JP2020175628A - 三次元造形装置及び三次元造形方法 - Google Patents

三次元造形装置及び三次元造形方法 Download PDF

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【課題】造形材料の堆積速度を変動させても制御の複雑化を抑制して物体の造形が行える三次元造形装置を提供する。【解決手段】ヘッド2から延出する造形材料Mをテーブル3の上に堆積させて三次元の物体Oを造形する三次元造形装置であって、ヘッド2とテーブル3を相対的に移動させるロボットアーム9を備えておい、造形材料Mは、ロボットアーム9の動力によりヘッド2に対しテーブル3が相対的に移動することによってヘッド2から引き出されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、三次元の物体を造形する三次元造形装置及び三次元造形方法に関する。
従来、三次元造形装置及び三次元造形方法として、例えば、特表2016−536178号公報に記載されるように、線状の造形材料(フィラメント)を複数のロータで挟み込んでヘッドのノズル側へ送り出し、ノズルから造形材料を吐出しプレート上に堆積させて三次元の物体を造形する装置及び方法が知られている。このような装置にあっては、造形材料のノズル側への送り速度と造形材料のプレート上への堆積速度を対応させる必要がある。
特表2016−536178号公報
ところで、この種の三次元造形装置及び三次元造形方法として、プレートに対してヘッドを傾倒させ、またはヘッドに対してプレートを傾斜させて物体の造形することが考えられる。例えば、プレートに対しヘッドを傾倒させ、造形材料の吐出方向を変えて造形することが考えられる。
この場合、造形の制御が複雑となり円滑に造形が行えないおそれがある。例えば、図13に示すように、造形材料101のプレート102上への堆積速度(プレート102に対するヘッド104の移動速度)を一定とし、ヘッド104の外部からノズル103側への造形材料101の送り速度を一定として造形することが考えられる。堆積速度を一定とするためには、プレート102の表面で曲率の大きい箇所でヘッド104の向きを瞬時に変えてヘッド104を移動させる必要がある。このようにヘッド104を移動させるのは困難である。これに対し、プレート102の表面で曲率の大きい箇所では造形材料101の堆積速度を遅くすることが考えられる。しかしながら、造形材料101の堆積速度の変化に応じて造形材料101の送り速度を同調させる必要がある。また、プレート102の曲率に応じて造形材料101の堆積速度を変化させる必要もあり、造形の制御が複雑なものとなる。
そこで、造形材料の堆積速度の変動に対応可能な三次元造形装置及び三次元造形方法の開発が望まれている。
本開示の一態様に係る三次元造形装置は、ヘッドから延出する造形材料をテーブルの上に堆積させて三次元の物体を造形する三次元造形装置において、ヘッドとテーブルを相対的に移動させる駆動部を備え、造形材料は、駆動部の動力によりヘッドから引き出されるように構成されている。この三次元造形装置によれば、造形材料が駆動部の動力によりヘッドから引き出されるため、造形材料の堆積速度を変動させても堆積速度の変動に対応して造形を行うことができる。
また、本開示の一態様に係る三次元造形装置において、造形材料は、先端側がテーブルに堆積した状態でヘッドとテーブルが相対的に移動することによってヘッドから延出し、駆動部の動力によりヘッドから引き出されてもよい。この場合、造形材料の先端側がテーブルに堆積した状態でヘッドとテーブルが相対的に移動することによって造形材料がヘッドから引き出される。このため、堆積速度の変動に対応して造形を行うことができる。
また、本開示の一態様に係る三次元造形装置において、造形材料を収容し、ヘッドに対し造形材料を供給するための収容部を備え、収容部とヘッドの間の造形材料に対しヘッド側への移送力を付与しないように構成されていてもよい。この場合、収容部とヘッドの間の造形材料に対しヘッド側への移送力を付与しない。従って、造形材料の堆積速度を変動させても堆積速度の変動に対応して造形を行うことができる。
また、本開示の一態様に係る三次元造形装置において、収容部とヘッドの間に設けられ、収容部とヘッドの間の造形材料に対し移送力を与えることにより造形材料をヘッド側へ移送可能とし、移送力の解除を可能とした移送機構を備えていてもよい。この場合、造形前において、移送機構により造形材料を収容部からヘッド側へ移送して造形材料の先端側をテーブルに付着させることができる。そして、造形中において移送機構の移送力を解除し、ヘッドとテーブルの相対移動によって造形材料をヘッドから引き出すことができ、堆積速度の変動に対応して造形を行うことができる。
