JP2020167632A - アンテナ及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板上に一定の寸法で設計された矩形状の配線予定領域中に、折り返し部を有するパターンアンテナを配置する際、必要なアンテナ長を確保しつつ、アンテナの放射効率を改善することができるアンテナ及び半導体装置を提供する。【解決手段】アンテナ10は、アンテナ基板12と、アンテナ基板12の一方の面上における平面視で矩形状の第1の領域A1の内側に設けられ、平行に隣り合って延びる導体部14A,14C,14E,14Gを折り返し部として有する第1のアンテナ本体パターン層14と、アンテナ基板12の他方の面上において、平面視で第1の領域A1と隣接する矩形状の第2の領域A2の内側に設けられた第2のアンテナ本体パターン層16と、アンテナ基板12を貫通して延び第1のアンテナ本体パターン層14と第2のアンテナ本体パターン層16とを接続する層間接続部18と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、アンテナ、及びこのアンテナを搭載した半導体装置に関する。
近年、無線通信機器等で用いられる半導体装置では、小型化のニーズの高まりに伴い、機器の外部に張り出す棒状のような立体的な形状のアンテナではなく、装置の内部にLSI部品等と共に収納されるようなコンパクトな形状のアンテナが望まれている。
コンパクトな形状のアンテナとして、例えば、基板上に配置される、ブロック状のチップアンテナ等が知られている。しかし、チップアンテナの場合、コストが比較的嵩むという問題がある。また、ブロック状のチップアンテナは、基板上で一定の高さを有するため、半導体装置全体の高さが高くなるという懸念もある。
また、コンパクトな形状のアンテナを実現する方法の一つとして、アンテナ長を短くする方法が知られている。しかし、アンテナ長を所望の周波数(波長)に対して非常に短くすると、アンテナに容量性のリアクタンス成分が生じる。アンテナの入力インピーダンスにおいてリアクタンス値が大きくなると、アンテナには電力が蓄積されるだけとなり、本来のアンテナの役割としての放射性能が低下するという問題がある。費用、高さ及びアンテナ長といった問題の解決に採用可能な技術を検討すると、例えば特許文献1には、基板配線を利用したパターンアンテナが開示されている。
特許文献1のパターンアンテナでは、ガラスエポキシ樹脂等のプリント基板上に銅箔等の導体部で構成されるアンテナ素子部が実現されると共に、アンテナ素子部は、平面視でU字状(コ字状)に複数回折り返されて配置される。U字状の折り返し部は、いわゆる「メアンダライン構造」と呼ばれる。特許文献1のように、通常、基板上には、平面視で一定の面積を有する矩形状の配線予定領域が設計され、アンテナ素子部は、配線予定領域内に収まるように実装される。
アンテナ素子部がメアンダライン構造を有する場合、誘導性のリアクタンス成分が生じ、容量性のリアクタンス成分が相殺されるため、アンテナ長を短くしても放射性能の低下を防止することが可能になる。特許文献1の場合、アンテナとして必要な波長分の長さが確保されると共に、より小さい面積の領域であっても、内側に、パターンアンテナを収めることができるとされている。
特開2017−46189号公報
しかし、メアンダライン構造の場合、折り返し部では、隣り合う導体部のラインにおいて、アンテナ電流が互いに逆方向に流れることによって、放射エネルギーが相殺されて損失(ロス)が生じるため、放射効率が低下する。しかし、特許文献1の場合、折り返し部における放射効率の低下を抑制する方法に関しては、何ら具体的に開示されていない。
ここで、例えば平面視で直線状(I字状)の導体部のような、パターンアンテナ中で放射エネルギーが相殺されない導体部が占める割合を高めることによって、放射効率を改善する方法も考えられる。しかし、通常、配線予定領域が矩形状であれば、矩形の縦横の寸法は予め設定されており、パターンアンテナは、設定された配線予定領域内に収めて実装される必要がある。このため、放射エネルギーが相殺されない導体部の割合を単に高めるだけでは、限られた面積を有する配線予定領域内で、必要なアンテナ長が十分に確保できない懸念がある。
