JP2020187960A - 軟x線式静電除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でイオン化空気の放出量を増大した軟X線式静電除去装置を提供する。【解決手段】軟X線92を発生する軟X線発生装置90と、軟X線によりイオン化されたイオン化空気100が出口12から流出する容器10と、容器の出口に使用する軟X線遮蔽シート20であって、軟X線を通さない素材で形成される第1外層シート30と、中間層シート34と、第2外層シート40とを有し、第1外層シートには、イオン化空気の供給口32が形成され、中間層シートには、供給口と連通するイオン化空気流入開口36を備えたイオン化空気通路38が形成され、第2外層シートには、イオン化空気通路に連通する排出口42が形成され、供給口、イオン化空気通路および排出口を連通して設けられたイオン化空気通過部44を備えて形成される、軟X線遮蔽シートと、軟X線遮蔽シートと容器とを絶縁する絶縁層50とを備える軟X線式静電除去装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、軟X線式静電除去装置に関する。特に、イオンを多量に放出する、軟X線式静電除去装置に関する。
従来から、半導体、液晶、有機ELの製造工程においては、半導体基板、液晶基板、有機EL基板の加工・ハンドリング工程で、該基板表面に静電気を帯電し、該静電気で半導体基板、液晶基板、有機EL基板の回路が破壊するトラブルを生ずることが知られている。また、各基板の帯電は表面への塵の付着というトラブルも引き起こしている。
このようなトラブル対策として、半導体、液晶、有機EL製造装置において、基板表面上の帯電防止・静電気を除去するためのイオンを発生する静電除去装置が設置されている。静電除去装置には、高電圧で空気をイオン化するコロナ放電式静電除去装置と、軟X線を空気に照射して空気をイオン化する軟X線式静電除去装置がある。
コロナ放電式静電除去装置では、放電時に電極からのパーティクルが発生し、軟X線式静電除去装置では、パーティクルは発生しないが、軟X線が漏洩すると人体に影響をおよぼし、それぞれ短所を有していた。
そこで、イオン化空気のみを取り出し、軟X線を外部に漏洩しない軟X線式静電除去装置が開発されているが、構造が複雑であった。そこで先に発明者は、供給口から入射した軟X線が排出口に至る間に通路に衝突する回数を少なくとも3回以上とすることにより、軟X線の直進性を阻止して、軟X線を減衰・消滅させて、簡単な構造で排出口からの軟X線の漏洩を防止できる軟X線遮蔽シートを提案した(特許文献−1)。
国際公開第WO2008/023727号
しかし、半導体等が益々繊細になるにつれ、イオン化空気の放出量をさらに増大したいという要求、加えて、プラスイオン/マイナスイオンの量を調節したいという要求も生じてきている。そこで本発明は、簡単な構造でイオン化空気の放出量をさらに増大した軟X線式静電除去装置を提供することを課題とする。さらに、放出されるプラスイオン/マイナスイオンの量を調節できる軟X線式静電除去装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図1および図2に示すように、空気102をイオン化するための軟X線92を発生する軟X線発生装置90と、軟X線92によりイオン化されたイオン化空気100が出口12から流出する容器10と、容器10の出口12に使用する軟X線遮蔽シート20であって、軟X線92を通さない素材で形成される第1外層シート30と、軟X線92を通さない素材で形成される中間層シート34と、軟X線92を通さない素材で形成される第2外層シート40とを有し、第1外層シート30には、イオン化空気100の供給口32が形成され、中間層シート34には、供給口32と連通するイオン化空気流入開口36を備えたイオン化空気通路38が形成され、第2外層シート40には、イオン化空気通路38に連通する排出口42が形成され、第1外層シート30、中間層シート34および第2外層シート40は積層固着され、供給口、イオン化空気通路および排出口を連通して設けられたイオン化空気通過部44を備えて形成される、軟X線遮蔽シート20と、軟X線遮蔽シート20と容器10とを絶縁する絶縁層50とを備える。