また、本開示の一態様に係る三次元造形装置において、収容部とヘッドの間に設けられ、造形材料と当接する当接部材を備え、当接部材は、弾性部材を介して取り付けられ、ヘッドに対し相対的に移動可能となっていてもよい。この場合、造形中において、ヘッドから造形材料が引き出される速度や力が変動しても、弾性部材を介して取り付けられている当接部材の移動により、収容部から造形材料が過剰に引き出されることが抑制される。
本開示の一態様に係る三次元造形方法は、ヘッドから延出する造形材料をテーブルの上に堆積させて三次元の物体を造形する三次元造形方法において、ヘッドから延出する造形材料の先端部をテーブル上に付着させる付着工程と、駆動部によりヘッドとテーブルを相対的に移動させ、駆動部の動力によりヘッドから造形材料を引き出してテーブル上に堆積させる造形工程とを含んで構成されている。この三次元造形方法によれば、造形材料が駆動物の動力によりヘッドから引き出されるため、造形材料の堆積速度の変動に対応して造形を行うことができる。
本開示によれば、造形材料の堆積速度を変動させても制御の複雑化を抑制して物体の造形を行うことができる。
本開示の第一実施形態に係る三次元造形装置の構成概要図である。 図1の三次元造形装置におけるヘッドの説明図である。 図1の三次元造形装置における抵抗部の説明図である。 図1の三次元造形装置におけるロボットアームの説明図である。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法を示すフローチャートである。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法における付着工程の説明図である。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法における造形工程の説明図である。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法における造形工程の説明図である。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法における造形工程の説明図である。 図1の三次元造形装置の動作及び第一実施形態に係る三次元造形方法における造形工程の説明図である。 第二実施形態に係る三次元造形装置の構成概要図である。 第三実施形態に係る三次元造形装置の説明図である。 背景技術の説明図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第一実施形態)
図1は、本開示の第一実施形態に係る三次元造形装置の構成概要図である。図2は、第一実施形態に係る三次元造形装置のテーブル及びヘッド周辺の構成概要図である。図1に示すように、三次元造形装置1は、ヘッド2から延出する造形材料Mをテーブル3の上に堆積させ、三次元の物体を造形する装置である。本実施形態の三次元造形装置1は、いわゆる熱溶解積層(FDM:Fused Deposition Modeling)方式のAM(Additive Manufacturing)装置に適用したものである。つまり、三次元造形装置1は、ヘッド2から加熱した造形材料Mを延出させ、テーブル3上に造形材料Mを堆積(積層又は付着)させて、物体を造形する。ここで、「テーブル3上に造形材料Mを堆積する」とは、テーブル3上に堆積された造形材料Mの上に造形材料Mを堆積する場合も含む。また、「テーブル3上に造形材料Mを堆積する」とは、テーブル3に設置されたサポート部材31上に造形材料Mを堆積すること、およびサポート部材31上に堆積された造形材料Mの上に造形材料Mを堆積することを含む。
造形材料Mとしては、例えば繊維強化プラスチック(FRP:Fiber-Reinforced Plastics)を含む材料が用いられる。具体的には、造形材料Mは、繊維材料と樹脂材料を含むものが用いられる。より具体的には、造形材料Mは、繊維材料に樹脂材料を含浸したものが用いられる。造形材料Mの加熱により、樹脂材料の部分が溶融し、この溶融した樹脂材料と繊維材料がヘッド2から供給される。ヘッド2から供給された溶融した樹脂材料と繊維材料は、テーブル3上に付着され、造形材料Mの構造物をなす。樹脂材料としては、例えば加熱により軟化する熱可塑性の樹脂が用いられる。
この三次元造形装置1において、ヘッド2とテーブル3の相対的な移動の方向に沿って繊維の方向が向けられて、造形材料Mがテーブル3上に配置される。つまり、テーブル3に対向したヘッド2におけるテーブル3に対する軌跡に対応し、造形材料Mがテーブル3上に配置される。繊維強化プラスチックとしては、ガラス繊維やカーボン繊維などを用いたものが含まれる。また、繊維強化プラスチックとしては、不連続繊維や連続繊維を用いたものが含まれる。また、造形材料Mとしては、繊維強化プラスチック以外の材料を含むものを用いてもよい。例えば、造形材料Mとして、FDM方式で造形可能な樹脂(例えば、ナイロン、ABS、PC、PEEK、PEI)などを用いてもよい。
