JP2020182096A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐介 吉本
Yusuke Yoshimoto
祐介 吉本
耕平 岡部
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耕平 岡部
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Abstract

【課題】各動作状況のログデータを効率的に記録する。【解決手段】複合機1は、ログデータ記録領域(記録部)を有する記憶部21と、複合機1の複数種類の動作状況をそれぞれ示す複数種類のログデータをログデータ記録領域に記録させるログデータ処理部25と、複合機1の稼働地域を表す地域情報を設定する地域情報設定部23と、地域情報に基づいて複合機1の稼働地域を判定する稼働地域判定部24とを備える。ログデータ処理部25は、稼働地域と複数種類の動作状況のそれぞれの重要度との関係を予め設定しておいて、各動作状況に対応する各ログデータに重要度を付加して記憶部21のログデータ記録領域に記録させる。【選択図】図2

Description

本発明は、各動作状況のログデータを記録する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、高性能化・高機能化されていて、例えば、複合機(MFP)は、画像形成動作だけでなく、イメージスキャナやファクシミリ等の機能を併せ持つ。このような画像形成装置は、様々な原因や状況に起因して障害が発生することがあるので、障害発生時の原因や状況を遡って解析できるように、様々な動作状況のそれぞれのログデータを記憶部のログデータ記録領域に逐一記録している。
例えば、特許文献1に記載の情報処理装置では、ログ計測部は、ログ判定部により切り替えられた記録レベルに基づいて再計測して、ログ判定部がジョブの実行時間が所定の閾値を越えないと判定した場合に、ログ記録部は、切り替えられた記録レベルより下のログはRAM上に記録し、その記録レベル以上のログはHDD上に記録する。
特開2011−59874号公報
上記した情報処理装置では、ログデータの記録先をRAMとHDDとに分けることで、より多くのログデータを長期的に保存することを意図している。このような情報処理装置では、より多くのログデータを保存するために、大容量のHDDを備える必要がある。しかしながら、画像形成装置は、コスト削減のためにHDDを備えていない場合や、容量の小さいHDDを備える場合があり、これらの場合には、多くのログデータを長期的に保存することができない。そして、RAMにおけるログデータ記録領域の空き容量が少なくなると、RAMに保存されたログデータは、そのログデータに対応する画像形成装置の動作状況の種類に拘らず、通常、記録日時の古い順に削除される。そのため、障害発生時の解析に役立つログデータを残すことができない場合がある。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、各動作状況のログデータを効率的に記録することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、記録部と、該画像形成装置の複数種類の動作状況をそれぞれ示す複数種類のログデータを前記記録部に記録させるログデータ処理部と、該画像形成装置の稼働地域を表す地域情報を設定する地域情報設定部と、前記地域情報に基づいて該画像形成装置の前記稼働地域を判定する稼働地域判定部と、を備え、前記ログデータ処理部は、前記稼働地域と前記複数種類の動作状況のそれぞれの重要度との関係を予め設定しておいて、前記各ログデータに前記重要度を付加して前記記録部に記録させることを特徴とする。
本発明によれば、各動作状況のログデータを効率的に記録することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る複合機を概要的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る複合機の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、各稼働地域について動作状況と重要度との関係を示す表である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、ログデータ記録動作を示すフローチャートである。
先ず、本発明の実施形態に係る複合機1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側を複合機1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Loは、それぞれ複合機1の左側、右側、上側、下側を示す。
