JP2020204658A - 透過型スクリーン、映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性が高く、天井等への不要な映像光の映り込みが低減された透過型スクリーンと、これを備える映像表示装置とを提供する。【解決手段】スクリーン10は、透過型スクリーンであり、入光面側に凸であり、少なくともスクリーン面に平行な第1の方向に沿って複数配列された単位光学形状121と、単位光学形状121の入光面側に膜状に積層され、映像光の一部を透過し、かつ、映像光の一部を反射させて出光面へ向ける反射層13と、隣り合う単位光学形状121間に形成され、光を吸収する光吸収部15とを備える。単位光学形状121は、第1の方向及びスクリーン10の厚み方向に平行な断面における断面形状が略四角形形状であり、最も入光面側に位置する第2の面123と、スクリーン面の法線方向となす角度が大きい第1の面122と、該角度が小さい第3の面124とする。反射層13は、少なくとも第1の面122及び第2の面123に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、透過型スクリーンと、これを備える映像表示装置とに関するものである。
従来、映像表示装置の1つとして、映像源から投射された映像光を透過させて映像を表示する透過型スクリーンや、これを備える背面投射型の映像表示装置が知られている。透過型スクリーン及び背面投射型の映像表示装置については、その映像のコントラストの向上や視野角の向上等、様々な開発がなされている。
従来の透過型スクリーンは、背後に位置する映像源が透けて見えること(シースルー現象)を防止したり、映像のコントラストを向上させたりするために、その透明性が非常に低く、スクリーンの向こう側の景色を視認できないものが一般的である。
近年、店舗のショーウィンドウ等に設置して映像を表示でき、かつ、映像光を投射していない場合等に、スクリーンの向こう側の景色が良好に視認される透明性の高いスクリーンへの要求が高まっている。そして、透過型スクリーンにおいても、そのような透明性を有するものの開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4847329号公報
前述の特許文献1には、微細な粒子を含む光拡散層を備えた透過型スクリーンが示されている。この光拡散層は、透明バインダーが、透明バインダーとは屈折率の異なる微細な粒子を含む形態として形成されている。
しかし、このような光拡散層を備える透過型スクリーンでは、映像光も映像光以外の太陽光や照明光等のような外光も同様に拡散するため、外光の多い環境下、すなわち、明るい環境下では、透過型スクリーン自体が白っぽく見えてしまい、透明性が損なわれるという問題があった。
また、透明性を高めた透過型スクリーンにおいて、下方から投射された映像光の一部が観察者側のスクリーンの上方に向かい、天井等に映像光が映り込み、ぼんやりとした光の領域が生じ、観察者が映像を快適に視認することを妨げたり、映像を表示する環境の快適性や意匠性が損なわれたりするという問題があった。
本発明の課題は、透明性が高く、かつ、天井等への不要な映像光の映り込みが低減された透過型スクリーンと、これを備える映像表示装置とを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、映像光(L)の少なくとも一部を透過させて表示する透過型スクリーンであって、該透過型スクリーンの内部に位置し、映像光が入射する入光面(10a)側に凸であり、少なくともスクリーン面に平行な第1の方向に沿って複数配列された単位光学形状(121,221,321)と、前記単位光学形状の入光面側に膜状に積層され、前記入光面から入射した映像光の一部を透過し、かつ、前記入光面から入射した映像光の一部を反射させて前記入光面に対向する出光面へ向ける反射層(13)と、配列された隣り合う前記単位光学形状の間に形成され、光を吸収する光吸収部(15,45)と、を備え、前記単位光学形状は、前記第1の方向及び該透過型スクリーンの厚み方向に平行な断面における断面形状が略四角形形状であり、最も入光面側に位置する面を第2の面(123)とし、前記第1の方向において前記第2の面の両側に位置する対向する2つの面のち、スクリーン面の法線方向となす角度が大きい方を第1の面(122)、小さい方を第3の面(124)とし、前記反射層は、少なくとも前記第1の面及び前記第2の面に形成されていること、を特徴とする透過型スクリーン(10,20,30,40)である。
第2の発明は、第1の発明の透過型スクリーンにおいて、前記反射層(13)は、その表面に凹凸形状を有し、入射する光の一部を拡散反射すること、を特徴とする透過型スクリーン(10,20,30,40)である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の透過型スクリーンにおいて、前記第1の面(122)がスクリーン面の法線方向となす角度θ2は、5°以上20°以下であること、を特徴とする透過型スクリーン(10,20,30,40)である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの透過型スクリーンにおいて、前記光吸収部(15)は、前記単位光学形状(121)の間の谷部を充填するように形成されること、を特徴とする透過型スクリーン(10,20,30)である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの透過型スクリーンにおいて、前記第2の面(123)は、該透過型スクリーンのスクリーン面に平行であること、を特徴とする透過型スクリーン(10)である。
第6の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの透過型スクリーンにおいて、前記第2の面(123)は、前記第1の面側の端部(123a)が前記第3の面側の端部(123b)よりも前記入光面(10a)側に位置するように傾斜していること、を特徴とする透過型スクリーン(20)である。
第7の発明は、第6の発明の透過型スクリーンにおいて、前記第1の面(122)と前記第2の面(123)とがなす角度θ1は、85°以上95°未満であること、を特徴とする透過型スクリーン(20)である。
第8の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの透過型スクリーンにおいて、前記第2の面(123)は、前記第3の面側の端部(123b)が前記第1の面側の端部(123a)よりも前記入光面(10a)側に位置するように傾斜していること、を特徴とする透過型スクリーン(30)である。
