JP2020187666A - タッチパネル入力表示装置 - Google Patents

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義昭 荻澤
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Abstract

【課題】タッチパネル入力表示装置において、表示画面上に簡単な操作でユーザーが作業領域を設定可能とする。【解決手段】タッチパネル入力表示装置は、オブジェクトを表示する表示部と、表示部におけるオブジェクトの表示を制御する表示制御部と、筆記具によるタッチ入力が行われた表示部上の入力座標を判定する入力座標判定部と、タッチ入力を行った筆記具の入力属性を判定する入力属性判定部と、表示部の一部の範囲である領域と領域の属性である領域属性との対応関係の情報である領域属性情報を管理する第2管理部と、を備え、第2管理部は、筆記具によりオブジェクトに対してタッチ入力が行われた場合に、タッチ入力が行われたオブジェクトが表示された領域である表示領域を基準とする所定の範囲を指定範囲とし、指定範囲の領域に対して筆記具の入力属性に対応する領域属性を設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネル入力表示装置に関する。
従来、表示装置にオブジェクトを表示し、ユーザーの操作に応じてオブジェクトを表示あるいは編集するような作業を行う装置が知られている。
例えば、大型タッチディスプレイ装置のような、大画面を有する表示装置を備えた情報処理装置が知られている。大型タッチディスプレイでは複数のユーザーが共同で同時に使用することも可能であり、このような場合、各ユーザーは、画面上にそれぞれオブジェクトを表示して同時に作業をすることができる。ここでいうオブジェクトとは、画像、文書、文字列、ウィンドウ、又はアイコンのような表示情報をいう。
大型タッチディスプレイ装置を使用する各ユーザーは、画面上のオブジェクトをテーブルの上に置いた資料のように、タッチ操作で動かしたり、他のユーザーに配布したりすることができる。これにより、一例としては複数のユーザーによる会議が実現可能である。
例えば、特許文献1に記載された表示制御装置は、大型表示タッチパネルに設けられたユーザー位置センサにより、ユーザー数と位置を認識し、認識したユーザー数と位置に従って大型表示タッチパネルの表示エリアを複数の表示エリアに分割してユーザー位置に対応して表示させる。また、進行役用の表示エリアに表示されているファイルをドラッグ操作することにより、ドラッグ方向にある他の参加者用の表示エリアに進行役用の表示エリアに表示されているファイルと同じ文書データのファイルを表示させることが開示されている。
特開2008−269044号公報
タッチパネルディスプレイ装置を複数のユーザーにより同時に共同で使用する場合、各ユーザーは、多くの場合、自分のオブジェクトの表示及び編集作業をするための領域を確保することを希望する。また、ユーザーが確保することを望む領域の広さや位置は場合によって異なるものである。特許文献1に記載された表示制御装置は、大型表示タッチパネルに設けられたユーザー位置センサに基づき、ユーザー位置に対応した表示位置を自動的に割り当てるものであるが、このように自動的に割り当てられた領域がユーザーの望む領域の広さや位置にならない場合がある。
上記した課題に鑑み、本発明は、表示画面上に簡単な操作でユーザーが作業領域を設定可能とするタッチパネル入力表示装置を提供することを目的とする。
本発明のタッチパネル入力表示装置は、オブジェクトを表示する表示部と、表示部におけるオブジェクトの表示を制御する表示制御部と、筆記具によるタッチ入力が行われた表示部上の入力座標を判定する入力座標判定部と、タッチ入力を行った筆記具の入力属性を判定する入力属性判定部と、表示部の一部の範囲である領域と領域の属性である領域属性との対応関係の情報である領域属性情報を管理する第2管理部と、を備え、第2管理部は、筆記具によりオブジェクトに対してタッチ入力が行われた場合に、タッチ入力が行われたオブジェクトが表示された領域である表示領域を基準とする所定の範囲を指定範囲とし、指定範囲の領域に対して筆記具の入力属性に対応する領域属性を設定することを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル入力表示装置において、表示画面上に簡単な操作でユーザーが希望する作業領域を設定することが可能となる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の一例を示す斜視図である。 情報処理装置の平面図である。 情報処理装置のブロック図である。 オブジェクト管理テーブルの一例を示す図である。 領域管理テーブルの一例を示す図である。 ペン管理テーブルの一例を示す図である。 制御部のオブジェクト管理動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の領域管理動作の一例を示すフローチャートである。 制御部のオブジェクト制御動作の一例を示すフローチャートである。 表示装置の表示の一例を示す図である。 表示装置の他の表示例を示す図である。 表示装置の更に他の表示例を示す図である。 表示装置の更に他の表示例を示す図である。 制御部の領域管理動作の一例を示すフローチャートである。 表示装置の更に他の表示例を示す図である。 表示装置の更に他の表示例を示す図である。