複合機1は、待機モードやスリープモード、省電力モード等の何れかの動作モードに切り替えられて稼働する。待機モードとは、画像形成動作等の複合機1の各種動作を迅速に開始できるように、複合機1の一部の構成要素について稼働状態や電力供給状態をオンに維持するモードである。スリープモードとは、画像形成動作等の複合機1の各種動作を行わない状態(複合機1の未使用状態)が所定の未使用時間継続したときに、消費電力を削減するために、操作表示部7の操作部や外部機器(図示せず)と通信するための通信部(図示せず)等の最小限の構成要素以外の複合機1の構成要素について稼働状態や電力供給状態をオフにするモードである。省電力モードとは、通常時に比べて低い電力を複合機1の各構成要素へ供給して画像形成動作等の複合機1の各種動作を行うモードである。
複合機1は、略箱型状の装置本体2を備える。装置本体2内の下部には、画像形成に用いる用紙を収納する複数の給紙カセット3が設けられる。装置本体2の上部には、画像が形成された用紙が排紙される排紙トレイ4が設けられる。
装置本体2の上部には、原稿を読み取って画像データを取得する画像読取部5が設けられ、画像読取部5は、プラテンガラスや読取スリットを上面に備える。画像読取部5の上方には、原稿を搬送して読取スリットを通過させる原稿搬送部6が設けられる。画像読取部5は、プラテンガラス上に載置された原稿や読取スリットを通過する原稿の画像をスキャナーによって読み取って画像データを生成する画像読取動作を行う。
更に、装置本体2の上部には、操作表示部7が正面側に取り付けられる。操作表示部7は、例えば、テンキー、スタートキー、システムメニューキー、送信キー、コピーキー、設定キー等の各種操作キーやタッチパネル等の操作部を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。各種操作キーは、タッチパネルに設けられてもよい。操作表示部7は、タッチパネルを覆う液晶パネル等の表示器を備える。
操作表示部7の表示器は、例えば、ユーザーによる操作表示部7の設定キーの操作に応じて設定画面を表示する。設定画面では、スリープモードのスリープレベルや未使用時間、複合機1のタイムゾーンや経度及び緯度等の地域情報の設定入力を受け付ける。スリープレベルとして、節電優先や稼働優先等のレベルがあり、節電優先では未使用時間が稼働優先よりも短く設定される。
また、装置本体2は、温度センサーや湿度センサー等の環境情報検出部8を備える。環境情報検出部8は、複合機1の環境情報として、装置本体2の内部又は外部の温度や湿度等を所定の時間間隔で周期的に検出する
装置本体2の中央部には、中間転写ベルト10が複数のローラー間に架設される。中間転写ベルト10の下側には、画像を形成する4つの画像形成部11がトナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられる。4つの画像形成部11の下方には、露光部12が設けられる。中間転写ベルト10の右端には、二次転写部13が設けられ、中間転写ベルト10の左端には、中間転写ベルト10を清掃するクリーニングユニット14が設けられる。二次転写部13は、中間転写ベルト10の右端側の一部と二次転写ローラーとで構成される。
各画像形成部11には、像担持体としての感光体ドラムが回転可能に設けられ、感光体ドラムの周囲には、帯電部と、現像部と、一次転写部と、除電部と、クリーニング部とが、電子写真のプロセス順に配置される。現像部の上方には、各画像形成部11と対応するトナーコンテナが、トナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられ、各トナーコンテナは、各色のトナーを収容する。
装置本体2の右部には、用紙の搬送経路15が設けられる。搬送経路15の上流部には、複数の給紙部16が複数の給紙カセット3毎に設けられる。搬送経路15の中流部には、上記の二次転写部13が設けられる。搬送経路15の下流部には、定着部17が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部18が設けられる。
次に、複合機1の画像形成動作について説明する。先ず、各画像形成部11において、帯電部が感光体ドラムを帯電した後、画像データに基づいて露光部12が感光体ドラムを露光して、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。感光体ドラム上の静電潜像は、現像部によって各色のトナー像に現像される。感光体ドラム上の各色のトナー像は、一次転写部によって中間転写ベルト10の表面に一次転写される。以上の動作を4つの画像形成部11が順次行うことによって、中間転写ベルト10上にフルカラーのトナー像が形成される。トナー像は、中間転写ベルト10の回転によって、所定の二次転写タイミングで二次転写部13へ供給される。
