JP2020191531A - 表示制御装置、カメラモニタリングシステム及び表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、カメラモニタリングシステム及び表示制御方法 Download PDF

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安本 貴史
Takashi Yasumoto
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Abstract

【課題】 サイドミラーとして機能するカメラモニタリングシステムにおいて、後方車両との距離感をつかみやすくする。【解決手段】 車両の側面に取り付けられ、該車両の後側方を撮影する撮像装置と接続される表示制御装置であって、前記撮像装置により撮影された画像データの輝度分布を解析し、解析した輝度分布が所定の条件を満たすか否かを判定する第1の判定部と、前記第1の判定部により所定の条件を満たすと判定された場合に、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正する補正部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置、カメラモニタリングシステム及び表示制御方法に関する。
従来より、車両にカメラモニタリングシステムを搭載し、車両後方の撮影画像を表示装置等に表示することで、表示装置等を電子ミラーとして機能させる表示制御技術が知られている。当該表示制御技術によれば、車両の運転者は、車両後方の様子を表示画像を介して確認することができる。
一方で、車載のモニタリングシステムの場合、夜間のように車両の周辺環境が暗い状況では、後方車両のヘッドライトによりハレーションが発生し、表示画像の視認性が低下するといった問題がある。
これに対して、例えば、下記特許文献1等には、ハレーションの発生領域の明るさを補正する構成が開示されている。当該構成によれば、車両の周辺環境が暗い状況でも表示画像の視認性の低下を抑えることができる。
特開2010−73009号公報
ここで、撮像装置を車両の側面に取り付け、車載のカメラモニタリングシステムを、いわゆるサイドミラーとして機能させた場合、表示装置には、自車両の後側方の車体部分が表示されることになる。この場合、車両の運転者は、表示された自車両の後側方の車体部分と後方車両との位置関係に基づき、自車両と後方車両との距離感をつかむのが一般的である。
しかしながら、車両の周辺環境が暗い状況では、後方車両のヘッドライトが自車両の後側方の車体部分の一部に反射し、当該領域においてもハレーションが発生する。このようなケースでは、ハレーションの発生領域の明るさを補正しただけでは、自車両の後側方の車体部分の視認性は向上せず、車両の運転者は、後方車両との距離感をつかむことができない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、サイドミラーとして機能するカメラモニタリングシステムにおいて、後方車両との距離感をつかみやすくすることを目的とする。
本発明の一態様は、車両の側面に取り付けられ、該車両の後側方を撮影する撮像装置と接続される表示制御装置であって、
前記撮像装置により撮影された画像データの輝度分布を解析し、解析した輝度分布が所定の条件を満たすか否かを判定する第1の判定部と、
前記第1の判定部により所定の条件を満たすと判定された場合に、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正する補正部とを有する。
サイドミラーとして機能するカメラモニタリングシステムにおいて、後方車両との距離感がつかみやすくなる。
カメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。 カメラモニタリングシステムの配置例を示す図である。 周辺環境が暗い状況において発生する表示画像の問題点と、表示制御装置の機能の概要とを説明するための図である。 表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。 表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 補正処理の流れを示すフローチャートである。 補正処理の処理結果の具体例を示す図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<カメラモニタリングシステムのシステム構成>
はじめに、第1の実施形態に係るカメラモニタリングシステム(サイドミラーとして機能するカメラモニタリングシステム)のシステム構成について説明する。図1は、カメラモニタリングシステムのシステム構成の一例を示す図である。図1(a)に示すように、カメラモニタリングシステム100は、撮像装置110と、周辺環境測定装置120と、表示制御装置130と、表示装置140とを有する。なお、本実施形態において、カメラモニタリングシステム100は、車両のイグニッションスイッチがON状態になることで起動し、OFF状態になることで停止するものとする。ただし、カメラモニタリングシステム100の起動、停止のタイミングはこれに限定されず、例えば、車両のイグニッションスイッチがON状態になった後で、車両の運転者の指示に基づいて起動、停止するように構成してもよい。
撮像装置110は車両の側面に取り付けられ、車両の後側方を撮影する。また、撮像装置110は、撮影した画像データを表示制御装置130に送信する。周辺環境測定装置120は、例えば、車両周辺の明るさ(照度)を測定し、照度データを表示制御装置130に送信する。
