JP2020174113A - 多層回路基板 - Google Patents

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雄信 吉野
芽利 上田
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芽利 上田
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Satoshi Okude
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Abstract

【課題】高周波回路を含む基板の生産性を向上できる多層回路基板を提供する。【解決手段】高周波基板を含む第1回路基板10と、第1回路基板10と接合される第2回路基板20とを含む多層回路基板30であって、第1回路基板10の厚さ方向に垂直な面の一方の面が第1接合面13であり、第2回路基板20の厚さ方向に垂直な面の少なくとも一方の面が第2接合面24であり、第1接合面13と第2接合面24との間に、第1回路基板10と第2回路基板20とを電気的かつ機械的に接合する接合構造を有する多層回路基板30。【選択図】図1

Description

本発明は、多層回路基板に関する。
無線局の基地局や端末で用いられるアンテナモジュールでは、20GHzを超えるミリ波帯の高周波信号が広く使用されている。高周波数帯に対応する基板では、低誘電率の特殊な誘電体材料が用いられている。また、特許文献1では、電源回路等には一般的な基板材料を用い、高周波回路の部分は高周波数帯に対応する基板材料を用いた複合基板が提案されている。
特開2016−40797号公報
特許文献1では、一般的な基板材料を用いたベース基板と高周波特性に優れる高周波基板との電気的接続に、スルーホールを用いている。このため、ベース基板と高周波基板と貫通した孔あけ工程が必要であり、生産性が低い。また、スルーホールを設けることにより高周波信号を冗長に引き回す必要があり、特性の劣化を引き起こすおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高周波回路を含む基板の生産性を向上できる多層回路基板を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、高周波基板を含む第1回路基板と、前記第1回路基板と接合される第2回路基板とを含む多層回路基板であって、前記第1回路基板の厚さ方向に垂直な面の一方の面が第1接合面であり、前記第2回路基板の厚さ方向に垂直な面の少なくとも一方の面が第2接合面であり、前記第1接合面と前記第2接合面との間に、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを電気的かつ機械的に接合する接合構造を有することを特徴とする多層回路基板を提供する。
前記接合構造は、半田層、導電ペースト層、導電性接着層、貫通導体を有する接続基板の少なくとも1種を含んでもよい。
前記接合構造は、コネクタ等により、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを可逆的に取り外すことが可能であってもよい。
前記コネクタは、凹部を有する一対の台座部と、前記台座部の凹部に接続される同軸ピンを有してもよい。
前記コネクタは、嵌合ピンを有する雄型コネクタと、前記嵌合ピンに嵌合する嵌合凹部を有する雌型コネクタを有してもよい。
前記高周波基板は、誘電損失が0.01未満の絶縁材料から構成されてもよい。
前記第1回路基板は、高周波信号の送信又は受信又は送受信が可能なアンテナを有してもよい。
少なくとも一つの前記アンテナに給電する給電線が、前記アンテナと同じ層に配置されていてもよい。
少なくとも一つの前記アンテナに給電する給電線が、前記アンテナと同じ層に配置されていなくてもよい。
前記アンテナは、無給電素子を有してもよい。
前記第1回路基板の前記アンテナが形成された面に誘電体層が形成されていてもよい。
前記第2回路基板に、高周波信号を処理する集積回路(IC)が搭載されてもよい。
本発明によれば、高周波回路を含む基板の生産性を向上できる多層回路基板を提供することができる。
第1実施形態の(a)各回路基板及び(b)多層回路基板を示す断面図である。 第2実施形態の(a)各回路基板及び(b)多層回路基板を示す断面図である。 接続基板の製造工程を(a)〜(d)の順に示す断面図である。 第3実施形態の(a)各回路基板及び(b)多層回路基板を示す断面図である。 第4実施形態の(a)各回路基板及び(b)多層回路基板を示す断面図である。 第5実施形態の多層回路基板を示す断面図である。 第6実施形態の多層回路基板を示す断面図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
