JP2020178494A - インバータユニット - Google Patents

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直記 岩上
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Abstract

【課題】コモンモードノイズによる悪影響を抑制できるインバータユニットを提供する。【解決手段】インバータユニットは、直流電流を交流電流に変換してモータに供給するインバータユニットである。インバータユニットは、外部に開口する収容室が設けられ接地されたケースと、収容室に位置する回路基板と、回路基板とケースとを繋ぐバスバーとを備える。回路基板は、スイッチング素子と、外部電源装置に繋がれたコネクタと、バスバーに接続された電極と、スイッチング素子、コネクタ及び電極に接続された接地パターンとを有する。接地パターンP1、P2は、スイッチング素子71からの電流をコネクタ72よりも接地電極74に流れやすくする、インピーダンスを有するコイル素子75及び容量を有するコンデンサ素子76が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、インバータユニットに関する。
モータを制御するためインバータとインバータを収容するケースとを備えたインバータユニットが知られている。特許文献1には、ワッシャー及び固定ネジを介してコモンモードノイズを低減させる電子装置が開示されている。
特開2017−191902号公報
しかしながら、従来技術では、回路基板の下側に大型部品が配置される場合や、GND(接地部)となるインバータ筺体と回路基板との距離が長い場合に固定ネジを用いた構造を採ることが困難になる。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、コモンモードノイズによる悪影響を抑制できるインバータユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、直流電流を交流電流に変換してモータに供給するインバータユニットであって、外部に開口する収容室が設けられ接地されたケースと、前記収容室に位置する回路基板と、前記回路基板と前記ケースとを電気的に接続するバスバーと、
を備え、前記回路基板は、スイッチング素子と、外部電源装置に繋がれたコネクタと、前記バスバーに接続された電極と、前記スイッチング素子、前記コネクタ及び前記電極に接続された接地パターンと、を有し、前記接地パターンは、前記スイッチング素子からの電流を前記コネクタよりも前記電極に流れやすくする、インピーダンスを有するコイル素子及び容量を有するコンデンサ素子が設けられている、
インバータユニットが提供される。
本発明の一つの態様によれば、コモンモードノイズを容易に低減できるインバータユニットが提供される。
図1は、一実施形態のインバータユニットの平面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う一実施形態のインバータユニットの断面模式図である。 図3は、第1のカバーおよび第2のカバーを省略した一実施形態のインバータユニットの平面図である。 図4は、制御基板21におけるスイッチング素子71およびコネクタ72の接地系(GND系)のパターンを示す簡易的な回路図である。 図5は、制御基板21における接地電極74周辺の断面図である。 図6は、コンデンサカバー26の平面図である。 図7は、第3のバスバー34が固定されたコンデンサカバー26の部分的な斜視図である。 図8は、コンデンサカバー26における固定壁26C周辺の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインバータユニットについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