第9の発明は、第8の発明の透過型スクリーンにおいて、前記第1の面(122)と前記第2の面(123)とがなす角度θ1は、該透過型スクリーンの厚み方向において最も前記入光面(10a)側に位置して空気との界面をなす層(14)の屈折率をnとするとき、1/2×arcsin(1/n)+103°≦θ1≦1/2×arcsin(1/n)+107°という式を満たすこと、を特徴とする透過型スクリーン(30)である。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかの透過型スクリーンと、前記透過型スクリーン(10,20,30,40)に映像光(L)を投射する映像源(LS)と、を備える映像表示装置(1)である。
本発明によれば、透明性が高く、天井等への不要な映像の映り込みが低減された透過型スクリーンと、これを備える映像表示装置とを提供することができる。
第1実施形態の映像表示装置1を示す図である。 第1実施形態のスクリーン10を説明する図である。 第1実施形態のスクリーン10に入射した映像光や外光の様子を説明する図である。 第2実施形態のスクリーン20を説明する図である。 第3実施形態のスクリーン30を説明する図である。 第4実施形態のスクリーン40を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の映像表示装置1を示す図である。図1では映像表示装置1を側面側から(後述するX方向から)見た様子を示している。
映像表示装置1は、スクリーン10、映像源LS等を備える背面投射型の表示装置である。スクリーン10の背面側(入光側)に位置する映像源LSは、映像光Lをスクリーン10に投射し、スクリーン10は映像光Lを透過させて、表面側(出光側)の正面方向に位置する観察者O1に映像を表示する。
ここで、理解を容易にするために、図1を含め以下に示す各図において、適宜、XYZ直交座標系を設けて示している。この座標系において、スクリーン10の画面左右方向(水平方向)をX方向、画面上下方向(鉛直方向)をY方向とし、スクリーン10の厚み方向をZ方向とする。スクリーン10の画面(表示面)は、XY面に平行であり、スクリーン10の厚み方向(Z方向)は、スクリーン10の画面(XY面)に直交する。
また、Z方向において、映像源LS側から観察者O1側へ向かう方向(入光側から出光側へ向かう方向)を+Z方向とする。スクリーン10の出光側の正面方向に位置する観察者O1から見て、X方向(画面左右方向)において右側に向かう方向を+X方向とし、Y方向(画面上下方向)において上側に向かう方向を+Y方向とする。
以下の説明中において、画面上下方向、画面左右方向、厚み方向とは、特に断りが無い場合、このスクリーン10の使用状態における画面上下方向(鉛直方向)、画面左右方向(水平方向)、厚み方向(奥行き方向)であり、それぞれ、Y方向、X方向、Z方向に平行であるとする。また、入光側、出光側とは、映像源LSから投射された映像光Lの入光側(−Z側)、出光側(+Z側)であるとする。
また、以下の説明中において、スクリーン面とは、スクリーン10全体として見たときにおける、スクリーン10の平面方向となる面を示すものであり、特許請求の範囲においても同一の定義として用いている。スクリーン面は、XY面に平行である。
映像源LSは、映像光Lをスクリーン10へ投影する映像投射装置であり、例えば、短焦点型のプロジェクタである。
映像源LSは、映像表示装置1の使用状態において、スクリーン10の画面左右方向の中央であって、スクリーン10の画面よりも鉛直方向下方側(−Y側)に位置している。
映像源LSは、映像表示装置1の奥行き方向(Z方向)において、スクリーン10の表面からの距離が、従来の汎用プロジェクタに比べて大幅に近い位置に配置され、スクリーン10に斜めに映像光Lを投影できる。したがって、従来の汎用プロジェクタに比べて、映像源LSは、スクリーン10までの映像光Lの投射距離が短く、スクリーン10に入射する映像光Lの入射角度が大きい。
スクリーン10は、映像源LSが投射した映像光Lを透過させて表示する透過型スクリーンである。このスクリーン10は、映像表示装置1の不使用時、すなわち、映像源LSが映像光を投射しない状態において、観察者がスクリーン10の向こう側の景色を出光側(+Z側)からも入光側(−Z側)からも観察できる透明性を有している。
スクリーン10は、映像光Lが入射する入光面10aと、これに対向し、映像光Lが出射する出光面10bを有している。入光面10aと出光面10bとは、互いに平行であり、スクリーン面(XY面)に平行である。
ここでは一例として、スクリーン10の画面(表示領域)は、使用状態において、出光側(+Z側)の観察者O1側から見て長辺方向が画面左右方向となる略矩形状である例を挙げて説明する。スクリーン10は、その画面サイズが対角40〜100インチ程度であり、画面の横縦比が16:9である。なお、これに限らず、スクリーン10の画面サイズは、例えば、40インチ以下としてもよく、使用目的や使用環境等に応じて、スクリーン10の画面の大きさや形状を適宜選択できる。
一般的に、スクリーン10は、樹脂製の薄い層の積層体等であり、単独では平面性を維持するだけの十分な剛性を有していない場合が多い。そのため、スクリーン10は、その出光側や入光側に不図示の接合層を介して不図示の支持板に一体に接合(あるいは部分固定)され、画面の平面性を維持することが好ましい。このような支持板及び接合層は、光透過性を有するものが用いられる。
支持板は、光透過性を有し、剛性が高い平板状の部材が好適であり、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)樹脂等の樹脂製、ガラス製等の板状の部材を用いることができる。本実施形態の映像表示装置1は、例えば、店舗等のショーウィンドウに適用されるので、支持板として店舗等のショーウィンドウを構成する窓ガラス(ガラス板)等を用いてもよい。
また、これに限らず、スクリーン10は、不図示の枠部材等によってその四辺等が支持され、その平面性を維持する形態としてもよい。
図2は、第1実施形態のスクリーン10を説明する図である。図2では、スクリーン10の出光側(+Z側)の画面中央(スクリーンの表示領域の幾何学的中心)となる点A(図1参照)を通り、画面上下方向(Y方向)に平行であって、スクリーン面に垂直(Z方向に平行)な断面の一部を拡大して示している。
