JP2020205572A - 画像形成装置およびそれを制御するためのプログラム - Google Patents

画像形成装置およびそれを制御するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】折り曲げ可能なタッチパネル型の操作パネル装置101が折り曲げられてチルトされている場合においても操作画面の視認性を維持する。【解決手段】画像形成装置100は、画像形成装置100に対する操作を受け付ける折り曲げ可能な操作部300と、操作部300の操作面の画像形成装置100に対する傾きを可変にするチルト機構310と、操作部300のチルト角を検出するチルト角検出部320と、操作部300の傾き(=チルト角)に応じて画像の傾きを変更するための制御データを格納する記憶部340と、画像形成装置100を制御する制御部210とを備える。制御部210は、操作部300における画像の表示を制御するパネル制御部216を含む。パネル制御部216は、その機能の一部として、倍率変更331と、傾き修正332と、縦横変更333とを含む。【選択図】図3

Description

本開示は画像形成装置の制御に関し、より特定的には、折り曲げ可能な操作パネル装置を備える画像形成装置の制御に関する。
画像形成装置のユニバーサルデザインの観点から、操作パネルの水平面に対する傾き角度(チルト角度)がフレキシブル化された画像形成装置が知られている。例えば、特開2013−038690号公報(特許文献1)は、「操作パネルの角度調整が可能で用紙が取り出し易くかつ前面における操作パネルの突出がない胴内排紙型の画像形成装置」を開示している(段落0007参照)。
特開2013−038690号公報
操作パネルを折り曲げて第1表示領域および第2表示領域が形成された場合を想定する。第1表示領域が画像形成装置の正面を向いている状態でチルト機構を用いて当該操作パネルの傾きを変更すると、第2表示領域の向きも変わる。その結果、第2表示領域が見にくくなり操作性が低下する可能性がある。したがって、操作パネルが折り曲げられた状態で当該操作パネルが傾いていても操作性の低下が防止される技術が必要とされている。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面に従うと、操作パネルが折り曲げられた状態で当該操作パネルが傾いていても操作性の低下が防止される技術が開示される。
ある実施の形態に従うと、画像形成装置が提供される。画像形成装置は、第1表示領域と第2表示領域とに折り曲げ可能な表示面を有する表示パネルと、上記画像形成装置に対する上記表示パネルの角度を変更するチルト機構と、上記角度を検出する検出部と、上記表示面における表示内容を変更する制御部とを備える。上記制御部は、上記表示面が折り曲げられた表示パネルの上記画像形成装置に対する傾きに応じて、上記第2表示領域に表示される画像を傾けて表示する。
ある局面に従うと、上記画像形成装置は、上記角度と、上記角度に応じて定められる上記画像の傾きとを規定する設定情報を格納するためのメモリをさらに備える。上記表示パネルは、上記第1表示領域が上記画像形成装置の正面を向くように上記画像形成装置に取り付けられている。折り曲げられた表示パネルの上記角度が変更されることにより上記第2表示領域が上記画像形成装置の正面を向かなくなると、上記制御部は、上記設定情報に基づいて、上記第2表示領域に示される画像の傾きを補正する。
ある局面に従う画像形成装置において、上記検出部は、線形に傾斜を検出するセンサーを含む。上記第2表示領域に画像を傾けて表示することは、上記センサーの出力信号に応じて規定される角度に応じて、当該画像を傾けて表示することを含む。
ある局面に従う画像形成装置において、上記画像を傾けて表示することは、規定された倍率に応じて上記画像の大きさを変更することをさらに含む。
ある局面に従う画像形成装置において、上記画像の大きさを変更することは、予め規定された縮小倍率を超えない範囲で上記画像の大きさを縮小することを含む。
ある局面に従う画像形成装置において、上記制御部は、上記第2表示領域に対する画面スクロール操作に応じて、上記画像を移動して上記第2表示領域に表示する。
ある局面に従う画像形成装置において、上記制御部は、上記表示パネルの上記角度が予め規定された角度を超えたことに基づいて、上記第2表示領域において左右に表示される各画像の配列を上下に切り替えて表示する。
ある局面に従う画像形成装置において、上記切り替えて表示することは、各上記画像を縮小して表示することを含む。
ある局面に従うと、画像形成装置は、人感センサーをさらに備える。上記画像を傾けて表示することは、上記表示パネルの近傍にユーザーがいる場合に上記画像を傾けて表示することと、上記表示パネルの近傍にユーザーがいない場合に、上記画像を傾けずに表示することとを含む。
ある局面に従うと、上記制御部は、上記第1表示領域と上記第2表示領域との境界を示す線を上記表示パネルに表示し、上記表示パネルの上記角度が予め規定された角度を超えた場合に、上記線の位置を変更する。
他の実施の形態に従うと、画像形成装置を制御するためのプログラムが提供される。このプログラムは上記画像形成装置に、第1表示領域と第2表示領域とに折り曲げ可能な表示面を有する表示パネルに画像を表示するステップと、上記画像形成装置に対する上記表示パネルの角度を検出するステップと、上記表示面における表示内容を変更するステップとを実行させる。上記変更するステップは、上記表示面が折り曲げられた表示パネルの上記画像形成装置に対する傾きに応じて、上記第2表示領域に表示される画像を傾けて表示するステップを含む。
ある局面に従うと、上記プログラムは上記画像形成装置に、上記角度と、上記角度に応じて定められる上記画像の傾きとを規定する設定情報にアクセスするステップをさらに実行させる。上記表示パネルは、上記第1表示領域が上記画像形成装置の正面を向くように上記画像形成装置に取り付けられている。上記変更するステップは、折り曲げられた表示パネルの上記角度が変更されることにより上記第2表示領域が上記画像形成装置の正面を向かなくなると、上記設定情報に基づいて、上記第2表示領域に示される画像の傾きを補正することを含む。
ある局面に従うと、上記検出するステップは、線形に傾斜を検出することを含む。上記第2表示領域に画像を傾けて表示することは、上記線形に傾斜を検出した結果に応じて規定される角度に応じて、当該画像を傾けて表示することを含む。
ある局面に従うと、上記画像を傾けて表示することは、規定された倍率に応じて上記画像の大きさを変更することをさらに含む。
ある局面に従うと、上記画像の大きさを変更することは、予め規定された縮小倍率を超えない範囲で上記画像の大きさを縮小することを含む。
ある局面に従うと、上記変更するステップは、上記第2表示領域に対する画面スクロール操作に応じて、上記画像を移動して上記第2表示領域に表示することを含む。
ある局面に従うと、上記変更するステップは、上記表示パネルの上記角度が予め規定された角度を超えたことに基づいて、上記第2表示領域において左右に表示される各画像の配列を上下に切り替えて表示することを含む。
ある局面に従うと、上記切り替えて表示することは、各上記画像を縮小して表示することを含む。
ある局面に従うと、上記プログラムは上記画像形成装置に、上記画像形成装置の近傍に人の存在を検知するステップをさらに実行させる。上記画像を傾けて表示することは、上記表示パネルの近傍にユーザーがいる場合に上記画像を傾けて表示することと、上記表示パネルの近傍にユーザーがいない場合に、上記画像を傾けずに表示することとを含む。
ある局面に従うと、上記変更するステップは、上記第1表示領域と上記第2表示領域との境界を示す線を上記表示パネルに表示することと、上記表示パネルの上記角度が予め規定された角度を超えた場合に、上記線の位置を変更することとを含む。