このように構成すると、軟X線で空気をイオン化し、軟X線遮蔽シートによりイオン化空気を通して軟X線を遮断することができ、かつ、軟X線遮蔽シートが容器から絶縁されるので、イオン化空気が軟X線遮蔽シートにトラップされず、放出されるイオン化空気の量が増大する。
本発明の第2の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図3に示すように、供給口32から排出口42に至るイオン化空気通路38に、折曲部39を有する。このように構成すると、イオン化空気が流れるイオン化空気通路に折曲部を有するので、イオン化空気通路を通り抜けるのに軟X線が通路に衝突する回数が増えて、軟X線が通過しにくくなる。
本発明の第3の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図1に示すように、絶縁層50は、セラミックで形成される。このように構成すると、絶縁層がセラミックで形成されるので、軟X線により劣化されにくい。
本発明の第4の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図5に示すように、軟X線遮蔽シート20は円形断面を有し、絶縁層50は、軟X線遮蔽シート20の外周を囲むように配された複数の円弧形のセラミック52と、複数の円弧形のセラミック52をつなぐように配置された軟X線遮断板54とを有する。このように構成すると、絶縁層が複数の円弧形のセラミックを有するので、軟X線により劣化しにくく、かつ、製造時および使用時に割れにくい。また、軟X線遮断板が複数の円弧形のセラミックの円弧をつなぐように配置されるので、軟X線が漏洩しない。
本発明の第5の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図1に示すように、容器10と軟X線遮蔽シート20に電位差を印加する電源装置60をさらに備える。このように構成すると、容器と軟X線遮蔽シートに電位差を印加できるので、プラスイオン/マイナスイオンの量を調節することができる。
本発明の第6の態様に係る軟X線式静電除去装置1は、例えば図1および図5に示すように、容器10の出口12で絶縁層50を保持することにより、絶縁層50と軟X線遮蔽シート20とを出口12に配置するケーシング55であって、軟X線遮蔽シート20との間にはギャップ56を有するケーシング55をさらに備える。このように構成すると、ケーシングと軟X線遮蔽シートとの間から軟X線が漏洩しにくい。
本発明の軟X線式静電除去装置によれば、軟X線により空気をイオン化し、軟X線遮蔽シートによりイオン化空気を通して軟X線を遮断することができ、かつ、軟X線遮蔽シートが容器から絶縁されるので、放出されるイオン化空気の量を増大することができる。また、容器と軟X線遮蔽シートとに電位差を印加することにより、放出されるプラスイオン/マイナスイオンの量を調節することができる。
本発明の軟X線式静電除去装置を説明するための概念図である。 軟X線式静電除去装置に用いられる軟X線遮蔽シートのイオン化空気通過部を説明するための断面図である。 軟X線式静電除去装置に用いられる軟X線遮蔽シートのイオン化空気通過部を説明するための軟X線遮蔽シートの分解斜視図である。 軟X線式静電除去装置に用いられる軟X線遮蔽シートと絶縁層を説明するための図で、(a)はイオン化空気の流れ方向に直交する面での断面図、(b)はイオン化空気の流れ方向から見た側面図である。 一実施形態の絶縁層を説明するための図で、(a)はイオン化空気の流れ方向に直交する面での断面図、(b)はA−A断面図である。 軟X線式静電除去装置の絶縁層の効果を実験するのに用いた軟X線式静電除去装置を示す図である。 従来の軟X線式静電除去装置を説明するための概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一または相当する装置には同一符号を付し、重複した説明は省略する。先ず、図1を参照して、本発明の軟X線式静電除去装置1を説明する。
