JP2020161559A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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直文 村田
Naofumi Murata
直文 村田
洋 柳川
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Abstract

【課題】スーパージャンクション構造を採用した縦型パワーMOSFETにおいて、アバランシェ動作対策に起因する周辺領域での耐圧低下を防ぐ。【解決手段】縦型パワーMOSFETが形成されたセル領域CRを囲む周辺領域PERのP型コラムPC2を、セル領域CRのP型コラムPC1よりも小さい幅で形成する。これにより、周辺領域PERにおいてP型不純物の量とN型不純物の量とのチャージバランスの均衡を保ち、セル領域CRにおいてP型不純物の量をN型不純物の量よりも多い状態とする。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、パワー半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
パワー半導体装置である縦型パワーMOSFETにおいて、耐圧を維持し、且つオン抵抗を抑制するために、N型コラムとP型コラムが交互に配置されたスーパージャンクション構造を採用することが検討されている。このようなパワーMOSFETでは、低コストで形成可能な外周部の構造として、外周部にセル部と同様にコラムを配置し、これにより電界緩和を行う場合がある。
例えば、特許文献1(特開2008−159601号公報)には、スーパージャンクション構造を採用した半導体装置において、P型仕切り領域(P型コラム)の不純物濃度をN型ドリフト領域(N型コラム)の不純物濃度より高くすることで、アバランシェ耐量を向上させることが記載されている。
また、特許文献2(特開2011−108701号公報)には、N型エピタキシャル層の不純物濃度とPコラムの不純物濃度とのチャージバランスによって、ドレイン−ソース間耐圧が変化すること、および、素子形成領域のP型コラムの径よりも幅が大きいP型領域を含むダイオードを形成することが記載されている。
また、特許文献3(特開2010−56510号公報)には、セル領域内のPコラムの幅および不純物濃度を調整することで、ドレイン−ソース間耐圧のばらつきを低減することが記載されている。
特開2008−159601号公報 特開2011−108701号公報 特開2010−56510号公報
ドレイン−ソース間の耐圧は、セル部と外周部とでP型コラムの幅(コラム幅)に対する依存性が異なる。このため、特許文献1のように、P型コラムの不純物量がN型コラムの不純物量に比べて大きい場合に、製造時の精度に起因してコラム幅がばらつき、コラム幅が設計より大きくなると、セル部に比べ外周部で耐圧が低下する問題がある。すなわち、コラム幅のばらつきに起因する耐圧変動が大きくなり、半導体装置の性能が低下する問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である半導体装置は、互いに隣接するP型コラムと隣接するN型コラムとを交互に並べて配置したスーパージャンクション構造の縦型パワーMOSFETにおいて、セル部のP型コラムの幅に比べ、外周部のP型コラムの幅が小さいものである。
本願において開示される一実施の形態によれば、半導体装置の性能を向上させることができる。
一実施の形態の半導体装置を示す平面図である。 一実施の形態の半導体装置を示す平面図である。 図2のA−A線における断面図である。 一実施の形態のP型コラムの幅と耐圧との関係を示すグラフである。 一実施の形態の半導体装置の製造工程中の断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 一実施の形態の変形例1である半導体装置を示す平面図である。 一実施の形態の変形例2である半導体装置を示す平面図である。 比較例である半導体装置を示す断面図である。 比較例のP型コラムの幅と耐圧との関係を示すグラフである。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その言及した数に限定されるものではなく、言及した数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことはいうまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、「」および「」は、N型またはP型の導電型の相対的な不純物濃度を表記した符号であり、例えば「N」、「N」、「N」の順にn型不純物の不純物濃度は高くなる。ただし、濃度に関係なく「N型」または「P型」の語を用いる場合もある。
<半導体装置の構造の説明>
以下に、図1〜図3を用いて、本実施の形態の半導体装置の構造を説明する。図1および図2は、本実施の形態の半導体装置を示す平面図である。図2は、半導体チップの端部近傍であって、図1において破線で囲んだ領域を示すものである。図3は、本実施の形態の半導体装置を示す断面図である。図3に示す断面は、例えば、図2のA−A線における断面である。図2では、層間絶縁膜およびソース電極などの、エピタキシャル層上の構造体の図示を省略している。本実施の形態の半導体装置(半導体素子)は、縦型のパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、MOS型の電界効果トランジスタ)である。MOSFETは、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の一種である。
図1に示すように、本実施の形態の半導体装置(半導体チップ)の平面視における形状は、矩形である。そして、本実施の形態の半導体装置は、セル領域CRと、中間領域TR(図3参照)と、周辺領域PERとを有している。セル領域CRは、略矩形の半導体装置の中央部に配置され、中間領域TRは、セル領域CRの外側を囲むように配置され、周辺領域PERは、セル領域CRおよび中間領域TRを囲んでいる。つまり、周辺領域PERは、半導体装置の外周部である。セル領域CRには、ソースパッドSPと、ソースパッドSPに囲まれたゲートパッドGPとが形成されている。以下、図2および図3を参照しながら、各領域における半導体装置の構成を説明する。
(1)セル領域CRの構造
