JP2020181352A - 広告支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設の共用部に設置された画像形成装置による広告の出力に掛かる手間を削減する。【解決手段】広告支援システム1は、施設の共用部に設置され、プリント出力を行う複合機2と、施設のユーザーの識別情報を記憶する携帯キー4と、携帯キー4から識別情報を読み取る読取装置5と、読取装置5から識別情報を受信し、識別情報の認証に応じて共用部の扉の開閉又は施解錠を制御する扉制御装置6とを備える。扉制御装置6は、識別情報を認証した場合に識別情報を複合機2へ送信する。複合機2は、広告データを記憶する記憶部31と、扉制御装置6から識別情報を受信し、識別情報の認証に応じてユーザーをログインするログイン処理部35と、ユーザーのログインに応じて、記憶部31の広告データから、ユーザーへ出力する出力データを選択する広告選択部36と、選択された出力データのプリント出力を制御する出力制御部37とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅等の施設の共用部に設置された画像形成装置を利用して広告を出力する広告支援システムに関する。
従来、画像形成装置には、集合住宅等の施設の共用部に配置され、配信された広告データに基づいて広告をプリント出力する広告支援装置として動作するものがある。
例えば、特許文献1において、広告支援装置は、集合住宅の住人によるログインを受け付ける認証部と、配信された広告データを受信する通信部と、受信した広告データを記憶する記憶部と、記憶されている広告データの中から印刷出力の対象となる広告データである出力対象データを選択するための操作表示部と、選択された広告データに基づいて印刷媒体上に画像を形成して出力する出力部と、記憶部に記憶されている広告データを予め設定されている条件に基づいて削除する広告データ管理部とを備える。
特開2018−55508号公報
しかし、上記した広告支援装置のような画像形成装置は、ユーザーがスマートフォンを用いて画像形成装置と通信を行い、更に、画像形成装置に対してログイン操作や出力する広告データの選択操作を行う必要があり、ユーザーに手間が掛かる。また、共用部に設置されている画像形成装置は、一定時間使用していない場合には、電力の消費を削減するために省エネモードに設定される。このとき、ユーザーが広告を出力しようとする場合、画像形成装置は、省エネモードから通常モードに復帰する動作が必要になり、また、必要に応じてキャリブレーションを実行するので、広告が出力されるまでに時間が掛かることになる。また、共用部で広告出力に時間が掛かると、ユーザーは円滑に外出又は帰宅することができない。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、施設の共用部に設置された画像形成装置による広告の出力に掛かる手間を削減することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明の広告支援システムは、施設の共用部に設置されていて、用紙に画像を形成するプリント出力を実行する画像形成装置と、前記施設のユーザーに固有の識別情報を記憶する携帯キーと、所定の通信範囲内の前記携帯キーと通信を行って前記携帯キーから前記識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置と通信可能に接続されていて、前記読取装置から前記識別情報を受信し、該識別情報の認証に応じて前記共用部の扉の開閉又は施解錠を制御する扉制御装置と、を備える。前記扉制御装置は、前記画像形成装置と通信可能に接続されていて、前記識別情報を認証した場合に前記識別情報を前記画像形成装置へ送信する。前記画像形成装置は、前記広告データを記憶する記憶部と、前記扉制御装置から前記識別情報を受信し、該識別情報の認証に応じて前記ユーザーのログインを許可するログイン処理部と、前記ユーザーのログインに応じて、前記記憶部に記憶された前記広告データから、前記ユーザーへ出力する出力データを選択する広告選択部と、前記広告選択部によって選択された前記出力データの画像の前記プリント出力を制御する出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、施設の共用部に設置された画像形成装置による広告の出力に掛かる手間を削減することができる。
