JP2020187228A - 波長変換複合体、蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、投写型映像表示装置、及び波長変換複合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光体ホイールなどのための波長変換複合体であって、高精度かつ低コストに製造可能な波長変換複合体を提供する。【解決手段】波長変換複合体1は、同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる複数の光入射層101、102を備える。複数の光入射層101、102は、同一平面上において層状に形成され、かつ、複数の光入射層101、102のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。【選択図】図1
Description
本開示は、所定波長域の入射光に応じて異なる波長域の出射光を生じる波長変換複合体に関する。また、本開示は、そのような波長変換複合体を備えた蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置に関する。また、本開示は、そのような波長変換複合体の製造方法に関する。
例えば特許文献1は、蛍光体ホイールを用いて異なる波長域の光を時分割で発生し、これらの光を合成することにより白色光を発生する光源装置を開示している。
蛍光体ホイールを用いて、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じるためには、互いに異なる光学特性を有する複数の光入射層(蛍光体など)を、蛍光体ホイールの基板の上に高精度に配置することが求められる。複数の光入射層を高精度に配置するためには、位置合わせを実施する箇所の個数に応じて、製造コストが増大する。したがって、このような位置合わせの手間を低減し、蛍光体ホイールなど(例えば、蛍光体ホイール自体、蛍光体ホイールのための部品、蛍光体ホイールを備えた光源装置及び投写型映像表示装置)を高精度かつ低コストに製造することが求められる。
本開示の目的は、蛍光体ホイールなどのための波長変換複合体であって、高精度かつ低コストに製造可能な波長変換複合体を提供することにある。
本開示の一態様に係る波長変換複合体によれば、
同じ入射光に対して互いに異なる波長域の出射光を生じる複数の光入射層を備え、
前記複数の光入射層は、同一平面上において層状に形成され、かつ、前記複数の光入射層のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。
同じ入射光に対して互いに異なる波長域の出射光を生じる複数の光入射層を備え、
前記複数の光入射層は、同一平面上において層状に形成され、かつ、前記複数の光入射層のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。
本開示の一態様に係る波長変換複合体は、高精度かつ低コストに製造可能であり、これにより、波長変換複合体を備えた蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置を高精度かつ低コストに製造可能である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る波長変換複合体について詳細に説明する。
第1の実施形態に係る波長変換複合体について詳細に説明する。
[1−1.波長変換複合体の構成]
図1は、第1の実施形態に係る波長変換複合体1の構成を示す断面図である。
図1は、第1の実施形態に係る波長変換複合体1の構成を示す断面図である。
第1の実施形態に係る波長変換複合体1は、図1に示すように、少なくとも2つ以上の光入射層を備える。図1の例では、波長変換複合体1は、3つの光入射層101、102、及び103を備える。各光入射層101、102、及び103は、それぞれ、波長変換粒子110、120、130の焼結体である。波長変換粒子110及び120は、同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる。これにより、光入射層101及び102もまた、同じ入射光140に応じて互いに異なる波長域の出射光150及び160を生じる。
光入射層101及び102は、同一平面上において層状に形成され、かつ、互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。以下の説明では、光入射層101及び102のように、複数の層が同一平面上において並置されて形成されることを、「単層」に形成されると称する。また、光入射層103は、層状に形成された光入射層101及び102の一方の面(図1の下面)において、光入射層101及び102を支持する支持層として構成される。第1の光入射層101と第2の光入射層102は互いに隣接し、これらのいずれも、同じ側において、第3の光入射層103と隣接する。言い換えると、波長変換複合体1は、光入射層103の上に光入射層101及び102が積層された多層基板として構成される。
図1の例では、光入射層101及び102の上面(光入射層103とは逆の側)に入射光140が入射し、光入射層103の下面から、光入射層101、102、及び103を通過した出射光150及び160が生じる。
光入射層101及び102のうちの少なくとも1つは、入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換粒子からなる。ここで、波長変換粒子は、波長変換材料の一例である。波長変換粒子は、例えば、青色又は紫外域の入射光を黄色の波長域の光に変換するYAG(Y3Al5O12)蛍光体を含んでもよく、青色又は紫外域の入射光を緑の波長域の光に変換するLuAG(Lu3Al5O12)蛍光体を含んでもよい。また、YAG蛍光体には、任意濃度の賦活剤Ceが置換される。YAG蛍光体は、賦活剤Ceの濃度を変更することで、波長変換後の波長域を変更することが可能である。賦活剤Ceの濃度が0%であるとき、YAG蛍光体は透明材料として機能し、入射光の波長域は変換されず、入射光の波長域と同じ波長域の出射光が生じる。
したがって、例えば、波長変換粒子110及び120は、非ゼロの互いに異なる濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体からなるものであってもよく、又は、その一方が非ゼロ濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体からなり、その他方がLuAG蛍光体からなるものであってもよい。これにより、出射光150及び160は、入射光140の波長域とは異なる波長域を有する。ここで、非ゼロとはゼロ以外の値を意味し、非ゼロ濃度の賦活剤Ceであれば、濃度が0%以外の賦活剤Ceのことを意味する。
また、波長変換粒子130は、非ゼロ濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体であってもよく、LuAG蛍光体であってもよく、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体であってもよい。例えば、波長変換粒子110にのみ、非ゼロ濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体(又はLuAG蛍光体)を使用し、波長変換粒子120及び130に、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を使用してもよい。これにより、光入射層102及び103を通過するときに入射光140の波長域は変換されず、したがって、出射光160は入射光140の波長域と同じ波長域を有する。
上述の例では、波長変換粒子としてYAG蛍光体又はLuAG蛍光体を用いる場合について説明したが、他の蛍光体を波長変換粒子として用いてもよい。
さらに、図1に開示した構成では、光入射層101及び102にオーバーラップするように光入射層103を設けることで、波長変換複合体1の強度を増大させることができる。しかしながら、光入射層101及び102が十分な強度で一体的に構成されているのであれば、光入射層103を設けなくてもよい。
続いて、第1の実施形態の変形例に係る波長変換複合体について詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態の変形例に係る波長変換複合体2の構成を示す断面図である。
波長変換複合体2は、図1の光入射層103に代えて、光入射層203を備える。図2の光入射層101及び102は、図1の対応する構成要素と同じであるので、その詳細な説明を省略し、以下、図1とは異なる光入射層203について詳細に説明する。
光入射層203は、図1の光入射層103と同様に、層状に形成された光入射層101及び102の一方の面(図2の下面)において、光入射層101及び102を支持する支持層として構成される。光入射層203は、高い屈折率を有する構成粒子230からなる。構成粒子230は、焼成及びセラミック化して充填することで、高反射率の反射材料として使用可能である。構成粒子230は、例えば酸化チタンであってもよく、他の粒子であってもよい。
図2の例では、光入射層101及び102の上面に入射光140が入射したとき、光入射層101及び102を通過した光の進行方向は光入射層203によって反転(反射)され、反射光は再び光入射層101及び102を通過し、光入射層101及び102の上面(入射光140が入射した側)から出射光250及び260が生じる。
図2の波長変換複合体2では、図1の場合と同様に、波長変換粒子110及び120の材料を適宜に選択することにより、出射光250及び260の波長域を設定することができる。
