JP2020164015A - 電動機の冷却装置 - Google Patents
電動機の冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020164015A JP2020164015A JP2019066141A JP2019066141A JP2020164015A JP 2020164015 A JP2020164015 A JP 2020164015A JP 2019066141 A JP2019066141 A JP 2019066141A JP 2019066141 A JP2019066141 A JP 2019066141A JP 2020164015 A JP2020164015 A JP 2020164015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- difference
- calorific value
- motor
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
Description
(3)前記制御部が、前記温度差が所定範囲内にある場合には、前記発熱量の大きい一方の前記電動機に供給される前記冷媒が増加するように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を設定することが好ましい。また、前記温度差が所定範囲外にある場合には、前記温度差が所定範囲内にある場合と比較して高温な前記電動機に供給される前記冷媒が増加するように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を変更することが好ましい。
(5)前記制御部が、前記冷媒の温度が高温であるほど、前記発熱量差に対する前記分配率の調整幅が大きくなるように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を変更することが好ましい。
(7)前記算出部が、前記電動機の各々の通電電流値が同一であるときの出力差を算出し、前記制御部が、前記出力差に基づいて前記発熱量差と前記分配率との対応関係を更新することが好ましい。
(8)二つの前記電動機は、前記車両の左右輪の各々を駆動することが好ましい。
以下、図面を参照して実施形態としての電動機の冷却装置を説明する。この冷却装置は、図1に示す車両のAYC装置20に適用される。このAYC装置20は、AYC(アクティブヨーコントロール)機能を持った車両用のディファレンシャル装置であり、左右輪の間に介装される。AYC機能とは、左右駆動輪における駆動力(駆動トルク)の分担割合を主体的に制御することでヨーモーメントの大きさを調節し、これを以て車両のヨー方向の姿勢を安定させる機能である。本実施形態のAYC装置20は、AYC機能だけでなく、回転力を左右輪に伝達して車両を走行させる機能と、車両旋回時に発生する左右輪の回転数差を受動的に吸収する機能とを併せ持つ。
機能1.モーター1,2の温度差Yを算出する。
機能2.各モーター1,2に要求される要求出力を算出する。
機能3.要求出力に対応する発熱量G1,G2を推定する。
機能4.モーター1,2の発熱量差Pを算出する。
機能5.モーター1,2の総発熱量Qを算出する。
機能6.モーター1,2の通電電流値が同一であるときの出力差Rを算出する。
機能2について、要求出力は、アクセル開度,車速,操舵角などに基づいて算出される。あるいは、AYC-ECUから伝達される左右駆動輪の総トルク,トルク差,各モーター1,2の回転数などの情報に基づいて算出される。また、その他の公知の手法を利用して要求出力を求めてもよい。
機能4,5に関して、発熱量差Pは第一モーター1の発熱量G1から第二モーター2の発熱量G2を減じることで算出される(P=G1-G2)。一方、総発熱量Qは第一モーター1の発熱量G1と第二モーター2の発熱量G2との和として算出される(Q=G1+G2)。
機能6に関して、出力差Rは、第一モーター1及び第二モーター2の各々の要求出力が同一であるとき(例えば、車両が直進しているとき)の回転数差に基づいて算出される。
=分配率の制御=
機能7.発熱量差Pに基づいて冷却油の分配率を制御する。
機能8.発熱量差Pが大きいほど発熱量の大きい一方への流量を増加させる。
機能9.温度差Yに基づいて冷却油の分配率を制御する。
機能10.温度差Yが所定範囲外にあるならば、温度差Yが所定範囲内にある場
合と比較して、高温な一方への流量を増加させる。
機能11.冷却油温Zに基づいて冷却油の分配率を制御する。
機能12.冷却油温Zが高温なほど、バルブ開度の調整幅を拡大する。
機能13.総発熱量Qに基づいてポンプ吐出量を制御する。
機能14.総発熱量Qが多いほどポンプ吐出量を増大させる。
機能15.温度差Yに基づいてポンプ吐出量を制御する。
機能16.温度差Yが所定範囲外にあるならば、温度差Yが所定範囲内にある場
合と比較して、ポンプ吐出量を増大させる。
機能17.冷却油温Zに基づいてポンプ吐出量を制御する。
機能18.冷却油温Zが高温であるほどポンプ吐出量を増大させる。
機能19.出力差Rに基づいてポンプマップを更新する。
機能20.出力差Rが大きいほどバルブ開度を開放する。
機能21.出力差Rに基づいてバルブマップを更新する。
機能22.出力差Rが大きいほどポンプ吐出量を増大させる。
図7は、制御装置10による制御内容を説明するためのフローチャートである。まず、第一モーター温度T1,第二モーター温度T2,冷却油温Zの各温度情報が制御装置10で取得される(ステップA1)。第一モーター温度T1,第二モーター温度T2は第一温度センサー5,第二温度センサー6で検出され、冷却油温Zは油温センサー7で検出される。また、各モーター1,2に要求されている要求出力を算出するための各種パラメーター(アクセル開度,車速,操舵角など)も取得される(ステップA2)。
(1)上述の実施形態では、発熱量差Pに基づいて冷却油の分配率が制御される。発熱量差Pを分配率に反映させることで、発熱量の大きいモーター1,2を効率よく冷却することができ、温度のばらつきを減少させることができる。したがって、モーター1,2の総合的な性能を向上させることができる。
(7)上述の実施形態では、モーター1,2の出力差Rに基づく学習制御が実施されて、ポンプマップ及びバルブマップが更新される。これにより、例えば図3(B)に示すような製造誤差によるモーター1,2の特性のばらつきを小さくすることができる。したがって、モーター1,2の総合的な性能を向上させることができる。
