JP2020197420A - 樹脂成形体、ならびにこれを含む回転ステージおよび流体取扱装置 - Google Patents

樹脂成形体、ならびにこれを含む回転ステージおよび流体取扱装置 Download PDF

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Yasuyuki Fukuda
康幸 福田
浩 川嶋
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Abstract

【課題】簡便に作製可能であり、かつ回転体とこれを支持するケースとの位置合わせを高精度に行うことが可能な樹脂成形体の提供を提供する。【解決手段】樹脂成形体は、ケースと、回転軸を中心として前記ケースに回転可能に保持される回転体と、を有する。前記回転体は、径方向外縁に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第1目盛部を有し、前記ケースは、前記回転体を保持したときに前記第1目盛部に隣接する位置に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第2目盛部を有する。前記第1目盛部および第2目盛部のうちいずれか一方が主尺であり、他方が前記主尺に対応する副尺である。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂成形体、ならびにこれを含む回転ステージおよび流体取扱装置に関する。
従来、各種製品の検査や、各種部材の加工や組み立て用の装置として、回転ステージが知られている。回転ステージは、回転体と、当該回転体をその回転軸を中心に回転可能に収容するケースとを有する。当該回転ステージによれば、回転体を所望の角度回転させることで、回転体上に固定された対象物の位置や向きを制御することが可能であり、対象物の検査や加工等を行うことができる。
このような回転ステージでは、回転体の回転開始位置や回転角度を精密に制御する必要がある。そこで例えば図1に示すように、回転ステージ10の回転体1およびケース2の双方に、位置合わせ用のマーク3を付すことで、回転体の回転開始位置を決定したり、回転体の回転角度を把握したりすることが一般的であった。
一方、複数のチャンバーを内部に有する回転体と、これをその回転軸を中心に回転可能に保持するケースとを有する流体取扱装置も提案されている(例えば、特許文献1)。当該流体取扱装置では、各チャンバーに解析に必要な試薬や検体等が充填されており、回転体の側壁には、各チャンバーと外部とを繋ぐ複数の連通孔が配置されている。また、ケースの外壁にも、当該連通孔と同じ高さに貫通孔が設けられている。当該流体取扱装置では、例えば所望のチャンバーの連通孔とケースの貫通孔との位置合わせを行い、貫通孔側からシリンジを挿入して、特定のチャンバー内の試薬等を取り出す。その後、回転体を回転させて、他のチャンバーの連通孔と貫通孔との位置合わせを行い、他のチャンバーに当該試薬を導入する。これにより、回転体内(チャンバー内)で検体と試薬との混合等を行うことができる。
当該流体取扱装置では、回転体の貫通孔とケースの連通孔との位置がずれると、ケース側からシリンジを挿入しても、チャンバーに連通させることができない。したがって、当該流体取扱装置においても、回転体とケースとの相対的な位置を正確に制御することが重要であった。
一方で従来、角度を正確に測定するため、円盤とこれを囲む枠とからなり、枠の内縁に主尺、円盤の外縁に副尺を設けた分度器が提案されている(特許文献2)。また、2つの同心円状のリングを有し、外側のリングの内縁に主尺、内側のリングの外縁に副尺を設けた測量装置等も提案されている(特許文献3)。
特表2012−522996号公報 実公昭60−148913号公報 実公昭58−42612号公報
図1に示すように、回転体1およびケース2に2つのマーク3を付した回転ステージ10では、各マーク3の頂点どうしを繋いだ線の傾きを特定したり、頂点どうしの距離を測定したりすることで、回転体1およびケース2の位置合わせや、回転体1の回転角度の特定を行っていた。しかしながら、マーク3どうしの距離や傾きの測定の際に、誤差が生じやすく、回転体1とケース2とを高精度に位置合わせすることは難しかった。
また、上述の流体取扱装置においても、図1に示す回転ステージと同様に、回転体およびケースの双方に、位置合わせを行うためのマークを付し、回転体の回転開始位置を正確に制御することが考えられる。しかしながら、上述のように、マークを付しただけでは、高精度に位置合わせをすることが難しく、より高精度に回転体とケースとの位置を制御可能な装置の提供が望まれていた。
ここで、特許文献2や特許文献3のように、円盤状の物に主尺およびこれに対応する副尺を設けることは一見自明であるように思える。しかしながら、正確に角度を測定するためには、特許文献2や特許文献3のように金属に目盛りを付与することが通常であり、高精度な位置合わせのために樹脂成形体に主尺および副尺を設けることはこれまで想到し得ないことであった。
