JP2020166603A - 画像形成システム、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成システムにおいて、印刷ジョブの代理印刷が不必要に実行されてユーザーの利便性が損なわれるのを防止する。【解決手段】画像形成システム1において、一の画像形成装置10は、その印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、その周辺の所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末20との間で所定の無線通信の確立を試みて、全てのモバイル端末のうち無線通信が確立されたモバイル端末より、モバイル端末のユーザーが、スケジュールアプリケーションを介して設定した印刷ジョブの、受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、取得した予定作業の種別情報を基に、管理サーバー30により代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して、該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成システム、及び画像形成装置に関する。
従来より、印刷ジョブの実行要求を受けた画像形成装置の周囲に人が居て静かな環境(室内環境)である場合、代理印刷可能な他の画像形成装置を管理サーバーに問い合わせする画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。各画像形成装置は、自装置周辺に人が居るか否かの情報を取得する人情報取得部を有するとともに、自装置周辺の騒音レベルを検知する検知装置に通信可能に接続されている。各画像形成装置は、検知装置より受信した騒音レベルが規定レベル以下で当該画像形成装置周辺の所定領域内に人が居る場合は、上記問い合わせを行う。
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の画像形成装置では、代理印刷可能な画像形成装置の問い合わせを行うか否かを、自装置周辺に人が居るか否かの情報及び騒音情報に基づいてのみ行っていて、自装置周辺でパソコン等の端末作業を行う個々人の作業の性質が考慮されていない。作業の性質とは、例えば、各人が行う作業に求められる静粛性のレベル等が挙げられる。
このため、従来の画像形成装置では、要求される静粛性のレベルが低い作業(例えば、整理整頓やゴミ捨て等の雑用)を行っている場合でも、他の画像形成装置により代理印刷が不必要に実行されて、ユーザーの利便性が損なわれるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、印刷ジョブの代理印刷が不必要に実行されてユーザーの利便性が損なわれるのを防止することにある。
本発明の一局面に係る画像形成システムは、管理サーバーと、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて上記管理サーバーに接続された複数の画像形成装置と、を備えている。
そして、上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
そして、上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成システムは、管理サーバーと、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて上記管理サーバーに接続された複数の画像形成装置と、を備えている。
そして、上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
そして、上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて管理サーバーに接続された複数の画像形成装置のうちの一つである。
そして、当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
そして、当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて管理サーバーに接続された複数の画像形成装置のうちの一つである。
そして、当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
そして、当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている。
本発明によれば、印刷ジョブの代理印刷が不必要に実行されてユーザーの利便性が損なわれるのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
[画像形成システムの全体構成]
図1は、実施形態の画像形成システム1の設置例を示す概略図である。この画像形成システム1は、複数の画像形成装置10と、複数のモバイル端末20と、管理サーバー30とを有している。
[画像形成システムの全体構成]
図1は、実施形態の画像形成システム1の設置例を示す概略図である。この画像形成システム1は、複数の画像形成装置10と、複数のモバイル端末20と、管理サーバー30とを有している。
ここで、図1の設置例では、画像形成システム1は、オフィス内の同じフロアの互いに離間した三つの場所A〜Cに跨って配置されている。場所Aには、三つのモバイル端末20が配置されているだけで画像形成装置10は配置されていない。場所Bには、三つのモバイル端末20と一つの画像形成装置10が配置されている。同様に、場所Cには、三つのモバイル端末20と一つの画像形成装置10が配置されている。
