JP2020205742A - 回転アクチュエータおよびロボット - Google Patents

回転アクチュエータおよびロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2020205742A
JP2020205742A JP2020023504A JP2020023504A JP2020205742A JP 2020205742 A JP2020205742 A JP 2020205742A JP 2020023504 A JP2020023504 A JP 2020023504A JP 2020023504 A JP2020023504 A JP 2020023504A JP 2020205742 A JP2020205742 A JP 2020205742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary actuator
electric motor
rotation
housing
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020023504A
Other languages
English (en)
Inventor
圭祐 田中
Keisuke Tanaka
圭祐 田中
智之 大塚
Tomoyuki Otsuka
智之 大塚
大谷 正幸
Masayuki Otani
正幸 大谷
奥田 健
Ken Okuda
健 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Shimpo Corp
Original Assignee
Nidec Shimpo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Shimpo Corp filed Critical Nidec Shimpo Corp
Publication of JP2020205742A publication Critical patent/JP2020205742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

【課題】ブレーキ機構を有する回転アクチュエータを小型にする技術を提供する。【解決手段】回転アクチュエータ20は、ロータ31およびステータ33を有する電動モータ30と、ロータに連結される入力部材41と、電動モータの軸方向一方側に配置されて回転する出力部材45と、入力部材の回転を減速して出力部材に伝達する減速機50とを備える。回転アクチュエータは、さらに、軸方向他方側に配置され、電動モータを制御するドライバ回路71を有する回路基板70と、電動モータと回路基板との間に配置され、入力部材の回転を検出する回転検出器60と、入力部材の回転を停止させる電磁ブレーキ80と、電動モータ、回転検出器、回路基板および電磁ブレーキを収容する中空部を内側に有するとともに、減速機が連結されるハウジング90とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、回転アクチュエータおよびロボットに関する。
従来、モータと減速機とを備える回転アクチュエータが知られている(たとえば、特開2017−187165号公報および国際公開第2017/203753号)。特開2017−187165号公報に記載された回転アクチュエータは、ケース体の内側に配置されたモータと、ケース体に連結された減速機を備えている。また、減速機は、波動歯車装置であり、円環状のケース体に固定される剛性内歯歯車と、剛性内歯歯車の内側に配置される鍔付きの略筒状である可撓性外歯歯車と、可撓性外歯歯車の内側に配置される波動発生部とを備えている。可撓性外歯歯車は、クロスローラベアリングを介してケース体に回転可能に支持されている。波動発生部は、モータによって回転する入力軸の外周面に固定されている。
また、国際公開第2017/203753号に開示されたアクチュエータは、第1ロータを有するモータと、第2ロータと、第1ロータの回転を減速して第2ロータに伝達する減速機とを備えている。このアクチュエータでは、ブラケットおよびカバーによって構成されるハウジングの内部に、モータの第1ロータおよびステータのほか、基板などが配置される。
特開2017−187165号公報 国際公開第2017/203753号
特開2017−187165号公報に記載された回転アクチュエータをロボットなど機械の駆動に適用する際、ブレーキ機構とともに採用される場合がある。この場合、ケース体の外部にブレーキ機構を設けることによって、ブレーキ機構を含む回転アクチュエータ全体のサイズが大型になってしまう。
また、国際公開第2017/203753号では、減速機の出力軸に連結された第2ロータの回転を停止させるブレーキ部を設けることが示唆されている。しかしながら、第2ロータは、減速機によって高トルクで回転するため、これを停止させるためには大きな出力のブレーキ部を要する。このため、ブレーキ機構を有するアクチュエータを小型にすることは困難であった。
本発明の目的は、ブレーキ機構を有する回転アクチュエータを小型にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1態様は、回転アクチュエータであって、ロータおよびステータを有する電動モータと、前記ロータに連結され、前記中心軸線を中心として回転する入力部材と、前記電動モータの軸方向一方側に配置され、前記中心軸線を中心として回転する出力部材と、前記入力部材の回転を減速して前記出力部材に伝達する減速機と、前記電動モータの軸方向他方側に配置され、前記電動モータを制御するドライバ回路を有する回路基板と、前記電動モータと前記回路基板との間に配置され、前記入力部材の回転を検出して、その回転に応じた検出信号を前記ドライバ回路に出力する回転検出器と、前記入力部材の回転を停止させる電磁ブレーキと、前記電動モータ、前記回転検出器、前記回路基板および前記電磁ブレーキを収容する中空部を内側に有するとともに、前記減速機が連結されるハウジングとを備える。
