JP2020180812A - 超音波流量計 - Google Patents

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【課題】2回反射後の伝搬時間を測定して高精度を実現する超音波流量計において、消費電流の低減を実現できる超音波流量計を提供する。【解決手段】1回目の受信波の第m波目を受信検知回路8で検知するまでの第1伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子で1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波の第m波目を受信検知回路8で検知するまでの第2伝搬時間TP2を測定し、第1伝搬時間TPと第2伝搬時間TP2から受信遅れ時間TRを算出する受信遅れ時間測定手段10と、受信遅れ時間TRの測定を所定のタイミングで行って保存し更新する伝搬時間補正値保存手段12と、第1伝搬時間TPと受信遅れ時間TRから補正伝搬時間TPCを求める伝搬時間補正手段11と、補正伝搬時間TPCから演算によって前記超音波振動子間を満たす流体の流量を求める制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一対の送受信可能な超音波振動子を用いて超音波の伝搬時間を測定し、被測定流体の流量を計測する超音波流量計に関するものである。
従来の超音波流量計に用いられている超音波伝搬時間の測定方法は、一対の送受信可能な超音波振動子を対向して配置し、一方の超音波振動子をバースト信号で駆動し、超音波を送信し、他方の超音波振動子で受信して測定していた。図3は、伝搬時間の測定方法を説明する為の受信波形のイメージ図で、横軸に時間を、縦軸に電圧を示す。図中の起点T0は駆動波13の開始時点を、終点T1は駆動開始後、第m(図ではm=3)波終了時点を示す。R0は受信開始時点を、終点R1は受信開始後、第m波終了時点を示す。
このように、駆動波13の第m波目のゼロクロス点を終点T1とし、他方の超音波送受信器で受信した受信波14の第m波目のゼロクロス点を終点R1として、終点T1と終点R1との間の時間を超音波の伝搬時間TP1として測定し、この伝搬時間を用いて流体の流速を計測し、流量を演算していた(例えば、特許文献1参照)。
図4は特許文献2に記載された超音波流量計の構成を示すものである。この超音波流量計100は流体の流れる測定流路101に設置した超音波振動子102と、超音波振動子102を駆動する駆動回路103と、駆動回路103にスタート信号を出力する制御部104と、超音波の伝搬時間を測定する伝搬時間測定部105と、超音波振動子102から送信した超音波を受ける超音波振動子107と、超音波振動子107の出力を増幅するアンプ106と、アンプ106の出力と検知基準電圧15とを比較し大小関係が反転したときに伝搬時間測定部105を停止させる受信検知回路108から構成されている。
また、音速に対する温度の影響を無視できるように伝搬時間逆数差法を用いるために、測定流路101の上流側から下流側への超音波の伝搬時間と下流側から上流側への伝搬時間が測定できるように、切り替えスイッチ109を備えている。
さらに、超音波振動子のバラツキや温度変化等によって超音波振動子内の遅れ時間や受信波形の変化による遅れ時間が変化した場合でも、超音波の伝搬時間が正確に測定できるように、送信側の超音波振動子から超音波を送信して1回目の受信波(第1受信波)の第m波目を受信検知回路で受信するまでの伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子に1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波(第2受信波)の第m波目を受信検知回路で受信するまでの伝搬時間TP2を測定し、伝搬時間TPと第2伝搬時間TP2の差の2分の1より超音波振動子間の真の伝搬時間TP0と真の受信遅れ時間TRを求める受信遅れ時間測定手段110を備えたている。
図5に第1受信波と第2受信波のイメージ図を示す。図に示すように、送信側の超音波振動子は、駆動波13で駆動されて超音波信号を送信し、受信側の超音波振動子は第1受信波14として受信する。同時に、反射波が発生して送信側の超音波振動子に波形21として到達して反射される。そして、この反射波を受信側の超音波振動子が第2受信波22として受信する。ここで、TRが測定した伝搬時間の遅れ時間である(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−33308号公報 特開2005−172556号公報
