JP2020199051A - 飾り付き棒状装飾具、および、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材 - Google Patents
飾り付き棒状装飾具、および、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】主として食品の装飾に用いられる飾り付き棒状装飾具において、粘着材等を使用せずに、飾り部材を棒状部材に取り付け可能とする技術の提供。【解決手段】飾り付き棒状装飾具100は、先端が先細に形成された棒状部材1と、棒状部材1とは別体に形成された飾り部材2と、を備える。飾り部材2が、シート状の本体部21と、本体部21に設けられた複数の差し込み口22,22と、を備える。そして、棒状部材1が複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、主として食品の装飾に用いられる飾り付き棒状装飾具に関する。
食品を装飾するための装飾具は従来から各種存在する(例えば、特許文献1)。特に、お弁当、ケーキ、パーティ料理、オードブル料理、等を装飾するために用いられる装飾具として、食品に突き刺して用いるもの(「食品ピック」等と呼ばれることもある)がよく知られている。この食品ピックは、先端が先細に形成された棒状部材における持ち手側の端部に飾りが設けられたものであり、先端を食品に突き刺して用いる。
食品ピックとしては、棒状部材と飾り部材とが樹脂成形等により一体的に形成されたものや、棒状部材にこれとは別体に形成された飾り部材を取り付けることにより形成されたものがある。
後者の態様として良く知られているのが、棒状部材として爪楊枝を利用し、これに旗を模した紙片を飾り部材として取り付けたもの(「楊枝旗」、「旗楊枝」、「ランチ旗」等と呼ばれることもある)である。
この楊枝旗は、一般に次のようにして製造される。すなわち、まず、旗を模した紙片を準備し、旗の基端となる側の端部部分に粘着材や接着剤を塗布する。そして、該粘着材等が塗布された部分を爪楊枝の持ち手部分に巻き付けて、巻き付けた部分を指で押さえつけることで、旗を爪楊枝に固定する。
上記の通り、従来の一般的な楊枝旗では、粘着材等を用いて旗が爪楊枝に固定される。ところが、食品に突き刺して使用されるものに粘着材等が用いられることは、食品安全の観点上好ましくない。また、食事の際に粘着材等の臭いが不快感を与える虞もある。
また、爪楊枝は一般に10cmに満たない短いものである。このため、粘着材等が塗布された旗の部分を爪楊枝の持ち手部分に巻き付けて指等で押さえつける作業を行う際に、作業者が爪楊枝の先端部分を持たざるを得ない。しかしながら、食品に直接触れる部分に作業者の手が触れることは、食品衛生上好ましいとはいえない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、主として食品の装飾に用いられる飾り付き棒状装飾具において、粘着材等を使用せずに、飾り部材を棒状部材に取り付け可能とする技術の提供を目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明は、飾り付き棒状装飾具であって、
先端が先細に形成された棒状部材と、
前記棒状部材とは別体に形成された飾り部材と、
を備え、
前記飾り部材が、
シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
前記棒状部材が前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に前記飾り部材が取り付けられている、
ことを特徴とする。
先端が先細に形成された棒状部材と、
前記棒状部材とは別体に形成された飾り部材と、
を備え、
前記飾り部材が、
シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
前記棒状部材が前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に前記飾り部材が取り付けられている、
ことを特徴とする。
この構成によると、飾り部材を、粘着材等を使用せずに棒状部材に取り付けることができる。粘着材等を使用しないので、食品に突き刺して使用しても安全である。また、粘着材等の臭いが食事の際に不快感を与えることもない。また、棒状部材を先端側から複数の差し込み口に次々と挿通していくだけで飾り部材を棒状部材に取り付けることができるので、取り付け作業が簡易である。また、取り付け作業において、作業者が棒状部材の先端部分(すなわち、食品に直接触れる部分)に手を触れずにすむため、衛生的である。
好ましくは、前記飾り付き棒状装飾具において、
前記複数の差し込み口の各々が、所定のラインに沿って形成された切れ目により形成される、
ことを特徴とする。
前記複数の差し込み口の各々が、所定のラインに沿って形成された切れ目により形成される、
ことを特徴とする。
この構成によると、簡易に差し込み口を形成することができる。また、例えば貫通孔で差し込み口を形成する場合、打抜き加工の際に屑(カス)が出ることが避けられないが、切れ目で差し込み口を形成すれば、このような屑が発生することもない。
