JP2020176795A - スケジュール制御装置及びスケジュール制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の運転を制御する運転スケジュールの設定作業を短時間で行うことができるスケジュール制御装置を提供する。【解決手段】スケジュール制御装置10は、施設の階層構造に従って全てのVAV15をグループ化したグループ情報を記憶するグループ情報記憶部22と、グループ情報に基づいてグループごとに運転スケジュールを記憶するグループスケジュール記憶部23と、グループ情報に基づいて対象機器となるVAV15が属するグループを特定し、グループスケジュール記憶部23に記憶された運転スケジュールに基づいて、特定したグループの運転スケジュールを作成するスケジュール作成部24と、作成された運転スケジュールをグループ優先方式に従って各階層の運転スケジュールと順に合成して、合成スケジュールを作成する合成スケジュール作成部34と、合成スケジュールに従ってVAV15の運転を制御する合成スケジュール実行部37とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、施設内に設けられた各種機器の運転を制御するための運転スケジュールを設定するスケジュール制御装置及びスケジュール制御方法に関する。
施設内に設けられた各種機器の運転を制御する施設監視システムは、当該各種機器を、予め設定された運転スケジュールに従って制御する。このような、対象機器に対するスケジュール制御は、例えば、カレンダ機能とタイムプログラム機能とによって構成されている。
カレンダ機能は、各曜日及び休日に関するカレンダ情報を設定する機能である。タイムプログラム機能は、日曜日から土曜日までの各曜日の運転スケジュールから構成される週間スケジュール、優先順位が付いた複数の運転スケジュールから構成される優先スケジュール、及び、タイムプログラムの対象となる機器を設定する機能である。
施設監視システムは、上述した、カレンダ情報、週間スケジュール、及び、優先スケジュールを組み合わせることにより、対象機器の運転スケジュールを生成し、当該対象機器を制御するコントローラに展開する。このような、従来の施設監視システムとしては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2012−133635号公報
実際の施設運用に合わせて、対象機器をスケジュール制御する場合には、エンジニアは、プログラム間の連携または連動を考慮したシステム設計を行い、1つ目のプログラムから順に、時間、操作、及び、対象機器を設定する。このようなスケジュール制御の設定は、施設管理者が行うこともできるが、施主または施設管理者と、エンジニアとが打ち合わせを行い、当該エンジニアが行うことが多い。
スケジュール制御の設定は、竣工後しばらくの間においては、そのままの設定状態で良いが、年月が経ち、テナントが入れ替わった場合には、当該テナントの使用状況が変わってしまう。このため、エンジニアは、スケジュール制御の設定を再調整する必要がある。
また、近年の施設監視システムでは、オープン通信化が進み、殆どの現場で、BACnet通信が利用されており、様々なベンダーが接続可能となっている。このBACnet通信を利用した施設監視システムは、特許文献1に開示されたものとは、スケジュール制御の構成が異なっており、優先度の低い運転スケジュールを、優先度の高い運転スケジュールで上書きすることができる。
このため、BACnet通信を利用した施設監視システムは、特許文献1に開示されたものに比べて、スケジュール制御が高精度で、且つ、運転スケジュールの設定自由度が高く、当該運転スケジュールを施設運用に合わせたきめ細かいものとする反面、エンジニアの作業負担が大きくなる。従って、BACnet通信を利用した施設監視システムは、小規模ビル等の施設に対して、スケジュール制御を設定する場合に、施設の規模に反して、システム設計に費やす時間が増大するという問題を有している。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、機器の運転を制御する運転スケジュールの設定作業を短時間で行うことができるスケジュール制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係るスケジュール制御装置は、施設内に設けられた機器の運転を、カレンダの日付ごとに設定された運転スケジュールに従って制御するスケジュール制御装置であって、施設の階層構造に従って、全ての機器をグループ化したグループ情報を記憶するグループ情報記憶部と、グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、機器のグループごとに運転スケジュールを記憶するグループスケジュール記憶部と、グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、対象機器となる機器が属するグループを特定し、グループスケジュール記憶部に記憶された運転スケジュールに基づいて、その特定したグループに対応する運転スケジュールを作成するスケジュール作成部と、スケジュール作成部によって作成された運転スケジュールを、グループ優先方式に従って、各階層の運転スケジュールと順に合成して、合成スケジュールを作成する合成スケジュール作成部と、合成スケジュール作成部によって作成された合成スケジュールに従って、機器の運転を制御する合成スケジュール実行部とを備えるものである。
