JP2020188691A - 細胞培養装置 - Google Patents

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絢音 渡邊
浩介 石井
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【課題】連続的な細胞の培養を行う。【解決手段】細胞培養装置1は、細胞培養のための培地M1aを培地受入部12から受け入れると共に、培地M1aを培地排出部13から排出する培養槽10と、培養槽10から排出された培地M1aを再び培養槽10に導く培地循環ユニット20と、培養槽10へ培地M1aとは異なる培地M2を供給する培地供給ユニット30と、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30の動作を制御する制御ユニット40と、を備える。制御ユニット40は、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30を制御して、培養槽10から培地M1aを排出しながら、培養槽10へ培地M2を提供する入替動作を行う。制御ユニット40は、入替動作を行うとき、培地供給ユニット30を制御して、培養槽10へ培地M2を流量F1で供給した後に、培養槽10へ培地M2を流量F1で供給する。【選択図】図1

Description

本開示は、細胞培養装置に関する。
特許文献1〜3は、細胞培養装置を開示する。細胞培養装置は、細胞培養槽に収容された培地を利用して細胞を培養する。より詳細には、特許文献1〜3に示された細胞培養装置は、プラグフロー上昇流を培養槽の内部に形成する。このプラグフロー上昇流によって、細胞塊や単体を浮遊させて培養する。この培地は、細胞培養槽の下部から供給され、上部から排出される。排出された培地は、所定の処理がなされたのちに、再び細胞培養槽に供給される。
特開2015−142550号公報 特開2016−86791号公報 国際公開第2018/038228号
細胞を培養するとき、細胞の成長に伴って培地の性質が変化する。例えば、細胞培養では、培養を継続すると培地が含む栄養成分が消費される。また、細胞の成長段階に応じて、必要な培地の性質が変わることもある。従って、必要に応じて培地を交換する。
例えば、培地の循環を停止させ、使用済みの培地を新しい培地に入れ替えたのちに、再び培地の循環を開始する方法がある。しかし、この手法では、培地の入れ替えのときに培地の循環が停止するので、連続的な細胞の培養が妨げられる。
本開示は、連続的な細胞の培養が可能な細胞培養装置を開示する。
本開示の一形態である細胞培養装置は、細胞の培養のための第1培地を受入部から受け入れると共に、第1培地を排出部から排出する培養槽と、培養槽から排出された第1培地を再び培養槽に導く循環部と、培養槽へ第1培地とは異なる第2培地を供給する供給部と、循環部及び供給部の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、循環部及び供給部を制御して、培養槽から第1培地を排出しながら、培養槽へ第2培地を提供する入替動作を行い、制御部は、入替動作を行うとき、供給部を制御して、培養槽へ第2培地を第1流量で供給した後に、培養槽へ第2培地を第2流量で供給し、第2流量は、第1流量より大きい。
細胞培養装置は、培養槽と循環部との間で培地を循環させることにより細胞の培養を行うことができる。また、細胞培養装置は、制御部によって循環部及び供給部の制御を行うことにより、培地を入れ替える動作を行うことができる。そのうえ、制御部は、第2培地を第1流量で供給した後に、第1流量より大きい第2流量で供給する。この態様によれば、第1培地と第2培地との境界の状態を安定させると共に、受入部から排出部へ向かう安定したプラグフローを維持することができる。従って、第1培地を第2培地へ速やかに交換することが可能になる。そうすると、培地の入替動作中においても、培養槽の内部は第1培地及び第2培地によって満たされる。従って、細胞の培養が中断されないので、連続的な細胞の培養を行うことができる。