以下の説明では、インバータユニット1が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、重力方向を規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向(すなわち上下方向)を示し、+Z方向が上側(重力方向の反対側)であり、−Z方向が下側(重力方向)である。また、X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であってインバータユニット1が搭載される車両の前後方向を示す。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の幅方向(左右方向)を示す。
以下、図面を基に本発明の例示的な一実施形態に係るインバータユニット1およびインバータユニット1を備えるモータユニット3について説明する。
図1は、インバータユニット1の平面図である。
インバータユニット1は、モータユニット3に備えられる。モータユニット3は、インバータユニット1とモータ2とモータハウジング3aとを有する。また、モータユニット3は、モータ2の回転を減速する減速装置(図示略)を備えていてもよい。
本実施形態のモータユニット3は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等、モータを動力源とする車両に搭載され、その動力源として使用される。
モータハウジング3aの内部は、モータ2を収容する収容空間が設けられる。モータハウジング3aの収容空間には、モータ2が収容される。また、モータハウジング3aの外周面には、インバータユニット1が固定される。
モータ2は、インバータユニット1から交流電流を供給される。モータ2は、インバータユニット1により、制御される。モータ2は、水平方向に延びるモータ軸Jを中心として回転するロータ2aと、ロータ2aの径方向外側に位置するステータ2bと、を備える。ステータ2bのコイル線は、インバータユニット1に接続される。
図2は、図1のII−II線に沿うインバータユニット1の断面模式図である。図3は、第1のカバー40および第2のカバー50の図示を省略したインバータユニット1の平面図である。
インバータユニット1は、直流電流を交流電流に変換してモータ2に供給する。図2に示すように、インバータユニット1は、ケース10と、制御基板(回路基板)21と、パワー基板22と、コンデンサ23と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、以下IGBTと呼ぶ)24と、第1のバスバー31と、第2のバスバー32と、第3のバスバー(バスバー)34と、第1のカバー40と、第2のカバー50と、を備える。
ケース10の内部には、収容空間13が設けられる。収容空間13には、制御基板21、パワー基板22、コンデンサ23、IGBT24、第1のバスバー31、第2のバスバー32、バスバーホルダ33および第3のバスバー34が収容される。
収容空間13は、第1の収容室11と第2の収容室12とに区画される。すなわち、ケース10には、第1の収容室11および第2の収容室12が設けられる。第1の収容室11および第2の収容室12は、外部に開口する。第1の収容室11および第2の収容室12の開口は、上側を向く。すなわち、第1の収容室11および第2の収容室12は、同方向に開口する。また、第1の収容室11および第2の収容室12の開口方向は、上下方向と一致する。第1の収容室11および第2の収容室12は、互いに隣接する。
制御基板21、パワー基板22、コンデンサ23、IGBT24および第3のバスバー34は、第1の収容室11に収容される。図3に示すように、第1のバスバー31および第2のバスバー32は、第1の収容室11と第2の収容室12とに跨って収容される。
ケース10は、例えば導電性を有するアルミニウム合金から構成される。ケース10は、接地されている。ケース10は、第1の底壁部10aと第2の底壁部10bと側壁部10cと隔壁部10dとを有する。収容空間13は、第1の底壁部10a、第2の底壁部10bおよび側壁部10cに囲まれた空間である。
側壁部10cは、上下方向から見て略矩形の環状である。側壁部10cは、収容空間13を水平方向から囲む。側壁部10cの上端面10caには、第1のカバー40および第2のカバー50が固定される。
第1の底壁部10aおよび第2の底壁部10bは、側壁部10cの下端に位置する。第1の底壁部10aおよび第2の底壁部10bは、収容空間13の下側に位置する。第1の底壁部10aは、第1の収容室11の下側に位置する。第2の底壁部10bは、第2の収容室12の下側に位置する。