上記の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、本実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。例えば上述の実施形態では、冷却油を冷媒として冷却装置を説明したが、冷媒の種類は不問である。例えば、冷却油の代わりに冷却水を用いた構成としてもよい。また、ポンプ8やバルブ9の個数についても不問であり、複数のポンプ8,バルブ9を設けてもよい。
2 第二モーター
3 第一冷却油通路(冷媒通路)
4 第二冷却油通路(冷媒通路)
5 第一温度センサー
6 第二温度センサー
7 油温センサー(冷媒温度センサー)
8 ポンプ
9 バルブ
10 制御装置
11 算出部
12 制御部
P 発熱量差
Q 総発熱量
Y 温度差
Z 冷却油温
R 出力差
Claims (8)
- 車両に搭載された二つの電動機に冷媒を供給すべく冷媒通路に介装され、前記冷媒の吐出量が変更可能に形成されたポンプと、
前記冷媒を前記電動機の各々に分配すべく前記冷媒通路に介装され、前記冷媒の分配率が変更可能に形成されたバルブと、
前記電動機の各々に要求される出力に基づいて二つの前記電動機の発熱量差を算出する算出部と、
前記発熱量差に基づいて前記分配率を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする、電動機の冷却装置。 - 前記電動機の各々の温度を検出する温度センサーを備え、
前記算出部が、二つの前記電動機の温度差を算出するとともに、
前記制御部が、前記温度差及び前記発熱量差に基づいて前記分配率を制御する
ことを特徴とする、請求項1記載の電動機の冷却装置。 - 前記制御部が、
前記温度差が所定範囲内にある場合には、前記発熱量の大きい一方の前記電動機に供給される前記冷媒が増加するように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を設定し、
前記温度差が所定範囲外にある場合には、前記温度差が所定範囲内にある場合と比較して高温な前記電動機に供給される前記冷媒が増加するように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を変更する
ことを特徴とする、請求項2記載の電動機の冷却装置。 - 前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサーを備え、
前記制御部が、前記冷媒の温度及び前記温度差及び前記発熱量差に基づいて前記分配率を制御する
ことを特徴とする、請求項2または3記載の電動機の冷却装置。 - 前記制御部が、前記冷媒の温度が高温であるほど、前記発熱量差に対する前記分配率の調整幅が大きくなるように、前記発熱量差と前記分配率との対応関係を変更する
ことを特徴とする、請求項4記載の電動機の冷却装置。 - 前記算出部が、二つの前記電動機の総発熱量を算出し、
前記制御部が、前記総発熱量に基づいて前記ポンプの前記吐出量を制御する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動機の冷却装置。 - 前記算出部が、前記電動機の各々の通電電流値が同一であるときの出力差を算出し、
前記制御部が、前記出力差に基づいて前記発熱量差と前記分配率との対応関係を更新する
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動機の冷却装置。 - 二つの前記電動機は、前記車両の左右輪の各々を駆動する
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動機の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019066141A JP7272057B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 電動機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019066141A JP7272057B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 電動機の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020164015A true JP2020164015A (ja) | 2020-10-08 |
JP7272057B2 JP7272057B2 (ja) | 2023-05-12 |
Family
ID=72717004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019066141A Active JP7272057B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 電動機の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7272057B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7484836B2 (ja) | 2021-07-13 | 2024-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | 冷却システムとそれを備える燃料電池車 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016198019A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社クボタ | 電動作業車両 |
JP2017114210A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 三菱自動車工業株式会社 | 冷却システム切替機構 |
US20180178615A1 (en) * | 2016-12-27 | 2018-06-28 | Bordrin Motor Corporation | Intelligent multi-loop thermal management system for an electric vehicle |