また、波長変換粒子110及び120いずれか一方に、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を使用することにより、出射光250及び260のいずれか一方は入射光140の波長域と同じ波長域を有する。
[1−2.波長変換複合体の製造方法]
次に、第1の実施形態に係る波長変換複合体の製造方法について、詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係る波長変換複合体の製造方法について、詳細に説明する。
図3は、各実施形態に係る波長変換複合体3の製造方法を示す図である。図3(a)は、積層及び接合する前の各波長変換粒子をそれぞれ含む材料シート301、302、及び303を示す。また、図3(b)は、材料シート301、302、及び303を積層及び接合することによって得られた材料複合体310を示す。図3(c)は、図3(b)の材料複合体310から切り出された波長変換複合体3を示す。
まず、図3(a)に示すように、波長変換粒子の材料を所定の溶剤に混合したスラリーを成型することにより、焼成前の材料シート301、302、及び303が得られる。
続いて、図3(b)に示すように、材料シート303の上に材料シート301及び302が配列される。ここで、材料シート301及び302は、それらのエッジ301a及び302aにおいて互いに隣接するように配列される。このように、材料シート301、302、及び303を積層して一体化することで、材料複合体310が形成される。次いで、材料複合体310が焼成される。
材料複合体310の焼成前又は焼成後、図3(c)に示すように、材料複合体310から波長変換複合体3が切り出される。
これにより、複数の光入射層が、同一平面上において層状に形成され、かつ、複数の光入射層のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。
図3の例では、3つの材料シート301、302、及び303を用いているが、4つ以上の材料シートを用いて波長変換複合体を構成してもよい。例えば、下層の材料シート303の上に、3つ以上の材料シートが配列されてもよい。また、下層の材料シート303を除去してもよい。
また、図3の例では、材料複合体310から矩形の波長変換複合体3を切り出す場合を示したが、矩形に代えて、例えば、リング又はリングの一部が欠落したセグメントなど、他の形状を有する波長変換複合体を切り出してもよい。
[1−1−3.波長変換複合体の効果など]
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)は、以下の構成を有する。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)は、以下の構成を有する。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)は、同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる複数の光入射層(101、102)を備える。複数の光入射層(101、102)は、同一平面上において層状に形成され、かつ、複数の光入射層(101、102)のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。
また、第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)において、複数の光入射層(101、102)のうちの少なくとも1つは、入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換材料からなるものであってもよい。
また、第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)において、波長変換複合体(1、2、3)は、層状に形成された複数の光入射層(101、102)の一方の面において、複数の光入射層(101、102)を支持するように構成された支持層(103、203)をさらに備えてもよい。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)では、支持層(103、203)は透明材料からなるものであってもよい。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)では、支持層(103、203)は反射材料からなるものであってもよい。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)では、反射材料は、焼成された酸化チタンからなるものであってもよい。
第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)では、支持層(103、203)は、入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換材料からなるものであってもよい。
また、第1の実施形態に係る波長変換複合体(1、2、3)の製造方法は、複数の光入射層(101、102)の焼成前の材料を成型するステップと、成型された複数の光入射層(101、102)の材料を一体化して焼成するステップとを含む。
したがって、図1及び図2の構成を有する波長変換複合体を、図3に示す製造方法を用いて作成することにより、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる波長変換複合体を、十分な強度で、高精度かつ低コストに製造することができる。また、後述するように、このような波長変換複合体を用いることにより、波長変換複合体を備えた蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置の製造時における位置の精度を向上させることができ、歩留まりが向上するのでコストを低減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る蛍光板について詳細に説明する。
第2の実施形態に係る蛍光板について詳細に説明する。
[2−1.蛍光板の構成]
図4は、第2の実施形態に係る蛍光板4の構成を示す断面図である。
図4は、第2の実施形態に係る蛍光板4の構成を示す断面図である。
第2の実施形態に係る蛍光板4は、図4に示すように、波長変換複合体1、接着層401、反射層402、及び基板403を備える。基板403の一方の面の上に反射層402が形成され、反射層402の上に、接着層401を介して波長変換複合体1が固定される。
図4の波長変換複合体1は、図1を参照して説明した第1の実施形態に係る波長変換複合体1と同様に構成され、再度の説明は省略する。
接着層401は、充填粒子410及びバインダー411の混合物を含む。充填粒子410は、反射率及び熱伝導率の少なくとも一方を向上させる特性を有する。充填粒子410は、例えば酸化チタンであってもよく、他の粒子であってもよい。バインダー411は、例えばシリコーンなどである。
基板403は、例えば金属(例えば銅やアルミニウム)からなる。
図4の例では、図1の場合と同様に、光入射層101及び102の上面に入射光が入射したとき、光入射101、102、及び103を通過した光入射層103の下面から出射する。光入射層101、102、及び103を通過した光の進行方向は、反射層402によって、又は、接着層401及び反射層402の組み合わせによって、光の進行方向を180度変化し、反射する。反射光は再び光入射層101、102、及び103を通過し、光入射層101及び102の上面(入射光が入射した側)から出射光が生じる。
蛍光板4は、1つの基板403の一方の面の上における2つ以上の領域にそれぞれ固定された、2つ以上の波長変換複合体1を備えてもよい(後述する第3の実施形態の第3の変形例参照)。
また、図4の例では、波長変換複合体1と基板403との間に反射層402を設けているが、反射層402を省略してもよい。
また、蛍光板4は、第1の実施形態に係る波長変換複合体1に代えて、第1の実施形態の変形例に係る波長変換複合体2を備えてもよい。この場合、接着層401の充填粒子410の反射率を考慮する必要性が低くなり、熱伝導率の向上のみを考慮して充填粒子410を選定してもよい。波長変換複合体2の光入射層203によって、又は、光入射層203及び接着層401の組み合わせによって十分な反射率が達成されるのであれば、反射層402を省略してもよい。
[2−2.蛍光板の効果など]
第2の実施形態に係る蛍光板(4)は、以下の構成を有する。
第2の実施形態に係る蛍光板(4)は、以下の構成を有する。
第2の実施形態に係る蛍光板(4)は、少なくとも1つの波長変換複合体(1、2、3)と、基板(403)とを備える。波長変換複合体(1、2、3)と基板(403)とは互いに接着して固定される。
第2の実施形態に係る蛍光板(4)は、波長変換複合体(1、2、3)と基板(403)との間に形成された反射層(402)をさらに備えてもよい。
したがって、図4に示す構成によれば、基板403の上に波長変換複合体1を固定することにより、互いに異なる光学特性を有する複数の光入射層の位置合わせを行うことなく、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる蛍光板を、容易に、高精度かつ低コストに製造することができる。また、このような蛍光板を用いることにより、蛍光板を備えた蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置の製造時における位置の精度を向上させることができ、歩留まりが向上するのでコストを低減することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る蛍光体ホイールについて詳細に説明する。