第1実施形態の多層回路基板について説明する。図1(a)は第1回路基板10及び第2回路基板20を示し、図1(b)は第1実施形態の多層回路基板30を示す。第1回路基板10は、複数の絶縁基板11a,11b,11cを積層して構成されている。第2回路基板20は、複数の絶縁基板21a,21b,21c,21d,21e,21fを積層して構成されている。第1回路基板10及び第2回路基板20に含まれる絶縁基板の層数は特に限定されず、それぞれ1層又は2層以上とすることができる。それぞれの絶縁基板は、フィルム、シート、プリプレグ等から構成することができる。絶縁基板の片面又は両面には、特に図示しないが、導体層を設けることができる。また、絶縁基板の1層又は2層以上を貫通して、貫通導体を設けることができる。
第1回路基板10は、高周波基板を含む。高周波基板は、高周波に対応した絶縁基板である。高周波基板を構成する高周波材料としては、例えば誘電損失が0.01未満の絶縁材料が挙げられる。本明細書で絶縁材料とは電気絶縁材料(誘電体、非導電体)を意味し、熱絶縁材料(断熱材)とする必要はない。また、誘電損失の測定条件は、例えばJIS C 6481(プリント配線板用銅張積層板試験方法)の誘電正接(tanδ)として規定されるように、1MHzの測定周波数に対して温度20±2℃、相対湿度60〜70%が挙げられる。誘電損失0.005以下の高周波材料から構成される高周波基板がより好ましい。高周波基板を構成する高周波材料の具体例としては、液晶ポリマ(LCP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、フッ素樹脂、シクロオレフィン樹脂、マレイミド樹脂、ポリイミド樹脂、変性ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、石英、セラミック、サファイアからなる群から選択される1種以上等が挙げられる。第1回路基板10の層数は特に限定されないが、例えば1〜6層が挙げられる。
第1回路基板10は、各層の厚さが100μm以下のコア基板又はプリプレグから構成される多層基板であってもよく、損失を下げるなど必要に応じて厚さが100μmを超えるコア基板又はプリプレグを含んでもよい。第1実施形態では、第1回路基板10に含まれる絶縁基板11a,11b,11cが全て高周波基板から構成されているが、それに限らない。第1回路基板10に含まれる絶縁基板が、全て高周波基板から構成されていなくてもよい。
第1実施形態の第1回路基板10には、高周波素子の一例として、高周波信号の送信又は受信又は送受信が可能なアンテナ12が形成される。帯域を確保する、高周波信号の損失を抑制する等の目的で、例えばアンテナ12に接する層として、高周波材料からなる基板を接着材で貼り合わせるか、あるいはプリプレグからなるビルドアップ層を設けてもよい。その場合は、第1回路基板10のアンテナ12が形成された層以外の層の少なくとも一部が高周波材料から構成されていなくてもよい。アンテナ12は、基板に搭載又は内蔵が可能な構造であれば特に限定されないが、例えば平面アンテナが好ましく、パッチアンテナ、ストリップアンテナ、スロットアンテナ等が挙げられる。基板にポスト壁導波路(PWW)等の導波路構造を構成し、導波路のスロット、開口等によりアンテナを構成してもよい。アンテナ12はアンテナアレーを構成してもよい。
図1に示す例では、第1回路基板10の厚さ方向のうち、第2回路基板20から最も離れた層の絶縁基板11aにアンテナ12が形成されている。アンテナ12が空中に信号を送信し、又は空中から信号を受信する場合、第1回路基板10の厚さ方向において、第2回路基板20とは反対側が空中の側となるように第1回路基板10を設置することができる。特に図示しないが、第1回路基板10の他の絶縁基板11b,11cにアンテナ12を設けることも可能である。各絶縁基板11a,11b,11cに設ける導体層又は貫通導体(図示略)の位置は、アンテナ12における空中信号の送信又は受信への影響を考慮して設計される。
第2回路基板20は、少なくとも一部に高周波基板を含んでもよいが、第2回路基板20の絶縁材料は、高周波対応でない一般的な絶縁材料のみから構成されてもよい。第2回路基板20に含まれる絶縁基板は、高周波基板を構成する高周波材料よりも誘電損失が高い、一般的な絶縁材料から構成することができる。高周波対応でない絶縁材料としては、例えば誘電損失が0.01以上の絶縁材料が挙げられる。絶縁基板を構成する絶縁材料の具体例としては、ガラス布基材エポキシ樹脂(FR−4等)、ガラス布・ガラス不織布複合基材エポキシ樹脂、ガラス布・紙複合基材エポキシ樹脂、合成繊維布基材エポキシ樹脂、紙基材エポキシ樹脂、ガラス布基材ポリイミド樹脂、ガラス布基材ビスマレイミド/トリアジン/エポキシ樹脂、紙基材フェノール樹脂等の他、ポリイミドなどのフレキシブル基材が挙げられる。
