JP2020188414A - 画像取得装置 - Google Patents

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松原 弘幸
Hiroyuki Matsubara
弘幸 松原
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Abstract

【課題】より少ない画素数の空間光変調器を用いて、解像度の高い画像を取得できるようにする。【解決手段】画像取得装置12は、光を所定の空間パターンで変調する空間光変調器16を有する。結像光学系14によって、複数の開口14Pを通った光の像は空間光変調器16に重ねて結像される。光検出装置20は、開口14Pの数以上の光検出素子20Pを備え、集光光学系18により、異なる開口14Pを通って空間光変調器16で変調された14P開口ごとの光が、それぞれ異なる光検出素子20Pに集光される。複数の光検出素子20Pで光電変換された電気信号と空間光変調器16の空間パターンとから、画像構成装置24が画像を構成する。【選択図】図1

Description

本願は、画像取得装置に関する。
特許文献1には、レンズを透過した光をデジタルマイクロミラーデバイスアレイで空間光変調し、変調後の光量をシングルフォトダイオードディテクターで測定する構成が記載されている。
特許文献1の上記構成では、空間光変調のコーディングを変更して光量を複数回測定し、これら複数の光量のデータから、元の画像を構成することができる。すなわち、いわゆるシングルピクセルイメージングにより、単一画素の光量検出装置で測定した光量から、画像を再構成することが可能である。そして、画像を再構成する際には、圧縮センシングの技術を用いることにより、画素数よりも少ない測定回数で再構成できる。
特許文献2には、複数のレンズの各々が、変調光ストリームの空間サブセットのそれぞれからの光を光検出装置のそれぞれの光検出面上に導くように構成された複数のレンズを含む光学サブシステムが記載されている。
特許文献2の上記構成では、光検出装置上の光検出面へは、光変調ユニットからの光がそのまま入射する。
米国特許公開2006/0239336号公報 特表2013−535931号公報
特許文献1に記載の技術では、圧縮センシングの技術を用いることで、画素数より少ない測定回数とすることができるが、デジタルマイクロミラーデバイスアレイにおける画素数は、再構成する画素数(取得したい画素数)と同数である。
特許文献2に記載の技術においても、光検出装置上の光検出面へ入射する光は、光変調ユニットにおける異なる空間(部位)からの光であるため、取得したい画素数と同数の変調素子が光変調ユニットに必要となる。
空間光変調器では、画素それぞれの小型化には限界があるため、画素数に比例してそのサイズが大きくなり、コストも高くなる。
本発明では、より少ない画素数の空間光変調器を用いて、解像度の高い画像を取得できるようにすることが目的である。
第一態様では、光を所定の空間パターンで変調する空間光変調器と、光を透過する複数の開口を備え、前記開口を通ったそれぞれの光の像を前記空間光変調器に重ねて結像させる結像光学系と、前記開口の数以上の光検出素子を備える光検出装置と、異なる前記開口を通って前記空間光変調器で変調された前記開口ごとの光をそれぞれ異なる前記光検出素子に集光させる集光光学系と、複数の前記光検出素子で光電変換された電気信号と前記空間光変調器の前記空間パターンとから画像を構成する画像構成装置と、を有する。
この画像取得装置では、結像光学系の複数の開口を透過したそれぞれの光の像が、空間光変調器において重ねて結像される。これらの光(光量)は、光検出装置の光検出素子で検出されるが、光検出素子の数は、開口の数以上である。そして、空間光変調器で変調された開口ごとの光は、集光光学系により、それぞれ異なる光検出素子に集光される。画像構成装置は、複数の光検出素子で光電変換された電気信号と、空間光変調器の空間パターンと、から画像を構成する。
したがって、この画像取得装置では、取得したい画像の範囲を、実質的に複数の視野に分割し、複数の視野の像を空間光変調器に重ねて結像させている。そして、各視野ごとの光量を光検出装置の光検出素子で分離して計測している。各視野ごとに、空間光変調器の素子数の画像を構成できるので、全体としては、これに視野数を乗じた画素で画像を構成できる。すなわち、高い解像度の画像を取得したい場合に、取得したい画像の画素数よりも少ない空間光変調器の画素数、具体的には(取得したい画素数)/(結像光学系の開口数)で済む。