第1態様の回転アクチュエータによると、電動モータ、回転検出器、回路基板および電磁ブレーキが、1つのハウジング内に収容される。このため、ブレーキ制御が可能な減速機付アクチュエータを小型にすることができる。また、電磁ブレーキが入力部材の回転を停止させるため、電磁ブレーキが出力部材の回転を停止させる場合と比べて、出力の小さい電磁ブレーキを採用できる。このため、回転アクチュエータをさらに小型にすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットの斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る関節部の断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係る関節部の断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る関節部の斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載される構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示する場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット10の斜視図である。ロボット10は、産業用の多関節ロボットである。ロボット10は、工業製品を製造するための組立ラインまたは製造ラインに設置され得る。本例では、ロボット10は、6個の関節部12と、2本のアーム14とを備える。以下の説明では、6個の関節部12のそれぞれを区別するため、6個の関節部12それぞれを「第1関節部12A」、「第2関節部12B」、「第3関節部12C」、「第4関節部12D」、「第5関節部12E」および「第6関節部12F」などと称する場合がある。また、以下では、2本のアーム14のそれぞれを区別するため、2本のアーム14それぞれを「第1アーム14A」および「第2アーム14B」などと称する場合がある。
ロボット10は、第1関節部12Aに対して回動可能に連結される支持部材16を備える。支持部材16は、フランジ部16aを有する、鍔付きの円筒形状である。支持部材16は、内周側に、支持部材16の軸方向に貫通する貫通孔(図示省略)を有する。ロボット10の底面部分は、円環状のフランジ部16aで構成される。アーム14は、細長の円筒状である。
第1関節部12Aおよび第2関節部12Bは、互いに回動可能に連結される。第2関節部12Bは、第1アーム14Aの基端部に固定される。第1アーム14Aの先端は、第3関節部12Cに固定される。第3関節部12Cおよび第4関節部12Dは、互いに回動可能に連結される。第4関節部12Dおよび第2アーム14Bの基端部は、互いに回動可能に連結される。第2アーム14Bの先端は、第5関節部12Eに固定される。第5関節部12Eおよび第6関節部12Fは、互いに回動可能に連結される。第6関節部12Fには、対象物を把持するハンドまたは工作に使用される工具が、第6関節部12Fに対して回動可能に取り付けられる。
第1〜第3関節部12A,12B,12Cは、同一の要素によって構成し得る。また、第4〜第6関節部12D,12E,12Fは、同一の要素によって構成し得る。本例では、第1〜第3関節部12A,12B,12Cは、第4〜第6関節部12D,12E,12Fよりも大きい。第1〜第3関節部12A,12B,12Cは、第4〜第6関節部12D,12E,12Fを構成する要素と同一機能を有する要素によって構成し得る。次に、関節部12の構成について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る関節部12の断面図である。図2には、軸方向へ延びる中心軸線AX1、軸方向の一方を指す矢印Z1、および軸方向の他方を指す矢印Z2を付している。以下の説明では、中心軸線AX1に直交する方向を「径方向」と称する。さらに、径方向において中心軸線AX1に向かう側を「径方向内側」と称し、径方向において中心軸線AX1から遠ざかる側を「径方向外側」と称する。
関節部12は、回転アクチュエータ20を備える。回転アクチュエータ20は、電動モータ30、入力部材41、出力部材45、減速機50、回転検出器60、回路基板70、電磁ブレーキ80およびハウジング90を備える。
ハウジング90は、電動モータ30、電磁ブレーキ80、回転検出器60、および回路基板70を収容するケース体である。ハウジング90は、内側に中空部90Sを有する筒形状である。このハウジング90の中空部90Sに、軸方向の一方側から他方側へ向かって順に、電動モータ30、電磁ブレーキ80、回転検出器60、回路基板70が配置される。ハウジング90の軸方向一方側の端部は円環状に開口する開口部である。この開口部に、後述するように、減速機50が固定具(例えば、ボルト)を介して連結される。このため、ハウジング90の当該開口部は、減速機50および出力部材45によって閉塞される。
ハウジング90は、詳細には、互いに別体である中空の第1収容部91および第2収容部92を有する。第1収容部91は、電動モータ30および電磁ブレーキ80を内部に収容する。第2収容部92は、回転検出器60および回路基板70を内部に収容する。第2収容部92は、第1収容部91の軸方向他方側の端部に連結される。
電動モータ30および電磁ブレーキ80が収容された第1収容部91と、回転検出器60および基板が収容された第2収容部92とを連結することによって、回転アクチュエータ20を容易に組み立てることができる。
好ましくは、第1収容部91の剛性は、第2収容部92の剛性よりも高い。剛性が高いとは、ここでは、軸剛性、曲げ剛性、せん断剛性、ねじり剛性のうちの少なくとも1つが高い状態をいう。例えば、第1収容部91を金属製とし、第2収容部92を樹脂製としてもよい。なお、第1,第2収容部91,92の双方を、金属製または樹脂製としてもよい。また、第1,第2収容部91,92は、金属製の部材およびその部材の表面にコーティングされた樹脂によって構成されてもよい。
第1,第2収容部91,92それぞれは、単一の部材で構成されてもよいし、あるいは、複数の部材の組み合わせによって構成されてもよい。また、ハウジング90は、互いに別体である第1収容部91および第2収容部92の組み合わせによって構成されることは必須ではなく、単一の部材で構成されてもよい。
第1収容部の剛性を第2収容部92の剛性よりも高くすることによって、電動モータ30または電磁ブレーキ80の動作による、第1収容部91の変形を、軽減することができる。
電動モータ30は、径方向の中心に貫通孔を有する中空モータである。電動モータ30は、中心軸線AX1を中心として回転するロータ31と、ハウジング90に固定されたステータ33とを有する。