軟X線式静電除去装置1は、空気をイオン化し、イオン化された空気であるイオン化空気100が流れる空間を提供する容器10を有する。容器10は、容器10内に空気102を取り入れる吸気口14を有する。吸気口14にはファンを備え、容器10外の空気102を強制的に容器10内に取り入れてもよい。容器10において吸気口14が設けられた位置の近くに軟X線発生装置90が配置される。軟X線発生装置90から軟X線92を発生し、容器10内で空気に照射することにより、空気がイオン化される。軟X線発生装置90は公知の軟X線装置でよいので、詳細な説明は省略する。容器10において吸気口14が設けられた位置から離れた位置に、イオン化空気100の出口12が形成される。軟X線発生装置90が吸気口14の近くに設けられ、出口12が吸気口14から離れた位置に設けられると、吸気口14から出口12へと空気が流れ、その空気を軟X線発生装置90からの軟X線92でイオン化でき、イオン化空気100は短時間で出口から放出されるので好ましいが、他の配置であってもよい。なお、容器10は、ステンレス鋼その他の金属で成形されるのが一般的である。
出口12には、軟X線遮蔽シート20が配置される。すなわち、イオン化空気100が容器10から放出されるには、軟X線遮蔽シート20を通過することになる。
ここで、図2および図3を参照して、イオン化空気100が通過する軟X線遮蔽シート20のイオン化空気通過部44について説明する。図2は軟X線遮蔽シート20のイオン化空気通過部44付近での断面図、図3は同分解斜視面図である。軟X線遮蔽シート20は、軟X線92を通さない素材で形成される第1外層シート30、軟X線92を通さない素材で形成される中間層シート34および軟X線92を通さない素材で形成される第2外層シート40の3枚のシートが積層固着され形成されている。ここで、軟X線を通さない素材とは、鉛、鉄、アルミニウムなどの金属が代表的であるが、金属には限られない。金属であると薄くても軟X線92の通過を遮断できるとともに薄く形成しやすく、軟X線遮蔽シート20用には適している。また、積層固着する方法は、特に限定されない。第1外層シート30には、容器10内のイオン化空気100が軟X線遮蔽シート20に進入する供給口32が開口する。中間層シート34には、その両端部にイオン化空気流入開口36を備えてイオン化空気通路38が開口する。第2外層シート40には、イオン化空気100が容器10外に放出される排出口42が開口している。
本実施例では、第1外層シート30の供給口32は、第1外層シート30にそれぞれ間隔を有して2個開口している。中間層シート34のイオン化空気通路38は、第1外層シート30の供給口32と連通する位置にそれぞれ開口されたイオン化空気流入開口36を備えると共に、各イオン化空気流入開口36と連通して形成されている。第2外層シート40の排出口42は、中間層シート34のイオン化空気通路38と連通する位置に開口している。
上述のように形成された第1外層シート30、中間層シート34および第2外層シート40を積層固着すると、第1外層シート30の各供給口32と中間層シート34の各イオン化空気流入開口36とが連通され、更に中間層シート34のイオン化空気通路38の中央位置において、イオン化空気通路38と、第2外層シート40の排出口42とが連通して、イオン化空気通過部44が形成される。軟X線遮蔽シート20には、1個のイオン化空気通過部44が形成されてもよいが、複数のイオン化空気通過部44が形成されてもよい。
軟X線92が供給口32から入射して排出口42に至る間に、第2外層シート40の内側面41と、第1外層シート30の内側面31への衝突回数が増え、軟X線92が減衰・消滅するように、イオン化空気通路38には、平面上で90度折れ曲がる折曲部39が設けられる。
また、イオン化されたイオン化空気100の流体抵抗を抑え、短時間で排出口42に至り、プラスイオンと、マイナスイオンの再結合を抑えるように、イオン化空気通路38の各折曲部39は、イオン化空気100の流体抵抗を低くするべく、それぞれ湾曲した湾曲面37を備えて形成されている。すなわち、イオン化空気通路38は、平面上で90度折れ曲がる少なくとも1個所以上の折曲部39を備え、内側面、すなわち通路、への軟X線92の衝突による消滅を図っている。なお、イオン化空気通路38の形状は他の形状であってもよい。軟X線92の通路への衝突の回数を増やしつつ、イオン化空気100の流体抵抗を抑える形状が好ましい。
上記の構成よる本発明の軟X線式静電除去装置1に使用する軟X線遮蔽シート20の作用につき、図2に基づいて説明する。軟X線遮蔽シート20の上流側である容器10内では、軟X線92により、プラスイオンとマイナスイオンにイオン化されたイオン化空気100が、容器10内に空気102が送り込まれることにより、加圧された状態にある。したがって、イオン化空気100は、供給口32からイオン化空気流入開口36およびイオン化空気通路38を経て排出口42より、軟X線遮蔽シート20の下流側へ放出される。