図3に示すように、セル領域CRには、縦型のパワーMOSFETが形成されている。このパワーMOSFETの主な構成要素は、半導体基板SB上のエピタキシャル層(半導体層)EPの主表面(上面)近傍に形成されている。半導体基板SBは、N型半導体基板であり、半導体基板SBの比抵抗は、例えば1mΩ・cmである。エピタキシャル層EPは、N型の半導体層であり、その比抵抗は、例えば0.1Ω・cmである。半導体基板SBと半導体基板上のエピタキシャル層EPとは、積層半導体基板を構成している。
エピタキシャル層EPの上面にはエピタキシャル層EPの途中深さに達する溝GTが複数形成されている。図2および図3に示すように、溝GTはY方向に延在し、セル領域CR内においてX方向に複数並んでいる。本願でいうX方向およびY方向は、半導体基板SBの上面およびエピタキシャル層EPの上面に沿う方向であり、平面視で互いに直交する方向である。また、Z方向は、X方向およびY方向、つまり、横方向(水平方向)に対して直交する方向である。つまり、Z方向は半導体基板SBの上面およびエピタキシャル層EPの上面に対して垂直な方向(縦方向、垂直方向、高さ方向、深さ方向)である。
本実施の形態でいうX方向は、図1に示す半導体チップの中心部から端部に向かう方向と同義であり、本実施の形態でいうY方向は、図1に示す半導体チップの外周の1辺に沿う方向と同義である。ただし、図1の半導体チップの外周を構成する4辺のうち、破線で囲む領域と重なる1辺に対して直交する2辺のそれぞれの近傍における半導体チップの端部では、この限りではない。
図2および図3に示すように、溝GT内には、ゲート絶縁膜GFを介してゲート電極GEが埋め込まれている。つまり、溝GTの側面および底面は、例えば酸化シリコン膜から成るゲート絶縁膜GFに覆われており、エピタキシャル層EPとゲート電極GEとは、ゲート絶縁膜GFにより絶縁されている。ゲート電極GEは、例えば多結晶シリコン膜から成る。ゲート絶縁膜GFおよびゲート電極GEは、溝GTに沿ってY方向に延在している。平面視における所定のゲート電極GEのX方向の中心と、当該ゲート電極GEとX方向で隣り合う他のゲート電極GEのX方向の中心との間の距離(ゲート電極GEの配置周期)は、例えば1.5μmである。
X方向で隣り合う溝GT同士の間のエピタキシャル層EP内には、P型ベース領域(P型半導体領域)BRと、P型ベース領域BR上で互いにX方向に並ぶP型の拡散領域BCおよびN型の拡散領域であるソース領域SRとが形成されている。言い換えれば、エピタキシャル層EPの上面から所定の深さに亘ってP型ベース領域BRが形成されており、P型ベース領域BRの上面には拡散領域BCおよびソース領域SRが形成されている。ソース領域SRの不純物濃度は、エピタキシャル層EPの不純物濃度よりも高い。
P型ベース領域BRは、互いに隣り合う溝GTのそれぞれの側面同士の間に亘って形成されている。つまり、P型ベース領域BRは溝GTの側面に接している。図2のセル領域CRには示していないが、P型ベース領域BRは、溝GTに沿ってY方向に延在している。P型ベース領域BRの深さ、つまりP型ベース領域BRの底面の位置は、溝GTの深さよりも浅い。セル領域CRにおいて、P型ベース領域BRと溝GTとは交互に複数配置されている。
拡散領域BCおよびソース領域SRのそれぞれは、エピタキシャル層EPの上面に形成され、Y方向に延在している。X方向おいて、互いに隣り合う溝GTの間で、拡散領域BCは2つのソース領域SRに挟まれており、それらの2つのソース領域SRは当該拡散領域BCに接している。また、ソース領域SRおよび拡散領域BCは直下のP型ベース領域BRに接しており、ソース領域SRは溝GTに接している。拡散領域BCは、P型ベース領域BRに電圧を供給するために設けられている。拡散領域BCの不純物濃度は、P型ベース領域BRの不純物濃度よりも高い。
P型ベース領域BRの直下には、P型の半導体領域であるP型コラム(P型ピラー)PC1が形成されている。図2では、P型コラムPC1の輪郭を破線で示している。P型コラムPC1は、P型ベース領域BRの下面に接し、当該下面からP型ベース領域BRの下のエピタキシャル層EPの途中深さに亘って深く延びて形成されている。P型コラムPC1は比較的高いアスペクト比を有し、円柱状の形状を有している。P型コラムPC1の直径は、互いに隣り合う溝GT同士の間隔よりも小さい。つまり、平面視で溝GTとP型コラムPC1とは離間しており、溝GTの直下にP型コラムPC1は形成されていない。X方向において、互いに隣り合うP型コラムPC1のそれぞれの対向する側面同士の間の距離(互いに隣り合うP型コラムPC1の外縁同士の間の最短距離)は、例えば1.0μmである。
P型コラムPC1の深さ(底面の位置)は、溝GTの深さよりも深い。P型コラムPC1の底面は、半導体基板SBの上面に達していてもよい。P型コラムPC1のX方向の幅L1は、例えば0.5μmである。図3では、P型コラムPC1は一定の太さ(直径)を有しているが、実際には、上方から下方に向かって太い部分と細い部分とを交互に有し、断面視においてくびれを備えていることが考えられる。よって本願でいうP型コラムの幅は、横方向におけるP型コラムの最大幅(最大径)とする。
平面視において、P型コラムPC1はX方向およびY方向に並んで複数配置されている。つまり、P型コラムPC1はY方向に延在するP型ベース領域BRの下において、Y方向に複数並んで配置されており、P型ベース領域BRはX方向に複数形成されているため、P型コラムPC1は互いに離間してマトリクス状に配置されている。図3に示すように、P型コラムPC1を含む断面では、横方向にP型コラムPC1とエピタキシャル層EPとが交互に並んでいる。互いに隣り合うP型コラムPC1同士の間のN型半導体層であるエピタキシャル層EPは、N型コラム(N型ピラー)と呼ぶこともできる。このような、P型コラムとN型エピタキシャル層(N型コラム)とが周期的に配置された構造をスーパージャンクション(Superjunction)構造という。P型コラムPC1のP型不純物の濃度は、例えば1×1017/cmである。P型コラムPC1の不純物濃度は、拡散領域BCの不純物濃度よりも低い。
ゲート電極GEと、ソース領域SRと、P型ベース領域BRと、エピタキシャル層EPおよび半導体基板SBから成るN型半導体領域とは、縦型のパワーMOSFETを構成している。つまり、エピタキシャル層EPおよび半導体基板SBから成るN型半導体領域はドレイン領域として機能する。ただし、N型半導体領域から成る半導体基板SBのみをドレイン領域とみなしてもよい。エピタキシャル層EPは、ドリフト領域(ドリフト層)として機能する。P型ベース領域BRのうち、ゲート絶縁膜GFを介してゲート電極GEに対向する部分は、パワーMOSFETがオン状態のときにチャネルが形成されるチャネル領域である。