スクリーン10は、図2に示すように、出光側(−Z側)から順に、基材層11、光学形状層12、反射層13、光吸収部15、平坦化層14を備えている。
基材層11は、光透過性を有するシート状の部材である。基材層11は、その入光側(−Z側)に光学形状層12が一体に形成されている。この基材層11は、光学形状層12を形成する基材(ベース)となる層である。
基材層11は、高い光透過性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、PC樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂等により形成される。
光学形状層12は、基材層11の入光側(−Z側)に形成された、光透過性を有する層である。光学形状層12の入光側には、単位光学形状121が複数配列されて形成されている。
単位光学形状121は、図2に示す断面における断面形状が略四角形形状であり、この断面形状が、画面左右方向(X方向)に延在している。すなわち、単位光学形状121は、画面左右方向に帯状に延在する略四角柱形状である。また、単位光学形状121は、画面上下方向(Y方向)に複数配列されている。なお、ここでの略四角形形状とは、主に、台形形状やこれに類似する形状、不等辺四角形形状、また、これらの角部にRが付いたもの(角部が円弧状であるもの)を指す。
単位光学形状121は、図2に示す断面において、入光側に凸となっており、3つの面を有している。この3つの面を、Y方向において上側から順に(映像源LSから遠い順に)、第1の面122、第2の面123、第3の面124とする。第2の面123は、Z方向(厚み方向)において最も入光側(入光面側)に位置し、単位光学形状121の配列方向(Y方向)において第2の面123の両側に、対向するように第1の面122と第2の面123とが形成されている。
第1の面122、第2の面123、第3の面124は、いずれもその表面に微細な凹凸形状を有する粗面である。微細な凹凸形状は、その凹凸の高さや分布が不規則である。
この微細な凹凸形状は、その1つの凹もしくは凸の幅が、0.01mm〜0.1mm程度であることが好ましい。1つの凹もしくは凸の幅がこの範囲よりも小さいと、1つの凹もしくは凸の幅が可視光の波長に近くなり、凹凸形状による光の拡散効果が小さくなり、十分な拡散作用を得られない。また、この範囲よりも大きいと、映像を視認する観察者に、この微細な凹凸形状が視認されやすくなる。したがって、微細な凹凸形状の1つの凹又は凸の幅は、上記範囲であることが好ましい。
図2に示す断面において、第1の面122、第2の面123、第3の面124は、それぞれ以下の角度をなしている。
まず、第1の面122と第2の面123とは、角度θ1をなしている。また、第1の面122は、スクリーン面の法線方向と角度θ2をなしている。また、第2の面123と第3の面124とは、角度θ3をなしている。また、第3の面124は、スクリーン面の法線方向と角度θ4をなしている。
単位光学形状121の配列ピッチは、Pであり、単位光学形状121の幅(出光側の端部の配列方向における寸法)は、Wである。また、単位光学形状121の高さ(単位光学形状121間の谷底のうち最も出光側となる点から単位光学形状121の最も入光側に位置する点までの厚み方向における寸法)は、hである。
この単位光学形状121は、観察者に視認されないことが好ましい。したがって、単位光学形状121の配列方向における配列ピッチP及び単位光学形状121の幅Wは、0.05mm〜0.2mm程度とすることが好ましく、高さhは、0.1〜0.5mm程度とすることが好ましい。
配列ピッチP及び幅W、高さhが、これらの範囲よりも大きいと観察者O1に単位光学形状121が筋状等に視認されてしまう。また、配列ピッチP及び幅W、高さhが、これらの範囲よりも小さいと、形成が困難であったり、スクリーンとして十分な光学性能が得られなかったりする。したがって、配列ピッチP及び幅W、高さhは、これらの範囲を満たすことが好ましい。
角度θ1,θ2、配列ピッチP等は、映像源LSからの映像光Lの投射角度(スクリーン10への映像光Lの入射角度)や、映像源LSの画素(ピクセル)の大きさ、スクリーン10の画面サイズ、各層の屈折率等に応じて設定できる。
理解を容易にするために、図2では、単位光学形状121の配列ピッチP、角度θ1〜θ4は、単位光学形状121の配列方向(Y方向)において一定である例を示している。しかし、本実施形態では、単位光学形状121は、配列ピッチP及び角度θ3,θ4は一定であるが、単位光学形状121の配列方向(Y方向)において上側(+Y側)へ向かうにつれて(すなわち、映像源LSから離れるにつれて)、角度θ2が次第に大きくなる形態となっている。これにより、映像光のスクリーン10への入射角度の変化に応じて出光側の観察者O1へ効率よく映像光を向けることができる。
なお、これに限らず、例えば、単位光学形状121の配列方向に沿って、配列ピッチPが変化する形態としてもよいし、角度θ2が一定である形態としてもよい。
光学形状層12は、光透過性の高いウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリチオール系、ブタジエンアクリレート系等の紫外線硬化型樹脂を用いて形成することができる。
なお、本実施形態では、光学形状層12を形成する樹脂として、紫外線硬化型樹脂を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えば、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
また、映像光の界面反射を低減し、スクリーン10が表示する映像の輝度を高める観点から、基材層11と光学形状層12とは屈折率差がないことが好ましい。本実施形態では、基材層11と光学形状層12とは屈折率が同じである。
反射層13は、入射した光の一部を反射し、入射したその他の光の少なくとも一部を透過する半透過型の反射層であり、所謂、ハーフミラーである。本実施形態の反射層13は、単位光学形状121の入光側(−Z側)に、第1の面122、第2の面123、第3の面124に積層されて形成されている。第1の面122、第2の面123、第3の面124の上に形成される反射層13をそれぞれ、第1反射部132、第2反射部133、第3反射部134とする。