本発明は、簡便な方法で作製可能であり、かつ回転体とこれを支持するケースとの位置合わせを高精度に行うことが可能な樹脂成形体や、これを用いた回転ステージや流体取扱装置の提供を目的とする。
本発明は、以下の樹脂成形体を提供する。
ケースと、回転軸を中心として前記ケースに回転可能に保持される回転体と、を有する樹脂成形体であって、前記回転体が、径方向外縁に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第1目盛部を有し、前記ケースが、前記回転体を保持したときに前記第1目盛部に隣接する位置に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第2目盛部を有し、前記第1目盛部および第2目盛部のうちいずれか一方が主尺であり、他方が前記主尺に対応する副尺である、樹脂成形体。
本発明は、以下の回転ステージおよび流体取扱装置を提供する。
上述の樹脂成形体を含む、回転ステージ。
上述の樹脂成形体を含む、流体取扱装置。
本発明の樹脂成形体は、射出成形等により容易に作製が可能である。また、回転体とケースとの位置合わせを高精度で行うことが可能であるため、各種回転ステージや流体取扱装置に適用可能である。
図1は、従来の回転ステージの一例を示す平面図である。 図2Aは、本発明の第1の実施の形態に係る樹脂成形体の一例を示す平面図であり、図2Bは、図2Aに示す樹脂成形体が有する回転体の正面図であり、図2Cは、図2Aに示す樹脂成形体が有するケースの正面図である。 図3Aは、図2Aの点線で囲んだ領域の部分拡大図であり、図3Bは、当該領域の変形例を示す部分拡大図である。 図4Aは、本発明の第2の実施の形態に係る樹脂成形体の一例を示す平面図であり、図4Bは、図4Aに示す樹脂成形体の正面図であり、図4Cは、図4Bに示す樹脂成形体のA−A線での断面図である。 図5Aは、図4に示す樹脂成形体が有する回転体の平面図であり、図5Bは、当該回転体の正面図である。 図6Aは、図4に示す樹脂成形体が有するケースの平面図であり、図6Bは、当該ケースの正面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る樹脂成形体について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面に示されている寸法または寸法の比率は、説明をわかりやすくするため、実際の寸法または寸法の比率とは異なる場合がある。
1.第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態に係る樹脂成形体100の平面図を図2Aに示し、当該樹脂成形体100が有する回転体110の正面図を図2Bに示し、当該樹脂成形体100が有するケース120の正面図を図2Cに示す。
図2Aに示すように、本発明の第1の実施の形態に係る樹脂成形体100は、回転体110と、ケース120とを有する。当該樹脂成形体100は、回転体110の少なくとも一部をケース120に収容して使用される。以下、本実施の形態の樹脂成形体100が、回転体110上に被検査対象や被加工物等(図示せず、以下単に「対象物」とも称する)を固定し、対象物の検査や加工等を行うための回転ステージに使用される場合を例に説明する。ただし、本実施の形態の樹脂成形体100の用途は、これに限定されない。
本実施の形態の樹脂成形体100が有する回転体110は、対象物(図示せず)を固定するとともに、必要に応じて回転させるための部材である。当該回転体110は、対象物を固定するためのステージ112と、ステージ112の一端に配置され、後述のケース120に嵌め込むための円柱状の台座部113と、当該台座部113のステージ112側の面に配置された第1目盛部111とを有する。
ステージ112は、本実施の形態では、略円柱状であり、台座部113との接合部と反対側の面に、対象物を固定するための円柱状の凹部112aを有する。本実施の形態のステージ112では、凹部112aに対象物の一端を嵌合させることで、対象物を固定する。ただし、ステージ112の形状は当該形状に限定されず、対象物の形状や大きさに合わせて適宜選択される。例えばステージ112が、対象物を嵌合させるための凸部や、対象物を固定するためのベルト等を有していてもよい。さらに、ステージの外形も略円柱状に制限されず、どのような形状であってもよい。
一方、台座部113は、後述のケース120の凹部122aに嵌め込むための円柱上の領域である。台座部113は、回転体110をケース120に収容し、ステージ112上に対象物(図示せず)を固定した際、回転体110が傾いたり、回転体110がケース120から脱落したりすることがないように、ケース120の凹部122aに嵌め込まれる。なお、台座部113の形状は、回転軸Xを中心に回転可能にケース120に回転体110を設置できればその形状は特に制限されず、例えば円錐台状や円錐状、半球状等であってもよい。また、台座部113のステージ112側の面は円形状であることが好ましいが、その直径は、ステージ112の大きさや、対応するケース120の凹部122aの形状に合わせて適宜選択される。また、台座部113の回転軸X方向の高さも、ケース120の凹部122aの深さ等に合わせて適宜選択される。
