JP2020190832A - 入力表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルに凸部を有しつつ、凸部における視認性および操作性の低下を抑制できる入力表示装置を実現する。【解決手段】映像表示面11aを有する表示部11と、表示部に重畳して配置されるタッチパネル2と、を有する入力表示装置は、タッチパネル2のうち表示部とは反対側の一面2aから外部に突出する凸部21を有する。凸部は、一面とは反対側の他面2bにおいて凹部とされ、表示部11と当該凹部とにより形成される閉鎖空間を形成する。この閉鎖空間には、一端が映像表示面11aに面し、他端が凸部21に面する導光部材3が充填されている。導光部材3は、一端と他端とを繋ぐ方向である延設方向に沿って、表示部11で生じる光を凸部21に伝達する。【選択図】図3
Description
本発明は、入力表示装置に関する。
従来、各種映像を表示する表示部と、表示部上に重畳して配置されたタッチパネルとを備え、タッチパネルの操作により当該表示部に表示される映像上での入力操作が可能な構成とされた入力表示装置が知られている。
また、近年、この種の入力表示装置では、意匠性の向上やブラインドタッチによる操作性向上などの観点から、タッチパネル上に三次元形状を設けたいとのニーズが存在する。このようなニーズに対応するためは、例えば特許文献1に記載の入力表示装置のように、タッチパネル上に凸部を有する透明シートが配置された構造とすることが挙げられる。
なお、このような凸部は、表示部に表示される映像のうち各種機能が割り当てられた操作アイコン等の意匠が位置する領域と重なるように配置される。
さて、上記した入力表示装置において、さらに意匠性を向上させるためには、凸部を所定以上の大きさとすることが考えられる。しかしながら、タッチパネル上に所定以上の大きさの凸部が存在する入力表示装置では、ユーザの視線方向によっては、凸部において視認性や操作性の低下が生じ得る。
具体的には、タッチパネル上に所定以上の大きさとされた凸部が設けられた場合、凸部の表面と表示部の表面との距離が大きくなると共に、これらの距離は、凸部の表面形状に伴って変化する。そのため、ユーザが凸部を斜視したとき、ユーザには、表示部に表示された映像のうち凸部の直下に位置する部分が、凸部の表面形状により歪んで見えてしまうことがある。
また、ユーザが凸部を斜視しているとき、平面表示される映像における操作アイコンの位置とタッチパネルのうち当該操作アイコンに対応する部分(以下「対応部分」という)の位置とがずれてしまい、ユーザは、対応部分と異なる位置に触れてしまい得る。これは、非作動や誤作動を引き起こし、操作性の低下の原因となる。
本発明は、上記の点に鑑み、表示部上に凸部を備えつつも、凸部における表示部に表示される映像の視認性の低下および操作性の低下を抑制できる入力表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の入力表示装置は、映像表示面(11a)を有する表示部(11)と、表示部に重畳して配置されると共に、表示部とは反対側の一面(2a)から外部に突出する凸部(21)を有するタッチパネル(2)と、表示部と凸部とにより形成される閉鎖空間に充填される導光部材(3)と、を備え、凸部は、タッチパネルのうち表示部と向き合う他面(2b)においては、凹部とされると共に、凹部と表示部とにより閉鎖空間を形成しており、導光部材は、一端が映像表示面に面し、他端が凸部に面しており、一端と他端とを繋ぐ方向を延設方向として、延設方向に沿って表示部で生じる光を凸部に伝達する。
これにより、凸部においては、導光部材により表示部からの光がその表面に伝達されることで、ユーザが凸部において表示部の映像が浮き上がって見える構成の入力表示装置となる。そのため、凸部の表面形状による映像の歪みが抑制され、視認性の低下が抑制される。
また、凸部の表面に映像が浮き上がって見えることで、凸部と表示部との距離に起因する、操作アイコンと凸部のうち当該操作アイコンの対応部分とのズレが抑制され、ユーザは、当該対応部分を正確にタッチすることができる。そのため、凸部と表示部との距離が大きい場合であっても、操作性の低下が抑制される。
よって、表面に凸部を備えつつも、視認性および操作性の低下を従来よりも抑制できる構成の入力表示装置となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態の入力表示装置S1について、図1〜図3を参照して説明する。
