JP2020156842A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵パックを、集塵パック収容部から取り出しやすい電気掃除機を提供する。【解決手段】床面上を前後方向に走行可能な筐体10を有する掃除機本体1を備え、筐体は、電動送風機を収容する電動送風機収容部と、電動送風機収容部と連通しており集塵パックを収容する集塵パック収容部12と、集塵パック収容部を開閉する上蓋部13と、集塵パック収容部内に収容された集塵パック内に塵埃を含む空気を送り込む吸引口14と、電動送風機収容部を通過した排気風を外部に排出する排気口とを有し、集塵パック収容部は、集塵パック収容部内に収容された集塵パックの外面と接触可能な移動部材21を有し、筐体内には移動部材を移動させる移動機構部が設けられており、集塵パックを集塵パック収容室内から取り出す際には、移動機構部によって移動部材が集塵パックの外面から離れるように構成されたことを特徴とする電気掃除機である。【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関し、詳しくは、集塵パック集塵式の電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、集塵室内に装着した紙パック内にゴミを捕捉するキャニスター型の電気掃除機が公知である。
この電気掃除機では、ゴミ満了状態の紙パックは集塵室内いっぱいに膨らみ、かつ、ゴミが高い密度で紙パック内に詰め込まれているため、ゴミ満了状態の紙パックを集塵室から取り出しにくく、取り出すのに強い力が必要であった。特に、掃除機本体の塵埃を吸い込む吸引口の集塵室側の接続部から紙パックの口部を取り外す際には、紙パックを後方へ強く引っ張って外さねばならないため、紙パックの後部が集塵室の後壁に勢いよく押し付けられて紙パックが圧縮し、内部の塵埃が口部から外部へ飛散してしまう場合もあった。
このような事情から、特許文献1では、紙パックを保持するバスケットを集塵室内に収納し、ゴミ満了状態の紙パックをバスケットごと取り出すようにした電気掃除機が提案されている。
特開2000−70194号公報
特許文献1の電気掃除機では、バスケットごと紙パックを取り出す必要があるが、ユーザーによっては紙パックだけ取り出すことも想定されるため、ユーザーにとって紙パックの取り出し操作がわかりにくい。
また、ゴミ満了状態の紙パックによってバスケットが集塵室の内面に押し付けられるため、結局のところ、バスケットを取り出すのに強い力が必要となる。
また、紙パックはバスケットに取り付けられるため、バスケットを破損または紛失してしまうと紙パックを集塵室にセットできなくなる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、メンテナンスが容易な電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、床面上を前後方向に走行可能な筐体を有する掃除機本体を備え、
前記筐体は、後部に設けられて電動送風機を収容する電動送風機収容部と、前部に設けられて前記電動送風機収容部と連通して集塵パックを収容する集塵パック収容部と、前記集塵パック収容部を開閉する上蓋部と、前記集塵パック収容部内に収容された集塵パック内に塵埃を含む空気を送り込む吸引口と、前記電動送風機収容部を通過した排気風を外部に排出する排気口とを有し、
前記集塵パック収容部は、前記集塵パック収容部内に収容された前記集塵パックの外面と接触可能な移動部材を有し、
前記筐体内に前記移動部材を移動させる移動機構部が設けられており、
前記集塵パックを前記集塵パック収容室内から取り出す際に、前記移動機構部によって前記移動部材が前記集塵パックの外面から離れるように構成された電気掃除機が提供される。
本発明によれば、ゴミ満了状態の集塵パックを集塵パック収容部から取り出すときには、移動機構部によって移動部材が集塵パックの外面から離れているため、移動部材と集塵パックとの間に隙間が形成される。この隙間によって満杯に膨らんだ集塵パックを集塵パック収容部から取り出すときの抵抗を減らすことができる。
本発明の電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図である。 図1の掃除機本体の上蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 図1の掃除機本体を前後方向に切断して左側から視た断面図である。 図1の掃除機本体を左右方向に切断して正面側から視た断面図である。 (A)および(B)は第1実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。 (A)および(B)は第2実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。 (A)および(B)は第3実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。 (A)および(B)は第4実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。
(第1実施形態)
図1は本発明の電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図であり、図2は図1の掃除機本体の上蓋部を開いた状態を示す斜視図であり、図3は図1の掃除機本体を前後方向に切断して左側から視た断面図であり、図4は図1の掃除機本体を左右方向に切断して正面側から視た断面図である。また、図5(A)および(B)は第1実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。なお、図2において、掃除機本体の前後左右上下方向を矢印にて示している。
図1〜図5(A)および(B)に示すように、この電気掃除機の掃除機本体1は、左右一対の車輪41および前輪42を有し床面上を前後方向に走行可能な筐体10と、筐体10に着脱可能なバッテリ50とを有する。