当該台座部113は、ステージ112と取り外し可能に構成されていてもよく、一体に形成されていてもよい。なお、台座部113のステージ112と反対側の面には、回転体110を回転させるための駆動軸(図示せず)嵌め込み用の凹部等(図示せず)が配置されていてもよい。
また、第1目盛部111は、台座部113のステージ112側の面の径方向外縁部に配置された線状の目盛の集合体である。当該第1目盛部111は、回転体110をケース120に収容する際の位置を決めたり、ケース120に収容された回転体110の位置を調整したり、回転体110の回転角度を把握したりするために用いられる。
図2Aの破線で囲んだ領域の部分拡大図を図3Aに示す。図3Aに示すように、本実施の形態の樹脂成形体100では、回転体110が有する第1目盛部111と後述のケース120が有する第2目盛部121とが、回転軸Xを中心とする同心円上に、かつ、これらが隣接するように配置される。本実施の形態では、回転体110が有する第1目盛部111が主尺であり、後述のケース120が有する第2目盛部121がこれに対応する副尺(バーニヤ)である。ただし、第1目盛部111が副尺、第2目盛部121が主尺であってもよい。
また、本実施の形態では、図2Aに示すように、台座部113の外縁部全周に第1目盛部111が配置されているが、台座部113の外縁部の一部のみに第1目盛部111が配置されていてもよい。また、第1目盛部111が、台座部113の外縁部の複数箇所に分かれて配置されていてもよい。
ここで、第1目盛部111は、図3Aに示すように、回転体110の基準位置を表すための1つの基準線111aと、基準線111aを中心に、等間隔に配置された複数の補助線111bと、を有する。本実施の形態では、第1目盛部111の一目盛が0.2°である。ただし、第1目盛部111の一目盛は、当該数値に限定されず、必要な精度に合わせて適宜選択される。基準線111aおよび補助線111bはそれぞれ、台座部113の表面より上方に突出するように、すなわち凸状に形成されている。
第1目盛部111の基準線111aおよび補助線111bの平面視形状は、これらの指し示す位置が正確に把握できる限りにおいて特に制限されない。本実施の形態では、基準線111aおよび補助線111bを回転体110の回転軸Xを中心とする円の径方向に延在する直線状としているが、図3Bの変形例のように三角形状であってもよく、多角形状であってもよい。また、回転軸Xを中心とする円に沿って第1目盛部111(基準線111aおよび補助線111b)を切断したときの断面形状も特に制限されず、例えば矩形状であってもよく、三角形状であってもよく、半円状等であってもよい。
本実施の形態では、基準線111aの長さより、補助線111bの長さを短くし、基準線111aを認識しやすくしている。ただし、基準線111aと補助線111bとの形状を変えたり、基準線111aや補助線111bを着色したり、高さを変えたりして、基準線111aを認識しやすくしてもよい。
また、本実施形態では、第1目盛部111(基準線111aおよび補助線111b)の表面状態と、この周囲の領域、すなわち台座部113の表面状態とが異なる。そのため、第1目盛部111(基準線111aおよび補助線111b)を着色しなくても、目盛を容易に読み取ることができる。なお、第1目盛部111や台座部113の表面状態は、回転体110を作製する際の金型の表面状態によって適宜調整できる。
一方、本実施の形態の樹脂成形体100のケース120は、上述の回転体110の台座部113を収容するための凹部122aを有するケース本体部122と、ケース本体部122の上面であって、回転体110を収容したときに回転体110の第1目盛部111に隣接する位置に配置された第2目盛部121と、を有する。
本実施の形態において、ケース本体部122は、略直方体状の外形を有し、一方の面に、回転体110を収容するための円柱状の凹部122aが配置されている。当該凹部122aの内径は、回転体110の台座部113の外径よりわずかに大きく設定されている。また、ケース本体部122には、回転体110を、回転させる駆動軸(図示せず)を挿入するための貫通孔(図示せず)等がさらに配置されていてもよい。
第2目盛部121は、ケース本体部122の凹部122aの開口縁の径方向外側に配置された、線状の目盛の集合体である。なお、本実施の形態では、凹部122aの開口縁の一部領域の径方向外側にのみ、第2目盛部121が配置されている。ただし、凹部122aの開口縁全ての径方向外側に第2目盛部121が配置されていてもよい。また、第2目盛部121が、複数箇所に分かれて配置されていてもよい。