ここで、N型のエピタキシャル層EPの不純物量QnとP型コラムPC1の不純物量Qpとのチャージバランスによってドレイン−ソース間耐圧(DS間耐圧:Vdss)が変化するところ、本実施の形態のセル領域CRのチャージバランスはQp>Qnの関係にある。不純物量Qpは、溝GTより下の所定の高さの範囲内におけるP型不純物(例えばB(ホウ素))の量であって、所定のP型コラムPC1のX方向の中心と、当該P型コラムPC1とX方向で隣り合う他のP型コラムPC1のX方向の中心との間の範囲内における不純物量である。同様に、不純物量Qnは、溝GTより下の所定の高さの範囲内におけるN型不純物(例えばP(リン)またはAs(ヒ素))の量であって、所定のP型コラムPC1のX方向の中心と、当該P型コラムPC1とX方向で隣り合う他のP型コラムPC1のX方向の中心との間の範囲内における不純物量である。すなわち、X方向で隣り合う2つのP型コラムPC1のそれぞれの中心同士の間において、P型不純物の量は、N型不純物の量よりも大きい。
セル領域CRのチャージバランスがQp>Qnである状態、つまりPリッチであり、チャージバランスが取れていない状態であることにより、アバランシェ動作時にP型コラムPC1側でブレークダウンさせ、ソース領域SRの直下のP型ベース領域BRの電位上昇を抑えることを可能としている。これにより、縦型寄生トランジスタが動作し難くなるため、アバランシェ耐量を向上させることができる。当該縦型寄生トランジスタとは、N型のソース領域SRをエミッタ領域とし、P型ベース領域BRをベース領域とし、且つ、N型のエピタキシャル層EPをコレクタ領域として有する寄生NPNバイポーラトランジスタである。
エピタキシャル層EP、ゲート絶縁膜GFおよびゲート電極GEのそれぞれの上には、層間絶縁膜ILが形成されている。層間絶縁膜ILとしては、例えば、酸化シリコン膜を用いることができる。拡散領域BCおよびその両隣のソース領域SRのそれぞれの直上には、層間絶縁膜ILを貫通する開口部(コンタクトホール)が形成されている。この開口部内および層間絶縁膜IL上には、ソース電極SEが配置されている。ソース電極SEとしては、例えば、TiW(チタンタングステン)膜から成るバリア導体膜と、その上部のAl(アルミニウム)膜から成る主導体膜とから成る積層膜を用いることができる。
ソース電極SEは、当該開口部の底部において、ソース領域SRと電気的に接続され、拡散領域BCを介してP型ベース領域BRとも電気的に接続されている。この拡散領域BCは、ソース電極SEとのオーミック接触を確保する機能を有し、この拡散領域BCが存在することにより、ソース領域SRとP型ベース領域BRとは同電位で電気的に接続される。
したがって、上記寄生NPNバイポーラトランジスタのオン動作を抑制することができる。すなわち、ソース領域SRとP型ベース領域BRとが同電位で電気的に接続されているということは、寄生NPNバイポーラトランジスタのエミッタ領域とベース領域との間に電位差が生じていないことを意味し、これによって、寄生NPNバイポーラトランジスタのオン動作を抑制することができる。
ソース電極SE上には、ソース電極SEの上面を部分的に覆うように、表面保護膜CVが配置されている。表面保護膜CVとしては、例えば、酸化シリコン膜を用いることができる。図3に示していない領域で表面保護膜CVから露出しているソース電極SEの上面は、図1に示すソースパッドSPを構成している。また、図3に示していない領域では、ゲート電極GEと電気的に接続されたゲート引き出し電極がエピタキシャル層EP上に形成されている。ゲート引き出し電極の上面は、図1に示すゲートパッドGPを構成している。また、図示していないが、半導体基板SBの裏面(エピタキシャル層EPが形成された主面と反対側の面)を覆うように、金属膜から成るドレイン電極が形成されている。
(2)中間領域TRの構造
図3に示すように、中間領域TRにはセル領域CRと同様に、半導体基板SB上のエピタキシャル層EP内において溝GTに隣接するP型ベース領域BRと、P型ベース領域BRの上面の拡散領域BCと、P型ベース領域BRの下のP型コラムPC1とが形成されている。P型コラムPC1の直径は、セル領域CRと同様に幅L1である。ただし、P型ベース領域BRの上面にはソース領域SRが形成されておらず、拡散領域BCの両隣において、エピタキシャル層EPの上面にはP型ベース領域BRが形成されている。このようにソース領域SRがないため、中間領域TRにはパワーMOSFETは形成されていない。
図2および図3では、中間領域TRにおいて溝GT、P型ベース領域BR、拡散領域BCおよびP型コラムPC1をX方向に並べていないが、これらを中間領域TRにおいてX方向に繰り返し複数配置してもよい。
エピタキシャル層EP上には、セル領域CRと同様に層間絶縁膜IL、ソース電極SEおよび表面保護膜CVが形成されている。層間絶縁膜ILの開口部の底部において、ソース電極SEは、拡散領域BCおよびP型ベース領域BRのそれぞれの上面に接続されており、ソース電極SEは拡散領域BCを介してP型ベース領域BRに電気的に接続されている。
(3)周辺領域PERの構造
図3に示すように、周辺領域PERには、溝GT、ゲート絶縁膜GF、ゲート電極GE、P型ベース領域BR、ソース領域SRおよび拡散領域BCがなく、パワーMOSFETが形成されていないが、エピタキシャル層EP内にはP型コラム(P型ピラー)PC2が互いに離間して複数形成されている。すなわち、半導体基板SB上のエピタキシャル層EPの上面からエピタキシャル層EPの途中深さに亘って、P型の半導体領域であるP型コラムPC2が縦方向に延びて形成されている。図2および図3に示すように、P型コラムPC2はP型コラムPC1と同様に円柱形状を有しており、周辺領域PER内においてY方向およびX方向に並んでマトリクス状に配置されている。
P型コラムPC2は、溝GTよりも深く形成されており、P型コラムPC1と同様の深さを有しているが、P型コラムPC2の幅(直径)L2はP型コラムPC1の幅L1よりも小さい。具体的には、幅L2は幅L1よりも0.05μm程度小さい。したがって、P型コラムPC2はP型コラムPC1よりも高いアスペクト比を有している。P型コラムPC2の幅L2がP型コラムPC1の幅L1よりも小さい分、互いに隣り合うP型コラムPC2の対向する側面同士の間隔は、互いに隣り合うP型コラムPC1の対向する側面同士の間隔よりも大きい。P型コラムPC2のX方向の幅L2は、例えば0.45μmである。X方向において、互いに隣り合うP型コラムPC2の対向する側面同士の距離は、例えば1.05μmである。
