JP2020170331A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
前記実行手段の処理の状況に応じて、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させて実行する第1の処理の方式と、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させずに実行する第2の処理の方式との間で切り替える切替手段と、
を備える、情報処理装置。
[2]前記切替手段は、前記実行手段による前記単位の処理の実行に要する処理時間が予め定められた第1の条件を満たすときに、前記第2の処理の方式から前記第1の処理の方式に切り替える、
前記[1]に記載の情報処理装置。
[3]前記処理時間を計測する計測手段をさらに備える、
前記[2]に記載の情報処理装置。
[4]前記切替手段は、前記実行手段にかかる負荷が予め定められた第2の条件を満たすときに、前記第1の処理の方式から前記第2の処理の方式に切り替える、
前記[1]から[3]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[5]前記負荷を示す情報として、前記実行手段において前記単位の処理が終了するまでの待ち時間が予め定められた基準の時間を超える第1の回数、及び前記単位の処理の実行の試みを繰り返す第2の回数を取得する取得手段をさらに備え、
前記切替手段は、前記第1の回数及び前記第2の回数のいずれか一方が予め定められた回数を超えるときに、前記第1の処理の方式から前記第2の処理の方式に切り替える、
前記[4]に記載の情報処理装置。
[6]コンピュータを
一連の業務を構成する予め定められた単位の処理を実行する実行手段と、
前記実行手段の処理の状況に応じて、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させて実行する第1の処理の方式と、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させずに実行する第2の処理の方式との間で切り替える切替手段
として、機能させるためのプログラム。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの制御系の一例を示す模式図である。この情報処理システム1は、情報処理装置2と、情報処理装置2に不図示のネットワークを介して接続された処理部3とを備えている。処理部3は、実行手段の一例である。
情報処理装置2は、ワークフローの情報を管理するワークフロー管理部20と、ワークフローの実行の履歴を管理する実行履歴管理部21と、各種のデータを記憶する記憶部22と、ワークフローの実行を制御するワークフロー制御部23と、タスクごとに生成される実行指示(以下、「ジョブ」ともいう。)を通知するジョブメッセージを一時的に滞留するキューイングサービス24と、処理部3及びキューイングサービス24との間で各種通知(以下、単に「メッセージ」ともいう。)のやり取りを行う仲介サービス25と、を有して構成されている。
次に、上述した情報処理装置2の各構成について説明する。
〔ワークフロー管理部20〕
ワークフロー管理部20は、ワークフローに係る各種情報を管理する。ここで、「ワークフロー」とは、複数のタスクを関連付けて構築した一連の業務の流れをいう。具体的には、ワークフロー管理部20は、マッピング手段200、生成手段201、判定手段202、切替手段203等として機能する。判定手段202は、取得手段の一例である。
実行履歴管理部21は、ワークフローの実行の履歴を管理する。具体的には、実行履歴管理部21は、滞留時間測定手段210、処理時間測定手段211等として機能する。処理時間測定手段211は、計測手段の一例である。滞留時間測定手段210は、キューイングサービス24の記憶領域(以下、「キュー」ともいう。)内にジョブメッセージが滞留している時間を測定する。また、滞留時間測定手段210は、同一のタスクにおいて、一定の時間的な範囲(例えば、予め定められた直近の範囲)で行われた複数の実行に係る滞留時間を測定し、予め定められた方法でこれらを集計して出力する。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム220や、ワークフローパターンテーブル221(図2参照)等の各種データを記憶する。ワークフローパターンテーブル221は、ワークフローごとにタスクの実行方式を記録したテーブルである。ワークフローパターンテーブル221の構成については後述する。
ワークフロー制御部23は、ワークフローの実行を制御する。具体的には、ワークフロー制御部23は、実行指示手段230、送信手段231、受信手段232等として機能する。
実行指示手段230は、処理部3に対して処理機能の実行を指示する。具体的には、実行指示手段230は、処理部3に対して対応するタスクの実行の開始依頼を行うとともに、処理部3からのタスクの実行を終了したことを示す通知(以下、単に「終了通知」ともいう。)を受け取る。実行指示手段230は、後述する同期処理方式でタスクを実行するための手段である。
送信手段231は、キューイングサービス24に対してタスクの実行の開始依頼を送信する。送信手段231により依頼されたタスクは、キューイングサービス24に滞留する。