上記の形態において、培養槽は、受入部から排出部へ向かう方向に交差する断面の形状が第1断面積である第1部分と、第1部分とは異なる位置における断面の形状が第1断面積より大きい第2断面積である第2部分と、を有し、第1部分は、第2部分よりも受入部に近く、制御部は、入替動作を行うとき、供給部を制御して、第1培地と第2培地との境界が第1部分であるときに培養槽に第2培地を第1流量で供給し、境界が第2部分であるときに培養槽に第2培地を第2流量で供給してもよい。この構成によれば、第1培地と第2培地との境界の状態をさらに安定させると共に、受入部から排出部へ向かう安定したプラグフローをより好適に維持することができる。
上記の形態において、制御部は、循環部及び供給部を制御して、培養槽及び循環部において第1培地を循環させる循環動作と、入替動作と、を相互に切り替えてもよい。この構成によれば、循環動作から入替動作へ切り替える動作を連続して行うことが可能であり、同様に、入替動作から循環動作へ切り替える動作を連続して行うことも可能である。従って、連続的な細胞の培養をより好適に行うことができる。
上記の形態において、供給部は、第2培地、第2培地とは異なる第3培地及び所望の処理液のうち少なくとも2つをそれぞれ収容する複数のタンクと、複数のタンクより選択された選択タンクから第2培地、第3培地及び処理液を培養槽に提供する選択供給部と、を含んでもよい。この構成によれば、細胞の種類や成長段階ごとに適した培地を速やかに培養槽へ提供できる。
本開示の細胞培養装置によれば、連続的な細胞の培養が可能である。
図1は、本開示の細胞培養装置の構成を示す図である。 図2は、細胞培養装置の循環動作を説明する図である。 図3は、細胞培養装置の入替動作を説明する図である。 図4の(a)部、図4の(b)部及び図4の(c)部は、培地が入れ替わる様子を示す図である。 図5は、境界の位置と流量との関係を示すグラフである。 図6の(a)部、図6の(b)部及び図6の(c)部は、境界の位置と流量との別の関係を示すグラフである。 図7は、変形例の細胞培養装置の構成を示す図である。 図8は、入替動作の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
動物細胞を培養する手法として、シャーレ等を用いた静置培養と、培養槽内において細胞を培地に浮遊させて培養する浮遊培養とがある。浮遊培養は、細胞の大量培養に適する。本開示に係る細胞培養装置は、浮遊培養のための装置である。
図1に示す細胞培養装置1は、バイオ医薬品生産や再生医療のための動植物細胞の培養装置である。また、細胞培養装置1は、再生医療のための三次元組織及び臓器培養装置として用いてもよい。細胞培養装置1は、動物細胞培養の最適化のための細胞の許容せん断応力測定装置として用いてもよい。さらに、細胞培養装置1は、化学反応向けリアクタとして用いてもよい。
細胞培養装置1は、培養槽10と、培地循環ユニット20(循環部)と、培地供給ユニット30(供給部)と、制御ユニット40(制御部)と、を有する。培養槽10は、培地M1a(第1培地)を収容している。培養槽10に収容された培地M1aの内部において、細胞が培養される。培養槽10には、培地循環ユニット20が接続されている。培地循環ユニット20は、培地M1aの循環動作のためのものである。培地循環ユニット20は、培養槽10から排出された培地M1aを再び培養槽10に戻す。培養槽10には、さらに、培地供給ユニット30が接続されている。培地供給ユニット30は、循環中の培地M1aとは別の培地M1b、M2及び緩衝液M3を収容している。そして、培地供給ユニット30は、必要に応じて収容している培地M1b、M2及び緩衝液M3を培養槽10に供給する。制御ユニット40は、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30の動作を制御する。
培養槽10は、培養対象である細胞を培養する容器である。培養槽10及び培地循環ユニット20の一部は、インキュベータ5に収容されている。培養槽10は、培地M1aを収容する。培地M1aには、細胞或いは細胞が付着した担体が浮遊している。担体は、マイクロキャリアとも称される微小な粒体である。担体は、細胞の付着基盤である。そして細胞は、担体の表面において増殖する。
