JP2020200918A - チェーンスプロケットホイール - Google Patents
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Abstract
Description
チェーンはチェーンスプロケットホイールの歯の一部に係合されるので、この歯に大きな荷重が加わることになり、破損や摩耗が生じやすい。特に、重量物を搬送するチェーンコンベアや、汚泥かき寄せ装置のチェーン機構では、歯の損傷が激しいため、チェーンスプロケットホイールの交換頻度が高くなる。この際、大型のチェーンスプロケットホイール全体を交換すると、多大な労働力及び作業時間を要するだけでなく、コストも非常に高くついた。
また、従動チェーンスプロケットホイールについても同様である。
このような分割型のチェーンスプロケットホイールは、歯が部分的に欠損したり、摩耗するなどして使用に耐えられなくなった場合に、チェーンを掛け渡したまま、ホイール本体の分割片の一部を交換するのみで補修することができる。
本発明が解決しようとする課題は、チェーンを取り外すことなく、部分ホイールの一部のみを交換することができ、部分ホイールが固定盤に対してがたつきにくいチェーンスプロケットホイールを提供することにある。
また、固着具によって取り付けられた部分ホイールが、固定盤との接合面に形成された凹部と凸部が係合されているので、歯の一部に大きな力が加わっても、部分ホイールが固定盤に対してがたつきを防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図4と共に説明する。
図1は第1の実施形態を示すチェーンスプロケットホイールの正面図であり、図2は第1の実施形態を示すチェーンスプロケットホイールの断面図であり、図3は第1の実施形態に係る固定盤の正面図であり、図4は第1の実施形態に係る部分ホイールの背面図である。
図1及び図2に示すように、チェーンスプロケットホイール1は、ホイール部2と、円盤状の固定盤3とを備える。
ホイール部2は、その外周にチェーンが係合する多数の歯4を有し、歯4は、山部41と谷部42とを備える。
ホイール部2は、歯4の山部41を通って径方向に伸びる分割線に沿って分割され、すべての部分ホイール5を周方向に組み合わせることにより、全体として円盤状に形成される。また、すべての部分ホイール5を組み合わせると、隣接する部分ホイール5の間には、わずかな隙間7が形成される。
ボルト8は、一つの部分ホイール5に対して二つ設けられており、これらのボルトは、第一ボルト8aと、第一ボルト8aよりも部分ホイール5の回転方向後方に配置される第二ボルト8bとで構成されている。ボルト8、第一ボルト8a、第二ボルト8bは、それぞれ本願発明の固着具、第一固着具、第二固着具に相当する。
このように配置することで、歯4にチェーンの可動方向に大きな力が加わっても、部分ホイール5が固定盤3に対してがたつきをより防止することができる。
これにより、駆動チェーンスプロケットホイールであるので、チェーンスプロケットホイール1の回転によって生じるチェーンからの部分ホイール5の回転方向反対側に作用する回転モーメントに対する耐力を増すことができ、がたつきを防止することができる。
ホイール固定部31の一面(ホイール部2が接合される面)には、内周縁沿って固定用フランジ32が形成され、固定用フランジ32の内周面が筒状部30の外周面に溶接等により固定されている。
部分ホイール5の内周面を固定用フランジ32の外周面に当接させると、部分ホイール5と固定盤3とが径方向に位置決めされ、凸部11と凹部12を簡単に係合できるとともに、ボルト孔9,10も位置合わせしやすい。
チェーンスプロケットホイール1を回転させてチェーンを駆動する際に、部分ホイール5の歯4に不均等な力が加わり、部分ホイール5は固定盤3に対してがたつこうとするが、周方向に延びる固定盤3の凸部11と部分ホイール5の凹部12が係合して、がたつきを抑える。
この時、隣設して配置された部分ホイール5間には隙間7が形成されている。このように隙間7が形成されているので、隣の部分ホイール5と取り外す部分ホイール5とが競ることなく、隣の部分ホイール5に邪魔されずに、容易に部分ホイール5を取り外しができる。また、取り付けにおいても隣の部分ホイール5に邪魔されずに作業が行うことができる。
以下、本発明に係る第2の実施形態について図5と共に説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
チェーンスプロケットホイール1は、チェーンの可動に伴って図5に示す矢印方向に回転する。このため、部分ホイール5には、チェーンの可動によって生じるチェーンからの部分ホイールの回転方向の回転モーメントが作用することになる。
以下、本発明に係る第3の実施形態について図6及び図7と共に説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
このようにホイール部2を歯4の谷部42で分割すると、山部41で分割したものと比べて、強度がやや低くなって部分ホイール5間が開きやすくなるが、着脱に際して、隣設して配置された部分ホイール5と接触し得る部分が少なくなるので、隣設して配置された部分ホイール5が邪魔にならず、着脱が容易になる。また、山部41で分割したものと比べて、着脱に際して、隣設して配置された部分ホイール5と接触し得る部分が少なくなるので、指を挟む可能性も低くなり安全な着脱作業をすることができる。
図7は、この効果を説明するための図で、図7(イ)は、ホイール部2を歯4の山部41で分割した部分を拡大した平面図(図5におけるA方向から見た図)で、図7(ロ)は、第3の実施形態を示すもので、ホイール部2を歯4の谷部42で分割した部分を拡大した平面図(図6におけるB方向から見た図)である。