第3の実施形態に係る蛍光体ホイールについて詳細に説明する。
[3−1.蛍光体ホイールの構成]
図5A及び図5Bは、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5の構成を示す。図5Aは、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5の正面図である。図5Bは、図5Aの区間A1−A1’における断面図である。
図5A及び図5Bは、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5の構成を示す。図5Aは、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5の正面図である。図5Bは、図5Aの区間A1−A1’における断面図である。
第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5は、図5A及び図5Bに示すように、光入射層501、502a、502b、503、及び504を備える波長変換複合体と、接着層505と、反射層506と、基板507と、モータ508とを備える。図5Aの光入射層502a及び502b(総称して、符号502を付す。)は同一の材料からなる。円盤形状を有する基板507の一方の面の上に反射層506が形成され、反射層506の上に、接着層505を介して、光入射層501、502、503、及び504を備える波長変換複合体が固定される。モータ508は、基板507をその中心の周りに回転させる。
接着層505は、充填粒子550及びバインダー551の混合物を含む。接着層505は、図4の接着層401と同様に構成される。
反射層506は、図4の反射層402と同様に構成される。
基板507は、例えばアルミニウムなどの金属、又は他の材料からなる。アルミニウムからなる基板507は、軽量でありかつ高い熱伝導性を有するので、蛍光体ホイールの部品として好適である。
光入射層501、502、及び503は、同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる。光入射層501、502、及び503は、同一平面上において層状に形成され、かつ、互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。また、光入射層504は、層状に形成された光入射層501、502、及び503の一方の面(図5Bの下面)において、光入射層501、502、及び503を支持する支持層として構成される。したがって、光入射層501、502、503、及び504は、第1の実施形態において説明した波長変換複合体を構成する。
また、図5Aに示すように、光入射層501、502、及び503は、所定半径のリングのうち、互いに異なる角度範囲にわたるセグメントの形状を有する。光入射層504は、同じ半径のリングの形状を有する。これにより、図5A及び図5Bの波長変換複合体は、所定半径のリングの形状を有する。蛍光体ホイール5は、図3の材料複合体310からリング形状の波長変換複合体を切り出し、次いで、この波長変換複合体を基板507に接着して固定する(すなわち、光入射層504を、接着層505を介して反射層506に固定する)ことによって構成される。
光入射層501、502、503、及び504は、それぞれ、波長変換粒子510、520、530、及び540の焼結体である。光入射層501、502、及び503のうちの少なくとも1つは、入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換粒子からなる。ここで、波長変換粒子は波長変換材料の一例である。波長変換粒子510は、例えば、青色の波長域の入射光を緑色の波長域の光に変換するLuAG蛍光体を含んでもよい。波長変換粒子530は、例えば、青色の波長域の入射光を黄色の波長域の光に変換する、非ゼロ濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を含んでもよい。波長変換粒子520及び540は、例えば、青色の波長域の入射光を、その波長域を変換することなく透過して青色の波長域の出射光を生じる、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を含んでもよい。
図5Aの蛍光体ホイール5において、基板507が反時計回りに回転して、入射光のスポットが光入射層501→502a→503→502b→501→…の順に時計回りに移動するとき、緑色→青色→黄色→青色→緑色→…の出射光が順に生じる。
波長変換粒子530は、青色の波長域の入射光を黄色の波長域の光に変換する蛍光体に代えて、例えば、青色の波長域の入射光を赤色の波長域の光に変換する蛍光体を含んでもよい。また、波長変換粒子520は、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体(透明材料)に代えて、青色の波長域の入射光を、わずかに異なる青色の波長域の光に変換する蛍光体を含んでもよい。また、波長変換粒子540は、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体(透明材料)に代えて、青色の波長域の入射光を緑色及び黄色の波長域の光に変換する蛍光体を含んでもよい。
また、各光入射層は、青色の波長域の入射光に代えて、紫外域の入射光に応じて、それぞれ、緑色、青色、黄色、もしくは赤色の波長域の光に変換された出射光を生じるように構成されてもよい。
図5Aの例では、1つの光入射層501の領域において緑色の出射光を生じ、2つの光入射層502a及び502bの領域において青色の出射光を生じ、1つの光入射層503の領域において黄色の出射光を生じる場合について説明した。それに代わって、図5Aの例とは異なる個数の光入射層を用いて、緑色、青色、及び黄色の出射光をそれぞれ発生してもよい。
また、図5Aの例では、波長変換複合体がリング形状を有する場合について説明した。それに代わって、リングの一部であるセグメントの形状をそれぞれ有する、少なくとも1つの波長変換複合体及び少なくとも1つの他の光入射層の組み合わせを、リング状に配列し、基板507に接着して固定してもよい。
また、蛍光体ホイール5は、第1の実施形態に係る波長変換複合体に代えて、第1の実施形態の変形例に係る波長変換複合体を備えてもよい。この場合、蛍光体ホイール5は、図5Bの光入射層504に代えて、反射材料からなる光入射層を備える。
次に、第3の実施形態の第1の変形例に係る蛍光体ホイールについて詳細に説明する。
図6A及び図6Bは、第3の実施形態の第1の変形例に係る蛍光体ホイール6の構成を示す。図6Aは、第3の実施形態の第1の変形例に係る蛍光体ホイール6の正面図である。図6Bは、図6Aの区間A2−A2’における断面図である。
第3の実施形態の第1の変形例に係る蛍光体ホイール6は、図6A及び図6Bに示すように、光入射層601a、602a、及び603aを備える第1の波長変換複合体と、光入射層601b、602b、及び603bを備える第2の波長変換複合体と、接着層505と、反射層506と、基板507と、モータ508とを備える。図6Aの光入射層601a及び601bは同一の材料からなり、これらをまとめて光入射層601という。また、図6Aの光入射層602a及び602bは同一の材料からなり、これらをまとめて光入射層602という。また、図6Aの光入射層603a及び603bは同一の材料からなり、これらをまとめて光入射層603という。また、図6Aの接着層505a及び505bは、接着層505の一部を示す。円盤形状を有する基板507の一方の面の上に反射層506が形成され、反射層506の上に、接着層505を介して、2組の波長変換複合体が固定される。
図6A及び図6Bの接着層505、反射層506、基板507、及びモータ508は、図5A及び図5Bの対応する構成要素と同様に構成される。
光入射層601a及び602aは、同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる。光入射層601a及び602aは、同一平面上において層状に形成され、かつ、互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成される。また、光入射層603aは、層状に形成された光入射層601a及び602aの一方の面(図6Bの下面)において、光入射層601a及び602aを支持する支持層として構成される。したがって、光入射層601a、602a、及び603aは、第1の実施形態において説明した波長変換複合体を構成する。同様に、光入射層601b、602b、及び603bもまた、第1の実施形態において説明した波長変換複合体を構成する。
また、図6Aに示すように、光入射層601a及び602aは、所定半径のリングのうち、互いに異なる角度範囲にわたるセグメントの形状を有する。光入射層603aは、各光入射層601a及び602aの角度範囲の和にわたるセグメントの形状を有する。これにより、光入射層601a、602a、及び603aを備える波長変換複合体は、リングの一部であるセグメントの形状を有する。同様に、光入射層601b、602b、及び603bを備える波長変換複合体もまた、同じリングの一部であるセグメントの形状を有する。蛍光体ホイール6は、図3の材料複合体310からセグメントの形状を有する2つの波長変換複合体を切り出し、次いで、これらの波長変換複合体を実質的にリング状に配列し、基板507に接着して固定する(すなわち、光入射層603a及び603bを、接着層505を介して反射層506に固定する)ことによって構成される。図6Aの例では、接着層505は、リング形状の領域に形成され、また、接着層505a及び505bの領域において、波長変換複合体の固定に寄与することなく露出している。