三次元造形装置1は、収容部40を備えている。収容部40は、造形材料Mを収容し、ヘッド2に対し造形材料Mを供給するための部位である。収容部40としては、例えば造形材料Mを巻回して収容するリールが用いられる。この場合、造形材料Mの先端側が引っ張られると、収容部40が回転して造形材料Mが収容部40から引き出される。収容部40とヘッド2の間には、移送部41及び抵抗部42が設けられている。移送部41は、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対し移送力を与える機構である。移送部41としては、造形材料Mに対し移送力を与えることにより造形材料Mをヘッド2側へ移送可能とし、移送力の付与を解除可能とした移送機構が用いられる。
図2に示すように、移送部41としては、例えば、一対のローラ41aにより造形材料Mを挟み込み、ローラ41aの回転により造形材料Mに移送力を与える移送機構が用いられる。この移送部41において、ローラ41aの間を離間させることにより、造形材料Mへの移送力の付与が解除される。移送部41は、例えば、造形の開始前に用いられ、それ以降の造形時には用いられない。すなわち、造形の開始前において、造形材料Mの先端をテーブル3に付着させるために移送部41が用いられる。移送部41の作動により、造形材料Mの先端がヘッド2のノズル21から延出され、テーブル3上に付着される。その後、移送部41の作動が停止され、移送力の付与が解除される。このとき、移送部41は、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対しヘッド2側への移送力を付与しない。すなわち、ローラ41aの間が離間した状態とされる。そして、テーブル3とヘッド2が相対的に移動することにより、造形材料Mがノズル21から引き出される。つまり、造形材料Mは、先端側がテーブル3に堆積(付着)した状態でヘッド2とテーブル3が相対的に移動することによってヘッド2から引き出される。
抵抗部42は、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されることを抑制する部位であり、例えば収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対し移送の抵抗を与える。仮に、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対し移送の抵抗がないとすると、ノズル21から造形材料Mが引き出されたときに、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されるおそれがある。これに対し、抵抗部42を備えることにより、ノズル21から造形材料Mが引き出されて造形材料Mに引張力が生じたとしても、造形材料Mの移送力に対しその反対向きに抵抗力が生ずるため、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されることを抑制することができる。抵抗部42としては、例えば、屈曲し又は湾曲した管体が用いられる。この場合、抵抗部42に造形材料Mが挿通されて配置される。このため、造形材料Mが移送されるときに、抵抗部42の内面との接触により移送に対する摩擦抵抗が生じ、造形材料Mが過剰に引き出されることを抑制することができる。
また、抵抗部42としては、図3に示すように、樹脂製のパッド421を用いたものであってもよい。パッド421は、造形材料Mを挿通可能に構成されている。造形材料Mが移送されるときに、パッド421は、造形材料Mが接触することにより移送に対する摩擦抵抗を与える。なお、抵抗部42としては、造形材料Mの移送に対し抵抗力を与えられるものであれば、上述した形態以外の機構を用いてもよい。
図2に示すように、ヘッド2の下部には、ノズル21が形成されている。ノズル21は、造形材料Mを延出する部位であり、例えば先細りの形状に形成されている。ノズル21は、下方に向けて造形材料Mを延出する。ヘッド2の内部には、ヒータ22が設けられている。ヒータ22は、造形材料Mを加熱する加熱部として機能する。ヒータ22は、造形材料Mを加熱し、造形材料Mの樹脂の部分を溶融させる。
図1において、収容部40、移送部41、抵抗部42及びヘッド2は、枠体83に取り付けられている。枠体83は、ベース部材81上に設けられている。例えば、枠体83は、二つの柱部材83aの上部に梁部材83bを架設して構成されている。収容部40、移送部41、抵抗部42及びヘッド2は、梁部材83bに取り付けられている。ヘッド2は、梁部材83bに固定されている。ヘッド2のノズル21は、鉛直下方向に開口している。
三次元造形装置1は、ロボットアーム9を備えている。ロボットアーム9は、ヘッド2とテーブル3を相対的に移動させる駆動部として機能する。ここでいうテーブル3は、サポート部材31を含む。サポート部材31の詳細については、後述する。ロボットアーム9は、ベース部材81に取り付けられ、先端にテーブル3を設けて構成されている。このロボットアーム9は、制御部6の制御信号に従って作動する。