各画像形成装置10はネットワーク40に接続されている。ネットワーク40は、例えばLAN(Local Area Network)等からなる。ネットワーク40はルーター50を介してインターネット60に接続されている。ルーター50は、ネットワーク40をインターネット60に接続する。インターネット60にはクラウドサーバー80が接続されている。場所B及び場所C内の各モバイル端末20は、各場所B,Cに設置されたアクセスポイント70を介してネットワーク40に接続される。アクセスポイント70は、無線通信によって該アクセスポイント70に接続要求を行っているモバイル端末20をネットワーク40に接続する。また、後述するように場所B及び場所C内のモバイル端末20は、各場所B,Cに設置された画像形成装置10との間で近距離無線通信により通信可能になっている。
ここで、各場所A〜場所Cにおいて、各モバイル端末20のユーザーの座席は予め決められており、各画像形成装置10には座席データが記憶されている。この座席データは、例えば、各座席の位置情報と、各座席のユーザーが使用するモバイル端末20の識別情報と、各画像形成装置10の位置情報とを対応付けたデータからなる。尚、座席データは、例えば各画像形成装置10から各座席までの距離と、各座席のユーザーが使用するモバイル端末20の識別情報とを対応付けたデータであってもよい。すなわち、座席データは、各画像形成装置10から所定範囲内(近距離無線通信が可能な範囲であって、本実施形態では例えば同じ場所B又は場所C内)にある座席のユーザーが使用するモバイル端末20を識別可能であれば如何なるデータであってもよい。
画像形成システム1は、場所B及び場所C内に設置された各画像形成装置10の周囲の座席のユーザーが、高い静粛性が要求される作業を行っていると推測される状況下では、印刷時の動作音によってユーザーが邪魔されないように動作音回避処理を実行する。
この動作音回避処理では、代理印刷可能な(周囲に静粛性を要する作業を行っているユーザーがいない)他の画像形成装置10を管理サーバー30に問い合わせし、代理印刷可能な他の画像形成装置10が存在する場合には、該他の画像形成装置10に印刷ジョブを転送して実行させる一方、このような条件の画像形成装置10が存在しない場合には印刷ジョブを保留する。
[画像形成装置の構成]
図2を参照して、画像形成装置10の具体的な構成を説明する。この画像形成装置10は、操作パネル11と、印刷部12と、スキャン部13と、ハードディスク14と、ネットワークインターフェース15と、NFCインターフェース16と、コントローラー(制御部)17と備えている。これらは、図示しないバス線を介して相互に接続されている。
図2を参照して、画像形成装置10の具体的な構成を説明する。この画像形成装置10は、操作パネル11と、印刷部12と、スキャン部13と、ハードディスク14と、ネットワークインターフェース15と、NFCインターフェース16と、コントローラー(制御部)17と備えている。これらは、図示しないバス線を介して相互に接続されている。
操作パネル11は、画像形成装置10に対する操作項目や各種情報の表示、及びユーザーによる操作を受付ける液晶式のタッチパネルからなる。ユーザーは、操作パネル11を指で操作することによって、様々な指示を画像形成装置10に与えることができる。印刷部12は、インクジェット方式や電子写真方式により用紙に画像を印刷する。スキャン部13は、CCD、CIS等の画像読取センサーを有していて、原稿をスキャンしてその画像データ(以下、スキャンデータという)を生成する。スキャン部13は、生成したスキャンデータをハードディスク14等に記憶させる。
ハードディスク14は、スキャンデータや外部から受信した印刷用データの他に上記座席データを記憶する。
ネットワークインターフェース15は、画像形成装置10をネットワーク40に接続する。
NFCインターフェース16は、ISO/IEC21481またはISO/IEC18092の国際標準規格に基づいて、NFC(Near Field Communication)方式の無線通信(近距離無線通信)を可能にするインターフェースである。
コントローラー17は、CPU17a、ROM17b及びRAM17cを有するマイクロコンピューターからなる。コントローラー17は、印刷部12にて印刷ジョブを受け付けた場合に後述する動作音回避処理を含む印刷制御を実行する。
[モバイル端末構成]
次に、図3を参照してモバイル端末20の具体的な構成を説明する。モバイル端末20は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型のモバイル端末である。
次に、図3を参照してモバイル端末20の具体的な構成を説明する。モバイル端末20は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型のモバイル端末である。
モバイル端末20は、操作パネル21と、無線インターフェース22と、NFCインターフェース23と、コントローラー24、及びハードディスク25を備えている。これらは、図示しないバス線を介して相互に接続されている。
操作パネル21は、モバイル端末20に対する操作項目や各種情報の表示、及びユーザーによる操作を受付ける液晶式のタッチパネルからなる。ユーザーは、操作パネル21を指で操作することによって、様々な指示をモバイル端末20に与えることができる。
無線インターフェース22は、モバイル端末20をアクセスポイント70を介して無線通信によりネットワーク40に接続するインターフェースである。