光入射層601、602、及び603は、それぞれ、波長変換粒子610、620、及び630の焼結体である。光入射層601、602、及び603のうちの少なくとも1つは、入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換粒子からなる。ここで、波長変換粒子は、波長変換材料の一例である。波長変換粒子610は、例えば、青色の波長域の入射光を緑色の波長域の光に変換するLuAG蛍光体を含んでもよい。波長変換粒子620は、例えば、青色の波長域の入射光を黄色の波長域の光に変換する、非ゼロ濃度の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を含んでもよい。波長変換粒子630は、例えば、青色の波長域の入射光を、その波長域を変換することなく透過して青色の波長域の出射光を生じる、濃度0%の賦活剤Ceを含むYAG蛍光体を含んでもよい。
図6Aの蛍光体ホイール6において、基板507が反時計回りに回転して、入射光のスポットが光入射層601a→602a→接着層505a→光入射層601b→602b→接着層505b→光入射層601a→…の順に時計回りに移動するとき、緑色→黄色→青色→緑色→黄色→青色→…の出射光が順に生じる。
光入射層601、602、及び603は、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5と同様に、上述したものとは異なる光学特性(波長特性など)を有する材料からなるものであってもよい。
図6Aの例では、接着層505がリング形状の領域に形成される場合について説明した。それに代わって、波長変換複合体の固定に寄与しない接着層505の領域(すなわち、図6Aの接着層505a及び505bの領域)を除去し、これにより、反射層506を露出させてもよい。
また、蛍光体ホイール6は、第1の実施形態に係る波長変換複合体に代えて、第1の実施形態の変形例に係る波長変換複合体を備えてもよい。この場合、蛍光体ホイール6は、図6Bの光入射層603に代えて、反射材料からなる光入射層を備える。
続いて、第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイールについて詳細に説明する。
図7A及び図7Bは、第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイール7の構成を示す。図7Aは、第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイール7の正面図である。図7Bは、図7Aの区間A3−A3’における断面図である。
第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイール7は、図7A及び図7Bに示すように、図5A及び図5Bの蛍光体ホイール5の基板507に代えて、基板507Aを備える。基板507Aは、図5Aの基板507と同様に円盤形状を有し、さらに、開口701a及び701bを備える。蛍光体ホイール7の他の構成要素は、図5A及び図5Bの蛍光体ホイール5の対応する構成要素と同様に構成される。
光入射層502a及び502bは、前述したように、透明材料からなる透過素子である。開口701a及び701bは、基板507Aの中心から、リング形状の波長変換複合体(すなわち、光入射層501、502、503、及び504)の半径に等しい距離の位置に設けられる。波長変換複合体を基板507Aに接着して固定するとき、光入射層502a及び502bは、開口701a及び701bと重なりあう位置に配置される。
図7Aの蛍光体ホイール7において、基板507Aが反時計回りに回転して、入射光のスポットが光入射層501→502a→503→502b→501→…の順に時計回りに移動するとき、緑色→青色→黄色→青色→緑色→…の出射光が順に生じる。このとき、緑色及び黄色の出射光は、反射層506によって反射されることにより、入射光の進行方向に対して反転した方向に進む。一方、青色の出射光は、開口701a及び701bを通過して、入射光の進行方向と同じ方向に進む。
基板507Aは、図7Aに示すような開口701a及び701bに限らず、他の形状を有する開口、又は切り欠きを有してもよい。
また、基板507Aは、図5A及び図5Bの基板507のように、例えばアルミニウムなどの金属からなるものであってもよく、それに代わって、他の材料、例えばガラス又はサファイヤなどの透明材料からなるものであってもよい。透明材料からなる基板を用いる場合、開口又は切り欠きを設けなくてもよい。
最後に、第3の実施形態の第3の変形例に係る蛍光体ホイール8について詳細に説明する。
図8A及び図8Bは、第3の実施形態の第3の変形例に係る蛍光体ホイール8の構成を示す。図8Aは、第3の実施形態の第3の変形例に係る蛍光体ホイール8の正面図である。図8Bは、図8Aの区間A4−A4’における断面図である。
第3の実施形態の第3の変形例に係る蛍光体ホイール8は、図8A及び図8Bに示すように、図6A及び図6Bの蛍光体ホイール6の基板507に代えて、基板507Bを備える。基板507Bは、図7Aの基板507Aと同様に円盤形状を有し、さらに、開口801a及び801bを備える。蛍光体ホイール8の他の構成要素は、図6A及び図6Bの蛍光体ホイール6の対応する構成要素と同様に構成される。
開口801a及び801bは、所定半径のリングのうち、所定の角度範囲にわたるセグメントの形状を有する領域に設けられる。また、接着層505は、同じ半径のリングのうち、他の角度範囲にわたるセグメントの形状を有する領域に形成される。接着層505の領域に、2組の波長変換複合体(すなわち、光入射層601a、602a、及び603aを備える第1の波長変換複合体、及び、光入射層601b、602b、及び603bを備える第2の波長変換複合体)が固定される。
図8Aの蛍光体ホイール8において、基板507Bが反時計回りに回転して、入射光のスポットが光入射層601a→602a→開口801a→光入射層601b→602b→開口801b→光入射層601a→…の順に時計回りに移動するとき、緑色→黄色→青色→緑色→黄色→青色→…の出射光が順に生じる。このとき、緑色及び黄色の出射光は、反射層506によって反射されることにより、入射光の進行方向に対して反転した方向に進む。一方、青色の出射光は、開口801a及び801bを通過して、入射光の進行方向と同じ方向に進む。
[3−2.効果など]
第3の実施形態に係る蛍光体ホイール(5、6、7、8)は、以下の構成を有する。
第3の実施形態に係る蛍光体ホイール(5、6、7、8)は、以下の構成を有する。
第3の実施形態に係る蛍光体ホイール(5、6、7、8)は、蛍光板と、蛍光板を回転させるモータ(508)とを備える。蛍光板の基板(507、507A、507B)は円盤形状を有する。蛍光板の少なくとも1つの波長変換複合体は、リング又はセグメントの形状を有する。
第3の実施形態に係る蛍光体ホイール(5、6、7、8)において、基板(507A)は開口又は切り欠き(701)を有してもよい。波長変換複合体の複数の光入射層のうちの少なくとも1つは、開口又は切り欠き(701)と重なりあう位置に配置された、透明材料からなる透過素子であってもよい。
したがって、図5A〜図8Bに示す構成によれば、第2の実施形態に係る蛍光板を回転させることにより、互いに異なる光学特性を有する複数の光入射層の位置合わせを行うことなく、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる蛍光体ホイールを、容易に、高精度かつ低コストに製造することができる。また、このような蛍光体ホイールを用いることにより、蛍光体ホイールを備えた光源装置及び投写型映像表示装置の製造時における位置の精度を向上させることができ、歩留まりが向上するのでコストを低減することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る光源装置について詳細に説明する。
第4の実施形態に係る光源装置について詳細に説明する。
[4−1.光源装置の構成]
図9は、第4の実施形態に係る光源装置9の構成を示す図である。
図9は、第4の実施形態に係る光源装置9の構成を示す図である。
第4の実施形態に係る光源装置9は、第2の実施形態に係る蛍光板4を備える。
また、光源装置9は、複数の第一の半導体レーザー素子901を備える。光源装置9はさらに、複数のコリメータレンズ902、凸レンズ903、拡散板904、凹レンズ905、波長選択性ミラー906、及び凸レンズ907,908を備える。これらの光学部品は、第一の半導体レーザー素子901の出射光を蛍光板4に導く光学系の一例である。
加えて、光源装置9は、複数の第二の半導体レーザー素子911、複数のコリメータレンズ912、凸レンズ913、拡散板914、及び凹レンズ915を備える。これらの光学部品は、第二の半導体レーザー素子911の出射光を、後述する凸レンズ920に導く光学系の一例である。光源装置9は、更に、凸レンズ920、カラーホイール921、及びロッドインテグレータ922を備える。
複数の第一の半導体レーザー素子901から出射された青色の波長域の光は、第一の半導体レーザー素子901の出射側に配置されたコリメータレンズ902により平行化される。複数のコリメータレンズ902の出射側には、コリメータレンズ902から出射される第一の半導体レーザー素子901の光をまとめて光束幅を小さくする凸レンズ903が配置される。凸レンズ903で光束幅が小さくなった光は、凸レンズ903の出射側に配置された拡散板904に入射する。拡散板904では、凸レンズ903によって解消しきれなかった光束の不均一性を低減する。拡散板904から出射した光は、凹レンズ905に入射する。凹レンズ905は、拡散板904から出射した光を平行化する。