第2回路基板20としては、各層の厚さが100μm以下のコア基板又はプリプレグから構成される多層基板が好ましい。これにより、基板の厚さが薄く、加工が容易になる。第2回路基板20の層数は特に限定されないが、典型的には4〜10層であり、10層を超えてもよい。
アンテナ12の利得を高めるためには、第1回路基板10に形成するアンテナ12の個数を多くすることが好ましい。そのため、第1実施形態では、第1回路基板10に高周波信号を処理する集積回路22は搭載されず、第2回路基板20に高周波信号を処理する集積回路22が搭載される。集積回路22は、半田等の導体からなるバンプ23を介して第2回路基板20に接続される。集積回路22としては、例えばRFIC等の集積回路(IC)が挙げられる。高周波信号を扱うアンテナ基板では、RFICからの信号の損失を抑制するために、アンテナが形成された第1回路基板と、RFICが搭載された第2回路基板とを同一の多層回路基板に一体化した構成とすることが好ましい。これにより、信号線の引き回しが容易になり、かつ基板面積を抑制することができる。高周波用の基板材料は高価であるため、電源回路、低周波数のベースバンド信号を伝搬する回路等は第2回路基板に搭載され、第2回路基板を構成する各絶縁基板には、高周波対応でない、一般的な絶縁材料を用いることができる。例えば10GHz未満(数GHz程度)の信号であれば、同軸ケーブル等により伝搬させることも可能である。
例えば集積回路22で高周波信号を生成する場合、多層回路基板30の内部で高周波信号を伝搬させてアンテナ12に供給し、アンテナ12から空中に放射させることができる。集積回路22とアンテナ12との間を接続する配線は、高周波信号の損失を低減するため、伝送距離を短くすることが好ましい。そのため、多層回路基板30は、第1回路基板10と第2回路基板20とを、接合により複合化した構成である。多層回路基板30の全体の厚さは、例えば1〜2mm、具体的には1.5mm程度が挙げられる。アンテナ12は、必要に応じて、無給電素子を有してもよい。例えばパッチアンテナにおいて、放射パッチの周囲に無給電パッチを設置することにより、特性を改善することができる。
また集積回路22で高周波信号を生成する場合、少なくとも第2回路基板20の集積回路22が搭載された層を高周波基板とし、搭載された集積回路22の信号線や接地層に接続する配線を再配置してもよい。
第1回路基板10は、厚さ方向に垂直な面の一方に第1接合面13を有する。また、第2回路基板20は、厚さ方向に垂直な面の少なくとも一方に第2接合面24を有する。多層回路基板30は、第1接合面13と第2接合面24とが対向するように、第1回路基板10と第2回路基板20とを接合した構成である。特に図示しないが、第2回路基板20は、厚さ方向に垂直な面の両方に第2接合面24を有して、それぞれの第2接合面24に対して、第1回路基板10が接合されてもよい。第2回路基板20の厚さ方向に垂直な面の両方に第1回路基板10を接合する場合、厚さ方向に対称性が高い構造となるため、基板の反りを抑制しやすくなる。
第1実施形態では、第2回路基板20に集積回路22を搭載したが、それに限らない。第1回路基板10に集積回路22を搭載してもよい。また、第1回路基板10及び第2回路基板20のそれぞれに1以上の集積回路22を搭載してもよい。
第1回路基板10と第2回路基板20との複合化と、高周波信号の伝送を実現するため、多層回路基板30は、第1接合面13と第2接合面24との間に、第1回路基板10と第2回路基板20とを電気的かつ機械的に接合する接合構造を有する。第1実施形態の場合、第1回路基板10と第2回路基板20との電気的接続(電気的接合)及び機械的接合のため、半田層、導電ペースト層、導電性接着層等からなる導電層31が設けられている。導電層31は基板間の接続部31である。
半田層を構成する半田は、半田ボール、半田ペースト等、各種の半田から適宜選択することができる。多層回路基板30の製品では、接合後の半田層を構成する半田がリフローにより層状となっていてもよい。
導電ペースト層又は導電性接着層に用いられる導体は、金、銀、銅等の金属粒子や、カーボンブラックやグラファイト、カーボンナノチューブ等の導電性カーボン等が挙げられる。導電ペースト層は、銀ペースト、銅ペースト、導電性カーボンペースト等、各種の導電ペーストから構成することができる。導電ペースト層は、製造過程で流動性又は変形性を有するペースト状であればよく、多層回路基板30の製品では、接合後の導電ペースト層が焼成、硬化等により、流動性又は変形性を有しなくてもよい。