筐体10は、後部に設けられて電動送風機43を収容する電動送風機収容部11と、前部に設けられて電動送風機収容部11と連通して集塵パックPを収容する集塵パック収容部12と、集塵パック収容部12を開閉する上蓋部13と、集塵パック収容部12内に収容された集塵パックP(図5(A)参照)内に塵埃を含む空気を送り込む吸引口14と、電動送風機収容部11を通過した排気風を外部に排出する排気口15と、後部の上面側に設けられてバッテリ50を着脱可能に保持するバッテリ装着部16と、前部の上面側に設けられたU字形のハンドル17とを有する。なお、集塵パックPとしては、紙製、布製、樹脂ネット製等のものを用いることができる。
上蓋部13は、筐体10における集塵パック収容部12の近傍の上面側に左右一対の軸13a(図5(A)参照)を介して揺動可能に枢着された左右一対の枢着部13bを有する。なお、例えば、上蓋部13が完全に閉じた状態を検知するセンサ(不図示)を筐体10に設け、上蓋部13が完全に閉じたときに電動送風機43が駆動可能となり、かつ、上蓋部13が完全に閉じていないときには電動送風機43が駆動しないように構成されてもよい。
吸引口14は、集塵パック収容部12の内部空間と連通する後端を有すると共に、図示しない接続パイプと着脱可能に接続する前端を有している。なお、接続パイプとしては可撓性ホースおよび延長管を含み、接続パイプの先端には吸込口体、ブラシノズル等のノズルが接続され、可撓性ホースが吸引口14に接続される。
また、集塵パック収容部12の吸引口14側には、集塵パック収容部12内に収容した集塵パックPの口部を吸引口14に接続した状態で口部周囲の枠部を保持する保持レバー12aが設けられている。
この掃除機本体1によれば、電動送風機43が駆動すると、床面上の塵埃を含む空気がノズルおよび接続パイプを介して吸引口14から集塵パックP内に流入し、集塵パックP内に塵埃が捕捉され、集塵パックPを通過した空気が電動送風機43を通って排気口15から外部に排出される。なお、この掃除機本体1では、電動送風機43の電流値が所定値以上に上昇すると、例えば、筐体10の後部上面に設けられたランプ(不図示)が点灯し、それによって集塵パックP内に所定量以上に塵埃が溜まったこと(すなわち、集塵パックPの交換時期)をユーザーに報知するようになっている。
集塵パック収容部12は、筐体10を構成する壁板としての底板10a、左右側板10b、前方側板10cおよび上蓋部13と、集塵パック収容部12内に前後方向に直線移動可能に立設された後方側板21とで囲まれた空間である。ここで、「直線移動」とは、底板10aに対して略垂直状態の後方側板21が略垂直状態を維持しながら前後方向へ移動することを意味する。
また、左右側板10bの内面には上下方向に延びるリブ10dが設けられている。
第1実施形態の場合、集塵パック収容部12と電動送風機収容部11との間には、格子状の通気口10eaを有する区画壁10eが設けられており、区画壁10eの前方に後方側板21が設けられている。
また、後方側板21は、格子状の通気口21aを有すると共に、電動送風機収容部11側の後面下部の左右位置に一対のスライドバー21bが後方突出状に設けられている。なお、図2では二点鎖線で囲まれた領域に通気口21aが設けられている。
また、筐体10(例えば、底板10a)には、後方側板21の一対のスライドバー21bを前後方向にスライド可能に支持する一対のガイド筒体22が設けられている。
また、集塵パック収容部12は、その内部に収容された集塵パックPの外面と接触して支持する移動部材を有する。第1実施形態の場合、移動部材は、電動送風機収容部11の近傍に前後方向に直線移動可能に立設された前記後方側板21である。
また、図5(A)および(B)に示すように、この掃除機本体1は、筐体10内に後方側板21(移動部材)を前後方向に直線移動させる移動機構部30が設けられており、集塵パックPを集塵パック収容部12内から取り出す際に、移動機構部30によって後方側板21が集塵パックPの外面から離れる(後退する)ように構成されている。すなわち、移動機構部30によって後方側板21が集塵パックPの外面から離れる方向に移動するように構成されている。言い換えれば、集塵パック収容部12の容積が拡大するように、移動機構部30によって移動部材(本実施形態では、後方側板21)が移動している。なお、後述する第2実施形態以降でも、集塵パック収容部12の容積が拡大するように、移動部材が移動している。
第1実施形態の場合、移動機構部30は、上蓋部13の開閉動作を後方側板21の前後方向の直線移動に変換するよう構成されている。
図5(A)および(B)を用いて移動機構部30の構造および動作原理を詳しく説明する。移動機構部30は、上蓋部13の枢着部13bの軸13aに固定された第1ギア(平歯車)31と、第1ギア31と噛合するように筐体10の左または右の側板10bに軸32aを介して枢着された第2ギア(ピニオン)32と、第2ギア32と噛合するように後方側板21の後面上部に固定されたラックギア33とを備え、移動機構部30は筐体10の左右側に一対設けられている。
図5(A)に示すように、上蓋部13が完全に閉じた清掃可能状態において、後方側板21が集塵パック収容部12の内側(前方)へ移動しており、このときの集塵パック収容部12の容積と、最大付近まで膨張したときの集塵パックPの容積とが略等しくなっている。
清掃可能状態において、掃除機本体1を駆動させて掃除を行い、集塵パックP内に塵埃が捕捉されていくと集塵パックPが膨張し、集塵パックP内に所定量以上に塵埃が溜まると集塵パックPは最大容積付近まで膨張する。このとき、集塵パックPの外面が、集塵パック収容部12の後方側板21を含む壁板およびリブ10dに圧接している。
集塵パック収容部12内の最大容積付近まで膨張した集塵パックPを取り出して新しい集塵パックと交換する際は、図5(B)に示すように、軸13aを中心に上蓋部13を矢印A1方向へ揺動(回動)させて集塵パック収容部12を開ける。このとき、移動機構部30の左右の第1ギア31が軸13aを中心に矢印B1方向に回動し、左右の第1ギア31と噛合する左右の第2ギア32が矢印C1方向(第1ギア31とは反対方向)に回動し、左右の第2ギア32と噛合する左右のラックギア33が矢印D1方向(後方)に直進し、これによって後方側板21が矢印D1方向(後方)に直線移動する。