また、給紙カセット3に収納された用紙が、給紙部16によって取り出されて搬送経路15上を搬送される。搬送経路15上の用紙は、上記の所定の二次転写タイミングで二次転写部13へ搬送される。二次転写部13では、中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路15を下流側へ搬送されて、定着部17によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部18から排紙トレイ4へ排出される。
次に、複合機1の電気的な構成について図2を参照しながら説明する。複合機1は、CPU等からなる制御部20と、ROMやRAM、HDD等からなる記憶部21とを装置本体2の内部に備える。複合機1は、制御部20は、記憶部21に接続されていて、記憶部21に記憶された制御プログラムや制御用データに基づいて演算処理を実行することにより、制御部20に接続された複合機1の各構成要素を制御する。例えば、制御部20は、画像読取部5、原稿搬送部6、操作表示部7、環境情報検出部8及び画像形成部11等の構成要素に接続されていて、これらの構成要素を制御する。
制御部20は、例えば、記憶部21に記憶されるプログラムを実行することにより、地域情報設定部22、設定状態検出部23、稼働地域判定部24及びログデータ処理部25として機能する。
記憶部21は、複合機1のタイムゾーンや経度及び緯度等の地域情報を地域情報設定部22による設定に応じて予め記憶し、複合機1の稼働地域を稼働地域判定部24による判定に応じて記憶しておく。記憶部21は、スリープモードのスリープレベルや未使用時間を操作表示部7の操作に応じて記憶する。
また、記憶部21は、各稼働地域について各動作状況とそれぞれの重要度との関係を重要度特性として予め記憶する。なお、重要度特性は、工場出荷時に予め登録されてよく、USBメモリ等を介して設定されてもよく、通信部(図示せず)を介して外部機器(図示せず)から送信されてもよい。例えば、図3には、ヨーロッパ、高緯度地域及び高湿度地域の各稼働地域の各動作状況の重要度特性の一例を示していて、〇は重要度高を示し、×は重要度低を示す。
更に、記憶部21は、例えば、ログデータ記録領域(記録部)を有して、複合機1の複数種類の動作状況をそれぞれ示す複数種類のログデータをログデータ処理部25による処理に応じてログデータ記録領域に記録する。なお、記憶部21は、ユーザー又は複合機1の管理者に対して、記録したログデータをログデータ記録領域から読み出し可能にする。
地域情報設定部22は、操作表示部7の表示器に表示された設定画面を介して、ユーザーによる操作表示部7の操作によって設定された複合機1のタイムゾーンや経度及び緯度等の地域情報を記憶部21に記憶する。地域情報設定部22は、例えば、複合機1の設置時等において地域情報を設定させるとよい。
設定状態検出部23は、複合機1の稼働地域を判定するための判定材料として、複合機1の設定状態を検出する。例えば、スリープレベルが節電優先に設定されている場合、複合機1の稼働地域は、省エネ機能に関心の高いヨーロッパ等の地域であると想定できる。そこで、設定状態検出部23は、複合機1の設定状態としてスリープレベルを検出する。
稼働地域判定部24は、複合機1の稼働地域を判定して記憶部21に記憶しておく。地域情報設定部22によって記憶部21に設定された地域情報に基づいて複合機1の稼働地域を判定する。例えば、稼働地域判定部24は、地域情報の示すタイムゾーンや緯度及び経度に基づいて、各国、各国内の州等の分割地域、緯度範囲や経度範囲で区別される緯度地域や経度地域を、稼働地域として判定する。例えば、高緯度地域は、気温が低くなるところ、低温地域では、機内温度を印刷可能状態まで温めるのに時間が掛かる。また、低温状態が続いた場合、予期せぬ故障が発生する可能性がある。そこで、高緯度地域では、低温状態の影響を受けそうな動作状況のログデータについて重要度を高くするとよい。
また、稼働地域判定部24は、環境情報検出部8で検出された複合機1の環境情報に基づいて複合機1の稼働地域を判定してもよい。例えば、稼働地域判定部24は、環境情報である温度や湿度に基づいて、温度範囲や温度変位の特性から区別される温度地域や、湿度範囲や湿度変位の特性から区別される湿度地域を、稼働地域として判定する。あるいは、稼働地域判定部24は、温度範囲及び温度変位並びに湿度範囲及び湿度変位の全ての特性に基づいて稼働地域を判定してもよく、若しくはこれらの特性に基づいて気候を判定してから稼働地域を判定してもよい。例えば、高湿度地域は、予期せぬトナー不良に起因する故障が生じたり、他の地域に比べてトナー消費量に差が生じたりする可能性がある。そこで、高湿度地域では、高湿度状態の影響を受けそうな動作状況のログデータについて重要度を高くするとよい。