ある実施の形態に従うと、操作パネルが折り曲げられた状態で当該操作パネルが傾いていても操作性の低下が防止され得る。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置100の外観を表わす図である。 画像形成装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 画像形成装置100が備える機能の構成を表わすブロック図である。 操作パネル装置101の側面方向から画像形成装置100を見た状態を表わす図である。 操作パネル装置101の側面方向から画像形成装置100を見た状態で操作画面の一部が折り曲げられた状態を表わす図である。 ある実施の形態において、操作パネル装置101が折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。 折り曲げられた操作パネル装置101がチルトされている状態で画面がそのまま領域620に表示される態様を表わす図である。 折り曲げられた操作パネル装置101がチルトされている状態で画面の向きが水平となるように調整された状態で領域620に表示される態様を表わす図である。 画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 ROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 操作パネル装置101のチルトの状態に応じて表示される画像の位置態様を表わす図である。 画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 他の局面に従うROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 さらに他の局面に従う画像形成装置100のROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 さらに他の局面において操作パネル装置101に表示される画像の一態様を表わす図である。 さらに他の局面に従う画像形成装置100のROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 領域620に表示される画像の場所が可変であることを表わす図である。 ROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 操作パネル装置101における画面の表示態様の変更の一例を表わす図である。 操作パネル装置101が縦横を変更した状態で画像を表示する一例を表わす図である。 さらに他の局面に従う画像形成装置2100の構成の概要を表わす図である。 画像形成装置2100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 操作パネル装置101が折り曲げられている場合において領域620における画像の表示態様を表わす図である。 さらに他の局面に従う画像形成装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 ROM212における設定内容の格納の一態様を概念的に表わす図である。 操作パネル装置101が初期画面を表示している場合の画面の推移を表わす図である。 操作パネル装置101がジャム全画面表示である場合の画面の推移を表わす図である。 操作パネル装置101がトラブル全画面表示である場合の画面の推移を表わす図である。 操作パネル装置101がサービスの全画面を表示している場合の画面の推移を表わす図である。 ある局面に従う画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の外観を表わす図である。ある局面において、画像形成装置100は、所謂MFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機として実現される。MFPは、典型例として、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能、ボックス機能といった複数の機能を有する。画像形成装置100は、操作パネル装置101と、スキャナー部102と、フィーダ104と、プリントエンジン106と、トレー108と、複数の給紙部109とを備える。
操作パネル装置101は、画像形成装置100の本体の上面の前面側(すなわち、ユーザーが操作のために画像形成装置100に対向する側)に配置され、画像形成装置100への操作を受け付ける。操作パネル装置101は、後述するように、ユーザーからの各種の指示、または、数字、文字、記号その他の入力操作を受け付けるための複数のキーと、表示装置とを含む。表示装置は、タッチパネルを含む。タッチパネルは、ユーザー操作に応答した各種情報および/または各種操作を受け付けるためのメニュー画面等をユーザーに対して表示し、また、ユーザーによってタッチ操作された位置を検出し、当該取得した位置に応じた入力情報を取得する。
ある局面において、操作パネル装置101は折り曲げ可能なタッチパネル型のデバイスとして実現される。操作パネル装置101は、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネルとして実現される。操作パネル装置101は、画像形成装置100の筐体の正面を向くようにチルト可能な状態で配置される。
他の局面において、タッチパネル型の入力装置を搭載する操作パネル装置101は、ユーザーが画像形成装置100の前に立った状態で操作しやすいように、その操作面が斜めになるように、傾斜が与えられて、画像形成装置100の本体に取り付けられる。なお、他の局面において、操作パネル装置101は、着脱可能であってもよい。
スキャナー部102は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する。フィーダ104は、画像形成装置100の本体の上面に配置され、スキャナー部102に原稿を送る。
プリントエンジン106は、取得された画像データに基づいて、用紙その他の媒体の上に画像を印刷する。トレー108は、画像形成装置100の中央部に配置され、プリントエンジン106によって画像形成されて排出される用紙を受ける。複数の給紙部109は、画像形成装置100の本体の下部に配置され、プリントエンジン106に用紙を供給する。
図2を参照して、画像形成装置100を実現する詳細な構成の一例について説明する。図2は、画像形成装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。画像形成装置100は、主たる構成要素として、制御部210と、画像読取装置220と、固定記憶装置230と、短距離無線I/F(Interface)240と、画像出力装置250と、プリンターコントローラー260と、ネットワークI/F270と、無線I/F280とを備える。各構成要素は、それぞれ、バスに接続されている。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)211と、ROM(Read Only Memory)212と、SRAM(Static Random Access Memory)213と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)214と、時計IC(Integrated Circuit)215と、パネル制御部216と、OCR(Optical Code Reader)制御部217とを含む。
制御部210は、画像形成装置100を制御する。より詳しくは、CPU211は、ROM212、S−RAM213、NV−RAM214等に格納されている命令を実行し、画像形成装置100に所定の動作を実現させる。ROM212は、画像形成装置100を制御するために予め準備されたデータおよび命令を保持している。
S−RAM213は、キャッシュメモリーとして、CPU211に頻繁にアクセスされるデータを保持する。
NVRAM214は、フラッシュメモリーを含み、画像形成装置100において電源が供給されていない場合もデータを保持する。
時計IC215は、画像形成装置100における時間を計測する。
パネル制御部216は、操作パネル装置101に対するタッチ操作を検出し、タッチ操作に応じた信号をCPU211に出力する。
画像読取装置220は、スキャナー部102として、トレー108に載置された原稿を走査することにより当該原稿の画像データを取得する。
固定記憶装置230は、例えばハードディスクにより実現され、画像形成装置100で生成されたデータあるいは画像形成装置100が受信したデータを不揮発的に保持する。
画像出力装置250は、コピー機能あるいは印刷機能を実現する。画像形成装置100の動作モードがコピーモードである場合、画像出力装置250は、画像読取装置220によって読み取られた画像を用紙その他の印刷媒体に形成する。他の局面において、画像形成装置100の動作モードがプリントモードである場合、画像出力装置250は、画像形成装置100に与えられたデータあるいは画像形成装置100に格納されているデータに基づいて、画像を印刷媒体に形成する。
プリンターコントローラー260は、プリンターとしての画像出力装置250の動作を制御する。
ネットワークI/F270は、画像形成装置100が接続されるLAN(Local Area Network)その他のネットワークを介して、他の情報通信装置(例えば、画像形成装置100をプリンターとして使用するコンピューター装置)との通信を制御する。
