JP2020165703A - イオン輸送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動の影響によって検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制する。【解決手段】軸方向に複数並んで配置された環状の電極11を有するドリフトチューブ10と、ドリフトチューブ10を収容する筐体30と、筐体30に関してドリフトチューブ10を支持するドリフトチューブ支持部材21と、ドリフトチューブ10に固定された、イオンを検出する検出器20と、ドリフトチューブ支持部材21に設けられた、ドリフトチューブ支持部材21が筐体30から受ける振動を吸収する制振材22とを備えるイオン輸送装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、試料の分析等に用いられるイオン輸送装置に関する。
試料分子から生成した分子イオンを電場の作用により媒質気体中で移動させるとき、該イオンは電場の強さやその分子の大きさ等で決まる移動度に依存する速度で移動する。この移動度を利用した試料分子の分析法として、イオン移動度分光測定(Ion Mobility Spectrometry=IMS)法がある。IMS法は、試料由来の各種イオンをイオン移動度に応じて分離した後に検出器で検出してイオン移動度スペクトルを作成することに利用される。
イオン移動度に応じてイオンを分離する装置として、例えば特許文献1に記載のイオン輸送装置が用いられている。このイオン輸送装置は、中心軸に沿って多数配列された同形状の環状電極を有するドリフトチューブを備える。ドリフトチューブ内では、それら多数の環状電極のそれぞれに印加される電圧によって、軸方向に電位勾配を有する直流電場が形成され、この電場によってイオンが軸方向に加速される。また、ドリフトチューブ内の所定箇所には、隣接する2枚の環状電極の間に、2個の櫛形電極を互いに噛み合わせて成るシャッタゲートと呼ばれる電極が1組設けられている。シャッタゲートよりもイオンの流れの上流側は脱溶媒領域、下流側はドリフト領域と呼ばれ、脱溶媒領域よりも上流側には液体試料の液滴からイオンを生成するイオン化部が設けられている。また、ドリフトチューブのドリフト領域よりも下流側には、イオンを検出する検出器が固定されている。
ドリフトチューブ内では、乾燥したドリフトガスがイオンに逆行するように一定流速で流れており、イオン化部で生成されたイオンはドリフトガスに衝突しながら脱溶媒領域内を進行する。また、ドリフトチューブの周囲にはヒータが取り付けられており、イオンはヒータから供給される熱及び乾燥したドリフトガスにより脱溶媒が促進される。脱溶媒領域を通過したイオンは、シャッタゲートに電圧が印加されている時間帯にはシャッタゲートの2個の櫛形電極のいずれかに引きつけられ、シャッタゲートへの電圧印加を停止した瞬間に、ドリフト領域内に形成されている直流電場によって一斉にドリフト領域内に引き込まれる。ドリフト領域ではイオンがドリフトガスに衝突しながら直流電場内を進行する。これにより、各イオンは移動度に依存する速度でドリフト領域内を移動し、該移動度に応じたタイミングで検出器において検出される。
国際公開WO2016/079780号
検出器は、イオンを検知する板状のファラデー電極と、該ファラデー電極よりもドリフト領域側に配置されたグリッド電極とを有する。グリッド電極は、金属板に孔(例えば六角形の孔)を多数設けたものであって、イオンがファラデー電極に入射する前に、接近するイオンの運動に伴ってファラデー電極に電流が誘起されることを防止することにより、検出信号の立ち上がり特性を改善するために設けられている。しかしながら、外部からの振動がドリフトチューブを介して検出器に伝わると、ファラデー電極とグリッド電極が互いに異なる振幅や周期で振動し、それによって静電容量に時間変化が生じることにより、信号にノイズが発生してしまう。
また、ドリフトチューブの周囲に取り付けられたヒータで発生する熱が検出器を構成する電子部品に伝わると、検出器における検出結果(出力信号)に影響を及ぼすおそれがある。それを回避するために、検出器に冷却機構を設けると、コストが上昇してしまう。
