JP2020205323A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【課題】リアクトルにおいて製造コストを削減しつつ放熱性を高める。【解決手段】リアクトルを構成するボビン14は、円筒状に形成された外周壁26に複数の挿入スロット28が軸方向に沿って並んで開口し、コアのコア軸部を構成する複数の分割磁性体54が挿入スロット28を通じて収納孔32へとそれぞれ挿入される。この分割磁性体54は、収納孔32において挿入スロット28の開口下面38よりも重力方向下方へと若干だけ沈んだ状態で保持リブ44によって保持されることで、複数の分割磁性体54がボビン14の軸方向に沿って互いに等間隔離間した状態で積層される。そして、ボビン14の内部に充填される充填材が挿入スロット28から間隙Kを通じて隣接する分割磁性体54の間のギャップ空間56に満たされることでギャップ層が構成される。【選択図】図4
Description
本発明は、コイルの巻回されたボビンがコアへと収納されたリアクトルに関する。
従来から、巻線の巻回されるボビンと、磁路を形成する磁気コアとを備えたリアクトルが知られており、例えば、特許文献1に開示されるリアクトルでは、上下方向に延在した円筒状のボビン本体と、該ボビン本体の上端及び下端に設けられた上板部及び下板部とからボビンが構成される。このボビン本体の内壁面には、径方向内側へと突出した複数の支持部が形成され、該支持部はボビン本体の上下方向においてそれぞれ異なる位置に設けられている。
また、磁路を形成する磁気コアは、ボビンの外側に設けられる外側コアと、ボビン本体の内部に設けられる複数の中間コアとから構成され、該中間コアの外周面には、周方向に沿って互いに等間隔離間し、異なる軸方向長さを有した複数の貫通縦溝が形成されている。
そして、ボビン本体の内部に複数の中間コアが挿入され、その貫通縦溝に対して位置の異なる各支持部がそれぞれ挿通されることで、複数の中間コアが各支持部によってボビン本体の軸方向において互いに間隔(ギャップ層)を有した状態で保持される。
しかしながら、上述したリアクトルでは、複数の中間コアの間に設けられるギャップ層が空間(エアギャップ)であるため、前記中間コアが発熱した際に熱を効果的に分散させることが困難であり、しかも、前記中間コアの外周面に対して貫通縦溝を加工する必要があるため、製造コストの高騰を招くという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、製造コストを削減しつつ放熱性を高めることが可能なリアクトルを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、コイルと、コイルが外周側に配置される筒状のボビンと、コイル及びボビンの収容されるコアと、コア内に充填される充填材によってモールドされる充填部とを備え、コアはコイルの内周側に配置されるコア軸部を有し、コア軸部が、ギャップ層を介して軸方向に積層された複数の分割磁性体からなるリアクトルにおいて、
ボビンの周壁には、分割磁性体を挿入可能な複数のスロットが形成されると共に、スロットに隣接した周壁の内部には、分割磁性体を支持する少なくとも1つ以上のリブが設けられると共に、ギャップ層が充填部の一部から構成される。
ボビンの周壁には、分割磁性体を挿入可能な複数のスロットが形成されると共に、スロットに隣接した周壁の内部には、分割磁性体を支持する少なくとも1つ以上のリブが設けられると共に、ギャップ層が充填部の一部から構成される。
本発明によれば、リアクトルにおけるボビンには、その周壁に開口してコア軸部を構成する分割磁性体を内部へ挿入可能な複数のスロットが形成されると共に、スロットに隣接した周壁の内部には、分割磁性体を支持可能なリブが少なくとも1つ以上設けられ、複数の分割磁性体がボビンの内部において軸方向に積層され、その間のギャップ層が充填材からなる充填部の一部によって構成されている。
従って、ボビンのスロットから分割磁性体を内部へと挿入してリブによって保持することで、複数の分割磁性体を軸方向に所定のギャップを有した状態で容易に積層させることができ、しかも、この分割磁性体の間に充填材を充填して充填部を形成することで、充填材からなるギャップ層を容易且つ確実に形成することができる。