第2の底壁部10bは、第1の底壁部10aより上側に位置する。したがって、第2の収容室12の上下方向の寸法(開口方向に沿う寸法)は、第1の収容室11の上下方向の寸法より小さい。また、第2の収容室12の容積は、第1の収容室11の容積より小さい。第2の収容室12には、主に第1のバスバー31の一部および第2のバスバー32の一部が収容される。第2の収容室12内において、第1のバスバー31および第2のバスバー32の板厚方向は、上下方向と一致する。本実施形態によれば、第2の収容室12の上下方向の寸法を、第1の収容室11と比較して小さくし、インバータユニット1全体を小型化することができる。
隔壁部10dは、収容空間13を第1の収容室11と第2の収容室12とに区画する。隔壁部10dには、第1の収容室11と第2の収容室12とを互いに連通させる隔壁開口10daが設けられる。隔壁開口10daには、第1のバスバー31および第2のバスバー32が通過する。
図2に示すように、制御基板21は、第1の収容室11に位置する。制御基板21は、モータ2に接続されてモータ2を制御する。例えば、モータユニット3が、レゾルバ等のエンコーダを有する場合に、制御基板21は、エンコーダにより測定されるモータ2の回転数を基に、モータ2の回転数をフィードバック制御する。
パワー基板22、コンデンサ23およびIGBT24は、第1の収容室11に位置する。コンデンサ23およびIGBT24は、それぞれパワー基板22に接続される。パワー基板22、コンデンサ23およびIGBT24は、インバータ25を構成する。インバータ25は、第1のバスバー31および第2のバスバー32を介して、外部電源装置9に接続される。外部電源装置9は、例えば車両に搭載された二次電池である。インバータ25は、外部電源装置9から供給された直流電流を交流電流に変換する。
図2に示すように、第1のカバー40は、第1の収容室11の開口を覆う。第1のカバー40は、板状である。第1のカバー40は、プレス加工により成形される。第1のカバー40の板厚方向は、第1の収容室11の開口方向(本実施形態において上下方向)と一致する。
第1のカバー40は、上面40aと下面40bとを有する。下面40bは、第1の収容室11の内側面の一部を構成する。下面40bは、ケース10の上端面10caと接触する。上面40aは、下面40bの反対側を向く面である。上面40aは、第1の収容室11の開口方向を向く面である。
図1に示すように、第1のカバー40は、周縁部において複数の固定ネジ18によりケース10に固定される。第1のカバー40の周縁部には、第1のカバー40を板厚方向に貫通する複数の貫通孔(図示略)が設けられる。固定ネジ18は、第1のカバー40の貫通孔に挿入されてケース10にネジ止めされる。これにより、第1のカバー40は、ケース10に固定される。
第1のカバー40の周縁部には、複数の位置決め孔49が設けられる。本実施形態において、第1のカバー40には、2つの位置決め孔49が設けられる。位置決め孔49は、第1のカバー40を板厚方向に貫通する。インバータユニット1の組み立て工程において、位置決め孔49には、組み立て装置(図示略)に設けられた位置決めピンが挿入される。これにより、第1のカバー40と組み立て装置とは、互いに位置決めされる。
図2に示すように、第2のカバー50は、板状である。第2のカバー50は、プレス加工により成形される。第2のカバー50は、カバー本体部51と突出部52と押さえ部53とを有する。
カバー本体部51は、板厚方向が上下方向と一致する板状である。カバー本体部51の板厚方向は、第2の収容室12の開口方向(本実施形態において上下方向)と一致する。カバー本体部51は、第2の収容室12の開口を覆う。すなわち、第2のカバー50は、第2の収容室12の開口を覆う。
カバー本体部51は、上面51aと下面51bとを有する。下面51bは、第2の収容室12の内側面の一部を構成する。下面51bは、ケース10の上端面10caと接触する。上面51aは、下面51bの反対側を向く面である。上面51aは、第2の収容室12の開口方向を向く面である。
図1に示すように、カバー本体部51は、周縁部において複数の固定ネジ18によりケース10に固定される。カバー本体部51の周縁部には、カバー本体部51を板厚方向に貫通する複数の貫通孔(図示略)が設けられる。固定ネジ18は、カバー本体部51の貫通孔に挿入されてケース10にネジ止めされる。これにより、第2のカバー50は、ケース10に固定される。図2に示すように、第1のカバー40と第2のカバー50とは、ケース10の連続する1つの面(上端面10ca)に固定される。