しかしながら、特許文献2に記載された超音波流量計によると真の受信遅れ時間の測定が可能となり高精度の流量計測が行えるが、2回目の受信波を測定するためには通常の3倍の長さの伝搬時間を測定する必要があり、伝搬時間測定部を長く動作させるために、消費電流が非常に多くなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、2回目の受信波を測定する回数を大幅に減らしても、計測精度を劣化させることなく超音波流量計の消費電流を削減できる超音波流量計を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の超音波流量計は、超音波信号を送受信可能な一対の超音波振動子と、一方の前記超音波振動子から送信され、流体を伝搬した超音波信号を他方の前記超音波振動子が受信するまでの超音波の伝搬時間を測定する伝搬時間測定部と、受信側の前記超音波振動子が受信した受信波の第m波目を検知する受信検知回路と、送信側の超音波振動子から超音波を送信して1回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第1伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子で1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第2伝搬時間TP2を測定し、前記第1伝搬時間TPと前記第2伝搬時間TP2の差の2分の1より前記超音波振動子間の真の伝搬時間TP0を求め、この真の伝搬時間TP0と前記第1伝搬時間TPの差より受信側の前記超音波振動子に超音波が到達して受信検知回路で受信開始から超音波の受信波の第m波目を受信したと検知するまでの受信遅れ時間TRを算出する受信遅れ時間測定手段と、前記受信遅れ時間測定手段による前記受信遅れ時間TRの測定を所定のタイミングで行って保存し更新する伝搬時間補正値保存手段と、前記受信遅れ時間TRを用いて前記伝搬時間測定部で測定した前記第1伝搬時間TPから前記受信遅れ時間TRを引いて補正伝搬時間TPCを求める伝搬時間補正手段と、前記補正伝搬時間TC又は前記真の伝搬時間TP0から演算によって前記超音波振動子間を満たす流体の流量を求める制御部と、を備えたことを特徴としたものである。
これによって、2回目の受信波を測定する回数を大幅に減らしても、計測精度を劣化させることなく超音波流量計の消費電流を削減できる。
本発明の超音波流量計は、計測精度を劣化させることなく消費電流を削減できるため、超音波流量計に搭載する電池を少なくすることができ、超音波流量計の小型化とコストダウンが可能になる。
本発明の実施の形態1における超音波流量計の構成図 本発明の実施の形態2における超音波流量計の構成図 超音波の伝搬時間の測定方法を説明する為の受信波形のイメージ図 従来例の超音波流量計の構成図 第1受信波、第2受信波を含む受信波形のイメージ図
第1の発明は、超音波信号を送受信可能な一対の超音波振動子と、一方の前記超音波振動子から送信され、流体を伝搬した超音波信号を他方の前記超音波振動子が受信するまでの超音波の伝搬時間を測定する伝搬時間測定部と、受信側の前記超音波振動子が受信した受信波の第m波目を検知する受信検知回路と、送信側の超音波振動子から超音波を送信して1回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第1伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子で1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第2伝搬時間TP2を測定し、前記第1伝搬時間TPと前記第2伝搬時間TP2の差の2分の1より前記超音波振動子間の真の伝搬時間TP0を求め、この真の伝搬時間TP0と前記第1伝搬時間TPの差より受信側の前記超音波振動子に超音波が到達して受信検知回路で受信開始から超音波の受信波の第m波目を受信したと検知するまでの受信遅れ時間TRを算出する受信遅れ時間測定手段と、前記受信遅れ時間測定手段による前記受信遅れ時間TRの測定を所定のタイミングで行って保存し更新する伝搬時間補正値保存手段と、前記受信遅れ時間TRを用いて前記伝搬時間測定部で測定した前記第1伝搬時間TPから前記受信遅れ時間TRを引いて補正伝搬時間TPCを求める伝搬時間補正手段と、前記補正伝搬時間TC又は前記真の伝搬時間TP0から演算によって前記超音波振動子間を満たす流体の流量を求める制御部と、を備えたことによって、2回目の受信波を測定する回数を大幅に減らすことが可能になり、計測精度を劣化させることなく超音波流量計の消費電流を削減できる。
第2の発明は、第1の発明の構成に加えて、前記伝搬時間補正値保存手段は、一定間隔のタイミングで前記受信遅れ時間測定手段を用いた前記受信遅れ時間TRの測定を行い、保存されている前記受信遅れ時間TRを更新するものである。
第3の発明は、第1の発明の構成に加えて、被測定流体の温度を測定するための温度センサと、前記温度センサで測定した流体の温度と前記第1伝搬時間TPと超音波の受信信号を所定の振幅に増幅する増幅率のいずれかが所定の値以上変化した場合に受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定する受信遅れ時間測定タイミング決定手段とを備え、前記伝搬時間補正値保存手段は、前記受信遅れ時間測定タイミング決定手段で受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定されたら、前記受信遅れ時間測定手段を用いて前記受信遅れ時間TRを測定し、保存されている前記受信遅れ時間TRを更新することによって、前記受信遅れ時間補正値が変化するタイミングで適格に受信遅れ時間を再測定することができるため、計測精度を劣化させずに超音波流量計の消費電流を削減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1、図3、図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における超音波流量計の構成図を示すものである。