その結果、複数の分割磁性体からなるコア軸部が発熱した場合でも、充填材からなるギャップ層を介して熱を好適に分散させることで、空間であるエアギャップを設けていた従来のリアクトルと比較して放熱性を高めることができる。また、分割磁性体をスロットを通じてボビンの内部に挿入することで、所定の位置へと容易且つ確実に配置してギャップを維持できるため、中間コアの外周面に対して加工を必要としていた従来のリアクトルと比較し、加工を不要とすることで製造コストの削減を図ることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、リアクトルにおいて、ボビンの周壁に開口したスロットから分割磁性体を内部へと挿入して周壁の内部に設けられたリブによって保持することで、複数の分割磁性体を軸方向に所定のギャップを有した状態で容易に積層させることができ、しかも、この分割磁性体の間に充填材を充填して充填部を形成することで、充填材からなるギャップ層を容易且つ確実に形成することができる。
その結果、複数の分割磁性体からなるコア軸部が発熱した場合でも、充填材からなるギャップ層を介して好適に熱を分散させることで放熱性を高めることが可能となり、さらに中間コアに対して加工を施してボビン本体に保持していた従来のリアクトルと比較し、スロットを通じて分割磁性体を挿入するという簡素な構成で加工を不要として製造コストの削減を図ることができる。
本発明に係るリアクトルについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
このリアクトル10は、図1及び図2に示されるように、その両端が外周側から引き出されα巻きで巻回されたコイル12と、該コイル12が外周側に配置されるボビン14と、前記コイル12及び前記ボビン14の収納されるコア16とを含む。そして、リアクトル10は、コア16におけるカバーコア部48が重力方向上方(矢印A1方向)、ベースコア部46が重力方向下方(矢印A2方向)となるように載置され使用される。
コイル12は、例えば、エナメル等の絶縁被膜で覆われ導電性を有した平角導線が用いられ、その幅広面が径方向となるように、上下方向(矢印A1、A2方向)に2層にわたってα巻きで巻回されボビン14の外周側に配置されている。このボビン14は、例えば、樹脂製材料から円筒状に形成され、その内部には後述するコア16のコア軸部50が挿通されている。
詳細には、コイル12は、それぞれ複数回巻回される上層22及び下層24が形成され、前記上層22の端部である第1端部18及び前記下層24の端部である第2端部20が外側に向かって引き出される。このコイル12の途中には、上層22及び下層24をつなぐ部位が設けられる。そして、コイル12における上層22及び下層24は同一の巻き数で形成され、その最外周径が略同一となるように形成される。
このように、コイル12は、巻回方向に沿った一端となる第1端部18が、2層のうちの上層22の巻回部位において最も外周側となる最外周部位から径方向外側へと引き出され、他端となる第2端部20が2層のうちの下層24の巻回部位において最も外周側となる最外周部位から径方向外側へと引き出される。
ボビン14は、図1〜図4Bに示されるように、例えば、樹脂製材料から軸方向に沿って所定長さを有した円筒状に形成され、断面円形状で軸方向(矢印A1、A2方向)に延在した外周壁(周壁)26と、該外周壁26に対して開口した複数の挿入スロット(スロット)28と、該挿入スロット28とは反対側となる外周壁26に形成された複数の貫通溝30とを含み、前記外周壁26の内部には、後述するコア16の分割磁性体54が収納される収納孔32が形成される。
そして、ボビン14は、その軸方向(矢印A1、A2方向)がリアクトル10の重力方向に沿うように設けられ、重力方向下端34及び重力方向上端36がそれぞれ後述するコア16におけるベースコア部46の底部及びカバーコア部48の天井部に臨むように設けられる。また、ボビン14の軸方向高さは、コイル12の軸方向高さと略同等又は若干だけ高くなるように形成される。
