JP2020178739A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
「始動口」は、遊技領域に一個のみ設けられていても良いし、複数個設けられていても良い。
「有利遊技条件」としては、例えば、抽選により高利得遊技状態に移行することを決定すること、大入賞口の内部に設けられた特定領域を遊技球が通過すること等が好適に設定できる。
「高利得遊技状態」は、大当りに当選し易い状態であり、例えば、大当り当選確率が通常遊技状態に比して高くなる状態や、始動口に入球し易い状態などが好適に設定できる。
「当選確率情報」は、確率セット手段でセットされた大当り当選確率を示す情報、該セットされた大当り当選確率が高いか低いかを示す情報、該セットされた大当り当選確率が特定の大当り当選確率であるか否かを示す情報、確率セット手段により大当り当選確率が変更されたことを示す情報等を適用することができる。さらには、示唆演出の表示回数により大当り当選確率を示唆することができる情報としても良い。さらにまた、これら複数の情報のなかから一の情報を選択的に用いることも可能である。
「示唆演出装置」は、図柄(画像)を表示する液晶表示器(演出図柄表示装置)、音声を発生するスピーカ、点灯または点滅するランプやLEDのいずれであっても良いし、さらには、これらのなかの複数であっても良い。そして、こうした「示唆演出装置」は、示唆演出を実行する専用のものであっても良いし、該示唆演出以外の演出も実行するものであっても良い。
「示唆演出」は、当選確率情報を示唆するのみでなく、大当りに当選する期待度の示唆を兼ねたものであっても良い。
「示唆演出」は、前記「示唆演出装置」に適した態様で実行される。すなわち、示唆演出装置が液晶表示器の場合には、「示唆演出」が当選確率情報を示唆する図柄を表示する演出であり、示唆演出装置がスピーカの場合には、「示唆演出」が当選確率情報を示唆する音声を発生する演出であり、示唆演出装置がランプやLEDの場合には、「示唆演出」が当選確率情報を示唆する光を発生する演出である。
「繰返回数」は、大当り遊技を介して高利得遊技状態が繰り返される毎にカウントされる回数であり、通常遊技状態へ移行することでカウント終了する。この「繰返回数」は、連荘回数と換言できる。そのため、「繰返回数」は、高利得遊技状態を介して大当り遊技が繰り返される回数と、実質的に同じである。
「閾回数」は、一のみが設定されていても良いし、相互に異なる複数が設定されていても良い。後者の場合では、複数の閾回数に達する毎に、示唆確率が段々と低くなっていく構成となる。
さらに、セットされた大当り当選確率を一度の連荘で推測できなければ、セットされた大当り当選確率の高低に関わらず、遊技者が連荘後も遊技を継続し易い。これによっても機台の稼働率低下を抑制する効果が向上する。
「示唆条件」としては、例えば、高利得遊技状態で当否判定手段による判定回数(すなわち、特別図柄の変動回数)が所定数に達すること、高利得遊技状態でリーチの発生回数が所定数に達すること、および高利得遊技状態を継続する時間が所定時間に達すること等が適用できる。ここで、前記判定回数や発生回数は、1回や複数回(例えば、3回や10回など)を設定でき、1回とした場合には、当否判定手段により判定する毎またはリーチが発生する毎に、示唆条件が成立することとなる。
「継続期間」には、当否判定手段による判定回数(すなわち、特別図柄の変動回数)や、高利得遊技状態を継続する時間などが好適に設定できる。
「閾期間」は、一のみが設定されていても良いし、相互に異なる複数が設定されていても良い。後者の場合には、継続期間が閾期間に達する毎に、示唆確率が段々と低くなっていく構成となる。
さらに、セットされた大当り当選確率を高利得遊技状態で推測できなければ、セットされた大当り当選確率の高低に関わらず、遊技者が高利得遊技状態の終了後も遊技を継続し易い。これによっても機台の稼働率低下を抑制する効果が向上する。
ここで、「高当選示唆演出の示唆確率が高くなる処理内容」は、所定当選確率以上の大当り当選確率がセットされている場合でのみ実行される構成が好適である。また、本構成にあっては、「高当選示唆演出の示唆確率」が、前記した繰返回数が閾回数未満の場合または継続期間が閾期間未満の場合に比して、低確率示唆処理内容の状態で高くなる構成とすることが好適である。
こうした設定値1〜6のセット方法を以下に説明する。
上記した管理者が所定の鍵を確率設定スイッチ95に挿入して所定方向(例えば、右方向)に回転させて該確率設定スイッチ95をONにして、主制御装置80のRAMクリアボタン(図示せず)を押圧操作したまま、電源を入れることにより、上記の設定値を変更可能な状態となる。この状態で、管理者が設定変更ボタン96を押圧操作することで、設定値1〜6のいずれかを選択できる。詳述すると、設定変更ボタン96を押圧操作する毎に、第一特別図柄表示装置9に「1」〜「6」の数値が順番に表示される。そして、所望の数値を第一特別図柄表示装置9に表示することで、当該数値に対応する設定値1〜6のいずれかが選択される。こうして選択した状態で、確率設定スイッチ95に挿入した鍵を回転させて初期位置に戻す操作を行うことにより、選択した設定値が確定された状態となり、当該設定値に含まれる大当りの当選確率がセットされる。このようにして、遊技店の管理者が、パチンコ機1毎に、設定値1〜6のいずれかをセットできる。尚、本実施例にあっては、一の設定値をセットすると、セットされた設定値を示す信号を、主制御装置80からサブ統合制御装置83へ送信し、サブ統合制御装置83では、受信した該信号に示された設定値をRAMに記憶する。これにより、サブ統合制御装置83では、電源OFFとなるまで、RAMに記憶した設定値が保持される。
また、確率設定スイッチ95に前記鍵を挿入して所定方向に回転させることで該確率設定スイッチ95をONにして、前記RAMクリアボタンを操作せずに、電源を入れると、現状でセットされている設定値が第一特別図柄表示装置9に表示される。この操作により、現状でセットされている設定値を確認することができる。そして、確率設定スイッチ95に挿入した鍵を回転させて初期位置に戻す操作を行うことにより、設定値の表示が終了して、通常の処理に移行する。
尚、本実施例では、確率設定スイッチ95と設定変更ボタン96との操作により、設定値を選択してセットする構成としたが、これに限定されるものでなく、他の操作手段を適用することも可能である。例えば、専用のボタンや摘まみを操作することで、設定値の選択とセットとを実行できるものであっても良い。また、本実施例では、設定値1〜6を第一特別図柄表示装置9で表示したが、これに限らず、他の表示装置で表示するようにしても良い。又は、音声により設定値を報知したり、所定のLEDの点灯態様によって設定値を報知したりすることも可能である。
遊技領域3に発射された遊技球が前記左流下域3aを流下して第一始動口11に入球(図4の第一始動口スイッチ11aが遊技球を検出)すると、第一特別図柄表示装置9で第一特別図柄が変動を開始すると共に、該入球に起因して抽出された乱数を当否判定する。そして、変動開始から所定変動時間が経過すると、第一特別図柄を停止表示することで、この当否判定の結果が報知される。
ここで、第一始動口11への入球に伴って抽出された乱数は、後述するように、第一保留記憶として記憶される。この第一保留記憶は最大四個まで記憶され、該第一保留記憶の記憶数(以下、第一保留記憶数という)は、第一特別図柄保留数表示装置18の点灯数により表される。こうして記憶された第一保留記憶を消化することにより、前記当否判定と第一特別図柄の変動とが実行される。尚、第一保留記憶数は、第一保留記憶の未消化数を示している。
