JP2020183351A - 嫌気性抗酸化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】嫌気性抗酸化組成物を提供すること。【解決手段】本開示は、体内のフリーラジカルのレベルを改善するための組成物、方法、およびシステムに関する。組成物は、還元状態の抗酸化物質と、脱酸素水溶媒と、を含む。組成物は、抗酸化物質がその還元状態のままであるようになっている。【選択図】図1

Description

開示の内容
〔技術分野〕
本開示は、概して抗酸化組成物に関し、具体的には、ユーザのフリーラジカルレベルを改善するための嫌気性抗酸化組成物に関する。
〔背景〕
本開示は、ユーザのフリーラジカルレベルを改善するため、およびユーザの酸化ストレスの治療のための、組成物、方法、およびシステムに関する。酸化ストレスは、多くの健康状態および疾患の原因となり、細胞、タンパク質、およびDNA(デオキシリボ核酸)への広範なダメージを引き起こし得る。本明細書に開示される組成物、方法、およびシステムは、酸化ストレスを緩和し、体内の危険なフリーラジカルのレベルを下げる。
身体は酸化ストレスからの攻撃を常に受けている。酸素分子は、共有結合で互いに結合された2つの酸素原子を含む。これら2つの結合した酸素原子は、2つの別々の酸素原子に分けられ得、これらはそれぞれ、1つの不対電子を有する。不対電子は、非常に不安定で、安定した電子対を形成するために、すぐに他の不対電子を探し出す。これらの不対電子は、「フリーラジカル」と呼ばれ、身体に広範なダメージを引き起こす原因となり得る。酸素原子がフリーラジカル、すなわち不対電子を有する場合、酸素原子は、体内で酸化ストレスを生じ得る。
フリーラジカルは、癌、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、および多くの他のものを含む、数多くのヒトの疾患と関連する。フリーラジカルは、老化現象に関連性があり、実際、老化は、フリーラジカルによるダメージの緩やかな蓄積と定義されている。フリーラジカルを生成する物質は、食物、薬品、水、および空気中に見つけることができる。多量のフリーラジカルを有することで知られるいくつかの物質としては、揚げ物、アルコール、タバコ、農薬、および大気汚染物質が含まれる。さらに、フリーラジカルは、体内で起こる化学工程の天然の副産物(natural byproducts)である。よって、フリーラジカルの蓄積は不可避であり、フリーラジカルおよび酸化ストレスによって生じるダメージを軽減することが重要である。
フリーラジカルが形成されると、破壊された細胞膜をもたらし得る連鎖反応が起こり得、破壊された細胞膜は、その後、細胞に出入りするものを変化させ得る。連鎖反応は、脂質、タンパク質、またはDNAストランドの構造を変化させ得る。ダメージを受けた細胞は、突然変異して、癌細胞に変化する。フリーラジカルによって開始される段階的なダメージにより、DNAコードが変化され得、これは、その後、不正確なDNA配列で身体によって複製される。フリーラジカルは、身体への広範なダメージを生じ得るので、体内のフリーラジカルレベルを減少させ、それによってフリーラジカルにより生じるダメージを軽減することが、望ましい。
酸化ストレスは、あまりに多くのフリーラジカルおよびフリーラジカルによって生じたあまりに多くの細胞ダメージがある場合に、起こる。酸化ストレスは、タンパク質、脂質、および核酸のダメージと関連付けられる。酸化ストレスは、黄斑変性症、心血管疾患、特定の癌、気腫、アルコール依存症、アルツハイマー病、パーキンソン病、潰瘍、炎症性疾患、関節炎、狼瘡、および他のものを含む、多くの健康状態の発達に役割を果たし得る。酸化ストレスのいくつかの症状は、疲労、頭痛、雑音感度、記憶喪失、および頭にかかったもや、筋肉および関節痛、しわ、視覚障害、ならびに免疫低下を含む。したがって、体内の酸化ストレスを減少させるか、または排除することが、望ましい。
前記を鑑みると、本開示は、体内のフリーラジカルレベルを改善するため、および酸化ストレスを治療するための組成物、方法、およびシステムを提供する。本開示の組成物、方法、およびシステムは、身体の自然な解毒プロセスの治療および支援、ならびに/またはウイルス、バクテリア、重金属毒性、放射線、特定の薬物療法、老化のプロセス、および他のものと戦うための身体の自然な防御システムの治療もしくは支援においても適用可能である。
本開示の非限定的および非包括的実施が、以下の図面を参照して説明され、同様の参照符号は、特別に定めのない限り、さまざまな図面にわたって同様の部品を指す。本開示の利点は、以下の説明および添付図面に関してよりよく理解されるであろう。
〔詳細な説明〕
本明細書には、体内のフリーラジカルレベルを改善するため、および/または体内の酸化ストレスを緩和するための、組成物、方法、およびシステムが開示される。本明細書に開示される組成物、方法、およびシステムは、フリーラジカルによって生じるダメージを減少させ、緩和させることができる。本開示のある実施形態は、抗酸化物質と、脱酸素水溶媒と、を含む組成物である。組成物は、抗酸化物質が還元状態のままとなるようになっている。組成物は、マイクロカプセル化され得、さらに、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレス容器に包装され得る。組成物は、局所、経口、静脈内、筋肉内投与、および/または吸入投与のために提供され得る。
本開示のある実施形態は、還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む組成物である。組成物は、還元型グルタチオンが、その還元状態のままであり、より安定した形態のグルタチオンを形成するために酸化しないようになっている。組成物は、リン脂質リポソーム構造、または何らかの他のマイクロカプセル化構造内に、マイクロカプセル化され得る。組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装され得る。
本明細書に開示される組成物は、体内のフリーラジカルレベルを改善し、体内の酸化ストレスを緩和し、かつ複数の健康状態および疾患の症状を治療または緩和するのに、意外にも良い結果を示す。本明細書に開示される組成物は、熱傷に伴う痛みを緩和することを含む、熱傷を治療すること、および熱傷を治すことに対し、意外にも良い結果を示す。本明細書に開示される組成物は、帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛を治療するのに、意外にも良い結果を示す。本明細書に開示される組成物は、ヘルペス1型および2型を治療するのに、意外にも良い結果を示す。本明細書に開示される組成物は、遅発性ジスキネジアを治療するのに、意外にも良い結果を示す。本明細書に開示される組成物は、エプスタイン・バーウイルスに伴う症状を治療または緩和するのに、意外にも良い結果を示す。
フリーラジカルは、身体に広範なダメージを引き起こし得、持続性のフリーラジカルによるダメージは、酸化ストレスをもたらし得る。フリーラジカルは、他の細胞構造と反応性が高い原子または分子である。フリーラジカルは、非常に不安定である不対電子を含む。フリーラジカルは、通常の代謝プロセスおよび免疫系応答を含む、体内における進行中の生化学反応の天然の副産物である。フリーラジカルを生成する物質は、食物、薬剤、薬品、空気、および水中に見つけることができる。このような物質としては、揚げ物、アルコール、タバコ、農薬、大気汚染物質、およびさらに多くのものが含まれる。フリーラジカルは、酸化と呼ばれるプロセスを通じて電子を奪うことによって、タンパク質、DNA、および細胞膜などの細胞の一部にダメージを引き起こし得る。フリーラジカルの不対電子は、非常に不安定であり、別の分子から電子を「奪い」、はるかに安定した電子対を実行する(perform)。フリーラジカルが細胞の重要な成分を酸化させると、それらの成分は、正常に機能する能力を失い、そのようなダメージの蓄積により、細胞の死を引き起こし得る。多くの研究で、フリーラジカルの生成の増加により、神経細胞損傷が引き起こされるか、または加速され、疾患が生じることが示されている。
「フリーラジカルスカベンジャー」としても知られる抗酸化物質は、フリーラジカルの形成を低減させるか、または、フリーラジカルと反応して(reach with)中和させる、化合物である。抗酸化物質はしばしば、フリーラジカルが他の細胞成分を酸化させ得る前に、電子をフリーラジカルに供与することによって機能する。いったんフリーラジカルの電子が対にされると、フリーラジカルは、安定し、非毒性になる。細胞での抗酸化物質の利用可能性を高めることを目的とした治療が、疾患の進行を防止または遅延させる上で有効となり得る。
本明細書に開示される組成物、方法、およびシステムは、体内のフリーラジカルのレベルを下げるための、意外にも有効な手段を提供する。体内のフリーラジカルのレベルが下がると、酸化ストレスおよび多くの他の健康状態が、治療または緩和され得る。本明細書に開示される組成物、方法、およびシステムは、還元型グルタチオンがフリーラジカルの有効なスカベンジャーとして役立ち得るように還元型グルタチオンを還元状態に維持する、意外にも良好な結果を提供する。
本開示は、治療量の生物学的に有効な還元型グルタチオン(GSH)の嫌気性の製造、包装、および送達へとさらに広げられる。本開示の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本開示を実行し得る特定の実施が、実例として示されている、添付図面を参照する。他の実施も利用されてよく、また、構造上の変化が、本開示の範囲から逸脱せずに行われ得ることが、理解される。
本開示の主題を説明し主張する上で、以下の用語が、下記に記載する定義に従って使用される。
本明細書で使用される用語「含む(comprising)」、「含む(including)」、「含む(containing)」、「を特徴とする」、およびそれらの文法的等価物は、追加の列挙されていない要素または方法ステップを排除しない、包括的であるか、または制限のない用語である。
本明細書で使用される語句「からなる(consisting of)」およびその文法的等価物は、特許請求の範囲で特定されていない、任意の要素、ステップ、または成分を排除する。
本明細書で使用される語句「から本質的になる」およびその文法的等価物は、特許請求の範囲を、特定された成分、材料、またはステップ、および特許請求された開示の基本的かつ新規な1つまたは複数の特徴に実質的に影響しないものに制限するものではない。