一方、軟X線92は、各供給口32から入射し直進して、イオン化空気流入開口36からイオン化空気通路38を経て、排出口42に至る間に、図2に示すように、第2外層シート40の内側面41、第1外層シート30の内側面31、あるいは、折曲部39の湾曲面37等へ衝突して直進性が阻止される。内側面31・41等への衝突で、軟X線92は減衰し、最終的にはほぼ消滅し、前記排出口42から危険な軟X線92が漏洩されることはない。軟X線92が減衰し、ほぼ消滅するには、内側面31・41等へ3回以上衝突するのが好ましい。そのために、イオン化空気通過部44の断面の大きさ、長さ、折曲部39の数、すなわちイオン化空気通路38の経路などが設計される。なお、軟X線遮蔽シート20を構成するシートの枚数を3枚ではなく、4枚以上としてもよい。
そして、前記供給口32から導入されたイオン化空気100は、前記イオン化空気通路38を経て排出口42に至るが、軟X線92の漏洩防止の観点から設けたイオン化空気通路38の折曲部39を湾曲面37とすることによる流体抵抗は低減され、イオン化空気100は短時間で排出口42に至ることができる。特に、プラスイオンとマイナスイオンの再結合が抑えられるようにイオン化空気100が短時間で軟X線遮蔽シート20を通過できるのが好ましく、イオン化空気通過部44の経路は短くする。したがって、大量のイオンが、排出口42より下流側に放出される。
なお、図2および図3に示す軟X線遮蔽シート20の場合、供給口32が2箇所、排出口42が1箇所となっているが、イオン化空気通路38を経て、双方から流れてくるイオン化空気100が排出口42で衝突することにより、排出口42からのイオン化空気100を垂直に噴出させることができるのである。
しかし、図7に示すように、従来の軟X線式静電除去装置201では、容器10と軟X線遮蔽シート20とは導通していた。そして、容器10にアース線210を接続し、容器10および軟X線遮蔽シート20からの電位212をアースに流していた。そのために、イオン化空気100が軟X線遮蔽シート20にトラップされて、軟X線遮蔽シート20を通過するイオン化空気100の量が減少しがちであった。
そこで、図1および図4に示すように、軟X線式静電除去装置1では、容器10と軟X線遮蔽シート20とを絶縁層50で絶縁する。図4に示す軟X線遮蔽シート20は、円形断面を有し、多数のイオン化空気通過部44が形成されている。その円形の外周に絶縁層50を配置する。
図5に絶縁層50の一例を示す。円形の軟X線遮蔽シート20の外周に3個の円弧形のセラミック52を配置する。なお、セラミック以外にプラスチック等の絶縁材料もあるが、軟X線を照射すると劣化して、粉末が発生する。セラミックであると、軟X線の照射を受けても劣化しにくいので、好ましい。また、軟X線遮蔽シート20の外周を覆う円環形状のセラミックでもよいが、セラミックは脆性な材料であるので、製造時や使用時に割れる恐れがある。そこで、1つの円環形状の部材で全周を覆うのではなく、複数に分けた円弧形のセラミック52を用いる。また、軟X線92はセラミックを透過する。そこで、軟X線92が軟X線遮蔽シート20の外周を覆う円環形状の絶縁層50を透過して漏洩するの防ぐために、軟X線遮蔽シート20のケーシング55(図6参照)により円環形状の絶縁層50を覆う。ケーシング55は、ステンレス鋼など、容器10と同質の材料で形成されるのが一般的である。ここで、ケーシング55は、軟X線遮蔽シート20を、狭いギャップ56(例えば、0.5mmの隙間で、半径方向の幅2mm)を有して覆う構造にする。このギャップ56により、軟X線遮蔽シート20とケーシング55とが絶縁される。また、ギャップ56を狭く長く、すなわち半径方向の幅を隙間より大きくすることにより、軟X線遮蔽シート20とケーシング55の間を、軟X線92が通り抜けることが防止される。具体的には、軟X線92がギャップ56を通り抜けようとすると、軟X線遮蔽シート20およびケーシング55に3回以上の衝突をすることになるようなギャップ56の形状である。そのため、軟X線92の直進性が阻止され、ケーシング55や軟X線遮蔽シート20の外縁付近に衝突して、減衰・消滅するためである。軟X線遮蔽シート20のケーシング55としては、図5(a)に示すように、断面コの字状の円環として、コの字の中に円弧形のセラミック52を収納する構成とするのが、絶縁層50のハンドリングがし易く、好ましい。なお、図5では、円周を3等分した円弧形のセラミック52を用いるが、その個数は任意である。