本発明の実施形態について、図1〜図16を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1及び図2を参照して、実施形態に係る情報処理装置(タッチパネル入力表示装置)10の外観について説明する。図1は、情報処理装置10の一例を示す斜視図である。図2は、情報処理装置10の平面図である。情報処理装置10は、テーブル型タッチディスプレイ装置として構成されている。
図1に示されるように、情報処理装置10は、脚15と、表示装置20とを備える。表示装置20は、テーブルの天板部分に相当する。脚15は、表示装置20を支持する。
図2に示されるように、表示装置20は、表示部21上にワークエリアWを有する。ワークエリアWは、ユーザーが表示部21に表示させた画像に対してタッチ入力部22によって入力されるタッチ操作により作業を行う領域である。例えば、第1オブジェクトX1と第2オブジェクトX2とがワークエリアWに表示される。
次に、図3を参照して、情報処理装置10の機能ブロック構成について説明する。図3は、情報処理装置10のブロック図である。
図3に示されるように、情報処理装置10は、表示装置20に加えて、タッチデータ受信部25と、複数のタッチペン30(筆記具)と、ペンデータ受信部35と、記憶部40と、制御部50とを備える。なお、本実施形態では筆記具がタッチペンである場合について説明するが、本願発明において筆記具とは筆記入力を行うことができる道具であれば、タッチペンの形態に限定されない。タッチペン以外の筆記具の形態としては、例えば、タッチ式ブラシやタッチ式イレイサーツールのような形態であってもよい。
表示装置20は、表示部21と、タッチ入力部22とを含む。表示部21は、オブジェクトを表示するように、例えば液晶パネルとして構成される。タッチ入力部22は、例えばタッチパネルとして構成される。
タッチデータ受信部25は、タッチ入力部22から送られるタッチデータを受信する。タッチデータは、タッチ入力部22におけるタッチ位置を示すデータを含む。
複数のタッチペン30は、タッチ入力部22へのタッチ操作のためのツールである。複数のタッチペン30の各々には、互いに異なるペンIDが割り当てられている。
ペンデータ受信部35は、タッチペン30からタッチ操作の際に近距離無線通信で送られるペンデータを受信する。ペンデータは、タッチペン30に固有の識別情報であるペンIDを含む。
記憶部40は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。記憶部40は、半導体メモリのような主記憶装置と、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。
記憶部40は、オブジェクト管理テーブル41と、領域管理テーブル42と、ペン管理テーブル43と、文書フォルダ44とを含む。オブジェクト管理テーブル41は、表示部21に表示されるオブジェクトと、オブジェクトオーナーとの関係を記憶する。領域管理テーブル42は、表示部21の一部分をなす領域と、領域オーナーとの関係を記憶する。ペン管理テーブル43は、タッチペン30のペンIDと、ペンオーナーとの関係を記憶する。文書フォルダ44は、文書ファイルを記憶する。例えば文書ファイルから、その表示情報である文書オブジェクトが生成される。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部50のプロセッサーは、記憶部40に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって、情報処理装置10の各構成を制御する。
ユーザーは、手指又は手の平を使ったタッチ操作によってオブジェクトに対する操作を指定することができる。例えば、オブジェクトの移動、拡縮、回転といった操作や、オブジェクトに対する描画操作が指定可能である。また、ユーザーは、タッチペン30を使ったタッチ操作によって、後述する種々の操作を指定することもできる。
制御部50は、タッチデータ受信部25を介して受信したタッチデータに基づいて、タッチペン30により入力が行われたタッチ操作の位置(タッチペン30によりタッチ入力が行われた表示部上の入力座標)を検知する。また、制御部50は、ペンデータ受信部35を介して受信したペンデータに基づいて、いずれのタッチペン30によりタッチ操作が行われたかを検知する。また、制御部50は、入力属性としてタッチペン30に固有の識別情報であるペンIDに対応する入力属性を設定する。ここでいう入力属性とは、少なくとも、いずれのタッチペン30により入力が行われたかを制御部50が識別可能な情報であればよい。
