JP2020177901A - 二次電池モジュール - Google Patents

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英文 松山
広和 川岡
Hirokazu Kawaoka
広和 川岡
澄子 鬼頭
Sumiko Kito
澄子 鬼頭
永人 中島
Eito Nakajima
永人 中島
清慶 吉田
Kiyotaka Yoshida
清慶 吉田
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Abstract

【課題】複数の二次電池を備える二次電池モジュールにおいて、個々の二次電池における電極端子と電極端子を挟み込む部材との間の接触圧や接触抵抗のばらつきを抑制する。【解決手段】複数の二次電池が積層された二次電池モジュールであって、前記二次電池と接続され、且つ、前記二次電池の積層方向側面から突出した電極端子と、前記複数の二次電池の間に各々挿入された非導電性のプレート部材と、前記プレート部材に固定された少なくとも1つの導電部材と、前記導電部材を保持する保持部材と、を備え、前記導電部材は、前記電極端子を挟み込んでおり、且つ、前記保持部材によって、前記電極端子を挟み込んだ状態が保持されている、二次電池モジュールとする。【選択図】図1

Description

本願は複数の二次電池を含む二次電池モジュールを開示する。
特許文献1、2には、並列させた複数の二次電池を含む二次電池モジュールであって、複数の二次電池の電極端子を、外部の充放電装置に接続された複数のチャック部によって個々に挟み込む旨が開示されている。
特開2014−102883号公報 特開2012−003959号公報
従来の電極端子をチャック部で挟み込む構造では、個々の二次電池における電極端子とチャック部との間の接触圧や接触抵抗のばらつきが大きくなる虞がある。斯かる実情に鑑み、本願は、電極端子と電極端子を挟み込む部材との間の接触圧や接触抵抗のばらつきを抑制可能な二次電池モジュールを開示する。
本願は上記課題を解決するための手段の一つとして、複数の二次電池が積層された二次電池モジュールであって、前記二次電池と接続され、且つ、前記二次電池の積層方向側面から突出した電極端子と、前記複数の二次電池の間に各々挿入された非導電性のプレート部材と、前記プレート部材に固定された少なくとも1つの導電部材と、前記導電部材を保持する保持部材と、を備え、前記導電部材は、前記電極端子を挟み込んでおり、且つ、前記保持部材によって、前記電極端子を挟み込んだ状態が保持されている、二次電池モジュールを開示する。
本開示の二次電池モジュールによれば、保持部材によって、導電部材が電極端子に挟み込んだ状態を保持することにより、電極端子と電極端子を挟み込む部材との間の接触圧や接触抵抗のばらつきを抑制することができる。
二次電池モジュール100の構成を説明するための概略図である。 プレート部材10の構成を説明するための概略図である。 導電部材20の構成部品を説明するための概略図である。 二次電池30の構成を説明するための概略図である。 導電部材20に対する嵌合端子40の嵌合状態の一例を説明するための概略図である。 拘束部材50の構成を説明するための概略図である。 二次電池モジュール200の構成を説明するための概略図である。 二次電池モジュール200において、保持部材40が取り付けられる前の状態を説明するための概略図である。 二次電池モジュール300の構成を説明するための概略図である。 プレート部材210の構成を説明するための概略図である。 保持部材240の構成を説明するための概略図である。 固定部材260を用いた二次電池モジュール300の構成を説明するための概略図である。 固定部材260を用いた二次電池モジュール300の他の形態を説明するための概略図である。 二次電池モジュール100の使用形態の一例を示す概略図である。
1.第1態様(二次電池モジュール100)
図1に第1態様の二次電池モジュール100の構成を概略的に示す。図1に示すように、二次電池モジュール100は、複数の二次電池30が積層された二次電池モジュールであって、二次電池30と接続され、且つ、二次電池30の積層方向側面から突出した電極端子31と、複数の二次電池30の間に各々挿入された非導電性のプレート部材10と、プレート部材10に固定された少なくとも1つの導電部材20と、導電部材20を保持する保持部材40と、を備えている。ここで、導電部材20は、電極端子31を挟み込んでおり、且つ、保持部材40によって、電極端子31を挟み込んだ状態が保持されている。