このようにして後方側板21が後方に直線移動すると、集塵パックPの外面に圧接していた後方側板21が集塵パックPから離れた状態となり、集塵パックPと後方側板21との間に隙間Sが形成され、集塵パック収容部12の容積が拡大する。この隙間Sによって満杯に膨らんだ集塵パックPを集塵パック収容部12から取り出すときの抵抗が減るため、ユーザーは、後方側板21が集塵パックPの外面に圧接していた場合に比して、軽い力で集塵パックを取り出すことができる。
さらに詳しく説明すると、集塵パックPを取り出す際は、まず、集塵パックPの口部周囲の枠部から保持レバー12aを外し、集塵パックPの枠部を後方へ引っ張って集塵パックPの口部を吸引口14から外す。このとき、集塵パックPの後方には隙間Sがあるため、集塵パックPの後部を後方側板21に強く押し付けることなく集塵パックPを後方へ引っ張ることができる。この結果、集塵パックPの口部から内部に溜まった塵埃が外部へ飛散する事態を抑制することができる。
また、吸引口14から外した集塵パックPを引き上げる際、隙間Sを埋めるように集塵パックPを変形させることによって、集塵パック収容部12の左右側板10bおよびリブ10dにかかる集塵パックPの圧力が低下するため、集塵パックPを軽い力で簡単に引き上げることができる。
なお、集塵パック収容部12に保持レバー12aが設けられていないタイプの電気掃除機も本発明に含まれる。
この場合、例えば、掃除機本体1の吸引口14(図2参照)近傍に、集塵パックPの固定部としての枠部を固定するための上下方向のガイド溝を左右に一対設け、左右一対のガイド溝内に枠部を上下方向にスライド着脱させるように構成されている。この構成の掃除機本体の場合も図1および図2等で説明した保持レバー12aを有するタイプの掃除機本体1と同様に、集塵パック収容部12内から集塵パックPを取り出す際は、後方側板21、左右側板10b、リブ10d、前方側板10c等にかかる集塵パックPの圧力が低下する。
なお、第1実施形態では、バッテリ50を電源とする掃除機本体1を例示しているが、電源コードによって商用電源から電力を得る掃除機本体としてもよい。この場合、バッテリ式よりも吸引力が増すため、集塵パック内により高密度で塵埃が溜まる。そのため、集塵パック収容部12の左右側板10bおよびリブ10dにかかる膨張した集塵パックPの圧力がバッテリ式よりも強くなって集塵パックPがより一層取り出しにくい状況となるが、移動機構部30によって集塵パックの後部に隙間を形成することができるため、集塵パックの取り出し容易性および塵埃の飛散抑制効果をより実感することができる。
新しい集塵パックを集塵パック収容部12に装着した後、図5(A)に示すように、上蓋部13を閉じると、移動機構部30は上蓋部13を開けるときとは逆方向に動作し、それによって後方側板21は前方(図5(B)の矢印D1方向と逆方向)へ直線移動し、清掃可能状態に戻る。なお、このときの集塵パックPは膨らむ前の状態である。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態における後方側板21を、U字形リブまたは左右一対のI字形リブに変更してもよい。あるいはこれらのリブを後方側板21の前面に一体化してもよい。
(第1実施形態の変形例2)
第1実施形態における移動機構部30(図5(A)および(B)参照)をモータ駆動方式にしてもよい。この場合、第1ギア31を省略し、第2ギア(ピニオンギア)32をモータにて回動させる。また、上蓋部13の開き度合いによって第2ギア32を正回転、逆回転または停止させるようモータを駆動制御するセンサやスイッチを含む制御回路を設ける。
(第1実施形態の変形例3)
第1実施形態、その変形例1(U字形リブの場合)および変形例2において、左右の移動機構部30のいずれか一方を省略してもよい。また、省略した移動機構部の位置にガイド筒体22を設けてもよい。
(第2実施形態)
図6(A)および(B)は第2実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。なお、図6(A)および(B)において、図5(A)および(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態では、移動機構の構成が異なること以外は、概ね第1実施形態と同様に構成されている。
以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第2実施形態において、移動機構部130は、オルタネイト動作方式の押しボタンを有し、押しボタンの押し動作を移動部材としての後方側板21の前後方向の直線移動に変換するよう構成されている。
図6(A)および(B)を用いて移動機構部130の構造および動作原理を詳しく説明すると、移動機構部130は、上下方向に伸縮動作するよう筐体110の底板10aに固定されたオルタネイト動作方式の押しボタン131と、押しボタン131に設けられた第1ラックギア132と、第1ラックギア132と噛合するピニオンギア133と、ピニオンギア133と噛合する第2ラックギア134とを備え、移動機構部130は筐体110の左右側に一対設けられている。なお、ピニオンギア133と第2ラックギア134は、第1実施形態の移動機構部30における第2ギア32およびラックギア33に相当する。
オルタネイト動作方式の押しボタン131は、本体部131aaおよび軸部131abを有するオルタネイト動作部131aと、オルタネイト動作部131aの軸部131abに連結された棒状の操作部131bとを有し、操作部131bの外面に上下方向に第1ラックギア132が設けられている。
また、筐体110の後部の上面側には、押しボタン131の操作部131bを挿通させる孔部110aが設けられている。
なお、第2実施形態においては、図示しない上蓋部の開閉状態に関係なく、移動機構部130を動作させることができる。
図6(A)に示すように、上蓋部(不図示)が完全に閉じた清掃可能状態において、後方側板21が集塵パック収容部12の内側(前方)へ移動している。