JP2019043243A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019066141A patent/JP7272057B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016198019A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社クボタ | 電動作業車両 |
JP2017114210A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 三菱自動車工業株式会社 | 冷却システム切替機構 |
US20180178615A1 (en) * | 2016-12-27 | 2018-06-28 | Bordrin Motor Corporation | Intelligent multi-loop thermal management system for an electric vehicle |
JP2019043243A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7484836B2 (ja) | 2021-07-13 | 2024-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | 冷却システムとそれを備える燃料電池車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7272057B2 (ja) | 2023-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20240123994A1 (en) | Battery electric vehicle (bev) torque split control | |
US7583041B2 (en) | Overheat preventing apparatus for electric motor | |
US11007880B2 (en) | Method and apparatus for controlling electric machines | |
JP5981748B2 (ja) | モータ冷却装置 | |
US7617893B2 (en) | Method and system for determining final desired wheel power in a hybrid electric vehicle powertrain | |
US7473206B2 (en) | Engine controller and control method | |
JP3830371B2 (ja) | ハイブリッド電気自動車のエネルギー制御方法 | |
US7196493B2 (en) | Closed loop control of battery power limits based on voltage | |
JP2002233006A (ja) | ハイブリッド式車両制御装置 | |
US10675984B2 (en) | Drive system and method for vehicle employing multiple electric motors | |
KR102139452B1 (ko) | 하이브리드 자동차에서 터보 래그의 보상을 위한 시스템 및 방법 | |
JP4946319B2 (ja) | 車両の駆動力配分装置 | |
US11458953B2 (en) | Control of an engine for a machine with a dual path powertrain | |
US8694220B2 (en) | Left-right wheel drive force distribution control apparatus for a vehicle | |
JP4779943B2 (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP2020164015A (ja) | 電動機の冷却装置 | |
JP6460224B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法 | |
JP2009248689A (ja) | 車両の駆動力制御装置 | |
KR102674869B1 (ko) | 차량의 하이브리드 파워트레인에 사용되는 전압 조정 디바이스를 제어하는 방법 | |
US10059329B2 (en) | Method for operating an electric or hybrid vehicle with shiftable transmission and electric or hybrid vehicle | |
CN116963922A (zh) | 控制混合动力系的方法以及根据该方法操作的混合动力系 | |
JP2016060443A (ja) | 車両制御装置、車両制御方法、及び車両 | |
JP2021005967A (ja) | 駆動制御装置 | |
JP2020132116A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2020006731A (ja) | 駆動装置のオイル粘度判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221025 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20221215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221216 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20221216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230410 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7272057 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |