JP2020197150A - 発電用エンジン - Google Patents

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雄治 峯村
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Abstract

【課題】小型の発電用エンジンを提供すること。【解決手段】発電用エンジンは、エンジンと発電機を有する。エンジンは、シリンダヘッドと吸気流路形成部材を有する。吸気流路形成部材は、シリンダヘッド内に形成されるシリンダに空気を取り込む流路を形成する。V型に配置された複数のシリンダヘッド間には、バンク領域が形成される。発電機と吸気流路形成部材は、バンク領域に設置される。発電機と吸気流路形成部材が接触する。吸気流路形成部材はサージタンクを含み、サージタンクは開口部を有し、開口部は発電機のハウジングにより閉塞される。【選択図】 図1

Description

本発明は、発電用エンジンに関する。
従来から、複数のシリンダヘッドがV型に配置されるV型エンジンと、シリンダヘッドの内部空間(シリンダ)内に配置されるピストンの往復運動を回転運動に変換するクランクシャフトの動力により発電する発電機を備える発電用エンジンが知られている。
例えば、特許文献1においては、OHC(OverHead Camshaft)構造のV型エンジンにおいて、複数のシリンダヘッド間に形成されるV字状のバンク領域に発電機が配置される構造が開示されている。また、特許文献2においては、V型エンジンのクランクシャフトの先端に発電機が連結される構造が開示されている。
実開昭59−35642号公報 特開2018−66339号公報
特許文献1では、発電機の配置は記載されているものの、サージタンク等の吸気用の流路を形成する部材(吸気流路形成部材)がどのように配置されているのかが不明である。そのため、吸気流路形成部材の配置によっては発電用エンジン全体が大型化してしまう場合がある。また、特許文献2のように、クランクシャフトの先端に発電機を連結すると、クランクシャフトの軸方向に発電用エンジンが大きくなってしまう。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型の発電用エンジンを提供することにある。
上記の課題を解決する発電用エンジンは、V型に配置された複数のシリンダヘッド間に形成されるバンク領域に、発電機と、シリンダヘッド内に形成されるシリンダに空気を取り込む流路を形成する吸気流路形成部材とが配置される。
上記構成によれば、中空であるバンク領域を有効に利用して発電機と吸気流路形成部材を配置でき、発電用エンジンを小型化できる。
上記発電用エンジンにおいて、発電機と吸気流路形成部材が接触することが好ましい。
上記構成によれば、吸気流路形成部材が吸気流路形成部材の接触面を介して発電機の接触面から吸熱するため、発電機が効率良く冷却され、発電効率を向上できる。また、発電機の熱により加熱された吸気流路形成部材内の空気がシリンダに供給されるため、エンジンの始動時にシリンダ内の温度を早期に上昇させることができ、燃焼効率を向上できる。
上記発電用エンジンにおいて、吸気流路形成部材はサージタンクを含み、発電機とサージタンクが接触することが好ましい。
上記構成によれば、サージタンク内に蓄積された比較的大きな容積の空気を、発電機の熱を利用して効率的に加熱できる。
上記発電用エンジンにおいて、サージタンクは発電機と接触する部分に開口部を有し、開口部は発電機のハウジングにより閉塞されることが好ましい。
上記構成によれば、発電用エンジンのハウジングがサージタンクのハウジングを兼ねるため、発電用エンジンを更に小型化かつ軽量化できる。また、開口部を有しない場合(発電機とサージタンクがそれぞれ独立したハウジングを有する場合)に比べて、発電機とサージタンク内の空気との間の熱交換効率を更に向上できる。
上記発電用エンジンにおいて、ハウジングはサージタンクに覆われる部分にフィンを有することが好ましい。
上記構成によれば、サージタンク内の空気(吸気)と発電機のハウジングとの接触面積が増大するため、発電機と吸気との間の熱交換効率を更に向上できる。
上記発電用エンジンにおいて、発電機は発電機シャフトを有し、発電機シャフトはシリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフトの駆動力を伝達する第1無端部材を介して駆動されることが好ましい。