NFCインターフェース23は、上述したようにNFC(Near Field Communication)方式の無線通信(近距離無線通信)を可能にするインターフェースである。モバイル端末20は、NFCインターフェース23を介して画像形成装置10と近距離無線通信を確立する。
コントローラー24は、CPU24a、ROM24b及びRAM24cを有するマイクロコンピューターからなる。コントローラー24は、モバイル端末20の各種動作を制御する。
ハードディスク25には、スケジュールアプリケーション(以下、スケジュールアプリという)25aが記憶されている。スケジュールアプリ25aは、モバイル端末20のユーザーが自身の作業予定を、時刻情報と共に書き込むためのアプリケーションである。スケジュールアプリ25aは、例えばインターネット上のクラウドサーバー80より提供されるものであってもよい。各モバイル端末20のユーザーがスケジュールアプリ25aを通じて設定した予定は、ネットワーク40に接続された各モバイル端末20同士で閲覧可能になっている。
図4は、スケジュールアプリ25aを起動したときに表示される閲覧画面100の一例である。この閲覧画面100は、月別カレンダー101と予定表102とを備えている。月別カレンダー101は、その右上に設けられたカーソル101aを操作することで表示月を変更可能になっている。そして、月別カレンダー101の日付けを選択すると、その月日に対応する予定表102が表示される。そして、予定表102上で時刻に対応する行を選択すると、操作パネル21の画面が入力画面200(図5参照)に切り替わる。
図5に示すように、入力画面200は、予定表102を通じて指定した日時の予定作業を入力するための入力ボックス201と、予定作業の種別を設定するための設定ボックス202とを有している。
設定ボックス202の下側には選択候補欄203が表示されている。選択候補欄203には、「空き時間」、「他の場所での作業」、「仮の予定」、「取込み中」、及び「外出中」の五つの種別候補が表示されている。このうち、「空き時間」は特に作業(仕事)がない場合に使用し、「他の場所での作業」は、出張先や客先で作業を行う場合に使用し、「仮の予定」は、不確定要素の高い予定、つまり一応予定表に書いておくけれども実際にその作業を行うかどうかは分からない場合に使用し、「取込み中」は、作業の邪魔をされたくない場合であって作業に際して高い静粛性が要求される場合に使用する。そして、ユーザーは、設定ボックス202の右側に設けられたカーソル204を操作することで、上記五つの種別候補の中から一の種別を設定可能になっている。図5は、予定作業の種別として「取込み中」が設定された状態を示している。
種別としての、「空き時間」、「他の場所での作業」、「仮の予定」、「取込み中」、及び「外出中」は、予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する情報であると言える。「取込み中」は、この静粛性の要求レベルが高い第一の作業種別に相当し、「空き時間」、「他の場所での作業」、「仮の予定」、及び「外出中」は、第一の作業種別よりも要求される静粛性のレベルが低い第二の作業種別に相当する。
種別としての、「空き時間」、「他の場所での作業」、「仮の予定」、「取込み中」、及び「外出中」は、予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する情報であると言える。「取込み中」は、この静粛性の要求レベルが高い第一の作業種別に相当し、「空き時間」、「他の場所での作業」、「仮の予定」、及び「外出中」は、第一の作業種別よりも要求される静粛性のレベルが低い第二の作業種別に相当する。
また、入力画面200には、入力した予定作業の重要度を設定するための設定ボックス205が表示されている。設定ボックス205の下側には選択候補欄207が設けられている。この選択候補欄207には「重要度:高い」と「重要度:低い」との二つの項目が表示されている。ユーザーは、設定ボックス205の右側に設けられたカーソル206を操作することで、予定作業の重要度が高いか低いかを設定可能になっている。
[管理サーバーの構成]
次に、図6を参照して管理サーバー30の具体的な構成を説明する。管理サーバー30は、ネットワークインターフェース31とコントローラー32とを有している。
次に、図6を参照して管理サーバー30の具体的な構成を説明する。管理サーバー30は、ネットワークインターフェース31とコントローラー32とを有している。
ネットワークインターフェース31は、管理サーバー30をネットワーク40に接続する。コントローラー32は、CPU32a、ROM32b及びRAM32cを有するマイクロコンピューターからなる。コントローラー32は、一の画像形成装置10からの問い合わせに応じて、代理印刷可能な他の画像形成装置10を探索し、その探索結果を当該一の画像形成装置10に返信する。
[動作音回避処理を含む印刷制御の詳細]
画像形成装置10の印刷部12が印刷ジョブを受け付けた場合に、コントローラー17は、当該画像形成装置10の設置場所と同じ場所に座席を有する全ユーザーのモバイル端末20に対して近距離無線通信の確立を試みる。
画像形成装置10の印刷部12が印刷ジョブを受け付けた場合に、コントローラー17は、当該画像形成装置10の設置場所と同じ場所に座席を有する全ユーザーのモバイル端末20に対して近距離無線通信の確立を試みる。
そして、コントローラー17は、全てのモバイル端末20との間で近距離無線通信の確立が行われなかった場合には、各モバイル端末20のユーザー全員が画像形成装置10の周辺にいないものとして、当該画像形成装置10の印刷部12に印刷ジョブを実行させる。
