JP2020169076A - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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板橋 奈緒
Nao Itabashi
奈緒 板橋
雅生 一柳
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雅生 一柳
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Abstract

【課題】サイズの異なるシートを精度良く規制することができる排出ストッパを備えたシート排出装置を提供する。【解決手段】排出ストッパ9は、第1回動軸心R1を中心に揺動可能に排出トレイ82に設けられ、排出ストッパ9が第1位置にあるときに上側に位置する第1面91Aと、排出ストッパ9が第2位置にあるときに上側に位置する第2面91Bとを有する基部91と、基部91の一端部から第1面91A側に突出し排出ストッパ9が第1位置にあるときに中サイズのシートS1を規制する第1規制部92と、基部91の他端部から第2面91B側に突出し排出ストッパ9が第2位置にあるときに大サイズのシートを規制する第2規制部93とを有し、第1回動軸心R1から第1規制部92までの第1半径距離L1が第1回動軸心R1から第2規制部93までの第2半径距離L2より小さくなるように構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、シート排出装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来から排出されたシートが装置外に落下しないように排出トレイに排出ストッパを備えた画像形成装置が知られている。例えば特許文献1には、小サイズのシートを規制する排出ストッパを前方へ回動させ、傾斜した状態にすることで、大サイズのシートの下面を支持可能にする構成が開示されている。
特開2016−222403号公報
しかしながら、大サイズのシートを排出ストッパの傾斜面で支持する場合、シートが幅方向にカールしていると、先に排出されたシートが後から排出されるシートに押され、傾斜した排出ストッパを乗り越える可能性がある。つまり、排出ストッパがシートを精度良く規制することができない可能性がある。
本発明は、サイズの異なるシートを精度良く規制することができる排出ストッパを備えたシート排出装置及びそのシート排出装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート排出装置は、排出ローラ(81)によって排出されたシート(S)を支持する排出トレイ(82)と、第1サイズのシート(S1)を規制するための第1位置と、前記第1サイズより大きい第2サイズのシート(S2)を規制するための第2位置との間で揺動可能に前記排出トレイ(82)に設けられた排出ストッパ(9)と、を備え、前記排出ストッパ(9)は、シート排出方向と直交する幅方向に延びる第1回動軸心(R1)を中心に揺動可能に前記排出トレイ(82)に設けられ、前記排出ストッパ(9)が前記第1位置にあるときに上側に位置する第1面(91A)と、前記排出ストッパ(9)が前記第2位置にあるときに上側に位置する第2面(91B)とを有する基部(91)と、前記基部(91)のシート排出方向における一端部から前記第1面(91A)側に突出し、前記排出ストッパ(9)が前記第1位置にあるときに前記第1サイズのシート(S1)を規制する第1規制部(92)と、前記基部(91)のシート排出方向における他端部から前記第2面(91B)側に突出し、前記排出ストッパ(9)が前記第2位置にあるときに前記第2サイズのシート(S2)を規制する第2規制部(93)と、を有し、前記第1回動軸心(R1)から前記第1規制部(92)までの第1半径距離(L1)が前記第1回動軸心(R1)から前記第2規制部(93)までの第2半径距離(L2)より小さくなるように構成される。
本発明によれば、第1規制部が基部の第1面側に突出しているため、第1サイズのシートを使用するときには排出ストッパを第1位置に変位させることにより、排出されたシートは第1規制部に当接して規制される。一方、第2規制部が基部の第2面側に突出しているため、第2サイズのシートを使用するときには排出ストッパを第2位置に変位させることにより、排出されたシートは第2規制部に当接して規制される。よって、この排出ストッパによれば、サイズの異なるシートを精度良く規制することができる。