容器10と軟X線遮蔽シート20とを絶縁層50で絶縁することにより、運転初期にイオンが軟X線遮蔽シート20にトラップされると、軟X線遮蔽シート20はトラップしたイオンの電位(プラスまたはマイナス)を有することになり、以降は同性(プラスまたはマイナス)の電位のイオンはトラップされず、軟X線遮蔽シート20を通過することになる。したがって、軟X線遮蔽シート20を通過して放出されるイオン化空気100は増大する。
さらに、絶縁層50で絶縁されるので、容器10と軟X線遮蔽シート20に電位差を印加することが可能になる。図1に示すように電源装置60を備え、プラスまたはマイナスの電極を軟X線遮蔽シート20に軟X線遮蔽シート用ケーブル62で接続し、他の電極を容器10に容器用ケーブル64で接続する。すると、軟X線遮蔽シート20はプラスまたはマイナスに帯電し、容器10はプラス/マイナスが逆の電圧に帯電する。容器10が帯電していることにより、容器10での同性のイオン(プラスに帯電しているならプラスイオン、マイナスに帯電しているならマイナスイオン)の逸散が減少し、容器10内の同性イオンが増大し、軟X線遮蔽シート20を通過する同性イオンが増加するものと推測される。すなわち、放出されるプラス/マイナスイオンの量を調整できることになる。なお、容器10および軟X線遮蔽シート20は小さく、印加する電位も低くてもよいので、電源装置60から流れる電流は、数nA〜数pAと極めて微小でよく、電源装置60としても低電力の電池でよい。
これまで説明したように、本発明の軟X線式静電除去装置1によれば、軟X線遮蔽シート20を絶縁することにより、イオン化空気100の放出量を増大できる。さらに、容器10と軟X線遮蔽シート20に電位差を印加することにより、放出されるプラス/マイナスイオンの量を調整できる。
ここで、軟X線式静電除去装置の絶縁層の効果を確認した実験について説明する。ここでは、絶縁層を設けた軟X線式静電除去装置と絶縁層を設けない軟X線式静電除去装置とを用いて、帯電プレートを除電するまでの時間を計測することにより、絶縁層の効果を確認した。実験に用いた軟X線式静電除去装置は、近藤工業株式会社製C-IGB-CA-100434(?)で、その外形を図6に示す。帯電プレートは、シシド静電気株式会社製H0601でプレート寸法は、150mm×150mmである。軟X線式静電除去装置の排出口から帯電プレートまでの距離を50、100、150、200mmと変化させ、また、空気の流量を20、30、40L/分と変化させて、+1000Vから+100Vの除電時間、および、−1000Vから−100Vまでの除電時間を、JIS C61340−4−7「帯電プレート」に従い計測した。結果を表1に示す。
Figure 2020187960
表1に示した結果は、3回の実測の平均値である。また、表1中、「***」で示したものは、200秒経過後も除電ができなかった(100Vまで下がらなかった)結果を示す。
表1の結果からも明らかなとおり、絶縁層を設けることにより、一部の例外を除いて、除電時間が短くなることが分かった。特に、距離を150mm、200mmとした、絶縁層なしだと除電時間の長くなるケース、においては、顕著に除電時間が短くなった。これは、イオン化空気が大量に放出され、帯電プレートが除電された結果と考えられる。
次に、容器10と軟X線遮蔽シート20とに電位差を印加する(図1参照)ことにより、放出されるプラス/マイナスイオンの量を調整できることを確認した実験について説明する。実施例1で用いたのと同じ軟X線式静電除去装置(絶縁層あり)を用い、容器10と軟X線遮蔽シート20とに電位差を印加し、帯電プレートを除電するまでの時間を計測した。軟X線式静電除去装置の排出口から帯電プレートまでの距離を200mm、空気の流量を30L/分ととして、軟X線遮蔽シート20と容器10との電位差を±0V、+10V、―10Vとした場合の除電時間を計測した。結果を表2に示す。
Figure 2020187960
表2に示した結果は、3回の実測の平均値である。印加電圧±0Vにおいて、表1の結果と相違するのは、測定した日にちが違っており、除電時間は大気の状態(湿度、温度等)の影響を大きく受けるため、異なる大気の影響により除電時間が変わったものと推定される。