更に、稼働地域判定部24は、設定状態検出部23で検出された複合機1の設定状態に基づいて複合機1の稼働地域を判定してもよい。例えば、稼働地域判定部24は、設定状態であるスリープレベルに基づいて稼働地域を判定してよく、一例として、スリープレベルが節電優先の場合、稼働地域をヨーロッパ等の地域として判定してよい。ヨーロッパ等では、例えば、Blue Angel等の省エネや環境保護に関する規格が厳しくなっているため、省エネに関する動作状況のログデータについて重要度を高くするとよい。
なお、稼働地域判定部24は、複合機1の地域情報、環境情報及び設定状態について、初期設定又はユーザーの任意の設定に応じて、それぞれ異なる優先順位を設定し、この優先順位のより高い条件を使用して稼働地域を判定してよい。あるいは、稼働地域判定部24は、複合機1の地域情報、環境情報及び設定状態の何れか2つ以上の組み合わせに基づいて稼働地域を判定してよい。
稼働地域判定部24は、複合機1の電源投入時や、地域情報設定部22による地域情報の変更時、環境情報検出部8による環境情報の変動検出時、設定状態検出部23による設定状態の変動検出時に、稼働地域の判定を実行する。
ログデータ処理部25は、複合機1の動作状況を監視して複合機1の動作状況を示すログデータを作成し、記憶部21のログデータ記録領域(記録部)に記録させる。ログデータ処理部25は、例えば、複合機1の動作状況として、電源のオン及びオフ、スリープモードへの切り替え、スリープモードからの復帰、省電力モードへの切り替え、ジョブの実行開始、1ページ印刷の実行、エンジンエラーの発生、スリープモードの設定値(スリープレベル)変更、スリープタイマーの設定値(未使用時間)変更、トナーコンテナの変換、機内温度の所定変位量以上の状態変化、機内湿度の所定変位量以上の状態変化等を監視している。
そして、ログデータ処理部25は、所定の記録時間間隔毎に、又は各動作状況の変化を検出したときに、各動作状況のログデータを作成する。このとき、ログデータ処理部25は、稼働地域判定部24で判定されている稼働領域、及び作成するログデータの動作状況に基づいて、記憶部21に記憶された重要度特性を参照して、この動作状況の重要度を判定する。そして、ログデータ処理部25は、判定結果の重要度を付加してログデータを作成する。
なお、ログデータ処理部25は、判定結果の重要度が高い程、より詳細なログデータを作成する。例えば、ログデータ処理部25は、重要度が低い場合には、記録日時、動作状況等の最小限の情報を含むログデータを作成し、重要度が高い場合には、最小限の情報に加えて、直前の動作モードの切り替え日時、各構成要素の動作状態や、動作状況の発生前後の環境情報(温度や湿度)、各構成要素に設けた温度センサーの検出結果等の詳細な情報を含んだログデータを作成してよい。
また、ログデータ処理部25は、稼働地域判定部24で判定されている稼働領域に基づいて、記憶部21に記憶された重要度特性を参照して、この稼働領域に対応する各動作状況の重要度を予め把握しておいて、重要度のより高い動作状況については、ログデータを作成する頻度を高くするとよい。例えば、ログデータ処理部25は、重要度のより高い動作状況については、動作状況の発生に拘らず、上記した記録時間間隔よりも短い時間間隔毎に、ログデータを作成してよい。
更に、ログデータ処理部25は、所定のログデータを作成して記憶部21のログデータ記録領域(記録部)に記録させる際に、ログデータ記録領域がこの所定のログデータを記録可能な容量を有しているかを判定するために、ログデータ記録領域の空き容量が所定の下限閾値(閾値)未満であるか否かを判定する。例えば、下限閾値は、ログデータの容量よりも大きく設定されてよく、記憶部21の最大記憶容量の数十%に設定されてよい。
ログデータ処理部25は、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量が下限閾値以上である場合、作成したログデータをそのままログデータ記録領域に記録させる。一方、ログデータ処理部25は、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量が下限閾値未満である場合には、ログデータ記録領域に記録されているログデータの内、重要度の低いログデータを、重要度の高いログデータよりも優先的に削除する。例えば、ログデータ処理部25は、記憶部21のログデータ記録領域に記録されている重要度の低いログデータの内、3割のログデータを記録日時の古い順に削除し、また、ログデータ記録領域に記録されている重要度の高いログデータの内、1割のログデータを記録日時の古い順に削除する。そして、ログデータ処理部25は、ログデータの削除処理を終了すると、作成したログデータを記憶部21のログデータ記録領域に記録させる。