上記構成のように、発電機シャフトを回転させるための部材としてチェーン、ベルト等の無端部材を利用することにより、ギア等の伝動部材同士を直接連結させる場合より、無端部材が巻き掛けられるスプロケット、プーリー等の伝動部材を小型化できる。
上記発電用エンジンにおいて、バンク領域に吸気バルブ及び排気バルブを開閉するカムシャフトが配置されるOHV構造を採用することが好ましい。
上記構成によれば、シリンダヘッドの上部にカムシャフトを配置しないため、ピストンの往復方向にエンジンを小型化できる。
上記発電用エンジンにおいて、シリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフト側から高さ方向に沿って、カムシャフト、発電機、吸気流路形成部材の順に配置されることが好ましい。
上記構成によれば、吸気流路形成部材から吸気ポートまでの吸気流路を直線上に形成することができ、吸気抵抗を小さくできる。
上記発電用エンジンにおいて、カムシャフトはシリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフトの駆動力を伝達する第2無端部材を介して駆動されることが好ましい。
上記構成のように、カムシャフトを回転させるための部材としてチェーン、ベルト等の無端部材を利用することにより、ギア等の伝動部材同士を直接連結させる場合より、無端部材が巻き掛けられるスプロケット、プーリー等の伝動部材を小型化できる。
上記発電用エンジンにおいて、シリンダに吸気流路形成部材からの空気を取り込む吸気ポートはカムシャフトからの動力を吸気バルブに伝える吸気プッシュロッドとカムシャフトからの動力を排気バルブに伝える排気プッシュロッドとの間に配置されることが好ましい。
上記構成によれば、中空である吸気プッシュロッドと排気プッシュロッドとの間の領域を有効に利用して吸気ポートを配置でき、発電用エンジンを更に小型化できる。
上記発電用エンジンにおいて、吸気バルブと排気バルブの配列は吸気ポートの延設方向に平行であることが好ましい。
上記構成によれば、吸気ポートとシリンダからの空気を取り出す排気ポートを一直線上に配置できる。
第1実施形態にかかる発電用エンジンの構成の一例を示す正面図である。 第1実施形態にかかる発電用エンジンの構成の一例を示す上面図である。 第1実施形態にかかる発電用エンジンの構成の一例を示す右側面図である。 第1実施形態にかかる発電用エンジンの図2におけるIV−IV断面図である。 第1実施形態にかかる発電用エンジンの図1におけるV−V断面図である。 第1実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す斜視図である。 第1実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す正面図である。 第1実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す上面図である。 第1実施形態にかかるサージタンクの構成の一例を示す斜視図である。 第1実施形態にかかるサージタンクの構成の一例を示す正面図である。 第1実施形態にかかるサージタンクの構成の一例を示す下面図である。 第1実施形態にかかる発電用エンジンの図1におけるXII−XII断面図である。 第2実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す斜視図である。 第2実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す正面図である。 第2実施形態にかかる発電機の構成の一例を示す上面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の構成の一例を示す正面図である。図2は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の構成の一例を示す上面図である。図3は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の構成の一例を示す右側面図である。図4は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の図2におけるIV−IV断面図である。図5は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の図1におけるV−V断面図である。図1から図5において、X軸は発電用エンジン1の幅方向に対応し、Y軸は発電用エンジン1の奥行き方向に対応し、Z軸は発電用エンジン1の高さ方向に対応する。