凹レンズ905から出射した平行化された光は、凹レンズ905の出射側に配置された波長選択性ミラー906に入射する。波長選択性ミラー906は、凹レンズ905から入射する光の光軸に対して45度の角度で配置されている。波長選択性ミラー906は、第一の半導体レーザー素子901と後述する第二の半導体レーザー素子911の波長域(青色)の光を透過し、また、他の波長域の光(緑色及び黄色など)を反射する特性を有する。したがって、凹レンズ905から出射された光は、波長選択性ミラー906を通過する。波長選択性ミラー906を通過した光は、凸レンズ907及び908の順に入射することで、光束が収束した状態で蛍光板4に入射する。蛍光板4は、光入射層101、102及び103が凸レンズ908に対向するように配置される。
第一の半導体レーザー素子901からの光が、凸レンズ907及び908によって収束し、光入射層101、102及び103に入射することによって、それぞれ異なる波長域の光、例えば、緑色及び黄色の波長域の光(蛍光)が発生し、発生した緑色及び黄色の波長域の光は、蛍光板4側から凸レンズ908に入射する。凸レンズ908を出射した緑色及び黄色の波長域の光は、凸レンズ907に入射して平行化される。平行化した緑色及び黄色の波長域の光は、波長選択性ミラー906に入射する。
波長選択性ミラー906は、凸レンズ907から入射する光の光軸に対して45度の角度で配置される。また、波長選択性ミラー906は、緑色及び黄色の波長域の光を反射する特性を有する。したがって、凸レンズ907から入射した緑色及び黄色の波長域の光は、波長選択性ミラー906で反射し、その方向を90度変えて、凸レンズ920に入射する。
続いて、第二の半導体レーザー素子911から出射された青色の波長域の光は、第二の半導体レーザー素子911の出射側に配置されたコリメータレンズ912により平行化される。複数のコリメータレンズ912の出射側には、コリメータレンズ912から出射される第二の半導体レーザー素子911からの光をまとめて光束幅を小さくする凸レンズ913が配置される。凸レンズ913で光束幅が小さくなった光は、凸レンズ913の出射側に配置された拡散板914に入射する。拡散板914では、凸レンズ903によって解消しきれなかった光束の不均一を低減する。拡散板914から出射した光は、凹レンズ915は、拡散板914から出射した光を平行化する。
凹レンズ915から出射した平行化された光は、凹レンズ915の出射側に配置された波長選択性ミラー906に入射する。波長選択性ミラー906は、凹レンズ915から入射する光の光軸に対しても45度の角度で配置されている。波長選択性ミラー906は、第一の半導体レーザー素子901と第二の半導体レーザー素子911の波長域(青色)の光を透過し、また、他の波長域の光(緑色及び黄色など)を反射する特性を有する。したがって、凹レンズ915から出射された光は、波長選択性ミラー906を通過する。波長選択性ミラー906を通過した第二の半導体レーザー素子911の光は、そのまま進んで、凸レンズ920に入射する。
凸レンズ920に入射した緑色、黄色及び青色の波長の光は、凸レンズ920によって収束し、次いで、カラーホイール921を通過し、ロッドインテグレータ922に入射する。
カラーホイール921は、凸レンズ920から出射した緑色、黄色及び青色の混合された光から、緑色、黄色、青色及び赤色のみを通過する波長選択膜を有する。これにより、カラーホイール921が1回転する間に、ロッドインテグレータ922から出射される光は、緑色、黄色、青色、赤色が順次に時系列に出射する。
なお、ここでは、蛍光板4から出射される蛍光は緑色と黄色としたが、緑色と赤色でもよく、また、波長領域の異なる黄色であっても良い。また、カラーホイール921を、ロッドインテグレータ922の入射側に配置したが、出射側に配置しても良い。また、カラーホイール921を緑色、黄色、青色、赤色のみを通過する波長選択膜を有することとしたが、緑色、青色及び赤色のみを通過する波長選択膜を有することとしても良い。さらに、カラーホイール921を有さない構成で合っても良い。ただし、この場合は、青色、緑色、黄色の波長域の光が混合された状態で出射する。
次に、第4の実施形態の第一の変形例に係る光源装置の構成について詳細に説明する。
図10は、第4の実施形態の第一の変形例に係る光源装置の構成を示す図である。
第4の実施形態の第一の変形例に係る光源装置は、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5を備える。
また、光源装置10は、複数の半導体レーザー素子1001を備える。光源装置10はさらに、複数のコリメータレンズ1002、凸レンズ1003、拡散板1004、凹レンズ1005、偏光及び波長選択性ミラー1006、λ/4位相差板1007、及び凸レンズ1008,1009を備える。これらの光学部品は、半導体レーザー素子1001の出射光を蛍光体ホイール5に導く光学系の一例である。光源装置10はさらに、凸レンズ1010、カラーホイール1011、及びロッドインテグレータ1012を備える。
複数の半導体レーザー素子1001は、出射光の偏光方向が、後述する偏光及び波長選択性ミラー1006に対して、S偏光となるように配置される。それぞれの半導体レーザー素子1001から出射された青色の波長域の光は、半導体レーザー素子1001の出射側に配置されたコリメータレンズ1002により平行化される。複数のコリメータレンズ1002の出射側には、コリメータレンズ1002から出射される半導体レーザー素子1001の光をまとめて光束幅を小さくする凸レンズ1003が配置される。凸レンズ1003によって光束幅が小さくなった光は、凸レンズ1003の出射側に配置された拡散板1004に入射する。拡散板1004では、凸レンズ1003によって解消しきれなかった光束の不均一性を低減する。
拡散板1004から出射した光は、凹レンズ1005に入射する。凹レンズ1005は、拡散板1004から出射した光を平行化する。
凹レンズ1005から出射する平行化された光は、凹レンズ1005の出射側に配置された偏光及び波長選択性ミラー1006に入射する。偏光及び波長選択性ミラー1006は、凹レンズ1005から入射する光の光軸に対して45度の角度で配置される。偏光及び波長選択性ミラー1006は、青色の波長域においてS偏光の光を反射し、一方、青色の波長域においてP偏光の光を透過し、また、他の波長域の光(緑色及び黄色など)を透過する特性を有する。言い換えると、偏光及び波長選択性ミラー1006は、半導体レーザー素子1001から出射された青色の波長域においてS偏光の光を反射し、半導体レーザー素子1001から出射された青色の波長域においてP偏光である光を透過する。また、偏光及び波長選択性ミラー1006は、後述するように、青色の波長域の光で蛍光体ホイール5の光入射層501及び503を励起して生じた波長域の光を透過する。したがって、凹レンズ1005から出射された光は偏光及び波長選択性ミラー1006で反射する。偏光及び波長選択性ミラー1006で反射された青色の波長域の光は、λ/4位相差板1007でその偏光方向をλ/4だけ回旋した後に、凸レンズ1008及び1009の順に入射することで、光束が収束した状態で蛍光体ホイール5に入射する。
蛍光体ホイール5は、光入射層501、502a、502b、及び503が凸レンズ1009に対向するように配置される。前述のように、基板507がモータ508によって回転されて、入射光のスポットが光入射層501→502a→503→502b→501→…の順に移動するとき、緑色→青色→黄色→青色→緑色→…の出射光が順に生じる。
まず、青色の波長域の光が、凸レンズ1008及び1009によって収束し、光入射層501及び503に入射する場合、光入射層501及び503によって、それぞれ、緑色及び黄色の波長域の光(蛍光)が発生し、発生した緑色及び黄色の波長域の光は、光入射層501及び503から凸レンズ1009に入射する。凸レンズ1009を出射した緑色及び黄色の波長域の光は、凸レンズ1008に入射して平行化される。平行化した緑色及び黄色の波長域の光は、λ/4位相差板1007に入射し、次いで、偏光及び波長選択性ミラー1006に入射する。
偏光及び波長選択性ミラー1006は、λ/4位相差板1007から入射する光の光軸に対して45度の角度で配置される。また、偏光及び波長選択性ミラー1006は、緑色及び黄色の波長域の光を透過する特性を有する。したがって、λ/4位相差板1007から入射する緑色及び黄色の波長域の光は、偏光及び波長選択性ミラー1006をそのまま透過し、凸レンズ1010に入射する。
一方、青色の波長域の光が、凸レンズ1008及び1009によって収束し、光入射層502a及び502bに入射する場合、青色の波長域の光は、その波長域が変換されることなく、反射層506(及び/又は接着層505、及び/又は光入射層504)によって反射され、反射された青色の波長域の光は、光入射層502a及び502bから凸レンズ1009に入射する。凸レンズ1009に入射した青色の波長域の光は、凸レンズ1008に入射して平行化される。平行化した青色の波長域の光は、λ/4位相差板1007に入射し、その偏光方向をλ/4だけ回旋する。青色の波長域の光は、λ/4位相差板1007を合計で2回通過することにより、その位相はλ/2だけ変化し、偏光方向が90°回旋する。したがって、青色の波長域の光は、当初のS偏光からP偏光に変化する。λ/4位相差板1007を通過した青色の波長域の光は、次いで、偏光及び波長選択性ミラー1006に入射する。