挿入スロット28は、図2、図4A〜図5に示されるように、例えば、外周壁26の周方向に沿って長尺な断面長方形状に形成され、該外周壁26を外周側から内周側に向けて貫通するように開口すると共に、重力方向下方(矢印A2方向)となる開口下面(重力方向下面)38と、該開口下面38に臨んだ重力方向上方(矢印A1方向)に形成され該開口下面38と略平行な開口上面40とを有している。なお、開口下面38及び開口上面40は、ボビン14の軸方向(矢印A1、A2方向)と略直交した水平方向(矢印B方向)に延在している。
そして、図4A及び図4Bに示されるように、挿入スロット28の高さ寸法H、すなわち、開口下面38と開口上面40との軸方向に沿った離間距離は、後述するコア16を構成する分割磁性体54の厚さ寸法Cと略同等若しくは大きくなるように形成され(H≧C)、前記挿入スロット28の周方向に沿った幅寸法Wは、前記分割磁性体54の直径Dと略同等若しくは大きくなるように形成される(W≧D)。
また、挿入スロット28は、図2に示されるボビン14の軸方向から見て、その軸中心Eに対して径方向一方側(矢印F1方向)に形成され、且つ、軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って互いに等間隔離間して一直線状となるように配置されている。
そして、各挿入スロット28に対して上下方向(矢印A1、A2方向)となる位置には、外周壁26の一部であり軸方向に所定高さを有したフレーム部42がそれぞれ形成され、該フレーム部42によって複数の挿入スロット28が分離されている。
貫通溝30は、外周壁26の周方向に沿って所定長さを有したスリット状に形成され、該外周壁26を外周側から内周側に向けて貫通するように形成されると共に、図2に示されるボビン14を軸方向から見て、その軸中心Eに対して挿入スロット28とは反対側となる径方向他方側(矢印F2方向)に形成され、且つ、軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って互いに等間隔離間して一直線状となるように配置されている。
また、貫通溝30は、ボビン14の軸方向において、フレーム部42に臨む位置にそれぞれ形成されている。換言すれば、各貫通溝30は、各挿入スロット28に対して軸方向(矢印A1、A2方向)にオフセットした位置(異なる位置)に形成され、後述する分割磁性体54の間に設けられたギャップ空間56に臨むように開口している。
収納孔32は、断面円形状に形成され、その内周径が後述する分割磁性体54の外周径と略同一若しくは若干だけ大きな直径で形成され、外周壁26の内周面から径方向内側へと突出した複数の保持リブ(リブ)44を有している。
保持リブ44は、径方向に所定長さだけ突出し、外周壁26の周方向に沿って複数設けられ、且つ、各挿入スロット28の開口下面38に対して距離Jだけ重力方向下方(矢印A2方向)へとオフセットした位置にそれぞれ形成されている。すなわち、保持リブ44は、ボビン14の軸方向に沿って挿入スロット28の数に対応した複数組設けられ、各組において周方向に沿って複数設けられている。
コア16は、図1及び図2に示されるように、例えば、磁性材料から上下(矢印A1、A2方向)に分割可能な円筒状に形成され、下部に設けられるベースコア部46と、該ベースコア部46の上部を覆うように設けられるカバーコア部48と、前記ベースコア部46及び前記カバーコア部48の中心に形成された円柱状のコア軸部50とを含み、該コア軸部50の外周側にはコイル12の巻回されたボビン14が挿通され収納される収納空間52を有している。
コア軸部50は、例えば、円盤状に形成され軸方向(矢印A1、A2方向)に積層される複数の分割磁性体54からなり、該分割磁性体54がそれぞれボビン14の各挿入スロット28から内部へと収納され、保持リブ44によって略水平な状態でそれぞれ保持される。
そして、分割磁性体54は、ボビン14の収納孔32に収納された状態において、軸方向(矢印A1、A2方向)に互いに等間隔離間したギャップ空間56を有した状態で保持され、コア16の収納空間52へと溶融された充填材が充填された際、該充填材によって前記ギャップ空間56が満たされ硬化することでモールド部(充填部)58の一部となる。
なお、ここでは、4枚の分割磁性体54からコア軸部50が構成され、該分割磁性体54の挿入されるボビン14の挿入スロット28も対応した同数で形成される場合について説明する。