P型コラムPC2の底面は、半導体基板SBの上面に達していてもよい。P型コラムPC2は、上方から下方に向かって太い部分と細い部分とを交互に有し、断面視においてくびれを備えていることが考えられる。ここでいうP型コラムPC2の幅L2は、横方向におけるP型コラムPC2の最大幅(最大径)である。
図3に示すようにP型コラムPC2を含む断面では、横方向にP型コラムPC2とエピタキシャル層EPとが交互に並んでいる。互いに隣り合うP型コラムPC2同士の間のN型半導体層であるエピタキシャル層EPは、N型コラム(N型ピラー)と呼ぶこともできる。P型コラムPC2のP型不純物の濃度は例えば1〜2×1017/cmであり、P型コラムPC1のP型不純物の濃度と同様である。ただし、P型コラムPC2のP型不純物の濃度は、P型コラムPC1のP型不純物の濃度より低くてもよい。エピタキシャル層EPのN型不純物の濃度は、セル領域CR、中間領域TRおよび周辺領域PERのいずれにおいてもほぼ一定である。周辺領域PERにはP型ベース領域BR、ソース領域SRおよび拡散領域BCが形成されていないため、互いに隣り合うP型コラムPC2同士の間には、エピタキシャル層EPのみが形成されている。
周辺領域PERのエピタキシャル層EPの上面のうち、セル領域CRの反対側の端部、つまり半導体チップ(図1参照)の終端部のエピタキシャル層EPの上面には、エピタキシャル層EPの途中深さに亘ってN型の拡散領域(チャネルストッパ領域)CSが形成されている。拡散領域CSは半導体チップの終端部の耐圧向上のために設けられており、拡散領域CSの深さおよび不純物濃度は、ソース領域SRと同様である。複数のP型コラムPC2は、X方向において中間領域TRと拡散領域CSとの間のエピタキシャル層EP内に形成されている。
周辺領域PERにおいてもN型のエピタキシャル層EPの不純物量QnとP型コラムPC1の不純物量Qpとのチャージバランスによってドレイン−ソース間耐圧(DS間耐圧:Vdss)が変化するところ、本実施の形態の周辺領域PERのチャージバランスはQp=Qnの関係にある。不純物量Qpは、所定のP型コラムPC2のX方向の中心と、当該P型コラムPC2とX方向で隣り合うに他のP型コラムPC2のX方向の中心との間の範囲内におけるP型不純物(例えばB(ホウ素))の量である。同様に、不純物量Qnは、所定のP型コラムPC2のX方向の中心と、当該P型コラムPC2とX方向で隣り合うに他のP型コラムPC2のX方向の中心との間の範囲内におけN型不純物(例えばP(リン)またはAs(ヒ素))の量である。
周辺領域PERのチャージバランスがQp=Qnである状態、つまりチャージバランスが取れている状態であることにより、P型コラムとN型コラムとを繰り返し並べる構造の周辺領域PERにおいて、ドレイン−ソース間耐圧のばらつきを最も低減し、ドレイン−ソース間耐圧の低下を防ぐことができる。
上記のように、セル領域CRのチャージバランスはQp>Qnであるのに対し、周辺領域PERでのチャージバランスはQp=Qnである。言い換えれば、X方向で隣り合う2つのP型コラムPT1のそれぞれの中心同士の間における、N型不純物の量に対するP型不純物の量の割合は、X方向で隣り合う2つのP型コラムPC2のそれぞれの中心同士の間における、N型不純物の量に対するP型不純物の量の割合よりも大きい。
周辺領域PERのエピタキシャル層EP上には、セル領域CRと同様に層間絶縁膜IL、ソース電極SEおよび表面保護膜CVが順に形成されている。ただし、周辺領域PERの層間絶縁膜ILに開口部は形成されておらず、P型コラムPC2はソース電極SEに電気的に接続されていない。すなわち、P型コラムPC2はソース電極SEおよびドレイン領域のいずれからも絶縁されており、回路を構成していない。言い換えれば、P型コラムPC2は電気的に浮遊状態にある。
(4)スーパージャンクション構造
セル領域CRのように、P型コラムPC1とN型コラム(N型のエピタキシャル層EP)とが周期的に配置された構造体(スーパージャンクション構造)の主表面に、縦型パワーMOSFETを配置することにより、高耐圧を確保しながら、オン抵抗を低減することができる。
すなわち、P型コラムとN型コラムとが周期的に配置されたスーパージャンクション構造では、P型コラムとN型コラムとの境界領域、つまり、縦方向(Z方向)に延びるpn接合から、横方向に空乏層が伸びる。このため、スーパージャンクション構造の縦型パワーMOSFETでは、オン抵抗の低減のため、電流通路となるN型コラムの不純物濃度を高くしても、当該pn接合から横方向に広がる空乏層により耐圧を確保することができる。よって、高耐圧を確保しながら、オン抵抗を低減することができる。このように、スーパージャンクション構造を採用し、P型コラムとN型コラムとが周期的に配置することでドレイン−ソース間の電界を緩和することができる。
また、セル領域CRだけでなく、中間領域TRおよび周辺領域PERにおいても、P型コラムとN型コラムとを周期的に配置することで、セル領域CRを囲むように空乏層が広がるため、さらに耐圧を向上させることができる。
<半導体装置の製造方法の説明>
次に、図5〜図14を参照しながら、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。図5〜図14は、本実施の形態の半導体装置の製造工程中の断面図である。
まず、図5に示すように、主面(上面)上にN型半導体層から成るエピタキシャル層EPを形成したN型の半導体基板SB、つまり積層構造を有する半導体ウェハを用意する。つまり、エピタキシャル層EPは、その底面にN型半導体領域である半導体基板SBを備えている。エピタキシャル層EPおよび半導体基板SBから成る積層半導体基板は、後にダイシングにより個片化されて半導体チップとなるチップ領域を複数有している。平面視において、各チップ領域の中心には素子が形成されるセル領域CRがある。チップ領域内の外周部は周辺領域PERであり、周辺領域PERとセル領域CRとの間には中間領域TRがある。
半導体基板SBは、例えばP(リン)またはAs(ヒ素)などのN型不純物を単結晶シリコンに導入することにより形成されている。エピタキシャル層EPは、半導体基板SB上にエピタキシャル成長法を用いて形成されている。半導体基板SBの比抵抗は、例えば1mΩ・cmである。エピタキシャル層EPの比抵抗は、例えば0.1Ω・cmである。
