JP2020156158A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサの放電要求後またはコンデンサの放電開始後の状況が変化しても、コンデンサを適切に放電させることが可能な電力変換装置を提供すること。【解決手段】車輪を回転させるモータを駆動するインバータと、前記インバータに並列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の経過時間と、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の前記コンデンサの電圧とに基づいて、複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法で前記コンデンサを放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でも前記コンデンサを放電させない状態とするのかを、前記コンデンサの電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、選択する制御回路とを備える、電力変換装置。【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
車両の衝突等の異常が発生した場合、インバータの直流入力部に並列に接続されるコンデンサを放電させる技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2012−120436号公報 特開2016−052139号公報
しかしながら、従来の技術では、コンデンサの放電要求後またはコンデンサの放電開始後の状況が変化すると、コンデンサを適切に放電させることが難しい場合がある。
そこで、本開示は、コンデンサの放電要求後またはコンデンサの放電開始後の状況が変化しても、コンデンサを適切に放電させることが可能な電力変換装置を提供する。
本開示は、
車輪を回転させるモータを駆動するインバータと、
前記インバータに並列に接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の経過時間と、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の前記コンデンサの電圧とに基づいて、複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法で前記コンデンサを放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でも前記コンデンサを放電させない状態とするのかを、前記コンデンサの電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、選択する制御回路とを備える、電力変換装置を提供する。
本開示の技術によれば、コンデンサの放電要求後またはコンデンサの放電開始後の状況が変化しても、コンデンサを適切に放電させることが可能な電力変換装置を提供できる。
一実施形態における電力変換装置の構成例を示す図である。 車両衝突後のコンデンサの電圧挙動を例示する図である。 特性2(放電開始前からモータの逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。 特性3(高圧バッテリの接続(投入)時の電圧挙動)を例示する図である。 特性4(急速放電回路30の故障時の電圧挙動)を例示する図である。 特性4(急速放電回路30の故障時の電圧挙動)を例示する図である。 特性5(高圧バッテリ61の再接続(再投入)時の電圧挙動)を例示する図である。 特性6(放電中にモータ60の逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。 特性6(放電中にモータ60の逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。 放電指令の受信時に電圧閾値と規定時間を設定するフローチャートである。 放電処理停止後又は開始処理後に電圧閾値と規定時間を設定するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。 コントローラによる放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。
以下、本開示に実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態における電力変換装置の構成例を示す図である。車両が通常の運転時に停車する場合、あるいは、車両の衝突や車載機器の故障等の異常が発生した場合、部品や乗員を高電圧から保護するため、電力変換装置100に搭載されたコンデンサ20の電荷を急速に放電することが求められる。急速放電することを妨げる要因として、急速放電回路30の故障や、モータ60の回転に伴うモータ60の逆起電圧によるコンデンサ20の充電などがある。
自動車の駆動に使用されるモータ60には、高効率な永久磁石モータを適用する場合がある。車両が衝突時に横転すると、モータ60は、車輪の回転に伴って惰性で回転を継続することが考えられる。永久磁石モータは、回転させられると、電圧を発生するため、電力変換装置100に搭載されたコンデンサ20を充電することになり、急速放電したくても急速放電できない状況が起こり得る。