図1に示すように、カバー本体部51の周縁部には、複数の位置決め孔59が設けられる。本実施形態において、カバー本体部51には、2つの位置決め孔59が設けられる。位置決め孔59は、カバー本体部51を板厚方向に貫通する。インバータユニット1の組み立て工程において、位置決め孔59には、組み立て装置(図示略)に設けられた位置決めピンが挿入される。これにより、第2のカバー50と組み立て装置とは、互いに位置決めされる。
配線部30の接続部32aと外部電源装置9の接続端子9bとを接続する接続工程を行う際に、作業者は、第2の収容室12の開口を開放させる。本実施形態のインバータユニット1には、第1の収容室11の開口を覆う第1のカバー40と、第2の収容室12の開口を覆う第2のカバー50と、がそれぞれ設けられる。本実施形態によれば、作業者は、第1の収容室11の開口を閉塞させた状態で接続工程を行うことができる。このため、接続工程の際に、第1の収容室11内の制御基板21およびインバータ25が、埃等によって汚染されることを抑制できる。
図3に示すように、制御基板21は、スイッチング素子71およびコネクタ72を有している。コネクタ72には、制御部用電源配線73を介して制御部用電力が供給される。制御部用電力は、スイッチング素子71に供給される。
図4は、制御基板21におけるスイッチング素子71およびコネクタ72の接地系(GND系)のパターンを示す簡易的な回路図である。図4に示すように、制御基板21は、第1パターンP1および第2パターンP2を有する。第1パターンP1は、スイッチング素子71に接続され分岐してコネクタ72に接続されている。第2パターンは、スイッチング素子71に接続され分岐して接地電極(電極)74に接続されている。
第1パターンP1には、コイル素子75が設けられている。第2パターンP2には、コンデンサ素子76が設けられている。制御基板21は、スイッチング素子71からの電流がコネクタ72(第1パターンP1)よりも接地電極74(第2パターンP2)に流れやすくなるように、コイル素子75のインピーダンスおよびコンデンサ素子76の容量が決定されている。具体的には、制御基板21は、例えば、コイル素子75のインピーダンスを大きくし、コンデンサ素子76の容量を大きくすることにより、スイッチング素子71からの電流がコネクタ72よりも接地電極74に流れやすくしている。
そのため、スイッチング素子71のスイッチング動作で生じたコモンモードノイズは、コネクタ72よりも接地電極74に流れやすくなる。従って、本実施形態のインバータユニット1においては、スイッチング動作で生じたコモンモードノイズが制御部用電源を通して外部に放射・伝導することを抑制できる。
図5は、制御基板21における接地電極74周辺の断面図である。
図5に示すように、接地電極74は、制御基板21の下面に設けられている。接地電極74は、コンデンサ23の樹脂製のコンデンサカバー26の上側に位置する第3のバスバー34に接続されている。第3のバスバー34は、カバー26の天壁26A(詳細は後述)に設けられた支持部61の上面に位置している。
支持部61は、上下方向に延びる円筒形状である。支持部61は、上下方向に貫通する貫通孔61aを有する。貫通孔61aには、金属製の円筒部材62が位置している。円筒部材62は、支持部61に固定されている。円筒部材62は、上下方向に延びる雌ネジ部を有する。コンデンサカバー26と円筒部材62とは、例えば、二色成形により一体化されている。制御基板21は、固定部材27の雄ネジ部が円筒部材62の雌ネジ部に上側からネジ止めされることにより、第3のバスバー34とともに支持部61の上面に下方から支持された状態で固定される。固定部材27と円筒部材62とをネジ止めすることにより、第3のバスバー34と接地電極74とを強固に接続することができる。
図6は、コンデンサカバー26の平面図である。図2および図6に示すように、コンデンサカバー26は、天壁26Aと側壁(第1側壁)26Bと固定壁26Cとを有する。天壁26Aは、上側に位置し制御基板21と対向する。側壁26Bは、天壁部26Aの縁部から下方に延びる。固定壁26Cは、側壁26Bから外側に突出している。
