JP2020177727A - 第1及び第2回路の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮性を有する編地上に形成された回路と他の回路との電気的な接続の切断を抑制可能な、第1及び第2回路の接続構造を提供する。【解決手段】第1及び第2回路の接続構造は、伸縮性を有する第1部材上に形成された第1回路と、第2部材上に形成された第2回路との接続構造である。第1部材は、金属繊維を編むことによって形成されている。第1及び第2回路は、それぞれ第1及び第2配線を含む。第1配線は、金属繊維によって構成されている。第1及び第2回路の接続構造は、第1及び第2接続部を備える。第1接続部においては、第1及び第2配線が重畳する位置において、第1配線に半田が含浸することによって、第1及び第2配線が電気的に接続されている。第2接続部においては、第1及び第2部材が重畳する位置において、第1部材に第1部材よりも伸縮性が低い第3部材が含浸することによって、第1及び第2部材が絶縁状態で接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、第1及び第2回路の接続構造に関し、特に、伸縮性を有する第1部材上に形成された第1回路と、第2部材上に形成された第2回路との接続構造に関する。
特許第6407209号公報(特許文献1)は、伸縮性を有する導電性の編地を開示する。
特許第6407209号公報
上記特許文献1に開示されているような伸縮性を有する導電性の編地は、1本の長さが長い程高価である。したがって、所望の電子回路におけるすべての配線を1本の上記のような編地で実現することが適さない場合がある。そのような問題の解決手段として、たとえば、既存のプリント基板と上記のような編地とを併用(電気的に接続)することによって、又は、複数本の上記のような編地を併用(電気的に接続)することによって、コストを削減することが考えられる。
しかしながら、上記のような編地は伸ばされる前提で伸縮性が付与されているため、該編地が伸ばされた場合に該編地上に形成された回路と他の回路との電気的な接続が切断される可能性がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、伸縮性を有する編地上に形成された回路と他の回路との電気的な接続の切断を抑制可能な、第1及び第2回路の接続構造を提供することである。
本発明に従う第1及び第2回路の接続構造は、伸縮性を有する第1部材上に形成された第1回路と、第2部材上に形成された第2回路との接続構造である。第1部材は、金属繊維を編むことによって形成されている。第1及び第2回路は、第1及び第2配線をそれぞれ含む。第1配線は、金属繊維によって構成されている。第1及び第2回路の接続構造は、第1及び第2接続部を備える。第1接続部においては、第1及び第2配線が重畳する位置において、第1配線に半田が含浸することによって、第1及び第2配線が電気的に接続されている。第2接続部においては、第1及び第2部材が重畳する位置において、第1部材に第1部材よりも伸縮性が低い第3部材が含浸することによって、第1及び第2部材が絶縁状態で接続されている。
この第1及び第2回路の接続構造においては、第1及び第2配線の電気的な接続のための第1接続部の他に、第1及び第2部材の絶縁状態での接続のための第2接続部が設けられている。すなわち、第1部材が伸ばされることに起因する力は、第1接続部のみに掛かるわけではなく、第1及び第2接続部に分散される。したがって、この第1及び第2回路の接続構造によれば、第1部材が伸ばされたとしても、第2接続部が設けられていない場合と比較して、第1接続部に掛かる力が低減するため、第1及び第2配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
上記第1及び第2回路の接続構造において、第2接続部は、第1接続部を覆う位置に形成されていてもよい。
この第1及び第2回路の接続構造においては、第1接続部の周囲が第2接続部によって覆われる。したがって、この第1及び第2回路の接続構造によれば、どちらの方向から第1部材が伸ばされたとしても第2接続部に力が掛かるため、第1接続部に掛かる力を効果的に低減することができ、第1及び第2配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
上記第1及び第2回路の接続構造において、第3部材は、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、EVA系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系エラストマー樹脂、湿気硬化型ウレタン系樹脂及び反応型樹脂のいずれかであってもよい。