本実施形態にかかる発電用エンジン1は、エンジン2と発電機3を有する。
(エンジンの構成)
エンジン2は、シリンダヘッド11、ピストン12、クランクシャフト13、及びサージタンク4を有する。
シリンダヘッド11は、エンジン2の外郭を構成する部材であり、内部に円筒形状の空間としてシリンダ18を形成する。シリンダヘッド11は所定のバンク角をもってV型に配置される。バンク角は特に限定されるべきものではないが、例えば、振動低減効果の観点から、90°が好ましい。本実施形態では、2つのシリンダヘッド11を備える2気筒V型エンジンを例として説明する。
V型に配置された2つのシリンダヘッド11間には、V字状のバンク領域14が形成される。バンク領域14の体積や形状は、シリンダヘッド11のバンク角、形状等に応じて変化する。
シリンダ18内には、ピストン12が摺動自在に収容される。シリンダ18内では、吸気、圧縮、燃焼、及び排気の4つの工程が繰り返されることにより、ピストン12がシリンダ18の内部で上死点位置と下死点位置との間を往復運動する。
クランクシャフト13は、その軸方向がY軸に沿うように配置されている。クランクシャフト13はコンロッドを介してピストン12と連結される。クランクシャフト13は、ピストン12の往復運動を回転運動に変換する。
サージタンク4は、シリンダ18内へ空気を導く流路を形成する吸気流路形成部材15の一部を構成し、シリンダ18へ吸入される空気を一時的に貯蔵する。サージタンク4に貯蔵された空気は、吸気ポート21を介してシリンダ18に吸入される。
吸気流路形成部材15は、サージタンク4の他にもインテークマニホールドを有する。吸気流路形成部材15は、バンク領域14に設置される。本実施形態においては、サージタンク4全体がバンク領域14に収容される。なお、吸気流路形成部材15のすべてがバンク領域14に収まっている必要はない。例えば、サージタンク4の一部やインテークマニホールドの一部が、バンク領域14外に存在してもよい。
(動弁系の構成)
エンジン2は、カムシャフト16、カム17、吸気バルブ22、及び排気バルブ23を有する。本実施形態にかかるエンジン2は、OHV(OverHead Valve)構造を有する。
カムシャフト16は、図4及び図5に示すように、その軸方向がY軸に沿うように配置され、クランクシャフト13のZ軸方向上部に配置される。カムシャフト16には、カム17が連結され、そのカム17が各工程に合わせて吸気プッシュロッド24及び排気プッシュロッド25を変位させる。カムシャフト16とクランクシャフト13にはそれぞれスプロケット(伝動部材)が連結され、タイミングチェーン19(第2無端部材)が各スプロケットに巻き掛けられる。タイミングチェーン19を介して、クランクシャフト13の動力がカムシャフト16に伝達され、カムシャフト16は回転する。タイミングチェーン19は、クランクシャフト13からカムシャフト16に動力を伝達する第2無端部材の一例である。第2無端部材として、ベルト等を用いてもよい。スプロケットは、伝動部材の一例である。伝動部材として、プーリー等を用いてもよい。
吸気プッシュロッド24と排気プッシュロッド25の動作にあわせて、ロッカーアーム26が回転する。回転したロッカーアーム26が吸気バルブ22と排気バルブ23の端を押すことで、吸気バルブ22と排気バルブ23は開閉される。
上記のようなOHV構造により、シリンダヘッド11の上部にカムシャフト16を配置しないため、ピストン12の往復方向にエンジン2を小型化できる。
また、上記のようにタイミングチェーン19等の無端部材をスプロケット等の伝動部材に巻き掛けてカムシャフト16を回転させることにより、直接噛合する複数のギアを伝動部材として利用する場合に比べて、伝動部材を小型化でき、その結果、発電用エンジン1全体を更に小型化できる。
(発電機及び吸気流路形成部材の配置)