本明細書で使用される「有効量」は、非毒性であるが、任意の栄養補助食品または製品に伴う妥当なリスク・ベネフィット比で所望の効果および性能を提供するのに十分である、製品の成分または構成要素の量を意味する。例えば、ビタミンまたはミネラルの有効量は、その欠如を防止し、何らかの有害作用の発生率を減らすのに十分な量である。
別段の定めがない限り、本明細書で使用されるすべての技術的および科学的用語は、本開示が関連し属する分野の当業者が一般的に理解するのと同じ意味を有する。
酸化ストレス、または体内の高レベルのフリーラジカルは、多くの健康問題の原因となり、事実上避けることができない。酸化ストレスは、活性酸素種の全身兆候と、反応中間体を容易に解毒するか、または結果として生じるダメージを修復する身体能力との間のアンバランスを反映する。身体の細胞の正常なレドックス状態の障害は、タンパク質、脂質、およびDNAを含む、細胞のすべての構成要素にダメージを与える過酸化物およびフリーラジカルの生成を通じて、有毒作用を引き起こし得る。酸化的代謝による酸化ストレスは、DNAにおける塩基損傷ならびにストランド切断を引き起こす。さらに、いくつかの活性酸素種(reactive oxidative species)は、レドックスシグナル伝達の細胞メッセンジャーとして作用する。よって、酸化ストレスは、細胞シグナル伝達の身体の正常なメカニズムに乱れを引き起こし得る。ヒトにおいては、酸化ストレスは、いくつかある中でも、注意欠陥多動障害、癌、パーキンソン病、ラフォラ病、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、心不全、心筋梗塞、脆弱X症候群、鎌状赤血球症、扁平苔癬(licen planus)、白斑、自閉症、感染症、慢性疲労症候群、およびうつ病の発症に関与していると考えられる。
化学的には、酸化ストレスは、酸化種の生成の増加、またはグルタチオンなどの抗酸化防衛の有効性の著しい減少と関連付けられる。還元型グルタチオン(GSH)は、身体の主要な抗酸化物質と呼ばれることが多い。グルタチオンは、システイン、グリシン、およびグルタミンを含む3つのアミノ酸で構成され、グルタチオンは、身体の実質的にすべての細胞で見ることができる。最も高い濃度のグルタチオンは、典型的には肝臓で見られ、ここで、グルタチオンは、身体の自然な解毒プロセスにおいて重要な機能を果たす。この自然な解毒プロセスは、体内の酸化ストレスを治療し、ダメージを与える過酸化物およびフリーラジカルの生成を防ぐために重要である。
グルタチオンは、身体の自然の防御システムの重要な構成要素である。グルタチオンは、例えば、ウイルス、バクテリア、重金属毒性、放射線、特定の薬物療法、および老化のプロセスを含む、フリーラジカルによるダメージと関連付けられた組成物またはプロセスによって、枯渇し得る。グルタチオンの枯渇は、免疫機能の低さ、感染症に対する受攻性の増加、および肝臓が身体を解毒する能力の低下と関連する。フリーラジカルの生成が、それらを中和し排除する身体の能力を超えると、酸化ストレスが生じる。グルタチオンの主要な機能は、酸化ストレスの緩和である。
還元型グルタチオンは、細胞内および細胞外の両方で、厳しい恒常性調節を受けている。動バランスは、還元型グルタチオンの合成と、酸化型グルタチオンからのその再生利用(recycling)と、その利用との間で維持される。
還元型グルタチオンは、生体分子に対する酸素ラジカル攻撃によって生成される過酸化物を解毒するために複数のペルオキシダーゼ酵素によって共同因子として利用される。還元型グルタチオンは、DNA、タンパク質、および他の生体分子における酸化中心(oxidized centers)を還元するためにトランスヒドロゲナーゼによって共同因子としてさらに利用される。還元型グルタチオンは、還元型グルタチオンを、内因性物質(例えば、エストロゲン)、外因性求電子物質(例えば、アレーンオキシド、不飽和カルボニル、有機ハライド)、および多様な生体異物と抱合させるために、グルタチオンS−トランスフェラーゼ(以下「GST」)によって、共同因子としてさらに利用される。GSTの低い活性は、疾患のリスクを増大させ得、逆説的に、いくつかの還元型グルタチオン抱合体も毒性になり得る。
還元型グルタチオンは、フリーラジカルおよび他の酸化物質による直接的な攻撃によって枯渇し得る。恒常性グルタチオン酸化還元循環は、還元型グルタチオンを、それが消費されているときに、豊富な状態に維持しようとする。食物から利用可能な量は限られており(150mg/日未満)、酸化枯渇(oxidative depletion)は合成より速くなり得る。
肝臓は、還元型グルタチオンの最大の貯蔵所である。実質細胞は、P450結合および多くの他の代謝要求のために還元型グルタチオンを合成し、その後、還元型グルタチオンを、SH−還元力の全身性供給源(systemic source)として排出する。還元型グルタチオンは、胆汁の中を、腸の管腔区画まで運ばれる。腎臓小管、腸の内層、および肺の上皮組織は、相当なP450活性と、還元型グルタチオンを排出する適度な能力と、を有する。
還元型グルタチオンの等価物は、シスチン(すなわち、酸化され、より安定した形態のシステイン)として、主に血液中を循環する。細胞は、血液からシスチンを取り込み、それをシステインに再変換し、それを形成して還元型グルタチオンを合成する。逆に、細胞の内部では、還元型グルタチオンは、アスコルベートおよびαトコフェロールなど酸化型の他の抗酸化物質の再還元を助ける。
還元型グルタチオンは重要な細胞保護剤であり、反応性ヒドロキシルフリーラジカル、他の酸素中心フリーラジカル、ならびにDNAおよび他の生体分子上のラジカル中心を直接抑制する。還元型グルタチオンは、放射線ダメージに対する皮膚、水晶体、角膜、および網膜の主な保護剤、ならびに、肝臓、腎臓、肺、腸、上皮、および他の器官におけるP450解毒の他の生化学的基盤である。
還元型グルタチオンは、チオール還元当量を必要とする多くの酵素のための本質的な共同因子であり、酵素上のレドックス感受性の活性部位を必要な還元状態に維持するのを助ける。高次チオール細胞系、メタロチオネイン、チオレドキシン、および他のレドックス調節タンパクは、最終的に、還元型グルタチオンのレベル、および還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率(ration)によって調節される。還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとのバランスは、身体の恒常性、細胞生体分子スペクトル(cellular biomolecular spectrum)の安定、ならびに細胞性能および生存の促進に、不可欠である。還元型グルタチオンおよびその代謝産物は、いくつかの顕著な代謝経路を通じてエネルギー特性および神経伝達物質合成と協調する。還元型グルタチオンの利用可能性は、ロイコトリエンおよび他のエイコサノイドの炎症促進性の可能性をダウンレギュレートする。還元型グルタチオンおよび一酸化窒素(NO)からin vivoで生成される、最近発見されたS−ニトロソ代謝産物は、身体の代謝に対する還元型グルタチオンの影響をさらに多様化させる。
本開示によると、還元型グルタチオンサプリメントが、酸化型よりも還元型のグルタチオンの維持を確実にするために、1つ以上の非反応性ガスを用いて嫌気性環境で製造され得る。さらに、脱酸素水が、製造プロセス中に、サプリメントの基剤として、使用され得る。脱酸素水を使用することにより、ほんの少しの酸素が、還元型グルタチオンを酸化型グルタチオンに変換するために、水中で利用可能である。
本開示のある実施形態では、ユーザの酸化ストレスを減らし、かつ/またはフリーラジカルレベルを改善するための組成物が開示される。組成物は、ユーザの酸化ストレスを減らすための有効量の還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む。ある実施形態では、組成物は、水溶液中にカプセル化される。ある実施形態では、組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される。
本開示のさらなる実施形態では、ユーザの酸化ストレスを減らす方法が開示される。方法は、組成物をユーザに提供することを含み、組成物は、ユーザの酸化ストレスを減らすための有効量の還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む。ある実施形態では、組成物は、リン脂質リポソーム構造内にカプセル化され、組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される。
本開示のさらなる実施形態では、ユーザの酸化ストレスを減らす組成物を製造する方法が開示される。方法は、還元型グルタチオン粉末と脱酸素水とを嫌気性環境で混合して還元型グルタチオン溶液を形成することを含む。方法は、還元型グルタチオンが製造から分配まで酸素供給源に実質的にさらされないように、嫌気性環境中で還元型グルタチオン溶液をエアレスディスペンサーに包装することを含む。
本開示のある実施形態では、還元型グルタチオンは、脱酸素水溶媒に溶解する。脱酸素水溶媒は、溶解酸素(O)ガスを、その水から除去させている。水から溶解酸素を除去するさまざまな技術が、当技術分野で既知であり、例えば、気圧で水を沸騰させること、減圧下で水を沸騰させること、窒素ガス(N)で水をパージすること、および減圧下で水を超音波処理することを含む。さらに、水の脱酸素化は、例えば、酵母に基づく生体反応性プロセスを含む、生体反応性プロセスによって実行され得る。ある実施形態では、高純度の脱酸素水が、本明細書に開示される組成物の他の構成要素と組み合わせて利用される。
次に図面を参照すると、図1は、還元型グルタチオンの化学構造100を例示する。例示されるとおり、還元型グルタチオンは、グルタミン酸102と、システイン104と、グリシン106と、を含む。還元型グルタチオン(GSH)は、L−グルタミン、L−システイン、およびグリシンの直鎖トリペプチドである。還元型グルタチオンは、技術的には、N−L−γ−グルタミル−システイニルグリシンまたはL−グルタチオンと呼ばれる。この分子は、グルタチオンを体内の酸化ストレスを減らす上で有効にすることができる、強い電子供与特徴の原因となるシステイニル部分上のスルフヒドリル(SH)基を含む。グルタチオンは、電子が失われると酸化され、(電子が失われた)2つのそのような分子は、ジスルフィド架橋によって結合されるか、または二量体化される。二量体化した分子は、グルタチオンジスルフィドまたは酸化型グルタチオン(GSSG)を形成する。この結合は、再還元時に逆にできる。