培養槽10は、槽本体11と、培地受入部12(受入部)と、培地排出部13(排出部)と、を有する。槽本体11は、円筒状の容器である。槽本体11の下端及び上端は開放されており、培地受入部12及び培地排出部13によってそれぞれ閉鎖されている。槽本体11の下端には、培地受入部12が設けられている。培地受入部12には、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30が接続されている。槽本体11の上端には、培地排出部13が設けられている。培地排出部13には、培地循環ユニット20が接続されている。
槽本体11は、下端から上端に向かう方向に沿って、断面積が変化する。このような断面積を有する槽本体11は、下端から上端に向かう培地M1aのプラグフローを形成する。槽本体11の断面積は、下端から上端に向かう方向に概ね増加する。この槽本体11の断面積は、例えば、下端から上端に向けて一律に比例するように増加してもよい。また、槽本体11は、下端から上端に向かう方向に断面積が増加する部分と、断面積が増加せず一律の断面積を有する部分と、を含んでもよい。
培地循環ユニット20は、培地排出部13から排出された培地M1aを受け入れる。次に、培地循環ユニット20は、培地M1aに対して所定の処理を施す。そして、培地循環ユニット20は、槽本体11の培地受入部12に処理後の培地M1aを供給する。
培地循環ユニット20は、バッファタンク21と、バルブ22と、ポンプ23と、を有する。バッファタンク21は、配管を介して培地排出部13と接続されている。バルブ22は、配管を介してバッファタンク21と接続されている。ポンプ23は、配管を介してバルブ22と接続されると共に、別の配管を介して培地受入部12に接続されている。従って、培地循環ユニット20は、培地排出部13から培地受入部12に至る流路を形成する。また、培地循環ユニット20は、バッファタンク21から培地受入部12へ培地M1aを輸送する。バッファタンク21は、培地M1aを一時的に収容する。バッファタンク21は、収容した培地M1aに対して所定の処理を行う。例えば、バッファタンク21は、培地M1aに対してガス供給を行う。ガス供給の態様は、表面通気でもよいし、スパージャを用いてもよい。
培地循環ユニット20には、廃液タンク25が接続される。廃液タンク25は、廃液となった使用済みの培地M1aを受け入れる。廃液タンク25は、ポンプ26を介してバルブ22に接続されている。バルブ22は、バッファタンク21から培地受入部12へ至る流路と、バッファタンク21から廃液タンク25へ至る流路と、を相互に切り替える。例えば、バルブ22がバッファタンク21から培地受入部12へ至る流路を構成するとき、培地M1aは廃液タンク25に向かって流れない。また、バルブ22がバッファタンク21から廃液タンク25へ至る流路を構成するとき、培地M1aは培地受入部12に向かって流れない。
培地供給ユニット30は、循環中の培地M1aとは別の培地M1b、M2を収容する。この別の培地M1b、M2とは、循環中の培地M1aと同じ種類の培地M1bを意味する場合もあるし、循環中の培地M1aとは異なる種類の培地M2を意味することもある。つまり、別の培地M1b、M2とは、互いに種類や組成が異なることを必要とせず、循環中の培地M1aと、循環することなくタンク等に収容されている培地M1b、M2と、を区別するものである。培地供給ユニット30は、循環中の培地M1aを別の培地M1b、M2に交換する必要が生じたとき、培養槽10に培地M1b、M2を提供する。
培地供給ユニット30は、複数のタンク31a、31b、31cと、選択供給部32と、を有する。タンク31aは培地M1aと同種類の培地M1b(第2培地)を収容する。タンク31bは培地M1aとは別種類の培地M2(第3培地)を収容する。さらにタンク31cは、培地M1b、M2とは異なる処理液を収容してもよく、例えば、リン酸緩衝生理食塩水(Phosphate buffered saline:PBS)といった緩衝液M3(処理液)を収容する。
選択供給部32は、タンク31a、31b、31cのいずれか一つを培地受入部12に接続する。つまり、選択供給部32は、タンク31a、31b、31cのいずれか一つを培地受入部12に接続する流路を形成する。そして、選択供給部32は、接続したタンク31a、31b、31cから培地受入部12に収容物を輸送する。