清掃可能状態において、掃除機本体1を駆動させて掃除を行うと、集塵パックPは内部に塵埃を捕捉して徐々に膨張し、集塵パックP内に所定量以上に塵埃が溜まると集塵パックPは最大容積付近まで膨張する。
集塵パック収容部12内の最大容積付近まで膨張した集塵パックPを取り出して新しい集塵パックと交換する際は、図6(B)に示すように、ユーザーが指で押しボタン131の操作部131bを下方に押す。このとき、移動機構部130の第1ラックギア132が矢印A2方向(下方)に移動(下降)し、第1ラックギア132と噛合するピニオンギア133が矢印B2方向に回動し、ピニオンギア133と噛合する第2ラックギア134が矢印C2方向(後方)に直進し、これによって後方側板21が矢印C2方向(後方)に直線移動する。なお、このときの押しボタン131の操作部131bは下降した状態を維持している。
このようにして後方側板21が後方に直線移動すると、集塵パックPの外面に圧接していた後方側板21が集塵パックPから離れた状態となり、集塵パックPと後方側板21との間に隙間Sが形成され、集塵パック収容部12の容積が拡大する。この隙間Sによって、第1実施形態の場合と同様に、満杯状態の集塵パックP内から塵埃を外部に飛散させることなく、ユーザーは、後方側板21が集塵パックPの外面に圧接していた場合に比して、軽い力で容易に集塵パックを取り出すことができる。
新しい集塵パックを集塵パック収容部12に装着した後、ユーザーは孔部110aに指を入れて下降した押しボタン131の操作部131bを再度押すと、図6(A)に示すように、移動機構部130は前記動作とは逆方向に動作し、それによって後方側板21は前方(図6(B)の矢印C2方向と逆方向)へ直線移動し、上蓋部(不図示)を完全に閉じて清掃可能状態に戻る。なお、上蓋部を完全に閉じてから移動機構部130を逆方向に動作させてもよい。
(第2実施形態の変形例1)
第2実施形態の移動機構部130は、第1実施形態と同様に、上蓋部の開閉動作(図5(A)および(B)参照)を押しボタン131の押し動作に変換するよう構成されてもよい。この場合、上蓋部13の枢着部13bの端部に、カムとして機能するリブを設け、リブにて押しボタン131の操作部131bを押すように構成すればよい。また、上蓋部を開いてリブにて操作部131bを押しながら通過すると、操作部131bは下降状態を維持し、上蓋部を閉じるときにリブが再び操作部131bを押しながら通過すると、操作部131bが上昇するように構成すればよい。
(第2実施形態の変形例2)
第2実施形態およびその変形例1における後方側板21を、U字形リブまたは左右一対のI字形リブに変更してもよい。あるいはこれらのリブを後方側板21の前面に一体化してもよい。
(第2実施形態の変形例3)
第2実施形態、その変形例1(U字形リブの場合)および変形例2において、左右の移動機構部30のいずれか一方を省略してもよい。また、省略した移動機構部の位置にガイド筒体22を設けてもよい。
(第2実施形態の変形例4)
第2実施形態およびその変形例1〜3の移動機構部130において、上蓋部が閉じると押しボタン131がロックされ、上蓋部が開くとロックが解除されて押しボタン131を押すことができるように構成してもよい。この場合、例えば、上蓋部の枢着部にストッパとして機能するリブを設け、上蓋部が閉じるとリブが押しボタン131の操作部131bの外面に設けた係止凹部に係止してロック状態となり、上蓋部が開くとリブが係止凹部から離脱してロックが解除されるように構成することができる。このような構成とすることで、後方側板21が後方に位置した状態で、集塵パック収容部12内の最大容積付近まで集塵パックPが膨張してしまい、取り出しにくくなる事態を回避できる。
(第3実施形態)
図7(A)および(B)は第3実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。なお、図7(A)および(B)において、図5(A)および(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態では、移動機構の構成および移動部材としての後方側板の動作が異なること以外は、概ね第1実施形態と同様に構成されている。
以下、第3実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第3実施形態において、移動部材としての後方側板221は、集塵パック収容部12における電動送風機収容部11の近傍に左右方向の軸222にて枢着された下端221aと、軸222を中心として前後方向に揺動(回動)可能な上端221bとを有する。
また、筐体10の底板10aには、後方側板221の下端221aを軸222を介して枢着(回動可能に保持)するリブ10fが設けられている。
また、移動機構部230は、上蓋部13の開閉動作を後方側板221の上端221bの前後方向の揺動に変換するよう構成されている。
図7(A)および(B)を用いて移動機構部230の構造および動作原理を詳しく説明すると、移動機構部230は、第1実施形態の移動機構部30(図5(A)および(B)参照)と同様の第1ギア31および第2ギア(ピニオン)32と、第2ギア32と噛合するように後方側板221の後面上部に固定された円弧状のラックギア233とを備え、移動機構部30は筐体10の左右側に一対設けられている。
図7(A)に示すように、上蓋部13が完全に閉じた清掃可能状態において、後方側板221の上端221bが集塵パック収容部12の内側(前方)へ移動している。
清掃可能状態において、掃除機本体1を駆動させて掃除を行うと、集塵パックPは内部に塵埃を捕捉して徐々に膨張し、集塵パックP内に所定量以上に塵埃が溜まると集塵パックPは最大容積付近まで膨張する。
集塵パック収容部12内の最大容積付近まで膨張した集塵パックPを取り出して新しい集塵パックと交換する際は、図7(B)に示すように、上蓋部13を矢印A3方向へ開ける。このとき、移動機構部230の第1ギア31が矢印B3方向に回動し、第1ギア31と噛合する第2ギア32が矢印C3方向(第1ギア31とは反対方向)に回動し、第2ギア32と噛合するラックギア233が軸222を中心に矢印D3方向(後方)に揺動し、これによって後方側板221の上端221bが矢印D3方向(後方)に揺動(回動)する。