還元型グルタチオンの合成は、アデノシン三リン酸(ATP)を利用する、密接に関連し酵素が制御された2つの反応を含む。第一に、システインおよびグルタメートが、γ−グルタミルシステイニルシンセターゼにより組み合わせられる。第二に、還元型グルタチオンシンセターゼが、γ−グルタミルシステインをグリシンと組み合わせて還元型グルタチオンを生成する。還元型グルタチオンのレベルが上昇すると、プロセスは、還元型グルタチオンのさらなる生成に対して自主規制される。別の状況では、システインの利用可能性は、通常、律速的である。断食、タンパク質エネルギーの栄養不良、および他の食事によるアミノ酸欠乏は、還元型グルタチオンの合成を制限する。還元型グルタチオンの再生利用は、グルタチオンジスルフィド還元酵素によって触媒され、これは、酸化型グルタチオンをグルタチオンジスルフィドに再変換するために、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)からの還元当量を使用する。アスコルベートの還元力は、全身性還元型グルタチオン(systemic reduced glutathione)を保存するのを助ける。
図2は、酸化型グルタチオン(GSSG)208に対する還元型グルタチオン(GSH)202の酸化反応200を例示する。反応200により、206で示すように、2つの電子と、2つの陽子と、が生成される。
本開示のある実施形態では、組成物がユーザに提供される。組成物は、99.9%の純度の還元型グルタチオン粉末を含む。還元型グルタチオン粉末は、脱酸素水溶媒中で可溶化され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化される。組成物は、人が経口消費するために組成物の全体的なフレーバーを改善するため、有効量のステビア、天然のレモン精油、および天然のペパーミント精油(natural peppermint essential)を含む。ある実施形態では、組成物は、溶液4g当たり約525mg〜約575mgの還元型グルタチオンを含む。
ある実施形態では、結果として得られる液体組成物が、組成物を嫌気性環境中で維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される。したがって、エアレスディスペンサーは、分解、および酸化型グルタチオンへの変換から、還元型グルタチオンを保護する。出願人は、還元型グルタチオンを含む、これまでに主張されたサプリメントが、還元型グルタチオンの強い酸化により硫黄の匂いで損害を受けていることを認識している。したがって、エアレスディスペンサーは、組成物が最初に使用された後であっても、還元型グルタチオンと酸素の接触を実質的に排除することによって、本開示では還元型グルタチオンの有効寿命を延ばす。出願人は、他の形態の包装および送達の結果、還元型グルタチオンは、還元型グルタチオンの製造が最初に成功した場合であっても、酸素と接触し、そのため、急速に分解され酸化されて酸化型グルタチオンになることを認識している。
図3は、本開示の組成物をマイクロカプセル化するためのリポソーム構造300を示す。還元型グルタチオンと脱酸素水溶媒とを含む組成物が、リポソーム構造300内にマイクロカプセル化され得る。ある実施形態では、還元型グルタチオンおよび脱酸素水溶媒は、植物由来のリン脂質リポソーム内にマイクロカプセル化される。
リポソーム構造300は、脂質二重層312を含む。脂質二重層312は、相反する向きを有する脂質の2つの層で形成される。脂質は、水などの極性溶媒に不溶性である天然起源の化合物である。脂質は、長い疎水性の炭化水素鎖により、水に溶けない。疎水性鎖は、飽和または不飽和であってよい。脂質は、長い疎水性の炭化水素鎖に結合されたグリセロール分子をさらに含む。脂質のタイプに応じて、脂質は、リン酸基などの他の分子をさらに含み得る。脂質二重層312は、第1の頭部基302および第1の尾部基304をそれぞれが有する脂質の第1の層を含む。脂質二重層312は、第2の頭部基308および第2の尾部基306をそれぞれが有する脂質の第2の層を含む。リポソーム構造300および脂質二重層312に示すように、脂質の第1の層および脂質の第2の層は、相反する方向に向けられている。この脂質の向きは、長い疎水性の炭化水素鎖の天然の難水溶性によって促進される。脂質が水中に配置されると、長い疎水性の炭化水素鎖は水に溶けないが、頭部基が水溶性であるので、脂質はリポソーム構造300を形成し得る。水溶性の頭部基は、リポソーム構造300の外側および内側の両方で水溶液に面している層を形成し得る。対照的に、長い疎水性の炭化水素鎖は、脂質二重層312の中央の方を向き、リポソーム構造300の外側および内側に位置する水溶液から向きをそらす。
リポソーム構造300の脂質二重層312は、コア310を形成する。他の分子または物質が、リポソーム構造300のコア310内部に配され得る。ある実施形態では、組成物は、コア310内部に配され得る。還元型グルタチオンおよび/または脱酸素水溶媒は、コア310内部に配され得、還元型グルタチオンおよび/または脱酸素水溶媒は、リポソーム構造300によってマイクロカプセル化され得る。
ある実施形態では、組成物は、組成物中に、組成物全体の5重量%〜20重量%存在する還元型グルタチオンを含む。組成物は、脱酸素水溶媒をさらに含む。組成物は、任意の適切な手段によってカプセル化され得る。組成物は、バイオポリマー、多糖類、ヒドロコロイド、またはゴムでの「マイクロカプセル化」によってカプセル化され得、組成物は、特に、リポソーム構造内にカプセル化され得る。さらに、組成物は、殻の堅いカプセルおよび/または殻の柔らかいカプセル内にカプセル化され得る。
組成物がカプセル内にカプセル化される実施形態では、カプセルは、カラギーナンおよび変形型のデンプンおよびセルロースなどの、動物性タンパク質または植物性多糖類またはそれらの誘導体などのゲル化剤の水溶液から製造され得る。カプセルの硬さを減少させるために、グリセリンまたはソルビトールなどの可塑剤を含む、他の成分がカプセルに添加され得る。さらに、着色剤、保存料、崩壊剤、潤滑剤、および/または表面処理剤(surface treatments)などの成分が添加され得る。ある実施では、組成物は、一体成形のゲルカプセル化など、殻の柔らかいカプセル内にカプセル化される。殻の柔らかいカプセルは、経口薬剤、特に難溶性の薬剤には、有効な送達システムとなり得る。殻の柔らかいカプセルは、組成物の可溶性または浸透性を高める液体成分を含み得る。ある実施では、組成物は、2部分からなるゲルカプセル化(two-piece gel encapsulation)など、殻の堅いカプセル内にカプセル化される。殻の堅いカプセルは、経口薬剤、特に粉末薬剤には、有効な送達システムとなり得る
組成物がマイクロカプセル化によってカプセル化される実施形態では、還元型グルタチオンおよび/または脱酸素水溶媒は、ユーザの体内への還元型グルタチオンの持続放出を促進するコーティングで囲まれる。マイクロカプセル化は、小さい粒子または液滴が小さいカプセルを製造するためにコーティングで囲まれるプロセスである。本開示では、マイクロカプセル化は、還元型グルタチオンを、硬いかまたは柔らかい可溶性フィルム(hard of soft soluble film)で作られた、マイクロメートルの寸法を有する壁(micrometric wall)の内側に閉じ込めるために利用され得る。還元型グルタチオンのマイクロカプセル化は、還元型グルタチオンの持続放出を促進し、かつ非常に不安定な還元型グルタチオンの分解または酸化(degradation of oxidation)を防ぐことができる。マイクロカプセルは、均一または大部分が均一な壁を周囲に備えた、小さい球体であり、この壁は、シェル、コーティング、膜、またはカプセルと呼ばれ得る。マイクロカプセルは、数マイクロメートルから数ミリメートルの直径を有し得る。マイクロカプセルの壁は、脂質またはポリマーで形成され得る。マイクロカプセルの壁のための例としてのコーティング材料には、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼラチン、およびアルギン酸ナトリウムが含まれる。さまざまな実施形態では、組成物は、パンコーティング、遠心性押し出し(centrifugal extrusion)、振動ノズル、噴霧乾燥、イオンチャネル型のゲル化(ionotropic gelation)、コアセルベーション相分離(coacervation-phase separation)、界面重縮合、界面架橋(interfacial cross-linking)、現場重合、および/またはマトリックス重合によって、マイクロカプセル化される。
組成物は、さまざまな異なる材料でマイクロカプセル化され得る。組成物は、植物由来の材料でマイクロカプセル化され得る。マイクロカプセル化に適切ないくつかの植物由来の炭水化物ポリマーは、デンプン、多糖類、セルロース、アラビアゴム、カラヤゴム(um karaya)、およびメスキートゴムなどの植物滲出物、ならびにガラクトマンナンおよび可溶性ダイズなどの植物抽出物を含む。マイクロカプセル化に適切ないくつかの植物由来のタンパク質は、グルテン、および、エンドウ豆またはダイズなどの分離物(isolates)を含む。マイクロカプセル化に適切ないくつかの植物由来の脂質は、脂肪酸、アルコール、グリセリド、ワックス、およびリン脂質を含む。組成物は、海洋由来の物質でマイクロカプセル化され得る。マイクロカプセル化に適切ないくつかの海洋由来の炭水化物ポリマーは、カラギーナンおよびアルジネートを含む。組成物は、微生物または動物由来の物質でマイクロカプセル化され得る。マイクロカプセル化に適切ないくつかの微生物または動物由来の炭水化物ポリマーは、キサンタン、ジェラン、デキストラン、およびキトサンを含む。マイクロカプセル化に適切ないくつかの微生物または動物由来のタンパク質は、カゼイン、乳清タンパク質、およびゼラチンを含む。マイクロカプセル化に適切ないくつかの微生物または動物由来の脂質は、脂肪酸、アルコール、グリセリド、ワックス、およびリン脂質を含む。