選択供給部32は、ポンプ32aと、バルブ32bと、バルブ32cと、を有する。ポンプ32aは、配管を介して培地受入部12に接続されている。この配管には、培地循環ユニット20のポンプ23に接続された配管との接続箇所を有する。ポンプ32aは、バルブ32cを介してバルブ32bに接続されている。ポンプ32aは、培地受入部12へ供給する培地M1b、M2及び緩衝液M3の流量を制御する。例えば、ポンプ32aは、培地受入部12へ小流量の培地M1b、M2を提供することもできるし、培地受入部12へ大流量の培地M1b、M2を提供することもできる。バルブ32bは、タンク31a、31b、31cからポンプ32aに至る流路を選択する。バルブ32bは、ポンプ32aとタンク31aとを接続する流路、ポンプ32aとタンク31bとを接続する流路及びポンプ32aとタンク31cとを接続する流路のいずれかに切り替える。
なお、培地供給ユニット30には、細胞播種ライン36が接続されてもよい。細胞播種ライン36は、バルブ32cに接続されている。つまり、バルブ32cは、ポンプ32aに接続する構成として、各タンク31a、31b、31c及び細胞播種ライン36のいずれか一方を選択する。
制御ユニット40は、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30の動作を制御する。具体的には、制御ユニット40は、培地循環ユニット20による循環動作と、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30による入替動作とを相互に切り替える。
制御ユニット40は、いわゆるコンピュータである。制御ユニット40は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、他の機器との間の通信を行う通信モジュール、並びにハードディスク等の補助記憶装置等のハードウェアを有する。これらの構成要素が動作することにより、制御ユニット40の機能が発揮される。
制御ユニット40は、培地循環ユニット20に提供する制御信号として、制御信号φ1、φ2、φ3を出力する。制御信号φ1は、ポンプ23に提供される。制御信号φ2は、バルブ22に提供される。制御信号φ3は、ポンプ26に提供される。制御ユニット40は、培地供給ユニット30に提供する制御信号として、制御信号φ4、φ5、φ6を出力する。制御信号φ4は、バルブ32bに提供される。制御信号φ5は、ポンプ32aに提供される。制御信号φ6は、バルブ32cに提供される。
<循環動作>
循環動作は、培養槽10と培地循環ユニット20との間で培地M1aを循環させる。図2に示すように、制御ユニット40は、培地排出部13から培地受入部12へ至る流路を構成する。具体的には、制御ユニット40は、バルブ22に制御信号φ2を提供して、バッファタンク21とポンプ23とを接続する。なお、本開示において「接続する」とは、2つの構成要素間で培地M1aを流通させる流路を構成することを意味する。従って、「接続する」及び「切断する」とは、物理的な接続や切断を伴うものではない。この構成により、培地排出部13から培地受入部12へ至る流路が構成される。そして、制御ユニット40は、ポンプ26、32aに制御信号φ3、φ5を提供して、ポンプ26、32aの駆動を停止する。この状態において、制御ユニット40がポンプ23に制御信号φ1を提供すると、バッファタンク21から培地受入部12へ向かう培地M1aの流れが生じる。培地受入部12に提供された培地M1aは、培養槽10の内部において下端から上端に向かって流れることによりプラグフローを形成する。そして、培地M1aは、培地排出部13から排出され、再びバッファタンク21に戻る。
<入替動作>
入替動作は、培養槽10から培地M1aを排出させる動作と、培養槽10へ別の培地M2を提供する動作と、を含む。培養槽10から培地M1aを排出させる動作として、制御ユニット40は、図3に示すように、培地M1aを廃液タンク25へ導く流路を構成する。具体的には、制御ユニット40は、バルブ22に制御信号φ2を提供して、バッファタンク21と廃液タンク25とを接続する。この構成により、培地排出部13からバッファタンク21を経て廃液タンク25へ至る流路が構成される。この構成では、バッファタンク21から培地受入部12へ培地M1aが流れない。そして、制御ユニット40は、ポンプ26に制御信号φ3を提供する。その結果、バッファタンク21から培地M1aが廃液タンク25に輸送される。
この入替動作では、循環中の培地M1aとは別の種類の培地M2を供給する場合を例示する。制御ユニット40は、バルブ32bに制御信号φ4を提供して、供給すべき培地M2を収容するタンク31bをバルブ32bに接続する。さらに、制御ユニット40は、バルブ32cに制御信号φ6を提供して、バルブ32cをバルブ32bに接続する。これらの状態によって、タンク31bから培地受入部12へ至る流路が形成される。制御ユニット40は、ポンプ32aに制御信号φ5を提供する。その結果、タンク31bに収容された培地M2が培地受入部12へ輸送される。そして、図4の(a)部から図4の(c)部に示されるように、培養槽10では、培地M1aから培地M2への入れ替えが生じる。例えば、培地M1aと培地M2のとの境界S(図4の(b)部参照)が次第に上方に向かって移動する。そして、槽本体11が新たな培地M2によって満たされたとき(図4の(c)部参照)、入替動作を終了する。つまり、制御ユニット40は、ポンプ32aの駆動を停止する。そして、制御ユニット40は、循環動作へ切り替える。なお、入替動作は、その他の条件を満たした場合に終了させてもよい。例えば、終了させるタイミングは、新たな培地M2が培養槽10から排出されてバッファタンク21に至ったときとしてもよい。
<ポンプの具体的な動作>
培養槽10の内部で形成されるプラグフローを用いることにより、培養槽10の内部に培地M1a、M2を満たした状態で、培地M1aを新しい培地M2で押し出すことができる。このプラグフローを用いた入替を行うとき、培地M1a、M2の境界Sは、安定した状態を維持することが望まれる。しかし、プラグフローは、培地M1a、M2の温度や、培地M1a、M2の比重の影響を受けやすい。従って、培地M1a、M2に温度差が存在する場合や、培地M1a、M2に比重差が存在する場合には、プラグフローの状態が不安定になりやすい。また、境界Sの状態が不安定になると、培地M1a、M2の混合が生じる。この混合によれば、当初の培地M1aを新たな培地M2に入れ替えるために多量の新たな培地M2を供給する必要が生じる。さらに、入替に要する時間も長くなってしまう。そこで、入替動作にあっては、安定した境界Sの状態を維持するように、新たな培地M2を供給する。
ここで、入替動作において、図4の(a)部から図4の(c)部に示す培地M1a、M2の入替が生じているとき、制御ユニット40は、ポンプ32aの駆動の状態を変化させる。つまり、入替動作において、ポンプ32aの駆動状態は一定ではない。より詳細には、制御ユニット40は、入替動作の初期段階において、ポンプ32aから小流量の培地M2を排出させる。そして制御ユニット40は、所定の条件を満たすとき、ポンプ32aから大流量の培地M2を排出させる。つまり、制御ユニット40は、培地受入部12に提供する培地M2の流量を増大させる。流量を切り替える条件は、培地M1a、M2の境界Sの位置である。境界Sの位置は、例えば、培地受入部12の位置を基準として、培地受入部12からの距離としてもよい。
図5は、境界Sの位置と流量との関係を示すグラフである。制御ユニット40は、まず、ポンプ32aの排出量を流量F1(第1流量)に設定する。例えば、培養槽10の容積が80mLであるとき、小流量として、20mL/minが例示できる。次に、制御ユニット40は、境界Sが位置PSに達したときに流量F1よりも大きい流量F2(第2流量)に増大させる。例えば、培養槽10の容積が80mLであるとき、大流量として、50mL/minが例示できる。換言すると、制御ユニット40は、境界Sが位置PSに達したときに流量F1から流量F2へステップ状にポンプ32aの出力を変化させる。境界Sの位置は、例えば、培養槽10の近傍に設置したカメラの画像に基づいて得てもよい。また、境界Sの位置は、槽本体11の寸法から求まる容積と流量と培地M2の供給を開始した時間からの経過時間とに基づいて、算出してもよい。