前述の通り、偏光及び波長選択性ミラー1006は、λ/4位相差板1007から入射する光の光軸に対して45度の角度で配置される。また、偏光及び波長選択性ミラー1006は、青色の波長域においてS偏光の光を反射する一方、青色の波長域においてP偏光の光を透過する特性を有する。したがって、蛍光体ホイール5の光入射層502a及び502bからの青色の波長域におけるP偏光の光は、偏光及び波長選択性ミラー1006を通過し、凸レンズ1010に入射する。
凸レンズ1010に入射した緑色、黄色、及び青色の波長域の光は、凸レンズ1010によって収束し、次いで、カラーホイール1011を通過し、ロッドインテグレータ1012に入射する。
カラーホイール1011は、図示しない同期回路により、蛍光体ホイール5と同期される。また、カラーホイール1011は、蛍光体ホイール5からの黄色の波長域の光が入射する角度範囲にわたる領域の一部において、黄色の波長域の光から赤色の波長域の光のみを透過する特性を持つ波長選択性膜を有する。これにより、カラーホイール1011が1回転するとき、ロッドインテグレータ1012から出射する光は、緑色→青色→黄色→赤色→青色の順に変化し、これらの光が時間的に合成されることで白色光が出射される。
以上では、第3の実施形態に係る蛍光体ホイール5を備える光源装置9について説明したが、第3の実施形態の第1の変形例に係る蛍光体ホイール6を備えた光源装置も同様に提供可能である。蛍光体ホイール6は、前述のように、緑色及び黄色の波長域の光を生じる2組の波長変換複合体と、青色の波長域の光を生じる接着層505a及び505bの領域とを備える。したがって、蛍光体ホイール6が1回転するとき、緑色→黄色→青色→緑色→黄色→青色の波長域の光が順に生じる。カラーホイール1011は、蛍光体ホイール6と同期される。また、カラーホイール1011は、蛍光体ホイール6からの黄色の波長域の光が入射する角度範囲にわたる領域の一部において、黄色の波長域の光から赤色の波長域の光のみを透過する特性を持つ波長選択性膜を有する。これにより、カラーホイール1011が1回転するとき、ロッドインテグレータ1012から出射する光は、緑色→黄色→赤色→青色→緑色→黄色→赤色→青色の順に変化し、これらの光が時間的に合成されることで白色光が出射される。
なお、偏光及び波長選択性ミラー1006を光軸に対して45度の位置に配置するとしたが、半導体レーザー素子1001からのレーザー素子光のS偏光を反射し、半導体レーザー素子1001からのレーザー素子光のP偏光と蛍光体ホイール5もしくは6からの蛍光を通過する特性を確保するために、45度以外の角度に配置されても良い。また、カラーホイール1011を、ロッドインテグレータ1012の入射側に配置したが出射側に配置しても良い。
次に、第4の実施形態の第2の変形例に係る光源装置の構成について詳細に説明する。
図11は、第4の実施形態の第2の変形例に係る光源装置11の構成を示す図である。
第4の実施形態の第2の変形例に係る光源装置は、第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイール7を備える。
また、光源装置11は、複数の半導体レーザー素子1101を備える。光源装置11はさらに、複数のコリメータレンズ1102、凸レンズ1103、拡散板1104、凹レンズ1105、波長選択性ミラー1106、及び凸レンズ1107,1108を備える。これらの光学部品は、半導体レーザー素子1101の出射光を蛍光体ホイール7に導く光学系の一例である。光源装置11はさらに、凸レンズ1121,1122,1124,1126,1128、及び反射ミラー1123,1125,1127を備える。光源装置11はさらに、凸レンズ1109、カラーホイール1110、及びロッドインテグレータ1111を備える。
光源装置11において、半導体レーザー素子1101の出射光の偏光方向は揃えなくてもよい。また、光源装置11は、図10の偏光及び波長選択性ミラー1006に代えて、図9の波長選択性ミラー906と同じく、偏光方向に非依存である波長選択性ミラー1106を備える。波長選択性ミラー1106は、青色の波長域の光を反射し、他の波長域の光(緑色及び黄色など)を透過する特性を有する。また、光源装置11は、図10のλ/4位相差板1007に対応する構成要素を備えていない。その他の点では、半導体レーザー素子1101の出射光を蛍光体ホイール7に導く光学系は、図10の対応する光学系と同様に構成され、その詳細な説明を省略する。
蛍光体ホイール7は、光入射層501、502a、502b、及び503が凸レンズ1108に対向するように配置される。前述のように、基板507Aがモータ508によって回転されて、入射光のスポットが光入射層501→502a→503→502b→501→…の順に移動するとき、緑色→青色→黄色→青色→緑色→…の出射光が順に生じる。緑色→青色→黄色→青色→緑色→…の出射光が順に生じる。このとき、緑色及び黄色の出射光は、反射層506(及び/又は接着層505、及び/又は光入射層504)によって反射されることにより、入射光の進行方向に対して反転した方向に進む。一方、青色の出射光は、開口701a及び701bを通過して、入射光の進行方向と同じ方向に進む。
まず、青色の波長域の光が、凸レンズ1107及び1108によって収束し、光入射層501及び503に入射する場合、光入射層501及び503によって、それぞれ、緑色及び黄色の波長域の光(蛍光)が発生し、発生した緑色及び黄色の波長域の光は、光入射層501及び503から凸レンズ1108に入射する。凸レンズ1108を出射した緑色及び黄色の波長域の光は、凸レンズ1107に入射して平行化される。平行化した緑色及び黄色の波長域の光は、波長選択性ミラー1106に入射する。
波長選択性ミラー1106は、凸レンズ1107から入射する光の光軸に対しても45度の角度で配置される。また、波長選択性ミラー1106は、緑色及び黄色の波長域の光を透過する特性を有する。したがって、凸レンズ1107から入射する緑色及び黄色の波長域の光は、波長選択性ミラー1106をそのまま透過し、凸レンズ1109に入射する。
一方、青色の波長域の光が、凸レンズ1107及び1108によって収束し、光入射層502a及び502b(及び光入射層504)に入射する場合、青色の波長域の光は、その波長域が変換されることなく、開口701a及び701bを通過する。
開口701a及び701bを通過した青色の波長域の光は、凸レンズ1121及び1122を通過して平行化されたのち、反射ミラー1123、1125、及び1127と凸レンズ1124、1126、及び1128とによってその進行方向を変え、半導体レーザー素子1101からの光が入射する面とは逆の面から、波長選択性ミラー1106に入射する。
波長選択性ミラー1106は、凸レンズ1128から入射する光の光軸に対しても45度の角度で配置される。また、波長選択性ミラー1106は、青色の波長域の光を反射する特性を有する。したがって、凸レンズ1128から波長選択性ミラー1106に入射する光の進行方向は直角に変更され、凸レンズ1109に入射する。
凸レンズ1109に入射した緑色、黄色、及び青色の波長域の光は、凸レンズ1109によって収束し、次いで、カラーホイール1110を通過し、ロッドインテグレータ1111に入射する。
カラーホイール1110は、図示しない同期回路により、蛍光体ホイール7と同期される。また、カラーホイール1110は、蛍光体ホイール7からの黄色の波長域の光が入射する角度範囲にわたる領域の一部において、黄色の波長域の光から赤色の波長域の光のみを透過する特性を持つ波長選択性膜を有する。これにより、カラーホイール1110が1回転するとき、ロッドインテグレータ1111から出射する光は、緑色→青色→黄色→赤色→青色の順に変化し、これらの光が時間的に合成されることで白色光が出射される。
以上では、第3の実施形態の第2の変形例に係る蛍光体ホイール7を備える光源装置11について説明したが、第3の実施形態の第3の変形例に係る蛍光体ホイール8を備えた光源装置も同様に提供可能である。蛍光体ホイール8は、前述のように、緑色及び黄色の波長域の光を生じる2組の波長変換複合体と、青色の波長域の光が通過する開口801a及び801bとを備える。したがって、蛍光体ホイール8が1回転するとき、緑色→黄色→青色→緑色→黄色→青色の波長域の光が順に生じる。カラーホイール1110は、蛍光体ホイール8と同期される。また、カラーホイール1110は、蛍光体ホイール8からの黄色の波長域の光が入射する角度範囲にわたる領域の一部において、黄色の波長域の光から赤色の波長域の光のみを透過する特性を持つ波長選択性膜を有する。これにより、カラーホイール1110が1回転するとき、ロッドインテグレータ1111から出射する光は、緑色→黄色→赤色→青色→緑色→黄色→赤色→青色の順に変化し、これらの光が時間的に合成されることで白色光が出射される。
なお、ここではカラーホイールと蛍光体ホイールの同期により、出射光の順序として赤色の両側に黄色があっても良い。また、ここで記載した色の順序は一例であり、蛍光体ホイールとカラーホイールの形態によっては、別の構成も有り得る。
[4−2.効果など]
第4の実施形態に係る光源装置(9、10、11)は、以下の構成を有する。
第4の実施形態に係る光源装置(9、10、11)は、以下の構成を有する。
第4の実施形態に係る光源装置(9、10、11)は、蛍光板4もしくは蛍光体ホイール(5、6、7、8)と、光源素子の一例である半導体レーザー素子(901、1001、1101)とを備える。
