JP2020180950A - ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及び、ナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及び、ナビゲーションプログラム Download PDF

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昌宏 暮橋
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幸治 石井
孝浩 田中
Takahiro Tanaka
孝浩 田中
智彰 萩原
Tomoaki Hagiwara
智彰 萩原
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Abstract

【課題】目的地が決定されていない状態で移動体が移動する場合に、ユーザが立ち寄りを望む場所等への案内を可能にする。【解決手段】移動体の移動経路に関する案内情報を報知する報知部と、移動体の搭乗者の音声を検知して、搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、移動体の最終目的地が設定されておらず、音声認識部により認識された発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、停車地を設定する停車地設定部と、を備え、報知部は、停車地設定部により設定された停車地に関する案内情報を報知するナビゲーションシステムである。【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及び、ナビゲーションプログラムに関する。
従来、自動車などの移動体の経路案内を行うナビゲーション装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を算出した後に、ユーザのメッセージ等をもとに、目的地以外の立ち寄る可能性がある地点を立ち寄り候補地点として取得する。このナビゲーション装置は、ユーザが立ち寄り候補地点に立ち寄ろうとしていると判定した場合に、立ち寄り候補地点に向かうための経路を案内する。
特開2015−21836号公報
特許文献1記載のナビゲーション装置は、立ち寄り候補地点に関する処理を行う際に目的地までの経路が決定されている必要があった。換言すれば、目的地が決まっていない状態では、ユーザを目的地以外の場所に案内することができなかった。このため、ユーザが、立ち寄りたい場所を入力する操作等が必要であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、目的地が決定されていない状態で移動体が移動する場合に、ユーザが立ち寄りを望む場所等への案内を可能にすることを目的とする。
本発明の一の態様は、移動体の移動経路に関する案内情報を報知する報知部と、前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記音声認識部により認識された発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定する停車地設定部と、を備え、前記報知部は、前記停車地設定部により設定された前記停車地に関する案内情報を報知すること、を特徴とするナビゲーションシステムである。
本発明の他の態様によると、前記移動体の位置情報を取得する位置検出部を備え、前記停車地設定部は、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記停車地の属性に関する属性条件を設定し、前記音声認識部により認識された発話内容と前記移動体の位置情報とに基づいて前記停車地の位置条件を設定する条件設定部と、前記位置条件に適合する地域を対象として、前記属性条件に適合する前記停車地の候補を探索する候補探索部と、前記停車地の候補の中から前記報知部により報知する前記停車地を設定する設定処理部と、を備える。
本発明の他の態様によると、前記条件設定部は、前記移動体の進行方向に存在する主要道路を基準として前記位置条件を設定する。
本発明の他の態様によると、前記条件設定部は、前記停車地を探索する地域を、前記移動体の進行方向における第1距離以内に制限する前記位置条件を設定する。
本発明の他の態様によると、前記条件設定部は、前記停車地を探索する地域を、前記移動体の進行方向に存在する道路と主要道路との交差点及びそれより前記移動体に近い範囲に制限する前記位置条件を設定する。
本発明の他の態様によると、前記条件設定部は、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記停車地に停車する時刻に関する時刻条件を求め、前記時刻条件と前記移動体の位置情報とに基づいて前記位置条件を設定する。
本発明の他の態様によると、前記停車地設定部は、前記移動体の進行方向を推定し、推定した進行方向における前記停車地を設定し、前記停車地を設定した後に前記移動体の進行方向が変化した場合に、変化した後の進行方向に基づいて前記停車地を設定する。
本発明の他の態様によると、前記停車地設定部により設定された前記停車地に関する情報と、前記停車地に停車する目的に関する情報とを対応付けて記憶する履歴情報記憶部と、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記履歴情報記憶部が記憶する情報を更新する情報更新部と、を備える。
本発明の一の態様は、移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識するステップと、前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定するステップと、設定された前記停車地に関する案内情報を報知するステップと、を含むことを特徴とするナビゲーション方法である。
本発明の一の態様は、単一又は複数のコンピュータにインストールされるプログラムであって、前記コンピュータに、移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する処理と、前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定する処理と、設定された前記停車地に関する案内情報を報知する処理と、を実行させることを特徴とするナビゲーションプログラムである。
本発明によれば、移動体の最終目的地が設定されていない状態で、ユーザの発話内容に基づいて停車地を設定し、停車地に関する案内情報を報知できる。このため、目的地が決定されていない状態で移動体が移動する場合に、ユーザが立ち寄りを望む場所等への案内を行うことができ、ユーザの満足度の向上を図ることができる。
第1実施形態のナビゲーションシステムのブロック図。 候補探索条件の構成例を示す模式図。 案内リストの構成例を示す模式図。 ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャート。 ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャート。 ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャート。 ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャート。 第2実施形態のナビゲーションシステムのブロック図。 第3実施形態のナビゲーションシステムのブロック図。 経路案内サーバのブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.ナビゲーションシステムの構成]
図1は、本発明を適用した第1実施形態として、移動体に搭載されるナビゲーションシステム100の構成例を示す図である。
ナビゲーションシステム100は、移動体に設置されるナビゲーション装置120を備える。ナビゲーション装置120が設置される移動体は、例えば車両が挙げられる。本実施形態では、4輪乗用自動車にナビゲーション装置120が搭載される例を説明するが、車両は乗用自動車、列車、貨物自動車、自動二輪車、耕運機や建設機械などの作業用車両等であってもよく、その他、人間の操作により移動するものであればよい。