無線I/F280は、WiFi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の無線通信規格により他の装置との通信を実現する。なお、無線通信規格は、上記の規格に限られない。
図3を参照して、画像形成装置100によって実現される機能について説明する。図3は、画像形成装置100が備える機能の構成を表わすブロック図である。画像形成装置100は、操作部300と、チルト機構310と、チルト角検出部320と、記憶部340と、制御部210とを備える。制御部210は、パネル制御部216を含む。パネル制御部216は、その機能の一部として、倍率変更331と、傾き修正332と、縦横変更333とを含む。
操作部300は、画像形成装置100に対する操作を受け付ける。操作部300は、例えば、操作パネル装置101として実現される。操作部300は、画像形成装置100に固定されていなくてもよく、例えば、着脱可能であってもよい。また、ある局面において、操作部300は、折りたたみ可能であってもよい。この場合、操作部300は、例えば、有機EL等の柔軟性のある素材により構成される。
チルト機構310は、操作部300の操作面(=表示面)の画像形成装置100に対する傾きを可変にする。例えば、チルト機構310は、画像形成装置の筐体の左右方向(=水平方向)に平行に取り付けられた回転軸(図示しない)を含む。チルト機構310は、当該回転軸に対して回転可能に取り付けられており、操作部300がチルト機構310に取り付けられることにより、操作部300の操作面の位置は、画像形成装置100の側面から上面に向かうように、可変となる。
チルト角検出部320は、チルト位置センサーとして、操作部300のチルト角を検出する。チルト角は、操作部300が画像形成装置100の筐体の側面に平行な軸に対して何度傾いているかを検出する。ある局面において、チルト角検出部320は、傾き角度をリニアーに検出し得るセンサーとして実現される。
記憶部340は、画像形成装置100に対する操作部300の傾き(=チルト角)に応じて画像の傾きを変更するための制御データを格納する。当該制御データは、例えば、操作部300の傾きと画像の傾きとの対応を示すテーブルとして規定され得る。他の局面において、当該制御データは、操作部300の傾きを示す信号に応じて予め規定された関係から当該画像の傾きが導出される構成が採用されてもよい。
パネル制御部216は、操作部300に画像を表示するためのデータを生成し、操作部300に当該データを送信する。操作部300は、そのデータに応じた画面を表示する。より詳しくは、パネル制御部216は、チルト角検出部320により検出されたチルト角と、記憶部340に格納されているデータとに基づいて、倍率変更331、傾き修正332、および縦横変更333の各処理機能を実現する。ある局面において、パネル制御部216は、倍率変更331として、操作パネル装置101が折り曲げられることにより形成される二つの表示領域の内の一つの表示領域に表示される画像の倍率を変更する。変更される倍率(例えば、縮小倍率、拡大倍率)は、予め規定されている。
他の局面において、パネル制御部216は、傾き修正332として、操作パネル装置101が折り曲げられることにより形成される二つの表示領域の内の一つの表示領域に表示される画像の傾きを修正する。例えば、パネル制御部216は、操作パネル装置101の傾きに応じて予め規定された角度を参照して、当該画像の傾きを修正する。
他の局面において、パネル制御部216は、縦横変更333として、操作パネル装置101が折り曲げられることにより形成される二つの表示領域の内の一つの表示領域に表示される画像の縦横を変更する。例えば、当該一つの表示領域において横方向に表示されて視認される画像が横長に表示されている場合、パネル制御部216は、操作パネル装置101の傾きに応じて、当該画像を縦長に表示し得る。この場合、一部の画像が当該一つの表示領域に収まらない場合もあり得る。さらに他の局面において、パネル制御部216は、縦長に表示している画像が当該一つの表示領域に収まるように、一部の画像を縮小し得る。
図4および図5を参照して、操作パネル装置101のチルトについて説明する。図4は、操作パネル装置101の側面方向から画像形成装置100を見た状態を表わす図である。図5は、操作パネル装置101の側面方向から画像形成装置100を見た状態で操作画面の一部が折り曲げられた状態を表わす図である。
図4に示されるように、状態(A)において、操作パネル装置101は、折り曲げられておらずチルトしていない(チルト角=0度)。操作パネル装置101あるいは、チルト機構310の傾きが変えられると、状態(B)に示されるように、操作パネル装置101は、チルトされた状態となる。
図5に示されるように、状態(A)において、操作パネル装置101がチルトされていない状態で操作パネル装置101の一部が折り曲げられると、表示画面の一部は、2方向を向くことになる。操作パネル装置101の一部が折り曲げられた状態でチルトされると、操作パネル装置101は、状態(B)に示されるようになる。操作画面も、チルト角度に応じて傾くことになる。この場合、操作パネル装置101のチルト角は、チルト角検出部320によって検出される。
図6を参照して、操作パネル装置101における画像の表示態様について説明する。図6は、ある実施の形態において、操作パネル装置101が折り曲げられたときの表示の一例を示す図である。ここでは、故障が画像形成装置100の右側面部で発生しているものとし、折り曲げられる前の操作パネル装置101にはコピーの設定画面が表示されていたものとして説明する。
図6に示される一点鎖線P1は、ユーザーによる折り曲げ位置を示している。操作パネル10の表示領域は、折り曲げ位置を境に、画像形成装置100の正面方向に向いている領域610(第1表示領域、第1操作画面ともいう。)と、故障が発生している方向に向いている領域620(第2表示領域、第2操作画面ともいう。)とに分けられる。領域610は、折り曲げられる前の操作パネル装置101に表示されていたコピーの設定画面の一部を継続して表示する。一方、領域620は、折り曲げられる前の操作パネル装置101には表示されていなかった故障修理方法を示す画面を表示する。
操作パネル装置101の表示領域は、領域610と領域620とに分けられるため、コピーの設定画面の一部に対応する領域、すなわち、領域610と領域620とにまたがる領域に表示される画像640は、表示されなくなる。しかしながら、画像形成装置100が故障から復帰した場合には、操作パネル装置101の分割表示が解除される。故障修理方法の画面が消去され、操作パネル装置101の表示領域は、その全面に、折り曲げられる前の操作パネル装置101に表示されていたコピーの設定画面を表示する。
図7および図8を参照して、操作パネル装置101における画像の表示態様について説明する。図7は、折り曲げられた操作パネル装置101がチルトされている状態で画面がそのまま領域620に表示される態様を表わす図である。図8は、折り曲げられた操作パネル装置101がチルトされている状態で画面の向きが水平となるように調整された状態で領域620に表示される態様を表わす図である。
図7に示されるように、操作パネル装置101が折り曲げられた状態でチルトされると、画面も当該チルト角に応じて傾いた状態で表示される。そのため、表示される内容によっては、ユーザーは当該内容を確認しにくくなる場合があり得る。これに対して、ある実施の形態に従うの形態に従う画像形成装置100によれば、操作パネル装置101が折り曲げられた状態でチルトされても、画面は、チルト前の状態と同じように表示される。すなわち、操作パネル装置101の傾きに応じて当該画面も傾いて表示される。したがって、操作パネル装置101がチルトされた場合においても、当該画面の視認性が担保され得る。
[制御構造]
図9を参照して、画像形成装置100の制御構造について説明する。図9は、画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。他の局面において、当該処理は、各処理を実行するように構成された回路素子の組み合わせによっても実現され得る。
ステップS910にて、CPU211は、チルト角検出部320からの出力に基づいて、操作パネル装置101のチルト位置に変更があったか否かを判断する。CPU211は、チルト位置に変更があったと判断すると(ステップS910にてYES)、制御をステップS920に切り替える。そうでない場合には(ステップS910にてNO)、CPU211は、処理を終了する。