また、急速放電回路30は、抵抗31とスイッチ32の直列回路を含む。抵抗31は、装置の小型化を目的に、コンデンサ20の蓄積エネルギーを消費するだけの耐量を持つものが選定される場合がある。急速放電回路30による急速放電は、高圧バッテリ61と電力変換装置100とを接続するコンタクタ63がオフになっている前提で実行される。しかしながら、車両の衝突や車載機器の故障時には、衝撃や故障の影響等によって、コンタクタ63がオフになっているとは限らない。したがって、コンタクタ63がオンになっている状態で、急速放電が実行されると、上述のように選定した抵抗31のエネルギー耐量を超えるエネルギーを抵抗31が消費することになるので、抵抗31の破損を招くおそれがある。
そこで、図1に示す電力変換装置100は、モータ60の回転状態と、コンデンサ20の急速放電を実現する複数の急速放電部のうち少なくとも一つの急速放電部の異常状態と、コンタクタ63のオン/オフ状態とを推定する推定部を備える。図1には、推定部の一例として、コントローラ44が示されている。コントローラ44は、これらの状態を、コンデンサ20の放電要求後又はコンデンサ20の放電開始後の経過時間と、コンデンサ20の放電要求後又はコンデンサ20の放電開始後のコンデンサ20の電圧とに基づいて推定する。以下、コンデンサ20の放電要求後又はコンデンサ20の放電開始後の経過時間を、"経過時間t"とも称し、コンデンサ20の放電要求後又はコンデンサ20の放電開始後のコンデンサ20の電圧を、"電圧Vc"と称することがある。なお、経過時間tの起点は、コンデンサ20の放電要求時又はその直後に設定されてもよいし、コンデンサ20の放電開始時又はその直後に設定されてもよい。
コントローラ44は、それらの状態の推定結果に応じて、複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法でコンデンサ20を放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でもコンデンサ20を放電させない状態とするのかを、コンデンサ20の電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、適宜選択する。例えば、コントローラ44は、モータ60が回転状態で且つコンタクタ63がオフ状態と推定した場合、インバータ10に含まれる上アーム又は下アームを構成する3つの半導体スイッチをオンさせた上で、急速放電回路30内のスイッチ32をオンさせる。これにより、コンデンサ20の放電要求後またはコンデンサの放電開始後の状況が変化しても、推定された各状態に応じた適切な放電制御方法でコンデンサ20を適切に放電させることができるので、車両の衝突時等において、部品や乗員を高電圧から適切に保護できる。
次に、電力変換装置100の構成について、より詳細に説明する。
電力変換装置100は、急速放電回路30が故障していたりコンデンサ20の電圧異常が検知されたりしても、車両の衝突時等に、インバータ10の直流入力部に並列に接続されるコンデンサ20に蓄電された電荷を速やかに放電する機能を有する。
電力変換装置100は、高圧バッテリ61の直流電力を交流電力に変換してモータ60に出力するインバータ10を備える。インバータ10は、車輪を回転させるモータ60を駆動する電力変換部である。インバータ10は、モータ60の相数が例えば3つの場合、半導体スイッチ11,12,13から構成される上アームと、半導体スイッチ14,15,16から構成される下アームとを有する。
電力変換装置100は、インバータ10の一対の直流入力端子間に接続される平滑用のコンデンサ20と、コンデンサ20に並列に接続される急速放電回路30と、コンデンサ20と並列に接続されている放電抵抗40とを備える。急速放電回路30は、コンデンサ20の電荷を急速に放電するための回路であり、抵抗31とスイッチ32との直列回路を含む。スイッチ32は、例えば、トランジスタである。放電抵抗40は、急速放電回路30の抵抗31よりも十分に大きな抵抗値を有する。
電力変換装置100は、モータ60に流れる電流(モータ電流)を計測するための電流センサ50と、インバータ10及び急速放電回路30を動作させるコントローラ44と、インバータ10内の半導体スイッチ11〜16を駆動するゲートドライバ42とを備える。また、電力変換装置100は、電流センサ50によって計測された各相のモータ電流の電流値を検出する電流検出回路41と、コンデンサ20の電圧を検出する電圧検出回路43とを備える。
コントローラ44は、ゲートドライバ42の動作を制御することにより、インバータ10内の半導体スイッチ11〜16のそれぞれを所望のオンオフ状態に制御する。コントローラ44は、例えば、プロセッサ44a、メモリ44b及びタイマ44cを有する。コントローラ44によって行われる各アプリケーション制御は、メモリ44bに格納されたプログラムによってプロセッサ44aが動作することにより実現される。コントローラ44は、経過時間tをタイマ44cによって計測する。
電力変換装置100は、低圧バッテリ62から供給される電力に基づいてコントローラ44を動作させる電力を生成するメイン電源回路46と、メイン電源回路46の故障等に備えるバックアップ用のサブ電源回路48とを有する。低圧バッテリ62は、電源電圧が高圧バッテリ61よりも低い、例えば12ボルト系の蓄電装置である。サブ電源回路48は、コンデンサ20に蓄えられたエネルギーを利用して、コントローラ44に供給可能な電力を生成する。電力変換装置100は、メイン電源回路46の故障や低圧バッテリ62の失陥等の制御電源の喪失時に、コントローラ44の電源をメイン電源回路46からサブ電源回路48に切り替えるため、監視回路49及び切替回路47を備える。切替回路47は、例えば、低圧バッテリ62に接続される給電線の断線による低圧バッテリ62の失陥が監視回路49により検知された場合、コントローラ44の電源をメイン電源回路46からサブ電源回路48に切り替える。これにより、車両の衝突時等に、低圧バッテリ62が失陥しても、コントローラ44によって制御される放電動作を継続できる。