例えば、境界Sの位置によらず、ポンプ32aの排出量を小さい流量F1に維持したとする。境界Sの位置が高くなると、槽本体11の断面積は大きくなる。断面積が大きくなると、培地M2の流れは、周囲温度の影響などを受けやすくなる。そうすると、境界Sが培地受入部12に近い位置に存在するとき(入替動作の初期段階)では、境界Sの状態を安定させることが可能である。しかし、境界Sが培地受入部12から遠い位置に存在するとき(入替動作の後期段階)、つまり、断面積の大きい部分に境界Sが存在するときに、小さい流量F1を維持すると、プラグフローが乱れてしまう。つまり、境界Sの状態が不安定になる。
一方、境界Sの位置によらず、ポンプ32aの排出量を培地M2の供給開始直後から大きい流量F2に設定したとする。この場合には、断面積の小さい部分に境界Sが存在するときに、大流量の培地M2が提供されてしまう。そうすると、流路面積(断面積)に対して流量が大きすぎるので、培地M2の流れが乱れる。つまり、境界Sの状態が不安定になる。境界Sの状態は、安定状態から不安定状態には移行しやすいものの、不安定な状態から安定した状態へ移行させることは困難である。その結果、不安定状態となった境界Sは、そのまま槽本体11の上部まで移動する。
境界Sの状態を安定化し得る条件は、例えば、境界Sが存在する位置における単位断面積あたりの流量として規定できる。また、当該条件は、境界Sが存在する位置における流速として規定することもできる。従って、槽本体11の断面積が高さに比例して増加するとき、理想的には、図5のグラフG5bのように、境界Sの高さに流量が比例して増加するように制御すればよい。例えば、培地受入部12に近い位置P1における槽本体11の断面が第1断面積であるとする。このとき、槽本体11には、培地M2を流量F1で供給する。また、培地排出部13に近い位置P2における槽本体11の断面が第2断面積であるとする。このとき、槽本体11には、培地M2を流量F2で供給する。
しかし、境界Sの状態を安定化し得る条件は、ある程度の許容幅を有する。従って、許容できる上限を示す線分L5aと、許容できる下限を示す線分L5bと、が設定できる。そして、培地M2の流量(グラフG5a)をこの線分L5a、L5bに囲まれた範囲に収めることができれば、プラグフローを形成すると共に境界Sの安定した状態を維持することができる。
従って、流量の変化のさせ方は、図5のグラフG5aの態様に限定されない。例えば、図6の(a)部のグラフG6a、G6bに示すように境界Sの位置と流量との関係は、二次曲線といった曲線状に設定してもよい。グラフG6a、G6bは、許容できる上限を示す線分L6aと、許容できる下限を示す線分L6bと、の間に設定されている。
さらに、図6の(b)部のグラフG6cに示すように、境界Sの位置と流量との関係は、複数のステップ状に設定してもよい。線分L6c、L6dにより示される境界Sの状態を安定化し得る条件の許容幅が狭い場合であっても、複数のステップ状とすることにより、境界Sの位置と流量との関係を許容範囲に収めることができる。
<作用効果>
細胞培養装置1は、細胞の培養のための培地M1aを培地受入部12から受け入れると共に、培地M1aを培地排出部13から排出する培養槽10と、培養槽10から排出された培地M1aを再び培養槽10に導く培地循環ユニット20と、培養槽10へ培地M1aとは異なる培地M1b、M2及び緩衝液M3を供給する培地供給ユニット30と、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30の動作を制御する制御ユニット40と、を備える。制御ユニット40は、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30を制御して、培養槽10から培地M1aを排出しながら、培養槽10へ培地M2などを提供する入替動作を行う。制御ユニット40は、入替動作を行うとき、培地供給ユニット30を制御して、培養槽10へ培地M2を流量F1で供給した後に、培養槽10へ培地M2を流量F2で供給する。流量F2は、流量F1より大きい。
細胞培養装置1は、培養槽10と培地循環ユニット20との間で培地M1aを循環させることにより細胞の培養を行うことができる。また、細胞培養装置1は、制御ユニット40によって培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30の制御を行うことにより、培地M1aを培地M2へ入れ替える動作を行うことができる。