このようにして後方側板221の上端221bが後方に揺動すると、集塵パックPの外面に圧接していた後方側板221が集塵パックPから離れた状態となり、集塵パックPと後方側板221との間に隙間Sが形成され、集塵パック収容部12の容積が拡大する。この隙間Sによって、第1実施形態の場合と同様に、満杯状態の集塵パックP内から塵埃を外部に飛散させることなく、ユーザーは、後方側板21が集塵パックPの外面に圧接していた場合に比して、軽い力で容易に集塵パックを取り出すことができる。
新しい集塵パックを集塵パック収容部12に装着した後、上蓋部13を完全に閉じると、図7(A)に示すように、移動機構部230は前記動作とは逆方向に動作し、それによって後方側板221の上端221bは前方(図7(B)の矢印D3方向と逆方向)へ揺動する。
(第3実施形態の変形例1)
第3実施形態における後方側板221を、U字形リブまたは左右一対のI字形リブに変更してもよい。あるいはこれらのリブを後方側板221の前面に一体化してもよい。
(第3実施形態の変形例2)
第3実施形態における移動機構部230(図7(A)および(B)参照)をモータ駆動方式にしてもよい。この場合、第1ギア31を省略し、第2ギア32をモータにて回動させる。また、上蓋部13の開き度合いによって第2ギア32を正回転、逆回転または停止させるようモータを駆動制御するセンサやスイッチを含む制御回路を設ける。
(第3実施形態の変形例3)
第3実施形態、その変形例1(U字形リブの場合)および変形例2において、左右の移動機構部230のいずれか一方を省略してもよい。
(第4実施形態)
図8(A)および(B)は第4実施形態の掃除機本体に備えられた移動機構部の作動原理を説明する図である。なお、図8(A)および(B)において、図5(A)および(B)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第4実施形態では、移動機構の構成が異なること以外は、概ね第1実施形態と同様に構成されている。
以下、第4実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第4実施形態において、移動機構部330は、ソレノイド331を有し、上蓋部13の開閉動作にてソレノイド331を電気的な制御で伸縮動作させて移動部材としての後方側板21を前後方向に直線移動させるよう構成されている。なお、移動機構部330は、筐体310の左右側に一対設けられている。
図8(A)および(B)を用いて移動機構部330の構造および動作原理を詳しく説明すると、移動機構部330において、ソレノイド331の本体部331aは筐体310の電動送風機収容部11内の天井板310aの下面(内面)に固定されており、ソレノイド331の軸部331bが後方側板21の後面上部に連結されている。
また、天井板310aにおける上蓋部13の枢着部13bの近傍に位置する端部には切欠き部310aaが設けられると共に、切欠き部310aaにオルタネイト動作方式のスイッチ332が設けられている。
ソレノイド331およびスイッチ332は、筐体310内に設けられた図示しない制御部(回路基板)と電気的に接続されており、スイッチ332のON・OFF動作に基づいて制御部がソレノイド331の伸縮動作を制御するようになっている。
図8(A)に示すように、上蓋部13が完全に閉じた清掃可能状態において、後方側板21が集塵パック収容部12の内側(前方)へ移動している。
清掃可能状態において、掃除機本体1を駆動させて掃除を行うと、集塵パックPは内部に塵埃を捕捉して徐々に膨張し、集塵パックP内に所定量以上に塵埃が溜まると集塵パックPは最大容積付近まで膨張する。
集塵パック収容部12内の最大容積付近まで膨張した集塵パックPを取り出して新しい集塵パックと交換する際は、図8(B)に示すように、上蓋部13を矢印A4方向に開ける。このとき、上蓋部13の枢着部13bがスイッチ332の軸部332aを押しながら通過し、スイッチ332は軸部332aが後方へ押されたON状態を維持する。つまり、上蓋部13の枢着部13bがスイッチ332の軸部332aを押すカムとして機能する。これにより、制御部(不図示)がソレノイド331を矢印B4方向(後方)に短縮動作させ、後方側板21が矢印B4方向(後方)に直線移動する。
このようにして後方側板21が後方に直線移動すると、集塵パックPの外面に圧接していた後方側板21が集塵パックPから離れた状態となり、集塵パックPと後方側板21との間に隙間Sが形成され、集塵パック収容部12の容積が拡大する。この隙間Sによって、第1実施形態の場合と同様に、満杯状態の集塵パックP内から塵埃を外部に飛散させることなく、ユーザーは、後方側板21が集塵パックPの外面に圧接していた場合に比して、軽い力で容易に集塵パックを取り出すことができる。
新しい集塵パックを集塵パック収容部12に装着した後、図8(A)に示すように、上蓋部13を閉じると、上蓋部13の枢着部13bがスイッチ332の軸部332aを押しながら通過する。これにより、スイッチ332は軸部332aが前方へ突出したOFF状態となり、制御部(不図示)がソレノイド331を前方(図8(B)の矢印B4方向と逆方向)に伸長動作させ、後方側板21が前方に直線移動する。
(第4実施形態の変形例1)
第4実施形態における後方側板21を、U字形リブまたは左右一対のI字形リブに変更してもよい。あるいはこれらのリブを後方側板21の前面に一体化してもよい。
(第4実施形態の変形例2)
第4実施形態において、後方側板21の下端を第3実施形態(図7(A)および(B)参照)のように軸を介して前後方向へ揺動可能に筐体の底板10aに取り付け、移動機構部330(図8(A)および(B)参照)のソレノイド331の本体部331aを筐体310の天井板310aに揺動可能に枢着し、ソレノイド331の軸部331bを後方側板21の後面上部に揺動可能に枢着してもよい。この構成によれば、第3実施形態と同様に電気的な制御によって後方側板21を前後方向に揺動させることができる。
(第4実施形態の変形例3)
第4実施形態、その変形例1(U字形リブの場合)および変形例2において、左右の移動機構部330のいずれか一方を省略してもよい。
(他の実施形態)