制御部50は、オブジェクト管理部51と、領域管理部52と、ペン管理部53と、オブジェクト制御部54とを有する。制御部50は、記憶部40に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって、オブジェクト管理部51、領域管理部52、ペン管理部53、及びオブジェクト制御部54として機能する。
オブジェクト管理部51は、オブジェクト管理テーブル41の作成及び更新を実行することにより、表示部21に表示されるオブジェクトの属性として、そのオブジェクトの所有者であるユーザーの属性である、オーナー属性を管理する。オブジェクト管理部51は、「第1管理部」の一例に相当する。オブジェクト管理部51は、表示部21に表示されるオブジェクトとそのオブジェクトの所有者であるユーザーの属性との対応関係の情報を管理する。
領域管理部52は、領域管理テーブル42の作成及び更新を実行することにより、表示部21の一部分をなす領域のオーナー属性を管理する。領域管理部52は、「第2管理部」の一例に相当する。領域管理部52は、表示部21の一部分をなす領域とその領域の所有者であるユーザーの属性との対応関係の情報を管理するものである。
ペン管理部53は、ペン管理テーブル43の作成及び更新を実行することにより、タッチペン30のオーナー属性を管理する。ペン管理部53は、「第3管理部」の一例に相当する。
制御部50は、不図示のユーザー登録ルーチンを実行する。表示装置20の共用を希望するユーザーは、ユーザー登録ルーチンの実行画面において自分の名前を登録する。制御部50は、参加ユーザーの名前及び数を認識する。一例としては、ワークエリアWは、作業開始前の初期状態として、参加ユーザーの数と等しい数の領域に均等分割され、各ユーザーの作業領域が自動的に割り振られるようにしてもよい。また、作業開始後に各ユーザーがタッチペンを用いて作業領域を自分で指定または変更可能にしてもよい。さらに、ユーザーは、更に自分が使用するタッチペン30に固有の識別情報であるペンIDを登録する。その結果、ペン管理テーブル43が作成される。ペン管理テーブル43は、ペンIDに対応するユーザーの組み合わせを示すテーブルである。
オブジェクト制御部54は、文書フォルダ44の中の指定された文書ファイルを開き、指定された文書ファイルに係るオブジェクトが表示部21に表示されるように、表示部21を制御する。また、オブジェクト制御部54はユーザーの操作によりオブジェクトのユーザーによる所定の表示状態の変更を行うことができる。ここでいう所定の表示状態の変更とは、具体的には、オブジェクトの拡大、縮小、削除、移動、またはサムネイル化などである。また、オブジェクト制御部54は、上述の所定の表示状態の変更のうちの一部を有効または無効に設定することもできる。一例としては、オブジェクトのオーナー属性と操作を行ったユーザーが同一の場合にのみ、上述の所定の表示状態の全てまたは一部を有効または無効にしてもよい。これによれば、例えば自分のオブジェクトが他のユーザーの操作により消去されることを禁止することもできる。また、別の例としては、オブジェクト制御部54は、オブジェクトのオーナー属性に基づいて、表示部21におけるオブジェクトの表示優先順位を制御することもできる。具体的に説明すると、オブジェクト制御部54は、オブジェクトのオーナー属性と、領域のオーナー属性とに基づいて、領域におけるオブジェクトの表示優先順位を制御する。オブジェクト制御部54は、「表示制御部」の一例に相当する。
次に、図3及び図4を参照して、オブジェクト管理テーブル41について説明する。図4は、オブジェクト管理テーブル41の一例を示す図である。
オブジェクト管理テーブル41は、表示部21に表示されるオブジェクトと、オブジェクト属性との関係を記憶する。例えば、オブジェクト属性としてそのオブジェクトを所有するユーザー属性(オーナー属性)を記録する場合、オブジェクトA1及びオブジェクトA2のオーナーはAさん、オブジェクトB1のオーナーはBさんという情報が、オブジェクト管理テーブル41に記憶される。このようにして、各オブジェクトに対するオブジェクト属性としてユーザー属性が記録される。
次に、図3及び図5を参照して、領域管理テーブル42について説明する。図5は、領域管理テーブル42の一例を示す図である。
領域管理テーブル42は、表示部21の一部分をなす領域と、領域オーナーとの関係を記憶する。例えば、領域R1のオーナーはAさん、領域R2のオーナーはBさんという情報が、領域管理テーブル42に記憶される。
次に、図3及び図6を参照して、ペン管理テーブル43について説明する。図6は、ペン管理テーブル43の一例を示す図である。
ペン管理テーブル43は、タッチペン30のペンIDと、ペンオーナーとの関係を記憶する。例えば、「001」のペンIDを有するタッチペン30のオーナーはAさん、「002」のペンIDを有するタッチペン30のオーナーはBさんという情報が、ペン管理テーブル43に記憶される。
次に、図3〜図9を参照して、制御部50の動作について説明する。図7は、制御部50のオブジェクト管理動作の一例を示すフローチャートである。図8は、制御部50の領域管理動作の一例を示すフローチャートである。図9は、制御部50のオブジェクト制御動作の一例を示すフローチャートである。制御部50は、オブジェクト管理動作、領域管理動作、及びオブジェクト制御動作を一組の動作として、これら一組の動作を繰り返す。