ある実施形態では、組成物は、脂質でマイクロカプセル化される。脂質は、水への全体的な不溶性を示し、油、脂肪、ワックス、およびリン脂質など、大きな相違点および構造的多様性の分子および物質を含む。組成物は、特にリン脂質でマイクロカプセル化され得る。リン脂質は、2つの長鎖脂肪酸と、ヒドロキシル基と、を含む。多数の種類のリン脂質が、種々の頭部基の変化、ならびにグリセロール骨格の第1および第2位における脂肪アシル置換により可能である。リン脂質は、本開示の還元型グルタチオンおよび/または脱酸素水溶媒をカプセル化するリポソーム構造を形成し得る。リポソーム構造は、1つ以上のリン脂質二重層によって水性外部(aqueous exterior)から分離される水性内部(aqueous interior)を形成する。使用される製造技術、および用いられる混合強度は、リポソーム構造のサイズを左右する。
還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む、マイクロカプセル化された組成物は、還元型グルタチオンを非常に不安定な還元型で維持するのに、意外にも良い結果を示す。還元型グルタチオンが還元されたままである場合、還元型グルタチオンは、ユーザの体内のフリーラジカルを除去し、それによってフリーラジカルを「中和する」か、またはそれらを体内で非毒性にするのに有効なままである。さらに、マイクロカプセル化された組成物は、還元型グルタチオンが効果的に使用され、すぐに酸化されないように、体内への還元型グルタチオンの持続放出を促進するのに、意外にも良い結果を示す。
組成物の生物学的有効性の臨床例の試験
前記で開示したように還元型グルタチオンを含む組成物の有効性を試験するために実行された1つの研究では、体内での還元型グルタチオンの生物学的有効性および利用可能性は、当技術分野で既知のGSHサプリメントといわれるものと比べ、大きく向上した。組成物は、当技術分野で既知のGSHサプリメントといわれるものが実際に還元型グルタチオンをユーザに送達することができないことを考えると、意外にも良い結果を提供した。
1つの臨床研究では、脱酸素水溶媒中に還元型グルタチオンを含む組成物が、ユーザに提供された。この組成物は、リン脂質リポソーム構造内にカプセル化され、包装されて、エアレスディスペンサーから送達された。組成物は、溶液4g当たり550±2mgの還元型グルタチオンを含んだ。組成物は、液体ベースの経口サプリメントとして、3人のヒトボランティアに与えられ、局所的に塗布される、液体ベースの局所治療剤として一人のヒトボランティアに与えられた。還元型グルタチオンおよび酸化型グルタチオンのヒト血清レベルが、ベースラインレベルを確立するために摂取前に最初にサンプリングされ、血清レベルは、組成物の摂取または塗布後8時間にわたって再び3回サンプリングされた。参加者は、毎朝一度、食事の少なくとも30分前に組成物を摂取することを4週間続けた。参加者の血清レベルは、組成物の長期的な効果のデータを収集するため、4週間の研究期間中、週に一度サンプリングされた。
各参加者は、血清中の還元型グルタチオンの存在下で、少なくとも30%の増加に等しい、還元型グルタチオンの血清レベルの短期的増加を経験した。各参加者は、血清中の酸化型グルタチオンの存在下で、少なくとも30%の減少に等しい、酸化型グルタチオンの長期的な漸減を経験した。先に論じたように、還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率は、細胞の酸化ストレスに関する、重要で十分に理解されたマーカーである。臨床例の結果は、GSHサプリメントと言われるものの、他の丸薬およびカプセル送達形態とは異なり、組成物が生体利用可能であったことを示している。さらに、組成物は、参加者それぞれにおいて、全身性の細胞の酸化ストレスの長期的減少をもたらした。
前記で参照した研究では、4人が参加に同意した。参加者には、年齢が23〜83歳の範囲の男性一人と女性一人が含まれた。参加者には、#1〜#4の番号が以下のとおり割り振られた:(1)61歳女性、(2)55歳男性、(3)23歳女性、(4)83歳女性。参加者はそれぞれ、毎朝、1回目の血清採取を行うことができたが、4週間の研究期間中は抗酸化物質の栄養補助食品を摂取することは控えた。参加者の血液は、大体午前8:00に静脈内穿刺によってベースライン測定のために採取された。血清は、後で分析するために、抽出、処理、および凍結された。ベースライン血清サンプルの採取後、参加者はすぐに、4mLの液体組成物を口に入れ、飲み込む前に15〜20秒間口の中でごろごろさせることによって、組成物を消費した。参加者は、その後15分間飲み物を飲むことは控えた。この製品を使用した参加者は、およそ同量の組成物を、腹部と、腕の下の柔らかい部位に局所塗布した。参加者の血液のサンプルは、最初の採取から2時間、6時間、8時間後に再び(against)採取した。参加者は、4週間にわたって、1日1回、午前中に組成物を消費した。参加者の血液は、4週間にわたって、厳密に7日間隔で、毎週およそ午前10:00に採取した。参加者は、採取の4時間前に組成物を消費するよう指示された。血清は、後で分析するために、抽出、処理、および凍結された。すべての血清サンプルは、採取から30日以内に分析された。
血清サンプルの分析
血清サンプルは、還元型グルタチオンおよび酸化型グルタチオンのレベルを判断するために分析された。血清サンプルは、BioVision(カリフォルニア州ミルピータス)のGlutathione Fluorometric Assay Kit(GSH, GSSG, and Total) k264を用いて分析した。米国ユタ州マレーのWasatch Scientific Laboratoriesは、BioVisionの蛍光分析キットおよび方法を用いて、アッセイを実行するよう契約した。全血サンプルが採取され、すぐに遠心分離されて、血清を赤血球、および、より重い構成要素から分離した。約120μLの血清が、1mLのアリコート中、40μLの氷のように冷たい過塩素酸PCA緩衝剤に加えられた。この溶液は、ボルテックスされ、氷上で5分間保管された。溶液は、13,000Gで2分間遠心分離され、上清が収集され、−60℃で凍結された。
図5は、短期分析での還元型グルタチオンの標準曲線を示す。還元型グルタチオンおよび酸化型グルタチオンの標準曲線が作られ、その後、準備された血清サンプルが、2つの希釈度で試験されて、アッセイの最良の動的分解能のための最適な希釈度を決定した。サンプルは、選択された希釈度で複製の対にして(in duplicate pairs)処理され、アッセイされた。各対の結果は、再現性について調べられ比較されて、最適適合サンプルが使用された。図4は、y軸上の相対蛍光単位(relative fluorescence units)(RFU)に対してプロットした、x上の還元型グルタチオン(GSH)の質量をナノグラムで表す。
図5は、長期分析での還元型グルタチオンの標準曲線を示す。還元型グルタチオンおよび酸化型グルタチオンの標準曲線が作られ、その後、準備された血清サンプルが、2つの希釈度で試験されて、アッセイの最良の動的分解能のための最適な希釈度を決定した。サンプルは、選択された希釈度で複製の対にして処理され、アッセイされた。各対の結果は、再現性について調べられ比較されて、最適適合サンプルが使用された。図4は、y軸上の相対蛍光単位(RFU)に対してプロットした、x軸上の還元型グルタチオン(GSH)の質量をナノグラムで表す。アッセイの結果は、コンパイルされ、表およびグラフの形態で表示された。さらに、還元型グルタチオン(GSH)および酸化型グルタチオン(GSSG)の、出力が入力に正比例した結果(ratiometric results)が、各サンプルについて作り出された。
図6は、短期分析での、前述した4人の参加者それぞれの還元型グルタチオンの濃度を示す。図6は、4人の参加者それぞれの、可能な4回の血清採取それぞれについて、濃度をμg/mLで示している。採取1は、ベースライン採取である。採取2は、ベースラインプラス4時間で行われた。採取3は、ベースラインプラス6時間で行われた。採取4は、ベースラインプラス8時間で行われた。図6に示すように、短期分析のすべての参加者は、還元型グルタチオンの血清レベルの増加を経験した。還元型グルタチオンの濃度の上昇は、摂取してから約6〜8時間後にピークに達するように思われた。還元型グルタチオンの増加は、平均してベースラインレベルより30%高かった。参加者1の女性は、組成物を局所塗布し、還元型グルタチオンの血清レベルの上昇を経験した。
図7は、短期分析での、前述した4人の参加者それぞれの酸化型グルタチオンの濃度を示す。図7は、4人の参加者それぞれの、可能な4回の血清採取それぞれについて、濃度をμg/mLで示している。採取1は、ベースライン採取である。採取2は、ベースラインプラス4時間で行われた。採取3は、ベースラインプラス6時間で行われた。採取4は、ベースラインプラス8時間で行われた。参加者1の女性は、組成物を局所塗布し、還元型グルタチオンの血清レベルの上昇を経験した。図7に示すように、酸化型グルタチオンの濃度は、各参加者で異なる反応を示すように思われた。酸化型グルタチオンのレベルの最も著しい変化は、組成物を局所塗布した参加者1のほぼ50%の減少であった。参加者3および4では、酸化型グルタチオンのレベルは、平均して、ベースラインよりわずかに減少した。
図8は、短期分析での、参加者それぞれの、還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示す。図8に示すように、組成物は、短期的な抗酸化物質の恩恵を参加者それぞれに提供した。還元型/酸化型グルタチオンの比率は、細胞の酸化ストレスを測定する、標準と認められたものである。この研究は、経時的なレドックス比の傾向を示している。摂取後、各参加者は、組成物の消費または塗布から8時間後であっても、ベースラインと比べてレドックス比(redox ration)の増加を経験した。
図9は、長期分析での、前述した4人の参加者それぞれの還元型グルタチオンの濃度を示す。図9は、4人の参加者それぞれの、週1度の血清採取を3回行ったそれぞれについて、濃度をμg/mLで示している。採取1(検査過誤により不図示)は、組成物の摂取または塗布からちょうど1週間後の午前10:00に行った。採取2は、組成物の摂取または塗布から2週間後の午前10:00に行われた。採取3は、組成物の摂取または塗布からちょうど3週間後の午前10:00に行われた。採取4は、組成物の摂取または塗布からちょうど4週間後の午前10:00に行われた。ヒト血清サンプルが、還元型および酸化型グルタチオンの濃度についてアッセイされた。参加者1の女性は、組成物を局所塗布し、参加者2、3、4は、液体ベースの組成物を経口摂取した。