一実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 排出ストッパが中サイズのシートを規制するときの画像形成装置の斜視図である。 図2の状態にある画像形成装置の平面図である。 図2のA−A断面図である。 排出ストッパが大サイズのシートを規制するときの画像形成装置の斜視図である。 図5の状態にある画像形成装置の平面図である。 図6のB−B断面図である。 排出ストッパが小サイズのシートを規制するときの画像形成装置の斜視図である。 図8の状態にある画像形成装置の平面図である。 図9のC−C断面図である。 変形例の画像形成装置の断面図である。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置1の中央断面図である。以下の説明では、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートカセット10が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の排出トレイ82側を上、その反対を下とし、各方向を定める。本実施形態において、左右方向は排出ローラ81のシート排出方向と直交する幅方向の一例である。
画像形成装置1は、装置本体2と、供給ユニット3と、モータ4と、画像形成部の一例としての画像形成ユニット5と、シート排出装置の一例としての排出ユニット8とを備える。
装置本体2は、画像形成装置1の各構成部材を支持するフレームと、画像形成装置1の外観を構成する外装カバーとを備える。装置本体2の下部にはシートカセット10を収納する収納部2Aが形成されている。供給ユニット3は、画像形成装置1の下部に配置され、シートSを画像形成ユニット5へ搬送するものである。
画像形成ユニット5は、供給ユニット3よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、供給ユニット3から搬送されてきたシートSに画像を形成するものである。排出ユニット8は、画像形成ユニット5よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、画像形成ユニット5により画像が形成されたシートSを画像形成装置1の外部へ排出して支持するものである。
供給ユニット3は、シートカセット10と、供給機構20と、搬送ローラ24と、レジストローラ25とを備える。
シートカセット10は、装置本体2の収納部2Aに収納された収納位置と、収納部2Aから引き出された引出位置との間を前後方向に沿ってスライド可能に構成される。シートカセット10は、複数枚のシートSを収容可能なカセット本体11と、カセット本体11に配置されシートSを上下方向に変位可能に支持する圧板12と、圧板12を上昇させる圧板上昇部材13とを有する。圧板上昇部材13はモータ4によって駆動される。図1では、圧板上昇部材13の上昇によって圧板12が持ち上げられ、圧板12上に積載されているシートSが供給可能位置まで上昇させられた状態を示している。
供給機構20はシートカセット10に積載されるシートSを一枚ずつ分離して取り出し、搬送ローラ24へ向けて搬送する機構である。供給機構20は、ピックアップローラ21と、分離ローラ22と、分離パッド23とを備える。
ピックアップローラ21は圧板12により供給可能位置まで上昇されたシートSを取り出すためのローラであり、圧板12の上方に配置されている。分離ローラ22はピックアップローラ21よりもシートSの搬送方向下流側に配置されており、分離パッド23は分離ローラ22に対向配置されるとともに分離ローラ22に向けて付勢されている。
ピックアップローラ21により取り出されたシートSは分離ローラ22側へ送り出され、分離ローラ22と分離パッド23との間で1枚ずつに分離され、搬送ローラ24に向けて搬送される。
搬送ローラ24はシートSに搬送力を付与するローラであり、供給機構20よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。供給機構20から搬送ローラ24に向けて搬送されてきたシートSはレジストローラ25へ向けて搬送される。
