JP2020165216A - タンクの施工方法 - Google Patents

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Atsushi Harigaya
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Abstract

【課題】タンクの工事口の閉鎖時において、外槽ライナの撓みを防止する。【解決手段】内槽と外槽とを有するタンクの施工方法であって、前記外槽に形成された工事口の閉鎖時に、側周側において、前記外槽を径方向外側に向けて支持する支持部材を前記内槽と前記外槽との間に配置する支持部材設置工程と、前記支持部材設置工程の後において、前記工事口にコンクリートを打設するコンクリート打設工程とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、タンクの施工方法に関するものである。
タンクの施工時においては、一般的に、外槽の一部を先に構築し、上記外槽の側周面に工事口を形成した上で、外槽内部に資材及び重機等を搬入して、外槽の内側において構造物を構築する施工方法がとられる。
例えば、特許文献1においては、外槽に形成された工事口を閉鎖する手法が開示されている。この特許文献1では、外槽ライナに補剛材であるスティフナを設けた状態で外槽に形成された工事口にコンクリートを打設することで、コンクリート打設時の静水圧による外槽ライナの撓みを防止している。なお、このときの補剛材の高さは、外槽のコンクリート壁部の鉄筋かぶりと同等の高さとすることで、鉄筋と補剛材とが干渉することを防止している。
特開2018−53429号公報
しかしながら、外槽のプレストレストコンクリートにおいて、鉄筋かぶりが小さい場合には、設けることができる補剛材の高さが小さく、補剛材としての機能を満足させるためには、大量の補剛材が必要となる。したがって、鉄筋かぶりが小さい設計のコンクリート壁においては、補剛材を設置することが難しく、外槽ライナの撓みが発生しやすくなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、タンクの工事口の閉鎖時において、外槽ライナの撓みを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の手段は、内槽と外槽とを有するタンクの施工方法であって、前記外槽に形成された工事口の閉鎖時に、側周側において、前記外槽を径方向外側に向けて支持する支持部材を前記内槽と前記外槽との間に配置する支持部材設置工程と、前記支持部材設置工程の後において、前記工事口にコンクリートを打設するコンクリート打設工程とを有する、という構成を採用する。
第2の手段は、上記第1の手段において、前記支持部材設置工程よりも前において、前記外槽の内側に、鉛直方向に沿って配置される鉛直支持部材を配置する鉛直支持部材設置工程を有し、前記支持部材設置工程においては、前記支持部材を前記鉛直支持部材に当接して配置する、という構成を採用する。
第3の手段は、上記第1または第2の手段において、前記コンクリート打設工程よりも後において、前記支持部材を撤去する支持部材撤去工程を有する、という構成を採用する。
本発明によれば、支持部材により、内槽から径方向外側に向けて外槽ライナを支持している。これにより、外槽ライナの外側にコンクリートを打設する際に、径方向内側から外側に外槽ライナが支持される。したがって、鉄筋かぶりが小さいコンクリート壁を形成する場合においても、外槽ライナが静水圧により撓むことを防止できる。
本発明の一実施形態におけるタンクの模式断面図である。 本発明の一実施形態におけるタンクのサポートの配置を示す周方向における模式断面図である。 本発明の一実施形態におけるタンクのサポートの配置を示す鉛直方向における模式断面図である。 本発明の一実施形態における支持部材及び鉛直支持部材を示す拡大図である。 本発明の一実施形態に係るタンクの施工方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るタンク1の施工方法の一実施形態について説明する。
タンク1は、内部にLNG(液化天然ガス)を貯留する地上式のPC(プレストレスコンクリート)二重殻貯槽であり、図1に示すように、基礎床版2と、外槽3と、底部保冷層4と、内槽5とを備えている。
基礎床版2は、外槽3や内槽5等を下方から支持する基礎であり、上方から見て外槽3よりも大径な略円盤状とされている。この基礎床版2には、不図示のヒータが設置されており、貯留されたLNGの冷熱が地中に伝わることが抑止される。
外槽3は、金属製の外槽ライナ3Aとプレストレストコンクリートの最外壁3Bとからなる容器であり、内槽5を覆うように基礎床版2上に立設されている。このような外槽3は、外槽ライナ3A及び最外壁3Bについて、円筒形状の外槽側壁3aと、外槽側壁3aの上縁部に接続された外槽屋根部3bとを有している。外槽屋根部3bは、組立時において、屋根骨を上方へと持ち上げ、外槽側壁3aに固定し、コンクリートを打設することにより構築される。
外槽ライナ3Aは、内槽5との間に間隙を設けて形成される。また、最外壁3Bは、外槽ライナ3Aの外側に設けられる。また、最外壁3Bには、外槽側壁3aに、タンク1の構築時において貫通孔である工事口Kが形成される。工事口Kは、内槽5等の構築にあたり、重機及び資材等を搬入する際に利用される。
底部保冷層4は、基礎床版2の上面に載置されており、内槽5を下方から支持している。この底部保冷層4は、基礎床版2よりも小径の略円盤状とされており、上方から見て基礎床版2の同軸状に配置されている。この底部保冷層4は、例えばパーライトコンクリートや砂等によって形成されている。
内槽5は、底部保冷層4上に配置された金属製の容器であり、有底円筒で上端が開口端とされた形状を有している。この内槽5の内部にLNGが貯留される。この内槽5は、内槽底部5a(床面)と、内槽底部5aの縁部に立設される内槽側壁5bとを有している。内槽側壁5bは、複数の矩形の側板を筒状となるように周方向及び上下方向に接続することにより構築されている。