表示制御装置130は、通常モード150と補正モード160とを有する(図1(b)参照)。表示制御装置130は、通常モード150では、撮像装置110より送信された画像データの左右を反転させ、表示装置140に表示される領域(表示領域)を抽出することで表示画像データを生成する。また、表示制御装置130は、生成した表示画像データを表示装置140に送信する。
一方、表示制御装置130は、補正モード160では、撮像装置110より送信された画像データの左右を反転させ、表示領域を抽出した後、自車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正することで表示画像データを生成する。また、表示制御装置130は、生成した表示画像データを表示装置140に送信する。
なお、表示制御装置130は、車両の周辺環境が所定の明るさを有しておらず、かつ、後方車両が走行しており、かつ、抽出した表示領域に含まれる輝度分布が所定の条件を満たす場合に、補正モード160に遷移する。一方、表示制御装置130は、車両の周辺環境が所定の明るさを有している場合、または、後方車両が走行していない場合、あるいは、抽出した表示領域に含まれる輝度分布が所定の条件を満たさない場合に、通常モード150に遷移する。
表示装置140は、表示制御装置130より送信された表示画像データを出力する。表示装置140は、例えば、液晶表示装置により構成される。
なお、図1の例では、カメラモニタリングシステム100において、撮像装置110と表示装置140とを1台ずつ示したが、1車両においては、車両の右後側方用と、車両の左後側方用として、2台ずつ配置されるものとする。
<カメラモニタリングシステムの配置例>
次に、カメラモニタリングシステム100の配置例について説明する。図2は、カメラモニタリングシステムの配置例を示す図である。図2に示すように、カメラモニタリングシステム100を構成する各装置のうち、撮像装置110は、車両の右側面及び左側面に取り付けられる。
また、図2に示すように、カメラモニタリングシステム100を構成する各装置のうち、表示装置140は、車室内のダッシュボードの右端及び左端(Aピラーの付け根)において、車両の運転席に向けて配置される。これにより、車両の運転者は、表示装置140を介して自車両の右後側方及び左後側方を視認することができる。
<表示画像の問題点及び表示制御装置の機能の概要>
次に、周辺環境が暗い状況において発生する表示画像の問題点について、自車両の車体の色ごとに分けて説明する。また、それぞれの問題点に対処するための本実施形態に係る表示制御装置130の機能の概要について説明する。
図3は、周辺環境が暗い状況において発生する表示画像の問題点と、表示制御装置の機能の概要とを説明するための図である。このうち、図3(a)は、自車両の車体の色が暗い色(明度が低い色、例えば、黒色)の場合に発生する問題点及び問題点に対処するための表示制御装置130の機能の概要を示している。
図3(a)において、表示画像310は、周辺環境が明るい状況において、表示装置140に表示される表示画像の一例を示している。なお、表示画像310の例では、自車両の右後側方を後方車両311が走行している様子を示している。表示画像310に示すように、周辺環境が明るい状況においては、自車両の右後側方の車体部分の描画領域312が明確に表示される。このため、車両の運転者は、自車両の右後側方を走行する後方車両311との距離感を容易につかむことができる。
一方、表示画像320は、周辺環境が暗い状況において、表示装置140に表示される表示画像の一例を示している。なお、表示画像320の例は、周辺環境の明るさが異なるほかは、表示画像310の例と基本的に同じシーンを示している(自車両の右後側方を後方車両が走行している様子を示している)。
ただし、表示画像320の例の場合、後方車両311がヘッドライトを点灯していることにより、車両の運転者は、後方車両311の車体自体を視認することができず、後方車両のヘッドライトの光321が視認できるだけである。
また、表示画像320の例の場合、車両の運転者は、ヘッドライトの光321が路面に反射した反射光322や、ヘッドライトの光321が自車両の右後側方の車体部分の一部に反射した反射光323を視認する。一方で、自車両の右後側方の車体部分の描画領域312の輪郭は背景と同化して明確に表示されないため、車両の運転者とっては、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感がつかみにくい。
このように、
・自車両の車体の色が暗い色であって、かつ
・周辺環境が暗い状況において、かつ
・自車両の後方車両がヘッドライトを点灯して走行している、
場合には、描画領域312の輪郭が背景と同化するという問題が発生する。このため、表示制御装置130では、表示画像320において、自車両の右後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、自車両の右後側方の車体部分の描画領域の一部を補正(輪郭部分を強調表示)する。これにより、表示制御装置130によれば、自車両の右後側方の車体部分の描画領域312の輪郭が、背景と区別され、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感がつかみやすくなる。
