JP2020182994A - 雄ネジ修復用工具 - Google Patents

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清貴 西村
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Abstract

【課題】雄ネジの先端から徐々にネジ切りしなくても、任意のネジ山の位置からの修復を可能にし、取扱いが容易で、取扱い時のネジ山の位置ずれを起こしにくい雄ネジ修復用工具を提供する。【解決手段】雄ネジ修復用工具は、一対の螺合部材1,2によって構成され、これらを重ね合わせて使用する。扇形を呈する螺合部材1,2は、略中心に湾曲が形成され、湾曲部分には半割状のネジ溝11,21が形成されている。また、固定孔12,13,22,23が設けられている。雄ネジ修復用工具を使用して雄ネジを修復する場合は、修復したい箇所の近傍に螺合部材1,2を嵌め込み、雄ネジが湾曲部分に位置するようにして螺合部材1,2を重ね合わせ、固定孔12−22及び固定孔13−23を合致して、固定具を挿通して重ね合わせを固定する。両方の螺合部材が固定された状態で、螺合部材1,2をスパナ、レンチ等で回転操作してネジ山の修復を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ボルトのネジ山に生じた損傷や錆び等を修復するための雄ネジ修復用工具に関し、特に任意のネジ山の位置からの修復を可能にするものに関する。
従来より、車両や工作機械等に使用されるボルトのネジ山を修復する場合、ネジ切り孔に刃部が形成されたダイスが用いられる。一般的なダイスは、修復対象となる雄ネジの先端部分にネジ切り孔を挿入して、修復対象となる所望の位置まで螺挿することが必要となり、手間がかかる。
この点、修復対象となる所望の位置に取り付けて使用する雄ねじ修正用工具が特許文献1に開示されている。この雄ねじ修正用工具は、一対の螺合部材を離間して雄ねじに螺合するように組み合わせ、外側に嵌めたソケットと共に回転させることにより、その内側に係合された螺合部材をその雌ねじが雄ねじに密着した状態で移動させ、刃部により雄ねじを修正するものである。
また、特許文献2に開示されているネジ修正用ダイス付ボルトカッターは、ボルトのネジ山のどこが潰れていてもダイレクトにその部分にダイスを当接することができるものであり、ネジ山の潰れた部分に半割状のネジ修正用ダイスを当て、固定ハンドルと可動ハンドルを絞めつつ回転させるものである。
特開2000−218437号公報 実開昭61−112819号公報
しかしながら、特許文献1の雄ねじ修正用工具は、螺合部材の外側にソケットを嵌める必要があり、使用時の部品点数が多くて扱いにくい。また、ソケットと螺合部材が空回りして雄ねじと雌ねじとの螺合状態に位置ずれが生じて、雄ねじや工具そのものを破損してしまう可能性もある。
また、特許文献2のネジ修正用ダイス付ボルトカッターは、固定ハンドルと可動ハンドルを絞めつつ回転させる動作が必要となるが、適切に絞めていないとネジ修正用ダイスが雄ねじから外れて位置ずれが生じることになるし、適切に回転させないと雄ねじやカッターそのものを破損してしまう可能性もある。
このように、雄ねじとの位置ずれが生じると修正対象の雄ねじを破損してしまうという本末転倒な事態が起こるし、雄ねじとの螺着状態を保って回転させる動作はシンプルである方が適正な方向に回転することに繋がる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、雄ネジの先端から徐々にネジ切りしなくても、任意のネジ山の位置からの修復を可能にし、取扱いが容易で、取扱い時のネジ山の位置ずれを起こしにくい雄ネジ修復用工具を提供する。
上記目的を達成するため、本発明は、以下のものを提供する。
第1に、雄ネジ修復用工具は、一対の螺合部材を雄ネジに螺合して摺動することでネジ山の修復を可能とする雄ネジ修復用工具であって、前記螺合部材の各々の略中心は湾曲し、この湾曲部分に半割状のネジ溝が形成され、前記ネジ溝を対向配置して前記螺合部材を重ね合わせた際に前記螺合部材の重ね合わせを固定する固定具を挿通可能な固定孔が互いに設けられていることを特徴とする。第2に、雄ネジ修復用工具は、一対の螺合部材を雄ネジに螺合して摺動することでネジ山の修復を可能とする雄ネジ修復用工具であって、前記螺合部材の各々の略中心に半割状のネジ溝が形成され、前記螺合部材を重ね合わせて枢結し、前記ネジ溝にネジ山を出し入れさせる出入口を開閉可能に構成したことを特徴とし、さらには、前記螺合部材を重ね合わせた際に前記螺合部材の重ね合わせを固定する固定具を挿通可能な固定孔が互いに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、一対の螺合部材を雄ネジに嵌め、螺合して摺動することから、任意のネジ山の位置からの修復を可能にしている。また、一対の螺合部材の重ね合わせにより雄ネジを嵌めて固定具で固定することでネジ山の位置ずれを起こしにくくて雄ネジとの螺着状態を保つことから、取扱いが容易である。また、湾曲部分に半割状のネジ溝が形成されることでネジ溝の両端に形成される刃部が湾曲部分により外部に突出することがないので、取扱いが安全である。
本発明の実施の形態に係る雄ネジ修復用工具を示す正面図。 本発明の実施の形態に係る雄ネジ修復用工具を示す正面図。 螺合部材を示す斜視図。 螺合部材を重ね合わせた状態を示す中央断面図。 螺合部材の他の例を示す図。
図1は、本発明の実施の形態に係る雄ネジ修復用工具を示す正面図であり、一対の螺合部材1,2によって構成され、これらを重ね合わせて使用する。螺合部材1,2の素材は、鉄やステンレス等の金属、プラスチックや樹脂等、カーボンなど、雄ネジの修復の際の耐摩耗性を有していれば任意である。
螺合部材1,2は、外周面が半円弧以上の弧長を持つ扇形を呈しており、内周面は略中心に湾曲が形成され、湾曲部分から円周方向に延伸した径部分が外周面及び内周面を連接している。湾曲部分には半割状のネジ溝11,21が形成されている。また、固定孔12,13,22,23が螺合部材1,2に設けられている。
図1に示す雄ネジ修復用工具を使用して雄ネジを修復する場合は、修復したい箇所の近傍に螺合部材1,2を嵌め込み、雄ネジが湾曲部分に位置するようにして螺合部材1,2を重ね合わせ、固定孔12−22及び固定孔13−23を合致して、固定具を挿通して重ね合わせを固定する。両方の固定孔が固定された状態で、螺合部材1,2をスパナ、レンチ等で回転操作してネジ山の修復を行う。固定具は、ピン、ボルトナットなど任意である。
図2は、本発明の実施の形態に係る雄ネジ修復用工具を示す正面図であり、一対の螺合部材1,2が重ね合わされた状態で組み合わされて構成されている。螺合部材1,2の素材や形状は図1に示すものと同様である。
一対の螺合部材1,2は、重ね合わせて固定孔13−23を合致して、固定具3を挿通して回動可能に枢結されている。固定具3は、ピン、ボルトナット、スプリングネジなど任意である。
図2に示す雄ネジ修復用工具を使用して雄ネジを修復する場合は、固定具3を支点にネジ溝11,21にネジ山を位置させるための出入口4を開放して、修復したい箇所の近傍に螺合部材1,2を嵌め込み、雄ネジが湾曲部分に位置するようネジ山を導く(図2(a))。この状態で、出入口4を遮蔽するように螺合部材1,2を互いが近寄る方向に回転させ(図2(b))、固定孔12−22を合致する(図2(c))。固定孔12−22に固定具を挿通して重ね合わせを固定する。固定孔12−22が固定されると、固定孔13−23も相対的に固定され、両方の固定孔が固定された状態で、螺合部材1,2をスパナ、レンチ等で回転操作してネジ山の修復を行う。
図3は、螺合部材1,2を示す斜視図である。螺合部材1,2は、外周面及び内周面を有する扇形であり、幅大の厚みを有する1/4円弧片1a,2aと幅小の厚みを有する1/2円弧片1b,2bとが一体形成されている。湾曲部分に設けられたネジ溝11,21は、1/2円弧片1b,2bに位置している。幅大と幅小の厚みを有する螺合部材1,2の重ね合わせによりネジ溝11,21は真正面から対向して同じ位置になり、ネジ山を360°の方向から覆うことができ、位置ズレを生じさせにくくしている。
図4は、螺合部材1,2を重ね合わせた状態を示す中央断面図であり、ネジ溝11,21を対向配置した空隙内に修復対象となる雄ネジが嵌められる。なお、説明の便宜上、固定孔や固定具は不図示であり、螺合部材1,2間の空隙は本来狭まっている。
図5は、螺合部材の他の例を示す図であり、螺合部材1’,2’の外周の形状が角ばっていたり、螺合部材1”,2”の外周の形状が三角形状の連なりであったりする。螺合部材をレンチ等で回転操作する際に操作しやすい円形状又は多角形状を採用することができる。また、各辺の連なりはR形状又はC形状となっており取り扱いが安全である。
1,2 螺合部材(1’,1”,2’,2”)
3 固定具
4 出入口
11,21 ネジ溝
12,13,22,23 固定孔