次に、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて、セル領域CRのエピタキシャル層EPの上面に溝GTを複数形成する。セル領域CRにおいて、溝GTは半導体基板SBの上面に沿うY方向に延在し、平面視でY方向に直交するX方向に複数並んでいる。溝GTはエピタキシャル層EPの途中深さまで達しており、エピタキシャル層EPと半導体基板SBとの界面には達していない。溝GTは、中間領域TRに形成されていてもよい。
次に、図7に示すように、例えば酸化法を用いて、溝GTの側面、底面および溝GTの外のエピタキシャル層EPの上面を覆う酸化シリコン膜を形成する。続いて、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて、当該酸化シリコン膜上にシリコン膜を形成し、これにより溝GT内を完全に埋め込む。続いて、例えばエッチバックを行うことで、溝GT内を除くエピタキシャル層EPの上面上の当該酸化シリコン膜および当該シリコン膜を除去する。これにより、溝GT内に、当該酸化シリコン膜から成るゲート絶縁膜GFを介して、当該シリコン膜から成るゲート電極GEを形成する。
次に、図8に示すように、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を用いて、セル領域CRおよび中間領域TRのそれぞれのエピタキシャル層EPの上面にP型不純物(例えばB(ホウ素))を打ち込む。このようにしてエピタキシャル層EPにP型不純物を導入することで、X方向に隣り合う溝GT同士の間に、溝GTよりも浅いP型ベース領域BRを形成する。P型ベース領域BRは、Y方向に延在している。
次に、図9に示すように、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を用いて、セル領域CRおよび中間領域TRのそれぞれのP型ベース領域BRの上面にP型不純物(例えばB(ホウ素))を打ち込む。このようにしてエピタキシャル層EPにP型不純物を導入することで、P型ベース領域BRの上面から、P型ベース領域BRの途中深さに亘って、溝GTから離間する位置にP型の拡散領域BCを形成する。拡散領域BCは、Y方向に延在している。
次に、図10に示すように、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を用いて、セル領域CRのP型ベース領域BRの上面にN型不純物(例えばAs(ヒ素)またはP(リン))を打ち込む。このようにしてエピタキシャル層EPにN型不純物を導入することで、P型ベース領域BRの上面から、P型ベース領域BRの途中深さに亘ってN型のソース領域SRを形成する。ソース領域SRはX方向において、拡散領域BCの側面から溝GTの側面に亘って形成される。つまり、ソース領域SRは溝GTの側面に接している。ソース領域SRは、Y方向に延在している。
また、このイオン注入工程では、チップ領域の周縁部、つまり、X方向における周辺領域PERの端部であって、セル領域CR側とは反対側の端部のエピタキシャル層EPの上面に、N型不純物が打ち込まれたN型のチャネルストッパ領域である拡散領域CSを形成する。
次に、図11に示すように、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を用いて、セル領域CR、中間領域TRおよび周辺領域PERのそれぞれのエピタキシャル層EPの上面にP型不純物(例えばB(ホウ素))を打ち込む。このようにしてエピタキシャル層EPにP型不純物を導入することで、セル領域CRおよび中間領域TRのそれぞれのP型ベース領域BRの直下に、円柱状のP型半導体領域であるP型コラムPC1を複数形成し、周辺領域PERのエピタキシャル層EPの上面からエピタキシャル層EPの途中深さに達する円柱状のP型半導体領域であるP型コラムPC2を複数形成する。複数のP型コラムPC1、PC2のそれぞれは平面視でマトリクス状配置され、溝GTよりも深く形成される。
ここでは、各P型コラムPC1、PC2を複数回のイオン注入により形成する。つまり、不純物イオンの多段注入を行うことで、縦方向(Z方向)に長いP型コラムPC1、PC2を形成する。すなわち、例えばセル領域CRでは、エピタキシャル層EPの上面に近い所定の深さに1回目のイオン注入を行った後、当該深さよりも深い領域に、1回目よりも高いエネルギー条件で2回目のイオン注入を行うことで、互いに異なる深さを有し、縦方向に並ぶ2つの半導体領域を形成する。これにより、互いに接する当該2つの半導体領域から成るP型コラムPC1を形成する。そして、周辺領域PERにおいても、当該1回目のイオン注入および当該2回目のイオン注入により形成された2つの半導体領域から成るP型コラムPC2を形成する。
このとき、P型コラムPC1を、X方向で隣り合う溝GTの側面同士の間隔よりも小さい幅で形成し、P型コラムPC2を、P型コラムPC1よりも小さい幅で形成する。平面視におけるP型コラムPC1の配置周期と、平面視におけるP型コラムPC2の配置周期とは、互いに同じである。すなわち、所定のP型コラムPC1のX方向の中心と、当該P型コラムPC1とX方向で隣り合う他のP型コラムPC1のX方向の中心との間の距離は、所定のP型コラムPC2のX方向の中心と、当該P型コラムPC2とX方向で隣り合う他のP型コラムPC2のX方向の中心との間の距離と同じである。P型コラムPC1、PC2のそれぞれのP型不純物の濃度は、例えば1×1017/cmである。
これにより、P型コラムPC1またはPC2と、N型のエピタキシャル層EPとが横方向に交互に並ぶスーパージャンクション構造を形成する。ゲート電極GEと、ソース領域SRと、P型ベース領域BRと、エピタキシャル層EPおよび半導体基板SBから成るN型半導体領域とは、縦型のパワーMOSFETを構成している。
次に、図12に示すように、エピタキシャル層EP上に、例えばCVD法を用いて、酸化シリコン膜などから成る層間絶縁膜ILを形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて、層間絶縁膜ILをパターニングする。これにより、層間絶縁膜ILを貫通し、セル領域CRにおいてソース領域SRおよび拡散領域BCを露出する開口部と、中間領域TRにおいてP型ベース領域BRおよび拡散領域BCを露出する開口部とを形成する。
次に、図13に示すように、層間絶縁膜IL上に金属膜を形成する。すなわち、例えば、TiW(チタンタングステン)膜とその上部のAl(アルミニウム)膜とから成る積層膜をスパッタリング法などにより形成する。続いて、当該金属膜をパターニングすることにより、当該金属膜から成るソース電極SEおよびゲート引き出し電極(図示しない)を形成する。セル領域CRのソース電極SEは、ソース領域SRと拡散領域BCとに電気的に接続される。中間領域TRのソース電極SEは、拡散領域BCに電気的に接続される。