さらに、ドリフトチューブの構成によっては、ヒータで発生する熱が以下に述べるような問題を生じさせるおそれがある。例えば、ドリフトチューブには、環状電極と、環状のセラミックスから成る環状絶縁材を交互に多数積層し、その積層体を、両端に配置したフランジで挟んで複数本のロッドで締め付けたものがある。このような構成を有するドリフトチューブでは、ヒータの熱により、ロッドの方が積層体よりも大きく熱膨張することによって積層体の締め付けが弛んでしまうおそれがある。
本発明は、イオン輸送装置において振動や熱に起因して生じる課題を解決することを目的としている。第1の課題は、振動の影響によって検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制することである。第2の課題は、ヒータで発生する熱が検出器に与える影響を抑制することである。第3の課題は、ヒータで発生する熱がドリフトチューブに与える影響を抑制することである。
上記第1の課題を解決するために成された第1の発明に係るイオン輸送装置は、
軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
前記ドリフトチューブ支持部材に設けられた、該ドリフトチューブ支持部材が前記筐体から受ける振動を吸収する制振材と
を備える。
上記第2の課題を解決するために成された第2の発明に係るイオン輸送装置は、
軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
前記筐体内であって前記ドリフトチューブの外側方に、該ドリフトチューブと離間して配置されたヒータと、
前記ドリフトチューブ支持部材とは別に設けられた、前記筐体に関して前記ヒータを支持するヒータ支持部材と
を備える。
上記第3の課題を解決するために成された第3の発明に係るイオン輸送装置は、
環状の電極と環状の絶縁部材を交互に積層したドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを両側から挟むように設けられた2枚のフランジと、
前記ドリフトチューブの外側に該ドリフトチューブの軸方向に延びるように配置された複数のロッドと、
前記2枚のフランジの一方又は両方に設けられた、前記複数のロッドをそれぞれ1本ずつ挿通する複数の挿通孔と、
前記複数のロッドの、前記挿通孔に挿通された側の端部に設けられた、該挿通孔よりも径が大きいストッパと、
前記複数の挿通孔が設けられたフランジと前記ストッパの間に設けられた、該フランジを前記ドリフトチューブに付勢する弾性部材と
を備える。
第1の発明に係るイオン輸送装置によれば、イオン輸送装置が筐体を介して外部から受ける振動が、ドリフトチューブ支持部材に設けられた制振材に吸収されるため、ドリフトチューブに固定された検出器が振動することが抑制される。これにより、検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制することができる。
第2の発明に係るイオン輸送装置によれば、ヒータがドリフトチューブと離間して配置され、且つ、ヒータがドリフトチューブ支持部材とは別に設けられたヒータ支持部材で支持されているため、ヒータはドリフトチューブと接触しない。これにより、ヒータで発生する熱が検出器に伝わることを抑制し、熱が検出器に与える影響を抑制することができる。
第3の発明に係るイオン輸送装置によれば、ドリフトチューブを構成する環状の電極と環状の絶縁部材の積層体よりもロッドの方が大きく熱膨張しても、弾性部材によってフランジがドリフトチューブに付勢されるため、積層体の締め付けが緩むことを防ぐことができる。
本発明に係るイオン輸送装置の一実施形態を示す断面図。 本実施形態のイオン輸送装置を示す下面図。 本実施形態のイオン輸送装置の一変形例を示す部分下面図。
図1〜図3を用いて、本発明に係るイオン輸送装置の実施形態を説明する。
(1) 本実施形態のイオン輸送装置1の構成
本実施形態のイオン輸送装置1は、ドリフトチューブ10を有する。ドリフトチューブ10は、環状電極11と環状絶縁部材12を交互に多数積層することにより、環状電極11が軸方向に複数並んで配置されているものである。ドリフトチューブ10の両端に配置されているのは環状絶縁部材12である。環状電極11はステンレス鋼(SUS)等の金属から成る。環状絶縁部材12は本実施形態ではセラミックス製のものを用いるが、電気的な絶縁性を有する材料であればセラミックス以外のものを用いてもよい。なお、環状電極11及び環状絶縁部材12の個数は、図1に示したものには限定されない。
ドリフトチューブ10の軸方向の両端には、円板状の金属(例えばステンレス鋼)から成る第1フランジ191、及び円板状の金属の中心付近を刳り貫いた円環状の第2フランジ192が配置されており、それら第1フランジ191及び第2フランジ192によりドリフトチューブ10を挟み付けるようになっている。
ドリフトチューブ10の軸方向の中央よりも第1フランジ191寄りに配置された1つの環状絶縁部材121には、環の内側に、2個の櫛形電極を互いに噛み合わせて成るシャッタゲート13が設けられている。なお、本実施形態では、シャッタゲート13よりも第1フランジ191側にある各環状絶縁部材12を、第2フランジ192側にある環状絶縁部材12よりも厚くすることにより、隣接する環状電極11間の距離を調整している。但し、環状絶縁部材12の厚みはこれには限定されない。
第1フランジ191の、ドリフトチューブ10側の面には、コロナ放電を行うための針電極14が設置されている。また、第1フランジ191とシャッタゲート13の間に配置された1つの環状絶縁部材122には、環の外側から内側に向かって貫通孔が設けられており、該貫通孔にスプレーノズル15が挿入されている。スプレーノズル15は、液体試料をネブライズガス(通常は窒素、ヘリウムなどの不活性ガス)のガス流に乗せ、高温(300〜500℃程度)に加熱した乾燥管を通してドリフトチューブ10内に噴霧するものである。ここで液体試料は、例えば液体クロマトグラフから供給される。
ドリフトチューブ10の軸方向に関して第2フランジ192の外側には、第3フランジ193がボルト(図示せず)により固定されている。第3フランジ193には、ガス導入孔16及び後述の検出器20のファラデー電極201が設けられている。このガス導入孔16を通して、ドリフトチューブ10内に中性ガス(例えば窒素ガス)が供給される。このガスは、ドリフトチューブ10内を第2フランジ192側から第1フランジ191側に向かって流れ、第1フランジ191に設けられたガス排出口17から排出される。
各環状電極11には第1電圧印加部181が接続されている。第1電圧印加部181は、電気抵抗が直列に接続された抵抗アレイと該抵抗アレイの両端に直流電圧を印加する直流電源とを有しており、抵抗アレイ内の電気抵抗同士の間にある各接続点に対して1つずつ環状電極11が接続されている。第1フランジ191寄りの環状電極11から第2フランジ192寄りの環状電極11に向かって順に、高電位側の接続点と接続することにより、ドリフトチューブ10内には第1フランジ191側から第2フランジ192側に向かう電位勾配を有する直流電場が形成される。
シャッタゲート13には第2電圧印加部182が接続されており、所定のタイミングで櫛形電極間に直流電圧が印加される。また、針電極14には第3電圧印加部183が接続されており、所定のタイミングで放電用の電圧が印加される。
ドリフトチューブ10内の空間のうち、環状絶縁部材122よりも第1フランジ191側の領域はイオン化部101に該当する。イオン化部101よりも第2フランジ192側であってシャッタゲート13よりも第1フランジ191側の領域は脱溶媒領域102に該当する。シャッタゲート13よりも第2フランジ192側の領域はドリフト領域103に該当する。
検出器20は板状のファラデー電極201と、該ファラデー電極201よりも第1フランジ191側に配置されたグリッド電極202とを有する。ファラデー電極201は第3フランジ193に固定されている。グリッド電極202は、金属板に六角形の孔が多数並ぶように設けられたものであって、第2フランジ192内に配置されている。
第1フランジ191及び第2フランジ192にはそれぞれ、下方に延びる脚であるドリフトチューブ支持部材21が設けられている。後述のように第1フランジ191及び第2フランジ192がドリフトチューブ10に固定されていることから、このドリフトチューブ支持部材21により、ドリフトチューブ10は、イオン輸送装置を覆う筐体30の底板の上に支持されている。
各ドリフトチューブ支持部材21には制振材22が設けられている。制振材22には、本実施形態ではゲルにより振動を吸収するものを用いたが、それには限定されず、金属バネ、ゴム、ウレタンフォーム等により振動を吸収するものを用いてもよい。
ドリフトチューブ10の周囲は、筒状のヒータ25で覆われている。ヒータ25とドリフトチューブ10の間には、所定の距離(例えば15mm)の隙間251が設けられている。ヒータ25には、下方に延びる脚であるヒータ支持部材26が2本設けられている。ヒータ支持部材26はドリフトチューブ支持部材21とは別に設けられており、筐体30の底板に固定されている。
複数の環状電極11及び環状絶縁部材12は、図2に示す構成によって互いの位置がずれないように固定されている。ドリフトチューブ10の外側には、該ドリフトチューブ10の軸の方向に延びるロッド31が複数本設けられている。ロッド31の材料には、安価且つ加工が容易であるという理由により、樹脂を用いている。
各ロッド31の一方の端部311は第1フランジ191に固定されている。各ロッド31の他方の端部312と第2フランジ192との間には隙間313が設けられている。端部312にはロッド31よりも細い棒状の突出部材32が取り付けられている。ロッド31と突出部材32を合わせたものを本発明におけるロッドとみなすことができる。突出部材32は、第2フランジ192に穿孔された挿通孔1921に挿通されている。突出部材32の先端には、挿通孔1921よりも径が大きい部材から成るストッパ33が固定されている。本実施形態では、突出部材32及びストッパ33にはボルトを用いた。すなわち、突出部材32はボルトの軸部から成り、ストッパ33はボルトの頭から成る。ロッド31の端部312に設けた孔にボルトをねじ込むことにより、突出部材32及びストッパ33を容易にロッド31に装着することができる。
第2フランジ192のストッパ33側の面とストッパ33の間には、弦巻バネから成る弾性部材34が圧縮された状態で突出部材32の周囲に設けられている。弾性部材34が伸張しようとすることにより、第2フランジ192はドリフトチューブ10に付勢される。これにより、ドリフトチューブ10は第1フランジ191及び第2フランジ192によって締め付けられ、複数の環状電極11及び環状絶縁部材12の互いの位置がずれないように固定される。
(2) 本実施形態のイオン輸送装置1の動作
本実施形態のイオン輸送装置1の動作を説明する。
まず、ガス導入孔16を通して、ドリフトチューブ10内へ、乾燥した中性ガスから成るドリフトガスの供給を開始する。このドリフトガスの供給は、イオン輸送装置1を動作させる間、継続する。
液体クロマトグラフからは液体試料がイオン輸送装置1に供給される。液体試料は、ネブライズガスのガス流に乗せられ、高温(300〜500℃程度)に加熱した乾燥管を通してスプレーノズル15からイオン化部101に噴霧される。微小液滴に含まれる溶媒は気化し、試料中の目的成分が気体分子となる。この状態で、第3電圧印加部183によって針電極14に電圧を印加すると、コロナ放電が生起される。このコロナ放電により、針電極14の先端の周囲にある大気やドリフトガス等がイオン化され、一次イオンが生成される。このように生成された一次イオンは、イオン化部101に到達し、微小液滴中の目的成分又は微小液滴から気化した目的成分の気体分子と反応する。これにより、目的成分由来のイオン(目的イオン)が生成される。
イオン化部101で生成された目的イオンは、各環状電極11及び第1電圧印加部181によってドリフトチューブ10内に形成される直流電場により、該ドリフトチューブ10内の脱溶媒領域102を第2フランジ192側に向かって移動する。このとき、ヒータ25をオンにすることにより、脱溶媒領域102内を加熱しておく。このヒータ25からの熱、及びガス導入孔16から供給される乾燥したドリフトガスにより、微小液滴の液体の蒸発を促進する。また、シャッタゲート13の櫛形電極間には、第2電圧印加部182によって直流電圧を印加しておく。これにより、シャッタゲート13に到達した目的イオンは、櫛形電極に引きつけられる。そして、櫛形電極間への直流電圧の印加を所定の時間だけ継続した後に、シャッタゲートへの電圧印加を停止すると、その瞬間に、目的イオンはドリフトチューブ10内に形成される直流電場によってドリフト領域103内に引き込まれる。
ドリフト領域103内では、目的イオンはドリフトガスに衝突しながら直流電場内を進行する。これにより、目的イオンは移動度に依存する速度でドリフト領域103内を移動し、該移動度に応じたタイミングで検出器20のファラデー電極201に入射し、該目的イオンが検出される。なお、ドリフト領域103内では、ヒータ25からの熱及び乾燥したドリフトガスにより、目的イオンに溶媒の分子が再付着することが防止される。