前述のように、第1の面122、第2の面123、第3の面124は、微細な凹凸形状を有する粗面であり、反射層13は、各面の表面形状に追従して形成され、微細な凹凸形状を維持した状態で成膜されている。そのため、反射層13の光学形状層12側(出光側)の面及び平坦化層14(入光側)の面は、微細な凹凸形状を有している。
反射層13は、入射した光の一部を微細な凹凸形状により拡散して反射する。また、反射層13は、入射したその他の光の少なくとも一部を拡散しないで透過する。
反射層13は、アルミニウム、銀、ニッケル等の光反射性の高い金属を蒸着したり、光反射性の高い金属をスパッタリングしたりして形成される。また、反射層13は、高い透明性を有し、光の吸収損失が小さく、高い反射率を実現できる、誘電体単層又は誘電体多層膜により形成してもよい。
本実施形態の反射層13は、光学形状層12の入光側表面に、アルミニウムを蒸着することにより形成されている。
光吸収部15は、反射層13よりも入光側に位置し、光を吸収する作用を有する部分である。本実施形態の光吸収部15は、図2に示すように、単位光学形状121間の谷部を充填するように設けられている。
本実施形態の光吸収部15は、光を吸収する微小ビーズ(平均粒径が約6μm)である黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂を材料とし、これをワイピング(スキージング)することにより単位光学形状121間に充填し、紫外線の照射により硬化して形成されている。なお、これに限らず、光吸収部15は、光を吸収する作用を有するカーボンブラック等を含有していてもよいし、光吸収性を有する材料を含有する母材として熱硬化性樹脂等を用いてもよい。
なお、本実施形態における光吸収部15に用いられる光を吸収する微小ビーズは、その平均粒径を約6μmとしたが、微小ビーズの平均粒径は、1〜10μm程度とすることが好ましい。微小ビーズの平均粒径がこの範囲より小さいと、ワイピングによるかき取りが難しくなり、光吸収部15の形成が困難になる。また、微小ビーズの平均粒径がこの範囲より大きいと、光吸収部15を形成する材料を単位光学形状121の間の谷部へ充填することが困難になり、光吸収部15が形成できなくなるからである。
光吸収部15の屈折率は、特に限定されるものではなく、光学形状層12と同じ屈折率であってもよいし、異なる屈折率であってもよい。本実施形態では、光吸収部15の屈折率は、光学形状層12の屈折率と同じである。
このような光吸収部15を備えることにより、スクリーン10から上方へ向かって出射する一部の映像光を吸収することができ、天井等へのぼんやりとした映像光の映り込みを低減できる。
平坦化層14は、光学形状層12及び反射層13の入光側(−Z側)に設けられた光透過性を有する層である。
平坦化層14は、単位光学形状121や反射層13、光吸収部15等によって生じる微細な凹凸を被覆し、スクリーン10の入光側の面を平坦化する層である。
平坦化層14の屈折率は、光学形状層12の屈折率と等しい、又は、略等しい(等しいとみなせる程度に屈折率差が小さい)ことが望ましい。また、平坦化層14は、光学形状層12と同じ材料を用いて形成することが好ましいが、上述のような屈折率を有するならば、異なる材料により形成してもよい。
本実施形態の平坦化層14は、光学形状層12と同じ材料(紫外線硬化型樹脂)により形成され、その屈折率が光学形状層12の屈折率と等しい。
このような平坦化層14を設けることにより、スクリーン10の透明性を向上させることができ、かつ、薄膜状である反射層13を破損や酸化等の劣化から保護でき、光吸収部15の破損や脱落を防止できる。
また、平坦化層14を設けることにより、例えば、スクリーン10の入光側に不図示の支持板を設ける場合等に、支持板への接合が容易となる。また、平坦化層14を設けることにより、入光側に他の層(反射抑制機能等を備える機能層等)を積層しやすくなる。
上述のように、本実施形態のスクリーン10は、屈折率差等により光を拡散する作用を有する粒子等の拡散材を含有した光拡散層を備えておらず、スクリーン10に入射した映像光L(図1参照)は、反射層13で拡散反射されて出光側(+Z側)へ出射する。
ここで、単位光学形状121の角度θ1〜θ4について説明する。
図2に示す断面において、第1の面122がスクリーン面の法線方向(Z方向)となす角度θ2は、入光側の下方に位置する映像源LSからスクリーン10へ投射された映像光を出光側のスクリーン10の正面方向に位置する観察者O1(図1参照)側へ向けるために、5°以上20°以下(5°≦θ2≦20°)とすることが好ましい。
角度θ2がこの範囲より大きくなったり、小さくなったりすると、第1反射部132で反射した映像光は、観察者O1が観察可能な領域外の方向へ出射し、映像の視認性が低下する。
角度θ2は、この範囲内で、映像光の入射角度や光学形状層12及び平坦化層14の屈折率に応じて適宜選択して設定してよい。本実施形態では、角度θ2は、この範囲を満たしながら、単位光学形状121の配列方向に沿って上側へ向かうにつれて変化する形態となっている。
次に、本実施形態では、図2に示す断面おいて、第3の面124がスクリーン面の法線方向となす角度θ4は、角度θ2よりも小さい。
次に、本実施形態では、図2に示す断面において、第2の面123は、スクリーン面に平行である。このような形態とすることにより、スクリーンの製造時において、光吸収部15をワイピング(スージング)等により容易に形成でき、スクリーン10の生産性を向上できる。
次に、本実施形態のスクリーン10の製造方法の一例を説明する。
まず、基材層11を用意し、その一方の面に、単位光学形状121を賦形する成形型に紫外線硬化型樹脂を充填した状態で積層し、紫外線を照射して樹脂を硬化させるUV成形法により光学形状層12を形成する。このとき、基材層11は、枚葉状のものを用いてもよいし、ウェブ状のものを用いてもよい。
単位光学形状121を賦形する成形型の第1の面122、第2の面123、第3の面124を賦形する面は、微細な凹凸形状をその表面に有している。この凹凸形状は、サンドブラスト、ウェットブラスト、エッチング等により形成される。単位光学形状121の表面の微細な凹凸形状を成形型によって賦形することにより、多数のスクリーン10を製造する場合にも、個々のスクリーン10の品質のばらつきが少なく、安定して製造できる。
光学形状層12を基材層11の一方の面に形成した後、単位光学形状121の表面に反射層13を形成する。本実施形態では、アルミニウムを蒸着して反射層13を形成する。