レジストローラ25は搬送ローラ24よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。レジストローラ25は搬送されるシートSの先端の移動を規制して一旦停止させた後、所定のタイミングにて転写位置に向けて搬送する。
画像形成ユニット5は、供給ユニット3から搬送されてきたシートSの表面に画像を転写するプロセスカートリッジ50と、プロセスカートリッジ50の感光体ドラム54の表面を露光する露光ユニット60と、プロセスカートリッジ50によりシートSに転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備える。
プロセスカートリッジ50は装置本体2におけるシートカセット10の収納位置よりも上方に配置されている。プロセスカートリッジ50は、現像剤収容室51と、供給ローラ52と、現像ローラ53と、感光体ドラム54と、転写ローラ55とを備える。
現像剤収容室51には現像剤となるトナーが収容されている。現像剤収容室51に収容されたトナーは、図示しない撹拌部材により撹拌されながら供給ローラ52に送られる。供給ローラ52は現像剤収容室51から送られてくるトナーをさらに現像ローラ53へ供給する。現像ローラ53は供給ローラ52に密着して配置されており、供給ローラ52から供給されるとともに図示しない摺接部材により帯電されたトナーを担持する。
感光体ドラム54は現像ローラ53に隣接して配置されている。感光体ドラム54の表面は図示しない帯電器により一様に帯電された後、露光ユニット60により露光される。感光体ドラム54の露光された部分は他の部分よりも電位が低くなり、感光体ドラム54に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム54の表面に、帯電されたトナーが現像ローラ53から供給されることにより、静電潜像が顕像化されて現像剤像となる。
転写ローラ55は感光体ドラム54に対向配置される。転写ローラ55の表面に転写バイアスがされている状態で、現像剤像が形成された感光体ドラム54と転写ローラ55との間(転写位置)でシートSを挟持しなから搬送することにより、感光体ドラム54の表面に形成された現像剤像がシートSの表面に転写される。
露光ユニット60は、レーザダイオードと、ポリゴンミラーと、レンズと、反射鏡とを備えており、画像形成装置1に入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム54へ向けて照射することにより、感光体ドラム54の表面を露光する。
定着ユニット70は、加熱ローラ71と、押圧ローラ72とを備えている。加熱ローラ71はモータ4からの駆動力により回転駆動され、加熱ローラ71は図示しない電源から電力を供給することで加熱される。押圧ローラ72は加熱ローラ71に対向配置されており、加熱ローラ71に密着して従動回転する。現像剤像が転写されたシートSが定着ユニット70に搬送されてくると、加熱ローラ71と押圧ローラ72との間でシートSを挟持しながら搬送し、シートSに現像剤像を定着させる。
排出ユニット8は、排出ローラ81と、排出トレイ82と、排出ストッパ9とを備える。排出ローラ81は一対のローラであり、定着ユニット70から搬送されてくるシートSを装置本体2の外部へ向けて排出する。排出トレイ82は、装置本体2の上面を凹ませて形成された本体トレイ83と、本体トレイ83に揺動可能に設けられた延長トレイ84とを有する。排出トレイ82には排出ローラ81により装置本体2の外部に排出されたシートSが堆積される。排出ストッパ9は、延長トレイ84に揺動可能に設けられ、排出されたシートSを規制する部材である。
延長トレイ84の位置と排出ストッパ9の位置との組み合わせによって、排出ストッパ9は、第1サイズのシートS1(図4参照)と、第1サイズより大きい第2サイズのシートS2(図7参照)と、第1サイズより小さい第3サイズのシートS3(図10参照)とを規制することができる。本実施形態では、第1サイズを中サイズ、第2サイズを大サイズ、第3サイズを小サイズと称する。以下に、延長トレイ84及び排出ストッパ9について詳しく説明する。
[延長トレイ]
図2は、排出ストッパ9が中サイズのシートS1を規制するときの画像形成装置1の斜視図である。図3は、図2の状態にある画像形成装置1の平面図である。図4は、図2のA−A断面図である。図5は、排出ストッパ9が大サイズのシートS2を規制するときの画像形成装置1の斜視図である。図6は、図5の状態にある画像形成装置1の平面図である。図7は、図6のB−B断面図である。図8は、排出ストッパ9が小サイズのシートS3を規制するときの画像形成装置1の斜視図である。図9は、図8の状態にある画像形成装置1の平面図である。図10は、図9のC−C断面図である。