図4は、ロボットアーム9の構成概要図である。ロボットアーム9は、例えば六自由度で動作するものが用いられ、ヘッド2に対しテーブル3の位置及び姿勢(向き)を変更可能に設けられている。具体的には、ロボットアーム9は、複数のリンク部91〜94及び複数の関節部95〜97を有し、テーブル3の位置及び姿勢を変更可能に構成されている。リンク部91〜94は、軸方向に延びる棒状の部材である。リンク部91は鉛直方向に向けられ、その基端側がベース部材81の上面に取り付けられている。リンク部91は、このリンク部91の軸線を中心に回転可能に構成されている。リンク部91の先端側には、関節部95を介してリンク部92が取り付けられている。関節部95は、水平方向の軸線を中心に回転可能に構成されている。関節部95の回転動作により、リンク部92が関節部95の回転軸を中心に回転する。
リンク部92の先端側には、関節部96を介してリンク部93が取り付けられている。関節部96は、水平方向の軸線を中心に回転可能に構成されている。関節部96の回転動作により、リンク部93が関節部96の回転軸を中心に回転する。リンク部93は、このリンク部93の軸線を中心に回転可能に構成されている。リンク部93の先端側には、関節部97を介してリンク部94が取り付けられている。関節部97は、水平方向の軸線を中心に回転可能に構成されている。関節部97の回転動作により、リンク部94が関節部97の回転軸を中心に回転する。リンク部94は、このリンク部94の軸線を中心に回転可能に構成されている。
リンク部94の先端側には、テーブル3が取り付けられている。テーブル3は、造形材料Mを堆積させて物体Oを造形させる部位である。テーブル3は、サポート部材31を含んで構成される。テーブル3の上面には、サポート部材31が取り付けられている。サポート部材31は、物体Oの形状に応じた形状とされ、物体Oの支持部材として機能する。サポート部材31は、例えば、四角錐台に形成されている。また、サポート部材31は、法線方向の異なる複数の表面を有している。ここでいう法線方向は、サポート部材31の表面における平面部分と垂直な方向及び曲面部分と垂直な方向を意味する。なお、テーブル3上にサポート部材31を取り付けず、テーブル3上に直接造形材料Mを堆積させて造形を行ってもよい。また、テーブル3の上面を物体Oの形状に応じた形状とし、テーブル3を支持部材として機能させてもよい。
ロボットアーム9は、制御部6からの制御信号に応じて作動する。ロボットアーム9は、テーブル3をヘッド2に対し移動させつつ、ヘッド2の造形材料Mの延出方向に対しテーブル3の上面が垂直になるようにテーブル3の姿勢を調整する。つまり、ロボットアーム9は、テーブル3の並進と傾動の動作を行う。このとき、ロボットアーム9は、ヘッド2から引き出される造形材料Mの引き出し方向がテーブル3の表面の法線方向となるようにテーブル3の姿勢を調整する。そして、ロボットアーム9は、ヘッド2に対しテーブル3の複数の表面を順次沿わせてテーブル3を移動させる。本実施形態では、ヘッド2は固定されており、位置及び姿勢が変更されないため、ヘッド2からの造形材料Mの引き出し方向は常に下方を向いている。ロボットアーム9は、ヘッド2に対しテーブル3を移動させるとき、ヘッド2とテーブル3の間を所定の間隔に維持しつつ、テーブル3を移動させてもよい。ここで、所定の間隔とは、予め設定される間隔であって、例えば一定の間隔とされる。
ロボットアーム9にはテーブル3が取り付けられている。ロボットアーム9が作動することにより、ヘッド2とテーブル3が相対的に移動する。そして、図2に示すように、ヘッド2とテーブル3が相対的に移動することにより、造形材料Mがヘッド2のノズル21から引き出される。すなわち、造形材料Mの先端側がテーブル3に堆積(付着)した状態で、ヘッド2とテーブル3を相対的に移動させることによって、ノズル21から造形材料Mが引き出されることとなる。つまり、ヘッド2とテーブル3を相対移動させるロボットアーム9は、造形材料Mの供給の動力部として機能する。造形の開始段階では移送部41の作動により造形材料Mがテーブル3へ供給されるが、造形材料Mがテーブル3に付着した後はロボットアーム9の作動により造形材料Mがテーブル3へ供給され、造形材料Mの供給の動力が切り替わる。