ナビゲーション装置120は、ナビゲーション装置120が設置された車両に搭乗する搭乗者により操作される。この搭乗者を、以下の説明ではユーザと呼ぶ。ユーザは、車両を操縦する運転者であってもよいし、助手席や後部座席に搭乗する人であってもよい。
また、ナビゲーション装置120を搭載した車両を、以下では単に車両という。
ナビゲーション装置120には、ディスプレイ111、タッチセンサ112、マイク113、スピーカ114、車速センサ115、及びGPS116が接続される。車両にCAN(Controller Area Network)等の通信ネットワークが敷設されている場合、この通信ネットワークによって複数の装置を接続することにより、ナビゲーションシステム100が構成されてもよい。また、車両が搭載する不図示のECU(Electronic Control Unit)等の他の装置と、ナビゲーション装置120とが、通信ネットワークにより接続された構成であってもよい。
ディスプレイ111は、液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルを備える表示装置であり、ナビゲーション装置120が内蔵する処理部130の制御に従って画像や文字を表示する。ディスプレイ111は、車両のダッシュボード、インストゥルメントパネル、センターコンソール等に設置されてもよいし、ナビゲーション装置120と一体に設けられてもよい。
タッチセンサ112は、例えば静電容量式や感圧式のセンサであり、接触操作や押圧操作を検出する。タッチセンサ112は、ディスプレイ111に重畳して配置され、ディスプレイ111に対する接触操作や押圧操作を検出し、操作を検出した位置を示す信号を処理部130に出力する。
マイク113は、ユーザが搭乗する空間に設置され、ユーザの音声を集音する。スピーカ114は、車両のドアトリム等に設置され、音声または音を出力する。マイク113及びスピーカ114の設置位置及び数は限定されない。例えば、マイク113及びスピーカ114として、ユーザの身体に装着されるヘッドセットを利用してもよい。また、マイク113及びスピーカ114は、ナビゲーション装置120に一体に設けられてもよい。
ナビゲーションシステム100は、車両の経路を案内するナビゲーションを実行する。ナビゲーションとは、指定された目的地まで車両が到達するための経路を決定し、決定した経路の通りにユーザが車両を走行させるために情報を提供する動作であり、経路案内とも呼ばれる。
ナビゲーション装置120は、車両の現在位置を含む範囲の地図を含むナビゲーション画面を、ディスプレイ111に表示させる。ナビゲーション画面は、車両の現在位置を示すアイコン等のシンボル、及び、車両が進行する経路を地図に重畳した画像を含む。また、ナビゲーション画面には、車両の現在位置、目的地、経由地等の位置を示す位置情報、目的地への到着予想時刻、渋滞の発生状況や交通規制等の交通情報等を、地図とともに含んでもよい。
また、ナビゲーション装置120は、車両の走行に関してユーザが行う操作を案内する情報を、スピーカ114から音声または音として出力させる。例えば、ナビゲーション装置120は、車両の右折、左折、直進等の走行方向を示す情報を、自然言語で読み上げる音声により、或いは、上記情報を示す音を出力する。ユーザは、スピーカ114から発される音または音声の通りに車両を操作することで、車両の経路に沿って、目的地まで車両を走行させることができる。
また、ナビゲーション装置120は、後述するように、ユーザの求めに応じて、車両が立ち寄る立ち寄り地点を案内する機能を有する。例えば、ユーザが、一定時間おきにトイレに行くことを知らせるように求めた場合、ナビゲーション装置120は、一定時間ごとに、トイレを利用できる施設等を案内する。この機能によりナビゲーション装置120が案内する場所を、以後の説明では停車地と呼ぶ。
停車地は、車両を停車してユーザが食事や用便やその他の目的を果たすことができる場所を指し、立ち寄り地と表現することもできる。
車速センサ115は、車両の車速パルス信号に基づいて、車両の車速を示すデータを生成し、ナビゲーション装置120に出力する。
GPS(Global Positioning System)116は、不図示のアンテナによりGPS信号を受信して、受信したGPS信号に基づき車両の位置を算出する。GPS116は、車両の現在位置を示す位置データを生成し、ナビゲーション装置120に出力する。
ナビゲーション装置120は、処理部130、記憶部150、及び音声処理回路161を備える。
音声処理回路161は、マイク113及びスピーカ114に接続される。マイク113は、音声処理回路161に音声信号を出力し、音声処理回路161は、マイク113から入力される信号をデジタルデータに変換して、処理部130に出力する。
音声処理回路161は、処理部130が出力するデジタル音声データに基づきスピーカ114に音声信号を出力し、スピーカ114から音を出力させる。
また、ナビゲーション装置120は、通信部162を備えてもよい。通信部162は、例えば、携帯電話回線網、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した無線通信を実行する通信モジュールである。通信部162は、処理部130の制御に従って、車両の外の装置との間で各種データを送受信する。
処理部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理部130には、記憶部150が接続される。記憶部150は、処理部130が実行するコンピュータプログラムである制御プログラム、及び、処理部130によって処理される各種データを、処理部130によって読み取り可能に記憶する。処理部130が実行するプログラムは、本発明のナビゲーションプログラムの一例に対応する。
処理部130及び記憶部150を構成するハードウェアは特定の態様に限定されない。例えば、処理部130は、単一のプロセッサで構成されてもよい。また、処理部130は、プロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を統合したデバイスであってもよい。記憶部150は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶装置で構成されてもよく、具体的には、ハードディスク等の磁気的記憶装置や、フラッシュROM等の半導体記憶デバイスを備えてもよい。また、記憶部150は、処理部130が実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶装置を備えてもよい。また、処理部130と記憶部150とは統合された1つのデバイスであってもよい。
処理部130は、記憶部150が記憶するプログラムを実行することにより、記憶部150が記憶するデータに基づいて、ナビゲーション装置120の各部を制御する。
処理部130は、機能要素又は機能ユニットとして、操作受付部131、音声認識部132、位置検出部133、経路案内部134、報知部135、情報更新部136、及び、停車地設定部140を備える。処理部130が備えるこれらの機能要素は、コンピュータである処理部130が、記憶部150に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、処理部130が実行する制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理部130が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
記憶部150は、記憶部150の記憶領域を利用するデータベースとして、地図DB(データベース)151、経路DB152、音声認識DB153、候補探索条件154、経路データ155、案内リスト156、及び、履歴情報記憶部158を格納する。
地図DB151及び経路DB152は、ナビゲーション用のデータを格納したデータベースである。地図DB151は地図データを格納する。経路DB152は、車両を含む自動車が走行可能な道路を示す情報、渋滞発生確率や渋滞発生状況を示す情報、交通規制に関する情報など、車両の経路を決定する場合に使用されるデータを格納する。