1.1.プレート部材10
図1及び2にプレート部材10の構成を概略的に示す。図1及び2に示すように、プレート部材10はある程度の厚みを有する板状の部材である。プレート部材の一方面及び他方面(いずれも積層方向と略直交する平面)の面積や厚みについては特に限定されるものではなく、目的とするモジュールの大きさ等に応じて適宜決定すればよい。二次電池30を容易に配置及び拘束可能とする観点からは、プレート部材10の一方面及び他方面の面積が二次電池30の一方面及び他方面の面積よりも大きくてもよい。また、十分な剛性等を確保する観点からは、プレート部材10の厚みが1mm以上30mm以下であってもよい。
図2に示すように、プレート部材10には導電部材20等を固定するための孔10aが設けられていてもよい。プレート部材10における孔10aの場所は特に限定されるものではなく、プレート部材10の一方面でも他方面でも側面でもよい。当該孔10aに導電部材20を固定するための固定部材(ボルトや螺子等)を挿入しつつ導電部材20をプレート部材10に容易に固定可能である。
プレート部材10は非導電性材料からなる。非導電性材料の具体例としては各種樹脂やセラミック等が挙げられる。このような非導電性材料からなるプレート部材10は、導電部材20及び二次電池30の位置決め部材として機能し得るほか、異常時における電池の発熱による熱伝導や延焼等を防止する部材としても機能し得る。
図2に示す形態は、本開示の二次電池モジュールにおいて採用され得るプレート部材の一形態に過ぎない。本開示の二次電池モジュールにおいて、プレート部材の形状は、図2に示すような形状に限定されるものではなく、例えば、プレート部材が導電部材20や二次電池30の位置決めのための凹凸を有していてもよい。また、プレート部材の一方面及び他方面の形状は図2に示す長方形状に限定されるものではなく、二次電池30の形状等に応じて適宜変更可能である。
1.2.導電部材20
導電部材20はプレート部材10に固定されるとともに、電極端子31を挟み込む(電極端子31の両面に当接する)ことが可能な形状であればよい。図1及び3に導電部材20の構成部品の一例を概略的に示す。図1及び3に示すように、二次電池モジュール100においては、電極端子31を挟み込む1つの導電部材20が、複数の部品20a、20bの組み合わせからなっていてもよい。より具体的には、図1及び3に示すように、電極端子31を挟み込む1つの導電部材20が、電極端子31の一方面に当接する部品20aと、電極端子31の他方面に当接する部品20bとを備えていてもよい。この場合、図1及び3に示すように、部品20aが、該部品20aの一方側に配置された一のプレート部材10に固定されており、部品20bが、該部品20bの他方側に配置された他のプレート部材10に固定されていてもよい。このように、導電部材20を複数の部品20a、20bによって構成することで、電極端子31を一層容易に挟み込むことができる。
図3に示すように、導電部材20は、プレート部材10へと固定される固定部21を有していてもよい。この場合、図3に示すように、部品20a、20bの固定部21には、固定部材(例えばボルトや螺子等)を挿入するための貫通孔21aが設けられていてもよい。貫通孔21aの数は特に限定されるものではないが、より強固な固定を可能とする観点から、複数の貫通孔21aが設けられてもよい。
図3に示すように、導電部材20は、二次電池30の電極端子31に当接する当接部22を有していてもよい。この場合、導電部材20の当接部22の少なくとも一部には凹凸22aが設けられていてもよい。言い換えれば、導電部材20は、電極端子31を挟み込む部分に凹凸22aを有していてもよい。これにより、導電部材20が電極端子31を挟み込む際、導電部材20の一部を電極端子31にめり込ませることができる。例えば、電極端子31が表面に酸化皮膜を有する場合でも、導電部材20の凹凸22aによって電極端子31の表面の酸化皮膜を破ることができ、導電部材20と電極端子31との接触抵抗を低下させることができる。導電部材20と電極端子31との接触抵抗を低下させることで、大電流が流れた場合においても挟み込み部の発熱を抑えることができる。また、導電部材20を介して二次電池30の充放電を行う場合に、二次電池30の性能が低下し難い。
導電部材20は導電性材料からなる。導電性材料の具体例としては各種金属等が挙げられる。このような導電性材料からなる導電部材20によって二次電池30の電極端子31が挟み込まれることで、導電部材20及び後述の保持部材40を介して二次電池30の充放電等を行うことができる。