この発明によれば、機器の運転を制御する運転スケジュールの設定作業を短時間で行うことができる。
実施の形態1に係るスケジュール制御装置を備えた施設監視システムの構成を示した図である。 実施の形態1に係るスケジュール制御装置の構成を示したブロック図である。 管理対象施設の施工時におけるVAVに関する情報を示した図である。図3AはVAVタイプ情報を示した図である。図3BはVAVポイント情報を示した図である。図3CはVAVの通信アドレス、タイプ設定を示した図である。 管理対象施設の施工時における階層構造に基づいたVAVのグループ情報を示した図である。 管理対象施設へのテナント入居時における部屋の間仕切りを示した図である。図5Aはテナントのフロア平面図である。図5Bはテナント名、部屋名、及び、用途を一覧で示した図である。 管理対象施設へのテナント入居時におけるテナント名、部屋名、用途、及び、VAV名の関連付けを一覧で示した図である。 管理対象施設へのテナント入居時における階層構造に基づいたVAVのグループ情報を示した図である。 グループ、カレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールの関連付けを示した図である。 スケジュール作成部によるグループスケジュールから対象機器スケジュールを作成する動作を示した図である。 上位グループ優先方式のスケジュール設定を示した図である。 上位グループ優先方式のスケジュール設定において合成スケジュールを作成する動作を示した図である。 下位グループ優先方式のスケジュール設定を示した図である。 下位グループ優先方式のスケジュール設定において合成スケジュールを作成する動作を示した図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
先ず、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10を備えた施設監視システムについて、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10を備えた施設監視システムの構成を示した図である。
実施の形態1に係る施設監視システムは、後述するスケジュール制御装置10、施設監視装置11、統合コントローラ12、空調コントローラ13、VAVコントローラ14、及び、VAV15を備えている。
施設監視装置11、統合コントローラ12、空調コントローラ13、VAVコントローラ14、及び、VAV15は、ネットワークを介して接続されている。また、各空調コントローラ13は、複数の空調系統を有しており、1つの空調系統には、複数のVAVコントローラ14が設けられている。VAV15は、各VAVコントローラ14に対して、1つずつ接続されている。
施設監視装置11は、統合コントローラ12、空調コントローラ13、及び、VAVコントローラ14を介して、VAV15を一括して、監視及び制御する中央監視装置に相当するものである。VAV15は、施設内に配置された空調設備に設けられており、施設監視装置11の監視ポイントとして設定されている。
施設監視装置11は、例えば、PC(Personal Computer)を想定しており、マウス及びキーボード等の操作入力部、及び、ディスプレイ等の表示部を有している。施設を管理する施設管理者は、表示部に表示された画面を見ながら、操作入力部を操作することにより、施設監視システム内への各種情報の入力、VAV15の運転状態の確認、及び、VAV15に対する動作指示等を行うことができる。
具体的には、施設監視装置11は、VAVコントローラ14が収集したVAV15の運転状態に関する運転状態情報を、統合コントローラ12及び空調コントローラ13を介して、一定周期で取得する。更に、施設監視装置11は、その取得した運転状態情報に基づいて、統合コントローラ12及び空調コントローラ13を介して、VAV15に対する動作指示を行う。
次に、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10について、図2から図13を用いて説明する。