また、地図DB151は、車両が走行可能な道路に関するPOI(Point Of Interest)に関する情報を含む。POIは、地物とも呼ばれ、最も広い定義としては、自然物や人工物にかかわらず、地上にある全ての物が含まれる。例えば、地物には、例えば、地理的ランドマーク、山や瀧や湖などの観光エリア、建築物、施設、その他の設置物等である。建築物や施設としては、例えば、商業施設や公共施設が含まれ、具体的には、寺院、橋、ビル、家屋、店舗、テーマパーク、ショッピングモール等の商業施設が含まれる。また、地物に含まれる設置物は、例えば、信号機、標識、中央分離帯、フェンス、ガードレール、ポール等の道路付属物や、電柱、或いはその他の物体を含んでも良い。
地図DB151は、POIに関する地物情報を格納してもよい。地物情報は、POIの名称、POIの種類、POIの位置、及び、POIの利用目的に関する情報を含む。POIの名称とは地名や場所名が挙げられる。POIの位置とは、所在地、住所、緯度経度情報等である。POIの利用目的とは、食事、休憩、トイレ利用、買い物、学習等が挙げられる。また、地物情報は、事物情報を含んでも良い。事物情報とは、事物の種類を示す情報、事物の構成要素を示す情報等が含まれる。事物情報は、POIの種類を示す情報を含む。詳細には、事物の種類を示す情報としては、コンビニエンスストア、駅、サービスエリア、ガソリンスタンド、レストラン、学校等の情報であり、飲食店に関しては提供される食事の種類を示す情報が含まれてもよい。事物の構成要素を示す情報としては、POIに関連する要素を示し、例えば、POIが駅である場合に、その駅が所属する鉄道路線や鉄道事業者を示す情報である。
音声認識DB153は、音声処理回路161が出力する音声データを認識し、テキスト化し、情報を抽出するためのデータを格納する。音声認識DB153は、例えば、言語別に、音声をテキスト変換するためのデータを含む。
経路データ155は、車両の経路を示すデータである。車両の目的地が設定され、ナビゲーション装置120がナビゲーションを行う場合、記憶部150は、目的地及び目的地までの経路を示す経路データ155を記憶する。ここで、車両は、ナビゲーション装置120によるナビゲーションが行われない状態でも走行可能である。この場合、ナビゲーション装置120のナビゲーション機能は停止しており、経路データ155は記憶部150に記憶されていないか、或いは、使用されない状態である。
候補探索条件154は、ナビゲーション装置120が停車地の候補を探索するための条件を含む。案内リスト156は、ナビゲーション装置120が案内する停車地の候補のリストである。停車地の候補は、候補探索条件154に基づき探索される。候補探索条件154及び案内リスト156については後述する。
履歴情報記憶部158は、ユーザが停車地を案内するように求めたことの履歴を含む情報である。
操作受付部131は、タッチセンサ112に対するユーザの接触操作を検出し、操作位置を特定することにより、ユーザの操作内容を取得する。
音声認識部132は、マイク113が出力する音声信号に基づいて音声処理回路161が出力するデジタル音声データを解析し、マイク113が集音した音声から、人間が発話した内容を認識する。音声認識部132は、例えば、音声処理回路161が出力する音声データの周波数解析を行い、音声特徴量を算出し、算出した音声特徴量に基づき音声認識DB153を参照して、集音した音声に該当する音声コマンドの有無を判定し、音声コマンドを特定する。音声認識部132は、例えば、ユーザが、ナビゲーション装置120に対する指示を発話した場合に、この発話の内容を認識する。
位置検出部133は、GPS116が出力する位置データに基づき、車両の位置を検出する。
経路案内部134は、経路データ155に基づき車両のナビゲーションを実行する。
報知部135は、ディスプレイ111に画像等を含む画面を表示させる処理、及び、音声処理回路161を制御してスピーカ114から音または音声を出力させる処理を実行可能であり、表示及び/又は音の出力により、ユーザに対する報知を行う。報知部135は、例えば、経路案内部134がナビゲーションを行う場合に、車両の進行方向、車両の操作、車両の操作の目印となるランドマーク等を知らせるための表示や音声出力を実行する。また、報知部135は、停車地の候補を音または音声によりユーザに報知する。
情報更新部136は、後述する停車地設定部140が停車地に関する情報を処理した場合に、履歴情報記憶部158に記憶された履歴情報を更新する。
停車地設定部140は、ユーザに対して案内する停車地の候補を探索し、設定する処理を行う機能部である。停車地設定部140は、条件設定部141、候補探索部142、及び、設定処理部143を含む。これらは、処理部130が記憶部150に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される機能要素である。
条件設定部141は、ユーザの指示をもとに、探索すべき停車地の条件を設定する。ユーザの指示は、タッチセンサ112が検知する操作やマイク113が集音する音声による指示が挙げられる。本実施形態では、マイク113により集音したユーザの音声を音声認識部132が認識した結果を、ユーザの指示とする。
条件設定部141は、ユーザの指示に基づいて候補探索条件154を生成する。
図2は、候補探索条件154の構成例を示す模式図である。図2に示すように、候補探索条件154は、スポット属性条件154a、位置条件154b、時刻条件154c、車両位置情報154d、及び、進路推定値154eを含む。
スポット属性条件154aは、停車地の属性を指定する条件である。停車地は上述したPOIから選択される。停車地の属性は、例えば、地図DB151に記憶された地物情報あるいは事物情報に含まれるPOIの種類であり、具体的な例としては、レストラン、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、駅、道の駅、サービスエリア、ドライブイン等である。
位置条件154bは、停車地の位置を指定する条件である。位置条件154bは、停車地の位置として、特定の位置を指定する情報であってもよいし、位置の範囲を示す情報であってもよい。
時刻条件154cは、車両が停車地に立ち寄る時刻、または、時刻の範囲を指定する情報である。時刻条件154cの精度は適宜に設定可能であり、時間及び分を単位としてもよいし、秒を単位としてもよい。また、日付を示す情報を含んでもよい。また、時刻条件154cは、所定時間毎に更新されてもよい。例えば、ユーザの発話内容に含まれる情報が、時間間隔のみを指定する情報である場合、時刻条件154cは指定された間隔の無数の時刻を含む情報となる。この場合、条件設定部141は、予め設定された範囲内、例えば12時間以内において、ユーザの発話内容に含まれる情報に対応する時刻を求め、時刻条件154cに含ませてもよい。この場合、時間の経過とともに、ユーザの発話内容に含まれる情報に該当する時刻が変化するので、条件設定部141は、時刻条件154cを更新してもよい。
車両位置情報154dは、時刻条件154cで指定される時刻における車両の位置を示す情報である。時刻条件154cは未来の時刻に関する情報であるため、車両位置情報154dは車両の位置を推定した推定結果を示す情報である。
進路推定値154eは、処理部130が推定する車両の進路を示す情報である。
条件設定部141は、音声認識部132により認識されたユーザの発話内容に基づいて候補探索条件154を生成する。詳細には、ユーザの発話内容が、立ち寄りたい場所を示す情報、及び/又は、立ち寄りの目的を示す情報を含む場合に、この発話内容に基づきスポット属性条件154aを生成する。また、ユーザの発話内容が、立ち寄りたい場所の位置または時刻を示す情報を含む場合、条件設定部141は、発話内容に基づき位置条件154b及び/又は時刻条件154cを生成する。
ナビゲーション装置120が停車地を案内する機能の利用シーンでは、ユーザが、音声により停車地の種類、及び/又は、停車の目的を指定して、停車地の案内を要求する。例えば、ユーザが「コンビニエンスストアが近くにあったら教えて欲しい」と発話した場合、この発話内容は、停車地の種類として「コンビニエンスストア」を指定する情報を含む。「レストランを教えて欲しい」、「ショッピングモールを知らせて欲しい」等の発話も同様である。また、例えば、ユーザが「トイレに行きたい」と発話した場合、この発話内容は、停車の目的として、トイレで用便することを指定する情報を含む。「食事をしたい」、「水を飲みたい」、「お土産を買いたい」等の発話も同様である。