コントローラ44は、外部の車両コントローラ64からCAN(Controller Area Network)等の通信回路45を介して放電指令(放電要求)を受信すると、コンデンサ20を急速放電させるための制御を開始する制御回路である。コントローラ44は、所定の規定時間と所定の電圧閾値とを用いて、複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法でコンデンサ20を放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でもコンデンサ20を放電させない状態とするのかを、コンデンサ20の電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、適宜選択する。
複数の放電制御方法は、それぞれ、対応する急速放電部を制御することによってコンデンサ20を急速放電させる方法である。複数の放電制御方法は、例えば、急速放電回路30の作動による第1の放電制御方法、インバータ10からモータ60に流す無効電流による第2の放電制御方法、インバータ10の上下アームの短絡による第3の放電制御方法とのうち、少なくとも一つを含む。
第1の放電制御方法は、スイッチ32と抵抗31とが直列に接続される急速放電回路30によってコンデンサ20を急速放電させる方法(以下、"第1の放電方法"とも称する)である。例えば、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧を電圧検出回路43により監視しながら、スイッチ32のオンオフを繰り返すことによって、急速放電を実行する。
第2の放電制御方法は、モータ60の通電によってコンデンサ20を急速放電させる方法(以下、"第2の放電方法"とも称する)である。例えば、コントローラ44は、車両コントローラ64からの放電指令を受信し、且つ、モータ60からの逆起電圧がないと判断した場合、電流検出回路41による検出結果に基づいて、モータ60にトルクを発生させないゼロトルク制御を行う。これにより、急速放電が実行される。コントローラ44は、半導体スイッチ11〜16をパルス幅変調で制御して、モータ60に無効電流を意図的に流す。これにより、モータ60内部の抵抗分でコンデンサ20に蓄積されたエネルギーが消費され、コンデンサ20の急速放電が実現する。
第3の放電制御方法は、インバータ10の上下アームの短絡によってコンデンサ20を急速放電させる方法(以下、"第3の放電方法"とも称する)である。例えば、コントローラ44は、U相,V相,W相と順番に、上下アームの短絡を繰り返すことによって、急速放電を実行する。より具体的には、コントローラ44は、U相において、上アームのオン固定で、短絡検知されないように下アームに断続パルスを印加してオン/オフを複数回実行する。その後、コントローラ44は、V相,W相においても、同様の制御を行い、コンデンサ20の電圧が規定電圧以下になるまで継続的に制御する。逆に、下アームがオン固定で、短絡検知されないように上アームに断続パルスが印加されてもよい。短絡検知とは、例えば、ゲートドライバ42に備えられる機能であり、ゲートドライバ42は、短絡が検知された相の上下アームをオフさせる。短絡が検知されるほどの長い時間、アームをオンさせないことによって、相応の短絡電流が流れることによる短絡故障の発生を防止できる。
電力変換装置100は、コンデンサ20を急速放電させる上述の第1〜第3の放電方法とは異なる第4の放電方法によってコンデンサ20を放電させる構成を有する。第4の放電方法は、放電抵抗40によってコンデンサ20を緩慢に常時放電させる方法である。なお、第4の放電方法は、放電抵抗40によるパッシブな放電方法であるので、コントローラ44が放電抵抗40に対して直接的な制御を施す方法ではない。
コントローラ44は、これらの4つの放電方法の中から、複数の電圧閾値と複数の規定時間とを用いて、少なくとも一つの放電方法を選択する。コントローラ44は、急速放電の実施に異常が検出されない場合、第1の放電方法を使ってコンデンサ20を急速放電させる。一方、コントローラ44は、何かしらの影響でコンデンサ20の電圧挙動が所定の規定時間及び所定の電圧閾値によって異常と判断すれば、第2〜第4の放電方法のうち少なくとも一つの放電方法を使ってコンデンサ20を放電させる。あるいは、コントローラ44は、何かしらの影響でコンデンサ20の電圧挙動が所定の規定時間及び所定の電圧閾値によって異常と判断すれば、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でもコンデンサ20を放電させない状態にしてもよい。
例えば、コントローラ44は、コンデンサ20の急速放電の開始時は第1の放電方法でコンデンサ20を急速放電させ、その後の時間経過とコンデンサ20の電圧挙動とに基づいて、第1〜第4の放電方法を選択する。コントローラ44は、モータ60に逆起電圧が発生している場合、第1の放電方法による急速放電とともにモータ60の線間短絡を実施することによって、モータ60からインバータ10を経由してコンデンサ20に流れる電流を遮断し、急速放電を促進できる。例えば、コントローラ44は、全相の上アーム又は下アームを全てオンすることによって、モータ60の線間を短絡させる。