ここで、第二始動口12への入球に伴って抽出された乱数は、後述するように、第二保留記憶として記憶される。この第二保留記憶は最大四個まで記憶され、該第二保留記憶の記憶数(以下、第二保留記憶数という)は、第二特別図柄保留数表示装置19の点灯数により表される。こうして記憶された第二保留記憶を消化することにより、前記当否判定と第二特別図柄の変動とが実行される。尚、第二保留記憶数は、第二保留記憶の未消化数を示している。
ここで、本実施例にあって、第一特別図柄と第二特別図柄とは、第一始動口11と第二始動口12への入球順に関係無く、第二特別図柄の変動を優先して実行する。すなわち、未消化の第二保留記憶がある場合(第二保留記憶数が1個以上の場合)、未消化の第一保留記憶の有無に関係無く、該第二保留記憶が消化されて第二特別図柄の変動が開始される。そして、未消化の第二保留記憶が無い状態でのみ、第一保留記憶が消化されて第一特別図柄の変動が開始される。
一方、前記第二保留記憶の消化により実行された当否判定結果が大当りであると、第二特別図柄表示装置10で第二特別図柄を所定の大当り図柄態様で停止させると共に、演出図柄表示装置6で特別演出図柄を大当り図柄態様により停止表示させる。これにより、第二大当りを確定して、第二大入賞口15を開放する大当り遊技を実行する。この大当り遊技は、第二大入賞口15を開放する開放ラウンドを、インターバルを介して所定回数繰り返し実行する。
さらに、第二保留記憶の消化による当否判定結果が小当りであると、第二特別図柄を所定の小当り図柄態様で停止させると共に、演出図柄表示装置6で特別演出図柄を小当り図柄態様により停止表示させる。これにより、小当りを確定し、第二大入賞口15を一回開閉する小当り遊技を実行する。尚、本実施例では、第二保留記憶の消化でのみ小当りか否かの判定を行う。そのため、第一保留記憶の消化では、大当りか否かを判定するのみである。
二種類の大当り遊技は、図5,6に示すように、大入賞口14,15を開放する開放ラウンドを10回実行するロングタイプと、該開放ラウンドを4回実行するショートタイプとであり、各開放ラウンドはインターバルを挟んで繰り返される。そして、いずれのタイプにあっても、各開放ラウンドでは、大入賞口14,15の開放時間が30秒経過するか、該大入賞口14,15に10個(規定数)の遊技球が入賞すると、該大入賞口14,15を閉鎖して終了する。こうした大当り遊技では、ラウンド数の最も多いロングタイプが実行された場合に、ショートタイプに比して多くの遊技球を大入賞口14,15に入球可能である。
そして、通常遊技状態は、「低確率モード/非開放延長モード」とする遊技状態であり、確変遊技状態は、「高確率モード/開放延長モード」とする遊技状態である。
本実施例にあっては、前述した各設定値1〜6に低当選確率と高当選確率とが夫々定められており、低確率モードの場合には、セットされた設定値1〜6により定められた低当選確率を有効とする一方、高確率モードの場合には、セットされた設定値1〜6により定められた高当選確率を有効とする。詳述すると、設定値1がセットされている場合には、低確率モードで、1/300の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/30の高当選確率を有効として当否判定を行う。また、設定値2がセットされている場合には、低確率モードで、1/280の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/28の高当選確率を有効として当否判定を行う。また、設定値3がセットされている場合には、低確率モードで、1/260の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/26の高当選確率を有効として当否判定を行う。また、設定値4がセットされている場合には、低確率モードで、1/240の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/24の高当選確率を有効として当否判定を行う。また、設定値5がセットされている場合には、低確率モードで、1/220の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/22の高当選確率を有効として当否判定を行う。また、設定値6がセットされている場合には、低確率モードで、1/200の低当選確率を有効として当否判定を行い、高確率モードで、1/20の高当選確率を有効として当否判定を行う。こうした低当選確率と高当選確率とは、第一保留記憶の消化と第二保留記憶の消化とのいずれの場合も同じである。
尚、大当り遊技後に低確率モードと高確率モードとのいずれとなるかは、後述するように、第一始動口11と第二始動口12への入球により抽出される乱数(後述する第一,第二大当り図柄決定用乱数)に基づいて決定される。
さらに、開放延長モードでは、第一特別図柄と第二特別図柄との変動時間を、非開放延長モードの変動時間よりも短縮すると共に、普通図柄の変動時間を、非開放延長モードよりも短縮する。
前述したように、第一特別図柄は、第一保留記憶の消化に基づいて第一特別図柄表示装置9で変動表示され、変動時間の経過後に、当否判定の結果を示す図柄態様で停止表示される。この第一特別図柄は、当否判定により大当り又はハズレ判定することから、大当りを示す図柄態様(大当り図柄態様)、またはハズレを示す図柄態様(ハズレ図柄態様)で停止表示して、大当り又はハズレを確定する。同様に、第二特別図柄は、第二保留記憶の消化に基づいて第二特別図柄表示装置10で変動表示され、変動時間の経過後に、当否判定の結果を示す図柄態様で停止表示される。この第二特別図柄は、当否判定により大当り、小当り、又はハズレ判定することから、大当りを示す図柄態様(大当り図柄態様)、小当りを示す図柄態様(小当り図柄態様)、またはハズレを示す図柄態様(ハズレ図柄態様)で停止表示して、大当り、小当り、またはハズレを確定する。
第1〜第4大当り図柄態様には、4回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した通常遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第一特別図柄が第1〜第4大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを4回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に通常遊技状態(低確率モード/非開放延長モード)に移行する。
第5,第6大当り図柄態様には、10回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した通常遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第一特別図柄が第5,第6大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを10回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に通常遊技状態(低確率モード/非開放延長モード)に移行する。