その後、反射層13の上から、単位光学形状121の間の谷部を充填するように、黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂を塗布し、ワイピング(スキージング)して第2反射部133上の黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂を除去し、その後紫外線を照射して硬化させ、光吸収部15を形成する。
次に、光吸収部15及び反射層13(第2反射部133)で構成される面上に紫外線硬化型樹脂を塗布してその表面を平坦化し、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させ、平坦化層14を形成する。その後、所定の大きさに裁断する等により、スクリーン10が完成する。
次に、本実施形態のスクリーン10に入射した映像光や外光の様子について説明する。
図3は、第1実施形態のスクリーン10に入射した映像光や外光の様子を説明する図である。なお、図3では、理解を容易にするために、基材層11と光学形状層12との界面を省略して示している。
図3に示すように、下方(−Y側)に位置する映像源LSから投射され、スクリーン10に入射した映像光L1の一部(映像光L2)は、第2の面123に形成された第2反射部133を透過し、第1の面122に形成された第1反射部132で拡散反射して、スクリーン10の出光側(+Z側)の正面方向に位置する観察者O1(図1参照)が映像を視認可能な方向に出射する。これにより、観察者O1は、スクリーン10に表示された映像を観察することができる。
映像光L1の一部(映像光L3)は、第2の面123に形成された第2反射部133で反射し、スクリーン10から入光側(−Z側)の上方へ出射する。映像光L3は、上方側へ向かい、観察者O1には届かないので、観察者O1が映像を視認する妨げにはならない。
また、第2反射部133を透過した映像光L1の一部(映像光L4)は、第1反射部132を透過して、光吸収部15に吸収される。したがって、図3に破線で示す出光側の天井等へ向かう映像光を抑制でき、出光側の天井等への映像光の映り込みを低減できる。
次に、スクリーン10に入射する映像光以外の太陽光や照明光等の外光について説明する。
図3に示す断面において、スクリーン10に小さい入射角度で入射した外光G1,G2は、一部が第2反射部133で反射するが(不図示)、その多くは第2反射部133を透過し、スクリーン10から出射する。
スクリーン10は、光を拡散する拡散粒子等を含有する光拡散層を備えておらず、反射層13は透過光を拡散しないので、スクリーン面に対して小さい入射角度で入射してこのスクリーン10を透過する外光G1,G2は、拡散されない。したがって、入光側及び出光側から、観察者が、スクリーン10を通して向こう側の景色を観察した場合に、スクリーン10の向こう側の景色がぼやけたり、白くにじんだりして観察されることを低減できる。よって、スクリーン10は、高い透明性を有することができる。
次に、スクリーン10に対して上方から大きな入射角度で入射する外光について説明する。
出光側(+Z側)上方からスクリーン10に大きな入射角度で入射する外光G3は、第3の面124に形成された第3反射部134に入射する。外光G3の一部(外光G4)は、第3反射部134で反射して第2の面123に形成された第2反射部133へ向かい、第2反射部133を透過して入光側の上方へ出射する。また、外光G3の一部(外光G5)は、第3反射部134を透過して、光吸収部15で吸収される。また、第3反射部134で反射した外光G3の一部は、一部(外光G6)が第1反射部132で反射してスクリーン10の出光側の下方へ出射し、一部(外光G7)が第1反射部132を透過して光吸収部15に吸収される。
入光側(−Z側)上方からスクリーン10に大きな入射角度で入射する外光G8は、第2の面123に形成された第2反射部133に入射する。外光G8の一部(外光G9)は、第2反射部133で反射してスクリーン10の入光側下方へ出射する。また、外光G8の一部(外光G11)は、第2反射部133を透過し、第3の面124に形成された第3反射部134で反射してスクリーン10の入光側上方へ出射する。また、外光G8の一部(外光G10)は、第3反射部134を透過し、光吸収部15に吸収される。
また、図示しないが、一部の外光は、反射層13での反射やスクリーン10と空気との界面での全反射を繰り返す等して、スクリーン10内で次第に減衰したり、反射を繰り返して光吸収部15に入射して吸収されたりする。
したがって、照明光や太陽光等のように大きな入射角度でスクリーン10に入射する外光は、そのほとんどが観察者O1に届かず、外光による映像のコントラスト低下や外光の映り込み等を抑制できる。
従来の透過型スクリーンでは、映像源側が透けて見えないようにスクリーンの透明性が非常に低く設計されており、スクリーンを通して向こう側の景色を見ることができない。
また、従来の透過型スクリーンは、十分な視野角を有する映像を提供するために、光を拡散する拡散粒子等を含有する光拡散層等を備えている場合が多い。そのため、他の層の透明性を向上させたとしても、光拡散層の拡散粒子によって外光も拡散されるため、スクリーンの向こう側の景色がぼやけたり、白くにじんだりして観察者に観察されたりするという問題がある。
しかし、本実施形態のスクリーン10は、前述のような拡散粒子等を含有する光拡散層を備えていない。また、本実施形態のスクリーン10は、反射層13がその両面に微細な凹凸形状を有する粗面であり、映像光は、反射層13で反射する際に拡散されるが、反射層13を透過する光(映像光及び外光)は、拡散されない。
したがって、本実施形態によれば、スクリーン10は、良好な視野角及び明るさや解像度を有する映像を出光側(+Z側)のスクリーン10の正面方向に位置する観察者O1に表示でき、かつ、映像光を投射しない状態等において、外光の多い環境下であっても、スクリーン10の向こう側の景色が白くにじんだり、ぼけたりすることがなく観察者O1に良好に視認され、高い透明性を実現できる。
また、本実施形態によれば、上述のようにスクリーン10が高い透明性を有しているので、映像光を投射しない状態等において、スクリーン10の入光側(−Z側)にいる観察者にもスクリーン10を通して出光側(+Z側)の景色が良好に視認される。
さらに、本実施形態によれば、スクリーン10に映像光が投射された状態においても、映像光の輝度が低い部分においては、スクリーンの入光側及び出光側にいる観察者が、スクリーン10を通して向こう側の景色を一部視認することが可能であり、スクリーン10の高い透明性を実現できる。