ステップS920にて、CPU211は、チルト位置センサー(チルト角検出部320)の出力に基づいて、操作パネル装置101のチルト角を把握(検出)する。
ステップS930にて、CPU211は、チルト角に応じて操作パネル装置101の画面の表示を変更する。
[画面の表示態様の補正]
図10および図11を参照して、チルト可能な操作パネル装置101における画面の表示態様の補正について説明する。図10は、ROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ある局面において、当該データは、操作パネル装置101に表示される画面の表示態様を規定するデータとして画像形成装置100の製造者によって予め規定されている。他の局面において、当該データは、画像形成装置100の管理者またはユーザーによって変更可能とされてもよい。図11は、操作パネル装置101のチルトの状態に応じて表示される画像の位置態様を表わす図である。
図10に示されるように、ある局面において、ROM212は、チルト位置センサーにより検出された角度に応じて第2操作画面(領域620)における表示を規定するデータを保持している。チルト位置センサーは、検出角度としてデジタル値およびアナログ値のいずれでも出力し得る。
より具体的には、ROM212は、傾き正確度、接点左、および接点右という項目を保持している。傾き補正角度は、操作パネル装置101のチルト角に応じて補正される角度を表わす。項目「接点左」および「接点右」は、操作パネル装置101の表示領域と、表示される画像との位置を規定する。
例えば、設定1010は、チルト位置センサーの値が「00」の場合を規定している。この場合、操作パネル装置101はチルトされておらず、したがって、「傾き補正角度」は「回転無」として規定される。項目「接点左」および「接点右」については、具体的には規定されない。したがって、この場合は、図11の状態(A)に示されるように、操作パネル装置101の矩形の領域620と、領域620に表示される画像とは、通常の態様(すなわち、チルト角=0度)で表示される。
図10を再び参照して、設定1020は、チルト位置センサーの出力が「01」の場合を規定している。この場合、例えば、傾き補正角度は「左10°回転」である。これは、画像が左回り(=反時計回り)に10度回転して表示されることを表わす。項目「接点左」は、「パネル左辺⇔画像左角」と規定されている。これは、操作パネル装置101の矩形領域の左辺に、画像の左頂点が接することを表わしている。また、項目「接点右」は、「パネル右辺⇔画像上辺」と規定されている。これは、操作パネル装置101の矩形領域の右辺に、画像の上辺が接することを表わしている。
すなわち、図11の状態(B)に示されるように、この場合、画像の姿勢は、領域620に対して角度1110だけ補正されている。この場合、角度1110の値は10度となる。点1120において、領域620に表示される画像の左上の角部と、領域620とは、接している。また、点1130において、領域620と当該画像の上辺とが接している。
図10を再び参照して、設定1030は、チルト位置センサーの出力が「10」の場合を規定している。この場合、例えば、傾き補正角度は「左20°回転」である。これは、画像が左回り(=反時計回り)に20度回転して表示されることを表わす。項目「接点左」は、「パネル左辺⇔画像左角」と規定されている。項目「接点右」は、「パネル右辺⇔画像上辺」と規定されている。これらは、設定1020の場合の内容と同じであるので、詳細な説明は繰り返さない。
[制御構造]
図12を参照して、画像形成装置100の制御構造について説明する。図12は、画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同じ処理には、同じステップ番号を付してある。したがって、同じ処理の説明は繰り返さない。
ステップS1220にて、CPU211は、ROM212から補正テーブル(図10)のデータを読み込む。
ステップS1230にて、CPU211は、操作パネル装置101を折り曲げることにより形成された領域620に表示される画像の向きを、当該補正テーブルに規定されているデータに基づいて補正し、補正後の画像を操作パネル装置101の領域620に表示させる。
[チルト角検出機構の他の局面]
図13を参照して、チルト角検出機構の他の局面について説明する。チルト角検出機構は、リニアなチルト角を検出してもよい。この場合、画面の補正は、検出されたチルト角の範囲ごとに規定され得る。図13は、他の局面に従うROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ある局面において、当該データは、操作パネル装置101に表示される画面の表示態様を規定するデータとして画像形成装置100の製造者によって予め規定されている。他の局面において、当該データは、画像形成装置100の管理者またはユーザーによって変更可能とされてもよい。
図10に示されるように、ある局面において、ROM212は、チルト位置センサーの角度に応じて第2操作画面(領域620)における表示を規定するデータを保持している。より具体的には、ROM212は、傾き正確度、接点左、および接点右という項目を保持している。傾き補正角度は、操作パネル装置101のチルト角に応じて補正される角度を表わす。項目「接点左」および「接点右」は、操作パネル装置101の表示領域と、表示される画像との位置を規定する。
例えば、設定1310は、操作パネル装置101のチルト角が0度から10度未満の場合を規定している。設定1320は、操作パネル装置101のチルト角が10度から20度未満の場合を規定している。設定1330は、操作パネル装置101のチルト角が20度から30度未満の場合を規定している。規定の内容は、図10に示される内容と同じである。このようにすると、チルト角検出部320が操作パネル装置101のチルト角を連続的に検出できる場合に、操作パネル装置101に表示される画面の無機を調整できる。
[画像のサイズ調整]
図14および図15を参照して、さらに他の局面について説明する。図14は、さらに他の局面に従う画像形成装置100のROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。図15は、さらに他の局面において操作パネル装置101に表示される画像の一態様を表わす図である。
操作パネル装置101がチルトされて領域620に表示される画像の傾きが調整されると、図11の状態(B)に示されるように、同じサイズのままでは、調整後の画像は領域620に収まらない可能性がある。そこで、調整後の画像が領域620に収まるように、画像の大きさが縮小されてもよい。
より具体的には、図14の項目「縮小倍率」として規定されるように、操作パネル装置101のチルト角度に応じて、領域620に表示される画像の大きさが、当該縮小倍率に従って縮小される。
すなわち、図15の状態(A)に示されるように、チルト角が0度の場合は、領域620には、通常時の大きさの画像が表示される。その後、操作パネル装置101がチルトされると、画像1510は、傾いた領域620に収まるように表示される。この場合、領域620と画像1510とは、点1520,1530で接することになる。
[縮小倍率の制限]
図16および図17を参照して、さらに他の局面について説明する。図16は、さらに他の局面に従う画像形成装置100のROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。さらに他の局面では、操作パネル装置101に表示される画像が縮小される倍率には制限が設けられる。したがって、縮小して表示される場合の視認性が低下することが抑制される。図17は、領域620に表示される画像の場所が可変であることを表わす図である。
より具体的には、図16に示されるように、ROM212は、項目「縮小倍率」をさらに保持している。この項目は、領域620に表示される画像の縮小の限界を規定する。図16に示される例では、画像の大きさは、当初の大きさの85%まで縮小され得る。したがって、84%以下の大きさには縮小されないことになる。なお、図16に示される数値は例示であり、縮小倍率の値は図16に示される数値に限られない。当該縮小倍率は、操作パネル装置101の大きさ、特に、領域620の大きさと表示される画像の大きさとの関係に応じて規定され得る。
なお、この場合、縮小倍率の制限により領域620に画像全体が表示されない場合も生じ得る。そこで、この場合、操作パネル装置101の領域620にタッチしてドラッグ操作を行なうことにより、表示される画像の場所を変更できてもよい。
