JP2020175321A - フィルタエレメント - Google Patents

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Abstract

【課題】濾過性能の向上と濾過寿命の延長とを両立させることができるフィルタエレメントを提供する。【解決手段】フィルタエレメント40は、蛇腹状に襞折り加工されて全体として略円筒状に形成され、外周側に第1襞群110が配されるとともに内周側に第2襞群120が配されて第1襞群110および第2襞群120が周方向に交互に形成されてなる濾材100を備え、第1襞群110は、外周側に凸となる一対の第1外襞部111と、一対の第1外襞部111の間に連続的に形成されて内周側に凸となる第1内襞部112とを有し、第1内襞部112の頂部は、濾材100の最内周部となる第2谷折り部121よりも外周側に位置するように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、流体の濾過に用いられるフィルタエレメントに関する。
従来から、水、燃料、オイル等の流体を濾過するフィルタ装置が知られており、各種産業分野において広く実用化されている(例えば、特許文献1を参照)。フィルタ装置は、一般的に、エレメント配設空間が形成されたフィルタケース内に、フィルタエレメントが着脱可能に装着されて構成される。例えば、この種のフィルタエレメントは、シート状の濾紙を所定幅で蛇腹状(山谷状)に襞折り加工してなる円筒状の濾材と、濾材の上下の各端部に取り付けられるエンドプレートとを備えて構成され、流体を濾材の外周側から内周側(又は内周側から外周側)へ通過させて流体の濾過を行うようになっている。
特開2017−127795号公報
しかしながら、従来のフィルタエレメントでは、図10に示すように、流体の圧力や内外の圧力差などによって濾材900の襞部910が変形して襞面901同士が密着してしまい、濾材900の有効濾過面積が実質的に減少するとともに濾過抵抗の増大により圧力損失が生じることで、濾過性能および濾過寿命が低下するという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、濾過性能の向上と濾過寿命の延長とを両立させることができるフィルタエレメントを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るフィルタエレメントは、蛇腹状に襞折り加工されて全体として略円筒状に形成され、外周側に第1襞群が配されるとともに内周側に第2襞群が配されて前記第1襞群および前記第2襞群が周方向に交互に形成されてなる濾材を備えたフィルタエレメントであって、前記第1襞群は、外周側に凸となる一対の第1外襞部と、前記一対の第1外襞部の間に連続的に形成されて内周側に凸となる第1内襞部とを有し、前記第1内襞部の頂部は、前記濾材の最内周部(例えば、本実施形態における第2谷折り部121)よりも外周側に位置することを特徴とする。
なお、本発明に係るフィルタエレメントにおいて、前記第2襞群は、内周側に凸となる一対の第2内襞部と、前記一対の第2内襞部の間に連続的に形成されて外周側に凸となる第2外襞部とを有し、前記第1内襞部の頂部は前記第2外襞部の頂部よりも外周側に位置し、前記第1襞群に形成される襞部の数と、前記第2襞群に形成される襞部の数とが同数に形成されていることが好ましい。
また、本発明に係るフィルタエレメントにおいて、前記第1内襞部の内周側への突出量と、前記第2外襞部の外周側への突出量とが等しく形成されていることが好ましい。
本発明によれば、濾材の内外の圧力差や濾過中の流体の圧力などにより、一対の第1外襞部同士が内側(接近する方向)に押し込まれようとしても、この一対の第1外襞部の襞
面同士の間に配置された第1内襞部の襞面同士が先に密着してスペーサとして機能することで、その密着した厚み分以上の間隔で第1外襞部の襞面同士を互いに離間させた状態に保つことができ、それにより第1外襞部の襞面同士の密着を防止するため、濾材全体の有効濾過面積を十分に確保することができるとともに、濾過抵抗により生じる圧力損失を軽減させることができ、その結果、フィルタエレメントの濾過性能の向上と寿命の延長とを両立させることが可能となる。
