JP2020200000A - 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】旋回性能を維持しつつ優れたトラクション性能を発揮し得る不整地走行用の自動二輪車用タイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2を有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤである。トレッド部2は、クラウンブロック列6とミドルブロック列7とを含む。トレッド部2を平面に展開したトレッド展開図において、ブロック対15は、クラウンブロック11をタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域21がミドルブロック12の少なくとも一部と重複する複数の第1ブロック対16と、第1領域21がミドルブロック12と重複しない複数の第2ブロック対17とを含む。タイヤ全周において、第1ブロック対16の数は、第2ブロック対17の数よりも大きい。【選択図】図2
Description
本発明は、不整地走行用の自動二輪車用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に複数のブロックが設けられた不整地走行用の自動二輪車用タイヤが提案されている。
一般に、不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、ブロックが路面に突き刺さって土や泥を押し退けることによって反力を提供し、トラクション性能や旋回性能を発揮する。しかしながら、ブロックの配置によっては、トラクション性能や旋回性能が損なわれる傾向があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、旋回性能を維持しつつ優れたトラクション性能を発揮し得る不整地走行用の自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列と、前記クラウンブロック列のタイヤ軸方向の一方側に隣接して複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列とを含み、1つの前記クラウンブロックと、前記クラウンブロックに最も近接した1つの前記ミドルブロックとからなるペアをブロック対としたときに、前記トレッド部を平面に展開したトレッド展開図において、前記ブロック対は、前記クラウンブロックをタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域が前記ミドルブロックの少なくとも一部と重複する複数の第1ブロック対と、前記第1領域が前記ミドルブロックと重複しない複数の第2ブロック対とを含み、タイヤ全周において、前記第1ブロック対の数は、前記第2ブロック対の数よりも大きい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、タイヤ赤道上に設けられているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1ブロック対の数は、タイヤ全周における前記クラウンブロックの数の0.50倍より大きいのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1ブロック対の数は、前記クラウンブロックの数の0.70倍より小さいのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1ブロック対は、前記第1領域のタイヤ周方向の幅の0.50倍以上が前記ミドルブロックと重複する長重複第1ブロック対と、前記第1領域のタイヤ周方向の幅の0.50倍未満が前記ミドルブロックと重複する短重複第1ブロック対とを含むのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第2ブロック対について、前記第1領域から前記ミドルブロックまでのタイヤ周方向の距離は、前記第1領域のタイヤ周方向の幅よりも小さいのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記ミドルブロックは、タイヤ周方向に踏面を横断する2本の縦サイプと、前記2本の縦サイプの間の第1部分と、前記第1部分に隣接する2つの第2部分とを含むのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1部分は、前記第2部分よりもブロックの高さ方向に突出しているのが望ましい。
発明者らの種々の実験の結果、トレッド部にクラウンブロック列及びミドルブロック列が設けられた不整地走行用の自動二輪車用タイヤでは、隣接する2つのクラウンブロック及びミドルブロックのペアからなるブロック対の配置が、トラクション性能及び旋回性能に影響を与えることが判明した。
例えば、2つのブロックがタイヤ周方向に重複する様にタイヤ軸方向に並んだブロック対は、不整地走行時、2つのブロックが協働してタイヤ周方向に土や泥を押し退けることができ、トラクション性能の向上に役立つ。しかしながら、前記ブロック対は、タイヤ軸方向の反力が相対的に小さくなり、旋回性能への寄与が小さい傾向があった。他方、2つのブロックがタイヤ周方向に離間してタイヤ軸方向に並んだブロック対は、旋回性能への寄与が大きいが、トラクション性能への寄与が小さい傾向があった。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、クラウンブロックをタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域がミドルブロックの少なくとも一部と重複する複数の第1ブロック対と、前記第1領域が前記ミドルブロックと重複しない複数の第2ブロック対とを含む。前記第1ブロック対は、タイヤ周方向に大きな反力を提供でき、前記第2ブロック対は、タイヤ軸方向に大きな反力を提供できる。したがって、本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、優れたトラクション性能及び旋回性能を発揮できる。
