JP2020199135A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一連の報知情報が立体的な視覚効果を生じるように形成され、遊技の興趣がより向上する遊技機を提供する。【解決手段】ベース151から突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部101〜105を有する意匠部材を備え、意匠部材は、複数のシンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、それぞれのシンボル部は、識別情報の大きさが大きいほど、ベース151からの突出量が大きくなるように形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関する。
遊技機として、複数の図柄が配列された複数のリール、スタートレバー、およびストップボタン等を備えたスロットマシンが知られている。スロットマシンでは、遊技媒体(メダル)がベットされた後、スタートレバーが操作されたことを検出すると、複数のリールの回転が開始する。また、各リールに対応して設けられたストップボタンが操作されたことを検出すると、当該ストップボタンに対応するリールの回転が停止する。このとき、払い出しの対象となる有効ライン上に当選役に対応する図柄組み合わせが表示されると、所定枚数のメダルが払い出される等、遊技者に遊技上の利益が付与される。
また、遊技機として、遊技盤、および発射装置等を備えたパチンコ遊技機が知られている。パチンコ遊技機では、遊技媒体(遊技球)が遊技盤の前面に設けられた遊技領域に発射され、遊技球が、遊技領域に設けられている入賞口に進入したことに基づき、遊技者に遊技上の利益が付与される。このような遊技機には、文字情報が表示されたロゴ表示部が、扉部材の前面に設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−202108号公報
ところで、特許文献1に開示された遊技機では、ロゴ表示部に例えばABCという文字列が表示されているが、それぞれの文字の大きさは一定となっている。また、それぞれの文字の前方への突出量も同等となっている。このため、文字列の表示が、遊技者を惹きつけて、遊技者に斬新な印象を与えるものとはなっていなかった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、一連の報知情報が立体的な視覚効果を生じるように形成され、遊技の興趣がより向上する遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが大きいほど、前記ベースからの突出量が大きくなるように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、
ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが大きいほど、前記ベースからの突出量が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、
ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが最大のものは、前記ベースからの突出量が最大または最小となるように形成され、前記識別情報の大きさが最大以外のものは、前記ベースからの突出量が同様となるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のシンボル部が一連の報知情報をなすように配置され、それぞれのシンボル部は、識別情報の大きさが大きいほど、ベースからの突出量が大きくなるように形成されているため、立体的な視覚効果が生じて識別情報がより立体的に視認される。これにより、遊技者を惹きつけて斬新な印象を与え、遊技の興趣が向上する。
本発明によれば、一連の報知情報が立体的な視覚効果を生じるように形成されているため、遊技の興趣を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、意匠部材を正面側から見た図である。 同、左方から見た上扉の一部を示す概略図である。 同、左方から見た上扉の一部を示す概略図であり、変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、遊技盤を正面側から見た図である。 同、意匠部材を正面側から見た図である。 同、意匠部材を示すもので、図7で示したP方向から見た概略側面図である。 同、意匠部材を示すもので、図8で示したQ方向から見た概略側面図である。 本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に用いることが可能なサブ基板ユニットを示すもので、(a)は背面側から見た図であり、(b)は(a)に示すA−A線の概略断面図である。 同、サブ基板を示すもので、(a)は背面側から見た図(平面図)であり、(b)は(a)においてFPCを取り外した状態を示す図である。 同、音量調整スイッチを示すもので、(a)は背面側から見た図(平面図)であり、(b)は音量調整スイッチのハウジングを背面側から見た図である。 同、図10(a)に示すB−B線の概略断面図である。 同、音量調整スイッチを背面側から見た斜視図である。 同、音量調整スイッチを背面側から見た図(平面図)である。 同、サブ基板を示すもので、(a)は図11(a)に示す矢印Zから見た側面図であり、(b)は背面側から見た図の一部である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、第1の実施の形態では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、その他の遊技機であってもよい。以下の説明において、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
図1に示すように、本発明のスロットマシン(遊技機)100は、遊技者側を向く面である前面側が開口された箱状の筐体111と、当該筐体111の前面側開口を開閉する前面扉112とを備えている。筐体111には、回転自在な第1リール131、第2リール132および第3リール133がユニット化されたリールユニット130と、メダルの払い出しを行うホッパー装置等が収納されている。また、前面扉112は、上扉112aと下扉112bとに分割されており、これら上扉112aおよび下扉112bはそれぞれ筐体111に対して開閉自在となっている。
上扉112aには、液晶ディスプレイ113、スピーカ114等の演出用の装置、および表示窓115が設けられている。液晶ディスプレイ113には、各種演出用の画像(動画、静止画)が表示される。スピーカ114からは、各種演出用の音(音楽、効果音、音声等)が出力される。なお、演出用の装置としては、液晶ディスプレイ113やスピーカ114の他にランプ(LED)等の電飾装置、アクチュエータ等で動作可能な可動役物等を設けてもよい。
表示窓115の奥には、リールユニット130が、その一部が表示窓115の外から視認可能となるように配置されている。第1リール131、第2リール132、および第3リール133の外周面には、複数種類の図柄が周方向に沿って一列に配置されており、各リール131,132,133が停止すると、表示窓115を介して1リール当たり3個の連続する図柄が表示される。また、表示窓115には、各リール131,132,133の図柄を視認するための表示位置として、上段、中段、下段が設けられており、各リール131,132,133の表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。なお、本実施の形態の遊技機では、第1リール131の中段と、第2リール132の中段と、第3リール133の中段とによって有効ラインが構成されている。また、本実施の形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要なメダルの数(規定枚数)が、3枚に設定されており、規定枚数のメダルが投入されると、有効ラインが有効化されるようになっている。