ここで、仮に検出器20に外部から振動が加わると、検出器20が有するファラデー電極201とグリッド電極202が互いに異なる振幅や周期で振動し、それによって静電容量に時間変化が生じることにより、検出信号にノイズが発生してしまう。しかし、本実施形態のイオン輸送装置1では、制振材22が設けられたドリフトチューブ支持部材21によって、イオン輸送装置1を覆う筐体30の底板の上にドリフトチューブ10が支持されているため、筐体30を介して外部から受ける振動が制振材22に吸収され、ドリフトチューブ10内に固定された検出器20が振動することが抑制される。そのため、検出器20の検出信号にノイズが発生することを抑制することができる。
また、本実施形態のイオン輸送装置1では、ヒータ25がドリフトチューブ10と離間して配置され、且つ、該ヒータ25がドリフトチューブ支持部材21とは別に設けられたヒータ支持部材26で支持されているため、ヒータ25がドリフトチューブ10と接触することを防ぐことができる。これにより、ヒータ25で発生する熱が検出器20に伝わることを抑制し、熱が検出器20に与える影響を抑制することができる。
さらに、本実施形態のイオン輸送装置1では、弾性部材34の作用によって第2フランジ192がドリフトチューブ10に付勢され、それによってドリフトチューブ10が締め付けられていることにより、ドリフトチューブ10を構成する環状電極11と環状絶縁部材12の積層体よりもロッド31の方がヒータの熱によって大きく熱膨張しても、ドリフトチューブ10の締め付けが緩むことを防ぐことができる。
(3) 変形例
本発明は上記実施形態には限定されず、本発明の趣旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態ではドリフトチューブ支持部材21によってドリフトチューブ10をイオン輸送装置を覆う筐体30の底板の上に支持したが、ドリフトチューブ支持部材21を筐体30の天井に固定し、ドリフトチューブ10を該天井から吊り下げるようにしてもよい。同様に、ヒータ支持部材26を天井に固定し、ヒータ25を該天井から吊り下げるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、それぞれ第1フランジ191及び第2フランジ192にドリフトチューブ支持部材21を設けたが、ドリフトチューブ10に直接ドリフトチューブ支持部材21を設けてもよい。例えば、ドリフトチューブの両端に配置された環状絶縁体123、124にドリフトチューブ支持部材21を設けてもよいし、それら以外の環状絶縁体にドリフトチューブ支持部材21を設けてもよい。
上記実施形態では弾性部材34として弦巻バネを用いたが、ゴムやウレタンフォーム等、その他の弾性部材を用いてもよい。
上記実施形態では突出部材32、ストッパ33及び弾性部材34を第2フランジ192側に設けたが、それらを第1フランジ191側に設けてもよいし、第1フランジ191側と第2フランジ192側の双方に設けてもよい。
上記実施形態ではロッド31の先端に該ロッド31よりも細い棒状の突出部材32を設けたが、突出部材32を設けることなく、図3に示す構成を取ってもよい。この構成では、第2フランジ192(及び/又は第1フランジ191)に設けた挿通孔1921にロッド31を挿通させたうえで、ロッド31の先端に挿通孔1921よりも径が大きいストッパ33を設けると共に、ストッパ33と第2フランジ192(及び/又は第1フランジ191)の間に弾性部材34を設けている。
ドリフトチューブ支持部材21及び制振材22を備える構成は、ヒータ支持部材26を用いない場合にも適用することができる。また、ヒータ支持部材26を備える構成は、制振材22を有しないドリフトチューブ支持部材21を用いる場合にも適用することができる。さらに、制振材22及び/又はヒータ支持部材26を備える構成は、環状電極11と環状絶縁部材12を交互に多数積層した構成とは異なるドリフトチューブを用いる場合にも適用することができる。ストッパ33及び弾性部材34を備える構成は、ドリフトチューブ支持部材21(及び制振材22)並びに/又はヒータ支持部材26を有しない場合にも適用することができる。
[態様]
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