一方、コントローラー17は、少なくとも一つのモバイル端末20との間で近距離無線通信が確立された場合には、該通信が確立したモバイル端末20のスケジュールアプリ25aからの情報(予定作業の種別及び重要度)を基に、所定の条件を満たすか否かを判定する。コントローラー17は、所定の条件を満たす場合にのみ動作音回避処理を実行する。
図7及び図8のフローチャートを参照して、画像形成装置10における動作音回避処理を含む印刷制御の具体例を説明する。
ステップSA1では、一の画像形成装置10のコントローラー17が、印刷部12にて印刷ジョブを受け付けたか否かを判定し、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA2に進む。
ステップSA2では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、ハードディスク14に記憶された座席データを読み込む。
ステップSA3では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、ステップSA2で読込んだ座席データを基に、上記一の画像形成装置10と同じ場所内(周辺の所定範囲)に座席を有するユーザーのモバイル端末20を特定する。ここで同じ場所とは、図1の上側の画像形成装置10では場所Bであり、下側の画像形成装置10では場所Cである。
ステップSA4では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、ステップS3で特定した全てのモバイル端末20に対して、NFCインターフェース16を介して近距離無線通信の確立(所謂ペアリング)を試みる。
ステップSA5では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、上記全てのモバイル端末20との近距離無線通信の確立に失敗したか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップSA7(図8参照)に進む一方、YESである場合にはステップSA6に進む。
ステップSA6では、動作音回避処理は必要ないものとして上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、当該画像形成装置10の印刷部12に対して印刷ジョブを実行するよう指示し、しかる後にリターンする。
ステップSA7では上記一の画像形成装置10のコントローラー17が、NFCインターフェース16を介して近距離無線通信が確立されたモバイル端末20と通信を行う。そして、該コントローラー17は、当該モバイル端末20のスケジュールアプリ25aより上記印刷ジョブの受付け時点に対応する時刻の予定作業を特定するとともに、当該予定作業に対して設定された上記種別情報を取得する。
ステップSA8では、ステップSA7で取得した種別情報を基に、動作音回避処理を実行するか否かを判定する。具体的には、この種別情報が「取込み中」であるか、又は、「仮の予定」であって且つ重要度が「高い」場合には、動作音回避処理を実行する必要があると判定し、その他の場合(例えば、種別が「空き時間」等である場合)には、動作音回避処理を実行する必要がないと判定する。そして、この判定がNOである場合にはステップSA13に進む一方、YESである場合にはステップSA9に進む。尚、重要度が高い場合には、種別に拘わらず動作音開始処理を実行する等してもよい。
ステップSA9では、動作音回避処理が必要であるものとして、管理サーバー30に代理印刷を実行可能な他の画像形成装置10が存在するか否かを問い合わせる。
問い合わせを受けた管理サーバー30では、当該画像形成装置10とは異なる他の画像形成装置10において動作音回避処理が必要か否かを同様の手順(上記ステップSA2〜ステップSA5及びステップSA7〜SA8の手順で)で判断させる。そして、管理サーバー30は、動作音回避処理を必要としない画像形成装置10が見つかった場合には、当該画像形成装置10を代理印刷可能な装置として問い合わせ元の画像形成装置10に通知(返信)する。
ステップSA10では、管理サーバー30から代理印刷可能な他の画像形成装置10の通知を受けたか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップSA14に進む一方、YESである場合にはステップSA11に進む。
ステップSA11では、ステップSA10にて管理サーバー30より通知された他の画像形成装置10に代理印刷を実行させるべく印刷ジョブを転送する。
ステップSA12では、印刷ジョブの実行要求を行った装置に向けて代理印刷を行った旨を表示させ、しかる後にリターンする。尚、印刷ジョブの実行要求を画像形成装置10の操作パネル11から行った場合には、当該操作パネル11に代理印刷を行った旨を表示すればよい。
上記ステップSA8の判定がNOである場合に進むステップSA13では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が印刷部12に対して印刷ジョブを実行させることで当該一の画像形成装置10から印刷物を出力し、しかる後にリターンする。
上記ステップSA10の判定がNOである場合に進むステップSA14では、上記一の画像形成装置10のコントローラー17が印刷ジョブを実行せずにRAM17c内に保留する。