スロットマシン100では、遊技開始に伴って各リール131,132,133が回転を開始するとともに当選役抽選が実行されて当選役のいずれかの当選またはハズレ(不当選)が決定される。次いで、各リール131,132,133が停止したときに、当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄組合せが有効ラインに表示されると、この当選役が入賞となり、入賞した当選役に対応する処理(入賞処理)が実行される。
下扉112bには、メダルを投入するメダル投入口121、クレジットされたメダルをベットするためのMAXベットボタン(ベットボタン)122、遊技を開始する際に操作されるスタートレバー123、回転している各リール131,132,133を停止させるためのストップボタン124、ホッパー装置によりメダルを払い出す払い出し口125、払い出し口125から払い出されたメダルを受けるメダル受け皿126等が設けられている。また、メダル投入口121の奥には、メダル投入口121から投入されたメダルの通過を検知するメダルセンサが設けられている。また、下扉112bには、演出ボタン128が設けられている。演出ボタン128は、例えばプッシュスイッチおよびロータリースイッチ(ジョグダイヤル)を備えており、押下操作および回転操作が可能に構成されている。演出ボタン128は、操作されると演出の態様が変化するようになっており、これにより、遊技の興趣が向上する。
スロットマシン100では、メダル投入口121にメダルが投入、または、MAXベットボタン122が操作されて規定枚数のメダルがベットされることで、スタートレバー123の操作が有効化される。また、有効化されたスタートレバー123が操作されると遊技が開始される。遊技が開始されると、各リール131,132,133が回転を開始し、各リール131,132,133の回転速度が一定速度に到達して定常回転となるとストップボタン124の操作が有効化される。また、有効化されたストップボタン124が操作されると、操作されたストップボタン124に対応する各リール131,132,133が停止する。
スロットマシン100の内部には、主制御基板(メイン基板)と、副制御基板(サブ基板)とが設けられている。主制御基板は、MAXベットボタン122、スタートレバー123、ストップボタン124、メダルセンサ等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット130や、ホッパー装置等の出力手段の制御を行う。また、副制御基板は、主制御基板から送られてくる信号を受けて、演出を実行するための各種演算を行い、演算結果に基づいて液晶ディスプレイ113およびスピーカ114等の演出用の装置の制御を行う。
また、主制御基板と副制御基板とは電気的に接続されており、主制御基板から副制御基板へは遊技状態を示す情報など各種情報(信号)の送信が可能となっているが、副制御基板から主制御基板へは情報を送信できないようになっている。また、主制御基板や副制御基板等の各基板の機能は、各種のプロセッサ(CPU、DSP等)、IC、あるいはROMやRAM等の情報記憶媒体等のハードウェアや、ROM等に予め記憶されている所定のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
上扉112aの左側には、複数のシンボル部(例えばシンボル部101、シンボル部102、シンボル部103、シンボル部104およびシンボル部105:図2参照)を有する意匠部材150が設けられている。ただし、意匠部材150が設けられる位置はこの位置に限らず、前面扉112におけるいずれの位置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ113の上方(トップレンズ)に意匠部材150を設けてもよい。
本実施の形態では、シンボル部101〜105は、前方側(遊技者側)に向かって突出している。また、シンボル部101〜105は、それぞれの前面(先端面)の形状によって識別情報が表されている。識別情報とは、文字、図形、記号等である。以下、本実施の形態では、1つのシンボル部が1つの文字を表すものとするが、例えば1つのシンボル部が、2以上の文字を表すものであったり、文字と記号とを組み合わせたものを表すものであってもよい。
図2は、意匠部材150が設けられている部分を正面から見た図である。
シンボル部101〜105は、一連の報知情報(文字列)となっている。本実施の形態では、シンボル部101〜105によって「主役は○○」(「○○」はキャラクタの名称等を表す)という一連の報知情報が形成されている。具体的には、シンボル部101の先端面の形状によって「主」という1文字が表されている。また、シンボル部102の先端面の形状によって「役」という1文字が表されている。また、シンボル部103の先端面の形状によって、「は」という1文字が表されている。また、シンボル部104の先端面の形状によって「○」という1文字が表されている。また、シンボル部105の先端面の形状によって「○」という1文字が表されている。
シンボル部101〜103は、左右方向に並ぶように設けられている。また、そのシンボル部101〜103の下方に、シンボル部104、シンボル部105がこの順に上下方向に並ぶように設けられている。
シンボル部101〜105は、識別情報(文字)の大きさが異なるものを含むようになっている。具体的には、シンボル部103の文字大きさが最も小さく形成され、シンボル部104の文字大きさが最も大きく形成されている。また、シンボル部101,102は文字大きさが同一であり、それらの文字大きさはシンボル部103より大きく、シンボル部104,105より小さくなるように形成されている。また、シンボル部105の文字大きさは、シンボル部101〜103より大きく、シンボル部104より小さくなるように形成されている。すなわち、文字大きさは、(1)シンボル部103、(2)シンボル部101,102、(3)シンボル部105、(4)シンボル部104の順に大きくなっている。
図3は、左方から見た上扉112aの一部を示す概略図である。意匠部材150は、シンボル部101〜105の突出の基準面となるベース面(ベース)151を有している。このベース面151は、前後方向に対して垂直な面となっている。シンボル部101〜105は、それぞれの先端面(前面)が、ベース面151から前方に向かって突出するように形成されている。以下、突出量という場合、シンボル部101〜105のベース面151からの突出量を指す。
このとき、シンボル部103の突出量L3が最も小さく形成され、シンボル部104の突出量L4が最も大きく形成されている。また、シンボル部101,102の突出量L1,L2は、シンボル部103の突出量L3より大きく、シンボル部104,105の突出量L4,L5より小さくなるように形成されている。また、シンボル部105の突出量L5は、シンボル部101〜103の突出量L1〜L3より大きく、シンボル部104の突出量L4より小さくなるように形成されている。すなわち、突出量は、(1)シンボル部103、(2)シンボル部101,102、(3)シンボル部105、(4)シンボル部104の順に大きくなっている。
このように、シンボル部101〜105は、その文字大きさに差を設けるとともに、文字大きさに応じて突出量が異なるように形成されている。具体的には、シンボル部101〜105は、文字(識別情報)の大きさが大きいほど、突出量が大きくなるように形成されている。これにより、立体的な視覚効果が生じて文字(識別情報)がより立体的に視認され、遊技者を惹きつけて斬新な印象を与え、遊技の興趣が向上する。具体的には、文字(識別情報)大きさの違いに加えて遊技者側への突出量も異なるため、大きい文字と小さい文字との強調度合いの差がより大きくなり、遊技者を一層惹きつける。本例のように、文字大きさが大きいものほど突出量が大きい場合、大きい文字がより手前に迫ってくるように感じられ、遊技者を惹きつける。
なお、本実施の形態では、シンボル部101〜105とベース面151とが一体(一部材)となっているものを示したが、シンボル部101〜105とベース面151とは別体(別部材)であってもよい。また、一連の報知情報をなすシンボル部101〜105のベース面151は、1つの部材からなるものに限らず、複数の部材により構成されるものであってもよい。換言すると、ベース面151は、一体のものであっても複数からなるものであってもよい。さらに、ベース面151が複数からなる場合、所定のシンボル部のベース面と、当該所定のシンボル部とは異なる他のシンボル部のベース面との所定方向(例えば前後方向)における位置は、異なっていてもよい。具体的には、図3において、例えばシンボル部101〜103のベース面151(第1ベース面とする)と、シンボル部104〜105のベース面151(第2ベース面とする)とをそれぞれ設けてもよく、その場合に、第1ベース面と第2ベース面の前後方向における位置を異なるものとしてもよい。例えば前後方向において、第2ベース面の位置を第1ベース面の位置よりも約1〜2mm程度前方または後方としてもよい。