詳しく説明すると、図2において、造形の開始段階では、一対のローラ41aにより造形材料Mが挟み込まれ、造形材料Mの収容部40への巻戻りが抑制される初期状態とされる。この初期状態では、ヘッド2から造形材料Mが突出しておらず、あるいは突出していても樹脂の部分が硬化した状態である。次いで、ヘッド2において造形材料Mが加熱され、一対のローラ41aが回転し造形材料Mに移送力が与えられる。これにより、樹脂の部分が溶融した造形材料Mがヘッド2から送り出されテーブル3に供給される。つまり、この時点では、移送部41の一対のローラ41aが造形材料Mの供給の動力部となっている。そして、造形材料Mがテーブル3に付着し冷却される。これにより、造形材料Mの先端側がテーブル3に付着する。なお、付着領域を広くするために、ローラ41aによる移送速度に合わせてヘッド2とテーブル3を所定の距離だけ相対移動させてもよい。造形材料Mの先端部分がテーブル3に付着したら、一対のローラ41aを離間させる。これにより、造形材料Mの供給の動力部が一対のローラ41aからロボットアーム9に切り替わる。すなわち、収容部40とヘッド2の間で作動していた造形材料Mの供給の動力部が、ヘッドの外側に移る。このため、収容部40とヘッド2の間には、造形材料Mを供給する動力を付与する機構を備えない状態となる。
図1において、三次元造形装置1には、制御部6及びHMI(Human Machine Interface)7を備えている。制御部6は、三次元造形装置1の作動制御を行う電子制御ユニットであり、例えばCPU、ROM、RAMを含むコンピュータを含んで構成される。制御部6は、ロボットアーム9と電気的に接続され、ロボットアーム9の作動を制御する。例えば、制御部6は、ロボットアーム9に対し制御信号を出力してロボットアーム9を作動させ、物体Oの造形に応じてテーブル3を移動させテーブル3の姿勢(向き)を調整する。また、制御部6は、ヘッド2及び移送部41に電気的に接続されている。制御部6は、ヒータ22の加熱制御を行う。また、制御部6は、移送部41における移送力付与及び移送力付与解除を制御する。
制御部6は、物体Oの造形データを記憶する。例えば、制御部6は、造形すべき物体Oの三次元CAD(Computer-Aided Design)データを記憶している。そして、制御部6は、物体Oの形状に応じてテーブル3の移動位置及び姿勢状態などが設定される。造形時におけるテーブル3の移動位置のデータは、テーブル3の移動軌跡データとして設定されてもよい。
HMI7は、三次元造形装置1に対する入出力機器であり、例えば操作ボタン、キーボード、マウスなど操作入力やデータ入力を行う入力部、スピーカやモニタなど出力部などが該当する。なお、このHMI7は、制御部6と一体に構成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る三次元造形装置1の動作及び三次元造形方法について説明する。
図5は、三次元造形装置1の動作及び三次元造形方法を示すフローチャートである。図5における制御処理は、例えば制御部6により実行される。まず、図5のS10において、データの設定処理が行われる。この設定処理は、造形すべき物体Oの形状データを記憶し、物体Oの形状に応じて造形時におけるテーブル3の位置データ及びテーブル3の姿勢データ(姿勢データ又は向きデータ)の設定などを行う処理である。
そして、S12に処理が移行し、動作指示の処理が行われる。この処理は、造形に関する動作を指示する処理である。例えば、制御部6は、物体Oを造形するにあたり、必要な動作のデータを読み込み、ヘッド2及びロボットアーム9などに制御信号を出力する。
そして、S14に処理が移行し、造形材料Mの付着処理が行われる。この付着処理は、造形材料Mをテーブル3に付着させる処理である。制御部6は、移送部41に制御信号を出力し、移送部41を作動させる。すなわち、図6に示すように、ローラ41aにより造形材料Mが挟み込まれ、ローラ41aの回転により、造形材料Mがヘッド2側へ移送される。これにより、造形材料Mの先端は、ノズル21から延出され、テーブル3の表面に付着する。制御部6は、造形材料Mの先端がテーブル3の表面に付着したら、移送部41に制御信号を出力し、造形材料Mの移送力の付与解除を行う。例えば、図7に示すように、ローラ41aを移動させて、ローラ41aとローラ41aを離間させる。これにより、造形材料Mがフリーな状態となり、造形材料Mに対し移送部41による移送力が与えられない解除状態となる。なお、この付着処理は、移送部41を用いずに手動で造形材料Mをノズル21から延出させてもよい。
そして、S16に処理が移行し、造形処理が行われる。造形処理は、テーブル3上に造形材料Mを堆積させて物体Oを造形していく処理である。制御部6は、ロボットアーム9に制御信号を出力し、物体Oの形状に応じてロボットアーム9を作動させ、テーブル3を移動させつつテーブル3の姿勢を調整する。図8に示すように、ヘッド2に対しテーブル3が移動して、造形材料Mの付着位置がヘッド2から遠ざかることにより、造形材料Mがテーブル側から引っ張られる。このため、ノズル21から造形材料Mが引き出されていく。このとき、移送部41によって収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対し移送力が与えられていない。しかしながら、ヘッド2とテーブル3の相対的な移動に応じてロボットアーム9の動力により造形材料Mがノズル21から引き出される。従って、ヘッド2の上流側の移送経路において、造形材料Mに対し移送力の制御を行うことが不要となる。