さらに、ユーザが、時刻を指定する情報を含む発話を行うことも想定される。例えば、ユーザが「1時間後にコンビニエンスストアに行きたい」と発話した場合、この発話内容は、停車の時刻として、現在時刻から起算して1時間後を指定する情報と、停車地の種類として「コンビニエンスストア」を指定する情報とを含む。また、例えば、ユーザが「1時間おきにトイレを教えて欲しい」と発話した場合、この発話内容は、停車の時刻として、現在時刻を基準として1時間毎の時刻を指定する情報と、停車の目的としてトイレで用便することを指定する情報とを含む。時刻を指定する情報は、現在時刻を基準とする情報のほか、特定の日時を指定する情報であってもよい。ユーザは、時刻に関する情報を発話することにより、将来の予定を、停車地の種類や目的等の曖昧な表現で、ナビゲーション装置120に登録させ、リマインドさせることができる。
条件設定部141は、ユーザの発話内容から、停車地の種類を指定する情報を抽出し、スポット属性条件154aを設定する。スポット属性条件154aは、複数の停車地の種類を含んでもよい。
条件設定部141は、停車の目的に基づいてスポット属性条件154aを設定できる。条件設定部141は、ユーザの発話内容に停車地の種類を指定する情報が含まれない場合に、停車の目的に基づいてスポット属性条件154aを設定する。この場合、条件設定部141は、地図DB151に含まれる地物情報から停車の目的に該当するPOIの種類を特定し、停車地の種類として、スポット属性条件154aを設定する。また、ユーザの発話内容に停車地の種類を指定する情報が含まれる場合に、停車の目的に基づいてスポット属性条件154aを設定してもよい。
例えば、条件設定部141は、地図DB151に含まれる地物情報から停車の目的に該当するPOIの種類を特定し、特定したPOIの種類が、ユーザの発話内容に含まれる停車地の種類より多い場合、地図DB151を参照して求めた停車地の種類に基づきスポット属性条件154aを設定する。具体例を挙げると、ユーザが「コンビニエンスストアでトイレに行きたい」と発話した場合、「トイレに行きたい」という目的は「サービスエリア」や「ガソリンスタンド」でも達成できるので、条件設定部141は、「コンビニエンスストア」、「サービスエリア」、及び「ガソリンスタンド」を含むようにスポット属性条件154aを設定する。
条件設定部141は、ユーザの発話内容から、時刻を指定する情報を抽出し、時刻条件154cを設定する。また、ユーザの発話内容に、時刻を指定する情報が含まれない場合、条件設定部141は、予め設定された規定時刻を時刻条件154cに設定してもよい。ユーザが時刻を指定しないことは、現在、停車地の案内を望んでいると推測できる。このため、規定時刻は、現在時刻から起算して所定時間内とすることが妥当であり、例えば、現在時刻から30分以内である。
条件設定部141は、時刻条件154cにより指定される時刻に基づき、位置条件154bを設定する。
まず、条件設定部141は、時刻条件154cが指定する時刻における車両の位置を推定し、推定した位置を車両位置情報154dとして記憶部150に記憶させる。また、条件設定部141は、時刻条件154cが指定する時刻における車両の進行方向を推定し、推定した進行方向を車両位置情報154dとして記憶部150に記憶させる。条件設定部141は、例えば、位置検出部133が検出した車両の位置や車速、及びこれらの過去の値をもとに、車両の位置及び進行方向の推定を行ってもよい。また、時刻条件154cが現在時刻から起算して所定時間内と設定されている場合、条件設定部141は、位置検出部133が検出する車両の現在位置を車両位置情報154dに設定し、現在の進行方向を進路推定値154eに設定する。
条件設定部141は、時刻条件154cが複数の時刻を示す情報を含む場合、各々の時刻に対応する車両の位置及び進行方向を推定し、車両位置情報154d及び進路推定値154eを設定する。
また、時刻条件154cは、時刻の範囲を示す情報であってもよい。この場合、条件設定部141は、時刻条件154cが示す範囲の始点、終点、或いは中間点の時刻における車両の位置及び進行方向を推定し、車両位置情報154d及び進路推定値154eを設定すればよい。
条件設定部141は、車両位置情報154dが指定する車両の位置を基準として、位置条件154bを設定する。条件設定部141は、車両位置情報154dの位置を基準として、予め設定された条件に適合する範囲を、停車地を探索する位置として定め、位置条件154bを設定する。ここで、ナビゲーション装置120のナビゲーション機能を利用する場合、車両の位置の推定に経路データ155を用いることができる。
上記処理における予め設定された条件に適合する範囲は、例えば、車両位置情報154dが示す位置から、進路推定値154eが示す進行方向における第1距離以内とすることができる。第1距離は予めナビゲーション装置120において設定され、1km、5km、10km等、適宜に設定可能であり、ユーザの操作により設定可能であってもよい。
また、予め設定された条件に適合する範囲は、例えば、進路推定値154eが示す進行方向に存在する主要道路を含む所定距離以内の範囲であってもよい。この場合、条件設定部141は、車両位置情報154d及び進路推定値154eに基づき、車両の進行方向に存在する主要道路を特定し、この主要道路の沿道を、停車地を探索する位置として定め、位置条件154bを設定する。ここで、主要道路とは、いわゆる幹線道路であり、国道、都道府県道、高速道路、幅員が設定値以上の道路等である。沿道とは、主要道路に面した範囲、及び、主要道路から所定距離以内の範囲を含む。
また、予め設定された条件に適合する範囲は、例えば、車両が進行している道路と、車両の進行方向に存在する主要道路との交差点までの範囲であってもよい。
候補探索部142は、候補探索条件154に従って、地図DB151に格納された情報を検索することにより、停車地の候補を探索する。すなわち、候補探索部142は、スポット属性条件154aが指定する種類のPOIであって、位置条件154bが指定する範囲に存在するPOIを、停車地の候補として抽出する。
設定処理部143は、候補探索部142が探索した候補から、ユーザに案内する停車地を選択して、案内リスト156に登録する。
図3は、案内リスト156の構成例を示す模式図である。
案内リスト156は、1つの停車地を案内するための案内情報157を含む。案内情報157は、ユーザに通知する停車地の名称、停車の目的、停車地の属性、停車地の位置、及び、停車地を探索する際の基準となった時刻を含む。このうち、名称、属性、及び位置は地図DB151から取得される。また、基準となった時刻は、時刻条件154cの時刻であってもよいが、案内情報157が示す停車地に車両が到達する予想時刻であってもよい。
案内情報157は、報知位置、および、報知時刻の少なくともいずれかを含む。報知位置は、案内情報157が示す停車地の存在を報知部135により報知するときの車両の位置を指定する情報である。報知時刻は、案内情報157が示す停車地の存在を報知部135により報知する時刻を指定する情報である。位置検出部133が検出する車両の位置が報知位置に達したとき、または、報知時刻において、報知部135が音声により停車地の存在を報知する。報知部135は、停車地の属性および目的の少なくともいずれかを報知するが、合わせて停車地の名称を報知してもよい。
案内情報157は、停車地に対応する付加情報を含んでもよい。付加情報は、停車地に関してユーザに知らせることが好ましい情報であり、例えば、案内情報157の停車地と同じ属性または目的に該当する停車地の存否を知らせる情報が挙げられる。図3の例では、案内情報157が「この先20kmトイレはありません」という付加情報を含む。
[1−2.ナビゲーション装置の動作]