プレート部材10に固定される導電部材20の数は特に限定されるものではなく、二次電池30の電極端子31の数や形状に応じて適宜決定すればよい。プレート部材10において導電部材20が固定される箇所についても、二次電池30の電極端子31の位置等に応じて適宜決定すればよい。
図3に示す形態は、本開示の二次電池モジュールにおいて採用され得る導電部材の一形態に過ぎない。導電部材20とは別の形状で、導電部材20と同様の機能を確保することもできる。本開示の二次電池モジュールにおいて、導電部材の形状は、電極端子を挟み込むことが可能な形状であればよく、図3に示すような形状のほか、曲がりのない平板状、略コ字状、或いは、これら以外の形状であってもよい。上述の導電部材20は、複数の部品20a、20bにより構成されるものとしたが、導電部材20は一つの部品からなっていてもよい。また、上述の導電部材20は、部品20aが、該部品20aの一方側に配置された一のプレート部材10に固定されており、部品20bが、該部品20bの他方側に配置された他のプレート部材10に固定されている形態を示したが、部品20a及び部品20bの双方が一方側に配置された一のプレート部材10にのみ固定されていてもよい。導電部材をプレート部材に固定する方法は上記したようなボルトや螺子による固定に限定されるものではない。ナットによる固定、接着材による固定、嵌合による固定等、種々の固定方法を採用可能である。固定をより容易とする観点からは、ボルトや螺子による固定が好ましい。
1.3.二次電池30
図4に二次電池30の構成を概略的に示す。二次電池30は積層方向側面から突出する少なくとも一つの電極端子31を有し、当該電極端子31を介して充放電が可能なものであればよい。例えば、図4に示すように、二次電池30は、正極端子31a及び負極端子31bを有していてもよい。正極端子31a及び負極端子31bは、図4に示すように、二次電池30の異なる積層方向側面から各々異なる方向に突出していてもよいし、或いは、二次電池30の同じ積層方向側面から各々同じ方向に突出していてもよい。
二次電池30は電解液系の二次電池であっても固体電池であってもよい。後述するように、二次電池モジュール100に拘束部材50を設けた場合、当該拘束部材50からの拘束圧によって二次電池30の内部抵抗等を容易に低下させることができる。すなわち、二次電池30として固体電池を採用した場合も拘束圧を調整することで電池性能を向上させ易い。
二次電池30の内部構成(正極、電解質、負極等)については公知のものと同様とすればよい。例えば、公知のリチウムイオン二次電池と同様の構成とすることができる。二次電池30の外部構成についても公知のものと同様とすればよい。例えば、二次電池30は外装体によって包装されていてもよい。外装体としてはラミネートフィルム等を採用可能である。
二次電池30の電極端子31の材料や形状は特に限定されるものではなく、公知の端子と同様とすればよい。例えば、銅やアルミニウム等からなる金属板や金属箔とすることが可能である。
二次電池30の電極端子31は導電部材20によって挟み込まれていればよい。二次電池モジュール100において、導電部材20による電極端子31の挟み込みの位置は特に限定されるものではない。収容効率を一層向上させる観点から、例えば、導電部材20が、該導電部材20の一方側に配置された一のプレート部材10と該導電部材20の他方側に配置された他のプレート部材10との間で、電極端子31を挟み込んでいてもよい。
1.4.保持部材40
保持部材40は、導電部材20による電極端子31の挟み込みが維持されるように、導電部材20を保持する。保持部材40は導電性材料からなることで端子として機能してもよいし、或いは、単に導電部材20を保持するための部材としてのみ機能してもよい。図5に保持部材40による導電部材20の保持状態の一例を概略的に示す。図5に示すように、保持部材40は導電部材20に嵌め合わされる嵌合部40aを有していてもよい。嵌合部40aは導電部材20と対応する形状を有する。例えば、図5に示すように保持部材40をくさび形の部材とした場合、当該クサビ形の凹部が嵌合部40aとなり得る。当該凹部に導電部材20を挿入することで、導電部材20による電極端子31の挟み込みを、保持部材40によって保持することができる。保持部材40を端子として機能させる場合、導電部材20に嵌合部40aを嵌め合わせるにあたって、導電部材20が保持部材40の嵌合部40aに挿入される際に生じる摩擦によって、導電部材20の表面の酸化皮膜を除去することもできる。これにより、導電部材20と保持部材40との接触抵抗を一層低下させることができる。また、導電部材20に保持部材40の嵌合部40aが嵌め合わされることで、導電部材20による電極端子31の挟み込みの圧力を増大させ易く、導電部材20と電極端子31との接触抵抗を一層低下させ易い。