図9に示すように、物体Oの造形において、角部などのテーブル3の表面の曲率の大きい箇所を造形する場合もある。このとき、造形材料Mの堆積速度を一定速度として造形を行うと、曲率の大きい箇所でテーブル3を瞬時に移動又は姿勢変更させる必要があり、駆動部であるロボットアーム9の動作が困難となる。このため、テーブル3の表面の曲率が所定以上の箇所では、造形材料Mの堆積速度を遅くして造形が行われる。このとき、造形材料Mの堆積速度の変化に対しノズル21から引き出される造形材料Mの引出速度を同調させる必要があり、三次元造形装置1の制御が複雑となる。
これに対し、本実施形態に係る三次元造形装置1は、ヘッド2とテーブル3が相対的に移動することによってヘッド2から引き出される。すなわち、三次元造形装置1は、ヘッド2から能動的に造形材料Mを吐出するのではなく、ヘッド2とテーブル3の相対移動に応じて受動的に造形材料Mをノズル21から引き出している。このため、造形材料Mの堆積速度を変化させれば、その堆積速度に応じて造形材料Mがノズル21から引き出される。つまり、造形材料Mの送り制御が不要であり、造形材料Mの送り速度を調整する必要がない。従って、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を行うことができる。
そして、図10に示すように、ロボットアーム9を作動させて、造形材料Mをテーブル3上に順次堆積させて、物体Oが造形されていく。
そして、図5のS18に処理が移行し、物体Oの造形が終了したか否かが判定される。例えば、予め設定された造形材料Mの造形データ等に従って物体Oの造形動作が完了したか否かによって物体Oの造形が終了したか否かが判定される。S18において、物体Oの造形が終了していないと判定された場合、S12に戻り、S12〜S16の処理が行われる。一方、S18において、物体Oの造形が終了したと判定された場合、図5に示される一連の制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る三次元造形装置1及び三次元造形方法によれば、物体Oの造形中において、ロボットアーム9の動力により造形材料Mがヘッド2から引き出される。このため、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1及び三次元造形方法によれば、造形材料Mの先端側がテーブル3に堆積した状態でヘッド2とテーブル3が相対的に移動することによって造形材料Mがヘッド2から引き出される。このため、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1及び三次元造形方法によれば、物体Oの造形中において、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対しヘッド2側への移送力を付与しない。このため、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1及び三次元造形方法によれば、物体Oの造形前において、移送部41により造形材料Mを収容部40からヘッド2側へ移送して造形材料Mの先端側をテーブル3に付着させることができる。そして、造形中において移送部41の移送力を解除し、ヘッド2とテーブル3の相対移動によって造形材料Mをヘッド2から引き出すことができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態に係る三次元造形装置及び三次元造形方法について説明する。
図11は、第二実施形態に係る三次元造形装置1aの構成概要図である。本実施形態に係る三次元造形装置1aは、上述した第一実施形態に係る三次元造形装置1と同様に熱溶解積層方式の造形装置である。この三次元造形装置1aは、テーブル3が移動しないように固定され、テーブル3に対しヘッド2が移動し姿勢を変えてテーブル3上に物体を造形する点で、第一実施形態に係る三次元造形装置1と異なっている。
テーブル3は、ベース部材81に取り付けられている。ヘッド2は、ロボットアーム9の先端に取り付けられている。ロボットアーム9は、ヘッド2とテーブル3を相対的に移動させる駆動部として機能する。ロボットアーム9は、第一実施形態で説明したものと同様なものを用いることができる。すなわち、ロボットアーム9として、例えば六自由度で動作するものが用いられ、テーブル3に対しヘッド2の位置及び姿勢(向き)を変更可能なものが用いられる。なお、図11には図示を省略しているが、三次元造形装置1aには、第一実施形態と同様に、収容部40及び移送部41が設けられている。