図4、図5、図6及び図7は、ナビゲーション装置120の動作を示すフローチャートである。各図の動作は処理部130により実行され、詳細には、ステップS101の処理は音声認識部132が実行し、ステップS102−S108,S110は条件設定部141が実行し、ステップS109は情報更新部136が実行する。ステップS121−S144は候補探索部142が実行し、ステップS145−S149は設定処理部143が実行する。また、ステップS174は停車地設定部140が実行し、ステップS171−S173,S175−S182は報知部135が実行する。
図4、図5および図6に示す動作は、案内リスト156の生成に関する動作である。
処理部130は、マイク113により集音したユーザの発話音声を認識し(S101)、発話内容から停車地を案内するための時刻に関する条件を取得して時刻条件154cを設定する(S102)。
次に、処理部130は、発話内容が停車地の属性を指定する情報のみを含むか否かを判定する(S103)。発話内容が停車地の属性を指定する情報のみを含む場合(S103;YES)、処理部130は停車地の属性を取得し、スポット属性条件154aを設定する(S104)。
発話内容が停車地の属性を指定する情報のみを含むものでない場合(S103;NO)、処理部130は、発話内容が停車の目的を指定する情報のみを含むか否かを判定する(S105)。発話内容が停車の目的を指定する情報のみを含む場合(S105;YES)、処理部130は、発話内容に含まれる停車の目的に対応する停車地の属性を取得し、スポット属性条件154aを設定する(S106)。
発話内容が停車の目的を指定する情報のみを含むものでない場合(S105;NO)、処理部130は、発話内容が停車地の属性を指定する情報と停車の目的を指定する情報とを含むか否かを判定する(S107)。停車地の属性と停車の目的を指定する情報を含む場合(S107;YES)、処理部130は、発話内容から停車地の属性を取得してスポット属性条件154aを設定する(S106)。続いて、処理部130は、発話内容に基づき履歴情報記憶部158を更新する(S109)。ステップS109では、発話内容に含まれる停車地の属性と停車の目的とを対応付ける情報を、履歴情報記憶部158に含ませる。これにより、地図DB151の地物情報における停車地の属性と停車の目的との対応付けが拡張される。
例えば、水を飲むという目的に対応する停車地の属性は、公園等の公共の水飲み場のほか、コンビニエンスストアやレストランが挙げられる。地図DB151に含まれる情報が、水を飲むという目的を、公共の水飲み場のみに対応付けている場合に、ユーザが「水が飲みたい」と発話すると、目的に対応する停車地の属性は、水飲み場に限定される。ここで、ユーザの発話内容に、「コンビニエンスストア」という停車地の属性と、「水を飲みたい」という目的との両方が含まれる場合、情報更新部136は、履歴情報記憶部158に、水を飲むという目的とコンビニエンスストアとを対応付ける情報を含ませる。条件設定部141が、ステップS106で、地図DB151に加えて履歴情報記憶部158を参照し、目的に対応する停車地の属性を取得すれば、地図DB151に制限されずに、ユーザの目的に合う停車地を探索し、提案できる。
また、発話内容が停車地の属性を指定する情報と停車の目的を指定する情報とを含むものでない場合(S107;NO)、処理部130は、報知部135によって、再度の発話を要求する報知を行い(S110)、本処理を終了する。
処理部130は、ステップS104、S106、S109の処理の後、時刻条件154cに基づいて、処理対象の時刻を特定する(S121)。ステップS121で、処理部130は、例えば、時刻条件154cが1時間毎に複数の時刻を指定する情報を含む場合に、処理の対象とする1つの時刻を選択する。
処理部130は、ナビゲーション装置120が経路データ155に基づくナビゲーション動作を実行中であるか否かを判定する(S122)。ナビゲーションを実行中である場合(S122;YES)、処理部130は、経路データ155を取得し(S123)、対象時刻における車両の位置を経路データ155の経路上で推定する(S124)。処理部130は、推定した車両の位置を基準として位置条件154bを設定する(S125)。ステップS125では、例えば、推定した車両の位置から、予め設定された第1距離以内の範囲を位置条件154bとする。
ナビゲーションを実行中でない場合(S122;NO)、処理部130は、GPS116の出力データに基づき、現在および過去の車両の位置を取得する(S126)。処理部130は、車両の位置の軌跡から進行方向を推定し、対象時刻における車両の位置を推定する(S127)。
処理部130は、推定した車両の位置を基準として、車両の進行方向に存在する主要道路を、地図DB151に格納された情報をもとに探索する(S128)。
ここで、処理部130は、停車地を探索する範囲を主要道路上とする設定がされているか否かを判定する(S129)。停車地を探索する範囲を主要道路上とする場合(S129;YES)、処理部130は、ステップS128で探索した主要道路を含む範囲を位置条件154bとして設定する(S130)。停車地を探索する範囲を主要道路上としない場合(S129;NO)、処理部130は、停車地を探索する範囲を主要道路との交差点までとするか否かを判定する(S131)。
停車地を探索する範囲を主要道路との交差点までとする場合(S131;YES)、処理部130は、推定した車両の位置から交差点までの間を示す位置条件154bを設定する(S132)。停車地を探索する範囲を主要道路との交差点までとしない場合(S131;NO)、処理部130は、推定した車両の位置を基準とする第1距離以内を示す位置条件154bを設定する(S133)。
ステップS125、S130、S132、S133で位置条件154bを設定した後、処理部130は、候補探索条件154に従って、地図DB151に格納されたデータに基づき停車地を探索する(S141)。処理部130は、候補探索条件154にあい該当する停車地の有無を判定し(S142)、該当する停車地がない場合(S142;NO)、時刻条件154cを変更する(S143)。ステップS143で、処理部130は、時刻条件154cを、より後の時刻を指定する情報に変更して、ステップS122に戻る。
該当する停車地がある場合(S142;YES)、処理部130は、探索により発見された停車地を、停車地の候補とする(S144)。処理部130は、停車地の候補から、対象時刻における車両の位置を基準として、1または複数の停車地の候補を選択する(S145)。処理部130がステップS145で選択する停車地の候補の数は、あらかじめ設定された数である。ステップS145では、例えば、対象時刻における車両の位置に近い順に停車地の候補を選択することができるが、駐車場の有無や停車の目的との該当性を基準として選択してもよい。
処理部130は、ステップS145で選択した停車地の候補に関する案内情報157を生成して、案内リスト156に登録する(S146)。
ここで、処理部130は、案内情報157を生成した停車地と同一または類似の属性を有する停車地が、車両の進行方向における第2距離以内に存在するか否かを判定する(S147)。第2距離は、予め設定された距離である。同一または類似の属性を有する停車地が第2距離以内に存在しない場合(S147;NO)、処理部130は、案内情報157の付加情報を生成して、案内リスト156に追加登録する(S148)。
同一または類似の属性を有する停車地が第2距離以内に存在する場合(S147;YES)、および、ステップS148で付加情報を案内リスト156に登録した後、処理部130はステップS149に移行する。ステップS149で、処理部130は、時刻条件154cに対する処理が完了したか否かを判定する。時刻条件154cに含まれる他の時刻について処理が完了していない場合(S149;NO)、処理部130はステップS121に戻る。また、時刻条件154cに含まれる全ての時刻について処理が完了した場合には(S149;YES)、本処理を終了する。
処理部130は、ユーザの発話内容に、時間の期限を決めない態様で時刻を指定する情報が含まれる場合には、所定時間毎に時刻条件154cを更新し、更新後の時刻条件154cに基づき、ステップS121から処理を繰り返し実行してもよい。
図7に示す動作は、案内リスト156を利用する報知に関する動作である。
処理部130は、車両の位置を取得し(S171)、現在時刻を取得し(S172)、案内リスト156を参照する(S173)。