また、本実施の形態では、シンボル部101〜105を、文字(識別情報)の大きさが大きいほど、突出量が大きくなるように形成したが、文字(識別情報)の大きさが大きいほど、突出量が小さくなるように形成してもよい。すなわち図3において、突出量を、(1)シンボル部104、(2)シンボル部105、(3)シンボル部101,102、(4)シンボル部103の順に大きくしてもよい。この場合でも、立体的な視覚効果が生じて文字(識別情報)がより立体的に視認され、遊技者を惹きつけて斬新な印象を与え、遊技の興趣が向上する。この場合、文字(識別情報)大きさで協調度合いの差が付けられているとともに、文字大きさが小さい文字の突出量が大きいため、大きい文字より前方側(遊技者側)に小さい文字が迫ってくるように感じられ、大きい文字と小さい文字の両方が遊技者を惹きつける。
また、一連の報知情報をなす複数のシンボル部における少なくとも一部が、識別情報の大きさが大きいほど、突出量が段階的に大きくなるように、または突出量が段階的に小さくなるようにしてもよい。
また、一連の報知情報のうち、識別情報の大きさが最大のものが、突出量が最も大きくまたは突出量が最も小さく形成されていれば、当該識別情報とは大きさが異なる他の識別情報(識別情報の大きさが最大以外のもの)は、突出量が同様(同一または略同一)となっていてもよい。
この場合、文字(識別情報)大きさが最大のものが他の識別情報より前方側(遊技者側)に位置する、または、文字(識別情報)大きさが最大のものが他の識別情報より後方側に位置して視認されるため、立体的な視覚効果が生じて遊技者を惹きつける。
また、本実施の形態では、シンボル部101〜105の先端面を、前後方向に対して垂直な面(平面)としたが、このシンボル部101〜105の先端面は、傾斜面、曲面、凹凸を有する形状等であってもよい。なお、シンボル部101〜105の先端面を平面以外の形状とする場合、シンボル部101〜105の突出量は、先端面における最も前方の位置(最も突出している位置)(最頂部)で計測するものとする。
図4は、左方から見た上扉112aの一部を示す概略図であり、シンボル部101〜105のそれぞれの先端面を、上下方向において、上方に向かうほど前方に突出する傾斜面とした変形例を示している。文字大きさは、(1)シンボル部103、(2)シンボル部101,102、(3)シンボル部105、(4)シンボル部104の順に大きくなっている。また、突出量は、(1)シンボル部103、(2)シンボル部101,102、(3)シンボル部105、(4)シンボル部104の順に大きくなっている。
このように、シンボル部101〜105の先端面を傾斜面とした場合であっても、文字大きさが大きいほど、突出量が大きくなるように形成されている。これにより、文字がより立体的に視認され、遊技の興趣が向上する。
なお、図4では、シンボル部104とシンボル部105の関係において、シンボル部104の前面の最小突出部の突出量が、シンボル部105の最頂部の突出量より小さくなっているものとしたが、これに限らず、シンボル部104の最小突出部がシンボル部105の最頂部よりも前方に突出するようにしてもよい。
また、シンボル部101〜105の文字大きさに応じて、ベース面151に対する先端面(傾斜面)の傾斜角度を変更してもよい。例えば、文字大きさが大きいものほど、先端面の傾斜角度を大きくしてもよい。また、シンボル部101〜105のそれぞれの先端面が、異なる方向に傾斜するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、意匠部材150のシンボル部101〜105が露出しているものとしたが、意匠部材150が、シンボル部101〜105の周囲(前方および側方)を覆う透光性(透明樹脂)のカバー(図示せず)をさらに備えるように構成し、当該カバーの内部で、シンボル部101〜105の文字大きさおよび突出量が、上述の関係となるように構成してもよい。当該カバーは、例えばねじ締め等により上扉112aに固定されている。この場合、カバーを介してシンボル部101〜105が立体的に視認され、遊技の興趣が向上する。また、カバーを設けることで、各シンボル部を破損等から保護できるという効果を奏する。
また、シンボル部101〜103を非透光性樹脂で形成し、シンボル部104およびシンボル部105を透光性樹脂で形成するとともに、シンボル部104およびシンボル部105の背面側に、発光体(LED)が配置された基板(図示せず)を設けてもよい。この場合、当該発光体から照射される光によって、シンボル部104およびシンボル部105が発光する。このように、文字の大きさが大きい程、突出量が大きくなるように形成し、さらに文字大きさが大きい文字を照明可能に構成することで、遊技の興趣がより向上する。なお、シンボル部101〜103についても透光性樹脂で形成し、その背面側にLED基板を設け、照明可能としてもよい。また、例えば、各シンボル部の文字大きさに応じて照明輝度や発光色を変更するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ベース面151を、前後方向に対して垂直な面としたが、これに限らず、ベース面151は前面扉112の傾斜面としてもよい。例えば、図1に示す、下扉112bにおけるMAXベットボタン122や演出ボタン128が設けられている傾斜面Fをベース面151してもよい。この傾斜面Fは、前後方向において、前方に向かうほど下方に傾斜している。この傾斜面Fをベース面151とする場合、傾斜面Fに対して垂直な方向にシンボル部101〜105が突出することとなる。
また、意匠部材150は、ボタン(例えばMAXベットボタン122、演出ボタン128等)の押圧部に設けられているものとしてもよい。押圧部は、樹脂等により形成され、ばね等の付勢部材によって支持され、押し込み可能となっている部材である。この場合、押圧部は、例えば操作方向(押圧方向)に垂直または略垂直な面であるベース面151を有しており、このベース面151にシンボル部が形成される。シンボル部は、ベース面151に対して垂直な方向に向かって突出している。
ここで、意匠部材150をMAXベットボタン122の押圧部に設ける例について説明する。この場合、例えばシンボル部を6つ設け、第1シンボル部の先端面(上面)の形状を「M」という文字とし、第2シンボル部の先端面(上面)の形状を「A」という文字とし、第3シンボル部の先端面(上面)の形状を「X」という文字とし、第4シンボル部の先端面(上面)の形状を「B」という文字とし、第5シンボル部の先端面(上面)の形状を「E」という文字とし、第6シンボル部の先端面(上面)の形状を「T」という文字とする。そして、第1〜第3シンボル部をこの順に左右方向に並べて上段とし、第4〜第6シンボル部をこの順に左右方向に並べて下段として、2段に配置する。
このとき、第1〜第3シンボル部(MAX)の文字大きさを、第4〜第6シンボル部(BET)の文字大きさより大きく形成する。なお、第1〜第3シンボル部の文字大きさは互いに同一であり、第4〜第6シンボル部の文字大きさは互いに同一である。また、第1〜第3シンボル部(MAX)の突出量を、第4〜第6シンボル部(BET)の突出量より大きく形成する。これにより、第1〜第6シンボル部がより立体的に視認され、遊技の興趣が向上する。
なお、各シンボル部が直接露出しないようにするために、各シンボル部の周囲(上面および側面)を覆う透光性(透明樹脂)のカバーを設け、カバーを介して各シンボル部が視認されるようにしてもよい。当該カバーは、例えば接着等により押圧部に固定されている。カバーを設けることで、各シンボル部を破損等から保護できるとともに、押圧部の操作時にシンボル部が直接指に触れないため、遊技者が快適に操作できる。
次に、意匠部材150を演出ボタン128の押圧部に設ける例について説明する。この場合、例えばシンボル部を4つ設け、第1シンボル部の先端面(上面)の形状を「P」という文字とし、第2シンボル部の先端面(上面)の形状を「U」という文字とし、第3シンボル部の先端面(上面)の形状を「S」という文字とし、第4シンボル部の先端面(上面)の形状を「H」という文字とする。第1〜第4シンボル部は、この順に例えば左右方向に並ぶように(横一列に並ぶように)配置されている。