一方、図3(b)は、自車両の車体の色が明るい色(明度が高い色、例えば、白色)の場合に発生する問題点及び問題点に対処するための表示制御装置130の機能の概要を示している。図3(b)において、表示画像330は、周辺環境が明るい状況において、表示装置140に表示される表示画像の一例を示している。なお、表示画像330の例では、自車両の右後側方を後方車両331が走行している様子を示している。表示画像330に示すように、周辺環境が明るい状況においては、自車両の右後側方の車体部分の描画領域332が明確に表示される。このため、車両の運転者は、自車両の右後側方を走行する後方車両331との距離感を容易につかむことができる。
一方、表示画像340は、周辺環境が暗い状況において、表示装置140に表示される表示画像の一例を示している。なお、表示画像340の例は、周辺環境の明るさが異なるほかは、表示画像330の例と基本的に同じシーンを示している(自車両の右後側方を後方車両が走行している様子を示している)。
ただし、表示画像340の例の場合、後方車両331がヘッドライトを点灯していることにより、車両の運転者は、後方車両331の車体自体を視認することができず、後方車両のヘッドライトの光341が視認できるだけである。
また、表示画像340の例の場合、車両の運転者は、ヘッドライトの光341が路面に反射した反射光342や、ヘッドライトの光341が自車両の右後側方の車体部分の全体に反射した反射光343を視認する。つまり、表示画像340の例の場合、表示画像内を輝度の高い領域が多く占めることで、車両の運転者にとってはまぶしく感じるとともに、自車両の右後側方の車体部分の描画領域332の輪郭がヘッドライトの光341や反射光342と区別しづらい。このため、車両の運転者にとっては、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感がつかみにくい。
このように、
・自車両の車体の色が明るい色であって、かつ
・周辺環境が暗い状況において、かつ、
・自車両の後方車両がヘッドライトを点灯して走行している、
場合には、描画領域332の輪郭がヘッドライトの光や反射光と区別しづらいという問題が発生する。このため、表示制御装置130では、表示画像340において、自車両の右後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、自車両の右後側方の車体部分の描画領域の全部を補正する(明度を下げる)。これにより、表示制御装置130によれば、自車両の右後側方の車体部分の描画領域332の輪郭が、ヘッドライトの光341や反射光342と区別され、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感がつかみやすくなる。
<表示制御装置のハードウェア構成>
次に、表示制御装置130のハードウェア構成について説明する。図4は、表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、表示制御装置130は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を有する。また、表示制御装置130は、I/F(Interface)装置404を有する。なお、表示制御装置130の各部は、バス405を介して相互に接続されている。
CPU401は、ROM402にインストールされている各種プログラム(例えば、後述する表示制御プログラム等)を実行するデバイスである。ROM402は、不揮発性メモリであり、CPU401によって実行される各種プログラムを格納する、主記憶デバイスとして機能する。RAM403は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM403は、ROM402にインストールされている各種プログラムがCPU401によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。I/F装置404は、撮像装置110、周辺環境測定装置120、表示装置140と、表示制御装置130とを接続するための接続デバイスである。
<表示制御装置の機能構成>
次に、表示制御装置130の機能構成について説明する。図5は、表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。上述したとおり、表示制御装置130には表示制御プログラムがインストールされている。表示制御装置130は、CPU401が当該表示制御プログラムを実行することで、画像データ取得部510、反転補正部520、輝度解析部530、後方車両解析部540、照度データ取得部550として機能する。また、表示制御装置130は、CPU401が当該表示制御プログラムを実行することで、表示画像データ生成部560、表示画像データ出力部570として機能する。
画像データ取得部510は、撮像装置110より送信された画像データを取得し、反転補正部520に通知する。反転補正部520は、画像データ取得部510より通知された画像データを左右反転させた後、表示装置140に表示する領域(表示領域)を抽出し、表示画像データ生成部560、輝度解析部530、後方車両解析部540に通知する。
輝度解析部530は第1の判定部の一例であり、反転補正部520より通知された画像データの輝度分布を解析し、通知された画像データに含まれる画素のうち、所定の輝度値以上の画素の数が所定数以上か否かを判定する。また、輝度解析部530は、判定結果を表示画像データ生成部560に通知する。