処理部130は、案内リスト156を作成した時点から車両の進行方向が変わったか否かを判定する(S174)。車両の進行方向が変わったと判定した場合(S174;YES)、処理部130は、ステップS121−S149の動作を再度実行して案内リスト156を更新し(S175)、ステップS171に戻る。
車両の進行方向が変わっていないと判定した場合(S174;NO)、処理部130は、報知タイミングに到達したか否かを判定する(S176)。すなわち、処理部130は、ステップS171で取得した車両の位置が案内情報157の報知位置に到達した、或いは、ステップS172で取得した時刻が案内情報157に報知時刻に到達したかを判定する(S176)。
ステップS176で、報知位置または報知時刻に到達したと判定した場合(S176;YES)、処理部130は、案内情報157に従って報知を行い(S177)、ステップS178に移行する。報知位置または報知時刻に到達していないと判定した場合(S176;NO)、処理部130は、ステップS178に移行する。
ステップS178で、処理部130は、車両が停車したか否かを判定する(S178)。ステップS178で、処理部130は、ユーザが、報知部135が報知した停車地またはその他の停車地に立ち寄るための停車をしたことを検知することを目的に、判定を行う。このため、処理部130は、信号待ち等の一時的な停車を除外するため、停車場所が道路上でなく、設定された時間を超える停車であるか否かを判定してもよい。
処理部130は、車両が停車したと判定した場合(S178;YES)、停車した車両の付近に位置する停車地を探索する(S179)。処理部130は、ステップS179の探索結果をもとに、案内リスト156に登録された停車地と属性や目的の面で重複または類似する停車地が、車両の付近にあるか否かを判定する(S180)。該当する停車地が案内リスト156にある場合(S180;YES)、処理部130は、該当する案内情報157を、案内リスト156から削除し(S181)、ステップS182に移行する。また、該当する停車地が案内リスト156にない場合(S180;NO)、および、車両が停車していないと判定した場合(S178;NO)、処理部130はステップS182に移行する。
ステップS182で、処理部130は、案内リスト156に基づく報知を終了するか否かを判定する(S182)。例えば、ユーザの発話やディスプレイ111に対するタッチ操作によって、停車地の案内を終了することが指示された場合(S182;YES)、処理部130は、動作を終了する。また、動作を終了しない場合(S182;NO)、処理部130はステップS171に戻り、動作を継続する。
[2.第2実施形態]
図8は、第2実施形態のナビゲーションシステム100のブロック図である。
第2実施形態は、第1実施形態で説明したナビゲーションシステム100が、履歴情報サーバ201と通信可能に接続される。ナビゲーションシステム100は、案内リスト156の生成および案内リスト156に基づく報知に関しては、第1実施形態と同様に動作する。
図8に示す構成において、処理部130は、情報更新部136によって履歴情報記憶部158の情報を更新した場合、更新後の履歴情報記憶部158の情報を、通信部162によって履歴情報サーバ201に送信する。
履歴情報サーバ201は、履歴情報記憶部211を有する。履歴情報記憶部211は、ナビゲーションシステム100が送信する情報を記憶する記憶部である。履歴情報サーバ201は、複数のナビゲーションシステム100と通信可能に接続され、各々のナビゲーションシステム100から送信される情報を履歴情報記憶部211に集約して記憶する。このため、履歴情報記憶部211には、複数のナビゲーションシステム100を使用する複数のユーザの発話に基づき、停車地の属性と、停車の目的とを対応付ける情報が蓄積される。
また、履歴情報サーバ201は、ナビゲーションシステム100により履歴情報の送信が要求された場合に、履歴情報記憶部211に記憶している情報をナビゲーションシステム100に送信してもよい。ナビゲーションシステム100は、履歴情報サーバ201が送信する情報を受信し、受信した情報に基づいて履歴情報記憶部158の情報を更新する。
これにより、停車地の属性と、停車の目的とを対応付ける情報を、複数のナビゲーションシステム100において共有することができる。
[3.第3実施形態]
図9は、第3実施形態のナビゲーションシステム101の構成を示すブロック図である。第3実施形態において、第1実施形態と同様に構成される各部には、同符号を付して説明を省略する。
ナビゲーションシステム101は、移動体に搭載される車載装置102と、経路案内サーバ202とを有し、車載装置102と経路案内サーバ202とは通信可能に構成される。
車載装置102は、ナビゲーション装置120a、および、ナビゲーション装置120aに接続されるディスプレイ111、タッチセンサ112、マイク113、スピーカ114、車速センサ115、および、GPS116を備える。ナビゲーション装置120aは、第1実施形態で説明したナビゲーション装置120と同様に、移動体の一例である車両に搭載される。
ナビゲーション装置120aは、処理部130a、および、記憶部150aを備える。これらは上記の処理部130、記憶部150と同様に構成される。また、ナビゲーション装置120aは、音声処理回路161および通信部162を備える。
処理部130aは、操作受付部131、位置検出部133、および報知部135を有する。また、記憶部150は、経路データ155、および、案内リスト156を備える。ナビゲーション装置120aは、報知部135が経路データ155に基づいて報知を実行することにより、車両のナビゲーションを実行できる。
また、ナビゲーション装置120aは、報知部135が案内リスト156に従って報知を行うことにより、ユーザの発話内容に従って停車地の候補を通知する。
処理部130aは、通信部162によって経路案内サーバ202と通信する。処理部130aは、操作受付部131により検知した操作を示すデータ、音声処理回路161により生成したデジタル音声データ、および、位置検出部133が検知した車両の現在位置を示すデータを、経路案内サーバ202に送信可能である。
また、処理部130aは、通信部162により、経路データ155および案内リスト156を経路案内サーバ202から受信し、記憶部150aに記憶する。
従って、ナビゲーション装置120aは、経路案内サーバ202が送信する経路データ155に従ってナビゲーションを実行することができ、経路案内サーバ202が送信する案内リスト156に従って停車地を報知できる。
図10は、経路案内サーバ202の構成を示すブロック図である。
経路案内サーバ202は、処理部220を備える。処理部220は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理部220には、記憶部240が接続される。記憶部240は、処理部220が実行するコンピュータプログラムである制御プログラム、及び、処理部220によって処理される各種データを、処理部220によって読み取り可能に記憶する。処理部220が実行するプログラムは、本発明のナビゲーションプログラムの一例に対応する。
処理部220及び記憶部240を構成するハードウェアは特定の態様に限定されない。例えば、処理部220は、単一のプロセッサで構成されてもよい。また、処理部220は、プロセッサと、ROM等を統合したデバイスであってもよい。記憶部240は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶装置で構成されてもよく、具体的には、ハードディスク等の磁気的記憶装置や、フラッシュROM等の半導体記憶デバイスを備えてもよい。また、記憶部240は、処理部220が実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶装置を備えてもよい。また、処理部220と記憶部240とは統合された1つのデバイスであってもよい。
処理部220は、記憶部240が記憶するプログラムを実行することにより、記憶部240が記憶するデータに基づいて、経路案内サーバ202の各部を制御する。