また、本発明によれば、濾材の周方向に交互に形成される第1襞群の襞部の数(折り数)と第2襞群の襞部の数(折り数)とが等しく構成されており、濾材の外周側の折り畳み密度と内周側の折り畳み密度とが略均等となることで、襞部全体の形状のバランスを良好に保つことができ、それにより濾材の製造が容易となるため、濾材(フィルタエレメント)の生産性および取扱い性を向上させることができる。
本実施形態に係るフィルタ装置の正面図である。 本実施形態に係るフィルタ装置の断面図である。 本実施形態に係るフィルタエレメントの正面図(一部断面図)である。 本実施形態に係るフィルタエレメントの平面図(一部断面図)である。 本実施形態に係る濾材の展開図である。 本実施形態に係る濾材の作用を説明するための一部拡大図である。 第1変形例に係る濾材の展開図である。 第2変形例に係る濾材の展開図である。 第3変形例に係る濾材の展開図である。 従来技術の濾材を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係るフィルタエレメントを適用したフィルタ装置1を図1〜図2に示しており、まず、これらの図を参照してフィルタ装置1の全体構成について説明する。本実施形態に係るフィルタ装置1は、石油精製プラントや石油化学プラント等に設けられて石油中に混入した固形粒子(塵埃、鉄錆、スケール、砂など)等を分離除去する燃料フィルタ装置として構成されている。
フィルタ装置1は、内部にエレメント配設空間10を有するフィルタケース30と、フィルタケース30の上端部に着脱自在に取り付けられてエレメント配設空間10の上端開口を閉鎖するフィルタカバー20と、エレメント配設空間10内に着脱自在に取り付けられるフィルタエレメント40とを主体に構成される。以下では、説明の便宜上、図1に示すフィルタ装置1の配設姿勢を基準として、図1の各矢印で示す方向をそれぞれ、上下方向および左右方向と称して説明する。
フィルタケース30は、上方に開口する縦長の有底円筒状に形成されている。フィルタケース30の外側面には、外部(上流側)からの濾過前の流体(「汚油」と呼称する)をエレメント配設空間10内に流入させる配管が接続される流入管接続部31と、フィルタエレメント40を通過した濾過後の流体(「清浄油」と呼称する)を外部(下流側)に流出させる配管が接続される流出管接続部32とが接合されている。各接続部31,32はフィルタケース30の外側面から突設されており、流入管接続部31の先端側に円孔状の流入口31aが形成され、流出管接続部32の先端側に円孔状の流出口32aが形成されている。
フィルタケース30には、フィルタケース30内に溜まった汚油を外部に排出する汚油
排出部33と、フィルタケース30内に溜まった清浄油を流出口32aとは別のルートによって外部に排出する清浄油排出部34とが設けられている。
フィルタケース30の上端部には、フィルタカバー20の座面を形成する中空円盤状のフランジ部35が接合されている。フィルタカバー20は、フランジ部35と略同一径の円盤状に形成されており、複数本のボルトおよびナットを用いてフランジ部35の上面に着脱自在に締結固定される。このフィルタカバー20には、運転開始時にフィルタケース30内の空気を外部に放出させるためのエアベント部21が設けられている。
また、フィルタカバー20とフィルタケース30との間には、フィルタケース30に対してフィルタカバー20を昇降移動および旋回移動させるためのカバーリフト機構25が跨設されている。カバーリフト機構25は、フィルタカバー20とフィルタケース30とを固定している複数本のボルトおよびナットを取り外した状態において、レバー26を操作して該機構部を下方に揺動させることによりフィルタカバー20をフランジ部35から持ち上げた後、フィルタカバー20を該機構部の軸回りに水平旋回させることで、エレメント配設空間10の上端開口を開放させてフィルタエレメント40の交換作業を行うことができるように構成されている。
フィルタケース30の内部には、該内部空間を上下に区画する仕切り壁37が設けられている。この仕切り壁37の上側には、エレメント配設空間10が形成され、仕切り壁37の下側には、貯留空間15が形成される。そして、エレメント配設空間10には、流入管接続部31および汚油排出部33が連通され、貯留空間15には、流出管接続部32および清浄油排出部34が連通されている。エレメント配設空間10における流入管接続部31の出口近傍には、流入口31aと左右方向に対向するバッフル板38が設けられている。