第二態様では、第一態様において、前記集光光学系が、前記結像光学系の前記開口の像を前記光検出素子上に結像させる。
結像光学系の開口の像を光検出素子上に結像させることで、各視野からの光量をシンプルな光学系で正確に得ることができる。
第三態様では、第二態様において、前記開口の数と前記光検出素子の数とが等しい。
光検出素子の数を過度に多くしないので、光検出装置の構造の簡素化や低コスト化を図ることができる。
第四態様では、第一〜第三のいずれか1つの態様において、前記空間光変調器と前記集光光学系との間に配置され前記光の発散角を小さくするフィールドレンズを有する。
空間光変調器で変調された光の発散角がフィールドレンズによって抑えられるので、この光が入射する集光光学系を小型化したり、収差を抑制したりすることが可能となる。
第五態様では、第一〜第四のいずれか1つの態様において、前記結像光学系が、異なる前記開口を通って前記空間光変調器で変調された光による画像の視野範囲が隣接する前記視野範囲で連続するように設定されている。
これにより、各視野範囲の境界部分で隙間が生じなくなるので、取得した画像においても隙間がない連続した画像となる。
第六態様では、第一〜第五のいずれか1つの態様において、複数の前記開口において、他の開口と異なる結像倍率の開口が存在している。
他の開口(「定倍率開口」という)と異なる結像倍率の開口(「異倍率開口」という)では、異倍率開口の視野角が調整されるので、異倍率開口に対応する画像の解像度を、定倍率開口に対応する画像の解像度と異ならせることが可能である。
なお、異倍率開口の数は限定されず、1つであってもよいし、複数(ただし定倍率開口よりは少ない)であってもよい。
第七態様では、第一〜第六のいずれか1つの態様において、前記結像光学系が、複数の結像レンズを並べて配置した結像レンズアレイを有する。
結像レンズアレイを有する簡単な構造で、結像光学系を構成できる。
第八態様では、第一〜第六のいずれか1つの態様において、前記結像光学系が、単一の結像レンズと、前記結像レンズを通った光を前記空間光変調器へ向けて屈折させる複数のプリズムを配置したプリズムアレイと、を有する。
プリズムアレイの複数のプリズムによって、光を空間光変調器へ向けて屈折させるので、結像レンズとしては、単一のレンズで構成でき、構造の簡素化を図ることができる。
第九態様では、第一〜第八のいずれか1つの態様において、前記集光光学系が、複数の集光レンズ要素を並べて配置した集光レンズアレイを有する。
集光レンズアレイを用いることで、光検出装置の光検出素子上に、確実に光を集光させることができる。
本願では、より少ない画素数の空間光変調器を用いて、解像度の高い画像を取得できる。
図1は第一実施形態の画像取得装置を示す斜視図である。 図2は第一実施形態の画像取得装置を一部破断して部分的に示す平面図である。 図3は第一実施形態の画像取得装置を部分的に示す平面図である。 図4は第二実施形態の画像取得装置を部分的に示す平面図である。 図5は第三実施形態の画像取得装置を一部破断して部分的に示す平面図である。 図6は第四実施形態の画像取得装置を一部破断して部分的に示す平面図である。 図7は第四実施形態の画像取得装置の結像光学系を示す斜視図である。 図8は第五実施形態の画像取得装置を一部破断して部分的に示す平面図である。
以下、図面を参照して第一実施形態の画像取得装置12を説明する。
第一実施形態の画像取得装置12は、図1に示すように、結像光学系14、空間光変調器16、集光光学系18、光検出装置20、及び画像構成装置24を有している。
本実施形態の画像取得装置12は、対象TPの画像を、画像構成装置24において構成することで取得する装置である。ここで、画像構成装置24で構成する画像MF、すなわち、最終的に画像取得装置12で取得する画像MFの横方向(矢印S方向)の画素数をP、縦方向(矢印T方向)の画素数をPとすると、総画素数P=P×Pである。画素数の具体的数値としては、P=1024、P=512を例示できるが、これに限定されない。
そして、このような総画素数Pの画像MFに対し、横方向及び縦方向に任意の自然数N、N(N<P、N<P)でそれぞれ分割したマトリックス状の視野PFを設定している。総視野数N=N×Nである。具体的数値としては、横方向にN=8、縦方向にN=4を例示できるが、これに限定されない。図1に示した例では、N=3、N=2である。