受信手段232は、キューイングサービス24から、処理部3によるタスクの終了通知を受信する。送信手段231及び受信手段232は、非同期処理方式でタスクを実行するための手段である。
キューイングサービス24は、ジョブメッセージを一時的に記憶するキュー(不図示)を備え、ジョブメッセージを受け付けた順に対応する処理部3に対してタスクの実行を指示する機能を有する。また、キューイングサービス24は、処理部3からタスクの終了通知を受け付け、ワークフロー制御部23に該終了通知を送信する。キューイングサービス24は、非同期処理方式で用いられる。
仲介サービス25は、キューイングサービス24と処理部3との間を仲介する機能を有する。具体的には、仲介サービス25は、キューイングサービス24と処理部3との間でプロトコルの変換を行う機能を有する。仲介サービス25は、例えば、処理時間測定手段211からの処理時間の測定指示に応じて、各処理部3と通信してタスクの処理時間を測定し、測定結果をキューイングサービス24に返す機能を有する。
−処理部3Aが複数のサーバ装置に設けられている場合における処理の分散機能(「ロードバランス機能」ともいう。)、
−複数の処理部3に対して同時に処理を実行させる際に実行する処理の数を制御する機能(例えば、リソースを共有する(一時的な処理状態を固定ファイル等に保存する等)処理を同時に複数実行させるときに不整合状態となる可能性を低減するために必ず1つのプロセスしか存在しないように制御する機能)、
−処理サービス名と処理機能のマッピング及び連携機能(具体的には、キューイングサービスのジョブメッセージに含まれる実行内容は処理サービス名で渡され、仲介サービス内の設定により処理サービス名を解釈して実行する処理機能に割り当てる機能。例えば、「処理サービスA」がジョブメッセージに記述されている場合、実際の処理は「処理機能A」と「処理機能B」の連続実行処理として実行される。)、及び
−エラー発生時のリトライ機能(例えば、キューにジョブメッセージが大量に滞留しているときに機能する)等。
図2は、ワークフローパターンテーブル221の一例を示す図である。図2に示すように、ワークフローパターンテーブル221には、「ワークフローグループID」欄と、「ワークフローID」欄と、「タスク」欄と、が設けられている。
図9は、マッピング情報の一例を示す図であり、(a)は、現在実行中のワークフローIDと対応するワークフローグループIDのテーブル222aの一例を示す図、(b)は、同一のワークフローグループIDに含まれるグループIDと現在実行中のグループIDのテーブル222bの一例を示す図である。
図3は、タスクの実行方式を模式的に説明する図であり、(a)は、同期処理方式の一例を示す図、(b)は、非同期処理方式の一例を示す図である。実行方式には、例えば、ワークフロー制御プロセスと処理実行プロセスが連動している方式、具体的には、ワークフロー制御プロセスを停止すると、処理実行プロセスは停止または放置され、ワークフロー制御プロセスを再実行した時に、処理を再び最初から実行する方式(以下、「同期処理方式」ともいう。)と、ワークフロー制御プロセスと処理実行プロセスが連動していない方式、具体的には、処理の実行を依頼した後は受信タスクで処理の結果の待ち状態となり、ワークフロー制御プロセスを停止した後に再開した場合に停止したときの状態から再開する方式(以下、「非同期処理方式」ともいう。)が含まれる。同期処理方式は、第1の処理の方式の一例である。非同期処理方式は、第2の処理の方式の一例である。
次に、情報処理装置2の動作の一例について図4、図5及び図6を参照して説明する。
〔ワークフローのモデル〕
まず、動作の説明に用いるワークフローのモデルについて図4を参照して説明する。図4は、業務フローの一例を示すモデル図である。このモデル図は、業務プロセスを記述する方法であるBPMN(Business Process Model and Notation)に基づいて作成したものである。業務フロー5は、ワークフローの一例である。なお、以下の動作の説明では、ワークフローとして図4に示す業務フロー5を例に挙げて説明するが、本実施の形態で適用されるワークフローは、図4に示す業務フロー5に限定されるものではない。
タスクの実行方式が非同期処理方式に設定されている場合、判定手段202は、実行履歴管理部21から実行時間を取得し、取得した実行時間が上述した予め定められた第1の条件を満たすか否か判定する。実行時間が予め定められた第1の条件を満たす場合、切替手段203は、タスクの実行方式を非同期処理方式から同期処理方式に切り替えるとともに、切り替え後の新たなワークフローを作成する。
タスクの実行方式が同期処理方式に設定されている場合、判定手段202は、実行履歴管理部21から、当該タスクを実行する処理部3でのタイムアウトの回数やリトライの回数に関する情報を取得し、タイムアウトの回数やリトライの回数が予め定められた第2の条件を満たすか否か、すなわち、予め定められた回数を超えるか否かを判定する。タイムアウトの回数やリトライの回数が予め定められた回数を超える場合、切替手段203は、タスクの実行方式を同期処理方式から非同期処理方式に切り替えるとともに、切り替え後の新たなワークフローを作成する。