次に、図14に示すように、ソース電極SEおよびゲート引き出し電極を覆うように、表面保護膜CVを形成する。すなわち、ソース電極SEおよびゲート引き出し電極のそれぞれの上に、例えばCVD法により、酸化シリコン膜を堆積する。そして、当該酸化シリコン膜をパターニングすることにより、ソース電極SEの一部の上面と、ゲート引き出し電極の上面とを露出させる。この露出部が、外部接続領域(例えば、ゲートパッド、ソースパッド)となる。これにより、当該酸化シリコン膜から成る表面保護膜CVを形成する。
続いて、半導体基板SBの裏面に、ドレイン電極(図示しない)を形成する。例えば、半導体基板SBの裏面側を上面とし、金属膜をスパッタリング法または蒸着法により形成する。これにより、金属膜よりなるドレイン電極を形成することができる。
その後、半導体ウェハをダイシング工程により切削することで、半導体ウェハの複数のチップ領域のそれぞれを個片化する。つまり、1つのチップ領域から、1つの半導体チップを得ることができ、半導体ウェハから複数の半導体チップを得ることができる。以上の工程により、本実施の形態の半導体装置を形成することができる。
本実施の形態では、エピタキシャル層を形成した後にイオン注入によりP型コラムを形成することについて説明したが、他の方向によりスーパージャンクション構造を形成してもよい。例えば、エピタキシャル層の上面に深い溝を形成し、当該溝内にP型コラムを形成するトレンチフィル法を用いてもよい。また、N型コラムとP型コラムを共に4、5回に分けてエピタキシャル成長法により成長させて形成するマルチエピタキシャル法を用いてもよい。
<本実施の形態の効果の説明>
以下に、図3、図4、図17および図18を用いて、本実施の形態の効果について説明する。図4は、本実施の形態のP型コラムの幅と耐圧との関係を示すグラフである。図17は、比較例である半導体装置を示す断面図である。図18は、比較例のP型コラムの幅と耐圧との関係を示すグラフである。
図17に示す比較例の半導体装置は、スーパージャンクション構造を有しており、周辺領域PERのチャージバランスおよび周辺領域PERのP型コラムPCAの幅(直径)以外の構成は、図1〜図3を用いて説明した半導体装置と同様である。
図17に示すように、比較例では、アバランシェ動作対応のために、セル領域CRのP型コラムPC1の不純物量がN型のエピタキシャル層EPの不純物量よりも多い。また、周辺領域PERのP型コラムPCAもP型コラムPC1と同様の条件で形成している。すなわち、P型コラムPCAの幅(直径)L1は、P型コラムPC1の幅と同じ大きさであり、P型コラムPCAおよびPC1のそれぞれの不純物濃度は同じであり、P型コラムPCAおよびPC1のそれぞれの平面視における配置周期は同じである。これにより、周辺領域PERでもP型コラムPCAの不純物量はN型のエピタキシャル層EPの不純物量よりも多くなっており、セル領域CRおよび周辺領域PERは共にチャージバランスがQp>Qnとなっている。
このような比較例の半導体装置のセル領域CRおよび周辺領域PERのそれぞれのコラム幅と耐圧(ドレイン−ソース間耐圧)との関係を表したグラフを、図18に示す。図18のグラフにおいて、横軸はP型コラムの幅を示し、縦軸はドレイン−ソース間の耐圧を示している。図18では、セル領域CRのグラフを破線で示し、周辺領域PERの耐圧を実線で示している。
図18に示すように、コラム幅と耐圧との関係は、所定のコラム幅において耐圧が最も高くなる山なりの曲線グラフとして表される。当該曲線グラフのうち、最も耐圧の値が高い場合におけるコラム幅の値は、チャージバランスがQp=Qnとなっているとき、つまり、チャージバランスが取れているとき(チャージバランスの均衡が保たれているとき)の値である。ここで、P型コラムを常に設定した幅で均一に形成することは困難である。すなわち、コラム幅は製造装置の精度などに起因してウェハ間およびチップ間において一定とはならず、ばらつきが生じ得る。ここでは、コラム幅の平均をL1として設定しており、コラム幅の増減のばらつき量は2aであるものとする。つまり、製造ばらつき(製造工程において生じるコラム幅のばらつき)により、コラム幅は最大でL1+aと成り得、最小でL1−aと成り得る。
ドレイン−ソース間耐圧を最も高くする観点からは、当該曲線グラフのうち、最も耐圧の値が高くなるようにコラム幅の平均値を設定することが望ましい。しかし、上述したようにアバランシェ耐量を向上させる目的で意図的にチャージバランスを崩し、チャージバランスをQp>Qnとすることが考えられる。比較例ではアバランシェ動作対応のために、セル領域CRおよび周辺領域PERの両方のコラム幅を、チャージバランスが取れている状態に比べて広げることでP型不純物量を増大させ、チャージバランスをQp>Qnとしている。このため、コラム幅の平均値はセル領域CRおよび周辺領域PERの両方においてL1に設定されている。
ここで、製造ばらつきによりコラム幅が例えばL1+aである半導体装置では、特性上、セル領域CRに比べて周辺領域PERの耐圧の低下幅が大きい。したがって、比較例の半導体装置では、製品の耐圧のばらつきが、図18に縦方向の矢印で示す範囲となる。すなわち、コラム幅がL1−aの製品は最も耐圧が高くなるが、コラム幅がL1+aである製品の耐圧は周辺領域の耐圧低下により非常に低くなる。このため、比較例では、コラム幅の製造ばらつきに起因する半導体装置の耐圧変動が大きく、耐圧の下限が低いという問題がある。
そこで、本実施の形態の半導体装置では、セル領域CRのチャージバランスを比較例と同様にQp>Qnとすることでアバランシェ耐量の低下を防ぎ、且つ、周辺領域PERのチャージバランスをQp=Qnとすることで、ドレイン−ソース間の耐圧の低下を防いでいる。すなわち、図4に示すように、セル領域CRのコラムPC1(図3参照)の幅の平均値はL1であるのに対し、周辺領域PERのP型コラムPC2(図3参照)の幅の平均値は、チャージバランスがQp=QnとなるL2である。図4は、本実施の形態の半導体装置のセル領域CRおよび周辺領域PERのそれぞれのコラム幅と耐圧(ドレイン−ソース間耐圧)との関係を表したグラフである。図4のグラフにおいて、横軸はP型コラムの幅を示し、縦軸はドレイン−ソース間の耐圧を示している。図4では、セル領域CRのグラフを破線で示し、周辺領域PERの耐圧を実線で示している。