図2は、車両衝突後のコンデンサ20の電圧挙動を例示する図である。以下の説明では、車両の衝突を契機としてコンデンサ20を放電する場合について例示する。衝突後、電力変換装置100の内部又は外部の影響で、コンデンサ20の電圧挙動が異なる。特性1〜6は、それぞれ、以下に示す時のコンデンサ20の電圧挙動を表す。
特性1:正常放電時
特性2:放電開始前からモータ60の逆起電圧が印加された時
特性3:高圧バッテリ61(コンタクタ63)のオン固着時(接続時)
特性4:急速放電回路30の故障時
特性5:放電中に高圧バッテリ61(コンタクタ63)が再接続した時
特性6:放電中にモータ60の逆起電圧が印加された時
次に、特性1〜6のそれぞれの電圧挙動が検知されたときの放電方法の移行について説明する。コントローラ44は、例えば、衝突発生後、インバータ10のゲートオフ状態のコンデンサ20の電圧挙動を、衝突発生時又は直後のコンデンサ20の電圧値(初期値)から監視して、放電方法を選択する。
コントローラ44は、車両コントローラ64からの放電指令を受信し、且つ、コンデンサ20の電圧が第1の電圧閾値V1を下回る場合、第1の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第1の放電指示(放電指示1)を行う。放電指示1によって急速放電回路30内のスイッチ32のオンオフが繰り返されるので、電力変換装置100に異常がなければ、急速放電回路30によってコンデンサ20は急速放電される(図2の特性1参照)。
図3は、特性2(放電開始前からモータ60の逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第1の電圧閾値V1を上回ることを検出すると、モータ60の逆起電圧によるコンデンサ20の電圧上昇と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、上アーム又は下アームの全相をオンすることによってモータ60の線間を短絡させる指示(線間短絡指示)を行うとともに、第1の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第1の放電指示(放電指示1)を行う。電力変換装置100に異常がなければ、急速放電回路30によってコンデンサ20は急速放電される(図3参照)。また、逆起電圧が生じても、モータ60の線間短絡が行われることにより、急速放電が促進する。第1の電圧閾値V1は、モータ60の逆起電圧による電圧上昇の判定値を表す。
特に、図3に示すように、コントローラ44は、外部からの放電指令を受けてから放電指示1を最初に行うまでにコンデンサ20の電圧が第1の電圧閾値V1を上回る場合、モータ60の線間を短絡させることが好ましい。これにより、放電開始前又は開始直後に、コンデンサ20の電圧が逆起電圧によって過度に上昇することを防止できる。
図4は、特性3(高圧バッテリ61の接続(投入)時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第1の規定時間ΔT1の経過時点T1で第1の電圧閾値V1と第2の電圧閾値V2との間にある場合、高圧バッテリ61が接続されている状態と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、インバータ10の上下アームを全てオフするとともに、急速放電回路30によってコンデンサ20が放電しないように放電指示1を停止する。放電指示1の停止により、急速放電回路30内のスイッチ32はオフ状態に固定されるので、高圧バッテリ61からの電流によって急速放電回路30が破損することを防止できる。
第1の規定時間ΔT1は、高圧バッテリ61の接続有無の判定値を表し、例えば、放電開始時点からの経過時間に対応する。第2の電圧閾値V2は、第1の電圧閾値V1よりも低く、高圧バッテリ61又はコンタクタ63のオン固着(接続)の判定値を表す。
図5は、特性4(急速放電回路30の故障時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、放電指示1を行った後、コンデンサ20の電圧が第2の規定時間ΔT2の経過時点T2で第2の電圧閾値V2と第3の電圧閾値V3との間にある場合、急速放電回路30の故障と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、実行中の放電指示1を中止し、第2の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第2の放電指示(放電指示2)を行う。これにより、急速放電回路30又は急速放電回路30の制御系統が故障していても、ゼロトルク制御によるモータ60の通電によってコンデンサ20は急速放電される(図5参照)。
第2の規定時間ΔT2は、急速放電回路30の動作判定値を表し、例えば、放電開始時点からの経過時間に対応する。第2の規定時間ΔT2は、第1の規定時間ΔT1よりも後の時刻までの時間である。第3の電圧閾値V3は、第2の電圧閾値V2よりも低く設定され、急速放電回路30の故障判定値を表す。