このとき、第1〜第4シンボル部(PUSH)は、例えば両端から中央側に向かうほど、文字大きさが徐々に小さくなるように形成されている。また、第1〜第4シンボル部は、両端から中央側に向かうほど、突出量が徐々に小さくなるように形成されている。換言すると、左右方向内側から外側に向かうにつれて文字大きさおよび文字突出量が段階的に大きくなっている。これにより、第1〜第4シンボル部がより立体的に視認され、遊技の興趣が向上する。なお、第1〜第4シンボル部が直接露出しないようにするために、第1〜第4シンボル部の周囲を覆う透光性(透明樹脂)のカバーを設け、カバーを介して第1〜第4シンボル部が視認されるようにしてもよい。また、第1〜第4シンボル部を、例えば大きい文字と小さい文字とが交互となるように構成し、大きい文字の突出量が小さい文字の突出量より大きくなるように形成してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態では遊技機の一つであるパチンコ遊技機について説明するが、その他の遊技機であってもよい。
図5は、本実施形態に係るパチンコ遊技機1の外観構成を示す斜視図である。本実施形態の遊技機は、遊技場から貸し出された遊技球(遊技媒体)を用いて遊技を行うものであり、遊技機の外側面を形成する外枠2と、遊技機の内部に設けられ、遊技球が移動する遊技領域4を形成する遊技盤6と、遊技盤6を遊技者が視認可能かつ接触不可能にするガラスユニット8と、ガラスユニット8が取り付けられている前枠10を備えている。
前枠10のうちガラスユニット8を取り囲む部分は、光を透過する半透明の素材により構成されており、半透明の素材により構成されている部分の内部には、遊技を盛り上げるための演出光などを出力する複数の前枠ランプ12が設けられている。また、前枠10の上部の左右および下部の左右には、遊技を盛り上げるための演出音などを出力するスピーカ14が設けられている。
前枠10の下部中央には、遊技球を貯留するための上皿16が設けられており、上皿16の内側側面の左部には、遊技機から遊技者に遊技球を払い出すための払出口18が設けられている。前枠10の下部右側には、グリップユニット20が設けられており、遊技者がグリップユニット20を遊技機に向かって右回りに回転させる操作を行うと、遊技機の内部に設けられた図示しない発射装置が作動して、遊技領域4内に遊技球が発射されるようになっている。なお、本実施の形態の発射装置は、1分間に99個(1秒間に1.65個)の遊技球を発射することができる。
上皿16の内側側面の右部には、上皿16から遊技球を発射装置に供給するための供給口22が設けられている。また、上皿16の下方には、上皿16に遊技球を貯留しきれなくなった場合に余剰の遊技球を貯留しておく下皿24が設けられている。
上皿16の縁部の手前側には、演出操作装置26が設けられており、遊技者が演出操作装置26を操作すると、遊技機で行われる演出が変化する。詳細には演出操作装置26は、押しボタンスイッチおよびロータリースイッチ(ジョグダイヤル)を内蔵しており、演出操作装置26を押下する操作と、演出操作装置26を回転させる操作を検出することができるようになっている。
図6は、図5で示した遊技盤6の外観構成を示す正面図である。図6に示すように遊技盤6には、円形状に外レール28が設けられており、外レール28に囲まれた領域が、遊技球が移動する遊技領域4となっている。また、遊技領域4の左端部には、外レール28に沿うように円弧状に内レール30が設けられており、外レール28と内レール30は、遊技盤6の下方に設けられた図示しない発射装置から発射された遊技球を遊技領域4に誘導する。
遊技盤6の中央部には、遊技を盛り上げるための演出画像等を表示する液晶ディスプレイ32と、液晶ディスプレイ32を取り囲むように形成されたディスプレイ枠34を備える演出ユニット36が設けられている。このディスプレイ枠34には意匠部材38が設けられている。なお、本実施の形態では、意匠部材38を液晶ディスプレイ32の上方に設けた場合を示すが、意匠部材38の位置はこれに限るものではない。
本実施の形態では、液晶ディスプレイ32の手前側を遊技球が通過できないようになっており、発射装置から発射された遊技球は、液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4か右側の遊技領域4を落下するようになっている。そして遊技領域4には、遊技盤6の表面に交差するように図示しない多数の遊技釘が打ち付けられており、遊技領域4を移動する遊技球の移動方向がランダムに変化するようになっている。
ディスプレイ枠34の左部には、液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4を落下する遊技球が通過できる開口40が形成されており、この開口40を通過した遊技球はディスプレイ枠34に設けられている通路42を通過して、液晶ディスプレイ32の下方に設けられたステージ44に落下するようになっている。このステージ44の上面は滑らかな曲面となっているとともに、ステージ44とガラスユニット8との間に遊技球がステージ44から下方に落下できる隙間が形成されており、通路42からステージ44上に落下した遊技球がステージ44上を左右に往復移動した後にステージ44の中央部付近から下方に落下するようになっている。
ステージ44の中央部の下方には、第1始動入賞口46が設けられている。
また、液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、通過ゲート48が設けられている。また、通過ゲート48の下方に、第2始動入賞口50が設けられている。この第2始動入賞口50には、第2始動入賞口50に遊技球が進入しにくい縮小状態(進入を補助しない状態・非補助状態)と遊技球が進入しやすい拡大状態(進入を補助する状態・補助状態)との間で動作可能な補助部材を備える普通役物52が設けられている。
液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4には、第2始動入賞口50の下方に、大入賞口54が設けられている。この大入賞口54には、大入賞口54を塞ぐ可動部材を備える特別役物56が設けられている。特別役物56は、大入賞口54に遊技球が進入不可能な閉状態と、大入賞口54に遊技球が進入可能な開状態との間で動作可能に構成されている(図6は閉状態を示している)。特別役物56は、大当たりが当選すると開始される特別遊技状態において、所定条件下で開状態となるように制御される。
大入賞口54の下方には、大入賞通路58が下方に向かって設けられている。大入賞通路58の下端には、通常進入口62が設けられている。また、大入賞通路58の下方には、大入賞通路58の途中から下方に向かって分岐するように特定通路65が設けられている。この特定通路65には、特定通路65を塞ぐ可動部材を備える特定役物66が設けられている。特定役物66は、特定通路65に遊技球が進入不可能な閉状態と、特定通路65に遊技球が進入可能な開状態との間で動作可能に構成されている(図6は閉状態を示している)。特定役物66は、特別遊技状態において所定条件下で開状態となるように制御される。特定通路65の下端には、特定進入口68が設けられている。また、遊技領域4の最下部には、いずれの入賞口にも進入せずに遊技領域4を落下した遊技球を遊技機の内部に回収するアウト口69が設けられている。
遊技球の発射装置は、図5で示したグリップユニット20の回転量を調整することにより遊技球の射出力が変化するように構成されており、グリップユニット20の回転量が少ない場合には液晶ディスプレイ32の左側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射され、グリップユニット20の回転量が多い場合には液晶ディスプレイ32の右側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射される。