第7〜第10大当り図柄態様には、10回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した確変遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第一特別図柄が第7〜第10大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを10回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に確変遊技状態(高確率モード/開放延長モード)に移行する。
尚、本実施例にあっては、第7〜第10大当り図柄態様による大当り遊技後に確変遊技状態へ移行する際に、特図変動回数の上限数値(100回)をセットする。
第11,第12大当り図柄態様には、4回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した通常遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第二特別図柄が第11,12大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを4回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に通常遊技状態(低確率モード/非開放延長モード)に移行する。
第13,第14大当り図柄態様には、10回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した通常遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第二特別図柄が第13,第14大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを10回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に通常遊技状態に移行する。
第15〜第20大当り図柄態様には、10回のラウンド数を定めた大当り遊技と、前記した確変遊技状態とが割り当てられている。すなわち、第二特別図柄が第15〜第20大当り図柄態様のいずれかで停止表示して確定すると、開放ラウンドを10回繰り返す大当り遊技が実行され、該大当り遊技後に確変遊技状態(高確率モード/非開放延長モード)に移行する。
尚、本実施例にあっては、第15〜第20大当り図柄態様による大当り遊技後に確変遊技状態に移行する際に、特図変動回数の上限数値(100回)をセットする。
詳述すると、通常遊技状態は、「低確率モード/非開放延長モード」であることから、普通図柄の当選確率(1/10)が低く且つ該普通図柄の変動時間が長い。そのため、第二始動口12への入球が困難であり、常時入球可能な第一始動口11を狙った遊技を進めることが遊技者に有利と言える。一方、確変遊技状態は、「高確率モード/開放延長モード」であることから、普通図柄の当選確率(9/10)が極めて高く且つ該普通図柄の変動時間が短いと共に、優先消化される第二特別図柄の変動時間が短い。さらに、大当り当選確率が通常遊技状態に比して高いと共に、ラウンド数の多い(10回)大当りに当選する可能性が高い。そのため、普通図柄作動ゲート17と第二始動口12とを狙った遊技を進めることが遊技者に有利であり、主に右打ちによる遊技が進行され易い。
図7に、メインルーチンのフローチャートを示す。メインルーチンは、S10〜S80までの本処理と、該本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返されるS85の残余処理とから構成され、2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。マイコンによるハード割り込みが実行されると、先ず正常割込であるか否かを判断する(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いか否かを判断するためのものである。
始動入賞処理では、S100で、第一始動口スイッチ11aが遊技球を検知したか否かを判定する。否定判定の場合には(S100:No)、S120に進み、肯定判定の場合には(S100:Yes)、S105に進む。S105では、第一保留記憶数が上限値(例えば、4個)に達しているか否かを判定する。肯定判定の場合には(S105:Yes)、S120へ進み、否定判定の場合には(S105:No)、S110に進む。
尚、本実施例の当否判定処理では、第一保留記憶よりも第二保留記憶を優先して、当否判定の対象とする。そのため、第一保留記憶は、未消化の第二保留記憶が無い場合にのみ、当否判定の対象となる。
このS190の処理後に、S200に進む。
ここで、第一保留記憶を消化した場合にあっては、第1〜第4大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が10%であり、第5,第6大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が40%であり、第7〜第10大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が50%である。すなわち、第一保留記憶の消化により大当り判定した場合に、大当り遊技後に前記した通常遊技状態(低確率モード/非開放延長モード)に移行する確率が50%であり、確変遊技状態(高確率モード/開放延長モード)に移行する確率が50%である。
一方、第二保留記憶を消化した場合にあっては、第11,第12大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が10%であり、第13,第14大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が40%であり、第15〜第20大当り図柄態様のいずれかを選択する確率が50%である。すなわち、第二保留記憶の消化により大当り判定した場合に、大当り遊技後に前記した通常遊技状態(低確率モード/非開放延長モード)に移行する確率が50%であり、確変遊技状態(高確率モード/開放延長モード)に移行する確率が50%である。
詳述すると、確変フラグに応じて、選定可能な特別図柄の変動時間が予め定められており、前記した変動パターン決定用乱数やリーチ判定乱数等に従って特別図柄の変動時間が決定される。すなわち、確変フラグ=0の場合(通常遊技状態)には、非開放延長モードであることから、非開放延長モードに対応する特別図柄の変動時間を選択可能とし、消化した保留記憶の変動パターン決定用乱数やリーチ判定乱数等により特別図柄の変動時間を決定する。一方、確変フラグ=1の場合(確変遊技状態)には、特別図柄の変動時間を短縮する開放延長モードであることから、開放延長モードに対応する特別図柄の変動時間を選択可能とし、変動パターン決定用乱数やリーチ判定乱数等により変動時間を決定する。尚、リーチ判定乱数は、予め定められた各種リーチ演出(通常リーチ演出、ロングリーチ演出、スーパーリーチ演出など)を実行するか否かを決定するために用いられる。そして、いずれかのリーチ演出の実行を決定した場合に、決定したリーチ演出に応じて、特別図柄の変動時間が決定される。
このS215の後に、S250に進む。
S230の変動パターン決定処理では、前記S210と同様に、第二保留記憶に係る変動パターン決定用乱数およびリーチ判定乱数等(大当り判定用のバッファ内の変動パターン決定用乱数およびリーチ判定乱数等)と前記確変フラグとに基づいて、第二特別図柄の変動時間を決定し、該変動時間に応じて第二特別図柄の変動パターンを決定する。