ステップS100:制御部50は、図7に示されるように、オブジェクトの元ファイルを作成し又は配布した人が判明しているか否かを判定する。オブジェクトの元ファイルを作成し又は配布した人が判明している場合(ステップS100でYES)、制御部50の処理がステップS102へ進む。オブジェクトの元ファイルを作成し又は配布した人が判明していない場合(ステップS100でNO)、制御部50の処理がステップS104へ進む。
ステップS102:制御部50は、オブジェクトの元ファイルを作成し又は配布した人をオブジェクトオーナーとして、オブジェクト管理テーブル41に登録する。ステップS102の処理が完了すると、制御部50のオブジェクト管理動作が終了する。
ステップS104:制御部50は、タッチペン30によるオブジェクトへのタッチ操作があるか否かを判定する。タッチペン30によるオブジェクトへのタッチ操作がある場合(ステップS104でYES)、制御部50の処理がステップS106へ進む。タッチペン30によるオブジェクトへのタッチ操作がない場合(ステップS104でNO)、制御部50の処理がステップS108へ進む。
ステップS106:制御部50は、タッチペン30のオーナーをオブジェクトオーナーとして、オブジェクト管理テーブル41に登録する。ステップS106の処理が完了すると、制御部50のオブジェクト管理動作が終了する。
ステップS108:制御部50は、タッチペン30による描画でオブジェクトが作成されたか否かを判定する。タッチペン30による描画でオブジェクトが作成された場合(ステップS108でYES)、制御部50の処理がステップS106へ進む。タッチペン30による描画でオブジェクトが作成されていない場合(ステップS108でNO)、制御部50のオブジェクト管理動作が終了する。
ステップS100及びステップS102の処理によれば、制御部50は、オブジェクトの元ファイルを作成し又は配布した人がオブジェクトオーナーになるように、オブジェクトのオーナー属性を初期設定する。また、ステップS104及びステップS106の処理によれば、制御部50は、オブジェクトに対してタッチペン30によりタッチ入力が行われた場合に、タッチしたタッチペン30のオーナー属性と同一のオーナー属性をオブジェクトが有するように、オブジェクトのオーナー属性を変更する。一例としては、タッチペン30により表示部21上の一点に対してタッチ入力が行われた場合、表示部21上のタッチペン30による入力座標とオブジェクトが表示される座標とを比較し、タッチペン30による入力座標が、オブジェクトが表示される座標に含まれると判定される場合には、そのオブジェクトのオーナー属性をタッチペン30のオーナー属性と同一のオーナー属性をオブジェクトが有するように、オブジェクトのオーナー属性を変更する。別の例としては、タッチペン30により表示部21上の複数の点に対してタッチ入力が行われた場合、複数の点を頂点とする多角形で囲われる範囲内にオブジェクトが存在する場合に、その範囲内に存在するオブジェクトのオーナー属性をタッチペン30のオーナー属性と同一のオーナー属性をオブジェクトが有するように、オブジェクトのオーナー属性を変更する。更に、ステップS108及びステップS106の処理によれば、制御部50は、オブジェクトを作成したユーザーを示すオーナー属性をオブジェクトに設定する。
ステップS200:制御部50は、図8に示されるように、タッチペン30によるオブジェクト外へのタッチ操作があるか否かを判定する。タッチペン30によるオブジェクト外へのタッチ操作がある場合(ステップS200でYES)、制御部の処理がステップS202へ進む。タッチペン30によるオブジェクト外へのタッチ操作がない場合(ステップS200でNO)、制御部50の動作がステップS206へ進む。この場合のタッチ操作は、タッチしたペン30を移動させることなくタッチアップする操作である。
ステップS202:制御部50は、タッチペン30のタッチ位置を含む一定の大きさの領域を確保する。ステップS202の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS204へ進む。
ステップS204:制御部50は、タッチペン30のオーナーを領域オーナーとして、領域管理テーブル42に登録する。ステップS204の処理が完了すると、制御部50の領域管理動作が終了する。
ステップS206:制御部50は、タッチペン30による描画で領域が画定されたか否かを判定する。タッチペン30による描画で領域が画定された場合(ステップS206でYES)、制御部50の処理がステップS204へ進む。タッチペン30による描画で領域が画定されていない場合(ステップS206でNO)、制御部50の領域管理動作が終了する。
ステップS200、ステップS202、及びステップS204の処理によれば、制御部50は、表示部21にタッチしたタッチペン30の位置を含む一定の大きさの領域に、タッチペン30のオーナー属性と同一のオーナー属性を設定する。また、ステップS206及びステップS204の処理によれば、制御部50は、表示部21においてタッチペン30により画定された領域に、タッチペン30のオーナー属性と同一のオーナー属性を設定する。