一態様のイオン輸送装置は、
軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
前記ドリフトチューブ支持部材に設けられた、該ドリフトチューブ支持部材が前記筐体から受ける振動を吸収する制振材と
を備える。
第1項に記載のイオン輸送装置によれば、イオン輸送装置が筐体を介して外部から受ける振動が、ドリフトチューブ支持部材に設けられた制振材に吸収されるため、ドリフトチューブ内に固定された検出器が振動することが抑制される。これにより、検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制することができる。
なお、ドリフトチューブ支持部材はドリフトチューブを直接支持するものであってもよいし、ドリフトチューブに固定された他の部材(例えば上記第1フランジ191、第2フランジ192)を支持することによって間接的にドリフトチューブを支持するものであってもよい。また、検出器はドリフトチューブに直接固定してもよいし、ドリフトチューブに直接又は間接的に固定された他の部材(例えば上記第3フランジ193)に固定してもよい。
(第2項)
他の態様のイオン輸送装置は、
軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
前記筐体内であって前記ドリフトチューブの外側方に、該ドリフトチューブと離間して配置されたヒータと、
前記ドリフトチューブ支持部材とは別に設けられた、前記筐体に関して前記ヒータを支持するヒータ支持部材と
を備える。
第2項に記載のイオン輸送装置によれば、ヒータがドリフトチューブと離間して配置され、且つ、ヒータがドリフトチューブ支持部材とは別に設けられたヒータ支持部材で支持されているため、ヒータはドリフトチューブと接触しない。これにより、ヒータで発生する熱が検出器に伝わることを抑制し、熱が検出器に与える影響を抑制することができる。
(第3項)
さらに他の態様のイオン輸送装置は、
環状の電極と環状の絶縁部材を交互に積層したドリフトチューブと、
前記ドリフトチューブを両側から挟むように設けられた2枚のフランジと、
前記ドリフトチューブの外側に該ドリフトチューブの軸方向に延びるように配置された複数のロッドと、
前記2枚のフランジの一方又は両方に設けられた、前記複数のロッドをそれぞれ1本ずつ挿通する複数の挿通孔と、
前記複数のロッドの、前記挿通孔に挿通された側の端部に設けられた、該挿通孔よりも径が大きいストッパと、
前記複数の挿通孔が設けられたフランジと前記ストッパの間に設けられた、該フランジを前記ドリフトチューブに付勢する弾性部材と
を備える。
第3項に記載のイオン輸送装置によれば、ドリフトチューブを構成する環状の電極と環状の絶縁部材の積層体よりもロッドの方が大きく熱膨張しても、弾性部材によってフランジがドリフトチューブに付勢されるため、積層体の締め付けが緩むことを防ぐことができる。
(第4項)
第1項に記載のイオン輸送装置において、さらに、
前記筐体内であって前記ドリフトチューブの外側方に、該ドリフトチューブと離間して配置されたヒータと、
前記ドリフトチューブ支持部材とは別に設けられた、前記筐体に関して前記ヒータを支持するヒータ支持部材と
を備える。
第4項に記載のイオン輸送装置によれば、検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制することができると共に、熱が検出器に与える影響を抑制することができる。
(第5項)
第1項又は第2項に記載のイオン輸送装置において、
前記ドリフトチューブは、環状の電極と環状の絶縁部材を交互に積層したものであって、
さらに、
前記ドリフトチューブを両側から挟むように設けられた2枚のフランジと、
前記ドリフトチューブの外側に該ドリフトチューブの軸方向に延びるように配置された複数のロッドと、
前記2枚のフランジの一方又は両方に設けられた、前記複数のロッドをそれぞれ1本ずつ挿通する複数の挿通孔と、
前記複数のロッドの、前記挿通孔に挿通された側の端部に設けられた、該挿通孔よりも径が大きいストッパと、
前記複数の挿通孔が設けられたフランジと前記ストッパの間に設けられた、該フランジを前記ドリフトチューブに付勢する弾性部材と
を備える。