また、本実施形態によれば、スクリーン10は、光吸収部15を備えているので、第1反射部132を透過して出光側の天井等に向かう映像光を光吸収部15により吸収することができ、出光側の天井等に形成される映像光の不要な映り込みを効果的に低減できる。これにより、観察者O1が映像を快適に視認でき、また、映像を表示する空間の快適性を向上できる。
また、本実施形態によれば、光吸収部15を備えているので、不要な外光が吸収され、スクリーン10に表示する映像のコントラストが向上する。したがって、スクリーン10及び映像表示装置1は、より鮮明な映像を提供できる。
また、本実施形態においては、単位光学形状121は、その断面が略四角形形状である四角柱形状である。したがって、反射層13の形成が容易であり、また、光吸収部15もワイピング(スキージング)等により容易に形成できる。したがって、本実施形態によれば、スクリーン10の製造が容易となり、スクリーン10を大量に安価に製造できる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態のスクリーン20を説明する図である。図4では、第2実施形態のスクリーン20の画面中央(図1に示す第1実施形態のスクリーン10の点Aに相当する点)を通りYZ平面に平行な面での断面の一部を拡大して示している。
第2実施形態のスクリーン20は、単位光学形状221の第2の面123がスクリーン面に対して傾斜しており、上側端部123aが下側端部123bよりも入光側に位置するように傾斜している点等が第1実施形態のスクリーン10とは相違するが、その他は第1実施形態のスクリーン10と同様である。したがって、以下に示す第2実施形態において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。なお、後述する第3実施形態、第4実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
スクリーン20は、出光側(+Z側)から順に、基材層11、光学形状層12、反射層13、光吸収部15、平坦化層14を備えた透過型スクリーンである。このスクリーン20は、前述の第1実施形態の映像表示装置1に適用可能である。
このスクリーン20では、単位光学形状221の第2の面123がスクリーン面に対して傾斜しており、図4に示す断面において、第2の面123は、Y方向において上側端部123aが下側端部123bよりも入光側(−Z側)に位置している。すなわち、第2の面123は、単位光学形状221の配列方向において、映像源LSに対して遠い側の端部が入光側に位置するように傾斜している。
また、図4に示すスクリーン20の断面において、光吸収部15の入光側(−Z側)の面は、鉛直方向において下側(−Y側)の端部が上側(+Y側)の端部よりも入光側となるように傾斜している。
本実施形態の光吸収部15も、前述の第1実施形態と同様に、光吸収材性を有する黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂等をワイピング(スキージング)することにより、作成することができる。
このような形態とすることにより、図4に示すように、スクリーン20に入射した映像光L5は、一部(映像光L6)が第2反射部133を透過し、第1反射部132で拡散反射して、出光側の観察者O1が視認可能な領域へ出射する。また、第1反射部132を透過した映像光L5の一部(映像光L7)は、光吸収部15に吸収されるので、入光側の天井等に生じる映像光の映り込みが低減される。
また、スクリーン20に入射した映像光L5の一部(映像光L8)は、第2反射部133で拡散反射し、スクリーン20の入光側の正面方向に位置する観察者O2へ向けて出射する。これにより、入光側の天井等に形成される映像光の映り込みも低減できる。また、これにより、左右が反転した映像ではあるが、入光側に位置する観察者O2も、映像を観察することができる。
なお、入光側の天井等に形成される映像光の不要な映り込みを低減し、かつ、入光側の正面方向に位置する観察者O2に映像を表示する観点から、角度θ1は、85°以上95°未満(85°≦θ1<95°)であることが好ましく、90°であることが最も好ましい。本実施形態の角度θ1は、90°(θ1=90°)である。
角度θ1が90°である場合、入光側の天井等に形成される映像光の不要な映り込みを低減しつつ、入光側の正面方向に位置する観察者O2に向けて最も効率よく映像を反射できる。
また、角度θ1が90°ではないが、85°≦θ1<95°を満たす場合、θ1=90°である場合よりは映像の明るさが半分程度に落ちるが、観察者O2は、映像を視認できる。この場合も、入光側の天井等に形成される映像光の不要な映り込みを低減する効果は十分に得られる。
以上のことから、本実施形態によれば、スクリーン20の透明性向上や映像のコントラスト向上、出光側の天井等に生じる映像光の映り込みの低減という効果に加えて、入光側の天井等に生じる映像光の不要な映り込みを低減でき、かつ、左右が反転した映像ではあるが、入光側に位置する観察者O2も、映像を提供できるという効果が得られる。
なお、図4では、単位光学形状221の配列方向に沿って、角度θ1が一定である例を示したが、これに限らず、映像光の入射角度等に応じて、角度θ1が連続的に又は段階的に変化する形態としてもよい。そのような形態とすることにより、より効果的に、入光側の天井等に形成される不要な映像光の映り込みを低減でき、入光側に位置する観察者O2も、映像を提供できる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態のスクリーン30を説明する図である。図5では、第3実施形態のスクリーン30画面中央(図1に示す第1実施形態のスクリーン10の点Aに相当する点)を通りYZ平面に平行な面での断面の一部を拡大して示している。
第3実施形態のスクリーン30は、第2の面123が傾斜しており、第2の面123の下側端部123bが上側端部123aよりも入光側に位置している点等が第1実施形態のスクリーン10とは相違するが、その他は第1実施形態のスクリーン10と同様である。
スクリーン30は、出光側(+Z側)から順に、基材層11、光学形状層12、反射層13、光吸収部15、平坦化層14を備えた透過型スクリーンである。このスクリーン30は、前述の第1実施形態の映像表示装置1に適用可能である。