延長トレイ84は、基部841と、第2回動軸部842と、切欠部843と、支持凹部844とを有する。基部841は、左右方向の長さが本体トレイ83の左右方向の長さとほぼ等しく、前後方向の長さが本体トレイ83の前後方向の長さより短い略矩形の板状部材である。基部841は、図2の状態において上側に位置する第3面84Aと、図8の状態において上側に位置する第4面84Bとを有する。
第2回動軸部842は、基部841の前後方向の一端部に形成され、基部841の左右端部から左右方向に突出して延びる軸部である。第2回動軸部842は、本体トレイ83の前端部近傍に形成された図示しない孔部に回動可能に支持される。
切欠部843は、基部841における前後方向の他端部である揺動先端部84Cの中央に形成された略矩形の切り欠きである。切欠部843は、排出ストッパ9の基部を収納できるように基部91と同形状に形成される。支持凹部844は、切欠部843の第2回動軸部842側の端部に形成された凹部である。支持凹部844は、基部841の第3面84A側に設けられ、排出ストッパ9の第1凸部95を収納できるように第1凸部95と同形状に形成される。
そして、延長トレイ84は、第2回動軸部842の第2回動軸心R2を中心に、揺動先端部84Cがシート排出方向下流側である前側に位置する第3位置(図4に示す位置)と、揺動先端部84Cがシート排出方向上流側である後側に位置する第4位置(図10に示す位置)との間で揺動可能である。
図4に示すように延長トレイ84が第3位置にあるとき、下側に位置する第4面84Bが本体トレイ83に当接することにより、延長トレイ84は第3位置に保持される。このとき、上側に位置する第3面84Aは本体トレイ83と略平行となる。一方、図10に示すように延長トレイ84が第4位置にあるとき、下側に位置する第3面84Aが本体トレイ83に当接することにより、延長トレイ84は第4位置に保持される。このとき、上側に位置する第4面84Bは本体トレイ83と略平行となる。
[排出ストッパ]
排出ストッパ9は、基部91と、第1規制部92と、第2規制部93と、第1回動軸部94と、第1凸部95と、第2凸部96とを有する。基部91は、左右方向の長さが切欠部843の左右方向の長さとほぼ等しく、前後方向の長さが切欠部843の前後方向の長さとほぼ等しい略矩形の板状部材である。基部91は、図2の状態において上側に位置する第1面91Aと、図8の状態において上側に位置する第2面91Bとを有する。
第1規制部92は、排出されたシートS1の前端部と当接してシートS1を排出トレイ82上に規制する部材である。第1規制部92は、基部91の前後方向における一端部から第1面91A側に突出する板状部材であり、左右方向の長さが基部91の左右方向の長さと等しく、第1面91Aからの突出量がシートS1の積載量に応じて決定されている。第1規制部92は、図4に示すように第1面91Aと直交するように形成されることが好ましい。これにより、排出されてくるシートS1に対してほぼ直角に位置するため、シートS1の前端部を精度良く規制することができる。
第2規制部93は、排出されたシートS2、S3の前端部と当接してシートS2、S3を排出トレイ82上に規制する部材である。第2規制部93は、基部91の前後方向における他端部から第2面91B側に突出する板状部材である。第2規制部93は、図7に示すように第2面91Bと直交するように形成されることが好ましい。これにより、排出されてくるシートS2に対してほぼ直角に位置するため、シートS2の先端を精度良く規制することができる。
第2規制部93の左右方向の長さは、基部91の左右方向の長さと等しい。第2規制部93の第2面91Bからの突出量L3は、シートS2の積載量に応じているとともに、第1回動軸心R1から第2規制部93までの第2半径距離L2より小さくなるように形成される。これにより、排出ストッパ9が揺動するときに、第2規制部93が延長トレイ84と干渉せず、スムーズに揺動する。
なお、基部91の第1面91Aと第1規制部92とは、滑らかな湾曲面で接続してもよい。これにより、排出されたシートS1の前端部が勢いよく第1規制部92に衝突したときに座屈することを抑制できる。同様に、基部91の第2面91Bと第2規制部93とは、滑らかな湾曲面で接続してもよい。