上述の通り、保持部材40は導電性材料からなっていてもよいし、非導電性材料からなっていてもよい。導電性材料の具体例としては各種金属等が挙げられる。このような導電性材料からなる保持部材40が導電部材20に嵌め合わされることで、導電部材20と保持部材40とが電気的に接続される。これにより、導電部材20及び保持部材40を介して二次電池30の充放電等を行うことができる。一方、非導電性材料の具体例としては上述したプレート部材10と同様の材料が挙げられる。この場合、導電部材20による電極端子31の挟み込みを保持部材40によって保持しつつ、当該導電部材20を介して二次電池30の充放電等を行うことができる。
一つの導電部材20に対する保持部材40の数は特に限定されるものではなく、図5に示すように一つの導電部材20に対して一つであってもよいし、或いは、一つの導電部材20に対して複数の保持部材が嵌め合わされていてもよい。導電部材20に設けられる保持部材40の位置についても、導電部材20の形状等に応じて適宜決定すればよい。例えば、図5に示すように、保持部材40によって導電部材20を外側から保持してもよい。すなわち、例えば、二次電池モジュールの外側から導電部材20に向かって保持部材40を導入・嵌合させてもよい。
図5に示す形態は、本開示の二次電池モジュールにおいて採用され得る保持部材の一形態に過ぎない。保持部材40とは別の形状で、保持部材40と同様の機能を確保することもできる。本開示の二次電池モジュールにおいて、保持部材の形状は、導電部材20による電極端子31の挟み込みを保持可能な形状であればよい。上記の説明においては保持部材40が一つの部品より構成されるものとしたが、複数の部品を組み合わせて一つの保持部材を構成してもよい。
1.5.その他の構成
二次電池モジュール100は、少なくとも上記の構成を備えており、上記の構成に加えて何らかの部材を備えていてもよい。二次電池モジュール100は、例えば、図1に示すように、2つのプレート部材10、10の間に一つの二次電池30が挟み込まれるようにしてもよい。二次電池モジュール100の製造方法の詳細については後述する。
尚、図1においては、複数の二次電池30の間にプレート部材10が一枚のみ挿入された形態について説明したが、本開示の二次電池モジュールはこの形態に限定されるものではない。複数の二次電池30の間に複数枚のプレート部材10が挿入されていてもよい。
図6に示すように、二次電池モジュール100は拘束部材50を備えていてもよい。具体的には、二次電池モジュール100においては、複数の二次電池30に対して、積層方向両側から拘束部材50による拘束圧が付与されていてもよい。これにより、二次電池モジュール100の取り扱いが容易となるほか、拘束圧による電池の内部抵抗の低下等も期待できる。拘束部材50の形態は特に限定されるものではない。例えば、図6に示すように、二次電池モジュール100の積層方向両端側を挟む板状部50a、50aと当該板状部50a、50aを連結する棒状部50bと当該棒状部50bに連結されネジ構造等によって当該板状部50a、50aの間隔を調整する調整部50cとを備える拘束部材50が挙げられる。この場合、棒状部50bは、図6に示すようにプレート部材10の外側に配置されていてもよいし、或いは、棒状部50bがプレート部材10を貫通していてもよい。拘束部材の他の形態としては、例えば、弾性部材による弾性圧を利用した拘束部材等が挙げられる。
1.6.二次電池モジュール100の製造方法
二次電池モジュール100は、例えば、以下の工程S1〜S5を経て製造することができる。すなわち、二次電池モジュール100の製造方法は、非導電性のプレート部材10と、導電部材20と、側面から電極端子31が突出した二次電池30と、保持部材40とを用意する工程S1、導電部材20をプレート部材10に固定する工程S2、プレート部材10に二次電池30を積層する工程S3、導電部材20によって二次電池30の電極端子31を挟み込む工程S4、及び、導電部材20に保持部材40を取り付けて、導電部材20による電極端子31の挟み込みを保持部材40によって保持する工程S5を備えている。