遊技者は、遊技状況に応じてグリップユニット20の回転量を調整し、遊技球が左側の遊技領域4を落下して、あるいは開口40と通路42とステージ44を通過して第1始動入賞口46に進入するように遊技球を発射させたり(左打ち)、遊技球が右側の遊技領域4を落下して、通過ゲート48を遊技球が通過するように、あるいは第2始動入賞口50に遊技球が進入するように、あるいは大入賞口54に遊技球が進入するように遊技球を発射させたりする(右打ち)。
遊技盤6の右下部であって、遊技領域4の外側には、遊技機の各種状態をランプ等の点灯および消灯により示す状態表示部70が設けられている。本実施形態の遊技機は、メイン基板およびサブ基板を含む制御基板によって制御される。そして、メイン基板やサブ基板等の各基板の機能は、各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
メイン基板は、入力手段(第1始動入賞口センサ、通過ゲートセンサ、第2始動入賞口センサ、大入賞口センサ、通常進入口センサ、特定通路センサ、払出センサ等)からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、出力手段(状態表示駆動装置、普通役物駆動装置、特別役物駆動装置、特定役物駆動装置、払出装置等)の動作制御を行う。
サブ基板は、メイン基板から送られてくるコマンドや、演出操作装置26に対する操作を検出する演出操作センサからの入力信号を受けて、遊技の進行状況に合わせた演出を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、演出装置(演出表示装置、音響装置、演出物駆動装置等)の動作制御を行う。
次に、意匠部材38について説明する。意匠部材38は、複数のシンボル部(例えばシンボル部101、シンボル部102、シンボル部103およびシンボル部104)を備えている。シンボル部101〜104は、それぞれの先端面の形状によって文字(識別情報)が表されている。本実施の形態では、シンボル部101の先端面の形状によって「南」という1文字が表されている。また、シンボル部102の先端面の形状によって「国」という1文字が表されている。また、シンボル部103の先端面の形状によって「乙」という1文字が表されている。また、シンボル部104の先端面の形状によって「女」という1文字が表されている。シンボル部101〜104は、「南国乙女」という一連の文字列を構成している。シンボル部101,102は、左右方向に並ぶように設けられ、シンボル部101とシンボル部102の間に、シンボル部103,104がこの順に上下方向に並ぶように設けられている。
図7は、意匠部材38を正面から見た図である。シンボル部101〜104の識別情報(文字)の大きさを比較すると、シンボル部101,102は同一の文字大きさであり、文字大きさが最も小さくなるように形成されている。また、シンボル部104は文字大きさが最も大きくなるように形成されている。また、シンボル部103は文字大きさが、シンボル部101,102より大きく、シンボル部104より小さくなるように形成されている。すなわち、文字大きさは、(1)シンボル部101,102、(2)シンボル部103、(3)シンボル部104の順に大きくなっている。
図8は、図7で示したP方向から見た概略側面図であり、図9は、図7で示したQ方向から見た概略側面図である。
意匠部材38は、シンボル部101〜104の突出の基準面となるベース面38aを有している。本実施の形態では、ベース面38aは、前後方向に対して垂直な面となっている。シンボル部101〜104は、それぞれの先端面(前面)が、ベース面38aから前方に突出するように形成されている。以下、突出量という場合、シンボル部101〜104のベース面38aからの突出量を指す。
図8および図9を参照しながらシンボル部101〜104の突出量を比較すると、シンボル部101,102の突出量L1,L2が最も小さく、シンボル部104の突出量L4が最も大きく形成されている。また、シンボル部103の突出量L3は、シンボル部101,102の突出量L1,L2より大きく、シンボル部104の突出量L4より小さくなるように形成されている。すなわち、突出量は、(1)シンボル部101,102、(2)シンボル部103、(3)シンボル部104の順に大きくなっている。このように、シンボル部101〜104は、文字大きさが大きいほど、突出量が大きくなるように形成されている。これにより、立体的な視覚効果が生じて文字がより立体的に視認され、遊技者を惹きつけて斬新な印象を与え、遊技の興趣が向上する。
なお、本実施の形態では、シンボル部101〜104の先端面を、前後方向に対して垂直な面(平面)としたが、シンボル部101〜104の前面は、傾斜面、曲面、凹凸を有する形状等であってもよい。このようにシンボル部101〜104の前面を平面以外の形状とする場合、シンボル部101〜104の突出量は、先端面における最も前方の位置(最頂部)で計測するものとする。また、本実施の形態では、ベース面38aを前後方向に対して垂直な面としたが、ベース面38aを例えば前後方向に対して傾斜した面とし、その傾斜面に垂直な方向にシンボル部101〜104が突出するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、シンボル部101〜104(意匠部材38)の前面側がガラスユニット8(図5参照)で覆われているものとしたが、例えばシンボル部101〜104(意匠部材38)を前枠10(図5参照)に設け、露出するように構成してもよい。また、シンボル部101〜104の一部または全てを照明可能に構成してもよく、さらに、例えば各シンボル部の文字大きさに応じて照明輝度や発光色を変更してもよい。
また、意匠部材38を演出操作装置26(図5参照)の押圧部に設けてもよい。この場合、例えばシンボル部を4つ設け、第1シンボル部の先端面(上面)の形状を「P」という文字とし、第2シンボル部の先端面(上面)の形状を「U」という文字とし、第3シンボル部の先端面(上面)の形状を「S」という文字とし、第4シンボル部の先端面(上面)の形状を「H」という文字とする。そして、第1〜第4シンボル部を、この順に例えば左右方向に並べて(横一列に並べて)配置する。
このとき、第1〜第4シンボル部を、例えば両端から中央側に向かうほど、文字大きさが徐々に小さくなるように形成する。また、第1〜第4シンボル部を、両端から中央側に向かうほど、突出量が徐々に小さくなるように形成する。また、第1〜第4シンボル部が直接露出しないようにするために、第1〜第4シンボル部の周囲を覆う透光性(透明樹脂)のカバーを設け、カバーを介して第1〜第4シンボル部が視認されるようにしてもよい。このように構成することで、演出操作装置26における第1〜第4シンボル部がより立体的に視認され、遊技の興趣が向上する。
次に、サブ基板ユニット200について説明する。
図10(a)は、サブ基板ユニット200を背面側から見た図(平面図)である。図10(b)は、図10(a)に示すA−A線の概略断面図である。また、図11(a)は、サブ基板210を背面側から見た図(平面図)である。なお、図11(a)は、図10(a)において、サブ基板ケース220を取り外した状態である。
サブ基板ユニット200は、第1の実施の形態に係る液晶ディスプレイ113(図1参照)や、第2の実施の形態に係る液晶ディスプレイ32(図6参照)の背面側等に設けられる。以下、サブ基板ユニット200を用いて説明するが、図10に示す仕様は、メイン基板ユニット以外の液晶基板ユニット、LED基板ユニット、電源基板ユニットに適用することが可能である。
図10(a)および図10(b)に示すように、サブ基板ユニット200は、サブ基板210や、サブ基板210の背面側を覆うサブ基板ケース220等を備えている。このサブ基板ケース220は、例えば透明樹脂で形成され、上下方向断面が略凹形状となっている。
また、図11(a)に示すように、サブ基板210には、電子部品が実装(配置)されている。本例では、電子部品としてIC217、抵抗218が実装されている。なお、図示は省略しているが、サブ基板210には電子部品としてコンデンサ等も実装されている。
図10(a)に示すように、サブ基板ケース220には、前後方向に貫通する複数の貫通孔221が設けられている。この複数の貫通孔221には、小径貫通孔222と大径貫通孔223とがある。小径貫通孔222は、サブ基板ケース220の内側(中央部側)に設けられている。一方、大径貫通孔223は、サブ基板ケース220の外側(外周端側)に設けられている。大径貫通孔223は、主として、サブ基板210における電子部品(チップ等)が配置されていない箇所(範囲)と対向する位置に設けられている。なお、コンデンサと対向する位置に、大径貫通孔223が設けられていてもよい。