このような三次元造形装置1aにおいても、第一実施形態に係る三次元造形装置1と同様な作用効果を得ることができる。すなわち、物体Oの造形中において、ロボットアーム9の動力により造形材料Mがヘッド2から引き出されるように構成されることにより、造形材料Mをヘッド2へ送り出す送り制御が不要となる。従って、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1aにおいて、造形材料Mの先端側がテーブル3に堆積した状態でヘッド2とテーブル3が相対的に移動することによって造形材料Mがヘッド2から引き出される。このため、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1aにおいて、物体Oの造形中にて、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対しヘッド2側への移送力を付与しない構成となっている。従って、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1aにおいて、物体Oの造形前において、移送部41により造形材料Mを収容部40からヘッド2側へ移送して造形材料Mの先端側をテーブル3に付着させることができる。そして、造形中において移送部41の移送力を解除し、ヘッド2とテーブル3の相対移動によって造形材料Mをヘッド2から引き出すことができる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態に係る三次元造形装置及び三次元造形方法について説明する。
図12は、第三実施形態に係る三次元造形装置1bにおける抵抗部42の構成概要図である。本実施形態に係る三次元造形装置1bは、上述した第一実施形態に係る三次元造形装置1と同様に熱溶解積層方式の造形装置である。この三次元造形装置1bは、抵抗部42として、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対し張力を生じさせることにより、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されることを抑制する点で、第一実施形態に係る三次元造形装置1と異なっている。三次元造形装置1bは、抵抗部42以外において、第一実施形態に係る三次元造形装置1と同様に構成されている。
図12に示すように、抵抗部42は、造形材料Mの張力調整部として機能するものであり、ローラ42a、ローラ42b及びバネ(弾性部材)42cを備えている。つまり、ローラ42bは、造形材料Mと当接する当接部材であり、弾性部材を介し取り付けられており、ヘッド2に対し移動可能となっている。ローラ42a及びローラ42bは、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mの移送経路に設けられている。また、ローラ42a及びローラ42bは、移送部41に対し上流側に設けられている。すなわち、ローラ42a及びローラ42bは、造形材料Mの移送経路において移送部41より収容部40に近い側に設けられている。このように移送部41をヘッド2に近い位置に配置することにより造形材料Mを安定して移送することができる。ローラ42a及びローラ42bは、収容部40側からローラ42a、ローラ42bの順で配置されている。造形材料Mは、ローラ42a及びローラ42bに巻き掛けられている。例えば、造形材料Mは、ローラ42aの下側に巻き掛けられ、ローラ42bの上側に巻き掛けられている。ローラ42aは、例えば水平方向に向けた回転軸を中心に回転自在に設けられている。ローラ42aの回転軸は、移動しないように固定されている。ローラ42bは、例えば水平方向に向けた回転軸を中心に回転自在に設けられている。ローラ42bの回転軸は、上下方向に対し移動可能に設けられている。
バネ42cは、ローラ42bを上方へ向けて付勢する弾性部材である。例えば、バネ42cは、ローラ42bの上方に設けられる梁部材83cとローラ42bの回転軸の間に取り付けられ、ローラ42bの回転軸を上方へ引き上げるように設置されている。梁部材83cは、枠体83を構成する部材であり、梁部材83bと平行に向けられ、梁部材83bの上方位置に設けられている。造形材料Mは、ローラ42bに巻き掛けられることにより、所定の張力が与えられる。このため、造形中において、ヘッド2から造形材料Mが引き出される速度や力が変動しても、ローラ42bの移動により、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されることが抑制される。