好ましくは、前記飾り付き棒状装飾具において、
前記所定のラインが、屈曲したラインである、
ことを特徴とする。
前記所定のラインが、屈曲したラインである、
ことを特徴とする。
この構成によると、差し込み口に棒状部材を挿通する際、または、差し込み口に棒状部材が挿通された状態において、切れ目の端が裂けにくい。したがって、切れ目の端が裂けることで差し込み口が拡がって棒状部材が脱落してしまう、といった事態が生じにくい。
好ましくは、前記飾り付き棒状装飾具において、
前記複数の差し込み口の各々が、貫通孔により形成される、
ことを特徴とする。
前記複数の差し込み口の各々が、貫通孔により形成される、
ことを特徴とする。
この構成によると、差し込み口に棒状部材を挿通する作業を簡易に行うことができる。
好ましくは、前記飾り付き棒状装飾具において、
前記棒状部材が、爪楊枝である、
ことを特徴とする。
前記棒状部材が、爪楊枝である、
ことを特徴とする。
この構成によると、棒状部材が、汎用品である爪楊枝により構成されるので、製造コストを低く抑えることができる。
また、本発明は、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材であって、
シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
先端が先細に形成された棒状部材が、前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に取り付けられるように構成されている、
ことを特徴とする。
シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
先端が先細に形成された棒状部材が、前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に取り付けられるように構成されている、
ことを特徴とする。
この構成によると、飾り部材を、粘着材等を使用せずに棒状部材に取り付けることができる。したがって、この飾り部材を用いて形成される飾り付き棒状装飾具は、食品に突き刺して使用しても安全であり、粘着材等の臭いが食事の際に不快感を与えることもない。また、この飾り部材であれば、これを棒状部材に取り付ける取り付け作業を、簡易かつ衛生的に行うことができる。
本発明によると、粘着材等を使用せずに、飾り部材を棒状部材に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
<1.飾り付き棒状装飾具>
実施形態に係る飾り付き棒状装飾具の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100の構成を示す平面図である。
実施形態に係る飾り付き棒状装飾具の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100の構成を示す平面図である。
飾り付き棒状装飾具100は、主として食品の装飾に用いられるものであり、棒状部材1と、飾り部材2と、を備える。
棒状部材1は、断面円形の直線状の棒状部材であり、一方の端部部分(先端部分)11が先細に形成されている。この先端部分11は、食品等に突き刺される切っ先部分を構成する。棒状部材1の他方の端部部分は、使用者が把持するための持ち手部分12を構成する。ここでは、棒状部材1は、爪楊枝により構成される。「爪楊枝」は、周知の通り、主として歯に挟まった物を取るために用いられる道具であり、一般に、長さが10cm未満程度の木製の棒状部材であって、先端部分が先細に形成されている。
飾り部材2は、棒状部材1とは別体に形成された部材であり、棒状部材1に取り付けて用いられる。飾り部材2は、シート状の本体部21と、これに設けられた複数(図の例では、2個)の差し込み口22,22と、を備える。
本体部21は、例えば、紙片により形成されている。本体部21の形状はどのようなものであってもよいが、ここでは「旗」を模した形状とされている。具体的には、本体部21は、平面視にて略長方形状であり、長尺方向の両端縁211,212のうちの一方(旗の先端に相当する端縁)211が、略V字状に切り欠かれた形状とされている。また、他方の端縁(旗の基端に相当する端縁)212の近傍には、後述する差し込み口22が形成される。本体部21の主面(表面および裏面)の一方あるいは両方には、国旗のデザイン、イラスト、等といった各種の意匠が施されてもよい。これらの意匠は、例えば、食品用インキを用いた印刷によって形成することができる。
複数の差し込み口22,22は、本体部21の端縁212の近傍に、該端縁212と平行に一列に配列されている。各差し込み口22は、複数の差し込み口22,22の配列方向(以下「上下方向」ともいう)と非平行に延在するラインに沿って形成された切れ目により形成される。この切れ目は、本体部21の表面から裏面に貫通した切れ目(貫通切り込み)である。ここでは、該ラインは、屈曲したライン、より具体的には、上に凸の円弧部分を含むライン、とされている。この円弧部分は、その弦の長さが、棒状部材1の太さ(断面直径)と略同一あるいはこれよりも僅かに大きく、弦を上下方向と直交させるような姿勢で配置される。また、該ラインは、上に凸の円弧部分の両端部に、弦の長さがラインの全長に対して十分に小さい、下に凸の円弧部分が連なって形成されている。