処理部220は、機能要素又は機能ユニットとして、音声認識部221、経路案内部222、情報更新部223、停車地設定部230を備える。停車地設定部230は、条件設定部231、候補探索部232、および、設定処理部233を備える。音声認識部221は、音声認識部132と同様に機能し、経路案内部222は経路案内部134と同様に機能する。情報更新部223は、情報更新部136と同様に機能する。
条件設定部231は、条件設定部141と同様に機能し、候補探索部232は候補探索部142と同様に機能し、設定処理部233は設定処理部143と同様に機能する。
また、記憶部240が格納する地図DB241、経路DB242、音声認識DB243、候補探索条件244、経路データ245、案内リスト246、および履歴情報記憶部248は、上記第1実施形態で記憶部150が格納する各部と同様である。すなわり、地図DB241、経路DB242、音声認識DB243は、それぞれ地図DB151、経路DB152、音声認識DB153と同様に構成される。また、候補探索条件244、経路データ245、案内リスト246は、それぞれ候補探索条件154、経路データ155、および案内リスト156と同様の情報であり、2248は履歴情報記憶部158と同様に構成される。
第3実施形態のナビゲーションシステム101は、上述したナビゲーションシステム100の機能を、車載装置102と、経路案内サーバ202とにより実行する。
車載装置102は、ディスプレイ111による表示、タッチセンサ112によるユーザの操作の検出、マイク113によるユーザの発話音声の検出、スピーカ114からの音声による報知、および、GPS116のデータに基づく位置検出を実行する。
そして、車載装置102は、経路案内サーバ202が停車地設定部230の機能により生成する案内リスト246を受信し、案内リスト156として記憶し、案内リスト156に基づき停車地の報知を行う。また、車載装置102は経路データ245に従ってナビゲーションを実行する。
第3実施形態の構成によれば、車載装置102により実行する処理を抑え、大半の処理を経路案内サーバ202によって実行することにより、車載装置102の小型化を実現する。また、経路案内サーバ202が実行する処理の高度化を図ることによって、停車地の候補の選択等をより適切に、ユーザの望みに合うように、実現できる。
車載装置102は、例えば、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等の可搬性の装置に、アプリケーションプログラムをインストールすることで、実現可能である。この場合、車載装置102として汎用的な装置を利用するため、ユーザが手軽にナビゲーション機能や停車地の報知の機能を利用できる。また、経路案内サーバ202においてデータやプログラムを更新することで、ナビゲーションシステム101全体の機能の改善を図ることができるという利点もある。
ナビゲーションシステム101を構成する車載装置102及び経路案内サーバ202の数は制限されず、1つの経路案内サーバ202と複数の車載装置102とが通信を実行して、ナビゲーションシステム101を構成してもよい。また、車載装置102と経路案内サーバ202との間の通信手段は制限されず、公衆回線網、携帯電話回線、或いはその他の有線や無線の通信回線を利用できる。
[4.他の実施形態]
本発明は上記各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記各実施形態では、ユーザの発話音声に基づいて案内リスト156、246が生成される例を説明したが、本発明はこれに限定されず、ディスプレイ111に対する操作や、他の装置との通信により取得した情報に基づいて、上記処理を実行してもよい。
ナビゲーション装置120および車載装置102は、ディスプレイ111に代えて、或いはディスプレイ111に加えて、HUD(Head Up Display)による表示を行う構成としてもよい。
ナビゲーション装置120は、車両に固定的に設置される装置に限定されない。例えば、車両から取り外して持ち運ぶことが可能な、いわゆるポータブルナビゲーション装置であってもよい。また、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータを、ナビゲーション装置120として機能させてもよい。
また、上記各実施形態では、ナビゲーション装置120や車載装置102を搭載する移動体の具体的な態様は任意である。少なくとも1人のユーザが搭乗し、移動体の操縦に関与する移動体であれば、本発明を適用可能である。
[5.まとめ]
以上説明したように、ナビゲーションシステム100、101は、車両の移動経路に関する案内情報を報知する報知部135と、車両の搭乗者の音声を検知して、搭乗者の発話内容を認識する音声認識部132と、車両の最終目的地が設定されておらず、音声認識部132、221により認識された発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、停車地を設定する停車地設定部140、230と、を備える。報知部135は、停車地設定部140、230により設定された停車地に関する案内情報157を報知する。
また、ナビゲーションシステム100、101は、ナビゲーション方法を実行する。このナビゲーション方法は、車両の搭乗者の音声を検知して、搭乗者の発話内容を認識するステップと、車両の最終目的地が設定されておらず、搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、停車地を設定するステップと、設定された停車地に関する案内情報を報知するステップと、を含む。
ナビゲーションシステム100、101、およびこれらが実行するナビゲーション方法によれば、移動体である車両の最終目的地が設定されていない状態で、ユーザの発話内容に基づいて停車地を設定し、停車地に関する案内情報を報知できる。このため、目的地が決定されていない状態で移動体が移動する場合に、ユーザが立ち寄りを望む場所等への案内を行うことができ、ユーザの満足度の向上を図ることができる。
ナビゲーションシステム100、101の上記の動作は、処理部130、220、又は、これらを含む複数のコンピュータにインストールされたプログラムにより、実現される。このプログラムは、記憶部150、240またはその他の記憶装置に記憶され、上記コンピュータが実行するナビゲーションプログラムである。このナビゲーションプログラムは、コンピュータに、移動体である車両の搭乗者の音声を検知して、搭乗者の発話内容を認識する処理と、移動体の最終目的地が設定されておらず、搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、停車地を設定する処理と、設定された停車地に関する案内情報を報知する処理と、を実行させる。
ナビゲーションシステム100、101は、車両の位置情報を取得する位置検出部133を備え、停車地設定部140、230は、音声認識部132、221により認識された発話内容に基づいて停車地の属性に関する属性条件を設定し、音声認識部132、221により認識された発話内容と車両の位置情報とに基づいて停車地の位置条件を設定する条件設定部141、231と、位置条件に適合する地域を対象として、属性条件に適合する停車地の候補を探索する候補探索部142、232と、停車地の候補の中から報知部135により報知する停車地を設定する設定処理部143、233と、を備える。
これにより、ユーザの発話内容に基づき、ユーザが望む条件を満たし、車両の位置から立ち寄りやすい位置にある停車地をユーザに案内できる。また、ユーザは、立ち寄りたい場所に関して細かい条件を設定することなく、立ち寄りの目的に適した停車地を知ることができ、所望の目的を失念してしまっても目的を達成できる。
条件設定部141、231は、車両の進行方向に存在する主要道路を基準として位置条件を設定する。このため、ユーザが立ち寄りやすい位置にある停車地を案内することができる。また、主要道路を基準としたルートで停車地の候補を探索するので、停車地の候補を探索してルート演算を行う処理、すなわちルート演算処理の負荷を軽減できる。従って、停車地の探索結果を出力する場合等のユーザに対する応答を早くすることができる。