本開示は、上記の問題に鑑み、基板上に一定の寸法で設計された矩形状の配線予定領域中に、折り返し部を有するパターンアンテナを配置する際、必要なアンテナ長を確保しつつ、アンテナの放射効率を改善することができるアンテナ及び半導体装置を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様に係るアンテナは、アンテナ基板と、アンテナ基板の一方の面上における平面視で矩形状の第1の領域の内側に設けられ、平行に隣り合って延びる導体部を折り返し部として有する第1のアンテナ本体パターン層と、アンテナ基板の他方の面上において、平面視で第1の領域と隣接する矩形状の第2の領域の内側に設けられた第2のアンテナ本体パターン層と、アンテナ基板を貫通して延び第1のアンテナ本体パターン層と第2のアンテナ本体パターン層とを接続する層間接続部と、を備える。
本開示の第2の態様に係る半導体装置は、ベース基板と、アンテナ基板、アンテナ基板の一方の面上における平面視で矩形状の第1の領域の内側に設けられ、平行に隣り合って延びる導体部を折り返し部として有すると共にアンテナ基板と反対側の面が、ベース基板の上側に接合された第1のアンテナ本体パターン層、アンテナ基板の他方の面上において、平面視で第1の領域と隣接する矩形状の第2の領域の内側に設けられた第2のアンテナ本体パターン層、及び、アンテナ基板を貫通して延び第1のアンテナ本体パターン層と第2のアンテナ本体パターン層とを接続する層間接続部を備えるアンテナと、を有する。
本開示に係るアンテナ及び半導体装置によれば、基板上に一定の寸法で設計された矩形状の配線予定領域中に、折り返し部を有するパターンアンテナを配置する際、必要なアンテナ長を確保しつつ、アンテナの放射効率を改善することができる。
本開示の実施形態に係るアンテナが搭載された半導体装置の構成を説明する斜視図である。 本実施形態に係るアンテナを説明する平面図である。 図2中の3−3線断面図である。 第1のアンテナ本体パターン層と第2のアンテナ本体パターン層との接続構造を、アンテナ基板を除いた状態で説明する斜視図である。 図5(A)は、本実施形態に係るアンテナの放射効率の測定例を示す図であり、図5(B)は、本実施形態に係るアンテナのS11パラメータの周波数特性の一例を示すグラフである。 比較例に係るアンテナを説明する平面図である。 図7(A)は、比較例に係るアンテナの放射効率の測定例を示す図であり、図7(B)は、比較例に係るアンテナのS11パラメータの周波数特性の一例を示すグラフである。 本実施形態の変形例に係るアンテナ(第1変形例)を説明する平面図である。 本実施形態の変形例に係るアンテナ(第2変形例)を説明する断面図である。 変形例に係る半導体装置(第3変形例)を説明する断面図である。
以下に本実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一の部分及び類似の部分には、同一の符号又は類似の符号を付している。但し、図面における厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
<アンテナの構造>
本実施形態に係るアンテナ10は、図1に示すように、例えば携帯電話や携帯情報端末等の無線通信機器の内部に収納され、外部との間の信号の送受信に用いられるパターンアンテナである。アンテナ10は、半導体装置100のベース基板102上に搭載されている。ベース基板102は、樹脂等の誘電体で作製できる。
図示を省略するが、アンテナ基板12には集積回路(IC)等が搭載され、IC等とアンテナ10とは、基板パターンによって接続されている。基板パターンは、IC等から直接延びるように配線されてもよいし、又は、ベース基板102を経由して配線されてもよい。また、IC等が、アンテナ基板12でなくベース基板102に搭載され、アンテナ10と接続された半導体装置100が構成されてもよい。IC等がベース基板102に搭載された場合であっても、IC等とアンテナ10との間で、信号が送受信される。また、例えば、アンテナ基板12に搭載されたIC等からの信号を分配してデバイダー接続するようなデバイスが、ベース基板102に搭載されると共に、基板パターンを経由してアンテナ10に接続されてもよい。デバイスによって分配された信号が、アンテナ10に入力される。
本実施形態に係るアンテナ10は、図2に示すように、逆Fアンテナであり、アンテナ基板12と、第1のアンテナ本体パターン層14と、第2のアンテナ本体パターン層16と、層間接続部18とを備える。配線予定領域Aは、平面視で矩形状であり、外縁が点線で例示されている。配線予定領域Aは、図2中の上下方向に沿った一定の長さLと、左右方向に沿った一定の幅Wとを有する。本実施形態では、導体路としてのアンテナパターンは、第1の領域A1内に配置される第1のアンテナ本体パターン層14と、第2の領域A2内に配置される第2のアンテナ本体パターン層16とに2分されている。