飾り付き棒状装飾具100は、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられることにより構成される。ここでは、棒状部材1が飾り部材2の複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられる。
棒状部材1に飾り部材2を取り付ける取り付け作業は、具体的には例えば次のようになされる。すなわち、まず、作業者は、棒状部材1の持ち手部分12を持って、先端部分11側の端部を、本体部21に設けられた上側の差し込み口22に、本体部21の表側から裏側に向けて差し込むようにして挿通する。次に、作業者は、先端部分11を、下側の差し込み口22に、本体部21の裏側から表側に向けて差し込むようにして挿通する。このように、棒状部材1を複数の差し込み口22,22に縫い刺しにすることで、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられる。
例えば、粘着材等を用いて飾り部材を棒状部材に取り付ける態様の場合、製造業者の側で取り付け作業を行って、飾り部材が棒状部材に取り付けられた完成状態でこれを販売することになる。これに対し、上記の取り付け態様によると、取り付け作業が非常に簡易であり、粘着材等の別材料も不要であるため、必ずしも製造業者の側で取り付け作業を行う必要は無く、使用者の側で取り付け作業を行わせるようにすることができる。したがって、飾り付き棒状装飾具100を使用者に販売等する態様として、飾り部材2が棒状部材1に取り付けられた完成状態(図1(b))で販売等する態様と、取り付け前の状態(図1(a))で販売等する態様とが、可能となる。さらに、飾り部材2だけを単品で販売等する態様も可能となる。この場合は、飾り部材2を購入等した使用者が、手元にある棒状部材(例えば、爪楊枝)1に、購入した飾り部材2を取り付けて使用することになる。
飾り付き棒状装飾具100を販売等するにあたっては、多数個の飾り付き棒状装飾具100を取り纏めてセット化して販売等することになる。完成状態で販売等する場合、多数個の飾り付き棒状装飾具100を取り纏めるにあたって、飾り部材2に皺や折り目が付かないように注意を払わなければならないため、手間がかる。また、取り纏めた状態における嵩も高くなる。一方、取り付け前の状態で販売等する場合、棒状部材1と飾り部材2を別々に取り纏めればよいので、特段の注意を払わなくとも、飾り部材2に皺や折り目が付かないように簡単に取り纏めることができる。また、取り纏めた状態における嵩も低くなる。したがって、取り付け前の状態で販売等することで、セット化作業、保管、出荷、輸送、等に係る各コストを低減することができる。また、取り付け前の状態で販売等すれば、これを購入した使用者が、棒状部材1を単体で使用することもできるという利点も得られる。
<2.効果>
上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100は、先端が先細に形成された棒状部材1と、棒状部材1とは別体に形成された飾り部材2と、を備える。また、飾り部材2が、シート状の本体部21と、本体部21に設けられた複数の差し込み口22,22と、を備える。そして、棒状部材1が複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられている。この構成によると、飾り部材2を、粘着材等を使用せずに棒状部材1に取り付けることができる。粘着材等を使用しないので、食品に突き刺して使用しても安全である。また、粘着材等の臭いが食事の際に不快感を与えることもない。また、棒状部材1を先端側(切っ先側)から複数の差し込み口22,22に次々と挿通していくだけで飾り部材2を棒状部材1に取り付けることができるので、取り付け作業が簡易である。また、取り付け作業において、作業者が棒状部材の先端部分(すなわち、食品に直接触れる切っ先部分)に手を触れずにすむため、衛生的である。
上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100は、先端が先細に形成された棒状部材1と、棒状部材1とは別体に形成された飾り部材2と、を備える。また、飾り部材2が、シート状の本体部21と、本体部21に設けられた複数の差し込み口22,22と、を備える。そして、棒状部材1が複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで、棒状部材1に飾り部材2が取り付けられている。この構成によると、飾り部材2を、粘着材等を使用せずに棒状部材1に取り付けることができる。粘着材等を使用しないので、食品に突き刺して使用しても安全である。また、粘着材等の臭いが食事の際に不快感を与えることもない。また、棒状部材1を先端側(切っ先側)から複数の差し込み口22,22に次々と挿通していくだけで飾り部材2を棒状部材1に取り付けることができるので、取り付け作業が簡易である。また、取り付け作業において、作業者が棒状部材の先端部分(すなわち、食品に直接触れる切っ先部分)に手を触れずにすむため、衛生的である。