第1実施形態の入力表示装置S1について、図1〜図3を参照して説明する。
図2では、説明の簡略化のため、図2の紙面上における左右方向を「X方向」とし、当該紙面上においてX方向と直交する方向を「Y方向」として、これらの方向を矢印で示している。
入力表示装置S1は、例えば図1に示すように、表示器1と、表示器1に重畳して配置されたタッチパネル2とを備え、自動車などの車両VのインストルメントパネルV1などに搭載される車載用入力表示装置に適用されると好適である。入力表示装置S1は、車載用途に限られず、車両とは異なる移動体への搭載用途や他の用途にも用いられ得る。本実施形態では、入力表示装置S1が車載用途に適用された一例について説明する。
入力表示装置S1は、図2に示すように、各種の映像を表示する表示部11を有する表示器1と、三次元形状の凸部21が設けられたタッチパネル2とを備える。入力表示装置S1は、例えば車載用途の場合、車両Vに搭載される不図示の所定の車載機器と任意の通信ネットワークを介して接続され、ユーザがタッチパネル2を介して表示器1や所定の車載機器への入力操作をすることが可能な構成とされる。入力表示装置S1は、例えば、図1に示すように、センターインフォメーションディスプレイ(CID)などの用途で用いられる。
なお、所定の車載機器は、例えば、ナビゲーション装置、カーエアコン、車両制御装置、オーディオ装置、およびバックカメラ装置などとされ得るが、これらに限定されない。
表示器1は、表示部11を有し、例えば液晶ディスプレイや有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの任意の表示装置である。表示器1は、ユーザが表示部11を視認でき、かつ表示部11に対して重畳配置されたタッチパネル2に触れることができる任意の位置(例えばインストルメントパネルV1など)に配置される。表示器1は、例えば、任意の通信ネットワークを介して接続された所定の車載機器に対応する情報や操作用アイコン等を表示部11に表示する。
以下、説明の便宜上、図3に示すように、表示部11のうち各種映像を表示する面を「映像表示面11a」と称する。
タッチパネル2は、図3に示すように、表示部11のうち映像表示面11aと重畳して配置される透明体である。タッチパネル2は、表示部11に表示される映像を透過させると共に、タッチパネル2のうち表示部11とは反対側の一面2aにおけるユーザの接触箇所に応じた信号を出力する。タッチパネル2は、映像表示面11aの反対側、すなわち外部に突出する凸部21を備える。凸部21のうち映像表示面11aの反対側の面を表面21aとし、その逆側の面を裏面21bとして、タッチパネル2は、凸部21の裏面21bと映像表示面11aとの間に空間が形成される構成とされる。
タッチパネル2は、例えば、静電容量式とされ、図2におけるX方向に沿って延設された複数の第1電極と、Y方向に沿って延設された複数の第2電極とが格子状に配列されると共に、任意の絶縁性材料により覆われてなる。この場合、タッチパネル2は、その一面2aに指等の操作体が置かれたときに、一面2aにおける当該操作体の位置に応じて静電容量が変化する構成とされ、当該静電容量の信号を出力する構成とされる。
なお、タッチパネル2は、一面2aに指等の操作体が置かれたときに、その位置に応じた信号を出力する構成であればよく、静電容量式に限定されず、感圧式などの他の任意の方式とされてもよい。タッチパネル2が出力する操作体の位置に応じた信号は、例えば、不図示の制御部などに出力され、表示部11に表示された操作アイコンなどに割り当てられた所定の車載機器などへの入力操作に用いられる。
第1電極および第2電極は、凸部21における曲面形状に追従できるように、例えば、銅や銀などによりなるメッシュ配線とされる。また、これらの電極は、例えば、PEDOT/PSS(ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸)などの高分子材料やカーボンナノチューブなどの導電性および延性を有する有機系材料により構成されてもよい。