アンテナ基板12は、ベース基板102と同様に、樹脂等の誘電体である。図3に示すように、アンテナ基板12の一方の面(下面)上には、第1の領域A1が形成されている。第1の領域A1は、図2に示したように、平面視で、矩形状であり、配線予定領域Aの右側に位置する。第1の領域A1は、図2中の上下方向に沿った一定の長さLと、左右方向に沿った一定の幅W1とを有する。図2中の左右方向は、第1の領域A1と第2の領域A2との並設方向である。
また、図3中のアンテナ基板12の他方の面(上面)上には、第2の領域A2が形成されている。第2の領域A2は、図2に示したように、平面視で、矩形状であり、配線予定領域Aの左側に、第1の領域A1と隣接して位置する。第2の領域A2は、図2中の上下方向に沿った一定の長さLと、左右方向に沿った一定の幅W2とを有する。すなわち、W=W1+W2である。
第1のアンテナ本体パターン層14は、第1の領域A1の内側に設けられ、7本の導体部14A〜14Gを有する。7本の導体部14A〜14Gは、いずれもほぼ同じ幅W3を有し、例えば、金、銀、銅又はアルミニウム等の導電体からなる薄膜で作製できる。7本の導体部14A〜14Gは、一体的に作製されており、平面視で、クランク状のメアンダライン構造をなすように配置されている。7本の導体部14A〜14Gのうち、図2中の上下方向に沿って延び、かつ、平行に隣り合う4本の導体部14A,14C,14E,14Gは、折り返し部を構成する導体部である。折り返し部では、アンテナ電流が互いに逆向きに流れ、放射エネルギーが相殺される。
また、4本の導体部14A,14C,14E,14Gのうち、図2中の左側の一対の導体部14A,14Cの長さは互いに等しいと共に、図2中の右側の一対の導体部14E,14Gの長さは互いに等しい。一方、図2中の左側の一対の導体部14A,14Cの長さは、図2中の右側の一対の導体部14E,14Gの長さより短い。
図3に示したように、第1のアンテナ本体パターン層14のアンテナ基板12と反対側(下側)の面が、半導体装置100のベース基板102の一方の面(上面)上に接合する。図示を省略するが、アンテナ10と半導体装置100との間では、アンテナ基板12のエリアに設けられた端子パッド及びコネクタなどと、ベース基板100に設けられた端子パッド及びコネクタなどとが、半田およびコネクタなどによって接続されている。
図2に示したように、第2のアンテナ本体パターン層16は、第2の領域A2に設けられ、2本の導体部16A,16Bを有する。2本の導体部16A,16Bは、第1のアンテナ本体パターン層14の場合と同様、いずれもほぼ同じ幅W3を有し、例えば、金、銀、銅及びアルミニウム等の導電体からなる薄膜で作製できる。2本の導体部16A,16Bは、一体的に作製されており、第2のアンテナ本体パターン層16は、平面視で、L字状である。
第2のアンテナ本体パターン層16では、折り返し部は形成されない。すなわち、第2の領域A2内では、第1の領域A1の場合のように平行して隣り合う導電体の対が形成されることなく、2本の導体部16A,16Bは、放射エネルギーが相殺され難いように、単独で延びる。換言すると、本実施形態では、放射エネルギーが相殺される導体部は、第1の領域A1内に集約して配置されている。
なお、第2のアンテナ本体パターン層16の形状は、平面視で、L字状に限定されず、例えば1本の直線状等、放射エネルギーが相殺されない導体部を有する限り、適宜、変更可能である。また、例えば、第2のアンテナ本体パターン層16に含まれる導体部の形状は、平面視で、第2の領域A2の矩形の四辺に沿って延びる必要はなく、例えば、対角線に沿って斜行するように延びてもよい。
層間接続部18は、図4に示すように、接続導体部18Aと、貫通接続部18Bとを有し、第1のアンテナ本体パターン層14と第2のアンテナ本体パターン層16とを接続する。なお、本実施形態では、層間接続部18は、図2に示したように、平面視で、第1の領域A1に含まれる位置に設けられているが、本開示では、これに限定されない。層間接続部18は、第2の領域A2に含まれる位置に設けられてもよいし、或いは、第1の領域A1と第2の領域A2とに亘って設けられてもよい。