続くS235では、小当り遊技における第二大入賞口15の開放作動パターンや小当り遊技に係る演出時間等を設定し、S250に進む。
尚、本実施例では、S240でハズレ図柄を決定する処理を行うようにしたが、これに限らず、S240の前に、ハズレ図柄を決定する処理を備えた構成であっても良い。
尚、サブ統合制御装置83は、こうしたコマンドを受信すると、該コマンドに示された情報(第一保留記憶数および第二保留記憶数、特別図柄の変動時間、各種リーチ演出の有無、当否判定結果、特別図柄の停止態様、大当り遊技内容など)を所定のバッファに記憶する。そして、サブ統合制御装置83は、前記変動開始コマンドに伴って演出図柄制御装置82へコマンドを送信し、該演出図柄制御装置82は、受信した該コマンドに従って演出図柄表示装置6を駆動制御して、特別図柄の停止図柄態様および変動パターンの情報に対応する特別演出図柄の表示を開始する。
ここで、本実施例の状態指定コマンド送信処理(S340)にあっては、確変フラグがクリアされた場合に(S320)、確変遊技状態の終了を示す情報を、サブ統合制御装置83に送信する。
続くS395では、確定表示された第二特別図柄が小当りになる図柄か否かを判定し、肯定判定の場合には(S395:Yes)、S400に移行し、特別電動役物作動開始処理(S400)、小当り開始演出処理(S405)を順次実行することで、小当り遊技の態様を示すコマンドや、小当り遊技の開始を指示するコマンド等をサブ統合制御装置83に送信する等して小当り遊技を開始し、当否判定処理を終了する。また、S395で否定判定の場合(S395:No)には、当否判定処理を終了する。
S580では、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行する。このS580の後に、大当り遊技処理を終了する。
S585では、大入賞口開放処理を実行する。この処理では、前記したS525と同様の処理を行い、大入賞口14,15を開放させると共に、開放時間(30秒)の時間消化を開始する。
ここで、確変遊技状態に移行する場合には、高確率モードおよび開放延長モードとすることから、S620で、前記当否判定処理のS215で決定した特図変動回数の上限数値を参照して、当該上限数値を特図変動回数の残数に設定する。
尚、本実施例にあって、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かの抽選は、該抽選用の乱数(以下、示唆抽選乱数という)を抽出し、この示唆抽選乱数を、前記示唆確率および高設定示唆確率により定められた示唆抽選テーブルに従って判定することにより行われる。ここで、各示唆確率および高設定示唆確率により定められた複数の示唆抽選テーブルを備えており、後述するように一の示唆抽選テーブルを有効として、示唆抽選乱数を抽選することによって示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かを決定する。
本実施例では、前記閾回数を3回に設定している。これにより、確変繰返回数が3回以上か否かと、セットされた設定値とに応じて、一の示唆抽選テーブルを選択して前記抽選に用いる。換言すると、確変遊技状態を介して繰り返し実行される大当り遊技の回数が3回目までと、該大当り遊技の回数が4回目以降とで、一方のテーブル群を有効とし、有効としたテーブル群のなかかから、セットされた設定値に応じた一の示唆抽選テーブルを選択して、前記抽選に用いる。
確変繰返回数が閾回数未満の場合で有効とするテーブル群にあって、設定値6に割り当てられた示唆抽選テーブルは、示唆確率=20%と高設定示唆確率=5%とが設定されており、示唆確率が最も高い。また、設定値5の示唆抽選テーブルは、示唆確率=16%と高設定示唆確率=5%とが設定されており、示唆確率が設定値6の次に高い。また、設定値4の示唆抽選テーブルは、示唆確率=12%と高設定示唆確率=5%とが設定されており、示唆確率が設定値5に次いで高い。また、設定値3の示唆抽選テーブルは、示唆確率=8%と高設定示唆確率=0%とが設定されており、設定値2の示唆抽選テーブルは、示唆確率=4%と高設定示唆確率=0%とが設定されており、設定値1の示唆抽選テーブルは、示唆確率=2%と高設定示唆確率=0%とが設定されている。このように閾回数未満で有効とするテーブル群の各示唆抽選テーブルでは、設定値6から順に示唆確率が段々と低くなっていることから、複数回の大当り遊技で示唆図柄111が表示される割合によって、セットされている設定値を推測可能である。また、設定値1〜3の各示唆抽選テーブルは高設定示唆確率=0%であることから、高設定示唆図柄112が表示された場合には、設定値4〜6がセットされていることがわかる。
一方、確変繰返回数が閾回数以上の場合で有効とするテーブル群にあって、設定値6に割り当てられた示唆抽選テーブルは、示唆確率=10%と高設定示唆確率=10%とが設定されており、前記閾回数未満で有効とする設定値6の示唆抽選テーブルに比して、該示唆確率が低いものの、該高設定示唆確率が高い。また、設定値5の示唆抽選テーブルは、示唆確率=8%と高設定示唆確率=10%とが設定されており、前記閾回数未満の設定値5の示唆抽選テーブルに比して、該示唆確率が低いものの、該高設定示唆確率が高い。また、設定値4の示唆抽選テーブルは、示唆確率=5%と高設定示唆確率=10%とが設定されており、前記閾回数未満の設定値4の示唆抽選テーブルに比して、該示唆確率が低いものの、該高設定示唆確率が高い。また、設定値1〜3の各示唆抽選テーブルは、示唆確率=0%と高設定示唆確率=0%とが夫々設定されており、前記閾回数未満の設定値1〜3の示唆抽選テーブルに比して、示唆確率が夫々低い。このように閾回数以上で有効とするテーブル群の各示唆抽選テーブルが設定されていることにより、閾回数以上の場合には、閾回数未満の場合に比して、示唆図柄111が表示される確率が低くなるものの、高設定示唆図柄112が表示される確率が高くなる。尚、閾回数以上の場合には、設定値1〜3の各示唆抽選テーブルが、示唆確率=0%かつ高設定示唆確率=0%であることから、示唆図柄111と高設定示唆図柄112とのいずれが表示されても、設定値4〜6がセットされていることがわかる。
本実施例では、通常遊技状態で大当りを確定した場合にも、示唆抽選テーブルにより示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示する。この場合には、確変繰返回数が0回であることから、前記閾回数未満で有効とする示唆抽選テーブルを有効として、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かを決定する。