ステップS15では、印刷ジョブの実行要求を行った装置に対して、印刷ジョブを保留した旨を表示させる。印刷ジョブの実行要求を画像形成装置10の操作パネル11から行った場合には、当該操作パネル11に印刷ジョブを保留した旨を表示すればよい。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態の画像形成システム1によれば、コントローラー17は、全てのモバイル端末20との間で近距離無線通信の確立に失敗した場合には、各モバイル端末20のユーザー全員が画像形成装置10の周辺にいないものとして、当該画像形成装置10の印刷部12に印刷ジョブを実行させる。この場合、画像形成装置10の周辺にユーザーがいないので印刷ジョブの実行時における画像形成装置10の動作音がユーザーの作業環境を悪化させることはない。
以上説明したように、本実施形態の画像形成システム1によれば、コントローラー17は、全てのモバイル端末20との間で近距離無線通信の確立に失敗した場合には、各モバイル端末20のユーザー全員が画像形成装置10の周辺にいないものとして、当該画像形成装置10の印刷部12に印刷ジョブを実行させる。この場合、画像形成装置10の周辺にユーザーがいないので印刷ジョブの実行時における画像形成装置10の動作音がユーザーの作業環境を悪化させることはない。
一方、少なくとも一つのモバイル端末20とNFCインターフェース16を介して近距離無線通信が確立した場合には、コントローラー17は、印刷ジョブの受付け時に対応する時刻でのユーザーの作業予定の種別をスケジュールアプリ25aより取得して、当該種別が「取込み中」である場合又は「仮の予定」であっても重要度が「高い」場合にのみ動作音回避処理を実行するように構成されている。
ここで、予定作業の種別が「取込み中」である場合、又は種別が仮の予定」であっても重要度が「高い」場合とは、当該予定作業を行う際の静粛性に対する要求レベルが高い状況下であると考えられる。本実施形態では、このような状況下においてのみ動作音回避処理を実行し、その他の場合には動作音回避処理を実行しないようにした。
これにより、静粛性に対する要求レベルが低い状況下において、コントローラー17により動作音回避処理(代理印刷又は印刷ジョブの保留)が不必要に実行されてユーザーの利便性が損なわれるのを防止することができる。
図1参照して具体例を説明すると、例えば場所Aに座席を有するユーザーのモバイル端末20から場所Bの画像形成装置10に印刷ジョブが送信された場合において、当該画像形成装置10の周辺にユーザーが存在し且つ当該ユーザーが作業種別として「取込み中」を設定した作業を行っているとする。この場合、場所Cの画像形成装置10が代理印刷可能な状況にあれば(例えば場所Cの周囲にユーザーがいない等)、印刷ジョブが場所Bの画像形成装置10から場所Cの画像形成装置10に転送されて代理印刷が実行される。これにより、場所Bの画像形成装置10の周辺のユーザーが、印刷ジョブの動作音によって邪魔されるのを回避することができる。
また、本実施形態では、代理印刷が実行された場合には、その旨が印刷ジョブの送信元ユーザーに通知されるので、ユーザーが混乱をきたすこともない。
《変形例》
上記実施形態では、コントローラー17は、スケジュールアプリ25aを通じてユーザーが設定した予定作業の種別情報を基に、動作音回避処理が必要か否かを判定(決定)するようにしているが、本変形例では、各モバイル端末20にインストールされた通話アプリケーション(以下、単に通話アプリという)の使用状況や設定情報を基に当該判定を行うようにしている。通話アプリとは、例えばSkype(登録商標)等であって、モバイル端末20同士でインターネット回線を使用して通話を行うためのアプリである。
上記実施形態では、コントローラー17は、スケジュールアプリ25aを通じてユーザーが設定した予定作業の種別情報を基に、動作音回避処理が必要か否かを判定(決定)するようにしているが、本変形例では、各モバイル端末20にインストールされた通話アプリケーション(以下、単に通話アプリという)の使用状況や設定情報を基に当該判定を行うようにしている。通話アプリとは、例えばSkype(登録商標)等であって、モバイル端末20同士でインターネット回線を使用して通話を行うためのアプリである。
コントローラー17は、近距離無線通信が確立された各モバイル端末20について通話アプリの使用状況に関する情報を取得する。ここで、通話アプリによる通話が実行中である場合には、静粛性に対する要求レベルは高いと考えられる。この考え方に基づいて、この変形例では、コントローラー17は、モバイル端末20から取得した情報を基に通話アプリによる通話が実行中であると判定した場合には、動作音回避処理が必要と判定する一方、通話中でないと判定した場合には、動作音回避処理は必要ないと判定する。この判定処理以後の処理は、上記実施形態のステップSA9〜SA15の処理と同様である。
本変形例によれば、印刷ジョブを受け付けた一の画像形成装置10の周辺にユーザーが存在する場合であって、静粛性に対する要求レベルは高いと考えられる場合(通話アプリによる通話が実行されている場合)のみコントローラー17によって動作音回避処理が実行される。よって、上記実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
ところで、通話アプリは、アクティブ状態においてモバイル端末20を通じて「取込み中」等の状況設定を行うことが可能である。図9は、この通話アプリの使用画面500の一例である。使用画面500には、チャット機能を実行するためのボタン501及び通話機能を実行するためのボタン502の他に、状況設定ボックス503が設けられている。状況設定ボックス503では、カーソル504を操作することにより、「退席中」、「取込み中」等の状況を設定可能になっている。