第1回動軸部94は、基部91における第1規制部92との交点を第1回動軸心R1とし、基部91の左右端部から左右方向に突出して延びる軸部である。第1回動軸部94は、延長トレイ84における切欠部843の前端部近傍に形成された図示しない孔部に回動可能に支持される。
第1回動軸部94は、第1回動軸心R1から第1規制部92までの第1半径距離L1が第1回動軸心R1から第2規制部93までの第2半径距離L2より小さくなる基部91上の位置に配置されていればよい。本実施形態では、基部91と第1規制部92との交点に第1回動軸心R1を配置することによりL1=0とし、排出ストッパ9を小型化している。
第1凸部95は、基部91と第2規制部93との交点から基部91の延在方向に沿って突出する凸状部材である。第1凸部95は、支持凹部844に嵌るように支持凹部844と同形状に形成される。図4に示すように、第1凸部95が延長トレイ84の支持凹部844に当接することで、排出ストッパ9が延長トレイ84によって保持される。
第2凸部96は、第1規制部92における基部91と反対側の面に設けられた2つの凸状部材である。第2凸部96は、第1規制部92の左右端部からそれぞれ左右方向に突出して配置される。図7に示すように、第2凸部96が延長トレイ84の第4面84Bにおける揺動先端部84C近傍に当接することで、排出ストッパ9が延長トレイ84によって保持される。
そして、排出ストッパ9は、延長トレイ84が第3位置にあるとき、第1回動軸部94の第1回動軸心R1を中心に、中サイズのシートS1を規制するための第1位置(図4に示す位置)と、大サイズのシートS2を規制するための第2位置(図7に示す位置)との間で揺動可能である。
ユーザは、第1位置にある排出ストッパ9の第1規制部92をつまんで前下側へ回動させることで、排出ストッパ9を第1位置から第2位置へ揺動させることができる。また、ユーザは、第2位置にある排出ストッパ9の第2規制部93をつまんで後上側へ回動させることで、排出ストッパ9を第2位置から第1位置へ揺動させることができる。
図4に示すように、延長トレイ84が第3位置にあり排出ストッパ9が第1位置にあるとき、第1凸部95が支持凹部844に当接することにより、排出ストッパ9は第1位置に保持される。このとき、上側に位置する第1面91Aは延長トレイ84の第3面84Aと面一になる。一方、図7に示すように、延長トレイ84が第3位置にあり排出ストッパ9が第2位置にあるとき、第2凸部96が延長トレイ84の第4面84Bに当接することにより、排出ストッパ9は第2位置に保持される。
[中サイズのシートを規制する場合]
排出ストッパ9で中サイズのシートS1を規制する場合、図2から図4に示すように、延長トレイ84を第3位置、排出ストッパ9を第1位置に変位させる。これにより、延長トレイ84によって排出トレイ82が前側へ延長され、排出ストッパ9の第1規制部92が排出トレイ82の上方へ突出する。よって、中サイズのシートS1が排出されると、シートS1の前端部が第1規制部92に当接し、シートS1は排出トレイ82上に規制される。
[大サイズのシートを規制する場合]
排出ストッパ9で大サイズのシートS2を規制する場合、図5から図7に示すように、延長トレイ84を第3位置、排出ストッパ9を第2位置に変位させる。これにより、延長トレイ84及び排出ストッパ9によって排出トレイ82が前側へ延長され、排出ストッパ9の第2規制部93が排出トレイ82の上方へ突出する。よって、大サイズのシートS2が排出されると、シートS2の前端部が第2規制部93に当接し、シートS2は排出トレイ82上に規制される。
[小サイズのシートを規制する場合]
図2から図4に示すように延長トレイ84が第3位置にあり排出ストッパ9が第1位置にある状態から、第1規制部92を上後側へ引き上げることによって、図8から図10に示すように、延長トレイ84と排出ストッパ9との位置関係を保持したまま、延長トレイ84を第4位置へ変位させることができる。このとき、排出ストッパ9の第1面91Aは本体トレイ83に当接し、第1規制部92は本体トレイ83の略中央に形成された凹部831に収容される。
これにより、排出ストッパ9の第2規制部93が本体トレイ83と重なる位置から上方へ突出する。よって、小サイズのシートS3が排出されると、シートS3の前端部が第2規制部93に当接し、シートS3は本体トレイ83上に規制される。