導電性接着層は、各種の導電性接着材から構成することができる。製造過程における導電性接着材の状態は特に限定されないが、シート状、ペースト状、ゲル状、液状等が挙げられる。多層回路基板30の製品では、接合後の導電性接着層が硬化状態又は乾燥状態となってもよい。
導電層31は、半田層、導電ペースト層、導電性接着層等の2種以上であってもよい。第1接合面13又は第2接合面24において導電層31が設けられる領域には、特に図示しないが、金属箔、金属めっき層等からなる導体層が形成されてもよい。高周波信号を伝送する導電層31の周囲に、グランドに接続して接地された導電層31を配置してもよい。
第1接合面13と第2接合面24との間で、導電層31が形成されない領域には、絶縁樹脂等からなる封止層32を形成することが好ましい。封止層32を構成する材料としては、非導電性フィルム(NCF)、非導電性ペースト(NCP)、アンダーフィル材等が挙げられるが、機械的な接合を強化するために、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂を用いることが好ましい。導電層31が半田層である場合は、半田層の形成される範囲を制御しやすいため、封止層32が導電層31の周囲を覆う代わりに、半田層から離れた位置に、例えば第1接合面13又は第2接合面24の端部又は隅部に形成されてもよい。
第1実施形態の多層回路基板30を製造する方法としては、アンテナ12が形成された第1回路基板10を作製する工程、集積回路22が搭載された第2回路基板20を作製する工程、第1回路基板10と第2回路基板20とを導電層31により接合する工程、導電層31の周囲を封止層32で封止する工程を有する製造方法が挙げられる。第1回路基板10と第2回路基板20とを別々の回路基板として準備した後で、導電層31を介して第1回路基板10と第2回路基板20とを接合することにより、第1回路基板10と第2回路基板20との間で信号のやりとりが可能になる。
第1回路基板10と第2回路基板20との間を位置合わせ(アライメント)して接続部31により接続する工程に先立って、接続部31を第1回路基板10又は第2回路基板20のいずれに設けてもよい。例えば、第1回路基板10を作製する工程において、第1接合面13に接続部31を設けてもよい。また、第2回路基板20を作製する工程において、第2接合面24に接続部31を設けてもよい。接続部31として半田ボールを用いる場合は、フラックス、半田ペースト等を用いて、第1回路基板10又は第2回路基板20に搭載してもよい。
特許文献1に記載されているように、多層回路基板の全層にわたってスルーホールを形成する場合、スルーホールの長さが長くなることから、製造が難しい。スルーホールの径を大きくすると製造が容易になるが、面積効率が悪くなる。
第1実施形態の多層回路基板30によれば、導電層31を介して高周波信号を伝送することができるので、第1回路基板10又は第2回路基板20に層間スルーホールを設ける場合においても、スルーホールの長さは最大でも第1回路基板10又は第2回路基板20の厚さで済む。そのため、生産性を向上できる。また、スルーホールの径を小さくすることができるので、基板の面積効率を改善することができる。
次に、第2実施形態の多層回路基板について説明する。図2(a)は、第1回路基板10、第2回路基板20及び接続基板45を示す。図2(b)は、第2実施形態の多層回路基板40を示す。図3は、接続基板の製造工程を(a)〜(d)の順に示す。第1回路基板10及び第2回路基板20の構成は、第1実施形態と同様とすることができるので、重複する説明は省略する。
接続基板45は、絶縁基材41及び貫通導体42からなる。絶縁基材41の両面に接着性を有することが好ましい。貫通導体42は、絶縁基材41を貫通する導体である。貫通導体42を構成する導電材料は、第1実施形態の導電層31を構成する半田、導電ペースト、導電性接着材と同様に選択することができる。接続基板45が異なる種類の導電材料からなる2種以上の貫通導体42を有してもよい。第1回路基板10及び第2回路基板20を接合する前の接続基板45においては、貫通導体42が絶縁基材41の両面から突出していることが好ましい。
接続基板45を作製する方法としては、例えば図3(a)に示すように両面にそれぞれフィルム43が形成された絶縁基材41を準備する工程、図3(b)に示すように絶縁基材41及びフィルム43を貫通するビア44を形成する工程、図3(c)に示すようにビア44に導電材料を充填して貫通導体42を形成する工程、図3(d)に示すように、絶縁基材41からフィルム43を除去して、絶縁基材41の両面から貫通導体42を突出させる工程を有する方法が挙げられる。