図6は、特性4(急速放電回路30の故障時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、放電指示2を行った後、コンデンサ20の電圧変化が所定の電圧低下率を下回らない場合、第2の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる制御が異常と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、実行中の放電指示2を中止し、第3の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第3の放電指示(放電指示3)を行う。これにより、第2の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる制御又はその制御を実現するためのハードウェアに異常があっても、上下アームの短絡によってコンデンサ20は急速放電される(図6参照)。
図7は、特性5(高圧バッテリ61の再接続(再投入)時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、放電指示1を行った後、コンデンサ20の電圧が第2の規定時間ΔT2の経過以後に第1の電圧閾値V1と第2の電圧閾値V2との間にある場合、高圧バッテリ61が一旦非接続になってから再接続されている状態と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、インバータ10の上下アームを全てオフするとともに、急速放電回路30によってコンデンサ20が放電しないように放電指示1を中止(停止)する。放電指示1の中止により、急速放電回路30内のスイッチ32はオフ状態に固定されるので、高圧バッテリ61からの電流によって急速放電回路30が破損することを防止できる。
図8は、特性6(放電中にモータ60の逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、第2の規定時間ΔT2の経過から第3の規定時間ΔT3の経過までにコンデンサ20の電圧が第4の電圧閾値V4を上回る場合、モータ60の逆起電圧によるコンデンサ20の電圧上昇と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、線間短絡指示、且つ、放電指示1を行う。これにより、放電指示1が行われた後にモータ60の逆起電圧が生じても、モータ60の線間短絡が行われることにより、急速放電が促進する。第4の電圧閾値V4は、高圧バッテリ61の再接続及びモータ60の逆起電圧による電圧上昇の判定値を表す。
第3の規定時間ΔT3は、放電終止電圧までに要する時間を表し、例えば、放電開始時点からの経過時間に対応する。第3の規定時間ΔT3は、第2の規定時間ΔT2よりも後の時刻までの時間である。第4の電圧閾値V4は、第3の電圧閾値V3よりも低く設定され、高圧バッテリ61又はコンタクタ63の再接続の判定値を表す。
図9は、特性6(放電中にモータ60の逆起電圧が印加された時の電圧挙動)を例示する図である。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第3の規定時間ΔT3の経過以後に第5の電圧閾値V5を上回る場合、モータ60の逆起電圧によるコンデンサ20の電圧上昇と判断(推定)する。この場合、コントローラ44は、線間短絡指示、且つ、放電指示1を行う。これにより、放電指示1が行われた後にモータ60の逆起電圧が生じても、モータ60の線間短絡が行われることにより、急速放電が促進する。第5の電圧閾値V5は、第4の電圧閾値V4よりも低く設定され、放電終止電圧の判定値を表す。
図10は、放電指令の受信時に電圧閾値と規定時間を設定するフローチャートである。コントローラ44は、車両コントローラ64から放電指令を受信すると(S11)、インバータ10の全相の上下アームをオフさせる全オフ指令信号を出力する(S13)。コントローラ44は、全オフ指令信号の出力状態で検出されるコンデンサ20の電圧値を電圧検出回路43から取得し(S15)、取得した電圧値を初期電圧として確定する(S17)。コントローラ44は、初期電圧に応じた電圧閾値V1〜V5を設定するとともに(S19)、初期電圧に応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S21)。コントローラ44は、それらの設定後、放電処理をスタートさせる(S23)。
図11は、放電処理停止後又は開始処理後に電圧閾値と規定時間を設定するフローチャートである。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧値を電圧検出回路43から取得し(S35)、取得した電圧値を初期電圧として確定する(S37)。コントローラ44は、初期電圧に応じた電圧閾値V1〜V5を設定するとともに(S39)、初期電圧に応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S41)。コントローラ44は、それらの設定後、放電処理を再スタートさせる(S43)。
図12〜19は、それぞれ、コントローラ44による放電指示方法の一部を例示するフローチャートである。