また、サブ基板ケース220において、電子部品のうちIC217と対向する位置には、小径貫通孔222が設けられている箇所はあるが、大径貫通孔223が設けられている箇所はない。なお、図10(a)は、小径貫通孔222および大径貫通孔223の設け方の一例を示したものであって、孔の個数はこれに限定されるものではない。
図10(b)に示すように、小径貫通孔222は、前方側(基板側)から後方側(筐体側)に向かって孔径が徐々に小さくなるようにテーパー状に形成されている。小径貫通孔222は、最も小さい孔径(内径)が約2mm、最も大きい孔径(外径)が約3mmとなっている。また、左右方向に隣接する2つの孔の中心間の距離は、約5mmとなっている(図10(a)参照)。
図10(b)に示すように、大径貫通孔223は、前方側(基板側)から後方側(筐体側)に向かって孔径が徐々に大きくなるように逆テーパー状に形成されている。大径貫通孔223は、最も小さい孔径(内径)が約2mm、最も大きい孔径(外径)が約4mmとなっている。また、左右方向に隣接する2つの孔の中心間の距離は、約6mmとなっている(図10(a)参照)。なお、大径貫通孔223の最も小さい孔径(内径)は、約2mmより大きい約2.5mmとしてもよい。
小径貫通孔222は、前方側から後方側に向かうほど孔径が徐々に小さくなるテーパー状となっている。このため、サブ基板ケース220の内部の空気が小径貫通孔222を介して外側に放出され易くなっている。また、小径貫通孔222は基板のICと対向する位置に設けられることがあるが、当該テーパー状とすることで、後方側(背面側)からの器具等の差し込みによる不正防止対策ともなっている。
大径貫通孔223は、前方側から後方側に向かうほど孔径が徐々に大きくなる逆テーパー状となっている。このため、サブ基板ケース220の外側の空気が大径貫通孔223を介してサブ基板ケース220の内部に取り込まれ易くなっている。
次に、サブ基板210について説明する。
図11(a)に示すように、サブ基板210には、コネクタ211が配置(実装)されている。このコネクタ211はサブ基板210と電気的に接続されている。本実施の形態では、コネクタ211としてアングルタイプのコネクタを用いている。コネクタ211は、FPC(配線部)231と嵌合可能なFPC用のメスコネクタとなっている。
図16(a)は、図11(a)に示す矢印Zから見たサブ基板210の側面図(抵抗218は図示せず)であるが、アングルタイプとは、サブ基板210に実装した際にFPC231と嵌合(接続)する面E(嵌合面E)(開口面E)が、基板面と垂直となっているものを指す。これは、FPC231の挿抜方向が基板面と平行になっているともいえる。
本実施の形態では、配線部としてFPC(Flexible Printed Circuits)231を用いている。FPC231の材質は、例えばPETフィルムまたはポリイミドフィルムであり、フィルムには電気回路が配線されている。
図11(a)に示すように、コネクタ211は、サブ基板210の外周側の端部ではなく、サブ基板210の内側(中央部側)に配置されている。このようにコネクタ211を、サブ基板210の中央部側に設ける理由としては、例えば所定の長さを有するFPC231を用いることが挙げられる。仮に、所定の長さを有するFPC231を用いつつ、コネクタ211をサブ基板210の外周側の端部に設けた場合、FPC231の経路がサブ基板210の外側にはみ出してしまう。これはサブ基板ユニット200のサイズの大型化を招き、省スペース化(小型化)の妨げとなる。
図11(a)は、FPC231がコネクタ211に嵌合した状態を示しており、コネクタ211からFPC231が引き出されている(延出されている)。このとき、FPC231とサブ基板210とが対向する領域(範囲)が存在し、その領域ではFPC231とサブ基板210とが近接した状態となっている。仮に、その領域、すなわちFPC231の経路の直下となる位置に抵抗、IC等の電子部品が実装されている場合、FPC231と電子部品とが近接することとなる。この場合、電子部品から放出される熱によるFPC231の故障や、高温となった電子部品の故障といった問題が生じる虞がある。
図11(b)は、FPC231をコネクタ211から取り外した状態を示している。本実施の形態では、サブ基板210におけるFPC231の経路の直下となる位置、すなわちサブ基板210におけるFPC231と対向する領域(範囲)を、電子部品を配置しない(電子部品が実装されない)実装禁止領域Gとしている。このように実装禁止領域Gを設けることで、コネクタ211をサブ基板210の外周側の端部以外の箇所、例えばサブ基板210の中央部付近に配置する場合であっても、FPC231と電子部品とが近接することがない。これにより、電子部品から放出される熱によるFPC231の故障や、高温となった電子部品の故障といった問題が生じるのを防止できる。
本実施の形態では、所定の長さを有するFPC231を用い、コネクタ211をサブ基板210の中央部側に配置する場合を示したが、例えば、より長さの短いFPC231を用いる場合、コネクタ211をよりサブ基板210の外周側に配置することは可能である。本実施の形態において、サブ基板210の外周側の端部以外の箇所にコネクタ211を配置するというのは、コネクタ211の嵌合面E(図16(a)参照)がサブ基板210の外周側面と同一面(つら)とはならず、嵌合面Eがサブ基板210の外周側面(外周端)より内側に位置していることをいい、実装禁止領域Gは、仮に電子部品を配置する場合に、少なくとも1つの電子部品(例えばチップ抵抗)を配置(搭載)することが可能な大きさとなっている。なお、電子部品としては、図11で図示したIC217、抵抗218の他にコンデンサ、LED等がある。
実装禁止領域Gを設けていることにより、仮に振動によりFPC231が動いた(振れた)場合でもFPC231が電子部品と接触せず、例えば液晶の画像乱れを防止できる。また、実装禁止領域Gを設けているため、FPC231と電子部品とが接触せず、電子部品がFPC231から力を受けて、サブ基板210から外れるのを防止できる。また、実装禁止領域Gを設けており電子部品が実装されていないため、作業者等がFPC231をコネクタ211に挿入する際にスムーズに差し込むことができ、作業性が向上する。
なお、図16(a)に示すように、コネクタ211は軸回りに回転自在に支持された保持部212を備えるものとしてもよい。コネクタ211は、保持部212が開いた状態にてFPC231が差し込まれ、その状態で保持部212が閉じられると、FPC231とコネクタ211の嵌合がロックされる。
また、図示は省略するが、サブ基板ケース220(図10参照)における、コネクタ211の保持部212と対向する位置に、壁状の凸部を立設してもよい。この凸部は、コネクタ211の保持部212が開くのを防ぐために設けられる。なお、保持部212と凸部との間には僅かな隙間が設けられている。凸部を設けることで、FPC231がコネクタ211から抜けてしまうのを確実に防止できる。
また、図16(b)において、コネクタ211と電子部品T(例えばIC)とは、コネクタ211の左端と、電子部品Tの右端とが同一直線上または略同一直線上の位置関係となるように配置されている。このとき、電子部品Tの右端と、FPC231の左端との間には僅かな隙間が設けられている。このため、FPC231をコネクタ211に差し込む際に電子部品Tが妨げとならず、作業性が向上する。
本実施の形態では、配線部の一例としてFPC231を用いる場合を示したが、これに限らず配線部としてFFC(Flexible Flat Cable)を用いてもよい。その場合、コネクタ211としてFFC用のメスコネクタを用いればよい。FPCやFFCは、シート状のフラットケーブルということができる。フラットケーブルは所定の幅を有しているため、サブ基板210と対向する領域が形成されやすいものとなっている。
また、配線部として、2本以上の複数の電線(ケーブル)が束となったワイヤーハーネスを用いてもよい。当該ワイヤーハーネスは、複数の電線の先端に、所定の極数を有する1つのオスコネクタが設けられている。その場合、コネクタ211として当該オスコネクタと嵌合可能なメスコネクタを用いればよい。