接続導体部18Aは、図2中で第2のアンテナ本体パターン層16の右端部に接続して設けられ、接続位置から下側に向かって延びている。接続導体部18Aは、第1のアンテナ本体パターン層14及び第2のアンテナ本体パターン層16と同様に、導電体からなる薄膜で作製でき、第1のアンテナ本体パターン層14及び第2のアンテナ本体パターン層16とほぼ同じ幅W3を有する。本実施形態では、接続導体部18Aは、第2のアンテナ本体パターン層16と一体的に作製されている。
貫通接続部18Bは、例えばビア等の接続部材であり、図3に示したように、アンテナ基板12の厚み方向に沿ってアンテナ基板12を貫通して延び、接続導体部18Aと第1のアンテナ本体パターン層14とを接続する。なお、貫通接続部18Bの形状は、図2及び図3中に例示したような円柱状に限定されず、例えば角柱状等、適宜変更可能である。
また、図2に示したように、本実施形態では、第2のアンテナ本体パターン層16の左側の導体部16Bの下端部に、給電点20が接続して設けられている。給電点20は、短絡線22を介してグランド24に接続されている。また、給電点20は、図3に示したように、表層に近い配線層に設けられている。
次に、本実施形態に係るアンテナ10の放射効率について説明する。図5(A)に示すように、2.4GHz、2.44GHz及び2.48GHzの周波数において、一定の入力電力に対するアンテナ10の放射電力の値を測定すると共に、放射効率を算出した。なお、図5(A)中の数値は、概数で表示されている。結果、放射効率は、約59.871%〜約62.304%を実現することができた。また、図5(B)に示すように、S11パラメータにおいても、本実施形態に係るアンテナ10は、2.4GHz帯において有効であることが確認できた。
(比較例)
一方、図6に示すように、本実施形態と異なり、導体路としてのアンテナパターンが2分されていない、比較例に係るアンテナ10Zを用意し、同様に2.4GHz帯における放射効率を算出した。すなわち、比較例に係るアンテナ10Zでは、アンテナ基板12の一方の面上にのみ、アンテナパターンが配置されている。アンテナ10Zの配線予定領域Aの平面視での寸法は、図2に示した本実施形態に係るアンテナ10の場合と同じ寸法(L×W)である。
比較例に係るアンテナ10Zでは、本実施形態のように第1のアンテナ本体パターン層14に対してベース基板102の誘電率の影響を活用し、素材誘電率Erを大きくすることが難しい。このため、本実施形態と同レベルの波長を有する信号の送受信の際、同寸法の配線予定領域A内に、配置するアンテナパターンの導体路の全体の長さが、本実施形態に係るアンテナ10より長くなる。図6中に示したように、比較例では、折り返し部として11本の導体部14A〜14Kが設けられており、図2中に示した本実施形態に係るアンテナ10の折り返し部としての7本の導体部14A〜14Gの場合より、本数が多い。
また、比較例の場合、11本の導体部14A〜14Kのうち対をなす8本の導体部14A,14C,14E,14G,14I,14Kの上下方向に沿った長さは、いずれも同じである。比較例の場合、本実施形態の4本の導体部14A,14C,14E,14Gのように、対をなす8本の導体部14A,14C,14E,14G,14I,14Kを、隣接する導体部の長さを稼ぐため、不揃いにした状態で配置していない。また、図6中に示した比較例の第1の領域A1の幅W1Aは、図2中に示した本実施形態の第1の領域A1の幅W1より長い。また、比較例の第2の領域A2の幅W2Aは、本実施形態の第2の領域A2の幅W2より短い。
図7(A)に示すように、比較例に係るアンテナ10Zについて放射効率を、本実施形態と同様に算出した。図7(A)中の数値は、概数で表示されている。結果、比較例の場合、図7(B)に示すように、2.4GHz帯において、S11パラメータは有効ではあるが、2.4GHz帯における放射効率の有効性は、低かった。比較例のそれぞれの周波数における放射効率は、約56.176%〜約58.177%と、本実施形態の放射効率より、いずれも低かった。
(作用効果)
本実施形態に係るアンテナ10では、第1のアンテナ本体パターン層14は、アンテナ基板12とベース基板102とに挟まれている。このため、第1のアンテナ本体パターン層14の素材誘電率Erを、アンテナ基板12の誘電率とベース基板102の誘電率との両方の影響を活用して大きくすることが可能になる。
また、通常、アンテナ10の配線長(波長)は、下記の式(1)によって得られる。