ここで、第一〜第三大当り開始表示パターンは、前記第一演出図柄115を表示する演出モードを実現するものである。そして、第一大当り開始表示パターンは、示唆図柄111を表示するパターンであり、確変繰返回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により示唆図柄111の表示を決定した場合に選択される。第二大当り開始表示パターンは、高設定示唆図柄112を表示するパターンであり、確変繰返回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により高設定示唆図柄112の表示を決定した場合に選択される。第三大当り開始表示パターンは、示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示しないパターンであり、確変繰返回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合に選択される。一方、第四〜第六大当り開始表示パターンは、前記第二演出図柄116を表示する演出モードを実現するものである。そして、第四大当たり開始表示パターンは、示唆図柄111を表示するパターンであり、確変繰返回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により示唆図柄111の表示を決定した場合に選択される。第五大当たり開始表示パターンは、高設定示唆図柄112を表示するパターンであり、確変繰返回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により高設定示唆図柄112の表示を決定した場合に選択される。第六大当り開始表示パターンは、示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示しないパターンであり、確変繰返回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合に選択される。
尚、本実施例にあっては、サブ統合制御装置83が、変動開始コマンドを受信する毎に、前記示唆抽選乱数を抽出する示唆乱数抽出処理(図示せず)を行う。ここで、示唆抽選乱数は、所定個数(例えば、100個)の整数値をとり、定期的(前記のタイマ割り込み処理毎)に昇順に作成される。
ここで、通常遊技状態では、前記確変繰返回数(=0回)が前記閾回数(3回)未満であることから、前記した示唆演出制御処理では、セットされている設定値に基づいて、閾回数未満で有効とするテーブル群のなかから一の示唆抽選テーブルを選択し、選択した示唆抽選テーブルに従って示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示するか否かを決定する。そして、示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合には、図18(C)に示すように、演出図柄表示装置6で、第三大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、確変繰返回数が閾回数未満であることを示す演出モード(第一演出図柄115)による大当り開始演出が表示され、さらに該大当り開始演出で示唆図柄111と高設定示唆図柄112とが非表示であることから、前記示唆確率および高設定示唆確率による抽選でハズレとなったことを、遊技者が知得できる。また、示唆図柄111の表示を決定した場合には、図18(D)に示すように、演出図柄表示装置6で、第一大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、第一演出図柄115と示唆図柄111とが表示されることから、前記示唆確率による抽選に当たったことを遊技者が知得できる。また、高設定示唆図柄112の表示を決定した場合には、図18(E)に示すように、演出図柄表示装置6で、第二大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、第一演出図柄115と高設定示唆図柄112とが表示されることから、前記高設定示唆確率による抽選に当たったことを遊技者が知得できる。
その後、第二特別図柄が大当りで確定停止すると、演出図柄表示装置6で、特別演出図柄101a〜101cが、大当りを示す図柄態様で停止表示され、大当りが確定する(図19(B)参照)。この大当り確定により、第二大入賞口15を開放する大当り遊技が開始される。ここで、例えば、確変繰返回数=1であれば、前記閾回数未満であることから、前記した通常遊技状態の場合と同様に、閾回数未満で有効とするテーブル群のなかから、セットされている設定値に基づいて一の示唆抽選テーブルを選択し、選択した示唆抽選テーブルに従って示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示するか否かを決定する。そして、この決定に従って、第一〜第三大当り開始表示パターンのいずれかを選択し、図18(C)〜(E)に示すように、選択した大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。このように確変繰返回数が閾回数未満である場合における大当り開始演出は、前記した通常遊技状態での大当り確定により実行される大当り開始演出と同じである。
ここで、例えば、確変繰返回数=5であれば、前記閾回数以上であることから、セットされている設定値に基づいて、閾回数以上で有効とするテーブル群のなかから一の示唆抽選テーブルを選択し、選択した示唆抽選テーブルに従って示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示するか否かを決定する。そして、示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合には、図19(C)に示すように、演出図柄表示装置6で、第六大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、確変繰返回数が閾回数以上であることを示す演出モード(第二演出図柄116)による大当り開始演出が表示されることから、示唆図柄111の抽選で用いられる示唆確率が低確率であることを、遊技者が知得できる。また、示唆図柄111の表示を決定した場合には、図19(D)に示すように、演出図柄表示装置6で、第四大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、第二演出図柄116と示唆図柄111とが表示されることから、低確率の前記示唆確率で抽選に当たったため、大当り当選確率の高い設定値4〜6であることを遊技者が知得できる。また、高設定示唆図柄112の表示を決定した場合には、図19(E)に示すように、演出図柄表示装置6で、第五大当り開始表示パターンに従って大当り開始演出が表示される。この場合には、第二演出図柄116と高設定示唆図柄112とが表示されることから、大当り当選確率の高い設定値4〜6であることを遊技者が知得できる。
実施例1のパチンコ機1は、大当り確定に伴って、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かを抽選により決定し、該表示を決定した場合に大当り開始演出で該示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するものである。そして、大当り遊技を介して繰り返される確変遊技状態の確変繰返回数が閾回数以上であると、該確変繰返回数が閾回数未満である場合に比して、前記示唆図柄111を表示する示唆確率を低くする一方、前記高設定示唆図柄112を表示する高設定示唆確率を高くする。
かかる構成によれば、通常遊技状態で大当り確定した場合や確変繰返回数が閾回数未満の確変遊技状態で大当り確定した場合では、複数回の大当り遊技における示唆図柄111の出現率(表示される確率)によって、セットされた設定値1〜6を推測できる。一方、確変繰返回数が閾回数以上の確変遊技状態で大当り確定した場合では、示唆図柄111が表示され難いことから、例え複数回の大当り遊技が発生しても、セットされた設定値1〜6を推測し難い。すなわち、確変繰返回数が閾回数以上となる連荘を生じても、示唆確率の低下によって示唆図柄111が表示され難くなることから、セットされた設定値を推測し難くなる。そのため、比較的容易に確変遊技状態の連荘を生じたとしても、機台にセットされた大当り当選確率が高いか低いかを判別し難くできる。さらに、セットされた設定値を一度の連荘で推測できなければ、セットされた設定値に関わらず、遊技者が連荘後も遊技を継続し易くなる。こうしたことから、比較的容易に設定値を推測できることによって低い大当り当選確率の設定値をセットした機台の稼働率が低下してしまうことを、本実施例の構成では抑制できる。