図12において、コントローラ44は、車両コントローラ64からの放電指令を受信する前は、自身の制御状態を、放電抵抗40によってコンデンサ20を放電させる第4の放電指示(放電指示4)の状態とする(S51,S53,S55)。これによって、急速放電回路30による急速放電は作動しない(S57)。コントローラ44は、車両コントローラ64からの放電指令を受信すると、急速放電回路30を作動させる前に、規定時刻間で電圧検出回路43により測定された電圧値に基づき(S59)、規定時間ΔT1〜ΔT3及び電圧閾値V1〜V5を設定する(S61)。コントローラ44は、規定時刻間のコンデンサ20の電圧値を取得する(S63)。コントローラ44は、急速放電回路30の作動前に電圧検出回路で測定した電圧値が第1の電圧閾値V1を上回る場合、モータ60の逆起電力(回生)による電圧上昇と判定する(S65、図14のP1)。
図14において、コントローラ44は、モータ60からの逆起電力を分離するように、全相の上アームをオンすることによって、モータ線間を三相短絡に制御する(S101)。コントローラ44は、規定時刻間のコンデンサ20の電圧値を取得し(S103)、取得電圧に応じた電圧変化値(電圧変化判定用閾値)を設定する(S105)。
コントローラ44は、コンデンサ20の電圧Vcの変化度合いが電圧変化値に対して小さい場合(S107No)、線間短絡が成功していると判断し、電圧Vcに応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S109)。一方、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧Vcの変化度合いが電圧変化値に対して大きい場合(S107Yes)、上アームによる線間短絡が成功していないと判断する。この場合、コントローラ44は、モータ60からの逆起電力を分離するように、全相の下アームをオンすることによって、モータ線間を三相短絡に制御し(S111)、規定時刻間のコンデンサ20の電圧値を取得する(S113)。
コントローラ44は、コンデンサ20の電圧Vcの変化度合いが電圧変化値に対して小さい場合(S115No)、線間短絡が成功していると判断し、電圧Vcに応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S109)。一方、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧Vcの変化度合いが電圧変化値に対して大きい場合(S115Yes)、インバータ10の回路故障と判定し(S117)、インバータ10による急速放電の停止を指令する(S119)。
コントローラ44は、S109の処理後、急速放電回路30のスイッチ32を通電してコンデンサ20を放電させる放電指示1を行う(図12のS67)。コントローラ44は、電圧検出回路43により測定されたコンデンサ20の電圧が、予め設定された第1の規定時間ΔT1の経過時点で第2の電圧閾値V2を下回る場合(S69,S71Yes)、放電指示1を継続する(図13のS81)。
一方、コントローラ44は、電圧検出回路43により測定されたコンデンサ20の電圧が、予め設定された第1の規定時間ΔT1の経過時点で第2の電圧閾値V2を上回る場合(S69,S71No)、高圧バッテリ61が接続されている状態と判定する(P2)。この場合、コントローラ44は、スイッチ32をオフにして急速放電回路30による放電が停止するように放電指示1を中止(停止)する(図15のS121)。
コントローラ44は、第2の電圧閾値V2を上回って放電指示1を停止した後(S121)、規定時刻間のコンデンサ20の電圧値を取得し(S123)、取得電圧に応じた電圧変化値(電圧変化判定用閾値)を設定する(S125)。
コントローラ44は、コンデンサ20の電圧Vcの変化度合いが電圧変化値に対して小さい場合(S127No)、高圧バッテリ61が接続していると判定し(S129)、急速放電を終了させる(S131)。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧を監視し(S133),規定時刻間の電圧低下を検知すると、放電処理を再実行させる(S135)。
一方、コントローラ44は、第2の電圧閾値V2を上回って放電指示1を停止した後(S121)、規定時刻間隔で電圧検出回路43により測定された電圧が第2の電圧閾値V2を下回る場合、高圧バッテリ61が未接続状態と判定する(S127Yes)。この場合、コントローラ44は、上述と同様に、図14に示す一連の処理を行った後、電圧Vcに応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S109)。コントローラ44は、S109の処理後、急速放電回路30のスイッチ32を通電してコンデンサ20を放電させる放電指示1を行う(図12のS67)。或いは、コントローラ44は、第2の電圧閾値V2を上回って放電指示1を停止した後(S121)、規定時刻間隔で電圧検出回路43により測定された電圧が第1の電圧閾値V1を上回る場合、モータ60の逆起電圧による電圧上昇と判定する(S127Yes)。この場合、コントローラ44は、上述と同様に、図14に示す一連の処理を行った後、電圧Vcに応じた規定時間ΔT1〜ΔT3を設定する(S109)。コントローラ44は、S109の処理後、急速放電回路30のスイッチ32を通電してコンデンサ20を放電させる放電指示1を行う(図12のS67)。
コントローラ44は、放電指示1を継続し(図13のS81)、電圧検出回路43により測定されたコンデンサ20の電圧が、予め設定された第2の規定時間ΔT2で第4の電圧閾値V4を下回る場合(S83,S85Yes)、放電指示1を継続する(S87)。一方、コントローラ44は、電圧検出回路43により測定されたコンデンサ20の電圧が、第4の電圧閾値V4を上回る場合、図16のP3の処理を行う。