減速機50は、径方向の中心に貫通孔を有する中空減速機である。電動モータ30と減速機50とは、軸方向に重なるように配置される。ここでは、減速機50が軸方向一方側に配置され、電動モータ30が軸方向他方側に配置される。電動モータ30と減速機50とは同軸上に配置される。
入力部材41は、ロータ31に連結され、中心軸線AX1を中心として回転する。入力部材41は、中空回転軸411および入力軸413を有する。中空回転軸411および入力軸413は、中心軸線AX1に沿って細長に延びる中空の筒状である。中空回転軸411および入力軸413は、互いに連結される。詳細には、入力軸413の軸方向他方側の端部が、中空回転軸411における軸方向一方側の端部の内側に挿入される。中空回転軸411および入力軸413は、電動モータ30のロータ31の回転運動によって、中心軸線AX1を中心として回転する。入力軸413は、減速機50に接続される。
電動モータ30のロータ31は、円筒状の駆動用磁石311を備える。駆動用磁石311の軸方向の長さは、中空回転軸411よりも短い。駆動用磁石311は、中空回転軸411における軸方向一方側の端部の外周面に固定される。本例では、中空回転軸411の軸方向一方側の端面と、駆動用磁石311の軸方向一方側の端面とが、同一の軸方向位置に配置されるように、駆動用磁石311が中空回転軸411の外周面に固定される。中空回転軸411は、例えば、軟磁性材料(鉄系金属など)で構成されることによって、駆動用磁石311に対してバックヨークとしての機能を果たす。
電動モータ30のステータ33は、略円筒形状であり、駆動用磁石311の外周面を覆うように、駆動用磁石311の径方向外側に配置される。ステータ33は、ハウジング90の第1収容部91に固定される。中空回転軸411の軸方向他方側の部分は、ステータ33の他方側の端面よりも、他方側へ突出する。ステータ33は、駆動用コイルと、インシュレータを介して駆動用コイルが巻回される複数の突極を有するステータコアとを備えている。ステータコアの突極は、径方向内側へ向かって突出し、突極の先端面は、駆動用磁石311の外周面に対向する。
回転アクチュエータ20の駆動時には、ステータ33の駆動用コイルに駆動電流が供給される。そうすると、駆動用コイルと駆動用磁石との間に生じる回転磁界により、周方向のトルクが発生する。そして、当該トルクにより、ステータ33に対してロータ31および入力部材41が、中心軸線AX1を中心として回転する。
減速機50は、径方向の中心に貫通孔を有する中空減速機である。減速機50は、入力部材41(詳細には、入力軸413)の回転を減速して、出力部材45に伝達する。減速機50は、電動モータ30の軸方向一方側に配置される。また、電動モータ30および減速機50は、軸方向に重なるように配置される。
減速機50は、中空の波動歯車減速機である。減速機50は、剛性内歯歯車51、可撓性外歯歯車52、波動発生部53、およびクロスローラベアリング54を備える。波動発生部53は、入力部材41が備える入力軸413の外周側に取り付けられる弾性軸受55を備える。本例では、剛性内歯歯車51が減速機50の出力軸となっている。
剛性内歯歯車51は、扁平な略円筒状に形成されており、中心軸線AX1を中心に回転可能に配置される。剛性内歯歯車51は、クロスローラベアリング54の内輪541に固定される。クロスローラベアリング54の外輪543は、ハウジング90(詳細には、第2収容部92)の軸方向一方側の端部に固定される。そして、剛性内歯歯車51は、クロスローラベアリング54によって、ハウジング90における軸方向一方側の端部に配置される。また、剛性内歯歯車51は、クロスローラベアリング54によって、ハウジング90に対して回転可能に保持される。
可撓性外歯歯車52は、可撓性を有する円筒状の本体部521と、本体部521の他方側端部から径方向に広がる略円環状のフランジ部523とを有する。フランジ部523の外周側部分は、ハウジング90(詳細には、第1収容部91)に固定される。剛性内歯歯車51は、減速機50の軸方向一方側部分を構成する。フランジ部523は、減速機50の他方側部分を構成する。剛性内歯歯車51の内周面には、内歯が設けられている。可撓性外歯歯車52の本体部521の外周面の一部には、剛性内歯歯車51の内歯と噛み合う外歯が設けられている。
入力部材41の入力軸413は、例えば、中空回転軸411を構成する軟磁性材料よりも比重の小さい材料で構成され得る。入力軸413は、例えば、アルミニウム合金などの非磁性材料で構成され得る。入力軸413は、軸方向に細長い略円筒状を有する部分と、当該円筒状の部分の軸方向一方側端部に設けられた楕円部415とを有する。軸方向から見たとき、楕円部415の内周面は円形状であり、楕円部415の外周面は楕円形状である。
入力軸413の軸方向における中間部分は、ベアリング93によって支持される。ベアリング93は、例えば、ボールベアリングである。ベアリング93は、軸受保持部材94に取り付けられる。軸受保持部材94は、ハウジング90の第2収容部92に固定される。軸受保持部材94は、円環状かつ平板状であり、可撓性外歯歯車52のフランジ部523と軸方向に重なる位置で、ハウジング90に固定される。
波動発生部53の弾性軸受55は、可撓性を有する内輪および外輪を備えたボールベアリングである。弾性軸受55は、入力軸413における楕円部415の外周面に沿って配置されており、楕円状に撓んでいる。可撓性外歯歯車52の、外歯が形成される本体部521は、弾性軸受55の外周側に配置されており、弾性軸受55を取り囲む。この本体部521における弾性軸受55を取囲む部分は、楕円状に撓んでいる。可撓性外歯歯車52の外歯は、楕円状に撓む可撓性外歯歯車52の軸方向一方側部分の長軸方向の2か所で、剛性内歯歯車51の内歯と噛み合う。
回転アクチュエータ20は、減速機50の出力軸(詳細には、剛性内歯歯車51)に固定される出力部材45を備える。出力部材45は、電動モータ30および減速機50の軸方向一方側に配置され、中心軸線AX1を中心として回転する。
出力部材45は、フランジ部451と筒部453とを有する。フランジ部451は、平板状かつ円環状を有する。筒部453は、フランジ部451における径方向内側の端部から、軸方向他方側へ延びる円筒形状の部分である。フランジ部451における径方向外側の端部は、剛性内歯歯車51に固定される。フランジ部451は、ハウジング90の軸方向一方側の外部に配置される。