図1に示すように、本実施の形態の超音波流量計20は、流体の流れる測定流路1の上流と下流に設置した一対の超音波振動子2、7と、一対の超音波振動子2、7の送受信の設定切り替えを行う切り替えスイッチ9と、送信側に設定された超音波振動子を駆動する駆動回路3と、駆動回路3にスタート信号を出力する制御部4と、超音波の伝搬時間を測定する伝搬時間測定部5と、受信側に設定された超音波振動子で受信した超音波信号を所定の振幅に増幅するアンプ6と、アンプ6で増幅された受信波の第m波目を検知する受信検知回路8を備えている。なお、本実施の形態では、m=3としており、以下、第m波目を第3波目として説明する。
ここで、受信検知回路8は、予め設定された検知基準電圧15とアンプ6で増幅された
受信波を比較し、大小関係が反転したことで第3波目を検知(タイミングP)し、その後の最初のゼロクロス点である終点R1を受信タイミングとし、伝搬時間測定部5は、送信開始から受信タイミングまでの時間を伝搬時間として測定する構成である。
また、伝搬時間測定部5は、送信側の超音波振動子から超音波を送信して1回目の受信波(第1受信波)の第3波目を受信検知回路8で検知するまでの第1伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子で1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波(第2受信波)の第3波目を受信検知回路8で検知するまでの第2伝搬時間TP2を測定し、第1伝搬時間TPと第2伝搬時間TP2の差の2分の1より超音波振動子間の真の伝搬時間TP0を求め、この真の伝搬時間TP0と第1伝搬時間TPの差より受信側の超音波振動子に超音波が到達して受信検知回路で受信開始から超音波の受信波の第3波目を受信したと検知するまでの受信遅れ時間TRを算出する受信遅れ時間測定手段10と、受信遅れ時間測定手段10による受信遅れ時間TRの測定を所定のタイミングでのみ行って保存し更新する伝搬時間補正値保存手段12と、受信遅れ時間TRを用いて測定した第1伝搬時間TPから受信遅れ時間TRを引いて補正伝搬時間TPCを求める伝搬時間補正手段11とを備えている。
そして、制御部4は、補正伝搬時間TC又は真の伝搬時間TP0から演算によって超音波振動子2,7間を満たす流体の流量を求める。
本実施の形態1において、伝搬時間補正値保存手段12は、受信遅れ時間測定手段10をあらかじめ設定された時間間隔で動作させて、測定された受信遅れ時間TRを用いて、保存されている受信遅れ時間TRを更新することを特徴としている。
そして、通常の流量計測時(受信遅れ時間測定手段10による受信遅れ時間TRの算出を行わない時)には、伝搬時間補正値保存手段12に保存されている受信遅れ時間TRを用いて第1伝搬時間TPを補正して流量計算に使用する補正伝搬時間TPCをTPC=TP−TRで求めている。ここで、伝搬時間補正値保存手段12としては、EEPROMやマイコン内のRAMを使用して実現可能である。
なお、受信遅れ時間測定手段10による受信遅れ時間TRの算出を行なう場合は、第2伝搬時間TP2と第1伝搬時間TPから真の伝搬時間TP0を求めることができるので、流量計算には真の伝搬時間TP0を使用することもできる。
また、受信遅れ時間測定手段10を動作させる間隔としては、通常の使用環境での温度変化によって、受信遅れ時間TRの変化が流量計算に影響しない程度として1分から10分程度の所定のタイミングとすることが望ましい。通常、超音波流量計の計測間隔は数秒であるが、受信遅れ時間測定手段10を動作させるタイミングを数分の一定間隔にすることによって、大幅に消費電流を削減できる。また、受信遅れ時間TRの測定タイミングが減っても周囲環境で受信遅れ時間TRが変化しないレベルでの頻度で更新するために、計測精度の劣化には繋がらない。
以上のように、受信遅れ時間測定手段10による受信遅れ時間TRの算出を所定のタイミング或いは一定間隔のタイミングで行うことで、2回目の受信波を測定する回数を大幅に減らすことが可能になり、計測精度を劣化させることなく超音波流量計の消費電流を削減できる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における超音波流量計の構成図を示すものである。本実施の形態における超音波流量計30の基本的な構成、動作は実施の形態1と同じである。
実施の形態1との差異は、測定流路1内に温度センサ16を備え、被測定気体の温度を測定可能にしたことと、制御部4に受信遅れ時間測定タイミング決定手段17を備えたことである。