図9に示すように、参加者の還元型グルタチオンの血清レベルは、入り交じった結果を示している。参加者1および3は、著しい増加がなく、ベースラインレベルに非常に近い還元型グルタチオンのレベルを示す。参加者2および4は、約20〜22%に等しい、還元型グルタチオンのレベルの長期的増加を示した。還元型グルタチオンの長期的な血清レベルは、単独で見た場合、参加者2および4では、肯定的な結果を示した。
図10は、長期分析での、前述した4人の参加者それぞれの酸化型グルタチオンの濃度を示す。図10は、4人の参加者それぞれの、週1度の血清採取を3回行ったそれぞれについて、濃度をμg/mLで示している。採取1(検査過誤により不図示)は、組成物の摂取または塗布からちょうど1週間後の午前10:00に行った。採取2は、組成物の摂取または塗布から2週間後の午前10:00に行われた。採取3は、組成物の摂取または塗布からちょうど3週間後の午前10:00に行われた。採取4は、組成物の摂取または塗布からちょうど4週間後の午前10:00に行われた。ヒト血清サンプルが、還元型および酸化型グルタチオンの濃度についてアッセイされた。参加者1の女性は、組成物を局所塗布し、参加者2、3、4は、液体ベースの組成物を経口摂取した。
図10に示すように、4人の参加者はそれぞれ、酸化型グルタチオン(GSSG)の長期的な濃度の著しい減少を経験した。先に論じたように、還元型グルタチオンは、細胞の内側で酸化され、図2に示す反応200に従って酸化型グルタチオンに変換される。酸化型グルタチオンの一部は、細胞と、細胞内空間および血液とを往復する。還元型/酸化型グルタチオンの比率を計算する場合、細胞の酸化の真の減少が証拠となる。
図11は、長期分析での、前述した4人の参加者それぞれの還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示す。図11に示すように、参加者はそれぞれ、酸化ストレスの持続的および累積的な減少を経験した。還元型/酸化型グルタチオンのレドックス比は、組成物を摂取または塗布した4週間にわたり、全参加者で増加した。出願人は、参加者3および参加者4が年齢および健康状態の大きなギャップを示しており、一方は23歳の健康な女性であり、もう一方は83歳の女性で、年齢による健康問題を抱えていることに注目した。組成物は、若い参加者および年配の参加者いずれにおいても長期的な好ましい効果を有しており、年配の参加者は、レドックス比の大きな上昇を経験した。データは、参加者1が、製品を局所塗布しても、レドックスの恩恵(redox benefit)を経験したことをさらに示している。出願人は、参加者1のみが、経口摂取した参加者と比べて、投与量の約3分の1を塗布していて、特定の服用指示に従っていないことに注目した。全参加者の結果は、本明細書に開示する還元型グルタチオンを含む新規な組成物の恩恵を明確に示している。
図12は、長期分析とベースライン分析とを比べて、参加者それぞれの、還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示している。図12は、本明細書に開示される組成物を補給した結果として、経時的なレドックス変化の比較を示す。図12に示すように、全参加者が、ベースラインのレドックス比を超える、正味の平均増加を経験し、参加者2(55歳男性)および参加者4(83歳女性)は、最も大きい増加を経験した。出願人は、参加者1(61歳女性)が、局所投与の必要用量にさらに矛盾なく従っていたら、より高い結果を経験したであろうと予測されることに注目した。
本明細書に開示される還元型グルタチオンを含む新規な組成物の効果は、還元型グルタチオン(GSH)および酸化型グルタチオン(GSSG)の血清濃度で示されるように、還元型グルタチオンの生物学的利用能、ならびにヒトの体内におけるその短期および長期的恩恵を示している。全参加者が、細胞の酸化ストレスの真の減少を示すGSH/GSSGレドックス比の顕著な増加を経験しており、年配の参加者(年齢55〜83歳)が、より高い比率を経験している。これは、年配の参加者で、より多量の細胞の酸化ストレスが減少するという仮定と一致する。
臨床例の結果は、本明細書に開示される組成物が還元型グルタチオンを効果的に送達していることを最終的に明らかにする。組成物は、還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む。組成物は、還元型グルタチオンを送達するとされているが、代わりに酸化型グルタチオンを送達する、当技術分野で既知のこれまでのサプリメントとは全く対照的に、嫌気性環境で製造および包装される。本明細書に開示するように、嫌気性状態を注意深く維持することで、(すべてのこれまでの失敗を考慮すると)紛れもなく還元型グルタチオンを含む組成物の予想外の結果が得られる。本明細書に開示される組成物は、還元型グルタチオンのレベルの増加、細胞の酸化ストレスの減少を提供し、また、それに付属するすべての恩恵を提供する。
さまざまな実施形態では、投与量は、任意の所与の個人に対する効果、ならびにその個人のバイオメトリックスに応じて、調節され得ることを、認識されたい。例えば、大柄な人は、小柄な人より高い投薬量を必要とし得る。同様に、急性疾患を患っている人は、その疾患が制御されるまでしばらく高い投与量の恩恵を受けてよく、制御された時点で、低い投与量が、経時的に十分な管理を提供することができる。
皮膚熱傷の治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、熱傷の治療、および熱傷の痛みの軽減および治癒のために提供される。ある研究では、組成物は、第1度、第2度、または第3度熱傷により生じる深刻な痛みを経験している200人超の患者に、局所塗布された。患者は、組成物の局所塗布から数分以内に、完全な痛みの解消を報告した、さらに、患者は、熱傷の急速な治癒を報告した。
帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛の治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛(PHN)の治療のために提供される。ある研究では、組成物は、帯状疱疹および/またはPHNの治療のために103人の患者に提供される。研究に参加した103人超の患者それぞれが、70歳を超えており、帯状疱疹の活動性病変および神経痛を少なくとも3年患っていた。組成物は、103人の患者それぞれに局所塗布された。103人の患者のうち、98%が34分以内に痛みの解消を報告した。残りの2%は、2日以内に痛みの解消を報告した。この研究では、組成物が局所塗布された後で帯状疱疹後神経痛(Post Herpatic Neuralgia)の発生率はゼロであった。
ヘルペス1型および2型の治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、ヘルペス1型および/または2型の治療のために提供される。ある研究では、組成物は、1型または2型ヘルペス性病変の患者に局所塗布される。患者はそれぞれ、痛みの軽減およびヘルペス症状の解消を報告した。この研究では、ヘルペス性病変の再発を経験した患者について、組成物が再び塗布され、患者は、痛みおよび他の症状の急速な解消を経験した。
ある研究では、組成物が、単純疱疹(cold stores)の治療のために局所塗布される。この研究には、単純疱疹を経験していて、単純疱疹病変が出現する感覚を報告する、12人の患者が含まれている。この研究では、組成物は、単純疱疹病変が出現すると患者が報告する部位に局所塗布された。12人の患者それぞれで、単純疱疹病変ができることはなく、出現しなかった。
遅発性ジスキネジアの治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、遅発性ジスキネジアの治療のために提供される。ある研究では、組成物は、6週間にわたって局所塗布される。この研究では、組成物は、2人の患者に局所塗布される。2人の患者はそれぞれ、遅発性ジスキネジアの完全な解消を経験した。この研究では、2人の患者はそれぞれ、少なくとも10年間、車椅子および寝たきりであった。6週間にわたって組成物の局所塗布を受けると、2人の患者はそれぞれ、歩行、飲食、会話が可能になった。患者は、遅発性ジスキネジアを患っていた10年間に自分たちが経験したすべてに気づいていたことを認めた。
糖尿病性ニューロパチーの治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、糖尿病性ニューロパチーの治療のために提供される。ある研究では、組成物は、100人を超える患者に局所塗布される。この研究では、約5mLの組成物を、100人を超える患者それぞれの足および/または脚に局所的にこすりつけた。この研究では、患者は、約4時間後に完全な痛みの軽減を経験したことを報告した。この研究では、患者は、3〜6か月治療を受けた後、完全に永続的に軽減されたこと(complete permanent relief)を報告した。
エプスタイン・バーウイルスに伴う症状の治療の臨床例
一実施形態では、組成物は、エプスタイン・バーウイルス(EBV)に伴う症状の治療のために提供される。ある研究では、組成物は、経口消費するよう、25人の患者に提供される。この研究では、25人の患者はそれぞれ、組成物の経口投与から3〜5日後に症状が解消したと報告した。この研究では、組成物は、約1100mg/日の投与量で患者に提供された。
一実施形態では、組成物は、細胞の酸化ストレスの治療のために提供され得る。組成物が細胞の酸化ストレスの治療のために提供される場合、経口摂取されるか、または局所投与され得る。出願人は、さらなる実施形態では、組成物が、本開示の範囲を逸脱せずに、静脈内もしくは筋肉内に、または錠剤もしくは粉末形態で、投与され得ることに注目した。
一実施形態では、組成物は、体内のフリーラジカルの深刻なレベルの治療のために提供される。このような実施形態では、組成物は、即時静脈内または筋肉内投与のために調製され得る。組成物は、さらに、または代わりに、経口摂取または局所塗布のために提供され得る。このような実施形態では、組成物は、体内のフリーラジカルの深刻なレベルが治療され安全なレベルまで減少した後で、定期的な投与のために提供され得る。