本発明の実施形態に係る広告支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る広告支援システムの複合機を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る広告支援システムの広告出力動作を示すフローチャートである。
先ず、本発明の実施形態に係る広告支援システム1について図1を参照しながら説明する。広告支援システム1は、複合機2(画像形成装置)と、広告配信装置3と、携帯キー4と、読取装置5と、扉制御装置6と、扉開閉装置7とを備える。複合機2は、インターネット等のネットワーク8を介して広告配信装置3と通信可能に接続されていて、更に、有線又は無線で扉制御装置6と通信可能に接続されている。携帯キー4は、無線で読取装置5と通信可能に接続され、読取装置5は、有線又は無線で扉制御装置6と通信可能に接続されている。
複合機2は、特定のユーザー(以下、単にユーザーと称する)が入退室可能な集合住宅やオフィス等の施設のエントランス等の共用部に設置される。施設は、複数の部屋(複数の階)を有し、各ユーザーに各部屋(各階)を割り当てて個別に利用可能にしている。共用部には、入退室を制限する扉が設けられ、即ち、複合機2は、扉の内側に配置される。読取装置5は、扉又は扉付近の壁に設けられる。広告支援システム1は、少なくとも1つの読取装置5を扉の外側に配置するが、2つの読取装置5を扉の外側及び内側にそれぞれ配置してもよい。共用部の扉は、例えば、スライドして開閉する自動ドアで構成され、扉開閉装置7に駆動されて開扉又は閉扉する。
次に、複合機2について図2を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図2における紙面手前側を複合機2の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Loは、それぞれ複合機2の左側、右側、上側、下側を示す。
複合機2は、箱型の装置本体10を備える。装置本体10内の下部には用紙を収納する複数の給紙カセット11が設けられる。装置本体10の上部の胴内空間には、排紙トレイ12が設けられる。
装置本体10の上部の正面側には、操作表示部13が設けられる。操作表示部13は、例えば、テンキー、スタートキー、システムメニューキー、広告プリント開始キー等の操作キーやタッチパネルを備えてユーザーの操作を受け付ける操作部と、タッチパネルを覆う液晶パネル等の表示部とから構成される。なお、各操作キーはタッチパネルに設けられてもよい。
装置本体10の中央部には、中間転写ベルト20が複数のローラー間に架設される。中間転写ベルト20の下側には、画像を形成する4つの画像形成部21がトナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられる。4つの画像形成部21の下方には、露光部22が設けられる。中間転写ベルト20の右端には、二次転写部23が設けられ、中間転写ベルト20の左端には、中間転写ベルト20を清掃するクリーニングユニット24が設けられる。二次転写部23は、中間転写ベルト20の右端側の一部と二次転写ローラーとで構成される。
各画像形成部21には、像担持体としての感光体ドラムが回転可能に設けられ、感光体ドラムの周囲には、帯電部と、現像部と、一次転写部と、除電部と、クリーニング部とが、電子写真のプロセス順に配置される。現像部の上方には、各画像形成部21と対応するトナーコンテナが、トナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられ、各トナーコンテナは、各色のトナーを収容する。
装置本体10の右部には、用紙の搬送経路25が設けられる。搬送経路25の上流部には、複数の給紙部26が複数の給紙カセット11毎に設けられる。搬送経路25の中流部には、上記の二次転写部23が設けられる。搬送経路25の下流部には、定着部27が設けられ、搬送経路25の下流端には排紙部28が設けられる。
次に、複合機2の画像形成動作について説明する。先ず、各画像形成部21において、帯電部が感光体ドラムを帯電した後、プリントデータに基づいて露光部22が感光体ドラムを露光して、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。感光体ドラム上の静電潜像は、現像部によって各色のトナー像に現像される。感光体ドラム上の各色のトナー像は、一次転写部によって中間転写ベルト20の表面に一次転写される。以上の動作を4つの画像形成部21が順次行うことによって、中間転写ベルト20上にフルカラーのトナー像が形成される。トナー像は、中間転写ベルト20の回転によって、所定の二次転写タイミングで二次転写部23へ供給される。