このスクリーン30では、単位光学形状321の第2の面123がスクリーン面に対して傾斜しており、図5に示す断面において、第2の面123は、Y方向において下側端部123bが上側端部123aよりも入光側(−Z側)に位置している。すなわち、第2の面123は、単位光学形状321の配列方向において、映像源LSに対して近い側の端部が入光側に位置するように傾斜している。
また、図5に示すスクリーン30の断面において、光吸収部15の入光側の面は、鉛直方向において上側(+Y側)の端部が下側(−Y側)の端部よりも入光側となるように傾斜している。
本実施形態の光吸収部15も、前述の第1実施形態と同様に、光吸収材性を有する黒色顔料等を含有する紫外線硬化型樹脂をワイピング(スキージング)することにより、作成することができる。
図5に示すスクリーン30の断面おいて、スクリーン30に入射した映像光L9は、一部(映像光L10)が第2の面123の第2反射部133を透過し、第1反射部132で拡散反射して、出光側の観察者O1が視認可能な領域へ出射する。また、映像光L9の一部(映像光L11)は、第1反射部132を透過して光吸収部15で吸収される。これにより、スクリーン10の出光側上方へ出射する不要な映像光が低減され、出光側の天井等に生じる映像光の不要な映り込みが低減される。また、図5に示すように、映像光L9の一部(映像光L12)は、第2反射部133で反射する。
ここで、スクリーン30において、最も入光面側に位置して空気との界面を形成する層の屈折率をnとするとき、図5に示す断面において、第1の面122と第2の面123とがなす角度θ1が下記式を満たすことにより、第2反射部133で反射した映像光L12が入光側上方へ出射し、天井等に映り込んで光の領域を形成することをより効果的に低減できる。本実施形態では、nは、平坦化層14の屈折率となり、角度θ1は、下記式を満たしている。
1/2×arcsin(1/n)+103°≦θ1≦1/2×arcsin(1/n)+107°
上記式を満たすので、図5に示すように、映像光L12は、第2反射部133で反射した後、平坦化層14と空気との界面で全反射してスクリーン30内を上方へ向かい、反射層13での反射と空気界面での全反射とを繰り返して次第に減衰する。これにより、映像光が第2反射部133で反射して入光側上方の天井等に生じる映像光の不要な映り込みを低減することができる。
また、このような天井等への映像光の不要な映り込みを低減する観点から、角度θ1は、下記式を満たすことが最も好ましい。
θ1=1/2×arcsin(1/n)+105°
したがって、本実施形態によれば、スクリーン30の透明性向上や映像のコントラスト向上、出光側の天井等に生じる不要な映像光の映り込みの低減という効果に加えて、入光側の天井等に形成される不要な映像光の映り込みを低減できるという効果が得られる。
なお、図5では、単位光学形状321の配列方向に沿って、角度θ1が一定である例を示したが、これに限らず、映像光の入射角度等に応じて、角度θ1が連続的に又は段階的に変化する形態としてもよい。そのような形態とすることにより、より効果的に、入光側の天井等に形成される不要な映像光の映り込みを低減できる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態のスクリーン40を説明する図である。図6では、第4実施形態のスクリーン40の画面中央(図1に示す第1実施形態のスクリーン10の点Aに相当する点)を通りYZ平面に平行な面での断面の一部を拡大して示している。
第4実施形態のスクリーン40は、光吸収部45が膜状である点が第1実施形態のスクリーン10とは相違するが、その他は第1実施形態のスクリーン10と同様である。
スクリーン40は、出光側(+Z側)から順に、基材層11、光学形状層12、反射層13、光吸収部45、平坦化層14を備えた透過型スクリーンである。このスクリーン40は、前述の第1実施形態の映像表示装置1に適用可能である。
光吸収部45は、図6に示すように、単位光学形状121の第1の面122及び第3の面124に形成された反射層13(第1反射部132及び第3反射部134)に沿って膜状に形成されている。第2反射部133には光吸収部45は形成されていない。
これにより、単位光学形状121間の谷部分は、平坦化層14によって充填される形態となっている。
このような光吸収部45は、例えば、第2反射部133のみをPVA(ポリビニルアルコール)でマスキングした後、低圧環境下で銀、ビスマス等を蒸着し、PVAのマスキングを除去することにより形成される。
このような光吸収部45としても、スクリーン40の出光側上方へと向かう不要な映像光を吸収することができ、出光側の天井等に生じる映像光の映り込みを低減できる。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、スクリーン40の透明性向上や映像のコントラスト向上、出光側の天井等に生じる映像光の不要な映り込みを低減できるという効果が得られる。
(変形形態)
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、反射層13は、第1の面122,第2の面123、第3の面124に形成される例を示したが、これに限らず、反射層13は、第1の面122のみに形成してもよいし、第1の面122及び第2の面123のみに形成してもよい。すなわち、スクリーン10,20,30,40は、第3の面124に反射層13が形成されない(第3反射部134を備えない)形態としてもよい。
このような形態とすることにより、スクリーンを透過する光が増え、スクリーンの透明性をさらに向上させることができる。
第3の面124に反射層13を形成しない場合、第3の面124がスクリーンの法線方向となす角度θ4が0°であること、すなわち、第3の面124がスクリーン面に対して直交することが好ましい。角度θ4を0°又はその近傍とすることにより、蒸着等により形成される反射層が第3の面124に形成されにくくなるので、第3反射部134を備えない形態のスクリーンを容易に製造できる。
(2)各実施形態において、単位光学形状121,221,321は、四角柱形状である例を示したが、これに限らず、四角錐台形状とし、スクリーン面に平行であって互いに交差する(直交を含む)2方向に配列される形態としてもよい。
また、単位光学形状121,221,321は、スクリーン面に平行な面内に中心を有し、同心円状に配列される形態としてもよい。このとき、その同心円の中心は、スクリーン面の法線方向から見て、スクリーンの画面内に位置してもよいし、画面外(前述の各実施形態では画面外の下方)に位置する形態としてもよい。