凸部21は、ユーザが指等の操作体により接触した際に、ユーザに触覚を呈示し、ユーザが一面2aにおける操作位置を認識することを容易にするためのものである。換言すると、凸部21は、ユーザによるタッチパネル2のブラインドタッチ操作を容易にするために設けられる。凸部21は、本実施形態では、図3に示すように、断面視にて先端側の角部が曲面とされた四角形状とされるが、表示部11とは反対側に突出する形状であればよく、適宜形状が変更されてもよい。凸部21は、一面2aの反対側の他面2bから見て、凹部となっており、映像表示面11aを覆うことで空間を形成する形状となっている。この空間は、例えば図3に示すように、閉鎖空間とされるが、完全に閉鎖されていなくてもよい。
凸部21は、本実施形態では、例えば図2に示すように、タッチパネル2に4つ形成され、平面視にてその外郭が角丸長方形状とされている。4つの凸部21は、例えば、平面視にて、その長手方向をX方向に揃えた状態で互いに離れて配置されると共に、X方向において線対称な配置とされている。凸部21は、例えば、表示部11のY方向における一端側に近接して配置される。凸部21と表示部11とのなす空間には、図3に示すように、導光部材3が充填されている。
以下の説明においては、4つの凸部21を区別するため、便宜上、図2に示すように、4つの凸部21をX方向における左側から右側に向かって、「第1凸部21A」、「第2凸部21B」、「第3凸部21C」、「第4凸部21D」と称することがある。
なお、本実施形態では、タッチパネル2が4つの凸部21を備える例について説明するが、凸部21の数、形状や配置等については任意であり、表示部11に表示される映像(意匠)に合わせて適宜変更される。
導光部材3は、光を全反射により所定の方向に導光する部材であって、その一端と他端とを繋ぐ方向を延設方向として、一端または他端から入射した光を延設方向に沿って他方の端部へ伝達する。導光部材3は、例えば、石英、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PC(ポリカーボネート)やPS(ポリスチレン)などの任意の光学材料により構成される光ファイバとされる。具体的には、導光部材3は、複数の光ファイバが束ねられており、これらが任意の接着剤などにより接着されてなる。
なお、一本の光ファイバの直径は、任意であるが、例えば0.125mm〜0.5mm程度とされる。光ファイバの断面形状は、任意であるが、例えば円形状、六角形状、八角形状などとされる。
導光部材3は、その一端が映像表示面11a側に面すると共に、他端が凸部21の裏面21b側に面する配置とされ、表示部11で生じる光を凸部21に導光する。つまり、導光部材3は、表示部11の映像の一部を凸部21の表面21aに表示させるために用いられる。これにより、ユーザには、表示部11での表示映像のうち凸部21に覆われた部分が、凸部21の表面21aに沿って浮き上がって表示されているように見える状態、すなわち三次元的な映像が表示された状態となる。導光部材3は、本実施形態では、複数の光ファイバの延設方向が揃えられると共に、その延設方向が映像表示面11aに対する法線方向(以下「表示面法線方向」という)に沿った状態で配置される。これは、凸部21A〜21Dのいずれにおいても同様である。
以上が、本実施形態の入力表示装置S1の基本的な構成である。
次に、導光部材3による効果について、図4、図5を参照して説明する。
まず、従来の入力表示装置100における映像表示について説明する。従来の入力表示装置100は、図4に示すように、表示部11と、表示部11に重畳して配置された透明なタッチパネル12とを備え、タッチパネル12には、表示部11とは反対側に突出する突起部121が形成されている。
従来の入力表示装置100は、表示部11に表示される映像のうち突起部121に覆われた部分においても、映像の残部と同様に、映像表示面11aに表示された、いわば二次元的な映像を表示する。言い換えると、従来の入力表示装置100では、ユーザには、突起部121においては、突起部121よりも奥側に映像が表示されて見えることになる。
具体的には、図4に示すように、ユーザには、突起部121を斜視している状態では、表示部11に表示された操作アイコンが突起部121の表面よりも奥側に表示されて見える。この状態においては、当該操作アイコンは、ユーザの視線方向によっては、突起部121の表面形状により歪んで見えることがある。そのため、従来の入力表示装置100は、突起部121により視認性が低下し得る。