筒部453の軸方向他方側の端部は、入力軸413における軸方向一方側の端部の径方向内側に配置される。筒部453の外周面と入力軸413の内周面との間には、ベアリング95が配置される。ベアリング95は、例えば、ボールベアリングである。
回転アクチュエータ20は、入力部材41の中空回転軸411および入力軸413の内側に配置される筒形状(より具体的には、円筒形状)のスリーブ96を備える。スリーブ96は、中心軸線AX1上に軸方向に沿って配置される、細長い円筒形状である。スリーブ96は、金属(例えば、アルミニウム合金)または樹脂で構成され得る。
スリーブ96の軸方向一方側の端部は、筒部453の他方側の端部に挿入される。ここでは、スリーブ96の一方側端部の外周面と、筒部453の内周面と接触することによって、出力部材45にスリーブ96の軸方向一方側の端部が保持される。ただし、スリーブ96に対して出力部材45が回転可能となるように、出力部材45がスリーブ96に動き嵌めされる。すなわち、スリーブ96の軸方向一方側の端部は、出力部材45に固定されない状態で保持される。
スリーブ96の軸方向他方側の端部は、入力部材41の中空回転軸411よりも軸方向一方側に配置されており、ハウジング90の第2収容部92に保持される。詳細には、第2収容部92における軸方向他方側の端部から軸方向一方側へ延びる保持部922が、スリーブ96を保持する。スリーブ96が保持部922に保持されることによって、スリーブ96がハウジング90に固定される。このため、スリーブ96は、ハウジング90に対する回転運動が抑制される。
回転アクチュエータ20の中央にスリーブ96が設けられることにより、このスリーブ96の内側の空間を介して、回転アクチュエータ20の内部に電線や配管を配置することができる。また、スリーブ96を積極的に回転させないことによって、スリーブ96の内部に配置された電線や管の摩耗を抑制することができる。
回路基板70は、電動モータ30の軸方向他方側に配置される。回路基板70は、例えば、ガラスエポキシ基板などのリジッド基板であり、平板状である。回路基板70は、その厚さ方向が、軸方向に一致するように、ハウジング90の第2収容部92の内部に固定される。このため、回路基板70の両側の主面(最も面積が大きい面)は、軸方向一方側または他方側に向けられる。本例では、回路基板70は、スリーブ96の軸方向他方側の端部よりも、軸方向一方側に配置される。
回路基板70は、電動モータ30および電磁ブレーキ80と電気的に接続され、これらを制御するドライバ回路71を有する。回路基板70には、電動モータ30および電磁ブレーキ80とドライバ回路71間を接続する配線が接続されるコネクタが実装される。
回転検出器60は、電動モータ30と回路基板70との間に配置される。回転検出器60は、入力部材41の回転を検出して、その回転に応じた検出信号をドライバ回路71に出力する。
回転検出器60は、ハウジング90の第2収容部92に固定される。回転検出器60は、投光部61および光センサ62を有する。投光部61は、光を光センサ62に向けて出射する。光センサ62は、投光部61からの光を検出するとともに、その光の検出に応じた検出信号をドライバ回路71に出力する。投光部61および光センサ62は、第2収容部92に固定される。
投光部61および光センサ62の間には、回転ディスク417が配置される。回転ディスク417は、入力部材41の中空回転軸411に取り付けられており、中心軸線AX1を中心に回転する円環状を有する。回転ディスク417には、回転ディスク417を軸方向に貫通する複数のスリットが設けられている。各スリットは、周方向に沿って、所定のピッチで設けられている。投光部61から光センサ62までの光の経路が、回転ディスク417のスリットが重なると、光センサ62が光を検出する状態となる。また、光の経路が、隣接するスリット間の遮光部分に重なると、光センサ62が光を検出しない状態となる。ドライバ回路71は、光センサ62からの検出信号をカウントすることによって、入力部材41(詳細には、中空回転軸411)の回転量を検出する。
ドライバ回路71は、回転検出器60から出力される検出信号に基づいて、入力部材41の回転位置を記憶する記憶部73を有する。具体的には、ドライバ回路71は、回転検出器60からの検出信号に基づいて求められる回転量から、入力部材41の回転位置を記憶部73に保存する。回転位置とは、入力部材41の、中心軸線AX1まわりの所定の基準位置からの回転角度をいう。回路基板70が記憶部73を備えることによって、入力部材41の回転位置を記憶できるため、記憶した回転位置を基準にして、電動モータ30を制御することができる。
また、回転検出器60は、マグネットと、マグネットセンサを備えていてもよい。マグネットは、入力部材41に設けられて、入力部材41とともに回転する。また、マグネットセンサは、回転するマグネットの軌跡の一部に対向する位置に設けられ、回路基板70のドライバ回路71に電気的に接続される。マグネットセンサは、マグネットの磁気を検出することによって、入力部材41の回転を検出する。この場合、ドライバ回路71は、マグネットセンサから出力される検出信号に基づき、入力部材41の回転数を計測することができる。記憶部73は、この回転数を記憶してもよい。
回転アクチュエータ20は、電池ホルダ97をさらに備える。電池ホルダ97は、本例では、ハウジング90の第2収容部92における、軸方向他方側の端部に設けられる。電池ホルダ97には、ドライバ回路71に電力を供給する電池98が装着される。また、電池ホルダ97は、電池98に接触する端子を有する。当該端子は、配線によって回路基板70に接続されている。
回転アクチュエータ20によると、電池ホルダ97に装着された電池98からドライバ回路71へ電力を供給することができる。このため、ドライバ回路71に対する外部電力が遮断されても、記憶部73に入力部材の回転位置を保持させることができる。したがって、回転アクチュエータ20に対して外部電力が再度供給され、ドライバ回路71が電動モータ30を駆動することが可能となった場合、ドライバ回路71は、記憶部73に保存された回転位置を基準にして、電動モータ30の制御を再開することができる。
電磁ブレーキ80は、入力部材41の回転を停止させる。電磁ブレーキ80は、入力部材41の中空回転軸411とともに回転する可動部と、ハウジング90の第1収容部91に固定される固定部とを有する。電磁ブレーキ80は、例えば、固定部を可動部に密着させることによって発生する摩擦力によって、中空回転軸411の回転を停止させる。