コントローラ44は、第4の電圧閾値V4を上回った後(S85No,図16のP3)、規定時刻間のコンデンサ20の電圧値を取得し(S141)、取得電圧に応じた電圧変化値(電圧変化判定用閾値)を設定する(S143)。
コントローラ44は、電圧取得値が第2の電圧閾値V2と第3の電圧閾値V3との間にある場合(S145Yes,S147Yes)、急速放電回路30の故障と判定し(S149)、放電指示1を停止する(S151)。この場合、放電指示2の実行処理が行われる(P4)。一方、コントローラ44は、電圧取得値が第1の電圧閾値V1と第2の電圧閾値V2との間にある場合(S145No,S153No)、高圧バッテリ61の接続と判定する(P2)。他方、コントローラ44は、電圧取得値が第1の電圧閾値V1を上回る又は第3の電圧閾値V3を下回る場合、放電指示1を停止し(S155)、線間短絡指令を解除し(S157)、線間短絡指令の処理を実行する(P1)。
コントローラ44は、急速放電回路30の故障と判定し(S149)、放電指示1を停止した場合(S151)、放電指示2の実行処理が行われる(図17のP4)。
図17において、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧に応じた規定時間ΔTを設定し(S161)、第2の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第2の放電指示(放電指示2)を行う(S163)。コントローラ44は、第2の規定時間ΔT2の経過後(S165)、コンデンサ20の電圧が第4の電圧閾値V4を下回る場合、放電指示2を継続する一方(S169)、コンデンサ20の電圧が第4の電圧閾値V4を上回る場合、処理P5を行う。
図18において、コントローラ44は、放電指示2を中止(停止)し(S181)、規定時刻間のコンデンサ20の電圧を取得する(S183)。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第2の閾値電圧を上回る場合(S185Yes)、高圧バッテリ61が接続していると判定し(S187)、急速放電を終了させる(S189)。コントローラ44は、コンデンサ20の電圧を監視し(S191),規定時刻間の電圧低下を検知すると、放電処理を再実行させる(S193)。一方、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第2の閾値電圧を下回る場合(S185No)、モータ通電による急速放電が故障していると判定し(S195)、第3の放電指示のための処理を行う(P6)。
図19において、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧に応じた規定時間ΔTを設定し(S201)、第3の放電制御方法でコンデンサ20を放電させる第3の放電指示(放電指示3)を行う(S203)。
コントローラ44は、第2の規定時間ΔT2の経過以後に(S205)、コンデンサ20の電圧が第4の電圧閾値V4を下回る場合、放電指示3を継続する(S209)。コントローラ44は、放電指示3の継続後(S209)、第3の規定時間ΔT3の経過以後に(S211)、コンデンサ20の電圧が第5の電圧閾値V5を下回る場合(S213いぇs)、放電指示3を中止(停止)する(S215)。これにより、放電指示3による急速放電が終了する(S217)。
一方、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が第4の電圧閾値V4を上回る場合(S207No)、又は、コンデンサ20の電圧が第5の電圧閾値V5を上回る場合(S213No),放電指示3を停止する(S219)。コントローラ44は、放電抵抗40によってコンデンサ20を放電させる第4の放電指示(放電指示4)を行う(S221)。これによって、急速放電は作動しない(S223)。
図13にて、コントローラ44は、放電指示1を継続し(S87)、電圧検出回路43により測定されたコンデンサ20の電圧が、予め設定された第3の規定時間ΔT3で第5の電圧閾値V5を下回ると(S89,S91Yes)、放電指示1を停止する(S93)。これにより、急速放電回路30によってコンデンサ20は速やかに放電され、コンデンサ20をほとんど放電できる(S95)。コントローラ44は、制御電源がシャットダウンするまで、コンデンサ20の電圧を継続的に監視することが好ましい(S97)。一方、コントローラ44は、コンデンサ20の電圧が、予め設定された第3の規定時間ΔT3で第5の電圧閾値V5を上回る場合(S89,S91No)、図16のP3の処理を行う。
以上、電力変換装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、コンデンサ20の外部からの放電要求(例えば、車両コントローラ64からの放電指令)は、加速度センサ等により検知された車両の衝突をトリガに発生する場合に限られず、所定の放電要求条件が成立した場合に発生する。例えば、車両の停車がイグニッションスイッチのオフや車速センサ等により検知された場合、あるいは、車載機器の故障が故障信号により検知された場合に、コンデンサ20の放電要求が発生してもよい。
10 インバータ
20 コンデンサ
30 急速放電回路
40 放電抵抗
44 コントローラ
50 電流センサ
60 モータ
100 電力変換装置

Claims (11)

  1. 車輪を回転させるモータを駆動するインバータと、