本実施形態においては、図1及び図4に示すように、クランクシャフト13側からZ軸方向(発電用エンジン1の高さ方向)に沿って、カムシャフト16、発電機3、吸気流路形成部材15(サージタンク4)の順に配置される。上記構成により、サージタンク4から吸気ポート21までの吸気流路を直線上に形成することができ、吸気抵抗を小さくできる。なお、カムシャフト16、発電機3、吸気流路形成部材15は、どのような順番で配置されてもよく、必ずしもZ軸方向に並んでいる必要もない。例えば、X軸方向に並んで配置されてもよい。また、本実施形態においては発電機3全体がバンク領域14に収容されているが、これに限られるものではない。例えば、発電機3の一部がバンク領域14外に存在してもよい。
(発電機の構成)
図6は第1実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す斜視図である。図7は第1実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す正面図である。図8は第1実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す上面図である。図6から図8において、X軸は発電機3(発電用エンジン1)の幅方向に対応し、Y軸は発電機3の奥行き方向に対応し、Z軸は発電機3の高さ方向に対応する。
発電機3は、ハウジング31と発電機シャフト32を有する。
ハウジング31は、発電機3の外郭を構成する部材であり、内部に発電機構を収容する。ハウジング31の材質は特に限定されるべきものではないが、例えば鋼等の堅牢な金属から構成され得る。ハウジング31は、発電機構の冷却効率の観点から、金属等の熱伝導率が比較的高い材料から構成されることが好ましい。発電機構の具体的構成は特に限定されるべきものではなく、公知又は新規な技術を適宜利用して構築されるべきものである。
発電機シャフト32は、ハウジング31により回転可能に軸支される。発電機シャフト32とクランクシャフト13にはそれぞれスプロケット(伝動部材)が連結され、発電機チェーン33(第1無端部材、図1等参照)が各スプロケットに巻き掛けられる。発電機チェーン33を介して、クランクシャフト13の動力が発電機シャフト32に伝達され、発電機シャフト32は回転する。発電機チェーン33は、クランクシャフト13から発電機シャフト32に動力を伝達する第1無端部材の一例である。第1無端部材として、ベルトを用いてもよい。スプロケットは、伝動部材の一例である。伝動部材として、プーリー等を用いてもよい。発電機シャフト32は発電機構と連結される。連結される発電機構が発電機シャフト32により駆動されることにより、発電機シャフト32の回転運動が電気に変化される。
上記のように発電機チェーン33等の無端部材をスプロケット等の伝動部材に巻き掛けて発電機チェーン33を回転させることにより、直接噛合する複数のギアを伝動部材として利用する場合に比べて、伝動部材を小型化でき、その結果、発電用エンジン1全体を更に小型化できる。
(サージタンクの構成)
図9は第1実施形態にかかるサージタンク4の構成の一例を示す斜視図である。図10は第1実施形態にかかるサージタンク4の構成の一例を示す正面図である。図11は第1実施形態にかかるサージタンク4の構成の一例を示す下面図である。図9から図11において、X軸はサージタンク4(発電用エンジン1)の幅方向に対応し、Y軸はサージタンク4の奥行き方向に対応し、Z軸はサージタンク4の高さ方向に対応する。
サージタンク4は、外郭部材42、吸入口43、排気口44、固定部45、及び開口部41を有する。
外郭部材42は、サージタンク4の外郭を構成する部材であり、内部に中空部を形成する形状を有している。外郭部材42の材質は特に限定されるべきものではないが、断熱性、軽量化等の観点から、例えば硬化性樹脂等の材料が好適に利用され得る。
吸入口43は、直接又は間接的に大気に開口しており、外気を中空部内に導く。
排気口44は、各シリンダ18の吸気ポート21と連通しており、中空部内の空気をシリンダ18内へ導く。本実施形態にかかる排気口44は、シリンダ18の数に対応して2つ設けられている。
固定部45は、サージタンク4を所定箇所に固定するための部分である。本実施形態にかかる固定部45は、外郭部材42と一体に形成され、ボルト等の固定部材を受け入れる孔46を有する。
開口部41は、外郭部材42の発電機3と接触する部分(Z軸方向下方側の面)に形成され、中空部と大気中とを連通させる。
サージタンク4は、発電機3のZ軸方向上部に、開口部41がハウジング31により閉塞されるように配置され、固定部45を介してシリンダヘッド11に固定される。開口部41は、ハウジング31との間に所定のパッキンをはさむことにより気密的に閉塞される。これにより、ハウジング31がサージタンク4の外郭の一部を兼ねることとなる。