電磁ブレーキ80は、電動モータ30と回転検出器60との間に設けられる。すなわち、電磁ブレーキ80が、回転検出器60よりも電動モータ30に近い位置に配置される。この場合、電磁ブレーキ80が回転検出器60よりも電動モータ30から遠い位置に配される場合と比較して、入力部材41に負荷されるねじれの力を軽減することができる。
また、回転検出器60が電動モータ30よりも回路基板70に近い位置に配置されるため、回転検出器60と回路基板70とを接続する配線を短くすることができる。
電磁ブレーキ80は、無励磁作動形ブレーキとして構成される。すなわち、電磁ブレーキ80に対して電源が供給される間は、可動部が固定部から開放されることによって、中空回転軸411が回転可能となる。そして、電磁ブレーキ80に対する電源供給が停止されると、可動部が固定部に密着することによって、中空回転軸411の回転位置が固定される。このように、電磁ブレーキ80を無励磁作動形ブレーキとすることによって、外部電力が遮断されたときに、出力部材45の回転を抑制することができる。回転アクチュエータ20が関節部12に適用される場合、外部電力が遮断されたときに、関節部12に連結されたアーム14を、外部電源遮断の直前に停止した位置に固定することができる。このため、アーム14が、重力によって垂れ下がることを抑制することができる。
回転アクチュエータ20によると、電動モータ30、回転検出器60、回路基板70および電磁ブレーキ80が、1つのハウジング90内に収容される。このため、ブレーキ制御が可能な減速機付アクチュエータを小型にすることができる。また、電磁ブレーキ80が入力部材41の回転を停止させるため、例えば電磁ブレーキ80が出力部材45の回転を停止させる場合と比べて、出力の小さい電磁ブレーキを採用できる。このため、回転アクチュエータ20をさらに小型にすることができる。このような回転アクチュエータ20を、ロボット10の関節部12に適用することによって、関節部12を小さくすることができる。
ここで、回転アクチュエータ20を、図1に示す第3関節部12Cに適用する場合について説明する。上述したように、第3関節部12Cは、第1アーム14Aの先端に連結されるとともに、第4関節部12Dに連結される。そして、第4関節部12Dは、第2アーム14Bの基端に連結される。すなわち、第3関節部12Cは、第4関節部12Dを介して、第2アーム14Bの基端に連結される。
回転アクチュエータ20を第3関節部12Cに適用する場合、第1アーム14Aの先端は、回転アクチュエータ20のハウジング90の外周部に連結される。また、回転アクチュエータ20の出力部材45が、第4関節部12Dに連結される。ここでは、第1,第2アーム14A,14Bの長手方向が、第3関節部12Cの軸方向(回転アクチュエータ20の軸方向)と直交する。第3関節部12Cにおいて、回転アクチュエータ20の電動モータ30を動作させると、出力部材45が回転することによって、第1アーム14Aの先端を軸にして、第4関節部12Dおよび第2アーム14Bが回転する。また、電磁ブレーキ80を作動させることによって、第4関節部12Dおよび第2アーム14Bを、一定位置に停止させることができる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同符号またはアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。図3は、本発明の第2実施形態に係る関節部12の断面図である。図4は、本発明の第2実施形態に係る関節部12の斜視図である。
<ベアリングホルダ部>
第2実施形態の関節部12は、回転アクチュエータ20aを有する。回転アクチュエータ20aのハウジング90は、図2に示す第1収容部91の代わりに、第1収容部91aを有する。第1収容部91aは、筒状部911と、軸受保持部94a(ベアリングホルダ部)とを有する。筒状部911は、第1収容部91aにおける電動モータ30を囲う部分である。また、軸受保持部94aは、筒状部911の軸方向一方側の端部913に連続する部分である。
軸受保持部94aは、筒状部911の端部913から径方向内側に延びる部分である。すなわち、軸受保持部94aは、筒状部911の端部913に連続する部材である。軸受保持部94aの径方向内側の先端部には、ベアリング93が取り付けられる。回転アクチュエータ20aにおいて、ベアリング93は、入力部材41をハウジング90の第1収容部91aに対して中心軸線AX1を中心として回転可能に保持する。
第1実施形態の回転アクチュエータ20では、図2に示すように、減速機50(より詳細には、クロスローラベアリング54の外輪543)と、ハウジング90の第1収容部91とが、ボルト924を介して互いに連結され、軸受保持部材94が、第1収容部91と減速機50との間にて挟持される。このため、回転アクチュエータ20の場合、軸受保持部材94の幅に応じて、回転アクチュエータ20の軸方向の長さ寸法が大きくなる。これに対して、第2実施形態の回転アクチュエータ20aでは、図3に示すように、第1収容部91aの筒状部911と軸受保持部94aとが、一体に形成された部材である。軸受保持部94aは、軸受保持部材94のように軸方向に挟持しなくてよい。このため、回転アクチュエータ20aの軸方向の長さ寸法を短尺化できる。また、軸受保持部94aは第1収容部91a(モータハウジング)と一体である。このため、回転アクチュエータ20aは、軸受保持部材94と第1収容部91とが別体である回転アクチュエータ20よりも、組立てが容易である。
<回転検出器の中継コネクタ>
図3に示すように、回転アクチュエータ20aは、コネクタ付電線21と、中継コネクタ23と、接続ピン25を備える。コネクタ付電線21と、中継コネクタ23と、接続ピン25とは、回転検出器60からの検出信号を回路基板70に出力する部材である。
コネクタ付電線21は、電線211と、ドライバ側コネクタ213とを有する。電線211は、第1端と第2端とを有する。第1端は、回路基板70のドライバ回路71と電気的に接続される。ドライバ側コネクタ213は、樹脂製の部材であり、電線211の第2端(先端)に取り付けられる。