図2は、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10の構成を示したブロック図である。実施の形態1に係るスケジュール制御装置10は、統合コントローラ12と空調コントローラ13とに分散して設けられている。
統合コントローラ12は、スケジュール制御装置10の構成のうち、UI部21、グループ情報記憶部22、グループスケジュール記憶部23、スケジュール作成部24、システム構成記憶部25、対象機器スケジュール記憶部26、スケジュール展開部27、及び、空調コントローラ通信部28を備えている。
UI部21は、施設監視装置11の操作入力及び表示部を使用して入力された各種情報を受け付ける。
グループ情報記憶部22は、管理対象施設の施工時及び管理対象施設へのテナント入居時において入力された各種情報を記憶する。
ここで、管理対象施設の施工時におけるグループ情報記憶部22への各種情報の設定について、図3及び図4を用いて説明する。図3Aは、VAVタイプ情報を示した図である。図3Bは、VAVポイント情報を示した図である。図3Cは、VAVの通信アドレス、タイプ設定を示した図である。図4は、管理対象施設の施工時における階層構造に基づいたVAVのグループ情報を示した図である。
図3Aに示したVAVタイプ情報、及び、図3Bに示したVAVポイント情報(機器ポイント情報)は、グループ情報記憶部22に設定されている。
VAVタイプ情報は、VAV15のタイプ(動作方式)に関する情報である。VAVタイプ情報としては、例えば、「セットバック無」となるタイプ501と、「セットバック有」となるタイプ502との2種類がある。VAVポイント情報は、VAVタイプ、オブジェクト識別子(操作対象)、オブジェクト名称(操作内容)、及び、表示単位(操作結果)を関連付けた情報である。
施工・調整エンジニアは、図3Cに示すように、各VAV15に対して、通信アドレス、機器名となるVAV名、及び、VAVタイプを設定する。
そして、施工・調整エンジニアは、図4に示した、施工時におけるVAV15のグループ情報を、グループ情報記憶部22に設定する。このグループ情報は、ビル等の施設、フロア、設備系統となる空調系統、及び、VAV名から構成された階層構造に従って、全てのVAV15をグループ化したときの情報である。このグループ情報では、階層上位から階層下位に向けて順に、施設、フロア、空調系統、及び、VAV名の4つの階層によって、全てのVAV15を複数のグループに分けている。
また、管理対象施設へのテナント入居時におけるグループ情報記憶部22への各種情報の設定について、図5から図7を用いて説明する。図5Aは、テナントのフロア平面図である。図5Bは、テナント名、部屋名、及び、用途を一覧で示した図である。図6は、管理対象施設へのテナント入居時におけるテナント名、部屋名、用途、及び、VAV名の関連付けを一覧で示した図である。図7は、管理対象施設へのテナント入居時における階層構造に基づいたVAVのグループ情報を示した図である。
先ず、施設管理者は、テナント利用者から、図5Aに示したテナントのフロア平面図、及び、図5Bに示したテナントの部屋名を入手する。図5Aに示したテナントのフロア平面図は、部屋が間仕切られた状態のフロア平面図である。
次いで、施設管理者は、入手したテナントのフロア平面図から、各部屋の位置と各VAV15の位置とを確認し、図6及び図7に示すように、テナント名、部屋名、用途、及び、VAV名を関連付ける。
そして、施設管理者は、図6及び図7に示した、テナント入居時におけるVAV15のグループ情報をグループ情報記憶部22に設定する。このグループ情報は、ビル等の施設、フロア、テナント名、及び、部屋名から構成された階層構造に従って、全てのVAV15をグループ化したときの情報である。このグループ情報では、階層上位から階層下位に向けて順に、施設、フロア、テナント名、及び、部屋名の4つの階層によって、全てのVAV15を複数のグループに分けている。
グループスケジュール記憶部23は、グループ情報記憶部22に記憶されたテナント入居時におけるVAV15のグループ情報に基づいて、グループごと(○○ビル、1階、5階、○○株式会社、エントランス、会議室Aごと)に、施設運用に応じたカレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールを、予め記憶する。このグループスケジュール記憶部23は、カレンダ記憶部23a、優先スケジュール記憶部23b、及び、週間スケジュール記憶部23cを有している。
カレンダ記憶部23aは、グループごとに、カレンダを記憶する。カレンダは、日付ごとに、VAV15の運転スケジュールが設定されている。カレンダ記憶部23aは、例えば、図8に示したカレンダを記憶する。図8に示したカレンダは、日にちを、平日、平日の定時退社日、及び、休日に分けている。なお、運転スケジュールとは、例えば、VAV15の操作内容と、その操作の指令を出す時刻とを含むものである。