もっとも、棒状部材1が複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで棒状部材1に飾り部材2が取り付けられる態様は、取り付けの強度という点では、粘着材等を使用する態様に比べて不利である。しかしながら、食品の装飾に用いられる飾り付き棒状装飾具100は、衛生上、使い捨てされるのが一般的であり、堅牢さや耐久性を要求されるものではない。したがって、取り付けの強度が多少劣ったとしても大きな問題はなく、上述した利点が得られるメリットの方が大きい。
また、棒状部材1を複数の差し込み口22,22に縫い刺しにすることで、飾り部材2が十分に安定して棒状部材1に取り付けられる。縫い刺しにすると、本体部21の表面が多少波打った格好とはなるものの、それによって飾り部材2の全体としての雰囲気(例えば、本体部21に施された意匠性)が大きく損なわれるものではない。
また、上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100においては、複数の差し込み口22,22の各々が、所定のラインに沿って形成された切れ目により形成される。この構成によると、簡易に差し込み口22を形成することができる。また、例えば貫通孔で差し込み口を形成する場合、打抜き加工の際に屑が出ることが避けられないが、切れ目で差し込み口22を形成すれば、このような屑が発生することもない。
また、上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100においては、上記の所定のラインが、屈曲したラインである。この構成によると、差し込み口22に棒状部材1を挿通する際、または、差し込み口22に棒状部材1が挿通された状態において、切れ目の端が裂けにくい。したがって、切れ目の端が裂けることで差し込み口が拡がって棒状部材1が脱落してしまう、といった事態が生じにくい。
また、上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100においては、棒状部材1が、爪楊枝である。この構成によると、棒状部材1が、汎用品である爪楊枝により構成されるので、製造コストを低く抑えることができる。
また、上記の実施形態に係る飾り付き棒状装飾具100に用いられる飾り部材2は、シート状の本体部21と、本体部21に設けられた複数の差し込み口22,22と、を備える。そして、飾り部材2は、先端が先細に形成された棒状部材1が、複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで、棒状部材1に取り付けられるように構成されている。この構成によると、飾り部材2を、粘着材等を使用せずに棒状部材1に取り付けることができる。したがって、この飾り部材2を用いて形成される飾り付き棒状装飾具100は、食品に突き刺して使用しても安全であり、粘着材等の臭いが食事の際に不快感を与えることもない。また、この飾り部材2であれば、これを棒状部材1に取り付ける取り付け作業を、簡易かつ衛生的に行うことができる。
<3.変形例>
飾り部材2の本体部21の形状は、上記に例示したものに限らない。例えば、図2(a)に示される飾り部材2aの本体部21aのように、旗の先端に相当する端縁211aが山形形状とされることにより、全体としてホームベース状の形状とされてもよい。また例えば、図2(b)に示される飾り部材2bの本体部21bのように、旗の先端に相当する端縁211bが、下側が斜めに切り欠かれた形状とされてもよい。また例えば、図2(c)に示される飾り部材2cの本体部21cのように、矩形状であってもよい。また例えば、図2(d)に示される飾り部材2dの本体部21dのように、旗の先端に相当する端縁211dが、円弧状とされてもよい。また例えば、図2(e)に示される飾り部材2eの本体部21eように、少なくとも1個の端縁(図の例では、旗の基端に相当する端縁212e)が、装飾となる図形(幾何図形、イラスト、等)のアウトラインに沿ってカットされた形状部分213eを有するものとされてもよい。
飾り部材2の本体部21の形状は、上記に例示したものに限らない。例えば、図2(a)に示される飾り部材2aの本体部21aのように、旗の先端に相当する端縁211aが山形形状とされることにより、全体としてホームベース状の形状とされてもよい。また例えば、図2(b)に示される飾り部材2bの本体部21bのように、旗の先端に相当する端縁211bが、下側が斜めに切り欠かれた形状とされてもよい。また例えば、図2(c)に示される飾り部材2cの本体部21cのように、矩形状であってもよい。また例えば、図2(d)に示される飾り部材2dの本体部21dのように、旗の先端に相当する端縁211dが、円弧状とされてもよい。また例えば、図2(e)に示される飾り部材2eの本体部21eように、少なくとも1個の端縁(図の例では、旗の基端に相当する端縁212e)が、装飾となる図形(幾何図形、イラスト、等)のアウトラインに沿ってカットされた形状部分213eを有するものとされてもよい。