中継コネクタ23は、軸方向の他方側に開口を有する。中継コネクタ23の開口に、ドライバ側コネクタ213が挿入される。ドライバ側コネクタ213は、中継コネクタ23に挿入されると、嵌め合いまたは噛み合いなどの部材相互の形状的関係によって、着脱可能に連結される。具体的には、ドライバ側コネクタ213の外表面に設けられた弾性変形する爪(不図示)が、中継コネクタ23の一部分に係合する。これにより、ドライバ側コネクタ213が中継コネクタ23に対して抜け止めされる。
接続ピン25は、回転検出器60の光センサ62と電気的に接続される。接続ピン25は、径方向に延びる。中継コネクタ23は、回転検出器60の径方向外側に位置し、かつ、回転検出器60と径方向に重なる。中継コネクタ23は、内側に接点を有する。中継コネクタ23の接点は、接続ピン25を介して、光センサ62と電気的に接続される。
ドライバ側コネクタ213が中継コネクタ23に装着されると、電線211が中継コネクタ23の接点に接触する。すると、回路基板70と光センサ62とが、電線211及び接続ピン25を介して、電気的に接続される。なお、接続ピン25は、投光部61とも電気的に接続される。例えば、ドライバ回路71は、コネクタ付電線21及び接続ピン25を介して、投光部61に電力が供給されてもよい。
ドライバ側コネクタ213は、中継コネクタ23に対して、軸方向に接続される。すなわち、ドライバ側コネクタ213は、中継コネクタ23に対して、軸方向に相対移動させることにより、中継コネクタ23の内側に装着される。この場合、ドライバ側コネクタ213が中継コネクタ23に対して径方向に装着される場合よりも、コネクタ付電線21の径方向への撓みが抑制される。したがって、径方向に関して、ハウジング90の第2収容部92を小型化できる。
<スリーブの廻止め>
回転アクチュエータ20は、廻止構造81を有する。廻止構造81は、廻止溝811(廻止凹部)と、係合凸部813とを含む。
廻止溝811は、スリーブ96に設けられている。廻止溝811は、具体的には、スリーブ96の軸方向他方側の端部に設けられた軸方向一方側に凹む凹状の切欠きである。廻止溝811は、スリーブ96を径方向に貫通する。
係合凸部813は、ハウジング90の第2収容部92に設けられている。係合凸部813は、軸方向一方側に突出する凸状である。係合凸部813は、廻止溝811に挿入される。係合凸部813が廻止溝811の内側に配置された状態で、廻止溝811及び係合凸部813は、周方向に関して、係り合う。このため、係合凸部813が廻止溝811に係合することにより、スリーブ96の中心軸線AX1を中心とする回転が抑制される。スリーブ96の内側には、流体用のチューブまたは電線等が配置され得る。このため、廻止構造81がスリーブ96の回転を抑制することにより、チューブまたは電線等の損傷が抑制される。
なお、廻止溝811がスリーブ96を貫通することは必須ではない。例えば、廻止溝811は、スリーブ96を貫通しない凹状であってもよい。また、廻止溝811がスリーブ96の軸方向他方側の端部に設けられていることは必須ではなく、端部から一方側に離れた位置に設けられてもよい。また、係合凸部813がスリーブ96に設けられ、廻止溝811が第2収容部92に設けられてもよい。
<電磁ブレーキの固定位置>
図3に示すように、電動モータ30は、電磁ブレーキ80よりも軸方向一方側に位置する。ハウジング90の第1収容部91aは、筒状部911(第1筒状部)とともに、ブレーキホルダ部915を有する。筒状部911は、電動モータ30及び電磁ブレーキ80を囲む。ブレーキホルダ部915は、電磁ブレーキ80よりも軸方向他方側において、第1収容部91aから径方向内側に延びる。すなわち、ブレーキホルダ部915は、電磁ブレーキ80よりも軸方向他方側に位置する。
回転アクチュエータ20aは、ボルト83を備える。ボルト83は、電磁ブレーキ80を、電動モータ30とは反対側の位置で固定する。ボルト83は、電磁ブレーキ80をブレーキホルダ部915に固定する固定部の一例である。具体的には、電磁ブレーキ80は、軸方向に貫通するネジ穴を有し、ブレーキホルダ部915は、軸方向に延びるネジ穴を有する。ボルト83は、電磁ブレーキ80及びブレーキホルダ部915の各ネジ穴に挿入されて、電磁ブレーキ80をブレーキホルダ部915にネジ止めする。なお、電磁ブレーキ80のハウジング90に対する固定は、ボルト83による結合に限定されない。電磁ブレーキ80の固定は、例えば、嵌め合いまたは噛み合いなど形状的関係による結合や、接着剤または溶接等の材料による結合によって実現されてもよい。
電磁ブレーキ80は、電動モータ30とは反対側の位置でハウジング90に固定される。これにより、電磁ブレーキ80を電動モータ30に接近させることができるため、軸方向において、ハウジング90を短尺化することができる。また、電磁ブレーキ80を電動モータ30に接近させることにより、電磁ブレーキ80を作動させた際に入力部材41に負荷されるねじれを軽減することができる。
なお、電磁ブレーキ80を、ハウジング90におけるブレーキホルダ部915に固定することは必須ではない。例えば、電磁ブレーキ80の径方向外側にある筒状部911に固定することにより、電磁ブレーキ80を電動モータ30に接近させてもよい。
<電池ホルダ97の配置>
図4に示すように、電池ホルダ97は、第2収容部92の外表面に設けられている。より具体的には、電池ホルダ97は、第2収容部92における軸方向他方側の端面921に設けられている。電池ホルダ97は、端面921において、軸方向一方側に凹む凹状である。
電池ホルダ97は、弾性変形可能な爪部971を有する。爪部971は、電池ホルダ97の内側に位置し、電池98を挟持する。爪部971は、電池98の装着不良、または、電池ホルダ97からの電池98の脱落等を抑制し得る。電池ホルダ97が外表面である端面921に設けられていることにより、電池98を容易に交換できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、減速機50を波動歯車減速機としている。しかしながら、減速機50は、その他の機構(例えば、遊星機構)を備えた減速機としてもよい。
電磁ブレーキ80が、電動モータ30と回転検出器60との間に設けられていることは必須ではない。例えば、電磁ブレーキ80は、回転検出器60の軸方向他方側に設けられていてもよい。