また、給紙カセット11に収納された用紙が、給紙部26によって取り出されて搬送経路25上を搬送される。搬送経路25上の用紙は、上記の所定の二次転写タイミングで二次転写部23へ搬送される。二次転写部23では、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路25を下流側へ搬送されて、定着部27によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部28から排紙トレイ12へ排出される。
次に、複合機2の電気的な構成について図1を参照しながら説明する。複合機2は、CPU等からなる制御部30と、ROMやRAM、HDD等からなる記憶部31とを装置本体10の内部に備える。制御部30は、記憶部31に接続されていて、記憶部31に記憶された制御プログラムや制御用データに基づいて演算処理を実行することにより、制御部30に接続された複合機2の各構成要素を制御する。例えば、制御部30は、操作表示部13や画像形成部21、露光部22等の構成要素に接続されていて、これらの構成要素を制御する。
制御部30は、通常モードやスリープモード(省エネモード)の何れかの動作モードを設定し、例えば、複合機2が一定時間使用されていない場合には、スリープモードを設定する。
また、制御部30は、通信部32に接続されていて、通信部32は、インターネット等のネットワーク8を介して広告配信装置3と通信可能に接続され、また、有線又は無線で扉制御装置6と通信可能に接続される。
制御部30は、記憶部31に記憶される制御プログラムを実行することにより、情報設定部33、広告データ管理部34、ログイン処理部35、広告選択部36及び出力制御部37として機能する。
情報設定部33は、複合機2が設置されている施設の複数のユーザーのそれぞれに関する複数のユーザー情報を予め登録して記憶部31に記憶する。例えば、情報設定部33は、ユーザー情報を設定可能な設定画面(図示せず)を操作表示部13の表示器に表示し、ユーザー又は複合機2(施設)の管理者が、操作表示部13の操作部によって設定画面を操作することで、ユーザー情報を予め登録してよい。
ユーザー情報には、ユーザーを識別可能な第1識別情報、ユーザーに割り当てられた部屋の部屋番号、その部屋にユーザーが在室しているか否かを示す在室情報が含まれる。なお、第1識別情報は、部屋番号と同じでよく、あるいは異なってもよい。第1識別情報は、複合機2にログインするユーザーを識別するための識別情報であって、同一のユーザーが所持する携帯キー4に記憶される第2識別情報(識別情報)や、同一のユーザーを扉制御装置6が認証するために扉制御装置6に記憶される第3識別情報と同じ内容の識別情報である。なお、携帯キー4の第2識別情報は、特許請求の範囲において、単に識別情報と称する。
情報設定部33は、扉制御装置6が携帯キー4の第2識別情報を認証して共用部の扉を開扉した場合に、扉制御装置6から第2識別情報及び開扉状態の開閉情報を受信する。在室情報が不在に設定されていた場合に、第2識別情報及び開扉状態の開閉情報を受信すると、情報設定部33は、ユーザーが帰宅したと判定して、在室情報を在室に設定する。また、在室情報が在室に設定されていた場合に、第2識別情報及び開扉状態の開閉情報を受信すると、情報設定部33は、ユーザーが外出したと判定して、在室情報を不在に設定する。
更に、ユーザー情報には、ユーザーが複合機2を利用して広告を出力する際の操作として手動出力及び自動出力の何れかを示す出力設定が含まれる。また、ユーザー情報には、ユーザーが複合機2を利用して出力する広告のカテゴリを示すカテゴリ設定が含まれる。情報設定部33は、広告を、住宅関連、飲食関連、買物関連、保険関連等の様々なカテゴリに分類することができ、カテゴリ設定として、1つのカテゴリを設定してもよく、2つ以上のカテゴリの組み合わせを設定してもよい。
広告データ管理部34は、広告配信装置3から配信される広告データを受信して記憶部31に記憶する。なお、広告データ管理部34は、広告データをカテゴリ毎に識別して記憶部31に記憶していて、カテゴリ毎に広告データを記憶部31から読み出すことができる。