次に、図5及び図6を参照して、図4に示す業務フロー5を記述する記述言語について説明する。図5は、業務フローの記述言語の一例を示す図であり、(a)は、同期処理方式の例を示す図、(b)は、非同期処理方式の例を示す図である。図6は、図4に示す業務フローに係る記述言語の一例を示す図である。記述言語6とは、業務フロー5を実行するための仕様を記述する方法の1つであり、予め定められたルールに従ってモデル図を変換して作成できるようになっている。なお、図5各図及び図6では、図4に示す業務フロー5を構築するタスク50のうち、帳票の認識に係る第3のタスク50C及び第5のタスク50Eを例に挙げて説明する。
次に、実行方式の切り替えを行うユースケースについて、いくつかの具体的な事例を挙げて説明する。同期処理と非同期処理の切り替えについては、以下の2通りの実現方法がある。
1.切り替えパターンに応じてワークフローを管理し、選択された切り替えパターンのワークフローを実行する方法、及び
2.切り替えパターンが増える毎に、該当タスクを条件分岐適用パターンに変更したワークフローに更新し、条件分岐の条件式によって同期/非同期を切り替える方法。
一方で、同期処理方式において、例えば、処理部3が常時フル稼働状態になることにより、処理部3に処理を依頼してもビジー状態のためエラーが返る頻度が多くなり、エラーの原因を解消するために人手が必要になるケースがある。
また、処理部3による処理時間がタスクに対して設定されたタイムアウト時間や通信に対して設定されたタイムアウト時間を超えるケースについても同様に、当該タスクの実行方式を同期処理方式から非同期処理方式に切り替えることを有効とする。なお、かかるケースは、例えば、処理部3が動作する環境上に別の常駐サービスが同居することになり、処理部3に対してタスクの実行に割り当てられるメモリの容量やCPUの占有率が小さくなる場合や、処理部3によるタスクの実行がクラウドサービスよりも性能が低いVM(Virtual Machine)上で実行される場合等に生じ得る。
次に、上述した情報処理装置2の動作のフローをフローチャートにまとめる。図8は、図1に示す情報処理装置2の動作の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、生成手段201は、ユーザの指示に応じて、業務フロー5を生成する(S1)。このとき、生成された業務フロー5が新規の場合(S2:Yes)、当該業務フロー5を構築する各タスクの実行方式の情報がワークフローパターンテーブル221に記録される(S3)。なお、好ましくは、業務フロー5を生成する前に、生成しようとする同期パターン又は非同期パターンの業務フロー5が登録済みかどうかを確認し、登録されていない場合のみ業務フロー5を生成するようにしてもよい。
2…情報処理装置
20…ワークフロー管理部
200…マッピング手段
201…生成手段
202…判定手段
203…切替手段
21…実行履歴管理部
210…滞留時間測定手段
211…処理時間測定手段
22…記憶部
220…プログラム
221…ワークフローパターンテーブル
23…ワークフロー制御部
230…実行指示手段
231…送信手段
232…受信手段
24…キューイングサービス
25…仲介サービス
3,3A,3B…処理部
5…業務フロー
50,50A〜50J…タスク
51…分岐
6…記述言語
61…処理部指示メッセージ
62…送信メッセージ
63…受信メッセージ
64…変数
Claims (6)
- 一連の業務を構成する予め定められた単位の処理を実行する実行手段と、
前記実行手段の処理の状況に応じて、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させて実行する第1の処理の方式と、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させずに実行する第2の処理の方式との間で切り替える切替手段と、
を備える、情報処理装置。 - 前記切替手段は、前記実行手段による前記単位の処理の実行に要する処理時間が予め定められた第1の条件を満たすときに、前記第2の処理の方式から前記第1の処理の方式に切り替える、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理時間を計測する計測手段をさらに備える、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記切替手段は、前記実行手段にかかる負荷が予め定められた第2の条件を満たすときに、前記第1の処理の方式から前記第2の処理の方式に切り替える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記負荷を示す情報として、前記実行手段において前記単位の処理が終了するまでの待ち時間が予め定められた基準の時間を超える第1の回数、及び前記単位の処理の実行の試みを繰り返す第2の回数を取得する取得手段をさらに備え、
前記切替手段は、前記第1の回数及び前記第2の回数のいずれか一方が予め定められた回数を超えるときに、前記第1の処理の方式から前記第2の処理の方式に切り替える、
請求項4に記載の情報処理装置。 - コンピュータを
一連の業務を構成する予め定められた単位の処理を実行する実行手段と、
前記実行手段の処理の状況に応じて、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させて実行する第1の処理の方式と、前記単位の処理を前記一連の業務と同期させずに実行する第2の処理の方式との間で切り替える切替手段
として、機能させるためのプログラム。
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