上記構成により、サージタンク4内の空気がハウジング31に直接接触し、発電機3から吸熱するため、発電機3が効率良く冷却され、発電効率を向上できる。また、発電機3の熱により加熱された空気がシリンダ18に供給されるため、エンジン2の始動時にシリンダ18内の温度を早期に上昇させることができ、燃焼効率を向上できる。また、加熱された空気が触媒コンバーターに供給される構成を有する場合には、エンジン2の始動時に触媒温度を早期に活性温度まで上昇できる。また、発電機3のハウジング31がサージタンク4の外郭の一部を兼ねるため、外郭部材42を構成する材料を削減することができ、発電用エンジン1を更に小型化かつ軽量化できる。
なお、開口部41を設けず、サージタンク4の外郭部材42と発電機3のハウジング31とを直接接触させるだけでも、サージタンク4内の空気と発電機3との間の熱交換効率を向上できる。このとき、サージタンク4と発電機3との接触面積をできるだけ大きくすることが好ましい。
(吸気ポートの配置、バルブの配列)
図12は第1実施形態にかかる発電用エンジン1の図1におけるXII−XII断面図である。図12において、シリンダヘッド11内の構成が例示されており、吸気ポート21、吸気バルブ22、排気バルブ23、吸気プッシュロッド24、排気プッシュロッド25、及び排気ポート27の位置関係が示されている。
吸気ポート21は、吸気プッシュロッド24と排気プッシュロッド25との間に配置される。上記構成により、中空である吸気プッシュロッド24と排気プッシュロッド25との間の領域を有効に利用して吸気ポート21を配置でき、発電用エンジン1を更に小型化できる。
吸気バルブ22と排気バルブ23の配列はカムシャフト16(図4及び図5参照)の軸方向に垂直である。更に具体的に言うと、吸気バルブ22と排気バルブ23の配列は吸気ポート21の延設方向に平行である。上記構成により、吸気ポート21とシリンダ18からの空気を取り出す排気ポート27を一直線上又は略一直線上に配置でき、発電用エンジン1を更に小型化できる。なお、垂直、平行には、略垂直、略平行も含まれ、小型化に資する角度まで許容される。
(本実施形態の効果)
以上に記述したように、本実施形態によれば少なくとも以下に示す効果を得られる。
・中空であるバンク領域14を有効に利用して発電機3と吸気流路形成部材15を配置することにより、発電用エンジン1を小型化できる。
・サージタンク4に開口部41を設け、発電機3のハウジング31で閉塞することにより、発電用エンジン1を更に小型化かつ軽量化できる。また、発電効率と燃焼効率を向上できる。
・中空である吸気プッシュロッド24と排気プッシュロッド25との間の領域を有効に利用して吸気ポート21を配置することにより、発電用エンジン1を更に小型化できる。
・吸気バルブ22と排気バルブ23の配列を吸気ポート21の延設方向に平行にすることにより、吸気ポート21とシリンダ18からの空気を取り出す排気ポート27を一直線上に配置できる。
以下に、他の実施形態について図面を参照して説明するが、第1実施形態と同一又は実質的に同一の箇所については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(第2実施形態)
図13は第2実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す斜視図である。図14は第2実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す正面図である。図15は第2実施形態にかかる発電機3の構成の一例を示す上面図である。図13から図15において、X軸は発電機3(発電用エンジン1)の幅方向に対応し、Y軸は発電機3の奥行き方向に対応し、Z軸は発電機3の高さ方向に対応する。
第2実施形態について、第1実施形態と異なる構成のみ説明する。
本実施形態にかかる発電機3は複数のフィン34を有する。フィン34は、ハウジング31のサージタンク4に覆われる部分に設置される。フィン34は、熱伝導率を向上させるためにハウジング31と一体的に形成されるとよい。フィン34は、発電機構の冷却効率の観点から、熱伝導率が比較的高い材料から構成されることが好ましい。フィン34の具体的構成は特に限定されるべきものではなく、公知又は新規な技術を適宜利用して構築されるべきものである。
