JP3016761B2 - 導電性作業服 - Google Patents

導電性作業服

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JP3016761B2
JP3016761B2 JP10172166A JP17216698A JP3016761B2 JP 3016761 B2 JP3016761 B2 JP 3016761B2 JP 10172166 A JP10172166 A JP 10172166A JP 17216698 A JP17216698 A JP 17216698A JP 3016761 B2 JP3016761 B2 JP 3016761B2
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正雄 佐内
由晃 水間
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送電線の活線保守作
業などにおいて用いる導電性の作業服に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大電力送電線の保守点検作業などにおい
て、導電性の作業服が利用されている。これは、電界内
の人体を遮蔽して誘導電流を作業服に分流させ、人体に
流れる電流を大幅に軽減させるためのものである。従来
の導電性作業服は、一般にポリエステルや木綿の混紡糸
と導電性メッキ繊維やステンレス繊維とを編組した生地
で構成され(特開昭49‐2647号、特開昭49‐2648号、特
公昭50‐39838 号公報参照)、ヘルメットカバー、上
着およびズボンを具えている。そして、ヘルメットカバ
ーと上着とは接続帯により接続されている。この接続部
の構造を図4に示す。
【0003】ヘルメットカバー1には接続帯2が設けら
れ、接続帯2の端部には金属製の凹(凸)ボタン3Aが取
り付けられている。一方、上着4の襟首付近には、図5
に示すように、矩形の台布5が縫いつけられ、この台布
5に前記凹(凸)ボタン3Aに対応する凸(凹)ボタン3B
が取り付けられている。ヘルメットカバー1と上着4と
の接続は両ボタン3A,3Bを係合することにより行われ
る。また、この台布5は、図6に示すように、台布5の
一辺に沿った直線状の縫い目6により上着4に縫い付け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記台布5の
取り付け構成では、台布5と上着4とが線接触により取
り付けられているため、この個所の使用に伴う劣化が早
い。劣化前における接続部の電気抵抗は通常50Ω程度で
あるのに対し、劣化が進むと同抵抗は数百Ω〜数千Ω以
上に上昇し、導電性作業服の遮蔽効果を阻害するように
なることがある。従って、本発明の主目的は、接続部の
電気抵抗が長期間にわたって安定する導電性作業服を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消するもので、その特徴は、本体に台布を取り付けた
接続部を具える導電性作業服において、前記台布を本体
に対して面接触させた状態に取り付けたことにある。ま
た、台布と本体との縫い目を複数個所に設けたことを特
徴とする。
【0006】ここで、本体とは、導電性作業服において
台布が取り付けられる構成部材のことをいう。通常、導
電性作業服がヘルメットカバー、上着およびズボンを具
えていることは既に述べたが、これらのいずれか同士を
電気的に接続する際に本発明を適用できる。すなわち、
ヘルメットカバーと上着を接続するときはもちろん、上
着とズボンの接続にも利用できる。
【0007】台布と本体とを面接触状態に取り付けるに
は、台布の縁部に沿った複数辺に縫い目を設けることが
好ましい。縫い目は直線状とし、これを複数本設けるこ
とが最適である。直線状の縫い目は平行に設けても交差
して設けてもいずれでも良い。縫い糸は導電性糸が好ま
しいが、非導電性糸であっても構わない。
【0008】また、本体に台布を取りつけた接続部とし
ては、台布に金属製のボタンを固着したものが適切であ
る。ただし、これに限定されるわけではなく、導電性で
着脱自在に構成されるものであればよい。
【0009】なお、導電性作業服は、非導電性繊維と導
電性繊維とを編組した生地で構成することが好ましい。
非導電性繊維としては、ポリアミド系繊維、ポリエステ
ルや木綿、もしくはこれらの混紡糸が挙げられる。ま
た、導電性繊維としては金属被覆繊維と金属繊維とを用
いることができる。金属被覆繊維には、ポリエステル、
ビニロン、アクリル、ポリアミド系繊維などの化学繊維
に金、銀、銅、ニッケルなどをメッキなどで被覆した繊
維が挙げられる。さらに金属繊維しては、アルミニウ
ム、ステンレス、銅、銀、真鍮またはこれらの合金を含
む金属線が挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明導電性作業服における接続部の構成