上記の支持部61は、天壁部26Aに複数(図6では9つ)設けられている。上述した第3のバスバー34が固定される支持部61を除く他の支持部61は、第3のバスバー34が固定されず、上記と同様に、固定部材27と円筒部材62とをネジ止めすることにより、支持部61の上面に下方から支持した状態で制御基板21を固定できる。
図7は、第3のバスバー34が固定されたコンデンサカバー26の部分的な斜視図である。コンデンサカバー26は、第3のバスバー34及び固定壁26Cが位置する箇所については、側壁26Bの下端に段部26Dが設けられている。段部26Dは、ケース10の内側面に向けて+Y側に突出している。段部26の縁部には、下方に延びる側壁(第2側壁)26Eが設けられている。固定壁26Cは、側壁26Eの下端から+Y側に延びる。
第3のバスバー34は、第1部分34a、第2部分34b、第3部分34c、第4部分34d、第5部分34e、第6部分34f及び第7部分34gを有する。第1部分34aは、支持部61と制御基板21との間で固定される。第1部分34aは、Z方向に貫通する貫通孔が設けられた円環状部を有する。第2部分34bは、第1部分34aの+Y側端部から天壁26Aに向けて下方に延びている。
第3部分34cは、第2部分34bの下端から天壁26Aに沿ってY方向に延びている。第3部分34cは、第2部分34b及び第4部分34dの幅(X方向の長さ)よりも広い拡幅部36を有する。拡幅部36は、幅方向(X方向)の両側に切欠部37をそれぞれ有する。切欠部37は、平面視において幅方向外側に向かうに従って拡がるV字状である。
第4部分34dは、第3部分34cの+Y側端部から側壁26Bに沿って下方に延びている。第5部分34eは、第4部分34dの下端から段部26Dに沿ってY方向に延びている。第6部分34fは、第5部分34e+Y側の端部から第2側壁26Eに沿って下方に延びている。第7部分34gは、第6部分34fの下端から固定壁26Cに沿って+Y側に延びている。第7部分34gは、Z方向に貫通する貫通孔が設けられた円環状部65と、円環状部65から−X側に延びる線状の線状部66とを有する。
図5に示すように、第1部分34aの円環状部より−Y側の先端は、−Z側に屈曲している。−Z側に屈曲した第1部分34aの先端は、支持部61の上面に開口し、Z方向に延びる窪み61bに挿入されている。第1部分34aの先端が、窪み61bに挿入されていることにより、第1部分34aのXY平面に沿った方向への位置ずれを防止できる。固定部材27をZ軸と平行な軸周りに回転させて円筒部材62にネジ止めする際に、第1部分34aの先端が窪み61bに挿入されていることにより、第1部分34aがZ軸と平行な軸周りに回転することを抑制できる。
図6及び図7に示すように、天壁26Aは、一対の保持部(第1保持部)35a、35bと、第1軸部38とを有している。
一対の保持部35a、35bは、+Z側に突出している。一対の保持部35a、35bは、第3部分34cの幅方向両側に設けられている。一対の保持部35a、35bは、第3部分34cにおけるY方向で拡幅部36の位置では、互いの距離が大きくなっている。一対の保持部35a、35bが第3部分34cの幅方向両側に位置することで、X方向で第3部分34cを保持できる。
一対の保持部35a、35bのうち、天壁26Aの+X側の縁部から遠い保持部35bが側壁26Bまで延びているのに対して、天壁26Aの+X側の縁部に近い保持部35aは、Y方向で側壁26Bと離れた位置まで延びている。すなわち、保持部35aは、保持部35bよりも短い。
保持部35aが側壁26Bと離れた位置まで延び保持部35bよりも短いため、保持部35aの+Y側端部と側壁26Bとの隙間から第3のバスバー34の第4部分34d〜第7部分34gを+X側に引き出すことも可能になる。
第1軸部38は、天壁26Aから+Z側に突出している。第1軸部38は、円柱状である。+Z側に突出する第1軸部38は、第3のバスバー34の切欠部37に軟圧入される。第1軸部38が切欠部37に軟圧入されることにより、第3のバスバー34の第3部分34cの抜けや位置ずれを抑制することができる。