このことから、チェーンに対する山部41の段差の影響は、図7(ロ)の谷部42で分割されるケースの方が相対的に小さくなる。しかも、図7(イ)の山部41で分割されるケースでは、チェーンの一つの穴に係合する山部41間で段差Zが生じるが、図7(ロ)の谷部42で分割されるケースでは、チェーンの二つの穴に係合する山部41間で段差Zが生じることになり、チェーンに対する段差の影響は少なくなる。
本発明に係る第4の実施形態について図8〜図9と共に説明する。なお、第1〜第3の実施形態のいずれかと同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
部分ホイール5の接合される面に設けられる凹部12は、図8に示すように固定盤3の正八角形の各頂点の凸部11の形状に合わせて折れ曲がった形状で設けられており、部分ホイール5が、固定盤3の正八角形の各頂点の位置に取り付けられている。
このように構成し、凸部11及び凹部12を、固定盤3と同心の円の接線と平行な直線を含むように設けることで、部分ホイール5が固定盤3に対して径方向及び周方向に位置決めされるので、部分ホイール5のがたつきをより確実に抑えることができ、ボルト孔9,10の位置合わせもさらに容易となる。
本発明に係る第5の実施形態について図10と共に説明する。なお、第1〜第4の実施形態のいずれかと同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図10に示すように、部分ホイール5の固定盤3に接合される面には、固定盤3の凸部11と係合する凹部12が形成される。この凹部12は、固定盤3の正八角形の各辺の凸部11の形状に合わせて直線状に設けられており、部分ホイール6が、固定盤3の正八角形の各辺の位置に取り付けることができる。
このよう構成し、凸部11及び凹部12を、固定盤3と同心の円の接線と平行な直線を含むように設けると、部分ホイール5が固定盤3に対して径方向及び周方向に位置決めされるので、部分ホイール5のがたつきをより確実に抑えることができ、ボルト孔9,10の位置合わせもさらに容易となる。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
2 ホイール部
3 固定盤
4 歯
5 部分ホイール
7 隙間
8 ボルト
8a 第一ボルト
8b 第二ボルト
9,10 ボルト孔
30 筒状部
31 ホイール固定部
32 固定用フランジ
Claims (6)
- チェーンを外周に掛け渡すチェーンスプロケットホイールであって、
チェーンが係合する多数の歯を有するホイール部と、固定盤と、を備え、
前記ホイール部が周方向に複数の部分ホイールに分割され、各部分ホイールが固着具によって着脱可能に前記固定盤に取り付けられ、
前記固定盤及び前記部分ホイールの接合面のうち、いずれか一方に凸部が、他方に凹部が形成されており、
前記凸部と前記凹部とは係合する
ことを特徴とするチェーンスプロケットホイール。 - 前記部分ホイールを前記固定盤に着脱可能に取り付ける前記固着具は複数であって、
前記複数の固着具は、第一固着具と、該第一固着具よりも前記部分ホイールの回転方向後方に配置される第二固着具とを有し、
前記第一固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離と、前記第二固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離とが異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のチェーンスプロケットホイール。 - 前記チェーンスプロケットホイールは、駆動チェーンスプロケットホイールであって、
前記第一固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離は、前記第二固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離より長い
ことを特徴とする請求項2に記載のチェーンスプロケットホイール。 - 前記チェーンスプロケットホイールは、従動チェーンスプロケットホイールであって、
前記第一固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離は、前記第二固着具が配置される前記ホイール部の回転中心からの距離より短い
ことを特徴とする請求項2に記載のチェーンスプロケットホイール。 - 隣設された前記部分ホイール間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のチェーンスプロケットホイール。
- 前記ホイール部が前記歯の谷部を通って周方向に分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のチェーンスプロケットホイール。
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KR100612966B1 (ko) * | 2004-06-15 | 2006-08-14 | 현대자동차주식회사 | 컨베이어용 스프로켓 |
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KR100612966B1 (ko) * | 2004-06-15 | 2006-08-14 | 현대자동차주식회사 | 컨베이어용 스프로켓 |
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CN114294401B (zh) * | 2021-11-17 | 2024-01-26 | 安徽麦克威链传动制造有限公司 | 一种高稳定性防跳动链轮 |
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