尚、実施例2の示唆図柄111は、前述の実施例1と同様に、大当り当選確率の高い設定値がセットされているほど、前記リーチ演出中に表示される可能性(示唆確率)が高くなっている。そのため、複数回のリーチ演出における出現率により、セットされている設定値を比較的正確に推測することが可能である。
ここで、本実施例にあっては、前記特図変動回数が閾回数未満で有効とする、各設定値1〜6に夫々割り当てられた複数の示唆抽選テーブルからなるテーブル群と、該特図変動回数が閾回数以上で有効とする、各設定値1〜6に夫々割り当てられた複数の示唆抽選テーブルからなるテーブル群とを備え、特図変動回数が閾回数未満か以上かに応じて一方のテーブル群を有効として、有効としたテーブル群のなかから、各設定値1〜6に割り当てられた一の示唆抽選テーブルを選択する。そして、こうして選択された一の示唆抽選テーブルを用いて、前記抽選を行い、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かを決定する。こうした各示唆抽選テーブルは、特図変動回数が閾回数未満で有効とするテーブル群のものが、各設定値1〜6のいずれでも、該閾回数以上で有効とするテーブル群のものに比して、示唆確率が高い。そのため、特図変動回数が閾回数未満の場合では、示唆図柄111の表示を決定する確率が高く、閾回数以上の場合では、該示唆図柄111の表示を決定する確率が低い。さらに、閾回数以上で有効とするテーブル群の各示唆抽選テーブルは、閾回数未満で有効とするテーブル群のものに比して、高設定示唆確率が高い。そのため、特図変動回数が閾回数以上となると、高設定示唆図柄112が表示される確率が高くなる。
ここで、確変遊技状態でカウントする特図変動回数は、大当りに当選し且つ大当り遊技後に通常遊技状態へ移行することが決定された場合に、リセットされる。そして、大当りに当選し且つ大当り遊技後に確変遊技状態へ移行することが決定された場合には、当該大当り当選時の特図変動回数が維持される。すなわち、大当り遊技を介して確変遊技状態が繰り返される連荘中では、特図変動回数が継続してカウントされる。そのため、一度の連荘中で、特図変動回数が閾回数(70回)未満であれば、リーチ演出で示唆図柄111が表示される確率が高く、該閾回数以上となると、リーチ演出で示唆図柄111が表示される確率が低下する。これにより、比較的容易に確変遊技状態が連荘しても、特図変動回数が閾回数以上となれば、示唆図柄111が表示され難くなる。
こうしたリーチ演出は、第一〜第六リーチ演出表示パターンに従って表示される。第一〜第三リーチ演出表示パターンは、前記戦闘機の演出図柄121を表示するリーチ演出モードを実現するものである。そして、第一リーチ演出表示パターンは、前記示唆図柄111を表示するパターンであり、前記特図変動回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により示唆図柄111の表示を決定した場合に選択される。第二リーチ演出表示パターンは、前記高設定示唆図柄112を表示するパターンであり、前記特図変動回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により高設定示唆図柄112の表示を決定した場合に選択される。第三リーチ演出表示パターンは、示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示しないパターンであり、前記特図変動回数が閾回数未満の場合で、前記抽選により示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合に選択される。一方、第四〜第六リーチ演出表示パターンは、前記レーシングカーの演出図柄122を表示するリーチ演出モードを実現するものである。第四リーチ演出表示パターンは、前記示唆図柄111を表示するパターンであり、前記特図変動回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により示唆図柄111の表示を決定した場合に選択される。第五リーチ演出表示パターンは、前記高設定示唆図柄112を表示するパターンであり、前記特図変動回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により高設定示唆図柄112の表示を決定した場合に選択される。第六リーチ演出表示パターンは、示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示しないパターンであり、前記特図変動回数が閾回数以上の場合で、前記抽選により示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合に選択される。
尚、実施例2にあっても、サブ統合制御装置83が、変動開始コマンドを受信する毎に、示唆抽選乱数を抽出する示唆乱数抽出処理(図示せず)を行う。
続くS915では、リーチ演出を実行するか否かを判定する。肯定判定の場合には(S915:Yes)、S920に進み、否定判定の場合には(S915:No)、示唆演出制御処理を終了する。ここで、サブ統合制御装置83には、前述したように、当否判定処理のS250により、リーチ演出の実行か否かの情報が送信される。
ここで、確変遊技状態で最初に実行される第二特別図柄の変動では、前記特図変動回数=1であり、前記閾回数(70回)未満である。そのため、前記した示唆演出制御処理では、セットされている設定値と該閾回数未満とに基づいて、閾回数未満で有効とするテーブル群のなかから一の示唆抽選テーブルを選択し、選択した示唆抽選テーブルに従って示唆図柄111と高設定示唆図柄112とを表示するか否かを決定する。そして、示唆図柄111および高設定示唆図柄112の非表示を決定した場合には、図21(C)に示すように、演出図柄表示装置6で、第三リーチ演出表示パターンに従ってリーチ演出が表示される。この場合には、特図変動回数が閾回数未満であることを示すリーチ演出モード(戦闘機の演出図柄121)によるリーチ演出が表示され、さらに該リーチ演出で示唆図柄111と高設定示唆図柄112とが非表示であることから、前記示唆確率および高設定示唆確率による抽選でハズレとなったことを、遊技者が知得できる。また、示唆図柄111の表示を決定した場合には、図21(D)に示すように、演出図柄表示装置6で、第一リーチ演出表示パターンに従ってリーチ演出が表示される。この場合には、演出図柄121と示唆図柄111とによるリーチ演出が表示されることから、前記示唆確率で抽選に当たったことを遊技者が知得できる。また、高設定示唆図柄112の表示を決定した場合には、図21(E)に示すように、演出図柄表示装置6で、第二リーチ演出表示パターンに従ってリーチ演出が表示される。この場合には、演出図柄121と高設定示唆図柄112とが表示されることから、前記高設定示唆確率による抽選に当たったことを遊技者が知得できる。