本実施の形態において、セル領域CRのコラム幅を、アバランシェ耐量を向上することができるPリッチとなるように、チャージバランスの取れた寸法より太い寸法に設定している。これに対し、周辺領域PERのコラム幅を、チャージバランスの取れた寸法に設定している。すなわち、図3に示すように、に比べて、周辺領域PERのP型コラムPC2の幅L2を、セル領域CRのP型コラムPC1の幅L1より小さく設定している。これにより、セル領域CRのP型コラムPC1を含むエピタキシャル層EP内では、N型不純物量に比べP型不純物量が比較的多いのに対し、周辺領域PERのP型コラムPC2を含むエピタキシャル層EP内では、P型不純物量がN型不純物量と同程度となっている。
これにより、図4に示すように、製造ばらつきによりコラム幅がL2より大きくなり、例えばコラム幅がL2+aとなった製品でも、周辺領域PERの耐圧がセル領域CRの耐圧より低くなることを防ぐことができる。したがって、コラム幅の製造ばらつきに起因する半導体装置の耐圧変動の幅を低減することができ、半導体装置の耐圧の下限値を高めることができる。すなわち、半導体装置の性能を高めることができる。
なお、アバランシェ動作時には、耐圧が低い領域でブレークダウンが起こる。本実施の形態では周辺領域PERの耐圧がセル領域CRの耐圧よりも高いため、周辺領域PERがPリッチ(Qp>Qn)の状態でなくても、アバランシェ耐量は低下しない。
また、本実施の形態では、P型コラムが平面視で円形である場合について説明したが、P型コラムの形状は平面視で例えば正方形など四角形であってもよく、チャージバランスが取れていれば形状に制限はない。また、図4ではL2+aの大きさがL1の大きさと同じになっているが、L2+a=L1である必要はない。
本願でいうP型コラムPC2の幅L2は、半導体チップ(図1参照)の周辺領域PER内の平面視での一定の範囲内における複数のP型コラムPC2のそれぞれの最大幅の平均の大きさである。同様に、本願でいうP型コラムPC1の幅L1は、半導体チップのセル領域CR内の平面視での一定の範囲内における複数のP型コラムPC1のそれぞれの最大幅の平均の大きさである。つまり、コラム幅の比較は、セル領域CRおよび周辺領域PERのそれぞれのコラム幅の平均値の比較により行われる。したがって、仮に、図17に示す比較例において、周辺領域PER内で特に直径が小さい1つのP型コラムPCAの最大幅が、セル領域CR内で特に直径が大きい1つのP型コラムPC1の最大幅より小さいとしても、本実施の形態のようにP型コラムPC2の幅がP型コラムPC1の幅よりも小さい状態であるとはいえない。
(変形例1)
P型コラムは、平面視において行列状に配置されず、図15に示すように、千鳥状に配置されていてもよい。図15は、本実施の形態の半導体装置の本変形例1を示す平面図である。
ここでは、セル領域CR、中間領域TRおよび周辺領域PERにおいて、P型コラムPC1、PC2は千鳥状に配置されている。つまり、セル領域CRおよび中間領域TRにおいて、P型コラムPC1はY方向に並んで複数配置されており、Y方向に並ぶ複数のP型コラムPC1から成る所定の1列の隣の列の複数のP型コラムPC1のそれぞれは、当該所定の1列を構成する複数のP型コラムPC1に対し、Y方向において半周期ずれた位置に配置されている。同様に、周辺領域PERにおいて、P型コラムPC2はY方向に並んで複数配置されており、Y方向に並ぶ複数のP型コラムPC2から成る所定の1列の隣の列の複数のP型コラムPC2のそれぞれは、当該所定の1列を構成する複数のP型コラムPC2に対し、Y方向において半周期ずれた位置に配置されている。
このように、P型コラムを千鳥状に配置しても、図1〜図3を用いて説明した半導体装置と同様の効果を得ることができる。この場合、不純物量Qp、Qnのそれぞれは、X方向で隣り合うP型コラム同士の間の不純物量ではなく、所定のP型コラムと、当該P型コラムと最短距離の位置関係にある他のP型コラムとのそれぞれの平面視における中心同士の間の不純物量により規定することができる。
(変形例2)
P型コラムの平面視での形状は、図16に示すように、ストライプ状であってもよい。図16は、本実施の形態の半導体装置の本変形例2を示す平面図である。
図16に示すように、P型コラムPC1は、P型ベース領域BRに沿って、Y方向に延在しており、P型コラムPC2も、Y方向に延在している。すなわち、P型コラムPC1、PC2は、Y方向に延在するパターンがX方向に複数並んだストライプ状の平面レイアウトを有している。図16では、セル領域CRのソース領域SRおよび拡散領域BCのそれぞれの直下のP型コラムPC1の輪郭を破線で示し、中間領域TRのソース領域SRおよびP型ベース領域BRのそれぞれの直下のP型コラムPC1の輪郭を破線で示している。
このように、P型コラムがストライプ状に配置されていても、図1〜図3を用いて説明した半導体装置と同様の効果を得ることができる。この場合、セル領域CRおよび中間領域TRのP型コラムPC1の幅L1は、P型コラムPC1の短手方向の幅である。同様に、周辺領域PERのP型コラムPC2の幅L2は、P型コラムPC2の短手方向の幅である。したがって、P型コラムPC2はP型コラムPC1に比べ、短手方向(X方向)の幅が小さい。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
また、上記実施の形態では、Si(シリコン)から成る基板およびエピタキシャル層を備えた半導体装置について説明したが、SiではなくSiC(炭化ケイ素)を材料とした半導体装置でもよい。すなわち、半導体基板、P型コラムおよびエピタキシャル層は、何れもSiCにより構成されていてもよい。
また、上記実施の形態ではNチャネル型のMOSFETを形成する場合について説明したが、MOSFETはPチャネル型であってもよい。Pチャネル型のMOSFETを形成する場合は、上述した半導体装置を構成する半導体領域のそれぞれを逆の導電型で形成すればよい。
BC 拡散領域
BR P型ベース領域
CR セル領域
EP エピタキシャル層
GE ゲート電極
PC1、PC2、PCA P型コラム
PER 周辺領域
SR ソース領域
SB 半導体基板
TR 中間領域

Claims (12)

  1. 第1領域および前記第1領域を囲む第2領域を備えた、第1導電型の半導体層と、
    前記第1領域の前記半導体層の上面に形成された複数の溝のそれぞれの内部に絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極と、