上記のようなフィン34を有する構造により、サージタンク4内部の空気(吸気)と、ハウジング31と一体的に形成されたフィン34との接触面積が増大するため、発電機3と吸気との間の熱交換効率を更に向上できる。
(別実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、OHV構造である場合を説明したが、シリンダヘッド11のZ軸方向上部にカムシャフトが配置されるOHC構造であってもよい。また、エンジン2が2気筒である場合について説明したが、エンジン2の気筒数は3以上であってもよい。
1 発電用エンジン
2 エンジン
3 発電機
4 サージタンク
11 シリンダヘッド
12 ピストン
13 クランクシャフト
14 バンク領域
15 吸気流路形成部材
16 カムシャフト
17 カム
18 シリンダ
19 タイミングチェーン(第2無端部材)
21 吸気ポート
22 吸気バルブ
23 排気バルブ
24 吸気プッシュロッド
25 排気プッシュロッド
26 ロッカーアーム
27 排気ポート
31 ハウジング
32 発電機シャフト
33 発電機チェーン(第1無端部材)
34 フィン
41 開口部
42 外郭部材
43 吸入口
44 排気口
45 固定部
46 孔

Claims (14)

  1. V型に配置された複数のシリンダヘッド間に形成されるバンク領域に、発電機と、前記シリンダヘッド内に形成されるシリンダに空気を取り込む流路を形成する吸気流路形成部材とが配置される
    発電用エンジン。
  2. 前記発電機と前記吸気流路形成部材が接触する
    請求項1に記載の発電用エンジン。
  3. 前記吸気流路形成部材はサージタンクを含み、
    前記発電機と前記サージタンクが接触する
    請求項1に記載の発電用エンジン。
  4. 前記サージタンクは前記発電機と接触する部分に開口部を有し、前記開口部は前記発電機のハウジングにより閉塞される
    請求項3に記載の発電用エンジン。
  5. 前記ハウジングは前記サージタンクに覆われる部分にフィンを有する
    請求項4に記載の発電用エンジン。
  6. 前記発電機は発電機シャフトを有し、前記発電機シャフトは前記シリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフトの駆動力を伝達する第1無端部材を介して駆動される請求項1〜5のいずれか1項に記載の発電用エンジン
  7. 前記バンク領域に吸気バルブ及び排気バルブを開閉するカムシャフトが配置されるOHV構造である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発電用エンジン。
  8. 前記バンク領域に吸気バルブ及び排気バルブを開閉するカムシャフトが配置されるOHV構造である
    請求項6に記載の発電用エンジン。
  9. 前記シリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフト側から高さ方向に沿って、前記カムシャフト、前記発電機、前記吸気流路形成部材の順に配置される
    請求項7に記載の発電用エンジン。
  10. 前記クランクシャフト側から高さ方向に沿って、前記カムシャフト、前記発電機、前記吸気流路形成部材の順に配置される
    請求項8に記載の発電用エンジン。
  11. 前記カムシャフトは前記シリンダ内に配置されたピストンに連動するクランクシャフトの駆動力を伝達する第2無端部材を介して駆動される
    請求項7に記載の発電用エンジン。
  12. 前記カムシャフトは前記クランクシャフトの駆動力を伝達する第2無端部材を介して駆動される
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の発電用エンジン。
  13. 前記シリンダ内に前記吸気流路形成部材からの空気を取り込む吸気ポートは前記カムシャフトからの動力を前記吸気バルブに伝える吸気プッシュロッドと前記カムシャフトからの動力を前記排気バルブに伝える排気プッシュロッドとの間に配置される
    請求項7〜12のいずれか1項に記載の発電用エンジン。
  14. 前記吸気バルブと前記排気バルブの配列は前記吸気ポートの延設方向に平行である
    請求項13に記載の発電用エンジン。
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