また、図1及び図2に示されるように、コア16を構成するベースコア部46及びカバーコア部48には、収納空間52から外側に向かって延在する引出溝60が形成され、該引出溝60には、前記コイル12の第1及び第2端部18、20がそれぞれ挿通され外部へと引き出される。
本発明の実施の形態に係るリアクトル10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にボビン14に対して分割磁性体54を組み付けて前記リアクトル10を製造する場合について説明する。
先ず、ボビン14を、その重力方向下端34が下方となるように配置することで、各挿入スロット28に対して保持リブ44がそれぞれ重力方向下方(矢印A2方向)に配置された状態とする(図4A及び図4B参照)。
次に、ボビン14における外周壁26の外側から各挿入スロット28を通じて分割磁性体54をそれぞれ内部へと挿入していく。この際、挿入スロット28の高さ寸法H及び幅寸法Wは、それぞれ分割磁性体54の厚さ寸法C及び直径Dと略同等若しくは若干だけ大きく形成されているため、前記挿入スロット28から前記分割磁性体54を容易に内部へと挿入可能である。
そして、分割磁性体54を挿入スロット28の開口下面38に摺接させながら内部へと挿入し、該挿入スロット28を完全に通過して収納孔32へと到達した後に、その重力作用下に保持リブ44に下面が当接するまで重力方向下方へと沈み込んで該保持リブ44によって略水平に保持される。また、各分割磁性体54は、ボビン14の軸方向(矢印A1、A2方向)に互いに等間隔離間してギャップを有した状態で該軸方向に沿って一直線状に配置される。
なお、上述した保持リブ44は、1つの分割磁性体54に対して少なくとも2つ以上が当接して保持するように外周壁26に沿って周方向に設けられているため、該分割磁性体54が略水平な状態で保持されることとなる。
また、分割磁性体54は、収納孔32において挿入スロット28に対して重力方向下方(矢印A2方向)へと沈み込むことで、該挿入スロット28の開口上面40と前記分割磁性体54の上面との間に所定間隔の間隙Kが形成される。
この間隙Kは、分割磁性体54の重力方向下方(矢印A2方向)への移動量、すなわち、挿入スロット28における開口下面38と保持リブ44の上面との軸方向に沿った距離J(図5参照)と同一長さに設定されると共に、各挿入スロット28における間隙Kは同一長さとなる。
次に、複数の分割磁性体54が収納孔32へと収納されたボビン14を、コア16における収納空間52の中央に配置し、その重力方向下端34及び重力方向上端36が軸方向に沿うように固定した後、ボビン14の外周側にコイル12を配置し、前記収納空間52内に溶融した樹脂製材料からなる充填材を充填していく。
これにより、充填材によってコイル12の外周側が満たされていくと共に、ボビン14の外周側から各挿入スロット28を通じて内部へと流入し、各間隙Kを通じて隣接する分割磁性体54の間、すなわち、ギャップ空間56へと導入されていく。また、ボビン14において、挿入スロット28とは反対側に開口した複数の貫通溝30を通じても充填材が収納孔32の内部へと流入して隣接する分割磁性体54の間のギャップ空間56へと満たされていく。
最後に、コア16における収納空間52内が充填材によって満たされた後、所定時間冷却させることで該充填材が硬化してモールド部58となり、コイル12、ボビン14、該ボビン14に収納された複数の分割磁性体54からなるコア軸部50が前記コア16に対して所定の位置で固定されリアクトル10が構成される。
この際、コア軸部50は、複数の分割磁性体54がボビン14の収納孔32において軸方向(矢印A1、A2方向)に所定のギャップで離間し、且つ、ギャップ空間56が充填材からなるモールド部58で満たされてギャップ層Gを構成した状態で一体的に形成される。
以上のように、本実施の形態では、リアクトル10を構成するボビン14において、その外周壁26に開口し軸方向に等間隔離間した複数の挿入スロット28を設け、コア16におけるコア軸部50を構成する複数の分割磁性体54を前記挿入スロット28を通じてボビン14の内部の収納孔32へと挿入し、軸方向に等間隔離間したギャップ(ギャップ空間56)を維持した状態で積層させている。