例えば、図17の状態(A)は、領域620が正常位置(チルトなし)の場合の表示態様を表わす。その後、操作パネル装置101がチルトされると、例えば状態(B)に示されるように、画像1700は、傾きを変えることなく傾いた領域620に表示される。この場合、画像1700は、領域620に対して角度1710だけ左に(反時計回り)に回転していることになり、点1720,1730において領域620と接している。状態(B)から明らかなように、画像は、領域620に収まっておらず、画像の右あるいは下の部分は表示されていない。そこで、ユーザーは、領域620をタッチしてドラッグ操作を行なうことにより画像の場所を移動することができる。一例として、ユーザーが画像の左下の部分を表示させたいとき、当該画像を上に移動させるように操作パネル装置101のタッチ操作領域をなぞればよい。この場合、状態(C)に示されるように、画像1740が表示され、領域620に当初表示されていた画像の左下の部分画像が表示されることになる。
また、画像1700の右を表示したい場合には、ユーザーは、画像1700を左方向にドラッグ操作することで、状態(D)に示されるように、操作パネル装置101は、領域620に表示されていた画像の右の部分として画像1750を表示することができる。
[縦横比の変更]
図18および図19を参照して、さらに他の局面について説明する。さらに他の局面に従う画像形成装置100は、操作パネル装置101に表示される画像の縦横比をチルト角に応じて変更できる。図18は、ROM212におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。図19は、操作パネル装置101における画面の表示態様の変更の一例を表わす図である。
ROM212は、設定1810と設定1820とを格納している。設定1810は、操作パネル装置101の角度が0度から40度の範囲内でチルトされた場合には、第2操作画面(領域620)の傾きは補正されず、そのまま表示されることを規定している。設定1820は、操作パネル装置101の角度が80度までチルトされた場合に(実質的には、41度から80度まで)画面の縦横が変更されることを規定している。
より具体的には、図19の状態(A)として示されるように、操作パネル装置101のチルト角が40度までの場合には、領域620は、通常の態様で画面を表示する。この場合、領域620に表示される画像の上辺が領域620の長辺に対応するように、当該画像は領域620に表示される。
その後、操作パネル装置101のチルト角が40度を超えて80度まで傾けられると、領域620の矩形計上に応じて、表示される画像のレイアウトが変更される。すなわち、状態(B)に示されるように、領域620の短辺が画像1920の上辺となるように、縦横が変更される。このようにすると、操作パネル装置101の傾きが大きくなった場合には画像の縦横が変更されて表示されるので、ユーザーは、その立ち位置に応じて、領域620に表示される画像を容易に視認することができる。
図20を参照して、さらに他の局面について説明する。図20は、ある実施の形態に従う操作パネル装置101が縦横を変更した状態で画像を表示する一例を表わす図である。
前述の図18の設定の場合、縦横を変更すると、図19に示されるように、領域620には全ての画像が表示されなくなる。そこで、さらに他の局面に従う画像形成装置100は、縦横の変更の際に、領域620に表示される画像の欠損が無くなるように、領域620に画像を表示する。
より詳しくは、状態(A)に示されるように、領域620は、所定の画像を表示している。その後、操作パネル装置101が所定のチルト角以上に傾けられると、状態(B)に示されるように、領域620は、画像2010を表示する。画像2010は、状態(A)に示される画像と同じ内容を表示するが、状態(B)の場合の大きさは、状態(A)の場合の大きさよりも小さくなる。
この場合、領域620に表示される画像については、縦横が変更されて表示できるように、当該画像は、予め2つのサブ画像に変更されている。状態(A)に示される例では、「故障修理方法」を記述した部分としてのサブ画像と、「図1」を表示するためのサブ画像とが予め別個に規定されている。その上で、領域620の縦横を変更することにより生じる2つの表示領域の各々に、各サブ画像が表示される。「図1」のサブ画像の場合、縦横の変更後の表示領域の縦横比と、当該サブ画像の縦横比とに基づき、当該サブ画像は、当該表示領域に収まるように、縮小されて表示され得る。
[人の存在に応じて画像の表示を切りかえ]
図21および図22を参照して、さらに他の局面について説明する。さらに他の局面に従う画像形成装置2100は、その近傍に人が居ない場合には、操作パネル装置101が傾けられていても表示態様を変更しない。図21は、さらに他の局面に従う画像形成装置2100の構成の概要を表わす図である。なお、画像形成装置2100のハードウェア構成は、図21に示される構成以外は、画像形成装置100が備えるハードウェア構成と同じハードウェア構成を用いて実現される。したがって、同じハードウェア構成の説明は、繰り返さない。
図21の状態(A)に示されるように、画像形成装置2100は、画像形成装置100が備える構成に加えて、人感センサー2110をさらに備える。人感センサー2110は、例えば赤外線センサーによって実現される。人感センサー2110は、例えば、操作パネル装置101の近傍(例えば、数cm〜1m以内等)において人の存在を検知できるように配置されている。本実施の形態において、近傍とは、画像形成装置2100または操作パネル装置101に対する操作が可能な程度に近接していることをいう。
状態(B)に示されるように、操作パネル装置101が傾けられたとき、画像形成装置2100は、人感センサー2110による検知の結果に応じて、領域620に表示される画像をそのままの状態で又は傾けた状態で表示し得る。
図22は、画像形成装置2100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同じ処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同じ処理の説明は繰り返さない。
ステップS2220にて、画像形成装置2100のCPU211は、人感センサー2110からの出力に基づいて、第2操作画面(領域620)の前に人体(ユーザー)を検出したか否かを判断する。CPU211は、人体を検出したと判断すると(ステップS2220にてYES)、制御をステップS920に切り替える。CPU211は、操作パネル装置101のチルト位置を検出する(ステップS920)。そうでない場合には(ステップS2220にてNO)、CPU211は処理を終了する。
以上のようにして、画像形成装置2100は、操作パネル装置101の付近に人が居ない場合には操作パネル装置101が傾けられていても、画像の傾きを変更しない。この場合、画像形成装置2100を操作するユーザーが居ないことになるので、画像の傾きが変更されなくても視認性などに特段の不都合は生じない。他方、操作パネル装置101の付近に人が居る場合には、画像形成装置2100は、操作パネル装置101の領域620に表示される画像の傾きを調整する。したがって、画像形成装置2100のユーザーによる視認性が向上し得る。
[インストラクション線の表示]
図23および図24を参照して、さらに他の局面について説明する。さらに他の局面に従う画像形成装置は、操作パネル装置101がチルトされている場合でも領域620に表示される画像の傾きを敢えて変更しない。むしろ、当該画像形成装置は、操作パネル装置101の折り曲げ位置を示唆する線(以下「インストラクション線」ともいう。)を表示する点で、他の局面に従う画像形成装置と異なる。
図23は、操作パネル装置101が折り曲げられている場合において領域620における画像の表示態様を表わす図である。図24は、さらに他の局面に従う画像形成装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同じ処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同じ処理の説明は繰り返さない。
図23の状態(A)は、操作パネル装置101が折れ線2130において折り曲げられており、かつ、チルトされていない状態を表わす。この場合、画像2300が領域620に表示されている。操作パネル装置101がチルトされていないので、画像2300もそのまま表示されている。
状態(B)は、操作パネル装置101が折れ線2130において折り曲げられており、かつ、チルトされている状態を表わす。この場合、状態(A)の場合と同様に、画像2300は、領域620に表示されている。操作パネル装置101がチルトされていないので、画像2300もそのまま表示されている。