このようなタンク1の施工方法について、図2〜5を参照して説明する。
まず、外槽3の最外壁3Bが構築される(ステップS1)。ステップS1において、最外壁3Bには、工事口Kが形成される。そして、工事口Kから資材の搬入及び内槽5の工事が実施される(ステップS2)。
そして、内槽5及び外槽ライナ3Aの施工が完了した後に、外槽3の外槽ライナ3Aと内槽側壁5bとの間隙に複数の鉛直支持部材Tが設置される(ステップS3)。鉛直支持部材Tは、図4に示すように、短手方向における断面がH型とされる長尺状部材である。鉛直支持部材Tは、外槽ライナ3Aの側壁内面において、長手方向が鉛直方向に沿うように配置されると共に、周方向において等間隔に配置される。ステップS3は、本発明における鉛直支持部材設置工程に相当する。
続いて、複数の支持部材Jが設置される(ステップS4)。支持部材Jは、図4に示すように、長手方向に伸縮可能な長尺状部材とされる。支持部材Jは、鉛直支持部材Tと内槽5の内槽側壁5bとの間に、鉛直支持部材T及び内槽側壁5bに両端が当接した状態で固定される。なお、支持部材Jは、鉛直支持部材T及び内槽側壁5bに対して、ボルト等の取付部材や、接着剤等を用いることなく、鉛直支持部材T及び内槽側壁5bよりはたらく反力及び摩擦力により固定されている。このような支持部材Jは、図2及び図3に示すように、タンク1の周方向及び鉛直方向において複数が等間隔に配置されている。これにより、外槽ライナ3Aは、鉛直支持部材Tを介して周方向外側に向けた力を受ける。ステップS4は、本発明における支持部材設置工程に相当する。
そして、工事口Kにコンクリートが打設される(ステップS5)。外槽ライナ3Aの外周において、型枠が設けられ、工事口Kにコンクリートが打設される。ステップS5は、本発明におけるコンクリート打設工程に相当する。そして、コンクリートが硬化すると、支持部材Jは、長手方向における長さを縮めることにより、内槽側壁5b及び鉛直支持部材Tの間から撤去される(ステップS6)。ステップS6は、本発明における支持部材撤去工程に相当する。
本実施形態によれば、支持部材Jが外槽ライナ3Aと内槽側壁5bとの間に設けられることにより、外槽ライナ3Aを径方向外側に向けて支持することが可能である。これにより、外槽ライナ3Aの外周に、工事口Kを閉鎖するコンクリートが打設された際に、コンクリートの静水圧により外槽ライナ3Aが撓むことを防止できる。
また、本実施形態によれば、支持部材Jは、伸縮可能とされ、長手方向における長さを縮めることにより、コンクリートの打設完了後に、外槽ライナ3Aと内槽側壁5bとの間から取り外し可能とされている。したがって、支持部材Jは、外槽ライナ3Aに対して溶接等を行うことがなく、取り付けが容易であると共に、他のタンク1の施工時に流用が可能である。
また、本実施形態によれば、外槽ライナ3Aの内周において、鉛直方向に向けて鉛直支持部材Tが複数設けられた後に、鉛直支持部材Tに対して支持部材Jが配置される。したがって、支持部材Jにおいて発生した周方向外側に向けた力を、外槽ライナ3Aの鉛直方向において均等に分散することが可能である。したがって、外槽ライナ3Aが支持部材Jから受ける荷重が局所的となることがない。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記実施形態においては、鉛直支持部材Tを設けるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、支持部材Jは、外槽ライナ3A及び内槽側壁5bに両端が接触する構成とすることも可能である。また、この際に、支持部材Jの両端または外槽ライナ3A側の端部に、円盤状または鉛直方向に長尺状の板部材が設けられることにより、同様に、外槽ライナ3Aに対してはたらく力を分散させることが可能である。
また、上記実施形態においては、支持部材Jを等間隔に配置するものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、支持部材Jは、鉛直方向上側において配置間隔が大きく、鉛直方向下側において配置間隔が短くなるように配置されるものとしてもよい。この場合、コンクリートから受ける静水圧が大きくなる鉛直方向下側において多くの支持部材Jが設けられることとなり、外槽ライナ3Aの撓みを防止できる。
また、支持部材Jは、隣接する鉛直方向の列が互い違いとなるように千鳥状に配置されるものとしてもよい。
1 タンク
2 基礎床版
3 外槽
3a 外槽側壁
3A 外槽ライナ
3b 外槽屋根部
3B 最外壁
4 底部保冷層
5 内槽
5a 内槽底部
5b 内槽側壁
J 支持部材
K 工事口
T 鉛直支持部材

Claims (3)

  1. 内槽と外槽とを有するタンクの施工方法であって、
    前記外槽に形成された工事口の閉鎖時に、側周側において、前記外槽を径方向外側に向けて支持する支持部材を前記内槽と前記外槽との間に配置する支持部材設置工程と、
    前記支持部材設置工程の後において、前記工事口にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と
    を有することを特徴とするタンクの施工方法。
  2. 前記支持部材設置工程よりも前において、前記外槽の内側に、鉛直方向に沿って配置される鉛直支持部材を配置する鉛直支持部材設置工程を有し、
    前記支持部材設置工程においては、前記支持部材を前記鉛直支持部材に当接して配置する
    ことを特徴とする請求項1記載のタンクの施工方法。
  3. 前記コンクリート打設工程よりも後において、前記支持部材を撤去する支持部材撤去工程を有することを特徴とする請求項1または2記載のタンクの施工方法。
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