ログイン処理部35は、携帯キー4の第2識別情報を認証した扉制御装置6から第2識別情報を受信し、この第2識別情報を用いてログイン処理を行う。ログイン処理部35は、ログイン処理として、記憶部31に予め記憶された複数のユーザー情報の各第1識別情報と、扉制御装置6から受信した第2識別情報とを比較する。そして、ログイン処理部35は、第2識別情報と一致する第1識別情報を検出すると、第2識別情報を正当と認証して、検出した第1識別情報に識別されるユーザーのログインを許可する。ログインしたユーザーは、後述するように、複合機2を用いた広告の出力が可能となる。なお、ログイン処理部35は、ユーザーがログインしてから所定時間経過後、又は、複合機2を用いた広告の出力後に、そのユーザーについて自動的にログアウトしてよい。
広告選択部36は、ログイン処理部35によるユーザーのログインに応じて、記憶部31に記憶された広告データから、ログインしたユーザーへ出力すべき出力データを選択する。このとき、広告選択部36は、ログインしたユーザーのユーザー情報からカテゴリ設定を読み出して、そのカテゴリ設定が示すカテゴリの広告データを出力データとして選択する。なお、広告選択部36は、選択した出力データをユーザーに関連付けて記憶部31に一時的に記憶しておくとよい。
出力制御部37は、ログイン処理部35によるユーザーのログインに応じて、ログインしたユーザーに向けた広告を出力するプリント出力を制御する。このとき、出力制御部37は、ログインしたユーザーのユーザー情報から出力設定を読み出して、この出力設定に基づいて、手動出力及び自動出力の何れかによって広告を出力するかを判定する。
出力制御部37は、先ず、出力設定に拘らず、ユーザーのログインに応じて、画像形成動作によって広告を出力するプリント出力等のための出力準備動作を行う。出力制御部37は、出力準備動作として、例えば、スリープモードから通常モードへの復帰や、広告選択部36で選択された出力データの記憶部31上への展開、出力データのプリントジョブの作成、画像形成部21や露光部22のキャリブレーションを行う。
出力制御部37は、プリント設定が手動出力の場合、上記の出力準備動作の後、ユーザーによる操作表示部13の操作の待機状態となる。そして、出力制御部37は、操作表示部13の広告プリント開始キーの操作に応じて、プリント出力として、広告選択部36によって選択された出力データに基づいて上記した画像形成動作を実行し、出力データの画像を用紙に形成して広告を出力する。なお、ログインしているユーザーが複数いる場合、出力制御部37は、操作表示部13の表示器にログインユーザーリストを選択可能に表示させて、ログインユーザーリストでユーザーが選択された場合に、広告プリント開始キーを操作可能にしてもよい。この場合、出力制御部37は、広告プリント開始キーの操作に応じて、ログインユーザーリストで選択されたユーザーに対してプリント出力を行う。
また、出力制御部37は、プリント設定が自動出力の場合、上記の出力準備動作の後、操作表示部13の操作に拘らず、自動的に上記のプリント出力を実行する。
上記のように、画像形成動作によるプリント出力が実行されると、出力データの画像が形成された用紙が、ユーザーに向けた広告として排紙トレイ12に出力される。
次に、広告配信装置3について説明する。広告配信装置3は、例えば、広告代理店のコンピュータ等で構成される。広告配信装置3には、広告主が作成し、又は広告主の依頼に応じて広告代理店の作業者が作成した広告データが格納されている。広告配信装置3は、広告代理店の作業者の操作に応じて、あるいは広告データの格納に応じて自動的に、格納している広告データを複合機2へ配信する。
携帯キー4は、携帯キー4を所持するユーザーを識別する第2識別情報を記憶するICチップ等の電子部品を設けている。携帯キー4は、電磁波や磁界結合又は電界結合によって読取装置5と非接触通信(近距離無線通信)可能であって、所定の通信範囲内で通信信号を送受信する。例えば、携帯キー4は、読取装置5から送信された応答要求信号に応じて起動して、第2識別情報を含む応答信号を読取装置5へと送信する。携帯キー4は、例えば、読取装置5からの電磁波や磁界結合又は電界結合に応じて電力を発生させるパッシブタグを備えたカードキーや、内蔵した電池等の電源より電力が供給されるアクティブタグを備えたリモコンキーでよい。なお、携帯キー4は、読取装置5と非接触通信可能でユーザーが携帯可能な機器であればこれらに限定されない。
読取装置5は、電磁波や磁界結合又は電界結合によって携帯キー4と非接触通信可能なリーダ又は送受信装置であって、所定の通信半径(通信範囲)内で通信することができる。読取装置5は、例えば、携帯キー4を起動させる応答要求信号を送信し、応答要求信号に応じた携帯キー4からの応答信号を受信する。読取装置5は、扉制御装置6に接続されていて、携帯キー4から受信した応答信号から第2識別情報を読み取り、扉制御装置6へ送信する。