図24に示されるように、ステップS2410にて、CPU211は、操作パネル装置101の傾き角度が予め定められた値以上であるか否かを判断する。CPU211は、当該傾き角度が予め定められた値以上であると判断すると(ステップS2410にてYES)、制御をステップS2420に切り替える。そうでない場合には(ステップS2410にてNO)、CPU211は、制御をステップS1220に切り替える。
ステップS2420にて、CPU211は、操作パネル装置101の表示領域に、インストラクション線2310,2320を表示する。このとき、インストラクション線2310の表示態様(例えば、実線、破線、色つきなど)は、インストラクション線2320の表示態様とは異なってもよい。その後、CPU211は、処理を終了する。
以上のようにして、ある実施の形態に従うの形態に従うと、操作パネル装置101は、第2表示領域の画像を傾けることなく表示する。その上で、操作パネル装置101は、インストラクション線を表示するので、ユーザーは、どこで操作パネル装置101を折り曲げるべきかを容易に認識することができる。
[画面の表示態様]
図25〜図29を参照して、各画面の各々の操作画面(領域610,620)における画面の表示態様について説明する。図25は、ROM212における設定内容の格納の一態様を概念的に表わす図である。図26〜図29は、それぞれ、操作パネル装置101に表示される画面の一例を表わす図である。
[表示態様の設定]
図25に示されるように、ROM212は、テーブル2500を保持する。テーブル2500は、項目2510、2520、2520,2530を含む。項目2510は、操作パネル装置101に当初表示される元画面の内容を規定する。項目2520は、操作パネル装置101のチルト角度を規定する。項目2530は、第1操作画面(領域610)に表示される画面の内容を規定する。項目2540は、第2操作画面(領域620)に表示される画面の内容を規定する。
<初期画面>
図26は、操作パネル装置101が初期画面を表示している場合の画面の推移を表わす図である。
[チルトなし] 例えば、元画面として「初期画面」が表示されている場合において(項目2510)、チルト角度が「水平折り曲げ無し」であるとき、すなわち、操作パネル装置101がチルトされておらず、かつ、折り曲げられていないとき、第1操作画面および第2操作画面は、1つの画面として初期画面を表示する。このときの画面は、例えば、図26の状態(A)として表示される。状態(A)から明らかなように、操作パネル装置101は、画面2610および画面2620を一体として初期画面の全体を表示する。
[チルト角度30度] また、元画面として「初期画面」が表示されている場合において(項目2510)、チルト角度が30度である場合、第1操作画面(領域610)には、第1ユーザーの画面が表示される(項目2530)。第2操作画面(領域620)には、第2ユーザーの画面が表示される(項目2540)。より具体的には、図26の状態(B)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2611を領域610に表示し、画面2621を領域620に表示する。画面2621に示される例では、操作パネル装置101は折り曲げられているが、画面の傾きは調整されていない。
[チルト角度90度] さらに、操作パネル装置101のチルト角度が90度である場合、図26の状態(C)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2612を領域610に表示し、画面2622を領域620に表示する。画面2622に示される例では、操作パネル装置101が90度チルトされて画面が折り曲げられることにより、視認性の観点から、領域620の短辺(すなわち折り曲げられた部分)が上部となるように、画面2622(例えば、手差し用紙セットのヘルプ画面)が表示される。画像は左回り(反時計回り)方向に回転して表示される。これにより、画面2622を見ているユーザーに対する視認性の低下が抑制され得る。
<ジャム全画面表示>
図27は、操作パネル装置101がジャム全画面表示である場合の画面の推移を表わす図である。
[チルトなし] 他の局面において、元画面が「ジャム全画面表示」である場合において(項目2510)、チルト角度が「水平折り曲げ無し」であるとき、すなわち、操作パネル装置101がチルトされておらず、かつ、折り曲げられていないとき、第1操作画面および第2操作画面は、1つの画面として初期画面を表示する。このときの画面は、例えば、図27の状態(A)として表示される。状態(A)から明らかなように、操作パネル装置101は、画面2710および画面2720を一体として初期画面の全体を表示する。
[チルト角度30度] その後、操作パネル装置101のチルト角度が30度になると、第1操作画面(領域610)には、ジャム全画面表示の簡略版が表示される(項目2530)。第2操作画面(領域620)には、トラブル全画面表示の縮小版(80%)が表示される(項目2540)。より具体的には、状態(B)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2711を領域610に表示し、画面2721を領域620に表示する。画面2721の例では、操作パネル装置101の傾きに応じて、画面2721の傾きは調整されている。そして、ROM212の設定に従って、画面2721は、状態Aで示される全画面の縮小版として表示されている。
[チルト角度90度] さらに、操作パネル装置101のチルト角度が90度である場合、状態(C)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2711を領域610に表示したまま、画面2722を領域620に表示する。画面2722に示される例では、操作パネル装置101が90度チルトされて画面が折り曲げられることにより、視認性の観点から、領域620の短辺(すなわち折り曲げられた部分)が上部となるように、画面2722(例えば、右側面ジャム処理セットヘルプ画面)が表示される。画像は左回り(反時計回り)方向に回転して表示される。これにより、画面2722を見ているユーザーに対する視認性の低下が抑制され得る。
<トラブル全画面表示>
図28は、操作パネル装置101がトラブル全画面表示である場合の画面の推移を表わす図である。
[チルトなし] 他の局面において、元画面が「トラブル全画面表示」である場合において(項目2510)、チルト角度が「水平折り曲げ無し」であるとき、すなわち、操作パネル装置101がチルトされておらず、かつ、折り曲げられていないとき、第1操作画面および第2操作画面は、1つの画面として初期画面を表示する。このときの画面は、例えば、図28の状態(A)として表示される。状態(A)から明らかなように、操作パネル装置101は、画面2810および画面2820を一体として初期画面の全体を表示する。
[チルト角度30度] その後、操作パネル装置101のチルト角度が30度になると、第1操作画面(領域610)には、トラブル全画面表示の簡略版が表示される(項目2530)。第2操作画面(領域620)には、トラブル全画面表示の縮小版(80%)が表示される(項目2540)。より具体的には、状態(B)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2811を領域610に表示し、画面2821を領域620に表示する。画面2821に示される例では、操作パネル装置101の傾きに応じて、画面2821の傾きは調整されている。そして、ROM212の設定に従って、画面2821は、状態Aで示される全画面の縮小版として表示されている。
[チルト角度90度] さらに、操作パネル装置101のチルト角度が90度である場合、状態(C)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2811を領域610に表示したまま、画面2822を領域620に表示する。画面2822の例では、操作パネル装置101が90度チルトされて画面が折り曲げられることにより、視認性の観点から、領域620の短辺(すなわち折り曲げられた部分)が上部となるように、画面2822(例えば、トラブル全画面表示の縮小版(50%))が表示される。画像は左回り(反時計回り)方向に90度回転して表示される。これにより、画面2822を見ているユーザーに対する視認性の低下が抑制され得る。
<サービス全画面表示>
図29は、操作パネル装置101がサービスの全画面を表示している場合の画面の推移を表わす図である。