絶縁基材41が接着性である場合には、フィルム43が保護シートであってもよい。絶縁基材41が粘着性である場合には、フィルム43が仮貼り材料であってもよい。貫通導体42を半田ボールから形成する場合、ビア44の寸法に応じた半田ボールを準備してもよい。接続基板45を第1接合面13及び第2接合面24の間に挟み込むことにより、第1回路基板10と第2回路基板20とを接合することができる。また、必要に応じて、第1回路基板10及び第2回路基板20を接合する際に、加熱や加圧プレスをしてもよい。
第2実施形態の多層回路基板40では、貫通導体42により第1回路基板10と第2回路基板20との間を電気的に接続することができる。第1接合面13と第2接合面24との間を機械的に接合する構成が、絶縁基材41の接合力のみであってもよく、絶縁基材41の接合力と貫通導体42の接合力との合計であってもよい。絶縁基材41の両面に接着性がなく、貫通導体42の接合力のみであってもよい。第2実施形態の多層回路基板40は、第1実施形態の多層回路基板30の効果である生産性の向上も備える。
次に、第3実施形態の多層回路基板について説明する。図4(a)は、第1回路基板10、第2回路基板20及び同軸コネクタ54を示す。図4(b)は、第3実施形態の多層回路基板50を示す。第1回路基板10及び第2回路基板20の構成は、第1実施形態と同様とすることができるので、重複する説明は省略する。
同軸コネクタ54は、第1接合面13に搭載される第1台座部51と、第2接合面24に搭載される第2台座部52と、第1台座部51及び第2台座部52を接続する同軸ピン53を有する。同軸ピン53は、長さ方向の両端にそれぞれ第1端53a及び第2端53bを有する。同軸ピン53は、第1端53aを第1台座部51の凹部51cに嵌合し、第2端53bを第2台座部52の凹部52cに嵌合することができる。各同軸コネクタ54は、同軸ピン53を複数有してもよい。第1接合面13と第2接合面24との間に、複数組の同軸コネクタ54を設けてもよい。同軸コネクタ54は、第1回路基板10と第2回路基板20との間を電気的かつ機械的に接合することができる。
第1台座部51及び第2台座部52は、特に図示しないが、それぞれ第1回路基板10又は第2回路基板20のグランドパッド及び信号線パッドに接続するバンプを有する。第1接合面13及び第2接合面24は、それぞれ第1台座部51及び第2台座部52に対応した配線パターンを有する。半田バンプのリフローにより、第1台座部51及び第2台座部52をそれぞれ第1回路基板10及び第2回路基板20に接合することができる。同軸コネクタ54の一例としては、例えば、ユウエツ精機株式会社のmicroSMPシリーズが挙げられる。
第3実施形態の多層回路基板50では、電気的接続が同軸コネクタ54を介することにより、損失を抑制することができる。同軸コネクタ54は、第1回路基板10と第2回路基板20との間を可逆的に取り外すことができる。また、同軸ピン53が第1台座部51及び第2台座部52の凹部51c,52cに対して遊びを有することにより、第1接合面13及び第2接合面24の平面に沿った方向で例えば±30μm程度の位置ずれに対応することができる。このため、接合の工程及び設備を簡略化することができる。さらに第3実施形態の多層回路基板50は、第1実施形態の多層回路基板30の効果である生産性の向上を備える。
次に、第4実施形態の多層回路基板について説明する。図5(a)は、第1回路基板10、第2回路基板20及び嵌合コネクタ64を示す。図5(b)は、第4実施形態の多層回路基板60を示す。第1回路基板10及び第2回路基板20の構成は、第1実施形態と同様とすることができるので、重複する説明は省略する。
嵌合コネクタ64は、第1接合面13に搭載される雄型コネクタ61と、第2接合面24に搭載される雌型コネクタ62を有する。雄型コネクタ61は、雌型コネクタ62の嵌合凹部62cに嵌合する嵌合ピン63を有する。特に図示しないが、第1接合面13に雌型コネクタ62を搭載し、第2接合面24に雄型コネクタ61を搭載してもよい。雄型コネクタ61は、嵌合ピン63を複数有してもよい。第1接合面13と第2接合面24との間に、複数組の嵌合コネクタ64を設けてもよい。嵌合コネクタ64は、第1回路基板10と第2回路基板20とを電気的かつ機械的に接合することができる。