図6に示すように、側壁26Eは、一対の保持部(第2保持部)39を有する。保持部39は、Z方向に延びている。保持部39は、第3のバスバー34における第4部分34dの幅方向両側に位置し、第4部分34dを幅方向で保持する。第4部分34dを一対の保持部39により幅方向で保持することにより、第4部分34dのX方向の位置ずれを抑制できる。
図8は、コンデンサカバー26における固定壁26C周辺の断面図である。
図8に示すように、固定壁26Cは、ケース10に下側から支持されている。固定壁26Cは、上下方向に貫通する貫通孔81を有する。貫通孔81は、第3のバスバー34における第7部分34gの貫通孔と同軸である。ケース10には、固定壁26Cの貫通孔81と同軸で上側に開口する雌ネジ部が設けられている。貫通孔81には、金属製の円筒部材82が位置している。円筒部材82は、固定壁26Cに固定されている。円筒部材82は、上下方向に貫通する貫通孔を有する。固定壁26Cと円筒部材82とは、例えば、二色成形により一体化されている。
第3のバスバー34における第7部分34gと固定壁26Cとは、導電性を有する金属製の固定部材28によりケース10に固定される。第7部分34gは、固定部材28及び円筒部材82に接触した状態でケース10に固定される。固定部材28は、上下方向に延びる中心軸周りに回転して、第7部分34gの貫通孔及び円筒部材82の貫通孔に挿入された雄ネジ部がケース10の雌ネジ部とネジ止めされることにより、第7部分34gと固定壁26Cとをケース10に固定する。
固定部材28によりケース10に固定された第7部分34gは、固定部材28及び円筒部材82を介してケース10に電気的に接続される。従って、第3のバスバー34における第1部分34aと接続された接地電極74と、第3のバスバー34における第7部分34gと電気的に接続されたケース10とを、第3のバスバー34により電気的に接続することができる。接地されたケース10と接地電極74とを電気的に接続することにより、スイッチング素子71のスイッチング動作で生じたコモンモードノイズを、第2パターンP2、接地電極74、及び第3のバスバー34を介してケース10に流すことができる。
図7に示すように、第7部分34gの線状部66の先端は、図8に示すように、−Z側に屈曲している。−Z側に屈曲した第7部分34gの先端は、固定壁26Cの上面に開口し、Z方向に延びる窪み83に挿入されている。第7部分34gの先端が、窪み83に挿入されていることにより、第7部分34gのXY平面に沿った方向への位置ずれを防止できる。固定部材28をZ軸と平行な軸周りに回転させてケース10にネジ止めする際に、第7部分34gの先端が窪み83に挿入されていることにより、第7部分34gがZ軸と平行な軸周りに回転することを抑制できる。
固定壁26Cは、一対の第2軸部68を有する。第2軸部68は、+Z側に突出している。第2軸部68は、円柱状である。第2軸部68は、線状部66の幅方向の両側で線状部66を保持する。第2軸部68は、線状部66に対してネジ止め時に固定部材28が回転する中心軸を中心とする周方向の両側に配置されている。
第7部分34gの線状部66は、第2軸部68の軸心を中心とする円弧形状の切欠部69を有している。線状部66は、切欠部69において第2軸部68に保持される。
固定部材28が回転する中心軸を中心とする周方向の両側に第2軸部68が位置して線状部66を保持しているため、固定部材28を回転させてケース10にネジ止めする際に、線状部66が中心軸を中心として回転することを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のインバータユニット1においては、スイッチング動作でコモンモードノイズが生じても、第2パターンP2、接地電極74及びを介して第3のバスバー34を介してケース10に逃がすため、コネクタ72を介して制御部用電源を通して外部に放射・伝導することを抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。例えば、上記実施形態ではモータユニット3の用途として車両の動力源を例に挙げたが、モータユニットの用途はこれに限られない。
また、上記実施形態では、第1パターンP1にコイル素子75を設け、第2パターンP2にコンデンサ素子76を設ける構成を例示したが、この構成に限定されず、スイッチング素子からの電流が接地電極74に流れやすくなれば他の構成であってもよい。
1…インバータユニット、 10…ケース、 11…第1の収容室(収容室)、 21…制御基板(回路基板)、 23…コンデンサ、 26…コンデンサカバー、26A…天壁、 26B…側壁(第1側壁)、 26C…固定壁、 26D…段部、 26E…側壁(第2側壁)、 34…第3のバスバー(バスバー)、 35a、35b…保持部(第1保持部)、 36…拡幅部、 37…切欠部、 38…第1軸部、 39…保持部(第2保持部)、 65…円環状部、 66…線状部、 71…スイッチング素子、 72…コネクタ、 74…接地電極(電極)、 75…コイル素子、 76…コンデンサ素子

Claims (5)

  1. 直流電流を交流電流に変換してモータに供給するインバータユニットであって、
    外部に開口する収容室が設けられ接地されたケースと、
    前記収容室に位置する回路基板と、
    前記回路基板と前記ケースとを電気的に接続するバスバーと、
    を備え、
    前記回路基板は、スイッチング素子と、
    外部電源装置に繋がれたコネクタと、
    前記バスバーに接続された電極と、
    前記スイッチング素子、前記コネクタ及び前記電極に接続された接地パターンと、
    を有し、
    前記接地パターンは、前記スイッチング素子からの電流を前記コネクタよりも前記電極に流れやすくする、インピーダンスを有するコイル素子及び容量を有するコンデンサ素子が設けられている、
    インバータユニット。
  2. 前記回路基板よりも前記ケースの底壁部側の前記収容室にコンデンサカバーを有するコンデンサが位置し、
    前記コンデンサカバーは、前記回路基板と対向する天壁と、前記天壁の縁部から前記底壁部側に延びる第1側壁と、第1側壁の前記底壁部側端部から前記ケースの内側面に向けて突出する段部と、前記段部の縁部から前記底部側に延びる第2側壁と、第2側壁の前記底壁部側端部から前記ケースの内側面に向けて突出し前記ケースに固定される固定壁とを有し、
    前記天壁は、前記回路基板に向けて突出し前記底壁部側から前記回路基板を支持する支持部と、前記バスバーの幅方向両側で前記回路基板に向けて突出し前記バスバーを保持する一対の第1保持部とを有し、
    前記第2側壁は、前記バスバーの幅方向両側で前記ケースの内側面に向けて突出し前記バスバーを保持する一対の第2保持部とを有し、
    前記バスバーは、前記支持部と前記回路基板との間で固定される第1部分と、前記第1部分の端部から前記天壁に向けて延びる第2部分と、前記第2部分の端部から前記天壁に沿って延び前記第1保持部で保持される第3部分と、前記第3部分の端部から前記第1側壁に沿って延びる第4部分と、前記第4部分の端部から前記段部に沿って延びる第5部分と、前記第5部分の端部から前記第2側壁に沿って延び前記第2保持部で保持される第6部分と、前記第6部分の端部から前記固定壁に沿って延び、前記固定壁を前記ケースに固定する導電性の固定部材を介して前記ケースに電気的に接続された状態で固定される第7部分とを含む、
    請求項1に記載のインバータユニット。
  3. 前記第3部分は、前記第2部分の幅及び前記第4部分の幅よりも広い拡幅部を有し、
    前記拡幅部は、前記幅方向の両側に切欠部をそれぞれ有し、
    前記コンデンサカバーは、前記天壁から突出して前記切欠部にそれぞれ圧入状態で挿入される第1軸部を有する、
    請求項2に記載のインバータユニット。
  4. 前記一対の第1保持部のうち、前記幅方向で前記天壁の縁部に近い第1保持部は、他の第1保持部よりも短い、
    請求項2または3に記載のインバータユニット。
  5. 前記固定部材は、前記固定壁の法線方向に延びる中心軸周りに回転可能に設けられ、
    前記第7部分は、前記中心軸と同軸の貫通孔を有する円環状部と、前記円環状部から前記固定壁に沿って線状に延びる線状部とを有し、
    前記コンデンサカバーは、前記固定壁から突出し幅方向の両側で前記線状部を保持する第2軸部を有し、
    前記第2軸部は、前記線状部に対して前記中心軸を中心とする周方向の両側に位置する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載のインバータユニット。
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