λ=c/F×(1/√Er)・・・式(1)
(λ:波長、c:光速度、F:ターゲット周波数)
式(1)より、素材誘電率Erが大きくなる程、アンテナ10の配線長を短くできることが分かる。
このため、本実施形態では、素材誘電率Erが大きくなることによって、第1のアンテナ本体パターン層14の全体の長さを、比較例のようにアンテナ基板12の上側の空気層にすべてのアンテナ本体が近い場合より、短縮することが可能になる。ここで、空気層にアンテナパターンが近い程、波長短縮率の効果が薄まり、アンテナパターンが長くなる。そして、第1のアンテナ本体パターン層14の長さが短縮されることによって、第1の領域A1の幅W1を狭くすることができる。
そして、第1の領域A1の幅W1が狭くなった分、一定の寸法を有する配線予定領域Aの内側で、第1の領域A1に隣接する第2の領域A2の幅W2を広く確保できる。そして、第2の領域A2の幅W2が広がった分、図2中の導体部16Aのように、第2のアンテナ本体パターン層16において配線予定領域Aの幅Wに沿った部分の長さを延長することが可能になる。このため、第2のアンテナ本体パターン層16からの放射エネルギーを増大することができる。
また、図3に示したように、第2のアンテナ本体パターン層16は、アンテナ基板12上で、厚み方向において第1のアンテナ本体パターン層14とは異なる高さに位置し、第2のアンテナ本体パターン層16が長い直線であることから、効率的に放射することができる。
このため、本実施形態によれば、アンテナ基板12上に一定の寸法で設計された矩形状の配線予定領域A中に、折り返し部を有するパターンアンテナを配置する際、必要なアンテナ長を確保しつつ、アンテナ10の放射効率を改善することができる。また、アンテナ10の帯域幅を拡大することが可能になる。また、本実施形態に係るアンテナ10を使用すれば、必要なアンテナ長を確保しつつ、アンテナ10の放射効率を改善可能な半導体装置100を実現できる。
また、本実施形態では、第2の領域A2の幅W2を広く確保できるため、図2中の第2の領域A2の内側で、左右方向の両端に位置する、導体部16Bと接続導体部18Aとの間で、相殺される放射エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態では、図2中の第1の領域A1の内側で、左側の一対の導体部14A,14Cの長さは、右側の一対の導体部14E,14Gの長さより短い。一対の導体部の間で隣り合う導体部14C,14Eの長さを互いに異ならせることによって、一対の導体部の間で生じるアンテナ電流の相殺を更に低減することが可能になる。このため、アンテナ10の放射効率を、一層改善することができる。
<第1変形例>
図8に示すように、第1変形例に係るアンテナ10Aでは、層間接続部18の接続導体部18A1が、図2中に示した接続導体部18Aの場合より下側に延び、第1の領域A1中の左側で水平に延びる導体部14Bの左端部に、平面視で重なっている。また、貫通接続部18Bは、接続導体部18A1の図8中の下端部と、導体部14Bの左端部とに同時に接触している。
また、第1変形例では、第1の領域A1中で、図2中の第1のアンテナ本体パターン層14の導体部14Aに相当する導体部が設けられていない。すなわち、第1変形例では、延長された接続導体部18A1が、図2中の導体部14Aの代わりにアンテナの導体路としても機能し、アンテナパターンに全体として必要な長さが確保されている。第1変形例に係るアンテナ10Aの他の部材については、図1〜図4に示したアンテナ10における同名の部材とそれぞれ等価であるため、重複説明を省略する。
第1変形例に係るアンテナ10Aによれば、図1に示したアンテナ10の場合と比べ、導体部14Aが存在しない分、折り返し部を構成する導体部の本数が減少するので、折り返し部におけるアンテナ電流の相殺を更に低減できる。第1変形例に係るアンテナ10Aの他の効果については、図1〜図4に示したアンテナ10の場合と同様である。なお、
図2及び図8に示したように、接続導体部の長さは、適宜変更できる。
<第2変形例>
図9に示すように、第2変形例に係るアンテナ10Bは、アンテナ基板12と、第1のアンテナ本体パターン層14と、第2のアンテナ本体パターン層16と、層間接続部18とを備える点は、図1〜図4に示したアンテナ10の場合と同様である。しかし、第2変形例では、第1のアンテナ本体パターン層14のアンテナ基板12と反対側(図9中の下側)には、第1補助基板32が設けられ、第1補助基板32の上面には、第1のアンテナ本体パターン層14の下面が接合している。また、第1補助基板32の下面上には、第1配線層34が設けられている。