1.6.1.工程S1
工程S1においては、非導電性のプレート部材10と、導電部材20と、側面から電極端子31が突出した二次電池30と、保持部材40とを用意する。プレート部材10、導電部材20、二次電池30及び保持部材40の構成については上述した通りであり、ここでは説明を省略する。
1.6.2.工程S2
工程S2においては、導電部材20をプレート部材10に固定する。例えば、プレート部材10の孔10aと導電部材20の貫通孔21aとが重なり合うようにプレート部材10に導電部材20を配置したうえで、当該孔10a及び貫通孔21aに固定部材(ボルトや螺子)を挿入することによって、プレート部材10の所望の位置に導電部材20を固定することができる。或いは、上述したように、固定部材以外の手段によって導電部材20をプレート部材10に固定してもよい。
工程S2においては、二次電池モジュール100の形態に応じて、プレート部材10の一方面にのみ導電部材20(部品20b)を固定してもよいし、プレート部材10の一方面及び他方面の双方に導電部材20(部品20a及び20b)を固定してもよいし、プレート部材10の他方面にのみ導電部材20(部品20a)を固定してもよい。
1.6.3.工程S3
工程S3においては、プレート部材10に二次電池30を積層する。例えば、積層方向視において二次電池30の電極端子31が導電部材20の当接部22と重なり合うように、プレート部材10に二次電池30を載置する。
1.6.4.工程S4
工程S4においては、導電部材20によって二次電池30の電極端子31を挟み込む。例えば、一のプレート部材10の一方側に設けられた導電部材20(部品20b)と、他のプレート部材10の他方側に設けられた導電部材20(部品20a)とによって二次電池30の電極端子31が挟み込まれるように、導電部材20(部品20b)が固定された一のプレート部材10と、二次電池30と、導電部材20(部品20a)が固定された他のプレート部材10とを積層する。工程S3及び工程S4を繰り返すことで、図1に示すように、複数のプレート部材10の間の各々に二次電池30を配置することができる。
1.6.5.工程S5
工程S5においては、導電部材20に保持部材40を取り付けて導電部材20による電極端子31の挟み込みを保持部材40によって保持する。例えば、図5に示したように、クサビ形の保持部材40の凹部(嵌合部)40aに導電部材20を挿入することで、導電部材20に保持部材40を取り付けることができる。工程S3〜S5を繰り返すことで、プレート部材10を介して複数の二次電池30が積層された二次電池モジュール100が得られる。尚、図6に示したように、複数の二次電池30を積層後、拘束部材50によって積層方向に圧力を付与してもよい。また、工程S4の後で電極端子31をスライドさせることで、導電部材20と電極端子31との摩擦によって電極端子31の表面に意図的に傷を付けてもよい。
2.第2態様(二次電池モジュール200)
第2態様の二次電池モジュール200について説明する。第1態様では、二次電池モジュール組み付け時において、二次電池の位置ずれが生じるという課題ある。これは、第1態様では、組み付け時に導電部材が電極端子を挟み込む(電極端子31の両面に当接する)構造であるため、二次電池の厚みのばらつきを考慮して、厚い二次電池でも電極端子と接触することができるように導電部材を設計すると、薄い二次電池に当該導電部材を用いた場合に導電部材が電極端子に当接することにより、その抗力で二次電池とプレート部材との間が浮いた状態になってしまうためである。これにより、二次電池が所定の位置からずれてしまう場合がある。このような位置ずれが生じると、導電部材と電極端子とが接触不良を起こしたり、電極端子の目的とする部位以外の部位(例えば、傷つけてはいけない部位等)を傷つけたりする場合がある。
そこで、本発明者らは、第1態様の二次電池モジュール100を改良し、保持部材を取り付ける前の状態において、導電部材と電極端子とが当接しないように、導電部材の積層方向の長さを設計することで、上記の問題を解決できることを知見した。以下、当該知見に基づいて完成させた第2態様の二次電池モジュール200について説明する。
二次電池モジュール200の概略を図7に、保持部材40を取り付ける前の二次電池モジュールの状態を図8に示した。図7、8に示した通り、二次電池モジュール200は、導電部材20が導電部材120に変更されていること以外は、二次電池モジュール100と同じ構成である。