後方車両解析部540は第3の判定部の一例であり、反転補正部520より通知された画像データを解析し、通知された画像データに後方車両が含まれるか否かを判定する。また、後方車両解析部540は、判定結果を表示画像データ生成部560に通知する。
照度データ取得部550は第2の判定部の一例であり、周辺環境測定装置120より送信された照度データを取得し、照度データが所定の閾値以上か否かを判定する。また、照度データ取得部550は、判定結果を表示画像データ生成部560に通知する。
表示画像データ生成部560は、反転補正部520より画像データが通知されると、輝度解析部530の判定結果、後方車両解析部540の判定結果、照度データ取得部550の判定結果を参照する。
また、表示画像データ生成部560は、
・輝度解析部530より、所定の輝度値以上の画素の数が所定数以上でないとの判定結果が通知された場合(輝度分布が所定の条件を満たさない場合)、あるいは、
・後方車両解析部540より、後方車両が含まれないとの判定結果が通知された場合(後方車両が走行していない場合)、あるいは、
・照度データ取得部550より、照度データが所定の閾値以上であるとの判定結果が通知された場合(周辺環境が所定の明るさを有している場合)、
通常モード150に遷移し、反転補正部520より通知された画像データを、表示画像データとして、表示画像データ出力部570に通知する。
一方、表示画像データ生成部560は、
・輝度解析部530より、所定の輝度値以上の画素の数が所定数以上であるとの判定結果が通知された場合(輝度分布が所定の条件を満たす場合)、かつ、
・後方車両解析部540より、後方車両が含まれるとの判定結果が通知された場合(後方車両が走行している場合)、かつ、
・照度データ取得部550より、照度データが所定の閾値未満であるとの判定結果が通知された場合(周辺環境が所定の明るさを有していない場合)、
補正モード160に遷移し、反転補正部520より通知された画像データに対して補正を行う。
具体的には、表示画像データ生成部560は、車体情報格納部580を参照し、自車両の車体の色が暗い色の場合には、通知された画像データのうち、自車両の後側方の車体部分の描画領域において、輪郭部分を強調表示する。また、表示画像データ生成部560は、自車両の車体の色が明るい色の場合には、通知された画像データのうち、自車両の後側方の車体部分の描画領域の明度を下げる。
なお、自車両の後側方の車体部分の描画領域は、撮像装置110の取り付け位置と、撮像装置110の画角とに基づいて一意に決定され、車体情報格納部580に予め格納されているものとする。
更に、表示画像データ生成部560は、反転補正部520より通知された画像データを補正した補正後の画像データを、表示画像データとして、表示画像データ出力部570に通知する。
表示画像データ出力部570は、表示画像データ生成部560より通知された表示画像データを、表示装置140に送信する。これにより、表示装置140では、自車両の車体の色に関わらず、自車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になった表示画像データを表示することが可能となる。この結果、車両の運転者は、後方車両との距離感を容易につかむことができる。
<表示制御処理の流れ>
次に、表示制御装置130による表示制御処理の流れについて説明する。図6は、表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS601において、画像データ取得部510は、撮像装置110より送信された画像データを取得する。ステップS602において、反転補正部520は、取得された画像データを左右反転した後、表示装置140に表示する領域(表示領域)を抽出する。
ステップS603において、照度データ取得部550は、周辺環境測定装置120より照度データを取得する。ステップS604において、照度データ取得部550は、取得した照度データが所定の閾値以上であるか否かを判定する。ステップS604において、照度データが所定の閾値以上であると判定した場合には(ステップS604においてYesの場合には)、ステップS610に進む。一方、ステップS604において、照度データが所定の閾値未満であると判定した場合には(ステップS604においてNoの場合には)、ステップS605に進む。
ステップS605において、輝度解析部530は、抽出された表示領域の画像データについて、輝度分布を解析する。ステップS606において、輝度解析部530は、輝度分布を解析した結果、所定の輝度値以上の画素の数が所定数以上か否かを判定する。
ステップS606において、所定数以上でないと判定した場合には(ステップS606においてNoの場合には)、ステップS610に進む。一方、ステップS606において、所定数以上であると判定した場合には(ステップS606においてYesの場合には)、ステップS607に進む。
ステップS607において、後方車両解析部540は、抽出された表示領域の画像データにおいて、後方車両を検索する。ステップS608において、後方車両解析部540は、検索の結果、抽出された表示領域の画像データに後方車両が含まれるか否かを判定し、後方車両が含まれないと判定した場合には(ステップS608においてNoの場合には)、ステップS610に進む。
一方、ステップS608において、後方車両が含まれると判定した場合には(ステップS608においてYesの場合には)、ステップS609に進む。ステップS609において、表示画像データ生成部560は、抽出された表示領域の画像データのうち、自車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部について、自車両の車体の色に応じた補正処理を行う。なお、補正処理(ステップS609)の詳細は、後述する。