ステップS300:制御部50は、図9に示されるように、1つの領域を選択する。ステップS300の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS302へ進む。
ステップS302:制御部50は、1つのオブジェクトを選択する。ステップS302の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS304へ進む。
ステップS304:制御部50は、ステップS302で選択されたオブジェクトのオーナーと、ステップS300で選択された領域のオーナーとが一致するか否かを判定する。オブジェクトオーナーと領域オーナーとが一致する場合(ステップS304でYES)、制御部50の処理がステップS306へ進む。オブジェクトオーナーと領域オーナーとが一致しない場合(ステップS304でNO)、制御部50の処理がステップS308へ進む。
ステップS306:制御部50は、ステップS302で選択されたオブジェクトの表示優先順位を「高」に設定する。ステップS306の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS310へ進む。
ステップS308:制御部50は、ステップS302で選択されたオブジェクトの表示優先順位を「低」に設定する。ステップS308の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS310へ進む。
ステップS310:制御部50は、ステップS306又はステップS308で設定された表示優先順位にしたがって、ステップS300で選択された領域内に、ステップS302で選択されたオブジェクトを表示する。ステップS310の処理が完了すると、制御部50の処理がステップS312へ進む。
ステップS312:制御部50は、次のオブジェクトがあるか否かを判定する。次のオブジェクトがある場合(ステップS312でYES)、制御部50の処理がステップS302に戻る。次のオブジェクトがない場合(ステップS312でNO)、制御部50の処理がステップS314へ進む。
ステップS314:制御部50は、次の領域があるか否かを判定する。次の領域がある場合(ステップS314でYES)、制御部50の処理がステップS300に戻る。次の領域がない場合(ステップS314でNO)、制御部50のオブジェクト制御動作が終了する。
ステップS300〜ステップS314の処理によれば、制御部50は、オブジェクトのオーナー属性と領域のオーナー属性とが一致する場合には、一致しない場合に比べて、領域におけるオブジェクトの表示優先順位を高くする。
表示優先順位は、あるオブジェクトを他のオブジェクトよりも目立たなくするか否かを意味する。制御部50は、例えば、表示優先順位の低いオブジェクトを背面側のレイヤーに表示する第1規則を適用する。制御部50は、表示優先順位の低いオブジェクトを透明化して表示する第2規則を適用してもよい。制御部50は、表示優先順位の低いオブジェクトを縮小化又はアイコン化して表示する第3規則を適用してもよい。制御部50は、表示優先順位の低いオブジェクトを非表示にする第4規則を適用してもよい。また、制御部50は、高い表示優先順位を有するオブジェクトと、低い表示優先順位を有するオブジェクトとが重なった場合にのみ第1、第2、又は第3規則を適用してもよい。また、制御部50は、低い表示優先順位を有するオブジェクトが領域を跨いで表示される場合、つまりオブジェクトが越境した場合には、そのオブジェクトの越境部分にのみ第1、第2、又は第3規則を適用してもよい。
次に、図3〜図16を参照して、表示装置20の表示例について説明する。図10〜図16は、表示装置20のワークエリアWにおける表示例をそれぞれ示す図である。
(表示例1)
図10に示されるように、ワークエリアWは、Aさん及びBさんという2人のユーザーにより共用される。ワークエリアWは、境界線61によって、領域R1と領域R2とに均等に分割されている。領域R1にはオブジェクトA1及びオブジェクトA2が、領域R2にはオブジェクトB1がそれぞれ表示されていたものとする。
図4に示されるように、オブジェクトA1及びオブジェクトA2のオーナーはAさん、オブジェクトB1のオーナーはBさんである。また、図5に示されるように、領域R1のオーナーはAさん、領域R2のオーナーはBさんである。更に、図6に示されるように、Aさんは「001」のペンIDを有するタッチペン30のオーナーであり、Bさんは「002」のペンIDを有するタッチペン30のオーナーである。
領域R1において、オブジェクトA1及びオブジェクトA2のいずれについても、オブジェクトオーナーと領域オーナーとがいずれもAさんで一致する。また、領域R2のオブジェクトB1については、オブジェクトオーナーと領域オーナーとがいずれもBさんで一致する。したがって、オブジェクトA1、オブジェクトA2、及びオブジェクトB1のいずれについても、表示優先順位が「高」に設定される(図9のステップS306参照)。