このように、排出ストッパ9及び延長トレイ84によれば、サイズの異なるシートS1、S2、S3を精度良く規制することができる。なお、本発明において延長トレイ84は必須の構成ではない。延長トレイ84を備えない構成においては排出ストッパ9を本体トレイ83に設けることができる。この場合、排出ストッパ9は、2種類のサイズのシートを規制することができる。
[変形例]
図11は、変形例の画像形成装置100の断面図である。変形例の画像形成装置100が上記の画像形成装置1と異なる点は、装置本体2が前方に長い形態であり、排出ストッパ9が第2凸部96を有していない点である。その他の構成は上記の画像形成装置1と同様である。以下では、変形例の画像形成装置100が上記の画像形成装置1と異なる点について説明し、上記の画像形成装置1と同様の構成については同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
装置本体2が前方に長い場合、装置本体2の上面における前端部近傍部分を排出ストッパ9を支持するための支持部2Bとして利用することができる。支持部2Bは、図11に示すように、延長トレイ84が第3位置にあり、排出ストッパ9が第2位置にあるときに、第2規制部93の先端部と当接して第2規制部93を支持する。これにより、排出ストッパ9に第2凸部96を設けなくても、延長トレイ84が第3位置にあるときに排出ストッパ9を第2位置に保持することができる。
[実施形態の効果]
上記の画像形成装置1は、排出ローラ81によって排出されたシートSを支持する排出トレイ82を備える。また画像形成装置1は、第1サイズのシートS1を規制するための第1位置と、第1サイズより大きい第2サイズのシートS2を規制するための第2位置との間で揺動可能に排出トレイ82に設けられた排出ストッパ9を備える。排出ストッパ9は、シート排出方向と直交する幅方向に延びる第1回動軸心R1を中心に揺動可能に排出トレイ82に設けられ、排出ストッパ9が第1位置にあるときに上側に位置する第1面91Aと、排出ストッパ9が第2位置にあるときに上側に位置する第2面91Bとを有する基部91を有する。また排出ストッパ9は、基部91のシート排出方向における一端部から第1面91A側に突出し、排出ストッパ9が第1位置にあるときに第1サイズのシートS1を規制する第1規制部92を有する。また排出ストッパ9は、基部91のシート排出方向における他端部から第2面91B側に突出し、排出ストッパ9が第2位置にあるときに第2サイズのシートS2を規制する第2規制部93を有する。また排出ストッパ9は、第1回動軸心R1から第1規制部92までの第1半径距離L1が第1回動軸心R1から第2規制部93までの第2半径距離L2より小さくなるように構成される。
この構成によれば、第1規制部92が基部91の第1面91A側に突出しているため、第1サイズのシートS1を使用するときには排出ストッパ9を第1位置に変位させることにより、排出されたシートS1は第1規制部92に当接して規制される。一方、第2規制部93が基部91の第2面91B側に突出しているため、第2サイズのシートS2を使用するときには排出ストッパ9を第2位置に変位させることにより、排出されたシートS2は第2規制部93に当接して規制される。よって、この排出ストッパ9によれば、サイズの異なるシートを精度良く規制することができる。
また上記の画像形成装置1によれば、第2規制部93は、第2面91Bからの突出量L3が第2半径距離L2より小さくなるように形成される。
この構成によれば、排出ストッパ9が第1位置から第2位置へ揺動するときに、第2規制部93が排出トレイ82と干渉せず、スムーズに揺動する。
また上記の画像形成装置1によれば、第1規制部92は第1面91Aと直交し、第2規制部93は第2面91Bと直交するように形成される。
この構成によれば、第1規制部92及び第2規制部93が、排出されてくるシートSに対してほぼ直角に位置するため、シートSの前端部を精度良く規制することができる。
また上記の画像形成装置1によれば、第1回動軸心R1は、基部91と第1規制部92との交点に位置する。
この構成によれば、排出ストッパ9を小型化することができる。