あるいは、ログデータ処理部25は、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量が所定の上限閾値以上になるまで、重要度の低いログデータの削除処理を繰り返す。なお、上限閾値を下限閾値と同じに設定することで、ログデータの削除処理の頻度を上げてもよいが、上限閾値を下限閾値よりも十分に大きく設定することで、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量を複数のログデータを記録可能な容量にして、ログデータの削除処理の頻度を下げてもよい。なお、記録日時が最近のログデータは、削除対象とせずに記憶部21ログデータ記録領域に残しておくとよい。そして、ログデータ処理部25は、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量が所定の上限閾値以上になると、作成したログデータをログデータ記録領域に記録させる。
次に、複合機1のログデータ記録動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
各稼働地域についての各動作状況とそれぞれの重要度との重要度特性については、予め複合機1に登録されて記憶部21に記憶されている(ステップS1)。先ず、ユーザーは、操作表示部7の設定画面を介して、複合機1の地域情報を予め設定して記憶部21に記憶しておく(ステップS2)。
複合機1が稼働すると、環境情報検出部8が複合機1の環境情報を検出して記憶部21に記憶し(ステップS3)、また、設定状態検出部23が複合機1の設定状態を検出して記憶部21に記憶しておく(ステップS4)。
そして、稼働地域判定部24は、複合機1の地域情報の設定、環境情報の変動、又は設定状態の変動があった場合に、これらの地域情報、環境情報及び設定状態の少なくとも1つに基づいて複合機1の稼働地域を判定して記憶部21に記憶する(ステップS5)。
ログデータ処理部25は、複合機1の動作状況を監視して(ステップS6)、複合機1の動作状況を示すログデータを作成する(ステップS7)。
このとき、記憶部21のログデータ記録領域(記録部)の空き容量が下限閾値以上であれば(ステップS8:NO)、ログデータ処理部25は、作成したログデータをログデータ記録領域に記録させる(ステップS9)。
一方、記憶部21のログデータ記録領域の空き容量が下限閾値未満であれば(ステップS8:YES)、ログデータ処理部25は、ログデータ記録領域に対してログデータの削除処理を行って重要度の低いログデータを優先的に削除した後(ステップS10)、作成したログデータをログデータ記録領域に記録させる(ステップS9)。
本実施形態では、上記のように、複合機1(画像形成装置)は、ログデータ記録領域(記録部)を有する記憶部21と、複合機1の複数種類の動作状況をそれぞれ示す複数種類のログデータをログデータ記録領域に記録させるログデータ処理部25と、複合機1の稼働地域を表す地域情報を設定する地域情報設定部22と、地域情報に基づいて複合機1の稼働地域を判定する稼働地域判定部24とを備える。ログデータ処理部25は、稼働地域と複数種類の動作状況のそれぞれの重要度との関係を予め設定しておいて、各動作状況に対応する各ログデータに重要度を付加してログデータ記録領域に記録させる。
これにより、複合機1は、稼働している稼働地域について各動作状況と重要度との重要度特性を正確に把握することができ、稼働地域で重要とされる動作状況についてログデータを優先的に記憶部21のログデータ記録領域に記録させる。そのため、各動作状況のログデータであって、障害発生時の解析に役立つ有用なログデータを効率的に記録することができる。従って、障害発生時の原因や状況を有用なログデータを用いて解析することができる。
また、複合機1は、複合機1の環境情報を検出する環境情報検出部8を更に備え、稼働地域判定部24は、地域情報及び環境情報に基づいて複合機1の稼働地域を判定するとよい。
また、複合機1は、複合機1の設定状態を検出する設定状態検出部23を更に備え、稼働地域判定部24は、地域情報及び設定状態に基づいて複合機1の稼働地域を判定するとよい。
これらのような構成によれば、複合機1の稼働している稼働地域をより正確に判定することができ、動作状況の重要度をより正確に判定することができる。そのため、より有用なログデータを効率良く記録することができる。
また、複合機1において、ログデータ処理部25は、ログデータの重要度が高い程、より高い頻度で該ログデータを記録させるとよい。
これにより、重要度の高いログデータをより多く記録することができ、障害発生時の解析に役立つログデータをより多く残すことができる。例えば、記憶部21がHDDを備えずにRAMを1つしか備えていない場合や、容量の小さいHDDやRAMしか備えていない場合でも、有用なログデータを効率良く記録することができる。従って、ログデータ記録領域を構成する記憶部21に要するコストを削減することができる。