実施例2のパチンコ機1は、確変遊技状態で、特別図柄の変動中にリーチ演出することを決定すると、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するか否かを抽選により決定し、該表示を決定した場合にリーチ演出で該示唆図柄111又は高設定示唆図柄112を表示するものであり、さらに、確変遊技状態での特図変動回数が閾回数以上であると、該特図変動回数が閾回数未満である場合に比して、前記示唆図柄111を表示する示唆確率を低くする一方、前記高設定示唆図柄112を表示する高設定示唆確率を高くする。
かかる構成によれば、確変遊技状態における特図変動回数(特別図柄の変動回数)が閾回数未満の場合には、複数回のリーチ演出における示唆図柄111の出現率(表示される確率)よって、セットされた設定値1〜6を推測できる。一方、確変遊技状態における特図変動回数が閾回数以上となると、リーチ演出で示唆図柄111が表示され難いことから、例え複数回のリーチ演出が実行されたとしても、セットされた設定値1〜6を推測し難い。すなわち、確変遊技状態が繰り返される連荘を生じた場合であっても、該連荘中で特図変動回数が閾回数以上となると、示唆確率が低下して示唆図柄111が表示され難くなることから、セットされた設定値を推測し難くなる。そのため、比較的容易に確変遊技状態の連荘を生じたとしても、機台にセットされた大当り当選確率が高いか低いかを判別し難くできる。さらに、セットされた設定値を一度の連荘で推測できなければ、セットされた設定値に関わらず、遊技者が連荘後も遊技を継続し易くなる。こうしたことから、比較的容易に設定値を推測できることによって低い大当り当選確率の設定値をセットした機台の稼働率が低下してしまうことを、本実施例の構成では抑制できる。
パチンコ機1が、本発明にかかる弾球遊技機の一例に相当する。
第一大入賞口14と第二大入賞口15とが、本発明にかかる大入賞口の一例に相当する。
第一始動口11と第二始動口12とが、本発明にかかる始動口の一例に相当する。
当否判定処理のS165〜S205が、本発明にかかる当否判定手段の一例に相当する。
大当り遊技処理(図13〜図15)が、本発明にかかる大当り遊技制御手段の一例に相当する。
当否判定処理のS205で第7〜第10大当り図柄態様または第15〜第20大当り図柄態様を選択し、さらに大当り遊技を終了することが、本発明にかかる有利遊技条件の一例に相当する。
確変遊技状態が、本発明にかかる高利得遊技状態の一例に相当する。
大当り遊技処理のS610〜S625が、本発明にかかる遊技状態移行手段の一例に相当する。
主制御装置80、確率設定スイッチ95、および設定変更ボタン96が、本発明にかかる確率セット手段の一例に相当する。
設定値1〜6が、本発明にかかる当選確率情報の一例に相当する。
演出図柄表示装置6で表示する示唆図柄111が、本発明にかかる示唆演出の一例に相当し、演出図柄表示装置6で表示する高設定示唆図柄111が、本発明にかかる高当選示唆演出の一例に相当する。
高設定示唆確率が、本発明にかかる高設定示唆演出の示唆確率の一例に相当する。
演出図柄表示装置6が、本発明にかかる示唆演出装置と遊技演出装置との一例に相当する。
実施例1の示唆演出制御処理が、本発明(第一発明)にかかる示唆演出制御手段の一例に相当し、該示唆演出制御処理のS810〜S825によって、閾回数以上のテーブル群から一の示唆抽選テーブルを選択して示唆図柄111を表示制御することが、本発明(第一発明)にかかる低確率示唆処理内容の一例に相当する。
実施例1の確変繰返回数が、本発明(第一発明)にかかる繰返回数の一例に相当する。
確変遊技状態における特別図柄の変動でリーチ演出の実行を決定することが、本発明(第二発明)にかかる示唆条件の一例に相当する。
確変遊技状態でカウントする特別図柄の変動回数(特図変動回数)によって、本発明(第二発明)にかかる継続期間を規定している。そして、実施例2の閾回数によって、本発明(第二発明)にかかる閾期間を規定している。
実施例2の示唆演出制御処理が、本発明(第二発明)にかかる示唆演出制御手段の一例に相当し、該示唆演出制御処理のS920〜S935によって、閾回数以上のテーブル群から一の示唆抽選テーブルを選択して示唆図柄111を表示制御することが、本発明(第二発明)にかかる低確率示唆処理内容の一例に相当する。
サブ統合制御装置83が、本発明にかかる演出制御手段の一例に相当する。
実施例1の大当り開始演出と実施例2のリーチ演出とが、本発明にかかる遊技演出の一例に相当する。
実施例1の第一〜第六大当り開始表示パターンと実施例2の第一〜第六リーチ演出表示パターンとが、本発明にかかる遊技演出態様の一例に相当する。
実施例1にあって、閾回数は適宜変更して設定することが可能である。実施例1では、閾回数を3回に設定したが、例えば、該閾回数を2回や5回などに設定できる。同様に、実施例2にあっても、閾回数を70回に設定したが、例えば、50回や80回などに適宜変更して設定可能である。
さらに、実施例1は、大当り遊技の大当り開始演出中に示唆図柄111を表示する構成であるが、この他の構成として、大当り遊技における開放ラウンド間のインターバル中、特定の開放ラウンド中、大当り終了演出中等で、示唆図柄111を表示することも可能である。また、示唆図柄111の表示を決定する毎に、これら表示タイミングを選択するようにしても良い。
同様に、実施例2は、閾回数未満の場合と閾回数以上の場合とで、同じリーチ演出モードによるリーチ演出を表示する構成としても良い。また、閾回数未満の場合におけるリーチ演出のリーチ演出モードと閾回数以上の場合におけるリーチ演出モードとが、互いに異なる背景色や背景態様である構成としても良い。さらに、リーチ演出に限らず、特別演出図柄101a〜101cの変動中における背景モード(背景色や背景態様など)が、閾回数未満の場合と閾回数以上の場合とで異なる構成とすることも可能である。
同様に、実施例2にあっても、示唆図柄111又は高設定示唆図柄112の表示と、閾回数未満か否かを示す演出表示とを、異なるタイミングで実行可能である。例えば、特別演出図柄101a〜101cの表示開始に伴って、閾回数未満か否かを示す演出表示を実行し、リーチ演出で示唆図柄111又は高設定示唆図柄112の表示を実行することができる。
例えば、実施例1にあって、設定値4以上を示唆する示唆図柄と、奇数の設定値を示唆する示唆図柄と、偶数の設定値を示唆する示唆図柄とを表示する構成とし、確変繰返回数が閾回数未満の場合で有効する各示唆図柄の示唆確率と、閾回数以上の場合で有効とする各示唆図柄の示唆確率とが、各設定値に夫々定められている。ここで、閾回数以上で有効とする各示唆図柄の示唆確率を、閾回数未満で有効とする各示唆図柄の示唆確率に比して低くする。こうした構成にあっても、前記した実施例1と同様の作用効果を奏し得る。尚、実施例2にあっても、同様に各示唆図柄と示唆確率とを設定した構成とできる。
同様に、実施例2にあって、開放延長遊技状態を介して確変遊技状態の連荘に復帰した場合には、該開放延長遊技状態で実行される特別図柄の変動回数も、該連荘中における特図変動回数としてカウントするようにしても良い。