これにより、ボビン14において隣接する分割磁性体54の間に形成されたギャップ空間56に充填材を充填してモールド部58を構成することで、分割磁性体54の間に充填材からなるギャップ層Gを容易且つ確実に形成することができるため、樹脂製材料からなるギャップ層G(モールド部58)によって前記分割磁性体54が発熱した場合でも熱を好適に分散させることができる。その結果、中間コアの間に空気からなるエアギャップを設けていた従来のリアクトルと比較し、放熱性を高めることが可能となる。
また、分割磁性体54をボビン14に開口した挿入スロット28を通じて内部へと挿入することで、容易に所定の位置に配置してギャップを維持できるため、中間コアの外周面に加工を行っていた従来のリアクトルと比較し、その加工が不要となることで製造コストの削減を図ることが可能となる。
さらに、分割磁性体54を挿入スロット28を通じてボビン14の収納孔32へと挿入する際、該挿入スロット28に対して前記分割磁性体54が若干だけ重力方向下方へと移動して保持リブ44に保持される構成としている。そのため、挿入スロット28の開口上面40と分割磁性体54の上面との間に所定間隔の間隙Kが生じ、この間隙Kを通じて充填材をボビン14の外部から収納孔32の内部へと容易且つ円滑に流入させることができる。
その結果、収納孔32に対する充填材の充填性を高めることで、複数の分割磁性体54を互いに離間してギャップを維持した状態でボビン14の収納孔32内で確実に固定することができる。
さらにまた、分割磁性体54が挿入スロット28に対して重力方向下方へと沈み込んで保持リブ44に保持される際、この沈み込みを作業者が目視することで前記分割磁性体54がボビン14において所定の位置に配置されたことを容易に確認することが可能となるため、組立作業性を高めることができる。
またさらに、ボビン14の外周壁26において、挿入スロット28とは反対側となる位置に複数の貫通溝30を設け、収納孔32内で隣接する分割磁性体54の間に設けられたギャップ空間56に臨むように配置することで、コア16の収納空間52内に充填される充填材を前記貫通溝30を通じてボビン14の収納孔32へとより積極的に導入し、且つ、ギャップ空間56に充填することができる。その結果、複数の分割磁性体54の間となるギャップ空間56に対してより効果的に充填材を充填することで充填性を高めることができる。
なお、本発明に係るリアクトルは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…リアクトル 12…コイル
14…ボビン 16…コア
18…第1端部 20…第2端部
26…外周壁 28…挿入スロット
30…貫通溝 32…収納孔
38…開口下面 40…開口上面
44…保持リブ 50…コア軸部
54…分割磁性体 56…ギャップ空間
58…モールド部
14…ボビン 16…コア
18…第1端部 20…第2端部
26…外周壁 28…挿入スロット
30…貫通溝 32…収納孔
38…開口下面 40…開口上面
44…保持リブ 50…コア軸部
54…分割磁性体 56…ギャップ空間
58…モールド部
Claims (3)
- コイルと、該コイルが外周側に配置される筒状のボビンと、前記コイル及び前記ボビンの収容されるコアと、該コア内に充填される充填材によってモールドされる充填部とを備え、前記コアは前記コイルの内周側に配置されるコア軸部を有し、該コア軸部が、ギャップ層を介して軸方向に積層された複数の分割磁性体からなるリアクトルにおいて、
前記ボビンの周壁には、前記分割磁性体を挿入可能な複数のスロットが形成されると共に、前記スロットに隣接した前記周壁の内部には、前記分割磁性体を支持する少なくとも1つ以上のリブが設けられると共に、前記ギャップ層が前記充填部の一部から構成される、リアクトル。 - 請求項1記載のリアクトルにおいて、
前記リブは、前記スロットの重力方向下面に対して重力方向下方となる位置に形成される、リアクトル。 - 請求項2記載のリアクトルにおいて、
前記ボビンの周壁には、前記スロットとは異なる位置に該周壁を貫通した貫通溝が形成される、リアクトル。
Priority Applications (1)
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