第5項に記載のイオン輸送装置によれば、検出器の検出信号にノイズが発生することを抑制することができると共に、ドリフトチューブを構成する環状の電極と環状の絶縁部材の積層体よりもロッドの方が大きく熱膨張しても、積層体の締め付けが緩むことを防ぐことができる。
1…イオン輸送装置
10…ドリフトチューブ
101…イオン化部
102…脱溶媒領域
103…ドリフト領域
11…環状電極
12、121、122、123、124…環状絶縁部材
13…シャッタゲート
14…針電極
15…スプレーノズル
16…ガス導入孔
17…ガス排出口
181…第1電圧印加部
182…第2電圧印加部
183…第3電圧印加部
191…第1フランジ
192…第2フランジ
1921…挿通孔
193…第3フランジ
20…検出器
201…ファラデー電極
202…グリッド電極
21…ドリフトチューブ支持部材
22…制振材
25…ヒータ
251…ドリフトチューブとヒータの隙間
26…ヒータ支持部材
30…筐体
31…ロッド
311、312…ロッドの端部
313…ロッドの端部とフランジの隙間
32…突出部材
33…ストッパ
34…弾性部材

Claims (5)

  1. 軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
    前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
    前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
    前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
    前記ドリフトチューブ支持部材に設けられた、該ドリフトチューブ支持部材が前記筐体から受ける振動を吸収する制振材と
    を備えるイオン輸送装置。
  2. さらに、
    前記筐体内であって前記ドリフトチューブの外側方に、該ドリフトチューブと離間して配置されたヒータと、
    前記ドリフトチューブ支持部材とは別に設けられた、前記筐体に関して前記ヒータを支持するヒータ支持部材と
    を備える、請求項1に記載のイオン輸送装置。
  3. 前記ドリフトチューブは、環状の電極と環状の絶縁部材を交互に積層したものであって、
    さらに、
    前記ドリフトチューブを両側から挟むように設けられた2枚のフランジと、
    前記ドリフトチューブの外側に該ドリフトチューブの軸方向に延びるように配置された複数のロッドと、
    前記2枚のフランジの一方又は両方に設けられた、前記複数のロッドをそれぞれ1本ずつ挿通する複数の挿通孔と、
    前記複数のロッドの、前記挿通孔に挿通された側の端部に設けられた、該挿通孔よりも径が大きいストッパと、
    前記複数の挿通孔が設けられたフランジと前記ストッパの間に設けられた、該フランジを前記ドリフトチューブに付勢する弾性部材と
    を備える、請求項1又は2に記載のイオン輸送装置。
  4. 軸方向に複数並んで配置された環状の電極を有するドリフトチューブと、
    前記ドリフトチューブを収容する筐体と、
    前記筐体に関して前記ドリフトチューブを支持するドリフトチューブ支持部材と、
    前記ドリフトチューブに固定された、イオンを検出する検出器と、
    前記筐体内であって前記ドリフトチューブの外側方に、該ドリフトチューブと離間して配置されたヒータと、
    前記ドリフトチューブ支持部材とは別に設けられた、前記筐体に関して前記ヒータを支持するヒータ支持部材と
    を備えるイオン輸送装置。
  5. 環状の電極と環状の絶縁部材を交互に積層したドリフトチューブと、
    前記ドリフトチューブを両側から挟むように設けられた2枚のフランジと、
    前記ドリフトチューブの外側に該ドリフトチューブの軸方向に延びるように配置された複数のロッドと、
    前記2枚のフランジの一方又は両方に設けられた、前記複数のロッドをそれぞれ1本ずつ挿通する複数の挿通孔と、
    前記複数のロッドの、前記挿通孔に挿通された側の端部に設けられた、該挿通孔よりも径が大きいストッパと、
    前記複数の挿通孔が設けられたフランジと前記ストッパの間に設けられた、該フランジを前記ドリフトチューブに付勢する弾性部材と
    を備えるイオン輸送装置。
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