結像光学系14は、横方向にN、縦方向にNに分割された総分割数Nの開口14Pを有している。この開口14Pとは、横方向にN個、縦方向にN個に分割されたそれぞれの視野PFに対応して、対象TPからの光が透過する部分である。第一実施形態の結像光学系14は、横方向にN、縦方向にNの複数の結像レンズ28を有するレンズアレイ26である。このレンズアレイ26を構成する結像レンズ28のそれぞれは、対象TPからの光が空間光変調器16に結像されるように、所定の光軸位置及び結像倍率(焦点距離)に設定されている。
空間光変調器16は、複数の空間光変調素子が、横方向にM個、縦方向にM個並べて配置された部材である。ここで、M=P/N、M=P/Nの関係がある。横方向では、P=1024、N=8の場合、M=128であり、縦方向では、P=512、N=4の場合、M=128である。
空間光変調器16は、それぞれの空間光変調素子において、入射した光を所定の方向に、反射や透過によって導くことができる。たとえば、空間光変調器16として、複数のマイクロミラーを備えたデジタルミラーデバイスを用いることができ、この場合は、それぞれのマイクロミラーの傾斜方向に応じて、反射光を所定の方向に導くことができる。また、空間光変調器16として、液晶パネルを用いることができ、この場合は、それぞれのセルにおける液晶の光透過度に応じて、実質的に光を透過させたり透過させなかったりすることができる。
本実施形態の画像取得装置12では、結像光学系14の異なる開口14Pを通った複数の視野PFの光の像が、単一の空間光変調器16に重ねて結像される。結像光学系14としては、このような複数の開口14Pを備える構造であれば、具体的構成は限定されない。図2に断面を示した例では、横方向(矢印S方向)の視野数N=3の場合において、横方向中央に結像レンズ28Cを配置している。
図1に示す矢印A1方向に見て、この結像レンズ28Cの光軸は、結像光学系14の全体での中心軸CL−1と一致している。そして、結像レンズ28の横方向(矢印S方向)の両側に、中心軸CL−1に向かって厚みが漸増する一対の結像レンズ28Dを、中心軸CL−1に対し対称に配置している。結像レンズ28C、28Dのそれぞれは異なる開口14Pを構成している。結像レンズ28C、28Dのそれぞれの光軸の位置は、上記したように、それぞれの視野PFの光の像が単一の空間光変調器16に重ねて結像されるように設定されている。
加えて、本実施形態では、それぞれの視野PFが、境界において隙間無く連続するように、結像レンズ28C、28Dのそれぞれの光軸の位置が調整されている。これによって、画像構成装置24で構成する画像MFにも、視野PFの境界において隙間が生じないようになっている。
視野PFごとに空間光変調器16で変調された光のうち、集光光学系18に入射した光は、集光光学系18によって集光され、光検出装置20に入射する。集光光学系18として、図1及び図3に示した例では、単レンズによって構成された集光レンズ30を用いている。
光検出装置20は、複数の光検出素子20Pを備えている。光検出素子20Pのそれぞれは、入射した光を検出する単一の素子として作用する。すなわち、それぞれの視野PFごとに、シングルピクセルイメージングの光学系を構成している。集光光学系18は、結像光学系14の開口14Pの像を光検出装置20の光検出素子20P上に結像させる光学系でもある。
本実施形態では、光検出素子20Pの数は、結像光学系14の視野PFと同じであり、且つ、横方向(矢印S方向)及び縦方向(矢印T方向)にも同数で、全体として同じ配置であり、視野PFと光検出素子20Pのそれぞれとが一対一で対応している。
より具体的には、一例として、本実施形態では横方向の視野数N=8、縦方向の視野数N=4としているので、光検出素子20Pも、横方向に8個、縦方向に4個であり、合計で32個の光検出素子20Pがマトリックス状に配置されている。
このように、本実施形態では、結像光学系14の開口14Pの数は視野PFの数と一致しているが、光検出装置20の光検出素子20Pの数は結像光学系14の開口14Pの数より多い数、すなわち、視野PFの1つあたりで、複数の光検出素子20Pが対応するようになっていてもよい。
光検出素子20Pのそれぞれで光電変換された電気信号は、画像構成装置24において、サンプリングされて記録される。さらに、画像構成装置24は、サンプリングされた電気信号と、空間光変調器16の変調パターンと、から、画像MFを構成する。画像MFを構成する具体的方法は特に限定されず、たとえば、直交マッチング追跡(orthogonal matching pursuit; OMP)等の画像復元方法を用いることができる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図1に示すように、対象TPから結像光学系14に入射した光は、複数の開口14Pによって、視野PFごとに分割される。そして、図2にも示すように、それぞれの視野PFの光は、空間光変調器16の結像面に、重ねて結像される。
空間光変調器16で変調された光は、図3に示すように、集光光学系18を経て、視野PFごとに光検出装置20の光検出素子20Pに結像される。光検出素子20Pのそれぞれはシングルピクセルイメージングの光電変換素子として機能し、視野PFごとに光量を電気信号に変換する。そして、光検出素子20Pのそれぞれで光電変換された電気信号が、画像構成装置24でサンプリングされ、さらに、空間光変調器16の変調パターンとサンプリングされた電気信号から画像MFを構成する。
本実施形態の画像取得装置12では、複数の開口14Pを有する結像光学系14を用いることによって得られた複数の視野PFごとの光の像を、空間光変調器16の結像面に重ねて結像している。すなわち、単一の空間光変調器16が、それぞれの視野PFに共通化されている。このように光の像が重ねられていても、光検出装置20では、それぞれの視野PFごとの光量をシングルピクセルイメージングにより光電変換している。これにより、少ない画素数の空間光変調器16を用いて、画素数の多い、すなわち解像度の高い画像MFを取得することが可能である。
上記の例では、視野PFのそれぞれの画素数は、横方向ではM=128、縦方向では、M=128であるので、空間光変調器16における総画素数M=M×M=128×128=16348である。これに対し、視野PFとしては、横方向の視野数N=3、縦方向の視野数N=2であるので、画像MFの総画素数P=P×P=1024×512=524288の画像MFを取得することが可能である。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第二実施形態の画像取得装置42の全体構成については図示を省略する。
図4に示すように、第二実施形態の画像取得装置42では、空間光変調器16と集光光学系18の間に、フィールドレンズ44が配置されている。フィールドレンズ44は、空間光変調器16で変調された光の発散角を小さく抑えるレンズである。このように、フィールドレンズ44によって光の発散角が小さくされるので、第二実施形態では、集光光学系18を構成する集光レンズ30を第一実施形態よりも小型化できる。また、空間光変調器16から出る光の発散が抑えられるので、発散に伴う収差を抑制することも可能である、
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第三実施形態の画像取得装置52の全体構成については図示を省略する。
図5に示すように、第三実施形態の画像取得装置52では、結像光学系14が横方向にN、縦方向にNの複数の結像レンズ28を有するレンズアレイ54であるが、それぞれの結像レンズ28が、異なる結像倍率(焦点距離)を有するようになっている。
したがって、第三実施形態の画像取得装置52では、特定の視野PFの解像度を、他の視野PFの解像度と異ならせることが可能である。
図5に示した例では、横方向及び縦方向の中央に位置する結像レンズ28Cについては、他の結像レンズ28Hよりも相対的に結像倍率が高い(換言すれば、他の結像レンズ28Hは中央の結像レンズ28Cよりも相対的に結像倍率が低い)ように設定されている。従って、中央の視野PFCでは、周囲の視野PFHと比較して、より高い解像度の画像を得ることが可能である。
上記第一実施形態〜第三実施形態では、結像光学系14として、複数の結像レンズ28を有するレンズアレイ26を例示したが、結像光学系14はレンズアレイ26に限定されない。
図6には、レンズアレイ26以外の結像光学系14を有する例として、第四実施形態の画像取得装置62が示されている。第四実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第四実施形態の画像取得装置62の全体構成については図示を省略する。
第四実施形態の画像取得装置62の結像光学系64は、結像レンズ66とプリズムアレイ68とを有している。図6に示す例では、プリズムアレイ68は、結像レンズ66と空間光変調器16の間、すなわち光の通過経路において結像レンズ66の後方側に配置されている。ただし、プリズムアレイ68は、結像レンズ66の前方側に配置されていてもよい。
結像レンズ66は、所定の結像倍率及び光軸を有する単レンズである。これに対し、プリズムアレイ68は、図7にも示すように、視野PFと同数、すなわち横方向(矢印S方向)にN、縦方向(矢印T方向)にNの複数のプリズム要素70を有している。プリズム要素70のそれぞれは、結像レンズ66を通過した光が、いずれも空間光変調器16の結像面に重ねて結像されるように、所定の屈折角に設定されている。
なお、図7における6−6線断面の断面形状が、図6においてプリズムアレイ68の形状として現れている。
このように、第四実施形態の画像取得装置62では、結像光学系64が結像レンズ66とプリズムアレイ68とを有している。結像レンズ66による結像倍率と、プリズムアレイ68による結像位置とを独立して設定できるので、結像光学系64の設計が容易である。
これに対し、第一〜第三実施形態のように、結像光学系14として、複数の結像レンズ28を有するレンズアレイ26、54を用いれば、プリズムアレイ68が不要であり、結像光学系14の構造を簡素化できる。
第四実施形態のプリズムアレイ68としては、図6及び図7に示した形状に限定されない。たとえば、それぞれが環状で、中心に向かって厚みが変化する複数の環状レンズが同心円状に配置された構造の、いわゆるフレネルレンズも、プリズムアレイ68に含まれる。フレネルレンズを用いた構造では、それぞれの環状レンズの形状を、結像レンズ66を通過した光が、いずれも空間光変調器16の結像面に重ねて結像されるように、所定の屈折角を有する形状とすればよい。
なお、上記第一〜第四実施形態では、集光光学系18として、単レンズで構成された結像レンズ28を有する例を挙げているが、集光光学系18は、このような単レンズで構成された例に限定されない。
図8には、単レンズ以外の集光光学系18を有する例として、第五実施形態の画像取得装置82が示されている。第五実施形態において、第一実施形態又は第二実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第五実施形態の画像取得装置82の全体構成については図示を省略する。
第五実施形態の画像取得装置82では、複数の集光レンズ要素86を有するレンズアレイ84により、集光光学系18が構成されている。複数の集光レンズ要素86によって、視野PFごとに光検出装置20に集光させることができる。
これに対し、第一〜第四実施形態の画像取得装置12、42、52、62では、集光光学系18が、単レンズである集光レンズ30によって構成されるので、集光光学系18の構造を簡素化できる。
なお、図8に示した例では、フィールドレンズ44を備えることで、空間光変調器16で変調された光の発散角を調整している。ただし、集光レンズ要素86の光学特性を調整することで、このフィールドレンズ44を備えない構成とすることも可能である。
上記いずれの実施形態においても、集光光学系18は、空間光変調器16で変調された光を、単に光検出装置20に集光するだけでなく、結像光学系14(結像レンズ)の開口14Pの像を光検出装置20に結像させている。これにより、各視野PFのそれぞれの光量をシンプルな光学系で正確に得ることが可能である。
ただし、集光光学系18としては、空間光変調器16で変調された光を光検出装置20に結像させず、光検出装置20に集光するだけでもよい。たとえば、ミラーやプリズム等の光学素子を用いれば、空間光変調器16で変調された光を光検出装置20に集光できる。
上記各実施形態において、光検出装置20の光検出素子20Pの数は、結像光学系14の開口14Pの数(視野PFの数)以上であればよい。光検出素子20Pの数と結像光学系14の開口14Pの数とが一致していると、最小限の光検出素子20Pの数で、視野PFごとの光量を検出でき、構造の簡素化や低コスト化を図ることができる。
これに対し、光検出装置20の光検出素子20Pの数が、結像光学系14の開口14Pの数よりも多い構成でもよい。この場合、視野PFと光検出素子20Pとが一対一で対応せず、1つの視野PFに対し複数の光検出素子20Pが対応する構造を採り得る。これにより、それぞれの視野PFの光量を、対応する複数の光検出素子20Pからの出力に基づいて検出できる。たとえば、光検出装置20に対する光の結像位置(集光位置)に横方向あるいは縦方向のズレが生じても、合算する光検出素子20Pを変更することにより、このズレに伴う検出光量の誤差を少なくすることができる。また、光検出装置20に対する光の結像位置(集光位置)にズレが生じていても、光検出装置20の検出光量としてはズレを吸収した値が得られるので、結像光学系14のアライメントに対する要求精度が低くてもよく、アライメント調整を簡略化できる。
上記各実施形態では、結像レンズ28のそれぞれの光軸の位置が調整されることで、あるいは、プリズム要素70の屈折率が調整されることで、それぞれの視野PFが空間光変調器16において隙間無く連続している。これにより、取得する画像MFにおいても隙間がない連続した画像が得られる。ただし、本願において、視野PFの間に隙間が生じている構成を排除するものではない。
12 画像取得装置
14 結像光学系
14P 開口
16 空間光変調器
18 集光光学系
20 光検出装置
20P 光検出素子
24 画像構成装置
26 レンズアレイ
28 結像レンズ
30 集光レンズ
42 画像取得装置
44 フィールドレンズ
52 画像取得装置
54 レンズアレイ
62 画像取得装置
64 結像光学系
66 結像レンズ
68 プリズムアレイ
70 プリズム要素
82 画像取得装置
84 レンズアレイ
86 集光レンズ要素

Claims (9)

  1. 光を所定の空間パターンで変調する空間光変調器と、
    光を透過する複数の開口を備え、前記開口を通ったそれぞれの光の像を前記空間光変調器に重ねて結像させる結像光学系と、
    前記開口の数以上の光検出素子を備える光検出装置と、
    異なる前記開口を通って前記空間光変調器で変調された前記開口ごとの光をそれぞれ異なる前記光検出素子に集光させる集光光学系と、
    複数の前記光検出素子で光電変換された電気信号と前記空間光変調器の前記空間パターンとから画像を構成する画像構成装置と、
    を有する画像取得装置。
  2. 前記集光光学系が、前記結像光学系の前記開口の像を前記光検出素子上に結像させる請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 前記開口の数と前記光検出素子の数とが等しい請求項2に記載の画像取得装置。
  4. 前記空間光変調器と前記集光光学系との間に配置され前記光の発散角を小さくするフィールドレンズを有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像取得装置。
  5. 前記結像光学系が、異なる前記開口を通って前記空間光変調器で変調された光による画像の視野範囲が隣接する前記視野範囲で連続するように設定されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像取得装置。
  6. 複数の前記開口において、他の開口と異なる結像倍率の開口が存在している請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像取得装置。
  7. 前記結像光学系が、複数の結像レンズを並べて配置した結像レンズアレイを有する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像取得装置。
  8. 前記結像光学系が、
    単一の結像レンズと、前記結像レンズを通った光を前記空間光変調器へ向けて屈折させる複数のプリズムを配置したプリズムアレイと、
    を有する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像取得装置。
  9. 前記集光光学系が、複数の集光レンズ要素を並べて配置した集光レンズアレイを有する請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像取得装置。
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