したがって、図9、図10及び図11に示す構成によれば、第2の実施形態の係る蛍光板もしくは第3の実施形態に係る蛍光板ホイール装置を回転させることにより、互いに異なる光学特性を有する複数の光入射層の位置合わせを行うことなく、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる光源装置を、容易に、高精度かつ低コストに製造することができる。また、このような光源装置を用いることにより、光源装置を備えた投写型映像表示装置の製造時における位置の精度を向上させることができ、歩留まりが向上するのでコストを低減することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の投写型映像表示装置について詳細に説明する。
第5の実施形態の投写型映像表示装置について詳細に説明する。
[5−1.投射型映像表示装置の構成]
図12は、第5の実施形態に係る投写型映像表示装置12の構成を示す図である。
図12は、第5の実施形態に係る投写型映像表示装置12の構成を示す図である。
投写型映像表示装置12は、第4の実施形態に係る光源装置9を備える。
図12の光源装置9は図9の光源装置9と同様に構成され、再度の説明は省略する。
投写型映像表示装置12はさらに、リレーレンズ1201,1202,1203、全反射プリズム1211、微小ギャップ1212、ディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)1221、及び投写レンズ1231を備える。
まず、前述のように、光源装置9のロッドインテグレータ922から出射する光は、緑色、黄色、青色、赤色の順に変化するものとして、以降の説明を行う。
リレーレンズ1201、1202、及び1203は、ロッドインテグレータ922を出射した光を全反射プリズム1211に導くリレー光学系を構成する。全反射プリズム1211は2つのプリズムからなり、それらの間に微小ギャップ1212が設けられる。ロッドインテグレータ922を出射した、緑色、黄色、青色、及び赤色の波長域の光は、リレーレンズ1201、1202、及び1203を通過し、全反射プリズム1211に入射する。リレーレンズ1203から全反射プリズム1211に入射した光は、全反射角以上の角度で微小ギャップ1212に入射することで全反射され、その進行方向を変えて、DMD1221に入射する。リレーレンズ1201、1202、及び1203は、ロッドインテグレータ922の出射端における像を、DMD1221の上に結像するように構成される。
DMD1221は、図示しない映像回路から、緑色、黄色、青色及び赤色の波長域の光に応じた映像信号が供給される光変調素子である。また、DMD1221は、図示しない同期回路により、カラーホイール921、及び映像回路と同期される。これにより、DMD1221の各画素は、ロッドインテグレータ922から出射された緑色、黄色、青色又は赤色の波長域の光が入射したとき、映像信号に応じてオン/オフし、光の進行方向を変化させる。
DMD1221のオンした画素からの光は、再び、全反射プリズム1211に入射する。DMD1221から全反射プリズム1211に入射した光は、全反射角より小さい角度で微小ギャップ1212に入射することで微小ギャップ1212を通過し、全反射プリズム1211から出射する。全反射プリズム1211から出射した光は、投写レンズ1231に入射し、図示しないスクリーンへと拡大して投写される。
続いて、第5の実施形態の第2の変形例の投写型映像表示装置13について詳細に説明する。
図13は、第5の実施形態の第2の変形例に係る投写型映像表示装置13の構成を示す図である。
投写型映像表示装置13は、第4の実施形態に係る光源装置9Aを備える。
図13の光源装置9Aは、図9の光源装置9に対し、カラーホイール921を用いないこと以外は同一の構成であり、ロッドインテグレータ922からの出射光は、緑色、黄色及び青色の波長域の光を、時系列ではなく同時に出射すること以外は同一であり、再度の説明は省略する。
リレーレンズ1301、1302、及び1303は、ロッドインテグレータ922を出射した光を全反射プリズム1311導くリレー光学系を構成する。全反射プリズム1311は、2つのプリズムからなり、それらの間に微小ギャップ1312が設けられる。ロッドインテグレータ922を出射した、緑色、黄色及び青色の波長域の光は、リレーレンズ1301、1302、及び1303を通過し、全反射プリズム1311に入射する。リレーレンズ1303から全反射プリズム1311に入射した光は、全反射角以上の角度で、微小ギャップ1312に入射することで、その進行方向を変えて、色分離合成プリズム1321に入射する。
色分離合成プリズム1321と全反射プリズム1311との間は、微小のギャップを有するように配置されている。また、色分離合成プリズム1321は、3つのガラスブロックで構成されており、全反射プリズム1311からの入射側から順に1番目と2番目のガラスブロックの間には、1番目のガラスブロック側に青色の波長域の光を反射するとともに、それ以外の波長域の光を透過する波長選択性膜を設けるとともに、2番目のガラスブロックの間に微小ギャップ1322を有している。さらに、第2番目と第3番目のガラスブロックの間には、赤色の波長域の光を反射するとともに、緑色の波長域の光を透過する波長選択性膜が設けられている。
全反射プリズム1311から、色分離合成プリズム1321に入射した光は、色分離合成プリズム1321の1番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜で、ロッドインテグレータ922からの光のうち、青色の波長域の光を反射し、それ以外の波長域の光を透過する。色分離合成プリズム1321の1番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜で反射した青色光は、その進行方向を、色分離合成プリズムの入射側に変化する。進行方向を変えた青色光は、色分離合成プリズムの入射面に、全反射角度以上の角度で入射することで反射し、その進行方向を変え、DMD1333に入射する。
続いて、色分離合成プリズム1321の1番目と2番目のガラスブロックの間の波長選択性膜を通過した青色波長域以外の光はそのまま進行し、色分離合成プリズム1321の2番目と3番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜で、緑色の波長域の光はそのまま通過し、赤色の波長域の光は反射し、1番目のガラスブロックへの進行方向を変更する。
色分離合成プリズム1321の2番目と3番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜で反射した赤色の波長域の光は、1番目のガラスブロックへの進行方向を変え、1番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた微小ギャップ1322に全反射角以上の角度で入射することで反射し、再び進行方向を変えてDMD1332に入射する。
また、色分離合成プリズム1321の2番目と3番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜を通過した緑色の波長域の光は、そのまま、第3のブロックを通過し、DMD1331に入射する。
DMD1331、1332及び1333は、図示しない映像回路から、それぞれ、緑色、赤色及び青色の波長域の光に応じた映像信号が供給される光変調素子である。DMD1331、1332及び1333の各画素は、映像信号に応じてオン/オフし、光の進行方向を変化させる。
DMD1331のオンした画素からの緑色の波長域の光は、再び、色分離合成プリズム1321の3番目のガラスブロックに入射し、3番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性ミラー、2番目と1番目のガラスブロックの間の波長選択性膜を順に通過し、全反射プリズム1311に向かって出射する。
次に、DMD1332のオンした画素からの赤色の波長域の光は、再び、色分離合成プリズム1321の2番目のガラスブロックに入射し、1番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた微小ギャップ1322に全反射角度以上の角度で入射することで反射し、次に、2番目と3番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性ミラーで反射することで、前述の緑色の波長域の光と合成され1番目と2番目のガラスブロックの間に設けられた波長選択性膜を通過し、全反射プリズム1311に向かって出射する。
最後に、DMD1333のオンした画素からの青色の波長域の光は、再び、色分離合成プリズム1321の1番目のガラスブロックに入射して、まず、全反射プリズム1311と色分離合成プリズム1321の間に設けられたギャップに全反射角以上の角度で入射することで反射し、続いて、色分離合成プリズム1321の1番目と2番目の間に設けられた波長選択性膜で反射することで、前述の緑色及び赤色の波長域の光と合成され、全反射プリズム1311に向かって出射する。
このようにして、色分離合成プリズム1321で合成されたDMD1331、1332及び1333でオンした画素からの緑色、赤色及び青色の光は、色分離合成プリズム1321を出射し、全反射プリズム1311に入射する。全反射プリズム1311に入射したDMD1331、1332及び1333でオンした画素からの緑色、赤色及び青色の光は、微小ギャップ1312に全反射角度以下の角度で入射することで、全反射プリズム1311を出射する。全反射プリズム1311を出射した光は、投写レンズ1341に入射し、図示しないスクリーンへと拡大投写される。
続いて、第5の実施形態の第2の変形例の投写型映像表示装置14について詳細に説明する。