また、突起部121の表面と表示部11の表面との距離が、タッチパネル2の他の部分よりも大きいため、斜視状態では、ユーザは、操作アイコンが突起部121の表面のうち当該操作アイコンに対応する領域とは異なる領域の奥に表示されていると認識する。そのため、ユーザは、当該操作アイコンのタッチ操作に際して、突起部121のうち当該操作アイコンに対応する領域とは異なる領域をタッチしてしまい得る。つまり、図4に示すように、実際のタッチ領域とユーザがタッチ操作しようとした操作アイコンに対応する領域との間にズレが生じてしまうため、誤作動や非作動の原因となり、操作性の低下に繋がるおそれがある。
なお、上記した視認性および操作性の低下については、平坦形状のタッチパネル上に突起部121と同様の突起を備える透明シートを重畳した構成であっても同様に生じ得る。
これに対して、本実施形態の入力表示装置S1は、図5に示すように、タッチパネル2が凸部21を備え、凸部21と表示部11とによりなる空間に導光部材3が充填された構成である。入力表示装置S1では、凸部21の直下に位置する操作アイコンは、凸部21の奥側ではなく、導光部材3により凸部21の表面21aに浮き上がって表示される。つまり、当該操作アイコンは、表示部と凸部21の表面との距離によらず、ユーザが視認しやすい状態とされている。これにより、当該操作アイコンが凸部21の表面形状により歪んで見えることが抑制され、視認性が向上する。
また、凸部21の直下に位置する操作アイコンは、光ファイバなどで構成される導光部材3により光の向きが制限されるため、斜視状態では、ユーザに視認されにくい。逆に言えば、当該操作アイコンは、図5に示すように、凸部21のうち当該操作アイコンに対応する位置とのズレが所定以下となる角度で視認される状態となっている。そのため、ユーザは、当該操作アイコンをタッチ操作するに際して、当該操作アイコンに対応する領域を正確にタッチすることになる。これにより、ユーザが凸部21のうち当該操作アイコンに対応する領域からずれた領域をタッチ操作することが抑制され、誤作動や非作動が生じず、操作性が向上する。
本実施形態によれば、表示部11上に凸部21を備えることでブラインドタッチによる操作性を向上させつつも、凸部21において映像の視認性の低下および操作性の低下を抑制できる入力表示装置S1となる。また、導光部材3により表示部11での表示映像が凸部21の表面に浮き上がって見えることから、凸部21が所定以上の大きさとされた場合であっても、視認性および操作性の低下が抑制されるため、凸部21の形状や寸法の自由度を従来よりも高くできる。
(第2実施形態)
第2実施形態の入力表示装置S2について、図6、図7を参照して説明する。図7では、図2に示すX方向における凸部21の断面を示すと共に、図6の運転席V3側および助手席V4側に対応する方向を矢印で示している。
第2実施形態の入力表示装置S2について、図6、図7を参照して説明する。図7では、図2に示すX方向における凸部21の断面を示すと共に、図6の運転席V3側および助手席V4側に対応する方向を矢印で示している。
本実施形態の入力表示装置S2は、導光部材3が映像表示面11aに対して直角とは異なる所定の角度θだけ傾いて配置されている点が上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
入力表示装置S2は、例えば、図6に示すように、車両VのインストルメントパネルV1の長手方向における中央位置に配置され、CIDとして用いられる。車両Vの運転席V3に着座しているユーザが正面のステアリングV2側を見ている状態の角度を0°として、入力表示装置S2は、当該ユーザから見て所定の角度θ1(0°<θ1<90°)の方向に位置している。言い換えると、入力表示装置S2は、図6に示すように、上面視にて、表示面法線方向と入力表示装置S2を見ている当該ユーザの視線方向とのなす角が所定の角度θ1となる配置となっている。
導光部材3は、例えば図7に示すように、複数の光ファイバがX方向において所定の角度θ1だけ傾いて配置された構成となっている。具体的には、複数の光ファイバは、その延設方向と映像表示面11aに対する法線方向とのなす角度(以下「光ファイバの角度」という)が所定の角度θ1となる配置とされている。つまり、導光部材3を構成する複数の光ファイバは、運転席V3に着座しているユーザの方向を向いた状態となっている。