優先スケジュール記憶部23bは、グループごとに、優先順位が付いた複数の運転スケジュールから構成される優先スケジュールを記憶する。この優先スケジュール記憶部23bは、例えば、図8に示した優先スケジュールを記憶する。図8に示した優先スケジュールは、休日の運転スケジュール、平日の定時退社日の運転スケジュール、及び、平日の運転スケジュール(図示省略)の順で、優先順位を付けて記憶する。
週間スケジュール記憶部23cは、グループごとに、1週間分の各曜日に対応した運転スケジュールから構成される週間スケジュールを記憶する。この週間スケジュール記憶部23cは、例えば、図8に示した週間スケジュールを記憶する。図8に示した週間スケジュールは、月曜日から金曜日までの各運転スケジュールを、平日の運転スケジュールとし、土、日曜日の各運転スケジュールを、休日の運転スケジュールとしている。
なお、図8に示した運転スケジュールにおいては、斜線で示した時間帯を、VAV15を運転させる時間帯とし、ドットで示した時間帯を、VAV15の運転を停止させる時間帯とし、空白となる時間帯を、VAV15の運転を制御しない時間帯としている。
スケジュール作成部24は、施設運用の変更に応じて、VAV15の運転スケジュールを、新たな運転スケジュールとして作成するものである。このスケジュール作成部24は、グループ情報記憶部22に記憶されたテナント入居時におけるVAV15のグループ情報に基づいて、対象機器となるVAV15(例えば、VAV−5−4−5)が属するグループ(会議室A)と、その上位にあるグループ(○○株式会社、5階、○○ビル)を特定する。次いで、スケジュール作成部24は、その特定した各グループに対応したカレンダを、カレンダ記憶部23aに記憶されている複数のカレンダの中から抽出する。また、スケジュール作成部24は、その特定した各グループに対応した優先スケジュールを、優先スケジュール記憶部23bに記憶されている複数の優先スケジュールの中から抽出する。更に、スケジュール作成部24は、その特定した各グループに対応した週間スケジュールを、週間スケジュール記憶部23cに記憶されている複数の週間スケジュールの中から抽出する。そして、スケジュール作成部24は、抽出したカレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールに基づいて、特定した各クループごとに、新たな運転スケジュールを作成する。
システム構成記憶部25は、空調コントローラ13の構成情報及びポイント情報、及び、VAVコントローラ14の構成情報、タイプ情報、及び、ポイント情報を、予め記憶する。
対象機器スケジュール記憶部26は、優先スケジュール記憶部26aを有している。優先スケジュール記憶部26aは、スケジュール作成部24によって作成された運転スケジュールを、優先スケジュールとして記憶する。
スケジュール展開部27は、スケジュール作成部24によって特定されたグループに対応した空調コントローラ13のアドレス情報を、システム構成記憶部25から取得する。
空調コントローラ通信部28は、スケジュール展開部27が取得した優先スケジュールを、当該スケジュール展開部27が指定するアドレスの空調コントローラ13に向けて送信する。
ここで、スケジュール作成部24の具体的な動作について、図9を用いて説明する。図9は、スケジュール作成部24によるグループスケジュールから対象機器スケジュールを作成する動作を示した図である。
なお、図9では、スケジュール作成部24が作成する運転スケジュールを、本日の運転スケジュールと、その翌日の運転スケジュールとしている。この翌日の運転スケジュールを作成する理由としては、それらの運転スケジュールを、統合コントローラ12から空調コントローラ13に送信するようにしており、例えば、統合コントローラ12が故障した場合、または、統合コントローラ12と空調コントローラ13との間で通信障害が発生した場合に、空調コントローラ13のみで、翌日まで、VAV15のスケジュール制御を可能とするためである。このような手法は、特に、ビル管理を対象とする施設管理システムでは有効であり、翌日の運転スケジュールを作成するだけでなく、一週間後までの運転スケジュールを作成しても構わない。
また、図9では、対象機器となるVAV15(VAV−5−4−5)が属するグループを、会議室Aとし、その上位にあるグループを、○○株式会社、5階、○○ビルとしている。更に、図9に示した運転スケジュールにおいては、斜線で示した時間帯を、VAV15を運転させる時間帯とし、ドットで示した時間帯を、VAV15の運転を停止させる時間帯とし、空白となる時間帯を、VAV15の運転を制御しない時間帯としている。