上記実施形態では、スリーブ96は、ハウジング90に固定されており、中心軸線AX1を中心とする回転が抑制されている。しかしながら、スリーブ96は、中心軸線AX1を中心として回転可能に保持されてもよい。例えば、スリーブ96の軸方向一方側の端部が、出力部材45の筒部453に固定されることによって、出力部材45とともにスリーブ96が回転するようにしてもよい。出力部材45の回転速度は、減速機50によって、入力部材41の回転速度よりも遅い。このため、スリーブ96の回転速度は入力部材41(中空回転軸411および入力軸413)よりも低速である。したがって、スリーブ96と、その内側に配される電線または配管との間の摩擦を軽減することができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り、必要に応じて、組み合わせることおよび省略することができる。
本発明は、回転アクチュエータおよびロボットに利用することができる。
10 ロボット
12 関節部
14A 第1アーム
14B 第2アーム
20,20a 回転アクチュエータ
30 電動モータ
31 ロータ
33 ステータ
41 入力部材
411 中空回転軸
413 入力軸
45 出力部材
50 減速機
51 剛性内歯歯車
52 可撓性外歯歯車
60 回転検出器
70 回路基板
71 ドライバ回路
73 記憶部
8 減速機
80 電磁ブレーキ
811 廻止溝811(廻止凹部)
813 係合凸部813
83 ボルト(固定部)
90 ハウジング
90S 中空部
91,91a 第1収容部
911 筒状部
915 ブレーキホルダ部
92 第2収容部
96 スリーブ
97 電池ホルダ
971 爪部
98 電池
AX1 中心軸線

Claims (18)

  1. 回転アクチュエータであって、
    ロータおよびステータを有する電動モータと、
    前記ロータに連結され、中心軸線を中心として回転する入力部材と、
    前記電動モータの軸方向一方側に配置され、前記中心軸線を中心として回転する出力部材と、
    前記入力部材の回転を減速して前記出力部材に伝達する減速機と、
    前記電動モータの軸方向他方側に配置され、前記電動モータを制御するドライバ回路を有する回路基板と、
    前記電動モータと前記回路基板との間に配置され、前記入力部材の回転を検出して、その回転に応じた検出信号を前記ドライバ回路に出力する回転検 出器と、
    前記入力部材の回転を停止させる電磁ブレーキと、
    前記電動モータ、前記回転検出器、前記回路基板および前記電磁ブレーキを収容する中空部を内側に有するとともに、前記減速機が連結されるハウジングと、
    を備える、回転アクチュエータ。
  2. 請求項1の回転アクチュエータであって、
    前記電磁ブレーキが、前記電動モータと前記回転検出器との間に配置される、回転アクチュエータ。
  3. 請求項1または請求項2の回転アクチュエータであって、
    前記ドライバ回路は、前記回転検出器から出力される信号に基づいて、前記入力部材の回転位置を記憶する記憶部を有する、回転アクチュエータ。
  4. 請求項3の回転アクチュエータであって、
    前記ドライバ回路に電力を供給する電池を装着する電池ホルダ、
    をさらに備える、回転アクチュエータ。
  5. 請求項4の回転アクチュエータであって、
    前記電池ホルダは、前記ハウジングの外表面に設けられている、回転アクチュエータ。
  6. 請求項5の回転アクチュエータであって、
    前記電池ホルダは、前記ハウジングの軸方向他方側の端面に設けられている、回転アクチュエータ。
  7. 請求項4から請求項6の回転アクチュエータであって、
    前記電池ホルダは、電池を挟持する爪部を有する、回転アクチュエータ。
  8. 請求項1から請求項7いずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記電磁ブレーキが、無励磁作動形ブレーキである、回転アクチュエータ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記ハウジングは、
    前記電動モータおよび前記電磁ブレーキを収容する第1収容部と、
    前記回転検出器および前記回路基板を収容し、前記第1収容部に対して軸方向他方側に連結される第2収容部と、
    を有する、回転アクチュエータ。
  10. 請求項9の回転アクチュエータであって、
    前記第1収容部の剛性が、前記第2収容部の剛性よりも高い、回転アクチュエータ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記中心軸線上に配置される中空のスリーブ、
    をさらに備え、
    前記入力部材は、前記中心軸線に沿って空間を有する中空回転軸、を含み、
    前記スリーブが、前記中空回転軸の内側に配置される、回転アクチュエータ。
  12. 請求項11の回転アクチュエータであって、
    前記ハウジング及び前記スリーブのうち一方に設けられる廻止凹部と、
    前記ハウジング及び前記スリーブのうち他方に設けられ、前記廻止凹部に係合して前記スリーブの中心軸線を中心とする回転を抑制する係合凸部と、
    をさらに備える、回転アクチュエータ。
  13. 請求項12の回転アクチュエータであって、
    スリーブの軸方向の先端部に、前記廻止凹部または前記係合凸部が設けられる、回転アクチュエータ。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記入力部材を、前記ハウジングに対して、前記中心軸線を中心として回転可能に保持するベアリング、
    をさらに備え、
    前記ハウジングは、
    前記電動モータを囲う筒状部と、
    前記筒状部の軸方向一方側の端部に連続する部分であって、前記筒状部から径方向内側へ延びるとともに、先端部に前記ベアリングが取り付けられるベアリングホルダ部と、
    を有する、回転アクチュエータ。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記ドライバ回路と電気的に接続される電線、及び、前記電線の先端に設けられているドライバ側コネクタを有するコネクタ付電線と、
    前記回転検出器と電気的に接続される接点を有し、前記ドライバ側コネクタが軸方向に接続される中継コネクタと、
    を有する、回転アクチュエータ。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項の回転アクチュエータであって、
    前記電磁ブレーキを、前記電動モータとは反対側の位置で前記ハウジングに固定する固定部、
    をさらに備える、回転アクチュエータ。