    前記インバータに並列に接続されるコンデンサと、
    前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の経過時間と、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の前記コンデンサの電圧とに基づいて、複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法で前記コンデンサを放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でも前記コンデンサを放電させない状態とするのかを、前記コンデンサの電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、選択する制御回路とを備える、電力変換装置。
  2. 前記制御回路は、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の少なくとも一つの規定時間と、前記コンデンサの放電要求後または前記コンデンサの放電開始後の前記コンデンサの電圧と比較される複数の電圧閾値とを用いて、前記複数の放電制御方法のうち、少なくとも一つの放電制御方法で前記コンデンサを放電させるのか、実行中の放電制御方法を中止していずれの放電制御方法でも前記コンデンサを放電させない状態とするのかを、前記コンデンサの電圧があらかじめ設定した放電終止電圧に達するまでの間、選択する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 第2の電圧閾値は、第1の電圧閾値よりも低く、
    前記制御回路は、前記コンデンサの電圧が前記第1の電圧閾値を下回る場合、前記少なくとも一つの放電制御方法で前記コンデンサを放電させる放電指示を行い、前記コンデンサの電圧が第1の規定時間で前記第1の電圧閾値と前記第2の電圧閾値との間にある場合、前記放電指示を停止する、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記コンデンサに並列に接続される放電回路を備え、
    前記複数の放電制御方法は、前記放電回路によって前記コンデンサを放電させる第1の放電制御方法を含み、
    前記制御回路は、前記コンデンサの電圧が前記第1の電圧閾値を下回る場合、前記第1の放電制御方法で前記コンデンサを放電させる第1の放電指示を行い、前記コンデンサの電圧が前記第1の規定時間で前記第1の電圧閾値と前記第2の電圧閾値との間にある場合、前記第1の放電指示を停止する、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御回路は、前記コンデンサの電圧が前記第1の電圧閾値を上回る場合、前記モータの線間を短絡させ、且つ、前記第1の放電指示を行う、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御回路は、外部からの放電指令を受けてから前記第1の放電指示を最初に行うまでに前記コンデンサの電圧が前記第1の電圧閾値を上回る場合、前記モータの線間を短絡させる、請求項4又は5に記載の電力変換装置。
  7. 第2の規定時間は、前記第1の規定時間よりも後の時刻までの時間であり、
    第3の電圧閾値は、前記第2の電圧閾値よりも低く、
    前記複数の放電制御方法は、前記モータの通電によって前記コンデンサを放電させる第2の放電制御方法を含み、
    前記制御回路は、前記第1の放電指示を行った後、前記コンデンサの電圧が前記第2の規定時間で前記第2の電圧閾値と前記第3の電圧閾値との間にある場合、前記第2の放電制御方法で前記コンデンサを放電させる第2の放電指示を行う、請求項4から6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記複数の放電制御方法は、前記インバータの上下アームの短絡によって前記コンデンサを放電させる第3の放電制御方法を含み、
    前記制御回路は、前記第2の放電指示を行った後、前記コンデンサの電圧変化が所定の電圧低下率を下回らない場合、前記第3の放電制御方法で前記コンデンサを放電させる第3の放電指示を行う、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記制御回路は、前記第1の放電指示を行った後、前記コンデンサの電圧が前記第2の規定時間の経過以後に前記第1の電圧閾値と前記第2の電圧閾値との間にある場合、前記第1の放電指示を停止する、請求項7又は8に記載の電力変換装置。
  10. 第3の規定時間は、前記第2の規定時間よりも後の時刻までの時間であり、
    第4の電圧閾値は、前記第3の電圧閾値よりも低く、
    前記制御回路は、前記第2の規定時間の経過から前記第3の規定時間の経過までに前記コンデンサの電圧が前記第4の電圧閾値を上回る場合、前記モータの線間を短絡させ、且つ、前記第1の放電指示を行う、請求項7から9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 第5の電圧閾値は、前記第4の電圧閾値よりも低く、
    前記制御回路は、前記コンデンサの電圧が前記第3の規定時間で前記第5の電圧閾値を上回る場合、前記モータの線間を短絡させ、且つ、前記第1の放電指示を行う、請求項10に記載の電力変換装置。
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