また、複合機1において、ログデータ処理部25は、ログデータの重要度が高い程、より詳細に該ログデータを記録させるとよい。
これにより、重要度の高いログデータを、より有用なログデータとして記録することができ、障害発生時の原因や状況をより有用なログデータを用いて解析することができる。
また、複合機1において、ログデータ処理部25は、所定のログデータを記憶部21のログデータ記録領域に記録させる際に、この所定のログデータの記録後のログデータ記録領域の空き容量が所定の容量閾値未満になる場合、ログデータ記録領域に記録されている重要度の低いログデータを優先的に削除してからこの所定のログデータをログデータ記録領域に記録させるとよい。
これにより、重要度の高いログデータが削除される可能性を減少して、障害発生時の解析に役立つログデータをより多く残すことができる。
また、複合機1において、稼働地域判定部24は、複合機1の電源投入時又は地域情報設定部22による地域情報の設定時に、稼働地域を判定するとよい。
これにより、稼働地域が変更されても、稼働地域についての各動作状況と重要度との重要度特性を正確に把握することができる。
なお、本実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置の一例を示すものであって、本発明の技術範囲は、本実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、複合機1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、プリンター、複写機、ファクシミリ等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 複合機(画像形成装置)
2 装置本体
7 操作表示部
8 環境情報検出部
11 画像形成部
20 制御部
21 記憶部
22 地域情報設定部
23 設定状態検出部
24 稼働地域判定部
25 ログデータ処理部

Claims (7)

  1. 画像形成装置であって、
    記録部と、
    該画像形成装置の複数種類の動作状況をそれぞれ示す複数種類のログデータを前記記録部に記録させるログデータ処理部と、
    該画像形成装置の稼働地域を表す地域情報を設定する地域情報設定部と、
    前記地域情報に基づいて該画像形成装置の前記稼働地域を判定する稼働地域判定部と、
    を備え、
    前記ログデータ処理部は、前記稼働地域と前記複数種類の動作状況のそれぞれの重要度との関係を予め設定しておいて、前記各動作状況に対応する前記各ログデータに前記重要度を付加して前記記録部に記録させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 該画像形成装置の環境情報を検出する環境情報検出部を更に備え、
    前記稼働地域判定部は、前記地域情報及び前記環境情報に基づいて該画像形成装置の稼働地域を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 該画像形成装置の設定状態を検出する設定状態検出部を更に備え、
    前記稼働地域判定部は、前記地域情報及び前記設定状態に基づいて該画像形成装置の稼働地域を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ログデータ処理部は、前記ログデータの前記重要度が高い程、より高い頻度で該ログデータを記録させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ログデータ処理部は、前記ログデータの前記重要度が高い程、より詳細に該ログデータを記録させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ログデータ処理部は、所定のログデータを前記記録部に記録させる際に、該所定のログデータの記録後の前記記録部の空き容量が所定の容量閾値未満になる場合、前記記録部に記録されている前記重要度の低い前記ログデータを優先的に削除してから該所定のログデータを前記記録部に記録させることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記稼働地域判定部は、該画像形成装置の電源投入時又は前記地域情報設定部による前記地域情報の設定時に、前記稼働地域を判定することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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