第1〜第4実施形態およびそれらの変形例では、移動部材として電動送風機収容部11に近接する後方側板またはリブを用いた場合を例示したが、移動部材としてはこれらに限定されるものではない。例えば、集塵パック収容部12の左右側板10bの少なくとも一方を二重構造にして内側の側板を移動部材とする、または左右側板10bの少なくとも一方に設けたリブを移動部材とする、または底板10aを二重構造にして内側の底板を移動部材とする、または底板に設けたリブを移動部材とする、または前方側板10cを二重構造にして内側の側板を移動部材とする、または前方側板10cに設けたリブを移動部材として用いてもよい。またこれらの場合、第1〜第4実施形態およびそれらの変形例で説明した移動機構部を適宜応用して、移動部材を集塵パック収容部内の集塵パックに対して接近離間する方向に移動させるようにすればよい。
(まとめ)
本発明の電気掃除機は、床面上を前後方向に走行可能な筐体を有する掃除機本体を備え、
前記筐体は、電動送風機を収容する電動送風機収容部と、前記電動送風機収容部と連通して集塵パックを収容する集塵パック収容部と、前記集塵パック収容部を開閉する蓋部と、前記集塵パック収容部内に収容された集塵パック内に塵埃を含む空気を送り込む吸引口と、前記電動送風機収容部を通過した排気風を外部に排出する排気口とを有し、
前記集塵パック収容部は、前記集塵パック収容部内に収容された前記集塵パックの外面と接触可能な移動部材を有し、
前記筐体内に前記移動部材を移動させる移動機構部が設けられており、
前記集塵パックを前記集塵パック収容室内から取り出す際に、前記移動機構部によって前記移動部材が前記集塵パックの外面から離れるように構成されたものである。
この構成によれば、ゴミ満了状態の集塵パックを集塵パック収容部から取り出すときには、移動機構部によって移動部材が集塵パックの外面から離れるため、移動部材と集塵パックとの間に隙間が形成される。この隙間によって満杯に膨らんだ集塵パックを集塵パック収容部から取り出すときの抵抗が減るため、ユーザーは、集塵パック収容部の内面が集塵パックの外面に圧接していた場合に比して、軽い力で集塵パックを取り出すことができる。
また、移動部材と集塵パックとの間に隙間が形成されない場合は、勢いよく集塵パックを取り出して集塵パック内の塵埃が外部に飛散するというような事態が生じやすいが、隙間を形成することによりこのような事態を抑制することができる。
また、従来の電気掃除機(特許文献1)のように集塵パックを保持するバスケットが不要であるため、ユーザーは特に意識せずとも満杯の集塵パックを取り出すことができると共に、バスケットを破損または紛失して集塵パックを集塵パック収容部にセットできなくなるという不具合も生じない。
本発明の電気掃除機は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記移動部材が、前記集塵パック収容部を構成する壁板と、前記壁板の前に設けられたリブとの少なくとも一方を含むものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック収容部を構成する壁板の一部、例えば、底板、後方側板または左右側板を移動可能に構成する、あるいは、底板、後方側板または左右側板の前に設けられたリブを移動可能に構成する、あるいは、これらの壁板とリブの両方を移動可能に構成することができる。
・前記移動部材が、直線移動可能であり、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記直線移動に変換するよう構成されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック交換時に蓋部を開けると、移動部材が集塵パックから離れ、集塵パックを集塵パック収容部から容易に取り出すことができる。また、集塵パック収容部に新しい集塵パックを装着した後に蓋部を閉じると、移動部材が集塵パック側へ前進してスタンバイ状態となる。
またこの構成によれば、蓋部の開閉動作が移動機構部の操作となるため、ユーザーは移動機構部を意識的に操作することを考えずに済む。
またこの構成によれば、移動機構部を例えばギアを用いた簡素な構成とすることができる。
また、この構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
前記移動部材が、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記前後方向の直線移動に変換するよう構成されてもよい。
この構成によれば、集塵パックの口部と接続される前部の吸引口とは反対側の後部に移動部材が設けられるため、集塵パックを集塵パック収容部から取り出す際、集塵パックの後方に隙間が形成される。そのため、集塵パックの口部を後方へ引っ張って吸引口から外すタイプの掃除機本体に好適である。また、移動機構部を電動送風機収容部内に設けることができるため、筐体を大型化させることがなく好都合となる。
・前記移動部材が、直線移動可能であり、
前記移動機構部が、オルタネイト動作方式の押しボタンを有し、前記押しボタンの押し動作を前記移動部材の前記直線移動に変換するよう構成されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック交換時に押しボタンを押すと、移動部材が集塵パックから自動的に離れ、蓋部を開けて集塵パックを集塵パック収容部から容易に取り出すことができる。なお、蓋部を開けてから押しボタンを押してもよい。また、集塵パック収容部に新しい集塵パックを装着した後に押しボタンを再度押すと、移動部材が集塵パック側へ自動的に前進し、蓋部を閉じてスタンバイ状態となる。
またこの構成によれば、移動機構部を例えばギアを用いた簡素な構成とすることができる。
また、この構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記押しボタンの押し動作に変換するよう構成されてもよい。
この構成によれば、蓋部の開閉動作が移動機構部の操作となるため、ユーザーは移動機構部を意識的に操作することを考えずに済む。