また、上記の実施形態においては、複数の差し込み口22,22は、本体部21の端縁(旗の基端に相当する端縁)212の近傍に形成されるものとしたが、複数の差し込み口22,22の形成位置はこれに限らない。例えば、図3(a)に示される飾り部材2fのように、複数の差し込み口22,22が、本体部21fを二等分する中央線Lの近傍に、該中央線Lと平行に一列に配列されて、形成されてもよい。また例えば、図3(b)に示される飾り部材2gのように、複数の差し込み口22,22が、このような中央線L上に一列に配列されて、形成されてもよい。この場合、各差し込み口22が中央線Lを跨ぐようにして形成されることになる。これらの各構成においては、棒状部材1が複数の差し込み口22,22に次々に挿通されることで棒状部材1に飾り部材2f,2gが取り付けられた後に、本体部21f,21gを中央線Lで山折りにすることで、飾り部材2f,2gを旗状に形成することができる。
また、上記の実施形態においては、本体部21に形成される差し込み口22の個数は、2個であったが、差し込み口22の個数は3個以上であってもよい。例えば、図4に示されるような、「幟」を模した形状(すなわち、上下に長尺な形状)の飾り部材2hの場合、上下方向の長さに応じた個数(図の例では、4個)の差し込み口22を形成すればよい。ただし、取り付けられた状態における飾り部材2hの安定性を鑑みると、差し込み口22の個数は偶数個であることが好ましい。
また、上記の実施形態においては、差し込み口22は、屈曲したラインに沿って形成された切れ目により形成されていたが、差し込み口22の形成態様はこれに限らない。例えば、図5(a)に示されるように、差し込み口22aは、複数の差し込み口22a,22aの配列方向と直交して延在する直線状のラインに沿って形成された切れ目により形成されてもよい。この場合、ラインの長さは、棒状部材1の断面直径と略同一あるいはこれよりも僅かに大きいものとされる。また、このラインは、直線状のライン部分の両端部に、弦の長さがラインの全長に対して十分に小さい円弧が連なって形成されたものとされてもよい。
また例えば、差し込み口は、互いに非平行な複数の直線状ライン部分を含むライン(例えば、十字状、Y字状、星形状、アスタリスク状(放射状)、L字状、T字状、等のライン)に沿って形成された切れ目により形成されてもよい。
また例えば、差し込み口は、切れ目ではなく貫通孔により形成されてもよい。この場合、貫通孔の形状は、楕円形状(図5(b)に示される差し込み口22b)であってもよいし、円形状(図5(c)に示される差し込み口22c)であってもよいし、楕円以外の各種の扁平形状、多角形状、等であってもよい。楕円形状の貫通孔により形成される差し込み口22bの場合、その長軸方向が、複数の差し込み口22b,22bの配列方向と直交するような向きとされ、該長軸の長さが、棒状部材1の断面直径と略同一あるいはこれよりも僅かに大きい寸法とされる。また、円形状の貫通孔により形成される差し込み口22cの場合、その直径が、棒状部材1の断面直径と略同一あるいはこれよりも僅かに大きい寸法とされる。貫通孔により形成された差し込み口22b,22cによると、ここに棒状部材1を挿通する作業を易に行うことができる。
また、上記の実施形態では、棒状部材1は、爪楊枝により構成されていたが、棒状部材1は必ずしも爪楊枝により構成されなくともよい。例えば、図6には、棒状部材1aが串により構成される場合が示されている(図6にはサイズの比較のために、爪楊枝により構成される棒状部材1を用いた場合が併せて示されている)。「串」は、食品の調理や提供にあたって、食品に刺して用いられる道具であり、一般に、長さが爪楊枝よりも長く、太さも爪楊枝よりも太い、木製あるいは金属製の棒状部材であって、先端部分が先細に形成されている。広く汎用されている串の1つに、竹を用いて形成された竹串があり、この竹串が棒状部材1aとして用いられることも好ましい。一般に、串の断面直径は爪楊枝の断面直径よりも大きい。したがって、串により構成される棒状部材1aが用いられる場合、飾り部材2の差し込み口22の幅寸法は、爪楊枝により構成される棒状部材1が用いられる場合よりも大きなものとされる。
もっとも、棒状部材は、爪楊枝あるいは串に限られるものではなく、例えば、樹脂、木材、金属、等を用いて専用に形成されたものであってもよい。また、棒状部材1は、必ずしも断面円形でなくともよく、断面矩形、断面多角形、断面半円形、断面扁平形状、等であってもよい。また、断面形状が途中で変化するものであってもよい。さらに、棒状部材1は、必ずしも直線状でなくともよく、折れ曲がり形状、屈曲形状、等であってもよい。また、持ち手部分側の端部に、各種の追加装飾(例えば、ビーズ、等)が設けられたものであってもよい。