上記第1及び第2回路の接続構造において、第1及び第2部材の各々は、衣服に取り付けられ、第1部材は、衣服において第1部材の曲がりが発生する位置に配置されてもよい。
この第1及び第2回路の接続構造においては、衣服における第1部材の曲がりが発生する位置に伸縮性を有する第1部材が配置される。したがって、この第1及び第2回路の接続構造によれば、上記曲がりが生じたとしても第1部材が伸縮することによって上記曲がりに起因して生じる力が吸収されるため、上記曲がりに起因する第1及び第2配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
上記第1及び第2回路の接続構造において、第1部材は、全体形状が帯状である導電性ハーネスであって、導電性ハーネスは、各々が帯長手方向で導通する複数本の伸縮性を有する導電部と、導電部の帯幅方向において導電部相互間に設けられた伸縮性を有する非導電部とを含み、導電部は、導電糸と弾性糸とが引き揃え又はプレーティングにより混用された糸により、スムース編、ゴム編、又はそれらの変形組織のいずれかの編組織で製編されていてもよい。
本発明によれば、伸縮性を有する編地上に形成された回路と他の回路との電気的な接続の切断を抑制可能な、第1及び第2回路の接続構造を提供することができる。
衣服の前身頃を示す図である。 衣服の後身頃を示す図である。 電子回路部材の平面図である。 図3のIV−IV断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.衣服の構成]
図1は、本実施の形態に従う第1及び第2回路の接続構造が適用された衣服10の前身頃を示す図である。図2は、衣服10の後身頃を示す図である。衣服10は、主に夜間に着用されるチョッキであり、発光するように構成されている。
図1及び図2に示されるように、衣服10は、衣服本体100と、反射テープ110A−110Fと、複数のLED112とを含んでいる。衣服本体100は、たとえば、メッシュ状の生地で構成されている。
反射テープ110A−110Fの各々は、たとえば、内部にガラスビーズ等を含み、光が当たると反射するように構成されている。反射テープ110Aは、衣服本体100において、衣服10の着用者(以下、単に「着用者」とも称する。)の上半身前面右側に対応する位置から上半身背面右側に対応する位置にかけて縫い付けられている。反射テープ110Bは、衣服本体100において、着用者の上半身前面左側に対応する位置から上半身背面左側に対応する位置にかけて縫い付けられている。反射テープ110Cは、衣服本体100において、着用者の下腹部右側に対応する位置に縫い付けられている。反射テープ110Dは、衣服本体100において、着用者の下腹部左側に対応する位置に縫い付けられている。反射テープ110Eは、衣服本体100において、着用者の腰に対応する位置に縫い付けられている。反射テープ110Fは、衣服本体100において、着用者の背中上方に対応する位置に縫い付けられている。
本実施の形態においては、反射テープ110A,110Bの裏面に後述の電子回路部材120(図3)が貼り付けられており、電子回路部材120にLED(Light Emitting Diode)112が含まれている。反射テープ110A,110Bにおいては、LED112が配置される位置に孔が形成されている。以下、電子回路部材120について詳細に説明する。
[2.電子回路部材の構成]
図3は、電子回路部材120の平面図である。図3に示されるように、電子回路部材120は、FPC(Flexible Printed Circuits)122A−122D,124A,124Bと、導電性編地126とを含んでいる。
FPC122A−122Dの各々には、配線130A,130Bと、絶縁部132とが形成されている。配線130A,130Bの各々は、たとえば、銅で形成されており、導電部として機能する。絶縁部132は、たとえば、ポリイミド膜又はフォトソルダーレジスト膜で形成されており、非導電部として機能する。配線130A,130Bには、4つのLED112が電気的に接続されている。すなわち、各FPC122上には回路が形成されている。なお、本明細書において「回路」は、閉ループを構成する電子回路全体を示す場合と、該電子回路の一部を示す場合とがある。たとえば、閉ループを構成する電子回路の一部の配線のみが実装された部材(たとえば、FPC124A,124B及び導電性編地126)も本明細書においては「回路」である。また、LED112の実装位置や個数はこれに限定されない。
FPC124A,124Bの各々には、配線140A,140Bと、絶縁部142とが形成されている。配線140A,140Bの各々は、たとえば、銅で形成されており、導電部として機能する。絶縁部142は、たとえば、ポリイミド膜又はフォトソルダーレジスト膜で形成されており、非導電部として機能する。すなわち、各FPC124上には回路が形成されている。