このような三次元造形装置1bにおいても、第一実施形態に係る三次元造形装置1と同様な作用効果を得ることができる。すなわち、物体Oの造形中において、ロボットアーム9の動力により造形材料Mがヘッド2から引き出されるように構成されることにより、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1bにおいて、造形材料Mの先端側がテーブル3に堆積した状態でヘッド2とテーブル3が相対的に移動することによって造形材料Mがヘッド2から引き出される。このため、造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1bにおいて、物体Oの造形中にて、収容部40とヘッド2の間の造形材料Mに対しヘッド2側への移送力を付与しないことにより、造形中において造形材料Mの堆積速度の変動に対応した物体Oの造形を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る三次元造形装置1bにおいて、物体Oの造形前において、移送部41により造形材料Mを収容部40からヘッド2側へ移送して造形材料Mの先端側をテーブル3に付着させることができる。そして、造形中において移送部41の移送力を解除し、ヘッド2とテーブル3の相対移動によって造形材料Mをヘッド2から引き出すことができる。
さらに、本実施形態に係る三次元造形装置1bにおいて、抵抗部42が造形材料Mに対し所定の張力を与えている。このため、造形中において、ヘッド2から造形材料Mが引き出される速度や力が変動しても、ローラ42bの移動により、収容部40から造形材料Mが過剰に引き出されることが抑制される。従って、物体Oの造形が安定して行える。
以上のように本開示の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲の記載の要旨を逸脱しない範囲で様々な変形態様を取ることができる。
例えば、上述した第一実施形態ではヘッド2に対してテーブル3が相対移動する装置を説明し、第二実施形態ではテーブル3に対しヘッド2が相対移動する装置を説明した。しかしながら、ヘッド2とテーブル3が相対移動する装置であれば、その他形態により構成されていてもよい。例えば、ヘッド2が上下左右に移動可能に構成され、テーブル3が垂直方向及び水平方向の軸線を中心に回転して姿勢変更できる装置であってもよい。このような三次元造形装置であっても、上述した三次元造形装置1及び三次元造形装置1aと同様な作用効果が得られる。
また、本開示で示した実施形態は、いずれも造形時において移送部41の移送力を解除している。つまり、造形時において収容部40からヘッド2に供給される造形材料Mの供給量を制御する送り制御部などを備えない構成となっている。しかしながら、本開示において、必ずしも、造形時において送り制御を行う制御部等を排するものではない。
1 三次元造形装置
1a 三次元造形装置
2 ヘッド
3 テーブル
6 制御部
7 HMI
9 ロボットアーム(駆動部)
21 ノズル
22 ヒータ
31 サポート部材
40 収容部
41 移送部(移送機構)
41a ローラ
42 抵抗部
42a ローラ
42b ローラ
42c バネ
81 ベース部材
83 枠体
M 造形材料
O 物体
S14 付着工程
S16 造形工程

Claims (6)

  1. ヘッドから延出する造形材料をテーブルの上に堆積させて三次元の物体を造形する三次元造形装置において、
    前記ヘッドと前記テーブルを相対的に移動させる駆動部を備え、
    前記造形材料は、前記駆動部の動力により前記ヘッドから引き出される、
    三次元造形装置。
  2. 前記造形材料は、先端側が前記テーブルに堆積した状態で前記ヘッドと前記テーブルが相対的に移動することによって前記ヘッドから延出し、前記駆動部の動力により前記ヘッドから引き出される、
    請求項1に記載の三次元造形装置。
  3. 前記造形材料を収容し、前記ヘッドに対し前記造形材料を供給するための収容部を備え、
    前記収容部と前記ヘッドの間の前記造形材料に対し前記ヘッド側への移送力を付与しない、
    請求項1又は2に記載の三次元造形装置。
  4. 前記収容部と前記ヘッドの間に設けられ、前記収容部と前記ヘッドの間の前記造形材料に対し移送力を与えることにより前記造形材料を前記ヘッド側へ移送可能とし、前記移送力の解除を可能とした移送機構を備える、
    請求項3に記載の三次元造形装置。
  5. 前記収容部と前記ヘッドの間に設けられ、前記造形材料と当接する当接部材を備え、
    前記当接部材は、弾性部材を介して取り付けられ、前記ヘッドに対し相対的に移動可能となっている、
    請求項3又は4に記載の三次元造形装置。
  6. ヘッドから延出する造形材料をテーブルの上に堆積させて三次元の物体を造形する三次元造形方法において、
    前記ヘッドから延出する前記造形材料の先端部を前記テーブル上に付着させる付着工程と、
    駆動部により前記ヘッドと前記テーブルを相対的に移動させ、前記駆動部の動力により前記ヘッドから前記造形材料を引き出して前記テーブル上に堆積させる造形工程と、
    を含む三次元造形方法。
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