扉制御装置6は、複合機2、読取装置5及び扉開閉装置7と通信することができれば、何れの場所に設けられてもよく、例えば、読取装置5や扉開閉装置7と同様に扉の近傍に設けられてもよく、あるいは、複合機2の近傍に設けられてもよい。また、扉制御装置6は、独立した機器で構成されてよいが、複合機2、読取装置5又は扉開閉装置7の一部として構成されていてもよい。
扉制御装置6は、図1に示すように、CPU等からなる制御部40と、ROMやRAM、HDD等からなる記憶部41とを備える。制御部40は、記憶部41に接続されていて、記憶部41に記憶された制御プログラムや制御用データに基づいて演算処理を実行することにより、制御部40に接続された各構成要素を制御する。例えば、記憶部41は、扉の開閉許可を与えるユーザーを認証するための情報として、ユーザーを識別する第3識別情報を記憶する。
また、制御部40は、通信部42に接続されていて、通信部42は、有線又は無線で複合機2、読取装置5及び扉開閉装置7と通信可能に接続されている。
制御部40は、記憶部41に記憶される制御プログラムを実行することにより、認証部43及び扉開閉制御部44として機能する。
認証部43は、携帯キー4の第2識別情報を読取装置5から受信して、この第2識別情報を、記憶部41に記憶された第3識別情報と比較する。そして、認証部43は、第2識別情報と一致する第3識別情報を検出すると、第2識別情報を正当と認証する。
扉開閉制御部44は、認証部43による比較結果に応じて扉開閉装置7を制御し、例えば、第2識別情報が正当であると認証されたときに、共用部の扉の開扉信号を扉開閉装置7へと送信する。また、扉開閉制御部44は、開扉信号を扉開閉装置7へと送信してから所定時間が経過したときに、共用部の扉の閉扉信号を扉開閉装置7へと送信する。
また、扉制御装置6は、共用部の扉の開扉状態又は閉扉状態を示す開閉情報を記憶部41に記憶する。例えば、扉開閉制御部44が開扉信号を送信した場合には、開閉情報を開扉状態に設定し、扉開閉制御部44が閉扉信号を送信した場合には、開閉情報を閉扉状態に設定する。
更に、扉制御装置6は、認証部43が第2識別情報を正当と認証して扉開閉制御部44が開扉信号を送信すると、第2識別情報及び開扉状態を示す開閉情報を複合機2へ送信する。
扉開閉装置7は、スライドして開閉する自動ドアで構成される共用部の扉を電動で自動的に開閉する機構である。扉開閉装置7は、扉制御装置6から開扉信号を受信すると扉を開扉し、扉制御装置6から閉扉信号を受信すると扉を閉扉する。
次に、上記の広告支援システム1による広告出力動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
例えば、外出先から施設に帰宅したユーザーが、自身の所持する携帯キー4を読取装置5に翳すと、読取装置5は、携帯キー4から第2識別情報を読み取る(ステップS1)。読取装置5は、読み取って第2識別情報を扉制御装置6へ送信する。
扉制御装置6は、認証部43によって、第2識別情報を、自身の記憶部41に記憶された第3識別情報と比較して、第2識別情報を認証できるか否かを判定する(ステップS2)。
扉制御装置6が第2識別情報を認証できない場合には(ステップS2:NO)、広告出力動作は終了する。扉制御装置6が第2識別情報を認証できた場合(ステップS2:YES)、扉制御装置6は、扉開閉制御部44によって、扉開閉装置7を制御して、扉を開扉制御する(ステップS3)。
また、扉制御装置6は、第2識別情報を複合機2へ送信する(ステップS4)。複合機2は、ログイン処理部35によって、第2識別情報を、自身の記憶部31に記憶された第1識別情報と比較して、第2識別情報を認証できるか否かを判定する(ステップS5)。
複合機2が第2識別情報を認証できない場合には(ステップS5:NO)、広告出力動作は終了する。複合機2が第2識別情報を認証できた場合(ステップS5:YES)、複合機2は、その第2識別情報に対応するユーザー、即ち、読取装置5に携帯キー4を翳したユーザーのログインを許可する(ステップS6)。
次に、複合機2は、広告選択部36によって、記憶部31に記憶された広告データの中から、ログインしたユーザーに向けた広告データを、出力データとして選択する(ステップS7)。例えば、広告選択部36は、このユーザーのユーザー情報のカテゴリ設定が示す広告データを選択する。
そして、複合機2は、出力制御部37によって、出力設定に拘らず、プリント出力の出力準備動作を行う(ステップS8)。また、出力制御部37は、出力準備動作の後、ユーザー情報の出力設定を判定する(ステップS9)。