また、これらの構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
前記移動部材は、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
前記移動機構部が、前記押しボタンの押し動作を前記移動部材の前記前後方向の直線移動に変換するよう構成されてもよい。
これらの構成によれば、集塵パックの口部と接続される前部の吸引口とは反対側の後部に移動部材が設けられるため、集塵パックを集塵パック収容部から取り出す際、集塵パックの後方に隙間が形成される。そのため、集塵パックの口部を後方へ引っ張って吸引口から外すタイプの掃除機本体に好適である。また、移動機構部を電動送風機収容部内に設けることができるため、筐体を大型化させることがなく好都合となる。
・前記移動部材が、軸にて枢着された一端と、前記軸を中心として揺動(回動)可能な他端とを有し、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記他端の揺動(回動)に変換するよう構成されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック交換時に蓋部を開けると、移動部材の他端が集塵パックから離れ、集塵パックを集塵パック収容部から容易に取り出すことができる。また、集塵パック収容部に新しい集塵パックを装着した後に蓋部を閉じると、移動部材の他端が集塵パック側へ揺動してスタンバイ状態となる。
またこの構成によれば、蓋部の開閉動作が移動機構部の操作となるため、ユーザーは移動機構部を意識的に操作することを考えずに済む。
またこの構成によれば、移動機構部を例えばギアを用いた簡素な構成とすることができる。
また、この構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
前記移動部材が、前記集塵パック収容部における前記電動送風機収容部の近傍に左右方向の前記軸にて枢着された前記一端としての下端と、前記軸を中心として前後方向に揺動可能な前記他端としての上端とを有し、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記上端の前記前後方向の揺動に変換するよう構成されてもよい。
この構成によれば、集塵パックの口部と接続される前部の吸引口とは反対側の後部に移動部材が設けられるため、集塵パックを集塵パック収容部から取り出す際、集塵パックの後方に隙間が形成される。そのため、集塵パックの口部を後方へ引っ張って吸引口から外すタイプの掃除機本体に好適である。また、移動機構部を電動送風機収容部内に設けることができるため、筐体を大型化させることがなく好都合となる。
・前記移動部材が、直線移動可能に立設されており、
前記移動機構部が、ソレノイドを有し、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材を前記直線移動させるよう構成されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック交換時に蓋部を開けると、移動部材が集塵パックから離れ、集塵パックを集塵パック収容部から容易に取り出すことができる。また、集塵パック収容部に新しい集塵パックを装着した後に蓋部を閉じると、移動部材が集塵パック側へ前進してスタンバイ状態となる。
またこの構成によれば、蓋部の開閉動作が移動機構部の操作となるため、ユーザーは移動機構部を意識的に操作することを考えずに済む。
また、この構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
前記移動部材が、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材を前記前後方向に直線移動させるよう構成されてもよい。
この構成によれば、集塵パックの口部と接続される前部の吸引口とは反対側の後部に移動部材が設けられるため、集塵パックを集塵パック収容部から取り出す際、集塵パックの後方に隙間が形成される。そのため、集塵パックの口部を後方へ引っ張って吸引口から外すタイプの掃除機本体に好適である。また、移動機構部を電動送風機収容部内に設けることができるため、筐体を大型化させることがなく好都合となる。
・前記移動部材が、軸にて枢着された一端と、前記軸を中心として揺動可能な他端とを有し、
前記移動機構部が、ソレノイドを有し、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材の前記他端を揺動させるよう構成されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵パック交換時に蓋部を開けると、移動部材の他端が集塵パックから離れ、集塵パックを集塵パック収容部から容易に取り出すことができる。また、集塵パック収容部に新しい集塵パックを装着した後に蓋部を閉じると、移動部材の他端が集塵パック側へ揺動してスタンバイ状態となる。
またこの構成によれば、蓋部の開閉動作が移動機構部の操作となるため、ユーザーは移動機構部を意識的に操作することを考えずに済む。
また、この構成は、さらに次のように構成されてもよい。すなわち、前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
前記移動部材が、前記集塵パック収容部における前記電動送風機収容部の近傍に左右方向の前記軸にて枢着された前記一端としての下端と、前記軸を中心として前後方向に揺動可能な前記他端としての上端とを有し、
前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材の前記上端を前記前後方向に揺動させるよう構成されてもよい。
この構成によれば、集塵パックの口部と接続される前部の吸引口とは反対側の後部に移動部材が設けられるため、集塵パックを集塵パック収容部から取り出す際、集塵パックの後方に隙間が形成される。そのため、集塵パックの口部を後方へ引っ張って吸引口から外すタイプの掃除機本体に好適である。また、移動機構部を電動送風機収容部内に設けることができるため、筐体を大型化させることがなく好都合となる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 掃除機本体