また、本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、タイヤ全周において、前記第1ブロック対の数が前記第2ブロック対の数よりも大きいため、トラクション性能のさらなる向上を期待することができる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本発明の一実施形態を示す不整地走行用の自動二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるトレッド部2の横断面図が示されている。図2は、タイヤ1のトレッド部2を平面に展開した展開図(以下、トレッド展開図という。)である。図1は、タイヤ回転軸を通る子午線断面図であり、図2のA−A線断面図に相当する。本実施形態のタイヤ1は、例えば、モトクロス競技用の車両の後輪タイヤとして好適に用いられる。但し、本発明のタイヤ1は、このような使用態様に限定されるものではない。
図1には、本発明の一実施形態を示す不整地走行用の自動二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるトレッド部2の横断面図が示されている。図2は、タイヤ1のトレッド部2を平面に展開した展開図(以下、トレッド展開図という。)である。図1は、タイヤ回転軸を通る子午線断面図であり、図2のA−A線断面図に相当する。本実施形態のタイヤ1は、例えば、モトクロス競技用の車両の後輪タイヤとして好適に用いられる。但し、本発明のタイヤ1は、このような使用態様に限定されるものではない。
「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、横断面において、その外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲している。
本実施形態のタイヤ1は、カーカス及びベルト層を具えている(図示省略)。これらには、公知の構成が適宜採用される。
図2に示されるように、トレッド部2は、タイヤの回転方向Rが指定されている。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部3(図1に示す)に、文字又は記号で表示される。
トレッド部2には、底面2dから隆起した複数のブロック4がタイヤ周方向に並ぶブロック列5が設けられている。ブロック列5は、クラウンブロック列6、ミドルブロック列7を含んでいる。本実施形態のトレッド部2は、これらに加え、ショルダーブロック列8を含んでいる。
クラウンブロック列6には、複数のクラウンブロック11がタイヤ周方向に並んでいる。ミドルブロック列7には、複数のミドルブロック12がタイヤ周方向に並んでいる。ミドルブロック列7は、クラウンブロック列6のタイヤ軸方向の一方側又は他方側に隣接して配されており、本実施形態では2つのミドルブロック列7が1つのクラウンブロック列6を挟んでいる。
ショルダーブロック列8には、複数のショルダーブロック13がタイヤ周方向に並んでいる。ショルダーブロック列8は、ミドルブロック列7のタイヤ軸方向外側に隣接して配されており、本実施形態では、2つのショルダーブロック列8がクラウンブロック列6及びミドルブロック列7を挟んでいる。ショルダーブロック列8は、トレッド端Teを構成している。トレッド端Teは、トレッド部2に配されたブロックの内、最もサイドウォール部側に位置するブロック列に属するブロックのタイヤ軸方向外側の端縁に相当する。
本実施形態では、各クラウンブロック11の踏面の図芯が、タイヤ赤道Cを中心としかつトレッド展開幅TWhの1/3の幅を有するクラウン領域Crに配されている。各クラウンブロック11は、タイヤ赤道C上に配されているのが望ましい。また、各ミドルブロック12の踏面の図芯は、クラウン領域Crに隣接しかつトレッド展開幅TWhの1/6の幅を有するミドル領域Miに配されている。また、各ショルダーブロック13の踏面の図芯は、ミドル領域Miに隣接しかつトレッド展開幅TWhの1/6の幅を有するショルダー領域Shに配されている。なお、トレッド展開幅は、トレッド展開図における一方のトレッド端Teから他方のトレッド端Teまでのタイヤ軸方向の距離である。
図3には、クラウンブロック列6及びミドルブロック列7の拡大図が示されている。図3に示されるように、1つのクラウンブロック11と、クラウンブロック11に最も近接した1つのミドルブロックとからなるペアをブロック対15としたときに、トレッド展開図において、ブロック対15は、クラウンブロック11をタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域21がミドルブロックの少なくとも一部と重複する複数の第1ブロック対16と、第1領域21がミドルブロック12と重複しない複数の第2ブロック対17とを含む。なお、発明を理解し易いように、図3において、第1領域21が着色されている。
2つのブロックがタイヤ周方向に重複する様にタイヤ軸方向に並んだブロック対は、不整地走行時、2つのブロックが協働してタイヤ周方向に土や泥を押し退けることができ、トラクション性能の向上に役立つ。しかしながら、前記ブロック対は、タイヤ軸方向の反力が相対的に小さくなり、旋回性能への寄与が小さい傾向があった。他方、2つのブロックがタイヤ周方向に離間してタイヤ軸方向に並んだブロック対は、旋回性能への寄与が大きいが、トラクション性能への寄与が小さい傾向があった。本発明のタイヤ1において、第1ブロック対16は、タイヤ周方向に大きな反力を提供でき、第2ブロック対17は、タイヤ軸方向に大きな反力を提供できる。したがって、本発明のタイヤ1は、優れたトラクション性能及び旋回性能を発揮できる。
また、本発明のタイヤ1は、タイヤ全周において、第1ブロック対16の数N1が第2ブロック対の数N2よりも大きい。このため、本発明のタイヤ1は、トラクション性能のさらなる向上を期待することができる。本実施形態の第1ブロック対16の数N1は、例えば、第2ブロック対の数N2の1.5〜2.5倍である。これにより、トラクション性能及び旋回性能がバランス良く高められる。
同様の観点から、第1ブロック対16の数N1は、例えば、タイヤ全周におけるクラウンブロック11の数N3の0.50倍より大きいのが望ましく、0.70倍より小さいのが望ましい。