フィルタエレメント40は、図3および図4に示すように、円筒状の濾材100と、濾材100の外周面を覆うように設けられた外周シート41と、濾材100および外周シート41の上下の端部にそれぞれ取り付けられた一対のエンドプレート42と、各エンドプレート42にそれぞれ取り付けられた一対のガスケット43とを備えて構成される。
濾材100は、不織布等の濾紙を蛇腹状にプリーツ成形(襞折り)したものを、略円筒形となるように巻回して構成される。この濾材100の種類としては、プリーツ成形が可能である限り、織物、編物、不織布、及び紙等のうちのいずれでもよく、又はこれらを組み合わせたものであってもよい。濾材の材質についても、特に限定されず、その一例としては、化学繊維、天然繊維、金属、樹脂などが挙げられる。
濾材100には、図4および図5に示すように、外周側(濾材100の外周空間側)に配される第1襞群110と、内周側(濾材100の内周空間側)に配される第2襞群120とが周方向に連続的且つ交互に形成されている。なお、以下では、外周側に向けて凸となる折り曲げ方を「山折り」、内周側に向けて凸となる折り曲げ方を「谷折り」と呼称する。
第1襞群110は、外周側に凸となる一対の第1山折り部(外襞部)111と、一対の第1山折り部111の間に形成されて内周側に凸となる第1谷折り部(内襞部)112とを有し、全体としてM字形を呈して構成されている。第1山折り部111は、濾材100の外周端と内周端との間の距離と略等しい長さ(24mm)を有して濾材100の外周端から内周端まで延びる大襞面101と、この大襞面101の長さの約8分の1の長さ(3mm)を有して濾材100の外周端から僅かに内周側へ延びる小襞面102とを有して形成される。この第1山折り部111の大襞面101と小襞面102のとの間には空部(隙
間)が形成されている。また、この第1山折り部111の頂部は、濾材100の軸心を中心とする半径R4の円周上に配置されている。第1谷折り部112は、一対の小襞面102を有して形成される。この第1谷折り部112の一対の小襞面102の間には空部(隙間)が形成されている。また、この第1谷折り部112の頂部は、濾材100の軸心を中心とする半径R3(R3<R4)の円周上に配置されている。この第1谷折り部112は、一対の第1山折り部111の間に形成されて、その両側に配置される大襞面111同士の間隔を維持して大襞面111同士の密着を防止する機能を有している。このとき、第1谷折り部112の襞高さ(小襞面112の長さ)は、第1山折り部111の襞高さ(大襞面111の長さ)の約8分の1の大きさに形成されているため、大襞面111と小襞面112とが密着しても、その残りの長さ(8分の7)は濾過面として有効に機能する。なお、第1谷折り部112の襞高さ(小襞面102の長さ)は、その襞面同士の接触による有効濾過面積の減少を抑えるため、出来る限り低い襞高さ(襞面の長さ)であることが好ましい。
第2襞群120は、内周側に凸となる一対の第2谷折り部(内襞部)121と、一対の谷折り部121の間に形成されて外周側に凸となる第2山折り部(外襞部)122とを有し、全体としてW字形を呈して構成されている。第2谷折り部121は、濾材100の外周端と内周端との間の距離と略等しい長さ(24mm)を有して濾材100の内周端から外周端まで延びる大襞面111と、大襞面111の長さの約8分の1の長さ(3mm)を有して濾材100の内周端から僅かに外周側へ延びる小襞面103とを有して形成される。この第2谷折り部121の大襞面101と小襞面103のとの間には空部(隙間)が形成されている。また、この第2谷折り部121の頂部は、濾材100の軸心を中心とする半径R1(R1<R3)の円周上に配置されている。第2山折り部122は、一対の小襞面103を有して形成される。この第2山折り部122の一対の小襞面103の間には空部(隙間)が形成されている。また、この第2山折り部122の頂部は、濾材100の軸心を中心とする半径R2(R1<R2<R3)の円周上に配置されている。なお、第2山折り部122の襞高さは、第1谷折り部112の襞高さと略同一の大きさ(必要最小限の大きさ)に設定されている。
この濾材100には、外周側の第1襞群110の襞数(折り数)と、内周側の第2襞群120の襞数(折り数)とが等しく形成されているため、濾材全体がバランスの良い形状となっており、製造時や組立時の取扱い性が非常に良好である。