光ファイバの角度θ1は、入力表示装置S2とユーザとの相対位置に応じて、適宜変更される。光ファイバの角度θは、複数の凸部21においてすべて同一でもよいし、例えば、図2の第1凸部21Aでは31°、第2凸部21Bでは30°、第3凸部21Cでは29°、第4凸部21Dでは28°、といった具合に凸部21の位置に応じて異なってもよい。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて、ユーザが凸部21ごとに視線方向を変えずとも、各凸部21A〜21Dにおいて映像をより視認しやすくなるとの効果が得られる入力表示装置S2となる。
(第2実施形態の変形例1)
上記の第2形態では、光ファイバがすべて運転席側に向かって傾いた状態とされた例について説明したが、光ファイバは、図8に示すように、凸部21の位置に応じて、助手席側に向かって傾いた状態とされてもよい。
上記の第2形態では、光ファイバがすべて運転席側に向かって傾いた状態とされた例について説明したが、光ファイバは、図8に示すように、凸部21の位置に応じて、助手席側に向かって傾いた状態とされてもよい。
なお、図8では、図7と同様に、図2に示すX方向における凸部21の断面を示すと共に、図6の運転席V3側および助手席V4側に対応する方向を矢印で示している。
例えば、光ファイバは、図2の第1凸部21Aおよび第2凸部21Bでは、図8に示すように助手席V4側に所定の角度θ2(0°<θ2<90°)だけ傾いて配置される。また、光ファイバは、第3凸部21Cおよび第4凸部21Dでは、図7に示すように運転席V3側に所定の角度θ1だけ傾いて配置される。このように、光ファイバの向きは、凸部21の位置に応じて適宜変更されてもよい。また、所定の角度θ2は、入力表示装置S2とユーザとの位置関係に応じて、適宜変更されてもよい。
本変形例によれば、運転席V3に着座している第1のユーザに対する視認性の低下が抑制された凸部21、および助手席V4に着座している第2のユーザに対する視認性の低下が抑制された凸部21を備える入力表示装置S2となる。
なお、本変形例によれば、ユーザが、運転席V3側からのみ映像を視認できる凸部21と、助手席V4側からのみ映像を視認できる凸部21とを有する構成となる。言い換えると、運転席V3に着座するユーザが所定の凸部21における映像の視認を制限されるため、脇見運転に繋がるおそれのある表示を当該所定の凸部21(助手席V4側の凸部21)に覆われた部分に割り当てることで、脇見運転を抑制する効果も期待される。
(第2実施形態の変形例2)
上記の変形例1において、凸部21は、例えば図9〜図11に示すように、表面21aに操作面21a1を有すると共に、操作面21a1が第1のユーザまたは第2のユーザに向く状態とされてもよい。
上記の変形例1において、凸部21は、例えば図9〜図11に示すように、表面21aに操作面21a1を有すると共に、操作面21a1が第1のユーザまたは第2のユーザに向く状態とされてもよい。
なお、図10、図11では、導光部材3、すなわち光ファイバの延設方向を破線で示している。また、図10は、図9に示すX-X間の断面図であり、図11は、図9に示すXI-XI間の断面図である。
具体的には、凸部21は、図10または図11に示すように、その断面形状が三角形状であり、表面21aのうち一部がユーザによるタッチ操作可能な操作面21a1とされている。操作面21a1は、例えば、導光部材3を構成する光ファイバの延設方向に対して直交する面とされる。また、光ファイバは、ユーザが操作面21a1を正面視したときの視線方向の角度と表面法線方向とのなす角度に沿った、延設方向とされる。
例えば、図10に示すように、助手席V4に着座するユーザが、第1凸部21Aの操作面21a1を見た状態での視線方向と表示面法線方向とのなす角度がθ3である場合、光ファイバは、その延設方向と表示面法線方向とのなす角度がθ3とされる。図11に示すように、運転席V3に着座するユーザが、第4凸部21Dの操作面21a1を見た状態での視線方向と表示面法線方向とのなす角度がθ4である場合、光ファイバは、その延設方向と表示面法線方向とのなす角度がθ4とされる。言い換えると、光ファイバは、その延設方向が、ユーザが凸部21A〜21Dの操作面21a1を正面視したときの視線方向に応じて適宜調整される。さらに言えば、操作面21a1と映像表示面11aとのなす角度に応じて、操作面21a1を正面視したときのユーザの視線方向が変わるため、光ファイバの延設方向は、当該角度に応じて適宜変更され得る。