本実施形態の第1ブロック対16は、第1領域21のタイヤ周方向の幅の0.50倍以上がミドルブロック12と重複する長重複第1ブロック対16aと、第1領域21のタイヤ周方向の幅の0.50倍未満がミドルブロック12と重複する短重複第1ブロック対16bとを含む。
タイヤ全周における長重複第1ブロック対16aの数N4は、例えば、クラウンブロック11の前記数N3の0.20〜0.40倍である。タイヤ全周における短重複第1ブロック対16bの数N5は、例えば、クラウンブロック11の前記数N3の0.20〜0.40倍である。これにより、トラクション性能及び旋回性能がバランス良く高められる。
第2ブロック対17について、第1領域21からミドルブロック12までのタイヤ周方向の距離L1は、第1領域21のタイヤ周方向の幅W1よりも小さいのが望ましい。前記距離L1は、例えば、前記幅W1の0.10〜0.50倍である。このような第2ブロック対17は、クラウンブロック11とミドルブロック12とが過度に離れていないため、これら2つのブロックが協働して反力を提供できる。
図2に示されるように、本実施形態では、各ブロック対15について、クラウンブロック11とミドルブロック12との間のタイヤ軸方向の距離L2が一定とされる。但し、このような態様に限定されず、例えば、ブロック対15によって前記距離L2が異なるものでも良い。前記距離L2は、例えば、トレッド展開幅TWhの0.05〜0.15倍である。
上述のミドルブロック列7の構成は、2つのミドルブロック列7の両方に適用することができる。
本実施形態では、トレッド展開図において、1つのミドルブロック12とこれに最も近接したショルダーブロック13とからなるブロック対は、例えば、ミドルブロック12をタイヤ軸方向外側に平行に延長した第2領域22がショルダーブロック13と重複しない第3ブロック対18として構成されている。より望ましい態様では、ミドルブロック列7とショルダーブロック列8とで構成されるブロック対の全てが、前記第3ブロック対18として構成されている。なお、ショルダーブロック列8の上記構成は、2つのショルダーブロック列8の両方に適用することができる。これにより、不整地走行時、ミドルブロック12及びショルダーブロック13がタイヤ軸方向に大きな反力を発揮し、旋回性能が向上する。なお、発明を理解し易いように、図2において、第2領域22の1つが着色されている。
クラウンブロック11は、例えば、タイヤ軸方向の長さL3がタイヤ周方向の長さよりも大きい横長ブロックであるのが望ましい。クラウンブロック11のタイヤ軸方向の長さL3は、例えば、クラウンブロック11とミドルブロック12との距離L2よりも大きいのが望ましい。具体的には、クラウンブロック11の前記長さL3は、前記距離L2の1.5〜2.5倍であるのが望ましい。このようなクラウンブロック11は、優れたトラクション性能を発揮するのに役立つ。
クラウンブロック11は、タイヤ軸方向の中央部から両外側に向かって、タイヤ周方向の長さが漸増しているのが望ましい。これにより、クラウンブロック11のタイヤ周方向を向く側壁は、タイヤ周方向に凹んでいる。このようなクラウンブロック11は、不整地走行時において土をタイヤ周方向に押し退けるときに大きな反力を提供する。
図4には、ミドルブロック12の拡大斜視図が示されている。図4に示されるように、本実施形態のミドルブロック12は、例えば、タイヤ周方向に踏面を横断する2本の縦サイプ25と、2本の縦サイプ25の間の第1部分26と、第1部分26に隣接する2つの第2部分27とを含む。このようなミドルブロック12は、タイヤ軸方向に大きな反力を提供し、旋回性能を高めるのに役立つ。なお、本明細書において、「サイプ」とは、幅が0.5〜3.0mmの切れ込みを意味する。サイプの深さは、ブロックの最大の高さの20%未満であるのが望ましい。
第1部分26は、第2部分27よりもブロックの高さ方向に突出しているのが望ましい。第1部分26の突出量は、ブロックの高さの0.50倍以下であり、望ましくはブロックの高さの0.05〜0.15倍である。これにより、ブロックの耐久性が維持されつつ、第1部分26が大きな摩擦力を発揮する。
図2に示されるように、ミドルブロック12の第1部分26は、例えば、タイヤ周方向の中央部からタイヤ周方向の両側に向かって、タイヤ軸方向の幅が漸減しているのが望ましい。このような第1部分26は、両端が適度に撓み易くなり、ミドルブロック12の周辺に付着した泥を排出するのに役立つ。
ショルダーブロック13には、例えば、両端がタイヤ軸方向内側の側壁に開口する半環状サイプ28が設けられている。これにより、ショルダーブロック13は、半環状サイプ28に囲まれた内側部29と、これ以外の外側部30とを含んでいる。内側部29は、外側部30よりもブロックの高さ方向に突出しているのが望ましい。このようなショルダーブロック13は、上述のミドルブロック12とともに、旋回性能をさらに高める。
以上、本発明の一実施形態の不整地走行用の自動二輪車用タイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1のトレッドパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用の後輪タイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図5に記載されたトレッドパターンを有するタイヤが試作された。図8の各ミドルブロックbは、クラウンブロックaをタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域と重複しない。比較例のタイヤは、上述の構成を除き、実施例のタイヤと実質的に同じ構成を具えている。各テストタイヤのトラクション性能及び旋回性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
タイヤサイズ:120/90−19
リムサイズ:2.15×19
内圧:80kPa
テスト車両:排気量450cc モトクロス競技車両
タイヤサイズ:120/90−19
リムサイズ:2.15×19
内圧:80kPa
テスト車両:排気量450cc モトクロス競技車両
<トラクション性能>