また、第2のアンテナ本体パターン層16のアンテナ基板12と反対側(図9中の上側)には、第2補助基板36が設けられ、第2補助基板36の下面には、第2のアンテナ本体パターン層16の上面が接合している。また、第2補助基板36の上面上には、第2配線層38が設けられている。すなわち、第2変形例では、第1のアンテナ本体パターン層14、第2のアンテナ本体パターン層16、第1配線層34及び第2配線層38からなる4層構造の配線層が設けられている。
第1補助基板32及び第2補助基板36は、アンテナ基板12及びベース基板102と同様に誘電体である。また、第1配線層34及び第2配線層38は、第1のアンテナ本体パターン層14と同様に、導電体からなる薄膜で作製できる。第2変形例に係るアンテナ10Bの他の部材については、図1〜図4に示したアンテナ10における同名の部材とそれぞれ等価であるため、重複説明を省略する。
第2変形例に係るアンテナ10Bでは、第1のアンテナ本体パターン層14の素材誘電率Erは、アンテナ基板12の誘電率及びベース基板102の誘電率に加え、更に、第1補助基板32の誘電率を活用して大きくされている。このため、第1のアンテナ本体パターン層14の素材誘電率Erを更に大きくでき、第1のアンテナ本体パターン層14の長さを一層短縮できる。第2変形例に係るアンテナ10Bの他の効果については、図1〜図4に示したアンテナ10の場合と同様である。
<第3変形例>
図1に示したアンテナ10は、ベース基板102の板面上に搭載されていたが、本開示ではこれに限定されず、例えば、図10に示すように、アンテナ10を筐体28の内側に配置することもできる。図10中には、筐体28の底部の上面上に第1のアンテナ本体パターン層14の下面が接合した状態で、アンテナ10が搭載された半導体装置100Aが例示されている。
筐体28は、本実施形態に係るアンテナ10のアンテナ基板12及びベース基板102と同様に誘電体である。第3変形例では、筐体28の底部を「ベース基板」と見做すことができる。第3変形例のように、アンテナ基板12との間で第1のアンテナ本体パターン層14を挟み込み、第1のアンテナ本体パターン層14の素材誘電率Erを大きくすることが可能な誘電体であれば、本開示のベース基板として採用できる。第3変形例に係る半導体装置100Aの他の部材については、図1〜図4に示したアンテナ10及び半導体装置100における同名の部材とそれぞれ等価であるため、重複説明を省略する。
第3変形例に係る半導体装置100Aによれば、ベース基板102の板面上に限定されることなく、アンテナ10の配置位置のバリエーションが広がるため、汎用性を高めることができる。第3変形例に係るアンテナ10Bの他の効果については、図1〜図4に示したアンテナ10及び半導体装置100の場合と同様である。
<その他の実施形態>
本開示は上記の開示した実施の形態によって説明したが、この説明は、本開示を限定するものではない。本開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになると考えられるべきである。本実施形態では、逆Fアンテナのアンテナ10を例として説明したが、これに限定されず、平面パターンアンテナであれば、種類は限定されない。
また、本実施形態では、アンテナ基板12はリジッド基板として説明したが、本開示ではこれに限定されず、フレキシブル基板であってもよい。また、アンテナ10は、リジッド基板の配線層パターンで形成されるプリント基板であったが、これに限定されず、本開示は、例えばLSI内の配線層において適用することもできる。また、第1のアンテナ本体パターン層14及び第2のアンテナ本体パターン層16のそれぞれを構成する導体部の本数や幅W3等は、本実施形態で説明したものに限定されず、所望のアンテナ設計に応じて適宜変更できる。
また、本実施形態では、図3中に例示したアンテナ10のように、1枚のアンテナ基板12の一方の面上に第1のアンテナ本体パターン層14が設けられると共に、他方の面上に第2のアンテナ本体パターン層16が設けられていた。すなわち、アンテナ10は、1枚のアンテナ基板12に2層の配線層が設けられた2層構造であり、2分されたアンテナパターンの間に、1枚のアンテナ基板12が挟まれていた。