外周シート41は、例えばポリエステル繊維等の不織布から構成されている。この外周シート41は、濾材100の最外周を形成する第1山折り部111(第1襞群110)の外周面を覆うように設けられている。なお、外周シート41には、流体の通過抵抗を抑えるために複数の小孔(パンチ孔)41aが貫通形成されている。
濾材100および外周シート41は、上下のエンドプレート42により挟持される。下側のエンドプレート42の中心部には、上下に貫通して濾材100の内周空間に連通する円形の開口が形成され、この開口にガスケット43が取り付けられている。そして、フィルタエレメント40がフィルタケース30内のエレメント配設空間10に装着されると、このガスケットに貯留空間から上方に延びる流路形成パイプ39が嵌合され、この流路形成パイプ39を介して濾材100の内周空間と貯留空間15とが連通する。また、エレメント配設空間10は、フィルタエレメント40が装着されることにより、フィルタエレメント40の外周側の空間(「流入空間10a」と呼称する)と、フィルタエレメント40の内周側の空間(「流出空間10b」と呼称する)とに略二分される。流入空間10aは、濾過前の流体が流通するダーティサイドとなり、流出空間10bは、濾過後の流体が流通するクリーンサイドとなる。
かかる構成のフィルタ装置1は、図2の太線の矢印で示すように、流入口31aから流入した汚油は、バッフル板38に衝突する。そして、フィルタケース30内の流入空間10aに流入した汚油は、フィルタエレメント40の濾材100を通過する際に、汚油中の固形物が捕捉除去される。このとき、図6に示すように、濾材100の内外の圧力差や濾過中の流体の圧力などにより、大襞面101同士が内側(接近する方向)に押し込まれようとしても、この大襞面101同士の間に配置された隣接する小襞面102同士が先に密着してスペーサとして機能することで、その密着した厚み分以上の間隔で大襞面101同士を互いに離間させた状態に保つことができ、それにより大襞面101同士の密着を防止して、濾材の有効濾過面積を確保することができる。なお、小襞面102の長さは、大襞面101の約8分の1の長さに形成されており(有効濾過面積との関係で出来る限り低い
襞高さに形成されており)、この小襞面102同士が密着した場合でも、大襞面101の先端部(小襞面102との密着部分)以外は濾過面として有効に使用することができるため、有効濾過面積の減少を最小限に抑えることができる。そして、濾材100により固形物が取り除かれた清浄油は、濾材100の内周側に形成された流出空間10bに流れて、この流出空間10bから流路形成パイプ39、貯留空間15および流出口32aの順に流通して、フィルタケース30の外部に流出するようになっている。
以上、本実施形態によれば、濾材100の内外の圧力差や濾過中の流体の圧力などにより、大襞面101同士が内側(接近する方向)に押し込まれようとしても、この大襞面101同士の間に配置された隣接する小襞面102同士が先に密着してスペーサとして機能することで、その密着した厚み分以上の間隔で大襞面101同士を互いに離間させた状態に保つことができ、それにより大襞面101同士の密着を防止するため、濾材全体の有効濾過面積を十分に確保することができるとともに、濾過抵抗により生じる圧力損失を軽減させることができ、その結果、フィルタエレメント40の濾過性能の向上と寿命の延長とを両立させることが可能となる。
また、本実施形態では、濾材100の周方向に交互に形成される第1襞群110の襞部の数(折り数)と第2襞群120の襞部の数(折り数)とが等しく構成されており、濾材100の外周側の折り畳み密度と内周側の折り畳み密度とが略均等となることで、襞部全体の形状のバランスを良好に保つことができ、それにより濾材100の製造が容易となるため、濾材100(フィルタエレメント40)の生産性および取扱い性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上記実施形態では、第2山折り部122の襞高さ(小襞面103の長さ)を第1谷折り部112の襞高さ(小襞面102の長さ)と等しく形成しているが、この構成に限定されるものではなく、第2山折り部122の襞高さ(小襞面103の長さ)を第1谷折り部112の襞高さ(小襞面102の長さ)よりも大きく形成してもよい。図7は、第1変形例の濾材200の展開図を示している。第1変形例の濾材200では、第1谷折り部112の小襞面102の長さを3mm、第2山折り部122の小襞面103の長さを15mmに設定している。図8は、第2変形例の濾材300の展開図を示している。第2変形例の濾材300では、第1谷折り部112の小襞面102の長さを3mm、第2山折り部122の小襞面103の長さを21mmに設定している。そのため、この第2変形例の濾材300では、第1谷折り部112の頂部と第2山折り部122の頂部とが同一線上(同一半径(R2=R3)の円周上)に位置するため、濾材100の外周側と内周側との間の全域に亘り折り畳み密度を均一とすることができる。