Claims (3)

  1. 一対の螺合部材を雄ネジに螺合して摺動することでネジ山の修復を可能とする雄ネジ修復用工具であって、
    前記螺合部材の各々の略中心は湾曲し、この湾曲部分に半割状のネジ溝が形成され、
    前記ネジ溝を対向配置して前記螺合部材を重ね合わせた際に前記螺合部材の重ね合わせを固定する固定具を挿通可能な固定孔が互いに設けられていることを特徴とする雄ネジ修復用工具。
  2. 一対の螺合部材を雄ネジに螺合して摺動することでネジ山の修復を可能とする雄ネジ修復用工具であって、
    前記螺合部材の各々の略中心に半割状のネジ溝が形成され、
    前記螺合部材を重ね合わせて枢結し、前記ネジ溝にネジ山を出し入れさせる出入口を開閉可能に構成したことを特徴とする雄ネジ修復用工具。
  3. 前記螺合部材を重ね合わせた際に前記螺合部材の重ね合わせを固定する固定具を挿通可能な固定孔が互いに設けられていることを特徴とする請求項2記載の雄ネジ修復用工具。

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000064278A (ja) * 1998-08-27 2000-02-29 Sekisui House Ltd アンカーボルトの修正用ダイス及びその使用方法
JP2006326731A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Light Seiki Kk ネジ山修正用工具
US20170056957A1 (en) * 2014-02-13 2017-03-02 Philipp Silberkuhl Thread rolling tool

Patent Citations (3)

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