軟X線遮蔽シートに+10V(逆に言えば、容器に−10V)の電位差を印加すると、電位差を印加しない場合に比べ、プラス電圧を除電する時間が短くなり、すなわち、マイナスイオンの放出が増加し、マイナス電圧を除電する時間が長くなり、すなわち、プラスイオンの放出が減少した。また、軟X線遮蔽シートに−10V(逆に言えば、容器に+10V)の電位差を印加すると、電位差を印加しない場合に比べ、プラス電圧を除電する時間が長くなり、すなわち、マイナスイオンの放出が減少し、マイナス電圧を除電する時間が短くなり、すなわち、プラスイオンの放出が増加した。これは、軟X線遮蔽シートにプラス電圧を印加、容器にマイナス電圧を印加すると、容器内壁でのマイナスイオンの逸散が減少し、容器内のマイナスイオンが増大する。その結果、マイナスイオンの放出量が増加し、プラス電圧を除電する時間が短くなったものと推定される。逆に、軟X線遮蔽シートにマイナス電圧、容器にプラス電圧を印加すると、容器内のプラスイオンが増大し、プラスイオンの放出量が増加し、マイナス電圧を除電する時間が短くなったものと推定される。
表2からも明らかな通り、容器と軟X線遮蔽シートとに電位差を印加することにより、放出されるプラス/マイナスイオンの量を調整できる。
1 軟X線式静電除去装置
10 容器
12 出口
20 軟X線遮蔽シート
30 第1外層シート
31 第1外層シート30の内側面
32 供給口
34 中間層シート
36 イオン化空気流入開口
37 湾曲面
38 イオン化空気通路
39 折曲部
40 第2外層シート
41 第2外層シートの内面
42 排出口
44 イオン化空気通過部
50 絶縁層
52 円弧形のセラミック
54 軟X線遮断板
55 軟X線遮蔽シートのケーシング
56 ギャップ
60 電源装置
90 軟X線発生装置
92 軟X線
100 イオン化空気
102 空気
201 従来の軟X線式静電除去装置
210 アース線
212 電位(の流れ)

Claims (6)

  1. 空気をイオン化するための軟X線を発生する軟X線発生装置と;
    軟X線によりイオン化されたイオン化空気が出口から流出する容器と;
    前記容器の出口に使用する軟X線遮蔽シートであって、
    軟X線を通さない素材で形成される第1外層シートと、
    軟X線を通さない素材で形成される中間層シートと、
    軟X線を通さない素材で形成される第2外層シートとを有し、
    前記第1外層シートには、イオン化空気の供給口が形成され、
    前記中間層シートには、前記供給口と連通するイオン化空気流入開口を備えたイオン化空気通路が形成され、
    前記第2外層シートには、前記イオン化空気通路に連通する排出口が形成され、
    前記第1外層シート、前記中間層シートおよび前記第2外層シートは積層固着され、前記供給口、イオン化空気通路および排出口を連通して設けられたイオン化空気通過部を備えて形成される、軟X線遮蔽シートと;
    前記軟X線遮蔽シートと前記容器とを絶縁する絶縁層とを備える;
    軟X線式静電除去装置。
  2. 前記供給口から前記排出口に至るイオン化空気通路に、折曲部を有する、
    請求項1記載の軟X線式静電除去装置。
  3. 前記絶縁層は、セラミックで形成される、
    請求項1または2に記載の軟X線式静電除去装置。
  4. 前記軟X線遮蔽シートは円形断面を有し、
    前記絶縁層は、前記軟X線遮蔽シートの外周を囲むように配された複数の円弧形のセラミックと、前記複数の円弧形のセラミックをつなぐように配置された軟X線遮断板とを有する、
    請求項3に記載の軟X線式静電除去装置。
  5. 前記容器と前記軟X線遮蔽シートに電位差を印加する電源装置をさらに備える;
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の軟X線式静電除去装置。
  6. 前記容器の出口で前記絶縁層を保持することにより、前記絶縁層と前記軟X線遮蔽シートとを前記出口に配置するケーシングであって、前記軟X線遮蔽シートとの間にはギャップを有するケーシングをさらに備える;
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の軟X線式静電除去装置。
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