ステップS610において、表示画像データ出力部570は、抽出された表示領域の画像データ(補正処理(ステップS609)において補正された場合にあっては、抽出された表示領域の画像データを補正した補正後の画像データ)を表示装置140に送信する。
ステップS611において、画像データ取得部510は、表示制御処理を終了するか否かを判定する。ステップS611において、表示制御処理を継続すると判定した場合には(ステップS611においてNoの場合には)、ステップS601に戻る。一方、ステップS611において、表示制御処理を終了すると判定した場合には(ステップS611においてYesの場合には)、表示制御処理を終了する。
<補正処理の詳細>
次に、補正処理(ステップS609)の詳細について説明する。図7は、補正処理の流れを示すフローチャートである。ステップS701において、表示画像データ生成部560は、車体情報格納部580を参照し、自車両の車体の色の明度が、所定の閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS701において、自車両の車体の色の明度が、所定の閾値以上であると判定した場合には(ステップS701においてYesの場合には)、ステップS711に進む。ステップS711において、表示画像データ生成部560は、車体情報格納部580を参照し、抽出された表示領域の画像データより、自車両の後側方の車体部分の描画領域を特定する。ステップS712において、表示画像データ生成部560は、特定した描画領域の明度を下げることで、抽出された表示領域の画像データを補正する。
一方、ステップS701において、自車両の車体の色の明度が、所定の閾値未満であると判定した場合には(ステップS701においてNoの場合には)、ステップS721に進む。ステップS721において、表示画像データ生成部560は、車体情報格納部580を参照し、抽出された表示領域の画像データより、自車両の後側方の車体部分の描画領域を特定する。ステップS722において、表示画像データ生成部560は、特定した描画領域の輪郭部分を所定の色に変換(輪郭部分を強調表示)することで、抽出された表示領域の画像データを補正する。
<補正処理の処理結果の具体例>
次に、表示画像データ生成部560による補正処理の処理結果の具体例について説明する。図8は、補正処理の処理結果の具体例を示す図である。このうち、図8(a)の表示画像810は、図3(a)の表示画像320に対して、表示画像データ生成部560が、自車両の右後側方の車体部分の描画領域312において、輪郭部分811を強調表示した様子を示している。
このように、車体部分の描画領域312の輪郭部分を強調表示することにより、自車両の後側方の車体部分の描画領域312において、輪郭が明確になる。この結果、表示制御装置130によれば、車両の運転者は、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感を容易につかむことができる。
一方、図8(b)の表示画像820は、図3(b)の表示画像340に対して、表示画像データ生成部560が、自車両の右後側方の車体部分の描画領域332全体の明度を下げた様子を示している。
このように、車体部分の描画領域332全体の明度を下げる補正をすることにより、自車両の後側方の車体部分の描画領域332の輪郭が明確になる。この結果、表示制御装置130によれば、車両の運転者は、自車両の右後側方を走行する後方車両との距離感を容易につかむことができる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態に係る表示制御装置は、
・車両の側面に取り付けられ、車両の後側方を撮影する撮像装置と接続される。
・接続された撮像装置により撮影された画像データの輝度分布を解析し、解析した輝度分布が所定の条件を満たすか否かを判定する。
・撮像装置により撮影された画像データに基づいて、後方車両が走行しているか否かを判定する。
・周辺環境測定装置により測定された照度データに基づいて、周辺環境が所定の明るさを有しているか否かを判定する。
・輝度分布が所定の条件を満たすと判定され、かつ、後方車両が走行していると判定され、かつ、周辺環境が所定の明るさを有していないと判定された場合、撮影された画像データに含まれる車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように補正する。具体的には、撮影された画像データにおいて、自車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正する。
このように、車体部分の描画領域の輪郭を明確にすることで、車両の運転者は、自車両の後側方を走行する後方車両との距離感を容易につかむことができる。
つまり、第1の実施形態によれば、サイドミラーとして機能するカメラモニタリングシステムにおいて、後方車両との距離感がつかみやすくなる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態において、表示画像データ生成部560は、輝度解析部530による判定結果、後方車両解析部540による判定結果、照度データ取得部550による判定結果に基づいて、画像データを補正するか否かを決定する構成とした。