スケジュール作成部24は、施設運用の変更に伴って、各グループの運転スケジュールを変更する場合に、その変更が必要となる各グループについて、当該グループに対応するカレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールから、本日(例えば、○月1日)の運転スケジュールをそれぞれ作成する。この作成された運転スケジュールは、対象機器となるVAV15が属する最上位グループから最下位グループまでの運転スケジュールである。続いて、スケジュール作成部24は、それぞれ作成した運転スケジュールを、対象機器スケジュール記憶部26の優先スケジュール記憶部26aに、優先スケジュールとして順に記憶させる。
また、スケジュール作成部24は、翌日(例えば、○月2日)のシステム指定時刻(例えば、00:00)になった場合に、全てのグループについて、当該グループに対応するカレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールから、本日(○月2日)及び翌日(○月3日)の運転スケジュールを作成する。続いて、スケジュール作成部24は、対象機器スケジュール記憶部26の優先スケジュール記憶部26aに、対象機器となるVAV15が属する最上位グループから最下位グループまでの運転スケジュールを、優先スケジュールとして順に記憶させる。
更に、スケジュール作成部24は、対象機器となるVAV15が、他の最下位グループに重複して属している場合には、当該他の最下位グループの運転スケジュールについても、優先スケジュール記憶部26aに優先スケジュールとして記憶させる。
なお、図9に示したグループスケジュール記憶部23の各階層ごとに設定された上下2段の運転スケジュールでは、上段の運転スケジュールを本日の運転スケジュールとし、下段の運転スケジュールを翌日の運転スケジュールとしている。
一方、図9に示した対象機器スケジュール記憶部26の優先スケジュール記憶部26aでは、当日の運転スケジュールをNo.1〜7に割り当て、翌日の運転スケジュールをNo.8〜14に割り当てている。このとき、対象機器となるVAV15が他の最下位グループに重複して属している場合の運転スケジュールは、例えば、NO.5〜7,12〜14に割り当てられる。
また、空調コントローラ13は、スケジュール制御装置10の構成のうち、統合コントローラ通信部31、ポイント情報記憶部32、対象機器スケジュール記憶部33、合成スケジュール作成部34、合成スケジュール記憶部35、システム構成記憶部36、合成スケジュール実行部37、及び、VAVコントローラ通信部38を備えている。
統合コントローラ通信部31は、空調コントローラ通信部28から送信された優先スケジュールを受け付ける。
ポイント情報記憶部32は、空調コントローラ13が備える空調系統に属するVAV15のVAVタイプ情報(図3A)、VAVポイント情報(図3B)、VAVの通信アドレス、タイプ設定(図3C)を、予め記憶する。
対象機器スケジュール記憶部33は、優先スケジュール記憶部33aを有している。優先スケジュール記憶部33aは、統合コントローラ通信部31が受け取った優先スケジュールを記憶する。
合成スケジュール作成部34は、優先スケジュール記憶部33aに記憶されている優先スケジュールの中から、本日または翌日に対応したVAV15の運転スケジュールを取得する。
そして、合成スケジュール作成部34は、対象機器となるVAV15が属するグループの上記運転スケジュールを、施設運用に応じたグループ優先方式に従って、各階層の運転スケジュールと順に合成して、合成スケジュールを作成する。
施設全体の運転スケジュールが階層上位の運転スケジュールを優先した上位グループ優先方式になっている場合には、合成スケジュール作成部34は、各階層の運転スケジュールを、階層上位の運転スケジュールを優先しながら合成していき、最終的に合成した合成スケジュールを、対象機器となるVAV15が属するグループの運転スケジュールとする。
また、施設全体の運転スケジュールが階層下位の運転スケジュールを優先した下位グループ優先方式になっている場合には、合成スケジュール作成部34は、各階層の運転スケジュールを、階層下位の運転スケジュールを優先しながら合成していき、最終的に合成した合成スケジュールを、対象機器となるVAV15が属するグループの運転スケジュールとする。
ここで、上位グループ優先方式及び下位グループ優先方式のスケジュール設定、及び、それらの場合の各合成スケジュールの作成について、図10から図13を用いて説明する。
なお、図10から図13に示した運転スケジュールは、例えば、平日の運転スケジュールとなっている。この運転スケジュールにおいては、斜線で示した時間帯を、VAV15を運転させる時間帯とし、ドットで示した時間帯を、VAV15の運転を停止させる時間帯とし、空白となる時間帯を、VAV15の運転を制御しない時間帯(図では、NULLと記載)としている。