  17. 請求項16の回転アクチュエータであって、
    前記電動モータは前記電磁ブレーキよりも軸方向一方側に位置し、
    前記ハウジングは、
    前記電動モータ及び前記電磁ブレーキを囲む筒状の第1筒状部と、
    前記電磁ブレーキよりも軸方向他方側において、前記第1筒状部から径方向内側へ延びるブレーキホルダ部と、
    を有し、
    前記固定部は、前記電磁ブレーキを前記ブレーキホルダ部に固定する、回転アクチュエータ。
  18. 関節を有するロボットであって、
    第1アームおよび第2アームと、
    前記第1アームおよび前記第2アームを連結する関節部と、
    を備え、
    前記関節部が、請求項1から請求項17のいずれか1項の回転アクチュエータを含む、ロボット。
JP2020023504A 2019-06-14 2020-02-14 回転アクチュエータおよびロボット Pending JP2020205742A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111216 2019-06-14
JP2019111216 2019-06-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020205742A true JP2020205742A (ja) 2020-12-24

Family

ID=73837614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020023504A Pending JP2020205742A (ja) 2019-06-14 2020-02-14 回転アクチュエータおよびロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020205742A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115135468A (zh) * 2021-12-30 2022-09-30 深圳市越疆科技有限公司 用于机械臂关节的制动装置、机械臂关节及机械臂
WO2023026436A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 ファナック株式会社 アクチュエータ及び機械
WO2023032055A1 (ja) 2021-08-31 2023-03-09 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 波動歯車装置
WO2024055425A1 (zh) * 2022-09-16 2024-03-21 深圳市零差云控科技有限公司 摩擦式制动器的关节模组及关节机器人

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023026436A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 ファナック株式会社 アクチュエータ及び機械
WO2023032055A1 (ja) 2021-08-31 2023-03-09 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 波動歯車装置
KR20240023639A (ko) 2021-08-31 2024-02-22 가부시키가이샤 하모닉 드라이브 시스템즈 파동기어장치
CN115135468A (zh) * 2021-12-30 2022-09-30 深圳市越疆科技有限公司 用于机械臂关节的制动装置、机械臂关节及机械臂
WO2023123289A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 深圳市越疆科技有限公司 用于机械臂关节的制动装置、机械臂关节及机械臂
CN115135468B (zh) * 2021-12-30 2024-03-19 深圳市越疆科技股份有限公司 用于机械臂关节的制动装置、机械臂关节及机械臂
WO2024055425A1 (zh) * 2022-09-16 2024-03-21 深圳市零差云控科技有限公司 摩擦式制动器的关节模组及关节机器人

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020205742A (ja) 回転アクチュエータおよびロボット
TWI461273B (zh) 機器人臂部件
JP6610477B2 (ja) 回転アクチュエータおよびロボット
US7253578B2 (en) Pivoting apparatus of industrial robot
WO2017169418A1 (ja) 回転アクチュエータおよびロボット
CN111936276B (zh) 关节单元、机械臂以及机器人
JP4964303B2 (ja) モータの回転位置検出装置
JP6849363B2 (ja) 回転アクチュエータおよびロボット
TW201309441A (zh) 機器人
KR102123935B1 (ko) 로봇
JP2012147541A (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター、ロボット、ロボットハンド。
JP5197174B2 (ja) 波動減速機付きモータ
JPWO2009034817A1 (ja) 中空アクチュエータ
JP2015054357A (ja) 関節駆動装置及びロボット
JP2012105483A (ja) 回転電機、ロボット、回転電機の製造方法、中空軸
JP2016140917A (ja) ロボット
KR101194316B1 (ko) 중공구동모듈
JP2016034680A (ja) ロボット
JP7430584B2 (ja) アクチュエータ及びブレーキ
JP2010187460A (ja) サーボユニット
JP2020192661A (ja) ロボット
JP7077854B2 (ja) 回転アクチュエータ及びロボット
WO2017169419A1 (ja) 回転アクチュエータおよびロボット
JP5448252B2 (ja) 回転電機及びロボット
WO2017169580A1 (ja) 回転アクチュエータおよびロボット

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240603