ここで、本実施の形態の第2目盛部121は、図3Aに示すように、回転体110の基準位置を示す1つの基準線121aと、当該基準線121aの両側に配置された6本ずつ、計12本の補助線121bとを有する。前述のように、本実施の形態では、第2目盛部121が第1目盛部111の副尺(バーニヤ)となっており、第1目盛部111の5目盛が、第2目盛部121の6目盛に相当するように、補助線121bが配置されている。したがって、本実施の形態では、第2目盛部121の一目盛が、0.167°である。ただし、第2目盛部121の間隔はこれに限定されず、必要な精度に合わせて適宜選択される。ここで、基準線121aおよび補助線121bは、ケース本体部122の表面より上方に突出するように、すなわち凸状に形成されている。
第2目盛部121の基準線121aおよび補助線121bの平面視形状は、これらの指し示す位置が正確に把握できる限りにおいて特に制限されない。本実施の形態では、基準線121aおよび補助線121bを回転体110の回転軸Xを中心とする円の径方向に延在する直線状としているが、図3Bの変形例のように三角形状であってもよく、多角形状であってもよい。また、第2目盛部121の基準線121aおよび補助線121bの平面視形状は、第1目盛部111の基準線111aおよび補助線111bの形状と同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、回転軸Xを中心とする円に沿って第2目盛部121(基準線121aおよび補助線121b)を切断したときのその断面形状も特に制限されず、例えば矩形状であってもよく、三角形状であってもよく、半円状等であってもよい。
本実施の形態では、基準線121aの長さより、補助線121bの長さを短くし、基準線121aを認識しやすくしている。ただし、基準線121aと補助線121bとの形状を変えたり、基準線121aや補助線121bを着色したりして、基準線121aを認識しやすくしてもよい。また、図3Aに示すように、一部の補助線121bの長さを他の補助線121bの長さより長く、もしくは短くして、目盛をさらに読みやすくしてもよい。
また、本実施形態では、第2目盛部121(基準線121aおよび補助線121b)の表面状態と、その周囲の領域、すなわちケース本体部122の表面状態とが異なる。そのため、第2目盛部121(基準線121aおよび補助線121b)を着色しなくても、目盛を容易に読み取ることができる。なお、第2目盛部121やケース本体部122の表面状態は、ケース120を作製する際の金型の表面状態によって適宜調整できる。
上述の回転体110およびケース120の材料は特に制限されず、樹脂成形体の用途に応じ、耐熱性や耐薬品性等、各種性能を勘案して選択される。回転体110およびケース120の材料の例には、ポリプロピレン、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリカーボネート等が含まれる。また、回転体110およびケース120は同一の材料から形成されていてもよく、異なる材料から形成されていてもよい。
上述の回転体110およびケース120は個別に、射出成形により作製することが好ましい。射出成形によれば、上述の第1目盛部111および第2目盛部121を別途レーザ加工等によって作製する必要がなく、効率よく樹脂成形体100を作製できる。
(樹脂成形体の使用方法)
以下、本実施の形態の樹脂成形体100を回転ステージに使用する場合を例に、樹脂成形体100の使用方法を説明する。まず、樹脂成形体100を使用する際、上述の回転体110の第1目盛部111、およびケース120の第2目盛部121が所定の位置関係になるように位置合わせを行う。具体的には、回転体110をケース120に収容し、回転体110の第1目盛部111の基準線111aが、ケース120の第2目盛部121の基準線121aに対向しているか、すなわちこれらが一直線上に配置されているかを確認する。そして、第1目盛部111の基準線111aおよび第2目盛部121の基準線121aの位置が一直線上にない場合、第1目盛部111の基準線111aが、ケース120の第2目盛部121のどの補助線121bと、一直線上となっているかを確認する。第1目盛部111の基準線111aが、第2目盛部121の基準線121aに近い補助線121bと一直線上になっている場合、これらのずれ量が少ないといえる。一方で、第1目盛部111の基準線111aが、第2目盛部121の基準線121aから遠い補助線121bと一直線上になっている場合には、ずれ量が多いといえる。第1目盛部111の基準線111aの位置を確認する際、第1目盛部111の補助線111bおよび第2目盛部121の補助線121bを利用して、より詳しくずれ量を読み取ってもよい。第1目盛部111および第2目盛部121の読み取りは、例えば上面からデジタルカメラやFAカメラ等で撮影した画像を拡大し、判断してもよい。また、接触式や非接触式の変位計等で凹凸部をスキャンし、目盛の合致状態を計測してもよい。