出力設定が手動出力の場合(ステップS9:NO)、複合機2は、ユーザーによる広告プリント操作(操作表示部13の広告プリント開始キーの操作)の待機状態となる(ステップS10)。そして、ユーザーが操作表示部13の広告プリント開始キーを操作すると(ステップS10:YES)、出力制御部37は、広告選択部36で選択された出力データのプリント出力を実行する(ステップS9)。
また、出力設定が手動出力の場合(ステップS9:YES)、出力制御部37は、操作表示部13の操作に拘らず。広告選択部36で選択された出力データのプリント出力を実行する(ステップS11)。
なお、上記した実施形態では、扉制御装置6は、自動ドアを開閉する扉開閉装置7の開扉及び閉扉を制御する例を説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、他の実施形態では、扉制御装置6は、自動ドア又は開き戸で構成される扉の電気錠を施解錠する扉施解錠装置の施錠及び解錠を制御してもよい。この場合、携帯キー4の第2識別情報の認証から扉施解錠装置の施錠及び解錠までの動作フローは、上記した実施形態の携帯キー4の第2識別情報の認証から扉開閉装置7の開扉及び閉扉までの動作フローと同じでよい。
本実施形態によれば、上述のように、広告支援システム1は、施設の共用部に設置されていて、用紙に画像を形成するプリント出力を実行する複合機2(画像形成装置)と、施設のユーザーに固有の第2識別情報(識別情報)を記憶する携帯キー4と、所定の通信範囲内の携帯キー4と通信を行って携帯キー4から第2識別情報を読み取る読取装置5と、読取装置5と通信可能に接続されていて、読取装置5から第2識別情報を受信し、第2識別情報の認証に応じて共用部の扉の開閉又は施解錠を制御する扉制御装置6とを備える。扉制御装置6は、複合機2と通信可能に接続されていて、第2識別情報を認証した場合に第2識別情報を複合機2へ送信する。複合機2は、広告データを記憶する記憶部31と、扉制御装置6から第2識別情報を受信し、第2識別情報の認証に応じてユーザーのログインを許可するログイン処理部35と、ユーザーのログインに応じて、記憶部31に記憶された広告データから、ユーザーへ出力する出力データを選択する広告選択部36と、広告選択部36によって選択された出力データの画像のプリント出力を制御する出力制御部37とを備える。
これにより、施設のユーザーは、帰宅や外出の際に共用部の扉を開閉又は施解錠するための行動、即ち、携帯キー4の第2識別情報を読取装置5に読み取らせる通常の行動を取るだけで、施設の共用部に設置された複合機2を利用した広告のプリント出力を制御することができる。複合機2は、読取装置5による携帯キー4の読取処理に応じてユーザーのログインを行うので、ログイン操作の手間を省くことができる。なお、複合機2は、ログインしたユーザーを判別して出力データを選択するので、自動的にユーザーに向けた広告を出力可能となる。そのため、広告の出力に掛かる複合機2の操作等の手間を削減することができる。
また、本実施形態の広告支援システム1では、複合機2は、ユーザーの操作を受け付ける操作表示部13(操作部)を更に備える。複合機2の記憶部31は、手動出力及び自動出力の何れかの出力設定をユーザーに関連付けて予め記憶する。出力制御部37は、ログインしたユーザーの出力設定が手動出力の場合には、プリント出力のための出力準備動作を行った後、操作表示部13の広告プリント開始の操作に応じて、プリント出力を実行する一方、出力設定が自動出力の場合には、出力準備動作を行った後、操作表示部13の操作に拘らず、自動的にプリント出力を実行する。
これにより、複合機2は、出力設定に拘らず、ユーザーのログインに応じて、即ち、読取装置5による携帯キー4の読取処理に応じて、出力準備動作を行うので、ユーザーが複合機2へ移動するまでの時間を利用して出力準備動作を行うことができる。そのため、ユーザーが出力準備動作を待つ時間を削減することができ、ユーザーは、帰宅や外出の際に、スムーズに複合機2を利用して広告を取得することができる。また、出力設定が自動出力であれば、ユーザーは複合機2を操作することなく、広告をプリント出力できるので、よりスムーズに複合機2を利用することができる。なお、出力設定が手動出力であれば、ユーザーによる複合機2の操作が必要になるため、他のユーザーが誤って広告を取得することがなくなる。