「退席中」は、オンラインであっても席にいないことを相手端末に通知するためのものであり、「取込み中」は、オンラインであっても来客中等であるために邪魔されると困る状況を相手端末に通知するためのものである。「取込み中」は、「退席中」に比べて要求される静粛性のレベルが高い。そこで、コントローラー17は、近距離無線通信が確立された各モバイル端末20について、通話アプリの状況設定が「取込み中」である場合には、動作音回避処理が必要であると判定し、その他の場合には、動作音回避処理が必要ないと判定するようにしてもよい。これにより、上記実施形態と同様の作用効果をより一層確実に得ることができる。
《他の実施形態》
上記実施形態1のステップSA11の処理で他の画像形成装置10に対して代理印刷の実行命令を行う前に、印刷ジョブの送信元の装置に対して代理印刷を実行してよいか否かの確認通知を行うようにしてもよい。
上記実施形態1のステップSA11の処理で他の画像形成装置10に対して代理印刷の実行命令を行う前に、印刷ジョブの送信元の装置に対して代理印刷を実行してよいか否かの確認通知を行うようにしてもよい。
同様に、ステップSA14の処理で印刷ジョブの実行を保留する前に、印刷ジョブの送信元の装置に対して印刷ジョブの保留を行ってもよいか否かの確認通知を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一の画像形成装置10のコントローラー17が動作音回避処理が必要と判断した場合に、先ず他の画像形成装置10によって代理印刷を試みるようにしているが、これに限ったものではない。コントローラー17は、代理印刷を試みることなく、印刷ジョブを即、保留するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置10の周辺に配置される端末装置が全てモバイル端末20である例について説明したが、これに限ったものではなく、端末装置は固定型のデスクトップパソコン等であってもよい。
上記実施形態では、作用効果の具体例の説明において、場所Aのユーザーが使用するモバイル端末20から、ネットワーク40を介して、画像形成装置10に印刷ジョブの実行要求を行う例について説明したが、これに限ったものではなく、場所B又は場所Cの画像形成装置10の操作パネル11から直接印刷ジョブの実行要求を行うようにしてもよい。この場合、代理印刷を行った旨の通知又は印刷ジョブを保留した旨の通知は、該操作パネル11に表示するようにすればよい。
以上説明したように、本発明は画像形成装置システム及び画像形成装置について有用であり、特に、プリンター、ファクシミリ、複写機又は複合機(MFP)等の画像形成装置について有用である。
1 :画像形成システム
10 :画像形成装置
12 :印刷部
17 :コントローラー(制御部)
25a :スケジュールアプリ
25b :通話アプリ
30 :管理サーバー
10 :画像形成装置
12 :印刷部
17 :コントローラー(制御部)
25a :スケジュールアプリ
25b :通話アプリ
30 :管理サーバー
Claims (11)
- 管理サーバーと、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて上記管理サーバーに接続された複数の画像形成装置と、を備えた画像形成システムであって、
上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、
上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、
上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、
上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている、画像形成システム。 - 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
上記スケジュールアプリケーションは、上記種別情報を複数の項目の中から選択して設定可能に構成され、
上記複数の項目は、上記予定作業の実行に際して要求される静粛性のレベルが高い第一の作業種別と、該第一の作業種別に比べて該要求される静粛性のレベルが低い第二の作業種別とを含み、
上記制御部は、上記取得した種別情報が上記第一の作業種別である場合には上記動作音回避処理を実行する一方、上記取得した種別情報が上記第二の作業種別である場合には上記動作音回避処理を実行せずに、上記一の画像形成装置の印刷部によって上記印刷ジョブを実行するように構成されている、画像形成システム。 - 請求項2記載の画像形成システムにおいて、
上記スケジュールアプリケーションは、上記予定作業の種別情報に加えて、該予定作業の重要度が高いか低いかを設定可能に構成され、
上記制御部は、上記取得した予定作業の種別情報が上記第二の作業種別であっても該予定作業の重要度が高い場合には上記動作音回避処理を実行するように構成されている、画像形成システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
上記制御部は、上記一の画像形成装置と上記全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みた場合において、該全てのモバイル端末との間で当該無線通信が確立されなかった場合には、上記動作音回避処理を実行せずに、当該一の画像形成装置の印刷部によって上記印刷ジョブを実行するように構成されている、画像形成システム。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