また、上記の実施形態では、飾り部材2の本体部21は、紙片により形成されるものとしたが、本体部21の形成材料は必ずしも紙でなくともよい。すなわち、本体部21は、薄肉のシート状であればその形成材料は何であってもよく、例えば、樹脂、木材、金属、布、等により形成されてもよい。また、本体部21の形状は、必ずしも旗や幟を模した形状でなくともよい。また、飾り部材2は、シート状の本体部21に、各種の追加装飾(例えば、ビーズ、等)が施されたものであってもよい。
また、上記の実施形態においては、差し込み口22は、本体部21に設けられた切れ目、貫通孔、等により形成されるものとしたが、差し込み口22の形成態様はこれに限らない。例えば、本体部21の表面に、棒状部材1を差し込むためのリング状の部材等を取り付けることによって、差し込み口22を形成してもよい。
また、上述した各構成は、自由に組み合わせることができる。例えば図7には、図2〜図4に示される各本体部21a〜21hと、図5(a)に示される差し込み口22aとを組み合わせることにより得られる飾り部材が例示されている。また例えば図8には、図2〜図4に示される各本体部21a〜21hと、図5(b)に示される差し込み口22bとを組み合わせることにより得られる飾り部材が例示されている。また例えば図9には、図2〜図4に示される各本体部21a〜21hと、図5(c)に示される差し込み口22cとを組み合わせることにより得られる飾り部材が例示されている。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
100 飾り付き棒状装飾具
1,1a 棒状部材
2 飾り部材
21,21a〜21h 本体部
22,22a〜22c 差し込み口
1,1a 棒状部材
2 飾り部材
21,21a〜21h 本体部
22,22a〜22c 差し込み口
Claims (6)
- 先端が先細に形成された棒状部材と、
前記棒状部材とは別体に形成された飾り部材と、
を備え、
前記飾り部材が、
シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
前記棒状部材が前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に前記飾り部材が取り付けられている、
ことを特徴とする飾り付き棒状装飾具。 - 請求項1に記載の飾り付き棒状装飾具であって、
前記複数の差し込み口の各々が、所定のラインに沿って形成された切れ目により形成される、
ことを特徴とする飾り付き棒状装飾具。 - 請求項2に記載の飾り付き棒状装飾具であって、
前記所定のラインが、屈曲したラインである、
ことを特徴とする飾り付き棒状装飾具。 - 請求項1に記載の飾り付き棒状装飾具であって、
前記複数の差し込み口の各々が、貫通孔により形成される、
ことを特徴とする飾り付き棒状装飾具。 - 請求項1から4のいずれかに記載の飾り付き棒状装飾具であって、
前記棒状部材が、爪楊枝である、
ことを特徴とする飾り付き棒状装飾具。 - シート状の本体部と、
前記本体部に設けられた複数の差し込み口と、
を備え、
先端が先細に形成された棒状部材が、前記複数の差し込み口に次々に挿通されることで、前記棒状部材に取り付けられるように構成されている、
ことを特徴とする、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019107722A JP2020199051A (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | 飾り付き棒状装飾具、および、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材 |
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JP2019107722A JP2020199051A (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | 飾り付き棒状装飾具、および、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材 |
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ID=73743299
Family Applications (1)
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JP2019107722A Pending JP2020199051A (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | 飾り付き棒状装飾具、および、飾り付き棒状装飾具用の飾り部材 |
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2019
- 2019-06-10 JP JP2019107722A patent/JP2020199051A/ja active Pending
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