導電性編地126は、導電性、伸縮性、柔軟性、及び、伸長を繰り返した場合の復元性を備えた、全体形状が帯状である編地である。導電性編地126は、帯長手方向に沿った豊富な伸縮性を有していると共に、表裏方向へ向けた反りや曲がり、面方向に沿った左右への曲がり、さらには捻り等に自由に対応できるだけの豊富な柔軟性を有している。
導電性編地126としては、たとえば、特許第6407209号公報に開示されている導電性のハーネスを適用することができる。導電性編地126は、配線150A,150Bと、絶縁部152A−152Cとを含んでいる。すなわち、導電性編地126上には回路が形成されている。
配線150A,150Bの各々は、帯長手方向で導通し、伸縮性を有する。配線150A,150Bの各々は、たとえば、導電糸と弾性糸とを混用して製編された編地であり、導電部として機能する。たとえば、配線150A,150Bの各々は、導電糸と弾性糸とが引き揃え又はプレーティングにより混用された糸により、スムース編、ゴム編、又はそれらの変形組織のいずれかの編組織で製編されている。導電糸としては、たとえば、アルミ、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、錫、亜鉛、鉄、銀、金、白金、バナジウム、モリブデン、タングステン、コバルト等の純金属やそれらの合金、ステンレス、真鍮等により形成された金属線(金属繊維)を用いることができる。弾性糸としては、たとえば、導電糸の引張強度限界となる伸長度を超えて伸長しない弾性糸が採用可能である。
絶縁部152A−152Cの各々は、たとえば、合成繊維(たとえばアラミド繊維)や天然繊維、合成繊維と弾性糸とを混用した素材等の非導電糸のみによって製編された編地であり、伸縮性を有する。絶縁部152A−152Cの各々は、非導電部として機能する。たとえば、絶縁部152Aは、導電性編地126の帯幅方向において配線150A,150B相互間に設けられている。
電子回路部材120においては、FPC122Aの配線130Aと、FPC124Aの配線140Aとが半田付けされており、FPC122Aの配線130Bと、FPC124Aの配線140Bとが半田付けされている。また、FPC124Aの配線140Aと、FPC122Cの配線130Aとが半田付けされており、FPC124Aの配線140Bと、FPC122Cの配線130Bとが半田付けされている。また、FPC122Cの配線130Aと、導電性編地126の配線150Aとが半田付けされており、FPC122Cの配線130Bと、導電性編地126の配線150Bとが半田付けされている。
また、導電性編地126の配線150Aと、FPC122Dの配線130Aとが半田付けされており、導電性編地126の配線150Bと、FPC122Dの配線130Bとが半田付けされている。また、FPC122Dの配線130Aと、FPC124Bの配線140Aとが半田付けされており、FPC122Dの配線130Bと、FPC124Bの配線140Bとが半田付けされている。また、FPC124Bの配線140Aと、FPC122Bの配線130Aとが半田付けされており、FPC124Bの配線140Bと、FPC122Bの配線130Bとが半田付けされている。
たとえば、FPC122Aの配線130Aの端部及びFPC122Aの配線130Bの端部に、不図示のバッテリに接続された不図示のLED駆動回路が接続される。これにより、16個のLED112が並列接続された電子回路が実現される。なお、バッテリ及びLED駆動回路は、たとえば、衣服10に設けられた不図示のポケットに収容される。
なお、FPC122Aは、反射テープ110A(図1)の裏面、かつ、着用者の前面に対応する位置に配置される。また、FPC124Aは、反射テープ110Aの裏面、かつ、着用者の右肩に対応する位置に配置される。また、FPC122Cは、反射テープ110Aの裏面、かつ、着用者の背面に対応する位置に配置される。また、FPC122Bは、反射テープ110Bの裏面、かつ、着用者の前面に対応する位置に配置される。また、FPC124Bは、反射テープ110Bの裏面、かつ、着用者の左肩に対応する位置に配置される。また、FPC122Dは、反射テープ110Bの裏面、かつ、着用者の背面に対応する位置に配置される。そして、導電性編地126は、反射テープ110A,110B,110Eの裏面、かつ、着用者の腰に対応する位置に、略V字状に曲がった状態で配置される。
次に、着用者の腰に対応する位置において、導電性編地126が用いられている理由について説明する。着用者の腰に対応する位置においては、前面から背面に向かって敷設した配線を再び背面から前面に向かって敷設するために、配線の曲がりが生じる。したがって、仮に着用者の腰に対応する位置においてFPCが用いられると、複数枚のFPCによって曲げを実現する必要があるため、FPC同士の半田による固定(電気的な接続)が不安定になる可能性がある。また、着用者の腰に対応する位置においては、着用者の動きによって様々な方向に力が掛かる。仮に着用者の腰に対応する位置においてFPCが用いられると、着用者の動きに起因して生じた力によって、FPC同士の半田による固定が解除される(半田付け部分が割れる)可能性がある。