導電部材120は、導電部材20と同様にプレート部材10に固定されたものであるが、次の点で導電部材20の構成と異なっている。すなわち、導電部材120は、保持部材40により電極端子31を挟み込み、かつ、挟み込んだ状態が保持されるものであり(図7)、保持部材40に保持されていない状態では、電極端子31を挟み込まないものである(図8)。図7、8の比較からわかるように導電部材120は保持部材40によって保持されることにより、変形し、電極端子31を挟み込む。この際、電極端子31を押し付ける力が導電部材20に比べて小さくなるため、導電部材120を電極端子31に低抵抗に接触させることができる。
図7に示した通り、二次電池モジュール200は、保持部材40によって導電部材120が電極端子31を挟み込み、かつ、挟み込んだ状態を保持することができるため、二次電池モジュール100と同様に、電極端子31と導電部材120との間の接触圧や接触抵抗のばらつきを抑制することができる。
また、図8に示した通り、導電部材120は保持部材40に保持されていない状態において、導電部材120と電極端子31とが当接することがないため、プレート部材10と二次電池30との間が浮いた状態になることが抑制される。そのため、二次電池30が導電部材120ではなく、より大面積なプレート部材10上に設置されるため、二次電池30が所定の位置からずれることを抑制することができる。
このような導電部材120は、図7、8に示したように、2つの部品120a、120bから構成されていてもよい。この場合、それぞれの部品120a、120bが保持部材40によって保持されていない状態において、部品120a(部品120b)の積層方向の長さ(高さ)が、部品120a(部品120b)を固定しているプレート部材10から電極端子31までの長さよりも短くする。これにより、部品120a(部品120b)は、保持部材40に保持されていない状態では、電極端子31に当接しない。
ただし、導電部材120はこのような2つの部品から構成される形態に限定されず、1つの部材で構成されていてもよい。その場合、導電部材120は、保持部材40に保持されていない状態において、電極端子31を挟み込まない(電極端子31に当接しない)形態であればよい。
二次電池モジュール200は二次電池モジュール100と同様の工程で製造することができるが、導電部材120はプレート部材10と二次電池30とを積層しただけでは電極部材31と当接しない。従って、二次電池モジュール200の製造では、上記の工程S4において、導電部材120によって二次電池30の電極端子31を挟み込むのではなく、導電部材120が電極端子31を挟み込むことが可能な位置に調節するようにする。
3.第3態様(二次電池モジュール300)
第3態様の二次電池モジュール300について説明する。第1態様では、導電部材の電極端子への押し付け力のバラツキが大きくなるという課題ある。導電部材の電極端子への押し付け力のバラツキが大きくなると、(1)接触抵抗が高くなり大電流通電時に発熱が大きくなる問題や、(2)導電部材の変形量が大きくなり寿命が低下する問題がある。
押し付け力のバラツキが生じる理由としては、導電部材に保持部材を取り付ける際に、保持部材を取り付ける位置が所定の位置からずれて取り付けられることに起因している。例えば、保持部材を取り付ける位置が導電部材への押し付け力が小さくなる側にずれると上記(1)の問題が生じる場合があり、保持部材を取り付ける位置が導電部材への押し付け力が大きくなる側にずれると上記(2)の問題が生じる場合がある。斯かる問題を解決するために、従来から導電部材と保持部材とを一体とした位置合わせ機構が開示されている。例えば、特許第5312000号公報や、特許第5498273号公報、特許第5498289号公報、特許第6020919号公報等に開示されている。しかしながら、このような構成を適用すると、位置合わせ機構の数が増加し、コストが増加する。
そこで、本発明者らは、第1態様の二次電池モジュール100を改良し、保持部材の位置ずれを抑制するために、所定の位置合わせ機構を備えるプレート部材と保持部材とを用いることで、当該課題を解決できることを知見した。以下、当該知見に基づいて完成させた第3態様の二次電池モジュール300について説明する。
二次電池モジュール300の概略を図9に示した。図9に示した通り、二次電池モジュール300はプレート部材210、及び保持部材240以外の構成は二次電池モジュール100や二次電池モジュール200と同様に構成することができる。なお、図9の二次電池モジュール300では導電部材120を用いた例を示したが、これに限定されず、例えば導電部材20を用いてもよい。