図14は、第5の実施形態の第2の変形例に係る投写型映像表示装置14の構成を示す図である。
投写型映像表示装置14は、図12の光源装置9に代えて、第4の実施形態の第1の変形例に係る光源装置10を備える。図14の光源装置10は図10の光源装置10と同様に構成されるので、再度の説明は省略する。また、リレーレンズ1201よりも後段の構成要素の構成及び動作もまた、図12の対応する構成要素のものと同様であるので、再度の説明は省略する。
さらに、第5の実施形態の第3の変形例の投写型映像表示装置15について詳細に説明する。
図15は、第5の実施形態の第3の変形例に係る投写型映像表示装置15の構成を示す図である。
投写型映像表示装置15は、図14の光源装置10に代えて、第4の実施形態の第2の変形例に係る光源装置11を備える。図15の光源装置11は図11の光源装置11と同様に構成されるので、再度の説明は省略する。また、リレーレンズ1201よりも後段の構成要素の構成及び動作もまた、図14の対応する構成要素のものと同様であるので、再度の説明は省略する。
[5−1.効果など]
第5の実施形態に係る投写型映像表示装置(11、12、13、14)は、以下の構成を有する。
第5の実施形態に係る投写型映像表示装置(11、12、13、14)は、以下の構成を有する。
第5の実施形態に係る投写型映像表示装置(11、12、13、14)は、光源装置(9、10、11)と、光変調素子の一例であるDMD(1221、1331、1332、1333)と、光源装置(9、9A、10、11)によって発生された光を光変調素子の一例であるDMD(1221、1331、1332、1333)に入射させる第1の光学系と、光変調素子の一例であるDMD(1221、1331、1332、1333)によって空間的に変調された光を投写する第2の光学系とを備える。
したがって、図12、図13、図14及び図15に示す構成によれば、第4の実施形態に係る光源装置を用いることにより、互いに異なる光学特性を有する複数の光入射層の位置合わせを行うことなく、所定波長域の入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる光源装置を備えた投写型映像表示装置を、容易に、高精度かつ低コストに製造することができる。また、光源装置を備えた投写型映像表示装置の製造時における位置の精度を向上させることができ、歩留まりが向上するのでコストを低減することができる。
本開示の一態様に係る波長変換複合体は、蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、及び投写型映像表示装置に適用可能である。
1,2,3…波長変換複合体、
4…蛍光板、
5,6,7,8…蛍光体ホイール、
9,10,11…光源装置、
12,13,14…投写型映像表示装置、
101,102,103,203,501,502,503,504,601,602,603…光入射層、
110,120,130,510,520,530,540,610,620,630…波長変換粒子、
140…入射光、
150,160…出射光、
230…構成粒子、
250,260…出射光、
301,302,303…材料シート、
310…材料複合体、
401,505…接着層、
410,550…充填粒子、
411,551…バインダー、
402,506…反射層、
403,507,507A,507B…基板、
508…モータ、
701,801…開口、
901,911,1001,1101…半導体レーザー素子、
902,912,1002,1102…コリメータレンズ、
903,907,908,913,920,1003,1008,1009,1010,1103,1107,1108,1109,1121,1122,1124,1126,1128…凸レンズ、
904,914,1004,1104…拡散板、
905,915,1005,1105…凹レンズ、
906,1106…波長選択性ミラー
907…λ/4位相差板、
921,1011,1110…カラーホイール、
922,1012,1111…ロッドインテグレータ、
1006…波長及び偏光選択性ミラー、
1123,1125,1127…反射ミラー、
1201,1202,1203,1301,1302,1303…リレーレンズ、
1211,1311…全反射プリズム、
1212,1312,1322…微小ギャップ、
1221,1331,1332,1333…ディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、
1231,1341…投写レンズ、
1321…色分離合成プリズム。
4…蛍光板、
5,6,7,8…蛍光体ホイール、
9,10,11…光源装置、
12,13,14…投写型映像表示装置、
101,102,103,203,501,502,503,504,601,602,603…光入射層、
110,120,130,510,520,530,540,610,620,630…波長変換粒子、
140…入射光、
150,160…出射光、
230…構成粒子、
250,260…出射光、
301,302,303…材料シート、
310…材料複合体、
401,505…接着層、
410,550…充填粒子、
411,551…バインダー、
402,506…反射層、
403,507,507A,507B…基板、
508…モータ、
701,801…開口、
901,911,1001,1101…半導体レーザー素子、
902,912,1002,1102…コリメータレンズ、
903,907,908,913,920,1003,1008,1009,1010,1103,1107,1108,1109,1121,1122,1124,1126,1128…凸レンズ、
904,914,1004,1104…拡散板、
905,915,1005,1105…凹レンズ、
906,1106…波長選択性ミラー
907…λ/4位相差板、
921,1011,1110…カラーホイール、
922,1012,1111…ロッドインテグレータ、
1006…波長及び偏光選択性ミラー、
1123,1125,1127…反射ミラー、
1201,1202,1203,1301,1302,1303…リレーレンズ、
1211,1311…全反射プリズム、
1212,1312,1322…微小ギャップ、
1221,1331,1332,1333…ディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、
1231,1341…投写レンズ、
1321…色分離合成プリズム。
Claims (15)
- 同じ入射光に応じて互いに異なる波長域の出射光を生じる複数の光入射層を備え、
前記複数の光入射層は、同一平面上において層状に形成され、かつ、前記複数の光入射層のうちの互いに隣接する光入射層のエッジにおいて互いに連結されるように一体的に構成された、
波長変換複合体。 - 前記複数の光入射層のうちの少なくとも1つは、前記入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換材料からなる、
請求項1に記載の波長変換複合体。 - 前記波長変換複合体は、層状に形成された前記複数の光入射層の一方の面において、前記複数の光入射層を支持するように構成された支持層をさらに備える、
請求項1又は2に記載の波長変換複合体。 - 前記支持層は透明材料からなる、
請求項3に記載の波長変換複合体。 - 前記支持層は反射材料からなる、
請求項3に記載の波長変換複合体。 - 前記反射材料は、焼成された酸化チタンからなる、
請求項5に記載の波長変換複合体。 - 前記支持層は、前記入射光の波長域とは異なる波長域の出射光を生じる波長変換材料からなる、
請求項3に記載の波長変換複合体。 - 請求項1〜7のうちの1つに記載の少なくとも1つの波長変換複合体と、
基板とを備え、
前記波長変換複合体と前記基板とは互いに接着して固定された、
蛍光板。 - 前記波長変換複合体と前記基板との間に形成された反射層をさらに備える、
請求項8に記載の蛍光板。 - 請求項8又は9に記載の蛍光板と、
前記蛍光板を回転させるモータとを備え、
前記蛍光板の前記基板は円盤形状を有し、
前記蛍光板の前記少なくとも1つの波長変換複合体は、リング又はセグメントの形状を有する、
蛍光体ホイール。 - 前記基板は開口又は切り欠きを有し、
前記波長変換複合体の前記複数の光入射層のうちの少なくとも1つは、前記開口又は切り欠きと重なりあう位置に配置された、透明材料からなる透過素子である、
請求項10に記載の蛍光体ホイール。 - 請求項8又は9に記載の蛍光板と、
光源素子とを備えた、
光源装置。 - 請求項10又は11に記載の蛍光体ホイールと、
光源素子とを備えた、
光源装置。 - 請求項12又は13に記載の光源装置と、
光変調素子と、
前記光源装置によって発生された光を前記光変調素子に入射させる第1の光学系と、
前記光変調素子によって空間的に変調された光を投写する第2の光学系とを備えた、
投写型映像表示装置。 - 請求項1〜7のうちの1つに記載の波長変換複合体のための製造方法であって、
前記複数の光入射層の焼成前の材料を成型するステップと、
成型された前記複数の光入射層の材料を一体化して焼成するステップとを含む、
波長変換複合体の製造方法。
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JP2019090614A JP2020187228A (ja) | 2019-05-13 | 2019-05-13 | 波長変換複合体、蛍光板、蛍光体ホイール、光源装置、投写型映像表示装置、及び波長変換複合体の製造方法 |
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