構成された内面と、
    前記内面と前記外面との間に形成された少なくとも1つの長手方向ボアと、
    内視鏡プローブの遠位先端に係合し、それによって内視鏡プローブに対するカフの後方移動を防止するように構成された取り付けアセンブリと、
    組織を把持するように構成された少なくとも2つの把持器と、少なくとも1つのクリップを備えるクリップ格納部と、作動時にクリップ格納部からクリップを放出するように構成されたクリップ放出機構とを備える内視鏡クリッピングデバイスと、
    を備えた、内視鏡アセンブリ。
  40. 前記クリップ格納部は、少なくとも2つのクリップを含む、請求項39に記載の内視鏡アセンブリ。
  41. 前記内視鏡プローブ、前記ポリープ回収装置、前記把持器または他の内視鏡付属装置を前記少なくとも1つの長手方向ボア内で案内するように構成されたガイドワイヤをさらに備える、請求項39に記載の内視鏡アセンブリ。
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