図10中に矢印で示されるように、Bさんが手指を使ったタッチ操作により、オブジェクトB1を領域R2から領域R1へ移動させたものとする。領域R1のオーナーはAさんであり、オブジェクトB1のオーナーはBさんである。領域R1のオブジェクトB1については、オブジェクトオーナーと領域オーナーとが一致しない。したがって、オブジェクトB1は、表示優先順位が「低」に設定される(図9のステップS308参照)。その結果、例えば、オブジェクトA2が前面側のレイヤーに、オブジェクトB1が背面側のレイヤーにそれぞれ表示される(図9のステップS310参照)。つまり、Aさんにとっては、自分のオブジェクトA1及びオブジェクトA2の表示が、BさんのオブジェクトB1によって邪魔されることが抑制できる。
Aさんは、オブジェクトB1を自分のオブジェクトとして受け入れる場合には、自分のタッチペン30でオブジェクトB1にタッチ操作をする。その結果、オブジェクトB1のオーナーは、BさんからAさんに変更される(図7のステップS104及びステップS106参照)。
(表示例2)
次に、作業開始後に各ユーザーがタッチペンを用いて境界線の位置を指定することにより作業領域を自分で指定または変更する操作について詳しく説明する。
図11は、Bさんが自分のタッチペン30でオブジェクトB1の外にタッチ操作をした結果を示している。タッチペン30のタッチ位置を含む一定の大きさの領域R2が確保され、領域R2のオーナーがBさんに設定される(図8のステップS200、ステップS202、及びステップS204参照)。つまり、閉じた境界線61の内側がBさんの領域R2となり、閉じた境界線61の外側がAさんの領域R1となる。
なお、図11において領域R2が設定される場合に、領域R2の中に領域オーナー自身のオブジェクトが存在するときは、そのオブジェクトを内包するように領域R2が設定されてもよい。
図12は、Bさんが自分のタッチペン30で新たな境界線61を描画した結果を示している。新たな境界線61により画定された領域R2のオーナーが、Bさんに設定される(図8のステップS206及びステップS204参照)。ワークエリアWの残余の部分である領域R1のオーナーは、Aさんである。
Aさんも、Bさんと同様の操作によって境界線61の位置を変更することができる。
(表示例3-1)
最後に、作業開始後に各ユーザーがタッチペンを用いてオブジェクトに対してタッチ入力を行うことにより、そのオブジェクトの周辺に作業領域を指定する操作について詳しく説明する。
図13は、Bさんが自分のタッチペン30でオブジェクトB1が表示されている表示領域の上にタッチ操作をした結果を示している。また、図14は、その場合にオブジェクトB1の周辺領域に領域属性を設定するフローを示すものである。ステップS401:タッチ入力部22は、タッチペン30のタッチ位置(入力座標)と入力属性を判定する。ステップS402:タッチ位置がオブジェクトB1の表示領域の範囲内である場合、領域管理部52は、オブジェクトB1の表示領域を基準とする所定の範囲を指定範囲とする。具体的には、領域管理部52は、オブジェクトB1の表示領域全体とその周辺の余白の領域(拡張領域)の範囲とをあわせた範囲であるR3を指定範囲とする。この場合、指定範囲R3は、少なくともオブジェクトB1の表示領域全体を含む領域であり、さらにオブジェクトB1に対して余白の領域(拡張領域)を足し合わせた領域である。そして次に、領域管理部52は、指定範囲R3に対してタッチペン30の入力属性に対応する領域属性を設定する。本実施形態においては、境界線61の位置はR3の縁を囲うように自動的に設定されるものであり、境界線61の位置をユーザーの操作により指定する必要はない。
上記の余白の領域(拡張領域)は、オブジェクトB1の表示領域を基準とし、その外側に範囲を拡張するように設定される追加の領域であり、一例としては、オブジェクトB1の表示領域の縁の位置を基準として記憶部40に記憶されている0以上の距離の設定値である所定の距離Dの分だけ外側に拡張した範囲の領域を余白の領域(拡張領域)として設定する。なお、所定の距離Dの設定値が0の場合は、余白の領域(拡張領域)がゼロとなるが、このような形態であってもよい。ステップS403:指定範囲R3に対して、タッチペン30の入力属性(識別情報)に対応するユーザーであって、タッチペン30のオーナーであるBさんが、領域属性として設定される。(図8のステップS200、ステップS202、及びステップS204参照)
本実施形態においては、タッチペン30で複数のオブジェクトの上にタッチ操作が行われた場合には、それぞれのタッチ操作が行われたオブジェクトに対してそれぞれ指定範囲が設定され、指定範囲のそれぞれに対して領域属性が設定される。なお、これとは異なる実施形態については、(表示例3-2)にて後に説明する。