雄型コネクタ61及び雌型コネクタ62は、特に図示しないが、それぞれ第1回路基板10又は第2回路基板20のグランドパッド及び信号線パッドに接続するバンプを有する。第1接合面13及び第2接合面24は、それぞれ雄型コネクタ61及び雌型コネクタ62に対応した配線パターンを有する。半田バンプのリフローにより、雄型コネクタ61及び雌型コネクタ62をそれぞれ第1回路基板10及び第2回路基板20に接合することができる。
第4実施形態の多層回路基板60では、電気的接続が嵌合コネクタ64を介することにより、損失を抑制することができる。嵌合コネクタ64は、第1回路基板10と第2回路基板20とを可逆的に取り外すことができる。嵌合コネクタ64を用いる場合、同軸コネクタ54に比べて、第1接合面13及び第2接合面24の距離を短くして、多層回路基板60の総厚を縮小することができる。さらに第4実施形態の多層回路基板60は、第1実施形態の多層回路基板30の効果である生産性の向上を備える。
上述の同軸コネクタ54及び嵌合コネクタ64は、第1回路基板10と第2回路基板20との電気的接続及び機械的接合に用いるコネクタの例示である。第1回路基板10と第2回路基板20との電気的接続及び機械的接合に用いるコネクタは特に限定されないが、1種のコネクタのみを用いてもよく、2種以上のコネクタを用いてもよい。コネクタ等を用いて第1回路基板10と第2回路基板20とを可逆的に取り外すことを可能とする場合、接合に加熱が不要となるため、熱収縮、硬化収縮等の影響を回避することができ、プレスを用いなくても、反りを抑制することができる。
次に、第5実施形態の多層回路基板について説明する。図6は、第5実施形態の多層回路基板を示す。第1回路基板10、第2回路基板20、導電層31、封止層32の構成は、第1実施形態と同様とすることができるので、重複する説明は省略する。なお、特に図示しないが、第5実施形態の多層回路基板において、接合構造は導電層31及び封止層32に限られず、接続基板45、同軸コネクタ54、嵌合コネクタ64等でもよい。
アンテナ12に給電する給電線70は、第2回路基板20の厚さ方向を貫通する層間接続部71と、第1回路基板10の厚さ方向の一部を貫通する層間接続部72と、第1回路基板10の層間において、アンテナ12と異なる層に配置される沿面接続部73と、アンテナ12に対して、第1回路基板10の厚さ方向に沿って接続される層間接続部74とを有する。層間接続部71と層間接続部72との間は、接合構造の導電層31により接続することができる。給電線70は、アンテナ12の層に接続部を有していない。この場合、給電線70からの不要な放射を抑制することができるので、多層回路基板の特性を向上することができる。
次に、第6実施形態の多層回路基板について説明する。図7は、第6実施形態の多層回路基板を示す。第1回路基板10、第2回路基板20、導電層31、封止層32の構成は、第1実施形態と同様とすることができるので、重複する説明は省略する。なお、特に図示しないが、第6実施形態の多層回路基板において、接合構造は導電層31及び封止層32に限られず、接続基板45、同軸コネクタ54、嵌合コネクタ64等でもよい。
アンテナ12に給電する給電線80は、第2回路基板20の厚さ方向を貫通する層間接続部81と、第1回路基板10の厚さ方向を貫通する層間接続部82と、第1回路基板10において、アンテナ12と同じ層に配置される沿面接続部83とを有する。層間接続部81と層間接続部82との間は、接合構造の導電層31により接続することができる。この場合、第1回路基板10を構成する絶縁基板11a,11bの層数を少なくすることができるので、第1回路基板10の製造上、有利である。
第6実施形態では、第1回路基板10のアンテナ12が形成された面に誘電体層14が形成されている。誘電体層14を形成する方法は特に限定されず、アンテナ12に誘電体層14を貼付、塗布等する方法が挙げられる。誘電体層14は、放射パッチや無給電パッチが接触する物質を空気(誘電率1.0)から誘電体とするものであり、このためアンテナ12における空中信号の送信又は受信への影響を避けるため、導体層、貫通導体等の導電体を有しない絶縁層である。また、誘電体層14によりアンテナ12を保護することができる。アンテナ12が放射素子及び無給電素子を有するときは、放射素子及び無給電素子のいずれにも誘電体層14を形成することができる。
特に図示しないが、第1〜第5の実施形態においても、アンテナ12が形成された面に誘電体層14を形成することができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。改変としては、各実施形態における構成要素の追加、置換、省略、その他の変更が挙げられる。また、2以上の実施形態に用いられた構成要素を適宜組み合わせることも可能である。