上記テスト車両で不整地を走行したときのトラクション性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、トラクション性能が優れていることを示す。
上記テスト車両で不整地を走行したときのトラクション性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、トラクション性能が優れていることを示す。
<旋回性能>
上記テスト車両で不整地を走行したときの旋回性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、旋回性能が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
上記テスト車両で不整地を走行したときの旋回性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、旋回性能が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
テストの結果、実施例のタイヤは、旋回性能を維持しつつ優れたトラクション性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
6 クラウンブロック列
7 ミドルブロック列
11 クラウンブロック
12 ミドルブロック
15 ブロック対
16 第1ブロック対
17 第2ブロック対
21 第1領域
6 クラウンブロック列
7 ミドルブロック列
11 クラウンブロック
12 ミドルブロック
15 ブロック対
16 第1ブロック対
17 第2ブロック対
21 第1領域
Claims (8)
- トレッド部を有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列と、前記クラウンブロック列のタイヤ軸方向の一方側に隣接して複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列とを含み、
1つの前記クラウンブロックと、前記クラウンブロックに最も近接した1つの前記ミドルブロックとからなるペアをブロック対としたときに、
前記トレッド部を平面に展開したトレッド展開図において、前記ブロック対は、
前記クラウンブロックをタイヤ軸方向に平行に延長した第1領域が前記ミドルブロックの少なくとも一部と重複する複数の第1ブロック対と、
前記第1領域が前記ミドルブロックと重複しない複数の第2ブロック対とを含み、
タイヤ全周において、前記第1ブロック対の数は、前記第2ブロック対の数よりも大きい、
不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。 - 前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、タイヤ赤道上に設けられている、請求項1記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1ブロック対の数は、タイヤ全周における前記クラウンブロックの数の0.50倍より大きい、請求項1又は2に記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1ブロック対の数は、前記クラウンブロックの数の0.70倍より小さい、請求項3に記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1ブロック対は、前記第1領域のタイヤ周方向の幅の0.50倍以上が前記ミドルブロックと重複する長重複第1ブロック対と、前記第1領域のタイヤ周方向の幅の0.50倍未満が前記ミドルブロックと重複する短重複第1ブロック対とを含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第2ブロック対について、前記第1領域から前記ミドルブロックまでのタイヤ周方向の距離は、前記第1領域のタイヤ周方向の幅よりも小さい、請求項1ないし5のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記ミドルブロックは、タイヤ周方向に踏面を横断する2本の縦サイプと、前記2本の縦サイプの間の第1部分と、前記第1部分に隣接する2つの第2部分とを含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1部分は、前記第2部分よりもブロックの高さ方向に突出している、請求項7に記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019110507A JP2020200000A (ja) | 2019-06-13 | 2019-06-13 | 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=73741814
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JP2019110507A Pending JP2020200000A (ja) | 2019-06-13 | 2019-06-13 | 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ |
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JP (1) | JP2020200000A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11375307B2 (en) | 2006-01-12 | 2022-06-28 | Sony Group Corporation | Earphone device |
-
2019
- 2019-06-13 JP JP2019110507A patent/JP2020200000A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11375307B2 (en) | 2006-01-12 | 2022-06-28 | Sony Group Corporation | Earphone device |
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