一実施形態では、組成物は、アセトアミノフェン過剰投与の治療のために提供される。N−アセチルシステイン(以下「NAC」)として知られる分子が、アセトアミノフェン過剰投与の治療のために当技術分野で既知である。医薬品のNACは、主に医療現場で呼吸状態のために使用され、アセトアミノフェン過剰投与を管理し、放射線造影剤腎症(radio-contrast-induced nephropathy)を防ぐ。しかしながら、NACの半減期は、約5.6時間であり、NACの30%は、身体によって腎臓で排出される。経口投与または吸入したNACは、眠気、口内炎、厥冷、鼻漏、および喀血と関連しており、NACは、妊娠中リスクがカテゴリーBである。半減期が非常に短く分子が不安定である、NACとは対照的に、本明細書に開示される組成物の寿命は、少なくとも1年である。したがって、本明細書に開示される組成物は、長期間にわたり常温保存可能(shelf-stable)であり、かつ高い実行可能性および有効性を示す、NACの代替物を提供する。
次に図13を参照すると、ユーザのフリーラジカルレベルを改善する方法1300の概略ブロック図が示されている。1302で、方法1300が始められ、組成物がユーザに提供される。組成物は、還元状態の抗酸化物質と、脱酸素水溶媒と、を含む。組成物は、抗酸化物質がその還元状態のままであるようになっている。
図14は、ユーザのフリーラジカルレベルを改善する方法1400の概略ブロック図である。1402で、方法1400が始められ、組成物がユーザに提供される。組成物は、組成物中に、組成物全体の5重量%〜20重量%存在する、還元型グルタチオンを含む。組成物は、脱酸素水溶媒を含む。組成物は、有効量の1つ以上の保存料を含む。組成物は、組成物の全体的なフレーバーを改善するための有効量の1つ以上の天然香料構成要素を含む。組成物はマイクロカプセル化される。組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される。
一実施形態では、99.9%の純度の還元型グルタチオン粉末が、脱酸素水中で可溶化され、植物由来のリン脂質リポソーム構造にカプセル化される。この実施形態では、組成物は、約8重量%〜約14重量%の還元型グルタチオンを含む。組成物は、約4重量%〜約11重量%のヒマワリレシチンを含む。組成物は、約0.2重量%〜約0.6重量%のレモン精油を含む。組成物は、約0.1%〜約0.5%のペパーミント精油を含む。組成物は、約0.01%〜約0.25%のステビア抽出物を含む。組成物は、安息香酸ナトリウムおよびソルビン酸カリウムを含む。
本開示のある実施形態では、組成物は、高純度の還元されたL−グルタチオンを含む。本開示のある実施形態では、還元型グルタチオンは、約98%〜約99.9%の純度を有する。ある実施形態では、純度は、約90%〜約99.9%の純度である。ある実施形態では、純度は、約95%〜約99.9%の純度である。ある実施形態では、純度は約99.0%〜約99.9%の純度である。さまざまな範囲の純度が、明確に開示されたかのように、前述した範囲のいずれかから抽出され得ることを認識されたい。
本開示のある実施形態では、組成物は、ヒマワリレシチンを含む。レシチンは、複数の食品に見られる脂肪である。ヒマワリレシチンは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルエタノールアミン、およびオメガ−6リノール酸を含む、リン脂質である。ヒマワリレシチンは、脂肪の処理および細胞膜の支持と関連する。本開示のある実施形態では、ヒマワリレシチンは、組成物をカプセル化し、還元型グルタチオン構成要素を保護するために提供される。
本開示のある実施形態では、組成物は、レモン精油を含む。レモン精油は、組成物の全体的なフレーバーを改善するために提供され得る。開示したとおり、酸化型グルタチオンは、ユーザにとって刺激性または不快となり得る硫黄の匂いを提供する。さらに、本開示の組成物は、組成物が摂取されているときに空中の酸素により酸化し得、酸化(oxidized)により、組成物は、ユーザが組成物を摂取する直前にユーザにとってまずくなり得る。レモン精油は、酸化型グルタチオンの硫黄の匂いを中和し、組成物のフレーバーを増すために提供され得る。
本開示のある実施形態では、組成物は、ペパーミント精油を含む。レモン精油に関して先に論じたように、ペパーミント精油は、組成物の全体的なフレーバーを改善し、還元型グルタチオンの酸化によって生じる硫黄の匂いを隠すために提供され得る。
本開示のある実施形態では、組成物は、ステビア抽出物を含む。レモン精油および/またはペパーミント精油に関して先に論じたように、ステビア抽出物は、組成物の全体的なフレーバーを改善し、還元型グルタチオンの酸化によって生じる硫黄の匂いを隠すために提供され得る。
本開示のある実施形態では、組成物は、安息香酸ナトリウムを含む。ナトリウムは、NaCの化学式を有する。安息香酸ナトリウムは、食品保存料として知られており、EナンバーE211を有する。安息香酸ナトリウムは、安息香酸のナトリウム塩であり、水に溶けたときの形態で存在する。食品添加物として、安息香酸ナトリウムは、酸性条件下では、静菌性および静真菌性である。安息香酸ナトリウムは、本開示のある実施形態では保存料として、組成物に含まれる。
本開示のある実施形態では、組成物はソルビン酸カリウムを含む。ソルビン酸カリウムは、CHCH=CH−CH=CH−COKの化学式を有する。ソルビン酸カリウムは、既知の食品保存料であり、EナンバーE202を有する。ソルビン酸カリウムは、さまざまな食品および液体中で、カビおよび酵母を抑制することが知られている。ソルビン酸カリウムは、本開示のある実施形態では保存料として、組成物に含まれる。
〔実施例〕
以下の表1は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表2は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表3は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表4は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表5は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表6は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表7は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表8は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
以下の表9は、組成物の例としての実施形態を示す。構成要素は、脱酸素水中に溶解され、植物由来のリン脂質リポソーム構造内にカプセル化された。組成物は、エアレスディスペンサー内に包装され保管された。
Figure 2020183351
実施例1は、ユーザの酸化ストレスを減らすための組成物である。組成物は、ユーザの酸化ストレスを減らすための有効量の還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む。
実施例2は、実施例1に記載の組成物であり、組成物は、リン脂質リポソーム構造内にカプセル化されている。
実施例3は、実施例1または2に記載の組成物であり、組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装されている。
実施例4は、実施例1〜3のいずれかに記載の組成物であり、還元型グルタチオンは、組成物全体の約8重量%〜約14重量%を構成する。
実施例5は、実施例1〜4のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、組成物4g当たり約500mg〜約600mgの還元型グルタチオンを含む。
実施例6は、実施例1〜5のいずれかに記載の組成物であり、還元型グルタチオンは、約98%〜約99.9%の純度を有する。
実施例7は、実施例1〜6のいずれかに記載の組成物であり、組成物を保存するための有効量の安息香酸ナトリウムをさらに含む。
実施例8は、実施例1〜7のいずれかに記載の組成物であり、組成物を保存するための有効量のソルビン酸カリウムをさらに含む。
実施例9は、実施例1〜8のいずれかに記載の組成物であり、レモン精油、ペパーミント精油、およびステビア抽出物のうちの1つ以上を含む、有効量の天然香料をさらに含む。
実施例10は、実施例1〜9のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、液体経口消費のために調製されている。
実施例11は、実施例1〜10のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、局所塗布のために調製されている。
実施例12は、実施例1〜11のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、静脈内または筋肉内投与のために調製されている。
実施例13は、実施例1〜12のいずれかに記載の組成物であり、還元型グルタチオンは、脱酸素水溶媒100mL当たり約4g〜約20gを構成する。
実施例14は、ユーザの酸化ストレスを減らす方法である。方法は、組成物をユーザに提供することを含み、組成物は、ユーザの酸化ストレスを減らすための有効量の還元型グルタチオンと、脱酸素水溶媒と、を含む。
実施例15は、実施例14に記載の方法であり、組成物は、リン脂質リポソーム構造内にカプセル化される。
実施例16は、実施例14または15に記載の方法であり、組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される。
実施例17は、実施例14〜16のいずれかに記載の方法であり、還元型グルタチオンは、組成物全体の約8重量%〜約14重量%を構成する。
実施例18は、実施例14〜17のいずれかに記載の方法であり、組成物は、組成物4g当たり約500mg〜約600mgの還元型グルタチオンを含む。
実施例19は、実施例14〜18のいずれかに記載の方法であり、還元型グルタチオンは、約98%〜約99.9%の純度を有する。
実施例20は、実施例14〜19のいずれかに記載の方法であり、還元型グルタチオンは、約99.0%〜約99.9%の純度を有する。