ところで、この入替動作では、プラグフロー及び境界の安定した状態を維持することが望まれる。しかし、プラグフロー及び境界の状態は、種々の要因によって不安定化しやすい。例えば、培地M1aを収容したリアクタが恒温槽(例えば37℃)で温められており、恒温槽の外部(低温雰囲気下)にポンプ32aを設置する場合に、流れが乱れることがある。ポンプ32aを通過して流入する培地M2の温度が多少低くなっていることで、リアクタに新しい培地M2が流入した際に、リアクタ壁面が早く温まる。その結果、壁面に近い培地M2が先に上昇する。従って、温まり難い中心軸部の培地M1aが新しい培地M2へ交換され難い。よって、安定したプラグフローの形成が難しかった。また、効率の良い培地の交換には、古い培地M1aと新しい培地M2の境界を乱さないことが求められる。強い流れを設定した際は、リアクタの下部において強い旋回流が生じるので、元の培地M1aと新しい培地M2の境界が乱れやすかった。また、リアクタの下部の体積が小さいため、リアクタのわずかな歪みも界面の乱れに繋がりやすい。従って、安定したプラグフローの作成が妨げられていた。
そこで、制御ユニット40は、培地M2を流量F1で供給した後に、流量F1より大きい流量F2で供給する。この態様によれば、培地M1aと培地M2との境界Sの状態を安定化することが可能になる。従って、培地M1aを培地M2へ速やかに交換することが可能になる。そうすると、入替動作中においても、培養槽10の内部は培地M1a、M2によって満たされる。従って、細胞の培養が中断されないので、連続的な細胞の培養を行うことができる。
つまり、培養槽10の下部では、旋回流を弱くすることで培地M1a、M2の境界Sが乱れ難くなる。そして、培養槽10の上部では、強い流れにより圧力が上昇する。その結果、流れや培地M1a、M2の境界Sが安定化する。その結果、液体の温度差や、培養槽10の歪み、旋回流による流れの乱れにより発生するプラグフローの乱れの発生を抑制することができる。その結果、安定したプラグフローが作成できることで、培養槽10の内部の培地M1aと新しい培地M2の境界の状態が安定する。その結果、培地M1a、M2が互いに混合しにくくなる。従って、例えば培地の交換時に無駄が減るので、高価な培地などを使用する際のコストの上昇を抑制することができる。
培養槽10は、培地受入部12から培地排出部13へ向かう方向に交差する断面の形状が第1断面積である第1部分と、第1部分とは異なる位置における断面の形状が第1断面積より大きい第2断面積である第2部分と、を有する。第1部分は、第2部分よりも培地受入部12に近い。制御ユニット40は、入替動作を行うとき、培地供給ユニット30を制御して、培地M1a、M2の境界Sが第1部分であるときに培養槽10に培地M2を流量F1で供給する。また、境界Sが第2部分であるときに培養槽10に培地M2を流量F2で供給する。この構成によれば、プラグフローを確実に形成することができると共に培地M1a、M2の境界Sの状態をより安定化できる。
制御ユニット40は、培地循環ユニット20及び培地供給ユニット30を制御して、培養槽10及び培地循環ユニット20において培地M1aを循環させる循環動作と、入替動作と、を相互に切り替えてもよい。この構成によれば、循環動作から入替動作へ切り替える動作を連続して行うことが可能であり、同様に、入替動作から循環動作へ切り替える動作を連続して行うことも可能である。従って、連続的な細胞の培養をより好適に行うことができる。
培地供給ユニット30は、培地M1a又は培地M1aとは異なる培地M2及び緩衝液M3をそれぞれ収容する複数のタンク31a、31b、31cと、複数のタンク31a、31b、31cとより選択された選択タンクから培地M1b、M2及び緩衝液M3を培養槽10に提供する選択供給部32と、を含んでもよい。この構成によれば、細胞の種類や成長段階ごとに適した培地M1b、M2又は緩衝液M3を速やかに培養槽10へ提供できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の細胞培養装置は上記実施形態に限定されない。