第1目盛部111の基準線111aおよび第2目盛部121の基準線121aのずれが許容範囲外である場合には、再度回転体110を収容し直す、もしくは回転体110を所望の角度、回転させて回転体110の位置を調整する。その後、必要に応じて、第1目盛部111の基準線111aの位置を再度確認してもよい。そして、上記ずれを許容範囲としたうえで、当該樹脂成形体100の回転体110のステージ112上に対象物を固定し、回転体110を任意の方向に回転させ、所望の操作(製品の検査や加工、組み立て等)を行う。
なお、上記回転体110の回転は、回転体110に接続された駆動装置(図示せず)等によって行うことができる。駆動装置は、回転体110と嵌合される駆動軸と、当該駆動軸を回転させるためのモータと、当該モータを制御するための制御部等を有する装置とすることができる。制御部は、回転体110を、回転軸を中心として回転させることが可能であれば、その構成は特に制限されず、例えば演算装置、制御装置、記憶装置、入力装置、および出力装置等を含む公知のコンピュータやマイコン等によって構成される。
(変形例)
上記説明では、ステージ112の直径より台座部113の直径が大きい場合を例に説明したが、ステージ112の直径のほうが台座部113の直径より大きくてもよい。この場合、ステージ112の外縁部に第1目盛部111が配置される。
(効果)
以上のように、本発明では、第1目盛部111および第2目盛部121を有するため、細かく回転体110とケース120との位置合わせを行うことができる。その結果、回転体110に保持された対象物の検査や加工等を精密に行うことができる。また、第1目盛部111および第2目盛部121が位置合わせのために主に使用される構造であるため、射出成形等により樹脂を成形して形成しても精度に影響が生じ難い。またさらに上述の実施の形態では、第1目盛部111および第2目盛部121が凸状の構造であるため、回転体110およびケース120をそれぞれ射出成形により容易に作製できる。
2.第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る樹脂成形体200の平面図を図4Aに示し、当該樹脂成形体200の正面図を図4Bに示し、図4BにおけるA−A線での断面図を図4Cに示す。また、当該樹脂成形体200が有する回転体210の平面図を図5Aに示し、当該回転体の正面図を図5Bに示し、ケース220の平面図を図6Aに示し、ケース220の正面図を図6Bに示す。
図4A〜図4Cに示すように、本発明の第2の実施の形態に係る樹脂成形体200は、回転体210の回転軸Xを中心として回転可能に、回転体210がケース220に収容される。以下、本実施の形態の樹脂成形体200が、検体や試薬等の液体や気体(以下、単に「流体」ともいう)を取り扱うための流体取扱装置に使用される場合を例に説明する。ただし、本実施の形態の樹脂成形体200の用途は、これに限定されない。
回転体210は、略円筒状の側壁215と、当該側壁215内に配置された複数のチャンバー216と、側壁215の外側およびチャンバー216内部を連通する複数の連通孔217と、チャンバー216を覆う蓋部214と、側壁215の上面に配置された第1目盛部211と、を有する。
回転体210の側壁215は、チャンバー216の外壁を担う領域であり、図4Cに示すように、その内部には、側壁215内の空間を区画する内壁218が設けられている。当該側壁215および内壁218は、底面(図示せず)と接合されている。本実施形態では、側壁215の外径が一定であるが、例えば底面に向かって幅が狭くなるようなテーパー状であってもよい。側壁215の高さや直径は、内部に配置するチャンバー216の体積や、チャンバー216の数に応じて適宜選択される。
また、図4Cおよび図5Bに示すように、側壁215の高さ方向中央付近には、各チャンバー216と、側壁215の外側とを連通する複数の連通孔217が形成されている。複数の連通孔217は、回転軸Xの軸方向における同一の高さにそれぞれ配置されている。
連通孔217の外側開口部219の形状は、特に限定されないが、使用するシリンジの先端の形状と相補的な形状が好ましい。連通孔217の外側開口部219の形状の例には、円形、楕円形、矩形が含まれる。本実施の形態では、連通孔217の外側開口部219の形状が、円形状である。
また、チャンバー216は、側壁215と、内壁218と、底面(図示せず)とに囲まれた領域である。当該チャンバー216は、流体を一時的に保管するとともに、流体などを反応させる反応槽としても機能する。チャンバー216の数は、特に限定されない。チャンバー216の数は、本実施の形態では8個であるが、解析に必要な工程に応じて適宜設定できる。各チャンバー216の大きさも特に限定されない。各チャンバー216は、同じ大きさであってもよく、異なる大きさであってもよい。
一方、第1目盛部211は、図5Aに示すように、側壁215の上面の径方向外縁部に、側壁215の上面より突出するように(凸状に)配置された線状の目盛の集合体である。当該第1目盛部211は、回転体210をケース220に収容する際の位置を決めたり、ケース220に収容された回転体210の位置を調整したり、回転体210の回転角度を把握するために用いられる。本実施の形態の樹脂成形体200では、側壁215の上面の外縁部全てに第1目盛部211が配置されているが、側壁215の上面の一部のみに第1目盛部211が配置されていてもよい。また、第1目盛部211が、側壁215の上面の複数箇所に分かれて配置されていてもよい。