(3)各実施形態において、スクリーン10,20,30,40は、基材層11の出光側(+Z側)や平坦化層14の入光側(−Z側)に、スクリーン10,20,30,40を保護する機能等を有する不図示の機能層を設けてもよい。
このような機能層の機能としては、例えば、傷つきを防止するハードコート機能や、反射防止機能、紫外線吸収機能、防汚機能、帯電防止機能等が挙げられる。機能層の備える機能は1つでもよいし、複数であってもよい。また、機能層は、単層であってもよいし、複数の層が積層された形態としてもよい。
例えば、平坦化層14の入光側に反射防止機能を備える機能層を設けることにより、映像光のスクリーン入射時の反射を抑制し、入射光量を増大させることができる。また、基材層11の出光側に反射防止機能を備える機能層を設けた場合には、映像光の一部が、スクリーンの出光側表面で反射して入光側から出射する等により、入光側の観察者に映像が一部漏れて見えてしまうこと等も防止できる。
さらに、タッチパネル機能を備える機能層を、スクリーン10,20,30,40の出光側(+Z側)に設けてもよい。
(4)各実施形態において、映像源LSは、スクリーン10,20,30,40に対して鉛直方向下方に配置される例を示したが、これに限らず、スクリーンの鉛直方向上方に配置され、下方に位置するスクリーンに対して斜めに映像光を投射する形態としてもよい。その場合のスクリーンは、前述の各実施形態におけるスクリーン10,20,30,40の上下方向(Y方向)を反転させた形態となる。
このように、映像表示装置1の使用環境に応じて、映像源LSの位置は、適宜選択して配置することができる。
この場合、この変形形態によれば、天井ではなく床に生じる映像光の映り込みを低減することができる。
(5)各実施形態において、単位光学形状121,221,321は、その配列方向において隣接している例を示したが、これに限らず、例えば、単位光学形状が間隔をおいて配列され、配列ピッチPが幅Wよりも大きい形態としてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 映像表示装置
10,20,30,40 スクリーン
11 基材
12 光学形状層
121,221,321 単位光学形状
122 第1の面
123 第2の面
124 第3の面
13 反射層
132 第1反射部
133 第2反射部
134 第3反射部
14 平坦化層
15,45 光吸収部
LS 映像源

Claims (10)

  1. 映像光の少なくとも一部を透過させて表示する透過型スクリーンであって、
    該透過型スクリーンの内部に位置し、映像光が入射する入光面側に凸であり、少なくともスクリーン面に平行な第1の方向に沿って複数配列された単位光学形状と、
    前記単位光学形状の入光面側に膜状に積層され、入光面から入射した映像光の一部を透過し、かつ、前記入光面から入射した映像光の一部を反射させて前記入光面に対向する出光面へ向ける反射層と、
    配列された隣り合う前記単位光学形状の間に形成され、光を吸収する光吸収部と、
    を備え、
    前記単位光学形状は、前記第1の方向及び該透過型スクリーンの厚み方向に平行な断面における断面形状が略四角形形状であり、最も入光面側に位置する面を第2の面とし、前記第1の方向において前記第2の面の両側に位置する対向する2つの面のち、スクリーン面の法線方向となす角度が大きい方を第1の面、小さい方を第3の面とし、
    前記反射層は、少なくとも前記第1の面及び前記第2の面に形成されていること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  2. 請求項1に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記反射層は、その表面に凹凸形状を有し、入射する光の一部を拡散反射すること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第1の面がスクリーン面の法線方向となす角度θ2は、5°以上20°以下であること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記光吸収部は、前記単位光学形状の間の谷部を充填するように形成されること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第2の面は、該透過型スクリーンのスクリーン面に平行であること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第2の面は、前記第1の面側の端部が前記第3の面側の端部よりも前記入光面側に位置するように傾斜していること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  7. 請求項6に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第1の面と前記第2の面とがなす角度θ1は、85°以上95°未満であること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  8. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第2の面は、前記第3の面側の端部が前記第1の面側の端部よりも前記入光面側に位置するように傾斜していること、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  9. 請求項8に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記第1の面と前記第2の面とがなす角度θ1は、該透過型スクリーンの厚み方向において最も前記入光面側に位置して空気との界面をなす層の屈折率をnとするとき、
    1/2×arcsin(1/n)+103°≦θ1≦1/2×arcsin(1/n)+107°
    という式を満たすこと、
    を特徴とする透過型スクリーン。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンに映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示装置。
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Citations (10)

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