    前記第1領域の複数の前記半導体層のそれぞれの内部において、前記絶縁膜を介して前記ゲート電極に隣接して形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の第1半導体領域と、
    前記半導体層の前記上面に形成され、前記半導体層よりも高い不純物濃度を有し、前記第1半導体領域に接する前記第1導電型の第2半導体領域と、
    前記半導体層の前記上面に形成され、前記第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有し、前記第1半導体領域に接する前記第2導電型の第3半導体領域と、
    前記半導体層の下に形成され、前記半導体層よりも高い不純物濃度を有する前記第1導電型の第4半導体領域と、
    複数の前記第1半導体領域のそれぞれの下面から前記第1半導体領域の下の前記半導体層内に亘って形成された、前記第2導電型の第1コラムと、
    前記第2領域の前記半導体層の前記上面から前記半導体層内に亘って形成され、平面視で互いに離間して並ぶ前記第2導電型の複数の第2コラムと、
    を有し、
    前記ゲート電極、前記第2半導体領域および前記第4半導体領域は、電界効果トランジスタを構成し、
    前記第2半導体領域は、前記第3半導体領域に電気的に接続され、
    複数の前記第1コラムは、前記第1領域において平面視で互いに離間して並び、
    平面視において、前記第2コラムの幅は、前記第1コラムの幅よりも小さい、半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記半導体層の前記上面に沿う第1方向で隣り合う2つの前記第1コラムのそれぞれの中心同士の間における、前記第1導電型の不純物の量に対する前記第2導電型の不純物の量の割合は、前記半導体層の前記上面に沿う第2方向で隣り合う2つの前記第2コラムのそれぞれの中心同士の間における、前記第1導電型の不純物の量に対する前記第2導電型の不純物の量の割合よりも大きい、半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記第1方向で隣り合う2つの前記第1コラムのそれぞれの中心同士の間において、前記第2導電型の不純物の量は、前記第1導電型の不純物の量よりも大きい、半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1コラムの直上の前記第1半導体領域は、前記電界効果トランジスタのチャネル領域を含む、半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第2コラムは、電気的に浮遊状態である、半導体装置。
  6. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1コラムおよび前記第2コラムのそれぞれは、平面視において千鳥状に配置されている、半導体装置。
  7. 請求項1記載の半導体装置において、
    複数の前記第1コラムおよび複数の前記第2コラムのそれぞれは、前記半導体層の前記上面に沿う第3方向に延在し、前記第3方向に直交する第4方向に並んで配置されている、半導体装置。
  8. (a)底面に第1導電型の第4半導体領域を備え、前記第4半導体領域よりも低い不純物濃度を有し、第1領域と、前記第1領域を囲む第2領域とを備えた前記第1導電型の半導体層を用意する工程、
    (b)前記半導体層の上面に複数の溝を形成する工程、
    (c)前記複数の溝のそれぞれの内側に、絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程、
    (d)前記第1領域の前記半導体層の前記上面に対して前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物を導入することにより、前記溝より浅く、前記溝に隣接する前記第2導電型の第1半導体領域を複数形成する工程、
    (e)前記第1半導体領域の上面に対して前記第1導電型の不純物を導入することにより、前記第1半導体領域より浅く、前記溝に隣接し、前記半導体層よりも不純物濃度が高い前記第1導電型の第2半導体領域を形成する工程、
    (f)前記第1半導体領域の前記上面に対して前記第2導電型の不純物を導入することにより、前記第1半導体領域より浅い前記第2導電型の第3半導体領域を形成する工程、
    (g)前記第1領域の前記半導体層に対して前記第2導電型の不純物を導入することにより、複数の前記第1半導体領域のそれぞれの下面から前記半導体層内に亘って延びる前記第2導電型の第1コラムを複数形成し、前記第2領域の前記半導体層に対して前記第2導電型の不純物を導入することにより、前記半導体層の前記上面から前記半導体層内に亘って延びる前記第2導電型の第2コラムを複数形成する工程、
    を有し、
    前記ゲート電極、前記第2半導体領域および前記第4半導体領域は、電界効果トランジスタを構成し、
    前記第2半導体領域は、前記第3半導体領域に電気的に接続され、
    複数の前記第1コラムは、前記第1領域において互いに離間して並び、
    平面視において、前記第2コラムの幅は、前記第1コラムの幅よりも小さい、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体層の前記上面に沿う第1方向で隣り合う2つの前記第1コラムのそれぞれの中心同士の間における、前記第1導電型の不純物の量に対する前記第2導電型の不純物の量の割合は、前記半導体層の前記上面に沿う第2方向で隣り合う2つの前記第2コラムのそれぞれの中心同士の間における、前記第1導電型の不純物の量に対する前記第2導電型の不純物の量の割合よりも大きい、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1方向で隣り合う2つの前記第1コラムのそれぞれの中心同士の間において、前記第2導電型の不純物の量は、前記第1導電型の不純物の量よりも大きい、半導体装置の製造方法。
  11. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1コラムの直上の前記第1半導体領域は、前記電界効果トランジスタのチャネル領域を含む、半導体装置の製造方法。
  12. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2コラムは、電気的に浮遊状態である、半導体装置の製造方法。
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