また、当該第1目盛部211は、後述のケース220が有する第2目盛部221と、回転軸Xを中心とする同心円上に、かつ、これらが対向するように配置される。本実施の形態では、回転体210が有する第1目盛部211が主尺であり、後述のケース220が有する第2目盛部221がこれに対応する副尺であるが、第1目盛部211が副尺、第2目盛部221が主尺であってもよい。なお、当該第1目盛部211は、側壁215の上面に配置されている以外は、上述の第1の実施の形態の第1目盛部211と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
なお、本実施の形態においても、第1目盛部211の表面状態と、その周囲の領域、すなわち側壁215の表面状態とが異なる。そのため、第1目盛部211を着色しなくても、目盛を容易に読み取ることができる。なお、第1目盛部211や側壁215の表面状態は、回転体210を作製する際の金型の表面状態によって適宜調整できる。
一方、回転体210の蓋部214は、回転体210の側壁215の上面の一部、およびチャンバー216を覆う部材である。蓋部214は、チャンバー216内部の流体が、回転体210の上部から外部に流出しないように抑制可能であれば特に制限されず、本実施の形態では、円形状のフィルムである。また、当該蓋部214は、外壁215の上面に配置された第1目盛部211の内側の領域に配置されている。
当該蓋部214は、取り外し不可能に側壁215や内壁218等に貼着されていてもよく、取り外し可能に側壁215や内壁218等に取り付けられていてもよい。蓋部214のチャンバー216側の面には、チャンバー216を確実に密閉するため、チャンバー216の形状に対応する弾性部材等が配置されていてもよい。
一方、ケース220は、回転体210の回転軸Xを中心として回転体210を回転可能に収容することが可能であればよく、本実施の形態のケース220は、ケース本体部222とシリンジ(図示せず)を挿入するためのシリンジ挿入部224と、第2目盛部221と、を有する。
ケース本体部222は、図6Bに示すように、回転体210を囲む外壁222aと、第2目盛部221を配置するための位置決め部222cと、外壁222aおよび位置決め部222cを支持する支持部222bとを有する。
ケース本体部222における外壁222aは、回転体210を囲む円筒状の領域であり、その内径は、回転体210の外径よりもわずかに大きく設定されている。また、外壁222aは、シリンジ挿入部224と接続されている。
ケース本体部222における支持部222bは、外壁222aおよび位置決め部222cを支持するための領域であり、本実施の形態では、略直方体状の筐体である。本実施の形態の支持部222b内部には、加熱冷却装置(図示せず)や、回転体110を回転させるための駆動装置(図示せず)等を設置することができる。
一方、ケース本体部222における位置決め部222cは、第2目盛部221を配置するための領域であり、本実施の形態では、第2目盛部221を配置する天面とこれを支える二つの柱とから構成されており、その天面が上述の外壁222aと接合されている。ただし、位置決め部222cの形状は、第2目盛部221を第1目盛部211に対向するように配置可能であれば特に制限されない。また、本実施の形態では、位置決め部222cが、シリンジ挿入部224とケース本体部222を挟んで対向するように配置されているが、当該位置に限定されず、例えば、シリンジ挿入部224に隣接して配置されていてもよく、シリンジ挿入部224を覆うように配置されていてもよい。
一方、位置決め部222c上に配置される第2目盛部221は、図6Aに示すように、位置決め部222cの回転体210側の端部に、位置決め部222cの表面より上方に突出するように(凸状に)配置された線状の目盛の集合体である。当該第2目盛部221は、回転体210の側壁215の上面に配置された第1目盛部211と対向するように配置されている。第1目盛部211と第2目盛部221との回転軸Xの軸方向の高さは、同じであってもよく異なっていてもよい。本実施の形態では、これらが同じ高さに配置されているが、上面から第1目盛部211および第2目盛部221の位置関係を確認した際、第1目盛部211および第2目盛部221が隣接すればよく、第1目盛部211および第2目盛部221の高さは異なっていてもよい。
ここで、第2目盛部221は、位置決め部222c上に配置されている以外は、上述の第1の実施の形態の第2目盛部221と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。なお、本実施の形態においても、第2目盛部221の表面状態と、その周囲の領域、すなわち位置決め部222cの表面状態とが異なる。そのため、第2目盛部221を着色しなくても、目盛を容易に読み取ることができる。なお、第2目盛部221や位置決め部222cの表面状態は、ケース220を作製する際の金型の表面状態によって適宜調整できる。