また、凸部21は、図10、図11に示すように、タッチパネル2の一面2aと凸部21の操作面21a1とのなす角度が鋭角となる形状である。そのため、ユーザには、これらの面で表示される映像が途切れることなく連続し、かつ操作面21a1に沿って浮き上がって見えることになる。
本変形例によれば、上記変形例1よりもさらに凸部21における映像の視認性が向上した構成の入力表示装置S2となる。
(第3実施形態)
第3実施形態の入力表示装置S3について、図12、図13を参照して説明する。図12では、図2におけるX方向に沿った凸部21の断面を示すと共に、別断面の後述する光ファイバ32を破線で示している。図13では、見やすくするため、複数の光ファイバ31、32を接着する接着剤を省略している。
第3実施形態の入力表示装置S3について、図12、図13を参照して説明する。図12では、図2におけるX方向に沿った凸部21の断面を示すと共に、別断面の後述する光ファイバ32を破線で示している。図13では、見やすくするため、複数の光ファイバ31、32を接着する接着剤を省略している。
本実施形態の入力表示装置S3は、例えば図12に示すように、導光部材3が、1つの凸部21において、互いに延設方向の異なる第1の光ファイバ31および第2の光ファイバ32を有した構成とされている点が上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
導光部材3は、例えば、図12に示すように、図12の紙面左右方向(すなわちX方向)における右側に向かって傾いた第1の光ファイバ31と、同方向における左側に向かって傾いた第2の光ファイバ32とを有してなる。例えば、導光部材3は、図13に示すように、X方向に沿って複数本が束ねられた第1の光ファイバ31および第2の光ファイバ32が、Y方向において交互に配列されてなる。これにより、第1の光ファイバ31の延設方向の延長線上および第2の光ファイバ32の延設方向の延長線上の二方向において、凸部21の直下に位置する映像を視認できる構成となる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて、複数の方向から凸部21において映像を視認できるとの効果が得られる。なお、上記では、導光部材3は、異なる延設方向とされた2種の光ファイバにより構成された例について示したが、3種以上の光ファイバで構成されてもよい。
(他の実施形態)
本発明は、実施例に準拠して記述されたが、本発明は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範疇や思想範囲に入るものである。
本発明は、実施例に準拠して記述されたが、本発明は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらの一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範疇や思想範囲に入るものである。
(1)例えば、凸部21は、その断面形状が、図14に示すように台形状であってもよいし、図15に示すようにドーム状であってよいし、他の任意の形状とされてもよい。
また、上記各実施形態では、導光部材3が、延設方向が直線状に揃えられた複数の光ファイバにより構成された例について説明したが、図14や図15に示すように、一部の光ファイバは、曲げられた状態であってもよい。すなわち、導光部材3を構成する複数の光ファイバのうち一部の光ファイバは、凸部21の表面21aの形状に応じて、一部が曲線状とされ得る。言い換えると、導光部材3は、延設方向と映像表示面11aに対する法線方向とのなす角度が凸部21の表面形状に追従して連続的に変化する構成とされている。
これにより、タッチパネル2の一面2aと凸部21の表面21aとの間において、表示部11の映像が途切れることなく連続し、かつ、表示部11において浮き上がって見える構成の入力表示装置となる。
(2)上記各実施形態では、入力表示装置がCIDとして適用された例について説明したが、図16に示すように、車両Vのサイドウィンドウに搭載され、サイドウィンドウ表示装置として適用されてもよい。なお、図16では、表面法線方向を一点鎖線で示している。
この入力表示装置S4は、例えば表示器1が透明ELディスプレイとされ、タッチパネル2の凸部21が互いに向き合う状態とされた座席V5に着座した乗員からの視線方向に応じて、導光部材3の延設方向が調整された構成とされる。例えば、凸部21は、断面形状が操作面21a1を有する三角形状とされる。この場合において、上記の乗員が操作面21a1を正面視したときの視線方向と表面法線方向とのなす角度がθ5である場合、導光部材3は、その延設方向と表面法線方向とのなす角度がθ5とされる。これにより、それぞれの乗員(ユーザ)の向きに合わせて凸部21における視認性を向上されることができる構成となる。