[チルトなし] 他の局面において、元画面が「サービス全画面表示」である場合において(項目2510)、チルト角度が「水平折り曲げ無し」であるとき、すなわち、操作パネル装置101がチルトされておらず、かつ、折り曲げられていないとき、第1操作画面および第2操作画面は、1つの画面として初期画面を表示する。このときの画面は、例えば、状態(A)として表示される。状態(A)から明らかなように、操作パネル装置101は、画面2910および画面2920を一体として画面の全体を表示する。
[チルト角度30度] その後、操作パネル装置101のチルト角度が30度になると、第1操作画面(領域610)には、サービス全画面表示の簡略版が表示される(項目2530)。第2操作画面(領域620)には、サービス全画面表示の縮小版(80%)の画面が表示される(項目2540)。より具体的には、状態(B)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2911を領域610に表示し、画面2921を領域620に表示する。画面2921に示される例では、操作パネル装置101の傾きに応じて、画面2921の傾きは調整されている。そして、ROM212の設定に従って、画面2921は、状態Aで示される全画面の縮小版として表示されている。
[チルト角度90度] さらに、操作パネル装置101のチルト角度が90度である場合、状態(C)に示されるように、操作パネル装置101は、画面2911を領域610に表示したまま、画面2922を領域620に表示する。画面2922に示される例では、操作パネル装置101が90度チルトされて画面が折り曲げられることにより、視認性の観点から、領域620の短辺が上部となるように、画面2922(例えば、右側面転写ユニット交換ヘルプ画面)が表示される。画像は左回り(反時計回り)方向に90度回転して表示される。これにより、画面2922を見ているユーザーに対する視認性の低下が抑制され得る。
図30を参照して、画像形成装置100の制御構造について説明する。図30は、ある局面に従う画像形成装置100のCPU211が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述処理と同じ処理には同じステップ番号を付してある。したがって、同じ処理の詳細な説明は繰り返さない。
ステップS910にて、CPU211は、チルト角検出部320からの出力に基づいて、操作パネル装置101のチルト位置に変更があったか否かを判断する。CPU211は、チルト位置に変更があったと判断すると(ステップS910にてYES)、制御をステップS2220に切り替える。そうでない場合には(ステップS910にてNO)、CPU211は、処理を終了する。
ステップS2220にて、CPU211は、第2操作画面(領域620)の前に人体を検出したか否かを判断する。CPU211は、人体を検出したと判断すると(ステップS2220にてYES)、制御をステップS920に切り替える。そうでない場合には(ステップS2220にてNO)、CPU211は処理を終了する。
ステップS920にて、CPU211は、チルト角検出部320の出力に基づいて、操作パネル装置101のチルト角を把握(検出)する。
ステップS2410にて、CPU211は、操作パネル装置101の傾き角度が予め定められた値以上であるか否かを判断する。CPU211は、当該傾き角度が予め定められた値以上であると判断すると(ステップS2410にてYES)、制御をステップS2420に切り替える。そうでない場合には(ステップS2410にてNO)、CPU211は、処理をステップS1220に切り替える。
ステップS2420にて、CPU211は、操作パネル装置101の表示領域に、インストラクション線2310,2320を表示する。
ステップS1220にて、CPU211は、ROM212から補正テーブル(図10)のデータを読み込む。
ステップS1230にて、CPU211は、操作パネル装置101を折り曲げることにより形成された領域620に表示される画像の向きを、当該補正テーブルに規定されているデータに基づいて補正し、補正後の画像を操作パネル装置101の領域620に表示させる。
以上のようにして、ある実施の形態に従う画像形成装置は、操作パネル装置101ガチるとされている場合において折り曲げられているとき、第1表示領域(領域610)および第2表示領域(領域620)における画像の表示態様を変更する。例えば、画像形成装置は、領域620に表示される画像を傾けて表示する。このようにすると、操作パネル装置101が折り曲げられた場合においても、領域620に表示される画像は殆ど傾くことなく表示され得る。したがって、領域620を視認するユーザーは、当該画像の内容を容易に把握し易くなる。
開示された技術的特徴は、次のように要約され得る。
(1)ある実施の形態に従う画像形成装置100は、第1表示領域(例えば領域610)と第2表示領域(例えば領域620)とに折り曲げ可能な表示面を有する操作パネル装置101と、画像形成装置100に対する操作パネル装置101の角度を変更するチルト機構310と、角度を検出するチルト角検出部320と、表示面における表示内容を変更するCPU211とを備える。CPU211は、表示面が折り曲げられた操作パネル装置101の画像形成装置100に対する傾きに応じて、第2表示領域に表示される画像を傾けて表示する。係る構成により、操作パネル装置101が折り曲げられた状態でチルトされていても、領域620に表示される画像の視認性は維持され得る。
(2)ある局面に従うと、画像形成装置100は、角度と、当該角度に応じて定められる画像の傾きとを規定する設定情報を格納するための記憶部340をさらに備える。操作パネル装置101は、第1表示領域が画像形成装置100の正面を向くように画像形成装置100に取り付けられている。折り曲げられた操作パネル装置101の角度が変更されることにより第2表示領域が画像形成装置100の正面を向かなくなると、CPU211は、設定情報に基づいて、第2表示領域に示される画像の傾きを補正する。係る構成により、設定情報に応じて操作パネル装置101の領域620に表示される画像の傾きが調整できるので、操作パネル装置101の大きさ(すなわち領域620)の大きさと、領域620に表示され得る画像の大きさとに応じて、画像の傾きの程度を自在に設定することができる。
(3)ある局面に従うと、チルト角検出部320は、線形に傾斜を検出するセンサーを含む。第2表示領域に画像を傾けて表示することは、センサーの出力信号に応じて規定される角度に応じて、当該画像を傾けて表示することを含む。係る構成により、画像の傾きをリニアーに調整することができるので、視認性を微調整することができる。
(4)ある局面に従うと、画像を傾けて表示することは、規定された倍率に応じて画像の大きさを変更(例えば、縮小)することをさらに含む。係る構成により、領域620は縮小された画像全体を表示できるので、操作パネル装置101がチルトされている場合でも、ユーザーは表示内容を把握することができる。
(5)ある局面に従うと、画像の大きさを変更することは、予め規定された縮小倍率を超えない範囲で画像の大きさを縮小することを含む。係る構成により、一定の大きさ以下には縮小されなくなるので、画像の視認性の低下が抑制され得る。
(6)ある局面に従うと、CPU211は、第2表示領域に対する画面スクロール操作に応じて、画像を移動して第2表示領域に表示する。係る構成により、領域620に表示されない部分も画面スクロール操作に応じて表示され得る。
(7)ある局面に従うと、CPU211は、操作パネル装置101の角度が予め規定された角度を超えたことに基づいて、第2表示領域において左右に表示される各画像の配列を上下に切り替えて表示する。係る構成により、チルトされた操作パネル装置101の領域620の傾きに応じて画像を表示できるので、ユーザーによる表示内容の把握をアシストすることができる。
(8)ある局面に従うと、切り替えて表示することは、各画像を縮小して表示することを含む。係る構成により、画像の配列が左右から上下に切り替えられても、全体が表示されるので、内容を把握し易くなる。
(9)ある局面に従うと、画像形成装置100は、人感センサー2110をさらに備える。画像を傾けて表示することは、操作パネル装置101の近傍にユーザーがいる場合に画像を傾けて表示することと、操作パネル装置101の近傍にユーザーがいない場合に、画像を傾けずに表示することとを含む。係る構成により、ユーザーが画像形成装置100の近傍に居る場合に領域620の表示態様が切り替えられるので、不要な切換が防止され得る。