例えば、所望の培地M1b、M2及び緩衝液M3を収容したタンク31a、31b、31cから、培地受入部12へ所望の培地M1b、M2及び緩衝液M3を提供する構成として、図7に示す構成を採用してもよい。例えば、細胞培養装置1Aの培地供給ユニット30Aは、ポンプ32a及びバルブ32bによって構成されていた選択供給部32に代えて、複数のポンプ37a、37b、37cによって構成される選択供給部32Aを有する。ポンプ37aは、タンク31a及びバルブ32cと接続されている。ポンプ37bは、タンク31b及びバルブ32cと接続されている。ポンプ37cは、タンク31c及びバルブ32cと接続されている。そして、所望の培地M1b、M2及び緩衝液M3が収容されたタンク31a、31b、31cに接続されたポンプ37a、37b、37cを駆動することにより、所望の培地M1b、M2及び緩衝液M3を培地受入部12に提供することができる。なお、細胞播種ライン36には別途のポンプ38を設置してよい。
また、入替動作では、新たな培地M2を供給する前に、生理食塩水といった緩衝液M3を供給する動作を追加してもよい。まず、図8の(a)部に示されるように、緩衝液M3を培養槽10に供給する。次に、図8の(b)部に示されるように、新たな培地M2を培養槽10に供給する。このような動作の場合、流量を制御するための境界は、培地M1aと緩衝液M3との境界Saとしてもよいし、緩衝液M3と培地M2との境界Sbとしてもよい。
1,1A 細胞培養装置
10 培養槽
12 培地受入部(受入部)
13 培地排出部(排出部)
20 培地循環ユニット(循環部)
21 バッファタンク
22,32b,32c バルブ
23,26,32a,37a,37b,37c ポンプ
25 廃液タンク
30,30A 培地供給ユニット(供給部)
31a,31b,31c タンク
32,32A 選択供給部
36 細胞播種ライン
40 制御ユニット(制御部)
M1a,M1b,M2 培地
M3 緩衝液(処理液)

Claims (4)

  1. 細胞培養のための第1培地を受入部から受け入れると共に、前記第1培地を排出部から排出する培養槽と、
    前記培養槽から排出された前記第1培地を再び前記培養槽に導く循環部と、
    前記培養槽へ前記第1培地とは異なる第2培地を供給する供給部と、
    前記循環部及び前記供給部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記循環部及び前記供給部を制御して、前記培養槽から前記第1培地を排出しながら、前記培養槽へ前記第2培地を提供する入替動作を行い、
    前記制御部は、前記入替動作を行うとき、前記供給部を制御して、前記培養槽へ前記第2培地を第1流量で供給した後に、前記培養槽へ前記第2培地を第2流量で供給し、
    前記第2流量は、前記第1流量より大きい、細胞培養装置。
  2. 前記培養槽は、前記受入部から前記排出部へ向かう方向に交差する断面の形状が第1断面積である第1部分と、前記第1部分とは異なる位置における断面の形状が前記第1断面積より大きい第2断面積である第2部分と、を有し、
    前記第1部分は、前記第2部分よりも前記受入部に近く、
    前記制御部は、前記入替動作を行うとき、前記供給部を制御して、前記第1培地と前記第2培地との境界が前記第1部分であるときに前記培養槽に前記第2培地を前記第1流量で供給し、前記境界が前記第2部分であるときに前記培養槽に前記第2培地を第2流量で供給する、請求項1に記載の細胞培養装置。
  3. 前記制御部は、前記循環部及び前記供給部を制御して、前記培養槽及び前記循環部において前記第1培地を循環させる循環動作と、前記入替動作と、を相互に切り替える、請求項1又は2に記載の細胞培養装置。
  4. 前記供給部は、前記第2培地、前記第2培地とは異なる第3培地及び所望の処理液のうち少なくとも2つをそれぞれ収容する複数のタンクと、前記複数のタンクより選択された選択タンクから前記第2培地、前記第3培地及び前記処理液を前記培養槽に提供する選択供給部と、を含む、請求項1〜3の何れか一項に記載の細胞培養装置。
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