高周波信号の周波数は特に限定されないが、例えば30〜300GHz、60〜80GHz等が挙げられる。高周波回路に適用可能な高周波素子としては、アンテナ、導波路、フィルタ、ダイプレクサ、方向性結合器、分配器、光電変換素子等が挙げられる。
第1回路基板に2以上のアンテナが搭載される場合、各アンテナが同一の構成を有してもよく、2種類以上の構成を併用してもよい。アンテナに給電する給電線についても、例えば、第5実施形態のように、それぞれのアンテナに給電する給電線が当該アンテナと同じ層に配置されていない構成であってもよい。また、第6実施形態のように、それぞれのアンテナに給電する給電線が当該アンテナと同じ層に配置されている構成であってもよい。また、特に図示しないが、2以上のアンテナのうち、1以上のアンテナにおいて給電線が当該アンテナと同じ層に配置されていて、別の1以上のアンテナにおいて給電線が当該アンテナと同じ層に配置されていなくてもよい。
10…第1回路基板、11a,11b,11c…絶縁基板、12…アンテナ、13…第1接合面、14…誘電体層、20…第2回路基板、21a,21b,21c,21d,21e,21f…絶縁基板、22…集積回路、23…バンプ、24…第2接合面、30,40,50,60…多層回路基板、31…導電層、32…封止層、41…絶縁基材、42…貫通導体、43…フィルム、44…ビア、45…接続基板、51…第1台座部、51c…第1台座部の凹部、52…第2台座部、52c…第1台座部の凹部、53…同軸ピン、54…同軸コネクタ、61…雄型コネクタ、62…雌型コネクタ、62c…嵌合凹部、63…嵌合ピン、64…嵌合コネクタ、70,80…給電線、71,72,74,81,82…層間接続部、73,83…沿面接続部。

Claims (12)

  1. 高周波基板を含む第1回路基板と、前記第1回路基板と接合される第2回路基板とを含む多層回路基板であって、
    前記第1回路基板の厚さ方向に垂直な面の一方の面が第1接合面であり、
    前記第2回路基板の厚さ方向に垂直な面の少なくとも一方の面が第2接合面であり、
    前記第1接合面と前記第2接合面との間に、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを電気的かつ機械的に接合する接合構造を有することを特徴とする多層回路基板。
  2. 前記接合構造は、半田層、導電ペースト層、導電性接着層、貫通導体を有する接続基板の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載の多層回路基板。
  3. 前記接合構造は、コネクタにより、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを可逆的に取り外すことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の多層回路基板。
  4. 前記コネクタは、凹部を有する一対の台座部と、前記台座部の凹部に接続される同軸ピンを有することを特徴とする請求項3に記載の多層回路基板。
  5. 前記コネクタは、嵌合ピンを有する雄型コネクタと、前記嵌合ピンに嵌合する嵌合凹部を有する雌型コネクタを有することを特徴とする請求項3に記載の多層回路基板。
  6. 前記高周波基板は、誘電損失が0.01未満の絶縁材料から構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  7. 前記第1回路基板は、高周波信号の送信又は受信又は送受信が可能なアンテナを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  8. 少なくとも一つの前記アンテナに給電する給電線が、前記アンテナと同じ層に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の多層回路基板。
  9. 少なくとも一つの前記アンテナに給電する給電線が、前記アンテナと同じ層に配置されていないことを特徴とする請求項7又は8に記載の多層回路基板。
  10. 前記アンテナは、無給電素子を有することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  11. 前記第1回路基板の前記アンテナが形成された面に誘電体層が形成されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  12. 前記第2回路基板に、高周波信号を処理する集積回路(IC)が搭載されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の多層回路基板。
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