図10は、上位グループ優先方式のスケジュール設定を示した図である。図11は、上位グループ優先方式のスケジュール設定において合成スケジュールを作成する動作を示した図である。
図10に示した上位グループ優先方式のスケジュール設定は、運転スケジュールの優先度の高さが、高い方から、施設、フロア、テナント、及び、部屋の順で設定するものである。そして、図11に示すように、対象機器となるVAV15(VAV−5−4−5)が会議室Aに関連付けられる場合には、合成スケジュール作成部34は、施設の運転スケジュールに対して、フロアの運転スケジュール、テナントの運転スケジュール、及び、会議室Aの運転スケジュールを順に合成していき、合成スケジュールを作成する。
スケジュール制御装置10は、上位グループ優先方式のスケジュール設定を採用することにより、施設全体の省エネ化を図ることができる。
また、図12は、下位グループ優先方式のスケジュール設定を示した図である。図13は、下位グループ優先方式のスケジュール設定において合成スケジュールを作成する動作を示した図である。
図12に示した下位グループ優先方式のスケジュール設定は、運転スケジュールの優先度の高さが、高い方から、部屋、テナント、フロア、及び、施設の順で設定するものである。そして、図13に示すように、対象機器となるVAV15(VAV−5−4−5)が会議室Aに関連付けられる場合には、合成スケジュール作成部34は、会議室Aの運転スケジュールに対して、テナントの運転スケジュール、フロアの運転スケジュール、及び、施設の運転スケジュールを順に合成していき、合成スケジュールを作成する。
スケジュール制御装置10は、下位グループ優先方式のスケジュール設定を採用することにより、快適性を向上させることができる。
合成スケジュール記憶部35は、合成スケジュール作成部34によって作成された合成スケジュールを記憶する。
システム構成記憶部36は、空調コントローラ13の構成情報及びポイント情報、及び、VAVコントローラ14の構成情報、タイプ情報、及び、ポイント情報を、予め記憶する。
合成スケジュール実行部37は、合成スケジュール記憶部35に記憶されている合成スケジュールを、対象機器となるVAV15が属するグループの運転スケジュールとして、VAVコントローラ通信部38を介して実行する。
具体的には、合成スケジュール実行部37は、指定時刻になると、ポイント情報記憶部32から、対象機器となるVAV15のポイント情報を取得し、合成スケジュールで指定された操作内容を指令する。また、合成スケジュール実行部37は、操作内容の指令先となるVAVコントローラ14のアドレス情報をシステム構成記憶部36から取得する。
なお、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10は、それを構成する各部が、統合コントローラ12と空調コントローラ13とに分散して設けられる構成となっているが、統合コントローラ12と空調コントローラ13とのいずれかに設けられても構わない。例えば、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10は、合成スケジュール作成部34を、統合コントローラ12に設けても良いが、空調コントローラ13に設けることにより、統合コントローラ12が故障した場合であっても、合成スケジュールを作成することができる。
実施の形態1においては、スケジュール制御装置10によるスケジュール設定を、空調の発停スケジュールを例に挙げて説明しているが、当該スケジュール制御装置10は、空調の温度設定スケジュール、照明の点灯及び消灯スケジュール等に適用することもできる。即ち、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10は、VAVシステムに適用されるものであるが、ビル等の施設におけるファンコイルユニットシステム及び照明システムに適用することができる。
スケジュール制御装置10は、統合コントローラ12に、勤怠管理システム等の情報システムとのI/F機能を設け、その情報システムから、休日、就業日、及び、就業時間等に関する情報を取得し、それらの情報を、カレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールに自動展開させても構わない。
また、スケジュール制御装置10は、統合コントローラ12に、テナントまたは部屋ごとに利用時間を設定することができるタイマー機能を設け、ユーザがタイマー機能を利用して入力した利用時間を、カレンダ、優先スケジュール、及び、週間スケジュールに自動展開させても構わない。
以上より、実施の形態1に係るスケジュール制御装置10は、VAV15の運転を制御する運転スケジュールの設定作業を短時間で行うことができる。