衣服10(図1,2)においては、着用者の腰に対応する位置において導電性編地126が用いられている。導電性編地126は柔軟性を有しているため、仮に着用者の動きに起因する力が生じたとしても、導電性編地126の柔軟性によって該力を逃がすことができる。したがって、衣服10によれば、電子回路部材120における電気的な接続が切断される可能性を抑制することができる。
[3.回路同士の接続構造]
電子回路部材120において、導電性編地126は、衣服10の着用者の動きに起因して伸ばされる可能性がある。本実施の形態においては、導電性編地126の伸びに起因する電子回路の電気的な切断を抑制するために、導電性編地126とFPC122との接続構造が工夫されている。以下、導電性編地126とFPC122との接続構造について説明する。
図4は、図3のIV−IV断面図である。図3,4に示されるように、FPC122と導電性編地126とは、接続部128において接続されている。接続部128は、半田接続部160と、保護剤接続部162とを含んでいる。
半田接続部160においては、たとえば、導電性編地126の配線150AとFPC122Dの配線130Aとが重畳する位置において、導電性編地126に半田が含浸することによって、配線150A,130Aが電気的に接続されている。すなわち、配線150A,130Aは、面で接続されている。
また、保護剤接続部162においては、たとえば、導電性編地126とFPC122Dとが重畳する位置(各配線150及び各絶縁部152を含む位置)において、導電性編地126に保護剤が含浸することによって、導電性編地126及びFPC122Dが絶縁状態で接続されている。すなわち、導電性編地126及びFPC122Dは、面で接続されている。
保護剤は、導電性編地126よりも伸縮性が低い材料で構成されることが好ましい。保護剤は、外部からの物理的な接触から半田接続部160を保護する機能、及び、接着剤としての機能を有する。保護剤としては、たとえば、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、EVA系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系エラストマー樹脂、湿気硬化型ウレタン系樹脂及び反応型樹脂並びにこれらのホットメルトタイプのいずれかを用いることができる。反応型ホットメルト樹脂は、接着強度が高く、短時間での接着が可能という観点から特に好ましい。
導電性編地126に形成された回路とFPC122に形成された回路との接続構造においては、各配線の電気的な接続のための半田接続部160の他に、導電性編地126及びFPC122の絶縁状態での接続のための保護剤接続部162が設けられている。すなわち、導電性編地126が伸ばされることに起因する力は、半田接続部160のみに掛かるわけではなく、半田接続部160及び保護剤接続部162に分散される。したがって、この導電性編地126とFPC122との接続構造によれば、導電性編地126が伸ばされたとしても、保護剤接続部162が設けられていない場合と比較して、半田接続部160に掛かる力が低減するため、各配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
また、導電性編地126に形成された回路とFPC122に形成された回路との接続構造においては、半田接続部160の周囲が保護剤接続部162によって覆われる。したがって、この導電性編地126とFPC122との接続構造によれば、どちらの方向から導電性編地126が伸ばされたとしても保護剤接続部162に力が掛かるため、半田接続部160に掛かる力を効果的に低減することができ、各配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
[4.特徴]
以上のように、本実施の形態に従う、導電性編地126に形成された回路とFPC122に形成された回路との接続構造においては、各配線の電気的な接続のための半田接続部160の他に、導電性編地126及びFPC122の絶縁状態での接続のための保護剤接続部162が設けられている。したがって、この導電性編地126とFPC122との接続構造によれば、導電性編地126が伸ばされたとしても、各配線の電気的な接続の切断を抑制することができる。
[5.変形例]
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。
(5−1)