を示す平面図である。ここでは、ヘルメットカバー1と
上着4との接続部を例としている。従って、ヘルメット
カバー4に接続帯が設けられ、接続帯の端部に金属ボタ
ンが取り付けられていること、台布5が上着4の襟首付
近に取り付けられていることは前述した図4の作業服と
同様である。ただし、本例では台布5の縫い付け構造が
異なっている。なお、図4〜6と同一部には同一符号を
付している。
【0011】図1では台布5の対向する2辺に沿った直
線状の縫い目6を設けた。このような縫い目6により台
布5を取り付けることで、台布5は上着4に対して面接
触状態に保持される。一方、図6の取付構造では台布5
が上着4に対してめくれるため、作業服の使用に伴って
台布5の縫い目6の個所に繰り返しの折り曲げが加わ
り、導電性繊維の破断や金属被覆線の被覆剥離によって
電気抵抗の増大が生じていた。この点、本例の構成では
面接触状態の取り付けに加えて台布5がめくれることが
ないため、長期にわたって接続部における電気抵抗の増
大を抑制することができる。
【0012】図1の構成では直線状の縫い目としたが、
図2に示すように、円形の縫い目6としても良い。この
場合は、台布5に取り付けられたボタン3Bの周囲を取
り囲むように縫い目6を構成する。この場合も台布5は
上着4に対して面接触状態に保持されるため、図1の構
成と同様に、接続部における電気抵抗の増加を抑制でき
る作業服を構成することができる。
【0013】さらに図3に示すように、直線状の縫い目
を交差させても良い。ここでは細長い矩形の台布5を用
い、下半部を面接触状態に縫い合わせ、上半部は金属ボ
タン3Bを取り付けた自由端として接続部を構成した。台
布5における下半部は縁部に沿った矩形状の縫い目6Aを
設け、さらに矩形の縫い目6Aの対角線上にも交差する縫
い目6Bを設けた。そして、台布5の上半部と下半部との
中間は、図の水平方向に伸びる3本の縫い目6Cを平行に
設け、上半部の折り曲げに対して十分な接続寿命を維持
できるように補強した。この場合も台布5は上着4に対
して面接触状態に保持されるため、図1の構成と同様
に、接続部における電気抵抗の増加が長期にわたって少
ない作業服を構成することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の作業服に
よれば、台布を本体に面接触状態に取り付け、または台
布と本体との縫い目を複数箇所に設けることで、台布と
本体との接触状態を良好にし、長期にわたって劣化の少
ない接続部を構成することができる。従って、作業服の
使用寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明作業服における接続部の平面図である。
【図2】本発明作業服における接続部の平面図である。
【図3】本発明作業服における接続部の平面図である。
【図4】導電性作業服におけるヘルメットカバーと上着
との接続構造を示す説明図である。
【図5】従来の作業服における上着の襟付近を示す背面
図である。
【図6】図5の背面図おける接続部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ヘルメットカバー 2 接続帯 3A,3B 金属ボタン 4 上着 5 台布 6、6A,6B,6C 縫い目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−235103(JP,A) 特開 平2−145802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 13/00,13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性作業服を構成するヘルメットカバ
    ー、上着およびズボンから選択される本体と、 導電性作業服の前記各構成部材間を電気的に接続する接
    続帯と、 本体と接続帯とを着脱自在にする接続部とを有し、 前記接続部は、 本体に取り付けられた台布と、 台布に固着された導電性部材と、 からなり、 前記台布を本体に対して面接触させた状態に取り付けた
    ことを特徴とする導電性作業服。
  2. 【請求項2】 導電性作業服を構成するヘルメットカバ
    ー、上着およびズボンから選択される本体と、 導電性作業服の前記各構成部材間を電気的に接続する接
    続帯と、 本体と接続帯とを着脱自在にする接続部とを有し、 前記接続部は、 本体に取り付けられた台布と、 台布に固着された導電性部材と、 からなり、 前記台布と本体との縫い目を複数個所に設けたことを特
    徴とする導電性作業服。
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JP6960735B2 (ja) * 2017-01-12 2021-11-05 株式会社システック・エンジニアリング 送電用導電衣

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