上記所定の無線通信は近距離無線通信である、画像形成システム。 - 管理サーバーと、印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて上記管理サーバーに接続された複数の画像形成装置と、を備えた画像形成システムであって、
上記複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、
上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において上記一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、
上記一の画像形成装置は、当該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている、画像形成システム。 - 請求項6記載の画像形成システムにおいて、
上記制御部は、上記取得した情報が、上記所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるとの情報である場合には上記動作音回避処理を実行する一方、上記取得した情報が、上記所定の通話アプリケーションによる通話が実行中でないとの情報である場合には、上記動作音回避処理を実行せずに、上記一の画像形成装置の印刷部によって上記印刷ジョブを実行するように構成されている、画像形成システム。 - 請求項6又は7記載の画像形成システムにおいて、
上記制御部は、上記一の画像形成装置と上記全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みた場合において、該全てのモバイル端末との間で当該無線通信が確立されなかった場合には、上記動作音回避処理を実行せずに、当該一の画像形成装置の印刷部によって上記印刷ジョブを実行するように構成されている、画像形成システム。 - 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
上記所定の無線通信は近距離無線通信である、画像形成システム。 - 印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて管理サーバーに接続された複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置であって、
当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、
上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、
上記モバイル端末は、当該モバイル端末のユーザーが行う予定作業を、当該予定作業に要求される静粛性のレベルに関連する種別情報及び日時情報と共に設定可能なスケジュールアプリケーションを利用可能に構成され、
当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末より、当該モバイル端末のユーザーが上記スケジュールアプリケーションを介して設定した上記印刷ジョブの受付け時点に対応する日時での予定作業の種別情報を取得し、該取得した予定作業の種別情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている、画像形成装置。 - 印刷ジョブを受け付けて実行する印刷部を有していて管理サーバーに接続された複数の画像形成装置のうちの一の画像形成装置であって、
当該一の画像形成装置の周辺の所定範囲内には、少なくとも一人のユーザーの座席が予め設けられており、
上記少なくとも一人のユーザーは、上記所定範囲内において当該一の画像形成装置との間で所定の無線通信により通信可能なモバイル端末を有しており、
当該一の画像形成装置は、該画像形成装置の印刷部にて印刷ジョブを受け付けた場合に、当該画像形成装置の周辺の上記所定範囲内に設けられた全ての座席のユーザーのモバイル端末との間で上記所定の無線通信の確立を試みて、該全てのモバイル端末のうち該無線通信が確立されたモバイル端末において所定の通話アプリケーションによる通話が実行中であるか否かの情報を取得し、該取得した情報を基に、上記管理サーバーにより代理印刷可能な他の画像形成装置を探索して当該画像形成装置に印刷ジョブを実行させる代理印刷処理と該印刷ジョブの保留処理との一方である動作音回避処理を実行するか否かを決定する制御部を備えている、画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2019067090A JP2020166603A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 画像形成システム、及び画像形成装置 |
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JP (1) | JP2020166603A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114630002A (zh) * | 2020-12-11 | 2022-06-14 | 佳能株式会社 | 图像形成系统、服务器、及其控制方法和存储介质 |
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019067090A patent/JP2020166603A/ja active Pending
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