しかしながら、画像データを補正するか否かの決定方法はこれに限定されず、例えば、輝度解析部530よる判定結果に基づいて、画像データを補正するか否かを決定するように構成してもよい。あるいは、輝度解析部530による判定結果と照度データ取得部550による判定結果とに基づいて、画像データを補正するか否かを決定するように構成してもよい。あるいは、輝度解析部530による判定結果と後方車両解析部540による判定結果とに基づいて、画像データを補正するか否かを決定するように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態において、表示制御装置130は後方車両解析部540を有し、反転補正部520より通知された画像データを検索することで、後方車両が走行しているか否かを判定する構成とした。しかしながら、後方車両が含まれるか否かの解析は、表示制御装置130外で実行し、表示制御装置130では、判定結果のみを取得するように構成してもよい。また、この場合、単に後方車両が走行しているか否かを判定するだけでなく、後方車両が自車両に近づいてきているか否かを判定するように構成してもよい。これにより、表示画像データ生成部560は、後方車両が自車両に近づいてきている場合のみ、表示領域の画像データを補正するように構成することができる。
また、上記第1の実施形態において、表示制御装置130は、自車両の車体の色の明度が所定の閾値以上であると判定した場合、自車両の後側方の車体部分の描画領域の明度を下げる補正をするものとして説明した。しかしながら、表示制御装置130による補正方法はこれに限定されず、例えば、自車両の後側方の車体部分の描画領域の色を、他の色に変換してもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :カメラモニタリングシステム
110 :撮像装置
120 :周辺環境測定装置
130 :表示制御装置
140 :表示装置
510 :画像データ取得部
520 :反転補正部
530 :輝度解析部
540 :後方車両解析部
550 :照度データ取得部
560 :表示画像データ生成部
570 :表示画像データ出力部

Claims (7)

  1. 車両の側面に取り付けられ、該車両の後側方を撮影する撮像装置と接続される表示制御装置であって、
    前記撮像装置により撮影された画像データの輝度分布を解析し、解析した輝度分布が所定の条件を満たすか否かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部により所定の条件を満たすと判定された場合に、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正する補正部と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記補正部は、前記車体部分の色の明度が所定の閾値以上の場合、前記車体部分の描画領域において明度を下げることで、前記車体部分の描画領域の全部を補正することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記補正部は、前記車体部分の色の明度が所定の閾値未満の場合、前記車体部分の描画領域において輪郭部分の色を変換することで、前記車体部分の描画領域の一部を補正することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記車両の周辺環境の明るさを示すデータを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたデータに基づいて、前記車両の周辺環境が所定の明るさを有しているか否かを判定する第2の判定部と、を更に有し、
    前記補正部は、前記第1の判定部により前記所定の条件を満たすと判定され、前記第2の判定部により、前記所定の明るさを有していないと判定された場合に、前記車体部分の描画領域の一部または全部を補正することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記撮像装置により撮影された画像データを解析し、後方車両が走行しているか否かを判定する第3の判定部を更に有し、
    前記補正部は、前記第1の判定部により前記所定の条件を満たすと判定され、前記第3の判定部により、後方車両が走行していると判定された場合に、前記車体部分の描画領域の一部または全部を補正することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記撮像装置と、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置と、
    前記車体部分の描画領域の一部または全部が補正された画像データを表示する表示装置と
    を有することを特徴とするカメラモニタリングシステム。
  7. 車両の側面に取り付けられ、該車両の後側方を撮影する撮像装置と接続される表示制御装置の表示制御方法であって、
    前記撮像装置により撮影された画像データの輝度分布を解析し、解析した輝度分布が所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において所定の条件を満たすと判定された場合に、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の輪郭が明確になるように、前記画像データに含まれる前記車両の後側方の車体部分の描画領域の一部または全部を補正する補正工程と
    を有することを特徴とする表示制御方法。
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