11 表示部
11a 映像表示面
2 タッチパネル
2a 一面
2b 他面
21 凸部
21a 表面
21a1 操作面
3 導光部材
11a 映像表示面
2 タッチパネル
2a 一面
2b 他面
21 凸部
21a 表面
21a1 操作面
3 導光部材
Claims (6)
- 映像表示面(11a)を有する表示部(11)と、
前記表示部に重畳して配置されると共に、前記表示部とは反対側の一面(2a)から外部に突出する凸部(21)を有するタッチパネル(2)と、
前記表示部と前記凸部とにより形成される空間に充填される導光部材(3)と、を備え、
前記凸部は、前記タッチパネルのうち前記表示部と向き合う他面(2b)においては、凹部とされると共に、前記凹部と前記表示部とにより前記空間を形成しており、
前記導光部材は、一端が前記映像表示面に面し、他端が前記凸部に面しており、前記一端と前記他端とを繋ぐ方向を延設方向として、前記延設方向に沿って前記表示部で生じる光を前記凸部に伝達する、入力表示装置。 - 前記凸部の表面(21a)のうち前記一面と連続する部分は、平坦な操作面(21a1)とされており、
前記操作面は、前記一面とのなす角度が鋭角とされている、請求項1に記載の入力表示装置。 - 前記導光部材は、複数の光ファイバが束ねられたものである、請求項1または2に記載の入力表示装置。
- 前記複数の光ファイバは、前記延設方向がすべて揃えられている、請求項3に記載の入力表示装置。
- 前記複数の光ファイバは、前記延設方向の異なる2種以上の光ファイバを有してなる、請求項3に記載の入力表示装置。
- 前記複数の光ファイバは、前記延設方向と前記映像表示面に対する法線方向とのなす角度が前記凸部の表面形状に追従して連続的に変化する構成とされている、請求項5に記載の入力表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019094621A JP2020190832A (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | 入力表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019094621A JP2020190832A (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | 入力表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020190832A true JP2020190832A (ja) | 2020-11-26 |
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ID=73455138
Family Applications (1)
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JP2019094621A Pending JP2020190832A (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | 入力表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4354264A1 (en) | 2022-10-14 | 2024-04-17 | Alps Alpine Co., Ltd. | Input display device |
EP4354263A1 (en) | 2022-10-13 | 2024-04-17 | Alps Alpine Co., Ltd. | Input display device |
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2019
- 2019-05-20 JP JP2019094621A patent/JP2020190832A/ja active Pending
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