実施例21は、実施例14〜20のいずれかに記載の方法であり、組成物は、組成物を保存するための有効量の安息香酸ナトリウムをさらに含む。
実施例22は、実施例14〜21のいずれかに記載の方法であり、組成物は、組成物を保存するための有効量のソルビン酸カリウムをさらに含む。
実施例23は、実施例14〜22のいずれかに記載の方法であり、組成物は、組成物の全体的なフレーバーを改善するために有効量の天然香料をさらに含み、天然香料は、レモン精油、ペパーミント精油、およびステビア抽出物のうちの1つ以上を含む。
実施例24は、実施例14〜23のいずれかに記載の方法であり、組成物は、液体経口消費のためにユーザに提供される。
実施例25は、実施例14〜24のいずれかに記載の方法であり、組成物は、局所塗布のためにユーザに提供される。
実施例26は、実施例14〜25のいずれかに記載の方法であり、組成物は、静脈内または筋肉内投与のためにユーザに提供される。
実施例27は、実施例14〜26のいずれかに記載の方法であり、還元型グルタチオンは、脱酸素水溶媒100mL当たり約4g〜約20gを構成する。
実施例28は、実施例14〜27のいずれかに記載の方法であり、組成物は、細胞の酸化ストレスの短期的治療のためにユーザに提供される。
実施例29は、実施例14〜28のいずれかに記載の方法であり、組成物は、ユーザの還元型グルタチオンの血清レベルを少なくとも25%だけ増加させる。
実施例30は、実施例14〜29のいずれかに記載の方法であり、組成物は、細胞の酸化ストレスの長期的治療のために提供される。
実施例31は、組成物である。組成物は、還元状態の抗酸化物質と、脱酸素水溶媒と、を含む。組成物は、抗酸化物質がその還元状態のままであるようになっている。
実施例32は、実施例31に記載の組成物であり、組成物は、マイクロカプセル化されている。
実施例33は、実施例31または32に記載の組成物であり、組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装されている。
実施例34は、実施例31〜33のいずれかに記載の組成物であり、抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、還元型グルタチオンは、組成物全体の8重量%〜14重量%を構成する。
実施例35は、実施例31〜34のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、リポソーム構造内にマイクロカプセル化されている。
実施例36は、実施例31〜35のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、ゼラチン組成物内にマイクロカプセル化されている。
実施例37は、実施例31〜36のいずれかに記載の組成物であり、抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、還元型グルタチオンは、その乾燥状態で、98%〜99.9%の純度を有する。
実施例38は、実施例31〜37のいずれかに記載の組成物であり、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、安息香酸、天然のベンジルアルコール、エリトルビン酸、エリトルビン酸ナトリウム、グルコン酸第一鉄、メチルパラベン、安息香酸カリウム、ローズマリー抽出物、およびクエン酸ナトリウムを含むリストから選択された、有効量の1つ以上の保存料をさらに含む。
実施例39は、実施例31〜38のいずれかに記載の組成物であり、レモン精油、ペパーミント精油、ラカンカ(monk fruit)抽出物、リュウゼツラン、ハチミツ、天然のサトウキビ、グルコース、果実濃縮物、天然の果実粉末、スペアミント精油、ヒメコウジ精油、オレンジ精油、タンジェリン精油、ラベンダー精油、およびステビア抽出物を含むリストから選択される、組成物の全体的なフレーバーを改善するための、有効量の1つ以上の天然香料構成要素をさらに含む。
実施例40は、実施例31〜39のいずれかに記載の組成物であり、抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、組成物は、脱酸素水溶媒100mL当たり4g〜20gの還元型グルタチオンを含む。
実施例41は、実施例31〜40のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、ユーザの酸化ストレスを減らすために提供されている。
実施例42は、実施例31〜41のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、ユーザのフリーラジカルレベルを改善するために提供されている。
実施例43は、実施例31〜42のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、皮膚熱傷の治療のために提供されている。
実施例44は、実施例31〜43のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、帯状疱疹の治療のために提供されている。
実施例45は、実施例31〜44のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、ヘルペス1型および/またはヘルペス2型の治療のために提供されている。
実施例46は、実施例31〜45のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、遅発性ジスキネジアの治療のために提供されている。
実施例47は、実施例31〜46のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、糖尿病性ニューロパチーの治療のために提供されている。
実施例48は、実施例31〜47のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、エプスタイン・バーウイルスと関連する症状の治療のために提供されている。
実施例49は、実施例31〜58のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、吸入器で投与されるように調製されている。
実施例50は、実施例31〜59のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、局所投与のために調製されている。
実施例51は、実施例31〜50のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、静脈内投与のために調製されている。
実施例52は、実施例31〜51のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、筋肉内または皮下投与のために調製されている。
実施例53は、実施例31〜52のいずれかに記載の組成物であり、組成物は、液体経口消費のために調製されている。
実施例54は、実施例31〜53のいずれかに記載の組成物であり、抗酸化物質は、還元型グルタチオンである。
本開示の1つ以上の実施形態によると、組成物は、以下の成分のうちのすべて、または一部であるがすべてではない組み合わせを含み得る:
(a)還元されたL−グルタチオン;
(b)脱酸素水;
(c)ヒマワリレシチン;
(d)レモン精油;
(e)ペパーミント精油;
(f)安息香酸ナトリウム;
(g)ソルビン酸カリウム;および/または
(h)ステビア抽出物。
組成物の他の実施形態は、例えば、還元されたL−グルタチオンの濃度を以下のように有し得る:
(a1)組成物全体の5重量%〜20重量%;
(a2)組成物全体の6重量%〜19重量%;
(a3)組成物全体の7重量%〜18重量%;
(a4)組成物全体の8重量%〜17重量%;
(a5)組成物全体の8重量%〜16重量%;
(a6)組成物全体の8重量%〜15重量%;
(a7)組成物全体の8重量%〜14重量%;
(a8)組成物全体の8重量%〜13重量%;
(a9)組成物全体の9重量%〜14重量%;
(a10)組成物全体の10重量%〜14重量%;
(a11)組成物全体の9重量%〜13重量%;
(a12)組成物全体の10重量%〜12重量%;
(a13)組成物全体の10重量%〜11重量%。
例えば、前述した成分(c)については、最終的な組成物に含まれ得るヒマワリレシチンの量は、本明細書に記載の最終的な組成物の総重量の重量パーセントに基づく。組成物は、成分(c)を、例えば以下のような濃度で含み得る:
(c1)組成物全体の1重量%〜20重量%;
(c2)組成物全体の2重量%〜19重量%;
(c3)組成物全体の3重量%〜18重量%;
(c4)組成物全体の4重量%〜17重量%;
(c5)組成物全体の4重量%〜16重量%;
(c6)組成物全体の4重量%〜15重量%;
(c7)組成物全体の4重量%〜14重量%;
(c8)組成物全体の4重量%〜13重量%;
(c9)組成物全体の4重量%〜12重量%;
(c10)組成物全体の4重量%〜11重量%;
(c11)組成物全体の5重量%〜10重量%;
(c12)組成物全体の6重量%〜9重量%;
(c13)組成物全体の6重量%〜8重量%。
前述したパーセンテージ、濃度、および比率は、ほんの一例として提示されており、網羅的であること、または本開示を、開示された厳密なパーセンテージ、濃度、および比率に制限することを意図していない。開示された範囲に含まれる各値は、本明細書に示すように個別に開示されたかのように開示されていることを認識されたい。例えば、約8%〜約14%の重量パーセントを示す範囲は、その範囲内のすべての値で始まるか、または終わる範囲をさらに含み、これには、例えば、8.1%、8.2%、8.3%などで始まる範囲が含まれる。
また、本開示の1つ以上の非限定的な実施形態によると、例えば、前記に列挙したような、成分(a)または(c)の濃度のいずれも、前記に列挙したような成分(b)および(d)〜(h)のいずれかの濃度を示すことができる。例えば、本開示のある実施形態は、例えば、(a7)組成物全体の8重量%〜14重量%(by weigh)の還元されたL−グルタチオンと、等しい重量部のレモン精油およびペパーミント精油と、を含み得る。例えば、組成物は、成分(a)〜(h)のすべて、またはすべてではないが任意の組み合わせ、を含み得る。
前述した説明は、例示および説明目的で提示されている。網羅的であること、または本開示を、開示された厳密な形態に制限することを意図していない。多くの改変および変形体が、前記の教示を鑑みれば可能である。さらに、任意またはすべての前述した代替的な実施は、本開示の追加の複合的実施を形成するために望まれる任意の組み合わせで使用され得ることに注意されたい。