本実施形態の利用場面の一例としては、オブジェクト制御部54は、ユーザーが操作を行った領域に領域のオーナー属性が設定されていた場合に、その領域のオーナー属性と操作を行ったユーザーが同一の場合にのみ、その領域内に表示されているオブジェクトB1に対する表示状態の変更の全てを有効とし、その領域のオーナー属性と操作を行ったユーザーが同一でない場合に、その領域内に表示されているオブジェクトB1に対する表示状態の変更の全てを無効にすることができる。この例によれば、ユーザーがタッチペン30により指定したオブジェクトB1の表示領域およびその周辺の余白の領域(拡張領域)の部分を自分の作業領域として、自分がオブジェクトB1に対する表示状態の変更する作業やペンによる書き込みを行う作業を可能とするとともに、他のユーザーがこのような作業を行うことを禁止することによって、自分が指定したオブジェクトB1の周辺において他のユーザーに邪魔されることなく作業を行うことができる。
本実施形態は、ユーザーがオブジェクトを指定することにより、自動的にその周辺に作業領域を割り当てるものであり、ユーザーが指定したオブジェクトの表示領域の上やその周辺において作業を行うことを意図する場合に有用である。
なお、タッチペン30でオブジェクトB1が表示されている表示領域の上にタッチ操作をした場合に、オブジェクトB1の周辺領域であるR3に対してタッチペン30の入力属性に対応する領域属性を設定すると同時に、オブジェクトB1に対してタッチペン30の入力属性に対応するオブジェクト属性を設定してもよい。(図7のステップS104、及びステップS106参照)この場合、オブジェクトB1が表示されている表示領域の上にタッチ操作することにより、領域に対する領域属性の設定と、オブジェクトに対するオブジェクト属性の設定とが同時に行われる。この場合、上記で説明した方法を用いて、オブジェクトの表示優先順位を制御することも可能である。(図9のステップS304、ステップS306、ステップS308、及びステップS310参照)
図15は、タッチペン30でオブジェクトB1が表示されている表示領域の上にタッチ操作することにより、オブジェクトB1の周辺領域であるR3に対してタッチペン30の入力属性に対応する領域属性が設定された後で、オブジェクトB1の表示位置がB1aに移動した場合について説明するものである。この場合、移動後のオブジェクトB1aの表示位置にあわせてR3の領域が自動的にR3aに更新される。このため、オブジェクトB1が移動した場合であっても、移動後のオブジェクトB1の周辺領域の領域属性の設定作業をやり直す必要がない。
(表示例3-2)
図16は、Bさんが自分のタッチペン30で複数のオブジェクトであるオブジェクトB1とオブジェクトB2が表示されている表示領域のそれぞれの上にタッチ操作をした結果を示している。この場合、領域管理部52は、オブジェクトB1の表示領域全体とその周辺の余白の領域(拡張領域)の範囲であるR(B1)と、オブジェクトB2の表示領域全体とその周辺の余白の領域(拡張領域)の範囲であるR(B2)とをそれぞれ判定する。この際の判定方法は、上記の(表示例3-1)において説明したR3の判定方法と同一の手法を用いる。そして、R(B1)とR(B2)を含む矩形の領域R4を指定範囲とする。つまり、指定範囲R4は、少なくとも、R(B1)とR(B2)の全体を含む範囲であって、さらにR(B1)とR(B2)それぞれの余白の範囲(拡張領域)全体を含むように設定された1つの矩形の範囲である。このような条件を満たす1つの矩形の範囲の設定の方法としては幾通りもの方法が考えられるのであるが、一例としては、このような条件を満たす最少の矩形の範囲とすることにより一意に設定することができる。図16で示す例では、指定範囲R4は、R(B1)とR(B2)を含む最少の矩形の範囲として一意に設定される。そして次に、指定範囲R4に対してタッチペン30の入力属性に対応する領域属性を設定する。なお、本実施形態は、複数のオブジェクトを同一のタッチペン30選択した場合の指定範囲の設定方法以外については、上述の(表示例3-1)と同様であるため説明を省略する。
本実施形態は、ユーザーが複数のオブジェクトを指定することにより、ユーザーが指定した複数のオブジェクトの周辺の範囲に作業領域を割り当てるものであり、このような範囲の領域において作業を希望する場合に有用である。例えば、作業を意図する複数のオブジェクトが一定の範囲に広く分散して分布しており、それらのオブジェクトの分布範囲の全体を作業領域に設定し、その範囲において作業を行うことを意図する場合に適している。
(まとめ)
上記した実施形態の説明は、本発明における好適な実施形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(1)本実施形態では、図10〜図16に示されるように、2人のユーザーがワークエリアWを共用したが、これに限られない。1人のユーザーが単独でワークエリアWを使用する場合でも、利点が得られる。例えば、自分が作成した文書ファイルに基づくオブジェクトの表示が、自分以外の者が作成した文書ファイルに基づくオブジェクトによって邪魔されることが抑制される。ワークエリアWを共用するユーザーの数は、3人以上でもよい。
(2)本実施形態では、図3に示されるように、情報処理装置10がタッチデータ受信部25とは別にペンデータ受信部35を備えたが、これに限られない。タッチ入力部22が指タッチ出力とペンタッチ出力とを区別して出力でき、かつタッチデータ受信部25がタッチペン30から送信されたペンデータを受信できるのであれば、ペンデータ受信部35が省略されてもよい。