また、本実施形態の広告支援システム1では、複合機2の記憶部31は、出力すべき広告データのカテゴリを示すカテゴリ設定をユーザーに関連付けて予め記憶する。広告選択部36は、カテゴリ設定に基づいて、広告データから出力データを選択する。
これにより、ユーザーは、必要なカテゴリの広告のみを取得することができる。なお、ユーザーが全てのカテゴリの広告を必要としない場合には、全てのカテゴリを設定しなければ不要な広告の出力を抑制することができる。
なお、上記した実施形態では、出力設定として、プリント出力の手動出力及び自動出力を設定可能にする例を説明するが、本発明はこの例に限定されない。例えば、他の実施形態では、更に電子出力を設定可能にしてもよい。電子出力では、ユーザーのログインに応じて、プリント出力に代えて、あるいは、プリント出力と共に、ユーザーが所持するスマートフォンやタブレット又はパーソナルコンピュータ等のユーザー端末へ、複合機2から電子データの出力データを送信してもよい。この場合、複合機2は、ユーザー情報としてユーザー端末のメールアドレスを設定して、電子メールによって出力データをユーザー端末へ送信してよい。あるいは、複合機2は、ユーザー端末との無線通信によって出力データをユーザー端末へ送信してもよい。
上記実施形態では、複合機2を備える広告支援システム1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、プリンター等の他の画像形成装置を備える他の広告支援システムに本発明の構成を適用してもよい。
1 画像形成システム
2 複合機(画像形成装置)
3 広告配信装置
4 携帯キー
5 読取装置
6 扉制御装置
7 扉開閉装置
8 ネットワーク
13 操作表示部
21 画像形成部
22 露光部
30 制御部
31 記憶部
32 通信部
33 情報設定部
34 広告データ管理部
35 ログイン処理部
36 広告選択部
37 出力制御部
40 制御部
41 記憶部
42 通信部
43 認証部
44 扉開閉制御部

Claims (3)

  1. 施設の共用部に設置されていて、用紙に画像を形成するプリント出力を実行する画像形成装置と、
    前記施設のユーザーに固有の識別情報を記憶する携帯キーと、
    所定の通信範囲内の前記携帯キーと通信を行って前記携帯キーから前記識別情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置と通信可能に接続されていて、前記読取装置から前記識別情報を受信し、該識別情報の認証に応じて前記共用部の扉の開閉又は施解錠を制御する扉制御装置と、
    を備え、
    前記扉制御装置は、前記画像形成装置と通信可能に接続されていて、前記識別情報を認証した場合に前記識別情報を前記画像形成装置へ送信し、
    前記画像形成装置は、
    広告データを記憶する記憶部と、
    前記扉制御装置から前記識別情報を受信し、該識別情報の認証に応じて前記ユーザーのログインを許可するログイン処理部と、
    前記ユーザーのログインに応じて、前記記憶部に記憶された前記広告データから、前記ユーザーへ出力する出力データを選択する広告選択部と、
    前記広告選択部によって選択された前記出力データの画像の前記プリント出力を制御する出力制御部と、
    を備えることを特徴とする広告支援システム。
  2. 前記画像形成装置は、
    前記ユーザーの操作を受け付ける操作部を更に備え、
    前記記憶部は、手動出力及び自動出力の何れかの出力設定を前記ユーザーに関連付けて予め記憶し、
    前記出力制御部は、ログインした前記ユーザーの前記出力設定が前記手動出力の場合には、前記プリント出力のための出力準備動作を行った後、前記操作部の広告プリント開始の操作に応じて、前記プリント出力を実行する一方、該出力設定が前記自動出力の場合には、前記出力準備動作を行った後、前記操作部の操作に拘らず、自動的に前記プリント出力を実行することを特徴とする請求項1に記載の広告支援システム。
  3. 前記記憶部は、出力すべき前記広告データのカテゴリを示すカテゴリ設定を前記ユーザーに関連付けて予め記憶し、
    前記広告選択部は、前記カテゴリ設定に基づいて、前記広告データから前記出力データを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の広告支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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