さらに、本開示の特定の実施が説明および例示されてきたが、本開示は、そのように説明および例示された部品の特定の形態または配列に制限されない。本開示の範囲は、本明細書に添えた特許請求の範囲、本明細書および異なる出願に提示される任意の将来的な特許請求の範囲、ならびにそれらの等価物によって定められるものである。
〔実施の態様〕
(1) 組成物において、
還元状態の抗酸化物質と、
脱酸素水溶媒と、
を含み、
前記組成物は、前記抗酸化物質が、その還元状態のままとなるようになっている、組成物。
(2) 実施態様1に記載の組成物において、
前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンである、組成物。
(3) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、マイクロカプセル化されている、組成物。
(4) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装されている、組成物。
(5) 実施態様1に記載の組成物において、
前記抗酸化物質は、前記組成物全体の5重量%〜20重量%を構成する、組成物。
(6) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、リン脂質リポソーム構造内にマイクロカプセル化されている、組成物。
(7) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、ゼラチン組成物内にマイクロカプセル化されている、組成物。
(8) 実施態様1に記載の組成物において、
前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、
前記組成物は、前記脱酸素水溶媒100mL当たり4g〜20gの還元型グルタチオンを含む、組成物。
(9) 実施態様1に記載の組成物において、
前記抗酸化物質は、前記脱酸素水溶媒に溶解した還元型グルタチオンであり、
前記還元型グルタチオンは、乾燥状態で、98%〜99.9%の純度を有する、組成物。
(10) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、液体経口消費のために調製されている、組成物。
(11) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、局所塗布のために調製されている、組成物。
(12) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、静脈内または筋肉内投与のために調製されている、組成物。
(13) 実施態様1に記載の組成物において、
前記組成物は、吸入送達のために調製されている、組成物。
(14) 方法において、
組成物をユーザに投与することを含み、前記組成物は、
還元状態の抗酸化物質と、
脱酸素水溶媒と、を含み、
前記組成物は、前記抗酸化物質が、その還元状態のままとなるようになっている、方法。
(15) 実施態様14に記載の方法において、
前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンである、方法。
(16) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、マイクロカプセル化される、方法。
(17) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装される、方法。
(18) 実施態様14に記載の方法において、
前記抗酸化物質は、前記組成物全体の5重量%〜20重量%を構成する、方法。
(19) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、リン脂質リポソーム構造内にマイクロカプセル化される、方法。
(20) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、ゼラチン組成物内にマイクロカプセル化される、方法。
(21) 実施態様14に記載の方法において、
前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、
前記組成物は、前記脱酸素水溶媒100mL当たり4g〜20gの還元型グルタチオンを含む、方法。
(22) 実施態様14に記載の方法において、
前記抗酸化物質は、前記脱酸素水溶媒に溶解した還元型グルタチオンであり、
前記還元型グルタチオンは、乾燥状態で、98%〜99.9%の純度を有する、方法。
(23) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、液体経口消費により投与される、方法。
(24) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、局所塗布により投与される、方法。
(25) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、静脈内または筋肉内投与により投与される、方法。
(26) 実施態様14に記載の方法において、
前記組成物は、吸入器で投与される、方法。
本開示の教示および原理に一致する1つの実施に従った、還元型グルタチオン(GSH)の化学構造を示す。 本開示の教示および原理に一致する1つの実施に従った、還元型グルタチオン(GSH)の、酸化型グルタチオン(GSSG)に対する化学酸化反応を示す。 本開示の教示および原理に一致する1つの実施に従った、リポソームおよび脂質二重層の構造を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の短期分析による還元型グルタチオンの標準曲線を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の長期分析による還元型グルタチオンの標準曲線を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の短期分析による還元型グルタチオンの濃度を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の短期分析による酸化型グルタチオンの濃度を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の短期分析による還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の長期分析による還元型グルタチオンの濃度を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の長期分析による酸化型グルタチオンの濃度を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の長期分析による還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示す。 本開示の教示および原理に一致する臨床例の長期分析とベースライン分析を比較した、還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンとの比率を示す。 本開示の教示および原理に一致するユーザのフリーラジカルレベルを改善する方法の概略的なフロー表図を示す。 本開示の教示および原理に一致するユーザのフリーラジカルレベルを改善する方法の概略的なフロー表図を示す。

Claims (13)

  1. 組成物において、
    還元状態の抗酸化物質と、
    脱酸素水溶媒と、
    を含み、
    前記組成物は、前記抗酸化物質が、その還元状態のままとなるようになっている、組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物において、
    前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンである、組成物。
  3. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、マイクロカプセル化されている、組成物。
  4. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、嫌気性環境を維持するように構成されたエアレスディスペンサーに包装されている、組成物。
  5. 請求項1に記載の組成物において、
    前記抗酸化物質は、前記組成物全体の5重量%〜20重量%を構成する、組成物。
  6. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、リン脂質リポソーム構造内にマイクロカプセル化されている、組成物。
  7. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、ゼラチン組成物内にマイクロカプセル化されている、組成物。
  8. 請求項1に記載の組成物において、
    前記抗酸化物質は、還元型グルタチオンであり、
    前記組成物は、前記脱酸素水溶媒100mL当たり4g〜20gの還元型グルタチオンを含む、組成物。
  9. 請求項1に記載の組成物において、
    前記抗酸化物質は、前記脱酸素水溶媒に溶解した還元型グルタチオンであり、
    前記還元型グルタチオンは、乾燥状態で、98%〜99.9%の純度を有する、組成物。
  10. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、液体経口消費のために調製されている、組成物。
  11. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、局所塗布のために調製されている、組成物。
  12. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、静脈内または筋肉内投与のために調製されている、組成物。
  13. 請求項1に記載の組成物において、
    前記組成物は、吸入送達のために調製されている、組成物。
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