また、スケジュール制御装置10は、運転スケジュールの設定作業を簡素にすることにより、施設管理者及びテナントユーザが自分でVAV15の運転スケジュールを設定することができる。このとき、スケジュール制御装置10は、部屋名及び運転スケジュールを音声で設定することができるスマート端末を備えることにより、施設管理者及びテナントユーザの利便性を向上させることができる。
更に、スケジュール制御装置10は、エンジニアがVAV15の運転スケジュールを設定する必要が無くなるため、現場のエンジニアリング工数を大幅に削減することができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは、実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
10 スケジュール制御装置
11 施設監視装置
12 統合コントローラ
13 空調コントローラ
14 VAVコントローラ
15 VAV
21 UI部
22 グループ情報記憶部
23 グループスケジュール記憶部
24 スケジュール作成部
25 システム構成記憶部
26 対象機器スケジュール記憶部
27 スケジュール展開部
28 空調コントローラ通信部
31 統合コントローラ通信部
32 ポイント情報記憶部
33 対象機器スケジュール記憶部
34 合成スケジュール作成部
35 合成スケジュール記憶部
36 システム構成記憶部
37 合成スケジュール実行部
38 VAVコントローラ通信部
23a カレンダ記憶部
23b,26a,33a 優先スケジュール記憶部
23c 週間スケジュール記憶部

Claims (4)

  1. 施設内に設けられた機器の運転を、カレンダの日付ごとに設定された運転スケジュールに従って制御するスケジュール制御装置であって、
    前記施設の階層構造に従って、全ての機器をグループ化したグループ情報を記憶するグループ情報記憶部と、
    前記グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、機器のグループごとに運転スケジュールを記憶するグループスケジュール記憶部と、
    前記グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、対象機器となる機器が属するグループを特定し、前記グループスケジュール記憶部に記憶された運転スケジュールに基づいて、その特定したグループに対応する運転スケジュールを作成するスケジュール作成部と、
    前記スケジュール作成部によって作成された運転スケジュールを、グループ優先方式に従って、各階層の運転スケジュールと順に合成して、合成スケジュールを作成する合成スケジュール作成部と、
    前記合成スケジュール作成部によって作成された合成スケジュールに従って、前記機器の運転を制御する合成スケジュール実行部とを備える
    ことを特徴とするスケジュール制御装置。
  2. 前記合成スケジュール作成部は、
    施設全体の運転スケジュールが階層上位の運転スケジュールを優先した上位グループ優先方式となる場合に、各階層の運転スケジュールを、階層上位の運転スケジュールを優先しながら合成する
    ことを特徴とする請求項1記載のスケジュール制御装置。
  3. 前記合成スケジュール作成部は、
    施設全体の運転スケジュールが階層下位の運転スケジュールを優先した下位グループ優先方式となる場合に、各階層の運転スケジュールを、階層下位の運転スケジュールを優先しながら合成する
    ことを特徴とする請求項1記載のスケジュール制御装置。
  4. 施設内に設けられた機器の運転を、カレンダの日付ごとに設定された運転スケジュールに従って制御するスケジュール制御方法であって、
    グループ情報記憶部が、前記施設の階層構造に従って、全ての機器をグループ化したグループ情報を記憶し、
    グループスケジュール記憶部が、前記グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、機器のグループごとに運転スケジュールを記憶し、
    スケジュール作成部が、前記グループ情報記憶部に記憶されたグループ情報に基づいて、対象機器となる機器が属するグループを特定し、前記グループスケジュール記憶部に記憶された運転スケジュールに基づいて、その特定したグループに対応する運転スケジュールを作成し、
    合成スケジュール作成部が、前記スケジュール作成部によって作成された運転スケジュールを、グループ優先方式に従って、各階層の運転スケジュールと順に合成して、合成スケジュールを作成し、
    合成スケジュール実行部が、前記合成スケジュール作成部によって作成された合成スケジュールに従って、前記機器の運転を制御する
    ことを特徴とするスケジュール制御方法。
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