(10)ある局面に従うと、CPU211は、第1表示領域と第2表示領域との境界を示す線(以下、インストラクション線ともいう。)を操作パネル装置101に表示し、操作パネル装置101の角度が予め規定された角度を超えた場合に、線の位置を変更する。係る構成により、ユーザーは、どこで操作パネル装置101を折り曲げるのがよいかを容易に知ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
開示された技術思想は、折り曲げ可能な操作パネルを備える機器、例えば、画像形成装置に適用可能である。
100,2100 画像形成装置、101 操作パネル装置、102 スキャナー部、104 フィーダ、106 プリントエンジン、108 トレー、109 給紙部、210,217 制御部、212 ROM、213,214 RAM、216 パネル制御部、220 画像読取装置、230 固定記憶装置、250 画像出力装置、260 プリンターコントローラー、300 操作部、310 チルト機構、320 チルト角検出部、331 倍率変更、332 傾き修正、333 縦横変更、340 記憶部、610,620 領域、640 画像、1010,1020,1030,1310,1320,1330,1810,1820 設定、1110,1710 角度、1120,1130,1520,1530,1720,1730 点、1510,1700,1740,1750,1920,2010,2300 画像、2110 人感センサー、2130 折れ線、2310,2320 インストラクション線、2500 テーブル。

Claims (20)

  1. 画像形成装置であって、
    第1表示領域と第2表示領域とに折り曲げ可能な表示面を有する表示パネルと、
    前記画像形成装置に対する前記表示パネルの角度を変更するチルト機構と、
    前記角度を検出する検出部と、
    前記表示面における表示内容を変更する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記表示面が折り曲げられた表示パネルの前記画像形成装置に対する傾きに応じて、前記第2表示領域に表示される画像を傾けて表示する、画像形成装置。
  2. 前記角度と、前記角度に応じて定められる前記画像の傾きとを規定する設定情報を格納するためのメモリをさらに備え、
    前記表示パネルは、前記第1表示領域が前記画像形成装置の正面を向くように前記画像形成装置に取り付けられており、
    折り曲げられた表示パネルの前記角度が変更されることにより前記第2表示領域が前記画像形成装置の正面を向かなくなると、前記制御部は、前記設定情報に基づいて、前記第2表示領域に示される画像の傾きを補正する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部は、線形に傾斜を検出するセンサーを含み、
    前記第2表示領域に画像を傾けて表示することは、前記センサーの出力信号に応じて規定される角度に応じて、当該画像を傾けて表示することを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像を傾けて表示することは、規定された倍率に応じて前記画像の大きさを変更することをさらに含む、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像の大きさを変更することは、予め規定された縮小倍率を超えない範囲で前記画像の大きさを縮小することを含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2表示領域に対する画面スクロール操作に応じて、前記画像を移動して前記第2表示領域に表示する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記表示パネルの前記角度が予め規定された角度を超えたことに基づいて、前記第2表示領域において左右に表示される各画像の配列を上下に切り替えて表示する、請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記切り替えて表示することは、各前記画像を縮小して表示することを含む、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 人感センサーをさらに備え、
    前記画像を傾けて表示することは、
    前記表示パネルの近傍にユーザーがいる場合に前記画像を傾けて表示することと、
    前記表示パネルの近傍にユーザーがいない場合に、前記画像を傾けずに表示することとを含む、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第1表示領域と前記第2表示領域との境界を示す線を前記表示パネルに表示し、
    前記表示パネルの前記角度が予め規定された角度を超えた場合に、前記線の位置を変更する、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置を制御するためのプログラムであって、前記プログラムは前記画像形成装置に、
    第1表示領域と第2表示領域とに折り曲げ可能な表示面を有する表示パネルに画像を表示するステップと、
    前記画像形成装置に対する前記表示パネルの角度を検出するステップと、
    前記表示面における表示内容を変更するステップとを実行させ、
    前記変更するステップは、前記表示面が折り曲げられた表示パネルの前記画像形成装置に対する傾きに応じて、前記第2表示領域に表示される画像を傾けて表示するステップを含む、プログラム。
  12. 前記プログラムは前記画像形成装置に、前記角度と、前記角度に応じて定められる前記画像の傾きとを規定する設定情報にアクセスするステップをさらに実行させ、
    前記表示パネルは、前記第1表示領域が前記画像形成装置の正面を向くように前記画像形成装置に取り付けられており、
    前記変更するステップは、折り曲げられた表示パネルの前記角度が変更されることにより前記第2表示領域が前記画像形成装置の正面を向かなくなると、前記設定情報に基づいて、前記第2表示領域に示される画像の傾きを補正することを含む、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記検出するステップは、線形に傾斜を検出することを含み、
    前記第2表示領域に画像を傾けて表示することは、前記線形に傾斜を検出した結果に応じて規定される角度に応じて、当該画像を傾けて表示することを含む、請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記画像を傾けて表示することは、規定された倍率に応じて前記画像の大きさを変更することをさらに含む、請求項12または13に記載のプログラム。
  15. 前記画像の大きさを変更することは、予め規定された縮小倍率を超えない範囲で前記画像の大きさを縮小することを含む、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記変更するステップは、前記第2表示領域に対する画面スクロール操作に応じて、前記画像を移動して前記第2表示領域に表示することを含む、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記変更するステップは、前記表示パネルの前記角度が予め規定された角度を超えたことに基づいて、前記第2表示領域において左右に表示される各画像の配列を上下に切り替えて表示することを含む、請求項13に記載のプログラム。
  18. 前記切り替えて表示することは、各前記画像を縮小して表示することを含む、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記プログラムは前記画像形成装置に、前記画像形成装置の近傍に人の存在を検知するステップをさらに実行させ、
    前記画像を傾けて表示することは、
    前記表示パネルの近傍にユーザーがいる場合に前記画像を傾けて表示することと、
    前記表示パネルの近傍にユーザーがいない場合に、前記画像を傾けずに表示することとを含む、請求項11〜18のいずれかに記載のプログラム。
  20. 前記変更するステップは、
    前記第1表示領域と前記第2表示領域との境界を示す線を前記表示パネルに表示することと、
    前記表示パネルの前記角度が予め規定された角度を超えた場合に、前記線の位置を変更することとを含む、請求項11〜19のいずれかに記載のプログラム。
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