10、110、310 筐体
11 電動送風機収容部
12 集塵パック収容部
13 上蓋部
14 吸引口
15 排気口
21、221 後方側板(移動部材)
30、130、230、330 移動機構部
43 電動送風機
131 押しボタン(オルタネイト動作方式)
221a 下端
221b 上端
222 軸
331 ソレノイド
P 集塵パック

Claims (13)

  1. 床面上を前後方向に走行可能な筐体を有する掃除機本体を備え、
    前記筐体は、電動送風機を収容する電動送風機収容部と、前記電動送風機収容部と連通して集塵パックを収容する集塵パック収容部と、前記集塵パック収容部を開閉する蓋部と、前記集塵パック収容部内に収容された集塵パック内に塵埃を含む空気を送り込む吸引口と、前記電動送風機収容部を通過した排気風を外部に排出する排気口とを有し、
    前記集塵パック収容部は、前記集塵パック収容部内に収容された前記集塵パックの外面と接触可能な移動部材を有し、
    前記筐体内に前記移動部材を移動させる移動機構部が設けられており、
    前記集塵パックを前記集塵パック収容室内から取り出す際に、前記移動機構部によって前記移動部材が前記集塵パックの外面から離れるように構成されたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記移動部材が、前記集塵パック収容部を構成する壁板と、前記壁板の前に設けられたリブとの少なくとも一方を含む請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記移動部材が、直線移動可能であり、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記直線移動に変換するよう構成された請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記移動部材が、直線移動可能であり、
    前記移動機構部が、オルタネイト動作方式の押しボタンを有し、前記押しボタンの押し動作を前記移動部材の前記直線移動に変換するよう構成された請求項2に記載の電気掃除機。
  5. 前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記押しボタンの押し動作に変換するよう構成された請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 前記移動部材が、軸にて枢着された一端と、前記軸を中心として揺動可能な他端とを有し、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記他端の揺動に変換するよう構成された請求項2に記載の電気掃除機。
  7. 前記移動部材が、直線移動可能に立設されており、
    前記移動機構部が、ソレノイドを有し、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材を前記直線移動させるよう構成された請求項2に記載の電気掃除機。
  8. 前記移動部材が、軸にて枢着された一端と、前記軸を中心として揺動可能な他端とを有し、
    前記移動機構部が、ソレノイドを有し、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材の前記他端を揺動させるよう構成された請求項2に記載の電気掃除機。
  9. 前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
    前記移動部材が、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記前後方向の直線移動に変換するよう構成された請求項3に記載の電気掃除機。
  10. 前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
    前記移動部材は、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
    前記移動機構部が、前記押しボタンの押し動作を前記移動部材の前記前後方向の直線移動に変換するよう構成された請求項4または5に記載の電気掃除機。
  11. 前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
    前記移動部材が、前記集塵パック収容部における前記電動送風機収容部の近傍に左右方向の前記軸にて枢着された前記一端としての下端と、前記軸を中心として前後方向に揺動可能な前記他端としての上端とを有し、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作を前記移動部材の前記上端の前記前後方向の揺動に変換するよう構成された請求項6に記載の電気掃除機。
  12. 前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
    前記移動部材が、前記電動送風機収容部の近傍に前後方向に直線移動可能に立設されており、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材を前記前後方向に直線移動させるよう構成された請求項7に記載の電気掃除機。
  13. 前記筐体において、前記電動送風機収容部は後部に設けられており、前記集塵パック収容部は前部に設けられており、前記蓋部は上部に設けられており、
    前記移動部材が、前記集塵パック収容部における前記電動送風機収容部の近傍に左右方向の前記軸にて枢着された前記一端としての下端と、前記軸を中心として前後方向に揺動可能な前記他端としての上端とを有し、
    前記移動機構部が、前記蓋部の開閉動作にて前記ソレノイドを電気的な制御で伸縮動作させて前記移動部材の前記上端を前記前後方向に揺動させるよう構成された請求項8に記載の電気掃除機。
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