本発明は、情報処理装置の分野に利用可能である。
10 情報処理装置
20 表示装置
21 表示部
22 タッチ入力部
30 タッチペン
50 制御部
51 オブジェクト管理部(第1管理部)
52 領域管理部(第2管理部)
53 ペン管理部(第3管理部)
54 オブジェクト制御部(表示制御部)

Claims (12)

  1. 筆記具を用いて表示部に対してタッチ入力が可能なタッチパネル入力表示装置であって、
    オブジェクトを表示する表示部と、
    前記表示部における前記オブジェクトの表示を制御する表示制御部と、
    筆記具によるタッチ入力が行われた前記表示部上の入力座標を判定する入力座標判定部と、
    前記タッチ入力を行った筆記具の入力属性を判定する入力属性判定部と、
    前記表示部の一部の範囲である領域と当該領域の属性である領域属性との対応関係の情報である領域属性情報を管理する第2管理部と、
    を備え、
    前記第2管理部は、前記筆記具により前記オブジェクトに対してタッチ入力が行われた場合に、当該タッチ入力が行われたオブジェクトが表示された領域である表示領域を基準とする所定の範囲を指定範囲とし、当該指定範囲の領域に対して前記筆記具の入力属性に対応する領域属性を設定することを特徴とするタッチパネル入力表示装置。
  2. 前記第2管理部は、少なくとも前記タッチ入力が行われたオブジェクトの前記表示領域全体を含む所定の範囲を前記指定範囲とすることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル入力表示装置。
  3. 前記第2管理部は、前記表示領域の縁の位置から所定の大きさの分だけ外側に拡張させた拡張範囲を判定し、前記表示領域と前記拡張範囲を合わせた範囲を前記指定範囲とすることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル入力表示装置。
  4. 前記第2管理部は、前記入力属性が同一である前記筆記具により複数の前記オブジェクトに対してタッチ入力が行われた場合に、少なくとも当該タッチ入力が行われた全ての複数の前記オブジェクトの前記表示領域全体を含む所定の範囲を前記指定範囲とすることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル入力表示装置。
  5. 前記第2管理部は、少なくとも前記タッチ入力が行われた全ての複数の前記オブジェクトの前記表示領域全体を含むように設定された1つの方形の範囲を前記指定範囲とすることを特徴とする請求項4に記載のタッチパネル入力表示装置。
  6. 前記第2管理部は、前記タッチ入力が行われた全ての複数の前記オブジェクト各々に対して、前記表示領域の縁の位置から所定の大きさの分だけ外側に拡張させた拡張範囲を判定し、少なくとも前記タッチ入力が行われた全ての複数の前記オブジェクトの前記表示領域と前記拡張範囲とを合わせた範囲の全体を含むように設定された1つの方形の範囲を前記指定範囲とすることを特徴とする請求項5に記載のタッチパネル入力表示装置。
  7. 前記第2管理部は、前記タッチ入力が行われたオブジェクトの表示領域が変化した場合に、当該オブジェクトの表示領域の変更に応じて前記領域属性情報を更新することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のタッチパネル入力表示装置。
  8. 前記入力属性は、前記筆記具に固有の識別情報であることを特徴とする、請求項1から7の何れか1項に記載の入力表示装置。
  9. 前記第2管理部は、前記領域属性として、前記入力属性に対応するユーザー属性を設定することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のタッチパネル入力表示装置。
  10. 前記表示制御部は、前記領域内の前記オブジェクトに対して、当該領域の前記ユーザー属性に対応するユーザーによる所定の表示状態の変更操作を有効または無効とすることを特徴とする請求項9に記載のタッチパネル入力表示装置。
  11. 前記オブジェクトと当該オブジェクトの属性であるオブジェクト属性との対応関係の情報であるオブジェクト属性情報を管理する第1管理部をさらに備え、
    前記第1管理部は、前記筆記具により前記オブジェクトに対してタッチ入力が行われた場合に、当該タッチ入力が行われたオブジェクトに対して前記筆記具の入力属性に対応するオブジェクト属性を設定することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のタッチパネル入力表示装置。
  12. 前記表示制御部は、第1領域の領域属性と当該第1領域内に表示された第1オブジェクトのオブジェクト属性とが同一である場合に、同一でない場合に比べて、前記第1領域内における前記第1オブジェクトの表示優先順位が高くなるように制御することを特徴する請求項11項に記載のタッチパネル入力表示装置。
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