また上記の画像形成装置1によれば、排出トレイ82は、幅方向に延びる第2回動軸心R2を中心に、揺動先端部84Cがシート排出方向下流側に位置する第3位置と、揺動先端部84Cがシート排出方向上流側に位置する第4位置との間で揺動可能な延長トレイ84を有する。そして排出ストッパ9は、延長トレイ84に設けられ、延長トレイ84が第3位置にあるときに第1サイズ又は第2サイズのシートS1、S2を規制し、延長トレイ84が第4位置にあるときに第1サイズより小さい第3サイズのシートS3を規制する。
この構成によれば、延長トレイ84を折り畳むことによって、排出ストッパ9は小サイズのシートS3を規制することができる。
また上記の画像形成装置100は、延長トレイ84が第3位置にあり、排出ストッパ9が第2位置にあるときに、第2規制部93を支持する支持部2Bを備える。
この構成によれば、延長トレイ84が第3位置にあるときに、排出ストッパ9を第2位置に保持することができる。
1、100 画像形成装置
2B 支持部
9 排出ストッパ
81 排出ローラ
82 排出トレイ
84 延長トレイ
84C 揺動先端部
91 基部
91A 第1面
91B 第2面
92 第1規制部
93 第2規制部
L1 第1半径距離
L2 第2半径距離
L3 突出量
R1 第1回動軸心
R2 第2回動軸心
S1 第1サイズのシート
S2 第2サイズのシート
S3 第3サイズのシート

Claims (7)

  1. 排出ローラによって排出されたシートを支持する排出トレイと、
    第1サイズのシートを規制するための第1位置と、前記第1サイズより大きい第2サイズのシートを規制するための第2位置との間で揺動可能に前記排出トレイに設けられた排出ストッパと、を備え、
    前記排出ストッパは、
    シート排出方向と直交する幅方向に延びる第1回動軸心を中心に揺動可能に前記排出トレイに設けられ、前記排出ストッパが前記第1位置にあるときに上側に位置する第1面と、前記排出ストッパが前記第2位置にあるときに上側に位置する第2面とを有する基部と、
    前記基部のシート排出方向における一端部から前記第1面側に突出し、前記排出ストッパが前記第1位置にあるときに前記第1サイズのシートを規制する第1規制部と、
    前記基部のシート排出方向における他端部から前記第2面側に突出し、前記排出ストッパが前記第2位置にあるときに前記第2サイズのシートを規制する第2規制部と、を有し、
    前記第1回動軸心から前記第1規制部までの第1半径距離が前記第1回動軸心から前記第2規制部までの第2半径距離より小さくなるように構成されることを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記第2規制部は、前記第2面からの突出量が前記第2半径距離より小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記第1規制部は前記第1面と直交し、前記第2規制部は前記第2面と直交するように形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート排出装置。
  4. 前記第1回動軸心は、前記基部と前記第1規制部との交点に位置することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシート排出装置。
  5. 前記排出トレイは、前記幅方向に延びる第2回動軸心を中心に、揺動先端部がシート排出方向下流側に位置する第3位置と、揺動先端部がシート排出方向上流側に位置する第4位置との間で揺動可能な延長トレイを有し、
    前記排出ストッパは、前記延長トレイに設けられ、前記延長トレイが前記第3位置にあるときに前記第1サイズ又は前記第2サイズのシートを規制し、前記延長トレイが前記第4位置にあるときに前記第1サイズより小さい第3サイズのシートを規制することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のシート排出装置。
  6. 前記延長トレイが前記第3位置にあり、前記排出ストッパが前記第2位置にあるときに、前記第2規制部を支持する支持部を備えることを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、
    画像が形成されたシートを排出する請求項1から請求項6の何れか一項に記載のシート排出装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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