また、本実施の形態ではコネクタ211の一例としてアングルタイプのコネクタを用いる場合を示したが、ストレートタイプのコネクタ、すなわちFPC231の挿抜方向が基板面と垂直なっているコネクタ、換言すると嵌合面E(図16(a)参照)が基板面と平行となっているコネクタを用いてもよい。
なお、コネクタ211をストレートタイプのコネクタとした場合、アングルタイプのコネクタの場合に比べてFPC(配線部)231の曲げ量が大きくなり、FPC231にかかる応力が増大するため、例えば断線等の虞がある。これに対し、アングルタイプのコネクタでは曲げによる負荷が小さいため、そのような問題は生じない。また、ストレートタイプのコネクタとした場合、FPC231が基板から離れる方向に山なりに湾曲する。そのため、FPC231と干渉しないようにサブ基板ケース220のサイズをより大きくしなければならない。すなわち、小型化(省スペース化)の妨げとなる。これに対し、アングルタイプのコネクタでは、FPC231がより基板に接近した位置を通過するため、そのような問題は生じない。また、アングルタイプのコネクタの場合、FPC231がより基板に接近するため、仮に基板に電子部品が配置されている場合、電子部品との距離が小さくなる。このため、本実施の形態のように、実装禁止領域Gを設けることがより有効となる。また、アングルタイプのコネクタを用いた場合、既述のとおり、コネクタ211の保持部212が開くのを防ぐ形状(サブ基板ケース220の凸部)を設けることができる。このため、FPC231がコネクタ211から容易に外れないようにすることができる。
また、図示は省略するが、実装禁止領域Gには、少なくとも1つのスルーホール(ビアホール)を設けることができる。実装禁止領域Gにスルーホールを設けることで、ノイズに対する耐性が向上するという効果を得ることができる。また、実装禁止領域Gにスルーホールを設けることで、サブ基板210の前方側(遊技者側)の空間とサブ基板210の後方側(背面側)の空間との間の空気の通り道が形成され、放熱効果を得ることができる。例えば、サブ基板210の前方側の面(コネクタ211が実装されている面とは反対側の面)にも電子部品を実装することができる。その場合、サブ基板210の前方側でも熱が発生することとなるが、当該スルーホールを設けることで、熱が全体(後方側の空間を含む)に拡散されることとなり、サブ基板210の前方側の空間のみが高温となることによる電子部品の故障等を防止できる。
また、図示は省略するが、実装禁止領域Gには、少なくとも1つの配線パターンを設けることができる。このように実装禁止領域Gに配線パターンを設けることで、回路設計の自由度が増し、設計効率が向上する。また、実装禁止領域Gに配線パターンを設けない場合、基板のサイズをより大きくしなければ配線パターンを引けないという問題が生じる虞があるが、そのような問題の発生を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、実装禁止領域Gをサブ基板210に設けたが、これに限らずその他の基板に設けてもよい。その他の基板とは、LED基板、液晶基板、電源基板、サブ基板からLED基板までを中継する中継基板等である。
次に、音量調整スイッチ300について説明する。図11(a)に示すように、音量調整スイッチ300はサブ基板210に配置され、電気的に接続されている。この音量調整スイッチ300は、第1の実施の形態に係るスピーカ114(図1参照)や、第2の実施の形態に係るスピーカ14(図5参照)等から出力される音の大きさ(音量)を調整するために設けられている。
図12(a)は音量調整スイッチ300を背面側から見た図(平面図)であり、図12(b)は音量調整スイッチ300のハウジング310を背面側から見た図(平面図)である。また、図13は、図10(a)に示すB−B線の概略断面図である。なお、図13においてハウジング310は断面としていない。また、図14は、音量調整スイッチ300を背面側から見た斜視図である。
図13に示すように、音量調整スイッチ300は、ハウジング310、軸部材320、および、つまみ330等を備えている。
図12(b)に示すように、ハウジング310における基板側とは反対側の面(上面)310aには、円形状の孔311が設けられている。この孔311からは軸部材320(図13参照)が突出するようになっている。軸部材320は、その基端側がハウジング310の内部に収容された状態で、軸回りに回転可能となっている。軸部材320の回転に伴い、例えばハウジング310内部のロータ(図示せず)が回転するようになっている。
また、図12(b)に示すように、ハウジング310の上面310aには、孔311の周囲を囲むように、レベル表示部312が設けられている。このレベル表示部312は、例えば、音量のレベル(大きさ)を表す0〜9の数字が、所定の間隔ごとに、環状となるように付されて形成されている。各数字は、数字の下部が孔311の中心(後述するつまみ330の中心でもある)を向くようにして配置されている。なお、本実施の形態では、音量のレベルを数字としたが、音量の大きさを示すものであれば数字以外の文字や記号等としてもよい。ここで、レベル表示部312の範囲の外周側(径方向外側)を規制する円(各数字の上部同士を結ぶ円)の径を、音量レベル径313と定義する。
図13に示すように、つまみ330は、一方の端部が塞がれ、他方の端部が開口した円筒形状を有している。つまみ330は、軸部材320に被せることができる内径で形成されている。そして、つまみ330を軸部材320に被せた状態でつまみ330を回転させると、つまみ330と同期して軸部材320が回転するようになっている。また、つまみ330の開口側(ハウジング310側)の端部には、径方向外側に向かって突出した鍔状の鍔部331が設けられている。
図12(a)に示すように、鍔部331は、つまみ330の軸方向から見て環状となるように設けられており、1箇所に軸方向から見てコ字状の切り欠き部331aが形成されている。この切り欠き部331aは、レベル表示部312における1つの数字(レベル)が視認可能となる大きさで形成されている。レベル表示(例えば数字の0〜9)の上部(上端)は、鍔部331の外周より内側に位置している。換言すると、音量レベル径313(図12(b)参照)は、鍔部331の外周より小さい。このため、レベル表示の上部(上端)は、鍔部331の外周よりも外側にはみ出さないようになっている。なお、レベル表示の上部(上端)の位置と鍔部331の外周とを一致させる、すなわち音量レベル径313と鍔部331の外径とを同一としてもよい。
また、図13において、図示は省略しているが、鍔部331の底面とハウジング310の上面310aとの間には、1.0mm未満の僅かな隙間が設けられている。このため、ハウジング310の上面310aに印刷されているレベル表示部312が削られ、レベル表示が不鮮明となってしまうことがない。すなわち、レベル表示の視認性悪化を防止できる。また、当該隙間は1.0mm未満の僅かなものであるため、つまみ330を適正位置に設定した場合(切り欠き部331aの略真中にレベルが位置している場合)に、つまみ330の軸方向において正面から見た場合でも斜めから見た場合でも、切り欠き部331aの内側に位置するレベル(例えば数字)の隣のレベルが視認されることはない。すなわち、2つのレベルが一度に視認されることがなく、現在の設定値を正確に把握することができる。
また、図15に示すように、切り欠き部331aの上部(径方向外側)における幅を幅Xとし、隣り合うレベル(数字)における中心部間の幅を幅Yとする。幅Xは、幅Y以下または幅Y未満となっている。このため、一方の数字(例えば「1」)の中心部と、他方の数字(例えば「0」)の中心部との間(中間)に切り欠き部331aが位置している場合、両方の数字(ここでは「1」と「0」)が認識不能または認識困難となる。これにより、つまみ330の設定ミス、すなわち、つまみ330を適切な位置まで回転させていないこと(つまみ330のポジションが不適切であること)をより容易に把握することができる。
また、図14に示すように、つまみ330の外周面には、軸方向に沿って設けられた縦溝332が、周方向に沿って所定の間隔ごとに複数設けられている。縦溝332が複数設けられていることで、つまみ330を回転させる際に、指が滑ってしまうのを防止できる。また、つまみ330の先端面には、中心を通過する直径に沿って1つの横溝333が形成されている。この横溝333にマイナスドライバー等を挿入して回転させることで、つまみ330を直接つまむことなく回転させることができるようになっている。