ケース220におけるシリンジ挿入部224は、シリンジを挿入するための構造であり、シリンジ挿入部224の内面の形状は、シリンジと略相補的な形状であることが好ましい。シリンジ挿入部224は、ケース本体部222(外壁222a)の外側および内部を連通可能に構成されており、シリンジの先端が回転体210側の開口部(以下、「内側開口部」とも称する)227まで挿入できるように構成されている。すなわち、シリンジ挿入部224の内側開口部227の形状は、シリンジの先端と相補的な形状であることが好ましく、シリンジ挿入部224の外側の開口部(以下、「外側開口部」とも称する)228の形状は、シリンジの外形と相補的な形状であることが好ましい。シリンジ挿入部224の内側開口部227は、回転体210をケース220に収容したときの連通孔217の高さと同じ高さに配置される。
なお、本実施の形態に係る樹脂成形体200では、シリンジを用いて液体をチャンバー216に対して出し入れ(操作)する際に、連通孔217の外側開口部219に流体が残留しないように、回転体210の連通孔217の外側開口部219の形状と、ケース220のシリンジ挿入部224の内側開口部227の形状とが、ほぼ同じであることが好ましい。より具体的には、回転体210に設けられた連通孔217の外側開口部219の面積と、シリンジ挿入部224の内側開口部227の面積との差を5%以下にすることが好ましい。これにより、シリンジを挿入したときに生じる隙間を極力少なくできる。
本実施の形態の回転体210およびケース220の材料は特に制限されず、樹脂成形体の用途に応じ、耐熱性や耐薬品性等、各種性能を勘案して選択される。回転体210およびケース220の材料の例には、ポリプロピレン、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリカーボネート等が含まれる。また、回転体210およびケース220は同一の材料から形成されていてもよく、異なる材料から形成されていてもよい。また、回転体210の蓋部214は、金属製のシート等であってもよい。
上述の回転体210(側壁215や内壁等)およびケース220は個別に、射出成形により作製することが好ましい。回転体210およびケース220を射出成形により形成する場合、上述の第1目盛部211および第2目盛部221を別途レーザ加工によって形成する必要がなく、効率よく樹脂成形体200を作製できる。なお、回転体210の蓋部214は、回転体210のチャンバー216内に所望の検体や試薬等を充填した後、側壁215や内壁218等に接着剤や溶着等により貼り合わせてもよい。
(樹脂成形体の使用方法)
本実施の形態の樹脂成形体200を流体取扱装置に使用する場合を例に、樹脂成形体200の使用方法を説明する。まず、樹脂成形体200を使用する場合、上述の回転体210の第1目盛部211およびケース220の第2目盛部221が所定の位置関係になるように位置合わせを行う。具体的には、回転体210をケース220に収容し、回転体210の第1目盛部211の基準線が、ケース220の第2目盛部221の基準線に対向しているか、すなわちこれらが一直線上に配置されているかを確認する。そして、第1目盛部211の基準線および第2目盛部221の基準線の位置が一直線上にない場合、第1目盛部211の基準線が、ケース220の第2目盛部221のどの補助線と、一直線上となっているかを確認する。第1目盛部211の基準線が、第2目盛部221の基準線に近い補助線と一直線上になっている場合は、これらのずれ量が少ないといえる。一方で、第2目盛部211の基準線が、第2目盛部221の基準線から遠い補助線と一直線上になっている場合には、ずれ量が多いといえる。第1目盛部211の基準線の位置を確認する際、第1目盛部211の補助線および第2目盛部221の補助線を用いて、より詳しくずれ量を読み取ってもよい。
第1目盛部211の基準線および第2目盛部221の基準線のずれが許容範囲外である場合、再度回転体210を収容し直す、もしくは回転体210を所望の角度、回転させて回転体210の位置を調整する。その後、必要に応じて、第1目盛部211の基準線の位置を確認してもよい。
そして、回転体210の第1目盛部211の基準線と、ケース220の第2目盛部221の基準線とが所望の位置関係になったことを確認後、回転体210を一定方向に一定角度回転させる。そしてシリンジ挿入部224からシリンジを挿入し、所望のチャンバー216から試薬を取り出したり、所望のチャンバー216に検体等を導入したりして、チャンバー216内で各種反応や分析を行う。なお、チャンバー216への検体や試薬の導入は、回転体210をケース220に取り付ける前に行ってもよく、回転体210をケース220に取り付けた後に行ってもよい。