条件設定部141、231は、停車地を探索する地域を、車両の進行方向における第1距離以内に制限する位置条件を設定してもよい。この場合、車両の位置から近くにあり、ユーザが立ち寄りやすい停車地を案内することができる。また、停車地の候補を探索してルート演算を行う処理の対象を、車両の進行方向における第1距離以内に制限することにより、演算処理の負荷を軽減できる。従って、停車地の探索結果を出力する場合等のユーザに対する応答を早くすることができる。
条件設定部141、231は、停車地を探索する地域を、車両の進行方向に存在する道路と主要道路との交差点及びそれより車両に近い範囲に制限する位置条件を設定してもよい。この場合、主要道路の交差点に達する前にユーザが立ち寄ることが可能な停車地を案内できる。また、停車地の候補を探索してルート演算を行う処理の対象を、車両の進行方向に存在する道路と主要道路との交差点及びそれより車両に近い範囲に制限することにより、演算処理の負荷を軽減できる。従って、停車地の探索結果を出力する場合等のユーザに対する応答を早くすることができる。
条件設定部141、231は、音声認識部132、221により認識された発話内容に基づいて停車地に停車する時刻に関する時刻条件を求め、時刻条件と車両の位置情報とに基づいて位置条件を設定する。このため、ユーザが発話により時間的条件を指定した場合に、指定された時間的条件に適合する停車地を、ユーザに案内することができる。例えば、ユーザが指定した時刻において、ユーザが立ち寄りやすい位置にある停車地を案内できる。
停車地設定部140、230は、車両の進行方向を推定し、推定した進行方向における停車地を設定し、停車地を設定した後に車両の進行方向が変化した場合に、変化した後の進行方向に基づいて停車地を設定する。このため、車両の進行状態に合わせて、ユーザが立ち寄りやすい位置にある停車地を案内できる。
ナビゲーションシステム100、101は、停車地となり得る地点の地物情報と、地点に停車する目的とを対応付けて記憶する履歴情報記憶部158、248と、音声認識部132により認識された発話内容が、停車地の属性を指定する情報と、停車の目的を指定する情報との両方を含む場合に、発話内容に基づいて履歴情報記憶部158、248が記憶する情報を更新する情報更新部136、223と、を備える。このため、地物情報と停車の目的とを対応付ける情報を、ユーザの発話内容に基づいて更新することができ、ユーザの目的により一層適した停車地を案内できる。
100、101…ナビゲーションシステム、102…車載装置、113…マイク、114…スピーカ、115…車速センサ、116…GPS、120、120a…ナビゲーション装置、130、130a、220…処理部、132、221…音声認識部、133…位置検出部、134、222…経路案内部、135…報知部、136、223…情報更新部、140、230…停車地設定部、141、231…条件設定部、142、232…候補探索部、143、233…設定処理部、150、150a、240…記憶部、151、241…地図DB、152、242…経路DB、153、243…音声認識DB、154、244…候補探索条件、154a…スポット属性条件、154b…位置条件、154c…時刻条件、154d…車両位置情報、154e…進路推定値、155、245…経路データ、156、246…案内リスト、157…案内情報、158、248…履歴情報記憶部、161…音声処理回路、162…通信部、201…履歴情報サーバ、202…経路案内サーバ、211…履歴情報記憶部。

Claims (10)

  1. 移動体の移動経路に関する案内情報を報知する報知部と、
    前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、
    前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記音声認識部により認識された発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定する停車地設定部と、を備え、
    前記報知部は、前記停車地設定部により設定された前記停車地に関する案内情報を報知すること、
    を特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 前記移動体の位置情報を取得する位置検出部を備え、
    前記停車地設定部は、
    前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記停車地の属性に関する属性条件を設定し、前記音声認識部により認識された発話内容と前記移動体の位置情報とに基づいて前記停車地の位置条件を設定する条件設定部と、
    前記位置条件に適合する地域を対象として、前記属性条件に適合する前記停車地の候補を探索する候補探索部と、
    前記停車地の候補の中から前記報知部により報知する前記停車地を設定する設定処理部と、を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記条件設定部は、前記移動体の進行方向に存在する主要道路を基準として前記位置条件を設定すること、
    を特徴とする請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記条件設定部は、前記停車地を探索する地域を、前記移動体の進行方向における第1距離以内に制限する前記位置条件を設定すること、
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記条件設定部は、前記停車地を探索する地域を、前記移動体の進行方向に存在する道路と主要道路との交差点及びそれより前記移動体に近い範囲に制限する前記位置条件を設定すること、
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記条件設定部は、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記停車地に停車する時刻に関する時刻条件を求め、前記時刻条件と前記移動体の位置情報とに基づいて前記位置条件を設定すること、
    を特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 前記停車地設定部は、前記移動体の進行方向を推定し、推定した進行方向における前記停車地を設定し、
    前記停車地を設定した後に前記移動体の進行方向が変化した場合に、変化した後の進行方向に基づいて前記停車地を設定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  8. 前記停車地設定部により設定された前記停車地に関する情報と、前記停車地に停車する目的に関する情報とを対応付けて記憶する履歴情報記憶部と、
    前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて前記履歴情報記憶部が記憶する情報を更新する情報更新部と、を備えること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  9. 移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識するステップと、
    前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定するステップと、
    設定された前記停車地に関する案内情報を報知するステップと、
    を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
  10. 単一又は複数のコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する処理と、
    前記移動体の最終目的地が設定されておらず、前記搭乗者の発話内容が停車地の属性を指定する情報または停車の目的を指定する情報を含む場合に、前記停車地を設定する処理と、
    設定された前記停車地に関する案内情報を報知する処理と、
    を実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
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