混合機に適用した別例の構成としては、図24に示すように、中央のセンターケース5の右方に、普通図柄作動ゲート17が配設され、該普通図柄作動ゲート17の下方に、第二大入賞口135を備えた第二大入賞口装置131が配設されている。そして、第二大入賞口装置131の下方に、第二始動口12を備えた普通電動役物13が配設されている。第二大入賞口装置131は、第二大入賞口135を閉鎖する起立位置と該起立位置から前方へ傾動して開放する傾動位置とに位置変換作動する開閉片136を備え、図示しない第二大入賞口ソレノイドにより該開閉片136を起立位置と傾動位置とに位置変換作動することで、該第二大入賞口135を開閉するものである。この第二大入賞口装置131は、第二大入賞口135に入球した遊技球が流入する内部領域に、該遊技球を入球可能な特定口133および通常口134と、該特定口133を開閉するシャッター片(図示せず)とが配設されている。こうした第二大入賞口装置131は、小当り遊技で第二大入賞口135を開放すると共に、前記シャッター片を開放して特定口133に入球可能とする。そして、小当り遊技で特定口133に入球すると、大当りが確定して、第二大入賞口135を開放する大当り遊技が実行される。一方、この別例の構成は、大当り遊技後に、通常遊技状態または開放延長遊技状態へ移行するものであり、第一特別図柄の大当り図柄態様または第二特別図柄の大当り図柄態様に従って、通常遊技状態と開放延長遊技状態とのいずれかに移行する。さらに、前記特定口133への入球により実行された大当り遊技の終了後は、開放延長遊技状態に移行する。ここで、開放延長遊技状態は、前記した開放延長モードとするものであり、通常遊技状態に比して、第二始動口12に入球し易くなる。さらに、小当りの当選確率が比較的高確率(例えば1/10)に設定されることから、開放延長遊技状態では、右打ちにより、第二始動口12に入球し易く、小当り遊技が比較的頻繁に発生する。こうした別例の構成では、開放延長遊技状態で小当り遊技が実行され易く、該小当り遊技中に第二大入賞口135内の特定口133に入球することによって大当り遊技が実行される。すなわち、大当り遊技を介して開放延長遊技状態が繰り返され得る。尚、この別例は、一般的な混合機の構成を適用できることから、その詳細を適宜省略した。
かかる別例の構成にあって、実施例1と同様に、遊技店の管理者により設定値1〜6をセットするものとし、さらに、大当り遊技中に所定の示唆確率に従って示唆図柄111を表示するものとする。そして、大当り遊技を介して繰り返される開放延長遊技状態の繰返回数が所定の閾回数(例えば、3回)以上となると、該閾回数未満の場合に比して、示唆確率を低下させる。この構成では、特定口133に入球すると、この入球の情報を主制御装置からサブ統合制御装置に送信し、これを受信したサブ統合制御装置が、示唆図柄111を表示するための示唆演出制御処理を実行する。この示唆演出制御処理は、前記実施例1の示唆演出制御処理(図17)のS800を「特定口133に入球した信号を受信?」と読み替えることにより、該実施例1と同様の処理で実現できる。こうした別例の構成にあっても、実施例1と同様の作用効果を奏し得る。
さらに、実施例1,2では、セットされた設定値の情報を、電源投入時のタイミングでサブ統合制御装置83へ送信する構成としたが、これに限らず、該設定値の情報を送信するタイミングを適宜変更することも可能である。例えば、第一,第二特別図柄の変動開始タイミング(当否判定したタイミング)で、前記設定値の情報を送信するようにしてもよい。さらには、保留記憶を消化するタイミング、第一始動口や第二始動口に入球したタイミング、第一保留記憶数や第二保留記憶数が上限値に達したタイミングなどとすることも可能である。
3 遊技領域
6 演出図柄表示装置
14 第一大入賞口
15 第二大入賞口
111 示唆図柄
112 高設定示唆図柄
Claims (4)
- 遊技領域に設けられ、該遊技領域を流下する遊技球が入球可能な開放状態と入球不能な閉鎖状態とに変換される大入賞口と、
前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球を契機として、所定の大当り当選確率により大当りか否かを判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当りであると、前記大入賞口を開放する大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
予め定められた有利遊技条件の成立に基づいて、前記大当り遊技後に、通常遊技状態に比して前記大当りが発生し易い高利得遊技状態に移行させる遊技状態移行手段と、
相互に異なる複数の前記大当り当選確率のなかから、いずれかの大当り当選確率を選択的にセット可能な当選確率セット手段と
を備えた弾球遊技機において、
前記当選確率セット手段によりセットされた大当り当選確率に係る当選確率情報を示唆する示唆演出が実行される示唆演出装置と、
前記当否判定手段による大当りの当選に基づいて、所定の示唆確率に従って前記示唆演出を実行制御する示唆演出制御手段と
を備え、
前記示唆演出制御手段は、
前記大当り遊技を介して繰り返される高利得遊技状態の繰返回数が、所定の閾回数以上となると、該閾回数未満の場合に比して低い示唆確率に従って示唆演出を実行制御する低確率示唆処理内容を備えていることを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技領域に設けられ、該遊技領域を流下する遊技球が入球可能な開放状態と入球不能な閉鎖状態とに変換される一又は複数の大入賞口と、
前記遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入球を契機として、所定の大当り当選確率により大当りか否かを判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当りであると、前記大入賞口を開放する大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
予め定められた有利遊技条件の成立に基づいて、前記大当り遊技後に、通常遊技状態に比して前記大当りが発生し易い高利得遊技状態に移行させる遊技状態移行手段と、
相互に異なる複数の前記大当り当選確率のなかから、いずれかの大当り当選確率を選択的にセット可能な当選確率セット手段と
を備えた弾球遊技機において、
前記当選確率セット手段によりセットされた大当り当選確率に係る当選確率情報を示唆する示唆演出が実行される示唆演出装置と、
前記高利得遊技状態での予め定められた示唆条件の成立に伴って、所定の示唆確率に従って前記示唆演出を実行制御する示唆演出制御手段と
を備え、
前記示唆演出制御手段は、
前記高利得遊技状態を継続する継続期間が、所定の閾期間以上となると、該閾期間未満の場合に比して低い示唆確率に従って示唆演出を実行制御する低確率示唆処理内容を備えていることを特徴とする弾球遊技機。 - 示唆演出制御手段は、
低確率示唆処理内容により示唆演出を実行制御する場合に、所定当選確率以上の大当り当選確率を示唆する高当選示唆演出の示唆確率が高くなる処理内容を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。 - 遊技の進行に従って遊技演出を実行する遊技演出装置と、該遊技演出を実行制御する演出制御手段とを備えたものであって、
前記演出制御手段は、
低確率示唆処理内容により示唆演出を実行制御する場合と、該低確率示唆処理内容に比して高い示唆確率で示唆演出を実行制御する場合とに夫々割り当てられた相互に異なる遊技演出態様を備え、各場合に応じて、夫々に割り当てられた遊技演出態様に従って遊技演出を実行制御する処理内容を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
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