受信遅れ時間測定タイミング決定手段17では、温度センサ16で測定した現在の温度と現在の第1伝搬時間TPと現在の受信検知回路8で設定されている受信信号を所定の振幅に増幅するためのアンプ6の増幅率が前回の受信遅れ時間TRを測定したタイミングのそれぞれの値と所定の値以上の差が無いかを判定し、流体の温度、第1伝搬時間TP、増幅率のいずれかが所定の値以上変化した場合に受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定する。
そして、前記伝搬時間補正値保存手段は、受信遅れ時間測定タイミング決定手段17で受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定され場合のみ受信遅れ時間測定手段10を動作させ、受信遅れ時間TRを測定し、伝搬時間補正値保存手段12に保存されている受信遅れ時間TRを更新する。
以上により、周囲環境の温度変化や被測定気体のガス種の変化があった場合のみ受信遅れ時間測定手段を動作させることになるため、2回目の受信波を測定する回数を実施の形態1以上に減らすことが可能になり、消費電流の更なる削減が可能になる。
なお、本実施の形態では、超音波の伝搬経路が測定流路1の流れ方向に一致するように上流と下流に一対の超音波振動子2,7を対向して配置した構成で説明したが、一対の超音波振動子2,7と超音波の伝搬経路はこれに限らず、(1)超音波の伝搬経路が測定流路1の流れ方向に対して斜めに横切るように上流と下流に一対の超音波振動子2,7を対向して配置したもの、(2)測定流路1の上流と下流の同一面に一対の超音波振動子2,7を配置し、超音波の伝搬経路が測定流路1の対向する面に1回反射するようにしたもの、(3)測定流路1の上流と下流の同一面に一対の超音波振動子2,7を配置し、超音波の伝搬経路が測定流路1の対向する面に2回反射するようにしたものなど、種々の形態を採用できる。
以上のように、本発明にかかる超音波流量計は、2回目の受信波を測定するタイミングを大幅に減らすことが可能になり、計測精度を劣化させることなく超音波流量計の消費電流を削減できるため、搭載する電池を削減し、小型で高精度な超音波流量計を実現することが可能となり、ガスメータ等の用途にも適用できる。
1 測定流路
2、7 超音波振動子
3 駆動回路
4 制御部
5 伝搬時間測定部
6 アンプ
8 受信検知回路
9 切り替えスイッチ
10 受信遅れ時間測定手段
11 伝搬時間補正手段
12 伝搬時間補正値保存手段
16 温度センサ
17 受信遅れ時間測定タイミング決定手段
20、30 超音波流量計

Claims (3)

  1. 超音波信号を送受信可能な一対の超音波振動子と、
    一方の前記超音波振動子から送信され、流体を伝搬した超音波信号を他方の前記超音波振動子が受信するまでの超音波の伝搬時間を測定する伝搬時間測定部と、
    受信側の前記超音波振動子が受信した受信波の第m波目を検知する受信検知回路と、
    送信側の超音波振動子から超音波を送信して1回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第1伝搬時間TPと、受信側の超音波振動子と送信側の超音波振動子で1回づつ反射して受信側の超音波振動子に達した2回目の受信波の第m波目を前記受信検知回路で検知するまでの第2伝搬時間TP2を測定し、前記第1伝搬時間TPと前記第2伝搬時間TP2の差の2分の1より前記超音波振動子間の真の伝搬時間TP0を求め、この真の伝搬時間TP0と前記第1伝搬時間TPの差より受信側の前記超音波振動子に超音波が到達して受信検知回路で受信開始から超音波の受信波の第m波目を受信したと検知するまでの受信遅れ時間TRを算出する受信遅れ時間測定手段と、
    前記受信遅れ時間測定手段による前記受信遅れ時間TRの測定を所定のタイミングで行って保存し更新する伝搬時間補正値保存手段と、
    前記受信遅れ時間TRを用いて前記伝搬時間測定部で測定した前記第1伝搬時間TPから前記受信遅れ時間TRを引いて補正伝搬時間TPCを求める伝搬時間補正手段と、
    前記補正伝搬時間TC又は前記真の伝搬時間TP0から演算によって前記超音波振動子間を満たす流体の流量を求める制御部と、
    を備えた超音波流量計。
  2. 前記伝搬時間補正値保存手段は、一定間隔のタイミングで前記受信遅れ時間測定手段を用いた前記受信遅れ時間TRの測定を行い、保存されている前記受信遅れ時間TRを更新する請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 被測定流体の温度を測定するための温度センサと、
    前記温度センサで測定した流体の温度と前記第1伝搬時間TPと超音波の受信信号を所定の振幅に増幅する増幅率のいずれかが所定の値以上変化した場合に受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定する受信遅れ時間測定タイミング決定手段とを備え、
    前記伝搬時間補正値保存手段は、前記受信遅れ時間測定タイミング決定手段で受信遅れ時間TRを更新するタイミングと判定されたら、前記受信遅れ時間測定手段を用いて前記受信遅れ時間TRを測定し、保存されている前記受信遅れ時間TRを更新する請求項1に記載の超音波流量計。
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