上記実施形態では、濾材100が第1襞群110と第2襞群120とを有して構成され
ていたが、この構成に限定されるものではなく、更に複数の襞群を有して構成されていてもよい。図9は、第3変形例の濾材400の展開図を示している。第3変形例の濾材400は、濾材400の外周側に配される一対の第1襞群110と、濾材400の内周側に配される第2襞群120および第3襞群130とを有して構成されている。第1襞群110は、一対の第1山折り部(外襞部)111と、一対の山折り部111の間に形成される第1谷折り部(内襞部)112とを有する。第2襞群120は、一対の第2谷折り部(内襞部)121と、一対の第2谷折り部121の間に形成される一対の第2山折り部(外襞部)122と、一対の第2山折り部122の間に形成される第2谷折り部(内襞部)123とを有している。第3襞群130は、第3谷折り部(内襞部)131のみを有する。従って、この第3変形例の濾材400においても、第1襞群110の襞部の数(折り数)と、第2襞群120および第3襞群130の襞部の数(折り数)とが等しくなっており、濾材400の外周側の折り畳み密度と内周側の折り畳み密度とが略均等となる。
上記実施形態では、濾材100の外周側から内周側へ流体が流れる構成であったが、この構成に限定されるものではなく、濾材100の内周側から外周側へ流体が流れる構成であってもよい。その場合には、第2山折り部122(一対の小襞面103)が大襞面101同士の密着を防止するスペーサとして機能することになる。
上記実施形態では、本発明に係るフィルタエレメントを燃料フィルタ用のフィルタエレメントに適用した場合を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、燃料以外の他の液体(例えば潤滑油、作動油、水など)の濾過を行うフィルタエレメント、例えば、オイルフィルタ用のフィルタエレメント、サクションフィルタ用のフィルタエレメント、リターンフィルタ用のフィルタエレメント等に適用しても、同様の効果を奏することができる。
1 フィルタ装置
10 エレメント配設空間
20 フィルタカバー
30 フィルタケース
40 フィルタエレメント
100 濾材
110 第1襞群
101 大襞面
102 小襞面
103 小襞面
111 第1山折り部(第1外襞部)
112 第1谷折り部(第1内襞部)
120 第2襞群
121 第2谷折り部(第2内襞部)
122 第2山折り部(第2外襞部)
200 濾材(第1変形例)
300 濾材(第2変形例)
400 濾材(第3変形例)

Claims (3)

  1. 蛇腹状に襞折り加工されて全体として略円筒状に形成され、外周側に第1襞群が配されるとともに内周側に第2襞群が配されて前記第1襞群および前記第2襞群が周方向に交互に形成されてなる濾材を備えたフィルタエレメントであって、
    前記第1襞群は、外周側に凸となる一対の第1外襞部と、前記一対の第1外襞部の間に連続的に形成されて内周側に凸となる第1内襞部とを有し、
    前記第1内襞部の頂部は、前記濾材の最内周部よりも外周側に位置することを特徴とするフィルタエレメント。
  2. 前記第2襞群は、内周側に凸となる一対の第2内襞部と、前記一対の第2内襞部の間に連続的に形成されて外周側に凸となる第2外襞部とを有し、
    前記第1内襞部の頂部は前記第2外襞部の頂部よりも外周側に位置し、
    前記第1襞群に形成される襞部の数と、前記第2襞群に形成される襞部の数とが同数に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタエレメント。
  3. 前記第1内襞部の内周側への突出量と、前記第2外襞部の外周側への突出量とが等しく形成されていることを特徴とする請求項2に記載のフィルタエレメント。
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