上記実施の形態における電子回路部材120においては、衣服10の着用者の腰に対応する位置のみに導電性編地126が用いられた。しかしながら、導電性編地126が用いられる位置はこれに限定されない。たとえば、導電性編地126は、着用者の肩に対応する位置(頻繁に動く部分)に用いられてもよい。また、不図示のLED駆動回路と電子回路部材120との接続経路においてFPCの曲げが必要な場合には、バッテリと電子回路部材120との接続経路においてFPCの代わりに導電性編地126が用いられてもよい。これにより、FPCの曲げ部分で電気的な切断が生じる可能性を低減することができる。
(5−2)
また、上記実施の形態に従う、導電性編地126に形成された回路とFPC122に形成された回路との接続構造においては、保護剤接続部162が半田接続部160を覆っていた。しかしながら、保護剤接続部162は、必ずしも半田接続部160を覆っていなくてもよい。たとえば、保護剤接続部162は、半田接続部160と隣接する位置に設けられてもよい。この場合であっても、FPC122と導電性編地126との接着面積が、半田接続部160だけでFPC122と導電性編地126とが接続されている場合よりも広くなる。したがって、導電性編地126の伸びが生じたとしても、半田接続部160に掛かる力が低減するため、FPC122と導電性編地126との電気的な接続の切断が抑制される。
(5−3)
また、上記実施の形態に従う接続構造においては、導電性編地126に形成された回路とFPC122に形成された回路とが接続された。しかしながら、接続対象はこれに限定されない。たとえば、導電性編地126同士の接続においても上記接続構造を適用することができる。すなわち、少なくとも一方の接続対象が導電性編地126であれば、他方の接続対象は、導電性編地であっても、FPCであっても、回路基板であってもよい。
10 衣服、100 衣服本体、110,110A,110B,110C,110D,110E,110F 反射テープ、112 LED、120 電子回路部材、122,122A,122B,122C,122D,124,124A,124B FPC、126 導電性編地、128 接続部、130,130A,130B,140,140A,140B,150,150A,150B 配線、132,142,152,152A,152B,152C 絶縁部、160 半田接続部、162 保護剤接続部。

Claims (5)

  1. 伸縮性を有する第1部材上に形成された第1回路と、第2部材上に形成された第2回路との接続構造であって、
    前記第1部材は、金属繊維を編むことによって形成されており、
    前記第1及び第2回路は、第1及び第2配線をそれぞれ含み、
    前記第1配線は、前記金属繊維によって構成されており、
    前記第1及び第2配線が重畳する位置において、前記第1配線に半田が含浸することによって、前記第1及び第2配線が電気的に接続された第1接続部と、
    前記第1及び第2部材が重畳する位置において、前記第1部材に前記第1部材よりも伸縮性が低い第3部材が含浸することによって、前記第1及び第2部材が絶縁状態で接続された第2接続部とを備える、第1及び第2回路の接続構造。
  2. 前記第2接続部は、前記第1接続部を覆う位置に形成されている、請求項1に記載の第1及び第2回路の接続構造。
  3. 前記第3部材は、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、EVA系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系エラストマー樹脂、湿気硬化型ウレタン系樹脂及び反応型樹脂のいずれかである、請求項1又は請求項2に記載の第1及び第2回路の接続構造。
  4. 前記第1及び第2部材の各々は、衣服に取り付けられ、
    前記第1部材は、前記衣服において前記第1部材の曲がりが発生する位置に配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の第1及び第2回路の接続構造。
  5. 前記第1部材は、全体形状が帯状である導電性ハーネスであって、
    前記導電性ハーネスは、
    各々が帯長手方向で導通する複数本の伸縮性を有する導電部と、
    前記導電部の帯幅方向において前記導電部相互間に設けられた伸縮性を有する非導電部とを含み、
    前記導電部は、導電糸と弾性糸とが引き揃え又はプレーティングにより混用された糸により、スムース編、ゴム編、又はそれらの変形組織のいずれかの編組織で製編されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の第1及び第2回路の接続構造。
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