また、図13に示すように、音量調整スイッチ300の背面側(図13では上面側)に位置するサブ基板ケース220には、円形状の孔であるケース開口224が設けられている。このケース開口224は、つまみ330と対向する位置に、つまみ330の先端を突出させるために設けられており、ケース開口224から突出したつまみ330を回転させることにより、スピーカから出力される音の大きさ(音量)を調整できるようになっている。例えば、つまみ330を回転させ、切り欠き部331aを介して視認される数字を大きくすると、スピーカから出力される音量が大きくなる。なお、本実施の形態のサブ基板ケース220は、背面側から基板側に一段凹んだ凹部225を有しており、その凹部225の略中央にケース開口224が設けられている。このように凹部225の内部においてつまみ330を突出させることで、誤接触等によってつまみ330が回転してしまうのを防止できる。
また、サブ基板210に配置(接続)されている部品には、電子部品、コネクタ、および音量調整スイッチ300等があるが、音量調整スイッチ300が、サブ基板210の基板面から最も背面側(図13では上方)に突出している。断面が凹形状となっているサブ基板ケース220の底部226は、音量調整スイッチ300の先端よりも背面側(図13では上側)に位置している。また、図13では図示を省略しているが、底部226は、コネクタ211(図11参照)よりも背面側(図13では上側)に位置している。このため、組付け工程等において、サブ基板ユニット200を、サブ基板ケース220側を下として台等の上に載置した場合であっても、コネクタ211のみならず、音量調整スイッチ300にも衝撃が加わらない構造となっている。すなわち、台等の上に置いた際に、音量調整スイッチ300の先端に力(衝撃)が加わり、音量調整スイッチ300が破損するのを防止できる。
なお、図13では、サブ基板ケース220の底部226を、音量調整スイッチ300の先端よりも背面側(図13では上面側)に位置するようにしつつ凹部225を設けているが、音量調整スイッチ300に対して衝撃が加わることのない構造となっていれば、凹部225は必ずしも設ける必要はない。
また、図12(a)に示すように、つまみ330の軸方向から見て、ハウジング310の外周端は、鍔部331の外周端よりも外側(径方向外側)に位置している。換言すると、つまみ330の軸方向から見て、ハウジング310の外形は、鍔部331の外形より大きいものとなっている。また、図13に示すように、鍔部331の径は、ケース開口224の径と同等または、ケース開口224の径よりも大きい径となっている。換言すると、ケース開口224の径は、鍔部331の径と同等または鍔部331の径よりも小さい径となっている。
これにより、過度な負荷がつまみ330に加えられた場合や、音量調整スイッチ300のサブ基板210に対する固定に経年劣化が生じた場合等に、音量調整スイッチ300がサブ基板210から外れてしまうという破損が生じた場合であっても、つまみ330の鍔部331またはハウジング310の少なくとも一方が、ケース開口224に引っ掛かり、音量調整スイッチ300がサブ基板ケース220の外部に飛び出てしまう(排出されてしまう)のを防止できる。これにより、外部に排出された音量調整スイッチ300の紛失や、外部に排出された音量調整スイッチ300が他部品に影響を及ぼすのを防止できる。
また、ハウジング310の外周端が、鍔部331の外周端よりも外側(径方向外側)に位置しているため、以下の効果が得られる。すなわち、仮に、ハウジング310の外周端よりも鍔部331の外周端の方が大きい場合、軸方向から見て、ハウジング310の端子部分を視認することができず、ハウジング310の端子部分の接着(不良の有無)が確認できないという問題が生じるが、本例によればそのような問題の発生を防止できる。また、仮に、ハウジング310の外周端よりも鍔部331の外周端の方が大きい場合、ハウジング310近傍の基板上に記されている識別符号が確認できないという問題が生じるが、本例によればそのような問題の発生を防止できる。また、仮に、ハウジング310の外周端よりも鍔部331の外周端の方が大きい場合、音量調整スイッチ300が発する熱の放熱効果が低下してしまうという問題が生じるが、本例によればそのような問題の発生を防止できる。
また、ケース開口224(図13参照)の径は、音量レベル径313(図12(b)参照)と同等または音量レベル径313より大きい径となっている。換言すると、レベル表示部312の各レベル(数字)は、その音量レベル径313が、ケース開口224の径と同等またはケース開口224の径より小さくなるように付されている。さらに換言すると、つまみ330の軸方向から見た場合に、ケース開口224の径は、サブ基板ケース220を介することなく、レベル(数字)を直接視認できる径となっている。
このため、サブ基板ケース220を介することなくレベルを直接視認できるため、例えばサブ基板ケース220による光の反射等によってレベルを視認し難くなることがなく、レベルがより見やすくなる。これにより、音量調整を誤ってしまうのを防止できる。また、音量調整する際の負担を軽減できる。
本実施の形態では、つまみ330を回転させるための構成であるケース開口224をサブ基板ケース220に設ける場合を示した。ただし、ケース開口224はサブ基板ケース220に限らず、音量調整スイッチ300の背面側に位置する部材に設けられていればよい。以下、その一例を説明する。遊技機(例えばパチンコ遊技機)には、その背面側に、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板、主制御基板からの指令を受けて各種装置を制御する副制御基板(例えばサブ基板210)、副制御基板やハーネスを覆うようにして本体枠の背面に開閉(回転)自在に取り付けられた裏カバー、遊技場の島設備から供給される多数の遊技球を貯留可能な貯留タンク等を備えているものがある。なお、主制御基板はカバー部材によって覆われており、不正行為が行われないように封印されている。
このような構成の場合、裏カバーにおける、サブ基板210の音量調整スイッチ300(つまみ330)と対応(対向)する位置に、孔(開口)を設ける。裏カバーの当該孔は、例えば指を挿入することはできないが、マイナスドライバー等を挿入可能な大きさで形成されている。作業者は、マイナスドライバー等を、当該孔を介して挿入し、つまみ330の横溝333(図14参照)に差し込んでつまみ330を回転させることができる。これにより、遊技機の背面側から、裏カバーを取り外すことなく音量を調整することができる。なお、サブ基板ケース220を設けつつ、さらに裏カバーを設けてもよい。その場合、サブ基板ケース220および裏カバーにおける、つまみ330と対応する位置に孔(開口)を設ければよい。
1,100 遊技機
38a,151 ベース面(ベース)
101,102,103,104 シンボル部
38,150 意匠部材

Claims (3)

  1. ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
    前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが大きいほど、前記ベースからの突出量が大きくなるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
    前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが大きいほど、前記ベースからの突出量が小さくなるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  3. ベースから突出し、先端面の形状が識別情報を表すように形成されたシンボル部を有する意匠部材を備え、
    前記意匠部材は、複数の前記シンボル部が一連の報知情報をなすように配置されてなり、前記シンボル部は、前記識別情報の大きさが最大のものは、前記ベースからの突出量が最大または最小となるように形成され、前記識別情報の大きさが最大以外のものは、前記ベースからの突出量が同様となるように形成されていることを特徴とする遊技機。
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