しかし、本開示に係るアンテナは、1枚のアンテナ基板12を用いた2層構造に限定されず、2分されたアンテナパターンの間に、2枚以上の基板が存在してもよい。例えば、図9中に例示したアンテナ10Bのように、4層の配線層が設けられた4層構造の場合、図9中で最上層の第2配線層38の位置に、第2配線層38に代えて第2のアンテナ本体パターン層16を配置することができる。
すなわち、2分されたアンテナパターンの間には、アンテナ基板12及び第2補助基板36の2枚の基板が存在する。第2のアンテナ本体パターン層は、第2補助基板36の上面上に設けられることになる。アンテナ基板12及び第2補助基板36のように、2分されたアンテナパターンの間に2枚以上の基板が挟まれる場合、挟まれた2枚以上の基板を、本開示における一体的な「アンテナ基板」として見做すことができる。複数枚の基板を有する一体的なアンテナ基板の場合であっても、一対の最外側の基板のうち一方の基板の外側面上に第1のアンテナ本体パターン層14が設けられると共に、他方の基板の外側面上に第2のアンテナ本体パターン層16が設けられる。
なお、層間接続部18は、アンテナ基板12及び第2補助基板36のように、挟まれた2枚以上の基板を貫通すると共に、2分されたアンテナパターンの間に位置する他の配線層に干渉しないように設けられる。また、一体的なアンテナ基板の外側面の上側に、誘電率を活用する目的で、誘電体である他の基板が配置されてもよい。
また、4層構造において第1のアンテナ本体パターン層14と第2のアンテナ本体パターン層16とを配置する他の組み合わせとしては、1層目と4層目、及び、2層目と4層目のような組み合わせも採用され得る。また、3層構造や5層以上の構造においても、4層構造の場合と同様に、第1のアンテナ本体パターン層14と第2のアンテナ本体パターン層16との間に、複数枚の基板を介在させることができる。
また、図1〜図10中に示したそれぞれの構成を部分的に組み合わせて、本開示に係るアンテナを実現することもできる。本開示は、上記に記載していない様々な実施の形態等を含むと共に、本開示の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ定められるものである。
10,10A,10B アンテナ
12 アンテナ基板
14 第1のアンテナ本体パターン層
14A〜14G 導体部
16 第2のアンテナ本体パターン層
16A,16B 導体部
18 層間接続部
32 第1補助基板(誘電体)
100,100A 半導体装置
102 ベース基板
A 配線予定領域
A1 第1の領域
A2 第2の領域
Er 素材誘電率

Claims (4)

  1. アンテナ基板と、
    前記アンテナ基板の一方の面上における平面視で矩形状の第1の領域の内側に設けられ、平行に隣り合って延びる導体部を折り返し部として有する第1のアンテナ本体パターン層と、
    前記アンテナ基板の他方の面上において、平面視で前記第1の領域と隣接する矩形状の第2の領域の内側に設けられた第2のアンテナ本体パターン層と、
    前記アンテナ基板を貫通して延び前記第1のアンテナ本体パターン層と前記第2のアンテナ本体パターン層とを接続する層間接続部と、
    を備えるアンテナ。
  2. 前記折り返し部を構成する前記導体部のうち、隣り合う前記導体部の長さが異なる、
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1のアンテナ本体パターン層の前記アンテナ基板と反対側には、前記ベース基板以外の誘電体が設けられている、
    請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. ベース基板と、
    アンテナ基板、前記アンテナ基板の一方の面上における平面視で矩形状の第1の領域の内側に設けられ、平行に隣り合って延びる導体部を折り返し部として有すると共に前記アンテナ基板と反対側の面が、前記ベース基板の上側に接合された第1のアンテナ本体パターン層、前記アンテナ基板の他方の面上において、平面視で前記第1の領域と隣接する矩形状の第2の領域の内側に設けられた第2のアンテナ本体パターン層、及び、前記アンテナ基板を貫通して延び前記第1のアンテナ本体パターン層と前記第2のアンテナ本体パターン層とを接続する層間接続部を備えるアンテナと、
    を有する半導体装置。
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