二次電池モジュール300はプレート部材210、保持部材240を用いる点で二次電池モジュール100と異なる。後に詳しく説明するが、図9に示した通り、プレート部材210、及び保持部材240はそれぞれの先端にテーパー状(傾斜状)の位置合わせ機構(ガイド面211、241)を備えている。そのため、保持部材240を導電部材120に取り付ける際に、プレート部材210のテーパー部分(ガイド面211)に保持部材240のテーパー部分(ガイド面241)を滑らせることが可能であり、これにより保持部材240を目的の位置まで案内することができる。
図10にプレート部材210の概略を示した。図10に示した通り、プレート部材210は積層方向側面側(電極端子31が突出している側)の先端の保持部材240と接触する側の面にテーパー状のガイド面211を有している。図10のプレート部材210は二次電池モジュールの中段で使用されるものであるため、プレート部材210の先端の両面のそれぞれにガイド面211が設けられている。また、図10のプレート部材210は積層方向側面側(電極端子31が突出している側)の両端にガイド面211が設けられている。ただし、プレート部材210はこれに限定されず、ガイド面211は一端のみに設けられていてもよい。また、ガイド面211は積層方向の片面のみでもよい。さらに、図10では、ガイド面211は導電部材120を固定する孔210aよりも先端の部分に配置されているが、これに限定されず、ガイド面211に導電部材120を固定してもよい。
ガイド面211の長さ(電極端子31が突出している方向の長さ)や勾配は、保持部材240を目的の位置に案内できるように、保持部材240のテーパー部の構成等の関係から適宜設定される。
プレート部材210の上記の構成以外については、プレート部材10と同様の構成を取り得る。
図11に保持部材240の概略を示した。図11に示した保持部材240は一つの導電部材120に対して二つの保持部材240、240を用いて嵌め合わされる形態である。ただし、保持部材240はこれに限定されず、一つの導電部材120に対して一つの保持部材240が嵌め合わされる形態であってもよい。
図11に示した通り、保持部材240は二次電池30側の先端のプレート部材210と接触する側の面にテーパー状のガイド面241を備えている。ガイド面241の長さ(電極端子31が突出している方向の長さ)や勾配は、保持部材240を目的の位置に案内できるように、プレート部材210のテーパー部211の構成等から適宜設定される。
なお、図11では、ガイド面241の積層方向反対側の面についても、同様にテーパー状の面を有する形態を図示しているが、ガイド面241の反対側の面は導電部材120と接触する面であり、保持部材240が目的の位置に案内されたときに導電部材120を適切に保持できるように、適宜設定されていればよい。すなわち、ガイド面241の反対側の面はテーパー状に限定されるものではない。
二次電池モジュール300は、図9に示した通り、保持部材240によって導電部材120が電極端子31を挟み込み、かつ、挟み込んだ状態を保持することができるため、二次電池モジュール100と同様に、電極端子31と導電部材120との間の接触圧や接触抵抗のばらつきを抑制することができる。
また、二次電池モジュール300は、位置合わせ機構(ガイド面211、241)を備えるプレート部材210と保持部材240とを用いることで、保持部材240を導電部材120に取り付ける際にガイド面211、241を滑らせることができ、保持部材240を目的の位置まで案内することができる。これにより、導電部材120と保持部材240の位置ずれが抑制されるため、導電部材120は適切な押し付け力を発揮することができ、二次電池モジュール全体として導電部材120の電極端子31への押し付け力のばらつきがさらに抑制される。そして、押し付け力のばらつきが抑制されることにより、導電部材120と電極端子31との接触抵抗が高くなり大電流通電時に発熱が大きくなる問題や、導電部材120の寿命が短くなる問題を著しく低減可能となる。また、二次電池モジュール300は、このようなプレート部材210、保持部材240を備えることで、従来の導電部材と保持部材とが一体になっている位置合わせ機構を用いる必要がないため、安価で製造可能である。