また、上記回転体210の回転は、第1の実施の形態と同様に、回転体210と嵌合される駆動軸と、当該駆動軸を回転させるためのモータと、当該モータを制御するための制御部等を有する駆動装置等によって行うことができる。
(変形例)
上記の説明では、側壁215の上面の外縁部に第1目盛部211が配置されていたが、蓋部214の直径が大きい場合等には、蓋部214上に第1目盛部211が配置されていてもよい。
(効果)
以上のように、本発明の樹脂成形体200は、第1目盛部211および第2目盛部221を有するため、細かく回転体210とケース220との位置合わせを行うことができる。したがって、シリンジをケース220のシリンジ挿入部224から挿入した際、確実に回転体210の側壁215に配置された連通孔217にシリンジの先端を到達させることができる。つまり、回転体210のチャンバー216内への流体の導入やチャンバー216からの流体の吸引を確実に行うことができる。したがって、精度よく検査等を行うことができる。本実施形態に係る樹脂成形体200や、これを用いた流体取扱装置は、液体のみならず気体等の解析に適用可能である。また、第1目盛部211および第2目盛部221が位置合わせのために主に使用される構造であるため、射出成形等により樹脂を成形して形成しても精度に影響が生じ難い。またさらに上述の実施の形態では、第1目盛部211および第2目盛部221が凸状の構造であるため、回転体210およびケース220をそれぞれ射出成形により容易に作製できる。
(その他)
なお、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態では、第1目盛部111、211および第2目盛部121、221を凸状としているが、凹状の第1目盛部や第2目盛部を用いることもできる。凹状の金型は容易に作製できるが、凸状の金型も、凹型の金型をマスターモデルとし、その表面に厚メッキを行い、剥離する方法(電鋳)により作製することができる。
しかし、本発明において、凸状の第1目盛部および第2目盛部を用いることが好ましい。凸状の目盛部を用いることで、樹脂成形体を画像認識により拡大して観察する際に、影ができ難く、位置合わせがしやすくなるという利点を有する。また、樹脂成形体を作製しやすいという利点も有する。
本発明の樹脂成形体によれば、射出成形等により容易に作製が可能であり、かつ回転体とケースとの位置合わせを高精度で行うことが可能である。したがって、各種光学部品や、電子部品等の検査装置や、各種流体を取り扱うための流体取扱装置に適用することができる。
1、110、210 回転体
2、120、220 ケース
3 マーク
10 回転ステージ
100、200 樹脂成形体
111、211 第1目盛部
111a 基準線
111b 補助線
112 ステージ
112a 凹部
113 台座部
121、221 第2目盛部
122、222 ケース本体部
122a 凹部
214 蓋部
215 側壁
216 チャンバー
217 連通孔
218 内壁
219 連通孔の外側開口部
222a 外壁
222b 支持部
222c 位置決め部
224 シリンジ挿入部
227 シリンジ挿入部の内側開口部
228 シリンジ挿入部の外側開口部

Claims (5)

  1. ケースと、回転軸を中心として前記ケースに回転可能に保持される回転体と、を有する樹脂成形体であって、
    前記回転体が、径方向外縁に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第1目盛部を有し、
    前記ケースが、前記回転体を保持したときに前記第1目盛部に隣接する位置に、前記回転軸を中心とする円周上に配置された凸状または凹状の第2目盛部を有し、
    前記第1目盛部および第2目盛部のうちいずれか一方が主尺であり、他方が前記主尺に対応する副尺である、
    樹脂成形体。
  2. 前記第1目盛部および前記第2目盛部の表面状態が、前記第1目盛部および前記第2目盛部の周囲の領域の表面状態と異なる、
    請求項1に記載の樹脂成形体。
  3. 前記回転体が、
    略円筒状の側壁と、
    前記側壁内に配置された複数のチャンバーと、
    前記側壁の前記回転軸の軸方向における同一高さに配置された、前記各チャンバーおよび前記側壁の外側をそれぞれ連通する、複数の連通孔と、
    を有し、
    前記ケースが、
    前記回転体を回転可能に収容可能なケース本体と、
    前記ケース本体の前記回転体の前記連通孔に対応する高さに配置された、前記ケース本体の外側および内側を連通可能なシリンジ挿入部と、
    を有する、
    請求項1または2に記載の樹脂成形体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂成形体を含む、
    回転ステージ。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂成形体を含む、
    流体取扱装置。
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