ここで、二次電池モジュール300は複数の保持部材240を固定可能な固定部材260をさらに備えていてもよい。そして、当該固定部材260に複数の保持部材240が固定されていてもよい。図12に固定部材260を用いて、複数の保持部材240を導電部材120に取り付ける様子を示した。このように、複数の保持部材240を1つの固定部材260に固定することにより、複数の導電部材120に対し複数の保持部材240を一度に取り付けることが可能になる。例えば、図12の矢印で示した方向に向けて固定部材260を移動させることで、複数の導電部材120に対し複数の保持部材240を一度に取り付けることができる。
なお、このような固定部材を用いて複数の保持部材を複数の導電部材に一度に取り付ける方法は、第1形態、第2形態においても適用することができる。
このような場合において、固定部材260に固定する保持部材240の積層方向位置が、目的とする積層方向位置からずれていると、保持部材240を導電部材120に取り付ける際に、保持部材240が目的の位置からずれて取り付けられることが考えられる。
しかしながら、二次電池モジュール300は位置合わせ機構(ガイド面211、241)を備えているため、このような場合であっても、保持部材240を目的の位置まで案内することができる。
また、固定部材260上の保持部材240間に弾性部材261(例えば、ばね等)を設けることで、隣接する保持部材240の間の距離に自由度が生まれ、隣接する保持部材240同士の高さ方向位置が調節される。これにより、より保持部材240が目的の位置まで案内されやすくなり、保持部材240の位置ずれがより抑制される。
さらに、図13に固定部材260を用いた二次電池モジュール300の他の形態を示した。図13に示したように、固定部材260上に保持部材240を固定するための固定部262を設け、保持部材240を固定部262に固定し、かつ、保持部材240と固定部262との間に弾性部材263(例えば、ばね等)を設けることもできる。これにより、保持部材240と固定部261との間の距離に自由度が生まれ、より保持部材240が目的の位置まで案内されやすくなり、導電部材120と保持部材240との位置ずれをより抑制することができる。なお、固定部262を設ける場合は、固定部262間に弾性部材261を設けることができる。
このような二次電池モジュール300は、二次電池モジュール100と同様の工程で製造することができる。また、上述したように、固定部材260を用いて、複数の保持部材240を複数の導電部材120に一度に取り付けるようにして、二次電池モジュール300を製造してもよい。
4.使用例
本開示の二次電池モジュールは、例えば、特開2013−219986号公報や特許第5312000号公報等に開示されたような充放電装置によって、各々の二次電池の充放電を行うことが可能である。具体的には、図14に示すように、第1態様の二次電池モジュール100に備えられる導電部材20又は保持部材40を充放電装置に電気的に接続することで、充放電装置から各々の二次電池30へと電流を流すこと等ができ、二次電池の充放電を行うことができる。保持部材40に接続する電気的な接続機構は、保持部材40一つに対し一つであってもよく、複数であってもよい。第2態様の二次電池モジュール200及び第3態様の二次電池モジュール300も同様である。このように本開示の二次電池モジュールによれば、モジュール内に組み込まれた導電部材や保持部材によって、二次電池や電極端子を不要に変形させることなく、安定的に低い抵抗で二次電池と充放電装置とを接続可能である。
本開示の二次電池モジュールは、例えば、車搭載用等の大型電源として好適に利用できる。
10、210 プレート部材
20、120 導電部材
30 二次電池
31 電極端子
40、240 保持部材
50 拘束部材
260 固定部材
100、200、300 二次電池モジュール

Claims (1)

  1. 複数の二次電池が積層された二次電池モジュールであって、
    前記二次電池と接続され、且つ、前記二次電池の積層方向側面から突出した電極端子と、
    前記複数の二次電池の間に各々挿入された非導電性のプレート部材と、
    前記プレート部材に固定された少なくとも1つの導電部材と、
    前記導電部材を保持する保持部材と、
    を備え、
    前記導電部材は、前記電極端子を挟み込んでおり、且つ、前記保持部材によって、前記電極端子を挟み込んだ状態が保持されている、
    二次電池モジュール。
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